JP2015056786A - 制御装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】着信者のスケジュールに関するプレゼンス情報を発信者へ通知できる制御装置、制御方法及び制御プログラムを提供すること。
【解決手段】RBT制御装置10は、ユーザのスケジュールに基づく第1テキストデータを音声データに変換するテキスト変換部14と、音声データを、スケジュールの日時条件及びユーザに紐付けられている通話端末40の識別データと共に記憶するRBT_DB13と、音声着信通知に応じて着信側の通話端末40を特定すると、当該通話端末40に紐付き、かつ、日時条件を満たす音声データを抽出し、発信側の通話端末40へ送信するRBT再生部11と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、リングバックトーン(RBT)を制御する制御装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
音声通話において、着信者のプレゼンス状態を管理し、発信者が着信側のプレゼンス状態を知るためのシステムが実現されている。SIP(Session Initiation Protocol)の拡張であるSIMPLE(SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)では、このようなプレゼンス状態を管理するための機能が設けられている。また、従来の回線交換システムにおいても、留守番電話といった機能にて同様の作用が実現されている。
ここで,SIMPLEはSIPベースで構築された交換システム上でのみ有効であるため、既存の回線交換と併用することが難しいといった課題がある。また、留守番電話機能は、発呼からメッセージ再生までの間鳴動し続けるため、利便性が低下するといった課題がある。
これらの課題に対して、発呼中に発信者の耳に流れるRBTにてプレゼンス情報を再生する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、電話機に備えられたセンサにより着信者の状態を取得し、この状態を示すテキストデータから音声データを生成してRBTとして発信者に通知するシステムが示されている。
特開2011−259079号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、通知できるプレゼンス情報は、センサから取得可能な端末状態に限られるため、通話端末から離れた着信者の状態を発信者へ通知することは難しかった。
本発明は、着信者のスケジュールに関するプレゼンス情報を発信者へ通知できる制御装置、制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る制御装置は、ユーザのスケジュールに基づく第1テキストデータを音声データに変換する変換部と、前記第1テキストデータ又は前記音声データを含む読み上げデータを、前記スケジュールの日時条件及び前記ユーザに紐付けられている通話端末の識別データと共に記憶する第1記憶部と、音声着信通知に応じて着信側の通話端末を特定すると、当該通話端末に紐付き、かつ、日時条件を満たす読み上げデータを前記第1記憶部から抽出し、当該読み上げデータから変換された音声データを発信側の通話端末へ送信する再生部と、を備える。
前記再生部は、前記音声データを、リングバックトーンと共に、又は当該リングバックトーンに代えて送信してもよい。
前記第1記憶部は、前記スケジュールに基づく第2テキストデータを、前記識別データ及び前記日時条件に紐づけて前記読み上げデータと共に記憶し、前記再生部は、前記第2テキストデータを、さらに前記発信側の通話端末へ送信してもよい。
前記制御装置は、前記発信側の通話端末及び前記着信側の通話端末の組み合わせに対して、前記再生部が送信するデータ種別を特定する種別データを記憶する第2記憶部を備え、前記再生部は、前記種別データに基づいて、前記発信側の通話端末への送信の有無を決定してもよい。
前記第1記憶部は、前記第1テキストデータに基づく読み上げデータを複数種類記憶し、前記再生部は、前記種別データに基づいて、前記発信側の通話端末へ送信する音声データの種類を決定してもよい。
前記制御装置は、通信端末間の架電を制御する複数の中継機器とネットワークを介して接続されてもよい。
本発明に係る制御方法は、ユーザのスケジュールに基づく第1テキストデータを音声データに変換する変換ステップと、前記第1テキストデータ又は前記音声データを含む読み上げデータを、前記スケジュールの日時条件及び前記ユーザに紐付けられている通話端末の識別データと共に記憶する記憶ステップと、音声着信通知に応じて着信側の通話端末を特定すると、当該通話端末に紐付き、かつ、日時条件を満たす読み上げデータを抽出し、当該読み上げデータから変換された音声データを発信側の通話端末へ送信する送信ステップと、をコンピュータが実行する。
