JP2015061980A - ガス焚きエンジン - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、天然ガスを燃料とするSSD−GIの場合には、実績のある油焚のディーゼル機関とは異なり、燃焼室内に天然ガスを高圧(約150〜300barまで)で供給する高圧噴射技術が成熟しておらず、未だLNG燃料供給に関して確立された技術は見当たらない。
なお、LNG運搬船の推進エンジンとしては、たとえば下記の特許文献1(図7等を参照)に記載されているように、ガスタンク内のBOGを低圧及び高圧のコンプレッサにより2段圧縮してエンジン室内に導入するものがある。
さて、天然ガスを高圧噴射して燃料供給する方法としては、LNGを高圧化してから加熱・気化させることが考えられる。このようなLNGの高圧化は、往復ポンプを使用した昇圧が一般的である。この往復ポンプは、回転速度が300rpm程度であるから、一般的な電動機速度の回転速度である1800〜3600rpmと比較すればかなり低速となる。このため、往復ポンプを電動機により駆動する場合には、往復ポンプの回転速度まで減速する機構が必要となる。
なお、液化ガスの再ガス化プラントにおいては、たとえば下記の特許文献2に開示されているように、貯蔵タンク内から取り出した液化ガスの圧力を、液体の状態でポンプにより昇圧させて高圧化することが行われている。
具体的に説明すると、ギアード方式の減速機構は、往復ポンプ側からのトルク変動による歯車歯面や歯元へのダメージが予想されるため、長時間連続運転に対する耐久性を考慮すると、トルク変動を緩衝するための弾性継手や慣性ホイールなど、カップリングに考慮が必要になる。
一方、プーリー方式の減速機構は、ピストンポンプ特有のトルク変動をベルトのスリップにより緩和できるという利点を有しているものの、ベルトは短期間での交換を必要とする消耗品であるから、長期間の連続使用に不向きな方式である。また、プーリー方式の減速機構は、露出する高速接触部で火花の発生が懸念されるため、ガス危険区域への設置は安全上好ましくない。
具体的に説明すると、電動機は、減速機構により往復ポンプの回転速度まで減速する場合、上述したギアード方式及びプーリー方式のいずれの方式を採用しても周波数制御機構(インバータ)が必要となる。しかし、電動機の周波数制御機構は低周波数での精度に難があるため、制御範囲が広く、かなりの低速回転領域でも高精度の制御を必要とする場合には不利である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、たとえば電子制御化された高圧ガス噴射型低速2ストロークディーゼル機関のように、燃焼室内に燃料ガス(たとえば天然ガス)を高圧で供給するような高圧ガス噴射ディーゼル機関に適用される高圧噴射技術において、ガス危険区域へ容易に配置可能な往復式ポンプを用い、燃料の液化ガス(たとえばLNG)を高圧化して供給できるガス焚きエンジンを提供することにある。
本発明の第1態様に係るガス焚きエンジンは、コントローラ及び電磁弁で高圧作動油を制御することによってエンジンを駆動する電子制御ユニットと、燃焼室内へ噴射する燃料ガスを高圧の液化ガスに昇圧して供給するガス燃料供給装置とを備えた高圧ガス噴射ディーゼル機関のガス焚きエンジンであって、前記ガス燃料供給装置が、油圧モータにより駆動されて導入した液化ガスを所望の圧力まで昇圧して吐出する往復式ポンプと、前記電子制御ユニットの油圧系統から前記高圧作動油の一部を導入して前記油圧モータに供給・駆動する油圧導入系統と、前記往復式ポンプから供給される昇圧後の液化ガスを加熱して気化させる加熱装置と、前記油圧モータの回転速度を調整して前記加熱装置のガス燃料出口圧力を一定に保つ制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
