JP2015059004A - 画像形成システム - Google Patents

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章仁 杉浦
Akihito Sugiura
章仁 杉浦
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Abstract

【課題】可動部材の有無や位置の異なる複数種類の画像形成装置を備えた画像形成システムにおいて、製造コストを低減することを目的とする。【解決手段】画像形成システムSは、第1供給トレイ(第1給紙トレイ21A)を有する第1画像形成装置(第1カラープリンタ1A)と、第2供給トレイ(第2給紙トレイ21B)を有する第2画像形成装置(第2カラープリンタ1B)を備える。第2画像形成装置には、当該装置の稼働を禁止する第1状態と稼働を許可する第2状態とに変位可能な第1可動部材を有する第1切替機構110が設けられる。各供給トレイは、共通のトレイ本体300を有する。第2供給トレイのトレイ本体300には、トレイ本体300とは別体であり、第1可動部材と係合して当該第1可動部材を第1状態から第2状態に変位させるための第1係合部材120が設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、2種類以上の画像形成装置を含んで構成される画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置として、装置本体に対して着脱可能な給紙トレイと、給紙トレイ内の用紙をピックアップするためのピックアップローラと、ピックアップローラに駆動力を付与する駆動源と、駆動源からピックアップローラへの駆動力の伝達を許可・禁止するための切換機構とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、切替機構は、装置本体に給紙トレイを装着した場合には、給紙トレイの一部が切替機構を構成する可動部材を押圧することで駆動力の伝達を許可する状態に切り替えられ、装置本体から給紙トレイを外した場合には、給紙トレイの一部が可動部材から外れて可動部材が元の位置に戻ることで駆動力の伝達を禁止する状態に切り替えられるようになっている。
特開2011−195319号公報
ところで、画像形成装置をモデルチェンジする際には、前述した切替機構を排除したり、切替機構の構成、詳しくは可動部材の位置を変更することがある。この場合には、切替機構の有無や、可動部材の位置に応じて、適宜給紙トレイの形状を変更しなければならないので、給紙トレイを形成するための金型を新たに作り直すなど、製造コストが増えるといった問題がある。
そこで、本発明は、可動部材の有無や位置の異なる複数種類の画像形成装置を備えた画像形成システムにおいて、製造コストを低減することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成システムは、シートを収容可能な第1供給トレイと、当該第1供給トレイが着脱可能な第1装置本体とを有する第1画像形成装置と、シートを収容可能な第2供給トレイと、当該第2供給トレイが着脱可能な第2装置本体とを有する第2画像形成装置と、を備える。
前記第2装置本体には、前記第2画像形成装置の稼働を禁止する第1状態と前記第2画像形成装置の稼働を許可する第2状態とに変位可能な第1可動部材が設けられる。
前記第1供給トレイおよび前記第2供給トレイは、前記シートを収容するためのシート収容部を有する共通のトレイ本体をそれぞれ有する。
前記第2供給トレイのトレイ本体には、当該トレイ本体とは別体であり、前記第1可動部材と係合して当該第1可動部材を前記第1状態から前記第2状態に変位させるための第1係合部材が設けられている。
この構成によれば、トレイ本体に第1係合部材を設けるか否かで、第1供給トレイと第2供給トレイとを作ることができるので、トレイ本体を製造するための設備を共通化することができ、製造コストを低減することができる。
また、前記した構成において、シートを収容可能な第3供給トレイと、前記第3供給トレイが着脱可能な第3装置本体とを有する第3画像形成装置を備える場合には、前記第3装置本体には、前記第3画像形成装置の稼働を禁止する第3状態と前記第3画像形成装置の稼働を許可する第4状態とに変位可能な第2可動部材が、前記第2装置本体に設けられる前記第1可動部材とは異なる位置に設けられ、前記第3供給トレイは、前記第1供給トレイおよび前記第2供給トレイと共通のトレイ本体を有し、前記第3供給トレイのトレイ本体には、当該トレイ本体とは別体であり、前記第2可動部材と係合して当該第2可動部材を前記第3状態から前記第4状態に変位させるための第2係合部材が設けられる構成とすることができる。
これによれば、トレイ本体に第1係合部材または第2係合部材を設けるか否かで、3つのタイプの供給トレイを作ることができるので、トレイ本体を製造するための設備を共通化することができ、製造コストを低減することができる。
また、前記した構成において、前記トレイ本体が、前記シート収容部に取り付けられ、ユーザの手が掛けられる取っ手部を有する前記シート収容部とは別体のカバー部を有する場合には、前記第1可動部材は、前記シート収容部と対向する位置に設けられ、前記第1係合部材は、前記シート収容部に取り付けられる構成とすることができる。
これによれば、例えばカバー部に第1係合部材を設ける構造に比べ、第1係合部材を第1可動部材に近づけることができるので、第1係合部材により第1可動部材を良好に作動させることができる。
また、前記した構成において、前記シート収容部のうち前記第1係合部材が取り付けられる部分の周囲には、前記トレイ本体を前記第1装置本体または前記第2装置本体に対して位置決めするための第1位置決め部が設けられていてもよい。
これによれば、第1係合部材の周囲に第1位置決め部を設けることで、第1係合部材を第1可動部材に対して正確に位置決めすることができるので、第1係合部材により第1可動部材を良好に作動させることができる。
