JP2015050815A - エンジン発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流側に電力貯蔵手段を設けたエンジン発電機であって、負荷への供給電力の不足量の演算を行うことなく、自立運転時でのエンジンの回転数変動を抑えることができ、これにより、投入可能負荷量を増大させるエンジン発電機を提供する。【解決手段】エンジン発電機は、充放電制御を行うに当たって整流器からインバータまでの経路の直流電圧を検知し、直流電圧が該直流電圧の目標電圧よりも大きい場合は電力貯蔵手段の充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を電力貯蔵手段の放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定し、直流電圧が目標電圧よりも小さい場合は電力貯蔵手段の放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を電力貯蔵手段の充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンで駆動される発電機により発電するエンジン発電機に関する。
エンジンで駆動される発電機により発電するエンジン発電機においては、自立運転時には、負荷の変動によりエンジン回転数(回転速度)が変動することから、エンジンには、一般的に、所定の許容回転数範囲(可変速範囲)が予め定められている。エンジン発電機は、この許容回転数範囲からエンジン回転数が逸脱すると、動作が不安定になる。例えば、何らかの原因で負荷が解列され、再び負荷が投入される場合には、エンジンの許容回転数範囲を考慮して、負荷投入しなければならない。そのために、エンジン発電機は、投入できる負荷量が制限されてしまう。
この点に関し、特許文献1は、発電機からインバータまでの直流側の経路にキャパシタ等を含む蓄電手段(電力貯蔵手段)を設けて発電機を常時最大効率点で運転させながら負荷の変動を蓄電手段の放電で対応することでエンジンの回転数変動を抑える構成を開示している。
特開2011−112178号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、負荷への供給電力の不足量を算出して不足分を蓄電手段の放電で補償する構成であるため、負荷への供給電力の不足量の演算を行うことが必要となる。
そこで、本発明は、直流側にキャパシタ等を含む電力貯蔵手段を設けたエンジン発電機であって、負荷への供給電力の不足量の演算を行うことなく、自立運転時でのエンジンの回転数変動を抑えることができ、これにより、投入可能負荷量を増大させることができるエンジン発電機を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、エンジンで駆動される発電機からの出力を整流器で整流し、整流器からの直流電力をインバータで交流電力に変換し、整流器からインバータまでの経路に発電機と並列に電力貯蔵手段を設けたエンジン発電機においては、電力貯蔵手段における充電用導通手段および放電用導通手段への導通制御により電力貯蔵手段に対して充放電制御を行うに当たって、整流器からインバータまでの経路の直流電圧を一定制御するか、或いは、整流器からインバータまでの経路の直流電圧が不感帯から外れないように制御すれば、負荷への供給電力の不足量の演算を行うことなく、自立運転時でのエンジンの回転数変動を所定の許容回転数範囲に抑制でき、これにより、投入可能負荷量を増大させることができることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、かかる知見に基づくものであり、次の第1態様および第2態様のエンジン発電機を提供する。
(1)第1態様のエンジン発電機
エンジン、前記エンジンで駆動される発電機、前記発電機からの出力を整流する整流器、および、前記整流器からの直流電力を交流電力に変換するインバータを設け、前記整流器から前記インバータまでの経路に前記発電機と並列に、充電用導通手段および放電用導通手段を備えた電力貯蔵手段を設けたエンジン発電機であって、前記充電用導通手段および前記放電用導通手段への導通制御により前記電力貯蔵手段に対して充放電制御を行う構成とされており、前記充放電制御を行うに当たって前記整流器から前記インバータまでの経路の直流電圧を検知し、前記直流電圧が該直流電圧の目標電圧よりも大きい場合は前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を前記電力貯蔵手段の前記放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定し、前記直流電圧が前記目標電圧よりも小さい場合は前記電力貯蔵手段の前記放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定することを特徴とするエンジン発電機。
本発明に係る前記第1態様のエンジン発電機において、前記直流電圧が前記目標電圧に収束しているときで前記電力貯蔵手段の電圧が設定電圧よりも小さい場合に前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を通常値よりも大きくして、前記充電用導通手段と前記放電用導通手段とのスイッチング制御におけるデューティ比の配分のうち、前記充電用導通手段側の配分を変更する態様を例示できる。
(2)第2態様のエンジン発電機
エンジン、前記エンジンで駆動される発電機、前記発電機からの出力を整流する整流器、および、前記整流器からの直流電力を交流電力に変換するインバータを設け、前記整流器から前記インバータまでの経路に前記発電機と並列に、充電用導通手段および放電用導通手段を備えた電力貯蔵手段を設けたエンジン発電機であって、前記充電用導通手段および前記放電用導通手段への導通制御により前記電力貯蔵手段に対して充放電制御を行う構成とされており、前記充放電制御を行うに当たって前記整流器から前記インバータまでの経路の直流電圧を検知し、前記直流電圧が該直流電圧の目標電圧に不感帯分を加算した値よりも大きい場合は前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を前記電力貯蔵手段の前記放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定し、前記直流電圧が前記目標電圧から不感帯分を減算した値よりも小さい場合は前記電力貯蔵手段の前記放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定することを特徴とするエンジン発電機。
本発明に係る前記第2態様のエンジン発電機において、負荷電力を検知し、前記不感帯を前記負荷電力に応じた値に所定値以上の時定数の遅れで変化させる態様を例示できる。
本発明に係る前記第2態様のエンジン発電機において、前記直流電圧が前記不感帯の範囲内にあるときで前記電力貯蔵手段の電圧が設定電圧よりも小さい場合に前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対してスイッチング制御する態様を例示できる。
本発明に係る前記第1態様および前記第2態様のエンジン発電機において、前記電力貯蔵手段を所定電圧に回復するように前記放電用導通手段または前記充電用導通手段をスイッチング制御する態様を例示できる。
本発明によると、負荷への供給電力の不足量の演算を行うことなく、自立運転時でのエンジンの回転数変動を所定の許容回転数範囲に抑えることができ、これにより、投入可能負荷量を増大させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るエンジン発電機の概略構成を示すシステムブロック図である。 直流電圧一定制御を含む降圧チョッパおよび昇圧チョッパの制御ブロック図であって、(a)は、第1降圧チョッパの一例を示す図であり、(b)は、第1昇圧チョッパの一例を示す図である。 制御部により直流電圧一定制御の一例を行う処理の流れを示すフローチャートである。 直流電圧一定制御の評価結果を示すグラフであって、(a)は、エンジン発電機に電力貯蔵装置を付加していない場合での直流電圧の時間的変化を示すグラフであり、(b)は、エンジン発電機に電力貯蔵装置を付加していない場合でのエンジン回転数の時間的変化を示すグラフである。 直流電圧一定制御の評価結果を示すグラフであって、(a)は、エンジン発電機に電力貯蔵装置を付加した場合での直流電圧の時間的変化を示すグラフであり、(b)は、エンジン発電機に電力貯蔵装置を付加した場合でのエンジン回転数の時間的変化を示すグラフである。 不感帯を設けた直流電圧制御を含む降圧チョッパおよび昇圧チョッパの制御ブロック図であって、(a)は、第2降圧チョッパの一例を示す図であり、(b)は、第2昇圧チョッパの一例を示す図である。 制御部により不感帯を設けた直流電圧制御の一例を行う処理の流れを示すフローチャートである。 負荷電力の値を変化させた直流電圧の最大値、最小値、平均値とそれらの近似曲線とを示すグラフである。 負荷電力に対して不感帯を所定値以上の時定数の遅れで変化させる遅れ処理を説明するための説明図であって、(a)は、遅れ処理の制御ブロック図であり、(b)は、図7に示すフローチャートにおいてステップS22の処理に先立って行う遅れ処理のフローチャートである。 不感帯を設けた直流電圧制御の評価結果を示すグラフであって、(a)は、条件2での直流電圧の時間的変化を示すグラフであり、(b)は、条件2でのエンジン回転数の時間的変化を示すグラフである。 不感帯を設けた直流電圧制御の評価結果を示すグラフであって、(a)は、条件3での直流電圧の時間的変化を示すグラフであり、(b)は、条件3でのエンジン回転数の時間的変化を示すグラフである。 不感帯を設けた直流電圧制御時に適用するEDLC電圧の電圧回復制御を含む降圧チョッパおよび昇圧チョッパの制御ブロック図であって、(a)は、第3降圧チョッパの一例を示す図であり、(b)は、第3昇圧チョッパの一例を示す図である。 無負荷から全負荷に負荷変動したときのEDLC電圧の波形を示すグラフであって、(a)は、EDLC電圧の電圧回復制御を行っていない場合での波形の状態を示すグラフであり、(b)は、EDLC電圧の電圧回復制御を行った場合での波形の状態を示すグラフである。 直流電圧一定制御時に適用するEDLC電圧の電圧回復制御を含む降圧チョッパおよび昇圧チョッパの制御ブロック図であって、(a)は、第4降圧チョッパの一例を示す図であり、(b)は、第4昇圧チョッパの一例を示すグラフである。 直流電圧一定制御時に適用するEDLC電圧の電圧回復制御において、無負荷から全負荷に負荷変動したときのEDLC電圧の波形を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るエンジン発電機100の概略構成を示すシステムブロック図である。
