JP2015052866A - 画像表示装置、画像回転方法、及びプログラム - Google Patents

画像表示装置、画像回転方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示装置において、装置の上下方向に応じて表示画像を回転させるような回転制御を行うに際し、ユーザが不用意に装置を回転させた場合でも、ユーザの意図しない画像の回転を防止する。
【解決手段】画像表示装置1は、画像を表示する表示部15aと、表示部15aの表示画面の上下方向を検出する方向検出部13と、ユーザが画像表示装置1を回転動作させることにより生じる方向検出部13での検出結果の変化に応じて、上記表示画面に表示中の上記画像を回転させる回転制御を行う画像回転部12aと、を備える。画像回転部12aは、方向検出部13による検出結果の変化から上記回転動作の頻度を求め、その頻度に応じて上記回転制御を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置、画像回転方法、及びプログラムに関し、より詳細には、ユーザに保持されている方向に応じて画像の表示方向を回転させることが可能な画像表示装置、画像回転方法、及びプログラムに関する。
従来から、ユーザが手で保持して操作できるように、液晶パネルなどの表示パネルにタッチセンサを搭載したタブレット端末等の携帯型の画像表示装置が流通している。このような画像表示装置では、装置内に内蔵したセンサにより装置の上下方向を検出し、その検出結果の変化に応じて表示画像を回転させるように制御することで、ユーザから見た画像の上下方向が常に固定されるようにしている。
一般的にカメラで撮影したような画像であれば、画像サイズが長方形になっているため、画像表示装置を回転させることで画像の長辺が画面の長辺と一致するように回転すると、画像を最大限大きく表示できる。例えば、風景をランドスケープ(横長)で撮影した写真であれば、画像表示装置を横向きに回転すると、画像の長辺と画面の長辺が一致し、且つ画像の上下もユーザから見て正しく表示され、画面全体を使って画像を表示でき、操作性が良くなる。
画像の回転に関し、特許文献1には、加速度センサにより検出した動きパターンに応じて表示状態を変化させる制御を行う移動通信端末が開示されている。この移動通信端末では、バイブレータの振動を検知してしまわないようにするために、着信によりバイブレータを振動させている期間中に加速度センサによる表示状態の制御を停止するようにしている。
また、特許文献2には、ナビゲーション画像の上が目的地となるように画像を回転する制御を行うナビゲーション画像表示装置が開示されている。この装置では、右左折の際に画像が急激に回転して画面の視認性が低下するのを防止するため、右左折地点の情報を元に中間目的地を求めてその座標に基づき徐々に画像を回転させている。
特開2002−171316号公報 特開平5−5627号公報
しかしながら、従来技術による画像の回転は、画像表示装置の回転から多少のタイムラグの後行われることから、画像表示装置の操作に不慣れなユーザ、或いは相手に説明をするために画像表示装置を相手側に示しているユーザである場合には、意図せず画像が回転してしまい、それを戻そうと画像表示装置を逆方向に回転させる必要が生じる。
さらに、書類等をカメラで撮影した画像は、画像内の文字を読むことが主眼となるが、カメラが90度回転した状態で撮影された画像は画面表示時の上方向が文字の上下と90度ずれていることがある。このような場合、文字が読み易いようにこの画面を回転すると、画像の上が画面の上になるように画像自体が回転し、ユーザの意図に反した回転となってしまう。このように、画像表示装置における従来の回転制御では、ユーザの意図しない回転が発生するといった不具合がある。
また、特許文献1に記載の技術は、着信といったユーザの操作中の処理とは無関係な割り込みに対応するものであり、端末の画像回転処理がユーザの望むものであるか否かを判定しているものではないため、上述のような不具合を解消するものではない。
また、特許文献2に記載の技術は、ユーザが意図しない急激な画像回転を防止するものであるが、道順に応じて一律に回転を制御しているのみであり、ユーザの操作状態や、表示中の画像の内容に応じて画像の回転を制御するものではない。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の上下方向に応じて表示画像を回転させるような回転制御を行うに際し、ユーザが不用意に装置を回転させた場合でも、ユーザの意図しない画像の回転を防止することが可能な画像表示装置、画像回転方法、及びプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、画像を表示する表示部を備えた画像表示装置であって、該表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出部と、ユーザが前記画像表示装置を回転動作させることにより生じる該方向検出部での検出結果の変化に応じて、前記表示画面に表示中の前記画像を回転させる回転制御を行う画像回転部と、を備え、前記画像回転部は、前記方向検出部による検出結果の変化から前記回転動作の頻度を求め、該頻度に応じて前記回転制御を変更することを特徴としたものである。
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記画像回転部は、前記頻度に応じて、一定時間、前記回転制御を停止させることを特徴としたものである。
本発明の第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記画像回転部は、前記頻度に応じて、一定時間、前記回転制御における回転の速度を低下させることを特徴としたものである。
本発明の第4の技術手段は、第1〜第3のいずれか1の技術手段において、前記画像が文字を含むか否かを判定する画像判定部をさらに備え、前記画像回転部は、前記画像判定部で文字を含むと判定された場合に、前記画像の表示中、若しくは前記画像の表示中であって前記画像の表示開始から所定時間だけ、前記回転制御を停止させ、前記画像判定部で文字を含まないと判定された場合に、前記頻度に応じた前記回転制御の変更を行うことを特徴としたものである。
本発明の第5の技術手段は、第1〜第3のいずれか1の技術手段において、前記画像が文字を含むか否かを判定する画像判定部をさらに備え、前記画像回転部は、前記画像判定部で文字を含むと判定された場合には、前記表示画面の上下方向と前記文字の上下方向とが一致する角度に、前記画像を回転させることを特徴としたものである。
