JP2015051548A - 補充用液体容器、及びそれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

補充用液体容器、及びそれを備えたインクジェット記録装置 Download PDF

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直倫 吉田
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Abstract

【課題】本発明はインクあるいは溶剤を補充する際にインクや溶剤をこぼす危険を低減可能な補充用液体容器、及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】インクあるいは溶剤を収容する液体収容部と、前記液体収容部と連通して液体を流出する経路部と、を有する液体容器と、前記液体容器に着脱可能であり、内側にリブを有する着脱式キャップと、を有し、前記液体容器の前記経路部の外壁周面には第一のネジ部が形成され、前記着脱式キャップの内壁周面には前記第一のネジ部と係合する第二のネジ部が形成されていることで前記着脱式キャップが前記液体供給部に着脱可能になっており、前記第一及び第二のネジ部の係合度合いに応じて、前記リブの位置がネジ回転軸方向に相対的に移動することにより前記経路部から外部への液体流出の可不可が切り替わることを特徴とする補充用液体容器。【選択図】 図5

Description

本発明は、補充用液体容器、及びそれを備えたインクジェット記録装置に関する。
本発明に関する背景として、インクジェット記録装置へインクあるいは溶剤を補充する際、作業者が補充用液体容器を注ぎ口が開いた状態で持ち、注ぐ操作を行う際に取扱いの失敗により液体容器内のインクや溶剤をこぼす危険があった。
この危険を排除する従来技術として、補充用液体容器の液体シール部を閉じた状態で、インクシステム側のアダプタに接続し、接続した状態で液体シール部を開き、インクや溶剤を補充する方式がある。本方式に関する公知技術として、特開平11−245431号公報(特許文献1)がある。この公報には、「交換型液体容器1は、インクシステム側のアダプタ3に差込まれる差込型コネクタ7が設けられ、コネクタ7の周囲には凹部2が形成され、凹部2の面はカムフォロア面5として作用する。アダプタには凸部4が設けられ、凸部の先端面はカムフォロア面5に係合するカム面5をなす。液体容器1を回転すると、カム面とカムフォロア面との協働により、容器がアダプタから離間する。」と記載されている。
特開平11−245431号公報
前記特許文献1には、インクジェット記録装置への、インク又は溶剤の補充及び補充終了後の抜取りの仕組みが記載されている。特許文献1では、使用する場合には、コネクタ7をアダプタ3に対して軸方向に押圧することにより、液体容器1はインクシステムに対して液密的に接続される。すると、容器1内のインクあるいは溶剤が、接続部を通してインクシステム内に流出し、所望の液体の補給が行われる。また、容器1内の液体が空になると容器1を90度回転させることによって、容器1はアダプタ3から分離される。この回転により、カムフォロア面5と螺旋カム面6の傾斜によって、カムフォロア面5は螺旋カム面6に対して摺動し、その結果、凸部4は凹部2に対して移動するので、容器1は、スムーズにアダプタ3から離間する。
しかしこの場合、インクあるいは溶剤を補充する際は、コネクタ7をアダプタ3に対して軸方向に押圧しているため、何らかの押込み力が働いたときにインクあるいは溶剤が流出してしまう恐れがある。また、この方式では、インク溜まり30と溶剤溜まり61、交換型液体容器1が揃わないと機能を発揮せず、インクあるいは溶剤を補充することが困難である。
また、補充終了後は、液体容器自体を回転させなくてはいけないため、特に直方体形状等の容器においては液体容器を回転させても他部品との干渉が生じない十分なスペースが必要となり、結果的に装置が大型化する問題がある。ここで、液体容器からのインクあるいは溶剤の補充、補充終了後の液体容器抜取りの際に、作業のわずらわしさや、取扱いの失敗によるインクあるいは溶剤のこぼれの危険性を排除するため、インクシステム側のアダプタを装置外に取り出さないことを前提としている。