また、前記した構成において、前記シート収容部の外面に、外側に向けて突出するリブが設けられる場合には、前記第1係合部材は、前記リブを跨いで前記外面に当接する第1当接部および第2当接部を有する構成とすることができる。
これによれば、第1係合部材をシート収容部の外面に安定して取り付けることができる。
また、前記した構成において、前記第1係合部材は、長尺状に構成され、長手方向における一端側に前記トレイ本体に対して位置決めされる第2位置決め部を有し、他端側に、前記トレイ本体に固定される固定部を有する構成とすることができる。
これによれば、第2位置決め部と固定部が、第1係合部材の一端側と他端側に離れて配置されるので、第1係合部材が第1可動部材に係合する際に、第1係合部材が撓んでしまうのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第2装置本体に、前記第2供給トレイ内のシートをピックアップするためのピックアップローラと、前記ピックアップローラを駆動するための駆動源と、当該駆動源から前記ピックアップローラへの駆動力の伝達状態を許可状態と禁止状態とに切り替えるための切換機構とを設ける場合には、前記切替機構は、前記第1可動部材を有し、当該第1可動部材が前記第1状態であるときに前記禁止状態となり、前記第1可動部材が前記第2状態であるときに前記許可状態となる構成とすることができる。
また、本発明は、可動部材の位置が異なる2種類の画像形成装置を備える画像形成システムにも適用することができる。具体的には、画像形成システムは、シートを収容可能なAタイプの供給トレイと、当該Aタイプの供給トレイが着脱可能なAタイプの装置本体とを有するAタイプの画像形成装置と、シートを収容可能なBタイプの供給トレイと、前記Bタイプの供給トレイが着脱可能なBタイプの装置本体とを有するBタイプの画像形成装置と、を備える。
前記Aタイプの装置本体には、前記Aタイプの画像形成装置の稼働を禁止する第1状態と前記Aタイプの画像形成装置の稼働を許可する第2状態とに変位可能な第1可動部材が設けられる。
前記Bタイプの装置本体には、前記Bタイプの画像形成装置の稼働を禁止する第3状態と前記Bタイプの画像形成装置の稼働を許可する第4状態とに変位可能な第2可動部材が、前記Aタイプの装置本体に設けられる前記第1可動部材とは異なる位置に設けられる。
前記Aタイプの供給トレイおよび前記Bタイプの供給トレイは、前記シートを収容するためのシート収容部を有する共通のトレイ本体をそれぞれ有する。
前記Aタイプの供給トレイのトレイ本体には、当該トレイ本体とは別体であり、前記第1可動部材と係合して当該第1可動部材を前記第1状態から前記第2状態に変位させるための第1係合部材が設けられる。
前記Bタイプの供給トレイのトレイ本体には、当該トレイ本体とは別体であり、前記第2可動部材と係合して当該第2可動部材を前記第3状態から前記第4状態に変位させるための第2係合部材が設けられる。
この構成によれば、トレイ本体に第1係合部材および第2係合部材のどちらかを選択して取り付けることで、Aタイプの供給トレイとBタイプの供給トレイとを作ることができるので、トレイ本体を製造するための設備を共通化することができ、製造コストを低減することができる。
また、前記した構成において、前記トレイ本体が、前記シート収容部に取り付けられ、ユーザの手が掛けられる取っ手部を有する前記シート収容部とは別体のカバー部を有する場合には、前記第1可動部材および前記第2可動部材は、前記シート収容部と対向する位置に設けられ、前記第1係合部材および前記第2係合部材は、前記シート収容部に取り付けられるように構成することができる。
これによれば、例えばカバー部に各係合部材を設ける構造に比べ、各係合部材を各可動部材に近づけることができるので、各係合部材により各可動部材を良好に作動させることができる。
また、前記した構成において、前記シート収容部のうち前記第1係合部材または前記第2係合部材が取り付けられる部分の周囲には、前記トレイ本体を前記Aタイプの装置本体または前記Bタイプの装置本体に対して位置決めするための第1位置決め部が設けられていてもよい。
これによれば、第1係合部材または第2係合部材の周囲に第1位置決め部を設けることで、各係合部材を各可動部材に対して正確に位置決めすることができるので、各係合部材により各可動部材を良好に作動させることができる。
また、前記した構成において、前記シート収容部の外面に、外側に向けて突出するリブが設けられる場合には、前記第1係合部材および前記第2係合部材は、前記リブを跨いで前記外面に当接する第1当接部および第2当接部を有する構成とすることができる。
これによれば、各係合部材をシート収容部の外面に安定して取り付けることができる。
また、前記した構成において、前記第1係合部材および前記第2係合部材は、長尺状に構成され、長手方向における一端側に前記トレイ本体に対して位置決めされる第2位置決め部を有し、他端側に、前記トレイ本体に固定される固定部を有する構成とすることができる。
これによれば、第2位置決め部と固定部が、各係合部材の一端側と他端側に離れて配置されるので、各係合部材が各可動部材に係合する際に、各係合部材が撓んでしまうのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記Aタイプの装置本体に、前記Aタイプの供給トレイ内のシートをピックアップするための第1ピックアップローラと、前記第1ピックアップローラを駆動するための第1駆動源と、当該第1駆動源から前記第1ピックアップローラへの駆動力の伝達状態を許可状態と禁止状態とに切り替えるための第1切換機構とが設けられ、前記Bタイプの装置本体に、前記Bタイプの供給トレイ内のシートをピックアップするための第2ピックアップローラと、前記第2ピックアップローラを駆動するための第2駆動源と、当該第2駆動源から前記第2ピックアップローラへの駆動力の伝達状態を許可状態と禁止状態とに切り替えるための第2切換機構とが設けられる場合には、前記第1切替機構は、前記第1可動部材を有し、当該第1可動部材が前記第1状態であるときに前記禁止状態となり、前記第1可動部材が前記第2状態であるときに前記許可状態となり、前記第2切替機構は、前記第2可動部材を有し、当該第2可動部材が前記第3状態であるときに前記禁止状態となり、前記第2可動部材が前記第4状態であるときに前記許可状態となる構成とすることができる。
