JP2012163384A - 短絡容量計測システム - Google Patents

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栄夫 杉内
Hirobumi Nakatsuka
博文 中司
Norimasa Tada
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Abstract

【課題】電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量をリアルタイムで計測することができる短絡容量計測システムを提供する。
【解決手段】電圧フリッカ協定基準母線である電力会社電気設備母線1が敷設されたC地点に設置された短絡容量計測装置10と、C地点に設置されたかつ電力会社電気設備母線1のΔV10値を測定するためのC地点ΔV10値測定装置20Cと、電圧フリッカ発生設備6が接続された電圧フリッカ発生設備接続母線4が敷設されたA地点に設置されたかつ電圧フリッカ発生設備接続母線4のΔV10値を測定するためのA地点ΔV10値測定装置20Aとを具備する。短絡容量計測装置10は、C地点ΔV10値測定装置20Cによって測定された電力会社電気設備母線1のΔV10値とA地点ΔV10値測定装置20Aによって測定された電圧フリッカ発生設備接続母線4のΔV10値とに基づいて電力会社電気設備母線1の短絡容量SCCCを計測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、短絡容量計測システムに関し、特に、電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測するのに好適な短絡容量計測システムに関する。
電圧フリッカを発生する顧客と電力会社とは、電圧フリッカ協定基準母線の基準となる短絡容量(SCC:Short-Circuit Capacity)において発生可能な電圧フリッカの許容値(許容可能なΔV10値)について協定しているが、電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量(以下、「基準母線短絡容量」と称する。)と許容可能なΔV10値とは反比例の関係にある。
たとえば、基準母線短絡容量=2,000MVA(%X=0.5%:基準容量10MVA 以下同様とする。)のときにΔV10値=0.4V以下で協定している場合には、基準母線短絡容量=1,000MVA(%X=1.0%)となれば、許容可能なΔV10値=0.8V以下になり、基準母線短絡容量=3000MVA(%X=0.333%)となれば、許容可能なΔV10値=0.267V以下になる。
しかし、電力会社では、事前に全電力系統の発電機の並列・解列の状態、系統の状態(送電線や変圧器の入/切の状態等)に基づいて事前にオフライン等で計算することにより電力系統の短絡容量を把握しているが、時々刻々と変化する電力系統の状態全てを詳細には把握していないため、基準母線短絡容量をリアルタイムに把握することは困難である。ましてや、電力系統の状態を知りえない電圧フリッカ発生源側(顧客)が基準母線短絡容量をリアルタイムに把握することは尚更困難である。
このように、電圧フリッカ発生源側(顧客)は協定した基準母線短絡容量をリアルタイムに把握できないため、自身が発生可能なΔV10値をリアルタイムに認識することができず、意に反して協定を超えるΔV10値を発生するような操業を行うことがあり得る。その際、電力会社側もその時点において基準母線短絡容量を把握していなければ、協定を遵守するよう勧告することができず、つまりは電力品質を維持できない可能性があるといったことが懸念されていた。
なお、下記の非特許文献1には、コンデンサ開閉時の電圧変化を測定しながら短絡容量を計測する方法が記載されている。
本出願人は、下記の特許文献1において、系統短絡容量の変化や他所から発生するフリッカの影響を受けずに系統のフリッカ残留分を排除した正確なフリッカ値を計測するために、電力系統の電流信号を入力し、電流の変化を電圧信号として出力する際の電圧レベルを調整するフリッカレベル調整手段を有する等価式フリッカ測定装置に対して、電圧式フリッカ測定装置で測定したフリッカ値である電圧式フリッカ値と背後短絡容量と基準短絡容量と系統残留フリッカ値とを基にフリッカレベル調整手段を調整するための目標値を演算する演算手段を設けた等価式フリッカ測定装置を提案している。
下記の特許文献2には、4次以上の注入次数を使用し、しかも配電系統における直列共振現象の影響を排除して分散電源の単独運転を精度良く検出するために、電流注入装置と供給停止検出装置とを備え、電流注入装置が、引込線に配電系統の基本波の非整数倍次数であってしかも4次以上の互いに次数が異なる複数の次数の注入電流を注入し、供給停止検出装置が、複数の注入次数の内から引込線における各注入次数の電圧の値が大きい順に1以上の注入次数を選択し、当該選択した注入次数における配電系統のインピーダンスまたはアドミタンスの変化から上位系統からの電力供給が停止したことを検出して供給停止検出信号を出力するようにした分散電源の単独運転検出装置が開示されている。
