JP2015058518A - 作業工具 - Google Patents

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【課題】 伝達部材を合理的に保持して、モータの回転を先端工具に対して確実に伝達するための技術を提供する。【解決手段】 モータ1110と駆動機構1120とを有するスクリュードライバ1100が構成される。駆動機構1120は、駆動ギア1125、スピンドル1150、ローラ1145、リテーナ1135を有している。スピンドル1150がスクリュードライバ1100における前方に位置するときには、ローラ1145が初期位置に配置される。そして、リテーナ1135は、ローラ1145が駆動ギア1125から離間するように当該ローラ1145を保持する。【選択図】 図2

Description

本発明は、先端工具を回転駆動する作業工具に関する。
特開2012−135842号公報には、ドライバビットを回転駆動するスクリュドライバが記載されている。このスクリュドライバは、ネジ締め作業時に、ローラが自転しながらローラ保持部材を押すことで、駆動ギアの回転がスピンドルに伝達されるように構成されている。
特開2012−135842号公報
しかしながら、上記スクリュドライバにおいては、ローラ保持部材によって保持される伝達部材としてのローラの保持技術に関しては、なお改良の余地がある。そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、伝達部材を合理的に保持することで、作業工具においてモータの回転を先端工具に対して確実に伝達するための技術を提供することを目的とする。
上記課題は、請求項1に記載された発明によって達成される。本発明に係る作業工具の好ましい形態によれば、先端工具を回転駆動する作業工具が構成される。当該作業工具は、出力軸を有するモータと、出力軸の回転を先端工具に伝達する回転伝達機構と、を有する。回転伝達機構は、回転軸を有するとともに、モータによって回転される駆動部材と、先端工具が接続される被動部材と、駆動部材と被動部材の間に配置され、駆動部材の回転を前記被動部材に伝達するための伝達部材と、伝達部材を保持可能な保持部材と、を有する。そして、被動部材は、第1の位置と、回転軸が延在する方向に関して第1の位置よりも駆動部材から離間した第2の位置の間を移動可能に構成されている。さらに、保持部材は、駆動部材と被動部材のうちの少なくとも一方の構成部材から伝達部材が離間するように当該伝達部材を所定の初期位置に保持するように構成されている。また、被動部材が第1の位置に位置するときには、伝達部材が駆動部材と被動部材に当接するように構成されている。そして、伝達部材が駆動部材と被動部材に当接した状態で、駆動部材がモータによって回転されることで、伝達部材が初期位置から被動部材に対して回転軸周りに相対移動して所定の伝達位置に配置されるように構成されている。これにより、伝達位置に配置された伝達部材を介して駆動部材の回転が被動部材に伝達されるように構成されている。この保持部材は、少なくとも一方の構成部材から離間するように伝達部材を保持し、換言すると、少なくとも一方の構成部材に伝達部材が当接することを規制する。被動部材が位置する第1の位置とは、典型的には、回動軸が延在する方向(先端工具の長軸方向)に関して、作業工具における先端工具側とは反対側の位置である。また、第2の位置とは、典型的には、回動軸が延在する方向(先端工具の長軸方向)に関して、第1の位置よりも先端工具側の位置である。換言すると、回動軸が延在する方向(先端工具の長軸方向)に関して、先端工具側を作業工具の前方と定義したときに、第1の位置は作業工具の後方の位置であり、第2の位置は作業工具の前方の位置である。伝達部材を介して駆動部材の回転が被動部材に伝達される形態としては、典型的には、駆動部材、伝達部材および被動部材が一体に回転する形態を含むが、これには限られず、駆動部材と被動部材の間に回転数の差が生じるように構成されていてもよい。
本発明によれば、保持部材が、駆動部材と被動部材のうちの少なくとも一方の構成部材から伝達部材が離間するように当該伝達部材を所定の初期位置に保持するため、被動部材が第2の位置に位置して伝達部材が駆動部材の回転を被動部材に伝達しない状態において、伝達部材が前記少なくとも一方の構成部材に意図せず当接することが規制される。すなわち、伝達部材の前記一方の構成部材に対する衝突や干渉が防止される。その結果、駆動部材から被動部材に出力軸の回転を伝達する際には、初期位置に保持された伝達部材が伝達位置に確実に移動される。これにより、伝達部材によって駆動部材に伝達されたモータの回転が確実に被動部材に伝達される。なお、伝達部材が駆動部材の回転を被動部材に伝達しない状態とは、モータが駆動して駆動部材が回転している状態および、モータが駆動しておらず駆動部材も回転していない状態のいずれの状態も好適に包含する。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、保持部材を付勢する付勢部材を有する。そして、被動部材が第2の位置に位置するときには、保持部材が付勢部材の付勢力によって伝達部材を付勢することで、保持部材が少なくとも一方の構成部材から伝達部材が離間するように当該伝達部材を初期位置に保持するように構成されている。すなわち、伝達部材は、付勢部材の付勢力を利用して保持部材によって固定状に保持される。なお、伝達部材は、付勢力によって保持部材と他の構成要素で挟持されることが好ましい。また、被動部材が第1の位置に位置するときに、駆動部材がモータによって回転されることで、伝達部材に対する付勢力が解除されて保持部材による伝達部材の保持が解除されるとともに、伝達部材が回転軸周りに被動部材に対して相対移動して伝達位置に配置されるように構成されている。
本形態によれば、付勢部材の付勢力を利用することで、被動部材が第2の位置に位置して伝達部材が駆動部材の回転を被動部材に伝達しない状態において、伝達部材が前記少なくとも一方の構成部材から離間して保持され、これにより伝達部材が当該一方の構成部材に意図せず当接することが規制される。また、被動部材が第1の位置に位置するときには、伝達部材に対する付勢力が解除されて保持部材による伝達部材の保持が解除されることで、伝達部材が伝達位置に向かってスムーズに移動される。これにより、伝達部材が伝達位置に確実に移動されて、当該伝達部材によって駆動部材の回転が被動部材に伝達される。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、保持部材には、保持部材を移動させるための移動部が設けられている。また、被動部材には、移動部と係合して当該移動部の移動をガイドするガイド部が設けられている。さらに、移動部がガイド部にガイドされて被動部材の軸方向に移動することで、保持部材が移動部によって当該軸方向に移動されるように構成されている。そして、被動部材が第1の位置に位置するときに、伝達部材が駆動部材と被動部材に当接した状態で、駆動部材がモータによって回転されることで、伝達部材の伝達位置に向かう移動に伴って、保持部材が軸方向に移動するように構成されている。保持部材が軸方向に移動することで、伝達部材に対する付勢力が解除されるように構成されている。なお、移動部とガイド部の係合は、典型的には、一方の構成要素の凸部と他方の構成要素の凹部の係合により達成される。なお、移動部は、保持部材と一体に形成された凸部または凹部であってもよい。この場合、ガイド部は、被動部材と一体に形成された凹部または凸部であってもよい。一方で、移動部は別体の部材として、保持部材に形成された凹部と係合することで、保持部材に凸部が形成されるように設けられていてもよい。また、一方で、ガイド部は別体の部材として、被動部材に形成された凹部と係合することで、被動部材に凸部が形成されるように設けられていてもよい。
