JP2015062063A - 複数の外部デバイスとの無線通信が可能な眼用レンズシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズが複数の外部デバイスと通信することができる眼用レンズシステムに関連した方法、装置、及びデバイスを提供する。
【解決手段】 本発明は、2次及び3次のデバイスと通信することができる眼用レンズシステムであって、2次及び3次の外部電子デバイスとの無線通信は、眼用レンズ内の電力、通信、及び処理要件を低減することができ、かつ、眼用レンズシステムの可能な機能性の範囲を広げることができるシステムに関する。
【選択図】 図1A

Description

本発明は、レンズが複数の外部デバイスと通信することができる眼用レンズシステムに関連した方法、装置、及びデバイスに関する。更に詳しくは、本発明は、2次及び3次のデバイスと通信することができる眼用レンズシステムであって、2次及び3次の外部電子デバイスとの無線通信は、眼用レンズ内の電力、通信、及び処理要件を低減することができ、かつ、眼用レンズシステムの可能な機能性の範囲を広げることができるシステムに関する。
従来、コンタクトレンズ、眼内レンズ、又は涙点プラグなどの眼用デバイスには、矯正、美容、又は治療的性質を有する生体適合性デバイスが含まれていた。コンタクトレンズは、例えば、視力矯正機能、美容増進、及び/又は治療効果のうちの1つ又は2つ以上を提供することができる。それぞれの機能をコンタクトレンズの物理的特性によって提供することができる。レンズに屈折性を取り入れた設計により、視力矯正機能を与えることができる。レンズに色素沈着を取り入れることにより、美容増進効果を提供することができる。レンズに活性薬剤を取り入れることにより、治療的機能を与えることができる。かかる物理的特性は、レンズを通電状態にすることなく達成され得る。
さらに最近では、能動的部品がコンタクトレンズ内に内蔵され、この内蔵は、眼用デバイス内への通電素子の組み込みを伴う場合がある。この効果を達成する比較的複雑な部品をインサートデバイスに組み込み、次いで、最先端の眼用レンズの製造に有用な標準材料又は同種材料に含めることによって、改良型特性が導き出され得る。
使用者の眼用レンズが互いと通信する能力は、通電性眼用レンズシステムの可能な機能性を拡大することができる。無線通信は、一方のレンズが反対のレンズの相対位置を認識することを可能にすることができ、これにより、使用者が見ていると考えられる場所のより正確な判断を得ることができる。無線通信は、2つのレンズが、互いと相互作用する、例えば、使用者が瞬きしたり又はウィンクしたりしたときに、特有の異なるアクションをトリガすることを可能にすることもできる。
使用者上の2つのコンタクトレンズ間の通信は、幾つかの理由で難しい場合がある。それぞれコンタクトレンズは、電池及び電子部品について有限の面積及び容積を有する。例えば、コンタクトレンズ内の電池及び電子回路に利用可能な容積は、20mm未満であり得、一方、スマートフォン内のすべての部品に利用可能な容積は、50,000mmであり得る。同様に、コンタクトレンズ電池は、100μA−Hrの容量を有することができ、一方、スマートフォンは、1400mA−Hrの容量を有することができる。したがって、それぞれのコンタクトレンズは、送信機出力電力及び受信機感度において有限であり得る。
距離短縮化が、通常、送信機及び受信機電力要件の低減に関連し得る。コンタクトレンズは使用者の眼の上にあるとき約70mmしか隔たっていないと考えられるが、直接的な視線はレンズ間にはあり得ないので、直接的な光ベースの通信は、近くの物体からの反射に頼らなければ不可能であろう。コンタクトレンズが複数の使用者により装用され得る場合、視線上の問題は、互いに見ることにより克服することができるが、レンズ間の距離は、かなりより大きくなり得る。
更に、無線周波数(RF)システムを使用することができる場合、コンタクトレンズにおいて利用可能なアンテナ領域が、眼及び体の誘電特性とともに通信を非効率にする場合がある。信号、判断入力、及びデータの複雑な処理が、コンタクトレンズにおいて困難になる場合もある。面積、容積、及びバッテリー容量に関する上述した限界は、プロセッサーのサイズ、速度、計算の複雑性及び、電流消費量を制約する場合がある。例えば、強力なマイクロコントローラ又は中央演算処理装置(CPU)をコンタクトレンズ内に含めることが利用を可能にするには好ましいであろうが、最先端技術でもこのような一体化を可能にすることができない。
一部の例示的なシステムは、凝視の収束を検出して焦点変更をトリガすることができるが、外部電子デバイスがなければ、2つのコンタクトレンズは、凝視方向を取得して送信し、収束を判断して、焦点を変える必要性を知らせなければならない。これには、凝視方向及び焦点変更情報を伝えるためのレンズ間の通信が必要である場合がある。更に、このシステムは、レンズ間のしっかりしたタイミング同期が必要である場合がある。単なる収束の代わりに凝視方向を追跡するシステムにおいては、伝送及び計算の要件が更に高くなり得る。
より大きい外部電子デバイスの追加は、通信及び/又は処理の負担の各部を外部電子デバイス内に置くことを可能にすることができ、その結果、コンタクトレンズに関する要件が軽減される。類似の技術が、セルラー通信において使用されており、使用者のハンドセットは、有限の電池電力及び有限のサイズを有し、したがって、有限の送信機及び受信機電力及びアンテナ利得を有する。このような例では、セルラー基地局内の遥かに大きい利用可能なサイズ及び電流が、より高い利得、電力、及び計算の複雑性を可能にしている。
通電性眼用レンズ間の無線通信の増大に対応したソリューションのいくつかは、非通電デバイス及び他の生医学的デバイスに対して新規な態様を提供し得ると予期できる。したがって、レンズ間の改良形無線通信に対する必要性が当技術分野においてあり得、2次の外部デバイスの利用は、レンズ間通信に対する現在の諸問題の多くのソリューションを提供することができる。
複数の外部デバイスを介して、かつ、複数の外部デバイスと共に機能することができる、本発明の通電性眼用レンズシステムは、簡潔に説明したような従来技術に関連した短所を克服する。更に、本発明は、そのような従来技術と共に存在することができるものよりも広い機能性能力を可能にする。
本発明は、通電性眼用レンズシステムであって、指定の外部デバイスと連動することができる少なくとも1つの眼用レンズを含み、眼用レンズは、電子部品と、電子部品を少なくとも部分的に封入することができるソフトレンズ部とを含むことができるシステムに関する。そのような電子部品としては、無線受信機、無線送信機、プロセッサー、センサー、及び、電子部品を相互接続することができる導電トレースを挙げることができる。
一部の当該の眼用レンズシステムは、電子部品を通電することが可能な電源を更に含むことができる。あるいは、眼用レンズシステムを2次又は3次の外部デバイスにより無線で通電することができる。電子部品は、媒体インサート内に封入することができる。電子部品は、眼用レンズシステムが指定の外部デバイスと連動することを可能にすることができる。幾つかの例示的な実施形態において、電子部品は、動体視力向上又は活性薬剤の分注など、眼用レンズシステムの動作を可能にすることができる。
幾つかの眼用レンズシステムは、第1の眼用レンズと類似の複数の眼用レンズを含むことができ、眼用レンズは、使用者の反対の眼上に装用することができるか、又は、複数の使用者により装用することができる。同じ使用者上の2つの眼用レンズが位置検出器を含むことができる場合、外部デバイスは、収束を追跡することができる場合があり、この収束は、外部デバイスと眼用レンズシステムとの間の視距離を示すことができる。収束データに基づいて、外部デバイスは、画面上のフォント及び画像のサイズを大きくすることができるか、又は、眼用レンズシステムが可変光学部分を含む場合、眼用レンズシステムの出力を調整することができる。
複数の使用者が眼用レンズシステムにおいて複数の眼用レンズを装用することができる例示的な実施形態において、眼用レンズは、類似の形式のデータを2次又は3次の外部デバイスに送信することができる。例えば、眼用レンズは、方向及び位置データを外部デバイスに送信することができ、該外部デバイスは、そのようなデータに基づいて共通の表示領域を三角測量することができる。
本発明の眼用レンズシステムは、外部デバイスと連動する動的な正確な手を使わない手段を提供する。このようなシステムは、出力及び処理上の負担を眼用レンズから外部デバイスに移すこともでき、該負担は、サイズ及び生体適合性によりかなりその限界が緩和され得る。3次のデバイスとの無線通信を一体化することにより、該負担を更に低減することができるとともに機能性を拡張することができる。
本発明の前述の特徴及び利点、並びに他の特徴及び利点は、以下の付属の図面に示される本発明の好ましい実施形態のより詳細な説明から明らかとなるであろう。
外部デバイスと無線で連動することが可能であってもよい眼上の通電性眼用レンズの例示的な実施形態の断面図を例示する。 外部デバイスと無線で連動することが可能な通電性眼用レンズの例示的な実施形態の正面図を例示する。 外部デバイスと無線で連動することが可能であってもよい眼上の通電性眼用レンズの例示的な代替実施形態の断面図を例示する。 外部デバイスと無線で連動することが可能な通電性眼用レンズの例示的な代替実施形態の正面図を例示する。 位置認識機構部を有する通電性眼用レンズをそれぞれ装用する1対の眼の様々な凝視方向及び収束距離の上からの図を例示する。 位置認識機構部を有する通電性眼用レンズをそれぞれ装用する1対の眼の様々な凝視方向及び収束距離の上からの図を例示する。 位置認識機構部を有する通電性眼用レンズをそれぞれ装用する1対の眼の様々な凝視方向及び収束距離の上からの図を例示する。 位置認識機構部を有する通電性眼用レンズをそれぞれ装用する1対の眼の様々な凝視方向及び収束距離の上からの図を例示する。 位置認識機構部を有する通電性眼用レンズの例示的な実施形態を例示する。 位置認識機構部を有する通電性眼用レンズの例示的な代替実施形態を例示する。 2次及び3次のデバイスとの無線通信向けに構成された、2次のデバイスを更に周辺装置と無線で通信するように構成することができる眼用レンズシステムの例示的な実施形態を例示する。 複数の使用者が単一の眼用レンズシステムから眼用レンズを装用することができる眼用レンズシステムの例示的な実施形態を例示する。 使用者がプライバシーガードフィルタ付き通電性眼用レンズを装用することができない場合の、プライバシーガードを有する2次のデバイスの画面を見る1対の眼の一例を例示する。 使用者がプライバシーガードフィルタ付き通電性眼用レンズを装用することができない場合の、プライバシーガードを有する2次のデバイスの画面を見る1対の眼の例示的な実施形態を例示する。 使用者が画面を見ることを可能にするように構成された3次のデバイスと使用者が無線で通信することができる通電性眼用レンズを装用することができる場合の、プライバシーガード付き2次のデバイスの画面を見る1対の眼の例示的な実施形態を例示する。 例示的な一連の較正工程が例示されることを例示し、2次のデバイスの画面上の物体又は点を見るように使用者の1対の眼を促すことができる。 例示的な一連の較正工程が例示されることを例示し、2次のデバイスの画面上の物体又は点を見るように使用者の1対の眼を促すことができる。 例示的な一連の較正工程が例示されることを例示し、2次のデバイスの画面上の物体又は点を見るように使用者の1対の眼を促すことができる。 例示的な一連の較正工程が例示されることを例示し、2次のデバイスの画面上の物体又は点を見るように使用者の1対の眼を促すことができる。