本発明に係る制御プログラムは、ユーザのスケジュールに基づく第1テキストデータを音声データに変換する変換ステップと、前記第1テキストデータ又は前記音声データを含む読み上げデータを、前記スケジュールの日時条件及び前記ユーザに紐付けられている通話端末の識別データと共に記憶する記憶ステップと、音声着信通知に応じて着信側の通話端末を特定すると、当該通話端末に紐付き、かつ、日時条件を満たす読み上げデータを抽出し、当該読み上げデータから変換された音声データを発信側の通話端末へ送信する送信ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、着信者のスケジュールに関するプレゼンス情報を発信者へ通知できる。
第1実施形態に係るRBT制御システムの構成例を示す図である。 第1実施形態に係るRBT制御装置の機能構成を示す図である。 第1実施形態に係るスケジュールサーバの機能構成を示す図である。 第1実施形態に係るスケジュール登録画面の例を示す図である。 第1実施形態に係る登録処理を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る再生処理を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係るRBT制御システムの構成例を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
本実施形態のRBT制御システム1は、音声発呼時のRBTにおいて、着信側のスケジュール情報と動的に連動して再生音声を変換するシステムである。
図1は、本実施形態に係るRBT制御システム1の構成例を示す図である。
RBT制御システム1は、RBT制御装置10と、スケジュールサーバ20と、PBX(Private Branch eXchange)30と、通話端末40とを備える。
RBT制御装置10及びスケジュールサーバ20は、IPネットワーク2を介して接続される。IPネットワーク2は,IPネットワーク2に接続されている装置から送信される情報の有線又は無線の伝送路である。例えば、IPネットワーク2は、インターネット、衛星通信網等の公衆回線網、あるいはEthernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでもよい。また、IPネットワーク2は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)等の専用回線網を含んでもよい。
通話端末40は、電話40A、モバイル端末40B、IP電話40C、IPモバイル端末40D等を含む。
PBX30、電話40A群及びモバイル端末40B群は、回線交換網3を介して接続される。回線交換網3は、ネットワークに接続されている装置から送信される情報の有線又は無線の伝送路である。例えば、回線交換網3は、電話回線又は携帯電話回線等の公衆回線網を含んでもよい。また、回線交換網3は、警察電話網若しくは鉄道電話網等の専用電話回線、又はオフィス用の内線電話回線等を含んでもよい。
さらに、ゲートウェイ50、SIPサーバ60、IP電話40C群、及びIPモバイル端末40D群と無線通信するAP(Access Point)は、IPネットワーク2を介して接続される。
これら電話40A,モバイル端末40B,IP電話40C及びIPモバイル端末40Dは、ネットワーク通信機能及び通話機能を有する。例えば、モバイル端末40Bは通話機能によりネットワーク越しのIPモバイル端末40Dに対して発呼を行い、相手が呼に応じることで通話を実施することができる。
なお、通話端末40の一例として電話(40A、40C)又はモバイル端末(40B、40D)を示しているが、ユーザが使用する通話端末40は上記の例に限定されない。例えば、通話端末40は、PC(Personal Computer)、家庭用ゲーム機、家電機器等の情報処理装置であってもよい。また、通話端末40は、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯ゲーム機等の携帯端末であってもよい。
PBX30は、複数の構内通話端末を公衆電話回線網に接続して使用するための中継機能を有する。例えば、PBX30は、回線切り替え機、内線集約装置、内線交換機、加入者系呼制御装置、中継系呼制御装置を含んでもよい。PBX30は、電話40A、モバイル端末40B、IP電話40C及びIPモバイル端末40Dの間における呼制御を行い、各端末間での通話を可能とする。なお、通話サービスの規模によっては、PBX30は複数存在してもよい。
