JP2015062557A - 入浴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 求める入浴効果を効果的に、安定的に、かつ安全に誘導することができる入浴装置を提供する【解決手段】 本発明の入浴装置は、浴槽1と、浴槽1に湯を供給する給湯器21と給湯器21の湯温を調節する給湯器制御部22とを備え、浴槽1の湯温を36℃〜38℃に保持する給湯装置と、入浴前の入浴者4の身体組成判定指標および生理状態判定指標を取得する取得部31と、入浴者4の身体の何れかの部位を加温および/または冷却する温冷部32と、取得部31が取得した身体組成判定指標および生理状態判定指標に基づいて温冷部32の温度を制御する温冷制御部33と、を備える温冷装置と、を有することを特徴と有する。【選択図】図1

Description

本発明は入浴装置に関し、特に身体への負担が少ない入浴方法に関する。
リラックスや肩こり緩和などを期待して、入浴したり、身体の何れかの部位を加温したりすることがある。特許文献1には、湯温が33℃〜45℃の湯に身体の一部または全部を浸漬した状態で、身体の局所を湯温よりも1℃以上高い温度(37℃〜55℃)で温熱処理し、局所およびその周辺部を温める温熱方法が記載されている。温熱処理は、化学反応熱や電気ヒータを利用した発熱体を身体に接触させる方法や、浴槽壁部を加熱する方法などが挙げられている。特許文献2には、入浴効果や安全性を向上させるために、入浴前の入浴者の核心温と入浴環境データ(入浴時間、湯温や浴室温度など)とから現在の入浴者の核心温を推定し、出浴のタイミングを提示するシステムが開示されている。
しかし、特許文献1の方法では、湯温と局所を温めるための温度とを入浴者が設定することになり、それらの温度が低すぎたり、高すぎたり、湯温と局所を温めるための温度との差が大きすぎたりすることが起こりうる。温度に対する生理反応と心理反応は常に一致するものではないため、快適だと感じる温度であっても身体的には負担が大きかったり、求めた効果が得られなかったりする場合がある。また、入浴者が入浴のたびに温度を設定したり、入浴しながら温度を調節したりするのは、作業的負担が大きい。例え、毎回設定しなかったとしても、同じ設定で季節や居住する室温、入浴者の活動状態や体調などの変化によって、求める効果を導きだせるとは限らない。そして、特許文献2のシステムは、入浴中の高体温は予防できるものの、入浴者が高い湯温に入浴開始時に入浴すれば身体的負担は大きく、入浴効果と安全性の両立が難しい場合がある。
特開平11−318964号公報 特許第4522755号公報
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、求める入浴効果を効果的に、かつ安定的に誘導することができる入浴装置を提供することを解決すべき課題とする。
(1)上記課題を解決するための発明の構成上の特徴は、浴槽と、
前記浴槽に湯を供給する給湯器と前記給湯器の湯温を調節する給湯器制御部とを備え、前記浴槽の湯温を36℃〜38℃に保持する給湯装置と、
入浴前の入浴者の身体組成判定指標および生理状態判定指標を取得する取得部と、前記入浴者の身体の何れかの部位を加温および/または冷却する温冷部と、前記取得部が取得した前記身体組成判定指標および前記生理状態判定指標に基づいて前記温冷部の温度を制御する温冷制御部と、を備える温冷装置と、
を有することである。
上記(1)の発明は以下に記す(2)〜(4)の構成のうちの1つ以上を任意に加えて採用できる。
(2)前記温冷制御部は、前記身体組成判定指標および生理状態判定指標の組み合わせで前記身体の何れかの部位のうちどの部位をどのように温冷するのかなどの情報が予め記憶されているデータベースを備えている。
(3)前記データベースは、
前記身体の何れかの部位のうち背部を一定時間、前記湯温よりも高い温度で加温する第1制御則と、
前記身体の何れかの部位のうち背部および臀部の何れか一方若しくは両方を一定時間、前記湯温よりも高い温度で加温する第2制御則と、
前記身体の何れかの部位のうち足底部および頚部の何れか一方若しくは両方を一定時間、前記湯温よりも高い温度で加温する第3制御則と、
が記憶されている。
(4)前記身体組成判定指標は、体重/身長、体脂肪率、および皮下脂肪厚指数のうち少なくとも一つであり、
前記生理状態判定指標は、背部の皮膚温度、耳朶の皮膚温度、および心拍数のうち少なくとも一つである。