図1に示すエンジン発電機100は、直流電力を出力する電源部110(例えば分散電源)に同期発電機の特性を持たせることで、瞬時停電や瞬時電圧低下などの系統で発生する擾乱に対して、電源部110からの直流電力を交流電力に変換するインバータ120の追従性をよくし、系統連系時での系統の安定性を高める機能を与えた発電機、いわゆる仮想同期発電機(VSG:Virtual Synchronous Generator)として作用するようになっている。エンジン発電機100は、それには限定されないが、ここでは、ガスエンジンコージェネレーションシステムに適用されている。
詳しくは、エンジン発電機100は、電源部110およびインバータ120に加えて、電力貯蔵装置200(電力貯蔵手段の一例)と、エンジン発電機100全体の制御を司る制御部130とを備えている。
電源部110は、エンジン111と、エンジン111の回転駆動力により出力電力を得る発電機112と、発電機112からの出力電力(交流電力)を直流電力に変換する整流器113と、キャパシタ114とを備えている。
エンジン111は、発電機112を回転駆動するものであり、ここでは、ガスエンジンとされている。但し、それに限定されるものではなく、エンジン111は、ガスエンジン以外のエンジンであってもよい。
発電機112は、自動電圧調整装置(AVR:Automatic Voltage Regulator)を有している。発電機112は、出力側が整流器113の入力側に接続されており、ここでは、3相交流発電機とされている。但し、それに限定されるものではなく、発電機112は、単相交流発電機であってもよい。
整流器113は、複数のダイオードからなっており、ここでは、6つのダイオードでダイオードブリッジを構成している。整流器113は、出力側がインバータ120の直流側に接続されている。
キャパシタ114は、整流器113とインバータ120との間において、整流器113およびインバータ120に対して並列に接続されている。
インバータ120は、逆阻止形のスイッチング素子で構成されており、交流側がインダクタXLを介して負荷Loに接続されるようになっている。
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)等の処理部131と、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリやフラッシュメモリなどの書き込み可能な不揮発性メモリおよびRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを含む記憶部132とを備えている。
エンジン発電機100は、制御部130の処理部131が記憶部132のROMに予め格納された制御プログラムを記憶部132のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素を制御するようになっている。また、記憶部132における不揮発性メモリには、エンジン発電機100の動作パラメータや設定データなどの各種システム情報が格納されている。
(VSG制御について)
次に、VSG制御について説明する。電流制御のインバータ120では、系統連系時に出力電圧・周波数を系統に依存するため、次のような不都合がある。すなわち、同期発電機と異なり電流制御の電源部110には慣性がないので系統の擾乱を吸収することができないという不都合や、系統連系と自立運転との無瞬断切り替えが困難であるという不都合がある。VSG制御は、これらの不都合を解消することができる。
制御部130は、エンジン発電機100が仮想同期発電機(VSG)として作用するVSG制御を行う構成とされている。
電力貯蔵装置200では、同期発電機の慣性によって蓄えられる運動エネルギーに相当する電力を貯蔵することとなる。これにより、電源部110に仮想的に慣性を持たせることが可能となる。図1に示すVSG制御では、インバータ120に同期発電機と同じ特性を模擬させる制御を行う。これらによって、電源部110に同期発電機と同様の特性を持たせることができ、例えば、他の発電機と同期化力によって自律的に同期することができ、また、仮想的な慣性によって、系統に発生した擾乱を吸収し、系統の安定性を向上させることができる。また、系統連系時と自立運転時とにおいて同じ制御で運転が可能なため、系統連系から自立運転への無瞬断切り替えを行うことができる。
(電力貯蔵装置によるエンジンの回転数変化の抑制)
次に、エンジン発電機100の自立運転時での電力貯蔵装置200によるエンジン111の回転数変化の抑制について説明する。
エンジン発電機100(図1参照)は、前述した仮想同期発電機の構成において、自立運転時でのエンジン111の回転数変動を抑制することで、投入可能負荷量を増大させるようになっている。
電力貯蔵装置200としては、電気二重層キャパシタ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)210を含むものを用いることができる。EDLC210は、電気エネルギーをそのまま蓄えるので、急速な充放電が可能である。本実施の形態では、負荷変動した際のエンジン111の回転数変化を抑制して負荷投入量を増大させることを目的としており、EDLC210は、負荷変動した際に負荷電力Pと発電機112の出力電力との差分を補償する。負荷変動時での負荷電力Pと発電機112の出力電力の差分を補償することから、短時間でエネルギーをやりとりできる電力貯蔵装置が好ましいので、本実施の形態では、電力貯蔵装置200として、EDLC210を含むものを採用している。
詳しくは、電力貯蔵装置200は、EDLC210と、チョッパ回路220とを備えている。
EDLC210は、キャパシタ211と抵抗器212とを直列で接続したものとされている。
チョッパ回路220は、二象限チョッパ回路(降圧チョッパ230と昇圧チョッパ240とを組み合わせた回路)とされている。二象限チョッパ回路とされたチョッパ回路220では、直流リンク側からEDLC210側をみて降圧チョッパ動作を行い、EDLC210側から直流リンク側をみて昇圧チョッパ動作を行うことができる。
詳しくは、チョッパ回路220は、降圧チョッパ230および昇圧チョッパ240に加えて、第1半導体スイッチS1と、第1ダイオードD1と、第2半導体スイッチS2と、第2ダイオードD2と、インダクタLとを備えている。
第1半導体スイッチS1は、EDLC210に対する充電のために通電する充電用導通手段として作用するものであり、オンオフの制御信号により通電時間が制御される半導体デバイスとされている。第2半導体スイッチS2は、EDLC210に対する放電のために通電する放電用導通手段として作用するものであり、オンオフの制御信号により通電時間が制御される半導体デバイスとされている。第1半導体スイッチS1は、電流の流入側(この例ではコレクタ側)が整流器113とインバータ120との間を接続する正極側経路LN1に接続されており、電流の流出側(この例ではエミッタ側)がインダクタLの一端側に接続されている。第2半導体スイッチS2は、電流の流入側(この例ではコレクタ側)がインダクタLの一端側に接続されており、電流の流出側(この例ではエミッタ側)が整流器113とインバータ120との間を接続する負極側経路LN2に接続されている。
第1ダイオードD1は、第2半導体スイッチS2の通電方向とは逆方向に電流を流せるように第2半導体スイッチS2に対して並列接続されている。第2ダイオードD2は、第1半導体スイッチS1の通電方向とは逆方向に電流を流せるように第1半導体スイッチS1に対して並列接続されている。
EDLC210は、正極側がインダクタLの他端側に接続されており、負極側が負極側経路LN2に接続されている。
(電力貯蔵装置の制御)
制御部130は、第1半導体スイッチS1および第2半導体スイッチS2への導通制御により電力貯蔵装置200に対して充放電制御を行う。そして、制御部130は、充放電制御を行うに当たって、直流電圧一定制御(第1実施形態)を行うか、或いは、不感帯を設けた直流電圧制御(第2実施形態)を行う構成とされている。
(第1実施形態)
−直流電圧一定制御−
制御部130は、発電機112の自動電圧調整装置(AVR)および電力貯蔵装置200によって整流器113からインバータ120までの経路LN1,LN2間の直流電圧VDC(キャパシタ114の端子間電圧)を常時一定に保つように制御する。
