JP2015061216A - ノード装置及びネットワークシステム - Google Patents

ノード装置及びネットワークシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2015061216A
JP2015061216A JP2013194199A JP2013194199A JP2015061216A JP 2015061216 A JP2015061216 A JP 2015061216A JP 2013194199 A JP2013194199 A JP 2013194199A JP 2013194199 A JP2013194199 A JP 2013194199A JP 2015061216 A JP2015061216 A JP 2015061216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
node device
node
mpu
communication unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013194199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6329744B2 (ja
Inventor
善継 中川
Yoshitsugu Nakagawa
善継 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Instititute (TIRI)
Original Assignee
Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Instititute (TIRI)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Instititute (TIRI) filed Critical Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Instititute (TIRI)
Priority to JP2013194199A priority Critical patent/JP6329744B2/ja
Publication of JP2015061216A publication Critical patent/JP2015061216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6329744B2 publication Critical patent/JP6329744B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】スループットの低下を抑制することができるノード装置及びネットワークシステムを提供する。【解決手段】複数のセンサノードから、当該センサノードが収集したデータを受信する第1通信部26と、前記データを上位の階層の基幹ネットワークに転送する第2通信部28とを備え、前記第1通信部26と前記第2通信部28とは、同時に通信することが可能であることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、ノード装置及びネットワークシステムに関するものである。
データを収集するセンサノードを備えたネットワークシステムは、一般に無線センサネットワークと呼ばれている。無線センサネットワークは、センサノード間において経路を複数選択するマルチパスや、複数のチャネルを同時に使うマルチチャネル無線通信により、通信システムの性能を向上できることが知られている。物理層、MAC層を規定しているIEEE802.15.4より上位のネットワーク層では、利用するプロトコルによりメッシュ型をはじめ、スター型、ツリー型など多様なネットワークトポロジを構築することができる。
通常、無線センサネットワークにおいて、データを中継するノードは、共通の無線チャネルを用いて複数のセンサノードのいずれか一つと通信をしてデータを収集する。さらに別の無線チャネルを用いることにより、他のセンサノードと同時に通信してデータを収集する無線センサネットワークが開示されている(例えば、特許文献1)。
また、無指向性アンテナにより近接の周辺ノードからデータを収集する一方で、指向性アンテナを使って特定の方角にある転送先ノードへデータを転送する階層構造を有する無線センサネットワークが開示されている(例えば、非特許文献1)。無線センサネットワークでは、動的に通信方向を制御することにより、通信距離が延伸し、かつ指向性アンテナからの通信電波と近接のセンサノードとの通信電波の干渉を減らし、伝送効率を向上することができる。
特開2012-50089号公報
坂本浩ほか、「S-UNAGI:スマートアンテナを用いた階層型センサネットワークの実装」、「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2008)シンポジウム」平成20年7月、2020頁〜2024頁
しなしながら、上記特許文献1の場合、ノードが共通チャネルを使って通信するのか、別のチャネルを使って通信するのか空間的・時間的判別や制御が複雑となる。データ収集の効率は向上するものの、より遠方へデータを伝搬(ホッピング)させる場合、図10に示すように受信(データの収集)と送信とを同時に実行することができないので、ノードから先への送信がボトルネックとなる可能性がある。また、マルチホップ(伝搬が重なる)により広域伝送を行う際に、経路途中でデータの送受信を行うノード数が増え、データ通信の頻度が密になることは避けられず、その為、遠方へデータを伝送するにしたがい、スループットが低下するという問題がある。
