JP2015054629A - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のセンサが並列に繋がれた回路において、キャリブレーション時に対象とするセンサ以外のセンサに不具合を生じさせないパワーステアリング装置を提供すること。【解決手段】 第一センサチップと第三センサチップとの間で第一電源供給線を共有し、第二センサチップと第四センサチップとの間で第二電源供給線を共有するようにした。また、第一センサチップと第四センサチップとの間で第一グランド線を共有し、第二センサチップと第三センサチップとの間で第二グランド線を共有するようにした。そして、第三センサチップに書き込みモード移行電圧をかけるときには、第一グランド線をグランドから遮断し、第四センサチップに書き込みモード移行電圧をかけるときには、第二グランド線をグランドから遮断するようにした。【選択図】 図5

Description

本発明は、パワーステアリング装置に関する。
この種の技術としては、下記の特許文献1に記載の技術が開示されている。特許文献1には、ステアリング装置を製造する際にトルク検出装置に基準値を記憶させる基準値記憶処理(キャリブレーション)を行うものが開示されている。
特開2012-214101号公報
特許文献1に記載の技術では、トルク検出装置のキャリブレーションのみが開示されている。複数のセンサが並列に繋がれた回路では、あるセンサのキャリブレーションを行おうとすると、他のセンサに耐電圧以上の電圧が印加されるおそれや、誤動作を行うおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目されたもので、その目的とするところは、複数のセンサが並列に繋がれた回路において、キャリブレーション時に対象とするセンサ以外のセンサに不具合を生じさせないパワーステアリング装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明では、第一センサチップと第三センサチップとの間で第一電源供給線を共有し、第二センサチップと第四センサチップとの間で第二電源供給線を共有するようにした。また、第一センサチップと第四センサチップとの間で第二グランド線を共有し、第二センサチップと第三センサチップとの間で第一グランド線を共有するようにした。そして、第三センサチップに書き込みモード移行電圧をかけるときには、第二グランド線をグランドから遮断し、第四センサチップに書き込みモード移行電圧をかけるときには、第一グランド線をグランドから遮断するようにした。
よって本発明では、第三センサチップと第四センサチップに書き込みモード移行電圧をかけたとしても、第一センサチップと第二センサチップには電圧がかからないため、第一センサチップと第二センサチップの破壊を防止することができる。
実施例1のパワーステアリング装置の全体概要図である。 実施例1の操舵角センサと操舵トルクセンサの模式図である。 実施例1の操舵角センサと操舵トルクセンサの回路図である。 実施例1の操舵角センサおよび操舵トルクセンサをコントロールユニットに繋いだ状態の回路図である。 実施例1の操舵角センサおよび操舵トルクセンサにキャリブレーションユニットを繋いだ状態の回路図である。 実施例1のメイン操舵トルクセンサチップのキャリブレーションを行うときの回路の状態を示す図である。 実施例1のサブ操舵トルクセンサチップのキャリブレーションを行うときの回路の状態を示す図である。 実施例2の操舵角センサおよび操舵トルクセンサにキャリブレーションユニットを繋いだ状態の回路図である。 実施例2のメイン操舵角センサチップのキャリブレーションを行うときの回路の状態を示す図である。 実施例2のサブ操舵角センサチップのキャリブレーションを行うときの回路の状態を示す図である。
〔実施例1〕
[パワーステアリング装置の全体構成]
実施例1のパワーステアリング装置1について説明する。図1はパワーステアリング装置1の全体概要図である。パワーステアリング装置1は、ドライバによる操舵操作を転舵輪13に伝達するための操舵機構20と、ドライバの操舵力に対してアシスト力を付与する操舵アシスト機構21とから構成されている。
操舵機構20として、ステアリングホイール2と、ステアリングホイール2に接続された操舵軸3と、操舵軸3に接続された出力軸4と、出力軸4に接続された第一ピニオン軸5と、第一ピニオン軸5と噛み合うラックバー16と、ラックバー16の端部に接続されたタイロッド15と、タイロッド15に接続された転舵輪13とを有している。第一ピニオン軸5とラックバー16とが噛み合う位置には第一ラック歯16aが形成されている。操舵軸3と出力軸4との間にはトーションバー17が設けられており(図2参照)、操舵軸3と出力軸4とはトーションバー17の捩れの範囲内で相対回転可能に構成されている。
またステアリングホイール2の操舵力をアシストする操舵アシスト機構として、電動モータ14と、電動モータ14の出力軸に接続されたウォームシャフト10と、ウォームシャフト10と噛み合うウォームホイール11と、ウォームホイール11に接続された第二ピニオン12とを有している。第二ピニオン12は、ラックバー16に設けられた第二ラック歯16bと噛み合っている。
操舵軸3の外周にはステアリングホイール2の操舵角を検出する操舵角センサ8が設けられ、操舵軸3と出力軸4との間にはステアリングホイール2に入力された操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ9が設けられている。
電動モータ14を制御する構成としてコントロールユニット7を有している。コントロールユニット7は内部にマイクロコンピュータ70を有し、コントロールユニット7は操舵角センサ8が検出した操舵角、操舵トルクセンサ9が検出した操舵トルクに応じて電動モータ14を制御する。
[操舵角センサの構成]
図2は操舵角センサ8と操舵トルクセンサ9の模式図である。操舵軸3の外周には、操舵軸3と一体に回転する磁性部材80が設けられている。磁性部材80の外周側には、磁性部材80と対向するようにメイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82が設けられている。メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82は、磁性部材80の回転に伴う磁界の大きさの変化または磁界の方向の変化を検出することにより、ステアリングホイール2の操舵角を検出する。メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82によって、操舵角センサ8の二重系を実現している。
[操舵トルクセンサの構成]
操舵トルクセンサ9の構成を図2を用いて説明する。操舵軸3の外周には、操舵軸3と一体に回転する磁性部材90aが設けられている。出力軸4の外周には、出力軸4と一体に回転する磁性部材90bが設けられている。磁性部材90a,90bの外周側には、磁性部材90a,90bと対向するようにメイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92が設けられている。メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92は、操舵軸3と出力軸4の相対回転角からトーションバー17の捩れ角を求め、捩れ角から操舵トルクを検出する。メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92によって、操舵トルクセンサ9の二重系を実現している。
[回路構成]
図3は操舵角センサ8と操舵トルクセンサ9の回路図である。メイン操舵角センサチップ81、サブ操舵角センサチップ82、メイン操舵トルクセンサチップ91、サブ操舵トルクセンサチップ92の駆動源圧は5[V]である。メイン操舵角センサチップ81、サブ操舵角センサチップ82の耐電圧は15[V]、メイン操舵トルクセンサチップ91、サブ操舵トルクセンサチップ92の耐電圧は25[V]に設定されている。
メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92は、それぞれ不揮発性メモリ93を内部に有する。不揮発性メモリ93には、操舵トルクセンサ9のキャリブレーションを行った際の補正値Toffが記憶されており、メイン操舵トルクセンサチップ91およびサブ操舵トルクセンサチップ92は、検出した操舵トルクTを補正値Toffで補正した後の値を出力する。
メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82は、不揮発性メモリを有していない。操舵角センサ8のキャリブレーションを行った際の補正値θoffはコントロールユニット9により記憶され、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82が検出した操舵角θを、コントロールユニット9において補正値θoffにより補正を行う。
メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91には、駆動電圧が供給される共通の第一電源供給線31が接続されている。サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92には、駆動電圧が供給される共通の第二電源供給線32が接続されている。
メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92には、グランドに繋がれる共通の第一グランド線33が接続されている。サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91には、グランドに繋がれる共通の第二グランド線34が接続されている。
メイン操舵角センサチップ81には、検出した操舵角の情報を出力するメイン操舵角信号送信線35が接続されている。サブ操舵角センサチップ82には、検出した操舵角の情報を出力するサブ操舵角信号送信線36が接続されている。メイン操舵トルクセンサチップ91には、検出した操舵トルクの情報を出力するメイン操舵トルク信号送信線37が接続されている。サブ操舵トルクセンサチップ92には、検出した操舵トルクの情報を出力するサブ操舵トルク信号送信線38が接続されている。
図4は操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9をコントロールユニット7に繋いだ状態の回路図である。コントロールユニット7は、5[V]の駆動電源を発生する電源部72と、グランドに接続するグランド部74と、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に電力を供給する第一電源回路71と、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に電力を供給する第二電源回路72と、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91をグランドに接続する第一グランド回路71と、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92をグランドに接続する第二グランド回路76と、操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9の各線に接続するハードウェアインタフェース41-48を有している。
第一ハードウェアインタフェース41は第一電源供給線31に接続し、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に第一電源回路71からの電力を供給する。第二ハードウェアインタフェース42は第二電源供給線32に接続し、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に第二電源回路72からの電力を供給する。
第三ハードウェアインタフェース43は第一グランド線33に接続し、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92を第一グランド回路75を介してグランド部74に接続する。第四ハードウェアインタフェース44は第二グランド線34に接続し、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91を第二グランド回路76を介してグランド部74に接続する。
第五ハードウェアインタフェース45は、メイン操舵角信号送信線35に接続し、メイン操舵角センサチップ81からの出力信号を受信する。第六ハードウェアインタフェース46は、サブ操舵角信号送信線36に接続し、サブ操舵角センサチップ82からの出力信号を受信する。
第七ハードウェアインタフェース47は、メイン操舵トルク信号送信線37に接続し、メイン操舵トルクセンサチップ91からの出力信号を受信する。第八ハードウェアインタフェース48は、サブ操舵トルク信号送信線38に接続し、サブ操舵トルクセンサチップ92からの出力信号を受信する。
[キャリブレーション時の回路構成]
キャリブレーション時には、操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9にキャリブレーションユニット6を繋ぐ。図5は操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9にキャリブレーションユニット6を繋いだ状態の回路図である。キャリブレーションユニット6は、コントロールユニット7と同様に、操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9の各線に接続するハードウェアインタフェース41-48を有している。
またキャリブレーションユニット6は、20[V]の書き込みモード移行電圧をメイン操舵トルクセンサチップ91に供給する第一電源部61と、20[V]の書き込みモード移行電圧をサブ操舵トルクセンサチップ92に供給する第二電源部62と、グランドに接続するグランド部60と、メイン操舵トルクセンサチップ91に電力を供給する第三電源回路63と、サブ操舵トルクセンサチップ92に電力を供給する第四電源回路64と、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92をグランドに接続する第三グランド回路65と、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91をグランドに接続する第四グランド回路66と、第三グランド回路65上を断接する第一スイッチ67と、第四グランド回路66上を断接する第二スイッチ68とを有している。
第三電源回路63は第一ハードウェアインタフェース41に接続されている。第四電源回路64は第二ハードウェアインタフェース42に接続されている。第三グランド回路65は第三ハードウェアインタフェース43に接続されている。第四グランド回路66は第五ハードウェアインタフェース45に接続されている。
[キャリブレーション時の回路]
(メイン操舵トルクセンサチップのキャリブレーション時)
図6はメイン操舵トルクセンサチップ91のキャリブレーションを行うときの回路の状態を示す図である。メイン操舵トルクセンサチップ91のキャリブレーションを行うときには、第二スイッチ68をONにして第一スイッチ67をOFFにする。そして、第一電源部61において20[V]の書き込みモード移行電圧を発生させる。
このとき、メイン操舵トルクセンサチップ91には電力が供給されるが、メイン操舵角センサチップ81はグランド部60と遮断されているため電力が供給されない。メイン操舵トルクセンサチップ91は20[V]の書き込みモード移行電圧が供給されると、不揮発性メモリ93の書き込みモードに移行する。書き込みモードに移行した後に、第一電源部61はOFFとなる。そして、キャリブレーションユニット6は、第七ハードウェアインタフェース47およびメイン操舵トルク信号送信線37を使って、補正値Toffをメイン操舵トルクセンサチップ91に送り、不揮発性メモリ93に補正値Toffを書き込む。キャリブレーション終了時には、キャリブレーションユニット6は、第七ハードウェアインタフェース47およびメイン操舵トルク信号送信線37を使ってキャリブレーション終了コマンドを送り、書き込みモードを終了させる。
(サブ操舵トルクセンサチップのキャリブレーション時)
図7はサブ操舵トルクセンサチップ92のキャリブレーションを行うときの回路の状態を示す図である。サブ操舵トルクセンサチップ92のキャリブレーションを行うときには、第一スイッチ67をONにして第二スイッチ68をOFFにする。そして、第二電源部62において20[V]の書き込みモード移行電圧を発生させる。
このとき、サブ操舵トルクセンサチップ92には電力が供給されるが、サブ操舵角センサチップ82はグランド部60と遮断されているため電力が供給されない。サブ操舵トルクセンサチップ92は20[V]の書き込みモード移行電圧が供給されると、不揮発性メモリ93の書き込みモードに移行する。書き込みモードに移行した後に、第二電源部62はOFFとなる。そして、キャリブレーションユニット6は、第八ハードウェアインタフェース48およびサブ操舵トルク信号送信線38を使って、補正値Toffをサブ操舵トルクセンサチップ92に送り、不揮発性メモリ93に補正値Toffを書き込む。キャリブレーション終了時には、キャリブレーションユニット6は、第八ハードウェアインタフェース48およびサブ操舵トルク信号送信線38を使ってキャリブレーション終了コマンドを送り、書き込みモードを終了させる。
[作用]
フェール対策のため、センサを多重系にすることが求められている。一方、装置の小型化を図るために端子数を少なくすることが望まれる。センサチップの数が増えつつも、端子数の増加を抑制するためには、センサチップ間で端子を共有化する必要がある。実施例1では、操舵角センサチップと操舵トルクセンサチップとの間で電源供給線とグランド線を共有化し、端子数増加を抑制している。
ところで、メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92のキャリブレーションを行うときには、通常の駆動電圧(5[V])よりも高い電圧である書き込みモード移行電圧(20[V])をかける必要がある。しかし、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82の耐電圧は書き込みモード移行電圧(20[V])よりも低い電圧(15[V])であり、書き込みモード移行電圧(20[V])がメイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82に作用してしまうと、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82を破壊させてしまうおそれがある。
