JP2015052825A - 機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、及び、プログラム - Google Patents

機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが機器により利用している機能に係る情報を簡便に表示して、ユーザによる機能の有効利用を推進する。
【解決手段】管理装置3は、複数の機能を備えた画像形成装置2の表示画面を管理する。画面情報取得手段は、画像形成装置2に表示された表示画面の画面情報を取得する。利用機能判断手段は、表示画面の画面情報に基づいて、複数の機能の中でユーザが利用している利用機能を判断する。指示手段は、利用機能判断手段により利用機能が判断されたときに、利用機能に係るユーザへ提示するための提示情報を画像形成装置2の表示画面へ表示するよう画像形成装置2に指示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機器の表示画面を管理する機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、及び、プログラムに関する。
複数の機能を備えた機器においては、ユーザにより機能に係る情報(例えば、マニュアル)の表示が要求されたときに、要求された情報が機器の表示画面に表示される。この情報をユーザが閲覧することで、機器の機能が有効に利用される。ところが、ユーザにより利用される機能の数は多く、新たな機能が追加されることもあるため、ユーザが全ての情報を閲覧するのは困難である。そこで、従来、利用実績が所定回数以下である機能のマニュアルをユーザに提示して、ユーザの新機能への理解を促進する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された従来の画像形成装置は、ユーザが利用する機能とは関係のないマニュアルを提示する。そのため、ユーザが利用中の機能のマニュアルを閲覧したいときには、ユーザは、画像形成装置を操作して、利用中の機能のマニュアルを選択し、マニュアルの表示を画像形成装置に要求する必要がある。従って、この従来の画像形成装置では、ユーザが利用する機能のマニュアルを表示するために、手間と時間がかかる。また、利用の仕方が分かりにくい機能であるほど、機能の有効利用のためにマニュアルの閲覧が求められる。これに対し、従来の画像形成装置においては、ユーザが利用する機能のマニュアルを簡便に表示できず、ユーザによる機能の有効利用をより推進する観点から、改良の余地がある。
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、ユーザが機器により利用している機能に係る情報を簡便に表示して、ユーザによる機能の有効利用を推進することである。
本発明は、複数の機能を備えた機器の表示画面を管理する機器管理装置であって、前記機器に表示された前記表示画面の画面情報を取得する画面情報取得手段と、前記表示画面の画面情報に基づいて、前記複数の機能の中でユーザが利用している利用機能を判断する利用機能判断手段と、前記利用機能判断手段により前記利用機能が判断されたときに、前記利用機能に係るユーザへ提示するための提示情報を前記機器の表示画面へ表示するよう前記機器に指示する指示手段と、を備えた機器管理装置である。
本発明によれば、ユーザが機器により利用している機能に係る情報を簡便に表示して、ユーザによる機能の有効利用を推進することができる。
第1実施形態の機器管理システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の画像形成装置の基本構成を示すブロック図である。 第1実施形態の画像形成装置の機能ブロック図である。 第1実施形態の機器管理装置の基本構成を示すブロック図である。 第1実施形態の機器管理装置の機能ブロック図である。 第1実施形態の機器管理システムによるマニュアルの表示情報の蓄積手順を示すフローチャートである。 第1実施形態の機器管理装置が蓄積するマニュアルの表示情報を示す図である。 第1実施形態の機器管理システムによるマニュアルの提示手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の機器管理システムによるマニュアルの表示情報の蓄積手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の機器管理システムによるマニュアルの提示手順を示すフローチャートである。 第3実施形態の機器管理システムによるマニュアルの表示情報の蓄積手順を示すフローチャートである。 第3実施形態の機器管理装置が蓄積するマニュアルの表示情報を示す図である。 第3実施形態の機器管理システムによるマニュアルの提示手順を示すフローチャートである。 第4実施形態の機器管理システムによるマニュアルの表示情報の蓄積手順を示すフローチャートである。 第4実施形態の機器管理システムによるマニュアルの提示手順を示すフローチャートである。
本発明の機器管理装置、機器管理システム、及び、機器管理方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
ここで、機器とは、複数の機能を備えた機器であり、機器管理装置により表示画面及び表示画面の表示が管理されて、各機能に係るユーザへ提示するための提示情報(ユーザへの提示情報)を表示画面に表示する。この機器には、表示画面を変更可能な種々の機器を採用でき、例えば、機器は、画像形成装置、パーソナルコンピュータ、表示装置、表示端末、携帯端末、又は、情報処理装置であってもよい。以下では、機器が画像形成装置である場合を例にとり、機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法(単に、管理装置、管理システム、管理方法という)の複数の実施形態について説明する。また、ユーザへの提示情報(単に、提示情報という)は、機器の機能を利用しているユーザに提示することで、ユーザによる機能の利用に有効な情報であり、複数の機能毎に設定される。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の管理システム1の構成を示すブロック図である。