本形態によれば、移動部がガイド部にガイドされて、保持部材が付勢部材の付勢力に抗して軸方向に移動される。すなわち、移動部とガイド部の協働により、保持部材が移動される。これにより、伝達部材の伝達位置に向かう移動に伴って、伝達部材に対する付勢力が解除される。その結果、伝達部材が伝達位置に向かってスムーズに移動される。したがって、作業者が保持部材を特別に操作することなく、被動部材を第1の位置に位置させることで、伝達部材に対する付勢力が自動的に解除される。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、移動部がさらにガイド部にガイドされて被動部材の軸方向周りの周方向に移動することで、保持部材が移動部によって被動部材に対して当該周方向に相対移動されるように構成されている。そして、被動部材の第1の位置から第2の位置への移動に伴って、保持部材が被動部材に対して周方向に相対移動することで、保持部材が伝達部材を伝達位置から初期位置に移動させるように構成されている。換言すると、被動部材の移動に伴う保持部材の移動によって、伝達部材は自動的に伝達位置から初期位置に戻される。
本形態によれば、保持部材が伝達部材を初期位置に保持するだけでなく、保持部材が伝達部材を伝達位置から初期位置に戻すため、保持部材が伝達部材の位置に応じた2つの機能を有する。その結果、作業工具の部品点数が削減される。また、作業者が保持部材を特別に操作することなく、被動部材の移動に伴って保持部材が移動するため、保持部材の移動が被動部材の移動に連動されて保持部材が合理的に移動される。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、保持部材には、保持部材を移動させるための移動部が設けられている。さらに、被動部材には、移動部と係合して当該移動部の移動をガイドするガイド部が設けられている。そして、移動部がガイド部にガイドされて被動部材の軸方向周りの周方向に移動することで、保持部材が移動部によって被動部材に対して当該周方向に相対移動されるように構成されている。そして、被動部材の第1の位置から第2の位置への移動に伴って、保持部材が被動部材に対して周方向に相対移動することで、保持部材が伝達部材を伝達位置から初期位置に移動させるように構成されている。換言すると、被動部材の移動に伴う保持部材の移動によって、伝達部材は自動的に伝達位置から初期位置に移動される。なお、移動部は、保持部材と一体に形成された凸部または凹部であってもよい。この場合、ガイド部は、被動部材と一体に形成された凹部または凸部であってもよい。一方で、移動部は別体の部材として、保持部材に形成された凹部と係合することで、保持部材に凸部が形成されるように設けられていてもよい。また、一方で、ガイド部は別体の部材として、被動部材に形成された凹部と係合することで、被動部材に凸部が形成されるように設けられていてもよい。
本形態によれば、被動部材が第2の位置に位置して伝達部材が駆動部材の回転を被動部材に伝達しない状態において、保持部材は、少なくとも一方の構成部材から伝達部材が離間するように当該伝達部材を初期位置に保持するだけでなく、さらに、被動部材の第1の位置から第2の位置への移動に伴って、保持部材が伝達部材を伝達位置から初期位置に戻す。すなわち、保持部材が被動部材の位置や移動に応じた2つの機能を有する。その結果、作業工具の部品点数が削減される。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、被動部材の外側は、作業工具において先端工具とは反対側に向かって断面が小さくなる略多角錘状に形成され、駆動部材の内側は、当該反対側に向かって断面が小さくなる略円錘状に形成されている。すなわち、被動部材の外側および駆動部材の内側は、典型的には、先端工具とは反対側に向かって漸近的に断面が小さくなるように形成されている。そして、駆動部材が被動部材の外側に配置される。さらに、被動部材が第2の位置に位置するときに、保持部材は、駆動部材から伝達部材が離間するように当該伝達部材を保持するように構成されている。そして、伝達部材は、略多角錐形状の側面に対応して配置された複数の長尺状の転動部材で構成されている。これにより、転動部材は、当該転動部材の中心軸が回転軸に対して傾斜するように配置されている。この「略多角錐形状」とは、多角錘だけでなく、多角柱も含む。また、「略円錐形状」とは、円錐だけでなく、円筒も含む。また、多角柱や多角錐の外側を形成する各側面が平面状でなく、曲面状に形成されていてもよい。なお、複数の転動部材は、多角錐を形成する全ての側面に対応して配置されていてもよく、多角錐を形成する側面のいずれかの側面に対応して配置されていてもよい。なお、複数の転動部材が多角錐を形成する側面のいずれかの側面に対応して配置される場合には、複数の転動部材は、回転軸を中心として点対称に配置されていることが好ましい。なお、転動部材としては、典型的には、ローラが含まれる。このローラは、円筒形状、円錐形状を好適に包含する。
本形態によれば、伝達部材は、多角錐のそれぞれの側面に対応した複数の転動部材で構成されているため、複数の転動部材によってバランスよく駆動部材の回転が被動部材に伝達される。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、保持部材は、転動部材の長軸と平行に延在し、駆動部材から転動部材が離間するように当該転動部材を保持する保持部を有する。そして、被動部材が第1の位置に位置するときに、伝達部材が駆動部材と被動部材に当接した状態で、駆動部材がモータによって回転されることによる伝達部材の伝達位置への移動に伴って、保持部材が、被動部材の軸方向に関して、当該作業工具において先端工具とは反対側に向かって移動するように構成されている。典型的には、保持部材は、被動部材に対して当該軸方向に相対移動する。なお、転動部材の長軸は、当該転動部材の転動軸として構成されることが好ましい。
本形態によれば、保持部は、転動部材の長軸と平行に回転軸に対して傾斜して配置される。したがって、保持部材が先端工具とは反対側に向かって移動されることで、保持部による伝達部材の保持が解除される。換言すると、被動部材および駆動部材が先端工具とは反対側に向かって断面が小さくなる錘形状に形成され、当該錘形状の側面に沿って保持部が配置されるため、被動部材の軸方向に関して、保持部材が当該反対側に移動することで、保持部による伝達部材の保持が自動的に解除される。その結果、伝達部材が伝達位置に向かってスムーズに移動される。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、初期位置は、周方向に関して、多角錐の側面の中央領域に対応して規定されている。したがって、周方向に関して、多角錐の側面の中央に対して所定の幅を有する領域内に伝達部材が位置する場合には、伝達部材は駆動部材の回転を被動部材に伝達しない。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、先端工具がねじを回転させて被加工材に対してねじ締め作業を遂行可能なねじ締め工具として構成されている。そして、被動部材によって保持された先端工具がねじに対して押圧されることで、回転軸の軸方向に関して、被動部材が第2の位置から当該作業工具において第2の位置に対して先端工具とは反対側の第1の位置に移動して、駆動部材に近接するように構成されている。さらに、被動部材が第1の位置に位置するときに、駆動部材がモータによって回転されることで、伝達部材が被動部材に対して回転軸周りに相対移動して伝達位置に配置され、伝達位置に配置された伝達部材を介して駆動部材の回転が被動部材に伝達されるように構成されている