本発明では、外部デバイスと通信する連動する能力を有する通電性眼用レンズを説明する。一般に、幾つかの本発明の実施形態によれば、連動及び/又は位置追跡機構部を、通電性眼用レンズに、例えば媒体インサートを含むことができるものなど組み込むことができる。
以下の項において、本発明の例示的な実施形態がより詳細に説明される。好ましい実施形態及び代替の実施形態の両方の説明は、代表的な実施形態に過ぎず、変形、修正、及び代替が当業者にとって明白であり得ることが理解される。したがって、例示的実施形態は、基礎となる発明の範囲を限定するものではないと理解されるべきである。
用語集
本発明を対象としたこの説明及び特許請求の範囲においては、以下の定義が適用される様々な用語が用いられ得る。
構成要素:本明細書で使用するとき、論理的状態、又は物理的状態の1つ又は2つ以上の変化を生じるためにエネルギー源から電流を引くことが可能な装置を指す。
「電気通信」:本明細書で使用するとき、電場の影響を受けることを指す。導電材料の場合、その影響が電流の流れに起因するものである場合もあれば、又はその影響を受けた結果として電流の流れが生ずる場合もある。他の材料において、電位場は、例えば、永久双極子及び誘導された分子双極子を磁力線に沿って配向する傾向などの影響をもたらす原因となり得る。
「封入する」:本明細書で使用するとき、実体(例えば、媒体インサート)をその実体に隣接する環境から隔てるバリアを作ることを指す。
「封入材」:本明細書で使用するとき、実体(例えば、媒体インサート)周囲に形成される層で、実体を隣接した環境から隔てるバリアとなるものを指す。例えば、封入剤は、エタフィルコン、ガリフィルコン、ナラフィルコン、及びセノフィルコン、又は他のヒドロゲルコンタクトレンズ材料などの、シリコーンヒドロゲルを含むことがある。幾つかの例示的実施形態において、封入材は特定の物質を実体内に包含すべく半透性であってもよく、例えば、水などの特定の物質が実体の内部に入り込むのを防止し得る。
通電した:本明細書で使用するとき、電流を供給することが可能であるか、又は電気エネルギーを内部に蓄積させることが可能である状態を指す。
エネルギー:本明細書で使用するとき、ある物理系が仕事をする容量のことを指す。本発明の範囲内で用いられている場合、仕事中に電気的作用を為し得るキャパシティに関して言うことが多い。
エネルギー源:本明細書で使用するとき、エネルギーを供給すること、又は論理若しくは電気デバイスを通電した状態に置くことが可能であり得る任意のデバイス又は層を指す。
イベント:本明細書で使用とするとき、定義済みパラメーターセット、例えば、特定の物体のバイオマーカーレベル、通電レベル、pHレベル、又は視界(visual recognition)を指す。イベントは、投薬レベルなどのように、或る装着者に特有のものである場合もあれば、又は例えば温度などのように全ての装着者に一般に適用可能ものである場合もある。
機能性:本明細書で使用するとき、補助又は付帯的な機能とは対照的に眼用レンズの基本的な使用又は目的を指す。機能性は、例えば、視力補正、活性薬剤分注、美容上の外部デバイス連動又は立体的な媒質の3次元察知を含むことができる。これとは対照的に、付帯的な機能は、基本的な目的の作用を可能にするために必要なアクションを含む場合がある。
機能化:本明細書で使用するとき、層又はデバイスを、例えば、通電、作動、又は制御を含む機能を実行できるようにすることを指す。
眼内レンズ:本明細書で使用するとき、眼内に埋め込むことができる眼用レンズを指す。
眼用レンズ又は眼用デバイス又はレンズ:本明細書で使用するとき、眼内又は眼上に存在する任意の眼用デバイスを指す。デバイスは視力矯正を提供してもよく、美容のためのものであるか、又は光学的性質と関係のない何らかの機能性を提供してもよい。例えば、レンズという用語は、コンタクトレンズ、眼内レンズ、オーバーレイレンズ、眼内インサート、光学インサート、又はそれを通して視力を矯正若しくは修正することができるか、又は視力を妨げることなくそれを通して眼の生理機能を美容的に強化することができる(例えば、虹彩色)その他の同様のデバイスを指すことができる。あるいは、レンズは、視覚補正以外の機能で眼上に載置され得るデバイス(例えば、涙液の構成成分のモニタリング又は有効成分の投与の手段)を指す場合もある。幾つかの例示的な実施形態において、本発明の好ましいレンズは、例えば、シリコーンエラストマー類又は、シリコーンヒドロゲル類及びフルオロヒドロゲル類を含んでもよい、ヒドロゲル類で作られたソフトコンタクトレンズであってもよい。
レンズ形成混合物(Lens-Forming Mixture)、又は「反応性混合物(Reactive Mixture)」(RMM):本明細書で使用するとき、硬化及び架橋又は架橋によって眼用レンズを形成し得る、モノマー組成物又はプレポリマー材料を指す。様々な実施形態は、UV遮断剤、染料、希釈剤、光開始剤、又は触媒、及びコンタクトレンズ若しくは眼内レンズなどの眼用レンズにおいて有益であり得る他の添加剤を含む、1つ又は2つ以上の添加剤を有するレンズ形成混合物を含むことができる。
液晶:本明細書で使用するとき、従来の液体と固体結晶との間の特性を有する物質の状態を指す。液晶は、固体とはみなされ得ないが、その分子はある程度の整列を呈する。本明細書で使用するとき、液晶は、特定の相又は構造に限定することはできず、液晶は特定の静止配向を有することができる。液晶の配向及び相は、液晶の部類に応じて、外部力(例えば、温度、磁気、又は電気)によって操作され得る。
媒体インサート:本明細書で使用するとき、通電した眼用デバイス内に含まれることになる封入インサートを指す。媒体インサート内には、通電素子及び回路機構が埋め込まれてもよい。媒体インサートによって、通電した眼用デバイスの主用途が定まる。例えば、使用者が屈折力を調節することができる通電した眼用デバイスの実施形態においては、媒体インサートは、光学ゾーンにおける液体のメニスカスの部分を制御する通電素子を含み得る。あるいは、光学ゾーンは材料がないように、媒体インサートは、環状であってもよい。そのような実施形態では、レンズの通電機能は、光学的な性質のものでなくてもよく、むしろ例えば、グルコースのモニタリング又は医薬品の投与であり得る。
光学ゾーン:本明細書で使用するとき、眼用レンズの使用者がそこを通して見る眼用レンズの領域を指す。
本明細書において使用するところの「電力」とは、単位時間当たりに行われる仕事又は移送されるエネルギーのことを指す。
本明細書で使用するところの「再充電可能又は再通電可能な」とは、仕事をするためのより高い容量の状態に回復させることが可能な能力のことを指す。本発明の範囲内で用いられている場合、再確立された特定の時間にわたって特定の速度で電流を流すことが可能になる状態に回復される容量に関して言うことが多い。
再通電又は再充電:本明細書で使用するとき、仕事をするためのより高い容量を有する状態まで回復することを指す。本発明の範囲内で用いられている場合、再確立された特定の時間にわたって特定の速度で電流を流すことが可能になるまでデバイスを回復させることに関して言うことが多い。
安定化機構:本明細書で使用するとき、眼用デバイスを目の上に配置することができるときに眼用デバイスを眼の上で特定の配向に安定化する物理的特性を指す。幾つかの例示的実施形態において、安定化機構は、眼用デバイスを安定させるのに十分な質量を加え得る。幾つかの例示的実施形態においては、安定化機構が眼瞼に察知可能になり、かつ使用者が瞬きによってレンズの向きを変えることができるように、安定化機構が前方湾曲面に変更を施し得る。そのような例示的実施形態は、質量を加えることの可能な安定化機構を組み込むことによって改良され得る。幾つかの例示的実施形態において、安定化機構は、封入生体適合性材料と別の材料であってもよく、成形プロセスと別に形成されたインサートであってもよく、又は剛性インサート又は媒体インサート中に含まれてもよい。
基板インサート(Substrate insert):本明細書で使用するとき、エネルギー源を支持することが可能であってもよく、かつ眼用レンズの上部に又は内部に載置され得る、形成性又は硬質の基板を指す。いくつかの例示的な実施形態では、基板インサートは1つ又は2つ以上の構成要素も支持する。
三次元知覚又は三次元ビューイング:本明細書で使用するとき、脳が画像の三次元特性を解釈するように、眼用デバイスが二次元像を変換する場合を指す。
三次元表面又は三次元基板:本明細書で使用するとき、平面表面とは対照的に、トポグラフィを特定の目的のために設計することができる三次元的に形成された任意の表面又は基板を指す。
可変光学(Variable Optic):本明細書で使用するとき、光学品質(例えば、レンズの光学能又は偏光角)が変化するためのキャパシティを指す。
眼用レンズ