そこで、本発明はインクあるいは溶剤を補充する際にインクや溶剤をこぼす危険を低減可能な補充用液体容器、及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、インクあるいは溶剤を収容する液体容器と外部への液体流出を防止する着脱式キャップとを備えるインクジェット記録装置へのインクあるいは溶剤を補充するための補充用液体容器であって、前記液体容器に弁部材の一部を圧縮し、シール性を確保するものであって、弁部材の圧縮方向と垂直方向に弁部分を移動させシール部を開き、前記インクあるいは溶剤を補充することができ、反対方向に戻すことで、再びシールすることを特徴とする。
本発明によれば、装置の大型化を抑制しつつ、インクあるいは溶剤を補充する際にインクや溶剤をこぼす危険を低減可能な補充用液体容器、及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供することができる。
インクジェット記録装置本体および印字ヘッド外観を示す斜視図である。 インクジェット記録装置の原理を示す斜視図である。 インクジェット記録装置の使用状態を示す斜視図である。 インクジェット記録装置の循環系経路構成を示す図である。 第一の実施例におけるインクあるいは溶剤を収容する補充用液体容器の正面図である。 第一の実施例におけるインクあるいは溶剤を収容する補充用液体容器の着脱式キャップの等角図である。 第一の実施例におけるインクあるいは溶剤を収容する補充用液体容器の本体側との接続を示す図である。 第一の実施例におけるインクジェット記録装置へのインクあるいは溶剤の補充の仕組みを説明するための図である。 第一の実施例におけるインクあるいは溶剤を収容する補充用液体容器へのアウターキャップ装着図である。 第二の実施例におけるインクあるいは溶剤を収容する補充用液体容器の断面図である。 第二の実施例におけるインクジェット記録装置へのインクあるいは溶剤の補充の仕組みを説明するための図である。
以下、本実施例につき図示例を用いて説明を行う。なお、本発明は図示例に限定されるものではない。
図1はインクジェット記録装置100を示す斜視図である。インクジェット記録装置100には、外部には操作表示部3が備えられた本体1と印字ヘッド2が備えられており、本体1と印字ヘッド2は導管4で接続されている。
ここでインクジェット記録装置100の動作原理について説明する。図2に示すように、インク容器18内のインクはポンプ25に吸引、加圧されてインク柱7となってノズル8から吐出される。ノズル8には、電歪素子9が備えられており、インクに所定の周波数で振動を加えてノズル8から吐出されるインク柱7を粒子化するようになっている。これにより生成されるインク粒子10の数は,電歪素子9に印加する励振電圧の周波数により決定され、その周波数と同数となる。
インク粒子10は、印字情報に対応した大きさの電圧を帯電電極11にて印加することで電荷を与えられるようになっている。帯電電極11で帯電させられたインク粒子10は、偏向電極12間に生じる電界中を飛翔している間、帯電量に比例した力を受けて偏向し、印字対象物13へ向かって飛翔して着弾する。その際、インク粒子10は帯電量に応じて偏向方向の着弾位置は変化し、さらに偏向方向と直行する方向に生産ラインが印字対象物13を移動させることで、偏向方向と直行した方向にも粒子を着弾させることが可能となり、複数の着弾粒子によって文字を構成し印字を行う。印字に使用されなかったインク粒子10は偏向電極12間を直線的に飛翔して、ガター14により捕捉された後に経路を経由して、主インク容器18に回収される。
次に、インクジェット記録装置100の実際の使用状態の一例を図3に示す。インクジェット記録装置100は、例えば、食品や飲料などが生産される工場内の生産ラインに据え付けられ、本体1は使用者が操作できる位置に設置され、印字ヘッド2はベルトコンベア15などの生産ライン上を給送される印字対象物13に近接できる位置に設置される。
ベルトコンベア15などの生産ライン上には給送速度に係わらず同じ幅で印字するために、給送速度に応じた信号をインクジェット記録装置100に出力するエンコーダ16や、印字対象物13を検出してインクジェット記録装置100に印字を指示する信号を出力する印字センサ17が設置されていて、それぞれは本体1内の図示しない制御部に接続されている。