本発明の第6の技術手段は、画像を表示する表示部及び該表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出部を備えた画像表示装置における画像回転方法であって、前記方向検出部が、前記表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出ステップと、画像回転部が、ユーザが前記画像表示装置を回転動作させることにより生じる前記方向検出ステップでの検出結果の変化に応じて、前記表示画面に表示中の前記画像を回転させる回転制御を行う画像回転ステップと、を有し、前記画像回転ステップは、前記方向検出ステップによる検出結果の変化から前記回転動作の頻度を求め、該頻度に応じて前記回転制御を変更することを特徴としたものである。
本発明の第7の技術手段は、画像を表示する表示部及び該表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出部を備えたコンピュータに、該方向検出部を用いて、前記表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出ステップと、ユーザが前記コンピュータを回転動作させることにより生じる前記方向検出ステップでの検出結果の変化に応じて、前記表示画面に表示中の前記画像を回転させる回転制御を行う画像回転ステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記画像回転ステップは、前記方向検出ステップによる検出結果の変化から前記回転動作の頻度を求め、該頻度に応じて前記回転制御を変更することを特徴としたものである。
本発明によれば、装置の上下方向に応じて表示画像を回転させるような回転制御を行うに際し、ユーザが不用意に装置を回転させた場合でも、ユーザの意図しない画像の回転を防止することができる。
本発明に係るタブレット端末の一構成例を示すブロック図である。 図1のタブレット端末の外観を示す図である。 図1及び図2のタブレット端末において静止画像を表示させた状態を示す図である。 図3Aのタブレット端末を回転させた場合の静止画像の回転状態を示す図である。 図1及び図2のタブレット端末における画像回転処理の一例を説明するためのフロー図である。 図1及び図2のタブレット端末における画像回転処理の他の例を説明するためのフロー図である。 図1及び図2のタブレット端末において文字を含む静止画像を表示させた状態を示す図である。 図6Aのような静止画像を表示した従来のタブレット端末を回転させた場合の静止画像の回転状態を示す図である。 図6Aのタブレット端末を回転させた場合の静止画像の回転状態を示す図である。 図1及び図2のタブレット端末における画像回転処理の他の例を説明するためのフロー図である。 図1及び図2のタブレット端末における画像回転処理の他の例を説明するためのフロー図である。 図1及び図2のタブレット端末における画像回転処理の他の例を説明するためのフロー図である。
本発明に係る画像表示装置は、画像を表示する表示部を備えた端末装置であり、携帯型の端末装置とすることで発明の効果をより享受できる。以下、本発明に係る画像表示装置としてタブレット端末(所謂「タブレットPC(Personal Computer)」と呼ばれるものも含む)を採用した例を挙げて説明するが、携帯型の端末装置としては、携帯電話機(スマートフォンと呼ばれるものも含む)や携帯情報端末等を採用することもできる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係るタブレット端末の一構成例を示すブロック図で、図2は、図1のタブレット端末の外観を示す図である。図3Aは、図1及び図2のタブレット端末において静止画像を表示させた状態を示す図で、図3Bは、図3Aのタブレット端末を回転させた場合の静止画像の回転状態を示す図である。
図1で例示するタブレット端末(以下、単に「端末」と言う)1は、その全体を制御する制御部10のほか、記憶部11、画面制御部12、方向検出部13、ハードウェアキー14、及び操作パネル15を備える。その他、端末1には図示しない充電池等の電源が設けられている。
ハードウェアキー14は、図2では電源キー1つのみで例示しているが、様々な操作を行うために複数設けられていてもよい。操作パネル15は、ユーザからの操作入力を受け付けるための表示パネルであり、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の表示部15aと、タッチセンサ部15bとで構成される。
表示部15aには写真や動画や文書等のファイルの画像やUI(User Interface)画像などが表示される。タッチセンサ部15bは、表示されたUI画像に対してタッチが検出された場合、そのタッチ位置に対応するUI画像20内の画像(例えばボタン21)が示す処理が実行されると共に、必要に応じてUI画像20が遷移する。
なお、端末1には、ユーザ操作を受け付ける操作部として、ハードウェアキー14のみが設けられた構成(タッチセンサ部15bを備えない構成)であってもよいが、図示したようにタッチセンサ部15bを設けることが、ユーザの操作性を向上させる上で好ましい。
制御部10は、プログラム保存領域に格納されたプログラムを動作させ、各種制御を行う。例えば制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、及び記憶装置などの制御デバイスで構成され、集積回路/ICチップセットとして搭載することもできる。
この記憶装置には、制御プログラム(本発明に係る後述の画像回転処理を実行するプログラムを含む)、上記UI画像、各種設定内容などが記憶される。この記憶装置としては、フラッシュROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)等が挙げられ、記憶部11を利用することもできる。記憶部11は、表示部15aに表示させる画像等のファイルを格納するもので、上記記憶装置と同様、フラッシュROM等で構成することができる。
方向検出部13は、表示部15aの表示画面の上下方向を検出する。この上下方向とは、ユーザが端末1を保持して端末1の表示画面を見た際に、端末1の上側になる位置と下側になる位置とを結ぶ線分の方向を指す。