幾つかの例示的な実施形態において、通電性眼用レンズの機能性は、レンズ間の通信を必要とするか、又は、該通信から恩恵を受けることができる。例えば、単一の使用者がレンズをそれぞれの眼の上に装用することができる場合、眼用レンズは、使用者が3次元として立体視メディアを知覚することを可能にすることができ、これは、使用者が、通常はこのようなメディアに必要とされる場合があるような、「3D眼鏡」を必要とすることなく「3D」映画、テレビゲーム及び番組を見ることを可能にすることができる。非限定的な例として、3Dメディアを示す外部デバイスは、テレビ、ハンドヘルドゲーム機、又はタブレットを含むことができる。幾つかの例示的な実施形態は、立体視メディアの再生速度に相当する速度にて使用者の視覚を交互に遮断するレンズを必要とする場合があり、これには、複雑な処理及び電力を必要とする場合がある。デバイスは、立体視メディアの再生速度を検出可能とすることができ、眼用レンズにおける交互の視界遮断を促すことができる。
外部デバイスを利用して凝視及び/又は収束を追跡するそのような例示的な実施形態は、眼用レンズに関する出力及び処理上の負担を低減することができ、少量のデータを無線で交換し合って、幾つかの実例において、レンズ内の機能性を制御することができる機構部に通電する能力だけが必要である。外部デバイスは、連動機構部の1次処理及び電源の役目をすることができ、これにより、サイズが本質的に有限である眼用レンズに関する負担を低減することができる。外部デバイスの利用は、鼻橋が左右の眼用レンズ間の通信を妨げる場合には実際的であり得ない視線を必要とする通信を可能にすることができる。
図1A及び2Aを参照すると、外部デバイスとのインターフェース能力を有する通電性眼用レンズ110、260の例示的な実施形態が、眼100、250の上で例示されている。図1B及び2Bは、眼用レンズ110、260の正面図を示す。図1Aおよび1Bに示すように、眼用レンズ110は、軟質生体適合性部分114と、受信機及び/又は送信機112を有するプロセッサーと、導電トレース113とを含むことができる。
幾つかの態様は、眼用レンズ110の機能性を向上させることができる更なる電子部品111を含むことができる。例えば、電子部品111は、通知機構部を含むことができ、発光ダイオード、振動又はサウンドデバイスを使用することなどにより、外部デバイスからのプロンプトは、イベント通知機構部を作動することができる。通知機構部は、電話又は着信電子メールなどイベントが外部デバイスで発生し得るときに、通電などイベントが眼用レンズ上で発生し得るとき、又は、ペアリング成功イベントが眼用レンズ110と外部デバイスとの間で発生し得るときに起動させることができる。例示を目的として、電子部品111をイベント通知機構部として説明することができるが、他の機能性も実際的かつ望ましい場合がある。したがって、そのような変形例は、十分に本明細書で説明する発明性がある当技術分野の範囲内である。
幾つかの例示的実施形態における、眼用レンズ110に電力源を含めることは必須ではなく、無線エネルギー伝送メカニズムを介して眼用レンズ110に受電させることも可能である。例えば、外部デバイスに対し指定された近接度で眼用レンズ110を載置することによって、センサー及び通知機構部111を充電することができる。あるいは、外部デバイス又は眼用レンズ110からのエンゲージメントプロンプトがデバイス間の連動を開始することができるとき、外部デバイスは、通知機構部111に無線で電源を供給することができる。
媒体インサート内に部品111〜113を封入できない場合もあれば、軟質の生体適合性部分114が部品111〜113と直接接触する場合もある。そのような例示的実施形態において、軟質の生体適合性部分114は、部品111〜113を封入し得る。封入により、部品111〜113を眼用レンズ110内部の特定の深度にて保持することができる。あるいは、部品111〜113を基板インサート上に含めることができる。軟質生体適合性部分114を追加する前に、基板インサートを形成してもよいし、この基板上に部品111〜113を配置してもよい。
眼250上の通電性眼用デバイス260の媒体インサート255の代替例示的な実施形態を図2Aに例示し、対応する通電した眼用デバイス260の正面図を図2Bに例示する。媒体インサート255は光学ゾーン265を含み得るが、例えば、視力矯正などの第2の機能性を提供してもしなくてもよい。眼用デバイスにおいて通電機能が視力に無関係であり得る場合、媒体インサート255の光学ゾーン265には材料が存在せずともよい。
幾つかの例示的実施形態において、媒体インサート255は、光学ゾーン265内以外の部分(即ち、電力源263などの通電素子、及びプロセッサー262などの電子部品と一体に組み込まれた基板を備えた部分)を含み得る。幾つかの例示的実施形態において、例えば、バッテリーとプロセッサー262(半導体ダイを含む)とを含む電源263を基板に取り付けてもよい。幾つかの当該の態様において、導電トレース266は、電子部品262と、261と、通電素子又は電源263と電気的に相互接続し得る。
幾つかの例示的な実施形態において、媒体インサート255は、外部デバイスを起点、終点としてインターフェースデータを無線で検出、送信、及び受信する受信機267を更に含むことができる。受信機267は、例えば、導電トレース266を介して、プロセッサー262及び電力源263と電気的に導通し得る。
幾つかの例示的実施形態において、眼用レンズ260の機能性のパラメータが確立されるように、プロセッサー262をプログラミングすることができる。例えば、眼用レンズ260が光学ゾーン265内に可変光学部分を含む場合、通電した光学能を設定するようにプロセッサー262をプログラミングすることができる。そのような例示的な実施形態において、構成は同じでありながらも独自にプログラミングされたプロセッサーを含む媒体インサートの大量生産を可能にしている。
電気部品261〜263、266、267を媒体インサート255内に封入する前にプロセッサー262をプログラミングしてもよい。あるいは、プロセッサー262を封入後に無線でプログラムしてもよい。無線プログラミングは、例えば、診療室、店又は一般家庭におけるプログラミング装置を介した製造工程後のカスタム化を可能にすることができる。幾つかの例示的な実施形態において、外部デバイスは、眼用レンズ260をプログラム可能とすることができる。
例示を目的として、媒体インサート255は環状の実施形態に示すことができ、環状の実施形態は、光学ゾーン265における部分を含むことができないが、機能的インサートの機械的実行についていくつかの可能性が存在し得る。しかしながら、媒体インサート255の機能性が視覚に関連する可能性がある場合、媒体インサート255は、光学ゾーン265内に通電性素子を具備してもよい。例えば、媒体インサート255は、媒体インサート255が異なる通電レベルに基づいて複数の視力補正倍率を提供できる、可変光学部分を含んでもよい。幾つかの例示的な実施形態において、外部デバイスは、可変的な光学素子部又は他の調整可能な機能性について制御機構部を含むことができる。例えば、可変的な光学的部分は、老眼の使用者の場合など視距離に基づいて調整することができる。そのような例示的な実施形態において、図3A〜3Dに関連して以下で説明するように、右と左の眼用レンズ間の無線通信は、眼用レンズシステムが収束を検出することを可能にすることができる。
媒体インサート255は、通電素子263、トレース266、並びに電子部品261、262、267を保護し、封じ込めるために完全に封入することができる。幾つかの例示的実施形態において、封入材料は半透性のものとすることができる。それによって、例えば、水などの特定の物質が媒体インサート255に浸入するのを防止できると共に、周囲の気体又は通電素子内部の反応の副生成物などの特定の物質が媒体インサート255に浸透するか又は媒体インサートから流出できるようになる。
幾つかの例示的実施形態において、媒体インサート255は、ポリマー生体適合性物質を含み得る眼用デバイス260に含めることができる。眼用デバイス260は、剛性の中心と軟質の裾部とからなる設計を有してもよく、中心の剛性の光学素子が媒体インサート255を含む。幾つかの具体的な実施形態において、媒体インサート255は、大気及び角膜表面とそれぞれ前面及び後面において直接接触してもよく、あるいは、媒体インサート255は眼用デバイス260内に封入されてもよい。眼用デバイス260の周辺部264は、軟質の裾材料であってもよく、この材料としては、例えば、ヒドロゲル材料などの重合反応モノマー混合物が挙げられる。
図3A〜3Dをここで参照すると、一対の眼が、異なる方向の、かつ、異なる距離にある物体310を見つめると例示しており、基準点を確立するために軸311が提示されている。例示を目的として、軸311の正のy軸を超えた点は、軸311内の点より遠いとみなすことができ、負のy軸よりも手前の点は、軸311内の点よりも近いとみなすことができる。
図3Aに示すように、物体310を遠い距離にて見ることができるとき、両眼は、ほとんど収束なく類似の又は同じ方向を見つめていると考えられる。例えば、少し離れてから物体310を見るとき、右眼305の凝視は、点304にて軸311を横切る場合があり、左眼300の凝視は、点301にて軸311を横切る場合がある。図3Bに示すように、物体310を接近した距離にて見ることができるとき、両眼は、収束する場合があるが、それでもまだ前方を見つめている。例えば、物体を超えて軸線311まで延ばしたとき、右眼305の凝視は、点322にて軸311を横切る場合があり、左眼300の凝視は、点323にて軸311を横切る場合がある。
図3Cに示すように、物体310を中央より左に位置する場合があるとき、左眼は、前を見ている場合があり、右眼は、ずれて左を見る場合がある。例えば、左眼300の凝視が点341にて軸311を横切る場合があり、右眼305の凝視は、点342にて軸311を横切る場合がある。図3Dに示すように、図3Cの反対が、物体310が中央より右に位置する場合のときに発生する場合がある。例えば、左眼300の凝視が点363にて軸311を横切る場合があり、右眼305の凝視は、点364にて軸311を横切る場合がある。
幾つかの態様においては、例示したように、右眼305の凝視は、近い物体310を見るとき(図3B)、及び、中央より左寄りに物体310を見るとき(図3C)、同じ点322にて軸311を横切る場合がある。同様に、例示したように、左眼300の凝視は、遠くの物体310を見るとき(図3A)、及び、中央より左寄りに物体310を見るとき(図3C)、同じ点301にて軸311を横切る場合がある。右の眼用レンズ316が左の眼用レンズ315と通信することができない場合、レンズ及び外部デバイスは、例示したような、図3Aと図3Bとの間の距離の変化により促された凝視の変化と、例示したような、図3Cと図3Dとの間の方向の変化により促された凝視の変化とを見分けることができない場合がある。
