JP2015061441A - 電圧フリッカ抑制方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波インバータの制御装置の応答速度を高速化させたことに伴って生ずる電圧フリッカを簡易かつ確実に抑制することができる電圧フリッカ抑制方法を提供する。
【解決手段】コントローラ8は、負荷の使用電力および短絡容量を、負荷の使用電力および短絡容量から高周波インバータの応答速度を決定するテーブルに当てはめることにより、高周波インバータの応答速度を電圧フリッカを抑制するように最適に決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波インバータを備えた負荷が接続された母線の電圧フリッカを抑制する電圧フリッカ抑制方法に関する。
従来、この種の電圧フリッカ抑制方法としては、下記特許文献1に示すように、スイッチング素子のオン幅を制御するなど、応答速度を高速化させることにより、負荷変動周波数に対する応答性能を改善して電圧フリッカを抑制する方法が知られている。
特開2005−176485号公報
しかしながら、高周波インバータの制御装置の応答速度を高速化させた場合には、僅かな電圧変動がっても急激な位相制御が実行されてしまい、系統インピーダンスに流れる高圧電流が急激に変動して、逆に、電圧変動(電圧フリッカ)が発生してしまうという不都合があった。
ここで、無効電力調整装置(SVC)等を導入することにより、無効電力の偏差を小さくして、フリッカを改善することも考えられるが装置構成が大掛かりなものとなり現実的ではない。
以上の事情に鑑みて、本発明は、高周波インバータの制御装置の応答速度を高速化させたことに伴って生ずる電圧フリッカを簡易かつ確実に抑制することができる電圧フリッカ抑制方法を提供することを目的とする。
第1発明の電圧フリッカ抑制方法は、高周波インバータを備えた負荷が接続された母線の電圧フリッカを抑制する電圧フリッカ抑制方法であって、
前記負荷の使用電力を取得する受電電力取得ステップと、
前記母線の系統インピーダンスを取得する系統インピーダンス取得ステップと、
前記系統インピーダンス取得ステップにより取得された系統インピーダンスに基づいて、短絡容量を算出する短絡容量算出ステップと、
負荷の使用電力および短絡容量から前記高周波インバータの応答速度を決定するテーブルを備え、前記受電電力取得ステップにより取得された負荷の使用電力と前記短絡容量算出ステップとから該テーブルに基づいて、該高周波インバータの応答速度を決定する応答速度決定ステップと
を備えることを特徴とする。
本願発明者は、鋭意の研究により、高周波インバータの制御装置の応答速度を高速化させたことに伴って生ずる電圧フリッカが、負荷の使用電力および短絡容量で規定されるとの知見に至った。
かかる知見に基づいて、第1発明の電圧フリッカ抑制方法は、予め、受電電力取得ステップにおいて負荷の使用電力を取得すると共に、系統インピーダンス取得ステップにより取得された系統インピーダンスに基づいて、短絡容量算出ステップにより算出された短絡容量を算出する。
次いで、これら負荷の使用電力および短絡容量を、負荷の使用電力および短絡容量から高周波インバータの応答速度を規定するテーブルに当てはめることにより、高周波インバータの応答速度は電圧フリッカを抑制するように最適に決定することができる。
このように、第1発明の電圧フリッカ抑制方法によれば、高周波インバータの制御装置の応答速度を高速化させたことに伴って生ずる電圧フリッカを簡易かつ確実に抑制することができる。
第2発明の電圧フリッカ抑制方法は、第1発明において、
前記負荷が誘導加熱装置であって、
前記応答速度決定ステップは、前記高周波インバータの応答速度として電圧一定制御の応答速度を前記テーブルに基づいて基準値から遅らせることを特徴とする。