ゲートウェイ50は,回線交換用通話端末とIP通話端末とを相互接続するための機能を有し、回線交換網3内の通話端末(40A、40B)とIPネットワーク2内の通話端末(40C、40D)との間での通話を可能とする。ゲートウェイ50は、相互接続用関門交換機を含んでもよい。
本構成例において、PBX30とRBT制御装置10とは、直接的に接続される構成となっているが、PBX30とRBT制御装置10とは、IPネットワーク2を介して接続されてもよい。
図2は、本実施形態に係るRBT制御装置10の機能構成を示す図である。
RBT制御装置10は、RBT再生部11(再生部)と、RBT管理部12と、RBT_DB(データベース)13(第1記憶部)と、テキスト変換部14(変換部)と、テキスト登録部15とを備える。RBT制御装置10の各機能ブロックは、バスを介して接続されている。
RBT再生部11は、着信側のPBX30とのインタフェースを持ち、音声データを再生する機能を有する。RBT再生部11は、着呼の際にPBX30からユーザID(例えば、電話番号)を受信して着信側の通話端末40を特定すると、このユーザIDに対応付けられ、かつ、鳴動条件を満たしている音声データをRBT_DB13から読み出す。RBT再生部11は、読み出した音声データを、通常の呼び出し音であるRBTと共に、又はRBTに代えて再生すべく発信側の通話端末40へ送信する。
RBT管理部12は,PBX30とのインタフェースを持ち、通話端末40とユーザIDとを対応付ける機能を有する。RBT管理部12は、発呼の際にPBX30から受信した発信機情報から対応付けられたユーザIDを呼び出す。発信側のPBX30と受信側のPBX30とが等しい場合には、RBT再生部11により、受信されたユーザIDからそれに紐付く音声データの検索を実施する。発信側のPBX30と受信側のPBX30とが異なる場合には、ユーザIDを発信側のPBX30から受信側のPBX30へと渡す。
RBT_DB13は、テキスト変換部14により変換された音声データが登録される記憶媒体である。例えば、RBT_DB13には、ユーザID(通話端末40の識別データ)に対応付けて、ユーザのスケジュールの日時条件を含む鳴動条件、及びスケジュールに基づく音声データ等が登録される。
テキスト変換部14は、テキストデータを読み込み、音声データに変換する機能を有する。テキスト変換部14は、テキスト登録部15から受信したユーザのスケジュールに基づくテキストデータ(第1テキストデータ)を音声データに変換し、テキスト登録部15へ返す。
テキスト登録部15は、IPネットワーク2とのインタフェースを持ち、IPネットワーク2を介してスケジュールサーバ20と接続する。テキスト登録部15は、スケジュールサーバ20上で管理されるアカウントIDとユーザIDとを対応付ける機能、及び音声データをRBT_DB13へ保存する機能を有する。テキスト登録部15は、スケジュールサーバ20からスケジュール情報を受信すると、このスケジュール情報の中のテキストデータを、テキスト変換部14へ転送する。テキスト登録部15は、テキスト変換部14での変換処理後、音声データを受信すると、音声データ及び鳴動条件をユーザIDと対応付けてRBT_DB13へ登録する。
図3は、本実施形態に係るスケジュールサーバ20の機能構成を示す図である。
スケジュールサーバ20は、アプリケーション部21と、スケジュール登録部22と、RBT登録部23とを備える。スケジュールサーバ20の各機能ブロックは、バスを介して接続されている。
アプリケーション部21は、スケジュールサーバ20がスケジューラとして機能するための機能群を有する。例えば、機能群には、スケジュール表示機能、UI(User Interface)機能、カレンダー機能、アドレス帳機能、メモ機能、施設予約機能、電子ファイル保持機能、アカウント管理機能、認証機能等が含まれてもよい。
スケジュール登録部22は、スケジュールに関わる情報をスケジューラに登録する機能を有する。登録される情報は、例えば、日時、用件、行き先、繰り返し条件、登録者、登録日、公開範囲、RBTを変更するか否か、RBT用テキストデータ等を含む。スケジュール登録部22は、利用者のスケジュール登録要求に従い、アプリケーション部21に対してスケジュールの登録処理を実行させる。登録するスケジュールをRBTに反映したい場合には、アプリケーション部21を経由して、登録要求がRBT登録部23へ送信される。
RBT登録部23は,RBT制御装置10とのインタフェースを持ち、IPネットワーク2を介してRBT制御装置10と接続する。RBT登録部23は、アプリケーション部21からRBTの登録要求を受信した際に、スケジュールの登録内容からテキストデータを生成し、日時情報及びアカウントIDと共に、RBT制御装置10内のテキスト登録部15へ送信する。