図2は、直流電圧一定制御を含む降圧チョッパ230および昇圧チョッパ240の制御ブロック図である。図2(a)は、第1降圧チョッパ231の一例を示しており、図2(b)は、第1昇圧チョッパ241の一例を示している。なお、図2(a)では、降圧チョッパ動作を行っている状態を示しており、図2(b)では、昇圧チョッパ動作を行っている状態を示している。
降圧チョッパ230は、第1降圧チョッパ231を備えており、昇圧チョッパ240は、第1昇圧チョッパ241を備えている。第1降圧チョッパ231および第1昇圧チョッパ241は、直流電圧一定制御を行うためのものである。
第1降圧チョッパ231は、図2(a)に示すように、直流電圧指令値VDC *(直流電圧VDCの目標電圧)から直流電圧VDCを減算する減算器231aと、減算器231aの出力値を制御する制御器231bと、制御器231bの出力値を直流電圧VDCで除算する除算器231cと、1の値から除算器231cの出力値を減算する減算器231dと、0の値が入力されるか或いは減算器231dの出力値が入力されるかを切り替える切替器231eと、切替器231eの出力値および三角波が入力される比較器231fとを備えている。
第1昇圧チョッパ241は、図2(b)に示すように、直流電圧指令値VDC *から直流電圧VDCを減算する減算器241aと、減算器241aの出力値を制御する制御器241bと、制御器241bの出力値を直流電圧VDCで除算する除算器241cと、0の値が入力されるか或いは除算器241cの出力値が入力されるかを切り替える切替器241dと、切替器241dの出力値および三角波が入力される比較器241eとを備えている。
なお、図2中のd*はデューティ比(通流率)指令値である。比較器231f,241eに入力される三角波の周波数faは、適宜設定することができる。
そして、比較器231f,241eの出力信号(制御信号)が第1半導体スイッチS1(図1参照)の制御信号入力側(この例ではベース側)および第2半導体スイッチS2(図1参照)の制御信号入力側(この例ではベース側)にそれぞれ入力される。
制御部130は、直流電圧VDCを検知し、検知した直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *より大きくなると、直流電圧VDCを下げるために、降圧チョッパ動作(図2(a)参照)を行い、EDLC210に電力を吸収させる。一方、制御部130は、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *より小さくなると、直流電圧VDCを上げるために、昇圧チョッパ動作(図2(b)参照)を行い、EDLC210から電力を放出させる。なお、制御部130による直流電圧VDCの検知は、図示を省略した直流電圧検知手段を用いて行うことができる。
図3は、制御部130により直流電圧一定制御の一例を行う処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、制御部130は、整流器113からインバータ120までの経路LN1,LN2間の直流電圧VDCを検知する(ステップS11)。
次に、制御部130は、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *よりも大きいか否かを判断し(ステップS12)、大きい場合には(ステップS12:Yes)、第1降圧チョッパ231(図2(a)参照)により比較器231fに対して減算器231dの出力値を入力するように切替器231eを切り替えて降圧チョッパ動作を行い(ステップS13)、ステップS15に移行する。すなわち、この降圧チョッパ動作では、第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dを第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dよりも大きくする。この例では、制御部130は、第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御(昇圧チョッパ動作)を停止し、第2半導体スイッチS2および第2ダイオードD2をオフ状態にしている。
一方、制御部130は、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *よりも小さい(或いは以下の)場合には(ステップS12:No)、第1降圧チョッパ231(図2(a)参照)において比較器231fに対して0の値を入力するように切替器231eを切り替えて電力貯蔵装置200における第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御を停止し、すなわち、降圧チョッパ動作を停止し(ステップS14)、ステップS15に移行する。
次に、制御部130は、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *よりも小さいか否かを判断し(ステップS15)、小さい場合には(ステップS15:Yes)、第1昇圧チョッパ241(図2(b)参照)により比較器241eに対して除算器241cの出力値を入力するように切替器241dを切り替えて昇圧チョッパ動作を行い(ステップS16)、ステップS18に移行する。すなわち、この昇圧チョッパ動作では、第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dを第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dよりも大きくする。この例では、制御部130は、第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御(降圧チョッパ動作)を停止し、第1半導体スイッチS1および第1ダイオードD1をオフ状態にしている。
一方、制御部130は、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *よりも大きい(或いは以上の)場合には(ステップS15:No)、第1昇圧チョッパ241(図2(b)参照)において比較器241eに対して0の値を入力するように切替器241dを切り替えて電力貯蔵装置200における第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御を停止し、すなわち、昇圧チョッパ動作を停止し(ステップS17)、ステップS18に移行する。
次に、制御部130は、運転終了の指示があるまで(ステップS18:No)、ステップS11〜S18の処理を繰り返し、運転終了の指示があると(ステップS18:Yes)、運転を終了する。
これにより、直流電圧VDCを一定の直流電圧指令値VDC *に保つことができる。
−直流電圧一定制御の評価結果−
次に、直流電圧一定制御の評価を行ったので、それについて図4および図5を参照しながら以下に説明する。
この直流電圧一定制御の評価では、無負荷から全負荷に変化させ、発電機112の自動電圧調整装置(AVR)および電力貯蔵装置200で直流電圧指令値をVDC *とし、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *になるように制御した。
図4および図5は、直流電圧一定制御の評価結果を示すグラフである。図4(a)は、エンジン発電機100に電力貯蔵装置200を付加していない場合での直流電圧VDCの時間的変化を示しており、図4(b)は、エンジン発電機100に電力貯蔵装置200を付加していない場合でのエンジン回転数の時間的変化を示している。図5(a)は、エンジン発電機100に電力貯蔵装置200を付加した場合での直流電圧VDCの時間的変化を示しており、図5(b)は、エンジン発電機100に電力貯蔵装置200を付加した場合でのエンジン回転数の時間的変化を示している。
図4に示すように、エンジン発電機100に電力貯蔵装置200を付加していない場合では、無負荷から全負荷に変化させると、エンジン111の回転数(図4(b)参照)が大きく変化しているのに対し、図5に示すように、エンジン発電機100に電力貯蔵装置200を付加した場合では、無負荷から全負荷に変化させると、電力貯蔵装置200によってエンジン111の回転数(図5(b)参照)の変化が大幅に抑制されていることがわかる。
(第2実施形態)
−不感帯を設けた直流電圧制御−
第1実施形態の直流電圧一定制御では、直流電圧VDCを一定に保つために常に電力貯蔵装置200を動作させる必要があるが、第2実施形態の不感帯を設けた直流電圧制御では、制御部130は、直流電圧VDCが不感帯から外れたときのみ電力貯蔵装置200が動作するように制御する。これは、電力貯蔵装置200が常に動作するのを回避し、電力貯蔵装置200での損失を低減させるためである。
図6は、不感帯を設けた直流電圧制御を含む降圧チョッパ230および昇圧チョッパ240の制御ブロック図である。図6(a)は、第2降圧チョッパ232の一例を示しており、図6(b)は、第2昇圧チョッパ242の一例を示している。なお、図6(a)では、降圧チョッパ動作を行っている状態を示しており、図6(b)では、昇圧チョッパ動作を行っている状態を示している。
降圧チョッパ230は、第2降圧チョッパ232を備えており、昇圧チョッパ240は、第2昇圧チョッパ242を備えている。第2降圧チョッパ232および第2昇圧チョッパ242は、不感帯を設けた直流電圧制御を行うためのものである。