そこで実施例1では、メイン操舵角センサチップ81とメイン操舵トルクセンサチップ91との間で第一電源供給線31を共有し、サブ操舵角センサチップ82とサブ操舵トルクセンサチップ92との間で第二電源供給線32を共有するようにした。また、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵トルクセンサチップ92との間で第一グランド線33を共有し、サブ操舵角センサチップ82とメイン操舵トルクセンサチップ91との間で第二グランド線34を共有するようにした。そして、メイン操舵トルクセンサチップ91に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけるときには、第一グランド線33をグランド部60から遮断し、サブ操舵トルクセンサチップ92に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけるときには、第二グランド線34をグランド部60から遮断するようにした。
これにより、メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけたとしても、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82には電圧がかからないため、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82の破壊を防止することができる。
[効果]
(1) ステアリングホイール2の操舵操作に伴い転舵輪13を転舵させる操舵機構20に設けられ、操舵機構20の操作量を回転角で検出するパワーステアリング装置用センサ回路であって、操舵機構20の回転に伴い回転する磁性部材80(第一マグネット)と、磁性部材80と対向するように設けられ、磁性部材80の回転に伴う磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより操舵機構20の操舵角を検出する素子を備えた集積回路であるメイン操舵角センサチップ81(第一チップ)およびサブ操舵角センサチップ82(第二チップ)と、から構成される操舵角センサ8(第一センサ)と、操舵機構20の回転に伴い回転する磁性部材90(第二マグネット)と、磁性部材90と対向するように設けられ、磁性部材90の回転に伴い磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより操舵機構20の操舵トルクを検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリ93と、を備えた集積回路であるメイン操舵トルクセンサチップ91(第三チップ)およびサブ操舵トルクセンサチップ92(第四チップ)と、から構成される操舵トルクセンサ9(第二センサ)と、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に電力を供給する第一電源回路71と、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に電力を供給する第二電源回路72と、操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9の出力信号に基づき転舵輪13に操舵力を付与する電動モータ14への指令信号を演算するマイクロコンピュータ70と、を有するコントロールユニット7と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に第一電源回路71からの電力を供給する第一ハードウェアインタフェース41と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に第二電源回路72からの電力を供給する第二ハードウェアインタフェース42と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92をグランド接続するための第三ハードウェアインタフェース43と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91をグランド接続するための第四ハードウェアインタフェース44と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81からの出力信号を受信するための第五ハードウェアインタフェース45と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82からの出力信号を受信するための第六ハードウェアインタフェース46と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵トルクセンサチップ91からの出力信号を受信するための第七ハードウェアインタフェース47と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵トルクセンサチップ92からの出力信号を受信するための第八ハードウェアインタフェース48と、第一ハードウェアインタフェース41とメイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続する第一電源供給線31と、第二ハードウェアインタフェース42とサブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続する第二電源供給線32と、第三ハードウェアインタフェース43とメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続する第一グランド線33と、第四ハードウェアインタフェース44とサブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続する第二グランド線34と、第五ハードウェアインタフェース45とメイン操舵角センサチップ81とを接続するメイン操舵角信号送信線35と、第六ハードウェアインタフェース46とサブ操舵角センサチップ82とを接続するサブ操舵角信号送信線36と、第七ハードウェアインタフェース47とメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続するメイン操舵トルク信号送信線37と、第八ハードウェアインタフェース48とサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続するサブ操舵トルク信号送信線38と、を備え、メイン操舵トルクセンサチップ91は、不揮発性メモリ93に補正値を書き込みする際、第一電源供給線31を介し、メイン操舵トルクセンサチップ91から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高く、かつメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82の許容電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、メイン操舵トルク信号送信線37を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、サブ操舵トルクセンサチップ92は、不揮発性メモリ93に補正値を書き込みする際、第二電源供給線32を介し、サブ操舵トルクセンサチップ92から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高く、かつメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82の許容電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、サブ操舵トルク信号送信線38を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、メイン操舵トルクセンサチップ91は、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92のグランド接続が遮断された状態で書き込み開始電圧をかけた後、メイン操舵トルクセンサチップ91の不揮発性メモリ93に補正値への書き込みが行われ、サブ操舵トルクセンサチップ92は、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91(第三チップ)のグランド接続が遮断された状態で書き込み開始電圧をかけた後、サブ操舵トルクセンサチップ92の不揮発性メモリ93に補正値への書き込みが行われるようにした。
よって、メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけたとしても、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82には電圧がかからないため、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82の破壊を防止することができる。
〔実施例2〕
実施例2のパワーステアリング装置1について説明する。実施例1では、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82は不揮発性メモリを有していなかったが、実施例2ではメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82も不揮発性メモリを有しているものについて説明する。実施例1と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[回路構成]
