JP2015061203A - 集中管理装置、人体位置検出システム、及び機器制御システム - Google Patents

集中管理装置、人体位置検出システム、及び機器制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】コストを増加させることなく、ユーザの位置を精度良く特定することが可能な集中管理装置、人体位置検出システム、及び機器制御システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る機器制御システム、人体位置検出システム、及び集中管理装置は、ユーザが所持する携帯端末に備えられた加速度センサ及び地磁気センサの計測値から求まる携帯端末の移動方向に関する情報と、複数の人感センサが検出した人体の有無の検出結果とに基づいて、携帯端末の位置を特定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制御対象機器を制御する集中管理装置、この集中管理装置を備える人体位置検出システム及び機器制御システムに関する。
スマートフォンやタブレット端末のような携帯端末が普及しており、宅内の複数のユーザが、それぞれ異なる携帯端末を利用する環境が増えてきている。一方、テレビ等の制御対象機器は、宅内に複数台設置されるケースが増えてきており、複数のユーザが同一の制御対象機器を利用するようになってきている。また、制御対象機器の多機能化等により、制御対象機器の設定内容が多岐にわたるようになっている。このような環境下で、個々のユーザが制御対象機器を利用する際に、ユーザの好みや履歴に応じて、制御対象機器の設定及びユーザインタフェースを持つ制御対象機器の画面配置等、制御対象機器の動作条件を自動で設定する集中管理装置が考案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の集中管理装置は、ユーザがある1つの部屋内でテレビ及びエアコンを使用している際に、このユーザが別の部屋へ移動した場合、移動前の部屋のテレビのチャネル設定及びエアコンの設定温度等の動作条件を移動先の部屋のテレビ及びエアコンに対して自動的に設定する。
上記のように、特許文献1に記載された集中管理装置は、ユーザが移動した先の制御対象機器にユーザ固有の動作条件を設定するため、ユーザの位置を検出する位置検出手段によりユーザの位置を特定する必要がある。ユーザの位置を特定する位置検出手段は、宅内の3箇所に配置されたアンテナから送信時刻とそれぞれの位置情報を含む信号を携帯端末に送信し、3地点からの距離を測定し、GPS(Global Positioning System)と同様の仕組みによってユーザの位置を特定している。
特開2003−219485号公報
上記特許文献1に記載された携帯端末が信号を送る手段として、多くのスマートフォンが具備している無線LANを使用する方法が考えられる。しかしながら、無線LANを用いた場合、特許文献1に記載された位置検出手段によって特定されるユーザの位置の精度は、5メートルないし10メートル程度である。よって、ビル内の店舗やオフィスのような広い場所の位置を特定することは可能であるが、通常の家の中において、ユーザがどの部屋にいるかを特定することは困難である。より精度の高い位置特定を実現しようとした場合、無線LANを用いた測定方式そのものをなんらかの形で改善するか、超音波を用いるなど、他の測定手段を用いることが考えられるが、スマートフォン等の携帯端末に具備されていない特殊な機能を設ける必要があるため、高コストになるという課題がある。
本発明に係る集中管理装置、人体位置検出システム、及び機器制御システムは、上記課題を解決するため、コストを増加させることなく、ユーザの位置を精度良く特定することを目的とする。
本発明の集中管理装置は、携帯端末を有するユーザが第一の領域から第二の領域へ移動した場合に、該第二の領域に設置された制御対象機器に該ユーザ固有の動作条件を設定する集中管理装置において、前記携帯端末から該携帯端末の移動方向を示す携帯端末移動情報と該携帯端末を所持するユーザを特定する携帯端末識別情報を受信し、前記第一の領域に設置され、該第一の領域の人体の有無を検出する第一人感センサ及び前記第二の領域に設置され、該第二の領域の人体を検出する第二人感センサから送信される検出結果を受信する通信部と、前記第一人感センサが人体無しと検出し、前記第二人感センサが人体有りと検出した場合に、前記携帯端末識別情報によって携帯端末を所持するユーザを識別し、前記第一人感センサが設置された位置から前記第二人感センサが設置された位置への方向と前記携帯端末移動情報の示す方向との差が所定の範囲内である場合に、識別された前記携帯端末を所持するユーザが第一の領域から第二の領域へ移動したと特定する携帯端末位置特定部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る集中管理装置、人体位置検出システム、及び機器制御システムは、携帯端末に具備されている加速度センサ及び地磁気センサから求められるユーザの移動方向に関する情報と、宅内に設置された複数の人感センサの検出結果とに基づいて、ユーザの位置を特定するので、コストを増加させることなく、ユーザの位置を精度良く特定することができる。