図示のように、管理システム1は、ユーザにより利用される複数の機能を備えた画像形成装置2と、サーバからなる管理装置3を備えている。複数の画像形成装置2と管理装置3が、ネットワーク4に接続され、ネットワーク4を介して通信して、所定データを送受信する。また、画像形成装置2と管理装置3は、CPU(Central Processing Unit)と各種メモリ等からなるコンピュータを備えており、CPUによりプログラムを実行することで得られる機能実現手段として、以下説明する複数の手段を有する。
画像形成装置2は、例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、又は、複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)(ここでは、MFP)であり、画像を形成するとともに、表示部(図示せず)に各種の表示画面(画像)を表示する。画像形成装置2は、複数の機能に係る提示情報を記憶部(図示せず)に記憶し、表示部の表示画面に、提示情報及び複数の機能のユーザによる利用画面を表示する。この画像形成装置2は、提示情報の一例である複数の機能のマニュアルを記憶し、表示画面に、複数の機能のマニュアル及び利用画面を表示する。利用画面は、ユーザが画像形成装置2の機能を利用するときに画像形成装置2により表示される画面であり、例えば、ユーザにより利用される機能の操作画面、又は、情報表示画面である。また、複数の機能のマニュアルは、複数の機能に関する機能情報の一例でもあり、機能情報は、機器の機能を利用するための各種の情報、例えば、ガイド、利用情報、利用条件、設定情報、又は、操作情報である。
管理装置3は、画像形成装置2から通知される情報を記憶するとともに、予め設定された条件に基づいて、画像形成装置2における提示情報の表示を管理する。具体的には、ユーザによりマニュアルの表示が要求されたときに、画像形成装置2は、要求された機能のマニュアルを表示画面に表示し、表示画面の画面情報を管理装置3に通知する。管理装置3は、表示画面の画面情報に基づいて、マニュアルが表示された機能を判断し、画像形成装置2によるマニュアルの表示情報を複数の機能毎に蓄積する。また、表示画面に表示された機能の利用画面を介してユーザにより機能が利用されるときに、画像形成装置2は、表示画面(利用画面)の画面情報を管理装置3に通知する。管理装置3は、表示画面の画面情報に基づいて、複数の機能の中でユーザが利用している機能(利用機能)を判断し、利用機能が判断されたときに、利用機能に係る提示情報を表示画面へ表示するよう画像形成装置2に指示する。ここでは、管理装置3は、利用機能のマニュアルに関する情報の表示を画像形成装置2に指示して、画像形成装置2におけるマニュアルのユーザへの提示を管理する。
画像形成装置2は、管理装置3から指示された利用機能のマニュアルをユーザに提示する。その際、例えば、マニュアルの内容、マニュアル名、又は、マニュアルの表紙を表示画面に表示して、マニュアルをユーザに直接的に提示してもよい。これに対し、例えば、マニュアルの閲覧をユーザに促す画面(メッセージ情報等)、又は、マニュアルが存在することを示す画面を表示画面に表示して、マニュアルをユーザに間接的に提示してもよい。即ち、マニュアルの提示には、マニュアルの直接的な提示と、マニュアルの間接的な提示を含む。管理装置3は、利用機能に係る提示情報として、利用機能のマニュアルを直接的に又は間接的に提示するための情報の表示を画像形成装置2に指示する。画像形成装置2は、管理装置3から指示された情報を表示画面に表示して、利用機能のマニュアルを直接的に又は間接的に提示し、利用機能のマニュアルの閲覧をユーザに促す。ここでは、画像形成装置2は、利用機能のマニュアルの閲覧を促す画面を表示し、マニュアルの閲覧を選択したユーザに、マニュアルの内容を表示する。利用機能のマニュアルの閲覧を促す画面は、利用機能に係る提示情報の一例であり、管理装置3は、この画面を表示画面に表示するよう画像形成装置2に指示する。
図2は、第1実施形態の画像形成装置2の基本構成を示すブロック図である。
図示のように、画像形成装置2は、制御部10と、RAM部11と、NVRAM部12と、時計部13と、スキャナ部14と、プロッタ部15と、操作表示部16と、通信制御部17を有する。画像形成装置2の各部10〜17は、バス18を介して接続されており、制御部10は、画像形成装置2の各部11〜17を制御する。RAM部11は、揮発性メモリの一例であるRAM(Random Access Memory)からなり、制御部10が実行する制御処理プログラム、及び、制御処理プログラムの実行に必要な各種データ等を一時的に記憶する。NVRAM部12は、不揮発性メモリの一例であるNVRAM(nonvolatile RAM)からなり、画像形成装置2の設定値、及び、作動条件等のデータを記憶する。
制御部10は、時計部13により出力される現在時刻の情報に基づいて、時間を計測する。スキャナ部14は、保存又は複製したい文書を読み込み、プロッタ部15は、文書を出力する。操作表示部16は、表示画面を有する表示部(表示手段)の一例であり、機能のマニュアル、利用画面、及び、提示情報等を表示する。また、ユーザは、操作表示部16により画像形成装置2を操作して、画像形成装置2の機能を利用する。その際、制御部10は、ユーザにより利用される機能に応じた利用画面を操作表示部16の表示画面に表示し、ユーザの操作に伴い、表示画面に表示する利用画面を変更する。通信制御部17は、管理装置3と通信する通信手段の一例であり、ネットワーク4に接続されている。画像形成装置2は、通信制御部17により管理装置3と通信して、各種データを送受信する。
図3は、第1実施形態の画像形成装置2の機能ブロック図であり、マニュアルの表示及び提示に関する画像形成装置2の構成を示している。
図示のように、画像形成装置2は、マニュアル表示部20と、通信制御部17により管理装置3と通信する管理装置通信部21と、キャプチャ実行部22と、マニュアル提示部23と、操作状況検知部24を有する。ユーザが操作表示部16により機能のマニュアルの表示を要求したときに、マニュアル表示部20は、マニュアルの表示要求を受けて、要求された機能のマニュアルを操作表示部16の表示画面に表示する。従って、マニュアル表示部20は、ユーザの要求によりマニュアルを表示するマニュアル表示手段である。