また、油圧モータで駆動する往復式ポンプと、油圧モータに油圧を供給する油圧ポンプユニットとの間は、互いを油圧配管により接続して別置きすることが可能であるから、電気機器や減速機構のない往復式ポンプは、ガス危険区域内への設置が容易になる。
また、新たな追加機器類を最小限に抑え、油圧モータ駆動の往復式ポンプにより液化ガスを昇圧することが可能になる。
また、新たな追加機器類を最小限に抑え、油圧モータ駆動の往復式ポンプにより液化ガスを昇圧することが可能になる。
また、油圧モータで駆動する往復式ポンプと、油圧モータに油圧を供給する油圧ポンプユニットとの間は、互いを油圧配管により接続して別置きすることが可能であるから、電気機器や減速機構のない往復式ポンプは、ガス危険区域内への設置が容易になる。
このようにしても、往復式ポンプを駆動する油圧モータの回転速度が駆動側の排気タービン回転数を制御することによりなされるので、機械的な減速機構や電動機の回転数制御は不要となる。また、油圧モータで駆動する往復式ポンプと、油圧モータに油圧を供給する油圧ポンプユニットとの間は、互いを油圧配管により接続して別置きすることが可能であるから、電気機器や減速機構のない往復式ポンプは、ガス危険区域内への設置が容易になる。
また、排気ガスを利用して運転される排気タービンや過給機の軸出力を利用して油圧ポンプを駆動する方式では、往復式ポンプ駆動用の油圧モータに油圧を供給する油圧ユニットの構成機器を最小限に抑えることができるので、ガス焚きエンジンの設置スペースやコストの低減が可能になり、特に限られた船舶内においては、積荷スペースを増すなど船内空間の有効利用が可能になる。
<第1の実施形態>
図1に示す実施形態のガス焚きエンジン1は、コントローラ及び電磁弁で高圧作動油を制御することによってエンジンを駆動する電子制御ユニット60と、エンジンの燃焼室内に噴射する燃料ガスを高圧の液化ガスに昇圧して供給するガス燃料供給装置10とを備えた高圧ガス噴射ディーゼル機関である。
なお、後述する電子制御ユニット60は、ガス焚きエンジン1の燃料噴射系、排気動弁系、始動系及びシリンダ注油系の少なくとも一部について、従来のカム軸による駆動を電子制御化したものである。
なお、以下の説明においては、液化ガスを液化天然ガス(以下、「LNG」という。)とし、LNGが気化した天然ガスを燃料ガスとするが、本実施形態の機関及び装置は、たとえば液化石油ガス(LPG)等の液化ガスを燃料とする機関にも適用可能である。
往復式ポンプ20の吐出側に接続されたLNG供給配管22は、ポンプ側から順に配置された加熱装置30及びエンジン入口ガス減圧弁(以下、「ガス減圧弁」という。)40を備えている。
加熱装置30の出口近傍には圧力センサ(不図示)が設けられており、この圧力センサで検出した天然ガス出口圧力PVが、ガス燃料出口圧力として制御部に入力される。この制御部は、天然ガス出口圧力PVを予め定めた一定の圧力値に保つため、後述する油圧モータ50の回転速度を調整する。なお、この制御部は、後述する電子制御ユニット60の制御部と一体に構成されたものでもよい。
具体的に説明すると、たとえば図4に示す説明図のように、ポンプ負荷の小さい低速領域では再循環制御弁25の開度を増して再循環流量を確保し、すなわち、ポンプ負荷の小さい運転点OPでは再循環流量を増すことにより往復式ポンプ20を流れるLNGの総流量を確保し、油圧モータ50の制御が可能な回転数領域に維持する。また、危急でLNG量を絞る場合は、再循環制御弁25の開度を増して加熱装置30をバイパスする再循環流量を増加させ、加熱装置30への供給量を制限すればよい。
なお、この場合の設定点SPは、上述した機関回転数のように、ガス減圧弁40の制御性が高い圧力値となる変動値を採用してもよいし、あるいは、設定点SPを固定値としてもよい。
