JP2015052466A - 車両用装置及び音声切換制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の機能追加を容易に行え、しかも、部品点数の増加を抑えながらも、音声データの音声認識を適切に行えるようにする。
【解決手段】車両用装置1において、第1の制御部7が搭載されている第1の基板2に対して第2の制御部9が搭載されている第2の基板3を交換可能な構成とし、又、ハンズフリー受話音声データ及びマイク入力音声データをそれぞれA/D変換するA/D変換器4を共通する構成とした。更に、第2の制御部9がマイク入力音声データの音声認識を行う場合にセレクタ6が第2の接続状態となるように制御する構成とし、I2Sの音声データの経路をセレクタ6で分断させるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】車両用装置1において、第1の制御部7が搭載されている第1の基板2に対して第2の制御部9が搭載されている第2の基板3を交換可能な構成とし、又、ハンズフリー受話音声データ及びマイク入力音声データをそれぞれA/D変換するA/D変換器4を共通する構成とした。更に、第2の制御部9がマイク入力音声データの音声認識を行う場合にセレクタ6が第2の接続状態となるように制御する構成とし、I2Sの音声データの経路をセレクタ6で分断させるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両に搭載される車両用装置及び音声切換制御プログラムに関する。
車両に搭載される車両用装置においては、例えばBluetooth(登録商標)等により近距離無線接続される携帯情報端末の急速な発展等を受け、短期間での製品開発が要求されている。このような事情から、ナビゲーション等の車両系の制御に特化した第1の制御手段と、HMI(Human Machine Interface)等の情報系の制御に特化した第2の制御手段とを別々の基板に搭載する構成が想定されている。この構成では、第1の制御手段を第1の基板に搭載し、第2の制御手段を第2の基板に搭載し、第1の基板と第2の基板とをカードエッジ接続することで、第1の基板に対して第2の基板を容易に交換することができ、装置の機能追加(グレードアップ)を容易に行うことができる。一方、従来より、ユーザから発せられた音声の音声データを音声認識する車両用装置が供されている(例えば特許文献1参照)。
上記した第1の制御手段と第2の制御手段とが別々の基板に搭載される構成において、音声認識の対象でない第1の音声データを第1の制御手段により音声処理し、音声認識の対象である第2の音声データを第2の制御手段により音声認識する構成が想定される。ここで、部品点数の増加を抑えるために、第1の音声データ及び第2の音声データをそれぞれA/D変換するA/D変換手段を共通とした場合、A/D変換手段と第1の制御手段及び第2の制御手段との間をIC間サウンド(I2S:Inter-IC Sound)の規格に準じた信号線で接続する構成が想定される。この構成では、第1の音声データと第2の音声データとが別々のチャネル(LチャネルとRチャネル)で伝送され、A/D変換手段から出力されるI2Sの音声データが分岐される。
しかしながら、このようなA/D変換手段から出力されるI2Sの音声データが分岐される構成では以下に示す不具合が想定される。第1の制御手段の前段に切換手段を設け、第1の音声データが第1の制御手段に入力される第1の接続状態と、第1の音声データ及び第2の音声データの何れとも異なる別の音声データが第1の制御手段に入力される第2の接続状態とを切換える構成では、第2の接続状態ではI2Sの音声データの経路は切換手段で分断されるが、第1の接続状態ではI2Sの音声データの経路は切換手段を経由して第1の制御手段まで延長される。即ち、切換手段と第1の制御手段との間を接続する経路の分だけ分岐点からの枝パターン(オープンスタブ)が延長される。