本発明によれば、可動部材の有無や位置の異なる複数種類の画像形成装置を備えた画像形成システムにおいて、製造コストを低減することができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムを示す図である。 第1切替機構を示す図であり、駆動力の伝達が禁止された状態を示す図(a)と、駆動力の伝達が許容された状態を示す図(b)である。 第2切替機構を示す図であり、駆動力の伝達が禁止された状態を示す図(a)と、駆動力の伝達が許容された状態を示す図(b)である。 第2給紙トレイを示す斜視図である。 トレイ本体を分解して示す斜視図である。 用紙収容部の取付孔付近の構造を示す拡大斜視図である。 第1係合部材を外側から見た斜視図(a)と、内側から見た斜視図(b)である。 第2係合部材を示す側面図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって手前側を「左側」、紙面に向かって奥側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体10内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを備えている。
給紙部20は、用紙Pを収容する供給トレイの一例としての給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する給紙機構22とを備えている。給紙トレイ21は、装置本体10に対して前後方向に着脱可能となっている。給紙機構22は、給紙トレイ21の前側に設けられ、ピックアップローラ23、分離ローラ24、分離パッド25、搬送ローラの一例としての紙粉取りローラ26およびレジストローラ27を備えている。
給紙部20では、給紙トレイ21内の用紙Pが、ピックアップローラ23でピックアップされた後、分離ローラ24と分離パッド25との間で1枚ずつに分離され、各種ローラ26,27を通って画像形成部30に搬送される。
画像形成部30は、光スキャナ40と、4つのプロセス部50と、ドロワ60と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを備えている。
光スキャナ40は、複数のプロセス部50の上側に配置されており、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。そして、光スキャナ40では、レーザビームがポリゴンミラーや反射鏡で反射されたり、レンズを通過したりして出射され、各プロセス部50の各感光体ドラム51の表面上に高速走査にて照射される。
複数のプロセス部50は、前後方向に配列されており、それぞれ、感光体ドラム51と、感光体ドラム51を帯電させるための帯電器52と、現像カートリッジ53とを備えている。現像カートリッジ53は、感光体ドラム51にトナーを供給するための現像ローラ54および供給ローラ55と、トナーを収容するためのトナー収容室56とを備えている。
ドロワ60は、複数のプロセス部50を支持するための部材であり、装置本体10に対して前後方向に移動可能に支持されている。ドロワ60は、装置本体10の前面に配置されたフロントカバー11を開放することによって形成される開口部を通して、装置本体10の外に引き出し可能に構成されている。
転写ユニット70は、給紙部20とドロワ60との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写ローラ74を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム51に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光体ドラム51に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
定着ユニット80は、ドロワ60および転写ユニット70の後側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、光スキャナ40で露光される。これにより、露光された部分の電荷が除去されて、各感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、現像ローラ54によって現像カートリッジ53内のトナーが、感光体ドラム51上の静電潜像に供給されることで、感光体ドラム51上にトナー像が担持される。
次に、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光体ドラム51と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ91を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ91によって搬送され、装置本体10の外部に排出される。
<画像形成システム>
図2に簡略的に示すように、本実施形態に係る画像形成システムSは、第1画像形成装置の一例としての第1カラープリンタ1Aと、第1カラープリンタ1Aとは多少構造の異なる第2画像形成装置の一例としての第2カラープリンタ1Bとを、第1カラープリンタ1Aおよび第2カラープリンタ1Bとは多少構造の異なる第3画像形成装置の一例としての第3カラープリンタ1Cとを備えている。なお、第2カラープリンタ1Bは、Aタイプの画像形成装置にも相当し、第3カラープリンタ1Cは、Bタイプの画像形成装置にも相当する。