第2降圧チョッパ232は、図6(a)に示すように、EDLC210の電圧であるEDLC電圧VEDLCを直流電圧指令値VDC *で除算する除算器232aと、0の値が入力されるか或いは除算器232aの出力値が入力されるかを切り替える切替器232bと、切替器232bの出力値および三角波が入力される比較器232cとを備えている。
第2昇圧チョッパ242は、図6(b)に示すように、直流電圧指令値VDC *からEDLC電圧VEDLCを減算する減算器242aと、減算器242aの出力値を直流電圧指令値VDC *で除算する除算器242bと、0の値が入力されるか或いは除算器242bの出力値が入力されるかを切り替える切替器242cと、切替器242cの出力値および三角波が入力される比較器242dとを備えている。
なお、図6中のd*はデューティ比(通流率)指令値、ΔVDCは不感帯幅である。比較器232c,242dに入力される三角波の周波数fbは、適宜設定することができる。不感帯幅ΔVDCは、制御部130における記憶部(不揮発性メモリ)132に予め記憶(設定)されている。
そして、比較器232c,242dの出力信号(制御信号)が第1半導体スイッチS1(図1参照)の制御信号入力側(この例ではベース側)および第2半導体スイッチS2(図1参照)の制御信号入力側(この例ではベース側)にそれぞれ入力される。
制御部130は、直流電圧VDCを検知し、検知した直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *(直流電圧VDCの目標電圧)に不感帯幅ΔVDC(不感帯分)を加算した加算値(VDC *+ΔVDC)より大きくなると、直流電圧VDCを下げるために、降圧チョッパ動作(図6(a)参照)を行い、EDLC210に電力を吸収させる。一方、制御部130は、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *から不感帯幅ΔVDC(不感帯分)を減算した減算値(VDC *−ΔVDC)より小さくなると、直流電圧VDCを上げるために、昇圧チョッパ動作(図6(b)参照)を行い、EDLC210から電力を放出させる。なお、制御部130による直流電圧VDCの検知は、図示を省略した直流電圧検知手段を用いて行うことができる。
図7は、制御部130により不感帯を設けた直流電圧制御の一例を行う処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、制御部130は、整流器113からインバータ120までの経路LN1,LN2間の直流電圧VDCを検知する(ステップS21)。
次に、制御部130は、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *に不感帯幅ΔVDC(不感帯分)を加算した加算値(VDC *+ΔVDC)よりも大きいか否かを判断し(ステップS22)、大きい場合には(ステップS22:Yes)、第2降圧チョッパ232(図6(a)参照)により比較器232cに対して除算器232aの出力値を入力するように切替器232bを切り替えて降圧チョッパ動作を行い(ステップS23)、ステップS25に移行する。すなわち、この降圧チョッパ動作では、第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dを第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dよりも大きくする。この例では、制御部130は、第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御(昇圧チョッパ動作)を停止し、第2半導体スイッチS2および第2ダイオードD2をオフ状態にしている。
一方、制御部130は、直流電圧VDCが加算値(VDC *+ΔVDC)よりも小さい(或いは以下の)場合には(ステップS22:No)、第2降圧チョッパ232(図6(a)参照)において比較器232cに対して0の値を入力するように切替器232bを切り替えて電力貯蔵装置200における第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御を停止し、すなわち、降圧チョッパ動作を停止し(ステップS24)、ステップS25に移行する。このとき、昇圧チョッパ動作も停止している。
図1に示す第1半導体スイッチS1および第1ダイオードD1によって直流リンク側からみて降圧チョッパ動作を行うことにより、電力を直流リンクからEDLC210に送ることができる。このとき、直流電圧VDCおよびEDLC電圧VEDLCには次の式(1)のような関係がある。
ただし、dはデューティ比(通流率)である。
次に、制御部130は、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *から不感帯幅ΔVDC(不感帯分)を減算した減算値(VDC *−ΔVDC)よりも小さいか否かを判断し(ステップS25)、小さい場合には(ステップS25:Yes)、第2昇圧チョッパ242(図6(b)参照)により比較器242dに対して除算器242bの出力値を入力するように切替器242cを切り替えて昇圧チョッパ動作を行い(ステップS26)、ステップS28に移行する。すなわち、この昇圧チョッパ動作では、第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dを第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dよりも大きくする。この例では、制御部130は、第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御(降圧チョッパ動作)を停止し、第1半導体スイッチS1および第1ダイオードD1をオフ状態にしている。
一方、制御部130は、直流電圧VDCが減算値(VDC *−ΔVDC)よりも大きい(或いは以上の)場合には(ステップS25:No)、第2昇圧チョッパ242(図6(b)参照)において比較器242dに対して0の値を入力するように切替器242cを切り替えて電力貯蔵装置200における第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御を停止し、すなわち、昇圧チョッパ動作を停止し(ステップS27)、ステップS28に移行する。このとき、降圧チョッパ動作も停止している。
図1に示す第2半導体スイッチS2および第2ダイオードD2によってEDLC210側からみて昇圧チョッパ動作を行うことにより、電力をEDLC210から直流リンクに送ることができる。このとき、直流電圧VDCおよびEDLC電圧VEDLCには次の式(2)のような関係がある。
式(1)、式(2)より、降圧チョッパおよび昇圧チョッパとして動作する際のデューティ比(通流率)指令値d*はそれぞれ次の式(3)、式(4)となる。
次に、制御部130は、運転終了の指示があるまで(ステップS28:No)、ステップS21〜S28の処理を繰り返し、運転終了の指示があると(ステップS28:Yes)、運転を終了する。
−不感帯について−
第2実施形態の不感帯を設けた直流電圧制御を行う場合は、制御部130は、既述したように、電力貯蔵装置200での損失を低減するために負荷変動して不感帯から外れた際にのみ電力貯蔵装置200を動作させる。制御部130における記憶部(不揮発性メモリ)132には、直流電圧VDCに対する不感帯(不感帯幅ΔVDC)が予め設定されており、制御部130は、負荷変動によって直流電圧VDCが変動し、直流電圧VDCが不感帯から外れると、電力貯蔵装置200を動作させ、電力貯蔵装置200から電力を放出させるか、または、電力貯蔵装置200に電力を吸収させるように制御する。
ところで、前述した式(3)、式(4)により、第2降圧チョッパ232(図6(a)参照)および第2昇圧チョッパ242(図6(b)参照)のデューティ比(通流率)指令値d*を求めているが、第2降圧チョッパ232および第2昇圧チョッパ242が動作するかどうかは不感帯(不感帯幅ΔVDC)によって決まる。
この点に関し、エンジン発電機100における制御部130は、負荷電力Pの大きさ(値)に関わらず一定の不感帯を設定するか、或いは、負荷電力Pに応じて不感帯を変化させる構成とされている。
<一定の不感帯を設定する構成>
まず、エンジン発電機100における制御部130において一定の不感帯を設定する場合について説明する。
制御部130は、不感帯を設定する場合、第1実施形態の直流電圧一定制御は行っていないので、負荷量が変化すると直流電圧VDCも不感帯内で変化する。無負荷時に直流電圧VDCが最大となり、全負荷時に直流電圧VDCが最小となる。
そこで、制御部130における記憶部(不揮発性メモリ)132には、全負荷時と無負荷時との直流電圧VDCの波形から不感帯の下限値および上限値が予め記憶(設定)されている。
また、直流電圧指令値VDC *は上限値と下限値との平均値としている。
このように、制御部130における記憶部132に負荷電力Pの大きさに関わらず一定の不感帯幅ΔVDCが設定されていることによって、制御部130は、直流電圧VDCが一定の不感帯内におさまっている場合には、電力貯蔵装置200を動作させず、直流電圧VDCが一定の不感帯から外れたときに電力貯蔵装置200を動作させる。
<不感帯を変化させる構成>
次に、エンジン発電機100における制御部130において負荷電力Pに応じて不感帯を変化させる場合について説明する。
制御部130は、不感帯を一定にする場合において、不感帯幅ΔVDCの大きさによっては、直流電圧VDCが不感帯から外れる(特に過渡時に不感帯から外れる)ことが少なくなり、それだけ電力貯蔵装置200が動作しないことになる。このように、電力貯蔵装置200が動作しないと、補償するエネルギーが小さくなり、それだけ回転数変化の抑制が期待できなくなる。