このように分岐点からの枝パターンが延長されると、I2Sのクロック波形に鈍りが発生する虞がある。第2の音声データの音声認識を行う場合に、I2Sのクロック波形に鈍りが発生していると、チャタリングによりビットずれが発生して第2の音声データを正確に判定する(取り込む)ことができず、その結果、音声認識を正確に行えなくなる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の機能追加を容易に行うことでき、しかも、部品点数の増加を抑えることができながらも、音声データの音声認識を適切に行うことができる車両用装置及び音声切換制御プログラムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、第1の基板には、A/D変換手段と、切換手段と、第1の制御手段とが設けられている。A/D変換手段は、音声認識の対象でない第1の音声データ及び音声認識の対象である第2の音声データをそれぞれA/D変換して出力する。切換手段は、A/D変換手段から入力した第1の音声データを出力する第1の接続状態と、第1の音声データ及び第2の音声データの何れとも異なる別の音声データを出力する第2の接続状態とを切換える。第1の制御手段は、切換手段から入力した第1の音声データ又は別の音声データをそれぞれ音声処理する。
第1の基板に対して交換可能な第2の基板には、入出力手段と、第2の制御手段とが設けられている。入出力手段は、A/D変換手段から入力した第2の音声データを出力する。第2の制御手段は、入出力手段から入力した第2の音声データを音声認識する機能を有する。第1の基板と第2の基板には、IC間サウンドの規格に準じた信号線が跨って設けられている。信号線は、A/D変換手段から出力された第1の音声データを第1のチャネルで伝送して切換手段を経由して第1の制御手段に入力させると共に、A/D変換手段から出力された第2の音声データを第2のチャネルで伝送して入出力手段を経由して第2の制御手段に入力させる。ここで、切換制御手段は、第2の制御手段が第2の音声データの音声認識を行う場合に切換手段が第2の接続状態となるように制御する。
これにより、第1の制御手段が搭載されている第1の基板に対して第2の制御手段が搭載されている第2の基板を交換可能な構成としたので、第1の基板に対して第2の基板を交換することで、装置の機能追加を容易に行うことできる。又、第1の音声データ及び第2の音声データをそれぞれA/D変換するA/D変換手段を共通する構成としたので、A/D変換手段を別々に設けない分、部品点数の増加を抑えることができる。更に、第2の制御手段が第2の音声データの音声認識を行う場合に、切換手段が第2の接続状態となるように制御する構成としたので、IC間サウンドの音声データの経路を切換手段で分断させることができる。その結果、IC間サウンドのクロック波形に鈍りが発生してしまう事態を回避し、第2の音声データを正確に判定する(取り込む)ことができ、第2の音声データの音声認識を適切に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。車両用装置1は、Bluetooth(登録商標)(以下、BTと称する)通信機能を有し、BT通信デバイス(例えば携帯情報端末等)との間でBT通信回線を接続してハンズフリープロファイル(HFP:Hands-free Profile)を接続可能に構成されている。車両用装置1は、BT通信デバイスとの間でハンズフリープロファイルを接続中では、ハンズフリー通話の通話相手から送信された音声データをハンズフリー受話音声データ(HF受話音声データ、第1の音声データ)として入力する。又、車両用装置1は、車室内の所定位置(例えばステアリングの付近等)に配置されているマイクロホン(図示せず)と音声信号線を介して接続されており、マイクロホンが集音した音声の音声データを音声信号線を介してマイク入力音声データ(第2の音声データ)として入力する。
