JP2015063214A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気負荷の必要電流がDC/DCコンバータの最大電流を超えるような場合でも、バッテリから電気負荷への電力供給量を低減する。【解決手段】車両の制御装置は、DC/DCコンバータ3に対してキャパシタ2と反対側に設けられている電気負荷8に電力を供給する際に、キャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧とが等しくない場合には、DC/DCコンバータ3を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給するように制御し、キャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧とが等しくなると、リレー7によってバッテリ1とキャパシタ2の間を電気的に接続して、リレー7を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給するように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制御装置に関する。
従来、蓄電手段としてバッテリとキャパシタを備え、車両の回生制動時に、オルタネータの回生運転によって発電された電力をキャパシタに充電し、キャパシタの充電電力を、DC/DCコンバータを介して電気負荷に供給するシステムが知られている(非特許文献1参照)。
マツダ技報No.30(2012)、37−42頁、「減速エネルギ回生システム"i−ELOOP"の開発」
ところで、DC/DCコンバータは、出力可能な最大電流が大きいものほど高価になる。非特許文献1に記載のシステムでは、コストを考慮してDC/DCコンバータの規格を決定しているため、車両の運転状態によっては、電気負荷が必要とする電流がDC/DCコンバータの最大電流を超えてしまう場合がある。この場合、電気負荷への電力供給を、DC/DCコンバータを介してキャパシタからのみ行うと不足してしまうため、不足分はバッテリから供給するが、このような状態が続くと、バッテリの電圧が低下し続けるという問題が発生する。
本発明は、電気負荷の必要電流がDC/DCコンバータの最大電流を超えるような場合でも、バッテリから電気負荷への電力供給量を低減する技術を提供することを目的とする。
本発明による車両の制御装置は、充放電が可能なバッテリと、充放電が可能なキャパシタと、バッテリおよびキャパシタの間に設けられ、バッテリおよびキャパシタの間で電圧の調整を行う電圧調整手段と、電圧調整手段と並列に設けられ、バッテリおよびキャパシタの間を電気的に接続可能な接続手段と、電圧調整手段に対してキャパシタと反対側に設けられている電気負荷と、制御手段とを備える。制御手段は、電気負荷に電力を供給する際に、キャパシタの電圧とバッテリの電圧とが等しくない場合には、電圧調整手段を介してキャパシタから電気負荷に電力を供給するように制御し、キャパシタの電圧とバッテリの電圧とが等しくなると、接続手段によってバッテリおよびキャパシタの間を電気的に接続して、接続手段を介してキャパシタから電気負荷に電力を供給するように制御する。
本発明によれば、キャパシタの電圧とバッテリの電圧とが等しくなると、接続手段によってバッテリおよびキャパシタの間を電気的に接続するので、電気負荷の必要電流が電圧調整手段の最大電流より大きくても、電気負荷の必要電流を、接続手段を介してキャパシタから供給することができる。これにより、電気負荷の必要電流の全てをキャパシタから供給することができるので、バッテリから電気負荷に電力を供給する必要がなく、バッテリから電気負荷に電力を供給し続けることによってバッテリの電圧が低下し続けるのを防ぐことができる。
図1は、第1の実施形態における車両の制御装置の主要構成部分を示す図である。 図2は、第1の実施形態における車両の制御装置によって行われる電気負荷への電力供給制御の流れを示すフローチャートである 図3は、オルタネータの発電電圧の上限値および下限値の設定方法を示すフローチャートである。 図4は、第2の実施形態における車両の制御装置によって行われる電気負荷への電力供給制御の流れを示すフローチャートである。 図5は、第3の実施形態における車両の制御装置によって行われる電気負荷への電力供給制御の流れを示すフローチャートである。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態における車両の制御装置の主要構成部分を示す図である。本実施形態における車両の制御装置は、走行駆動源としてエンジンを搭載するエンジン車、走行駆動源としてエンジンおよびモータジェネレータを備えるハイブリッド車、走行駆動源としてモータジェネレータを備える電気自動車などの車両に搭載される。
第1の実施形態における車両の制御装置は、バッテリ1と、キャパシタ2と、DC/DCコンバータ3と、コントローラ5と、リレー7と、電気負荷8とを備える。