実施の形態1に係る機器制御システムの構成図。 実施の形態1に係る集中管理装置の構成図。 実施の形態1に係る制御対象機器位置記憶部に記憶される情報の例。 実施の形態1に係る機器設定内容記憶部に記憶される情報の例。 実施の形態1に係る携帯端末の構成図。 実施の形態1に係る人感センサの構成図。 実施の形態1に係る制御対象機器の構成図。 実施の形態1に係る機器制御システムの動作フローチャート。 実施の形態1に係る機器制御システムにおいて、携帯端末移動情報と人感センサ方向情報が一致しない場合の動作を説明する図。 実施の形態1に係る機器制御システムにおいて、携帯端末を有する複数のユーザが同時に移動した場合の動作を説明する図。 実施の形態2に係る機器制御システムの動作フローチャート。 実施の形態2に係る制御システムにおいて、複数の携帯端末移動情報が集中管理装置に送信される例。 実施の形態3に係る集中管理装置の構成図。 実施の形態3に係る機器制御システムの動作フローチャート。 実施の形態3に係る機器制御システムが設置された宅内に新たな制御対象機器を設置した例。 実施の形態3に係る制御対象機器位置記憶部に記憶される情報の例。 実施の形態3に係る機器設定内容記憶部に記憶される情報の例。 実施の形態3に係る制御対象機器位置記憶部の記憶内容を更新する例。
実施の形態1
以下、図1から図10を用いて実施の形態1に係る機器制御システムについて説明する。
図1において、実施の形態1に係る機器制御システムは、集中管理装置1、制御対象機器2(2a、2b)、人感センサ3(3a、3b)、携帯端末4を備える。なお、集中管理装置1と制御対象機器2、及び集中管理装置1と人感センサ3とは有線LAN、無線LAN又は特定小電力無線によって接続される。また、集中管理装置1と携帯端末4とは、無線LANで接続される。なお、本実施の形態の説明において、制御対象機器2と人感センサ3は、それぞれ2つ設置される例について説明する。また、本実施の形態の説明において、制御対象機器2aと人感センサ3aは同じ領域に設置され、制御対象機器3bと制御対象機器2bは同じ領域に設置されているものとする。ここでいう領域とは、本実施の形態では部屋を指すものとして説明するが、これに限られず、部屋内の任意の範囲を示すものとしてもよい。また、集中管理装置1と人感センサ3を人体位置検出システムとする。
次に、図2を用いて集中管理装置1の構成について説明する。集中管理装置1は、宅内に設置された制御対象機器2を集中管理し、制御対象機器2の動作条件を設定する。なお、ここでいう宅内とは、家の中だけでなく、家に隣接し車両を停めておく庭や駐車場等も含む。この場合、車両内を1つの領域としても良いし、駐車場や庭等を1つの領域としてもよい。
集中管理装置1は、通信部11、携帯端末位置記憶部12、人感センサ位置記憶部13、制御対象機器位置記憶部14、機器設定内容記憶部15、携帯端末位置特定部16、機器制御部17を備える。
通信部11は、制御対象機器2、人感センサ3、携帯端末4と無線又は有線で情報の入出力を行う。
携帯端末位置記憶部12は、携帯端末の現在の位置を記憶する。すなわち、携帯端末を持つユーザの現在位置を記憶する。
人感センサ位置記憶部13は、宅内に設置された人感センサ3の位置を人感センサ位置情報として記憶する。人感センサ位置情報は、例えば、宅内のある基準となる一点に対して、人感センサが設置されている場所の、東西方向、南北方向の距離および方向と、高さ(高低)の距離および方向を示す。
制御対象機器位置記憶部14は、制御対象機器2が設置された位置を記憶する。具体的には、図3に示すように、人感センサ識別情報に制御対象機器2a、2bを識別する制御対象機器識別情報を対応づけて記憶する。例えば、人感センサ3aの人感センサ識別情報「3a」には、制御対象機器2aの制御対象機器識別情報「2a」が対応づけられている。これは、人感センサ3aが制御対象機器2aと同じ部屋に設置されていることを示す。なお、本実施の形態に係る制御対象機器位置記憶部14の記憶内容は、これに限らず、制御対象機器2a、2bの位置と人感センサ3a、3bとの関係が特定できるものであればよい。また、人感センサ識別情報とは、人感センサ3を識別する情報である。集中管理装置1は人感センサ3と通信することによって人感センサ識別情報を認識することができ、人感センサ3a、3bを識別することが可能となる。
機器設定内容記憶部15は、ユーザ固有の制御対象機器2の動作条件を記憶する。例えば、機器設定内容記憶部15は、図4に示すように、制御対象機器識別情報、携帯端末識別情報、制御対象機器設定情報を対応づけて記憶する。なお、携帯端末識別情報とは、携帯端末4を識別するための情報であり、MACアドレス、IPアドレス、SIMカードの情報等が該当する。集中管理装置1は、携帯端末4と無線接続した場合に携帯端末識別情報を確認することができる。また、制御対象機器設定情報とは、ユーザが設定する制御対象機器の動作条件である。例えば、制御対象機器2aがテレビである場合には、好みのチャンネル設定等が該当する。また、制御対象機器2bがエアコンである場合、制御対象機器設定情報は、温度設定26℃等が該当する。機器設定内容記憶部15への制御対象機器設定情報の登録は、ユーザの持つ携帯端末4又はリモコン装置(図示せず)等から行われる。また、機器設定内容記憶部15への制御対象機器設定情報の登録は、ユーザによって直接集中管理装置1に行われてもよいし、制御対象機器2を介して集中管理装置1に行われてもよい。なお、本実施の形態に係る制御対象機器設定情報は、これに限られず、制御対象機器2に設定されるユーザ固有の動作条件であればよく、例えば、換気扇、PC、給湯器等の動作条件でもよい。