(1)の発明においては、入浴者の入浴前の状態(身体組成判定指標および生理状態判定指標)に基づいて、入浴者の身体の何れかの部位を温冷部で加温および/または冷却するため、温冷部の温度が高温すぎたり、低温すぎたりしない。温冷部により身体の何れかの部位を加温または冷却(温冷)することで、温冷されていない部位との温度差でその部位が効率的に暖まったり血流がよくなったり、全身は暖まり過ぎずに温冷された部位の効果(筋肉緩和、暖まり感)が得られたり、短時間の入浴で全身が暖まったと感じたりする。特に、入浴者の入浴前の状態(身体組成判定指標および生理状態判定指標)に合わせることで、求める入浴による効果がより向上し、かつ安定的に誘導することができる。更に、36℃〜38℃という比較的低い湯温下で身体の何れかの部位を加温および/または冷却するため、ヒートショックなどの身体的負担の発生を大幅に軽減できる。よって、(1)の発明によれば、求める入浴効果を効果的に、安定的に、かつ安全に誘導することができる入浴装置を提供することができる。
(2)の発明においては、温冷制御部が、身体組成判定指標および生理状態判定指標の組み合わせで身体の何れかの部位のうちどの部位をどのように温冷するのかなどの情報が予め記憶されているデータベースを備えているため、毎回計算する時間を省略できる。また、計算式を作成する必要がないため、情報の修正や求める入浴効果の追加が容易である。
(3)の発明においては、身体の何れの部位をどれくらいどのように温冷すればいいのか、求める効果毎に制御則として記憶されているため、入浴者は制御則を選択することで求める効果の入浴をすることができる。
(4)体重(kg)/身長(m)および体脂肪率は市販されている体組成計などで測定することができ、皮下脂肪厚指数も皮下脂肪厚に基づいて求めることができる。また、皮膚温度および心拍数も容易に測定することができる。そして、それらの情報を用いることで、体格や体型、入浴前の状態に合わせて入浴を行うことができるため、求める入浴効果をより効果的に安定的に得ることができる。
実施形態の入浴装置の構成図である。 実施形態の入浴装置の入浴条件設定器(取得部)の構成図である。 実施形態の入浴装置の温冷装置のデータベースに記憶されている第1制御則の説明図である。 実施形態の入浴装置の温冷装置のデータベースに記憶されている第2制御則の説明図である。 実施形態の入浴装置の温冷装置のデータベースに記憶されている第3制御則の説明図である。 実施形態の入浴装置の第1制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「肩筋硬度変化率」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第1制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「全身温冷感」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第1制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「心拍数」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第1制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「深部体温(耳内温)」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第1制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「温熱的快適感」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の温冷部による温冷があるが、データベースに記憶されていない入浴条件の実施の結果の「肩筋硬度変化率」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第2制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「全身温冷感」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第2制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「心拍数」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第2制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「深部体温(耳内温)」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