第1カラープリンタ1Aは、前述したカラープリンタ1と同様の構成となっている。第2カラープリンタ1Bは、第1カラープリンタ1Aと同様の構成を備える他、第1カラープリンタ1Aには設けられていない第1切替機構110および第1係合部材120を備えている。第3カラープリンタ1Cは、第1カラープリンタ1Aと同様の構成を備える他、第1切替機構110とは異なる構造の第2切替機構210と、第1係合部材120とは異なる構造の第2係合部材220とを備えている。
つまり、本実施形態では、第1装置本体、第2装置本体(Aタイプの装置本体)および第3装置本体(Bタイプの装置本体)は、切替機構の有無や切換機構の構造に違いがあるものの、その他の構造は略同じ構造となっている。また、第1供給トレイ、第2供給トレイ(Aタイプの供給トレイ)および第3供給トレイ(Bタイプの供給トレイ)は、係合部材の有無や係合部材の構造に違いがあるものの、その他の構造は略同じ構造となっている。なお、以下の説明では、第1カラープリンタ1Aの給紙トレイ21を第1給紙トレイ21Aとも称し、第2カラープリンタ1Bの給紙トレイ21を第2給紙トレイ21Bとも称し、第3カラープリンタ1Cの給紙トレイ21を第3給紙トレイ21Cとも称する。
各切替機構110,210は、それぞれ、装置本体10に設けられるモータ等の駆動源130(図3,4参照)からピックアップローラ23へ駆動力の伝達状態を許可状態と禁止状態とに切り替えるための機構であり、給紙トレイ21の着脱に応じて駆動力の切替を行うように構成されている。具体的には、第2カラープリンタ1Bおよび第3カラープリンタ1Cにおいては、給紙トレイ21を装置本体10から外すと、ピックアップローラ23への駆動力の伝達が禁止され、給紙トレイ21を装置本体10に装着すると、ピックアップローラ23への駆動力の伝達が許容されるようになっている。
これに対し、第1カラープリンタ1Aは、切替機構を有さないことから、給紙トレイ21の着脱に関わらず、常に駆動源130からピックアップローラ23への駆動力の伝達が可能となっている。なお、本実施形態では、前述した駆動源130や後述する駆動ギヤ23A(図3,4参照)は、各カラープリンタ1A〜1Cにおいて略同様の構造となっていることとする。つまり、本実施形態では、第1駆動源と第2駆動源が略同様の構成となっていることとする。なお、本発明はこれに限定されず、駆動源や駆動ギヤがカラープリンタの種類によって異なるように構成されていてもよい。
第1給紙トレイ21A、第2給紙トレイ21Bおよび第3給紙トレイ21Cは、共通のトレイ本体300をそれぞれ有している。第1給紙トレイ21Aは、トレイ本体300のみで構成され、第2給紙トレイ21Bは、トレイ本体300と第1係合部材120とで構成され、第3給紙トレイ21Cは、トレイ本体300と第2係合部材220とで構成されている。
以下に、各切替機構110,210やトレイ本体300や各係合部材120,220の構造について詳細に説明する。
<第1切替機構>
第1切替機構110は、トレイ本体300のうち後述する用紙収容部310に左右方向で対向する位置に設けられている。図3(a)に示すように、第1切替機構110は、装置本体10に揺動可能に設けられる第1可動部材の一例としての揺動レバー111と、装置本体10に回転可能に支持される固定ギヤ112と、固定ギヤ112に噛み合いながら固定ギヤ112の周囲を転動可能となるように固定ギヤ112にアーム114を介して連結される揺動ギヤ113と、揺動ギヤ113をアーム114を介して駆動ギヤ23Aに向けて付勢するトーションバネ115(弾性部材)とを備えている。ここで、駆動ギヤ23Aは、ピックアップローラ23を駆動するためのギヤであり、ピックアップローラ23と一体、もしくは、ピックアップローラ23と一体に設けられるギヤに直接または間接的に噛み合うギヤである。また、固定ギヤ112には、駆動源130からの駆動力が伝達されるようになっている。
揺動レバー111は、駆動源130からピックアップローラ23への駆動力の伝達を禁止する第1状態(図3(a)に示す姿勢)と、駆動源130からピックアップローラ23への駆動力の伝達を許容する第2状態(図3(b)に示す姿勢)とに変位可能に構成されている。具体的に、揺動レバー111は、略上下方向に延びる部材であり、その下端部には、装置本体10に回動可能に支持される軸部111Aが設けられ、軸部111Aの少し上側には、第1係合部材120に係合可能な係合部111Bが設けられ、係合部111Bよりも上側には、揺動ギヤ113を駆動ギヤ23Aから離間した状態に保持するための保持部111Cが設けられている。この揺動レバー111は、図示せぬ付勢部材により、第1状態に常時付勢されている。
第2給紙トレイ21Bが装置本体10から外された状態、つまり第1係合部材120が係合部111Bから外れた状態においては、係合部111Bの上下方向の位置、詳しくは第1係合部材120が最初に当接する部位の位置は、第2カラープリンタ1Bが載置される面F1に対して高さH1となる位置に配置されている。
以上のように構成される第1切替機構110では、装置本体10に第2給紙トレイ21Bを装着すると、図3(b)に示すように、第1係合部材120が係合部111Bに当接して当該係合部111Bを下方に押圧することで、揺動レバー111が付勢部材の付勢力に抗して図示反時計回りに揺動する。これにより、保持部111Cが揺動ギヤ113の軸から外れて、揺動ギヤ113が、トーションバネ115の付勢力により図示反時計回りに転動し、駆動ギヤ23Aに連結される。
また、装置本体10から第2給紙トレイ21Bを外した場合には、図3(a)に示すように、係合部111Bから第1係合部材120が外れることで、付勢部材の付勢力によって揺動レバー111が図示時計回りに揺動する。これにより、保持部111Cが揺動ギヤ113の軸に引っ掛かって当該軸を前斜め下方に引っ張ることで、揺動ギヤ113がトーションバネ115の付勢力に抗して図示時計回りに転動し、駆動ギヤ23Aから外れる。