本形態によれば、作業工具は、ねじ締め工具として構成されている。一般にねじ締め工具は、ねじ締め作業時に、ねじに対して先端工具を押圧する。したがって、先端工具を保持した被動部材がねじ締め作業時に移動されることで、伝達部材が伝達位置に移動される。すなわち、ねじ締め工具使用時の合理的な作業方法に応じて伝達部材が伝達位置に移動される。換言すると、作業工具の合理的な作業態様によって駆動部材の回転が被動部材に伝達される。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、回転伝達機構は、モータと駆動部材の間に配置されたカム機構を有する。そして、モータの出力軸の回転方向に基づいて、カム機構が駆動部材の回転軸の軸方向に関する位置を切り替えるように構成されている。
本形態によれば、モータの出力軸が正回転する際と逆回転する際の駆動部材の位置が異なるため、先端工具が押圧されたときに、伝達部材が駆動部材および被動部材と当接するための駆動部材および/または被動部材の移動量が異なる。したがって、モータの出力軸の回転方向に基づく作業態様に応じて、合理的に駆動部材の回転が被動部材に伝達される。
本発明によれば、伝達部材を合理的に保持することで、モータの回転を先端工具に対して合理的に伝達するための技術が提供される。
第1実施形態に係るスクリュードライバの全体構成を示す断面図である。 スクリュードライバの部分断面図である。 図1のIII−III線における断面図である。 駆動ギアの第1ギア部材を示す斜視図である。 駆動ギアの第2ギア部材を示す斜視図である。 図2のVI−VI線における断面図である。 リテーナを示す斜視図である。 図2のVIII−VIII線における断面図である。 スピンドルを示す斜視図である。 図2のX−X線における断面図である。 スクリュードライバの非駆動時における、スピンドルとリテーナの関係を示す展開図である。 スクリュードライバの非駆動時における、第1ギア部材と第2ギア部材の関係を示す展開図である。 モータ駆動時における、図6相当の断面図である。 モータ駆動時における、図12相当の展開図である。 ねじ締め作業時における図2相当の断面図である。 ねじ締め作業時における、図8相当の断面図である。 ねじ締め作業時における、図11相当の展開図である。 ねじ外し作業時における、図6相当の断面図である。 ねじ外し作業時における、図12相当の展開図である。 ねじ外し作業時における、図8相当の断面図である。 ねじ外し作業時における、図11相当の展開図である。
本実施形態について、図1〜図21を参照して説明する。図1に示すように、作業工具の一例として、石膏ボードなどの被加工材に対してねじ締め作業を行うスクリュードライバ1100が構成される。スクリュードライバ1100は、本体部1101、ハンドル1107を主体として構成されている。
本体部1101は、本体ハウジング1103とロケータ1105を主体として構成されている。本体ハウジング1103は、モータ1110および駆動機構1120を収容している。ロケータ1105は、本体ハウジング1103の先端領域に取り付けられている。本体部1101の先端領域には、工具ビット1119が駆動機構1120に着脱可能に装着される。この工具ビット1119は、ロケータ1105から突出し、ロケータ1105に対して工具ビット1119の長軸方向に相対移動可能に装着される。
ハンドル1107は、本体部1101の後端領域に連接されている。このハンドル1107には、トリガ1107aおよび切替スイッチ1107bが設けられている。トリガ1107aが操作されることで、電源コード1109から電流が供給されて、モータ1110が駆動される。また、切替スイッチ1107bが操作されることで、モータ1110の出力軸1111の回転方向が切り替えられる。すなわち、出力軸1111は、正回転および逆回転のうちのどちらかの回転方向が選択されて駆動される。モータ1110および出力軸1111が、それぞれ本発明における「モータ」および「出力軸」に対応する実施構成例である。
図2〜図12に示すように、駆動機構1120は、駆動ギア1125、リテーナ1135、ローラ1145、コイルスプリング1146、スピンドル1150を主体として構成されている。この駆動機構1120が、本発明における「回転伝達機構」に対応する実施構成例である。
図2および図3に示すように、駆動ギア1125は、支持シャフト1126、第1ギア部材1127、第2ギア部材1130、ボール1133を主体として構成されている。第1ギア部材1127には、出力軸1111のギア歯(図示省略)と係合するギア歯が形成されており、これにより駆動ギア1125はモータ1110によって回転される。
図4に示すように、第1ギア部材1127には、第1係合溝1128および第1係合部1129が形成されている。なお、図4においては、第1ギア部材1127に形成されたギア歯の図示を省略している。この第1ギア部材1127は、図2に示すように、支持シャフト1126に固定され、支持シャフト1126と一体に回転する。第1ギア部材1127および支持シャフト1126は、本体ハウジング1103に固定されたベアリング1134aと、スピンドル1150に固定されたベアリング1134bによって支持されている。
図5に示すように、第2ギア部材1130には、第2係合溝1131および第2係合部1132が形成されている。この第2ギア部材1130は、図2に示すように、第1ギア部材1127および支持シャフト1126によって、第1ギア部材1127および支持シャフト1126に対して相対回転可能に保持されている。さらに、第2ギア部材1131は、ベアリング1134cによって、本体ハウジング1103に支持されている。これにより、第2ギア部材1131は、支持シャフト1126に対して、支持シャフト1126の軸方向に相対移動可能に支持される。
図6に示すように、3つのボール1133は、第1係合溝1128と第2係合溝1131に挟持される。ボール1133が第1係合部1129および第2係合部1132に当接することで、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130は一体に回転する。以上の通り構成された駆動ギア1125が、本発明における「駆動部材」に対応する実施構成例である。また、支持シャフト1126が、本発明における「回転軸」に対応する実施構成例である。
図7に示すように、リテーナ1135は、基部1136および側部1138を備えた略カップ状の部材である。基部1136には、3つのボール保持溝1137がリテーナ1135の軸方向(側部1138が延在する方向)に延在するように形成されている。側部1138は、リテーナ1135の軸方向に傾斜する方向に関して、基部1136から突出するように形成されている。すなわち、リテーナ1135の軸方向に直交する断面において、基部1136が最も小さく、側部1138の先端が最も大きくなるように形成される。また、リテーナ1135の周方向に関して、6つの側部1138は、互いに間隔を空けて形成される。これにより、隣接する側部1138の間にローラ保持空間1139が形成されている。