バッテリ1は、例えば、鉛酸バッテリであり、スタータモータ6および/または電気負荷8に電力を供給する。
キャパシタ2は、例えば、電気二重層キャパシタである。キャパシタ2は、バッテリ1に比べて、充放電による劣化が少なく、短時間で充放電を行うことができるという特徴がある。車両の回生制動時等において、オルタネータ6の回生運転によって発電された電力は、キャパシタ2に充電される。キャパシタ2の電力は、電気負荷8やスタータモータ6、バッテリ1に供給可能である。なお、車両の回生制動時とは、ドライバによるブレーキ操作が行われた時や、車両の走行中に、ドライバがアクセルペダルを離して減速する時などが含まれる。
スタータモータ6は、供給された電力によって回転駆動して、クランクシャフトを回転させて、エンジンを始動させる。
バッテリ1とキャパシタ2との間には、DC/DCコンバータ3が設けられている。DC/DCコンバータ3は、キャパシタ2からスタータモータ6や電気負荷8、バッテリ1に電力を供給する際に、電圧を調整する。DC/DCコンバータ3の制御は、後述するコントローラ5によって行われる。
DC/DCコンバータ3は、また、バッテリ1とキャパシタ2との間を電気的に断続可能であり、例えば、図示しないイグニッションスイッチのオフ後には、バッテリ1とキャパシタ2との間を電気的に切断する。これは、イグニッションスイッチのオフ後にバッテリ1とキャパシタ2との間を電気的に接続していると、バッテリ1からキャパシタ2に電力が供給され続けることになり、また、キャパシタ2の自己放電によって、キャパシタ2およびバッテリ1の双方の電力が失われるからである。
リレー7は、DC/DCコンバータ3と並列に設けられ、DC/DCコンバータ3を介することなく、バッテリ1とキャパシタ2との間を電気的に接続可能である。リレー7のオン/オフは、後述するコントローラ5によって制御され、リレー7がオンすると、キャパシタ2からリレー7を介して電気負荷8に電力を供給することができる。この場合には、DC/DCコンバータ3が出力可能な最大電流より大きい電流をキャパシタ2から電気負荷8に供給することができる。
電圧センサ9は、キャパシタ2の電圧VIを検出し、電圧センサ10は、バッテリ1の電圧VIIを検出する。
コントローラ5は、車両全体の制御を行う。特に、コントローラ5は、電気負荷8に電力を供給するために、後述する制御を行う。
図2は、第1の実施形態における車両の制御装置によって行われる電気負荷8への電力供給制御の流れを示すフローチャートである。車両が起動すると、コントローラ5は、ステップS1の処理を開始する。
ステップS1では、電気負荷8の必要電流がDC/DCコンバータ3の最大電流より大きいか否かを判定する。コントローラ5は、エアコンの運転状態や、ライトの使用状態などに応じて、電気負荷8の必要電流を把握することができる。また、DC/DCコンバータ3が出力可能な最大電流は、予め決まっている。電気負荷8の必要電流がDC/DCコンバータ3の最大電流より大きいと判定すると、ステップS2に進む。
ステップS2では、電圧センサ9によって検出されるキャパシタ2の電圧VIが電圧センサ10によって検出されるバッテリ1の電圧VIIと等しいか否かを判定する。キャパシタ2の電圧VIとバッテリ1の電圧VIIが等しいと判定するとステップS3に進み、等しくないと判定するとステップS4に進む。
ステップS3では、リレー7をオンにする。また、DC/DCコンバータ3の目標出力電圧をゼロとする。これにより、電気負荷8には、キャパシタ2からリレー7を介して電力が供給される。この場合、キャパシタ2の電力は、DC/DCコンバータ3を介さずに電気負荷8に供給されるので、電気負荷8の必要電流がDC/DCコンバータ3の最大電流より大きくても、電気負荷8の必要電流を、リレー7を介してキャパシタ2から供給することができる。すなわち、電気負荷8の必要電流の全てをキャパシタ2から供給することができるので、バッテリ1から電気負荷8に電力を供給する必要がない。
また、オルタネータ4が回生運転を行っている場合には、オルタネータ4からリレー7を介して電気負荷8に電力が供給される。この場合のオルタネータ4の発電電圧の上限値および下限値は、後述する方法により決定する。
ステップS4では、キャパシタ2の電圧VIとバッテリ1の電圧VIIが異なるため、キャパシタ2と電気負荷8との間を接続する手段として、DC/DCコンバータ3を選択する。これは、キャパシタ2の電圧VIがバッテリ1の電圧VIIより高い状態でリレー7をオンにすると、キャパシタ2から大電流が電気負荷8に流れて、電気負荷8の状態が不安定になる可能性があり、バッテリ1の電圧VIIがキャパシタ2の電圧VIより高い状態でリレー7をオンにすると、バッテリ1の電圧が一瞬大きく低下する瞬低が生じる可能性があるからである。
一方、ステップS1において、電気負荷8の必要電流がDC/DCコンバータ3の最大電流以下であると判定すると、ステップS5に進む。ステップS5では、キャパシタ2と電気負荷8との間を接続する手段として、DC/DCコンバータ3を選択する。すなわち、DC/DCコンバータ3を介してキャパシタ2の電力を電気負荷8に供給するように、DC/DCコンバータ3の目標出力電圧を設定する。