エンコーダ16や印字センサ17からの信号に応じて制御部がノズル8から吐出されるインク粒子10への帯電量や帯電タイミングを制御し、印字対象物13が印字ヘッド2近傍を通過する間に帯電、偏向されたインク粒子10を印字対象物13へ付着させて印字を行うようになっている。
図4は、インクジェット記録装置100の全体的な経路構成を示す説明図である。本体1には、循環するインクを保持する主インク容器18が備えられており、主インク容器18には、主インク容器18内の液体が内部に保持されるのに適正な量である基準液面レベルに達しているか否かを検知する液面センサ38が備えられている。主インク容器18には、インクを循環させるための経路101を介してインクの粘度を計測するための落下式粘度計である粘度計測器21に接続されている。
粘度計測器21は経路102を介して経路の開閉を行う電磁弁22に接続されており、電磁弁22は経路103を介してインクや溶剤の吸引、圧送に供されるポンプ25に接続されている。そして、ポンプ25は経路104を介してインク中に混入している異物を除去するフィルタ28に接続されている。
フィルタ28は、経路105を介してポンプ25から圧送されたインクを印字するために適正な圧力に調整する減圧弁30に接続されており、減圧弁30は、経路106を介してインクの圧力を検出するための圧力センサ31に接続されている。
圧力センサ31は、導管4内をとおる経路107を介して印字ヘッド2内に備えられたインクを吐出する吐出口を供えたノズル8に接続されている。
ノズル8のインク吐出方向には、ノズル8から吐出されたインク粒子10に印字する文字情報に応じた電荷量を粒子に帯電させる帯電電極11が配置されている。帯電電極11により帯電させられたインク粒子10の飛翔方向には、帯電されたインク粒子10を偏向させる電界を発生させる偏向電極12が配置されている。
偏向電極12のインク飛翔方向側には、印字に使用されないために帯電、偏向されずに直線的に飛翔するインク粒子10を捕捉するガター14が配置されている。
ガター14は、導管4内をとおる経路108を介して本体1内に配置されているインク中に混入している異物を除去するフィルタ29と接続されており、フィルタ29は、経路109を介してガター14により補足されたインク粒子10を吸引する回収ポンプ26と接続されている。そして、回収ポンプ26は、経路110を介して吸引したインク粒子10を主インク容器18に回収する。
本体1には、排気口32が設けられており、排気口32は経路150を介して主インク容器18と接続されており、インク中の揮発した溶剤成分が経路150を介して、本体1の外部に排気される。
また、本体1には、ノズル8で生じるインクによる汚染の解消及びインクの濃度を調整するための溶剤を収容する溶剤容器20が備えられており、溶剤容器20は、経路111を介して溶剤の吸引、圧送を行うポンプ27に接続されている。また、ポンプ27は、経路112を介して経路の開閉を行う電磁弁24に接続されており、電磁弁24は、経路113を介して主インク容器18に接続されている。
さらに、本体1には、補充用のインクを保持する補助インク容器19が備えられており、補助インク容器19は、経路120を介して経路の開閉を行う電磁弁23に接続されている。そして、電磁弁23は経路121を介して経路103に接続されている。
つづいて、本実施例におけるインクあるいは溶剤を収容する補充用液体容器及びインクジェット記録装置へのインクあるいは溶剤の補充方法について図5〜図10を用いて説明する。図5は、インクあるいは溶剤を収容する補充用液体容器500の外観図であり、図6は補充用液体容器500が有する着脱式キャップ502の外観図であり、図7は本体1側のインク容器19あるいは溶剤容器20へ補充用液体容器500のインクあるいは溶剤を補充する際の接続状態を示す図であり、図8はインクジェット記録装置へのインクあるいは溶剤の補充の仕組みを説明するための図であり、図9は補充用液体容器500にアウターキャップを装着してある図である。