車両用装置1は、第1の基板2と第2の基板3とを有する。第1の基板2には、A/D変換器(ADC:Analog to Digital Converter)4(A/D変換手段)と、抵抗5と、セレクタ6(切換手段)と、第1の制御部7(第1の制御手段、切換制御手段)とが搭載されている。第2の基板3には、入出力部8(入出力手段)と、第2の制御部9(第2の制御手段)とが搭載されている。第1の基板2と第2の基板3とはカードエッジ接続の構成となっており、第1の基板2に対して第2の基板3が交換可能となっている。A/D変換器4の出力はIC間サウンド(I2S:Inter-IC Sound)の規格に準じた信号線10に接続されている。信号線10は、第1の基板2と第2の基板3とに跨り、第1の基板2にて分岐点10aで分岐されており、一方の分岐先はセレクタ6を経由して第1の制御部7に接続されていると共に、他方の分岐先は入出力部8を経由して第2の制御部9に接続されている。
A/D変換器4は、上記したハンズフリー受話音声データ及びマイク入力音声データをそれぞれ入力すると、その入力した音声データをアナログ信号からデジタル信号に変換して出力する。A/D変換器4から出力された音声データは、信号線10を伝送し、抵抗5を経由して分岐点10aにて分岐され、セレクタ6に入力されると共に第1の基板2から第2の基板3に伝送して入出力部8に入力される。ハンズフリー受話音声データはLチャネル(第1の音声チャネル)で伝送され、マイク入力音声データはRチャネル(第2の音声チャネル)で伝送される。
セレクタ6は、可動接点6aと第1から第4の固定接点6b〜6eとを有し、可動接点6aが第1から第4の固定接点6b〜6eのうち何れかを選択して接続することで、接続状態を切換える。第1の固定接点6bには、上記したI2Sの規格に準じた信号線10が接続されている。第2の固定接点6cには、DVDの音声データを伝送する信号線が接続されている。第3の固定接点6dには、BTオーディオの音声データを伝送する信号線が接続されている。第4の固定接点6eには、ラジオ/VTRの音声データを伝送する信号線が接続されている。これらDVDの音声データ、BTオーディオの音声データ、ラジオ/VTRの音声データは、第1の音声データ及び第2の音声データの何れとも異なる別の音声データである。
セレクタ6においては、可動接点6aと固定接点6bとを接続する状態が第1の接続状態であり、可動接点6aと固定接点6cとを接続する状態、可動接点6aと固定接点6dとを接続する状態、可動接点6aと固定接点6eとを接続する状態が第2の接続状態である。セレクタ6が第2の接続状態(図1中、破線にて示す状態)では、分岐点10aからのI2Sの音声データの経路はセレクタ6で分断される。一方、セレクタ6が第1の接続状態(図1中、実線にて示す状態)では、分岐点10aからのI2Sの音声データの経路はセレクタ6を経由して第1の制御部7まで延長される。即ち、セレクタ6と第1の制御部7との間を接続する経路の分だけ分岐点10aからの枝パターン(オープンスタブ)が延長される。
第1の制御部7は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びI/O(Input/Output)バス等を有する周知のマイクロコンピュータから構成されている。第1の制御部7は、ROM等に記憶されている音声切換制御プログラムを含む制御プログラムを実行し、ナビゲーション等の車両系のデータ処理を行う。第1の制御部7は、カスタムコアとして機能する。又、第1の制御部7は、車両の乗員(運転者等)であるユーザが操作可能なPTT(Push to Talk)スイッチ11を接続している。PTTスイッチ11は、例えばステアリングに設置されているステアリングスイッチの一部として構成されている。第1の制御部7は、PTTスイッチ11から検知信号を入力することで、ユーザがPTTスイッチ11を操作したことを検知する。尚、本実施形態では、PTTスイッチ11からの検知信号が第1の制御部7に直接入力される構成を示しているが、PTTスイッチ11からの検知信号が別のマイクロコンピュータを経由して第1の制御部7に入力される構成でも良い。又、第1の制御部7は、切換信号をセレクタ6に出力することで、セレクタ6の接続状態を切換える。切換信号は例えば2ビットの信号であり、第1の制御部7は、4通りの組み合わせの切換信号をセレクタ6に出力する。