図3は、オルタネータ4の発電電圧の上限値および下限値の設定方法を示すフローチャートである。
ステップS31では、リレー7がオンであるか否かを判定する。リレー7がオンであると判定すると、ステップS32に進む。
ステップS32では、オルタネータ4の発電電圧上限値を決定する。具体的には、バッテリ1の電圧上限値と、使用している電気負荷8の電圧上限値とを比較して、値が小さい方をオルタネータ4の発電電圧上限値とする。バッテリ1の電圧上限値は、バッテリ1の仕様によって決まる値である。リレー7のオン時には、電気負荷側に大電流が供給されるが、上記方法によってオルタネータ4の発電電圧上限値を決定することにより、バッテリ1の耐久性を損なうことなく、かつ、電気負荷8に不必要な大電流が流れて電気負荷8の機能や性能に影響が及ぶのを防ぐことができる。
ステップS33では、オルタネータ4の発電電圧下限値を決定する。具体的には、バッテリ1の電圧下限値と、使用している電気負荷8の電圧下限値とを比較して、値が大きい方をオルタネータ4の発電電圧下限値とする。バッテリ1の電圧下限値は、バッテリ1の仕様によって決まる値である。これにより、バッテリ1の耐久性、および電気負荷8の機能や性能に影響が及ぶのを防ぐことができる。
一方、ステップS31において、リレー7がオフであると判定すると、ステップS34に進む。ステップS34では、オルタネータ4の発電電圧上限値を決定する。具体的には、DC/DCコンバータ3の入力電圧上限値と、キャパシタ2の電圧上限値とを比較して、値が小さい方をオルタネータ4の発電電圧上限値とする。DC/DCコンバータ3の入力電圧上限値は、DC/DCコンバータ3の仕様によって決まる値であり、キャパシタ2の電圧上限値は、キャパシタ2の仕様によって決まる値である。
ステップS35では、オルタネータ4の発電電圧下限値を決定する。具体的には、DC/DCコンバータ3の入力電圧下限値と、キャパシタ2の電圧下限値とを比較して、値が大きい方をオルタネータ4の発電電圧下限値とする。DC/DCコンバータ3の入力電圧下限値は、DC/DCコンバータ3の仕様によって決まる値であり、キャパシタ2の電圧下限値は、キャパシタ2の仕様によって決まる値である。
以上、第1の実施形態における車両の制御装置によれば、電気負荷8に電力を供給する際に、キャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧とが等しくない場合には、DC/DCコンバータ3を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給するように制御し、キャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧とが等しくなると、リレー7によってバッテリ1およびキャパシタ2の間を電気的に接続して、リレー7を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給するように制御する。キャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧が等しくなると、リレー7を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給するので、電気負荷8の必要電流がDC/DCコンバータ3の最大電流より大きくても、電気負荷8の必要電流を、リレー7を介してキャパシタ2から供給することができる。すなわち、電気負荷8の必要電流の全てをキャパシタ2から供給することができるので、バッテリ1から電気負荷8に電力を供給する必要がなく、バッテリ1から電気負荷8に電力を供給し続けることによってバッテリ1の電圧が低下し続けるのを防ぐことができる。
また、リレー7を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給する場合、オルタネータ4の発電電圧の上限値は、バッテリ1の電圧上限値、および使用している電気負荷8の電圧上限値のうちの小さい方の値であり、オルタネータ4の発電電圧の下限値は、バッテリ1の電圧下限値、および使用している電気負荷8の電圧下限値のうちの大きい方の値である。これにより、リレー7を介して電気負荷8に大電流を供給するような状況でも、バッテリ1の耐久性を損なうことなく、かつ、電気負荷8の機能や性能に影響が及ぶのを防ぐことができる。
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態における車両の制御装置によって行われる電気負荷8への電力供給制御の流れを示すフローチャートである。図2に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップには、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