図4は、本実施形態に係るスケジュール登録部22により表示されるスケジュール登録画面の例を示す図である。
UI画面にはスケジューラに登録される時刻、行き先、用件、繰り返し条件、RBTを変更するか否か、RBT用テキストデータ等の情報が表示されている。スケジュール登録部22は、この登録ページを表示し、空欄及びチェックボックスに情報が入力された後に送信ボタンが押されたことに応じて、アプリケーション部21により当該情報をスケジューラに登録させる。
また、「RBTを変更するか否か」の項目では、ブール代数(「true」又は「false」)を選択することができる。利用者は本項目にて「true」(Yesのチェックボックス)を選択することで、RBT制御装置10により音声データ及び鳴動条件を生成することができる。
RBT制御装置10に登録される鳴動条件は、例えば、項目に該当する具体的な情報が、数値であれば演算子等を用いて、文字列であれば定数(””で囲んだ文字列)に変換して、それぞれ記述される。変換された要素は、項目の並び順の通りにカンマで結合され、条件式を構成する。
例えば、「RBT用テキストデータ」の項目では、「西3F会議室にて打ち合わせ」が入力されている。このテキストデータがダブルコーテーションにより定数に変換され、条件式の要素を構成する。また、「RBT用テキストデータ」が省略された場合には、条件式の要素は「””」となり、「時刻」、「行き先」及び「用件」の項目からRBT用テキストデータが動的に生成される。
「時刻」、「行き先」、「用件」の項目でも同様である。例えば、「時刻」項目に「14:00」及び「18:00」がそれぞれ入力されている。これらは、時間範囲演算子([from,to])を用いて、例えば「[1400,1800]」と表現される。
「条件」の項目では、登録するスケジュールの月日単位での範囲が指定される。範囲は、月単位、日単位及び曜日単位にてそれぞれ指定することができる。また、ハイフンを用いることで連続的な範囲を指定すること、及びワイルドカード「*」により周期的な範囲を指定することができる。
例えば、「月」の項目に「7」が、「日」の項目に「6−9」が、「週」の項目に「*」がそれぞれ入力されている。これらは、「7月の6日から9日までの間で毎曜日」を示す。このように、利用者は、一度きりのスケジュールの場合には、当該項目で固定数値を指定し、連続的に指定する場合には数値の間をハイフンで埋める、又はワイルドカードを用いて周期的に指定できる。
これらのルールに従って、スケジュールデータから鳴動条件は、例えば「”西3F会議室にて打ち合わせ”,[1400,1800],”西3F会議室”,”打ち合わせ”,7,6−9,*」のように生成される。
次に、RBT制御システム1における処理の流れについて説明する。
図5は、本実施形態に係るRBT制御装置10が音声データを記憶するための登録処理を示すシーケンス図である。
まず、利用者がスケジュール登録を行うと、スケジュール登録部22からアプリケーション部21へスケジュールの登録要求が送信される(ステップS1)。
このスケジュール登録要求を受けて、アプリケーション部21は、スケジュールの登録処理を実行する(ステップS2)。ここで、通常のスケジュール登録の場合には、登録応答がスケジュール登録部22に返信されることで処理が終了する。一方、スケジュール登録と連動して、RBTの登録が希望された場合には、以下のステップが実行される。
アプリケーション部21は、RBT登録要求を受けて、RBT登録部23に対してこのRBT登録要求を転送する(ステップS3)。この際、アカウントID、及び日時等、少なくともスケジュール情報の一部をRBT登録部23へ送信する。このとき送信される情報には、少なくともアカウントID及び日時が含まれる。RBT用テキストデータが存在すれば、これも一緒に送信されるが、存在しない場合には、用件及び行き先等のスケジュール情報が送信される。
RBT登録部23は、アプリケーション部21から受信したスケジュール情報から、RBTの代替又は重畳される音源となるテキストデータを生成する(ステップS4)。RBT用テキストデータが存在すれば、RBT登録部23は、このRBT用テキストデータをそのまま、あるいは更に日時情報(例えば、「14時から18時まで」)等を加えてテキストデータとして用い、存在しなければ、日時、要件、行き先等からテキストデータを生成する。RBT登録部23は、生成したテキストデータを、アカウントID及び日時情報と共に、IPネットワーク2を介してRBT制御装置10内のテキスト登録部15へ送信する(ステップS5)。