第2制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「温熱的快適感」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の温冷部による温冷があるが、データベースに記憶されていない入浴条件の実施の結果の「全身温冷感」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第3制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「全身温冷感」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第3制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「心拍数」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第3制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「深部体温(耳内温)」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の第3制御則による全ての入浴条件の実施の結果のうち「温熱的快適感」についてのグラフをまとめた説明図である。 実施形態の入浴装置の温冷部による温冷があるが、データベースに記憶されていない入浴条件の実施の結果の「全身温冷感」についてのグラフをまとめた説明図である。
(実施形態)
本発明の代表的な実施形態を図1〜図21を参照して説明する。本実施形態に係る入浴装置は、図1に示されるように、浴槽1と、給湯装置(21,22)と、温冷装置(31〜34)とを有する。浴槽1は、浴室(図示略)に設置されており、給湯装置の給湯器21から湯が供給され、供給された湯を溜めておくことができる。給湯装置は、給湯器21と給湯器制御部22とを備え、給湯器制御装置22は後述する温冷装置の温冷制御部33からの指示に従い、浴槽1に給湯する湯の温度、給湯する湯の量、給湯された湯の温度の制御を行う。給湯器制御部22は、温冷制御部33と必ずしも連動する必要はなく、少なくとも浴槽1に供給する湯の温度を制御することができるのが望ましく、給湯する湯を自動で止めたり、給湯された湯の温度を一定に制御したりする機能も必ずしも必須ではない。
温冷装置は、入浴条件設定器(取得部)31と、温冷部32と、温冷制御部33とを備える。入浴条件設定器31は脱衣室などに設置され、図2に示すように、入浴前の入浴者4の身体組成判定指標331、生理状態判定指標332、および入浴コース333を入力することができる。身体組成判定指標331はBMI(体重(kg)/身長(m))を用い、体重および身長は1度設定しておけば記憶される(いつでも変更可能である)。生理状態判定指標332は背部の皮膚温と心拍数とを用い、それぞれ入浴前に計測する。そして、入浴コース333は入浴することで得られる効果で選択でき、肩こり緩和(第1制御則)、時短(第2制御則)、避暑(第3制御則)、入眠促進、便秘解消、肌保水、痛み緩和、代謝向上などがそれぞれ選択できるボタンが配置されている。入浴条件設定器31は、入力された情報を温冷制御部33に出力し、温冷制御部33から入浴条件334(後述する)を受け取り、表示する。その他に、「変更」、「決定」、「出浴」のボタンが配置されており、入浴コースを変更したりする場合は「変更」を、入浴する場合は「決定」を、入浴して浴槽1から出た場合は「出浴」を選択(押す)する。なお、入浴条件設定器31は、必ずしも脱衣室に固定されている必要はなく、いわゆるリモコンのように持ち運び可能でリビングなどで設定したり、浴室に設置されていたりしても良い。
温冷部32は、入浴者4が浴槽1の湯に浸漬した状態で、入浴者4の頚部(後頚部)、背部、臀部、および足底部が接する箇所の浴槽1の内部に4つ内蔵されている。本実施形態における浴槽1は、入浴者4がある程度、足を伸ばして湯に浸漬することができ、後頚部が接する側が足底部の接する壁よりも高くなっており、入浴する方向(位置)がある程度固定される。各温冷部32には、加温または冷却するための本体321と本体の温度を測定する温度センサ322とを備える。本体321の構成としては、ペルチェ素子や加温用または冷却用の専用液体(給湯器21や水道などからも供給できる)が流れる管部材、加熱のみであれば電気ヒータなどの発熱手段を用いることができる。全ての温冷部32が浴槽1の内部に内蔵されず、浴槽1とは別体を設置する構成でも良い。例えば、後頚部は別体で背部、臀部、足底部は内蔵されている構成や、全てが浴槽1の内部に内蔵されていない構成でも良い。