図8は操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9にキャリブレーションユニット6を繋いだ状態の回路図である。キャリブレーションユニット6は、コントロールユニット7と同様に、操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9の各線に接続するハードウェアインタフェース41-48を有している。
メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82は、それぞれ不揮発性メモリ83を内部に有する。不揮発性メモリ83には、操舵角センサ8のキャリブレーションを行った際の補正値θoffが記憶されており、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82は、検出した操舵角θを補正値θoffで補正した後の値を出力する。
キャリブレーションユニット6は、20[V]または10[V]の書き込みモード移行電圧をメイン操舵角センサチップ81またはメイン操舵トルクセンサチップ91に供給する第一電源部61と、20[V]または10[V]の書き込みモード移行電圧をサブ操舵角センサチップ82またはサブ操舵トルクセンサチップ92に供給する第二電源部62と、グランドに接続するグランド部60と、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に電力を供給する第三電源回路63と、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に電力を供給する第四電源回路64と、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92をグランドに接続する第三グランド回路65と、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91をグランドに接続する第四グランド回路66と、第三グランド回路65上を断接する第一スイッチ67と、第四グランド回路66上を断接する第二スイッチ68とを有している。
[キャリブレーション時の回路]
メイン操舵トルクセンサチップ91およびサブ操舵トルクセンサチップ92のキャリブレーションを行うときの回路の状態は実施例1と同様である。
(メイン操舵角センサチップのキャリブレーション時)
図9はメイン操舵角センサチップ81のキャリブレーションを行うときの回路の状態を示す図である。メイン操舵角センサチップ81のキャリブレーションを行うときには、第一スイッチ67をONにして第二スイッチ68をOFFにする。そして、第一電源部61において10[V]の書き込みモード移行電圧を発生させる。
このとき、メイン操舵角センサチップ81には電力が供給されるが、メイン操舵トルクセンサチップ91はグランド部60と遮断されているため電力が供給されない。メイン操舵角センサチップ81は10[V]の書き込みモード移行電圧が供給されると、不揮発性メモリ83の書き込みモードに移行する。書き込みモードに移行した後に、第一電源部61はOFFとなる。そして、キャリブレーションユニット6は、第五ハードウェアインタフェース45およびメイン操舵角信号送信線35を使って、補正値θoffをメイン操舵角センサチップ81に送り、不揮発性メモリ83に補正値θoffを書き込む。キャリブレーション終了時には、キャリブレーションユニット6は、第五ハードウェアインタフェース45およびメイン操舵角信号送信線35を使ってキャリブレーション終了コマンドを送り、書き込みモードを終了させる。
(サブ操舵トルクセンサチップのキャリブレーション時)
図10はサブ操舵角センサチップ82のキャリブレーションを行うときの回路の状態を示す図である。サブ操舵角センサチップ82のキャリブレーションを行うときには、第二スイッチ68をONにして第一スイッチ67をOFFにする。そして、第二電源部62において10[V]の書き込みモード移行電圧を発生させる。
このとき、サブ操舵角センサチップ82には電力が供給されるが、サブ操舵トルクセンサチップ92はグランド部60と遮断されているため電力が供給されない。サブ操舵角センサチップ82は10[V]の書き込みモード移行電圧が供給されると、不揮発性メモリ93の書き込みモードに移行する。書き込みモードに移行した後に、第二電源部62はOFFとなる。そして、キャリブレーションユニット6は、第六ハードウェアインタフェース46およびサブ操舵角信号送信線36を使って、補正値θoffをサブ操舵角センサチップ82に送り、不揮発性メモリ93に補正値θoffを書き込む。キャリブレーション終了時には、キャリブレーションユニット6は、第六ハードウェアインタフェース46およびサブ操舵角信号送信線36を使ってキャリブレーション終了コマンドを送り、書き込みモードを終了させる。
[作用]
実施例2では、メイン操舵角センサチップ81とメイン操舵トルクセンサチップ91との間で第一電源供給線31を共有し、サブ操舵角センサチップ82とサブ操舵トルクセンサチップ92との間で第二電源供給線32を共有するようにした。また、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵トルクセンサチップ92との間で第一グランド線33を共有し、サブ操舵角センサチップ82とメイン操舵トルクセンサチップ91との間で第二グランド線34を共有するようにした。そして、メイン操舵トルクセンサチップ91に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけるときには、第一グランド線33をグランド部60から遮断し、サブ操舵トルクセンサチップ92に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけるときには、第二グランド線34をグランド部60から遮断するようにした。また、メイン操舵角センサチップ81に書き込みモード移行電圧(10[V])をかけるときには、第一グランド線33をグランドから遮断し、サブ操舵角センサチップ82に書き込みモード移行電圧(10[V])をかけるときには、第二グランド線34をグランドから遮断するようにした。
これにより、メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけたとしても、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82には電圧がかからないため、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82の破壊を防止することができる。
[効果]
(2) ステアリングホイール2の操舵操作に伴い転舵輪13を転舵させる操舵機構20に設けられ、操舵機構20の操作量を回転角で検出するパワーステアリング装置用センサ回路であって、操舵機構20の回転に伴い回転する磁性部材80(第一マグネット)と、磁性部材80(第一マグネット)と対向するように設けられ、磁性部材80(第一マグネット)の回転に伴う磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより操舵機構20の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリ83と、を備えた集積回路であるメイン操舵角センサチップ81(第一チップ)およびサブ操舵角センサチップ82(第二チップ)と、から構成される操舵角センサ8(第一センサ)と、操舵機構20の回転に伴い回転する磁性部材90(第二マグネット)と、磁性部材90(第二マグネット)と対向するように設けられ、磁性部材90(第二マグネット)の回転に伴い磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより操舵機構20の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリ93と、を備えた集積回路であるメイン操舵トルクセンサチップ91(第三チップ)およびサブ操舵トルクセンサチップ92(第四チップ)と、から構成される操舵トルクセンサ9(第二センサ)と、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に電力を供給する第一電源回路71と、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に電力を供給する第二電源回路72と、操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9の出力信号に基づき転舵輪13に操舵力を付与する電動モータへの指令信号を演算するマイクロコンピュータ70と、を有するコントロールユニット7と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に第一電源回路71からの電力を供給する第一ハードウェアインタフェース41と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に第二電源回路72からの電力を供給する第二ハードウェアインタフェース42と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92をグランド接続するための第三ハードウェアインタフェース43と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91をグランド接続するための第四ハードウェアインタフェース44と