テキスト登録部15は、テキストデータを音声データに変換するために、テキストデータをテキスト変換部14へ送信する(ステップS6)。テキスト変換部14は、受け取ったテキストデータを音声データに変換し(ステップS7)、テキスト登録部15へ提供する(ステップS8)。
続いて、テキスト登録部15は、前述のように、日時情報を用いて、鳴動条件の生成処理を実行する(ステップS9)。
テキスト登録部15は、アカウントIDに紐付くユーザIDを取得した後、ユーザID、鳴動条件及び音声データと共に、RBT_DB13へ保存要求を送信する(ステップS10)。
そして、RBT_DB13においてユーザIDに紐付けて、鳴動条件及び音声データの保存処理が行われると(ステップS11)、処理応答がテキスト登録部15へ、続いてRBT登録部23、アプリケーション部21、スケジュール登録部22へ順次返信され(ステップS12〜S15)、処理が終了する。
図6は、本実施形態に係るRBTの再生処理を示すシーケンス図である。
まず、発信機(発信者側の通話端末40)が着信機(着信者側の通話端末40)と通話することを目的として、PBX30に対して呼接続要求を送信する(ステップS21)。ここで、PBX30は複数存在し、発信側と着信側とで利用するPBX30が異なることとする。
発信側PBX30は、発信機からの呼接続要求を受けて、発信機のユーザIDを識別するためにRBT管理部12へユーザIDの取得要求を送信する(ステップS22)。RBT管理部12は、呼接続要求に含まれる発信機器情報から、それに紐付いたユーザIDを呼び出し、発信側PBX30へ返す(ステップS23)。
発信側PBX30は、RBT管理部12からユーザIDを受けて、新たにユーザIDを付与した呼接続要求を着信側PBX30へ転送し(ステップS24)、着信側PBX30から応答を受ける(ステップS25)。
着信側PBX30は、該当する着信機に対して呼び出しを行う(ステップS26)。着信側PBX30は、着信機から応答信号を取得すると(ステップS27)、着信機を鳴動させると共に(ステップS28)、RBT再生部11に対して接続要求を行い(ステップS29)、応答を受ける(ステップS30)。
RBT再生部11は,接続要求を受けて、着信機のユーザIDに対応する音声データをRBT_DB13より読み出す(ステップS31〜S32)。発信機が着信機を呼び出している状態において、RBT再生部11は、読みだした音声データを発信機のRBTとして再生する(ステップS33)。
着信者が鳴動している着信機に反応して呼を解放すると(ステップS34)、RBT再生部11から着信機、発信側PBX30、発信機と順に応答し(ステップS35〜S37)、発信機と着信機との間で通話セッションが確立される(ステップS38)。
通話セッションは、発信機又は着信機のいずれか(この例では発信機)からの呼解放により終了する。例えば、この例の場合、発信機から発信側PBX30、着信側PBX30、着信機へ呼解放信号がリレーし(ステップS39〜S41)、通話関する一連の処理が終了する。
本実施形態によれば、RBT制御装置10は、発信機から着信機の通話呼び出し中に、着信者のスケジュールから変換された音声データをRBTとして発信機で再生させるので、着信者のスケジュールに関するプレゼンス情報を発信者へ即座に通知できる。
さらに、音声データは、発信者に対する通常のRBTに代えて、又は重畳して再生されるので、RBT制御装置10は、発信者に応じて適宜、スケジュールの通知方法を切り替えられる。
この結果、発信者へ通知されるプレゼンス情報の幅が広がり、利便性が向上する。
RBTとして再生される音声データは、着信者の設定したスケジュールに関わる情報であるため、発信者は、着信機を鳴動させて呼び出している最中に、着信者の現在の状況を把握することができる。したがって、例えば、着信者が応答できない状況下において無駄に鳴動させることなく呼を切断することが可能となる。また、発信者は、着信者の状況が把握できるため、切断後に再度発信したり、着信者のスケジュールを確認したりする等の手間が削減される。
RBT制御システム1は、既存の回線交換システム上で実現可能であるため、SIPに対応していない従来の通話端末40においても、発信者は、着信者のスケジュール情報を即座に、かつ、容易に知ることができる。
なお、本実施形態では、RBT制御装置10がPBX30と直接に接続される構成を例に説明したが、RBT制御装置10の配置は、これには限られない。例えば、RBT制御装置10は、IPネットワーク2を介してPBX30と接続されてもよい。
また、回線交換網3内の通話端末40がなくPBX30が使用されない場合、RBT制御装置10は、IPネットワーク2を介してSIPサーバ60からユーザID等の各種情報を取得してもよい。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