ここで、方向とは、ユーザが端末1を保持している方向であって、ユーザに向かって正面を向いているか、90度回転しているか、といった方向であればよく、端末1の機能によっては、上側になる位置、下側になる位置のいずれかを始点に決める必要はない(つまりdirectionとして検出してもよい)。端末1によっては、例えば右に90度回転動作させて画像が90度左に回転した後、再度右に90度回転させた場合でも一回目の回転動作以上は画像が回転しないように構成されているものもあるためである。但し、下側になる位置又は上側になる位置を始点とし他方を終点として(つまり表示画面の上部の向き又は下部の向きを)検出することが好ましい。また、方向検出部13は、端末1の現在の姿勢(傾き具合)を検知し、現在の姿勢を示す姿勢情報を出力する姿勢検知部であるとも言える。
方向検出部13としては、既存の技術を利用すればよく、例えば3軸加速度センサや、3軸加速度センサ、3軸角速度センサ、及び3軸地磁気センサを有する9軸モーションセンサや、3軸加速度センサ及び3軸(又は2軸)地磁気センサを有するモーションセンサなどが挙げられる。
画面制御部12は、表示部15aの表示画面に表示させる画像を制御する部位であり、IC等で構成できる。そして、画面制御部12は、次の画像回転部12aを有する。画像回転部12aは、ユーザが端末1を回転動作させることにより生じる方向検出部13での検出結果の変化に応じて、すなわち端末1が保持されている方向の変化に応じて、表示画面に表示中の画像を回転させる回転制御を行う。
この回転制御は、例えばほぼ表示面に水平な面上で所定角度以上回転させた場合に、表示中の画像を回転させるようにすればよい。例えば、図3Aで例示するように、写真画像30aがその上下部分に黒帯部分31aが付加されて表示された状態から、端末1を矢印の方向に回転すると、方向検出部13が端末1の上下方向を検知し、画像回転部12aがそれに応じて画像の表示角度を変更する。これにより、図3Bで例示するように、写真画像30aがスケーリングにより操作パネル15一杯に拡大された写真画像30b及びそれに付加された黒帯部分31bが表示される。
図3A,図3Bで例示したように、画像回転部12aは基本的に常に上向きに画像が表示されるように制御される。また、図3A,図3Bで例示したように、画像回転部12aでは、回転に際し、必要に応じて画像の黒帯部分を除去する処理や画像に黒帯部分を付加する処理を実行するようにしておけばよい。なお、回転制御に際しては、アニメーション的に徐々に画像の回転がなされるように、例えば上記検出結果の変化量に応じて表示画像の回転量を決めるようにしておいてもよい。
また、端末1の表示面が、例えば水平面上から所定角度(例えば5°〜45°程度)以上傾いている場合にのみ、方向検出部13が一定以上回転したか否かを検出するように(或いは回転制御を実行するように)しておけば、例えばテーブル等の水平な場所に載置している状態の端末1をいくら回転させたとしても回転制御が実行されることはない。
そして、本発明の主たる特徴として、画像回転部12aは、方向検出部13による検出結果の変化からユーザによる回転動作の頻度を求め、その頻度に応じて、上記回転制御を変更する。この頻度は、ある所定時間当たりに所定角度以上の回転動作が何回検出されたかを示す値である。
例えば、ある方向(例えば図3Aの矢印で図示した方向)への回転を1回目とカウントし、その後の逆方向への回転を2回目とカウントし(つまり1回目の反転とカウントし)、更にその後の逆方向(元の方向)への回転を3回目とカウントする(つまり2回目の反転とカウントする)などとすればよい。この例のようにユーザの回転動作の頻度(単位時間当たりの回数)としては、基本的に反転の頻度を求めればよい。
このような構成により、端末1では、端末1の上下方向に応じて表示画像を回転させるような回転制御を行うに際し、ユーザが不用意に端末1を回転させた場合(或いはその後に反転させた場合)でも、ユーザの意図しない画像の回転を防止するような制御が可能になる。例えば、ユーザがほぼ表示面に水平な面上で端末1を回転させたときに、画像の自動回転を予期していない場合にはユーザが元に戻そうとして、タイムラグによりさらに画像が回転してしまうといった不具合を避けることができる。
本実施形態における画像回転部12aは、上記頻度に応じて、一定時間、上記回転制御を停止させることを特徴とする。これにより、ユーザによる回転動作の頻度に応じて、画像回転制御を一時的に停止させることができ、操作性を向上させることができる。
本実施形態に係る端末1における画像回転処理の一例(画像回転処理Aと言う)について、図4を参照しながら説明する。基本的に画像回転部12aが制御部10からの指示によりこの画像回転処理Aが実行されるものとして説明するが、全て画像回転部12aが実行するように構成することもできる。つまり、制御部10が、上記頻度に応じて一定時間、画像回転部12aに回転制御を停止させるように指示するものとして説明するが、上述したように画像回転部12aが、上記頻度に応じて、一定時間、上記回転制御を停止させるようにしてもよく、これらは単なる機能の分担の違いに過ぎない。
制御部10(又は画像回転部12a)は、方向検出部(以下、単に「センサ」と言う)13による端末1の変化周期を検知するために、タイマI、タイマII、及びカウンタを有するものとする。タイマIIは一旦頻繁な端末1の反転を検知した場合に一定時間回転を停止するためのタイマであり、タイマIは頻繁に反転されたかを検知するためのタイマ、カウンタは反転の回数をカウントするためのカウンタである。
初めはタイマIIを使用しないため、制御部10がタイマIIを0秒に初期化する(ステップS1)。続いて制御部10は、タイマIIが0であるか否かを判定し(ステップS2)、NOの場合にはタイマIIを減算して(ステップS3)、ステップS2に戻る。
タイマIIの初期化時などの場合にはステップS2でYESとなるが、YESとなった場合、制御部10がカウンタ、タイマIをそれぞれ初期化する(ステップS4,S5)。ここでは、カウンタを3回、タイマIを2秒に初期化した例を挙げる。ステップS5の処理後、センサ13が一定以上(一定角度以上)の回転を検知したか否かを判定する(ステップS6)。
回転していない場合(ステップS6でNOの場合)には、制御部10がタイマIを減算し(ステップS7)、ステップS6に戻り、再度、センサ13での一定以上の回転の検知を待つ。ステップS7では、0まで減算したら減算を停止する。