第2の制御部9は、CPU、RAM、ROM及びI/Oバス等を有する周知のマイクロコンピュータから構成されている。第2の制御部9は、ROM等に記憶されている制御プログラムを実行し、HMI(Human Machine Interface)等の情報系のデータ処理を行う。第2の制御部9は、上記した第1の制御部7がカスタムコアとして機能するのに対し、汎用コアとして機能する。又、第2の制御部9は、音声データの音声認識を行う音声認識モジュール9aを有する。
次に、上記した構成の作用について、図2及び図3も参照して説明する。
第1の制御部7は、本発明に関連する処理として図2にフローチャートとして示す処理を行う。第1の制御部7は、PTTスイッチ11から検知信号を入力したか否かを監視することで、ユーザがPTTスイッチ11を操作したか否かを監視している(S1、第1の手順を行う)。ユーザは、例えば目的地の設定や再生曲の設定を音声認識の機能を利用して行う場合には、音声認識の機能を起動させるために最初にPTTスイッチ11を操作する。第1の制御部7は、PTTスイッチ11から検知信号を入力したと判定し、ユーザがPTTスイッチ11を操作したと判定すると(S1:YES)、その時点でセレクタ6が第1の接続状態であるか否かを判定する(S2)。
第1の制御部7は、本発明に関連する処理として図2にフローチャートとして示す処理を行う。第1の制御部7は、PTTスイッチ11から検知信号を入力したか否かを監視することで、ユーザがPTTスイッチ11を操作したか否かを監視している(S1、第1の手順を行う)。ユーザは、例えば目的地の設定や再生曲の設定を音声認識の機能を利用して行う場合には、音声認識の機能を起動させるために最初にPTTスイッチ11を操作する。第1の制御部7は、PTTスイッチ11から検知信号を入力したと判定し、ユーザがPTTスイッチ11を操作したと判定すると(S1:YES)、その時点でセレクタ6が第1の接続状態であるか否かを判定する(S2)。
第1の制御部7は、PTTスイッチ11から検知信号を入力した時点でセレクタ6が第1の接続状態であると判定すると(S2:YES)、切換信号をセレクタ6に出力し、セレクタ6を第1の接続状態から第2の接続状態に切換える(S3、第2の手順を行う)。この場合、第1の制御部7は、第2の接続状態から第1の接続状態に切換える直前まで切換えていた接続状態(一の接続状態)に切換えて(戻して)も良いし、予め設定している接続状態(一の接続状態)に切換えても良い。予め設定している接続状態に切換える場合、その切換先は、例えばユーザが任意に設定可能であっても良いし、製造メーカが固定しても良い。尚、第1の制御部7は、セレクタ6の第1の接続状態から第2の接続状態への切換を完了した後に、音声認識が可能である(音声を受付可能である)ことを例えばスピーカ(図示せず)からの音声出力によりユーザに報知する。
一方、第1の制御部7は、PTTスイッチ11から検知信号を入力した時点でセレクタ6が第1の接続状態でない(第2の接続状態である)と判定すると(S2:NO)、セレクタ6を第2の接続状態に維持する(S4)。この場合、第1の制御部7は、セレクタ6が第2の接続状態であることの確定を完了した後に、音声認識が可能であることをユーザに報知する。
第1の制御部7は、以上に説明した一連の処理を行うことで、第2の制御部9がマイク入力音声データの音声認識を行う場合に、セレクタ6が第2の接続状態となるように制御する。即ち、セレクタ6が第1の接続状態であり、分岐点10aからのI2Sの音声データの経路がセレクタ6を経由して第1の制御部7まで延長されている状態では、I2Sのクロック波形に鈍りが発生する虞がある。具体的には、図3(a)に示すように、I2Sのクロックを入力する入出力部8において、I2Sのクロック波形に鈍りが発生していなければ、クロック信号のライズエッジ及びフォールエッジをクロック波形に応じて正確に再現することができる(t1、t2)。しかしながら、図3(b)及び(c)に示すように、I2Sのクロック波形に鈍りが発生し、ハイ/ロウの閾値であるVthやVtlの付近で波形が上下変動してしまうと、チャタリングによりクロック信号のライズエッジ及びフォールエッジを正確に再現することができない(t11〜t13、t21〜t23)。その結果、マイク入力音声データの音声認識を行う場合に、I2Sのクロック波形に鈍りが発生していると、チャタリングによりビットずれが発生してマイク入力音声データを正確に判定することができない。本発明では、マイク入力音声データの音声認識を行う場合に、セレクタ6が第2の接続状態となるように制御し、即ち、分岐点10aからの枝パターンが延長されないように制御することで、I2Sのクロック波形における鈍りの発生を未然に回避し、マイク入力音声データの音声認識を適切に行う。