第2発明の電圧フリッカ抑制方法によれば、高周波インバータを必要とする負荷として、電圧フリッカ対策が必要な誘導加熱装置において特に好適である。さらに、かかる誘導加熱装置では、出力電圧を目標値に制御する電圧一定制御が採用されるところ、電圧一定制御の応答速度を前記テーブルに基づいて基準値から遅らせることで、簡易かつ確実に電圧フリッカを抑制することができる。
本実施形態の電圧フリッカ抑制方法が採用される誘導加熱装置の構成を示す全体構成図。 図1のコントローラによる電圧フリッカ抑制方法の処理内容を示すフローチャート。 図2のフローチャートの処理内容を示す説明図。 図2のフローチャートの処理内容を示す説明図。 本実施形態の電圧フリッカ抑制方法による実測値を示す図。
図1を参照して、本発明の実施形態について説明する。誘導加熱装置は、誘導炉を備え、その誘導炉内に収容された被加熱材を溶解させる。
本実施形態の誘導加熱装置は、交流電源1に接続された高圧受電盤2と、高調波フィルタ3と、変換装置用変圧器4と、高周波インバータ5と、高周波整合装置6と、誘導炉に備えられた加熱コイル7とを有する。これらの装置構成要素は、コントローラ8により統括的に制御される。なお、高圧受電盤2及び高調波フィルタ3は、動作環境に応じて、設置しても設置しなくともよい。
交流電源1は、定格の交流電源であって、高圧受電盤2に接続されている。本実施形態の交流電源1としては、例えば、交流周波数が50Hz又は60Hzの商用の三相交流電源を採用する。
高圧受電盤2は、誘導加熱装置への電源通電・停止と故障発生時の電源遮断を行う装置である。高圧受電盤2は、パワーヒューズ9と、遮断器10とを有する。パワーヒューズ9は、例えば短絡事故時に、交流電源1からの電力を遮断する。遮断器10は、交流電源1からの交流電力の通電と、通電の停止とを操作により切り替え可能に構成されている。誘導加熱装置の動作時、パワーヒューズ9及び遮断器10は、導電状態に設定されている。
高調波フィルタ3は、高圧受電盤2に接続されている。高調波フィルタ3は、高周波インバータ5から高調波電流が電力系統に流出しないように抑制する装置である。詳細には、高調波フィルタ3は、限流リアクトル11と、複数の直列リアクトル12a,12bと、複数の高調波コンデンサ13a,13bとを有する。限流リアクトル11と変換装置用変圧器4間のノード3aには、直列リアクトル12aと直列リアクトル12bが接続されるとともに、直列リアクトル12aと直列リアクトル12bには高調波コンデンサ13aと高調波コンデンサ13bとが各々直列に接続されている。
すなわち、本実施形態では、直列リアクトル12aと高調波コンデンサ13aとで構成される第1のフィルタ部と、直列リアクトル12bと高調波コンデンサ13bとで構成される第2のフィルタ部とが、限流リアクトル11に並列に接続されている。なお、高調波コンデンサ13a,13bはそれぞれΔ結線されている。
変換装置用変圧器4は、高調波フィルタ3に接続されている。変換装置用変圧器4は、高周波インバータ5で所定の電圧を出力するように、高周波インバータ5への入力電圧を調整する装置である。
高周波インバータ5は、変換装置用変圧器4に接続されている。本実施形態の高周波インバータ5は、交流電源1の三相交流電力を直流電力に変換し、その直流電力から所定周波数の単相交流電力を生成する装置である。この高周波インバータ5は、例えばコントローラ8から送られた運転制御信号,運転停止制御信号等により制御される。本実施形態の高周波インバータ5は、電流型インバータである。
本実施形態の高周波インバータ5は、詳細には、順変換器14と、逆変換器15と、直流リアクトル16と、制御回路17とを有する。
順変換器14は、交流/直流変換器であり、交流電力を直流電力に変換する。本実施形態の順変換器14は、例えば、複数のサイリスタ14aを有し、その複数のサイリスタ14aが三相ブリッジ構造となっている。
逆変換器15は、直流/交流変換器であり、直流電力を所定周波数の交流電力に変換する。逆変換器15は、例えば、複数のサイリスタ15aを有し、その複数のサイリスタ15aがブリッジ構造となっている。