図5は、液体収容部501に着脱式キャップ502を装着している例である。補充用液体容器500は液体収容部501にインクあるいは溶剤を収容し、そのインクあるいは溶剤を経路部508を通して外部へ流出する構造となっている。本実施例では、液体収容部501と経路部508は一体的に形成されており、経路部508は液体収容部501から突出した凸部分にあたるものである。
着脱式キャップ502を経路部508の容器口503の円筒状内面に垂直に押し当てることで、液体シール性を確保し、外部への液体流出を防止している。
また、経路部508の外周にはネジ山504が設けられており、また、このネジ山504と着脱式キャップ502の内側にはネジ山504と噛み合うネジ山507が設けられており、着脱式キャップ502を回すことにより液体収容部501から容易に着脱することが可能である。突起506については図9を用いて説明する。
着脱式キャップ502は、内側にリブ801を有しており、リブ801の液体収容部501側の端部は、経路部508からの液体流出を閉止可能な構造の容器栓802を有している。この容器栓802の周縁側面部には突起803が設けられており、この突起803部分が経路部508の内壁と当接することにより、液体流出が閉止される構造となっている。
図6は、着脱式キャップ502の構造の外観を示す斜視図である。
このリブ801は本体側のインクあるいは溶剤を収容する液体容器との接続面604に十字形状のリブ801を有している。接続面604はリブ801の円縁の円形部分である。リブ801は本体との接続面604から見ると、十字形状となっているため、インクあるいは溶剤を外部へ流出させるための隙間を確保することができる。
また、着脱式キャップ502の下方円周上には、ミシン目601が設けられている。さらにミシン目601部にはスリット602が設けてある。スリット602に指をかけ、ミシン目601に沿って引き剥がすことで分離部603を取り除くことができ、2部品に切り離すことができる。これより、分離部603の高さ分更にネジ締め可能となる。2部品に切り離す前は、着脱式キャップ502は経路部508にネジ締めしてある状態であるが、液体収容部501側にさらにネジ締めすることにより、突起803と経路部508の内壁との当接が無くなり容器内のインクあるいは溶剤が外部へ流出可能となる。
図7は、本体1側のインク容器19あるいは溶剤容器20と補充用液体容器500の接続方法の例である。接続方法は、インク容器19あるいは溶剤容器20は本体1内に設置された状態とし、補充動作は装置内で行うものとする。液体収容部501に着脱式キャップ502が装着してある状態で着脱式キャップ502を2部品に切り離し、分離部603を取除いた後、補充用液体容器500を着脱式キャップ502が下方を向く状態でインク容器19あるいは溶剤容器20の受け口701の上面より鉛直に差込み接続させる。
インクあるいは溶剤の補充動作は本体1内で行うので、場合によっては、受け口701と補充用液体容器500の本体との接続面604の位置合わせが困難になることがある。そこで、インク容器19あるいは溶剤容器20のベース板702にガイド703を設け、容易に位置合わせをすることができる。このとき、着脱式キャップ502の一部はインク容器19あるいは溶剤容器20内へ収納されていて、補充終了後は、接続状態から補充用液体容器500を真上に持ち上げ抜取る。
次に図8を用いて、補充用液体容器500を用いたインクあるいは溶剤の補充動作について説明する。まず始めに、図7で説明したように、インク容器19あるいは溶剤20に設けられているガイドを用いて、インク容器19あるいは溶剤20の受け口701と補充用液体容器500の接続面604との位置あわせを行い接続する。
インク容器19あるいは溶剤容器20と補充用液体容器500が接続された状態における液体収容部501と着脱式キャップ502の初期状態について図8(a)を用いて説明する。この初期状態とは、容器内のインクあるいは溶剤の外部への流出が閉止されている状態のことを言う。この液体流出を閉止するシール構造としては、前述の通り、経路部508の内壁505と着脱式キャップ502内に設けられたリブ801の容器栓802周縁の突起803とを全周で当接させ、外部への液体流出を防いでいる。