管理装置通信部21は、ユーザによりマニュアルの表示が画像形成装置2に要求されたときに、操作表示部16の表示画面の画面情報を取得して、管理装置3に表示画面の画面情報を通知する。この表示画面は、例えば、操作表示部16に表示されたマニュアルの画面、又は、マニュアルの表示が要求されたときの機能の利用画面である。キャプチャ実行部22が、操作表示部16の表示画面をキャプチャして、表示画面のキャプチャデータ(画像データ)を取得し、管理装置通信部21が、表示画面の画面情報として、表示画面をキャプチャしたキャプチャデータを管理装置3に通知する。また、管理装置通信部21は、管理装置3から上記した提示情報の表示を指示する通知を受信し、提示情報の表示をマニュアル提示部23に要求する。マニュアル提示部23は、管理装置3からの指示に基づいて、マニュアルの閲覧を促す画面を操作表示部16の表示画面に表示して、利用機能のマニュアルをユーザに提示する。
操作状況検知部24は、ユーザによる画像形成装置2の操作状況を検知して、検知結果が所定条件を満たすときに、操作表示部16に表示された表示画面の画面情報を取得する。ここでは、操作状況検知部24は、操作表示部16に表示画面(利用画面)が表示された状態で、ユーザによる画像形成装置2の操作が所定時間行われないことを検知する無操作検知手段であり、無操作時の経過時間から所定時間無操作であることを検知する。また、操作状況検知部24は、無操作画面情報通知手段であり、上記した検知が行われたときに、操作表示部16に表示された状態の表示画面の画面情報を取得し、管理装置通信部21により、表示画面の画面情報を管理装置3に通知する。その際、キャプチャ実行部22が、表示画面をキャプチャして、表示画面のキャプチャデータを取得し、管理装置通信部21が、表示画面の画面情報として、表示画面をキャプチャしたキャプチャデータを管理装置3に通知する。
図4は、第1実施形態の管理装置3の基本構成を示すブロック図である。
図示のように、管理装置3は、制御部30と、RAM部31と、NVRAM部32と、時計部33と、通信制御部34と、文字認識部35を有する。管理装置3の各部30〜35は、バス36を介して接続されており、制御部30は、管理装置3の各部31〜35を制御する。RAM部31は、制御部30が実行する制御処理プログラム、及び、制御処理プログラムの実行に必要な各種データ等を一時的に記憶する。NVRAM部32は、管理装置3の設定値、作動条件、及び、提示情報の表示条件(マニュアルの提示条件)等のデータを記憶する。時計部33は、現在時刻の情報を出力する。
制御部30は、マニュアルの表示情報取得手段でもあり、ユーザにより提示情報であるマニュアルの表示が画像形成装置2に要求されたときに、マニュアルの表示情報を取得し、取得したマニュアルの表示情報をNVRAM部32に記憶する。ここでは、マニュアルの表示情報は、ユーザの要求に基づく画像形成装置2による操作表示部16の表示画面へのマニュアルの表示回数(閲覧回数)である。画像形成装置2から表示画面の画面情報を取得したときに、制御部30は、画像形成装置2によりマニュアルが1回表示されたと判断し、マニュアルの表示情報として、マニュアルが1回表示されたとの情報を取得する。マニュアルの表示回数は制御部30により累積されて、累積されたマニュアルの表示回数がNVRAM部32に複数の機能毎に蓄積される。
通信制御部34は、画像形成装置2と通信する通信手段の一例であり、ネットワーク4に接続されている。管理装置3は、通信制御部34により画像形成装置2と通信して、各種データを送受信する。文字認識部35は、文字認識手段、及び、文字情報取得手段であり、光学文字認識(OCR)と同様の文字認識処理により、表示画面のキャプチャデータに基づいて、キャプチャした表示画面に表示された文字を認識し、表示画面の文字情報を取得する。
図5は、第1実施形態の管理装置3の機能ブロック図であり、マニュアルの提示に関する管理装置3の構成を示している。
図示のように、管理装置3は、通信制御部34により画像形成装置2と通信する画像形成装置通信部40と、利用機能判断部41と、文字認識実行部42と、マニュアル表示情報蓄積部43と、マニュアル提示指示部44を有する。画像形成装置通信部40は、画面情報取得手段であり、ユーザによりマニュアルの表示が画像形成装置2に要求されたときに、画像形成装置2(操作表示部16)の表示画面の画面情報を画像形成装置2から受信して、表示画面の画面情報を取得する。
利用機能判断部41は、要求機能判断手段であり、画像形成装置通信部40から表示画面の画面情報を取得し、取得された表示画面の画面情報に基づいて、ユーザによりマニュアルの表示が要求された機能(マニュアル要求機能)を判断する。ここでは、表示画面の画面情報は、画像形成装置2の表示画面をキャプチャしたキャプチャデータである。そのため、マニュアル要求機能の判断前に、文字認識実行部42が、文字認識部35により、表示画面のキャプチャデータに基づいて、表示画面に表示された文字を認識して表示画面の文字情報を取得する。利用機能判断部41は、表示画面の文字情報に基づいて、複数の機能の内、どの機能の利用中にマニュアルが表示されたのかを判断して、マニュアル要求機能を判断する。
マニュアル表示情報蓄積部43は、蓄積手段であるNVRAM部32に、上記した制御部30により取得されたマニュアルの表示情報(表示回数)を、利用機能判断部41により判断された機能毎に蓄積する。画面情報取得手段である画像形成装置通信部40は、ユーザが画像形成装置2の機能を利用したときに、画像形成装置2の操作表示部16に表示された表示画面(利用画面)の画面情報を画像形成装置2から受信して、表示画面の画面情報を取得する。
利用機能判断部41は、画像形成装置通信部40により取得された表示画面の画面情報に基づいて、複数の機能の中でユーザが利用している利用機能を判断する利用機能判断手段である。ここでは、表示画面の画面情報は、上記と同様に、画像形成装置2の表示画面をキャプチャしたキャプチャデータである。そのため、利用機能の判断前に、文字認識実行部42が、文字認識部35により、表示画面のキャプチャデータに基づいて、表示画面に表示された文字を認識して表示画面の文字情報を取得する。利用機能判断部41は、表示画面の文字情報に基づいて、ユーザが利用する画像形成装置2の機能を判断する。