図4及び5をここで参照すると、位置認識機構部405、505を有する通電性眼用レンズ400、500が例示されている。眼の上に位置決めされる眼用レンズ400、500内に組み込まれた瞳孔位置及び収束検出システム405、505は、瞳孔、眼用レンズ400、500又は両方の位置を追跡することができる。例えば、検出システムは、瞳孔を観察することが可能な逆対向式光検出器、又は、眼の移動を追跡することが可能な加速度計を含むことができる。
図4に示すように、位置認識機構部405は眼用レンズ400の後ろの眼移動を検出することができ及び/又は眼用レンズ400の前の眼瞼の位置を検出することができる。幾つかの例示的な実施形態において、眼用レンズ400は、センサーアレイ405を含むことができる。眼用レンズ400が眼瞼の位置を検出することができる場合、センサーアレイ405は、1つ又は2つ以上の光センサーを含むことができる。そのような光センサーは、明確な光学ゾーンを遮断することなく眼瞼の位置を確実に判断するのに十分なサンプル場所をもたらすために眼用レンズ400上の適切な場所に設置することができる。例えば、例示するように、センサーの垂線を光学ゾーン415の外側に配置することができる。
眼瞼が開いた位置にある場合のとき、光センサー405の全て又は大部分を露出させて周囲光を受光することができ、これにより、眼用レンズ400内に含められた電子回路により検出可能な光電流を作ることができる。眼瞼の位置の変化は、光センサーの一部又は全部について周囲光露光を制限することができる。眼用レンズは、光電流の異なるレベルに基づいて眼瞼の位置を検出できるとすることができる。
眼瞼検出デバイスは、眼用レンズ及び/又は外部デバイスが故意のまばたき又はウィンクパターンを含むことができる眼のしぐさを認識することを可能にすることができる。幾つかの好ましい実施形態において、眼瞼検出を収束検出と組み合わせることができる。このような組み合わせは、眼用レンズが故意の眼瞼位置と故意でない眼瞼位置変化を見抜くことを可能にすることができ、故意でない眼瞼位置変化は、例えば、異なる距離の物体間の焦点を変えることにより引き起こすことができる。
幾つかの例示的な実施形態において、光検出器アレイ405は、後向きとすることができ、眼用レンズ400は、凝視を追跡することができる。光検出器アレイ405までの光は、瞳孔の外側に位置するときに阻止することができる。眼が凝視を変える場合があるとき、光検出器405の一部を瞳孔越しに反射した光に晒すことができる。したがって、眼用レンズ400は、安定化機構410を含むことができ、該特徴部は、眼が安定式(ballasted)眼用レンズ400の後で移動することを可能にすることができる。
図5に示すように、瞳孔位置及び収束検出器システムは、いくつかの部品を含むことができ、いくつかの部品は、例えば、3軸加速度計505、電源510、送受信機515、及び、信号条件付け回路及びメモリを含む制御装置520を含むより複雑なシステムを形成することができる。2つの眼用レンズ間の通信チャネルは、瞳孔位置及び収斂検出システムが瞳孔位置に同期することを可能にすることができる。
幾つかの例示的な実施形態において、眼用レンズ500は、眼とともに動くことができる。そのような実施形態において、眼用レンズ500は、加速度計505などの1つ又は2つ以上の位置認識機構部を含むことができる。幾つかのそのような実施形態において、加速度計505は、例えば、圧電セラミックス又は水晶を含む圧電、圧電抵抗、又は容量性部品を含むことができる。加速度計505は、微小電気機械システム(MEMS)を含むことができる。他において、図4に例示するように、眼用レンズ400は、安定化機構410により安定化することができ、眼は、レンズ400の後ろで移動することができる。
図6をここで参照すると、2次620及び3次のデバイス630と無線で通信するように構成された眼用レンズ605、610を含む眼用レンズシステムが例示されている。幾つかの例示的な実施形態において、2次のデバイス620は、眼用レンズシステム605、610、2次620及び/又は3次のデバイス630から受信されたか又は該システム及びデバイス間でやりとりされたデータに基づいてデータを周辺装置650に送るように構成することができる。例えば、2次のデバイス620は、グルコースレベルが糖尿病の使用者において危険なほど低い又は高い場合など、使用者が緊急治療を必要とする恐れがあることを示す眼用レンズシステム605、610からデータを受信することができる。これに応じて、2次のデバイス620は、病院に使用者600に救急車を送ることを促すことができる、近くの病院又は医療施設の緊急時システムなど第三者コンピュータシステムを含め、周辺装置650に通知を送ることができる。幾つかの例示的な実施形態において、眼用レンズシステム605、610、2次620及び3次のデバイス630の1つ又は2つ以上は、全地球測位システムメカニズムを含むことができ、使用者の居場所を緊急時情報と共に送信することができる。
代替実施例として、通電性眼用レンズ605、610は、視覚療法を支援することができ、使用者600は、特有の眼の運動を実行することができる。該運動は、損傷又は間違いに対応する使用者の脳の能力を増大させることができる。幾つかの例示的な実施形態において、較正により、図9A〜9Dに関して説明するように、1組の目標パラメータを確立することができる。例えば、眼用レンズ605、610、2次のデバイス620及び/又は3次のデバイス630は、眼の移動が容認可能な範囲から外れつつあるとき、又は、外れつつあるか否かを判断することができ、療法スケジュールにより、容認可能な範囲を確立することができる。
幾つかの例示的な実施形態において、療法スケジュールを、物理療法診察室内のコンピューティングシステムなど、周辺装置650からアップロードすることができる。幾つかのこのような実施例において、指定のデータを療法中に収集することができ、該データは、使用者600の経過を示すことができ、指定のデータを再び周辺装置650に送信することができる。第三者が、結果に基づいて療法スケジュールを調整することができる。
別の例示的な実施形態において、2次のデバイス620は、予め定義されたデータを第三者記憶装置に、例えば、インターネット「クラウド」、第三者サーバメモリシステム、又は使用者のパーソナルコンピュータに送ることにより、記憶されたデータを「バックアップする」ことができる。
眼用レンズシステムは、メモリバックアップ機構部として2次のデバイス620及び3次のデバイス630の一方又は両方を利用することができ、レンズ605、610を含む眼用レンズシステムは、予め定義されたデータを外部デバイス620、630に定期的に送信することができる。幾つかの例示的な実施形態において、データの送信により、レンズ605、610を含む眼用レンズシステムに、システム内に記憶されたデータを消去することを促すことができ、これは、記憶容量の低減を可能にすることができる。
尚も更なる実施例において、2次のデバイス620をプログラムすることができ、指定のデータを周辺装置650に送信することができる。例えば、レンズ605、610を含む眼用レンズシステムは、排卵段階又は妊娠を示すことができる生物マーカを監視することができ、使用者は、配偶者又は医者のグループなど、特定の人又はグループの人達にそのイベントを通知するように2次のデバイス620をプログラムすることができる。
幾つかの例示的な実施形態において、3次のデバイス630は、レンズ605、610を含む眼用レンズシステムについて1次電力及び/又は処理ソースを含むことができる。あるいは、3次のデバイス630は、補助処理及び/又は電源を含むことができ、3次のデバイス630は、眼用レンズ605、610を含む眼用レンズシステムの能力を強化することができる。例えば、3次のデバイス630は、眼用レンズ605、610を含む眼用レンズシステム内の電源を充電するように構成することができ、これは、眼用レンズ605、610を含む眼用レンズシステムが延長された期間に亘ってサンプルレートを増大させることを可能にすることができる。幾つかのこのような実施例において、眼用レンズ605、610を含む眼用レンズシステムは、3次のデバイス630なしで動作可能とすることができるが、該システムを3次のデバイス630で最適化することができる。
外部デバイス620、630及び眼用レンズ605、610は、3つのデバイスが無線で通信することを可能にする相補型通信プロトコルを含むことができる。幾つかの例示的な実施形態において、通信プロトコルは、例えば、赤外線を含め、デバイス間の近接度を拠り所とすることができる技術を含むことができ、これは、想定外の外部デバイスとの不注意による無線通信を制限することができる。
幾つかの代替例示的な実施形態は、通常は、例えば、ブルートゥース技術など、標準的な外部デバイス内に含まれた技術を介して眼用レンズと外部デバイスとの間のペアリングを可能にすることができる。他の無線通信方法と比較すると、ブルートゥース技術は外部デバイスにおいて相対的に共通である場合があり、同期には更なるハードウェアを不要とすることができる。
あるいは、通信プロトコルは、例えば、ANT又はZigBee技術などの低電力化の実施形態を含むことができる。これは、眼用レンズが、サンプリングによる電力損失の制限も同時に行いながら外部デバイスからの外部デバイスイベントデータ送信の環境を定期的にサンプリングできることを可能にする。低電力無線プロトコルは一般に、眼用レンズの潜在的な通電性持続時間を延長し得る。補完型無線プロトコルプロファイルは、意図された外部デバイスからの送信のみを受信するように眼用レンズを制限することができる。
幾つかの例示的実施形態では、使用前にペアリングが為され得る。例えば、眼用レンズは、意図された外部デバイスにダウンロードすることができるアプリケーションソフトウェアを使用してなど、特定の外部デバイスと相互作用するように事前にプログラミングすることができる。そのような他の実施形態においては、特定の眼用レンズ又は眼用レンズパックに固有なものであり得るシリアル認証コード又は電子ペディグリー(e−ペディグリー)を、眼用レンズに含めてもよい。眼用レンズを識別する固有のコードは、眼用レンズのブランド又は系列に関連したシリアライゼーション方法に応じて異なる場合がある。