直流リアクトル16は、一端部が順変換器14に接続され、他端部が逆変換器15に接続されている。この直流リアクトル16は、順変換器14による直流電圧に重畳するリプル成分を除去する。また、直流リアクトル16は、順変換器14や加熱コイル7等が負荷破損した場合に、高周波インバータ5からの急激な過電流の流出を抑制する。
制御回路17は、交流電源1の出力波形に応じた同期信号VSYNに基づいて、順変換器14を構成するサイリスタ14aの位相を制御する。なお、制御回路17の詳細は後述する。
高周波整合装置6は、高周波インバータ5に接続され、高周波インバータ5と加熱コイル7とのインピーダンス整合を図る装置である。高周波整合装置6は、詳細には、インピーダンス整合を図るための高周波整合変圧器18と、加熱コイル7の遅れ力率を進み力率に補償する複数の力率コンデンサ19とを有する。
加熱コイル7は、誘導炉に備えられており、高周波インバータ5からの高周波の交流電力の供給を受けて、溶解炉内に収容された鉄等の被溶解材に渦電流を発生させ、渦電流により金属材料間に発生するジュール熱で被溶解材を昇温させて溶解させる。なお、高周波整合変圧器18と力率コンデンサ19と加熱コイル7それぞれの一端部はノード6aに電気的に接続され、高周波整合変圧器18の他端部は逆変換器15に接続される。
コントローラ8は、例えば、高周波インバータ5の制御、加熱コイル7への交流電力の出力制御、誘導加熱装置の運転及び停止等の制御を行う。このコントローラ8は、上記制御処理を実行するプログラムをメモリ(不図示)に記憶保持し、そのプログラムを実行することにより、上記制御処理を実行するための演算装置(シーケンサ)として機能する。コントローラ8は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアにより構成されている。また、コントローラ8は、高周波インバータ5に入力される基準電圧や基準電流等の設定を行う。
次に、図1に示された制御回路17について説明する。この制御回路17は、位相同期回路(PLL)20、第1全波整流回路21、第2全波整流回路22、比較器23、電圧一定制御回路(定電圧制御回路、AVR)24、ダイオード25、比較器26、電流一定制御回路(定電流制御回路、ACR)27、ダイオード28、加算器29、および比較器30を有する。
位相同期回路20は、交流電源1の出力側のノード2aに設けられた電圧検出用変圧器VT1で検出された同期信号VSYNに基づいて位相同期制御信号RECPLLを生成する。例えば、位相同期回路20は、同期信号VSYNから高調波ノイズを除去し、高調波ノイズが除去された同期信号VSYNのレベルのゼロクロス点を検出し、その同期信号VSYNのゼロクロス点を基準として、同期信号VSYNに同期した位相同期制御信号RECPLLを生成する。
第1全波整流回路21は、逆変換器15の出力側のノード5aに設けられた電圧検出用変圧器VT2で検出された出力電圧VFBを全波整流し、その出力値を比較器23に出力する。
比較器23は、第1全波整流回路21により全波整流された出力電圧VFBと、基準電圧設定器35による基準電圧VREFとを比較する。詳細には、比較器23は、基準電圧VREFと出力電圧VFBとの電圧差を示す信号を電圧一定制御回路24に出力する。
第2全波整流回路22は、順変換器14の入力側に設けられた電流検出用変流器CT1で検出された入力電流IFBを全波整流し、その出力値を比較器26に出力する。
比較器26は、第2全波整流回路22により全波整流された入力電流IFBと、基準電流設定器36による基準電流IREFとを比較する。詳細には、比較器26は、基準電流IREFと入力電流IFBとの電流差を示す信号を電流一定制御回路27に出力する。
電圧一定制御回路24は、基準電圧設定器35による基準電圧VREFと、出力電圧VFBとの差分を0に制御するように、比較器23からの信号に基づいて所定レベルの電圧信号を生成し、ダイオード25に出力する。