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81からの出力信号を受信するための第五ハードウェアインタフェース45と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82からの出力信号を受信するための第六ハードウェアインタフェース46と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵トルクセンサチップ91からの出力信号を受信するための第七ハードウェアインタフェース47と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵トルクセンサチップ92からの出力信号を受信するための第八ハードウェアインタフェース48と、第一ハードウェアインタフェース41とメイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続する第一電源供給線31と、第二ハードウェアインタフェース42とサブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続する第二電源供給線32と、第三ハードウェアインタフェース43とメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続する第一グランド線33と、第四ハードウェアインタフェース44とサブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続する第二グランド線34と、第五ハードウェアインタフェース45とメイン操舵角センサチップ81とを接続するメイン操舵角信号送信線35と、第六ハードウェアインタフェース46とサブ操舵角センサチップ82とを接続するサブ操舵角信号送信線36と、第七ハードウェアインタフェース47とメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続するメイン操舵トルク信号送信線37と、第八ハードウェアインタフェース48とサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続するサブ操舵トルク信号送信線38と、を備え、メイン操舵角センサチップ81は、不揮発性メモリ83に補正値を書き込みする際、第一電源供給線31を介し、メイン操舵角センサチップ81から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、メイン操舵角信号送信線35を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、サブ操舵角センサチップ82は、不揮発性メモリ83に補正値を書き込みする際、第二電源供給線32を介し、サブ操舵角センサチップ82から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、サブ操舵角信号送信線36を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、メイン操舵トルクセンサチップ91は、不揮発性メモリ93に補正値を書き込みする際、第一電源供給線31を介し、メイン操舵トルクセンサチップ91から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高く、かつメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82の許容電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、メイン操舵トルク信号送信線37を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、サブ操舵トルクセンサチップ92は、不揮発性メモリ93に補正値を書き込みする際、第二電源供給線32を介し、サブ操舵トルクセンサチップ92から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高く、かつメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82の許容電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、サブ操舵トルク信号送信線38を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、メイン操舵トルクセンサチップ91は、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92のグランド接続が遮断された状態で書き込み開始電圧をかけた後、メイン操舵トルクセンサチップ91の不揮発性メモリ93に補正値への書き込みが行われ、サブ操舵トルクセンサチップ92は、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91のグランド接続が遮断された状態で書き込み開始電圧をかけた後、サブ操舵トルクセンサチップ92の不揮発性メモリ93に補正値への書き込みが行われるようにした。
よって、メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけたとしても、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82には電圧がかからないため、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82の破壊を防止することができる。
〔実施例3〕
実施例3のパワーステアリング装置1について説明する。実施例1では、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82は不揮発性メモリを有さず、また耐電圧がメイン操舵トルクセンサチップ91およびサブ操舵トルクセンサチップ92より低いものであった。実施例3ではメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵角センサチップ82が不揮発性メモリを有し、また耐電圧がメイン操舵トルクセンサチップ91およびサブ操舵トルクセンサチップ92と同等であるものについて説明する。実施例1,2と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[回路構成]
回路構成自体は実施例2と同じであるが、メイン操舵角センサチップ81、サブ操舵角センサチップ82の耐電圧も25[V]であり、メイン操舵トルクセンサチップ91、サブ操舵トルクセンサチップ92の耐電圧はである25[V]と同等に設定されている点で相違する。
またキャリブレーション時の第一電源部61、第二電源部62、第一スイッチ67、第二スイッチ68の操作も実施例2と同様である。
[作用]
実施例2では、メイン操舵角センサチップ81とメイン操舵トルクセンサチップ91との間で第一電源供給線31を共有し、サブ操舵角センサチップ82とサブ操舵トルクセンサチップ92との間で第二電源供給線32を共有するようにした。また、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵トルクセンサチップ92との間で第一グランド線33を共有し、サブ操舵角センサチップ82とメイン操舵トルクセンサチップ91との間で第二グランド線34を共有するようにした。そして、メイン操舵トルクセンサチップ91に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけるときには、第一グランド線33をグランド部60から遮断し、サブ操舵トルクセンサチップ92に書き込みモード移行電圧(20[V])をかけるときには、第二グランド線34をグランド部60から遮断するようにした。また、メイン操舵角センサチップ81に書き込みモード移行電圧(10[V])をかけるときには、第一グランド線33をグランド部60から遮断し、サブ操舵角センサチップ82に書き込みモード移行電圧(10[V])をかけるときには、第二グランド線34をグランド部60から遮断するようにした。
例えば、メイン操舵トルクセンサチップ91のキャリブレーションを行うために、第一電源部61から書き込みモード移行電圧(20[V])を出力させたとする。このとき、メイン操舵角センサチップ81に書き込みモード移行電圧(20[V])がかかったとしても、メイン操舵角センサチップ81の耐電圧は25[V]に設定されているため、破壊されることはない。しかし、メイン操舵角センサチップ81に書き込みモード移行電圧(20[V])がかかると、メイン操舵角センサチップ81も書き込みモードに移行してしまうおそれがある。書き込みモードを終了させるには、メイン操舵角センサチップ81にキャリブレーション終了コマンドを送る必要がある。しかし、メイン操舵トルクセンサチップ91のキャリブレーションを行っている状態であり、メイン操舵角センサチップ81にはキャリブレーション終了コマンドが送られないため、メイン操舵角センサチップ81は書き込みモードのままとなってしまう。
実施例3では、メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92のキャリブレーション時には、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82には電圧がかからないため、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82が書き込みモードに移行することを防止することができる。