温冷制御部33は、上述したように、入浴条件設定器31に入力された情報が入力され、当該情報から予め構築したデータベースに基づいて入浴条件を決定し、入浴条件を入浴条件設定器31に出力する。データベースには、図3〜5に示すように、入浴によって求める効果毎に制御則が記憶されている。図3が「肩こり緩和」、図4が「時短」、図5が「避暑」に関する制御則である。入浴条件は、浴槽1の湯温、どの部位の温冷部32が何℃か、そして入浴時間があり、入浴条件設定器31に入力される体格と入浴前の状態とで異なる。体格としてBMI、状態として入浴前の背部皮膚温(ST)を用いている。なお、「避暑」とは暑熱環境下における暑さ感を軽減することを目的としたものである。また、背部皮膚温は、僧帽筋から頚部を含む領域の皮膚温であり、衣服あるいは皮膚に装着させ接触式の温度センサ34などで測定するか、脱衣時に非接触式の温度センサで測定する。
「肩こり緩和」のデータベースは、図3に示すように、二つのBT1とBT2の値をしきい値として体格を3タイプに分け、そのうちBT1未満に関して、背部皮膚温が温度ST1を超えるか超えないかで更に二つのタイプに分けた。体格がBT1以上のタイプは背部皮膚温が示されていないのは、背部皮膚温が入浴条件を決定するのに影響を与えないことを示す。つまり、体格と背部皮膚温との組み合わせで4タイプの入浴条件がある。BMIがBT1未満で背部皮膚温がST1未満であるとき、タイプAとなり、湯温が37℃、背部の温冷部32が40℃、入浴時間が10分の入浴条件で入浴する。BMIがBT1未満で背部皮膚温がST1以上であるとき、タイプBとなり、湯が37℃、背部の温冷部32が40℃、入浴時間が15分の入浴条件で入浴する。BMIがBT1以上BT2未満であるとき、タイプCとなり、湯温が37℃、背部の温冷部32が40℃、入浴時間が15分の入浴条件で入浴する。BMIがBT2以上であるとき、タイプDとなり、湯温が38℃、背部の温冷部32が40℃、入浴時間が15分の入浴条件で入浴する。
「時短」のデータベースは、図4に示すように、二つのBT3とBT4の値をしきい値として体格を3タイプに分け、そのうちBT3以上BT4未満に関して背部皮膚温が温度ST2を超えるか超えないかで更に二つのタイプに分けた。つまり、体格と背部皮膚温との組み合わせで4タイプの入浴条件がある(BT4>BT3)。BMIがBT3未満であるとき、タイプEとなり、湯温が37℃、臀部の温冷部32が40℃、入浴時間が5分の入浴条件で入浴する。BMIがBT3以上BT4未満で背部皮膚温がST2未満であるとき、タイプFとなり、湯温が37℃、背部の温冷部32が40℃、臀部の温冷部が40℃、入浴時間5分の入浴条件で入浴する。BMIがBT3以上BT4未満で背部皮膚温がST2以上のとき、タイプGとなり、湯温が37℃、背部の温冷部32が40℃、臀部の温冷部32が42℃、入浴時間5分の入浴条件で入浴する。BMIがBT4以上であるとき、タイプHとなり、湯温が37℃、背部の温冷部32が40℃、臀部の温冷部32が42℃、入浴時間が5分の入浴条件で入浴する。
「避暑」のデータベースは、図5に示すように、二つのBT5とBT6の値をしきい値として体格を3タイプに分け、そのうちBT5以上BT6未満に関して背部皮膚温が温度ST3を超えるか超えないかで基準にして更に二つのタイプに分けた。つまり、体格と背部皮膚温との組み合わせで4タイプの入浴条件がある(BT6>BT5)。BMIがBT5未満であるとき、タイプIとなり、湯温が36℃、足底部の温冷部32が40℃、入浴時間が5分で入浴する。BMIがBT5以上BT6未満で背部皮膚温がST3未満であるとき、タイプJとなり、湯温が36℃、足底部の温冷部32が42℃、入浴時間が5分の入浴条件で入浴する。BMIがBT5以上BT6未満で背部皮膚温がST3以上であるとき、タイプKとなり、湯温が36℃、頚部(後頚部)の温冷部32が40℃、足底部の温冷部32が42℃、入浴時間が5分の入浴条件で入浴する。BMIがBT6以上であるとき、タイプLとなり、湯温が36℃、頚部(後頚部)の温冷部32が40℃、足底部の温冷部32が42℃、入浴時間が5分の入浴条件で入浴する。これらの制御則は実験によって得られたものである。
各制御則について、それぞれ4タイプの入浴条件毎に入浴した場合と通常入浴した場合とについて種々の項目について比較した結果と、温冷部32による温冷はあるが4タイプ以外の入浴条件での入浴と通常入浴した結果とを図6〜図21に示す。通常入浴とは、湯温と入浴時間とが入浴条件とほぼ同じであり、身体の部位を温冷部32で温冷しない状態の入浴である。また、入浴条件のうち対応する温冷部32は、入浴時間中、入浴条件の温度に加温または冷却した。
