JP2015052414A - ベンチュリバルブの風量制御装置および方法 - Google Patents

ベンチュリバルブの風量制御装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ポテンショメータ(可変抵抗)の寿命を延ばす。【解決手段】ヒュームフード101からの局所排気バルブとしてベンチュリバルブ103Aと103Bとを設け、このベンチュリバルブ103A,103Bに対して風量制御装置107を設ける。風量制御装置107は、サッシ105の位置が変更された後、次にそのサッシ105の位置が変更されるまでの間、サッシ105の位置に応じて演算される排気風量QEXをその按分の割合α1,α2を所定の周期Tで変更しながら按分することにより、ベンチュリバルブ103A,103Bへの設定風量QEX1,QEX2を変化させる。これにより、サッシ105が同じ位置に留まっている間、ベンチュリバルブ103A,103Bの目標シャフト位置が変化し、シャフト位置を検出するポテンショメータ(可変抵抗)の摩耗が特定の位置で進むということが避けられる。【選択図】 図1

Description

この発明は、シャフトの位置を変動させコーンの位置を動かすことでバルブ内の風量を変化させるベンチュリバルブの風量制御装置および方法に関するものである。
従来より、化学実験では、実験作業過程において、人体に有害な生物化学物質が発生する場合が多い。これら生物化学物質の室内への拡散を防止し、人体への汚染を防ぐ装置の1つにヒュームフードがある。一般に、ヒュームフードは、上下または左右に開閉可能なサッシ付きの囲い(エンクロージャ)を備えており、実験室の作業者はこのサッシからエンクロージャ内にアクセスすることができる(例えば、特許文献1参照)。
ヒュームフードは、作業中の作業者が有害な生物化学物質に曝されないようにするために、生物化学物質を除去する局所排気ダクトに接続されており、局所排気ダクトには局所排気バルブとしてベンチュリバルブが設けられている。このベンチュリバルブは、シャフトの位置を変動させ、コーンの位置を動かすことにより、バルブ内の風量を変化させるように構成されている(例えば、特許文献2、非特許文献1参照)。
図9はベンチュリバルブを用いた従来のヒュームフードシステムの要部を示す図である。同図において、101は室100内に設置されたヒュームフード、102はヒュームフード101に接続された局所排気ダクト、103は局所排気ダクト102を介するヒュームフード101からの局所排気EXの風量を調節するベンチュリバルブ(局所排気バルブ)、104はベンチュリバルブ103に付設されたコントローラ、105はヒュームフード101の前面に開閉可能に設けられたサッシ、106はサッシ105の位置を検出するサッシセンサである。
このヒュームフードシステムにおいて、コントローラ104は、サッシセンサ106が検出するサッシ105の位置に応じ、サッシ105の開口面の風速(面風速)を所定の速度(一定風速)に維持するようなヒュームフード101からの排気風量QEXを演算し、この演算された排気風量QEXを設定風量としてベンチュリバルブ103のシャフト位置を制御する。すなわち、局所排気EXの風量が設定風量QEXとなるように、ベンチュリバルブ103内のコーンの位置を動かすシャフトの位置を制御する。このシャフト位置の制御に際し、現在のシャフト位置は、ポテンショメータ(可変抵抗)を使って検出される。
特開2012−237527号公報 特開平10−37804号公報
「風量制御用コントローラ付ベンチュリーバルブ」、〔平成25年6月21日検索〕、インターネット<URL:http://www.azbil.com/jp/product/ba/doc/specsheet/AS-928-R1.4.pdf>
このようなヒュームフードシステムにおいて、排気風量EXは、ヒュームフード101のサッシ105の開閉に応じて瞬時に目的の排気風量QEXに到達することが求められる。その反面、応答性を追求するあまり、サッシ105の開閉のない静止状態においても、ベンチュリバルブ103のシャフト位置は微動を繰り返す。特に、サッシ105の位置は、特定の位置(全閉位置、全開位置など)に留まることが多い。