昭和39年8月、電気協同研究第20巻第6号、「電力系統における短絡電流計算法」
特開2007−322359号公報 特開2006−246641号公報
しかしながら、上記の非特許文献1に記載されている短絡容量計測法は、コンデンサ開閉時の電圧変化を測定した結果から短絡容量を算出する方法であるため、コンデンサを設置した上で短絡容量計測時にコンデンサ開閉操作が必要となる。このため、汎用性が乏しい上、短絡容量を計測するためにコンデンサや遮断器を設置しなければならないという問題がある。
また、電圧フリッカ負荷が操業している間は電圧変動が常に発生しているため、コンデンサの開閉によって生じた電圧変動を正確に把握することができない(すなわち、コンデンサの開閉のみに起因する電圧変動を正確に特定できない)ため、短絡容量計測結果に誤差が生じてしまうという問題がある。
特許文献2に記載されているインピーダンスまたはアドミタンスの計測法は、電流注入装置を電力系統に設置した上で、非整数倍次数であってしかも4次以上の互いに次数が異なる複数の次数の注入電流を電力系統に注入し、注入した次数の電圧および電流をそれぞれ抽出して、この電圧および電流に基づいてインピーダンスまたはアドミタンスを算出する方法であるため、電流注入装置や付帯する設備が必要となる。このため、汎用性が乏しい上、短絡容量を計測するために電流注入装置や付帯設備を設置しなければならないという問題がある。
また、電圧フリッカ負荷が操業している間は電圧フリッカ発生源側のインピーダンスが常に変化しているため、電力系統側のインピーダンスを正確に把握することが困難となることも想定される。
本発明の目的は、電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量をリアルタイムで計測することができる短絡容量計測システムを提供することにある。
本発明の短絡容量計測システムは、電圧フリッカ協定基準母線(1;3)の短絡容量(SCCC;SCCB)を計測するための短絡容量計測システムであって、前記電圧フリッカ協定基準母線が敷設された第1の地点に設置された短絡容量計測装置(10;30)と、前記第1の地点に設置された、かつ、前記電圧フリッカ協定基準母線の電圧フリッカまたは電圧変動を示す第1の測定値を測定するための第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置(20C;40B)と、前記電圧フリッカ協定基準母線よりも下位の下位母線(3,4;4)に設置された、かつ、該下位母線の電圧フリッカまたは電圧変動を示す第2の測定値を測定するための第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置(20A;40A)とを具備し、前記短絡容量計測装置が、前記第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置によって測定された前記第1の測定値と前記第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置によって測定された前記第2の測定値とに基づいて、前記電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測することを特徴とする。
ここで、前記第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置が、前記電圧フリッカ協定基準母線のΔV10値を測定するための第1のΔV10値測定装置(20C;40B)であり、前記第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置が、前記下位母線のΔV10値を測定するための第2のΔV10値測定装置(20A;40A)であってもよい。
前記短絡容量計測装置が、前記第1および第2のΔV10値測定装置によって測定された前記第1および第2のΔV10値を平均化処理して前記電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測してもよい。
前記第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置が、前記電圧フリッカ協定基準母線のIEC規格の電圧フリッカ/電圧変動評価値を測定するための装置であり、前記第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置が、前記下位母線のIEC規格の電圧フリッカ/電圧変動評価値を測定するための装置であってもよい。また、これら電圧フリッカ/電圧変動測定装置がIEC規格の電圧フリッカ/電圧変動評価値を測定するための装置の他に、たとえばΔVF値のように他の電圧フリッカ/電圧変動測定装置であってもかまわない。