<第2切替機構>
図2に示すように、第2切替機構210は、トレイ本体300のうち後述する用紙収容部310に左右方向で対向する位置に設けられている。図4(a)に示すように、第2切替機構210は、装置本体10に揺動可能に設けられる第2可動部材の一例としての弾性レバー211と、第1切替機構110と略同様の構造となる固定ギヤ112、揺動ギヤ113およびアーム114を備えている。
弾性レバー211は、トーションバネであり、駆動源130からピックアップローラ23への駆動力の伝達を禁止する第3状態(図4(a)に示す姿勢)と、駆動源130からピックアップローラ23への駆動力の伝達を許容する第4状態(図4(b)に示す姿勢)とに変位可能に構成されている。具体的に、弾性レバー211は、コイルバネ部211Aと、コイルバネ部211Aから前斜め上方に延びる揺動アーム部211Bと、揺動アーム部211Bの先端から前方に折り曲げられる押圧部211Cと、コイルバネ部211Aから下方に延びて装置本体10に固定される固定アーム部211Dとを有している。
揺動アーム部211Bは、第2係合部材220と係合可能な位置に配置されている。具体的に、第3給紙トレイ21Cが装置本体10から外された状態、つまり第2係合部材220が揺動アーム部211Bから外れた状態においては、揺動アーム部211Bの上下方向の位置、詳しくは第2係合部材220が当接する部位の位置は、第3カラープリンタ1Cが載置される面F1に対して前述した高さH1よりも大きな高さH2となる位置に配置されている。すなわち、第3カラープリンタ1Cに設けられる弾性レバー211の第2係合部材220と当接する部位は、第2カラープリンタ1Bに設けられる揺動レバー111の第1係合部材120と当接する部位とは上下方向において異なる位置に配置されている。なお、弾性レバー211の第2係合部材220と当接する部位と、揺動レバー111の第1係合部材120と当接する部位とは、前後左右方向において、同じ位置であってもよいし、異なる位置であってもよい。
押圧部211Cは、揺動ギヤ113を駆動ギヤ23Aに向けて押圧する部分であり、弾性レバー211が第3状態であるときには、揺動ギヤ113から離間した位置に配置され、弾性レバー211が第4状態であるときには、駆動ギヤ23Aに噛み合った揺動ギヤ113の軸に当接する位置に配置されるようになっている。
以上のように構成される第2切替機構210では、装置本体10に第3給紙トレイ21Cを装着すると、図4(b)に示すように、第2係合部材220が揺動アーム部211Bに当接して当該揺動アーム部211Bを後方に押圧することで、揺動アーム部211Bが弾性変形しながら図示反時計回りに揺動する。これにより、押圧部211Cが揺動ギヤ113を後斜め上方に押圧し、揺動ギヤ113が図示反時計回りに転動することで駆動ギヤ23Aに連結される。
また、装置本体10から第3給紙トレイ21Cを外した場合には、図4(a)に示すように、揺動アーム部211Bから第2係合部材220が外れることで、揺動アーム部211Bが当該揺動アーム部211B自体の弾性力によって図示時計回りに揺動する。これにより、押圧部211Cが揺動ギヤ113から離間して、揺動ギヤ113が自重によって図示時計回りに転動し、駆動ギヤ23Aから外れる。なお、揺動ギヤ113を図4(a)に示す位置で止めるには、例えば揺動ギヤ113の下方への移動を止める係止部を装置本体10に適宜設ければよい。また、本実施形態では、自重によって揺動ギヤ113を駆動ギヤ23Aから外すように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば揺動ギヤを駆動ギヤから外す方向に付勢する付勢部材によって、揺動ギヤを駆動ギヤから外すように構成してもよい。
<トレイ本体>
図5および図6に示すように、トレイ本体300は、用紙Pを収容するためのシート収容部の一例としての用紙収容部310と、用紙収容部310とは別体のカバー部320を有している。なお、図5では、トレイ本体300に第1係合部材120が取り付けられることで構成される第2給紙トレイ21Bを代表して図示する。
用紙収容部310は、上方に開口する矩形の有底筒状に形成されており、主に、底壁311と、底壁311の左右端から上方に延びるように形成される左側壁312および右側壁313と、底壁311の前後端から上方に延びるように形成される前側壁314および後側壁315とを備えている。用紙収容部310内には、用紙Pをピックアップローラ23に向けて押圧するために後端部を中心に傾動可能に構成される用紙押圧板331や、用紙Pの左右端や後端の位置を規制するための一対のサイドガイド341およびリアガイド342などが設けられている。
左側壁312の前側には、用紙押圧板331を傾動させるためのギヤ機構332が設けられ、当該ギヤ機構332のさらに前側には、図7に示すように、複数のリブ312Aと、取付孔312Bと、取付ボス312Cと、第1位置決め部312Dとが形成されている。リブ312Aは、左側壁312の外面の一部を構成する第1面312Fから外側に向けて突出するとともに前後方向に延びるように形成されており、上下方向に間隔を空けて複数設けられている。また、複数のリブ312Aは、上下方向に延びる複数のリブ312Eと交差するように形成されている。
取付孔312Bおよび取付ボス312Cは、第1係合部材120や第2係合部材220を取り付けるための部位であり、前後に間隔を空けて配置されている。取付孔312Bは、左側壁312の第1面312F、詳しくは2つのリブ312Aと2つのリブ312Eとで囲われた矩形の領域に形成されている。取付孔312Bは、上下に長い矩形状に形成される挿入用孔B1と、挿入用孔B1の前端縁の上部から前側に向けて突出するように形成される矩形状の位置決め用孔B2とを有している。