ここで、第1全波整流回路21および電圧一定制御回路24は、高速応答に対応すべく時定数を数十[ms]と非常に小さく設定している。
電流一定制御回路27は、基準電流設定器36による基準電流IREFと、入力電流IFBとの差分を0に制御するように、比較器26からの信号に基づいて、所定レベルの電流信号を生成し、ダイオード25に出力する。
ダイオード25とダイオード28の出力信号は、加算器29によって電圧一定制御回路24から出力された電圧信号と電流一定制御回路27からの電圧信号とが一定レベルにクランプし、順変換器制御信号RECECを比較器30に出力する。
比較器30は、位相同期制御信号RECPLLと順変換器制御信号RECECとの電圧差を示す信号を生成し、これをゲート信号RECGATEとして、順変換器14のサイリスタ14aに出力する。なお、正確には、比較器30からの信号の立上りタイミングを立上りパルス生成回路等で検出し、その立上りタイミングに同期した規定の幅のパルスを有するゲート信号RECGATEを順変換器14のサイリスタ14aに出力する。
次に、図2を参照して、コントローラ8による電圧一定制御回路24の時定数の決定方法について説明する。
まず、コントローラ8は、負荷側の使用電力(受電電力)を取得する(図2/STEP10)。具体的には、誘導加熱装置を含めた構内使用電力機器の合計電力[kVA]を取得する。
例えば、図3に示す誘導加熱装置ユーザの場合には、負荷側の使用電力は1200[kVA]となる。
次に、コントローラ8は、母線の系統インピーダンスを取得する(図2/STEP20)。実際には、母線の系統インピーダンスは、例えば、電力会社等から提供されるため、これをコントローラ8に入力する。
例えば、図3に示す誘導加熱装置のユーザの場合には、最寄の変電所の高圧母線リアクタンスXは、8.251[%]であり、変電所から受電点までのリアクタンスXは、55.555[%]であり、抵抗Rは、36.034[%]である。
次に、コントローラ8は、STEP20で取得した母線の系統インピーダンスから、短絡容量を算出する(図2/STEP30)。
具体的には、短絡容量Psは、次式に基づいて算出され、図3の例の場合には、Psは、13.674[MVA]と算出される。
次に、コントローラ8は、STEP30で算出された短絡容量に基づいて、テーブルから、電圧一定制御回路24の時定数を決定する(図2/STEP40)。
具体的にテーブルは、図4に示すように、横軸が負荷側の使用電力[kVA]であって、縦軸が短絡容量[MVA]で規定されるマトリックステーブルとなっている。
テーブルにおいて、横軸の負荷側の使用電力が大きくなるほど、基準時定数(網掛け部分)の15[ms]から、高使用電力側に向かって50[ms]、100[ms]、150[ms]と大きくなっている。
また、テーブルにおいて、縦軸の高短絡容量側(網掛け部分)が基準時定数の15[ms]となっており、低短絡側に向かって時定数が基準時定数から50[ms]、100[ms]、150[ms]と大きくなっている。
なお、時定数の100[ms]と150[ms]とは、図中の点線Aによって区分されている。
テーブルは、時定数が過大に大きくなった場合には、過電圧の不都合が逆に生じてしまうところ、時定数が過大に大きくならないように適当な値が設定されている。そのため時定数は150[ms]が限界である。
例えば、図3の例では、横軸の負荷側の使用電力が1200[kVA]であり、縦軸の短絡容量が13.6[MVA]であり、テーブルに基づいて、応答性を基準時定数の15[ms]から100[ms]まで緩やかにすることで電圧変動ΔVを抑えて、電圧フリッカを抑制することができる。
時定数は一定時間内での無効電力の変化ΔQによって電圧変動ΔVとなる。
以上が、コントローラ8による電圧一定制御回路24の時定数の決定方法であって、かかる時定数の決定方法によれば、電圧一定制御回路24の応答速度をテーブルに基づいて基準値から遅らせることで、出力電圧VFBに僅かな変動が生じても、電圧一定制御回路24が過敏に反応せず、受電電圧の急激な変動を抑えることができ、簡易かつ確実に電圧フリッカを抑制することができる。