外部デバイスは、特有のシリアルコードを認識するようにプログラムすることができる。幾つかの例示的実施形態において、使用者は、キャプチャ技術を利用した外部デバイスを、認証シリアル番号に関連付けることができる在庫商品識別番号(SKU)バーコード又はクイックレスポンス(QR)バーコードを走査又は写真撮影するようにプログラミングすることができる。そのような幾つかの態様においては、例えば、眼用レンズのパッケージング(例えば、個々のブリスターパッケージ、複数のブリスターパッケージ用のボックス、又は他の一般的なパッケージング手法)に、SKU又はQRバーコードが見つかることがあり得る。眼用レンズ又は眼の汚染又はダメージを減ずるためには、眼用レンズとの直接的な相互作用によってではなく、寧ろパッケージングを介しての相互作用により、ペアリングを開始する方が好適であり得る。
幾つかの例示的実施形態においては、走査されたコードに眼用レンズの識別属性が指定されていることがあり得る。この識別は、外部デバイスが特に意図された眼用レンズと通信することを可能にすることができる例えば、その無線通信技術に応じて認証コード、Bluetoothプロファイル、赤外線波長、又は赤外線信号パターンを、走査済みのコードに含めることができる。
眼用レンズと外部デバイスとの間の通信に先立ち、2つのデバイスは、例えば、無線周波識別システムを使用してなど、シリアル認証又はe−ペディグリーを交換又は認識することができる。幾つかの例示的な実施形態において、外部デバイスイベントは、外部デバイスをトリガして、識別又は認証問い合わせを眼用レンズに送信することができる。問い合わせに認証コード全体若しくは一部が含まれる場合もあれば、又は一切含まれない場合もある。例えば、外部デバイスは、コード全体を送信する場合があり、そのコードが眼用レンズのシリアルコードと一致する場合、レンズは、シリアルコード又は正しいシリアルコードの認識が含まれ得る応答を送信することができる。
あるいは、問い合わせは、シリアルコードの一部を含む場合があり、眼用レンズは、残りの部分で応答することができる。文字列が正常に完了した旨のものである場合、更なる無線通信が可能となり得る。なおも更なる代案において、問い合わせがあったときに必ずしもシリアルコードの如何なる部分も伝送されるとは限らないが、眼用レンズにそのコード全体を伝送するように促すことは可能である。外部デバイスによってシリアルコードが検証された場合は無線通信を継続でき、シリアルコードが不一致の場合は無線通信を終了できる。
幾つかの例示的な実施形態において、ペアリングは、眼上で完全に行うことができ、使用者又は外部デバイスオペレータは、外部デバイスを眼用レンズの近傍に設置することができる。使用者は、例えば、ダウンロード可能なモバイルアプリケーション又は製造中にインストールされた標準的な無線ソフトウェアを含め、ソフトウェアアプリケーションを利用して、外部デバイスに、眼用レンズの無線プロファイル又はプロトコルがないか走査するように促すことができる。そのような初期の走査により、赤外線又はブルートゥース技術を介して、外部デバイスを例えば、眼用レンズとペアリングすることができる。ペアリングに基づいて眼用レンズのIDが外部デバイスによって検証された場合、以降も無線通信が発生し得る。
幾つかの例示的な実施形態において、眼用レンズは、単一の指定の外部デバイスを介して通信することができる。あるいは、眼用レンズを複数の外部デバイスとペアリングすることができ、デバイスの任意の1つと近接していることにより、2つのレンズ間の無線通信を可能にすることができる。例えば、外部デバイスとしては、デスクトップコンピュータ、テレビ、タブレット及び/又はスマートフォンを挙げることができる。使用者は、眼用レンズを4つの外部デバイスの全てと同期化することができ、これにより、使用者が4つのデバイスのいずれかの近傍にある場合のとき、又は、更に詳しくは、使用者が4つのデバイスのいずれかとエンゲージメントしたときにレンズ間の通信を可能にすることができる。複数のデバイスの利用により、使用者を単一のデバイスに結びつけることなく連続的な通信を可能にすることができる。
例示の実施例として、眼用レンズIDを検証するための手段として、無線周波数識別(RFID)を利用してもよい。RFIDを介した検証では、外部デバイスが眼用レンズの視線範囲内にあることは必ずしも要求されない。そのような実施形態では、無線通信が特定の範囲に限定されることがあり得るが、必ずしも特定の場所に限定されない。例えば、外部デバイスは、バッグ又はポケット内に位置することができ、無線通信は、それでも、外部デバイスが範囲内と考えられる場合に行うことができる。
RFIDシステムではまた、タグ及びリーダーの種類に基づいてID交換を行うための低電力要件が考慮され得る。幾つかの例示的実施形態においては、パッシブタグを眼用レンズに含めることによって、眼用レンズが外部デバイス内のアクティブなリーダーからの問い合わせに応答できるようにしている。そのような実施形態は、眼用レンズの内部における電力使用量を保存することができる。そのような幾つかの態様において、問い合わせが眼用レンズを促し、外部デバイスイベントデータ用に定義された環境のサンプリングを開始することができる。例えば、認証コードを検証することができないときなどには、省電力化のため、問い合わせが発生する前に眼用レンズが非アクティブ化される場合もあれば、指定された時間が経過した後でサンプリングが非アクティブ化される場合もある。あるいは、眼用レンズは、外部デバイスの存在及び連動要求に基づいて変動する場合がある異なる速度でサンプリングすることができる。
図7をここで参照すると、眼用レンズ725、730、755、765が複数の使用者720、750、760により装用される眼用レンズシステムが例示されている。このような例示的な実施形態において、レンズ725、730、755、765は同じ2次のデバイス700を介して、かつ、それと通信することができるが、3次のデバイス(図示せず)を利用する場合もあれば、利用しない場合もある。例えば、第1の使用者720上のレンズ725、730は、3次のデバイス(図示せず)からの電力サポートを利用することができ、第2の使用者750上のレンズ755は、3次のデバイスと通信しない場合もあれば、別個の3次のデバイスと通信する場合もある。
例示的な図として、眼用レンズシステムは、第1の使用者720の1組の眼の上の眼用レンズ725、730と、第2の使用者750上の単一の眼用レンズ755と、第3の使用者760上の単一の眼用レンズ765とを含むことができる。そのような実施例において、第1の使用者720上のレンズ725、730の組は、凝視及び収束データを2次のデバイス700に送信することができ、レンズ725、730は、全地球測位システムを介することなどにより、方向及び位置データを送信することもできる。
2次のデバイス700は、単一の使用者720上の1組の眼の上で2つのレンズ725、730からのデータを利用して、収束及び凝視データに基づいて第1の使用者720の視距離735を確立することができる。第2の750及び第3の使用者760からの場所及び凝視方向データを追加することにより、2次のデバイス700が3人の使用者により見られる物体の場所範囲740をより正確に判断することを可能にすることができる。図7に例示する場所範囲740は、例示を目的としているにすぎず、第1の使用者720、第2の使用者750及び第3の使用者760からの例示された方向の情報に基づく包括的な範囲とみなすべきでない。
例えば、第1の使用者720上のレンズ725、730は、第1の使用者720の正確な場所(すなわち、緯度及び経度)、正確な視距離735、及び正確な凝視方向(即ち、基本方位)を送信することができ、レンズ750、760。したがって、そのような例示的な実施形態において、第1の使用者は、補助処理能力及び/又はエネルギーを供給することができる3次のデバイス(図示せず)を携行、装用、又は利用することができる。処理及び電力上の負担は、第2及び第3の使用者750、760上の単一のレンズ755、765について大幅に低減させることができ、そのような実施例において、3次のデバイスを利用することは、第2及び第3の使用者750、760には不要であろう。
使用者750、760が、1つの通電した眼用レンズ755、765を装用することができる実施例において、使用者は、第2の受動型眼用レンズを装用する場合もあれば、装用しない場合もある。使用者760が視力矯正を必要とする場合、第2のレンズ770は、視力矯正機能を含むことができ、通電性レンズ765は、封入式ヒドロゲル部の構造を介してなど、受動型視力矯正面を含むことができる。しかしながら、使用者750が視力矯正を必要としない場合、使用者750は、第2のレンズを装用しなくてもよい。
このような例示的な態様において、2次のデバイス700は、第2の750及び第3の使用者760上の眼用レンズ755、765からの凝視の座標及び基本方位を要求することができる。第1の720、第2の750、及び第3の使用者760の相対位置に基づいて、2次のデバイス700は、3人の使用者が見ている物体が位置すると考えられる三角形の領域を判断することができる。それぞれのレンズの座標データを送信することにより、2次のデバイス700が、使用者720、750、760は同じ物体又は領域を見ていると考えられるかどうか判断することを可能にすることができる。例えば、第2の使用者750上のレンズ755が西を向いていると考えられ、第3の使用者760上のレンズ765の西に位置すると考えられ、第3の使用者760上のレンズ765が東を向いていると考えられる場合、第2の750及び第3の使用者760は、同じ物体又は領域740を見ているとは考えられない。
幾つかの他の例示的な実施形態において、第1の使用者は、単一の眼用レンズのみを装用することができ、それぞれ使用者は、腕時計など、2次のデバイスを装用又は携行することができる。それぞれの2次のデバイスは、位置及び方向データを、例えば、中央のコンピュータに定期的に送信することができる。そのような例示的な実施形態は、要員の相対位置は、作戦又は戦術の成功及び効果に非常に重要であり得るゲーム又は軍事作戦において有用であると考えられる。例えば、ターゲットのサイズ及び位置は、個人からの言葉による反応又は報告書がなくても計算することができ、これにより、人為的ミスの機会を低減することができる。