(肩こり緩和)
4つの入浴条件(タイプA〜D、図3参照)による入浴と通常入浴とを行い、「肩筋硬度変化率(%)(図6)」、「全身温冷感(図7)」、「心拍数(図8)」、「深部体温(図9)」、および「温熱的快適感(図10)」の項目について測定を行った。まず、各項目を比較した図について共通する部分について「肩筋硬度変化率」の図6を参照しながら説明する。中央のグラフは4つの入浴条件を背部皮膚温とBMIのしきい値によってタイプ分けしたものであり、その周りに各タイプで入浴した結果と通常入浴の結果とが比較されたグラフが配置されており、中央のグラフのタイプA〜Dとその周りのタイプA〜Dのグラフとが線によって関連付けされている。左下がタイプA、左上がタイプB、右上がタイプC、右下がタイプDの入浴結果のグラフである。各項目の図7〜10も同様に配置されている。各グラフにおいて、温冷部32によって身体の部位を温冷した入浴の結果を示す場合は塗りつぶされた四角い記号および「局所温冷入浴」と表し、通常入浴(温冷部32よる身体の部位の温冷なし)の結果を示す場合は塗りつぶされた丸い記号および「通常入浴」と表す。また、タイプAでの「局所温冷入浴」が10分の入浴に対し、通常入浴は15分の入浴である。
「肩筋硬度変化率」は、肩の筋肉の硬さの変化を割合で表したものであり、入浴前の状態を100として硬度が低くなった場合に変化率が下がり、硬度が高くなった場合に変化率が上がる。タイプA〜Dによる局所温冷入浴を行った結果、通常入浴では認められなかった肩筋硬度の低下が、入浴を行う前よりも10%〜20%程度認められた(図6参照)。「全身温冷感」は、「寒い」、「涼しい」、「少し涼しい」、「どちらでもない」、「少し暖かい」、「暖かい」、「暑い」の7段階で全身の温冷感について答えてもらった。タイプA〜Dによる局所温冷入浴を行った場合、入浴中も出浴後も通常入浴よりも全身の暖まり感が向上していた(図7参照)。「深部体温」は、体の内部の温度を反映し安定している、耳の中の鼓膜およびその周辺の温度である「耳内温」を測定した。タイプA〜Dによる局所温冷入浴を行った場合、「深部体温(耳内温)」および「心拍数」は、入浴中も過度の変化はみられなかった(図8、図9参照)。また、「快適」、「少し不快」、「不快」、「非常に不快」の4段階での「温熱的快適感」については、入浴中も出浴後も不快感の発生がなかった(図10参照)。
そして、温冷部32による温冷があるがタイプA〜Dとは異なる条件の入浴と通常入浴とを行った結果が図11に示されている。図11の左下はタイプAとは湯温が異なり、湯温が1℃高い38℃、背部の温冷部32が40℃、入浴時間が10分の入浴条件で入浴した局所温冷入浴および温冷部32の使用なしで15分入浴した通常入浴の「肩筋硬度変化率」がグラフ化されている。図11の左上はタイプBとは湯温が異なり、湯温が1℃高い38℃、背部の温冷部32が40℃、入浴時間が15分の入浴条件で入浴した局所温冷入浴および温冷部32の使用なしで15分入浴した通常入浴の「肩筋硬度変化率」がグラフ化されている。図11の右上はタイプCとは入浴時間が異なり、湯温が37℃、背部の温冷部32が40℃、入浴時間が5分短い10分の入浴条件で入浴した局所温冷入浴および温冷部32の使用なしで15分入浴した通常入浴の「肩筋硬度変化率」がグラフ化されている。図11の右下はタイプDとは湯温が異なり、湯温が1℃低い37℃、背部の温冷部32が40℃、入浴時間が15分の入浴条件で入浴した局所温冷入浴および温冷部32の使用なしで15分入浴した通常入浴の「肩筋硬度変化率」がグラフ化されている。図11の各グラフに示されているように、入浴中に身体部位を単に加温するだけでは、肩こり緩和効果は得られないことがわかる。したがって、入浴者の体格(身体組成判定指標(BMI))および入浴前の状態(生理状態判定指標(背部皮膚温))に応じた入浴条件での入浴を行うことで、入浴者が求める効果(肩こり緩和)と入浴の基本的効果である暖まり感および安全性(身体的および精神的負担軽減)を安定的に両立した入浴環境を提供することができる。
(時短)