[効果]
(3) ステアリングホイール2の操舵操作に伴い転舵輪13を転舵させる操舵機構20に設けられ、操舵機構20の操作量を回転角で検出するパワーステアリング装置用センサ回路であって、操舵機構20の回転に伴い回転する磁性部材80(第一マグネット)と、磁性部材80(第一マグネット)と対向するように設けられ、磁性部材80(第一マグネット)の回転に伴う磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより操舵機構20の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリ83と、を備えた集積回路であるメイン操舵角センサチップ81(第一チップ)およびサブ操舵角センサチップ82(第二チップ)と、から構成される操舵角センサ8(第一センサ)と、操舵機構20の回転に伴い回転する磁性部材90(第二マグネット)と、磁性部材90(第二マグネット)と対向するように設けられ、磁性部材90(第二マグネット)の回転に伴い磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより操舵機構20の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリ93と、を備えた集積回路であるメイン操舵トルクセンサチップ91(第三チップ)およびサブ操舵トルクセンサチップ92(第四チップ)と、から構成される操舵トルクセンサ9(第二センサ)と、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に電力を供給する第一電源回路71と、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に電力を供給する第二電源回路72と、操舵角センサ8および操舵トルクセンサ9の出力信号に基づき転舵輪13に操舵力を付与する電動モータへの指令信号を演算するマイクロコンピュータ70と、を有するコントロールユニット7と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91に第一電源回路71からの電力を供給する第一ハードウェアインタフェース41と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92に第二電源回路72からの電力を供給する第二ハードウェアインタフェース42と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92をグランド接続するための第三ハードウェアインタフェース43と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91をグランド接続するための第四ハードウェアインタフェース44と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵角センサチップ81からの出力信号を受信するための第五ハードウェアインタフェース45と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵角センサチップ82からの出力信号を受信するための第六ハードウェアインタフェース46と、コントロールユニット7に設けられ、メイン操舵トルクセンサチップ91からの出力信号を受信するための第七ハードウェアインタフェース47と、コントロールユニット7に設けられ、サブ操舵トルクセンサチップ92からの出力信号を受信するための第八ハードウェアインタフェース48と、第一ハードウェアインタフェース41とメイン操舵角センサチップ81およびメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続する第一電源供給線31と、第二ハードウェアインタフェース42とサブ操舵角センサチップ82およびサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続する第二電源供給線32と、第三ハードウェアインタフェース43とメイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続する第一グランド線33と、第四ハードウェアインタフェース44とサブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続する第二グランド線34と、第五ハードウェアインタフェース45とメイン操舵角センサチップ81とを接続するメイン操舵角信号送信線35と、第六ハードウェアインタフェース46とサブ操舵角センサチップ82とを接続するサブ操舵角信号送信線36と、第七ハードウェアインタフェース47とメイン操舵トルクセンサチップ91とを接続するメイン操舵トルク信号送信線37と、第八ハードウェアインタフェース48とサブ操舵トルクセンサチップ92とを接続するサブ操舵トルク信号送信線38と、を備え、メイン操舵角センサチップ81は、不揮発性メモリ83に補正値を書き込みする際、第一電源供給線31を介し、メイン操舵角センサチップ81から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、メイン操舵角信号送信線35を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、サブ操舵角センサチップ82は、不揮発性メモリ83に補正値を書き込みする際、第二電源供給線32を介し、サブ操舵角センサチップ82から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、サブ操舵角信号送信線36を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、メイン操舵トルクセンサチップ91は、不揮発性メモリ93に補正値を書き込みする際、第一電源供給線31を介し、メイン操舵トルクセンサチップ91から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、メイン操舵トルク信号送信線37を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、サブ操舵トルクセンサチップ92は、不揮発性メモリ93に補正値を書き込みする際、第二電源供給線32を介し、サブ操舵トルクセンサチップ92から出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、サブ操舵トルク信号送信線38を介して書き込み情報である補正値の信号を受信するチップであって、メイン操舵角センサチップ81は、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91のグランド接続が遮断された状態で書き込み開始電圧をかけた後、メイン操舵角センサチップ81の不揮発性メモリ83に補正値への書き込みが行われ、サブ操舵角センサチップ82は、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92のグランド接続が遮断された状態で書き込み開始電圧をかけた後、サブ操舵角センサチップ82の不揮発性メモリ83に補正値への書き込みが行われ、メイン操舵トルクセンサチップ91は、メイン操舵角センサチップ81およびサブ操舵トルクセンサチップ92のグランド接続が遮断された状態で書き込み開始電圧をかけた後、メイン操舵トルクセンサチップ91の不揮発性メモリ93に補正値への書き込みが行われ、サブ操舵トルクセンサチップ92は、サブ操舵角センサチップ82およびメイン操舵トルクセンサチップ91のグランド接続が遮断された状態で書き込み開始電圧をかけた後、サブ操舵トルクセンサチップ92の不揮発性メモリ93に補正値への書き込みが行われるようにした。
よって、メイン操舵トルクセンサチップ91とサブ操舵トルクセンサチップ92のキャリブレーション時には、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82には電圧がかからないため、メイン操舵角センサチップ81とサブ操舵角センサチップ82が書き込みモードに移行することを防止することができる。
〔他の実施例〕
以上、本発明を実施例1ないし実施例3に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は実施例1ないし実施例3に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、センサとして操舵角センサ8、操舵トルクセンサ9を用いたものではなくとも、複数のセンサ間の回路で電源線、グランド線を共有するものであれば良い。また、各センサチップの耐電圧、書き込みモード移行電圧は一例であり、他の値であっても良い。
2 ステアリングホイール
7 コントロールユニット
8 操舵角センサ(第一センサ)
9 操舵トルクセンサ(第二センサ)
13 転舵輪
20 操舵機構
31 第一電源供給線
32 第二電源供給線
33 第一グランド線
34 第二グランド線
35 メイン操舵角信号送信線
36 サブ操舵トルク信号送信線
37 メイン操舵トルク信号送信線
38 サブ操舵トルク信号送信線
41 第一ハードウェアインタフェース
42 第二ハードウェアインタフェース
43 第三ハードウェアインタフェース
44 第四ハードウェアインタフェース
45 第五ハードウェアインタフェース