クランクケース62内のエンジン潤滑油は、潤滑油ライン63に設けた電動の潤滑油ポンプ64でフィルタユニット65に供給される。このエンジン潤滑油は、フィルタユニット65で異物の除去がなされた後、エンジン駆動ポンプ66または電動ポンプ67により昇圧された高圧作動油が油圧系統61に供給される。この場合、上述した電動ポンプ67はエンジン始動時に必要なものであり、エンジン始動後の通常運転ではエンジン駆動ポンプ66からの油圧供給が主に使用される。
なお、ガス焚きエンジン1で駆動されるエンジン駆動ポンプ66と油圧系統61との間には、ガス焚きエンジン1の逆転時にポンプ吸入方向及びポンプ吐出方向を変化させる切替弁ブロック68が設けられている。
油圧戻し系統52は、油圧モータ50の駆動に使用した高圧作動油を油圧系統61に戻す配管系統である。この油圧戻し系統52には、油圧モータ50の駆動に使用した高圧作動油をいったん貯留するための副貯留タンク53が設けられている。この副貯留タンク53内に貯留された作動油は、電動の油戻しポンプ54を運転することにより、油圧戻し系統52を通ってクランクケース62に戻される。
また、図中の符号55は、油圧導入系統51と副貯留タンク53との間を連結する管路であり、符号56は、管路55に設けた逆止弁である。管路55と逆止弁56を備えることで、エンジンの緊急停止などに副貯留タンク53から油を吸い上げることにより、油圧導入系統51が負圧になるのを回避することができる。
従って、往復式ポンプ20のLNG吐出量は、油圧モータ50の回転数及び油圧で制御可能となるので、加熱装置30に対するLNGの供給量は、エンジン負荷の変動に伴って高圧作動油の供給量及び油圧が増減することに連動して容易に制御(増減)することができる。
また、船舶の主機関から油圧を供給する構成となるので、別置きの油圧ユニットに駆動電力を供給するために、主機の2ストローク機関に比べて熱効率で劣る発電用4ストローク機関を駆動する必要がなくなって運行コストを低減できる。
次に、本発明に係るガス焚きエンジンについて、第2の実施形態を図2に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2に示す実施形態のガス焚きエンジン1Aは、上述した実施形態と異なる構成のガス燃料供給装置10Aを備えている。このガス燃料供給装置10Aにおいては、LNG燃料系が上述した実施形態と実質的に同様の構成であるものの、油圧モータ50に油圧を供給する油圧系の構成が異なっている。
排気タービン81には、エンジン排気静圧管80から排気ガスの一部を導入する排気ガス供給流路82と、排気タービン81で仕事をした排気ガスを大気放出用の煙突に導く排気ガス排出流路83とが接続されている。
エンジン排気静圧管80から排出される排気ガスの主流は、主排気ガス供給流路88を通って過給機89の排気タービン89aに供給される。この排気ガス主流は、排気タービン89aを駆動させた後、主排気ガス排出流路90を通って煙突に導かれる。なお、この主排気ガス排出流路90には、上述した排気ガス排出流路83が接続されている。
なお、図中の符号93はガス焚きエンジン1Aのシリンダであり、図示の構成例では6気筒となっているが、これに限定されることはない。
油圧ポンプ70から吐出された高圧作動油は、油圧導入系統51Aを通って油圧モータ50に供給される。なお、油圧モータ50を駆動して副貯留タンク53に流入した作動油は、電動の油戻しポンプ54を用いて作動油貯蔵タンク59に戻される。
また、上述した実施形態の油圧系は、新たな追加機器類を最小限に抑え、油圧モータ50が駆動する往復式ポンプ20により液化ガスを昇圧することが可能になる。
このような可変容量制御により、往復式ポンプ20を駆動する油圧モータ50の回転速度が油圧ポンプ70を容量制御(油量制御)することによりなされるので、機械的な減速機構や電動機の回転数制御は不要となる。