携帯端末位置特定部16は、携帯端末4の位置を特定する。具体的には、携帯端末位置特定部16は、人感センサ位置記憶部13に記憶された人感センサ位置情報を参照し、OFFを示す人感センサ3の位置からONを示す人感センサ3の位置への方向に関する情報(人感センサ方向情報)を計算する。また、携帯端末位置特定部16は、携帯端末4から携帯端末移動情報及び携帯端末識別情報を受ける。なお、携帯端末移動情報とは、後述する携帯端末4の加速度センサと地磁気センサによって算出された携帯端末4の移動方向を示す情報である。携帯端末位置特定部16は、人感センサ方向情報が示す方向と携帯端末移動情報が示す方向との差が予め決められた所定の範囲内である場合に、携帯端末4が移動した方向と、OFFを示す人感センサ3が設置された位置からONを示す人感センサが設置された位置への方向とが一致するとみなし、携帯端末4がOFFを示す人感センサ3の設置された位置からONを示す人感センサ3の設置された位置へ携帯端末4が移動したと判定する。
機器制御部17は、通信部11を介して制御対象機器2に制御対象機器設定情報を送信して制御対象機器2にユーザ固有の動作条件の設定を行う。具体的には、機器制御部17は、携帯端末位置特定部16によって特定された携帯端末4の存在する部屋と同じ部屋に設置された人感センサ3の人感センサ識別情報を受けて、制御対象機器位置記憶部14に記憶された人感センサ識別情報を特定する。
また、機器制御部17は、制御対象機器位置記憶部14の特定した人感センサ識別情報に対応づけられた制御対象機器識別情報を取得する。さらに、機器制御部17は、機器設定内容記憶部15を参照して、携帯端末位置特定部16から取得した携帯端末識別情報及び制御対象機器位置記憶部14から取得した制御対象機器識別情報に対応づけられた制御対象機器設定情報を特定する。続いて、機器制御部17は、特定した制御対象機器2に特定した制御対象機器設定情報に基づいて動作条件の設定を行う。
次に、図5を用いて携帯端末4の構成について説明する。携帯端末4は、ユーザが携帯する端末である。例えば、いわゆるスマートフォンと呼ばれる多機能型携帯電話が典型的な製品の例である。また、メガネ型の画像入出力機能及び計算機能を持つウェアラブルガジェット、ウェラブルコンピュータも製品例である。本実施の形態において、ユーザは携帯端末4を所持していることを前提とする。したがって、ユーザが移動した場合、携帯端末4もユーザの動きに合わせて移動することとなる。
携帯端末4は、携帯端末通信部41、移動情報計算部42、加速度センサ43、地磁気センサ44、機器操作入力部45を備える。
加速度センサ43は、所定時間毎に携帯端末4のXYZ軸方向の加速度(m/s)を計測し、携帯端末4の移動速度を検出する。
地磁気センサ44は、所定時間毎に携帯端末4のXYZ軸の磁気強度(uT)を計測し、携帯端末4の向きを検出する。
移動情報計算部42は、加速度センサ43及び地磁気センサ44で検出された加速度及び磁気強度に基づいて、携帯端末4が移動していることを判定し、移動の方向を計算して携帯端末移動情報を得る。移動の方向の計算には、例えば、特開2012−21870号公報に示すような手法により実現可能である。
機器操作入力部45は、外部からの操作を受ける。例えば、携帯端末4のタッチパネル等がこれに当たる。
携帯端末通信部41は、移動情報計算部42で計算された携帯端末移動情報と携帯端末識別情報とを集中管理装置1へ送信する。なお、携帯端末通信部41は、携帯端末移動情報を一定周期又は移動情報計算部42で携帯端末移動情報を受けるタイミングで送信する。また、携帯端末通信部41は、移動情報計算部41で計算された携帯端末移動情報の示す内容が、携帯端末4が移動していることを示す内容である場合に送信するものとしてもよい。
次に、図6を用いて人感センサ3の構成について説明する。
人感センサ3は赤外センサ等を備え、人体が人感センサ3の認識可能な範囲にいる場合にON(人体有り)となり、人体が人感センサ3の認識可能な範囲にいない場合にはOFFとなる機能を有する比較的に安価に利用することが可能な位置特定手段である。例えば、図1のように、部屋Aにユーザがいる場合には、人感センサ3aはONの状態である。このとき、ユーザが人感センサ3bが設置された部屋Bへ移動すると、人感センサ3aの検出結果は、ON(人体有り)からOFF(人体無し)へ変化し、人感センサ3bの検出結果は、OFFからONに変化する。すなわち、集中管理装置1は人感センサ3の検出結果を監視することによって、人感センサ3a、3bが設置された部屋間を誰かが移動したことを認識することができる。
人感センサ3は、人体検出部31と人感センサ通信部32を備える。
人体検出部31は、赤外線を検出する赤外センサ等であり、人体が人感センサ3の認識可能な範囲に存在する場合に、検出結果をONとし、人体が人感センサ3の認識可能な範囲に存在しない場合に、検出結果をOFFとする。
人感センサ通信部32は、人体検出部31から検出結果ON及び検出結果OFFを示す情報を受けて集中管理装置1へ送信する。
次に、図7を用いて制御対象機器2の構成について説明する。制御対象機器2は宅内のエアコンやテレビ等の家電機器や、自動車内のエアコンやカーナビゲーションシステム等、ユーザ固有の動作条件を設定することが可能な制御対象機器である。