図8A〜8Cをここで参照すると、数組の眼800が、2次のデバイスの画面820を見ていることが例示されており、画面820は、プライバシーガードを含む。幾つかの例示的な実施形態において、外部デバイスは、セキュリティ又はプライバシーガード又はレイヤを有する画面820を含むことができ、眼用レンズ810上のフィルタは、画面820のコンテンツを見るために必要とある場合がある。図8Aをここで参照すると、ここでは受動型眼用レンズ805を装用していると図示される、通電性眼用レンズシステムを装用しない1対の眼800により見られるときの、プライバシーガードを有する外部デバイスの画面820が例示されている。使用者800は、プライバシーガードを介して画面820を見ることができないと考えられるか、又は、使用者は、プライバシーガードを起動解除することができないと考えられる。
図8Bをここで参照すると、プライバシーガードを有する外部デバイスの画面820を見ることが可能な眼用レンズシステム810の例示的な実施形態が例示されている。幾つかの例示的な実施形態は、単一の通電性レンズ(図示せず)を含むことができ、使用者は、反対の眼に受動型レンズを装用することができるか、又は、視力矯正が必要ではない場合には、使用者は、第2のレンズを装用しなくてもよい。視力矯正が必要である場合、静的視力矯正機能を通電性レンズと共に含めることができる。あるいは、連動には、例えば、デバイスが凝視、収束又は両方を追跡することができる場合、2つの通電性レンズ810から相対的な情報を必要とする場合がある。このような例示的な実施形態において、例示するようになど、使用者は、2つの通電性眼用レンズ810を装用する必要がある場合がある。
図8Cをここで参照すると、プライバシーガードを有する外部デバイスの画面820を見ることが可能な眼用レンズシステム810の別の例示的な実施形態が例示されている。図8Bに例示する実施形態とは対照的に、図8C内の眼用レンズシステム810は、腕時計など3次の外部デバイス830を利用して、使用者が画面を見ることを可能にするように画面820を起動解除又は調整する。幾つかの例示的な実施形態において、眼用レンズシステム810が1組の眼800上に、かつ、3次のデバイス830の予め定義された付近に位置するとき、3次のデバイス830内のサンプルレートが増加することができ、その結果、2次のデバイスと眼用レンズシステム810との間の反応の遅延が低減される。
幾つかの例示的な実施形態において、プライバシーガード設定は、静的とすることができ、これには、眼用レンズ内又は眼用レンズ上の受動型フィルタのみを必要とすることができる。あるいは、プライバシーガード設定は調整可能とすることができ、通電性眼用レンズ上のフィルタは、可変のガード設定に対応するようにプログラム可能であってもよい。可変のガード設定により、別の使用者の眼用レンズが同じフィルタを含む確率を制限することができる。可変のガード設定を使用者によりプログラムすることができるか、又は、ランダムに生成することができる。
幾つかの例示的な実施形態において、プライバシーガードは、偏光画面又は薄い色の画面を含むことができる。プライバシーガードが偏光画面を含む場合、フィルタは、相補型偏光を含むことができ、フィルタの偏光は、画面の偏光と整合することができる。プライバシーガードが淡色を含む場合に、フィルタは淡彩の特有の波長の吸収を阻止することができる。
眼用レンズ内のフィルタは、プライバシーガードを介してデバイスを見るときに起動させることができ、これにより、フィルタがプライバシーガードを介して見ていないときに使用者の視力を妨げるのを防止することができる。そのようなプライバシーガードは、取り外し可能なフィルタシートなどの一般的な画面保護方法より簡便であり、わかりにくく、かつ、確実とすることができる。
図9A〜9Dをここで参照すると、例示的な一連の較正工程が例示されており、眼用レンズシステムを装用する使用者900の1対の眼に、2次のデバイス920の画面上の物体又は点925を見るように促すことができる。この一連は、上からの図で例示されており、外部デバイス920は、凝視に平行した位置で図示されているが、他の角度も実際的であり得るので、本明細書で説明する発明性がある当技術分野の検討対象の一部とされたい。使用者900が1組の通電性眼用レンズ930を装用していると考えられる場合、外部デバイス920は、位置入力を両方のレンズ930から受信することができる。
図9Aに示すように、使用者900が遠い距離にて外部デバイス920上の物体925を見るとき、両眼は、ほとんど収束がなく、類似の又は同じ方向で見つめていると考えられる。図9Bに示すように、使用者900が近い距離にて外部デバイス920で物体925を見るとき、両眼は、収束するが、まだ前を見つめている。図9Cに示すように、使用者900が外部デバイス920の画面の左の一部にある物体925を見るとき、左眼は、前を見ていると考えられ、右眼は、ずれて左を見ると考えられる。図9Dに示すように、図9Cの反対が、外部デバイス920の画面の右の一部にある物体925を見るときに発生すると考えられる。
したがって、2次のデバイス920は、使用者900に、図9A〜9Dに例示する異なる距離及び位置にて物体925を見ることを促すことができ、この一連のプロンプトは、使用者900に関連した較正プロファイルを作ることができる。較正により、使用者の優先事項及び属性を確立することができる。較正により、レンズが使用者の眼の動きをより正確に追跡することを可能にすることができる。較正プロセスにより、基線データを外部デバイス、眼用レンズ又は両方に供給することができる。幾つかの態様において、較正により、レンズ930が眼の動きに対してどのように動くかを認識するように眼用レンズをプログラムすることができる。
較正により、外部デバイスが、故意の眼の移動と、例えば眼振による動きなど無意識の眼の移動を見分けることを可能にすることができる。較正ステップにより、使用者に、予め定義された時間の長さにわたって外部デバイスの画面上の物体にて見るように促すことができる。その時間を通して、外部デバイスは、初期の焦点からの速度、方向及び距離を含め、不随意運動データを記録又は認識することができる。
較正に基づいて、外部デバイスは、電子デバイスにおいて一般的であるように、雑音と同様にデータを処理して、不随意運動データを認識して無視できるとすることができる。重度の又は問題がある眼振を有する使用者については、較正は、眼の随意運動と眼の不随意運動を区別するには不十分な場合がある。幾つかのそのような実施形態において、特化した眼用レンズ、外部デバイスにおける更なるソフトウェア、又は両方の組み合わせが、不随意眼球運動の「雑音」を適切に克服するために必要な場合がある。外部デバイスは、較正結果を保存してその較正に基づいて1つのレンズから位置データを処理することができる。したがって、反対の眼に送信された位置データは、既に調整済みとすることができ、眼用レンズに掛かる処理負荷の一部が軽減される。
幾つかの例示的な実施形態において、較正データに基づいて、2次のデバイスを、不随意眼球運動を追跡するように構成することができる。不随意眼球運動を疲労及び特定の感情に関連づけることができる。例えば、使用者が疲れているか又は興奮しているとき、不随意眼球運動は、速度及び頻度が増大する場合があるので、使用者に、疲れているか又は興奮しているかを認めるように促すことができる。そのような例において、2次のデバイスは、経時的にプロファイルを作ることができ、プロファイルにより、特有の不随意眼球運動パターンを使用者の感情的な又は身体的な状態と関連づけることができる。
幾つかの例示的な実施形態において、較正により、正しくない眼の上でレンズを装用する機会を制限することができる。例えば、較正により、右眼が特有の識別ストリングを有する眼用レンズを装用することを確立することができ、該ストリングをそれぞれの位置データと共に送信するか、又は、送信してペアリングを開始することができる。右のレンズを左眼の上に置くことができる場合、位置データが、確立された正常範囲から外れる場合があり、例えば、その場合、位置データは、眼が反対の方向を見ていることを示唆する場合がある。そのような態様において、通知機構部が起動して、レンズを正しくない眼に置いた恐れがあると使用者に警告することができる。
インサートを基本とする眼用レンズの材料
幾つかの例示的実施形態において、レンズのタイプは、シリコーン含有成分を含むレンズであり得る。「シリコーン含有成分」は、モノマー、マクロマー、又はプレポリマーに少なくとも1つの[−Si−O−]単位を含有するものであってよい。好ましくは、合計Si及び結合Oは、シリコーン含有成分中に、当該シリコーン含有成分の総分子量の約20重量%より大きい、更に好ましくは30重量%より大きい量で存在する。有用なシリコーン含有成分は、好ましくは、アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニル、N−ビニルラクタム、N−ビニルアミド及びスチリル官能基などの重合性官能基が含まれる。
幾つかの例示的実施形態において、インサートを包囲する、時にはインサート封入層と呼ばれる場合もある眼用レンズ裾部は、標準のヒドロゲルレンズ配合物を含むことができる。多数のインサート材料と許容可能な調和を呈する特性を備える例示の材料としては、ナラフィルコン系(ナラフィルコンA及びナラフィルコンBを含む)が挙げられてよい。あるいは、エタフィルコン系(エタフィルコンAを含む)が例示の材料の良い選択肢を表す場合がある。本明細書中の技術と一貫性をもつ材料の性質に関して更に技術的に包括的な記述が続くが、封止インサート及び封入インサートの許容可能な包囲体又は部分的包囲体を形成し得る如何なる材料も一貫性をもち、かつ包含されることが明らかであろう。
好適なシリコーン含有成分は、式Iの化合物を含む:
Figure 2015062063
式中、
は、一価反応基、一価アルキル基、又は一価アリール基から独立して選択することができ、前述のいずれかはヒドロキシ、アミノ、オキサ、カルボキシ、アルキルカルボキシ、アルコキシ、アミド、カルバメート、カーボネート、ハロゲン又はこれらの組み合わせから選択される官能基を更に含み得、そして1〜100個のSi−Oの繰り返し単位を含み、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、オキサ、カルボキシ、アルキルカルボキシ、アルコキシ、アミド、カルバメート、ハロゲン又はこれらの組み合わせから選択される官能基を更に含み得る一価シロキサン鎖であってもよく、
