JP2015049787A - Co2排出量シミュレーションシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現在から所定期間後のCO2排出量を予測できるので、CO2排出量の計画値と実績値とのかい離を埋める対策を講じられるように、現在から所定期間後のCO2排出量を予測する。
【解決手段】CO2排出量シミュレーションシステムは、販売計画を入力するユーザ端末、生販在情報を格納する基幹システムDB、環境負荷情報を格納する環境パフォーマンスDB、並びに、これらに接続するAPサーバを有する。APサーバは、ユーザ端末から入力された販売計画に対応して、生販在情報を参照して生産計画を立案し、立案した生産計画に基づくジョブスケジューリングを実行し、ジョブスケジューリングの結果に応じて、CO2排出量を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、製造業の企業業務基幹システム(SCMシステム)および環境負荷情報管理システムに係わり、特にCO2排出量シミュレーションを実行する技術に関する。
近年の地球温暖化防止に関する国内取り組み強化に伴い、企業活動にともなう環境負荷情報(工場:CO2排出量、廃棄物量、水資源量等、製品:製品使用に伴うCO2排出量)の報告義務化が進んでいる。また社会の関心が高まり、各種環境データの正確性、信頼性を要求されるとともに、震災を契機に企業内を包括した具体的かつ計画的な省エネ対策と計測が必要となっている。現在各企業では工場における消費電力のリアルタイム手集や実績データ入力の効率化の仕組みを導入し、この環境負荷情報の実績把握に努めている。
世界的にはSCOPE3という企業のサプライチェーンの温室効果ガスの算定・報告の初の国際的な基準が整備されつつある。SCOPE3はグローバル企業の意思決定に影響を与える指標となり、従来までの生産計画を策定するうえでの指標(欠品率、工場稼働率など)に加えて、温室効果ガスの排出量も最適生産地を決めるなどの重要な指標となってくる。
特許文献1では、CO2排出実績を各生産拠点から収集し、多様な組織の階層における環境情報を集計分析することのできる技術を提供している。多様な集計分析を行うことで、排出量計画値の妥当性や、排出量実績値に対する対策措置決定の効率化が可能である。
特開2004−062471号公報
特許文献1は、企業におけるCO2排出実績収集の観点での技術を提供している。企業においては年初や期初にCO2排出量計画を立案し、その後月単位で排出量実績を事後集計し、計画値と実績値の差異を把握する。計画値に対して実績値の差異が上振れしている場合は、省エネ対策などの対策を講じる。しかし、これらの対策は全て事後対策であり、計画値と実績値とのかい離を埋められない状況が発生する。
そこで、販売計画や生産計画に基づいて、CO2排出量を予測できれば、計画期間中の生産の工程管理などを工夫することにより、計画値と実績値とのかい離を埋められる可能性が高いことに、発明者は気づいた。工程管理の工夫の一例は、5日間にわたって毎日5時間稼働させる工程を、25時間連続稼働させることにより、毎日の稼働開始に伴う立ち上がりのエネルギーを1/5に削減できる。エネルギーの削減に伴い、CO2の排出量を削減できる。他には、一つの生産工程を複数製品の生産で時間を分けて連続的に共用し、加工工程や組立工程が遊んでいる時間(加工機械や組立機械がアイドリング状態の時間)を削減する方法などがある。
そこで、本発明は、現在から対策を講じるために、現在から所定期間後のCO2排出量を予測する。
開示するCO2排出量シミュレーションシステムは、販売計画を入力するユーザ端末、生販在情報を格納する基幹システムDB、環境負荷情報を格納する環境パフォーマンスDB、並びに、これらに接続するAPサーバを有する。APサーバは、ユーザ端末から入力された販売計画に対応して、生販在情報を参照して生産計画を立案し、立案した生産計画に基づくジョブスケジューリングを実行し、ジョブスケジューリングの結果に応じて、CO2排出量を算出する。
本発明によれば、現在から所定期間後のCO2排出量を予測できるので、CO2排出量の計画値と実績値とのかい離を埋める対策を講じることが可能になる。
CO2排出量シミュレーションシステムの構成例である。 APサーバの構成例である。 CO2排出量シミュレーションシステムの処理の流れを示すシーケンス図である。 販売計画情報のデータの例である。 生販在情報のデータの例である。 環境負荷情報のデータの例である。 シミュレーション結果の例を示す図である。 APサーバが、所要量計算、ジョブスケジューリング、及びCO2換算を実行し、CO2排出量を計算する処理を示すフローチャートである。 販売計画情報を設定する画面の例である。 CO2排出量シミュレーションシステムのシミュレーション結果を表示した画面の例である。
図1は、CO2排出量シミュレーションシステムの構成例を示す図である。CO2排出量シミュレーションシステムを動作させるユーザが操作するユーザ端末100は、インターネット等のネットワーク103を介して、Webサーバ101と接続している。Webサーバ101は、シミュレーション処理106を実行するAPサーバ105と接続している。APサーバ105は、接続するDBサーバ102を介して、生販在情報109を格納する基幹システムDB108、および、環境負荷情報111を格納する環境パフォーマンスDB110に接続している。図からわかるように、Webサーバ101はなく、APサーバ105がネットワーク103に接続してもよい。