図8に示すように、ローラ1145は、隣接する側部1138の間に形成されたローラ保持空間1139に保持されている。このローラ保持空間1139は、リテーナ1135の径方向に関して、ローラ保持空間1139の外側が内側よりも狭くなるように側部1138が形成されている。ローラ保持空間1139の外側は、ローラ1145の直径よりも短くなるように形成されている。すなわち、側部1138には、リテーナ1135の周方向に関して、ロータ保持空間1139に向かって突出する突出部分1138aが形成されている。これにより、リテーナ1135の径方向に関して、側部1138の突出部分1138aが、ローラ1145の外側への移動を規制している。換言すると、ローラ1145は、突出部分1138aによってリテーナ1135の径方向に関する外側への移動が規制されて、第2ギア部材1130に当接しないように、リテーナ1135に保持される。この突出部分1138aは、それぞれの側部1138に形成されている。このリテーナ1135が、本発明における「保持部材」に対応する実施構成例である。また、突出部分1138aを有する側部1138が、本発明における「保持部」に対応する実施構成例である。
図9に示すように、スピンドル1150は、ビット保持部1151、フランジ1152、回転伝達部1153、リテーナ保持部1154を主体として構成されている。ビット保持部1151には、工具ビット1119が着脱可能に装着される。フランジ1152は、スピンドル1150の径方向に突出して設けられている。回転伝達部1153は、略六角錐状に形成されており、リテーナ保持部1154は、円筒状に形成されている。この回転伝達部1153は、スクリュードライバ1100の後方に向かって断面が小さくなる六角錘状に形成されている。すなわち、回転伝達部1153は、スクリュードライバ1100の後方に向かうに従って徐々に断面が小さくなるように形成されている。換言すると、回転伝達部1153は、スクリュードライバ1100の後方に向かって漸近的に断面が小さくなる。また、リテーナ保持部1154の内側には略円柱状の空間を形成する支持シャフト保持部1155が形成されており、当該支持シャフト保持部1155には、ベアリング1134bが設けられている。
図2および図3に示すように、スピンドル1150は、本体ハウジング1103に対して、スピンドル1150の長軸方向に相対移動可能にベアリング1158によって支持されている。回転伝達部1153およびリテーナ保持部1154は、駆動ギア1125の第2ギア部材1130の内部に配置されており、支持シャフト1126は、支持シャフト保持部1155に配置されたベアリング1134bに支持されている。なお、第2ギア部材1130の内側は、回転伝達部1153の六角錘に対応して、スクリュードライバ1100の後方に向かって断面が小さくなる円錐状に形成されている。すなわち、第2ギア部材1130の内側は、スクリュードライバ1100の後方に向かうに従って徐々に第2ギア部材1130の内側の空間の断面が小さくなるように形成されている。換言すると、第2ギア部材1130の内側、スクリュードライバ1100の後方に向かって漸近的に小さくなる。
図9に示すように、リテーナ保持部1154には、ガイド溝1156が形成されている。リテーナ1135に形成された3つのボール保持溝1137に対応して、3つのガイド溝1156が形成されている。それぞれのガイド溝1156は、2つの溝1156a、1156bが連結部分1156cで連結されて、スピンドル1150の側面視で、略V字状に形成されている。すなわち、連結部分1156cがスピンドル1150のビット保持部1151側(スクリュードライバ1100の前方側)に配置されるように、ガイド溝1156が形成されている。
図2および図3に示すように、コイルスプリング1146は、支持シャフト1126の外周において、支持シャフト1126の軸方向に平行に設けられており、一端が支持シャフト保持部1155内のベアリング1134bに当接し、他端が第2ギア部材1130の前方に設けられたベアリング1134cに当接している。これにより、コイルスプリング1146は、スピンドル1150を工具ビット1119の軸方向に関して、スクリュードライバ1100の前方に向かって付勢している。コイルスプリング1146の付勢力に抗して工具ビット1119が押圧されることで、スピンドル1150が長軸方向に移動する。なお、フランジ1152が本体ハウジング1103に設けられた当接部1159に当接して、スクリュードライバ1100の前方へのスピンドル1150の移動が規制される。このスピンドル1150が、本発明における「被動部材」に対応する実施構成例である。
図2および図3に示すように、リテーナ1135は、スピンドル1150のリテーナ保持部1154に対応して配置されている。すなわち、リテーナ1135の側部1138は、スピンドル1150の長軸方向に対して傾斜して配置される。さらに、図10に示すように、3つのボール1157が、リテーナ1135に形成されたボール保持溝1137とリテーナ保持部1154に形成されたガイド溝1156にそれぞれ係合するように配置されている。このガイド溝1156が、本発明における「ガイド部」に対応する実施構成例である。また、ボール1157が、本発明における「移動部」に対応する実施構成例である。
また、図2および図3に示すように、リテーナ1135は、皿ばね1147に付勢されている。これにより、リテーナ1135は、スピンドル1150に対して、スピンドル1150の長軸方向に相対移動可能に保持されている。さらに、回転伝達部1153の六角錐を形成するそれぞれの側面には、ローラ1145が配置されている。すなわち、ローラ1145は、ローラ1145の長軸(回転軸)がスピンドル1150の長軸方向に対して傾斜して配置される。これにより、スクリュードライバ1100が駆動していない状態では、ローラ1145は、リテーナ1135を介して皿ばね1147に付勢されて、スピンドル1150のフランジ1152とリテーナ1135に挟持される。なお、モータ1110が駆動して、駆動ギア1125が回転されていても、工具ビット1119がねじに対して押圧されていない場合は、スクリュードライバ1100が駆動していない状態と同様である。以下においては、当該状態を回転伝達遮断状態と称する。この皿ばね1147が、本発明における「付勢部材」に対応する実施構成例である。
回転伝達遮断状態では、図11に示すように、リテーナ1135が皿ばね1147に付勢されているため、それぞれのボール1157は、ガイド溝1156の連結部分1156cに配置される。すなわち、ボール1157は、V字状のガイド溝1156における、工具ビット1119側に配置される。このガイド溝1156の連結部分1156cは、図9に示すように、スピンドル1150の周方向に関して、回転伝達部1153のそれぞれの側面の中央領域に対応する位置に配置されている。これにより、図8に示すように、それぞれのローラ1145は、リテーナ1135によって、六角錘状の回転伝達部1153のそれぞれの側面の中央領域に保持される。
なお、駆動ギア1125が回転していない状態、すなわち、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130が相対移動していない初期状態では、コイルスプリング1146の付勢力によって、ボール1133が図12に示す位置に保持される。これにより、駆動ギア1125は、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130が最も近接する位置で保持される。このとき、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130のそれぞれの所定箇所の軸方向に関する距離はDである。
以上の通り構成されたスクリュードライバ1100は、トリガ1107aが操作されると、モータ1110が駆動される。モータ1110の出力軸1111の回転によって、駆動ギア1125が回転される。そして、駆動ギア1125の回転がスピンドル1150に伝達されることで、スピンドル1150に保持された工具ビット1119が回転される。
(ねじ締め作業)