制御対象機器2は、制御対象機器操作入力部21、制御対象機器設定情報記憶部22、装置管理制御部23、制御対象機器通信部24を備える。
制御対象機器操作入力部21は、ユーザのリモコン操作等によって制御対象機器の電源ON/OFFを行う。また、制御対象機器操作入力部21は、ユーザのリモコン操作等によって制御対象機器設定情報の登録等を行うよう構成されてもよい。
制御対象機器設定情報記憶部22は、制御対象機器操作入力部21又は集中管理装置1から制御対象機器通信部24を介して入力される制御対象機器設定情報を記憶する。
装置管理制御部23は、制御対象機器2を制御する。例えば、装置管理制御部23は、制御対象機器操作入力部21から出力される電源ON/OFFの情報に基づいて制御対象機器2を起動する。また、装置管理制御部23は、制御対象機器設定情報記憶部22に記憶された制御対象機器設定情報に基づいて、制御対象機器2の制御を行う。
次に、図8を用いて実施の形態1に係る機器制御システムの動作を説明する。なお、実施の形態1に係る機器制御システムの動作の説明において、携帯端末4を所持するユーザが図1に示す部屋Aから部屋Bへ移動する例について説明する。また、制御対象機器位置記憶部14は、図3に示すように、人感センサ識別情報と、この人感センサ識別情報で示される人感センサ3a、3bが設置された部屋と同じ部屋に設置された制御対象機器2a、2bの制御対象機器識別情報を対応づけて記憶しているものとする。さらに、ユーザは予め集中管理装置1の機器設定内容記憶部15に制御対象機器設定情報を記憶させているものとする。すなわち、機器設定内容記憶部15は、図4に示すように、制御対象機器識別情報、携帯端末識別情報、制御対象機器設定情報を対応づけて記憶しているものとする。さらに、ユーザは、図8の動作フローチャート開始時には、部屋Aにいるものとする。また、集中管理装置1は、制御対象機器2a、2b、人感センサ3a、3b、携帯端末4との通信において、それぞれを識別する制御対象機器識別情報、人感センサ識別情報、携帯端末識別情報により、制御対象機器2a、2b、人感センサ3a、3b、携帯端末4を識別できるものとする。
ST1において、携帯端末4を所持するユーザは、部屋Aに存在する。ユーザが部屋Bに移動した場合、人感センサ3aは検出結果をOFFとし、この検出結果を集中管理装置1へ送信する。集中管理装置1の携帯端末位置特定部16は、通信部11を介して人感センサ3aの検出結果がOFFとなったことを認識する。
ST2において、ユーザの移動先に設置されている人感センサ3bは、ユーザが部屋Bに入室したことを検出して、検出結果をONとする。人感センサ3bは検出結果ONの情報を集中管理装置1へ送信する。集中管理装置1の携帯端末位置特定部16は、通信部11を介して、人感センサ3aの検出結果がOFFとなってから一定時間以内に人感センサ3bの検出結果がONとなったことを認識し、ST3の処理を実行する。なお、携帯端末位置特定部16は、人感センサ3aの検出結果がOFFとなってから一定時間内に人感センサ3bの検出結果がONとならなかった場合、ユーザが部屋B以外の場所へ移動したものと判断し、処理を終了する。
ST3において、携帯端末位置特定部16は、人感センサ3bの検出結果がONとなってから一定時間内に携帯端末4から携帯端末移動情報が送信されたか否かを確認する。この例の場合、ユーザが部屋Aから部屋Bへ移動しているため、携帯端末4は、加速度センサ43、地磁気センサ44の計測値をもとに移動情報計算部42によって、部屋Aから部屋Bへの移動方向を示す携帯端末移動情報(以下、部屋Aから部屋Bまで移動したことを示す携帯端末移動情報を携帯端末移動情報ABと示す)を計算して集中管理装置1へ送信する。また、携帯端末4は携帯端末識別情報を集中管理装置1に送信する。したがって、携帯端末位置特定部16は、人感センサ3bの検出結果がONとなってから一定時間内に携帯端末4が移動したことを確認し、ST4の処理を実行する。一方、携帯端末位置特定部16は、人感センサ3bの検出結果がONとなってから一定時間内に携帯端末4から携帯端末移動情報が送信されない場合、処理を終了する。
ST4において、携帯端末位置特定部16は、検出結果がOFFとなった人感センサ3aと、検出結果ONとなった人感センサ3bとの検出結果を示す情報に基づいて、人感センサ位置記憶部13から人感センサ3a、3bの人感センサ位置情報を取得し、人感センサ3aから3bの方向を示す人感センサ方向情報(以下、人感センサ3aから3bへの方向を示す人感センサ方向情報を人感センサ方向情報abと示す。)を計算する。
ST5において、携帯端末位置特定部16は、携帯端末4の携帯端末移動情報で示される方向と、人感センサ方向情報の示す方向との差が所定の範囲内であるか判定する。この例の場合、携帯端末移動情報ABと人感センサ方向情報abは部屋Aから部屋Bへの移動方向を示すものであるため、携帯端末位置特定部16は、携帯端末移動情報ABと人感センサ方向情報abとが一致するとみなし、ST6の処理を実行する。一方、携帯端末位置特定部16は、携帯端末移動情報と人感センサ方向情報の示す方向が所定の範囲内でないと判断した場合は、図9に示すように、携帯端末4を所持するユーザが部屋B以外の部屋へ移動し、携帯端末4を所持しないユーザが別の部屋から部屋Bへ移動してきたと判断し、動作を終了する。このように、本実施の形態に係る機器制御システムは、人感センサ3a、3bの検出結果と携帯端末4の携帯端末移動情報とに基づいて、ユーザの位置を特定するので、携帯端末4を有するユーザが部屋Aを離れて部屋B以外の部屋へ移動し、異なるユーザが部屋Bへ入室したような場合においても誤検出を防止することが可能である。