ステップS2の判定を否定した後に進むステップS11では、電圧センサ9によって検出されるキャパシタ2の電圧VIが電圧センサ10によって検出されるバッテリ1の電圧VIIより高いか否かを判定する。キャパシタ2の電圧VIがバッテリ1の電圧VIIより高いと判定するとステップS12に進む。
ステップS12では、キャパシタ2と電気負荷8との間を接続する手段として、DC/DCコンバータ3を選択する。これは、キャパシタ2の電圧VIがバッテリ1の電圧VIIより高い状態でリレー7をオンにすると、キャパシタ2から大電流が電気負荷8に流れて、電気負荷8の状態が不安定になる可能性があるからである。
ステップS13では、DC/DCコンバータ3を介してキャパシタ2の電力を電気負荷8に供給するように、DC/DCコンバータ3の目標出力電圧を設定する。これにより、キャパシタ2の電力がDC/DCコンバータ3を介して電気負荷8に供給される。しかし、電気負荷8の必要電流がDC/DCコンバータ3の最大電流より大きいため、DC/DCコンバータ3を介してキャパシタ2の電力を電気負荷8に供給するだけでは、電気負荷8の必要電流を供給することができない。従って、電気負荷8の必要電流のうち、キャパシタ2からの電流だけでは不足する分を、バッテリ1から供給する。この後、キャパシタ2の電圧が低下してバッテリ1の電圧と等しくなると、リレー7をオンして、キャパシタ2から電気負荷8に電力を供給する。
一方、ステップS11でキャパシタ2の電圧VIがバッテリ1の電圧VIIより低いと判定すると、ステップS14に進む。ステップS14では、キャパシタ2と電気負荷8との間を接続する手段として、DC/DCコンバータ3を選択する。これは、バッテリ1の電圧VIIがキャパシタ2の電圧VIより高い状態でリレー7をオンにすると、バッテリ1の電圧が一瞬大きく低下する瞬低が生じる可能性があるからである。
以上、第2の実施形態における車両の制御装置によれば、キャパシタ2の電圧がバッテリ1の電圧より高い間は、DC/DCコンバータ3を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給するように制御し、キャパシタ2の電圧が低下してキャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧とが等しくなると、リレー7によってバッテリ1およびキャパシタ2の間を電気的に接続して、リレー7を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給するように制御する。キャパシタ2の電圧VIがバッテリ1の電圧VIIより高い状態でリレー7をオンにすると、キャパシタ2から大電流が電気負荷8に流れて、電気負荷8の状態が不安定になる可能性があるが、DC/DCコンバータ3を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給することにより、上述したような問題が生じることはない。また、キャパシタ2の電圧が低下してキャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧とが等しくなると、リレー7によってバッテリ1およびキャパシタ2の間を電気的に接続するので、電気負荷8の必要電流の全てをリレー7を介してキャパシタ2から供給することができる。これにより、バッテリ1から電気負荷8に電力を供給する必要がなく、バッテリ1から電気負荷8に電力を供給し続けることによってバッテリ1の電圧が低下し続けるのを防ぐことができる。
<第3の実施形態>
図5は、第3の実施形態における車両の制御装置によって行われる電気負荷8への電力供給制御の流れを示すフローチャートである。図4に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップには、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
ステップS11でキャパシタ2の電圧VIがバッテリ1の電圧VIIより低いと判定すると、ステップS14に進み、キャパシタ2と電気負荷8との間を接続する手段として、DC/DCコンバータ3を選択する。これは、バッテリ1の電圧VIIがキャパシタ2の電圧VIより高い状態でリレー7をオンにすると、バッテリ1の電圧が一瞬大きく低下する瞬低が生じる可能性があるからである。
ステップS14に続くステップS21では、オルタネータ4の発電電力を用いてキャパシタ2の充電を行う。具体的には、オルタネータ4の目標発電電圧を、電圧センサ9によって検出されるキャパシタ2の電圧より高くする。これにより、オルタネータ4の発電電力は、キャパシタ2に供給されるとともに、DC/DCコンバータ3を介して電気負荷8に供給される。この後、充電によってキャパシタ2の電圧が上昇して、バッテリ1の電圧と等しくなると、リレー7をオンして、キャパシタ2から電気負荷8に電力を供給する。