近年、架電機能をWebから制御することが可能となっている。例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を利用してアクセス可能な架電API(Application Programable Interface)がある。このAPIを用いることで、ソフトウェア開発者が自社のWebサービスAPIを利用して、通話又はテキストメッセージの送受信に関わる処理プログラムすることが可能となる。
本実施形態では、このような架電APIが利用される。
図7は、本実施形態に係るRBT制御システム1aの構成例を示す図である。
RBT制御システム1aは、第1実施形態と異なり、RBT制御装置10がIPネットワーク2を介してPBX30と接続する。呼制御機能がHTTPアクセス可能であるため、この構成によりRBT制御装置10のPBX30への依存度が低くなる。
さらに、RBT制御システム1aは、架電制御装置80を備える。RBT制御装置10、スケジュールサーバ20及び架電制御装置80は、IPネットワーク2を介してそれぞれ接続される。
架電制御装置80は、Webを介して呼を制御する機能を有し、第三者に対してこの機能を公開する。この機能は、例えば、Twilio(登録商標)のようにREST形式を用いて架電APIとして公開するものであってもよいし、SOAP形式を用いて公開するものであってもよい。このような架電APIにより、架電制御装置80は、IPネットワーク2上に公開されたWebリソースから通話端末40への通信を可能にする。
また、架電制御装置80は、通話端末40を、架電制御装置80がIPネットワーク2上に公開したWebリソースへ接続させるための機能を有する。架電制御装置80は、例えば、Webリソースに対して仮想電話番号を発行し、この番号に対する発着信を通話端末40に紐付ける。これにより、通話端末40からWebリソースへの通信を可能にする。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
RBT_DB13は、スケジュールに基づく第2テキストデータを、ユーザID及び鳴動条件に紐づけて音声データと共に記憶してもよい。第2テキストデータは、前述の音声データに変換される前の第1のテキストデータと同一であってもよいし、より詳細なスケジュールを示すデータであってもよい。この場合、RBT再生部11は、音声データと共に、又は音声データの代わりに、第2テキストデータを、発信側の通話端末40へ送信する。
これにより、RBT制御装置10は、テキストの表示機能を有する通話端末40に対して、音声に加えてテキストにより着信者のプレゼンス情報を通知できる。
また、RBT_DB13は、発信側の通話端末40及び着信側の通話端末40の組み合わせに対して、RBT制御装置10が送信するデータ種別を特定する種別データを記憶してもよい(第2記憶部)。この場合、RBT再生部11は、種別データに基づいて、発信側の通話端末40への送信の有無を決定する。
これにより、RBT制御装置10は、例えば、テキスト表示機能のない通話端末40へは音声データのみを、表示機能のある通話端末40へは音声データ及びテキストデータを送信したり、音声又はテキストのいずれかを送信すべきでない相手又はグループに対して送信を制限したり、通知情報を適宜設定できる。
さらに、RBT_DB13は、スケジュールに基づく音声データ又はテキストデータを複数種類記憶してもよい。この場合、RBT再生部11は、前述の通話端末40の組み合わせに対して設定された種別データに基づいて、発信側の通話端末40への送信する音声データ又はテキストデータの種類を決定する。
これにより、RBT制御装置10は、例えば、グループ内に向けてはグループ外に向けたRBTに比べてより詳細なスケジュールを通知できる。また、RBT制御装置10は、内線に対してはスケジュールに基づく音声データで通知し、外線に対しては従来のRBTで通知してもよい。
また、RBT制御装置10は、SIPサーバ60が有するプレゼンス情報等を受信し、音声又はテキストデータとして更に送信してもよい。これにより、RBT制御装置10は、SIPに対応していない通話端末40に対して、より多くの情報を提供できる。
RBT制御装置10は、RBTとして再生すべきテキストを音声データに変換した後に、変換後の音声データをRBT_DB13に記憶することとしたが、これには限られない。音声データに変換される前のテキストデータ、又は変換後の音声データのいずれか一方を、読み上げデータとして記憶してもよい。読み上げデータとしてテキストデータが記憶された場合には、RBT再生部11によりテキストデータが抽出された後に、テキスト変換部14により音声データに変換される。