ST6において、携帯端末位置特定部16は、検出結果がONとなった人感センサ3bの位置をユーザの現在位置として、人感センサ3bの人感センサ識別情報を携帯端末位置記憶部12へ登録する。この例において、携帯端末位置特定部16は、ユーザの現在位置として人感センサ識別情報を携帯端末位置記憶部12へ登録するものとしたが、これに限られず、現在の携帯端末4の位置がどの人感センサ3の認識可能な範囲に存在するのかを識別できる情報であればよい。例えば、携帯端末位置記憶部12は、人感センサ3の位置を示す人感センサ位置情報を登録するように構成してもよい。
ST7において、携帯端末位置特定部16は、携帯端末4の位置を示す人感センサ3bの人感センサ識別情報と、携帯端末4との通信で得られる携帯端末識別情報とを機器制御部17へ出力する。また、機器制御部17は、携帯端末位置特定部16から受ける人感センサ識別情報を用いて、制御対象機器位置記憶部14を参照し、人感センサ3bを示す人感センサ識別情報に対応づけられた制御対象機器識別情報を特定する。すなわち、機器制御部17は、人感センサ3bが設置された部屋に存在する制御対象機器2bを動作条件の設定を行う対象の機器として特定する。
ST8において、機器制御部17は、携帯端末位置特定部16から受けた携帯端末4を示す携帯端末識別情報と、ST7において特定した制御対象機器2bを示す制御対象機器識別情報とを用いて、機器設定内容記憶部15を参照する。すなわち、機器制御部17は、携帯端末識別情報と制御対象機器識別情報に対応づけられたユーザが予め登録していた家電制御対象機器設定情報を特定する。例えば、この例の場合、図4に示すように、制御対象機器識別情報は2b、携帯端末識別情報は4aであるので、制御対象機器設定情報は「室内設定温度26℃」となる。
ST9において、機器制御部17は、特定した制御対象機器2bの制御対象機器設定情報に基づいて制御対象機器2bにユーザ固有の動作条件を設定する。この例の場合、携帯端末4を所持するユーザが機器設定内容記憶部15に予め部屋Bの制御対象機器2bの制御対象機器設定情報として「室内設定温度を26℃」と設定しているので、機器制御部17は、制御対象機器2bに通信部11を介して「室内設定温度を26℃」を示す制御対象機器設定情報を送信する。一方で、制御対象機器2bは、制御対象機器設定情報を受け、制御対象機器設定情報記憶部22に記憶する。ユーザが制御対象機器2bの電源を入れた場合、制御対象機器2bの装置管理制御部23は、制御対象機器設定情報記憶部22に記憶された制御対象機器設定情報を読み出し、この制御対象機器設定情報に基づいて制御対象機器2bを制御する。すなわち、制御対象機器2bは、室内設定温度「26℃」を動作条件として実行する。
なお、実施の形態1に係る機器制御システムにおいて、携帯端末4は、加速度及び磁気強度に基づいて、携帯端末移動情報を算出するものとした。本実施の形態1に係る機器制御システムは、携帯端末4によって携帯端末移動情報が計算される場合に限らず、集中管理装置1で計算するよう構成されてもよい。この場合、集中管理装置1は、携帯端末4の移動情報計算部42と同様の機能の構成を備え、携帯端末4から加速度及び磁気強度に関する情報を受けて携帯端末移動情報を計算する。
また、実施の形態1に係る機器制御システムにおいて、携帯端末4を所持するユーザが複数いる場合でも実施の形態1に説明した動作を別のユーザの有する携帯端末4に対しても実行することで実現可能である。この場合、図10に示すように、携帯端末4を所持する複数のユーザが同時に部屋Aから部屋Bに移動することも想定される。このような場合、集中管理装置1は携帯端末4の優先順位を予め設定しておき、優先順位の高い方の携帯端末4の設定を制御対象機器2に行うように構成すればよい。なお、優先順位は、ユーザによって設定されるものでも良いし、部屋に入室する回数の多いユーザの持つ携帯端末4の優先順位を高く設定するようにしてもよい。
なお、実施の形態1に係る機器制御システムにおいて、集中管理装置1は、人感センサの位置に関する情報を人感センサ位置記憶部13に記憶しておくものとしたが、人感センサ3から取得するように構成してもよい。この場合、各人感センサ3は、人感センサの位置に関する情報を内部に記憶しておく必要がある。
また、実施の形態1に係る人感センサ位置記憶部13は、人感センサ3の人感センサ位置情報を記憶するものとしたが、これに限られず、人感センサ3aから3b、及び人感センサ3bから3aの人感センサ方向情報を予め記憶してもよい。この場合、人感センサ位置記憶部13は、人感センサ方向情報と、人感センサ3のON/OFFの情報とを対応づけて記憶する。例えば、人感センサ位置記憶部13は、人感センサ3aの検出結果がOFFかつ人感センサ3bがONとなったことを示す情報と、人感センサ3aの設置された位置から人感センサ3bの設置された位置への方向を示す人感センサ方向情報とを対応づけて記憶する。このように構成した場合、携帯端末位置特定部16は、人感センサ3の検出結果の変化に基づいて、人感センサ位置記憶部13から人感センサ方向情報を取得すればよいので、処理負荷を軽減できる。
