JP2015057005A - 太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】発電時間の経過に伴って発電効率が低下することを抑制することができる太陽光発電システムを提供する。【解決手段】太陽光発電システムは、発電装置101と、インバータ102とを備える。インバータ102は、発電装置101の出力電圧VpmをDC/DC変換する非絶縁型DC/DCコンバータと、前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧VbをDC/AC変換するDC/ACインバータとを有し、インバータ102が商用電力系統と連系している場合に前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧Vbがグランド電位になるインバータである。前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧Vbの値が、前記商用電力系統の電圧値変動に依存することなく、発電装置101の出力電圧Vpmを2倍したものから所定値を引いた値以上に設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールを少なくとも一つ有する発電装置と、前記発電装置の出力電圧を交流電圧に変換して出力するインバータとを備える太陽光発電システムに関する。
近年、太陽電池の発電効率向上のために、受光面である表面側に電極を設けず、受光面とは反対側の裏面にP型集電層(電極)とN型集電層(電極)の双方を設けて電極によるシャドーロスを無くした裏面電極型太陽電池が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−128258号公報
ところが、裏面電極型太陽電池を備える太陽電池モジュール(以下、裏面電極型太陽電池モジュールともいう)に太陽光を照射して発電を行うと、発電時間の経過に伴って発電効率が低下することが起こる場合がある。本発明者らはこの現象を分析した結果、従来から使用されている受光面側にも電極が設けられた太陽電池を備える太陽電池モジュールではこの現象が起こりにくいこと、裏面電極型太陽電池モジュール内の発電部の電位とモジュール枠など裏面電極型太陽電池モジュールの発電に寄与しない部分の電位との間の電位差が大きいほど発電効率が低下しやすいこと、及び、降雨などによって裏面電極型太陽電池モジュールの受光面に水の膜ができている状態において発電効率が低下しやすいことを突き止めた。
上記の分析結果から本発明者らは、以下に示すメカニズムで裏面電極型太陽電池モジュールの発電効率の低下が起こると推定した。ここで、裏面電極型太陽電池モジュールの概略断面の一例を図8に示し、本発明者らが推定したメカニズムを図8の部分拡大図である図9を用いて説明する。
図8に示す裏面電極型太陽電池モジュールは、N型シリコン基板1と、N型シリコン基板1の受光面である表面側に設けられるパッシベーション膜2と、N型シリコン基板1の受光面とは反対側の裏面に設けられるP型集電層3及びN型集電層4を有する裏面電極型太陽電池セル5を複数備え、更に、隣接している2つの裏面電極型太陽電池セル5同士の隣接するP型集電層3とN型集電層4とを接続するための接続部材6も備える。なお、N型シリコン基板1内には、P型集電層3に接するようにP+層1Aが形成され、N型集電層4に接するようにN+層1Bが形成される。図8に示す裏面電極型太陽電池モジュールでは、裏面電極型太陽電池セル5及び接続部材6が、エチレンビニルアセテート樹脂などの封止材7によって封止され、封止材7の表面側にガラス等の透光性基板8が設けられ、封止材7の裏面側に裏面保護シート9が設けられ、封止材7、透光性基板8、及び裏面保護シート9の側面と、透光性基板8の表面側周縁及び裏面保護シート9の裏面側周縁とを覆うゴム等の端面封止材10が設けられ、端面封止材10の外側にアルミ等の導電性のモジュール枠11が設けられている。
(i)裏面電極型太陽電池モジュール内の発電部(N型シリコン基板1)と裏面電極型太陽電池モジュールの発電に寄与しない部分(モジュール枠11)との電位差によって図9に示す電界が封止材7にかかると、封止材7に含まれる自由電子12がパッシベーション膜2の受光面側に集められる。
(ii)N型シリコン基板1に含まれる正孔には、パッシベーション膜2の受光面側に集められた封止材7に含まれる自由電子12と対を成すようにパッシベーション膜2側に引き寄せようとする力がかかる。
(iii)N型シリコン基板1内に光が照射されると、光励起により電子13と正孔14の対が発生する。これらはpn接合部の電界によって、電子13はN型集電層4に、正孔14はP型集電層3に到達することで発電電力として外部に取り出すことが可能となるが、上記(ii)で説明した力により正孔14がパッシベーション膜2に向かう確率が増えてしまう。図9に示すように太陽電池の基板がN型シリコン基板である場合は正孔14が少数キャリアとなるため、光励起によって発生した正孔14がP型集電層3に到達する割合が低下してしまうと、外部に取り出せる発電電力、すなわち発電効率が低下する。