一方、回転を検知した場合(ステップS6でYESの場合)には、制御部10は、タイマIの減算が未完了(タイマI>0)か否か(タイマI=0)を判定する(ステップS8)。ステップS8でNOの場合、つまりタイマIの減算が完了していた場合、制御部10が画像の回転を画面制御部12の画像回転部12aに指示し(ステップS9)、ステップS4に戻る。ステップS9により、画像回転部12aがステップS6で検知した方向に合うように画像を90度回転させることになる。
ステップS8でYESの場合、つまりタイマIが未だ減算中の場合、制御部10は、カウンタが減算を完了したか否(減算中である)かを判定する(ステップS10)。ステップS10でNOの場合、つまりカウンタが減算中であった場合、制御部10は、ステップS9と同様に画像の回転を画像回転部12aに指示し(ステップS11)、カウンタを減算する(ステップS12)。ステップS12の後は、ステップS5に戻り、タイマIの初期化後、再度、センサ13での一定以上の回転の検知を待つ。
一方、ステップS10でYESの場合、つまりカウンタの減算が完了していた場合、単位時間(この例では2秒)以内に1回という頻繁な回転が規定回数(この例では3回)発生しているので、制御部10は、画像の回転を一旦停止し(ステップS13)、停止時間を計時するためのタイマIIの設定(初期化)を行い(ステップS14)、ステップS2に戻る。
ステップS13では、画像回転部12aが画像を回転中であった場合には、制御部10が積極的に回転の停止(回転のキャンセル)を指示し、回転中でなかった場合には、制御部10は画像の回転を画像回転部12aに指示しなければよい。この例では、タイマIIが3秒に設定されており、ステップS3での減算によりタイマIIが0になるまでは、センサ13での検知自体を停止することで、画像の回転も停止すればよい。
(第2の実施形態)
本発明に係る第2の実施形態として、図5を参照しながら、端末1における画像回転処理の他の例(画像回転処理Bと言う)を説明する。本実施形態における画像回転部12aは、上記頻度に応じて、一定時間、上記回転制御における回転の速度を低下させる。これにより、ユーザによる回転動作の頻度に応じて、画像回転制御を一時的に遅くすることができ、操作性を向上させることができる。
本実施形態でも、第1の実施形態の説明と同様に、基本的に画像回転部12aが制御部10からの指示によりこの画像回転処理Bが実行されるものとして説明するが、全て画像回転部12aが実行するように構成することもできる。
制御部10(又は画像回転部12a)は、方向検出部(センサ)13による端末1の変化周期を検知するために、タイマi、タイマii、及びカウンタを有するものとする。タイマiiは一旦頻繁な端末1の反転を検知した場合に一定時間回転を停止するためのタイマであり、タイマiは頻繁に反転されたかを検知するためのタイマ、カウンタは反転の回数をカウントするためのカウンタである。
初めはタイマiiを使用しないため、制御部10がタイマiiを0秒に初期化する(ステップS21)。続いて制御部10は、後述の制御により回転速度を低下させているか否かを判定する(ステップS22)。なお、回転速度が低下中は、その旨を示すフラグを1にし、低下中でない場合にはフラグを0にしておくなどにより、ステップS22での判定が可能である。無論、タイマiiの初期化直後はステップS22はNOとなる。
制御部10は、低下中の場合(ステップS22でYESの場合)、タイマiiを減算して(ステップS23)、タイマiiが0になったか否かを判定する(ステップS24)。ステップS24でYESの場合、制御部10が画像回転部12aに回転速度低下の解除を指示し(ステップS25)、カウンタ、タイマiをそれぞれ初期化する(ステップS26,S27)。ここでは、カウンタを3回、タイマiを2秒に初期化した例を挙げる。一方、回転速度が低下中でない場合(ステップS22でNOの場合)や、タイマiiが0でない場合(ステップS24でNOの場合)には、ステップS25を経ずに、ステップS26,S27の初期化処理を行う。
ステップS27の処理後、制御部10は、センサ13が一定以上(一定角度以上)の回転を検知したか否かを判定する(ステップS28)。回転していない場合(ステップS28でNOの場合)には、制御部10がタイマiを減算し(ステップS29)、ステップS28に戻り、再度、センサ13での一定以上の回転の検知を待つ。ステップS29では、0まで減算したら減算を停止する。
一方、回転を検知した場合(ステップS28でYESの場合)には、制御部10は、図4のステップS8と同様に、タイマiの減算が未完了(タイマi>0)か否か(タイマi=0)を判定する(ステップS30)。ステップS30でNOの場合、ステップS9と同様に、つまりタイマiの減算が完了していた場合、制御部10が画像の回転を画面制御部12の画像回転部12aに指示し(ステップS31)、ステップS22に戻る。ステップS31により、画像回転部12aがステップS28で検知した方向に合うように画像を90度回転させることになる。
ステップS30でYESの場合、つまりタイマiが未だ減算中の場合、制御部10は、ステップS10と同様に、カウンタが減算を完了したか否かを判定する(ステップS32)。ステップS32でNOの場合、ステップS11,S12と同様に、制御部10は、画像の回転を画像回転部12aに指示し(ステップS33)、カウンタを減算する(ステップS34)。ステップS34の後は、ステップS27に戻り、タイマiの初期化後、再度、センサ13での一定以上の回転の検知を待つ。
一方、ステップS32でYESの場合、つまりカウンタの減算が完了していた場合、単位時間(この例では2秒)以内に1回という頻繁な回転が規定回数(この例では3回)発生しているので、制御部10は、回転速度を低下させて画像を回転するように画像回転部12aに指示し(ステップS35)、回転速度低下時間を計時するためのタイマiiの設定(初期化)を行い(ステップS36)、ステップS22に戻る。この例では、タイマiiが3秒に設定されており、ステップS23での減算によりタイマiiが0になった段階(ステップS24でYESとなった段階)で回転速度低下が解除される。
ステップS35では、画像回転部12aが画像を回転中であった場合には、制御部10がその回転速度の低下を指示し、回転中でなかった場合には、制御部10は回転速度を通常より所定速度低下した状態で画像を回転させるように画像回転部12aに指示すればよい。
また、本実施形態は画像の回転速度を落とすものであるが、第1の実施形態と組み合わせることも可能である。例えば、頻度が第1の所定頻度以上の場合に一定時間低下させ、それより高い第2の所定頻度以上の場合には第1の実施形態のように一定時間停止させるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