取付ボス312Cは、左側壁312の第1面312Fよりも左右方向外側に位置する第2面312Gから外側に向けて突出する円筒状の部位であり、その内周面に、第1係合部材120や第2係合部材220を左側壁312に固定するためのネジ350(図5参照)が捩じ込まれるようになっている。
第1位置決め部312Dは、装置本体10の一部に係合することでトレイ本体300を装置本体10に位置決めするための部位であり、前後方向において取付孔312Bと取付ボス312Cの間で、かつ、取付孔312Bおよび取付ボス312Cよりも上側に配置されている。言い換えると、第1位置決め部312Dは、左側壁312のうち第1係合部材120または第2係合部材220が取り付けられる部分、つまり、左右方向に投影したときに左側壁312と第1係合部材120または第2係合部材220とが重なる部分の周囲に配置されている。ここで、第1位置決め部312Dと、左側壁312に取り付けられた第1係合部材120または第2係合部材220との間の距離(最短距離)は、30mm以内であればよく、15mm以内がより好ましく、10mm以内が最も好ましい。
図6に示すように、カバー部320は、用紙収容部310とは別体に構成されており、2つのネジ351によって、用紙収容部310の前側壁314に取り付けられている。カバー部320の前面には、ユーザの手が掛けられる凹状の取っ手部321が形成されている。
<第1係合部材>
図7および図8に示すように、第1係合部材120は、前述した揺動レバー111(図3参照)と係合して当該揺動レバー111を第1状態から第2状態に変位させるための部材であり、用紙収容部310とは別体に構成されて、当該用紙収容部310に取り付けられるようになっている。第1係合部材120は、前後方向に長い長尺状に構成されており、主に、揺動レバー111を押圧するための押圧部121と、押圧部121の上側に設けられる上側取付部122と、押圧部121の下側に設けられる下側取付部123とを有している。
押圧部121は、前後方向に長い長尺状に構成されており、上側取付部122および下側取付部123の外面から外側に突出するように形成されている。押圧部121の後端部の下側には、後方に向かうにつれて上方に傾斜する傾斜面121Aが形成されている。また、押圧部121は、上側取付部122および下側取付部123における用紙収容部310の第1面312Fとの当接面(後述する第1接触部122C、第3接触部123Cおよび第4接触部123D)に対して左右方向外側に離れた位置に配置されている。
上側取付部122は、前後方向に長い長尺状に構成されており、長手方向における後端側に用紙収容部310の取付孔312Bの位置決め用孔B2に対して上下方向に位置決めされる第2位置決め部122Aを有し、前端側にトレイ本体300の取付ボス312Cに固定される固定部122Bを有している。具体的に、図8(b)に示すように、上側取付部122は、用紙収容部310の第1面312Fに接触する第1接触部122Cと、用紙収容部310の第2面312Gに接触する第2接触部122Dとを有している。
第1接触部122Cの後端からは、右側に突出する後壁部122Eが形成され、後壁部122Eの右端には、前側に突出する右壁部122Fが形成されている。そして、右壁部122Fの前端上部には、前述した第2位置決め部122Aが左側に突出するように形成されている。これにより、用紙収容部310の取付孔312Bの挿入用孔B1に、右壁部122Fを外側から挿入し、その後、右壁部122Fを前方に移動させることで、右壁部122Fが用紙収容部310の左側壁312の左右方向内側に配置されるとともに、第2位置決め部122Aが位置決め用孔B2に係合して、第1係合部材120が用紙収容部310に対して上下に位置決めされるようになっている。
固定部122Bは、用紙収容部310の取付ボス312Cに左右方向外側から被さるような形状に形成されており、その一部には、ネジ350を挿通させるための挿通孔が形成されている。詳しくは、固定部122Bは、略有底円筒状の部位の前側の一部を切り欠くような形状で形成されている。このように固定部122Bに切欠を設けることで、前述したように用紙収容部310の取付孔312Bの挿入用孔B1に右壁部122Fを挿入する際に、固定部122Bと取付ボス312Cとの干渉により第1係合部材120が傾くのを抑えることが可能となっている。
図8(a)に示すように、下側取付部123は、前後方向に長い長尺状に形成される本体部123Aと、本体部123Aの下面の前端部および後端部から下方に突出する一対の位置決め突起123Bとを有している。各位置決め突起123Bは、図7に示す最下方に位置するリブ312Aに形成される一対の位置決め孔A1に係合することで、左右方向に位置決めされるようになっている。詳しくは、各位置決め孔A1は、前後方向に長尺となる孔であり、その後側部分の幅が前側部分の幅よりも幅広になるように形成されている。これにより、各位置決め突起123Bを各位置決め孔A1の後側部分に挿入しやくすなるとともに、挿入後、各位置決め突起123Bを前方に移動させることで、各位置決め突起123Bが各位置決め孔A1の幅狭となる前側部分で挟まれて左右方向に位置決めすることが可能となっている。
図8(b)に示すように、下側取付部123の前側には、用紙収容部310の第1面312Fに接触する第3接触部123Cが設けられ、後側には、用紙収容部310の第2面312Gに接触する第4接触部123Dが設けられている。そして、前述した上側取付部122の第1接触部122Cおよび第2接触部122Dに対して下側取付部123の第3接触部123Cおよび第4接触部123Dは、上下方向に間隔を空けて設けられている。つまり、各接触部122C,122D,123C,123Dは、前後方向に延びるリブ312Aを跨いで左側壁312の外面に当接する第1当接部および第2当接部に相当している。
<第2係合部材>
図9に示すように、第2係合部材220は、第1係合部材120の上部に新たに第2押圧部221を形成した構成となっている。第2押圧部221は、上側取付部122から前方に突出するように形成されている。