前記第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置と前記第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置との間で測定タイミングを同調させるための同期信号(Ssync)が、該第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置から該第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置に伝送されてもよい。
本発明の短絡容量計測システムは、以下の効果を奏する。
(1)電圧フリッカ協定基準母線の電圧フリッカまたは電圧変動を示す第1の測定値と下位母線の電圧フリッカまたは電圧変動を示す第2の測定値とに基づいて電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測するため、リアルタイムで電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測することができる。
(2)電圧フリッカ/電圧変動発生源と連系する既知の%インピーダンス(%リアクタンス)設備があれば短絡容量の計測が可能なことから、測定母線の短絡容量計測結果を基にそこから連系されている他電力設備の既知の%インピーダンス(%リアクタンス)を用いて他の箇所の短絡容量も算出することができる。
(3)リアルタイムで電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量およびΔV10値を把握できるため、電力品質の維持および管理面において、
(3−1)協定遵守のため、リアルタイムの計測結果に基づいて電力会社側で電力品質の維持対策(たとえば、系統構成の変更により短絡容量を確保すること)が可能となる。
(3−2)協定遵守のため、電圧フリッカ発生源側に測定結果を提供することで、リアルタイムに電圧フリッカ負荷の操業調整または電圧フリッカ抑制装置への抑制指令を行うことができ、過大な電圧フリッカの発生防止を図ることができる。
(3−3)電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量およびΔV10値を継続して観測し管理することにより、どのような曜日および時期に短絡容量の増減があるかや電圧フリッカ負荷の操業が多いかなどを定量的に把握でき、電力会社側および電圧フリッカ発生源側共に恒久対策(たとえば、系統の増強、操業パターンや操業量の見直しまたは電圧フリッカ抑制装置の設置)の計画に活用できる。
(3−4)大きな電圧変動により他の一般需要家に何らかの不具合(たとえば、電灯のちらつきや電動機など回転機器のトルク変動によって生じる回転ムラによる製造品不良)があった際に、短絡容量の減少に起因するものか(電力会社の事情)、または、過大な電圧フリッカを発生したことに起因するものか(電圧フリッカ発生源側の事情)を識別できるため、原因が明確になり、電力会社は他の一般需要家へ説明責任が果たせるとともに、原因の所在に応じて各々が改善対策を行うための根拠になる。
(4)リアルタイムで電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量およびΔV10値を把握できるため、電力系統の保安面において、電力会社は、短絡容量を必要以上に確保してしまい、電力系統の事故時に遮断器の定格遮断電流を超えるような状態になっていないかをリアルタイムに監視することができるため、電力系統の保安を確保できる。
(5)既存のΔV10値測定装置を使用することで短絡容量を把握することが可能となるため、短絡容量測定のための特別な機器(コンデンサなど)を設置する必要がない。
本発明の第1の実施例による短絡容量計測システムの構成を示す図である。 ΔV10値と%リアクタンスとの関係を示すグラフである。 系統残留フリッカの発生がある場合のΔV10値と%リアクタンスとの関係および系統残留フリッカ測定結果の一例から系統残留フリッカ平均値(ΔV10値)の関係を示すグラフである。 系統残留フリッカの発生がある場合の図1に示した短絡容量計測装置10におけるC地点短絡容量SCCCの計算式を示す図である。 図1に示した短絡容量計測システムの動作について説明するためのフロー図である。 本発明の第2の実施例による短絡容量計測システムの構成を示す図である。 系統残留フリッカの発生がある場合の図6に示した短絡容量計測装置30におけるB地点短絡容量SCCBの計算式を示す図である。 図6に示した短絡容量計測システムの動作について説明するためのフロー図である。
上記の目的を、ΔV10値測定装置によって測定された電圧フリッカ協定基準母線のΔV10値と他のΔV10値測定装置によって測定された電圧フリッカ発生設備接続母線のΔV10値とに基づいて電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測することにより実現した。
以下、本発明の短絡容量計測システムの実施例について図面を参照して説明する。