図2は、APサーバ105の構成例を示す図である。APサーバ105は、一般的なコンピュータにより実現でき、CPU等の制御部200、記憶部201、入力部202、表示部203、ネットワークインタフェース部204を具備する。各部は、バス(BUS)221によって接続されている。記憶部201には、認証部211、画面表示部212、所要量計算部213、ジョブスケジューリング部214及びCO2換算部215を含む処理部210と、ユーザ認証情報217、販売計画情報218、生販材情報219、環境負荷情報220及びシミュレーション結果221等のデータ部216とを設けている。処理部210は、制御部200により、図示していないメモリにロードされ実行される。
なお、図示していないが、ユーザ端末100、Webサーバ101、DBサーバ102も一般的なコンピュータにより実現でき、CPU等の制御部、記憶部、入力部、表示部、ネットワークインタフェース部等を具備する。尚、コンピュータによっては、入力部、表示部を具備しない構成であっても良い。
図3は、ユーザ端末100、APサーバ105及びDBサーバ102による、CO2排出量シミュレーションシステムの処理の流れを示すシーケンス図である。
ユーザ端末100は、ユーザにより入力されたユーザ認証情報(例えば、ログインIDとパスワード)を含むユーザ認証要求をAPサーバ105に送信する(S301)。APサーバ105は、認証部211を実行し、ユーザ端末100から受信したユーザ認証情報と記憶部201に格納されているユーザ認証情報217とを照合して、ユーザを認証し(S302)、認証が成功すれば、画面表示部212を実行し、シミュレーションする販売計画情報を設定する画面をユーザ端末100に送信する(S305)。図示を省略するが、ユーザはユーザ端末100に販売計画情報を入力する。シミュレーションする販売計画情報を設定するシミュレーション設定画面例については後述する。
ユーザ端末100は、シミュレーション設定画面の実行ボタンの押下に伴って、シミュレーション結果照会画面要求をAPサーバ105に送信する(S306)。APサーバ105は、シミュレーション結果照会画面要求を受信すると、所要量計算部213の処理を実行する(S307)。所要量計算部213は、DBサーバ102を介して、基幹システムDB110から生販在データ109を抽出する(S308)。APサーバ105は、所要量計算結果を、DBサーバ102に一時的に格納する(S309)。
APサーバ105はジョブスケジューリング部214の処理を実行する(S310)。ジョブスケジューリング部214は、DBサーバ102を介して、基幹システムDB110から能力データを抽出する(S311)。APサーバ105は、ジョブスケジューリング結果である入出庫情報、在庫情報、調達予定情報を、DBサーバ102に一時的に格納する(S312)。S311、S312の詳細は、図8を用いて後述する。
APサーバ105はCO2換算部215の処理を実行する(S313)。CO2換算部215は、DBサーバ102を介して、環境パフォーマンスDB110からが環境負荷情報111を抽出する(S314)。APサーバ105は、CO2換算結果をDBサーバ102に格納する(S315)。
APサーバ105は、DBサーバ102に格納したCO2換算結果を元にシミュレーション結果画面を生成し、生成したシミュレーション結果画面をユーザ端末100に送信する(S316)。
なお、S309、S312及びS315において、DBサーバ102に格納するように説明したが、APサーバ105の記憶部201の容量が十分であり、データのバックアップが必要でなければ、DBサーバ102に格納する必要はない。
図4は、APサーバ105が有する販売計画情報218のデータの例を示す図である。販売計画情報218は、ユーザ端末100から送信された販売計画情報である。販売計画情報218に対して、シミュレーションを実行し、CO2排出量を算出する。販売計画情報218は、たとえば図4に示すように、完成品Aを30個、仕向地である日本に販売する計画である。この計画を実行するために、完成品Aの生産や運搬に要するCO2排出量を算出する。
図5は、APサーバ105が有し、所要量計算部213、ジョブスケジューリング部214で使用する生販在情報219のデータ構成である。生販在情報219は、DBサーバ102を介して、基幹システムDB108の生販在情報109が読み出され、APサーバ105の記憶部201に格納される。
図6は、APサーバ105が有し、CO2換算部215で使用する環境負荷情報220のデータの例である。環境負荷情報220は、DBサーバ102を介して、環境パフォーマンスDB110の環境負荷情報111が読み出され、APサーバ105の記憶部201に格納される。
図7は、APサーバ105によるシミュレーション処理106の実行に伴うシミュレーション結果221である。
図8は、ユーザ端末100からのシミュレーション実行指示に応答して、APサーバ105が所要量計算部213、ジョブスケジューリング部214、及びCO2換算部215を実行し、CO2排出量を計算する処理を示すフローチャートである。
APサーバ105は、DBサーバ102を介して基幹システムDB108より生販在情報109(図5の8〜13)を取得し、生販在情報219として記憶部201に格納するする(S1001)。