式中、b=0〜500、bが0以外であり得るとき、bは、表示された値に等しいモードを有する分布であり得ると理解されることができ、
ここで、少なくとも1つのRには、一価の反応性基が含まれ、また、実施形態によっては、1つから3つの間のRに一価の反応性基が含まれる。
本明細書で使用するとき、「一価反応基」は、遊離基及び/又はカチオン重合を経ることができる基である。フリーラジカル反応性基の非限定的な例としては、(メタ)アクリレート、スチリル、ビニル、ビニルエーテル、C1〜6アルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、C1〜6アルキル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルラクタム、N−ビニルアミド、C2〜12アルケニル、C2〜12アルケニルフェニル、C2〜12アルケニルナフチル、C2〜6アルケニルフェニル、C1〜6アルキル、O−ビニルカルバメート及びO−ビニルカーボネートが挙げられる。カチオン反応性基の非限定例としては、ビニルエーテル又はエポキシド基及びこれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、フリーラジカル反応基には、(メタ)アクリレート、アクリルオキシ、(メタ)アクリルアミド、及びこれらの混合物が含まれる。
好適な一価アルキル基及びアリール基としては、置換及び非置換のメチル、エチル、プロピル、ブチル、2−ヒドロキシプロピル、プロポキシプロピル、ポリエチレンオキシプロピル、これらの組み合わせなどの、非置換の一価C〜C16アルキル基、C〜C14アリール基が挙げられる。
幾つかの例示的な実施形態において、bはゼロとすることができ、1つのRは一価反応性基とすることができ、少なくとも3つのRは、1〜16個の炭素原子を有する一価アルキル基から選択され、別の実施形態においては、1〜6個の炭素原子を有する一価アルキル基から選択される。本実施形態のシリコーン成分の非限定例としては、2−メチル−、2−ヒドロキシ−3−[3−[1,3,3,3−テトラメチル−1−[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロポキシ]プロピルエステル(「SiGMA」)、
2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルオキシプロピル−トリス(トリメチルシロキシ)シラン、
3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(「TRIS」)、
3−メタクリルオキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、及び
3−メタクリルオキシプロピルペンタメチルジシロキサンが挙げられる。
別の例示的実施形態において、bは2〜20、3〜15とすることができるか、又はいくつかの例示的実施形態においては3〜10であり、少なくとも1つの末端Rは一価反応性基を含み、残りのRは、1〜16個の炭素原子を有する一価アルキル基から選択され、別の実施形態においては1〜6個の炭素原子を有する一価アルキル基から選択される。更に他の例示的実施形態において、bは3〜15とすることができ、1つの末端Rは一価反応性基を含み、その他の末端Rは1〜6個の炭素原子を有する一価アルキル基を含み、残余のRは1〜3個の炭素原子を有する一価アルキル基を含む。本実施形態のシリコーン成分の制限されない例には、(モノ−(2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピル)−プロピルエーテル末端のポリジメチルシロキサン(400〜1000MW))(「OH−mPDMS])、モノメタクリルオキシプロピル末端のモノ−n−ブチル末端のポリジメチルシロキサン(800〜1000MW)、(「mPDMS」)が含まれる。
別の例示的実施形態において、bは5〜400、又は10〜300とすることができ、両方の末端Rは一価反応基を含み、残りのRは炭素原子間のエーテル結合を有することもあり、ハロゲンを更に含むこともある、1〜18個の炭素原子を有する一価アルキル基から独立して選択される。
例示的な一実施形態において、シリコーンヒドロゲルレンズが所望することができる場合に、本発明のレンズは、ポリマーを作ることができる反応性モノマー成分の総重量に対して少なくとも約20%wt、好ましくは約20〜70%wtのシリコーン含有成分を含む、反応性混合物から構成される。
別の例示的実施形態において、1〜4個のRは、次式のビニルカーボネート又はカルバメートを含む。
Figure 2015062063
式中、YはO−、S−又はNH−を意味し、
Rは、水素又はメチルを示し、dは、1、2、3、又は4とすることができ、qは、0又は1とすることができる。
シリコーン含有ビニルカーボネート又はビニルカルバメートモノマーは、具体的には、1,3−ビス[4−(ビニルオキシカルボニルオキシ)ブト−1−イル]テトラメチル−ジシロキサン、3−(ビニルオキシカルボニルチオ)プロピル−[トリス(トリメチルシロキシ)シラン]、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルアリルカルバメート、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルビニルカルバメート、トリメチルシリルエチルビニルカーボネート、トリメチルシリルメチルビニルカーボネート、及び以下を含む。
Figure 2015062063
約200以下の弾性率を有する生物医学的装置が所望される場合、1個のRのみが一価反応基を含むものとし、残りのR基のうちの2個以下は、一価シロキサン基を含む。
別のクラスのシリコーン含有成分としては、次の式のポリウレタンマクロマーが挙げられる。
式IV〜VI
G)
E(A) 又は、
E(G)
(式中、
Dは、炭素原子6〜30個を有するアルキルジラジカル、アルキルシクロアルキルジラジカル、シクロアルキルジラジカル、アリールジラジカル又はアルキルアリールジラジカルを示し、
Gは、炭素原子1〜40個を有するアルキルジラジカル、シクロアルキルジラジカル、アルキルシクロアルキルジラジカル、アリールジラジカル又はアルキルアリールジラジカルを示し、これは、主鎖中にエーテル、チオ又はアミン結合を含有できる。
はウレタン又はウレイド結合を意味し、
は少なくとも1とすることができる。
Aは次の式の二価重合ラジカルを意味する。
Figure 2015062063
11は1〜10個の炭素原子を有しかつ炭素原子間にエーテル結合を含み得るアルキル基又はフルオロ置換アルキル基を独立して示し;yは少なくとも1とすることができ、;pは400〜10,000の部分重量を提供し;E及びEはそれぞれ独立して次の式に示される重合性不飽和有機ラジカルを示す。
Figure 2015062063
式中、R12は水素又はメチルとすることができ、R13は水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルラジカル又はa−CO−Y−R15ラジカルとすることができ、式中Yは−O−、Y−S−又は−NH−とすることができ、R14は1〜12個の炭素原子を有する二価ラジカルとすることができ、Xは−CO−又は−OCO−を意味し、Zは−O−又は−NH−を意味し、Arは6〜30個の炭素原子を有する芳香族ラジカルを意味し、wは0〜6とすることができ、xは0又は1とすることができ、yは0又は1とすることができ、zは0又は1とすることができる。
1つの好ましいシリコーン含有成分は、以下の式で示されるポリウレタンマクロマーとすることができる。
Figure 2015062063
式中、R16は、イソホロンジイソシアネートのジラジカル等のイソシアネート基除去後のジイソシアネートのジラジカルとすることができる。別の好適なシリコーン含有マクロマーは、フルオロエーテル、ヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン、イソホロンジイソシアネート及びイソシアネートエチルメタクリレートの反応によって形成される式X(式中、x+yは、10〜30の範囲の数とすることができる)の化合物とすることができる。
Figure 2015062063
本発明の使用に好適な他のシリコーン含有成分には、ポリシロキサン、ポリアルキレンエーテル、ジイソシアネート、ポリフッ素化炭化水素、ポリフッ素化エーテル、及び多糖類基を含有するマクロマー、末端のジフルオロで置換された炭素原子に結合する水素原子を有する、極性のフッ素化グラフト又は側基を有するポリシロキサン、エーテル及びシロキサニル結合を含有する親水性シロキサニルメタクリレート、並びにポリエーテル及びポリシロキサニル基を含有する架橋性モノマーが含まれる。また、前述のポリシロキサンのいずれも、本発明のシリコーン含有成分として使用され得る。
図示及び説明されたものは、最も実用的かつ好ましい実施形態であると考えられるが、説明及び図示した特定の設計及び方法からの変更がそれ自体当業者にとって自明であり、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく使用できることは明らかであろう。本発明は、説明及び図示される特定の構造に限定されるものではないが、付属の特許請求の範囲に含まれ得るすべての改変例と一貫性を有するものとして構築されなければならない。
〔実施の態様〕
(1) 第1の外部デバイスとの無線通信が可能な眼用レンズシステムであって、
前記第1の外部デバイスと無線で通信するように構成された第1の眼上の第1の眼用レンズ、を備え、前記第1の眼用レンズは、
第1のレンズ送信器と、
第1のレンズ受信器と、
前記第1のレンズ送信器及び前記第1のレンズ受信器と電気的に導通している第1のレンズプロセッサーと、
前記第1の眼上の設置、及び、前記第1のレンズ送信器、前記第1のレンズ受信器、及び前記第1のレンズプロセッサーの1つ又は2つ以上の少なくとも一部の封入のために構成された第1のソフトレンズ部と、を含み、前記第1の外部デバイスは、第1のデバイス電源と、第1のデバイス送信器と、第1のデバイス受信器と、前記第1のデバイス電源、前記第1のデバイス送信器、及び前記第1のデバイス受信器と電気的に導通している第1のデバイスプロセッサーと、を含む、システム。