次に、補充開始と開始後の動作について図8(b)を用いて説明する。インク容器19あるいは溶剤容器20へインクあるいは溶剤の補充を行うときは、まず、図6で説明したように、ミシン目601とスリット602を用いて分離部603を切り離す。それにより、着脱式キャップ502は液体収容部501に更にねじ込みすることが可能となる。着脱式キャップ502を液体収容部501に更にねじ込むと突起803と内壁505の当接が無くなり、容器内のインクあるいは溶剤が外部へ流出可能となり、インク容器19あるいは溶剤容器20に液体を補充することができる。
インクあるいは溶剤の補充終了後、インク容器19あるいは溶剤容器20から補充用液体容器500を取り外す際は、まず液体収容部501と着脱式キャップ502のねじ勘合をゆるめ、初期状態に戻す。初期状態へ戻すことにより、再び突起803と内壁505とを当接させ、内部のインクあるいは溶剤が外部へ流出しない状態となり、補充用液体容器500抜き取り時の外部への液体流出を防ぐことが可能である。
換言すれば、前記第一及び第二のネジ部の係合度合いに応じて、前記リブの位置がネジ回転軸方向に相対的に移動することにより経路部508から外部への液体流出の可不可が切り替わるように構成されている。
図9は図5で説明した補充用液体容器500にアウターキャップ804を装着した図の例である。液体収容部501に装着している状態の着脱式キャップ502内部は、液体収容部501からインクあるいは溶剤を補充するため、一部空洞となっている。この状態では、空洞部に使用前にゴミが浸入してしまう恐れがある。そこで、ゴミの浸入を防ぐためにアウターキャップ804を装着する。補充用液体容器500へのアウターキャップ804の保持方法は、液体収容部501の外側の突起506にアウターキャップ804内部の突起805を円周で当接させながら押込み嵌め合わせる。また、インクあるいは溶剤補充後にも、このアウターキャップ804を装着することにより、残存するインクの漏れやたれを防止することが可能となる。
なお、本実施例では着脱式キャップ502が補充用液体容器500に取り付けられた一部品として構成されているが、これに限らず、この着脱式キャップ502と同様の構成を有する構造がインク容器19側あるいは溶剤容器20側の接続部に設けられていてもよい。
以上のことから、実施例1にかかる本発明の構成によれば、インクあるいは溶剤を補充する際にインクや溶剤をこぼす危険を低減可能な液体容器、及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供することができる。
図10、11はインクジェット記録装置へのインクあるいは溶剤の補充仕組みにおける別例であり、本発明の第二の実施例を説明するための図である。図10は液体収容部501内に弾性体901を内蔵した断面図の例であり、図11はインクジェット記録装置へのインクあるいは溶剤の補充方法を説明するための図の例である。補充用液体容器500とインク容器19あるいは溶剤容器20への接続方向、接続方法は実施例1と同様である。
液体収容部501内には容器内からのインクあるいは溶剤の漏れを防止するために、弾性体901を備えている。初期状態において、弾性体901は液体収容部501の内壁505と全周において当接し、液体の流出が閉止されている。
図6にて前述のように、着脱式キャップ502にはミシン目601、スリット602が設けられていて、実施例1同様に、ミシン目601とスリット602を用いて、分離部603を取り除き、着脱式キャップ502をねじ締めする。
また、着脱式キャップ502には実施例1での容器栓802に換えて、押込み栓902が設けてあり、着脱式キャップ502を液体収容部501にねじ締めすることにより、押込み栓902が、インクあるいは溶剤の流出を閉止している弾性体901を圧縮し、経路部508の内壁505と突起803の当接位置がずれ、インクあるいは溶剤を弾性体901の圧縮によって生じる隙間より外部へ流出させることができる。
インクあるいは溶剤の補充終了後、インク容器19あるいは溶剤容器20から補充用液体容器500を抜き取る際は、実施例1同様に液体収容部501と着脱式キャップ502のねじ勘合をゆるめ、初期状態に戻す。初期状態へ戻すことにより、再び突起803と内壁505とを当接させ、内部のインクあるいは溶剤を外部へ流出しない状態となり、補充用液体容器500抜き取り時の外部への液体流出を防ぐことが可能である。また、実施例1の図9で説明したアウターキャップ804も装着可能である。