サッシ105が同じ位置に留まっている時間が長いと、ベンチュリバルブ103のシャフト位置の微動により、シャフト位置を検出するポテンショメータ(可変抵抗)の摩耗がその位置で特に進むことになり、ポテンショメータ(可変抵抗)の寿命が短くなってしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、シャフト位置を検出するポテンショメータ(可変抵抗)の摩耗が特定の位置で進むということを避け、ポテンショメータ(可変抵抗)の寿命を延ばすことが可能なベンチュリバルブの風量制御装置および方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、シャフトの位置を変動させコーンの位置を動かすことでバルブ内の風量を変化させるベンチュリバルブの風量制御装置において、ヒュームフードの前面に開閉可能に設けられたサッシの位置を検出するサッシ位置検出手段と、このサッシ位置検出手段によって検出されたサッシの位置に応じ、サッシの開口面の風速を所定の速度に維持するようなヒュームフードからの排気風量(局所排気の風量)を演算する排気風量演算手段と、この排気風量演算手段によって演算された排気風量を按分してヒュームフードからの排気バルブ(局所排気バルブ)として設けられている複数のベンチュリバルブへの設定風量とする排気風量按分手段とを備え、排気風量按分手段は、サッシの位置が変更された後、次にそのサッシの位置が変更されるまでの間、排気風量演算手段によって演算される排気風量をその按分の割合を変更しながら按分することにより、複数のベンチュリバルブへの設定風量を変化させることを特徴とする。
本発明では、ヒュームフードからの排気バルブとして、複数のベンチュリバルブを設ける。そして、サッシの位置に応じて演算された排気風量を按分して、複数のベンチュリバルブへの設定風量とする。この構成において、本発明では、サッシの位置が変更された後、次にそのサッシの位置が変更されるまでの間、すなわちサッシが同じ位置に留まっている間、按分の割合を変更するようにする。これにより、サッシが同じ位置に留まっている間、複数のベンチュリバルブへの設定風量は一定とはならず、変化するものとなる。このため、サッシが同じ位置に留まっている間、各ベンチュリバルブの目標シャフト位置が変化し、シャフト位置を検出するポテンショメータ(可変抵抗)の摩耗が特定の位置で進むということが避けられる。
本発明によれば、サッシの位置が変更された後、次にそのサッシの位置が変更されるまでの間、サッシの位置に応じて演算される排気風量をその按分の割合を変更しながら按分することにより、複数のベンチュリバルブへの設定風量を変化させるようにしたので、サッシが同じ位置に留まっている間、各ベンチュリバルブの目標シャフト位置が変化し、シャフト位置を検出するポテンショメータ(可変抵抗)の摩耗が特定の位置で進むということが避けられ、ポテンショメータ(可変抵抗)の寿命を延ばすことが可能となる。
本発明に係るベンチュリバルブの風量制御装置の一実施の形態を用いたヒュームフードシステムの要部を示す図である。 このヒュームフードシステムにおいて局所排気バルブとして用いるベンチュリバルブの概略構成を示す図である。 このヒュームフードシステムにおいてベンチュリバルブの風量を制御する風量制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 この風量制御装置の処理動作に従う動作例1のタイムチャートである。 この風量制御装置の処理動作に従う動作例2のタイムチャートである。 この風量制御装置の機能ブロック図である。 按分の割合を変化させる時間を変えるようにした例を示す図である。 風量制御装置に周期設定変更部を設けるようにした例を示す図である。 ベンチュリバルブを用いた従来のヒュームフードシステムの要部を示す図である。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るベンチュリバルブの風量制御装置の一実施の形態を用いたヒュームフードシステムの要部を示す図である。同図において、図9と同一符号は図9を参照して説明した構成要素と同一或いは同等の構成要素を示し、その説明は省略する。
このヒュームフードシステムでは、局所排気バルブとしてベンチュリバルブ103Aと103Bとを設け、局所排気ダクト102Aを介するヒュームフード101からの局所排気EX1の風量をベンチュリバルブ103Aで調節し、局所排気ダクト102Bを介するヒュームフード101からの局所排気EX2の風量をベンチュリバルブ103Bで調節するようにしている。
すなわち、ヒュームフード101からの局所排気EXをEX1とEX2とに分け(EX=EX1+EX2)、局所排気EX1の風量をベンチュリバルブ103Aで調節し、局所排気EX2の風量をベンチュリバルブ103Bで調節するようにしている。
また、ベンチュリバルブ103Aと103Bに対して、本発明に係るベンチュリバルブの風量制御装置として風量制御装置107を設けている。この風量制御装置107は、その構成要素として、サッシセンサ106を含む。
図2にベンチュリバルブ103(103A,103B)の概略構成を示す。ベンチュリバルブ103は、ベンチュリ管(弁座)1内にスプリング5と一体構造のコーン(弁栓)2を備えており、コーン2が取り付けられたシャフト(弁軸)3の位置(摺動位置)をレバー4によって調整することができる。また、レバー4の支点部には、シャフト3の位置を検出するためのポテンショメータ(可変抵抗)6が設けられている。シャフト3の位置はポテンショメータ(可変抵抗)6の信号が風量とリニアになるようにキャリブレーションされている。