また上記非特許文献1の場合、指向性アンテナが指し示す相手先ノードの位置を特定する必要があり、実用化には未だ解決すべき課題を含んでいる。また、方角を特定せず通信距離を延伸させるには電波の出力を大きくする必要があるが、一様に電波の出力を大きくすることは電波干渉の範囲を拡張させてしまう。
そこで本発明は、スループットの低下を抑制することができるノード装置及びネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るノード装置は、複数のセンサノードから、当該センサノードが収集したデータを受信する第1通信部と、前記データを上位の階層の基幹ネットワークに転送する第2通信部とを備え、前記第1通信部と前記第2通信部とは、同時に通信することが可能であることを特徴とする。
本発明に係るネットワークシステムは、上記ノード装置と、複数のセンサノードとで構成される複数のサブネットワークと、複数の前記ノード装置と、前記ノード装置を管理する管理ノード装置とで構成される基幹ネットワークとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、データの収集と、データフレームの転送とを同時に行うことができるので、スループットの低下を抑制することができる。
本実施形態に係るネットワークシステムの全体構成を示す模式図である。 本実施形態に係るノード装置の通信レイヤの説明に供する図である。 本実施形態に係るノード装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るテーブルの説明に供する図である。 本実施形態に係るノード装置のテーブル編集処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノード装置の関連付け処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノード装置の転送処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノード装置の転送処理におけるタイミングチャートである。 本実施形態に係るノード装置のスケジューリングの説明に供する図である。 従来のノードのスケジューリングの説明に供する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(全体構成)
図1に示すネットワークシステム10は、複数(本図の場合4個)のサブネットワーク12と、当該サブネットワーク12に対し階層が上位の基幹ネットワーク14とで構成されている。サブネットワーク12は、それぞれノード装置18A〜18Dを一つずつ備える。ノード装置18A〜18Dの配下には、それぞれ複数のセンサノード16が設けられている。ノード装置18A〜18Dと、配下のセンサノード16は、互いに電波を送受信することにより双方向に無線通信可能に形成されている。センサノード16は、図示しないが、センサと、ノード装置18A〜18Dと無線通信をする通信機とが設けられている。センサは、例えば、温度、湿度、速度、映像等の情報を収集するセンサが用いられる。
基幹ネットワーク14は、各サブネットワーク12に属するノード装置18A〜18Dで構成される。基幹ネットワーク14においては、複数のノード装置18A〜18Dのいずれか一つが管理ノード装置(コーディネータとも呼ばれる)20に設定される。ノード装置18A〜18Dと管理ノード装置20は、互いに電波を送受信することにより双方向に無線通信可能に形成されている。管理ノード装置20は、ゲートウェイ21に接続されている。ゲートウェイ21は、例えば公衆回線に接続可能なパーソナルコンピュータである。
サブネットワーク12及び基幹ネットワーク14は、IEEE802.15.4規格に基づき無線通信を行うように形成されている。ネットワークシステム10は、サブネットワーク12で収集したデータを、基幹ネットワーク14を通じてゲートウェイ21へ転送する。これにより、サブネットワーク12で収集されたデータは、ゲートウェイ21からインターネット網22を介してユーザ端末24へ伝送される。
ノード装置18A〜18Dは、図2に示すように、第1通信部26及び第2通信部28を備える。第1通信部26及び第2通信部28は、それぞれ、PHY(Physical layer)60A,60B、MAC(Media Access Control)層58A,58B、NW層(Network layer)56A,56Bが実装されている。さらにノード装置は、第1通信部26及び第2通信部28において共通のアプリケーション層54、トランザクション層52が実装されている。PHY60A,60B及びMAC層58A,58Bは、IEEE802.15.4規格で規定されている。NW層56A,56Bは、任意の通信規格を用いることができる。アプリケーション層54は、ルーティング処理に加え、サブネットワーク12に属するセンサノード16から収集したデータと当該データの転送先とを関連づける転送識別登録処理を行う。トランザクション層52は、データの受信処理および送信処理を行う。
実際上、ノード装置18A〜18Dは、図3に示すように、第1通信部26と、第2通信部28と、制御部30とを有する。第1通信部26は、サブネットワーク12内でセンサノード16と無線通信可能に形成されている。第2通信部28は、基幹ネットワーク14において、他のノード装置18A〜18D及び管理ノード装置20と無線通信可能に形成されている。第1通信部26と第2通信部28は、互いに異なる無線チャネルを使用する。