そこで、制御部130は、負荷電力Pを検知し、検知した負荷電力Pに応じて不感帯および直流電圧指令値VDC *を変化させる構成とされている。こうすることで、制御部130は、負荷電力Pに応じて直流電圧VDC(特に過渡時の直流電圧VDC)を変化させることができ、不感帯が一定のときと比べて、エンジン111の回転数変化の抑制効果を高めることができる。なお、制御部130による負荷電力Pの検知は、図示を省略した負荷電力検知手段を用いて行うことができる。
詳しくは、制御部130は、負荷電力Pの値から、不感帯の上限値、下限値および直流電圧指令値VDC *を演算する不感帯幅演算手段133(後述する図9(a)参照)を備え、負荷電力Pの値から不感帯幅演算手段133により不感帯の上限値、下限値および直流電圧指令値VDC *を求める。
図8は、負荷電力Pの値を変化させた直流電圧VDCの最大値、最小値、平均値とそれらの近似曲線とを示している。
ここで、最大値の近似曲線式、最小値の近似曲線式および平均値の近似曲線式を制御部130における記憶部(不揮発性メモリ)132に予め記憶(設定)しておく。
図9は、負荷電力Pに対して不感帯を所定値以上の時定数τの遅れで変化させる遅れ処理を説明するための説明図である。図9(a)は、遅れ処理の制御ブロック図であり、図9(b)は、図7に示すフローチャートにおいてステップS22の処理に先立って行う遅れ処理のフローチャートである。
不感帯幅演算手段133は、負荷電力Pに対する直流電圧VDCの最大値の近似曲線式、最小値の近似曲線式および平均値の近似曲線式に従い、負荷電力Pの値から、それぞれ、不感帯の上限値、下限値および直流電圧指令値VDC *を演算する。なお、このような各種の近似曲線式に代えて、負荷電力Pの値から不感帯の上限値、下限値および直流電圧指令値VDC *を換算する変換テーブルを用いてもよい。
そして、制御部130は、負荷電力Pに対して不感帯を所定値以上の時定数の遅れで変化させる遅れ要素134(図9(a)参照)を備えている。
図9(a)に示すように、遅れ要素134は、不感帯幅演算手段133の出力側に設けられている。図9(b)に示す遅れ処理S20a〜S20cは、図7に示すフローチャートにおいてステップS22の処理に先立って行うようになっている。なお、遅れ処理S20a〜S20cは、ステップS22の処理の前であれば、ステップS21の処理の後に行ってもよい。
図9(b)に示すように、遅れ処理S20a〜S20cでは、負荷電力Pを検知し(ステップS20a)、不感帯幅演算手段133により不感帯の上限値、下限値および直流電圧指令値VDC *を演算し(ステップS20b)、遅れ要素134により不感帯を負荷電力Pに対して時定数τの遅れで変化させる(ステップS20c)。このように、遅れの時定数τを変化させることによって負荷変動に対する不感帯の応答速度を変化させることができる。不感帯の応答速度を変化させることで、直流電圧VDCが不感帯から外れる割合を変化させることができ、これにより、エンジン111の回転数の抑制効果を高めることができる。
−不感帯を設けた直流電圧制御の評価結果−
次に、不感帯を設けた直流電圧制御の評価を行ったので、それについて図10および図11を参照しながら以下に説明する。
この不感帯を設けた直流電圧制御の評価では、無負荷から全負荷に変化させ、直流電圧VDCを以下の3通りの条件1から条件3で制御した。
1 電力貯蔵装置200なし
2 不感帯一定
3 不感帯変化
図10および図11は、不感帯を設けた直流電圧制御の評価結果を示すグラフである。図10(a)および図11(a)は、それぞれ、条件2および条件3での直流電圧VDCの時間的変化を示しており、図10(b)および図11(b)は、それぞれ、条件2および条件3でのエンジン回転数の時間的変化を示している。なお、図10(a)および図11(a)では、不感帯の上限値、下限値および直流電圧指令値VDC *も示している。
電力貯蔵装置200が付加されていない場合(図4参照)では、直流電圧VDC(図4(a)参照)が大きく変動している。
一方、電力貯蔵装置200が付加された場合(図10および図11参照)では、不感帯から外れると、チョッパ回路220が動作している。また、図11(a)に示すように、不感帯が負荷変動に伴って変化していることを確認できる。
そして、電力貯蔵装置200が付加されていない場合(図4(b)参照)と、電力貯蔵装置200が付加された場合(図10(b)および図11(b)参照)とを比較すると、電力貯蔵装置200が付加された場合は、エンジン111の回転数の変化を抑制できていることがわかる。
さらに、図10、図11を比較すると、図11の場合がエンジン111の回転数の変化を最も大きく抑制できていることがわかる。これは、不感帯幅をゆっくり変化させると、直流電圧VDCが不感帯の下限から外れる回数が多くなり、電力貯蔵装置200が動作する回数が多くなるためであると考えられる。
すなわち、第2実施形態の不感帯を設けた直流電圧制御では、第1実施形態の直流電圧一定制御に比べ、エンジン111の回転数変化の抑制効果が小さいものの、不感帯を負荷電力Pの変化に対してゆっくり変化させる場合には、直流電圧VDCが不感帯から外れる時間を長くすることができ、ひいては電力貯蔵装置200が動作する時間を長くすることができるので、電力貯蔵装置200が放出するエネルギーを大きくすることができる。これにより、エンジン111の回転数変化の抑制効果を向上させることができ、それだけ投入可能負荷量を増大させることができる。
また、第1実施形態のように、直流電圧一定制御を行って電力貯蔵装置200を常時動作させると、チョッパ回路220の半導体素子のスイッチング損失や導通損失が常時発生することになり、この点で、第2実施形態の不感帯を設けた直流電圧制御は有効である。
(EDLC電圧の電圧回復制御)
ところで、一度負荷変動が起こると、EDLC210が充電もしくは放電され、負荷変動前と比べて蓄積できるエネルギーが変化し、次の負荷変動に対応できなくなるという不都合がある。
そこで、負荷変動後にEDLC電圧VEDLCを初期状態(EDLC210が予め充電している状態)での充電電圧(設定電圧VEDLC *)まで回復させることによって、かかる不都合を解消する。
すなわち、制御部130は、電力貯蔵装置200を所定電圧に回復するように第1半導体スイッチS1または第2半導体スイッチS2をスイッチング制御する。
以下に、第2実施形態の不感帯を設けた直流電圧制御を行う場合と第1実施形態の直流電圧一定制御を行う場合とに分けてEDLC電圧VEDLCの電圧回復制御について説明する。
<不感帯を設けた直流電圧制御時に適用するEDLC電圧の電圧回復制御>
負荷変動後にEDLC電圧VEDLCを初期状態(EDLC210が予め充電している状態)での充電電圧(設定電圧VEDLC *)まで回復させるためには、電力貯蔵装置200を充電もしくは放電する必要がある。
そこで、制御部130は、不感帯を設けた直流電圧制御を行う場合において、直流電圧VDCが不感帯に入っていてEDLC電圧VEDLCが初期状態に回復していないときに電力貯蔵装置200を動作させ、EDLC210が初期状態に回復すると、電力貯蔵装置200を動作させないように制御する構成とされている。
図12は、不感帯を設けた直流電圧制御時に適用するEDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を含む降圧チョッパ230および昇圧チョッパ240の制御ブロック図である。図12(a)は、第3降圧チョッパ233の一例を示しており、図12(b)は、第3昇圧チョッパ243の一例を示している。なお、図12(a)では、不感帯の上限側でのEDLC電圧VEDLCの電圧回復動作を行っている状態を示しており、図12(b)では、不感帯の下限側でのEDLC電圧VEDLCの電圧回復動作を行っている状態を示している。
降圧チョッパ230は、図6(a)に示す第2降圧チョッパ232に代えて第3降圧チョッパ233を備えており、昇圧チョッパ240は、図6(b)に示す第2昇圧チョッパ242に代えて第3昇圧チョッパ243を備えている。第3降圧チョッパ233および第3昇圧チョッパ243は、不感帯を設けた直流電圧制御においてEDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を行うためのものである。
第3降圧チョッパ233は、図12(a)に示すように、EDLC電圧VEDLCを直流電圧指令値VDC *で除算する除算器233aと、0の値が入力されるか或いは除算器233aの出力値が入力されるかを切り替える切替器233bと、0の値が入力されるか或いは切替器233bの出力値が入力されるかを切り替える切替器233cと、EDLC電圧VEDLCを直流電圧指令値VDC *で除算する除算器233dと、切替器233cの出力値が入力されるか或いは除算器233dの出力値が入力されるかを切り替える切替器233eと、切替器233eの出力値および三角波が入力される比較器233fとを備えている。
第3昇圧チョッパ243は、図12(b)に示すように、直流電圧指令値VDC *からEDLC電圧VEDLCを減算する減算器243aと、減算器243aの出力値をEDLC電圧VEDLCで除算する除算器243bと、0の値が入力されるか或いは除算器243bの出力値が入力されるかを切り替える切替器243cと、0の値が入力されるか或いは切替器243cの出力値が入力されるかを切り替える切替器243dと、直流電圧指令値VDC *からEDLC電圧VEDLCを減算する減算器243eと、減算器243eの出力値をEDLC電圧VEDLCで除算する除算器243fと、切替器243dの出力値が入力されるか或いは除算器243fの出力値が入力されるかを切り替える切替器243gと、切替器243gの出力値および三角波が入力される比較器243hとを備えている。