図2に示す状態において、モータ1110の出力軸1111が所定方向(以下、正方向)に回転すると、駆動ギア1125が回転される。すなわち、図13および図14に示すように、駆動ギア1125の第1ギア部材1127が矢印Aで示す方向(A方向)に回転されると、ボール1133が第1係合部1129と第2係合部1132に係合して、第2ギア部材1130が第1ギア部材1127と一体にA方向に回転する。図14に示すように、ボール1133が第1係合部1129および第2係合部1132に係合すると、第1係合溝1128および第2係合溝1131の傾斜によって、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130が距離Dよりも離れて保持される。このとき、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130のそれぞれの所定箇所の軸方向に関する距離はDよりも長いD1である。これにより、第2ギア部材1130がスクリュードライバ1100の前方に移動される。なお、このとき、図2および図8に示すように、ローラ1145は、リテーナ1135によって第2ギア部材1130に当接しないように保持されているため、駆動ギア1125の回転は、スピンドル1150に伝達されない。この第1係合部1129、第2係合部1132、ボール1133が、本発明における「カム機構」に対応する実施構成例である。また、図2に示されたスピンドル1150の位置(スクリュードライバ1100における前方位置)が、本発明における「第2の位置」に対応する実施構成例である。
一方、図15に示すように、工具ビット1119がねじ(図示省略)に押し当てられると、コイルスプリング1146の付勢力に抗して、スピンドル1150がスクリュードライバ1100の後方に移動する。スピンドル1150の移動に伴って、ローラ1145が後方に移動して、ローラ1145が回転している第2ギア部材1130に当接する。これにより、ローラ1145と第2ギア部材1130の間の摩擦によってローラ1145がスピンドル1150の周方向に移動されて、図16に示された位置に配置される。この図15に示されたスピンドル1150の位置(スクリュードライバ1100における後方位置)が、本発明における「第1の位置」に対応する実施構成例である。
このとき、リテーナ1135は、ローラ1145に押されてスピンドル1150の周方向に関してA方向に回転される。リテーナ1135が回転されることで、図17に示すように、ボール1157がガイド溝1156の溝1156bにガイドされて移動する。これにより、リテーナ1135は、スクリュードライバ1100の後方に移動する。すなわち、スピンドル1150の周方向に関するローラ1145の移動と同時に、リテーナ1135がスピンドル1150の軸方向に移動される。
リテーナ1135が後方に移動することで、図16に示すように、側部1138と回転伝達部1153の間の隙間Gが大きくなる。これにより、リテーナ1135の側部1138(突出部分1138a)による、スピンドル1150の径方向に関する外方向へのローラ1145の移動の規制が解除される。すなわち、第2ギア部材1130が円錐状に形成され、回転伝達部1153が略六角錘状に形成されているため、リテーナ1135が後方に移動することで、側部1138と回転伝達部1153の間の隙間Gが大きくなる。これにより、スピンドル1150の径方向に関する外方向へのローラ1145の移動の規制が解除される。移動が許容されたローラ1145は、図16に示された位置に配置され、第2ギア部材1130と回転伝達部1153によって挟持される。その結果、第2ギア部材1130と回転伝達部1153に挟持されたローラ1145のくさび効果によって、駆動ギア1125の回転がスピンドル1150に伝達される。これにより、スピンドル1150に保持された工具ビット1119が回転し、ねじ締め作業が遂行される。このとき、ローラ1145は、回転伝達部1153と第2ギア部材1130に形成された傾斜面に対応して、スピンドル1150の軸方向に対して傾斜して配置される。このローラ1145が、本発明における「伝達部材」および「転動部材」に対応する実施構成例である。また、図16に示されたローラ1145の位置、すなわち、第2ギア部材1130と回転伝達部1153によって挟持された位置が、本発明における「伝達位置」に対応する実施構成例である。
ねじ締め作業が行われると、ねじが被加工材にねじ込まれる。ねじ込まれるねじの移動に伴ってロケータ1105の前面が被加工材に当接すると、工具ビット1119を保持したスピンドル1150が、スクリュードライバ1100の前方に向かって徐々に移動する。これにより、ローラ1145と第2ギア部材1130の当接が解除されて、スピンドル1150に対する駆動ギア1125の回転の伝達が遮断される。その結果、被加工材に対して所定の深さまでねじがねじ込まれて、ねじ締め作業が終了する。なお、ねじがねじ込まれる所定の深さとしての、工具ビット1119に保持されたねじ頭からロケータ1105の前面の間の距離は、作業者によって変更可能である。
ローラ1145と第2ギア部材1130の当接が解除されると、皿ばね1147の付勢力によってリテーナ1135が図11に示す位置に移動される。すなわち、皿ばね1147の付勢力によってボール1157がガイド溝1156にガイドされて、ボール1157が連結部分1157cに位置する。これにより、ローラ1145は、図8に示す初期位置に自動的に戻されて、リテーナ1135に保持される。このとき、スピンドル1150は、図2に示すように、スクリュードライバ1100の前方位置(第2の位置)に配置される。この第2ギア部材1130と回転伝達部1153による挟持が解除されたローラ1145の位置、典型的には、図8に示される中央領域に対応する位置が、本発明における「初期位置」に対応する実施構成例である。
(ねじ外し作業)
被加工材にねじ込まれたねじを外すねじ外し作業の際には、スクリュードライバ1100がねじを逆回転させることで、被加工材からねじを外す。このとき、工具ビット1119を駆動させるために、ねじ締め作業と同様に工具ビット1119がねじを押圧することは合理的でない。そのため、スクリュードライバ1100は、ねじ外し作業において、ねじ締め作業よりも工具ビット1119が押圧される移動量(スピンドル1150の移動量)が少なくなるように設定される。
具体的には、モータ1110の出力軸1111がねじ締め作業における正方向とは逆の方向(以下、逆方向)に回転するように、切替スイッチ1107bを切り替える。図2に示す状態において、モータ1110が駆動されると、駆動ギア1125が回転される。すなわち、図18および図19に示すように、駆動ギア1125の第1ギア部材1127が矢印Bで示される方向(B方向)に回転されると、ボール1133が第1係合部1129および第2係合部1132に係合して、第2ギア部材1130が第1ギア部材1127と一体にB方向に回転する。図19に示すように、ボール1133が第1係合部1129および第2係合部1132に係合すると、第1係合溝1128および第2係合溝1131の傾斜によって、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130が、正回転の時の距離D1よりも離れて保持される。このとき、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130の間のそれぞれの所定箇所の軸方向に関する距離はD1よりも長いD2である。これにより、第2ギア部材1130が、ねじ締め作業時よりもスクリュードライバ1100のさらに前方に移動される。なお、このとき、図2および図8に示すように、ローラ1145は、リテーナ1135によって第2ギア部材1130に当接しないように保持されているため、駆動ギア1125の回転は、スピンドル1150に伝達されない。