上記の推定メカニズムを踏まえると、発電時間の経過に伴って起こり得る裏面電極型太陽電池モジュールの発電効率の低下を防止する方策として、図9に示す電界が封止材7にかからないようにすることで、パッシベーション膜上に電子が蓄積しないようにすることが考えられる。しかしながら、裏面電極型太陽電池モジュール内の発電部と、裏面電極型太陽電池モジュールの発電に寄与しない部分との電位差は、太陽光発電システム全体の構成によって決まるため、裏面電極型太陽電池モジュール自体では解決が困難であるといった課題があった。
本発明は、上記の状況に鑑み、発電時間の経過に伴って発電効率が低下することを抑制することができる太陽光発電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る太陽光発電システムは、太陽電池モジュールを少なくとも一つ有する発電装置と、前記発電装置の出力電圧の正極側を入力する正極側入力端子及び前記発電装置の出力電圧の負極側を入力する負極側入力端子を有するインバータとを備え、前記インバータが、前記正極側入力端子と前記負極側入力端子との間の電圧をDC/DC変換する非絶縁型DC/DCコンバータと、前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧をDC/AC変換するDC/ACインバータとを有し、前記インバータが商用電力系統と連系している場合に前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧がグランド電位になるインバータであって、前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧の値が、前記商用電力系統の電圧値変動に依存することなく、前記発電装置の出力電圧を2倍したものから所定値を引いた値以上に設定されている構成とする。
また、前記発電装置の出力電圧の値に応じて前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧の値を可変するようにしてもよい。
また、前記インバータが商用電力系統と連系している場合に前記正極側入力端子を接地せず、前記インバータが商用電力系統から解列している場合に前記正極側入力端子を接地するための切換部を備えるようにしてもよい。
また、前記発電装置が前記太陽電池モジュールを複数備え、前記発電装置の出力電圧が前記太陽電池モジュールの出力電圧の少なくとも二つを直列加算した太陽電池モジュールストリング電圧であってもよい。
また、前記太陽電池モジュールが、N型シリコン基板の受光面とは反対側の裏面にP型集電層とN型集電層の双方を設けている裏面電極型太陽電池セルを有するようにしてもよい。
また、前記太陽電池モジュールが、前記太陽電池モジュールの縁部を覆う導電性のモジュール枠を有するようにしてもよい。
また、前記モジュール枠を接地するようにしてもよい。
本発明によると、前記インバータが商用電力系統と連系している場合に前記インバータの前記正極側入力端子の電位が前記所定値の半分以下になる。したがって、前記所定値を小さい値にすれば、前記発電装置の太陽電池モジュールとして、太陽電池モジュール内の発電部の電位が高いと発電時間の経過に伴って発電効率が低下するおそれがあるタイプの太陽電池モジュールを用いた場合でも、発電時間の経過に伴って発電効率が低下することを抑えることができる。
第一の実施形態に係る太陽光発電システムを示す図である。 インバータの正極入力端子の接地を可能とする太陽光発電システムの構成例を示す図である。 第二の実施形態に係る太陽光発電システムを示す図である。 第三の実施形態に係る太陽光発電システムを示す図である。 第一の実施形態に係る発電装置を示す図である。 第四の実施形態に係る発電装置を示す図である。 第五の実施形態に係る発電装置を示す図である。 裏面電極型太陽電池モジュールの概略断面の一例を示す図である。 図8の部分拡大図である。
第一の実施形態について説明する前に、前提となる太陽光発電システムの基本構成例について図1を参照して説明する。
図1に示す構成の太陽光発電システムは、太陽電池モジュールを少なくとも一つ有する発電装置101と、発電装置101の出力電圧を交流電圧に変換して出力するインバータ102と備えている。インバータ102は、発電装置101の出力電圧Vpmを直流電圧Vbに変換するDC/DCコンバータと、直流電圧Vbを三相交流電圧に変換するDC/ACインバータと、上記DC/DCコンバータ及び上記DC/ACインバータ内の各NPNトランジスタのスイッチング動作を制御する制御回路CNT1と、上記DC/ACインバータから出力される三相交流電圧に含まれる高周波ノイズを除去するフィルタ回路とを有している。
上記DC/DCコンバータは、コンデンサC1と、コイルL1と、NPNトランジスタQ1と、ダイオードD1と、電解コンデンサC2及びC3とによって構成される非絶縁型昇圧DC/DCコンバータである。コンデンサC1の一端はインバータ102の正極側入力端子T1とコイルL1の一端とに接続され、コンデンサC1の他端はインバータ102の負極側入力端子T2とNPNトランジスタQ1のエミッタとに接続される。また、コイルL1の他端はNPNトランジスタQ1のコレクタとダイオードD1のアノードとに接続される。そして、ダイオードD1のカソードが電界コンデンサC2の正極に接続され、電界コンデンサC2の負極が電界コンデンサC3の正極に接続され、電界コンデンサC3の負極がNPNトランジスタQ1のエミッタに接続される。