以上のことから、実施例2にかかる本発明の構成によれば、インクあるいは溶剤を補充する際にインクや溶剤をこぼす危険を低減可能な液体容器、及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供することができる。
100…インクジェット記録装置
1…本体 2…印字ヘッド 3…操作表示部 4…導管 8…ノズル 10…インク粒子
11…帯電電極 12…偏向電極 13…印字対象物 14…ガター 18…主インク容器 19…補助インク容器 20…溶剤容器 21…粘度計測器 22、23、24…電磁弁 25…インク供給用ポンプ 26…インク回収用ポンプ 27…溶剤回収用ポンプ
28、29…フィルタ 30…減圧弁 31…圧力センサ 32…排気口 500…補充用液体収容部 501…液体容器 502…着脱式キャップ 503…容器口 504…ねじ山 505…内壁 506…突起 507…ねじ山 508…経路部 601…ミシン目 602…スリット 603…分離部 604…本体との接続面 701…受け口 ベース板702 ガイド703 801…リブ 802…容器栓 803…突起 804…アウターキャップ 805…突起 901…弾性体 902…押込み栓

Claims (8)

  1. インクあるいは溶剤を収容する液体収容部と、前記液体収容部と連通して液体を流出する経路部と、を有する液体容器と、
    前記液体容器に着脱可能であり、内側にリブを有する着脱式キャップと、を有し、
    前記液体容器の前記経路部の外壁周面には第一のネジ部が形成され、前記着脱式キャップの内壁周面には前記第一のネジ部と係合する第二のネジ部が形成されていることで前記着脱式キャップが前記液体供給部に着脱可能になっており、前記第一及び第二のネジ部の係合度合いに応じて、前記リブの位置がネジ回転軸方向に相対的に移動することにより前記経路部から外部への液体流出の可不可が切り替わることを特徴とする補充用液体容器。
  2. 請求項1に記載の補充用液体容器であって、
    前記着脱式キャップの前記リブの前記液体収容部側の端部には、前記経路部の内壁面の周面と当接して液体流出を閉止可能な栓部が設けられていることを特徴とする補充用液体容器。
  3. 請求項2に記載の補充用液体容器であって、
    前記栓部の周縁部に突起が設けられていることを特徴とする補充用液体容器。
  4. 請求項1に記載の補充用液体容器であって、
    前記液体容器と前記経路部の間に液体流出を閉止する弾性体を設け、前記リブの位置がネジ回転軸方向に相対的に移動することで、前記リブの端部が前記弾性体に接触して前記弾性体を変形させ、前記液体供給部からの液体流出の可不可が切り替わることを特徴とする補充用液体容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の補充用液体容器であって、
    前記リブは、前記経路部の開口面方向からみて十字形状を有していることを特徴とする補充用液体容器。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の補充用液体容器であって、
    前記着脱式キャップの円周上にはミシン目を有し、
    前記ミシン目にスリットが設けられていることを特徴とする補充用液体容器。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の補充用液体容器と、
    前記補充用液体容器と接続可能な本体側液体容器を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 請求項7に記載のインクジェット記録装置であって、
    前記本体側液体容器の前記補充用液体容器との接続部に位置あわせ用のガイド構造を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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