なお、以下では、図1および図6に示すように、電力会社電気設備母線1(たとえば、110kV母線)と電圧フリッカ負荷母線3とが平衡2回線送電線2を介して接続されているとともに、電圧フリッカ発生設備6が電力供給を受ける電圧フリッカ発生設備接続母線4(たとえば、33kV母線)が変圧器5を介して電圧フリッカ負荷母線3と接続されている電力系統(すなわち、電圧フリッカ負荷母線3が電力会社電気設備母線1の下位母線となっているとともに電圧フリッカ発生設備接続母線4が電圧フリッカ負荷母線3の下位母線となっている電力系統)を例として説明する。
また、電圧フリッカ発生設備接続母線4が敷設されている地点を「A地点」と称し、電圧フリッカ負荷母線3が敷設されている地点を「B地点」と称し、電力会社電気設備母線1が敷設されている地点を「C地点」と称する。
さらに、以下の(1)〜(3)を前提条件とする。
(1)電力系統の%インピーダンス(%Z)は概ね%リアクタンス(%X)が支配的であることから、%抵抗(%R)を考慮しなくても差し支えないケースが多いため、平衡2回線送電線2および変圧器5の%抵抗は、ここでは簡略化のため省略して考えることとする(ただし、平衡2回線送電線2および変圧器5の%抵抗を考慮して考えてもよい)。
(2)電圧フリッカ発生設備6の稼動/停止状態を示す稼動/停止状態信号Sstateを短絡容量計測装置10,30に電圧フリッカ発生設備6から伝送し、電圧フリッカが発生している条件の下で基準母線短絡容量(電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量)を計測する(ただし、稼動/停止状態信号Sstateを伝送しない場合であっても、電圧フリッカ発生設備6が停止状態にあると、計測した基準母線短絡容量は実際の基準母線短絡容量から乖離するため、計測した基準母線短絡容量の結果から電圧フリッカ発生設備6の稼動/停止状態を判定する方法でもよい。
(3)異なる2つの地点に設置された2つのΔV10値測定装置間では、同期をとってΔV10値を測定する(ただし、ΔV10値の測定値が実際の基準母線短絡容量に即した値となるようにするには、平均化処理などで対応可能なため、厳密に同期を取らなくても差し支えない)。
本発明の第1の実施例による短絡容量計測システムは、電圧フリッカ協定基準母線が電力会社電気設備母線1である場合に、電力会社電気設備母線1の短絡容量(以下、「C地点短絡容量SCCC」と称する。)を計測するためのものであり、図1に示すように、電力会社電気設備母線1が敷設されたC地点に設置された短絡容量計測装置10と、C地点に設置された、かつ、電力会社電気設備母線1のΔV10値を測定するためのC地点ΔV10値測定装置20Cと、電圧フリッカ発生設備接続母線4が敷設されたA地点に設置された、かつ、電圧フリッカ発生設備接続母線4のΔV10値を測定するためのA地点ΔV10値測定装置20Aとを具備する。
ここで、A地点ΔV10値測定装置20AとC地点ΔV10値測定装置20Cとの同期は、A地点ΔV10値測定装置20Aから同期信号SsyncをC地点ΔV10値測定装置20Cに伝送し、同期信号Ssyncに基づいてC地点ΔV10値測定装置20Cを従属同期させることにより行う。
なお、このような従属同期方式に代わって、GPSや電波時計などによる独立同期方式を用いてもよい。また、同期方式はどのような方式でも構わない。
短絡容量計測装置10は、A地点ΔV10値測定装置20Aから入力されるA地点ΔV10測定データDAおよびC地点ΔV10値測定装置20Cから入力されるC地点ΔV10測定データDCに基づいて、以下のようにして、C地点短絡容量SCCCを計測する。
たとえば電力系統の%リアクタンス(%X)の基準容量が10[MVA]ベースである場合について図2に示すように、ΔV10値は%リアクタンスに比例する。
そこで、短絡容量計測装置10は、既知の平衡2回線送電線2の%リアクタンス(%Xl)と既知の変圧器5の%リアクタンス(%Xt)とを用いて、C地点ΔV10測定データDCによって示されるC地点のΔV10値(以下、「ΔV10値C」と称する。)とA地点ΔV10測定データDAによって示されるA地点のΔV10値(以下、「ΔV10値A」と称する。)とに基づいて、未知の系統側%リアクタンス(%Xs)を以下に示す(1−1)式より求める。
%Xs={(%Xl+%Xt)×ΔV10値C}/{ΔV10値A−ΔV10値C} ・・・ (1−1)
短絡容量計測装置10は、求めた系統側%リアクタンス(%Xs)に基づいて、C地点短絡容量SCCCを以下に示す(1−2)式より求める。
SCCC=1,000/%Xs [MVA] ・・・ (1−2)
また、図3(a)に示すように定常的な系統残留フリッカ(Bgf:Background flicker)の発生がある場合であって、図3(b)に示す系統残留フリッカ平均値(BgfAve:Background flicker Average)の影響を2乗根方式により排除可能な場合には、短絡容量計測装置10はC地点短絡容量SCCCを図4(a)に示す式より求める。
ここで、同式において、
ΔV10値ABgfAve=A地点の系統残留フリッカ平均値
ΔV10値CBgfAve=C地点の系統残留フリッカ平均値
A地点SCCBgf=A地点における系統残留フリッカ測定時の短絡容量
C地点SCCBgf=C地点における系統残留フリッカ測定時の短絡容量
である。