46 第六ハードウェアインタフェース
47 第七ハードウェアインタフェース
48 第八ハードウェアインタフェース
70 マイクロコンピュータ
71 第一電源回路
72 第二電源回路
80 磁性部材(第一マグネット)
81 メイン操舵角センサチップ(第一チップ)
82 サブ操舵角センサチップ(第二チップ)
83 不揮発性メモリ
90 磁性部材(第二マグネット)
91 メイン操舵トルクセンサチップ(第三チップ)
92 サブ操舵トルクセンサチップ(第四チップ)
93 不揮発性メモリ

Claims (3)

  1. ステアリングホイール2の操舵操作に伴い転舵輪13を転舵させる操舵機構20に設けられ、前記操舵機構の操作量を回転角で検出するパワーステアリング装置用センサ回路であって、
    前記操舵機構の回転に伴い回転する第一マグネットと、前記第一マグネットと対向するように設けられ、前記第一マグネットの回転に伴う磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより前記操舵機構の操作量を検出する素子を備えた集積回路である第一チップおよび第二チップと、から構成される第一センサと、
    前記操舵機構の回転に伴い回転する第二マグネットと、前記第二マグネットと対向するように設けられ、前記第二マグネットの回転に伴い磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより前記操舵機構の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリと、を備えた集積回路である第三チップおよび第四チップと、から構成される第二センサと、
    前記第一チップおよび前記第三チップに電力を供給する第一電源回路と、前記第二チップおよび前記第四チップに電力を供給する第二電源回路と、前記第一センサおよび前記第二センサの出力信号に基づき転舵輪に操舵力を付与する電動モータへの指令信号を演算するマイクロコンピュータと、を有するコントロールユニットと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップおよび前記第三チップに前記第一電源回路からの電力を供給する第一ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップおよび前記第四チップに前記第二電源回路からの電力を供給する第二ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップおよび前記第四チップをグランド接続するための第三ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップおよび前記第三チップをグランド接続するための第四ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップからの出力信号を受信するための第五ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップからの出力信号を受信するための第六ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第三チップからの出力信号を受信するための第七ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第四チップからの出力信号を受信するための第八ハードウェアインタフェースと、
    前記第一ハードウェアインタフェースと前記第一チップおよび前記第三チップとを接続する第一電源供給線と、
    前記第二ハードウェアインタフェースと前記第二チップおよび前記第四チップとを接続する第二電源供給線と、
    前記第三ハードウェアインタフェースと前記第一チップおよび前記第四チップとを接続する第一グランド線と、
    前記第四ハードウェアインタフェースと前記第二チップおよび前記第三チップとを接続する第二グランド線と、
    前記第五ハードウェアインタフェースと前記第一チップとを接続する第一センサ信号送信線と、
    前記第六ハードウェアインタフェースと前記第二チップとを接続する第二センサ信号送信線と、
    前記第七ハードウェアインタフェースと前記第三チップとを接続する第三センサ信号送信線と、
    前記第八ハードウェアインタフェースと前記第四チップとを接続する第四センサ信号送信線と、
    を備え、
    前記第三チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第一電源供給線を介し、前記第三チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高く、かつ前記第一チップおよび前記第二チップの許容電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第三センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第四チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第二電源供給線を介し、前記第四チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高く、かつ前記第一チップおよび前記第二チップの許容電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第四センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第三チップは、前記第一チップおよび前記第四チップのグランド接続が遮断された状態で前記書き込み開始電圧をかけた後、前記第三チップの前記不揮発性メモリに前記補正値への書き込みが行われ、
    前記第四チップは、前記第二チップおよび前記第三チップのグランド接続が遮断された状態で前記書き込み開始電圧をかけた後、前記第四チップの前記不揮発性メモリに前記補正値への書き込みが行われることを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. ステアリングホイールの操舵操作に伴い転舵輪を転舵させる操舵機構に設けられ、前記操舵機構の操作量を回転角で検出するパワーステアリング装置用センサ回路であって、
    前記操舵機構の回転に伴い回転する第一マグネットと、前記第一マグネットと対向するように設けられ、前記第一マグネットの回転に伴う磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより前記操舵機構の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリと、を備えた集積回路である第一チップおよび第二チップと、から構成される第一センサと、
    前記操舵機構の回転に伴い回転する第二マグネットと、前記第二マグネットと対向するように設けられ、前記第二マグネットの回転に伴い磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより前記操舵機構の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリと、を備えた集積回路である第三チップおよび第四チップと、から構成される第二センサと、
    前記第一チップおよび前記第三チップに電力を供給する第一電源回路と、前記第二チップおよび前記第四チップに電力を供給する第二電源回路と、前記第一センサおよび前記第二センサの出力信号に基づき転舵輪に操舵力を付与する電動モータへの指令信号を演算するマイクロコンピュータと、を有するコントロールユニットと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップおよび前記第三チップに前記第一電源回路からの電力を供給する第一ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップおよび前記第四チップに前記第二電源回路からの電力を供給する第二ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップおよび前記第四チップをグランド接続するための第三ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップおよび前記第三チップをグランド接続するための第四ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップからの出力信号を受信するための第五ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップからの出力信号を受信するための第六ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第三チップからの出力信号を受信するための第七ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第四チップからの出力信号を受信するための第八ハードウェアインタフェースと、
    前記第一ハードウェアインタフェースと前記第一チップおよび前記第三チップとを接続する第一電源供給線と、
    前記第二ハードウェアインタフェースと前記第二チップおよび前記第四チップとを接続する第二電源供給線と、
    前記第三ハードウェアインタフェースと前記第一チップおよび前記第四チップとを接続する第一グランド線と、