なお、実施の形態1に係る機器制御システムは、加速度センサ43からXYZ軸方向の加速度(m/s)を、地磁気センサ45からXYZ軸の磁気強度(uT)を計測して3次元方向の全ての移動方向を検知することができるため、ユーザが異なる階の部屋へ移動した場合にも、ユーザの位置を特定することが可能である。
また、以上の説明において、人感センサ3が2つ設置される例を用いて説明したが、これに限られず、2つ以上で、少なくとも1つの部屋に1つの人感センサ3が設置されていればよい。すなわち、ユーザの移動前の部屋及び移動後の部屋に設置されていればよい。
さらに、制御対象機器2が2つ設置される例を用いて説明したが、これに限られず、少なくともユーザの移動先の部屋に設置されていればよい。
また、本実施の形態の説明において、制御対象機器2、人感センサ3は1つの部屋に設置されている例を示したが、少なくとも同じ領域に設置されていればよい。例えば、1つの部屋内に複数の領域を設定し、この複数の領域のそれぞれに制御対象機器2と人感センサ3を設けてもよい。
このように、実施の形態1に係る機器制御システムは、携帯端末に具備されている加速度センサ及び地磁気センサから求められるユーザの移動方向に関する情報と、宅内に設置された複数の人感センサの出力とを用いてユーザの位置を特定するので、コストを増加させることなく、ユーザの位置を精度良く特定することができる。
実施の形態2
以下、図11、図12を用いて、実施の形態2に係る機器制御システムについて説明する。図11は、実施の形態2に係る機器制御システムの動作フローチャートである。図12は、実施の形態2に係る制御システムにおいて、複数の携帯端末移動情報が集中管理装置に送信される例である。なお、以下の説明において、実施の形態1の機器制御システムの構成に相当する部分には図1、図2と同一符号を付してその説明を省略する。また、実施の形態1の機器制御システムの動作に相当するステップには図8と同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態2に係る機器制御システムは、図11に示すように、図8で説明した動作フローチャートのST3とST4の間に携帯端末4の従来位置を確認するステップ(ST4a)を有する。なお、従来位置とは、携帯端末が移動した際に、移動前の携帯端末の位置を指し、この従来位置は携帯端末位置記憶部12に記憶されているものとする。以下、ST4aについて詳細に説明する。
ST4aにおいて、携帯端末位置特定部16は、携帯端末位置記憶部12を参照し、携帯端末4の従来位置が人感センサ3aの設置された部屋内か否かを確認する。
複数の携帯端末4が宅内に存在する場合、図12に示すように、同時に複数のユーザが移動して複数の携帯端末4の携帯端末移動情報が集中管理装置1に送信される。このため、ST4aでは携帯端末位置記憶部12に記憶していた携帯端末4の従来位置が、検出結果の変化した人感センサ3aが設置された部屋内であるかを判定する。例えば、ST2、ST3で示した例のように、ユーザAが人感センサ3aの設置された部屋Aから人感センサ3bの設置された部屋Bへ移動した場合、集中管理装置1は、人感センサ3a、3bの検出結果の変化を検出する。一方で、携帯端末4は人感センサ3aから人感センサ3bの方向へ移動したことを示す携帯端末移動情報を集中管理装置1へ送信する。このとき、携帯端末4とは異なる携帯端末4aを所持するユーザBが移動した場合、集中管理装置1は、携帯端末4aの携帯端末移動情報についても受信する。このような場合、携帯端末位置特定部16は、携帯端末位置記憶部12を参照して、従来位置が人感センサ3aの設置された部屋内である携帯端末の携帯端末識別情報を特定する。また、携帯端末位置特定部16は、特定した携帯端末識別情報と、携帯端末4又は4aから送信された携帯端末識別情報とを比較する。携帯端末位置特定部16は、携帯端末4又は4aから送信された携帯端末識別情報のうち、従来位置が人感センサ3aの設置された部屋内である携帯端末の携帯端末識別情報を選択してST5の処理へ移行する。一方、一致する携帯端末識別情報がない場合には、ST3へ処理を戻す。この動作により、集中管理装置1は、人感センサ3a、3bの検出結果の変化に関わる携帯端末4を絞りこむことができる。
なお、本実施の形態に係る携帯端末位置特定部16は、携帯端末位置記憶部12を参照して従来位置が人感センサ3aの設置された部屋内である携帯端末4の携帯端末移動情報を受けた場合にST5の処理を実行するものとしたが、従来位置が初期値である場合においてST5の処理を実行するものとしてもよい。ここでいう初期値とは、携帯端末4の位置が不定である場合に、携帯端末位置記憶部12に携帯端末識別情報と対応づけて記憶される情報である。すなわち、携帯端末4の電源が一旦切られた後に再度入れられた場合、携帯端末4の位置は不定となり、集中管理装置1は、携帯端末位置記憶部12に記憶されていた携帯端末4の位置情報を初期値とする。このように、次のステップ(ST5)の処理を実行する条件として、従来位置が初期値である場合を含むことによって、携帯端末4の電源が切られ再度入れられた後に、ユーザAが移動したような場合においても、ユーザAの携帯端末4を部屋Aから部屋Bへ移動した携帯端末の候補から外してしまうことを防ぐことができる。