系統残留フリッカ測定時の短絡容量SCCBgf(A地点SCCBgfおよびC地点SCCBgf)を求める方法としては、オフライン計算等により求めた値を使用する方法のほか、電圧フリッカ発生設備6の稼働時に計測した短絡容量SCC(A地点短絡容量SCCAおよびC地点短絡容量SCCC)を流用する方法などがある。
なお、短絡容量の変化によって系統残留フリッカ平均値の変化が少ない場合には、短絡容量計測装置10はC地点短絡容量SCCCを図4(b)に示す式より求めてもよい(系統残留フリッカ測定時の短絡容量SCCBgfがC地点短絡容量SCCCと同じ場合には、図4(a)に示した式は図4(b)に示した式と同じになる)。
また、系統残留フリッカ平均値の影響を排除する方法としては、上述した2乗根方式のほかに、3乗根方式、4乗根方式、減算などによる方法があり、各電力系統などの実態に即した方法を用いればよい。
次に、本実施例による短絡容量計測システムの動作について図5を参照して説明する。
A地点ΔV10値測定装置20Aは、測定タイミングを同調させるための同期情報を示す同期信号SsyncをC地点ΔV10値測定装置20Cに伝送するとともに(ステップS11)、ΔV10値Aを測定すると、測定したΔV10値Aを示すA地点ΔV10測定データDAを短絡容量計測装置10に伝送する(ステップS12)。
C地点ΔV10値測定装置20Cは、同期信号Ssyncによって示される同期情報に基づいてA地点ΔV10値測定装置20Aと測定タイミングを同調させて、ΔV10値Cを測定する(ステップS13,S14)。
C地点ΔV10値測定装置20Cは、測定したΔV10値Cを示すC地点ΔV10測定データDCを短絡容量計測装置10に出力する。
短絡容量計測装置10は、A地点ΔV10測定データDAによって示されるΔV10値AとC地点ΔV10測定データDCによって示されるΔV10値Cとに基づいて、上記(1−2)式、図4(a)に示した式または図4(b)に示した式を用いてC地点短絡容量SCCCを計算する(ステップS15)。
このとき、A地点とC地点との間の既知の%リアクタンスは平衡2回線送電線2の回線数変化によって変化するため、短絡容量計測装置10は送電線回線数(上記(1−1)式などにおける%Xl)を考慮してC地点短絡容量SCCCを計算するようにしている。しかし、A地点とC地点との間の既知の%リアクタンスは系統運用上変化する場合もあるため、この場合には、A地点における送電線運用回線情報をA地点の送信装置(不図示)を用いて短絡容量計測装置10に伝送するとともに(ステップa)、C地点における送電線運用回線情報を入力装置(不図示)を用いて短絡容量計測装置10に入力して(ステップa’)、短絡容量計測装置10がこれらの送電線運用回線情報も考慮してC地点短絡容量SCCCを計算するようにさせる。
また、電圧フリッカ発生設備接続母線4および電圧フリッカ負荷母線3に短絡容量を増加させる発電機などが連系された場合には、図2に示したような既知の%リアクタンスによる比例関係を維持できなくなるため、電圧フリッカ発生設備接続母線4および電圧フリッカ負荷母線3への短絡容量に影響を与えるものの連系有/無状態を示す情報を外部の遠隔監視制御システム(不図示)などから短絡容量計測装置10に伝送して(ステップb)、短絡容量計測装置10がこの情報も考慮してC地点短絡容量SCCCを計算させるようにする。
電圧フリッカ発生設備6は、電圧フリッカ発生設備6の稼動/停止状態を示す稼動/停止状態信号Sstateを短絡容量計測装置10に伝送する(ステップS16)。
短絡容量計測装置10は、稼動/停止状態信号Sstateによって示される電圧フリッカ発生設備6の稼動/停止状態等に基づいて、C地点短絡容量SCCCの計算値が妥当であるかを判定し(ステップS17)、C地点短絡容量SCCCの計算値が妥当であると判定すると、C地点短絡容量SCCCの計算値を電力会社電気設備母線1の短絡容量計測値(基準母線短絡容量の計測値)とする(ステップS18)。(ただし、稼動/停止状態信号Sstateを伝送しない場合であっても、電圧フリッカ発生設備6が停止状態にあると、計測した基準母線短絡容量は実際の基準母線短絡容量から乖離するため、計測した基準母線短絡容量の結果から電圧フリッカ発生設備6の稼動/停止状態を判定する方法でもよい。)
なお、計測した短絡容量の結果を基に顧客の電圧フリッカ発生設備6を電圧フリッカ許容値以内に抑制または制御するため、図5に破線の矢印で示すように、電力会社電気設備母線1の短絡容量計測値を短絡容量計測装置10からA地点に伝送し、必要により電力会社電気設備母線1の短絡容量をA地点およびB地点の短絡容量に変換して(ステップc)、同図にA地点について示すように、変換したA地点の短絡容量に基づいて電圧フリッカ発生設備接続母線4の電圧フリッカ抑制装置および電圧フリッカ発生設備6の制御装置を制御するようにしてもよい。
また、A地点ΔV10値測定装置20AおよびC地点ΔV10値測定装置20Cでは1分毎にΔV10値AおよびΔV10値Cを測定しているため、短絡容量計測装置10においても1分毎にC地点短絡容量SCCCを計算することになる。