また、上述した実施形態のガス燃料供給装置10Aは、油圧ポンプ70を一定容量型とし、図示しない制御部が排気タービン81の回転数制御により油圧モータ50の回転速度を調整し、ガス減圧弁40のガス燃料出口圧力を一定に保つようにした変形例も可能である。この場合、排気タービン81の入口側に排気ガス流量の制御弁、すなわち開度調整可能な流量制御弁84を設けておき、流量制御弁84のバルブ開度を適宜調整して、排気ガス供給量による排気タービンの回転数を制御すればよい。
また、油圧モータ50で駆動する往復式ポンプ20と、油圧モータ50に油圧を供給する油圧ポンプユニット(油圧ポンプ70)との間は、互いを油圧配管により接続して別置きすることが可能であるから、電気機器や減速機構のない往復式ポンプ20は、ガス危険区域内への設置が容易になる。
さらに、船舶の主機関から排出される排気ガスエネルギーを油圧として有効利用した構成となるので、別置きの油圧ユニットに駆動電力を供給するために、主機の2ストローク機関に比べて熱効率で劣る発電用4ストローク機関を駆動する必要がなくなって運行コストを低減できる。
次に、本発明に係るガス焚きエンジンについて、第3の実施形態を図3に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3に示す実施形態のガス焚きエンジン1Bは、上述した実施形態と異なる構成のガス燃料供給装置10Bを備えている。このガス燃料供給装置10Bにおいては、LNG燃料系が上述した実施形態と実質的に同様の構成であるものの、油圧モータ50に油圧を供給する油圧系の構成が異なっている。
排気タービン89aには、エンジン排気静圧管80から排気ガスを導入する主排気ガス供給流路88と、排気タービン89aで仕事をした排気ガスを大気放出用の煙突に導く主排気ガス排出流路90とが接続されている。
過給機89は、排気タービン89aの回転軸により駆動される圧縮機89bが機関室内の空気を吸入して圧縮する。圧縮機89bで圧縮された給気(掃気)用の圧縮空気は、空気冷却器91で冷却されることにより、空気密度を高めた状態にして給気マニホールド92に供給される。
なお、図中の符号93はガス焚きエンジン1Bのシリンダであり、図示の構成例では6気筒となっているが、これに限定されることはない。
油圧ポンプ70から吐出された高圧作動油は、油圧導入系統51Aを通って油圧モータ50に供給される。なお、油圧モータ50を駆動して副貯留タンク53に流入した作動油は、電動の油戻しポンプ54を用いて作動油貯蔵タンク59に戻される。
また、上述した実施形態の油圧系は、新たな追加機器類を最小限に抑え、油圧モータ50が駆動する往復式ポンプ20により液化ガスを昇圧することが可能になる。
このような可変容量制御により、往復式ポンプ20を駆動する油圧モータ50の回転速度が油圧ポンプ70を容量制御(油量制御)することによりなされるので、機械的な減速機構や電動機の回転数制御は不要となる。
このようにしても、往復式ポンプ20を駆動する油圧モータ50の回転速度は、駆動側の排気タービン回転数を制御することにより調整されるので、機械的な減速機構や電動機の回転数制御が不要となる。
さらに、船舶の主機関から排出される排気ガスエネルギーを油圧として有効利用した構成となるので、別置きの油圧ユニットに駆動電力を供給するために、主機の2ストローク機関に比べて熱効率で劣る発電用4ストローク機関を駆動する必要がなくなって運行コストを低減できる。
そして、エンジン側の電子制御ユニット60から油圧の供給を受ければ、往復式ポンプ駆動用の油圧モータ50に油圧を供給する新たな油圧ユニットの設置が不要になるので、ガス焚きエンジン1の設置スペースやコストの低減が可能になり、特に限られた船舶内においては、積荷スペースを増すなど船内空間の有効利用が可能になる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
10,10A,10B ガス燃料供給装置
20 往復式ポンプ
21 LNG導入配管
22 LNG供給配管
23 再循環ライン
24 吸入ドラム
25 再循環制御弁
30 加熱装置
40 エンジン入口ガス減圧弁(ガス減圧弁)