以上のように、実施の形態2に係る制御システムは、携帯端末位置特定部16によって携帯端末位置記憶部12を参照し、携帯端末4の従来位置が検出結果の変化した人感センサ3の設置された部屋内であるか否かを確認するステップを有するので、複数の携帯端末4から携帯端末位置情報が送信された場合においても検出結果の状態が変化した人感センサ3に関連する携帯端末4を絞り込むことが可能となる。
実施の形態3
以下、図13から図18を用いて、実施の形態3に係る機器制御システムについて説明する。図13は実施の形態3に係る集中管理装置の構成図である。図14は実施の形態3に係る機器制御システムの動作フローチャートである。図15は実施の形態3に係る機器制御システムが設置された宅内に新たな制御対象機器を設置した例である。図16は実施の形態3に係る制御対象機器位置記憶部に記憶される情報の例である。図17は実施の形態3に係る機器設定内容記憶部に記憶される情報の例である。図18は実施の形態3に係る制御対象機器位置記憶部の記憶内容を更新する例である。なお、実施の形態1の機器制御システムの構成に相当する部分には図1と同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1及び実施の形態2に係る機器制御システムは、制御対象機器位置記憶部14に予め人感センサ識別情報と制御対象機器識別情報とを対応づけて記憶するものとした。しかし、制御対象機器2は、ユーザによって新たに設置される場合も考えられる。よって、実施の形態3に係る機器制御システムは、制御対象機器2の設置される位置すなわち、制御対象機器2a、2bが設置される部屋にどの人感センサ3a、3bが設置されているかを登録又は更新することを特徴とする。
図13において、実施の形態3に係る集中管理装置1は、設定更新部18を備える。また、通信部11aは、外部ネットワーク5と接続される。
通信部11aは、制御対象機器2、人感センサ3、携帯端末4と無線又は有線で情報の入出力を行う。さらに、外部の携帯端末4と通信ネットワーク5を介して通信することができる。なお、通信部11aは、宅内の携帯端末4から送信された情報であるか宅外の携帯端末4aから送信された情報であるかを認識することが可能である。
設定更新部18は、制御対象機器位置記憶部14及び機器設定内容記憶部15に記憶された情報を更新する。
次に、図14を用いて、実施の形態3に係る機器制御システムの動作について説明する。なお、以下の説明において、初期状態として制御対象機器位置記憶部14には図3に示す情報が記憶されているものとする。また、機器設定内容記憶部15には、図4に示す情報が記憶されているものとする。さらに、制御対象機器2cは図15に示すように、部屋Aに新たに設置された制御対象機器2であるものとする。また、携帯端末4の現在位置は部屋Aであるものとし、携帯端末位置記憶部12には、携帯端末4の現在位置として人感センサ3aの位置に関する情報又は人感センサ3aの人感センサ識別情報が記憶されているものとする。
ST11において、携帯端末4はユーザの操作により制御対象機器2cの設定変更に関する情報を送信する。設定変更に関する情報には、携帯端末4の携帯端末識別情報、制御対象機器2cの制御対象機器識別情報及び制御対象機器設定情報が含まれる。この例では、ユーザによって携帯端末4から制御対象機器2cの制御対象機器設定情報としてエアコンの室内設定温度24℃が設定されたものとする(図17)。通信部11aは、携帯端末4から設定変更に関する情報を受ける。
ST12において、通信部11aは、携帯端末4が宅内からの通信であるか宅外からの通信であるかを判断し、宅内の通信であると判断した場合には、ST13へ進む。また、通信部11aは、携帯端末4が宅外からの通信であると判断した場合には、処理を終了する。
ST13において、ST12で通信部11aによって宅内からの通信であると判断された場合、携帯端末4の現在位置を携帯端末位置記憶部12から取得する。この例では、携帯端末4は部屋Aすなわち人感センサ3a付近が設置された部屋にあるため、通信部11aは、携帯端末位置記憶部12から携帯端末4の現在位置を示す情報として人感センサ識別情報を受ける。
ST14において、通信部11aは、通信の状況から宅内で通信可能な携帯端末4は一台であるかどうか確認する。一台である場合には、ST15へ進む。なお、宅内で複数の携帯端末4が存在する場合、処理を終了する。
ST15において、通信部11aは、携帯端末識別情報、制御対象機器識別情報、人感センサ識別情報、制御対象機器設定情報を設定更新部18へ出力する。また、設定更新部18は、設定変更された制御対象機器2cの識別情報と携帯端末4の位置を示す人感センサ識別情報を対応づけて制御対象機器位置記憶部14へ記憶する。この例の場合、制御対象機器位置記憶部14は、図16の破線内に示すように、人感センサ識別情報「3a」、制御対象機器識別情報「2c」を対応づけて記憶する。このように設定更新部18によって、制御対象機器位置記憶部14の内容を追加することによって、制御対象機器2cが人感センサ3aの設置された部屋Aに設置された情報を追加することができる。
また、設定更新部18は、制御対象機器識別情報と携帯端末識別情報と制御対象機器設定情報とを対応づけて機器設定内容記憶部15に記憶する。この例の場合、図17の破線内に示すように、機器設定内容記憶部15は、制御対象機器識別情報「2c」、携帯端末識別情報「4a」、制御対象機器設定情報「24℃」を対応づけて記憶する。