4つの入浴条件(タイプE〜H、図4参照)による入浴と通常入浴とを行い、「全身温冷感(図12)」、「心拍数(図13)」、「深部体温(図14)」、および「温熱的快適感(図15)」の項目について測定した。まず、各項目を比較した図について共通する部分である「全身温冷感」の図12を参照しながら説明する。中央のグラフは4タイプの入浴条件を背部皮膚温とBMIのしきい値によってタイプ分けしたものであり、その周りに各タイプで入浴した結果と通常入浴の結果とが比較されたグラフが配置されており、中央のグラフのタイプE〜Hとその周りのタイプE〜Hのグラフとが線によって関連付けされている。左上がタイプE、左下がタイプF、右上がタイプG、右下がタイプHのグラフである。各項目の図13〜15も同様に配置されている。各グラフにおいて、温冷部32によって身体の部位を温冷した入浴の結果を示す場合は塗りつぶされた四角い記号および「局所温冷入浴」と表し、通常入浴(温冷部32よる身体の部位の温冷なし)の結果を示す場合は塗りつぶされた丸い記号および「通常入浴」と表す。
「全身温冷感」は、「寒い」、「涼しい」、「少し涼しい」、「どちらでもない」、「少し暖かい」、「暖かい」、「暑い」の7段階で全身の温冷感を評価したものである。タイプE〜Hによる局所温冷入浴を行った場合、入浴中も出浴後も通常入浴よりも全身の暖まり感が向上した(図12参照)。「深部体温」は、「耳内温」を測定している。タイプE〜Hによる局所温冷入浴を行った場合、「深部体温(耳内温)」および「心拍数」は、入浴中も過度の変化はみられなかった(図13、図14参照)。また、「快適」、「少し不快」、「不快」、「非常に不快」の4段階での「温熱的快適感」については、入浴中も出浴後も不快感の発生がなかった(図15参照)。
そして、温冷部32による温冷があるがタイプE〜Hとは異なる条件の入浴と通常入浴とを行った結果が図16に示されている。タイプEについては、背部の温冷部32を40℃、臀部の温冷部32を40℃で加温した入浴の結果で、全身の暖かさは向上するものの(左上)、不快感が発生した(左下)。図16の右下は、タイプFに対して背部の温冷部32が40℃に加温されていない(臀部32の温冷部32のみを40℃とした)入浴での「全身温冷感」の結果である。入浴中の暖かり感は向上するものの、出浴後の暖まり感が得られない。図16の右上は、タイプGに対して臀部の温冷部を42℃ではなく40℃で加温した入浴での結果である。入浴中の暖まり感は向上するものの、出浴後の暖まり感が得られない。なお、タイプHに対して条件の違う局所温冷入浴のデータは得ていない。図16の各グラフに示されるように、入浴中の身体を単に加温するだけでは全身の暖まり感を高めることはできないことがわかる。したがって、入浴者の体格(身体組成判定指標(BMI))および入浴前の状態(生理状態判定指標(背部皮膚温))に応じて適した入浴条件での入浴を行うことで、入浴者が求める効果(短時間で全身の暖まり感を高める)と安全性(身体的および精神的負担軽減)を安定的に両立した入浴環境を提供することができる。
(避暑)
4つの入浴条件(タイプI〜L、図5参照)による入浴と通常入浴とを行い、「全身温冷感(図17)」、「心拍数(図18)」、「深部体温(図19)」、および「温熱的快適感(図20)」の項目について測定またはアンケートを行った。まず、各項目を比較した図について共通する部分である「全身温冷感」の図17を参照しながら説明する。中央のグラフは4タイプの入浴条件を背部皮膚温とBMIのしきい値によってタイプ分けしたものであり、その周りに各タイプで入浴した結果と通常入浴の結果とが比較されたグラフが配置されており、中央のグラフのタイプI〜Lとその周りのタイプI〜Lのグラフとが線によって関連付けされている。左上がタイプI、左下がタイプJ、右上がタイプK、右下がタイプLのグラフである。各項目の図18〜20も同様に配置されている。各グラフにおいて、温冷部32によって身体の部位を温冷した入浴の結果を示す場合は塗りつぶされた四角い記号および「局所温冷入浴」と表し、通常入浴(温冷部32よる身体の部位の温冷なし)の結果を示す場合は塗りつぶされた丸い記号および「通常入浴」と表す。
「全身温冷感」は、「寒い」、「涼しい」、「少し涼しい」、「どちらでもない」、「少し暖かい」、「暖かい」、「暑い」の7段階で全身の温冷感について答えてもらった。入浴条件I〜Lによる局所温冷入浴を行った場合、入浴中も出浴後も通常入浴よりも全身の暖まり感は抑制された(図17参照)。「深部体温」は、「耳内温」を測定している。入浴条件I〜Lによる局所温冷入浴を行った場合、「深部体温(耳内温)」および「心拍数」は、入浴中に過度の変化はみられなかった(図18、図19参照)。また、「快適」、「少し不快」、「不快」、「非常に不快」の4段階での「温熱的快適感」については、出浴後の不快感の発生が抑制されていた(図20参照)。上に記したように「避暑」は暑熱環境下における暑さ感を軽減することを目的としたものであり、本実施結果から局所温冷入浴することで、通常入浴に対し、暑さは軽減され、不快ではないことがよく分かる。