マニュアル提示指示部44は、NVRAM部32に複数の機能毎に蓄積されたマニュアルの表示情報に基づいて、利用機能判断部41により判断された利用機能に係る提示情報を画像形成装置2の表示画面に表示するか否かを判断する。その際、ここでは、マニュアル提示指示部44により、提示情報を表示画面に表示して、利用機能のマニュアルを画像形成装置2によりユーザに提示するか否かが判断される。その結果、提示情報を表示画面に表示する(即ち、利用機能のマニュアルを提示する)と判断されたときに、マニュアル提示指示部44は、画像形成装置通信部40により、提示情報を表示画面に表示するよう画像形成装置2に指示する。この指示は、利用機能のマニュアルの提示指示でもあり、マニュアル提示指示部44からの指示に基づいて、画像形成装置2は、表示画面に提示情報を表示して、利用機能のマニュアルをユーザに提示する。従って、マニュアル提示指示部44は、提示情報の表示を判断する表示判断手段(マニュアルの提示を判断する提示判断手段)、及び、提示情報の表示(マニュアルの提示)を指示する指示手段である。画像形成装置2の操作表示部16は、マニュアル提示指示部44により指示された利用機能に係る提示情報を表示して、利用機能のマニュアルを提示し、マニュアルの閲覧をユーザに促す。
次に、管理システム1の管理装置3によりマニュアルを提示するまでの手順について説明する。この手順は、マニュアルの表示情報を蓄積する手順と、マニュアルを提示する手順の2つの手順からなる。まず、マニュアルの表示情報を蓄積する手順について説明する。
図6は、第1実施形態の管理システム1によるマニュアルの表示情報の蓄積手順を示すフローチャートである。
図示のように、ユーザによりマニュアルの表示が要求されたときに、画像形成装置2は、マニュアル表示部20により、要求された機能のマニュアルを表示画面に表示する(S11)。また、キャプチャ実行部22が、マニュアルを表示するときの画像形成装置2の表示画面をキャプチャして、表示画面のキャプチャデータを取得する(S12)。続いて、管理装置通信部21が、表示画面のキャプチャデータを管理装置3に通知して(S13)、管理装置3の画像形成装置通信部40が、表示画面のキャプチャデータを取得する。
このように、ユーザの要求により画像形成装置2がマニュアルを表示したときに、画像形成装置通信部40が、表示画面の画面情報(キャプチャデータ)を取得するとともに、管理装置3の制御部30が、マニュアルの表示情報を取得する。次に、管理装置3の利用機能判断部41が、表示画面の画面情報に基づいて、ユーザによりマニュアルの表示が要求された機能を判断する。その際、文字認識実行部42が、キャプチャデータに基づいて、表示画面の文字情報を取得し、利用機能判断部41が、表示画面の文字情報に基づいて、画像形成装置2に表示された画面が、どの機能の画面(表示画面)であるのかを判断する(S14)。続いて、マニュアル表示情報蓄積部43が、NVRAM部32に、マニュアルの表示情報を、利用機能判断部41により判断された機能毎に蓄積する(S15)。
ユーザによりマニュアルの表示が画像形成装置2に要求される度に、以上の蓄積手順が繰り返され、マニュアル表示情報蓄積部43により、マニュアルの表示情報がNVRAM部32に次第に蓄積される。これにより、NVRAM部32が、ユーザの要求により画像形成装置2が表示画面に表示した各機能に係るマニュアルの表示情報(表示回数)を複数の機能毎に蓄積する。
図7は、第1実施形態の管理装置3が蓄積するマニュアルの表示情報を示す図である。
図示のように、複数の機能A〜D毎にマニュアルの表示回数を蓄積すると、利用(操作)の仕方が分かりにくい機能であるほど、マニュアルの表示が頻繁に要求されて、マニュアルの表示回数が相対的に多くなる。即ち、マニュアルの表示回数が相対的に多い機能であるほど、ユーザに提示する必要性が高く、マニュアルを早いタイミングで提示して、ユーザにマニュアルの閲覧を促す必要がある。そのため、ここでは、複数の機能A〜Dを表示回数に基づいてランク付けし、各マニュアルを提示するか否かを機能A〜Dのランクに基づいて判断する。具体的には、管理装置3の制御部30が、機能A〜Dの表示回数の総数に対する各機能A〜Dの表示回数の割合を算出し、表示回数の割合に基づいて、各機能A〜Dのランクを判断する。例えば、表示回数の割合が所定のしきい値で区分されて、機能Aはランク1、機能Bはランク2、機能C、Dはランク3と判断される。
図8は、第1実施形態の管理システム1によるマニュアルの提示手順を示すフローチャートである。
図示のように、ユーザにより機能が利用されるときに、画像形成装置2は、ユーザによる機能の利用画面を表示画面に表示する(S21)。次に、画像形成装置2に表示画面(利用画面)が表示され、かつ、ユーザにより表示画面が変更されない状態で、操作状況検知部24が、ユーザによる画像形成装置2の操作が所定時間行われないことを検知する。その際、操作状況検知部24は、無操作中の経過時間を計測して、所定時間無操作であることを検知する(S22)。また、所定時間が経過する前に、ユーザにより画像形成装置2が操作されたときには(S22、No)、処理を終了する。これに対し、所定時間無操作であることが検知されたときには(S22、Yes)、キャプチャ実行部22が、画像形成装置2の表示画面をキャプチャして、表示画面のキャプチャデータを取得する(S23)。続いて、管理装置通信部21が、表示画面のキャプチャデータを管理装置3に通知して(S24)、管理装置3の画像形成装置通信部40が、表示画面のキャプチャデータを取得する。
このように、画像形成装置2に表示画面が表示された状態で、ユーザによる画像形成装置2の操作が所定時間行われないときに、画像形成装置通信部40が、画像形成装置2(操作表示部16)に表示された状態の表示画面の画面情報を取得する。従って、画像形成装置通信部40は、無操作画面情報取得手段であり、表示画面のキャプチャデータからなる画面情報を取得する。次に、管理装置3の利用機能判断部41が、表示画面の画面情報に基づいて、画像形成装置2の複数の機能の中でユーザが利用している利用機能を判断する。その際、文字認識実行部42が、キャプチャデータに基づいて、表示画面の文字情報を取得し、利用機能判断部41が、表示画面の文字情報に基づいて、画像形成装置2に表示された表示画面が、どの機能の画面(利用画面)であるのかを判断する(S25)。
なお、ユーザが機能の利用の仕方が分からず、或いは、機能の操作に迷っているときには、表示画面が表示された状態で、画像形成装置2の操作が停止する。ここでは、そのようなユーザに対して利用中の機能のマニュアルを提示するため、ユーザによる画像形成装置2の操作が所定時間行われないときに、表示画面の画面情報を取得する。従って、上記した所定時間には、ユーザが機能の利用の仕方が分からず、或いは、機能の操作に迷っていると判断される時間が予め設定される。