<各給紙トレイの製造方法>
次に、各給紙トレイ21A〜21Cの製造方法について説明する。
図2に示すように、第1給紙トレイ21Aを製造する場合には、トレイ本体300に対して第1係合部材120および第2係合部材220のいずれも取り付けないことで、第1給紙トレイ21Aが製造される。第2給紙トレイ21Bを製造する場合には、トレイ本体300に対して第1係合部材120を取り付けるだけで、第2給紙トレイ21Bが製造される。第3給紙トレイ21Cを製造する場合には、トレイ本体300に対して第2係合部材220を取り付けるだけで、第3給紙トレイ21Cが製造される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
トレイ本体300に第1係合部材120または第2係合部材220を設けるか否かで、第1給紙トレイ21A、第2給紙トレイ21Bおよび第3給紙トレイ21Cのいずれかを作ることができるので、トレイ本体300を製造するための設備を共通化することができ、製造コストを低減することができる。
各係合部材120,220を用紙収容部310に設けたので、例えば各係合部材をカバー部に設ける構造に比べ、各係合部材120,220を、用紙収容部310に対向するように配置される各切替機構110,210(揺動レバー111、弾性レバー211)に近づけることができる。これにより、各係合部材120,220により各切替機構110,210を良好に作動させることができる。
用紙収容部310のうち第1係合部材120または第2係合部材220が取り付けられる部分の周囲に第1位置決め部312Dを設けたので、各係合部材120,220を揺動レバー111や弾性レバー211に対して正確に位置決めすることができ、各係合部材120,220により揺動レバー111や弾性レバー211を良好に作動させることができる。
各接触部122C,122D,123C,123Dが前後方向に延びるリブ312Aを跨いで用紙収容部310の外面に当接するので、各係合部材120,220を用紙収容部310の外面に安定して取り付けることができる。
リブ312A,312Eによって剛性が高められた左側壁312に各係合部材120,220を取り付けるので、各係合部材120,220を左側壁312に強固に固定することができる。
固定部122Bと第2位置決め部122Aが、長尺状の各係合部材120,220の前端側と後端側に離れて配置されるので、各係合部材120,220が揺動レバー111や弾性レバー211に係合する際に、各係合部材120,220が撓んでしまうのを抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、3種類のカラープリンタ1A〜1Cとを備える画像形成システムSを例示したが、本発明はこれに限定されず、前述した3種類のカラープリンタ1A〜1Cのうちいずれか2種類のカラープリンタのみで画像形成システムを構成してもよい。
前記実施形態では、可動部材として、駆動源130からピックアップローラ23への駆動力の伝達を切り替えるための揺動レバー111または弾性レバー211を例示したが、本発明はこれに限定されず、画像形成装置の稼働の禁止・許可を切り替えるための部材であればどのような部材であってもよい。例えば、装置本体への供給トレイの着脱を検知するためのセンサを設ける場合には、可動部材は、センサを構成する一部品として構成されていてもよい。
前記実施形態では、シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
1A 第1カラープリンタ
1B 第2カラープリンタ
10 装置本体
21A 第1給紙トレイ
21B 第2給紙トレイ
110 第1切替機構
111 揺動レバー
120 第1係合部材
300 トレイ本体
P 用紙
S 画像形成システム

Claims (13)

  1. シートを収容可能な第1供給トレイと、当該第1供給トレイが着脱可能な第1装置本体とを有する第1画像形成装置と、
    シートを収容可能な第2供給トレイと、当該第2供給トレイが着脱可能な第2装置本体とを有する第2画像形成装置と、を備えた画像形成システムであって、
    前記第2装置本体には、前記第2画像形成装置の稼働を禁止する第1状態と前記第2画像形成装置の稼働を許可する第2状態とに変位可能な第1可動部材が設けられ、
    前記第1供給トレイおよび前記第2供給トレイは、前記シートを収容するためのシート収容部を有する共通のトレイ本体をそれぞれ有し、
    前記第2供給トレイのトレイ本体には、当該トレイ本体とは別体であり、前記第1可動部材と係合して当該第1可動部材を前記第1状態から前記第2状態に変位させるための第1係合部材が設けられていることを特徴とする画像形成システム。
  2. シートを収容可能な第3供給トレイと、前記第3供給トレイが着脱可能な第3装置本体とを有する第3画像形成装置を備え、
    前記第3装置本体には、前記第3画像形成装置の稼働を禁止する第3状態と前記第3画像形成装置の稼働を許可する第4状態とに変位可能な第2可動部材が、前記第2装置本体に設けられる前記第1可動部材とは異なる位置に設けられ、
    前記第3供給トレイは、前記第1供給トレイおよび前記第2供給トレイと共通のトレイ本体を有し、
    前記第3供給トレイのトレイ本体には、当該トレイ本体とは別体であり、前記第2可動部材と係合して当該第2可動部材を前記第3状態から前記第4状態に変位させるための第2係合部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記トレイ本体は、前記シート収容部に取り付けられ、ユーザの手が掛けられる取っ手部を有する前記シート収容部とは別体のカバー部を有し、
    前記第1可動部材は、前記シート収容部と対向する位置に設けられ、