上記DC/ACインバータは、電解コンデンサC2及びC3と、NPNトランジスタQ2〜Q5とによって構成される。電解コンデンサC2及びC3は、上記DC/DCコンバータと上記DC/ACインバータとに共用されている。電界コンデンサC2の正極はNPNトランジスタQ2のコレクタとNPNトランジスタQ3のコレクタに接続され、電界コンデンサC3の負極はNPNトランジスタQ4のエミッタとNPNトランジスタQ5のエミッタに接続される。また、NPNトランジスタQ2のエミッタがNPNトランジスタQ4のコレクタに接続され、NPNトランジスタQ3のエミッタがNPNトランジスタQ5のコレクタに接続される。そして、NPNトランジスタQ2のエミッタとNPNトランジスタQ4のコレクタとの接続点がコイルL2を介してインバータ102の第1出力端子T3に接続され、電界コンデンサC2の負極と電界コンデンサC3の正極との接続点N1がインバータ102の第2出力端子T4に接続され、NPNトランジスタQ3のエミッタとNPNトランジスタQ5のコレクタとの接続点がコイルL3を介してインバータ102の第3出力端子T5に接続される。
上記フィルタ回路は、上述したコイルL2及びL3と、インバータ102の第1出力端子T3と第2出力端子T4との間に設けられるコンデンサC4と、インバータ102の第2出力端子T4と第3出力端子T5との間に設けられるコンデンサC5とによって構成される。
インバータ102の出力側がスイッチSW1〜SW3を介してAC200Vの商用電力系統である受変電設備103の低圧側に接続される。より具体的には、インバータ102の第1出力端子T3がスイッチSW1を介して受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルのR極に接続され、インバータ102の第2出力端子T4がスイッチSW2を介して受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルのS極に接続され、インバータ102の第3出力端子T5がスイッチSW3を介して受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルのT極に接続される。したがって、インバータ102は、スイッチSW1〜SW3がオン状態であれば、インバータ102は商用電力系統と連系し、スイッチSW1〜SW3がオフ状態であれば、商用電力系統から解列する。
受変電設備103は、上述した△結線された低圧側三相コイルの他に、Y結線された高圧側三相コイルも備えており、Y結線された高圧側三相コイルが受け取ったAC6600Vの高電圧をAC200Vの低電圧に変換して△結線された低圧側三相コイルから出力する。なお、受変電設備103は、△結線された低圧側三相コイルが受け取ったAC200Vの低電圧をAC6600Vの高電圧に変換してY結線された高圧側三相コイルから出力することもできる。
そして、受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルのS極と、インバータ102の接地端子T6とは接地されグランド電位(=0V)になっている。
図1に示す構成の太陽光発電システムにおいて、従来は、制御回路CNT1が、受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルに発生するAC200Vの低電圧の電圧値変動に応じて、直流電圧Vbの値を調整していた。このため、制御回路CNT1による調整で直流電圧Vbの値が小さくなると、正極側入力端子T1の電位が高くなってしまっていた。
ここで、発電装置101の太陽電池モジュールとして、例えば図8に示す裏面電極型太陽電池モジュールを用い、安全のためモジュール枠11を接地する場合を考える。この場合、正極側入力端子T1の電位が高くなると、上述した推定メカニズムによって発電時間の経過に伴って発電効率が低下するおそれがあるという問題が生じる。なお、発電装置101の太陽電池モジュールとして、裏面電極型太陽電池モジュール以外の、太陽電池モジュール内の発電部の電位が高いと発電時間の経過に伴って発電効率が低下するおそれがあるタイプの太陽電池モジュールを用いた場合も同様の問題が生じる。
この問題を解決するために、正極側入力端子T1を接地して正極側入力端子T1の電位が高くならないようにする方策が考えられる。しかしながら、この方策を実現するためには、図2に示す構成のように、スイッチSW1〜SW3と受変電設備103との間にトランスTR1を設けて、電界コンデンサC2の負極と電界コンデンサC3の正極との接続点N1が受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルのS極に対して絶縁されるようにする必要があり、コストの面や設置スペースの面で不利になる。
そこで、第一の実施形態に係る太陽光発電システムでは、スイッチSW1〜SW3と受変電設備103との間にトランスTR1を設けることなく、この問題を解決できるようにする。