以上に説明したように本実施形態によれば、車両用装置1において、第1の制御部7が搭載されている第1の基板2に対して第2の制御部9が搭載されている第2の基板3を交換可能な構成としたので、装置の機能追加を容易に行うことできる。又、ハンズフリー受話音声データ及びマイク入力音声データをそれぞれA/D変換するA/D変換器4を共通する構成としたので、部品点数の増加を抑えることができる。又、部品点数の増加を抑えることができる分、各種部品のレイアウトの自由度を高めることもできる。更に、第2の制御部9がマイク入力音声データの音声認識を行う場合にセレクタ6が第2の接続状態となるように制御する構成としたので、I2Sの音声データの経路をセレクタ6で分断させることができる。その結果、I2Sのクロック波形に鈍りが発生してしまう事態を回避し、マイク入力音声データを正確に判定することができ、マイク入力音声データの音声認識を適切に行うことができる。又、セレクタ6と第1の制御部7のレイアウトの自由度を高めることもできる。
又、セレクタ6の第1の接続状態から第2の接続状態への切換を完了した後に、音声認識が可能であることをユーザに報知する構成としたので、セレクタ6の第1の接続状態から第2の接続状態への切換を完了する前にユーザが音声を発してしまう可能性を抑えることができ、音声を発しても良いタイミングをユーザに知らせることができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
セレクタ6における第2の接続状態として、DVDの音声データを第1の制御部7に入力させる接続状態、BTオーディオの音声データを第1の制御部7に入力させる接続状態、ラジオ/VTRの音声データを第1の制御部7に入力させる接続状態の全てを有するのでなく、少なくとも何れかを有すれば良い。即ち、第2の制御部9がマイク入力音声データの音声認識を行う場合にI2Sの音声データの経路がセレクタ6で分断されれば、どのような態様であっても良い。
ハンズフリー受話音声データの入力を監視し、ハンズフリー受話音声データの入力が完了してから所定時間が経過した後に、セレクタ6を第1の接続状態から第2の接続状態に切換える処理を併用しても良い。
セレクタ6における第2の接続状態として、DVDの音声データを第1の制御部7に入力させる接続状態、BTオーディオの音声データを第1の制御部7に入力させる接続状態、ラジオ/VTRの音声データを第1の制御部7に入力させる接続状態の全てを有するのでなく、少なくとも何れかを有すれば良い。即ち、第2の制御部9がマイク入力音声データの音声認識を行う場合にI2Sの音声データの経路がセレクタ6で分断されれば、どのような態様であっても良い。
ハンズフリー受話音声データの入力を監視し、ハンズフリー受話音声データの入力が完了してから所定時間が経過した後に、セレクタ6を第1の接続状態から第2の接続状態に切換える処理を併用しても良い。
図面中、1は車両用装置、2は第1の基板、3は第2の基板、4はA/D変換器(A/D変換手段)、6はセレクタ(切換手段)、7は第1の制御部(第1の制御手段、切換制御手段)、8は入出力部(入出力手段)、9は第2の制御部(第2の制御手段)、10は信号線である。
Claims (5)
- 第1の基板(2)に設けられ、音声認識の対象でない第1の音声データ及び音声認識の対象である第2の音声データをそれぞれA/D変換して出力するA/D変換手段(4)と、
第1の基板に設けられ、前記A/D変換手段から入力した第1の音声データを出力する第1の接続状態と、第1の音声データ及び第2の音声データの何れとも異なる別の音声データを出力する第2の接続状態とを切換える切換手段(6)と、
