JP2015061393A - ダンパー装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は本発明を適用したダンパー装置の斜視図であり、図2は本発明を適用したダンパー装置の分解斜視図である。ダンパー装置1は、モータユニット2と、モータユニット2が取り付けられる枠体3と、枠体3に形成された開閉口4を開閉するバッフル5(開閉部材)を有している。ダンパー装置1は、全体として直方体状をしており、枠体3の長手方向の一端側にモータユニット2が配置されている。
ここで、モータユニット2のケース本体23内における駆動力伝達機構22等の部品配置は、上述したように、ケース本体23の一方の側面23dに沿ってスライダー25を往復移動させるように配置し、この側面23dに対向する他方の側面23fとスライダー25との間のスペースを利用して他の部品を配置するようになっている。すなわち、スライダー25には、その移動方向Yの一端にレバー26を係合させる係合孔59が設けられ、レバー26の揺動中心26aは、スライダー25から側面23f側に離して配置されている。つまり、側面23fとスライダー25との間のスペースの一端側に、レバー26の揺動中心26aが配置されている。一方、側面23fとスライダー25との間のスペースの他端側には、減速歯車列24を構成する歯車部材の一部が配置されている。そして、減速歯車列24とレバー26との間のスペースは、側面23fの端子取り出し部60からカム部48に向けて延びる可動切片61、62の配置スペースとして利用されている。
図6はダンパー装置1の動作を示す説明図であり、(a)〜(d)はバッフル5および駆動力伝達機構22の状態を示し、(a1)〜(d1)はスイッチAの状態(裏側から見た可動切片61、62とカム部48の状態)を示している。ダンパー装置1のモータ21を駆動すると、その出力回転によって減速歯車列24の出力側の端部に設けられた5番車45がに回転し、5番車45に設けられた欠歯車部47およびカム部48が図6に示すCCW方向(反時計回り方向)に回転する。また、図7は欠歯車部47およびカム部48が1回転する間のバッフル5およびスイッチAの状態変化を示すタイミングチャートであり、横軸は欠歯車部47およびカム部48の回転位置を示す。
以上説明したように、本形態のダンパー装置1は、モータ21の一方の方向の回転に基づいてスライダー25を往復移動させ、これに基づいてレバー26を正逆方向に揺動させている。従って、バッフル5を開閉するためにモータ21の回転方向を切り換える必要がなく、制御回路の構成を単純にすることができる。また、スライダー25によって揺動するレバー26を介して、スライダー25の移動方向Yと直交する方向に延びる出力軸27を回転させてバッフル5を駆動できる。このため、開閉口4が設けられた枠体3にモータユニット2のケース2Aを固定するにあたって、開閉口4における冷気等の気流の通過方向Xから見た場合のモータユニット2の投影面積を小さくでき、ダンパー装置1を全体としてコンパクトな形状にすることができる。更に、モータユニット2のケース2A内において、スライダー25の脇にレバー26の揺動中心26aを配置したことによるデッドスペースを可動切片61、62等の配置スペースとして利用できる。従って、ケース2Aの外形を小さくできる。よって、ダンパー装置1の小型化に有利であり、狭いスペースへの設置に有利である。
2…モータユニット
2A…ケース
3…枠体
4…開閉口
5…バッフル
5a…開閉板
5b…クッション材
5A…閉位置
5B…開位置
21…モータ
21a…出力軸
21b…ピニオン
22…駆動力伝達機構
23…ケース本体
23a…凹部
23b…ネジ孔
23c…底面
23d、23e、23f、23g…側面
24…減速歯車列
25…スライダー
25A…移動方向の他端
25B…移動方向の一端
26…レバー
26a…揺動中心
26A…揺動方向の他端
26B…揺動方向の一端
27…出力軸
28…固定ネジ
31…支持板
31a…突起
32…枠板
33…開口
34、35、36…側板部
34a…切り欠き部
37…筒状体
38…開口枠部
41…1番車
42…2番車
43…3番車
44…4番車
45…5番車
46…歯車部
47…欠歯車部
47a…歯部
47b…係合部
48…カム部
48a…段部
51、52…腕部
51a、52a…内側端面
53…連結部
54…第1のラック部
54a、54b、54c、54d…歯部
55…第2のラック部