第一の実施形態に係る太陽光発電システムの構成は、図1に示した基本構成と同一であるが、直流電圧Vbの値の設定手法が従来と異なっている。
第一の実施形態に係る太陽光発電システムでは、直流電圧Vbの値が、受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルに発生するAC200Vの低電圧の電圧値変動(商用電力系統の電圧値変動)に依存することなく、発電装置101の出力電圧Vpmを2倍したものから所定値αを引いた値以上に設定されている。
インバータ102が商用電力系統と連系していれば、電界コンデンサC2の負極と電界コンデンサC3の正極との接続点N1が0Vになるので、この設定により、インバータ102が商用電力系統と連系している期間は、インバータ102の正極側入力端子T1の電位が0.5α以下になる。したがって、αを小さい値にすれば、発電装置101の太陽電池モジュールとして、太陽電池モジュール内の発電部の電位が高いと発電時間の経過に伴って発電効率が低下するおそれがあるタイプの太陽電池モジュールを用いた場合でも、発電時間の経過に伴って発電効率が低下することを抑えることができる。なお、所定値αは0であることが好ましい。
また、第一の実施形態に係る太陽光発電システムでは、発電装置101の出力電圧Vpmの値を必ずしも検出する必要はなく、発電装置101の出力電圧Vpmの最大値が想定できれば、発電装置101の出力電圧Vpmの値の変化にかかわらず、直流電圧Vbの値を、受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルに発生するAC200Vの低電圧の電圧値変動(商用電力系統の電圧値変動)に依存することなく、発電装置101の出力電圧Vpmを2倍したものから所定値αを引いた値以上に設定することができる。
しかしながら、インバータ102の電力変換効率を向上させるために、第二の実施形態として図3に示すように、制御回路CNT1が発電装置101の出力電圧Vpmの値を検出できる構成とし、制御回路CNT1が、発電装置101の出力電圧Vpmの値に応じて直流電圧Vbの値が可変するように、上記DC/DCコンバータ及び上記DC/ACインバータ内の各NPNトランジスタのスイッチング動作を制御することが好ましい。
また、第一の実施形態に係る太陽光発電システムでは、インバータ102が商用電力系統から解列した場合、電界コンデンサC2の負極と電界コンデンサC3の正極との接続点N1の電位を0Vに維持できないので、直流電圧Vbの値を、受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルに発生するAC200Vの低電圧の電圧値変動(商用電力系統の電圧値変動)に依存することなく、発電装置101の出力電圧Vpmを2倍したものから所定値αを引いた値以上に設定していても、発電装置101の太陽電池モジュールの発電効率が発電時間の経過に伴って低下するおそれがある。
そこで、第三の実施形態として図4に示すように、正極側入力端子T1をスイッチSW4を介して接地するとともに、制御回路CNT1が、スイッチSW1〜SW3の状態を監視して、インバータ102が商用電力系統と連系している場合(スイッチSW1〜SW3がオン状態である場合)にスイッチSW4をオフ状態にし、インバータ102が商用電力系統から解列している場合(スイッチSW1〜SW3がオフ状態である場合)にスイッチSW4をオン状態にする構成とすることが好ましい。この構成によると、インバータ102が商用電力系統から解列した場合には、正極側入力端子T1が接地されるので、発電装置101の太陽電池モジュールの発電効率が発電時間の経過に伴って低下するおそれがない。なお、インバータ102が商用電力系統から解列した場合には、オフ状態であるスイッチSW2によって、電界コンデンサC2の負極と電界コンデンサC3の正極との接続点N1が受変電設備103の△結線された低圧側三相コイルのS極に対して絶縁されるので、トランスTR1を設けずに正極側入力端子T1を接地しても何ら不具合は生じない。
次に、発電装置101の一構成例を図5に示す。図5に示す構成例では、発電装置101内の四つの太陽電池モジュールM1は直列接続されており、四つの太陽電池モジュールM1の出力電圧を直列加算した太陽電池モジュールストリング電圧が発電装置101の出力電圧となる。
太陽電池モジュールM1は、例えば図8に示す裏面電極型太陽電池モジュールを用い、安全のためモジュール枠11を接地する。なお、裏面電極型太陽電池モジュールの構造としては、図8に示す構造に限らず、例えば、図8に示す構造のパッシベーション膜2上に反射防止膜を設けたり、N型シリコン基板1の裏面にパッシベーション膜を設けたりしてもよい。また、裏面電極型太陽電池モジュールでは、N型シリコン基板の代わりにP型シリコン基板を用いることもできる。
また、太陽電池モジュールM1は、例示した裏面電極型太陽電池モジュールに限らず、太陽電池モジュール内の発電部の電位が高いと発電時間の経過に伴って発電効率が低下するおそれがあるタイプの太陽電池モジュールであればよい。