なお、図12中のd*はデューティ比(通流率)指令値であり、ΔVDCは不感帯幅であり、ΔVDC1(VDC *<ΔVDC1<ΔVDC)は上限側不感帯幅であり、ΔVDC2(VDC *<ΔVDC2<ΔVDC)は下限側不感帯幅である。比較器233f,243hに入力される三角波の周波数fcは、適宜設定することができる。なお、設定電圧VEDLC *、上限側不感帯幅ΔVDC1および下限側不感帯幅ΔVDC2は、制御部130における記憶部(不揮発性メモリ)132に予め記憶(設定)されている。
そして、比較器233f,243hの出力信号(制御信号)が第1半導体スイッチS1(図1参照)の制御信号入力側(この例ではベース側)および第2半導体スイッチS2(図1参照)の制御信号入力側(この例ではベース側)にそれぞれ入力される。
制御部130は、電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCを検知し、検知したEDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *より小さくなっていると、EDLC210を充電するために、直流電圧VDCが不感帯に入っているときに、降圧チョッパ動作をするように制御する。一方、制御部130は、電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCを検知し、検知したEDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *より大きくなっていると、EDLC210を放電するために、直流電圧VDCが不感帯に入っているときに、昇圧チョッパ動作をするように制御する。なお、制御部130によるEDLC電圧VEDLCの検知は、図示を省略したEDLC電圧検知手段を用いて行うことができる。
詳しくは、制御部130は、直流電圧VDCが不感帯の範囲内にあるときで電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *(初期状態でのEDLC電圧VEDLC)よりも小さい場合に電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対してスイッチング制御し、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *に回復すると、第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御を停止する構成とされている。一方、制御部130は、直流電圧VDCが不感帯の範囲内にあるときで電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *よりも大きい場合に電力貯蔵装置200の第2半導体スイッチS2に対してスイッチング制御し、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *に回復すると、第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御を停止する構成とされている。本実施の形態では、制御部130は、直流電圧VDCが不感帯に入っているときのチョッパ動作はEDLC電圧VEDLCが変化して予め定めた所定時間経過後に行うように制御している。これは直流電圧VDCが定常状態に収束してからEDLC電圧VEDLCの回復を行うためである。
図12に示す降圧チョッパ230および昇圧チョッパ240の処理は、図7に示すフローチャートにおいて、ステップS24,S27の処理を除いて基本的に同様の処理とすることができる。
すなわち、制御部130は、図7に示すステップS22において、直流電圧VDCが加算値(VDC *+ΔVDC)よりも大きい場合には(ステップS22:Yes)、第3降圧チョッパ233(図12(a)参照)により比較器233fに対して除算器233dの出力値を入力するように切替器233eを切り替えて降圧チョッパ動作を行い(ステップS23)、ステップS25に移行する。
一方、制御部130は、図7に示すステップS22において、直流電圧VDCが加算値(VDC *+ΔVDC)よりも小さい(或いは以下の)場合には(ステップS22:No)、第3降圧チョッパ233(図12(a)参照)により比較器233fに対して切替器233cの出力値を入力するように切替器233eを切り替えてEDLC電圧VEDLCの電圧回復動作を行い(ステップS24)、ステップS25に移行する。このとき、昇圧チョッパ動作は停止している。そして、上限側不感帯幅ΔVDC1(VDC *<ΔVDC1<ΔVDC)を用いて、直流電圧VDCが上限側加算値(VDC *+ΔVDC1)よりも大きいときに切替器233bの出力値を入力するように切替器233cを切り替え、かつ、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *よりも小さいときにその時点から所定時間経過後に除算器233aの出力値を入力するように切替器233bを切り替える。一方、制御部130は、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *よりも大きい(或いは以上の)ときに0の値を入力するように切替器233bを切り替える。また、制御部130は、直流電圧VDCが上限側加算値(VDC *+ΔVDC1)よりも小さい(或いは以下の)ときに0の値を入力するように切替器233cを切り替える。
また、制御部130は、図7に示すステップS25において、直流電圧VDCが減算値(VDC *−ΔVDC)よりも小さい場合には(ステップS25:Yes)、第3昇圧チョッパ243(図12(b)参照)により比較器243hに対して除算器243fの出力値を入力するように切替器243gを切り替えて昇圧チョッパ動作を行い(ステップS26)、ステップS28に移行する。
一方、制御部130は、図7に示すステップS25において、直流電圧VDCが減算値(VDC *−ΔVDC)よりも大きい(或いは以上の)場合には(ステップS25:No)、第3昇圧チョッパ243(図12(b)参照)により比較器243hに対して切替器243dの出力値を入力するように切替器243gを切り替えてEDLC電圧VEDLCの電圧回復動作を行い(ステップS27)、ステップS28に移行する。このとき、降圧チョッパ動作は停止している。そして、下限側不感帯幅ΔVDC2(VDC *<ΔVDC2<ΔVDC)を用いて、直流電圧VDCが下限側減算値(VDC *−ΔVDC2)よりも小さいときに切替器243cの出力値を入力するように切替器243dを切り替え、かつ、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *よりも大きいときにその時点から所定時間経過後に除算器243bの出力値を入力するように切替器243cを切り替える。一方、制御部130は、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *よりも小さい(或いは以下の)ときに0の値を入力するように切替器243cを切り替える。また、制御部130は、直流電圧VDCが下限側減算値(VDC *−ΔVDC2)よりも大きい(或いは以上の)ときに0の値を入力するように切替器243dを切り替える。
図13は、無負荷から全負荷に負荷変動したときのEDLC電圧VEDLCの波形を示すグラフである。図13(a)は、EDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を行っていない場合での波形の状態を示しており、図13(b)は、EDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を行った場合での波形の状態を示している。なお、図13では、EDLC210を予め充電し、無負荷から全負荷に負荷変動している例を示している。
EDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を行っていない場合では、図13(a)に示すように、EDLC電圧VEDLCが低下したままであり、蓄積できるエネルギーが低下していることがわかる。これに対し、EDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を行った場合では、図13(b)に示すように、EDLC電圧VEDLCは、初期状態(EDLC210が予め充電している状態)の充電電圧(設定電圧VEDLC *)まで回復していることが確認できる。これにより、次の負荷変動に対応させることが可能となる。
<直流電圧一定制御時に適用するEDLC電圧の電圧回復制御>
図12に示すEDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を行うためには、定常状態で直流電圧VDCが不感帯に入っていて電力貯蔵装置200が動作しないことが前提となっているため、不感帯を設けていない直流電圧一定制御時に、これと同じ電圧回復制御を適用することはできない。
そこで、制御部130は、直流電圧一定制御を行う際には、図12に示すEDLC電圧VEDLCの電圧回復制御とは異なる電圧回復制御を行う。