一方、図15に示すように、工具ビット1119がねじ(図示省略)に押し当てられると、コイルスプリング1146の付勢力に抗して、スピンドル1150がスクリュードライバ1100の後方に移動する。スピンドル1150の移動に伴って、ローラ1145が後方に移動して、ローラ1145が回転している第2ギア部材1130に当接する。これにより、ローラ1145と第2ギア部材1130の間の摩擦によってローラ1145がスピンドル1150の周方向に移動されて、図20に示された位置に配置される。
このとき、リテーナ1135は、ローラ1145に押されてスピンドル1150の周方向に関してB方向に回転される。リテーナ1135が回転されることで、図21に示すように、ボール1157がガイド溝1156の溝1156aにガイドされて移動する。これにより、リテーナ1135は、スクリュードライバ1100の後方に移動する。
リテーナ1135が後方に移動することで、図20に示すように、側部1138と回転伝達部1153の間の隙間Gが大きくなる。これにより、リテーナ1135の側部1138による、スピンドル1150の径方向に関する外方向へのローラ1145の移動の規制が解除される。しがたって、ローラ1145は、第2ギア部材1130と回転伝達部1153によって挟持される。その結果、第2ギア部材1130と回転伝達部1153に挟持されたローラ1145のくさび効果によって、駆動ギア1125の回転がスピンドル1150に伝達される。これにより、スピンドル1150に保持された工具ビット1119が回転し、ねじ外し作業が遂行される。
以上の実施形態によれば、ローラ保持空間1139の外側領域がローラ1145の直径よりも狭くなるように側部1138(突出部分1138a)が形成されており、ローラ1145が駆動ギア1125に当接していない状態において、側部1138がスピンドル1150の径方向に関する外側へのローラ1145の移動を規制している。換言すると、スピンドル1150からのローラ1145の離隔が規制されている。これにより、工具ビット1119がねじに押し当てられていない状態では、ローラ1145は、リテーナ1135によって第2ギア部材1130に当接しないように保持される。すなわち、ローラ1145は、リテーナ1135によって第2ギア部材1130から離間するように保持される。したがって、ローラ1145が初期位置から意図せず第2ギア部材1130に向かって移動することが規制される。
また、実施形態によれば、ローラ1145は、リテーナ1135を介して皿ばね1147に付勢されて、ローラ1145の軸方向の端部がフランジ1152とリテーナ1135によって挟持される。そのため、ローラ1145が、略六角錘状の回転伝達部1153の周方向に関して、六角錘を形成するそれぞれの側面の中央位置である初期位置に保持される。これにより、ローラ1145が駆動ギア1125の回転をスピンドル1150に伝達しない状態において、ローラ1145が確実に初期位置に保持されて、駆動ギア1125に当接することが規制される。
また、ローラ1145が第2ギア部材1130に当接して移動されることで、リテーナ1135がローラ1145に対する皿ばね1147の付勢力を解除する。したがって、作業者がねじ締め作業を遂行するために、工具ビット1119をねじに押し当てる通常の作業を遂行することで、ローラ1145に作用している付勢力が解除される。とりわけ、六角錘状の回転伝達部1153と円錐状の第2ギア部材1130に挟持されたローラ1145のくさび効果によって回転を伝達する構成では、ローラ1145は、初期位置に対して伝達位置の方が回転伝達部1153の中心からの距離が遠くなる。すなわち、ローラ1145が初期位置から伝達位置に移動する際に、ローラ1145は、スピンドル1150に対してスピンドル1150の周方向に相対移動するとともに、スピンドル1150の径方向に関する外方向へも相対移動する。そのため、初期位置においては、リテーナ1135がローラ1145の外方向への移動を規制しているが、伝達位置に向かって移動する際に、当該移動の規制を解除する必要がある。本実施形態においては、ガイド溝1156とボール1157が協働して、リテーナ1135をスクリュードライバ1100の後方に移動させる。回転伝達部1153がスクリュードライバ1100の後方に向かって断面が小さくなる略六角錘状に形成されており、第2ギア部材1130がスクリュードライバ1100の後方に向かって断面が小さくなる円錐状に形成されているため、リテーナ1135が後方に移動することで、スピンドル1150の径方向に関する外方向へのローラ1145の移動の規制が、作業者の加工作業に応じて自動的に解除される。
また、実施形態によれば、ねじ締め作業が完了する際に、ローラ1145と第2ギア部材1130の当接が解除されると、皿ばね1147の付勢力によってリテーナ1135が回転され、ローラ1145が伝達位置から初期位置に移動される。すなわち、ねじ締め作業が完了する際のスピンドル1150の軸方向の移動に伴って、ローラ1145が伝達位置から初期位置に戻される。そのため、リテーナ1135が自動的にローラ1145を移動させることで、スピンドル1150に対する駆動ギア1125の回転の伝達が確実に遮断される。その結果、所定のねじ込み深さにおいてねじ締め作業が正確に終了する。
また、リテーナ1135は、ローラ1145を初期位置に保持する機能だけでなく、ローラ1145を伝達位置から初期位置に戻す機能を有する。さらに、リテーナ1135は、6つのローラ1145を円周上における6等分の位置に配置する機能を有する。これにより、スクリュードライバ1100の部品点数が削減される。
また、実施形態によれば、ローラ1145を用いることによって、駆動ギア1125とスピンドル1150の間に挟持されたローラ1145のくさび効果によって、モータ1110の出力軸1111の回転がスピンドル1150に伝達される。
以上の実施形態においては、駆動ギア1125の第2ギア部材1130内側を円筒形状として、スピンドル1150の回転伝達部1153の外側を略六角錘形状としたが、これには限られない。例えば、駆動ギアの内側を略六角錘形状として、スピンドルの外側を円筒形状にしてもよい。また、略六角錘形状に限られず、正多角錘形状としてもよい。この場合、多角形の側面の数に応じてローラが配置されることが好ましい。
また、以上の実施形態においては、ねじ締め作業が完了する際に、ローラ1145と第2ギア部材1130の当接が解除されることで、皿ばね1147の付勢力によってリテーナ1135が回転され、ローラ1145が伝達位置から初期位置に移動されるが、これには限られない。例えば、ねじ締め作業が完了する際に、ローラ1145と第2ギア部材1130の間の摩擦力よりも皿ばね1147の付勢力が上回った場合に、皿ばね1147の付勢力によってリテーナ1135が回転され、ローラ1145が伝達位置から初期位置に移動されるように設定されていてもよい。
また、以上の実施形態においては、回転伝達遮断状態においては、ローラ1145は、リテーナ1135によって、スピンドル1150に当接し、駆動ギア1125に当接しないように保持されていたが、これには限られない。ローラ1145は、スピンドル1150と駆動ギア1125の両方の構成部材に当接しないように保持されていてもよい。また、駆動ギア1125に当接して、スピンドル1150に当接しないように保持されていてもよい。
また、以上の実施形態においては、駆動ギア1125は、第1ギア部材1127および第2ギア部材1130がカム機構で連結されていたが、これには限られない。例えば、駆動ギア1125としてカム機構を有することなく、第1ギア部材1127と第2ギア部材1130が一体に形成されていてもよい。