    前記第1係合部材は、前記シート収容部に取り付けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記シート収容部のうち前記第1係合部材が取り付けられる部分の周囲には、前記トレイ本体を前記第1装置本体または前記第2装置本体に対して位置決めするための第1位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記シート収容部の外面には、外側に向けて突出するリブが設けられ、
    前記第1係合部材は、前記リブを跨いで前記外面に当接する第1当接部および第2当接部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記第1係合部材は、長尺状に構成され、長手方向における一端側に前記トレイ本体に対して位置決めされる第2位置決め部を有し、他端側に、前記トレイ本体に固定される固定部を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 前記第2装置本体には、前記第2供給トレイ内のシートをピックアップするためのピックアップローラと、前記ピックアップローラを駆動するための駆動源と、当該駆動源から前記ピックアップローラへの駆動力の伝達状態を許可状態と禁止状態とに切り替えるための切換機構とが設けられ、
    前記切替機構は、前記第1可動部材を有し、当該第1可動部材が前記第1状態であるときに前記禁止状態となり、前記第1可動部材が前記第2状態であるときに前記許可状態となることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  8. シートを収容可能なAタイプの供給トレイと、当該Aタイプの供給トレイが着脱可能なAタイプの装置本体とを有するAタイプの画像形成装置と、
    シートを収容可能なBタイプの供給トレイと、前記Bタイプの供給トレイが着脱可能なBタイプの装置本体とを有するBタイプの画像形成装置と、を備えた画像形成システムであって、
    前記Aタイプの装置本体には、前記Aタイプの画像形成装置の稼働を禁止する第1状態と前記Aタイプの画像形成装置の稼働を許可する第2状態とに変位可能な第1可動部材が設けられ、
    前記Bタイプの装置本体には、前記Bタイプの画像形成装置の稼働を禁止する第3状態と前記Bタイプの画像形成装置の稼働を許可する第4状態とに変位可能な第2可動部材が、前記Aタイプの装置本体に設けられる前記第1可動部材とは異なる位置に設けられ、
    前記Aタイプの供給トレイおよび前記Bタイプの供給トレイは、前記シートを収容するためのシート収容部を有する共通のトレイ本体をそれぞれ有し、
    前記Aタイプの供給トレイのトレイ本体には、当該トレイ本体とは別体であり、前記第1可動部材と係合して当該第1可動部材を前記第1状態から前記第2状態に変位させるための第1係合部材が設けられ、
    前記Bタイプの供給トレイのトレイ本体には、当該トレイ本体とは別体であり、前記第2可動部材と係合して当該第2可動部材を前記第3状態から前記第4状態に変位させるための第2係合部材が設けられていることを特徴とする画像形成システム。
  9. 前記トレイ本体は、前記シート収容部に取り付けられ、ユーザの手が掛けられる取っ手部を有する前記シート収容部とは別体のカバー部を有し、
    前記第1可動部材および前記第2可動部材は、前記シート収容部と対向する位置に設けられ、
    前記第1係合部材および前記第2係合部材は、前記シート収容部に取り付けられることを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記シート収容部のうち前記第1係合部材または前記第2係合部材が取り付けられる部分の周囲には、前記トレイ本体を前記Aタイプの装置本体または前記Bタイプの装置本体に対して位置決めするための第1位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記シート収容部の外面には、外側に向けて突出するリブが設けられ、
    前記第1係合部材および前記第2係合部材は、前記リブを跨いで前記外面に当接する第1当接部および第2当接部を有することを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  12. 前記第1係合部材および前記第2係合部材は、長尺状に構成され、長手方向における一端側に前記トレイ本体に対して位置決めされる第2位置決め部を有し、他端側に、前記トレイ本体に固定される固定部を有することを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  13. 前記Aタイプの装置本体には、前記Aタイプの供給トレイ内のシートをピックアップするための第1ピックアップローラと、前記第1ピックアップローラを駆動するための第1駆動源と、当該第1駆動源から前記第1ピックアップローラへの駆動力の伝達状態を許可状態と禁止状態とに切り替えるための第1切換機構とが設けられ、
    前記Bタイプの装置本体には、前記Bタイプの供給トレイ内のシートをピックアップするための第2ピックアップローラと、前記第2ピックアップローラを駆動するための第2駆動源と、当該第2駆動源から前記第2ピックアップローラへの駆動力の伝達状態を許可状態と禁止状態とに切り替えるための第2切換機構とが設けられ、
    前記第1切替機構は、前記第1可動部材を有し、当該第1可動部材が前記第1状態であるときに前記禁止状態となり、前記第1可動部材が前記第2状態であるときに前記許可状態となり、
    前記第2切替機構は、前記第2可動部材を有し、当該第2可動部材が前記第3状態であるときに前記禁止状態となり、前記第2可動部材が前記第4状態であるときに前記許可状態となることを特徴とする請求項8〜請求項12のいずれか1項に記載の画像形成システム。
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