制御部30は、MPU(Micro-Processing Unit)32と、インターフェースとしてのI/O34とを有する。I/O34はゲートウェイ21(本図には図示しない)に接続されている。ノード装置18A〜18Dは、制御部30がROM(Read Only Memory)36に記憶されているプログラムをRAM(Random Access Memory)38に読み出す。制御部30は、読み出したプログラムをRAM38上で展開し、この展開したプログラムに従って、各種処理を実行する。また、RAM38内のメモリ40には、管理テーブル42、トランザクションルール44、第1記憶部としての近接フレームバッファ46、第2記憶部としての広域フレームバッファ48、I/Oフレームバッファ50が設けられている。トランザクションルール44は、データを収集し転送するまでの複数の処理を、一つの処理としてまとめて扱うルールを管理する。
MPU32は、センサノード16から収集したデータを、データフレーム化し、近接フレームバッファ46に一時的に格納する。MPU32は、管理ノード装置20からの指示に従って、近接フレームバッファ46に一時的に格納されたデータフレームと、当該データフレームの転送先とを関連付ける転送識別情報を登録する。より具体的には、管理ノード装置20からの指示にしたがい、MPU32は、図4Aに示す転送識別情報を、図4Bに示す転送先アドレス情報を参照しながら編集する。なお、転送先アドレス情報は、管理ノード装置20が各ノード装置18A〜18Dに割り当てたアドレスに基づき設定される。
上記のようにしてMPU32は、近接フレームバッファ46に一時的に格納されたデータフレームに対し、管理テーブル42に基づき転送先アドレス情報を付与する加工を行い、データフレームを広域フレームバッファ48に移動する。MPU32は、広域フレームバッファ48に格納された順に、転送識別情報にしたがって他のノード装置18A〜18Dへデータフレームを転送する。
MPU32は、上記した転送識別情報を登録することで、センサノード16が収集したデータの最終的なデータ収集地点を指定したり、各センサノード16の状態を把握したりする。
基幹ネットワーク14において、複数のサブネットワーク12のいずれかで収集されたデータに基づき作成されたデータフレームは、当該サブネットワーク12に属するノード装置18A〜18Dから、他のサブネットワーク12に属するノード装置18A〜18Dへ転送される。したがって、広域フレームバッファ48には、サブネットワーク12内で収集され基幹ネットワーク14へ転送されるデータフレームと、他のサブネットワーク12に属するノード装置18A〜18Dから基幹ネットワーク14を介して転送されてきたデータフレームとが一時的に格納される。
(データ収集処理手順)
次に、ノード装置18A〜18Dのデータ収集処理手順について説明する。MPU32は処理プログラムに従って、管理ノード装置20の指示にしたがい管理テーブル42を書き換えるテーブル編集処理を行う。
次いでMPU32は、自己が属するサブネットワーク12内のセンサノード16から受信したデータと、当該データの転送先とを関連付ける関連付け処理を行う。並行してMPU32は、自己が属するサブネットワーク12内のセンサノード16から受信したデータ及び、他のサブネットワーク12に属するノード装置18A〜18Dから転送されたデータを次のノード装置18A〜18Dへ転送する転送処理を行う。
(テーブル編集処理手順)
次に、図5のフローチャートを参照し、テーブル編集処理手順について説明する。MPU32は本図に示すテーブル編集処理手順RT1を開始してステップSP10へ移る。
ステップSP10においてMPU32は、管理ノード装置20から送られてくるコマンドを待ち受け、ステップSP11へ移る。
ステップSP11においてMPU32は、管理ノード装置20からコマンドが送られてきたか否かを判別する。ステップSP11において肯定結果が得られると、このことは管理ノード装置20からの処理要求があることを意味し、このときMPU32はステップSP12へ移る。
一方ステップSP11において否定結果が得られると、管理ノード装置20からの処理要求がないことを意味し、MPU32はステップSP10を繰り返し、管理ノード装置20からコマンドが送られてくるまで待ち受ける。
ステップSP12においてMPU32は、送られてきたコマンドの内容を解析し、ステップSP13へ移る。ステップSP13においてMPU32はコマンドの内容にしたがい、処理を行い、ステップSP15へ移る。具体的には、サブネットワーク12内で収集されたデータと、当該データの転送先とを関連付けする転送識別情報を登録するため、MPU32はステップSP14においてテーブルを編集する。
ステップSP15においてMPU32は、テーブルの編集がコマンドにしたがって終了したことを管理ノード装置20へ通知する応答処理を行い、ステップSP16へ移る。ステップSP16においてMPU32は、テーブル編集処理手順を終了する。
(関連付け処理手順)
次に、図6のフローチャートを参照し、ノード装置18A〜18Dの関連付け処理手順について説明する。MPU32は本図に示す関連付け処理手順RT2を開始してステップSP20へ移る。ステップSP20においてMPU32は、自己が属するサブネットワーク12内のセンサノード16から送信されたデータが、近接フレームバッファ46に格納されるまで待ち受け、ステップSP21へ移る。
ステップSP21においてMPU32はデータの格納が完了したか否かを判別する。ステップSP21において肯定結果が得られると、MPU32はステップSP22へ移る。実際上、MPU32は、センサノード16から受信したデータをデータフレーム化した上で近接フレームバッファ46に格納する。
一方ステップSP21において否定結果が得られると、MPU32はステップSP20を繰り返し、データの格納が完了するまで待ち受ける。