本発明に係る第3の実施形態として、図6A〜図6C及び図7を参照しながら、端末1における画像回転処理の他の例(画像回転処理Cと言う)を説明する。図6Aは、端末1において文字を含む静止画像を表示させた状態を示す図である。図6Bは、図6Aのような静止画像を表示した従来の端末を回転させた場合の静止画像の回転状態を示す図である。図6Cは、図6Aの端末1を回転させた場合の静止画像の回転状態を示す図である。また、図7は、端末1における画像回転処理の他の例(画像回転処理C)を説明するためのフロー図である。
本実施形態では、端末1が、表示画面に表示される画像(表示画像)が文字を含むか否かを判定する画像判定部を、例えば制御部10(又は画面制御部12)に備えるものとする。画像判定部としては、OCR(optical character recognition)等で利用される文字認識技術など、既存の技術を適用すればよく、画像の文字が判定できればよい。もし、表示中の画像が文書ファイルを表示した画像であれば、その文書ファイル中に文字が含まれるか否かを判定することでも、文字を含むか否かは判定できる。
そして、本実施形態における画像回転部12aは、上記画像判定部で表示画像が文字を含むと判定された場合に、その表示画像の表示中、若しくはその表示画像の表示中であってその表示画像の表示開始から所定時間だけ、上記回転制御を停止させ、文字を含まないと判定された場合には、第1又は第2の実施形態での処理(つまり画像回転処理A又は画像回転処理B)を実行する。
これにより、端末1の回転頻度が高い場合や、表示画像が文字を含む画像である場合には、端末1の方向に応じた表示画像の表示角度の制御を停止させることができ、もって操作性を向上させることができる。
本実施形態でも、第1の実施形態の説明と同様に、基本的に画像回転部12aが制御部10からの指示によりこの画像回転処理Cが実行されるものとして説明するが、全て画像回転部12aが実行するように構成することもできる。
画像回転処理Cでは、制御部10(又は画像回転部12a)は、画像を表示させてから最初に一定以上の回転を検知するまでの時間を検知するために、タイマIIIを有するものとする。
まず、制御部10は、画面制御部12を介して画像を表示部15aに表示させると共に、その画像内で文字検出処理を実行し(ステップS41)、文字が含まれているか否かを判定する(ステップS42)。
図3Aで例示したように画像30aに文字列が含まれていなかった場合(ステップS42でNOの場合)、制御部10は、上述した画像回転処理A若しくは画像回転処理Bを実行する(ステップS50)。これにより、ユーザの意図に従って画像が回転される。なお、文字列の判定は黒帯部分31aも含めて実行するようにしてもよい。ステップS50に続き、制御部10は、表示画像に変更があったか(新たな画像が表示されたか)否かを判定し(ステップS51)、変更がない限り、ステップS50を遂行し、変更があった場合、ステップS41に戻る。
一方、図6Aで例示したように画像60aに文字列が含まれていた場合(ステップS42でYESの場合)、制御部10は、画像の回転は実行せずに、その画像を標準の表示角度で表示部15aに表示させ(ステップS43)、一定時間内にユーザによる回転動作が行われるか否かを判定するためのタイマIIIを初期化する(ステップS44)。画像の回転を実行しない理由は、画像を最初に表示した時点では、ユーザ(操作者)が画像の回転を必要としているのか否かについて、判定できないためである。また、ここでは、上記一定時間として3秒を設定した例を挙げる。なお、上述したように、文字列の判定は黒帯部分61aも含めて実行するようにしてもよい。
ステップS44に続き、制御部10は、タイマIIIが0になったか否かを判定し(ステップS45)、YESの場合には、ユーザが現状の表示角度で問題なく(つまり文字を見易い方向に回転せず)、且つもし今後一定以上の回転が検出された場合であってもそれはユーザが敢えて画像を回転させようと回転動作を行った結果であると解釈し、画像回転処理A若しくは画像回転処理Bを実行する(ステップS50)。
ステップS45でNOの場合には、ユーザが文字を見易い方向に回転させようとして回転動作を行ったものと解釈して、図4のステップS6と同様に、センサ13が一定以上の回転を検知したか否かを判定する(ステップS46)。回転していない場合(ステップS46でNOの場合)には、制御部10がタイマIIIを減算し(ステップS47)、ステップS45に戻る。ステップS47では、0まで減算したら減算を停止する。
一方、回転を検知した場合(ステップS46でYESの場合)には、制御部10は画像の回転を停止する(ステップS48)。ステップS48では、制御部10は画像の回転を画像回転部12aに指示しなければよい。ステップS48に続き、制御部10は、表示画像に変更があったか否かを判定し(ステップS49)、変更された場合のみ、ステップS41に戻る。
これにより、画像内に文字が含まれている場合には、画像が表示されてから3秒未満で端末1が回転されても画面に表示する画像の回転を停止することができる。例えば、書類等を撮影した写真画像60aを確認している際に、ユーザが端末1を回転動作させることで文字が表示画面の上下方向に向かないように画像が自動回転制御されることで、図6Bの従来端末1aで例示する画像60b(及びその黒帯部分61b)のように文字が読み難くなることを防ぎ、図6Cの画像60c(及びその黒帯部分61c)のように文字が読み易いままに保つことができ、操作性を向上させることができる。
なお、図7では、ステップS49により表示画像の表示中は回転停止のままの例を挙げたが、上述したように、その表示画像の表示中であってその表示画像の表示開始から所定時間だけ回転を停止したままにしてもよい。この所定時間は、別途タイマを設けるなどして計時すればよい。
また、図7では、タイマIIIを設けることで、3秒未満で一定以上の回転が検知された場合のみ回転制御を強制的に停止している。しかし、タイマIIIを設けずに、文字有りの場合にその画像が表示される限りにおいて回転制御停止としてもよい。
(第4の実施形態)
本発明に係る第4の実施形態について、図8を併せて参照しながら、端末1における画像回転処理の他の例を説明する。まず、本実施形態では、第3の実施形態と同様に、端末1が、表示画面に表示される画像(表示画像)が文字を含むか否かを判定する画像判定部を、例えば制御部10(又は画面制御部12)に備えるものとする。