なお、実施の形態3のST12の説明において、集中管理装置1は、通信部11aによって宅内又は宅外の通信を判断するが、携帯端末4が具備するGPSによって宅内、宅外を判断するように構成されてもよい。
また、実施の形態3に係る機器制御システムの説明において、制御対象機器2cを部屋Aに追加した場合を例に説明したが、これに限らず、既存の制御対象機器2a、2bを別の部屋に移動した場合に、機器制御システムが制御対象機器2a、2bの位置に関する情報を更新することも可能である。例えば、制御対象機器2cを追加した後、ユーザによって制御対象機器2aが人感センサ3bの設置された部屋Bへ移動されたとする。さらに、部屋Bにおいて、ユーザにより携帯端末4から制御対象機器2aを介して制御対象機器設定情報が更新されたものとする。この場合、設定更新部18は図18の破線内の人感センサ識別情報を3bに更新することによって、制御対象機器2aが人感センサ3bが設置された部屋Bへ移動された情報を更新することができる。
以上のように、実施の形態3に係る機器制御システムは、制御対象機器の設定変更をしたユーザの現在位置に基づいて、制御対象機器の設置位置を登録又は更新するので、宅内で制御対象機器を新たに設置した場合や、制御対象機器の位置が変更された場合においても、制御対象機器の位置を自動で登録することができる。
また、本実施の形態に係る機器制御システムは、予め機器の設置位置を、集中管理装置1に対して記憶させる手間を省くことが可能となる。
1 集中管理装置、2 制御対象機器、3 人感センサ、4 携帯端末、5 通信ネットワーク、12 携帯端末位置記憶部、13 人感センサ位置記憶部、14 制御対象機器位置記憶部、15 機器設定内容記憶部、16 携帯端末位置特定部、17 機器制御部、21 制御対象機器操作入力部、22 制御対象機器設定情報記憶部、23 装置管理制御部、24 制御対象機器通信部、31 人体検出部、32 人感センサ通信部、41 携帯端末通信部、42 移動情報計算部、43 加速度センサ、44 地磁気センサ、45 機器操作入力部

Claims (6)

  1. 携帯端末を有するユーザが第一の領域から第二の領域へ移動した場合に、該第二の領域に設置された制御対象機器に該ユーザ固有の動作条件を設定する集中管理装置において、
    前記携帯端末から該携帯端末の移動方向を示す携帯端末移動情報と該携帯端末を所持するユーザを特定する携帯端末識別情報を受信し、
    前記第一の領域に設置され、該第一の領域の人体の有無を検出する第一人感センサ及び前記第二の領域に設置され、該第二の領域の人体を検出する第二人感センサから送信される検出結果を受信する通信部と、
    前記第一人感センサが人体無しと検出し、前記第二人感センサが人体有りと検出した場合に、
    前記携帯端末識別情報によって携帯端末を所持するユーザを識別し、
    前記第一人感センサが設置された位置から前記第二人感センサが設置された位置への方向と前記携帯端末移動情報の示す方向との差が所定の範囲内である場合に、識別された前記携帯端末を所持するユーザが前記第一の領域から前記第二の領域へ移動したと特定する携帯端末位置特定部と
    を備えることを特徴とする集中管理装置。
  2. 複数の前記携帯端末から複数の前記携帯端末移動情報が送信された場合において、
    前記集中管理装置は、
    前記携帯端末を所持するユーザが移動する前に存在した領域を記憶する携帯端末位置記憶部を備え、
    前記携帯端末位置特定部は、
    前記複数の携帯端末のうち、前記携帯端末位置記憶部に記憶された携帯端末の位置が前記第一の領域を示す携帯端末を特定し、特定した携帯端末から送信された前記携帯端末移動情報を選択して、前記第一の領域から前記第二の領域へ移動した携帯端末を特定することを特徴とする請求項1に記載の集中管理装置。
  3. 前記携帯端末位置記憶部は、
    前記携帯端末を所持するユーザが移動する前に存在した領域が不定である場合に、該携帯端末の位置を初期値とし、
    前記携帯端末位置特定部は、
    前記複数の携帯端末のうち、前記携帯端末位置記憶部に記憶された携帯端末の位置が初期値を示す携帯端末を特定し、特定した携帯端末から送信された前記携帯端末移動情報を選択して、前記第一の領域から前記第二の領域へ移動した携帯端末を特定することを特徴とする請求項2に記載の集中管理装置。
  4. 前記集中管理装置は、
    前記携帯端末の位置に関する情報を記憶する携帯端末位置記憶部を備え、
    前記携帯端末位置特定部は、
    前記携帯端末位置記憶部に記憶された携帯端末の位置において、該携帯端末によって前記制御対象機器の動作条件の設定が行われた場合に、
    該携帯端末の位置を該制御対象機器が設置された位置として記憶することを特徴とする請求項1に記載の集中管理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の前記集中管理装置と、
    前記第一人感センサと前記第二人感センサと
    を備える人体位置検出システム。
  6. 請求項5に記載の前記人体位置検出システムと、
    前記制御対象機器と
    を備える機器制御システム。
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