このベンチュリバルブ103では、レバー4によってシャフト3を図示左方向へ動かすと、ベンチュリ管1とコーン2との間の流路が狭くなり、流路の抵抗が大きくなり、通過する空気量が減少する。レバー4によってシャフト4を図示右方向へ動かすと、ベンチュリ管1とコーン2との間の流路が広くなり、流路の抵抗が小さくなり、通過する空気量が増大する。また、コーン2の位置がベンチュリ管1の前後の差圧とスプリング5のばね力の差で移動することによって、シャフト3の摺動位置に対して、ベンチュリバルブ103を通過する空気量が一定の範囲に維持される。すなわち、スプリング5と一体のコーン2(圧力独立性機構)により、低静圧のときは、コーン2にかかる力が小さくなり、内部のスプリング5が伸び、静圧が高くなるに伴い、コーン2にかかる力が増すと、スプリング5が縮み、シャフト3が動くとともにコーン2が中心に向かって動くことにより、風量が維持される。
風量制御装置107は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。具体的には、コンピュータにプログラムがインストールされ、このインストールされたプログラムに従うCPUの処理動作として実現される。
以下、図3に示すフローチャートに従って、風量制御装置107が有する本実施の形態特有の機能について説明する。
風量制御装置107は、サッシセンサ106が検出するサッシ105の位置を入力し(ステップS101のYES)、その入力されたサッシ105の位置に応じた排気風量QEXを求める。すなわち、サッシ105の開口面の風速(面風速)を所定の速度(一定風速)に維持するようなヒュームフード101からの排気風量QEXを演算する。
そして、風量制御装置107は、排気風量QEXを2台のベンチュリバルブ103Aと103Bとで分担するものとし、ベンチュリバルブ103Aが分担する割合(按分の割合)をα1、ベンチュリバルブ103Bが分担する割合(按分の割合)をα2とし、α1,α2ともに0.5(α1=0.5,α2=0.5)とする(ステップS103)。
そして、風量制御装置107は、ステップS102で求められている現在のサッシ105の位置に応じた排気風量QEXをα1,α2で按分し、α1で按分した排気風量をQEX1(QEX1=QEX・α1=QEX・0.5)、α2で按分した排気風量をQEX2(QEX2=QEX・α2=QEX・0.5)とし、QEX1をベンチュリバルブ103Aへの設定風量、QEX2をベンチュリバルブ103Bへの設定風量とする(ステップS104)。この設定風量QEX1,QEX2はベンチュリバルブ103A,103Bに付設されたコントローラ104A,104Bへ送られる。
これにより、コントローラ104Aが設定風量QEX1を保つように、ベンチュリバルブ103Aのシャフト3の位置を制御する。すなわち、ベンチュリバルブ103Aのシャフト3の目標位置を定め、この目標位置に合致するようにベンチュリバルブ103Aのシャフト3の位置を制御する。また、コントローラ104Bが設定風量QEX2を保つように、ベンチュリバルブ103Bのシャフト3の位置を制御する。すなわち、ベンチュリバルブ103Bのシャフト3の目標位置を定め、この目標位置に合致するようにベンチュリバルブ103Bのシャフト3の位置を制御する。
風量制御装置107は、その後、サッシ105の位置が変更されずに(ステップS106のNO)、所定時間Tが経過すると(ステップS107のYES)、按分の割合α1,α2を変更し、α1=0.6,α2=0.4とする(ステップS107)。そして、この変更した按分の割合α1,α2で、ステップS102で求められている現在のサッシ105の位置に応じた排気風量QEXを按分し、ベンチュリバルブ103Aへの新たな設定風量QEX1(QEX1=QEX・α1=QEX・0.6)と、ベンチュリバルブ10Bへの新たな設定風量QEX2(QEX2=QEX・α2=QEX・0.4)とを求める(ステップS108)。この変更された設定風量QEX1,QEX2はベンチュリバルブ103A,103Bに付設されたコントローラ104A,104Bへ送られる。
これにより、コントローラ104Aが変更された設定風量QEX1を保つように、ベンチュリバルブ103Aのシャフト3の位置を制御する。すなわち、ベンチュリバルブ103Aのシャフト3の目標位置を変更し、この変更された目標位置に合致するようにベンチュリバルブ103Aのシャフト3の位置を制御する。また、コントローラ104Bが変更された設定風量QEX2を保つように、ベンチュリバルブ103Bのシャフト3の位置を制御する。すなわち、ベンチュリバルブ103Bのシャフト3の目標位置を変更し、この変更された目標位置に合致するようにベンチュリバルブ103Bのシャフト3の位置を制御する。