また、以上の実施形態においては、作業工具の一例としてスクリュードライバ1100を用いて説明したが、先端工具を回転させる作業工具であれば、ドリルやハンマドリル等の作業工具に本発明を適用してもよい。
上記発明の趣旨に鑑み、本発明に係る作業工具に関しては、下記の態様が構成可能である。
(態様1)
請求項1に記載の作業工具であって、
前記被動部材を付勢する被動部材付勢部材を有し、
前記被動部材は、前記被動部材付勢部材の付勢力によって常時付勢されて前記第2の位置に位置し、当該付勢力に抗して移動されることで、前記第1の位置に位置するように構成されていることを特徴とする作業工具。
(態様2)
請求項1または態様1に記載の作業工具であって、
前記回転軸が延在する方向に関して、当該作業工具の先端工具側を前方と定義したときに、
前記第2の位置は、前記回転軸が延在する方向に関して、前方の所定位置であり、
前記第1の位置は、前記回転軸が延在する方向に関して、前記第2の位置よりも後方の位置であることを特徴とする作業工具。
(態様3)
請求項2に記載の作業工具であって、
前記伝達部材は、前記付勢部材の付勢力によって前記初期位置で、前記保持部材と、前記駆動部材と前記被動部材のうちの他方の構成部材によって挟持されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
(態様4)
態様3に記載の作業工具であって、
前記伝達部材は、複数の長尺状の転動部材で構成されており、
前記転動部材は、前記付勢部材の付勢力によって前記初期位置で当該転動部材の長軸方向のそれぞれの端部が前記保持部材と前記被動部材に挟持されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
(態様5)
請求項10に記載の作業工具であって、
前記カム機構は、ねじ締め作業を行う際の前記出力軸の回転方向に基づく前記駆動部材の位置に比べて、ねじ外し作業を行う際の前記出力軸の回転方向に基づく前記駆動部材の位置が先端工具に近接した位置に、当該駆動部材を配置するように構成されていることを特徴とする作業工具。
(態様6)
請求項9、10または態様5に記載の作業工具であって、
ねじ締め作業時に、被加工材に当接可能な被加工材当接部を有し、
被加工材当接部が被加工材に当接した状態で、先端工具がねじを被加工材にねじ込むことによって、当該先端工具に接続された前記被動部材が先端工具の軸方向に関して被加工材に近づくように移動することで、前記被動部材が前記第1の位置から前記第2の位置に移動するように構成されており、
ねじ締め作業時に、先端工具の軸方向に関する前記被動部材の前記第1の位置から前記第2の位置への移動に伴って、前記保持部材が前記伝達部材を前記伝達位置から前記初期位置に切り替えるように構成されていることを特徴とする作業工具。
(態様7)
請求項3または5に記載の作業工具であって、
前記移動部は、前記保持部材に設けられた溝に係合する球状部材として形成されていることを特徴とする作業工具。
(態様8)
請求項3に記載の作業工具であって、
前記被動部材が前記第1の位置に位置するときに、
前記伝達部材の前記初期位置から前記伝達位置への移動と同時に、前記保持部材が前記軸方向に移動することで、前記伝達部材に対する付勢力が解除されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
(態様9)
請求項7に記載の作業工具であって、
前記被動部材が前記第1の位置に位置するときに、
前記伝達部材の前記初期位置から前記伝達位置への移動と同時に、前記保持部材が、前記被動部材の軸方向に関して、当該作業工具において先端工具とは反対側に向かって移動することで、前記保持部による前記伝達部材の保持が解除されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
(態様10)
請求項7に記載の作業工具であって、
前記被動部材が前記第1の位置に位置するときに、
前記伝達部材の前記初期位置から前記伝達位置への移動と同時に、前記保持部材が、前記被動部材の軸方向に関して、当該作業工具において先端工具とは反対側に向かって移動することで、前記伝達部材に対する前記付勢部材の付勢力が解除されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
(本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係)
本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下の通り示す。なお、本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものであり、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
スクリュードライバ1100が、本発明の「作業工具」に対応する構成の一例である。
モータ1110が、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
出力軸1111が、本発明の「出力軸」に対応する構成の一例である。
駆動機構1120が、本発明の「回転伝達機構」に対応する構成の一例である。
駆動ギア1125が、本発明の「駆動部材」に対応する構成の一例である。
支持シャフト1126が、本発明の「回転軸」に対応する構成の一例である。
スピンドル1150が、本発明の「被動部材」に対応する構成の一例である。
ローラ1145が、本発明の「伝達部材」に対応する構成の一例である。
ローラ1145が、本発明の「転動部材」に対応する構成の一例である。
リテーナ1135が、本発明の「保持部材」に対応する構成の一例である。
側部1138が、本発明の「保持部」に対応する構成の一例である。
突出部分1138aが、本発明の「保持部」に対応する構成の一例である。
皿ばね1147が、本発明の「付勢部材」に対応する構成の一例である。
ボール1157が、本発明の「移動部」に対応する構成の一例である。
ボール保持溝1137が、本発明の「移動部」に対応する構成の一例である。
ガイド溝1156が、本発明の「ガイド部」に対応する構成の一例である。
1100 スクリュードライバ
1101 本体部
1103 本体ハウジング
1105 ロケータ
1107 ハンドル
1107a トリガ
1107b 切替スイッチ
1110 モータ
1111 出力軸
1112 ギア歯
1119 工具ビット
1120 駆動機構
1125 駆動ギア
1126 支持シャフト
1127 第1ギア部材
1128 第1係合溝
1129 第1係合部
1130 第2ギア部材
1131 第2係合溝
1132 第2係合部
1133 ボール
1134 ベアリング
1135 リテーナ
1136 基部
1137 ボール保持溝
1138 側部
1138a 突出部分
1139 ローラ保持空間
1145 ローラ
1146 コイルスプリング
1147 皿ばね
1150 スピンドル
1151 ビット保持部
1152 フランジ
1153 回転伝達部
1154 リテーナ保持部
1155 支持シャフト保持部
1156 ガイド溝
1156a 溝
1156b 溝
1156c 連結部
1157 ボール
1158 ベアリング
1159 当接部

Claims (10)

  1. 先端工具を回転駆動する作業工具であって、
    出力軸を有するモータと、
    前記出力軸の回転を先端工具に伝達する回転伝達機構と、を有し、
    前記回転伝達機構は、
    回転軸を有し、前記モータによって回転される駆動部材と、
    前記回転軸と同軸状に配置され、先端工具が接続される被動部材と、