50 油圧モータ
51,51A 油圧導入系統
52 油圧戻し系統
53 副貯留タンク
54 油戻しポンプ
59 作動油貯蔵タンク
60 電子制御ユニット
61 油圧系統
62 クランクケース
63 潤滑油ライン
64 潤滑油ポンプ
65 フィルタユニット
66 エンジン駆動ポンプ
67 電動ポンプ
70,70A 油圧ポンプ
80 エンジン排気静圧管
81 排気タービン
82 排気ガス供給流路
83 排気ガス排出流路
84 排気ガス流量制御弁
88 主排気ガス供給流路
89 過給機
89a 排気タービン
89b 圧縮機
90 主排気ガス排出流路
91 空気冷却器
92 給気マニホールド
Claims (6)
- コントローラ及び電磁弁で高圧作動油を制御することによってエンジンを駆動する電子制御ユニットと、燃焼室内へ噴射する燃料ガスを高圧の液化ガスに昇圧して供給するガス燃料供給装置とを備えた高圧ガス噴射ディーゼル機関のガス焚きエンジンであって、
前記ガス燃料供給装置が、
油圧モータにより駆動されて導入した液化ガスを所望の圧力まで昇圧して吐出する往復式ポンプと、
前記電子制御ユニットの油圧系統から前記高圧作動油の一部を導入して前記油圧モータに供給・駆動する油圧導入系統と、
前記往復式ポンプから供給される昇圧後の液化ガスを加熱して気化させる加熱装置と、
前記油圧モータの回転速度を調整して前記加熱装置のガス燃料出口圧力を一定に保つ制御部と、
を備えていることを特徴とするガス焚きエンジン。 - 前記油圧モータの回転速度は、前記電子制御ユニットに前記高圧作動油を供給する油圧ポンプの吐出量を調整して制御されることを特徴とする請求項1に記載のガス焚きエンジン。
- 燃焼室内へ噴射する燃料ガスを高圧の液化ガスに昇圧して供給するガス燃料供給装置を備えた高圧ガス噴射ディーゼル機関のガス焚きエンジンであって、
前記ガス燃料供給装置が、
油圧モータにより駆動されて導入した液化ガスを所望の圧力まで昇圧して吐出する往復式ポンプと、
エンジン排気静圧管から排気ガスの一部を抽出して運転される排気タービンの回転軸により駆動される油圧ポンプから前記油圧モータに駆動用の油圧を供給する油圧ポンプユニットと、
前記往復式ポンプから供給される昇圧後の液化ガスを加熱して気化させる加熱装置と、
前記油圧モータの回転速度を調整して前記加熱装置のガス燃料出口圧力を一定に保つ制御部と、
前記燃焼室内へ噴射するガス燃料圧力を調整するエンジン入口ガス減圧弁と、
を備えていることを特徴とするガス焚きエンジン。 - 過給機と、燃焼室内へ噴射する燃料ガスを高圧の液化ガスに昇圧して供給するガス燃料供給装置とを備えた高圧ガス噴射ディーゼル機関のガス焚きエンジンであって、
前記ガス燃料供給装置が、
油圧モータにより駆動されて導入した液化ガスを所望の圧力まで昇圧して吐出する往復式ポンプと、
前記過給機の回転軸により駆動される油圧ポンプから前記油圧モータに駆動用の油圧を供給する油圧ポンプユニットと、
前記往復式ポンプから供給される昇圧後の液化ガスを加熱して気化させる加熱装置と、
前記油圧モータの回転速度を調整して前記加熱装置のガス燃料出口圧力を一定に保つ制御部と、
前記燃焼室内へ噴射するガス燃料圧力を調整するエンジン入口ガス減圧弁と、
を備えていることを特徴とするガス焚きエンジン。 - 前記ガス燃料供給装置は、前記油圧ポンプを可変容量型とし、前記制御部が前記油圧ポンプの可変容量制御により前記油圧モータの回転速度を調整して前記ガス燃料出口圧力を一定に保つことを特徴とする請求項3または4に記載のガス焚きエンジン。
- 前記ガス燃料供給装置は、前記油圧ポンプを一定容量型とし、前記制御部が前記排気タービンの回転数制御により前記油圧モータの回転速度を調整して前記ガス燃料出口圧力を一定に保つことを特徴とする請求項3に記載のガス焚きエンジン。
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