前記第1の基板に設けられ、前記切換手段から入力した第1の音声データ又は別の音声データをそれぞれ音声処理する第1の制御手段(7)と、
前記第1の基板に対して交換可能な第2の基板(3)に設けられ、前記A/D変換手段から入力した第2の音声データを出力する入出力手段(8)と、
前記第2の基板に設けられ、前記入出力手段から入力した第2の音声データを音声認識する機能を有する第2の制御手段(9)と、
前記第1の基板と前記第2の基板に跨って設けられ、前記A/D変換手段から出力された第1の音声データを第1のチャネルで伝送して前記切換手段を経由して前記第1の制御手段に入力させると共に、前記A/D変換手段から出力された第2の音声データを第2のチャネルで伝送して前記入出力手段を経由して前記第2の制御手段に入力させるIC間サウンドの規格に準じた信号線(10)と、
前記第2の制御手段が第2の音声データの音声認識を行う場合に前記切換手段が第2の接続状態となるように制御する切換制御手段(7)と、を備えたことを特徴とする車両用装置。 - 請求項1に記載した車両用装置において、
前記切換制御手段は、前記第2の制御手段が第2の音声データの音声認識を行う場合に前記切換手段を第1の接続状態から第2の接続状態に切換えるときには、前記切換手段の第1の接続状態から第2の接続状態への切換を完了した後に、音声認識が可能である旨を報知することを特徴とする車両用装置。 - 請求項1又は2に記載した車両用装置において、
前記切換手段は、第2の接続状態として複数の別の音声データに対応して複数の接続状態を有し、
前記切換制御手段は、前記第2の制御手段が第2の音声データの音声認識を行う場合に前記切換手段を第1の接続状態から第2の接続状態に切換えるときには、第2の接続状態が有する複数の接続状態のうち第2の接続状態から第1の接続状態に切換える直前まで切換えていた一の接続状態に切換えることを特徴とする車両用装置。 - 請求項1又は2に記載した車両用装置において、
前記切換手段は、第2の接続状態として複数の別の音声データに対応して複数の接続状態を有し、
前記切換制御手段は、前記第2の制御手段が第2の音声データの音声認識を行う場合に前記切換手段を第1の接続状態から第2の接続状態に切換えるときには、第2の接続状態が有する複数の接続状態のうち予め設定している一の接続状態に切換えることを特徴とする車両用装置。 - 第1の基板(2)に設けられ、音声認識の対象でない第1の音声データ及び音声認識の対象である第2の音声データをそれぞれA/D変換して出力するA/D変換手段(4)と、
第1の基板に設けられ、前記A/D変換手段から入力した第1の音声データを出力する第1の接続状態と、第1の音声データ及び第2の音声データの何れとも異なる別の音声データを出力する第2の接続状態とを切換える切換手段(6)と、
前記第1の基板に設けられ、前記切換手段から入力した第1の音声データ又は別の音声データをそれぞれ音声処理する第1の制御手段(7)と、
前記第1の基板に対して交換可能な第2の基板(3)に設けられ、前記A/D変換手段から入力した第2の音声データを出力する入出力手段(8)と、
前記第2の基板に設けられ、前記入出力手段から入力した第2の音声データを音声認識する機能を有する第2の制御手段(9)と、
前記第1の基板と前記第2の基板に跨って設けられ、前記A/D変換手段から出力された第1の音声データを第1のチャネルで伝送して前記切換手段を経由して前記第1の制御手段に入力させると共に、前記A/D変換手段から出力された第2の音声データを第2のチャネルで伝送して前記入出力手段を経由して前記第2の制御手段に入力させるIC間サウンドの規格に準じた信号線(10)と、を備えた車両用装置に設けられているコンピュータに、
前記第2の制御手段が第2の音声データの音声認識を行うか否かを判定する第1の手順と、
前記第2の制御手段が第2の音声データの音声認識を行うと前記第1の手順により判定した場合に、前記切換手段が第2の接続状態となるように制御する第2の手順と、を実行させるための音声切換制御プログラム。
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