ユーザの利用機能の判断後、管理装置3のマニュアル提示指示部44が、NVRAM部32から、複数の機能毎に蓄積されたマニュアルの表示情報(表示回数)を取得する。続いて、マニュアル提示指示部44は、蓄積されたマニュアルの表示情報に基づいて、ユーザが利用していると判断された利用機能に係る提示情報を画像形成装置2の表示画面に表示するか否かを判断する。これにより、利用機能のマニュアルを提示するか否かが判断され(S26)、判断結果が画像形成装置2に通知される(S27)。具体的には、利用機能のマニュアルを提示(提示情報を表示)すると判断されたときに、マニュアル提示指示部44は、提示情報を表示するよう画像形成装置2に指示する。また、利用機能のマニュアルを提示しないと判断されたときには、マニュアル提示指示部44は、提示情報を表示しないことを画像形成装置2に通知する。
マニュアルを提示すると判断されたときには(S28、Yes)、画像形成装置2は、マニュアル提示部23により、利用機能に係る提示情報を表示画面に表示して、利用機能のマニュアルをユーザに提示し、マニュアルの閲覧を促す(S29)。これに対し、マニュアルを提示しないと判断されたときには(S28、No)、利用機能に係る提示情報を表示画面に表示せずに、利用機能のマニュアルの提示を行わない。続いて、同じ表示画面(利用画面)が表示された状態で、操作状況検知部24が、所定時間無操作であることを検知する(S22)。この検知に伴い(S22、Yes)、画像形成装置2は、表示画面のキャプチャデータを管理装置3に通知し(S23、S24)、管理装置3のマニュアル提示指示部44は、無操作の検知回数をカウントする。続いて、上記と同様に、提示情報を表示して利用機能のマニュアルを提示するか否かを判断する(S24〜S26)。
ここで、例えば、利用機能がランク1の機能Aである場合には(図7参照)、マニュアル提示指示部44により、最初に無操作が検知されたときに、利用機能のマニュアルを提示すると判断されて、利用機能のマニュアルが最も早いタイミングで提示される。これに対し、利用機能がランク3の機能Dである場合には、マニュアル提示指示部44により、無操作の検知回数が3回以下であるときには、利用機能のマニュアルを提示しないと判断される。その後、無操作の検知回数が4回になったときに、マニュアル提示指示部44により、利用機能のマニュアルを提示すると判断されて、利用機能のマニュアルが、機能Aのマニュアルの提示タイミングよりも遅いタイミングで提示される。
以上説明した管理システム1、管理装置3、及び、管理システム1と管理装置3における管理方法では、ユーザが画像形成装置2により利用している利用機能に係る提示情報を簡便に表示して、ユーザによる機能の有効利用を推進することができる。また、複数の機能毎に蓄積されたマニュアルの表示情報に基づいて、提示情報の表示(マニュアルの提示)を判断しており、過去の実績に対応して、提示情報の表示を的確に判断することができる。これにより、例えば、マニュアルを表示する頻度が高く、利用の仕方が分かりにくい機能のマニュアルを、早いタイミングでユーザに提示でき、その機能をユーザが早期に有効利用することができる。
加えて、ユーザによる画像形成装置2の操作が所定時間行われないときに、利用機能に係る提示情報を表示して、ユーザが利用する機能のマニュアルを提示することができる。そのため、ユーザの操作状況に対応して提示情報を効果的に表示でき、例えば、機能の利用の仕方が分からず、或いは、機能の操作に迷っているユーザに対して、マニュアルを簡便に提示することができる。表示画面の画面情報が表示画面をキャプチャしたキャプチャデータであるときには、様々な表示画面に基づいて、ユーザが利用している利用機能、又は、マニュアルの表示が要求された機能を正確に判断することができる。これに伴い、表示画面がメーカの純正画面でないとき、又は、表示画面がユーザによりカスタマイズされた画面であるときにも、提示情報を簡単に表示することができる。
次に、他の実施形態(第2〜第4実施形態)の管理システム1と管理装置3について説明する。第2〜第4実施形態の管理システム1と管理装置3は、基本的には、第1実施形態の管理システム1と管理装置3と同様に構成され、それらと同様の効果を発揮する。従って、以下では、既に説明した事項と相違する事項について詳しく説明する。また、第1〜第4実施形態の管理システム1と管理装置3において、同じ構成には同じ符号を付す。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態の管理システム1によるマニュアルの表示情報の蓄積手順を示すフローチャートである。
図示のように、図9に示す蓄積手順では、管理装置3に通知される表示画面の画面情報が、第1実施形態において説明した図6に示す蓄積手順と相違する。ユーザによりマニュアルの表示が要求されたときには、まず、画像形成装置2は、マニュアル表示部20により、要求された機能のマニュアルを表示する(S31)。また、管理装置通信部21が、表示画面の画面情報として、表示画面のアプリケーション情報を取得して、管理装置3の画像形成装置通信部40にアプリケーション情報を通知する(S32)。
ここで、表示画面のアプリケーション情報は、画像形成装置2に表示画面を表示するアプリケーションのバージョン情報(例えば、ROMバージョン)と、そのアプリケーションにおける表示画面の識別情報からなる。また、表示画面の識別情報は、表示画面を識別可能な所定情報、例えば、表示画面の画面名、表示画面の識別符号、又は、表示画面の画面番号であり、ここでは、表示画面の画面名からなる。
管理装置3の画像形成装置通信部40は、ユーザによりマニュアルの表示が画像形成装置2に要求されたときに、表示画面のアプリケーション情報を取得する。次に、利用機能判断部41が、画像形成装置通信部40からアプリケーション情報を取得し、取得されたアプリケーション情報に基づいて、画像形成装置2に表示された画面が、どの機能の画面であるのかを判断する(S33)。これにより、ユーザによりマニュアルの表示が要求された機能が判断される。最後に、マニュアル表示情報蓄積部43が、NVRAM部32に、マニュアルの表示情報を、利用機能判断部41により判断された機能毎に蓄積する(S34)。
図10は、第2実施形態の管理システム1によるマニュアルの提示手順を示すフローチャートである。