風量制御装置107は、その後、サッシ105の位置が変更されずに(ステップS110のNO)、所定時間Tが経過すると(ステップS109のYES)、按分の割合α1,α2を変更し、α1=0.7,α2=0.3とする(ステップS111)。そして、この変更した按分の割合α1,α2で、ステップS102で求められている現在のサッシ105の位置に応じた排気風量QEXを按分し、ベンチュリバルブ103Aへの新たな設定風量QEX1(QEX1=QEX・α1=QEX・0.7)と、ベンチュリバルブ10Bへの新たな設定風量QEX2(QEX2=QEX・α2=QEX・0.3)とを求める(ステップS112)。この変更された設定風量QEX1,QEX2はベンチュリバルブ103A,103Bに付設されたコントローラ104A,104Bへ送られる。
これにより、コントローラ104Aが変更された設定風量QEX1を保つように、ベンチュリバルブ103Aのシャフト3の位置を制御する。すなわち、ベンチュリバルブ103Aのシャフト3の目標位置を変更し、この変更された目標位置に合致するようにベンチュリバルブ103Aのシャフト3の位置を制御する。また、コントローラ104Bが変更された設定風量QEX2を保つように、ベンチュリバルブ103Bのシャフト3の位置を制御する。すなわち、ベンチュリバルブ103Bのシャフト3の目標位置を変更し、この変更された目標位置に合致するようにベンチュリバルブ103Bのシャフト3の位置を制御する。
風量制御装置107は、その後、サッシ105の位置が変更されずに(ステップS114のNO)、所定時間Tが経過すると(ステップS113のYES)、按分の割合α1,α2を変更し、α1=0.5,α2=0.5とする(ステップS103)。すなわち、按分の割合α1,α2を最初のα1=0.5,α2=0.5に戻す。以下同様にして、風量制御装置107は、ステップS104〜S114の動作を繰り返す。
なお、上述した処理動作中、サッシ105の位置の変更が確認された場合には(ステップS106,S110,S114のYES)、ステップS102に戻り、変更されたサッシ105の位置に応じた排気風量QEXを求め、ステップS103以下の処理動作を繰り返す。
〔動作例1〕
図4に上述した風量制御装置107の処理動作に従う動作例1のタイムチャートを示す。同図において、(a)はサッシ105の位置(サッシ位置)、(b)は排気風量QEX、(c)は設定風量QEX1、(d)は設定風量QEX2の変化を示す。この例において、サッシ位置はt1点において変更された後、3・T時間以上変更されていない。すなわち、サッシ105が3・T時間以上、同じ位置に留まっている。また、t1点において変更されたサッシ位置に応じ、排気風量QEXは50%風量として求められている。
この場合、t1点においてサッシ位置が変更され、その変更されたサッシ位置に応じた排気風量QEXとして50%風量が求められると、この50%風量がα1=0.5,α2=0.5で按分され、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=50%風量×0.5=25%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=50%風量×0.5=25%風量として求められる。
そして、サッシ位置が変更されないままT時間が経過すると(t2点)、按分の割合α1,α2がα1=0.6,α2=0.4に変更され、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=50%風量×0.6=30%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=50%風量×0.4=20%風量として求められる。
さらに、サッシ位置が変更されないままT時間が経過すると(t3点)、按分の割合α1,α2がα1=0.7,α2=0.3に変更され、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=50%風量×0.7=35%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=50%風量×0.3=15%風量として求められる。
さらに、サッシ位置が変更されないままT時間が経過すると(t4点)、按分の割合α1,α2がα1=0.5,α2=0.5に戻り、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=50%風量×0.5=25%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=50%風量×0.5=25%風量として求められる。
〔動作例2〕
図5に上述した風量制御装置107の処理動作に従う動作例2のタイムチャートを示す。この例において、サッシ位置はt1点において変更された後、2・T時間が経過する前のt3点で変更されている。また、t1点において変更されたサッシ位置に応じ、排気風量QEXは50%風量として求められ、t3点において変更されたサッシ位置に応じ、排気風量QEXは80%風量として求められている。