ステップSP22においてMPU32は、近接フレームバッファ46に格納されたデータフレームを取り出し、ステップSP23へ移る。
ステップSP23においてMPU32は、送信先を抽出する。具体的には、MPU32はデータフレームとテーブルを照合し(ステップSP24)、データフレームの送信先を抽出し、ステップSP25へ移る。
ステップSP25においてMPU32は、照合した結果、データフレームの転送先が登録されていたか否かを判別する。ステップSP25において肯定結果が得られると、MPU32はステップSP27へ移る。
ステップSP27においてMPU32は、データフレームを広域フレームバッファ48に一時的に格納し、ステップSP28へ移る。実際上、MPU32は、近接フレームバッファ46から取り出したデータフレームに対し、管理テーブル42に基づき転送先アドレス情報を付与する加工を行った上で、広域フレームバッファ48に格納する。
一方ステップSP25において否定結果が得られると、このことは要求がないデータを収集したことを意味し、MPU32はステップSP26へ移る。ステップSP26においてMPU32は、エラー処理を行う。具体的には、MPU32は、当該データフレームを消去し、ステップSP28へ移る。ステップSP28においてMPU32は関連付け処理手順を終了する。
(転送処理手順)
次に、図7に示すフローチャートを参照し、ノード装置18A〜18Dの転送処理手順について説明する。MPU32は図8に示す転送処理サブルーチンRT3を開始してステップSP30へ移る。ステップSP30においてMPU32は、広域フレームバッファ48にデータフレームが格納されるのを待ち受け、ステップSP31へ移る。実際上、広域フレームバッファ48に格納されるデータフレームは、センサノード16から収集したデータから作成されたデータフレームと、他のノード装置18A〜18Dから転送されてきたデータフレームとが含まれる。
ステップSP31においてMPU32は広域フレームバッファ48にデータフレームが格納されているか否か判別する。ステップSP31において肯定結果が得られると、MPU32はステップSP32へ移る。一方ステップSP31において否定結果が得られると、MPU32はステップSP30を繰り返し、データフレームが格納されるまで待ち受ける。
ステップSP32においてMPU32は、広域フレームバッファ48に格納されたデータフレームを取り出し、ステップSP33へ移る。実際上、広域フレームバッファ48に複数のデータフレームが格納されている場合、MPU32は先に格納されたデータフレームから順に取り出す。
ステップSP33においてMPU32は、当該データの転送先を抽出し、ステップSP34へ移る。より具体的には、MPU32はデータフレームから転送先情報を抽出する。
ステップSP34において、MPU32は転送処理を行う。具体的には、MPU32は転送先を1区切りとしてデータフレームを切り出し、ステップSP35へ移る。
ステップSP35において、MPU32は切り出し後にデータフレームが残っているか否かを判別する。ステップSP35において肯定結果が得られると、このことはデキューしたデータフレームが空となったことを意味し、ステップSP36へ移る。
一方ステップSP36で否定結果が得られると、このことは転送先の異なるデータフレームが残っていることを意味し、ステップSP33に戻り、ステップSP33からステップSP35を繰り返す。
ステップSP36において、MPU32は次にデキューする位置をセットし、ステップSP37へ移る。ステップSP37において、MPU32は格納キューに残りデータフレームが格納されているか否かを判別する。ステップSP37において肯定結果が得られると、このことは格納キューが空になったことを意味し、ステップSP38へ移る。
一方SP37で否定結果が得られると、このことは格納キューが空となっていないことを意味し、ステップSP32に戻り、ステップSP32からステップSP37を繰り返す。ステップSP38においてMPU32は転送処理手順を終了する。
(動作及び効果)
ネットワークシステム10を構成するノード装置18A〜18Dの動作は、すべて同様であるので、ノード装置18Aを中心として、図8を参照して説明する。
ノード装置18Aは、管理ノード装置20が発信するコマンドを受け取ると、当該コマンドに基づき処理を開始する。具体的には、コマンドに基づき、ノード装置18Aは、第1通信部26を介して自己が属するサブネットワーク12内の所定のセンサノード16から所定のデータを収集する。収集したデータは、データフレーム化されて、ノード装置18A内の近接フレームバッファ46に一時的に格納される。
次いで、ノード装置18Aは、近接フレームバッファ46に一時的に格納されたデータフレームを取り出し、当該データフレームに対し管理テーブル42に基づき転送先アドレス情報を付与する加工を行う。加工されたデータフレームは、広域フレームバッファ48に一時的に格納される。ノード装置18Aは、管理ノード装置20からの要求が続く限り、上記動作を繰り返す。これにより広域フレームバッファ48には、転送先アドレス情報が付与されたデータフレームが順に格納されていく。
並行してノード装置18Aは、転送識別情報にしたがい、広域フレームバッファ48に一時的に格納されたデータフレームを、第2通信部28を介して、所定のノード装置18Cへ転送する。この場合、ノード装置18Aは、広域フレームバッファ48に先に格納されたデータフレームから順に転送していく。
