JP2015054617A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シフトバイワイヤシステムを有する車両においてドライバが意図しない車両の動きを抑制することに役立つ車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の制御装置は、シフトバイワイヤシステムを有する車両の制御装置であって、ドライバのシフト操作にかかわらず変速機を非駆動レンジに保持するフェイルセーフモードを実行可能であるシフトバイワイヤ制御手段を備える。前記シフトバイワイヤ制御手段は、IG-ON状態かつReady-OFF状態であってドライバの操作によるシフト位置が駆動レンジにある場合に、自動制動制御、及び/または、前記非駆動レンジにあることをドライバに感知させるための非駆動レンジ気付き制御を実行するよう構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】車両の制御装置は、シフトバイワイヤシステムを有する車両の制御装置であって、ドライバのシフト操作にかかわらず変速機を非駆動レンジに保持するフェイルセーフモードを実行可能であるシフトバイワイヤ制御手段を備える。前記シフトバイワイヤ制御手段は、IG-ON状態かつReady-OFF状態であってドライバの操作によるシフト位置が駆動レンジにある場合に、自動制動制御、及び/または、前記非駆動レンジにあることをドライバに感知させるための非駆動レンジ気付き制御を実行するよう構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の制御装置に関する。
レンジ切替信号をシフト切替装置に入力することにより、車両用変速機の走行レンジを切り換えるシフトバイワイヤシステムを有する車両の制御装置が知られている。この装置は、実際のトランスアクスルの駆動レンジがドライバの認識状態と異なる恐れのある場合、且つ、車両停止が予測された場合、車両の駆動力を抑制する駆動力抑制手段を備える。
シフトバイワイヤシステムを有する車両においては、ドライバの操作によるシフト位置とは実際のシフト位置を異ならせる制御モード、例えば、操作にかかわらず実際のシフト位置をNレンジとするフェイルセーフモードが存在することがある。このような制御モードが実行されているとき、状況によってはドライバのシフト操作と反して意図せざる車両の動きが引き起こされる可能性がある。例えば、シフトバイワイヤシステム故障もしくは、Ready=OFFかつIG=ONの状況下で、車両が下り坂に停車している場合、Rレンジにシフト操作がなされると、実際のトランスアクスルの駆動レンジはNレンジにあるから、下り坂を車両が前進してしまうかもしれない。これは、Rレンジに操作したドライバの意図とは逆走である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シフトバイワイヤシステムを有する車両においてドライバが意図しない車両の動きを抑制することに役立つ車両の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両の制御装置は、シフトバイワイヤシステムを有する車両の制御装置であって、ドライバのシフト操作にかかわらず変速機を非駆動レンジに保持するフェイルセーフモードを実行可能であるシフトバイワイヤ制御手段を備える。前記シフトバイワイヤ制御手段は、シフトバイワイヤシステム故障もしくはReady=OFFかつIG=ONの状況下であって、ドライバの操作によるシフト位置が駆動レンジにある場合に、自動制動制御、及び/または、前記非駆動レンジにあることをドライバに感知させるための非駆動レンジ気付き制御を実行するよう構成されている。
本発明によれば、シフトバイワイヤシステムを有する車両においてドライバが意図しない車両の動きを抑制することに役立つ車両の制御装置を提供することができる。
図1は、本発明のある実施形態に係る制御処理を例示するフローチャートである。この処理は、シフトバイワイヤ車両での意図せぬ車両移動抑制のための処理であり、シフトバイワイヤシステムを有する車両(例えばハイブリッド車両)の制御装置において実行される。本制御装置は、ドライバのシフト操作にかかわらず変速機を非駆動レンジに保持するフェイルセーフモードを実行可能であるシフトバイワイヤ制御手段を備える。
このフェイルセーフモードは、フェイルセーフとしてシフト操作に反していわゆる「Nレンジ制御」を行うモードである。そのため、フェイルセーフモードにおいては、シフトレバー位置がDレンジやRレンジなどの駆動レンジにあったとしても、トランスアクスルはNレンジのような非駆動レンジに固定される。
本発明者の検討によると、このようなNレンジ制御においては、ドライバのシフト操作とは反した方向へ車両が動く状況が想定される。例えば、実際にはReady-OFF状態であるにもかかわらずドライバがReady-ON状態であると勘違いをして後進を意図してRレンジへのシフト操作をした場合が考えられる。この場合、車両が下り坂に停車していたとすると、実際のトランスアクスルの駆動レンジはNレンジにあるから、下り坂を車両が前進してしまうかもしれない。これは、Rレンジに操作したドライバの意図とは逆走である。
あるいは、Ready-ON状態での停車中にドライバが後進を意図してRレンジへのシフト操作をしたが、シフトバイワイヤシステムの異常によりNレンジ制御が開始された場合も考えられる。この場合にも、車両が下り坂に停車していたとすると、ドライバの意図とは逆に車両が前進し始めてしまうかもしれない。
このように意図せざる車両の動きが生じるのは、1つには、例えば上述のNレンジ制御のように、ドライバが駆動レンジを意図してシフトレバー操作をしたとしてもシフトバイワイヤ車両ではそれに反してNレンジとなる場合があるためである。また、1つには、ハイブリッド車両では始動時にエンジン音がしないことが多いため、ドライバがReady-OFF状態をReady-ON状態と勘違いしやすいことに起因する。Ready-OFF状態での駆動レンジへのシフト操作はNレンジへと判定されるため、後進を意図したにもかかわらず前進したり、逆に前進を意図したにもかかわらず後進したりといった事態が生じうる。しかも、操作によるシフトレバー位置がRレンジであれば、バックガイドモニタの表示やバックブザー吹鳴によりドライバの勘違いが助長される。
本発明におけるNレンジ制御とは、具体的に以下の2通りの状況下を想定する。