図14は、直流電圧一定制御時に適用するEDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を含む降圧チョッパ230および昇圧チョッパ240の制御ブロック図である。図14(a)は、第4降圧チョッパ234の一例を示しており、図14(b)は、第4昇圧チョッパ244の一例を示している。なお、図14(a)では、降圧チョッパ制御を行いつつEDLC電圧VEDLCの電圧回復動作を行っている状態を示しており、図14(b)では、昇圧チョッパ制御を行いつつEDLC電圧VEDLCの電圧回復動作を行っている状態を示している。
降圧チョッパ230は、図2(a)に示す第1降圧チョッパ231に代えて第4降圧チョッパ234を備えており、昇圧チョッパ240は、図2(b)に示す第1昇圧チョッパ241に代えて第4昇圧チョッパ244を備えている。第4降圧チョッパ234および第4昇圧チョッパ244は、直流電圧一定制御を行いつつEDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を行うためのものである。
第4降圧チョッパ234は、図14(a)に示すように、設定電圧VEDLC *からEDLC電圧VEDLCを減算する減算器234aと、制御器234bと、電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)指令値d*の通常値(直流電圧VDCを直流電圧指令値VDC *に一定制御するときのデューティ比指令値)(図14(a)の定数a参照)に対して制御器234bの出力値を加算する加算器234cと、0の値が入力されるか或いは加算器234cの出力値が入力されるかを切り替える切替器234dと、切替器234dの出力値および三角波が入力される比較器234eとを備えている。
第4昇圧チョッパ244は、図14(b)に示すように、設定電圧VEDLC *からEDLC電圧VEDLCを減算する減算器244aと、制御器244bと、電力貯蔵装置200の第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)指令値d*の通常値(直流電圧VDCを直流電圧指令値VDC *に一定制御するときのデューティ比指令値)(図14(b)の定数b参照)に対して制御器244bの出力値を加算する加算器244cと、1の値から加算器244cの出力値を減算する減算器244dと、0の値が入力されるか或いは減算器244dの出力値が入力されるかを切り替える切替器244eと、切替器244eの出力値および三角波が入力される比較器244fとを備えている。
なお、図14中のd*はデューティ比(通流率)指令値である。比較器234e,244fに入力される三角波の周波数fdは、適宜設定することができる。
そして、比較器234e,244fの出力信号(制御信号)が第1半導体スイッチS1(図1参照)の制御信号入力側(この例ではベース側)および第2半導体スイッチS2(図1参照)の制御信号入力側(この例ではベース側)にそれぞれ入力される。
制御部130は、電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCを検知し、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *(直流電圧VDCの目標電圧)に収束している状態において、検知したEDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *(初期状態でのEDLC電圧VEDLC)よりも小さい場合に電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dを通常値(図14(a)の定数a参照)よりも大きくして、第1半導体スイッチS1と第2半導体スイッチS2とのスイッチング制御におけるデューティ比の配分[a:b]のうち、第1半導体スイッチS1側の配分[a]を変更し、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *に回復すると、第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比dを通常値に戻す。一方、制御部130は、電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCを検知し、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *に収束している状態において、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *よりも大きい場合に電力貯蔵装置200の第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比(通流率)dを通常値(図14(b)の定数b参照)よりも大きくして、第1半導体スイッチS1と第2半導体スイッチS2とのスイッチング制御におけるデューティ比の配分[a:b]のち、第2半導体スイッチS2側の配分[b]を変更し、EDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *に回復すると、第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比dを通常値に戻す。なお、制御部130によるEDLC電圧VEDLCの検知は、図示を省略したEDLC電圧検知手段を用いて行うことができる。
これにより、制御部130は、直流電圧VDCとEDLC電圧VEDLCとを一定に保つことが可能となる。
図14に示す降圧チョッパ230および昇圧チョッパ240の処理は、図3に示すフローチャートにおいて、ステップS13,S16の処理を除いて基本的に同様の処理とすることができる。
すなわち、制御部130は、図3に示すステップS12において、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *よりも大きい場合には(ステップS12:Yes)、第4降圧チョッパ234(図14(a)参照)により比較器234eに対して加算器234cの出力値を入力するように切替器234dを切り替えて降圧チョッパ制御を行いつつEDLC電圧VEDLCの電圧回復動作を行い(ステップS13)、ステップS15に移行する。
一方、制御部130は、図3に示すステップS12において、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *よりも小さい(或いは以下の)場合には(ステップS12:No)、第4降圧チョッパ234(図14(a)参照)において比較器234eに対して0の値を入力するように切替器234dを切り替えて電力貯蔵装置200における第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御を停止し、すなわち、降圧チョッパ動作を停止し(ステップS14)、ステップS15に移行する。
また、制御部130は、図3に示すステップS15において、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *よりも小さい場合には(ステップS15:Yes)、第4昇圧チョッパ244(図14(b)参照)により比較器244fに対して減算器244dの出力値を入力するように切替器244eを切り替えて昇圧チョッパ制御を行いつつEDLC電圧VEDLCの電圧回復動作を行い(ステップS16)、ステップS18に移行する。
一方、制御部130は、図3に示すステップS15において、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *よりも大きい(或いは以上の)には(ステップS15:No)、第4昇圧チョッパ244(図14(b)参照)において比較器244fに対して0の値を入力するように切替器244eを切り替えて電力貯蔵装置200における第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御を停止し、すなわち、昇圧チョッパ動作を停止し(ステップS17)、ステップS18に移行する。
図15は、直流電圧一定制御時に適用するEDLC電圧VEDLCの電圧回復制御において、無負荷から全負荷に負荷変動したときのEDLC電圧VEDLCの波形を示すグラフである。なお、図15では、EDLC210を予め充電し、無負荷から全負荷に負荷変動している例を示している。
図15に示すように、EDLC電圧VEDLCの電圧回復制御を行うと、EDLC電圧VEDLCは、初期状態(EDLC210が予め充電している状態)の充電電圧(設定電圧VEDLC *)まで回復していることが確認できる。これにより、次の負荷変動に対応させることが可能となる。
(第1実施形態について)
第1実施形態によれば、充放電制御を行うに当たって整流器113からインバータ120までの経路LN1,LN2の直流電圧VDCを検知し、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *(目標電圧)よりも大きい場合は電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比dを電力貯蔵装置200の第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比dよりも大きい値に設定し、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *(目標電圧)よりも小さい場合は電力貯蔵装置200の第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比dを電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比dよりも大きい値に設定するので、負荷Loへの供給電力の不足量の演算を行う必要がない。従って、負荷Loへの供給電力の不足量の演算を行うことなく、自立運転時でのエンジン発電機100におけるエンジン111の回転数変動を抑えることができ、これにより、投入可能負荷量を増大させることができる。