この場合、t1点においてサッシ位置が変更され、その変更されたサッシ位置に応じた排気風量QEXとして50%風量が求められると、この50%風量がα1=0.5,α2=0.5で按分され、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=50%風量×0.5=25%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=50%風量×0.5=25%風量として求められる。
そして、サッシ位置が変更されないままT時間が経過すると(t2点)、按分の割合α1,α2がα1=0.6,α2=0.4に変更され、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=50%風量×0.6=30%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=50%風量×0.4=20%風量として求められる。
そして、2・T時間が経過する前のt3点でサッシ位置が変更され、その変更されたサッシ位置に応じた排気風量QEXとして80%風量が求められると、この80%風量がα1=0.5,α2=0.5で按分され、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=80%風量×0.5=40%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=80%風量×0.5=40%風量として求められる。
そして、サッシ位置が変更されないままT時間が経過すると(t4点)、按分の割合α1,α2がα1=0.6,α2=0.4に変更され、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=80%風量×0.6=48%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=80%風量×0.4=32%風量として求められる。
さらに、サッシ位置が変更されないままT時間が経過すると(t5点)、按分の割合α1,α2がα1=0.7,α2=0.3に変更され、ベンチュリバルブ103Aへの設定風量QEX1がQEX1=QEX・α1=80%風量×0.7=56%風量として求められ、ベンチュリバルブ103Bへの設定風量QEX2がQEX2=QEX・α2=80%風量×0.3=24%風量として求められる。
この動作例1,2からも分かるように、本実施の形態では、サッシ位置が変更された後、次にそのサッシ位置が変更されるまでの間、すなわちサッシ105が同じ位置に留まっている間、按分の割合α1,α2がT時間間隔(所定の周期T)で変更されるものとなる。これにより、サッシ105が同じ位置に留まっている間、ベンチュリバルブ103A,103Bへの設定風量QEX1,QEX2は一定とはならず、所定の周期Tで変化するものとなる。このため、サッシ105が同じ位置に留まっている間、ベンチュリバルブ103A,103Bの目標シャフト位置が変化し、シャフト位置を検出するポテンショメータ(可変抵抗)6の摩耗が特定の位置で進むということが避けられ、ポテンショメータ(可変抵抗)6の寿命が延びるものとなる。
図6にこのヒュームフードシステムにおける風量制御装置107の機能ブロック図を示す。風量制御装置107は、ヒュームフード101のサッシ105の位置を検出するサッシセンサ106をその構成要素とし、このサッシセンサ106によって検出されたサッシ105の位置に応じ、サッシ105の開口面の風速(面風速)を所定の速度(一定風速)に維持するようなヒュームフード101からの局所排気EXの排気風量QEXを演算する排気風量演算部107−1と、この排気風量演算部107−1によって演算された排気風量QEXを按分してベンチュリバルブ103A,103Bへの設定風量QEX1,QEX2とする排気風量按分部107−2とを備えている。
この風量制御装置107において、排気風量按分部107−2は、サッシ105の位置が変更された後、次にそのサッシ105の位置が変更されるまでの間、排気風量演算部17−1によって演算される排気風量QEXをその按分の割合α1,α2を所定の周期Tで変更しながら按分することにより、ベンチュリバルブ103A,103Bへの設定風量QEX1,QEX2を変化させる機能を有している。
なお、上述した実施の形態では、所定の周期Tで按分の割合α1,α2を変化させるようにしたが、例えば図7に示すように、按分の割合α1,α2を変化させる時間T1,T2,T3(T1≠T2≠T3)を変えるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、按分の割合α1,α2を変化させる周期Tを固定としているが、周期Tを変更可能としてもよい。すなわち、図8に示すように、風量制御装置107に周期設定変更部107−3を設け、この周期設定変更部107−3を介して排気風量按分部107−2での周期Tを変更することができるような構成としてもよい。この場合、周期Tをあまり短くすると、ベンチュリバルブ103A,103Bにかかる負荷が大きくなるので、ベンチュリバルブ103A,103Bにかかる負荷をできるだけ軽減できるように、ポテンショメータ(可変抵抗)6の摩耗との兼ね合いから、適切な周期Tを定めることが望ましい。