そのため、短絡容量計測装置10によって1分毎に計算されるC地点短絡容量SCCCがより正確な値となるように、現在のC地点短絡容量SCCCの計算値と直前の連続した複数のC地点短絡容量SCCCの計算値とを平均化処理して(たとえば、現在のC地点短絡容量SCCCの計算値と直前の9個の連続したC地点短絡容量SCCCの計算値とを平均化処理して)、C地点短絡容量SCCCを求めるようにしてもよい。また、現在のΔV10値CとΔV10値Aと直前の連続した複数のΔV10値CとΔV10値Aをそれぞれについて平均化処理(たとえば、現在のΔV10値Cと直前の9個の連続したΔV10値Cの平均化処理したものと、現在のΔV10値Aと直前の9個の連続したΔV10値Aの平均化処理)したものを用いてC地点短絡容量SCCCを求めてもよい。
以上では、A地点とC地点とにΔV10値測定装置(A地点ΔV10値測定装置20AおよびC地点ΔV10値測定装置20C)を設置してC地点短絡容量SCCCを求めたが、電圧フリッカ負荷母線3が敷設されたB地点とC地点とにΔV10値測定装置を設置して、B地点に設置したΔV10値測定装置で測定したB地点ΔV10値(ΔV10値B)とΔV10値Cとを用いて、同様にしてC地点短絡容量SCCCを求めてもよい。
次に、本発明の第2の実施例による短絡容量計測システムについて図6乃至図8を参照して説明する。
本実施例による短絡容量計測システムは、電圧フリッカ協定基準母線が電圧フリッカ負荷母線3である場合に、電圧フリッカ負荷母線3の短絡容量(以下、「B地点短絡容量SCCB」と称する。)を計測するためのものであり、図6に示すように、電圧フリッカ負荷母線3が敷設されたB地点に設置された短絡容量計測装置30と、B地点に設置された、かつ、電圧フリッカ負荷母線3のΔV10値を測定するためのB地点ΔV10値測定装置40Bと、電圧フリッカ発生設備接続母線4が敷設されたA地点に設置された、かつ、電圧フリッカ発生設備接続母線4のΔV10値を測定するためのA地点ΔV10値測定装置40Aとを具備する。
ここで、A地点ΔV10値測定装置40AとB地点ΔV10値測定装置40Bとの同期は、A地点ΔV10値測定装置40Aから同期信号SsyncをB地点ΔV10値測定装置40Bに伝送し、同期信号Ssyncに基づいてB地点ΔV10値測定装置40Bを従属同期させることにより行う。
なお、このような従属同期方式に代わって、GPSや電波時計などによる独立同期方式を用いてもよい。また、同期方式はどのような方式でも構わない。
A地点とB地点のV10値測定を同一のΔV10値測定装置を使用することなどによって同期させる必要がない場合には、同期の省略が可能となる。
短絡容量計測装置30は、A地点ΔV10値測定装置40Aから入力されるA地点ΔV10測定データDAおよびB地点ΔV10値測定装置40Bから入力されるB地点ΔV10測定データDBに基づいて、以下のようにして、B地点短絡容量SCCBを計測する。
たとえば電力系統の%リアクタンス(%X)の基準容量が10[MVA]ベースである場合について図2に示したように、ΔV10値は%リアクタンスに比例する。
そこで、短絡容量計測装置30は、A地点測定データDAによって示されるA地点のΔV10値(以下、「ΔV10値A」と称する。)とB地点ΔV10測定データDBによって示されるB地点のΔV10値(以下、「ΔV10値B」と称する。)とに基づいて、未知の系統側%リアクタンス(%Xs+%Xl)を以下に示す(3−1)式より求める。
%Xs+%Xl=(%Xt×ΔV10値B)/{ΔV10値A−ΔV10値B} ・・・ (3−1)
短絡容量計測装置30は、求めた系統側%リアクタンス(%Xs+%Xl)に基づいて、B地点短絡容量SCCBを以下に示す(3−2)式より求める。
SCCB=1,000/(%Xs+%Xl) [MVA] ・・・ (3−2)
また、図3(a)に示したように定常的な系統残留フリッカ(Bgf:Background flicker)の発生がある場合であって、図3(b)に示した系統残留フリッカ平均値(BgfAve:Background flicker Average)の影響を2乗根方式により排除可能な場合には、短絡容量計測装置30はB地点短絡容量SCCBを図7(a)に示す式より求める。
ここで、同式において、
ΔV10値ABgfAve=A地点の系統残留フリッカ平均値
ΔV10値BBgfAve=B地点の系統残留フリッカ平均値
A地点SCCBgf=A地点における系統残留フリッカ測定時の短絡容量
B地点SCCBgf=B地点における系統残留フリッカ測定時の短絡容量
である。
系統残留フリッカ測定時の短絡容量SCCBgf(A地点SCCBgfおよびB地点SCCBgf)を求める方法としては、オフライン計算等により求めた値を使用する方法のほか、電圧フリッカ発生設備6の稼働時に計測した短絡容量SCC(A地点短絡容量SCCAおよびB地点短絡容量SCCB)を流用する方法などがある。
なお、短絡容量の変化によって系統残留フリッカ平均値の変化が少ない場合には、短絡容量計測装置30はB地点短絡容量SCCBを図7(b)に示す式より求めてもよい(系統残留フリッカ測定時の短絡容量SCCBgfがB地点短絡容量SCCBと同じ場合には、図7(a)に示した式は図7(b)に示した式と同じになる)。