上記のようにノード装置18Aは、センサノード16と双方向通信する第1通信部26と、他のノード装置18B,18C,18Dと双方向通信する第2通信部28とを備え、第1通信部26と第2通信部28は異なる無線チャネルを使用する。これによりノード装置18Aは、データの収集と、データフレームの転送とを同時に行うことができる。すなわち図9に示すように、ノード装置18Aは、複数のセンサノード16(図中、ノード1、ノード2)からデータを収集しながら、同時に既に広域フレームバッファ48に格納されたデータフレームを他のノード装置18Cへ転送することができる。したがってノード装置18Aは、データの収集完了を待たずに既に収集が完了した他のデータを他のノード装置18Cへ転送することができるので、スループットの低下を抑制することができる。ここでスループットとは、単位時間あたりのデータ転送量をいう。
ノード装置18Aは他のノード装置18Bが収集したデータに基づき作成されたデータフレームを中継する。すなわち、ノード装置18Bは、管理ノード装置20が発信したコマンドにしたがい、自己が属するサブネットワーク12内のセンサノード16から第1通信部26を介してデータを収集する。ノード装置18Bは、転送識別情報にしたがい、転送先がノード装置18Aであるデータフレームを、第2通信部28を介してノード装置18Aへ転送する(図8)。
ノード装置18Aは、第2通信部28を介してデータフレームを受信すると、広域フレームバッファ48に一時的に格納し、転送識別情報にしたがい他のノード装置18Cへ順に転送する。したがってノード装置18Aが、センサノード16からデータを収集すると同時に、他のノード装置18Bから転送されてきたデータフレームを他のノード装置18Cへ転送するので、ネットワークシステム10は、スループットの低下を抑制することができる。
管理ノード装置20(ノード装置18C)は、各ノード装置18A〜18Cから送信されたデータフレームを受信すると、I/Oフレームバッファ50に一時的に格納する。次いで、管理ノード装置20は、ゲートウェイからの要求にしたがいI/Oフレームバッファ50に格納されたデータフレームを取り出し、I/Oを介してゲートウェイ21に転送する。このようにして、サブネットワーク12で収集されたデータは、ゲートウェイ21からインターネット網22を介してユーザ端末24へ伝送される。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、第1通信部26と第2通信部28が、異なる無線チャネルを使用する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、通信距離や通信速度など用途に応じて異なる無線帯域を使用することとしてもよい。
上記実施形態では、管理ノード装置20がゲートウェイ21に接続される場合について説明したが、本発明はこれに限らず、管理ノード装置20以外のノード装置18A〜18Dをゲートウェイ21に接続することとしてもよい。
上記実施形態では、サブネットワーク12及びセンサノード16について説明の便宜上、数を特定したが、本発明はこれに限らず、サブネットワーク12及びセンサノード16の数は適宜選択することができる。
10 ネットワークシステム
12 サブネットワーク
14 基幹ネットワーク
16 センサノード
18A,18B,18C,18D ノード装置
20 管理ノード装置
21 ゲートウェイ
26 第1通信部
28 第2通信部
34 I/O(インターフェース)
42 管理テーブル
46 近接フレームバッファ(第1記憶部)
48 広域フレームバッファ(第2記憶部)

Claims (6)

  1. 複数のセンサノードから、当該センサノードが収集したデータを受信する第1通信部と、
    前記データを上位の階層の基幹ネットワークに転送する第2通信部と
    を備え、
    前記第1通信部と前記第2通信部とは、同時に通信することが可能であることを特徴とするノード装置。
  2. 前記第1通信部と前記第2通信部は、互いにチャネル又は周波数帯が異なることを特徴とする請求項1記載のノード装置。
  3. 前記複数のセンサノードから収集したデータを格納する第1記憶部と、
    転送するデータを格納する第2記憶部と、
    前記データの転送先を示す管理テーブルと
    を備え、
    前記データを前記第1記憶部から取り出し、前記第1記憶部に格納された前記データと前記データの転送先を関連付け、前記第2記憶部に格納することを特徴とする請求項1又は2記載のノード装置。
  4. ゲートウェイと通信可能なインターフェースを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のノード装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載のノード装置と、複数のセンサノードとで構成される複数のサブネットワークと、
    複数の前記ノード装置と、前記ノード装置を管理する管理ノード装置とで構成される基幹ネットワークと
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  6. 前記管理ノード装置は、複数の前記ノード装置の1つであることを特徴とする請求項5記載のネットワークシステム。
JP2013194199A 2013-09-19 2013-09-19 ノード装置及びネットワークシステム Active JP6329744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013194199A JP6329744B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 ノード装置及びネットワークシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013194199A JP6329744B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 ノード装置及びネットワークシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015061216A true JP2015061216A (ja) 2015-03-30