さらに、本実施形態では、文字の有無だけでなく、文字の上下方向も判定する必要があるが、この判定も、上記画像判定部(又は他の部位)が行えばよい。そして、この判定も、OCR等で利用される文字認識技術など、既存の技術を適用すればよく、画像の文字が判定できればよい。もし、表示中の画像が文書ファイルを表示した画像であれば、その文書ファイル中に含まれる文字の上下方向をその文書ファイルの向き等により判定することでも、文字の上下方向を判定することができる。
そして、本実施形態における画像回転部12aは、上記画像判定部で表示画像が文字を含むと判定された場合に、表示画面の上下方向と上記文字(上記画像内の文字)の上下方向とが一致する角度に、上記画像を回転させる。
これにより、端末1の回転頻度が高い場合や、表示画像が文字を含む画像である場合には、端末1の方向に応じた表示画像の表示角度の制御を文字の上下方向と一致するように制御することができ、もって操作性を向上させることができる。
次に、図8を参照しながら、本実施形態の端末1における画像回転処理の一例(画像回転処理Dと言う)を具体的に説明する。ここでも、第1の実施形態の説明と同様に、基本的に画像回転部12aが制御部10からの指示によりこの画像回転処理Dが実行されるものとして説明するが、全て画像回転部12aが実行するように構成することもできる。
画像回転処理Dは、表示画像が文字を含むと判定された場合に、表示画面の上下方向と上記文字(上記画像内の文字)の上下方向とが一致する角度に、上記画像を回転させ、文字を含まないと判定された場合には、第1又は第2の実施形態での処理(つまり画像回転処理A又は画像回転処理B)を実行する。また、画像回転処理Dでは、制御部10(又は画像回転部12a)は、画像を表示させてから最初に一定以上の回転を検知するまでの時間を検知するために、図7で用いたタイマIIIと同様のタイマiiiを有するものとする。
まず、制御部10は、画面制御部12を介して画像を表示部15aに表示させると共に、図7のステップS41,S42と同様に、その画像内で文字検出処理を実行し(ステップS61)、文字が含まれているか否かを判定する(ステップS62)。
図3Aで例示したように画像30aに文字列が含まれていなかった場合(ステップS62でNOの場合)、制御部10は、上述した画像回転処理A若しくは画像回転処理Bを実行する(ステップS70)。これにより、ユーザの意図に従って画像が回転される。ステップS70に続き、制御部10は、表示画像に変更があったか否かを判定し(ステップS71)、変更がない限り、ステップS70を遂行し、変更があった場合、ステップS61に戻る。
一方、図6Aで例示したように画像60aに文字列が含まれていた場合(ステップS62でYESの場合)、制御部10は、文字(文字列)の上下方向を検出する(ステップS63)。なお、もし、検出された文字列のうち異なる方向の文字が存在した場合には、例えば最も多く存在する上下方向を検出すればよい。なお、上述したように、文字列の判定は黒帯部分61aも含めて実行するようにしてもよい。
画像を最初に表示した時点では、ユーザ(操作者)が画像の回転を必要しているのか否か判定できないため、画像の回転は実行せずに、制御部10は、その画像を標準の表示角度で表示部15aに表示させ(ステップS64)、一定時間内にユーザによる回転動作が行われるか否かを判定するためのタイマiiiを初期化する(ステップS65)。ここでは、上記一定時間として3秒を設定した例を挙げる。
ステップS65に続き、制御部10は、タイマiiiが0になったか否かを判定し(ステップS66)、YESの場合には、ユーザが現状の表示角度で問題なく(つまり文字を見易い方向に回転せず)、且つもし今後一定以上の回転が検出された場合であってもそれはユーザが敢えて画像を回転させようと回転動作を行った結果であると解釈し、画像回転処理A若しくは画像回転処理Bを実行する(ステップS70)。これにより、ユーザの意図に沿って画像が回転される。
ステップS66でNOの場合には、ユーザが文字を見易い方向に回転させようとして回転動作を行ったものと解釈して、図4のステップS6と同様に、センサ13が一定以上の回転を検知したか否かを判定する(ステップS67)。回転していない場合(ステップS67でNOの場合)には、制御部10がタイマiiiを減算し(ステップS68)、ステップS66に戻る。ステップS68では、0まで減算したら減算を停止する。
一方、回転を検知した場合(ステップS67でYESの場合)には、制御部10は、ユーザが画像を適切な方向に回転しようと回転動作させていると解釈し、画像の回転を実行する。この際、制御部10は、まず回転開始前に文字の上下方向と端末1の上下方向とが一致しているか否かを判定する(ステップS69)。
一致していた場合(ステップS69でYESの場合)には、ユーザが文字の上下方向を見てそれに合わせた状態で回転動作しようとしていると解釈し、ステップS70へ進み、画像回転処理A若しくは画像回転処理Bを実行する。これにより、文字の上下方向と端末1の上下方向とが一致した状態のまま、画像の回転を行うことができる。
一方、一致していなかった場合(ステップS69でNOの場合)には、文字の上下方向に合わせるように回転動作しようとしていると解釈し、制御部10は、判定した文字の上下方向と端末1の表示画面の上下方向とが一致するように回転させるように画像回転部12aに指示を行い、画像回転部12aがそのような回転を実行する(ステップS72)。ステップS72に続き、制御部10は、表示画像に変更があったか否かを判定し(ステップS73)、変更された場合のみ、ステップS61に戻る。
これにより、画像内に文字が含まれている場合には、画像が表示されてから3秒未満で端末1が回転されても文字の上下方向が表示画面の上下方向に一致する状態で画像を回転させることができ、ユーザの意図通りの画像回転が可能となる。例えば、書類等を撮影した写真画像60aを確認している際に、ユーザが端末1を回転動作させることで文字が表示画面の上下方向に向かないように画像が自動回転制御されることで、従来の図6Bの画像60bのように文字が読み難くなることを防ぎ、図6Cの画像60cのように文字が読み易いままに保つことができ、操作性を向上させることができる。
なお、図8では、ステップS73により表示画像の表示中は回転停止のままの例を挙げたが、その表示画像の表示中であってその表示画像の回転(ステップS72)の開始から所定時間だけ回転を停止したままにしてもよい。この所定時間は、別途タイマを設けるなどして計時すればよい。