また、系統残留フリッカ平均値の影響を排除する方法としては、上述した2乗根方式のほかに、3乗根方式、4乗根方式、減算などによる方法があり、各電力系統などの実態に即した方法を用いればよい。
次に、本実施例による短絡容量計測システムの動作について図8を参照して説明する。
A地点ΔV10値測定装置40Aは、測定タイミングを同調させるための同期情報を示す同期信号SsyncをB地点ΔV10値測定装置40Bに伝送するとともに(ステップS21)、ΔV10値Aを測定すると、測定したΔV10値Aを示すA地点ΔV10測定データDAを短絡容量計測装置30に伝送する(ステップS22)。
B地点ΔV10値測定装置40Bは、同期信号Ssyncによって示される同期情報に基づいてA地点ΔV10値測定装置40Aと測定タイミングを同調させて、ΔV10値Bを測定する(ステップS23,S24)。
B地点ΔV10値測定装置40Bは、測定したΔV10値Bを示すB地点ΔV10測定データDBを短絡容量計測装置30に出力する。
短絡容量計測装置30は、A地点ΔV10測定データDAによって示されるΔV10値AとB地点ΔV10測定データDBによって示されるΔV10値Bとに基づいて、上記(3−2)式、図7(a)に示した式または図7(b)に示した式を用いてB地点短絡容量SCCBを計算する(ステップS25)。
このとき、A地点とB地点との間において既知の%リアクタンスが変化する場合には、入力装置(不図示)を用いて既知%X変化情報を短絡容量計測装置30に入力して(ステップd)、短絡容量計測装置30が既知%X変化情報も考慮してB地点短絡容量SCCBを計算するようにさせる。
また、電圧フリッカ発生設備接続母線4に短絡容量を増加させる発電機などが連系された場合には、図2に示したような既知の%リアクタンスによる比例関係を維持できなくなるため、電圧フリッカ発生設備接続母線4への短絡容量に影響を与えるものの連系有/無状態を示す情報を外部の遠隔監視制御システム(不図示)などから短絡容量計測装置30に伝送して(ステップe)、短絡容量計測装置30がこの情報も考慮してB地点短絡容量SCCBを計算させるようにする。
電圧フリッカ発生設備6は、電圧フリッカ発生設備6の稼動/停止状態を示す稼動/停止状態信号Sstateを短絡容量計測装置30に伝送する(ステップS26)。
短絡容量計測装置30は、稼動/停止状態信号Sstateによって示される電圧フリッカ発生設備6の稼動/停止状態等に基づいて、B地点短絡容量SCCBの計算値が妥当であるかを判定し(ステップS27)、B地点短絡容量SCCBの計算値が妥当であると判定すると、B地点短絡容量SCCBの計算値を電圧フリッカ負荷母線3の短絡容量計測値(基準母線短絡容量の計測値)とする(ステップS28)。(ただし、稼動/停止状態信号Sstateを伝送しない場合であっても、電圧フリッカ発生設備6が停止状態にあると、計測した基準母線短絡容量は実際の基準母線短絡容量から乖離するため、計測した基準母線短絡容量の結果から電圧フリッカ発生設備6の稼動/停止状態を判定する方法でもよい。)
なお、計測した短絡容量の結果を基に顧客の電圧フリッカ発生設備6を電圧フリッカ許容値以内に抑制または制御するため、図8に破線の矢印で示すように、電圧フリッカ負荷母線3の短絡容量計測値を短絡容量計測装置30からA地点に伝送し、必要により電圧フリッカ負荷母線3の短絡容量をA地点の短絡容量に変換して(ステップf)、同図に示すように、変換したA地点の短絡容量に基づいて電圧フリッカ発生設備接続母線4の電圧フリッカ抑制装置および電圧フリッカ発生設備6の制御装置を制御するようにしてもよい。
また、A地点ΔV10値測定装置40AおよびB地点ΔV10値測定装置40Bでは1分毎にΔV10値AおよびΔV10値Bを測定しているため、短絡容量計測装置30においても1分毎にB地点短絡容量SCCBを計算することになる。
そのため、短絡容量計測装置30によって1分毎に計算されるB地点短絡容量SCCBがより正確な値となるように、現在のB地点短絡容量SCCBの計算値と直前の連続した複数のB地点短絡容量SCCBの計算値とを平均化処理して(たとえば、現在のB地点短絡容量SCCBの計算値と直前の9個の連続したB地点短絡容量SCCBの計算値とを平均化処理して)、B地点短絡容量SCCBを求めるようにしてもよい。また、現在のΔV10値BとΔV10値Aと直前の連続した複数のΔV10値BとΔV10値Aをそれぞれについて平均化処理(たとえば、現在のΔV10値Bと直前の9個の連続したΔV10値Bの平均化処理したものと、現在のΔV10値Aと直前の9個の連続したΔV10値Aの平均化処理)したものを用いてB地点短絡容量SCCBを求めてもよい。
以上の説明では、B地点短絡容量SCCBおよびC地点短絡容量SCCCを求めるためにΔV10値測定装置を用いたが、IEC規格の電圧フリッカ/電圧変動評価値(電圧フリッカ評価値または電圧変動評価値)であるPst値やPlt値、その他にもΔVF値などのような電圧フリッカまたは電圧変動を示す値を測定する電圧フリッカ/電圧変動測定装置を設置して、電圧フリッカ/電圧変動測定装置における測定値を用いてB地点短絡容量SCCBおよびC地点短絡容量SCCCを同様にして求めてもよい。