また、第1実施形態では、制御部130は、電力貯蔵装置200を所定電圧に回復するように第1半導体スイッチS1または第2半導体スイッチS2をスイッチング制御することで、負荷変動後にEDLC電圧VEDLCを初期状態(EDLC210が予め充電している状態)での充電電圧(設定電圧VEDLC*)まで回復さることができ、これにより、次の負荷変動に対応させることができる。例えば、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *(目標電圧)に収束しているときで電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *よりも小さい場合に電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比dを通常値よりも大きくして、第1半導体スイッチS1と第2半導体スイッチS2とのスイッチング制御におけるデューティ比dの配分[a:b]のうち、第1半導体スイッチS1側の配分[a]を変更することで、電力貯蔵装置200が放電した場合に、電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCを設定電圧VEDLC *まで回復させることができる。
(第2実施形態について)
第2実施形態によれば、充放電制御を行うに当たって整流器113からインバータ120までの経路LN1,Ln2の直流電圧VDCを検知し、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *(目標電圧)に不感帯幅ΔVDC(不感帯分)を加算した値よりも大きい場合は電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比dを電力貯蔵装置200の第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比dよりも大きい値に設定し、直流電圧VDCが直流電圧指令値VDC *(目標電圧)から不感帯幅ΔVDC(不感帯分)を減算した値よりも小さい場合は電力貯蔵装置200の第2半導体スイッチS2に対するスイッチング制御におけるデューティ比dを電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対するスイッチング制御におけるデューティ比dよりも大きい値に設定するので、負荷Loへの供給電力の不足量の演算を行う必要がない。従って、負荷Loへの供給電力の不足量の演算を行うことなく、自立運転時でのエンジン発電機100におけるエンジン111の回転数変動を所定の許容回転数範囲に抑えることができ、これにより、投入可能負荷量を増大させることができる。
また、第2実施形態では、負荷電力Pを検知し、不感帯を負荷電力Pに応じた値に所定値以上の時定数τの遅れで変化させることで、負荷Loへの供給電力の不足量の演算を行うことなく、エンジン発電機100におけるエンジン111の回転数変動の抑制効果を高めることができる。
また、第2実施形態では、制御部130は、電力貯蔵装置200を所定電圧に回復するように第1半導体スイッチS1または第2半導体スイッチS2をスイッチング制御することで、負荷変動後にEDLC電圧VEDLCを初期状態(EDLC210が予め充電している状態)での充電電圧(設定電圧VEDLC*)まで回復さることができ、これにより、次の負荷変動に対応させることができる。例えば、電力貯蔵装置200が放電した場合に、直流電圧VDCが不感帯の範囲内にあるときで電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCが設定電圧VEDLC *よりも小さい場合に電力貯蔵装置200の第1半導体スイッチS1に対してスイッチング制御することで、電力貯蔵装置200に対して充電動作を行うことができ、これにより、電力貯蔵装置200のEDLC電圧VEDLCを設定電圧VEDLC *まで回復させることができる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 エンジン発電機
111 エンジン
112 発電機
113 整流器
120 インバータ
130 制御部
200 電力貯蔵装置(電力貯蔵手段の一例)
210 EDLC(電気二重層キャパシタ)
220 チョッパ回路
230 降圧チョッパ
231 第1降圧チョッパ
232 第2降圧チョッパ
233 第3降圧チョッパ
234 第4降圧チョッパ
240 昇圧チョッパ
241 第1昇圧チョッパ
242 第2昇圧チョッパ
243 第3昇圧チョッパ
244 第4昇圧チョッパ
LN1 正極側経路
LN2 負極側経路
Lo 負荷
P 負荷電力
1 第1半導体スイッチ(充電用導通手段の一例)
2 第2半導体スイッチ(放電用導通手段の一例)
DC 直流電圧
DC * 直流電圧指令値(目標電圧)
EDLC EDLC電圧
EDLC * 設定電圧
ΔVDC 不感帯幅(不感帯分)
d デューティ比(電流率)
* デューティ比(電流率)指令値
τ 遅れの時定数

Claims (6)

  1. エンジン、前記エンジンで駆動される発電機、前記発電機からの出力を整流する整流器、および、前記整流器からの直流電力を交流電力に変換するインバータを設け、前記整流器から前記インバータまでの経路に前記発電機と並列に、充電用導通手段および放電用導通手段を備えた電力貯蔵手段を設けたエンジン発電機であって、
    前記充電用導通手段および前記放電用導通手段への導通制御により前記電力貯蔵手段に対して充放電制御を行う構成とされており、
    前記充放電制御を行うに当たって前記整流器から前記インバータまでの経路の直流電圧を検知し、前記直流電圧が該直流電圧の目標電圧よりも大きい場合は前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を前記電力貯蔵手段の前記放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定し、前記直流電圧が前記目標電圧よりも小さい場合は前記電力貯蔵手段の前記放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定することを特徴とするエンジン発電機。
  2. 請求項1記載のエンジン発電機であって、
    前記直流電圧が前記目標電圧に収束しているときで前記電力貯蔵手段の電圧が設定電圧よりも小さい場合に前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を通常値よりも大きくして、前記充電用導通手段と前記放電用導通手段とのスイッチング制御におけるデューティ比の配分のうち、前記充電用導通手段側の配分を変更することを特徴とするエンジン発電機。
  3. エンジン、前記エンジンで駆動される発電機、前記発電機からの出力を整流する整流器、および、前記整流器からの直流電力を交流電力に変換するインバータを設け、前記整流器から前記インバータまでの経路に前記発電機と並列に、充電用導通手段および放電用導通手段を備えた電力貯蔵手段を設けたエンジン発電機であって、
    前記充電用導通手段および前記放電用導通手段への導通制御により前記電力貯蔵手段に対して充放電制御を行う構成とされており、
    前記充放電制御を行うに当たって前記整流器から前記インバータまでの経路の直流電圧を検知し、前記直流電圧が該直流電圧の目標電圧に不感帯分を加算した値よりも大きい場合は前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を前記電力貯蔵手段の前記放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定し、前記直流電圧が前記目標電圧から不感帯分を減算した値よりも小さい場合は前記電力貯蔵手段の前記放電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比を前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対するスイッチング制御におけるデューティ比よりも大きい値に設定することを特徴とするエンジン発電機。
  4. 請求項3記載のエンジン発電機であって、
    負荷電力を検知し、前記不感帯を前記負荷電力に応じた値に所定値以上の時定数の遅れで変化させることを特徴とするエンジン発電機。
  5. 請求項3または請求項4に記載のエンジン発電機であって、
    前記直流電圧が前記不感帯の範囲内にあるときで前記電力貯蔵手段の電圧が設定電圧よりも小さい場合に前記電力貯蔵手段の前記充電用導通手段に対してスイッチング制御することを特徴とするエンジン発電機。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のエンジン発電機であって、
    前記電力貯蔵手段を所定電圧に回復するように前記放電用導通手段または前記充電用導通手段をスイッチング制御することを特徴とするエンジン発電機。
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