(2) 前記第1の眼用レンズ及び前記第1の外部デバイスの一方又は両方と無線で通信するように構成された第2の眼上の第2の眼用レンズを更に備え、前記第2の眼用レンズは、
第2のレンズ送信器と、
第2のレンズ受信器と、
前記第2のレンズ送信器及び前記第2のレンズ受信器と電気的に導通している第2のレンズプロセッサーと、
前記第2の眼上の設置、及び、前記第2のレンズ送信器、前記第2のレンズ受信器、及び前記第2のレンズプロセッサーの1つ又は2つ以上の少なくとも一部の封入のために構成された第2のソフトレンズ部と、を含み、前記デバイスプロセッサーは、前記第1のレンズプロセッサー及び前記第2のレンズプロセッサーの一方又は両方よりも大きい計算処理能力のために構成される、実施態様1に記載の眼用レンズシステム。
(3) 前記眼用レンズシステムは、第2の外部デバイスと無線で通信するように構成される、実施態様1に記載の眼用レンズシステム。
(4) 前記第1の眼用レンズと前記第1の外部デバイスとの間の無線ペアリングは、前記眼用レンズシステムと前記第1の外部デバイスとの間の前記無線通信を可能にすることができる、実施態様1に記載の眼用レンズシステム。
(5) 前記第1の眼の涙液、前記第1の眼の目の環境、又は、前記第1の眼に近接してかつ外部の環境の1つ又は2つ以上の第1の予め定義された特性を監視するように構成された第1のセンサーを更に備える、実施態様1に記載の眼用レンズシステム。
(6) 前記第1の眼又は前記第2の眼の涙液、前記第1の眼又は前記第2の眼の目の環境、又は前記第1の眼又は前記第2の眼に近接してかつ外部の環境の1つ又は2つ以上の複数の予め定義された特性を監視するように構成された複数のセンサーを更に備える、実施態様2に記載の眼用レンズシステム。
(7) 前記第1の眼用レンズ及び前記第2の眼用レンズの一方又は両方と前記第1の外部デバイスとの間の無線ペアリングは、前記眼用レンズシステムと前記第1の外部デバイスとの間の前記無線通信を可能にすることができる、実施態様2に記載の眼用レンズシステム。
(8) 前記第2の外部デバイスは、前記眼用レンズシステムに通電するように構成される、実施態様3に記載の眼用レンズシステム。
(9) 前記第2の外部デバイスは、前記眼用レンズシステムの処理能力を増大させるように構成される、実施態様3に記載の眼用レンズシステム。
(10) 前記複数の予め定義された特性は、前記第1の眼及び前記第2の眼の予め定義された特性を含む、実施態様6に記載の眼用レンズシステム。
(11) 前記複数の予め定義された特性は、前記第2の予め定義された特性の一方又は両方に関する1組の相補型特性を含み、前記相補型特性は、前記眼用レンズシステムを装用する使用者の予め定義された状態を示す、実施態様6に記載の眼用レンズシステム。
(12) 前記眼用レンズシステムの機能性の操作は、前記複数の予め定義された特性に基づく、実施態様6に記載の眼用レンズシステム。
(13) 前記第1の外部デバイスは、使用者の右眼上の右の眼用レンズ及び前記使用者の左眼上の左の眼用レンズを認識することが可能である、実施態様7に記載の眼用レンズシステム。
(14) 前記機能性は、前記第1の眼又は前記第2の眼の一方又は両方の前記目の環境上への、活性薬剤の分注を含む、実施態様12に記載の眼用レンズシステム。
(15) 前記第1の外部デバイスは、前記左の眼用レンズが前記右眼上に位置し、前記右の眼用レンズが前記左眼上に位置するときに前記使用者に警告することが可能である、実施態様13に記載の眼用レンズシステム。
(16) 第1の外部デバイスとの無線通信が可能な眼用レンズシステムであって、複数の使用者の複数の眼上の複数の眼用レンズを備え、前記複数の眼用レンズは、前記第1の外部デバイスと無線で通信するように構成される、システム。
(17) 前記複数の眼用レンズは、前記第1の外部デバイスに位置及び方向データを送信するように構成される、実施態様16に記載の眼用レンズシステム。
(18) 前記複数の前記眼用レンズの少なくとも一部は、第2の外部デバイスと無線で通信するように構成される、実施態様16に記載の眼用レンズシステム。
(19) 前記複数の眼用レンズの少なくとも一部は、共通の領域を見ており、前記第1の外部デバイスは、前記位置及び方向データに基づいて前記複数の眼用レンズについて前記共通の領域を計算するように構成される、実施態様17に記載の眼用レンズシステム。
(20) 前記第2の外部デバイスは、前記眼用レンズシステムに通電するように構成される、実施態様18に記載の眼用レンズシステム。
(21) 前記第2の外部デバイスは、前記眼用レンズシステムの処理能力を増大させるように構成される、実施態様18に記載の眼用レンズシステム。

Claims (21)

  1. 第1の外部デバイスとの無線通信が可能な眼用レンズシステムであって、
    前記第1の外部デバイスと無線で通信するように構成された第1の眼上の第1の眼用レンズ、を備え、前記第1の眼用レンズは、
    第1のレンズ送信器と、
    第1のレンズ受信器と、
    前記第1のレンズ送信器及び前記第1のレンズ受信器と電気的に導通している第1のレンズプロセッサーと、
    前記第1の眼上の設置、及び、前記第1のレンズ送信器、前記第1のレンズ受信器、及び前記第1のレンズプロセッサーの1つ又は2つ以上の少なくとも一部の封入のために構成された第1のソフトレンズ部と、を含み、前記第1の外部デバイスは、第1のデバイス電源と、第1のデバイス送信器と、第1のデバイス受信器と、前記第1のデバイス電源、前記第1のデバイス送信器、及び前記第1のデバイス受信器と電気的に導通している第1のデバイスプロセッサーと、を含む、システム。
  2. 前記第1の眼用レンズ及び前記第1の外部デバイスの一方又は両方と無線で通信するように構成された第2の眼上の第2の眼用レンズを更に備え、前記第2の眼用レンズは、
    第2のレンズ送信器と、
    第2のレンズ受信器と、
    前記第2のレンズ送信器及び前記第2のレンズ受信器と電気的に導通している第2のレンズプロセッサーと、
    前記第2の眼上の設置、及び、前記第2のレンズ送信器、前記第2のレンズ受信器、及び前記第2のレンズプロセッサーの1つ又は2つ以上の少なくとも一部の封入のために構成された第2のソフトレンズ部と、を含み、前記デバイスプロセッサーは、前記第1のレンズプロセッサー及び前記第2のレンズプロセッサーの一方又は両方よりも大きい計算処理能力のために構成される、請求項1に記載の眼用レンズシステム。
  3. 前記眼用レンズシステムは、第2の外部デバイスと無線で通信するように構成される、請求項1に記載の眼用レンズシステム。
  4. 前記第1の眼用レンズと前記第1の外部デバイスとの間の無線ペアリングは、前記眼用レンズシステムと前記第1の外部デバイスとの間の前記無線通信を可能にすることができる、請求項1に記載の眼用レンズシステム。
  5. 前記第1の眼の涙液、前記第1の眼の目の環境、又は、前記第1の眼に近接してかつ外部の環境の1つ又は2つ以上の第1の予め定義された特性を監視するように構成された第1のセンサーを更に備える、請求項1に記載の眼用レンズシステム。
  6. 前記第1の眼又は前記第2の眼の涙液、前記第1の眼又は前記第2の眼の目の環境、又は前記第1の眼又は前記第2の眼に近接してかつ外部の環境の1つ又は2つ以上の複数の予め定義された特性を監視するように構成された複数のセンサーを更に備える、請求項2に記載の眼用レンズシステム。
  7. 前記第1の眼用レンズ及び前記第2の眼用レンズの一方又は両方と前記第1の外部デバイスとの間の無線ペアリングは、前記眼用レンズシステムと前記第1の外部デバイスとの間の前記無線通信を可能にすることができる、請求項2に記載の眼用レンズシステム。
  8. 前記第2の外部デバイスは、前記眼用レンズシステムに通電するように構成される、請求項3に記載の眼用レンズシステム。
  9. 前記第2の外部デバイスは、前記眼用レンズシステムの処理能力を増大させるように構成される、請求項3に記載の眼用レンズシステム。
  10. 前記複数の予め定義された特性は、前記第1の眼及び前記第2の眼の予め定義された特性を含む、請求項6に記載の眼用レンズシステム。
  11. 前記複数の予め定義された特性は、前記第2の予め定義された特性の一方又は両方に関する1組の相補型特性を含み、前記相補型特性は、前記眼用レンズシステムを装用する使用者の予め定義された状態を示す、請求項6に記載の眼用レンズシステム。
  12. 前記眼用レンズシステムの機能性の操作は、前記複数の予め定義された特性に基づく、請求項6に記載の眼用レンズシステム。
  13. 前記第1の外部デバイスは、使用者の右眼上の右の眼用レンズ及び前記使用者の左眼上の左の眼用レンズを認識することが可能である、請求項7に記載の眼用レンズシステム。
  14. 前記機能性は、前記第1の眼又は前記第2の眼の一方又は両方の前記目の環境上への、活性薬剤の分注を含む、請求項12に記載の眼用レンズシステム。
  15. 前記第1の外部デバイスは、前記左の眼用レンズが前記右眼上に位置し、前記右の眼用レンズが前記左眼上に位置するときに前記使用者に警告することが可能である、請求項13に記載の眼用レンズシステム。
  16. 第1の外部デバイスとの無線通信が可能な眼用レンズシステムであって、複数の使用者の複数の眼上の複数の眼用レンズを備え、前記複数の眼用レンズは、前記第1の外部デバイスと無線で通信するように構成される、システム。
  17. 前記複数の眼用レンズは、前記第1の外部デバイスに位置及び方向データを送信するように構成される、請求項16に記載の眼用レンズシステム。
  18. 前記複数の前記眼用レンズの少なくとも一部は、第2の外部デバイスと無線で通信するように構成される、請求項16に記載の眼用レンズシステム。
  19. 前記複数の眼用レンズの少なくとも一部は、共通の領域を見ており、前記第1の外部デバイスは、前記位置及び方向データに基づいて前記複数の眼用レンズについて前記共通の領域を計算するように構成される、請求項17に記載の眼用レンズシステム。
  20. 前記第2の外部デバイスは、前記眼用レンズシステムに通電するように構成される、請求項18に記載の眼用レンズシステム。
  21. 前記第2の外部デバイスは、前記眼用レンズシステムの処理能力を増大させるように構成される、請求項18に記載の眼用レンズシステム。
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