図示のように、図10に示す提示手順では、管理装置3に通知される表示画面(利用画面)の画面情報が、第1実施形態において説明した図8に示す提示手順と相違する。ユーザにより機能が利用されるときには、まず、画像形成装置2は、ユーザによる機能の利用画面を表示画面に表示する(S41)。
次に、画像形成装置2に表示画面が表示された状態で、操作状況検知部24が、ユーザによる画像形成装置2の操作が所定時間行われないこと(所定時間無操作であること)を検知する(S42)。この検知に伴い(S42、Yes)、操作状況検知部24は、表示画面の画面情報として、上記した表示画面のアプリケーション情報を取得して、管理装置通信部21により、管理装置3の画像形成装置通信部40にアプリケーション情報を通知する(S43)。
管理装置3の画像形成装置通信部40は、ユーザによる画像形成装置2の操作が所定時間行われないときに、画像形成装置2に表示された状態の表示画面のアプリケーション情報を取得する。次に、管理装置3の利用機能判断部41が、アプリケーション情報に基づいて、画像形成装置2に表示された表示画面が、どの機能の画面であるのかを判断して、ユーザが利用している利用機能を判断する(S44)。その後、第1実施形態において説明した図8に示す提示手順と同様に、提示情報を表示して利用機能のマニュアルを提示するか否かを判断して、利用機能のマニュアルをユーザに提示する(S45〜S48)。
以上のように、表示画面の画面情報が表示画面のアプリケーション情報からなるときには、アプリケーションのバージョンに対応して、ユーザが利用している利用機能、又は、マニュアルの表示が要求された機能を正確に判断することができる。そのため、利用機能に係る提示情報を簡便に表示して、ユーザによる機能の有効利用を推進することができる。なお、例えば、管理装置3は、アプリケーション情報に基づいて表示画面により表示される機能を判断するための判断情報を予め記憶しており、アプリケーション情報と判断情報に基づいて、上記した機能の判断を行う。
(第3実施形態)
図11は、第3実施形態の管理システム1によるマニュアルの表示情報の蓄積手順を示すフローチャートである。
図示のように、図11に示す蓄積手順では、マニュアルの表示情報がマニュアルの表示時間である点が、第2実施形態において説明した図9に示す蓄積手順と相違する。ユーザによりマニュアルの表示が要求されたときには、まず、画像形成装置2は、マニュアル表示部20により、要求された機能のマニュアルを表示する(S51)。次に、ユーザによりマニュアルの表示終了が要求されたときに、マニュアル表示部20は、マニュアルの表示を終了する(S52)。続いて、管理装置通信部21が、管理装置3の画像形成装置通信部40に表示画面のアプリケーション情報を通知する。また、制御部10が、画像形成装置2によるマニュアルの表示時間(閲覧時間)を取得して、管理装置通信部21により、マニュアルの表示時間を画像形成装置通信部40に通知する(S53)。
マニュアルの表示時間は、画像形成装置2によるマニュアルの表示開始から表示終了までの時間である。管理装置3の画像形成装置通信部40は、ユーザによりマニュアルの表示が画像形成装置2に要求されて画像形成装置2がマニュアルを表示したときに、マニュアルの表示時間を画像形成装置2から取得する。次に、利用機能判断部41が、アプリケーション情報に基づいて、画像形成装置2に表示された画面が、どの機能の画面であるのかを判断して、ユーザによりマニュアルの表示が要求された機能を判断する(S54)。最後に、マニュアル表示情報蓄積部43が、NVRAM部32に、マニュアルの表示時間を、利用機能判断部41により判断された機能毎に蓄積する(S55)。
図12は、第3実施形態の管理装置3が蓄積するマニュアルの表示情報を示す図である。
図示のように、ユーザによりマニュアルの表示が画像形成装置2に要求される度に、以上の蓄積手順が繰り返され、NVRAM部32がマニュアルの表示時間を複数の機能毎に蓄積する。マニュアルの表示時間は制御部30により累積されて、累積されたマニュアルの表示時間が複数の機能毎に蓄積される。
複数の機能A〜D毎にマニュアルの表示時間を蓄積すると、利用(操作)の仕方が分かりにくい機能であるほど、マニュアルが時間をかけて閲覧されて、マニュアルの表示時間が相対的に長くなる。即ち、マニュアルの表示時間が相対的に長い機能であるほど、ユーザに提示する必要性が高く、マニュアルを早いタイミングで提示して、ユーザにマニュアルの閲覧を促す必要がある。そのため、ここでは、複数の機能A〜Dを表示時間に基づいてランク付けし、各マニュアルを提示するか否かを機能A〜Dのランクに基づいて判断する。具体的には、管理装置3の制御部30が、機能A〜Dの表示時間の総数に対する各機能A〜Dの表示時間の割合を算出し、表示時間の割合に基づいて、各機能A〜Dのランクを判断する。例えば、表示時間の割合が所定のしきい値で区分されて、機能Bはランク1、機能Aはランク2、機能C、Dはランク3と判断される。
図13は、第3実施形態の管理システム1によるマニュアルの提示手順を示すフローチャートである。
図示のように、図13に示す提示手順では、マニュアルの表示時間を用いてマニュアルの提示を判断する点が、第2実施形態において説明した図10に示す提示手順と相違する。ユーザにより機能が利用されるときには、まず、画像形成装置2は、ユーザによる機能の利用画面を表示画面に表示する(S61)。次に、画像形成装置2に表示画面(利用画面)が表示された状態で、操作状況検知部24が、ユーザによる画像形成装置2の操作が所定時間行われないこと(所定時間無操作であること)を検知する(S62)。この検知に伴い(S62、Yes)、操作状況検知部24は、管理装置通信部21により、表示画面のアプリケーション情報を管理装置3の画像形成装置通信部40に通知する(S63)。
管理装置3の利用機能判断部41は、アプリケーション情報に基づいて、画像形成装置2に表示された表示画面が、どの機能の画面であるのかを判断して、ユーザが利用している利用機能を判断する(S64)。次に、管理装置3のマニュアル提示指示部44が、NVRAM部32から、複数の機能毎に蓄積されたマニュアルの表示時間を取得する。続いて、マニュアル提示指示部44は、蓄積されたマニュアルの表示時間に基づいて、ユーザが利用すると判断された利用機能のマニュアルを提示するか否かを判断する(S65)。その際、第1実施形態において説明した図8に示す提示手順と同様に、提示情報を表示して利用機能のマニュアルを提示するか否かを判断して、利用機能のマニュアルをユーザに提示する(S66〜S68)。