そして、温冷部32による温冷があるがタイプI〜Lとは異なる条件と通常入浴とを行った結果が図21に示されている。入浴条件Iに対して足底部の温冷部32を40℃ではなく38℃で加温した結果が、図21の左上と左中央のグラフである。全身の温まり感は抑制されていたものの(左上)、タイプIで入浴した場合に比べて早く不快感が発生した(左中央)。図21の左下は、タイプJに対して足底部の温冷部32を42℃ではなく40℃で加温した「全身温冷感」の結果である。出浴後の暖まり感の抑制効果はみられなかった。図21の右上は、タイプKに対して後頚部の温冷部32の加温がない(足底部の温冷部32のみ42℃の)結果である。出浴後の暖まり感の抑制効果はみられなかった。図21の右下は、タイプLに対して後頚部の温冷部32の加温がない(足底部の温冷部32のみ42℃で加温した入浴の)結果である。出浴後の暖まり感の抑制効果はみられなかった。図21の各グラフに示されるように、入浴中に身体の部位を単に加温するだけでは「避暑」の効果は得られないことがわかる。したがって、入浴者の体格(身体組成判定指標(BMI))および入浴前の状態(生理状態判定指標(背部皮膚温))に応じた入浴条件での入浴を行うことで、入浴者が求める効果(避暑効果)と安全性(身体的および精神的負担軽減)を安定的に両立した入浴環境を提供することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、温冷する部位は、頭部、顔部、肩部、上腕部、下腕部、前腕部、手部、腹部、大腿部、下腿部、足首部などがある。また、温冷部32は、浴槽1の内側だけでなく、上腕部、下腕部、前腕部、手部などが温めやすいように、壁11の上縁に内蔵したり、固定したりする構成も採用できる。
温冷部32は、その加温または冷却(温冷)するタイミングとして、入浴中一定の温度だけでなく、温度が変更されたり、入浴中の一部期間温冷されたり、温冷する部位が変更されたりなど、種々の組み合わせが可能であり、上記した求める効果毎に様々である。
(付記項)
・前記身体の何れかの部位は、前記身体の頭部、顔部、頚部、肩部、上腕部、前腕部、手部、背部(含む腰)、腹部、臀部、大腿部、下腿部、足首部、および足底部である。求める入浴効果によって、少なくとも一箇所を温冷し、温冷する部位を複数箇所、組み合わせることが可能である。
・前記温冷装置は前記温冷部を前記身体の何れかの部位毎または少なくとも頚部、背部、臀部、足底部毎に備え、前記部位毎に温度の調節が可能である。頚部、背部、臀部、足底部は入浴による効果に影響が大きく、また浴槽に内蔵しやすく、浴槽のデザインを損ないにくい。
1・・・浴槽
21・・・給湯器 22・・・給湯器制御部
31・・・入浴条件設定器(取得部) 32・・・温冷部 33・・・温冷制御部
34・・・温度センサ
4・・・入浴者

Claims (4)

  1. 浴槽と、
    前記浴槽に湯を供給する給湯器と前記給湯器の湯温を調節する給湯器制御部とを備え、前記浴槽の湯温を36℃〜38℃に保持する給湯装置と、
    入浴前の入浴者の身体組成判定指標および生理状態判定指標を取得する取得部と、前記入浴者の身体の何れかの部位を加温および/または冷却する温冷部と、前記取得部が取得した前記身体組成判定指標および前記生理状態判定指標に基づいて前記温冷部の温度を制御する温冷制御部と、を備える温冷装置と、
    を有する、入浴装置。
  2. 前記温冷制御部は、前記身体組成判定指標および生理状態判定指標の組み合わせで前記身体の何れかの部位のうちどの部位をどのように温冷するのかなどの情報が予め記憶されているデータベースを備えている、請求項1に記載の入浴装置。
  3. 前記データベースは、
    前記身体の何れかの部位のうち背部を一定時間、前記湯温よりも高い温度で加温する第1制御則と、
    前記身体の何れかの部位のうち背部および臀部の何れか一方若しくは両方を一定時間、前記湯温よりも高い温度で加温する第2制御則と、
    前記身体の何れかの部位のうち足底部および頚部の何れか一方若しくは両方を一定時間、前記湯温よりも高い温度で加温する第3制御則と、
    が記憶されている、請求項1または2に記載の入浴装置。
  4. 前記身体組成判定指標は、体重/身長、体脂肪率、および皮下脂肪厚指数のうち少なくとも一つであり、
    前記生理状態判定指標は、背部の皮膚温度、耳朶の皮膚温度、および心拍数のうち少なくとも一つである、請求項1〜3の何れか1項に記載の入浴装置。
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