    前記駆動部材と前記被動部材の間に配置され、前記駆動部材の回転を前記被動部材に伝達するための伝達部材と、
    前記伝達部材を保持可能な保持部材と、を有し、
    前記被動部材は、第1の位置と、前記回転軸が延在する方向に関して前記第1の位置よりも前記駆動部材から離間した第2の位置の間を移動可能に構成されており、
    前記被動部材が第2の位置に位置するときに、前記保持部材は、前記駆動部材と前記被動部材のうちの少なくとも一方の構成部材から前記伝達部材が離間するように当該伝達部材を所定の初期位置に保持するように構成されており、
    前記被動部材が第1の位置に位置するときには、前記伝達部材が前記駆動部材と前記被動部材に当接するように構成されており、
    前記伝達部材が前記駆動部材と前記被動部材に当接した状態で、前記駆動部材が前記モータによって回転されることで、前記伝達部材が前記初期位置から前記被動部材に対して前記回転軸周りに相対移動して所定の伝達位置に配置されるように構成されており、
    前記伝達位置に配置された前記伝達部材を介して前記駆動部材の回転が前記被動部材に伝達されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
  2. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記保持部材を付勢する付勢部材を有し、
    前記被動部材が前記第2の位置に位置するときに、
    前記保持部材が前記付勢部材の付勢力によって前記伝達部材を付勢することで、前記保持部材が前記少なくとも一方の構成部材から前記伝達部材が離間するように当該伝達部材を前記初期位置に保持するように構成されており、
    前記被動部材が前記第1の位置に位置するときに、
    前記伝達部材が前記駆動部材と前記被動部材に当接した状態で、前記駆動部材が前記モータによって回転されることで、前記伝達部材に対する付勢力が解除されて前記保持部材による前記伝達部材の保持が解除されるとともに、前記伝達部材が前記回転軸周りに前記被動部材に対して相対移動して前記伝達位置に配置されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
  3. 請求項2に記載の作業工具であって、
    前記保持部材には、当該保持部材を移動させるための移動部が設けられており、
    前記被動部材には、前記移動部と係合して当該移動部の移動をガイドするガイド部が設けられており、
    前記移動部が前記ガイド部にガイドされて前記被動部材の軸方向に移動することで、前記保持部材が前記移動部によって当該軸方向に移動されるように構成されており、
    前記被動部材が前記第1の位置に位置するときに、前記伝達部材が前記駆動部材と前記被動部材に当接した状態で、前記駆動部材が前記モータによって回転されることで、前記伝達部材の前記伝達位置に向かう移動に伴って、前記保持部材が前記軸方向に移動するように構成されており、
    前記保持部材が前記軸方向に移動することで、前記伝達部材に対する付勢力が解除されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項3に記載の作業工具であって、
    前記移動部がさらに前記ガイド部にガイドされて前記被動部材の軸方向周りの周方向に移動することで、前記保持部材が前記移動部によって前記被動部材に対して前記周方向に相対移動されるように構成されており、
    前記被動部材の前記第1の位置から前記第2の位置への移動に伴って、前記保持部材が前記被動部材に対して前記周方向に相対移動することで、当該保持部材が前記伝達部材を前記伝達位置から前記初期位置に移動させるように構成されていることを特徴とする作業工具。
  5. 請求項1または2に記載の作業工具であって、
    前記保持部材には、当該保持部材を移動させるための移動部が設けられており、
    前記被動部材には、前記移動部と係合して当該移動部の移動をガイドするガイド部が設けられており、
    前記移動部が前記ガイド部にガイドされて前記被動部材の軸方向周りの周方向に移動することで、前記保持部材が前記移動部によって前記被動部材に対して前記周方向に相対移動されるように構成されており、
    前記被動部材の前記第1の位置から前記第2の位置への移動に伴って、前記保持部材が前記被動部材に対して前記周方向に相対移動することで、当該保持部材が前記伝達部材を前記伝達位置から前記初期位置に移動させるように構成されていることを特徴とする作業工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業工具であって、
    前記被動部材の外側は、当該作業工具において先端工具とは反対側に向かって断面が小さくなる略多角錘状に形成され、
    前記駆動部材の内側は、前記反対側に向かって断面が小さくなる略円錘状に形成され、
    前記駆動部材が前記被動部材の外側に配置されるように構成されており、
    前記被動部材が前記第2の位置に位置するときに、前記保持部材は、前記駆動部材から前記伝達部材が離間するように当該伝達部材を保持するように構成されており、
    前記伝達部材は、略多角錘形状の側面に対応して配置された複数の長尺状の転動部材で構成されており、
    前記転動部材は、当該転動部材の中心軸が前記回転軸に対して傾斜するように配置されていることを特徴とする作業工具。
  7. 請求項6に記載の作業工具であって、
    前記保持部材は、前記転動部材の長軸と平行に延在し、前記駆動部材から前記転動部材が離間するように当該転動部材を保持する保持部を有し、
    前記被動部材が前記第1の位置に位置するときに、
    前記伝達部材が前記駆動部材と前記被動部材に当接した状態で、前記駆動部材が前記モータによって回転されることによる前記伝達部材の前記伝達位置への移動に伴って、前記保持部材が、前記被動部材の軸方向に関して、当該作業工具において先端工具とは反対側に向かって移動するように構成されていることを特徴とする作業工具。
  8. 請求項6または7に記載の作業工具であって、
    前記初期位置は、前記周方向に関して、前記側面の中央領域に対応して規定されていることを特徴とする作業工具。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の作業工具であって、
    先端工具がねじを回転させて被加工材に対してねじ締め作業を遂行可能なねじ締め工具として構成されており、
    前記被動部材によって保持された先端工具がねじに対して押圧されることで、前記回転軸の軸方向に関して、前記被動部材が前記第2の位置から当該作業工具において前記第2の位置に対して先端工具とは反対側の前記第1の位置に移動して、前記駆動部材に近接するように構成されており、
    前記被動部材が前記第1の位置に位置するときに、前記駆動部材が前記モータによって回転されることで、前記伝達部材が前記被動部材に対して前記回転軸周りに相対移動して前記伝達位置に配置され、前記伝達位置に配置された前記伝達部材を介して前記駆動部材の回転が前記被動部材に伝達されるように構成されていることを特徴とする作業工具。
  10. 請求項9に記載の作業工具であって、
    前記回転伝達機構は、カム機構を有し、
    前記モータの前記出力軸の回転方向に基づいて、前記カム機構が前記駆動部材の前記回転軸の軸方向に関する位置を切り替えるように構成されていることを特徴とする作業工具。
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