かかる電圧一定制御回路24の時定数の決定方法を実際の誘導加熱装置のユーザに適用した実測値の時間変化を図5に示す。図5(a)は、電圧一定制御回路24の基準時定数が15[ms]の場合であり、図5(b)は、電圧一定制御回路24の時定数を基準時定数が15[ms]から100[ms]にした場合である。
図5(a)では、電圧変動ΔVを、正弦波10[Hz]の電圧変動に換算したΔV10が、使用電力Pに対応して、規制値の0.45を上回っている。特に、ΔV10は、最大で0.74であり、規制値を大きく上回っている。
一方で、図5(b)では、ΔV10は、使用電力Pに対応するものの、最大で0.41であり、すべて規制値の0.45の範囲内となっている。
なお、本実施形態では、負荷側の使用電力[kVA]と短絡容量[MVA]とで規定されるマトリックステーブルにより、電圧一定制御回路24の応答速度である時定数を決定する場合について説明したが、高周波インバータ5の応答速度として、他の時定数をかかるテーブルにより変化させるようにしてもよい。
例えば、他の時定数としては、電流一定制御回路27の時定数を変化させることが考えられる。ここで時定数を変化させた場合には、電圧一定制御回路24の時定数を変化させた場合と同様に電圧変動ΔVを抑えて、電圧フリッカを抑制することができる。但し、時定数が大きくなった場合には、過電流との不都合が逆に生じてしまうところ、時定数が過大に大きくならないように適当な値が設定されている。
1…交流電源、2…高圧受電盤、3…高調波フィルタ、4…変換装置用変圧器、5…高周波インバータ、6…高周波整合装置、7…加熱コイル、8…コントローラ、11…限流リアクトル、12a,12b…直列リアクトル、13a,13b…高調波コンデンサ、14…順変換器、14a…サイリスタ、15…逆変換器、15a…サイリスタ、16…直流リアクトル、17…制御回路、18…高周波整合変圧器、19…力率コンデンサ、20…位相同期回路(PLL)、21…第1全波整流回路、22…第2全波整流回路、23…比較器、24…電圧一定制御回路(AVR)、25…ダイオード、26…比較器、27…電流一定制御回路(ACR)、28…ダイオード、29…加算器、30…比較器、CT1…電流検出用変流器、IFB…入力電流、IREF…基準電流、RECEC…順変換器制御信号、RECGATE…ゲート信号、RECPLL…位相同期制御信号、VFB…出力電圧、VREF…基準電圧、VSYN…同期信号、VT1…電圧検出用変圧器、VT2…電圧検出用変圧器。

Claims (2)

  1. 高周波インバータを備えた負荷が接続された母線の電圧フリッカを抑制する電圧フリッカ抑制方法であって、
    前記負荷の使用電力を取得する受電電力取得ステップと、
    前記母線の系統インピーダンスを取得する系統インピーダンス取得ステップと、
    前記系統インピーダンス取得ステップにより取得された系統インピーダンスに基づいて、短絡容量を算出する短絡容量算出ステップと、
    負荷の使用電力および短絡容量から前記高周波インバータの応答速度を決定するテーブルを備え、前記受電電力取得ステップにより取得された負荷の使用電力と前記短絡容量算出ステップとから該テーブルに基づいて、該高周波インバータの応答速度を決定する応答速度決定ステップと
    を備えることを特徴とする電圧フリッカ抑制方法。
  2. 請求項1記載の電圧フリッカ抑制方法において、
    前記負荷が誘導加熱装置であって、
    前記応答速度決定ステップは、前記高周波インバータの応答速度として電圧一定制御の応答速度を前記テーブルに基づいて基準値から遅らせることを特徴とする電圧フリッカ抑制方法。
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