なお、図5に示した発電装置101の構成に代えて、第四の実施形態として図6に示すように太陽電池モジュールM1を複数直列接続した太陽電池モジュールストリングを複数並列接続した構成にしてもよい。また、図5に示した発電装置101の構成に代えて、第五の実施形態として図7に示すように太陽電池モジュールM1を一つのみ有する構成にしてもよい。
ただし、発電装置101が太陽電池モジュールM1を複数直列接続した太陽電池モジュールストリングを有する構成では、モジュール枠11の電位を接地電位にした場合に、図5や図6の紙面上側に位置する太陽電池モジュールM1内の発電部が紙面下側に位置する太陽電池モジュールM1内の発電部よりも電位の高い状態になるため、発電時間の経過に伴って発電効率が低下することを直流電圧Vbの値の設定手法を従来の手法から変更することによって抑制しない場合、発電効率が大きく低下する可能性がある。したがって、発電装置101が太陽電池モジュールM1を複数直列接続した太陽電池モジュールストリングを有する構成(第一の実施形態、第四の実施形態)の方が、発電装置101が太陽電池モジュールM1を複数直列接続した太陽電池モジュールストリングを有さない構成(第五の実施形態)よりも効果が顕著に現れる。
また、上述した実施形態における上記DC/DCコンバータ及び上記DC/ACインバータの構成はあくまで例示であるので、他の構成であっても構わない。また、インバータ102と連系する商用電力系統はAC200Vの商用電力系統に限定されることはなく、例えばAC100Vの商用電力系統であってもよい。また、上述した説明での各変形例は適宜組み合わせて実施することができる。
1 N型シリコン基板
1A P+層
1B N+層
2 パッシベーション膜
3 P型集電層
4 N型集電層
5 裏面電極型太陽電池セル
6 接続部材
7 封止材
8 透光性基板
9 裏面保護シート
10 端面封止材
11 モジュール枠
12 自由電子
13 光励起により発生した電子
14 光励起により発生した正孔
101 発電装置
102 インバータ
C1、C4、C5 コンデンサ
C2、C3 電解コンデンサ
CNT1 制御回路
D1 ダイオード
L1〜L3 コイル
M1 太陽電池モジュール
Q1〜Q5 NPNトランジスタ
SW1〜SW4 スイッチ
T1 正極側入力端子
T2 負極側入力端子
T3 第1出力端子
T4 第2出力端子
T5 第3出力端子
T6 接地端子
TR1 トランス

Claims (7)

  1. 太陽電池モジュールを少なくとも一つ有する発電装置と、
    前記発電装置の出力電圧の正極側を入力する正極側入力端子及び前記発電装置の出力電圧の負極側を入力する負極側入力端子を有するインバータとを備え、
    前記インバータが、
    前記正極側入力端子と前記負極側入力端子との間の電圧をDC/DC変換する非絶縁型DC/DCコンバータと、
    前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧をDC/AC変換するDC/ACインバータとを有し、
    前記インバータが商用電力系統と連系している場合に前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧がグランド電位になるインバータであって、
    前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧の値が、前記商用電力系統の電圧値変動に依存することなく、前記発電装置の出力電圧を2倍したものから所定値を引いた値以上に設定されていることを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記発電装置の出力電圧の値に応じて前記非絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧の値を可変することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記インバータが商用電力系統と連系している場合に前記正極側入力端子を接地せず、 前記インバータが商用電力系統から解列している場合に前記正極側入力端子を接地するための切換部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記発電装置が前記太陽電池モジュールを複数備え、
    前記発電装置の出力電圧が前記太陽電池モジュールの出力電圧の少なくとも二つを直列加算した太陽電池モジュールストリング電圧であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  5. 前記太陽電池モジュールが、N型シリコン基板の受光面とは反対側の裏面にP型集電層とN型集電層の双方を設けている裏面電極型太陽電池セルを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  6. 前記太陽電池モジュールが、前記太陽電池モジュールの縁部を覆う導電性のモジュール枠を有することを特徴とする請求項5に記載の太陽光発電システム。
  7. 前記モジュール枠が接地されていることを特徴とする請求項6に記載の太陽光発電システム。
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