以上のように、マニュアルの表示情報が画像形成装置2によるマニュアルの表示時間であるときには、過去の実績に対応して、提示情報の表示を的確に判断することができる。これにより、例えば、マニュアルの表示時間が相対的に長く、利用の仕方が分かりにくい機能のマニュアルを、早いタイミングでユーザに提示することができる。なお、マニュアルの表示情報は、マニュアルの表示回数と表示時間(図7、図12参照)の2つの情報からなるようにしてもよい。このようにすることで、複数種類の表示情報に基づいて、提示情報の表示をより的確に判断することができる。
(第4実施形態)
図14は、第4実施形態の管理システム1によるマニュアルの表示情報の蓄積手順を示すフローチャートである。
図示のように、ここでは、第1実施形態において説明した図6に示す蓄積手順と同じ手順で、マニュアルの表示情報(表示回数)が蓄積される(S71〜S75)。
図15は、第4実施形態の管理システム1によるマニュアルの提示手順を示すフローチャートである。
図示のように、図15に示す提示手順では、表示画面を取得するときの手順(S82、S83)が、第1実施形態において説明した図8に示す提示手順と相違する。ユーザにより機能が利用されるときには、まず、画像形成装置2は、ユーザによる機能の利用画面を表示画面に表示する(S81)。
次に、ユーザにより画像形成装置2の表示画面(利用画面)が変更されて、同一の画面遷移が所定回数行われたときに、画像形成装置2の操作状況検知部24が、同一の画面遷移が所定回数行われたことを検知する(S82)。従って、操作状況検知部24は、画面遷移検知手段であり、同一の画面遷移の回数をカウントして、上記した検知を行う。なお、同一の画面遷移とは、ユーザにより複数の所定の表示画面が繰り返し表示されることであり、同一の画面遷移の回数は、ユーザにより複数の所定の表示画面が繰り返し表示されるときの繰り返し回数である。
同一の画面遷移が所定回数行われる前に、ユーザの操作により同一の画面遷移が終了したときには(S82、No)、処理を終了する。これに対し、同一の画面遷移が所定回数行われたことが検知されたときには(S82、Yes)、操作状況検知部24が、同一の画面遷移により表示される全ての表示画面の画面情報を取得する。また、遷移画面情報通知手段でもある操作状況検知部24は、管理装置通信部21により、全ての表示画面の画面情報を管理装置3に通知する。その際、キャプチャ実行部22が、画像形成装置2の表示画面をキャプチャして、表示画面のキャプチャデータを取得する(S83)。続いて、管理装置通信部21が、表示画面のキャプチャデータを管理装置3に通知して(S84)、管理装置3の画像形成装置通信部40が、表示画面のキャプチャデータを取得する。
このように、管理装置3の画像形成装置通信部40は、遷移画面情報取得手段であり、ユーザにより画像形成装置2の表示画面が変更されて同一の画面遷移が所定回数行われたときに、同一の画面遷移により表示された表示画面の画面情報を取得する。その後、第1実施形態において説明した図8に示す提示手順と同様に、管理装置3の利用機能判断部41により、全ての表示画面の画面情報に基づいて、ユーザが利用している利用機能が判断され、利用機能のマニュアルがユーザに提示される(S85〜S89)。
以上のように、ここでは、同一の画面遷移が所定回数行われたときに、利用機能に係る提示情報を表示することができる。そのため、ユーザの操作状況に対応して提示情報を効果的に表示でき、例えば、機能の利用の仕方が分からないまま、画像形成装置2の操作を継続するユーザに対しても、マニュアルを簡便に提示することができる。
以上、本発明の管理システム1、管理装置3、及び、管理方法の複数の実施形態について説明したが、本発明は、管理装置3のコンピュータを、以上説明した管理装置3の各手段として機能させるためのプログラムとして実現することもできる。
なお、以上の各実施形態では、利用機能に係るユーザへ提示するための提示情報は、利用機能のマニュアルの閲覧を促す画面であり、ユーザの要求により画像形成装置2が表示画面に表示する各機能に係る提示情報は、各機能のマニュアルである。ただし、利用機能に係る提示情報と画像形成装置2が表示する各機能に係る提示情報は、上記した例に限定されず、例えば、これら2つの提示情報は、ともに機能のマニュアル、又は、機能に関する機能情報であってもよい。また、これら2つの提示情報には種々の提示情報を採用でき、これら2つの提示情報は、同じ提示情報であってもよく、互いに相違する提示情報であってもよい。
1・・・管理システム、2・・・画像形成装置、3・・・管理装置、4・・・ネットワーク、10・・・制御部、11・・・RAM部、12・・・NVRAM部、13・・・時計部、14・・・スキャナ部、15・・・プロッタ部、16・・・操作表示部、17・・・通信制御部、20・・・マニュアル表示部、21・・・管理装置通信部、22・・・キャプチャ実行部、23・・・マニュアル提示部、24・・・操作状況検知部、30・・・制御部、31・・・RAM部、32・・・NVRAM部、33・・・時計部、34・・・通信制御部、35・・・文字認識部、40・・・画像形成装置通信部、41・・・利用機能判断部、42・・・文字認識実行部、43・・・マニュアル表示情報蓄積部、44・・・マニュアル提示指示部。
特開2011−259104号公報

Claims (19)

  1. 複数の機能を備えた機器の表示画面を管理する機器管理装置であって、
    前記機器に表示された前記表示画面の画面情報を取得する画面情報取得手段と、
    前記表示画面の画面情報に基づいて、前記複数の機能の中でユーザが利用している利用機能を判断する利用機能判断手段と、
    前記利用機能判断手段により前記利用機能が判断されたときに、前記利用機能に係るユーザへ提示するための提示情報を前記機器の表示画面へ表示するよう前記機器に指示する指示手段と、
    を備えた機器管理装置。
  2. 請求項1に記載された機器管理装置において、
    前記画面情報取得手段は、前記機器に前記表示画面が表示された状態でユーザによる前記機器の操作が所定時間行われないときに、前記表示された状態の前記表示画面の画面情報を取得する手段を有する機器管理装置。
  3. 請求項1に記載された機器管理装置において、