JP6329744B2 JP6329744B2 (ja) 2018-05-23

Family

ID=52818409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013194199A Active JP6329744B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 ノード装置及びネットワークシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6329744B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288978A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Hitachi Electronics Service Co Ltd センサネットシステム
WO2010010708A1 (ja) * 2008-07-24 2010-01-28 パナソニック株式会社 中継器及び中継方法
JP2012090238A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Nakayo Telecommun Inc ローカル接続機器制御機能を有する無線中継装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288978A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Hitachi Electronics Service Co Ltd センサネットシステム
WO2010010708A1 (ja) * 2008-07-24 2010-01-28 パナソニック株式会社 中継器及び中継方法
JP2012090238A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Nakayo Telecommun Inc ローカル接続機器制御機能を有する無線中継装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6329744B2 (ja) 2018-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106850465B (zh) 一种Flex E数据交换方法及交换设备
JP5855760B2 (ja) ハイブリッド通信ネットワークにおける無線ブリッジング
TWI242955B (en) Multi-channel mobile ad hoc network
JP4535661B2 (ja) 無線マルチホップネットワークにおける送信ノード、中継ノード及び通信システム
CN107079015A (zh) 用于移动环境下的基于流的寻址的系统及方法
US8213352B2 (en) Wireless communication system, wireless communication device, wireless communication method, and program
CN109005562A (zh) 传输数据的方法、装置和系统
CN107431968A (zh) 一种建立路由表的方法、电子设备及网络
KR20060109116A (ko) 무선 메시 망에서 효율적으로 프레임을 전송하는 방법 및장치
CN110831249B (zh) 通信方法和装置
JP2006238341A (ja) ネットワークスイッチ装置及び方法、無線アクセス装置、および、無線ネットワーク
CN101998296A (zh) 一种空口服务质量QoS的控制方法和系统
CN107005834A (zh) 数据处理的方法和设备
CN107534610A (zh) 信息处理设备、信息处理方法和非瞬态计算机可读介质
CN110582092A (zh) 路径时延信息获取方法及相关设备
CN1965538A (zh) 无线频率分配装置、无线通信系统及无线频率分配方法
JP2015015679A (ja) 無線端末、収集装置、およびプログラム
CN105072586A (zh) 嵌入式无线自组织网络中对广播消息的转发的管理方法
CN107454652B (zh) 基于无线自组织网络的移动通信系统
US9693260B2 (en) Data transmission system and method
Lee et al. A proactive routing protocol for multi-channel wireless ad-hoc networks (DSDV-MC)
CN108574635A (zh) 一种路由优先级配置方法、设备以及控制器
JP6206594B2 (ja) 制御装置および制御方法
JP6329744B2 (ja) ノード装置及びネットワークシステム
JP2004274192A (ja) 無線アドホック通信システム、端末、その端末における処理方法並びにその方法を端末に実行させるためのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6329744

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250