以上、第3の実施形態における車両の制御装置によれば、キャパシタ2の電圧がバッテリ1の電圧より低い間は、オルタネータ4によって発電された電力を、DC/DCコンバータ3を介して電気負荷8に供給するとともにキャパシタ2に供給し、キャパシタ2の電圧が上昇してキャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧とが等しくなると、リレー7によってバッテリ1およびキャパシタ2の間を電気的に接続して、リレー7を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給するように制御する。バッテリ1の電圧VIIがキャパシタ2の電圧VIより高い状態でリレー7をオンにすると、バッテリ1の電圧が一瞬大きく低下する瞬低が生じて、コントローラ5に十分な電力が供給されなくなる可能性があるが、DC/DCコンバータ3を介してキャパシタ2から電気負荷8に電力を供給することにより、上述したような問題が生じることはない。また、キャパシタ2の電圧が上昇してキャパシタ2の電圧とバッテリ1の電圧とが等しくなると、リレー7によってバッテリ1およびキャパシタ2の間を電気的に接続するので、電気負荷8の必要電流の全てをリレー7を介してキャパシタ2から供給することができる。これにより、バッテリ1から電気負荷8に電力を供給する必要がなく、バッテリ1から電気負荷8に電力を供給し続けることによってバッテリ1の電圧が低下し続けるのを防ぐことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはない。例えば、発電を行うオルタネータは、エンジン始動時にスタータモータとしての機能を有するものであってもよい。また、発電を行う手段は、オルタネータに限定されず、電力供給時にモータとして機能し、回生運転時にジェネレータとして機能するモータジェネレータでもよい。
バッテリ1の一例として鉛酸バッテリを挙げたが、鉛酸バッテリに限定されることはない。同様に、キャパシタ2の一例として電気二重層キャパシタを挙げたが、電気二重層キャパシタに限定されることはない。
1…バッテリ
2…キャパシタ
3…DC/DCコンバータ(電圧調整手段)
4…オルタネータ(発電手段)
5…コントローラ(制御手段)
7…リレー(接続手段)
8…電気負荷

Claims (4)

  1. 充放電が可能なバッテリと、
    充放電が可能なキャパシタと、
    前記バッテリおよび前記キャパシタの間に設けられ、前記バッテリおよび前記キャパシタの間で電圧の調整を行う電圧調整手段と、
    前記電圧調整手段と並列に設けられ、前記バッテリおよび前記キャパシタの間を電気的に接続可能な接続手段と、
    前記電圧調整手段に対して前記キャパシタと反対側に設けられている電気負荷と、
    前記電気負荷に電力を供給する際に、前記キャパシタの電圧と前記バッテリの電圧とが等しくない場合には、前記電圧調整手段を介して前記キャパシタから前記電気負荷に電力を供給するように制御し、前記キャパシタの電圧と前記バッテリの電圧とが等しくなると、前記接続手段によって前記バッテリおよび前記キャパシタの間を電気的に接続して、前記接続手段を介して前記キャパシタから前記電気負荷に電力を供給するように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記キャパシタの電圧が前記バッテリの電圧より高い間は、前記電圧調整手段を介して前記キャパシタから前記電気負荷に電力を供給するように制御し、前記キャパシタの電圧が低下して前記キャパシタの電圧と前記バッテリの電圧とが等しくなると、前記接続手段によって前記バッテリおよび前記キャパシタの間を電気的に接続して、前記接続手段を介して前記キャパシタから前記電気負荷に電力を供給するように制御することを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両の制御装置において、
    回生運転によって発電可能な発電手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記キャパシタの電圧が前記バッテリの電圧より低い間は、前記発電手段によって発電された電力を、前記電圧調整手段を介して前記電気負荷に供給するとともに前記キャパシタに供給し、前記キャパシタの電圧が上昇して前記キャパシタの電圧と前記バッテリの電圧とが等しくなると、前記接続手段によって前記バッテリおよび前記キャパシタの間を電気的に接続して、前記接続手段を介して前記キャパシタから前記電気負荷に電力を供給するように制御することを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両の制御装置において、
    前記接続手段を介して前記キャパシタから前記電気負荷に電力を供給する場合、前記発電手段の発電電圧の上限値は、前記バッテリの電圧上限値、および使用している電気負荷の電圧上限値のうちの小さい方の値であり、前記発電手段の発電電圧の下限値は、前記バッテリの電圧下限値、および使用している電気負荷の電圧下限値のうちの大きい方の値であることを特徴とする車両の制御装置。
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