    前記画面情報取得手段は、ユーザにより前記機器の表示画面が変更されて同一の画面遷移が所定回数行われたときに、前記同一の画面遷移により表示された前記表示画面の画面情報を取得する手段を有する機器管理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された機器管理装置において、
    前記表示画面の画面情報は、前記表示画面をキャプチャしたキャプチャデータ、又は、前記機器に前記表示画面を表示するアプリケーションのバージョン情報と前記アプリケーションにおける前記表示画面の識別情報からなるアプリケーション情報である機器管理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された機器管理装置において、
    ユーザの要求により前記機器が前記表示画面に表示した前記各機能に係る前記提示情報の表示情報を前記複数の機能毎に蓄積する蓄積手段と、
    前記複数の機能毎に蓄積された前記提示情報の表示情報に基づいて、前記利用機能判断手段により判断された前記利用機能に係る前記提示情報を前記機器の表示画面へ表示するか否かを判断する表示判断手段と、を備え、
    前記指示手段は、前記表示判断手段により前記利用機能に係る前記提示情報を前記機器の表示画面へ表示すると判断されたときに、前記利用機能に係る前記提示情報を前記機器の表示画面へ表示するよう前記機器に指示する機器管理装置。
  6. 請求項5に記載された機器管理装置において、
    前記提示情報の表示情報が、前記機器による前記提示情報の表示回数、又は、前記機器による前記提示情報の表示時間である機器管理装置。
  7. 請求項5又は6に記載された機器管理装置において、
    ユーザにより前記提示情報の表示が前記機器に要求されたときに、前記提示情報の表示情報を取得する表示情報取得手段と、
    ユーザにより前記提示情報の表示が要求された前記機能を判断する要求機能判断手段と、を備え、
    前記蓄積手段は、前記表示情報取得手段により取得された前記提示情報の表示情報を、前記要求機能判断手段により判断された前記機能毎に蓄積する機器管理装置。
  8. 請求項7に記載された機器管理装置において、
    前記要求機能判断手段は、ユーザにより前記提示情報の表示が前記機器に要求されたときに、前記表示画面の画面情報を取得する手段と、当該取得された表示画面の画面情報に基づいて、ユーザにより前記提示情報の表示が要求された前記機能を判断する手段と、を有する機器管理装置。
  9. 機器管理装置のコンピュータを、請求項1ないし8のいずれかに記載された機器管理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  10. 複数の機能を備えた機器と、請求項1ないし8のいずれかに記載された機器管理装置と、を備えた機器管理システム。
  11. 請求項10に記載された機器管理システムにおいて、
    前記機器は、前記機器管理装置の前記指示手段により指示された前記利用機能に係る前記提示情報を表示する表示手段を有する機器管理システム。
  12. 複数の機能を備えた機器の表示画面を管理する機器管理方法であって、
    前記機器に表示された前記表示画面の画面情報を取得する画面情報取得工程と、
    前記表示画面の画面情報に基づいて、前記複数の機能の中でユーザが利用している利用機能を判断する利用機能判断工程と、
    前記利用機能判断工程で前記利用機能が判断されたときに、前記利用機能に係るユーザへ提示するための提示情報を前記機器の表示画面へ表示するよう前記機器に指示する指示工程と、
    を有する機器管理方法。
  13. 請求項12に記載された機器管理方法において、
    前記画面情報取得工程は、前記機器に前記表示画面が表示された状態でユーザによる前記機器の操作が所定時間行われないときに、前記表示された状態の前記表示画面の画面情報を取得する工程を有する機器管理方法。
  14. 請求項12に記載された機器管理方法において、
    前記画面情報取得工程は、ユーザにより前記機器の表示画面が変更されて同一の画面遷移が所定回数行われたときに、前記同一の画面遷移により表示された前記表示画面の画面情報を取得する工程を有する機器管理方法。
  15. 請求項12ないし14のいずれかに記載された機器管理方法において、
    前記表示画面の画面情報は、前記表示画面をキャプチャしたキャプチャデータ、又は、前記機器に前記表示画面を表示するアプリケーションのバージョン情報と前記アプリケーションにおける前記表示画面の識別情報からなるアプリケーション情報である機器管理方法。
  16. 請求項12ないし15のいずれかに記載された機器管理方法において、
    ユーザの要求により前記機器が前記表示画面に表示した前記各機能に係る前記提示情報の表示情報を前記複数の機能毎に蓄積する蓄積工程と、
    前記複数の機能毎に蓄積された前記提示情報の表示情報に基づいて、前記利用機能判断工程で判断された前記利用機能に係る前記提示情報を前記機器の表示画面へ表示するか否かを判断する表示判断工程と、を有し、
    前記指示工程は、前記表示判断工程で前記利用機能に係る前記提示情報を前記機器の表示画面へ表示すると判断されたときに、前記利用機能に係る前記提示情報を前記機器の表示画面へ表示するよう前記機器に指示する工程を有する機器管理方法。
  17. 請求項16に記載された機器管理方法において、
    前記提示情報の表示情報が、前記機器による前記提示情報の表示回数、又は、前記機器による前記提示情報の表示時間である機器管理方法。
  18. 請求項16又は17に記載された機器管理方法において、
    ユーザにより前記提示情報の表示が前記機器に要求されたときに、前記提示情報の表示情報を取得する表示情報取得工程と、
    ユーザにより前記提示情報の表示が要求された前記機能を判断する要求機能判断工程と、を有し、
    前記蓄積工程は、前記表示情報取得工程で取得された前記提示情報の表示情報を、前記要求機能判断工程で判断された前記機能毎に蓄積する工程を有する機器管理方法。
  19. 請求項18に記載された機器管理方法において、
    前記要求機能判断工程は、ユーザにより前記提示情報の表示が前記機器に要求されたときに、前記表示画面の画面情報を取得する工程と、当該取得された表示画面の画面情報に基づいて、ユーザにより前記提示情報の表示が要求された前記機能を判断する工程と、を有する機器管理方法。
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