また、ステップS72,S73の代替処理として、ステップS72の処理を、ステップS67のように一定以上の回転を検知し、検知する度に、判定した文字の上下方向と端末1の表示画面の上下方向とが一致するように回転させるように画像回転部12aに指示を行うようにしてもよい。その場合、ステップS73でNOの場合、ステップS72に戻ることになる。
また、図8では、タイマiiiを設けることで、3秒未満で一定以上の回転が検知された場合のみ回転制御を文字の上下方向に依存する制御としている。しかし、タイマiiiを設けずに、文字有りの場合にその画像が表示される限りにおいて文字の上下方向に依存した回転制としてもよい。
(第5の実施形態)
本発明に係る第5の実施形態について、図9を併せて参照しながら、端末1における画像回転処理の他の例を説明する。まず、本実施形態では、第4の実施形態と同様に、画像判定部を備え、且つ上記画像判定部(又は他の部位)が、文字の有無だけでなく、文字の上下方向も判定する。そして、本実施形態における画像回転部12aも、第4の実施形態と同様、上記画像判定部で表示画像が文字を含むと判定された場合に、表示画面の上下方向と上記文字(上記画像内の文字)の上下方向とが一致する角度に、上記画像を回転させる。
次に、図9を参照しながら、本実施形態の端末1における画像回転処理(画像回転処理Eと言う)を具体的に説明する。ここでも、第1の実施形態の説明と同様に、基本的に画像回転部12aが制御部10からの指示によりこの画像回転処理Eが実行されるものとして説明するが、全て画像回転部12aが実行するように構成することもできる。
画像回転処理Eは、表示画像が文字を含むと判定された場合に、頻度に応じた回転制御の変更の条件として、表示画面の上下方向と上記文字(上記画像内の文字)の上下方向とが一致する角度に上記画像を回転させ、文字を含まないと判定された場合にはその他の処理を実行する。上記その他の例として、従来と同様の通常の検出・回転処理を挙げて説明する。
画像回転処理Eでは、制御部10(又は画像回転部12a)は、画像を表示させてから最初に一定以上の回転を検知するまでの時間を検知するために、図4で用いたタイマIと同様のタイマivと、図4で用いたカウンタと同様のカウンタを有するものとする。
まず、制御部10は、図8のステップS61〜S64と同様の処理を行う(ステップS81〜S84)。但し、表示画像に文字が含まれていなかった場合(ステップS82でNOの場合)、従来と同様の通常の検出・回転処理を実行する(ステップS95)。
上記通常の検出・回転処理は、画像回転処理Aや画像回転処理Bと異なり、画像回転部12aが、単にセンサ13での検知結果の変化に応じて表示画面に表示中の画像を回転させる回転制御を行うものである。ステップS95に続き、制御部10は、表示画像に変更があったか否かを判定し(ステップS96)、変更がない限り、ステップS95を遂行し、変更があった場合、ステップS81に戻る。
一方、表示画像に文字列が含まれていた場合にはステップS83,S84により文字の上下方向の検出並びに標準の表示角度での表示がなされるが、その後、制御部10は、カウンタ、タイマivをそれぞれ初期化する(ステップS85,S86)。ここでは、カウンタを3回、タイマivを2秒に初期化した例を挙げる。
ステップS86の処理後、制御部10は、センサ13が一定以上(一定角度以上)の回転を検知したか否かを判定する(ステップS87)。回転していない場合(ステップS87でNOの場合)には、制御部10がタイマivを減算し(ステップS88)、ステップS87に戻り、再度、センサ13での一定以上の回転の検知を待つ。ステップS88では、0まで減算したら減算を停止する。
一方、回転を検知した場合(ステップS87でYESの場合)には、制御部10は、タイマivの減算が未完了(タイマiv>0)か否か(タイマiv=0)を判定する(ステップS89)。ステップS89でNOの場合、つまりタイマivの減算が完了していた場合、制御部10が画像の回転を画面制御部12の画像回転部12aに指示し(ステップS90)、ステップS85に戻る。ステップS90により、画像回転部12aがステップS87で検知した方向に合うように画像を90度回転させることになる。
ステップS89でYESの場合、つまりタイマivが未だ減算中の場合、制御部10は、カウンタが減算を完了したか否(減算中である)かを判定する(ステップS91)。ステップS91でNOの場合、つまりカウンタが減算中であった場合、制御部10は、ステップS90と同様に画像の回転を画像回転部12aに指示し(ステップS92)、カウンタを減算する(ステップS93)。ステップS93の後は、ステップS86に戻り、タイマivの初期化後、再度、センサ13での一定以上の回転の検知を待つ。
一方、ステップS91でYESの場合、つまりカウンタの減算が完了していた場合、単位時間(この例では2秒)以内に1回という頻繁な回転が規定回数(この例では3回)発生しているので、制御部10は、ユーザが混乱して回転動作を行っていると解釈し、それを踏まえた画像の回転を実行する。この際、制御部10は、まず回転開始前に文字の上下方向と端末1の上下方向とが一致しているか否かを判定する(ステップS94)。
一致していた場合(ステップS94でYESの場合)には、ユーザは混乱しているものの、文字の上下方向を見てそれに合わせた状態で回転動作しようとしていると解釈し、ステップS95へ進み、上記通常の検出・回転処理を実行する。これにより、文字の上下方向と端末1の上下方向とが一致した状態のまま、画像の回転を行うことができる。
一方、一致していなかった場合(ステップS94でNOの場合)には、ユーザは混乱しているものの、文字の上下方向に合わせるように回転動作しようとしていると解釈し、制御部10は、判定した文字の上下方向と端末1の表示画面の上下方向とが一致するように回転させるように画像回転部12aに指示を行い、画像回転部12aがそのような回転を実行する(ステップS97)。ステップS97に続き、制御部10は、表示画像に変更があったか否かを判定し(ステップS98)、変更された場合のみ、ステップS81に戻る。
これにより、本実施形態の画像回転処理Eにおいても、第4の実施形態として説明した図8の画像回転処理Dと同様に、画像内に文字が含まれている場合には、文字の上下方向が表示画面の上下方向に一致する状態で画像を回転させることができ、ユーザの意図通りの画像回転が可能となる。
なお、図9では、ステップS98により表示画像の表示中は回転停止のままの例を挙げたが、その表示画像の表示中であってその表示画像の回転(ステップS97)の開始から所定時間だけ回転を停止したままにしてもよい。この所定時間は、別途タイマを設けるなどして計時すればよい。