55a、55b、55c…歯部
56a…ガイドリブ
56b…スライド溝
57a、57b…リブ
58a…ガイドリブ
58b…スライド溝
59…係合孔
60…端子取り出し部
61、62…可動切片
A…スイッチ
a、b…端子
L…軸線方向
L1…回転中心線
X…気流の通過方向
Y…スライダーの移動方向
Claims (7)
- モータおよび駆動力伝達機構を備えるモータユニットと、
当該モータユニットが取り付けられる枠体と、
前記駆動力伝達機構の出力に基づき、前記枠体に形成された開口を閉鎖する閉位置、および、当該開口を開放する開位置の間を移動する開閉部材とを有し、
前記駆動力伝達機構は、
前記モータの出力によって回転する歯車部材と、
当該歯車部材の一方の方向への回転に基づいて直線方向に往復移動する直動部材と、
当該直動部材の往復移動に基づいて揺動するレバーと、
当該レバーの揺動中心に取り付けられた出力軸とを備え、
前記モータユニットは、
前記駆動力伝達機構、および、前記歯車部材の回転位置を検出する可動切片を収納するケースを備え、
当該ケース内において、前記直動部材から当該直動部材の移動方向と直交する方向に離れた位置に前記レバーの揺動中心が配置され、前記直動部材に対して前記レバーの揺動中心と同じ側に前記可動切片の少なくとも一部が配置されていることを特徴とするダンパー装置。 - 請求項1において、
前記歯車部材は、周方向の一部の部位に限定して歯部が形成された欠歯車部を備え、
前記直動部材は、前記欠歯車部を間に挟んで平行に延びた一対の腕部を備え、
当該一対の腕部における対向する内側側面の一方に第1のラック部が形成され、前記対向する内側側面の他方に第2のラック部が形成され、
前記第1のラック部と前記第2のラック部は、一方が前記歯部と噛合した状態のとき、他方は前記歯部と噛合しないことを特徴とするダンパー装置。 - 請求項2において、
前記欠歯車部、前記第1のラック部および前記第2のラック部、並びに、前記直動部材における前記レバーとの係合部は、前記歯車部材の回転中心線に沿った方向の位置が少なくとも部分的に重なっていることを特徴とするダンパー装置。 - 請求項2または3において、
前記直動部材は、
前記歯部と前記第1のラック部とが噛合して前記欠歯車部が前記一方の方向に回転することにより、前記バッフルの開位置に対応する第1の位置から、前記バッフルの閉位置に対応する第2の位置まで移動し、
前記歯部と前記第2のラック部とが噛合して前記欠歯車部が前記一方の方向に回転することにより、前記第2の位置から前記第1の位置まで移動し、
前記欠歯車部には、
前記第1の位置にある前記直動部材の前記第1のラック部に係合して前記第2の位置側への移動を阻止すると共に、前記第2の位置にある前記直動部材の前記第2のラック部に係合して前記第1の位置側への移動を阻止する係合部が形成されていることを特徴とするダンパー装置。 - 請求項1ないし4のいずれかの項において、
前記駆動力伝達機構は減速歯車列を備え、
当該減速歯車列の出力側の端部に前記歯車部材が配置され、
前記ケース内において、前記直動部材に対して前記レバーの揺動中心と同じ側に、当該レバーの揺動中心、前記可動切片の少なくとも一部、および、前記減速歯車列の少なくとも一部が前記直動部材の移動方向に並んで配置されていることを特徴とするダンパー装置。 - 請求項1ないし5のいずれかの項において、
前記ケースは、側面の高さが上面および底面における各辺の寸法よりも小さい偏平な直方体形状をしており、
前記歯車部材は、前記底面に対して垂直な回転中心線回りに回転可能に支持され、
前記直動部材は、前記ケースの一方の側面に沿って往復移動するように配置され、
前記ケースの前記一方の側面に対向する他方の側面と、前記直動部材との間に、前記レバーの揺動中心および前記可動切片の少なくとも一部が、前記直動部材の移動方向に並んで配置されていることを特徴とするダンパー装置。 - 請求項1ないし6のいずれかの項において、
前記可動切片は複数設けられ、
前記歯車部材は、外周面に段部が形成されたカム部を備え、
前記複数の可動切片は、前記直動部材に対して前記レバーの揺動中心と同じ側から前記カム部に向けて延びており、当該複数の可動切片の先端は前記カム部の外周面に向けて付勢されており、
前記カム部の回転位置に応じて、前記複数の可動切片の接触状態が切り換えられることを特徴とするダンパー装置。
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