また、上述した実施の形態では、ヒュームフード101からの局所排気バルブをベンチュリバルブ103Aと103Bの2台とする例で説明したが、さらにその数を増やしてもよいことは言うまでもない。また、風量制御装置107の機能をコントローラ104A,104Bに分担させるようにしてもよく、風量制御装置107の全ての機能をコントローラ104A,104Bに移管するようにしてもよい。
なお、ヒュームフードが設置された室には、この室への給気の風量を調節する給気バルブやこの室からの一般排気の風量を調節する一般排気バルブが設けられている。この給気バルブや一般排気バルブとしてベンチュリバルブを用いる場合にも、上述した複数台で按分する技術を適用するようにしてもよい。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…ベンチュリ管、2…コーン、3…シャフト、4…レバー、5…スプリング、6…ポテンショメータ(可変抵抗)、100…室、101…ヒュームフード、102A,102B…局所排気ダクト、103A,103B…ベンチュリバルブ(局所排気バルブ)、104A,104B…コントローラ、105…サッシ、106…サッシセンサ、107…風量制御装置、107−1…排気風量演算部、107−2…排気風量按分部、107−3…周期設定変更部。

Claims (6)

  1. シャフトの位置を変動させコーンの位置を動かすことでバルブ内の風量を変化させるベンチュリバルブの風量制御装置において、
    ヒュームフードの前面に開閉可能に設けられたサッシの位置を検出するサッシ位置検出手段と、
    このサッシ位置検出手段によって検出されたサッシの位置に応じ、前記サッシの開口面の風速を所定の速度に維持するような前記ヒュームフードからの排気風量を演算する排気風量演算手段と、
    この排気風量演算手段によって演算された排気風量を按分して前記ヒュームフードからの排気バルブとして設けられている複数の前記ベンチュリバルブへの設定風量とする排気風量按分手段とを備え、
    前記排気風量按分手段は、
    前記サッシの位置が変更された後、次にそのサッシの位置が変更されるまでの間、前記排気風量演算手段によって演算される排気風量をその按分の割合を変更しながら按分することにより、前記複数のベンチュリバルブへの設定風量を変化させる
    ことを特徴とするベンチュリバルブの風量制御装置。
  2. 請求項1に記載されたベンチュリバルブの風量制御装置において、
    前記排気風量按分手段は、
    前記按分の割合の変更を所定の周期で行う
    ことを特徴とするベンチュリバルブの風量制御装置。
  3. 請求項2に記載されたベンチュリバルブの風量制御装置において、
    前記按分の割合を変更する周期は、変更可能とされている
    ことを特徴とするベンチュリバルブの風量制御装置。
  4. シャフトの位置を変動させコーンの位置を動かすことでバルブ内の風量を変化させるベンチュリバルブの風量制御方法において、
    ヒュームフードの前面に開閉可能に設けられたサッシの位置を検出するサッシ位置検出ステップと、
    このサッシ位置検出ステップによって検出されたサッシの位置に応じ、前記サッシの開口面の風速を所定の速度に維持するような前記ヒュームフードからの排気風量を演算する排気風量演算ステップと、
    この排気風量演算ステップによって演算された排気風量を按分して前記ヒュームフードからの排気バルブとして設けられている複数の前記ベンチュリバルブへの設定風量とする排気風量按分ステップとを備え、
    前記排気風量按分ステップは、
    前記サッシの位置が変更された後、次にそのサッシの位置が変更されるまでの間、前記排気風量演算ステップによって演算される排気風量をその按分の割合を変更しながら按分することにより、前記複数のベンチュリバルブへの設定風量を変化させる
    ことを特徴とするベンチュリバルブの風量制御方法。
  5. 請求項4に記載されたベンチュリバルブの風量制御方法において、
    前記排気風量按分ステップは、
    前記按分の割合の変更を所定の周期で行う
    ことを特徴とするベンチュリバルブの風量制御方法。
  6. 請求項5に記載されたベンチュリバルブの風量制御方法において、
    前記按分の割合を変更する周期を変更するステップを備える
    ことを特徴とするベンチュリバルブの風量制御方法。
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