また、ステップS97,S98の代替処理として、ステップS97の処理を、ステップS67のように一定以上の回転を検知し、検知する度に、判定した文字の上下方向と端末1の表示画面の上下方向とが一致するように回転させるように画像回転部12aに指示を行うようにしてもよい。その場合、ステップS98でNOの場合、ステップS97に戻ることになる。
(その他)
以上、本発明に係る画像表示装置について説明したが、処理の流れをフロー図で例示したように、本発明は、画像を表示する表示部及び上記表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出部を備えた画像表示装置における画像回転方法や、その画像回転方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとしての形態も採り得る。
この画像回転方法は、上記方向検出部が、上記表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出ステップと、画像回転部が、ユーザが上記画像表示装置を回転動作させることにより生じる上記方向検出ステップでの検出結果の変化に応じて、上記表示画面に表示中の上記画像を回転させる回転制御を行う画像回転ステップと、を有する。そして、上記画像回転ステップは、上記方向検出ステップによる検出結果の変化から上記回転動作の頻度を求め、上記頻度に応じて上記回転制御を変更する。その他の応用例については、画像表示装置について説明した通りであり、その説明を省略する。
上記プログラムは、換言すると、この画像回転方法を、画像を表示する表示部及び上記表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出部を備えたコンピュータに実行させるためのプログラムである。すなわち、このプログラムは、上記コンピュータに、上記方向検出部を用いて、上記表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出ステップと、ユーザが上記コンピュータを回転動作させることにより生じる上記方向検出ステップでの検出結果の変化に応じて、上記表示画面に表示中の上記画像を回転させる回転制御を行う画像回転ステップと、を実行させるためのプログラムである。そして、上記画像回転ステップは、上記方向検出ステップによる検出結果の変化から上記回転動作の頻度を求め、上記頻度に応じて上記回転制御を変更する。その他の応用例については、画像表示装置について説明した通りであり、その説明を省略する。
1…タブレット端末(端末)、10…制御部、11…記憶部、12…画面制御部、12a…画像回転部、13…方向検出部(センサ)、14…ハードウェアキー、15…操作パネル、15a…表示部、15b…タッチセンサ部。

Claims (7)

  1. 画像を表示する表示部を備えた画像表示装置であって、
    該表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出部と、ユーザが前記画像表示装置を回転動作させることにより生じる該方向検出部での検出結果の変化に応じて、前記表示画面に表示中の前記画像を回転させる回転制御を行う画像回転部と、を備え、
    前記画像回転部は、前記方向検出部による検出結果の変化から前記回転動作の頻度を求め、該頻度に応じて前記回転制御を変更することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記画像回転部は、前記頻度に応じて、一定時間、前記回転制御を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記画像回転部は、前記頻度に応じて、一定時間、前記回転制御における回転の速度を低下させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記画像が文字を含むか否かを判定する画像判定部をさらに備え、
    前記画像回転部は、前記画像判定部で文字を含むと判定された場合に、前記画像の表示中、若しくは前記画像の表示中であって前記画像の表示開始から所定時間だけ、前記回転制御を停止させ、
    前記画像判定部で文字を含まないと判定された場合に、前記頻度に応じた前記回転制御の変更を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像が文字を含むか否かを判定する画像判定部をさらに備え、
    前記画像回転部は、前記画像判定部で文字を含むと判定された場合には、前記表示画面の上下方向と前記文字の上下方向とが一致する角度に、前記画像を回転させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 画像を表示する表示部及び該表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出部を備えた画像表示装置における画像回転方法であって、
    前記方向検出部が、前記表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出ステップと、
    画像回転部が、ユーザが前記画像表示装置を回転動作させることにより生じる前記方向検出ステップでの検出結果の変化に応じて、前記表示画面に表示中の前記画像を回転させる回転制御を行う画像回転ステップと、を有し、
    前記画像回転ステップは、前記方向検出ステップによる検出結果の変化から前記回転動作の頻度を求め、該頻度に応じて前記回転制御を変更することを特徴とする画像回転方法。
  7. 画像を表示する表示部及び該表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出部を備えたコンピュータに、
    該方向検出部を用いて、前記表示部の表示画面の上下方向を検出する方向検出ステップと、ユーザが前記コンピュータを回転動作させることにより生じる前記方向検出ステップでの検出結果の変化に応じて、前記表示画面に表示中の前記画像を回転させる回転制御を行う画像回転ステップと、を実行させるためのプログラムであって、
    前記画像回転ステップは、前記方向検出ステップによる検出結果の変化から前記回転動作の頻度を求め、該頻度に応じて前記回転制御を変更することを特徴とするプログラム。
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