    前記第四ハードウェアインタフェースと前記第二チップおよび前記第三チップとを接続する第二グランド線と、
    前記第五ハードウェアインタフェースと前記第一チップとを接続する第一センサ信号送信線と、
    前記第六ハードウェアインタフェースと前記第二チップとを接続する第二センサ信号送信線と、
    前記第七ハードウェアインタフェースと前記第三チップとを接続する第三センサ信号送信線と、
    前記第八ハードウェアインタフェースと前記第四チップとを接続する第四センサ信号送信線と、
    を備え、
    前記第一チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第一電源供給線を介し、前記第一チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第一センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第二チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第二電源供給線を介し、前記第二チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第二センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第三チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第一電源供給線を介し、前記第三チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高く、かつ前記第一チップおよび前記第二チップの許容電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第三センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第四チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第二電源供給線を介し、前記第四チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高く、かつ前記第一チップおよび前記第二チップの許容電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第四センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第三チップは、前記第一チップおよび前記第四チップのグランド接続が遮断された状態で前記書き込み開始電圧をかけた後、前記第三チップの前記不揮発性メモリに前記補正値への書き込みが行われ、
    前記第四チップは、前記第二チップおよび前記第三チップのグランド接続が遮断された状態で前記書き込み開始電圧をかけた後、前記第四チップの前記不揮発性メモリに前記補正値への書き込みが行われることを特徴とするパワーステアリング装置。
  3. ステアリングホイールの操舵操作に伴い転舵輪を転舵させる操舵機構に設けられ、前記操舵機構の操作量を回転角で検出するパワーステアリング装置用センサ回路であって、
    前記操舵機構の回転に伴い回転する第一マグネットと、前記第一マグネットと対向するように設けられ、前記第一マグネットの回転に伴う磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより前記操舵機構の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリと、を備えた集積回路である第一チップおよび第二チップと、から構成される第一センサと、
    前記操舵機構の回転に伴い回転する第二マグネットと、前記第二マグネットと対向するように設けられ、前記第二マグネットの回転に伴い磁界の大きさまたは方向の変化を検出することにより前記操舵機構の操作量を検出する素子と、この素子の検出値の補正値を記憶する不揮発性メモリと、を備えた集積回路である第三チップおよび第四チップと、から構成される第二センサと、
    前記第一チップおよび前記第三チップに電力を供給する第一電源回路と、前記第二チップおよび前記第四チップに電力を供給する第二電源回路と、前記第一センサおよび前記第二センサの出力信号に基づき転舵輪に操舵力を付与する電動モータへの指令信号を演算するマイクロコンピュータと、を有するコントロールユニットと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップおよび前記第三チップに前記第一電源回路からの電力を供給する第一ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップおよび前記第四チップに前記第二電源回路からの電力を供給する第二ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップおよび前記第四チップをグランド接続するための第三ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップおよび前記第三チップをグランド接続するための第四ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第一チップからの出力信号を受信するための第五ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第二チップからの出力信号を受信するための第六ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第三チップからの出力信号を受信するための第七ハードウェアインタフェースと、
    前記コントロールユニットに設けられ、前記第四チップからの出力信号を受信するための第八ハードウェアインタフェースと、
    前記第一ハードウェアインタフェースと前記第一チップおよび前記第三チップとを接続する第一電源供給線と、
    前記第二ハードウェアインタフェースと前記第二チップおよび前記第四チップとを接続する第二電源供給線と、
    前記第三ハードウェアインタフェースと前記第一チップおよび前記第四チップとを接続する第一グランド線と、
    前記第四ハードウェアインタフェースと前記第二チップおよび前記第三チップとを接続する第二グランド線と、
    前記第五ハードウェアインタフェースと前記第一チップとを接続する第一センサ信号送信線と、
    前記第六ハードウェアインタフェースと前記第二チップとを接続する第二センサ信号送信線と、
    前記第七ハードウェアインタフェースと前記第三チップとを接続する第三センサ信号送信線と、
    前記第八ハードウェアインタフェースと前記第四チップとを接続する第四センサ信号送信線と、
    を備え、
    前記第一チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第一電源供給線を介し、前記第一チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第一センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第二チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第二電源供給線を介し、前記第二チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第二センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第三チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第一電源供給線を介し、前記第三チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第三センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第四チップは、前記不揮発性メモリに前記補正値を書き込みする際、前記第二電源供給線を介し、前記第四チップから出力信号を送信する際の駆動電圧よりも高い書き込み開始電圧をかけることにより、書き込み可能状態となり、前記第四センサ信号送信線を介して書き込み情報である前記補正値の信号を受信するチップであって、
    前記第一チップは、前記第二チップおよび前記第三チップのグランド接続が遮断された状態で前記書き込み開始電圧をかけた後、前記第一チップの前記不揮発性メモリに前記補正値への書き込みが行われ、
    前記第二チップは、前記第一チップおよび前記第四チップのグランド接続が遮断された状態で前記書き込み開始電圧をかけた後、前記第二チップの前記不揮発性メモリに前記補正値への書き込みが行われ、
    前記第三チップは、前記第一チップおよび前記第四チップのグランド接続が遮断された状態で前記書き込み開始電圧をかけた後、前記第三チップの前記不揮発性メモリに前記補正値への書き込みが行われ、
    前記第四チップは、前記第二チップおよび前記第三チップのグランド接続が遮断された状態で前記書き込み開始電圧をかけた後、前記第四チップの前記不揮発性メモリに前記補正値への書き込みが行われることを特徴とするパワーステアリング装置。
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