前述の実施形態においてシステム構成を例示したが、通話端末40が接続されるネットワーク構成、並びにネットワーク内のRBT制御装置10及びスケジュールサーバ20の配置は、これらには限られない。RBT制御装置10とスケジュールサーバ20とは、互いに通信可能に接続され、かつ、RBT制御装置10は、発呼に応じて発信機及び着信機を特定して音声データ又はテキストデータを発信機へ送信可能な構成であればよい。
RBT制御装置10による制御方法は、ソフトウェアにより実現される。ソフトウェアによって実現される場合には、このソフトウェアを構成するプログラムが、情報処理装置(コンピュータ)にインストールされる。また、これらのプログラムは、CD−ROMのようなリムーバブルメディアに記録されてユーザに配布されてもよいし、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。
1、1a RBT制御システム
2 IPネットワーク
3 回線交換網
10 RBT制御装置
11 RBT再生部
12 RBT管理部
13 RBT_DB
14 テキスト変換部
15 テキスト登録部
20 スケジュールサーバ
21 アプリケーション部
22 スケジュール登録部
23 RBT登録部
30 PBX
40 通話端末
50 ゲートウェイ
60 SIPサーバ
80 架電制御装置

Claims (8)

  1. ユーザのスケジュールに基づく第1テキストデータを音声データに変換する変換部と、
    前記第1テキストデータ又は前記音声データを含む読み上げデータを、前記スケジュールの日時条件及び前記ユーザに紐付けられている通話端末の識別データと共に記憶する第1記憶部と、
    音声着信通知に応じて着信側の通話端末を特定すると、当該通話端末に紐付き、かつ、日時条件を満たす読み上げデータを前記第1記憶部から抽出し、当該読み上げデータから変換された音声データを発信側の通話端末へ送信する再生部と、を備える制御装置。
  2. 前記再生部は、前記音声データを、リングバックトーンと共に、又は当該リングバックトーンに代えて送信する請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第1記憶部は、前記スケジュールに基づく第2テキストデータを、前記識別データ及び前記日時条件に紐づけて前記読み上げデータと共に記憶し、
    前記再生部は、前記第2テキストデータを、さらに前記発信側の通話端末へ送信する請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記発信側の通話端末及び前記着信側の通話端末の組み合わせに対して、前記再生部が送信するデータ種別を特定する種別データを記憶する第2記憶部を備え、
    前記再生部は、前記種別データに基づいて、前記発信側の通話端末への送信の有無を決定する請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 前記第1記憶部は、前記第1テキストデータに基づく読み上げデータを複数種類記憶し、
    前記再生部は、前記種別データに基づいて、前記発信側の通話端末へ送信する音声データの種類を決定する請求項4に記載の制御装置。
  6. 通信端末間の架電を制御する複数の中継機器とネットワークを介して接続される請求項1から請求項5のいずれかに記載の制御装置。
  7. ユーザのスケジュールに基づく第1テキストデータを音声データに変換する変換ステップと、
    前記第1テキストデータ又は前記音声データを含む読み上げデータを、前記スケジュールの日時条件及び前記ユーザに紐付けられている通話端末の識別データと共に記憶する記憶ステップと、
    音声着信通知に応じて着信側の通話端末を特定すると、当該通話端末に紐付き、かつ、日時条件を満たす読み上げデータを抽出し、当該読み上げデータから変換された音声データを発信側の通話端末へ送信する送信ステップと、をコンピュータが実行する制御方法。
  8. ユーザのスケジュールに基づく第1テキストデータを音声データに変換する変換ステップと、
    前記第1テキストデータ又は前記音声データを含む読み上げデータを、前記スケジュールの日時条件及び前記ユーザに紐付けられている通話端末の識別データと共に記憶する記憶ステップと、
    音声着信通知に応じて着信側の通話端末を特定すると、当該通話端末に紐付き、かつ、日時条件を満たす読み上げデータを抽出し、当該読み上げデータから変換された音声データを発信側の通話端末へ送信する送信ステップと、をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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