この場合、Pst値(10分毎に測定)やPlt値(2時間毎に測定)については、測定時間間隔が長いことから、必ずしも平均化処理しなくてもよい。
1 電力会社電気設備母線
2 平衡2回線送電線
3 電圧フリッカ負荷母線
4 電圧フリッカ発生設備接続母線
5 変圧器
6 電圧フリッカ発生設備
10,30 短絡容量計測装置
20A,40A A地点ΔV10値測定装置
20C C地点ΔV10値測定装置
40B B地点ΔV10値測定装置
A A地点ΔV10測定データ
B B地点ΔV10測定データ
C C地点ΔV10測定データ
SCCA A地点短絡容量
SCCB B地点短絡容量
SCCC C地点短絡容量
sync 同期信号
state 稼働/停止状態信号
S11〜S18,S21〜S28,a〜f,a’ ステップ

Claims (6)

  1. 電圧フリッカ協定基準母線(1;3)の短絡容量(SCCC;SCCB)を計測するための短絡容量計測システムであって、
    前記電圧フリッカ協定基準母線が敷設された第1の地点に設置された短絡容量計測装置(10;30)と、
    前記第1の地点に設置された、かつ、前記電圧フリッカ協定基準母線の電圧フリッカまたは電圧変動を示す第1の測定値を測定するための第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置(20C;40B)と、
    前記電圧フリッカ協定基準母線よりも下位の下位母線(3,4;4)に設置された、かつ、該下位母線の電圧フリッカまたは電圧変動を示す第2の測定値を測定するための第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置(20A;40A)とを具備し、
    前記短絡容量計測装置が、前記第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置によって測定された前記第1の測定値と前記第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置によって測定された前記第2の測定値とに基づいて、前記電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測する、
    ことを特徴とする、短絡容量計測システム。
  2. 前記第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置が、前記電圧フリッカ協定基準母線のΔV10値を測定するための第1のΔV10値測定装置(20C;40B)であり、
    前記第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置が、前記下位母線のΔV10値を測定するための第2のΔV10値測定装置(20A;40A)である、
    ことを特徴とする、請求項1記載の短絡容量計測システム。
  3. 前記短絡容量計測装置が、前記第1および第2のΔV10値測定装置によって測定された前記第1および第2のΔV10値を平均化処理して前記電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測することを特徴とする、請求項2記載の短絡容量計測システム。
  4. 前記第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置が、前記電圧フリッカ協定基準母線のIEC規格の電圧フリッカ/電圧変動評価値やその他の電圧フリッカ/電圧変動を示す値を測定するための装置であり、
    前記第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置が、前記下位母線のIEC規格の電圧フリッカ/電圧変動評価値やその他の電圧フリッカ/電圧変動を示す値を測定するための装置である、
    ことを特徴とする、請求項1記載の短絡容量計測システム。
  5. 前記短絡容量計測装置が、前記第1および第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置によって測定された前記IEC規格の電圧フリッカ/電圧変動評価値やその他の電圧フリッカ/電圧変動を示す値を平均化処理して前記電圧フリッカ協定基準母線の短絡容量を計測することを特徴とする、請求項4記載の短絡容量計測システム。
  6. 前記第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置と前記第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置との間で測定タイミングを同調させるための同期信号(Ssync)が、該第2の電圧フリッカ/電圧変動測定装置から該第1の電圧フリッカ/電圧変動測定装置に伝送されることを特徴とする、請求項1乃至5いずれかに記載の短絡容量計測システム。
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