・<状況1>IG-ON状態かつReady-OFF状態であり、かつシフトレバー位置がD・R・Bなどの駆動レンジである状態
・<状況2>シフトバイワイヤシステムの故障によりシフトレバー位置が正常に認識できず、トランスアクスルの駆動レンジを強制的にNレンジとしている状態
<状況2>においては、シフトレバー位置が認識できないため、ドライバの意思を車両システムが判断できない。
・<状況1>IG-ON状態かつReady-OFF状態であり、かつシフトレバー位置がD・R・Bなどの駆動レンジである状態
・<状況2>シフトバイワイヤシステムの故障によりシフトレバー位置が正常に認識できず、トランスアクスルの駆動レンジを強制的にNレンジとしている状態
<状況2>においては、シフトレバー位置が認識できないため、ドライバの意思を車両システムが判断できない。
図1に例示される本実施形態に係る制御処理は、上述の<状況1>もしくは<状況2>であるときに実行される(S10、S10のY、S11)。処理が開始されると、車速がある判定しきい値以下であるか否かを判定する(S14)。このしきい値は、実験的にまたは経験的に適宜設定することができる。車速がこの判定しきい値以上である場合には(S14のN)、シフトバイワイヤ制御手段は、非駆動レンジでの惰性走行を継続することを許可する(S16)。
車速が判定しきい値以下である場合には(S14のY)、シフトバイワイヤ制御手段は、自動制動制御及び/またはNレンジ気付き制御を実行する(S18)。自動制動制御は例えば強制車両停止継続制御である。これには例えば、ブレーキアクチュエータを駆動するといった手段もあるし、パーキングブレーキのロックピンを係合させ、パーキングブレーキを作動させるといった手段もありうる。Ready-OFF状態である場合には強制的にReady-ON状態に変更したうえで、ブレーキが実行される。
こうした強制車両停止継続制御のために、本車両には、ドライバの制動操作がなくとも電子制御で制動力を発生させ得る装置(例えば、電動ブレーキ、電動パーキングロック)が設けられていてもよい。また、本車両には、Ready-OFF状態であっても自動的にReady-ON状態として電子制御上の制動力を発生させ得る装置が設けられていてもよい。
また、Nレンジ気付き制御は、実際のシフト位置が非駆動レンジにあることをドライバに感知させるための処理である。これには例えば、Rレンジであってもバックガイドモニタを消灯したり、Rレンジ吹鳴を止めるといった手段もあるし、警告音で気付きを与えたり、マルチイインフォディスプレイに警告を表示するといった手段もある。
こうしたNレンジ気付き制御のために、本車両には、運転者に警告音及び/または警告視覚刺激を与えるためのヒューマンインターフェイスが設けられていてもよい。また、本車両には、バックガイドモニタを外部命令で消灯しうる装置、及び/または、バックビープ音を外部命令で消音しうる装置が設けられていてもよい。
なお、シフトレバー位置が駆動レンジでない場合には(S10のN)、シフトレバー位置どおりの車両制御状態になる(S12)。
以上説明したように、本実施形態においては、シフトバイワイヤ制御手段は、IG-ON状態かつReady-OFF状態であってドライバの操作によるシフト位置が駆動レンジにある場合に、自動制動制御及び/またはNレンジ気付き制御を実行するよう構成されている。したがって、ドライバが実際にはNレンジであることを認識しておらず車両がドライバの意図する方向と逆方向に発進することを抑制することができる。本実施形態によると、自動制動制御及び/またはNレンジ気付き制御によって、フェイルセーフモードにシステムが移行しているときに車両が意図せず坂道にてずり下がることを防止することが可能となる。
Claims (1)
- シフトバイワイヤシステムを有する車両の制御装置であって、
ドライバのシフト操作にかかわらず変速機を非駆動レンジに保持するフェイルセーフモードを実行可能であるシフトバイワイヤ制御手段を備え、
前記シフトバイワイヤ制御手段は、IG-ON状態かつReady-OFF状態であってドライバの操作によるシフト位置が駆動レンジにある場合に、自動制動制御、及び/または、前記非駆動レンジにあることをドライバに感知させるための非駆動レンジ気付き制御を実行するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013189079A JP2015054617A (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013189079A JP2015054617A (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 車両の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015054617A true JP2015054617A (ja) | 2015-03-23 |
Family
ID=52819302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013189079A Pending JP2015054617A (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 車両の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015054617A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109421740A (zh) * | 2017-08-28 | 2019-03-05 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于监测自主车辆的方法和装置 |
-
2013
- 2013-09-12 JP JP2013189079A patent/JP2015054617A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109421740A (zh) * | 2017-08-28 | 2019-03-05 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于监测自主车辆的方法和装置 |
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