APサーバ105は、販売計画情報218(図4の「販売計画」7)から、生販在情報219に含まれる「(現)在庫情報」13より取得した完成品在庫数量(員数)を減算することで、不足数量(新たに生産する必要がある完成品所要量)を算出する。完成品所要量に対して、生販在情報219に含まれる「BOM」8を元に、必要となる子品目(半製品、部材)と、子品目それぞれの所要量を求める。求めた子品目所要量から、生販在情報219に含まれる「(現)在庫情報」13より取得した子品目在庫数量を減算することで子品目の不足数量(所要量)を算出する(S1002)。
生販在情報219に含まれる「BOM」8と「調達BOM」9から、各子品目の各工程に必要なリードタイムを取得する。完成品の必要時期(販売計画情報218の「販売計画」7から取得した年月日)から、完成品のリードタイム(「調達BOM」9より取得)を減算し、完成品の構成上の一段階下の子品目(「BOM」8より取得)の必要時期を算出する。子品目(「BOM」8より取得)の必要時期からその子品目のリードタイム(「調達BOM」9より取得)を減算し、更に一段階下の子品目(「BOM」8より取得)の必要時期を算出する。このように、構成上の各子品目の必要時期の取得を、「BOM」8より子品目が取得できる限り繰り返す。この際、各段階における親品目のショップ(ユーザが管理する生産活動の単位:サプライヤや製造ラインなど)(調達BOM9より取得)と子品目のショップの関係が「供給リードタイム」11に事前に設定されている場合、その供給リードタイムも減算する。供給リードタイムはショップ間の移動時間であり、供給元ショップと使用先ショップおよび輸送手段(AirもしくはShip)ごとに事前設定しておく。以上のように構成の各品目の必要時期を算出することで、日別の正味所要量を計算する(S1003)。
APサーバ105は、「調達BOM」9から各品目のショップを取得し、取得したショップが製造工程であれば「ショップ」10からショップの能力、非稼働日を、ショップがサプライヤであれば非稼動日を、それぞれ取得する。また、取得した各ショップの能力から、日別の各品目の最大生産可能数量を算出する。取得した各品目の最大生産可能数量を、S1003で算出した日別の各品目の正味所要量がショップの能力を超える場合は、各ショップごとに超える分を前倒しすることで負荷を山崩しする。この際、「ショップ」10から取得した非稼働日を考慮し、各ショップの稼働日に負荷を割り当てる。前倒しした結果は、前工程の品目(「BOM」8から取得した子品目)の必要時期(S1003にて取得)から減算することで、子品目の日程に反映させる。「BOM」8から子品目が取得できる限り、前倒し結果の各子品目の日程への反映を繰り返すことで、各品目の日別の正味所要量を再計算する。再計算した結果(図7の「在庫予定」20)の、日別の各ショップの正味所要量を、各ショップの最大生産可能数量で割ることで、各ショップの「稼動予定」23における稼働率の算出を行う。
供給元ショップ(子品目のショップ)、使用先ショップ(親品目のショップ)の情報は常に「入出庫予定」21に設定する。正味所要量の「日付」を「入出庫予定」21の「使用先入庫日」として設定し、「使用先入庫日」から供給リードタイム(「供給リードタイム」11より取得)を減算した日付を「供給元出庫日」として設定し、「供給元出庫日」からリードタイム(「調達BOM」9より取得)を減算した日付(ただし減算時に非稼働日日付は減算対象としない)を「供給元入庫日」として設定する。この時「調達BOM」9から取得される品目のショップがサプライヤの場合は、「供給元出庫日」からリードタイムを減算した日付(ただし減算時に非稼働日日付は減算対象としない)が「発注日」となり、「調達予定」22が作成される。以上により作成した「在庫予定」20、「入出庫予定」21、「調達予定」22、「稼動予定」23を、本ステップのアウトプットとする(S1004)。
ここまでに計算した「入出庫予定」21の最早の「供給元入庫日」の日付を「生産着手日」と呼ぶ。また、「調達予定」22の最早の「発注日」の日付を「調達発注日」と呼ぶと、「生産着手日または調達発注日がマイナス(シミュレーション実行日よりも過去日付)でないこと」を条件として条件分岐を行う(S1005)。S1002〜S1005の初期実行時は、S1003のリードタイム計算で輸送手段「Ship」のリードタイム設定値を使用して計算するが、初期計算の結果、S1005の条件分岐で「満たしていない」(YES)となった場合はS1003の再計算時に輸送手段「Air」のリードタイム設定値を利用して再計算する。再度S1005で満たさなければ、輸送手段「Air」の品目の割合を増やして再計算する。この再計算は「生産着手日または調達発注日がマイナス(過去日付)でないこと」の条件が満たされるまで繰り返す。
S1005の条件が満たされた(NO)時点での「在庫予定」20、「入出庫予定」21、「調達予定」22、「稼動予定」23に対してCO2排出量の計算を実行する。
APサーバ105は、DBサーバ102を介して、稼動予定23で得られた工程の過去年同月のCO2排出実績18(環境パフォーマンスDB121に含まれる)を抽出する(S1006)。APサーバ105は、抽出した過去年同月のCO2排出実績18の稼働率と計算で得られた稼動予定23における稼動率の比率を求める。さらに過去年同月のCO2排出実績18の使用電力に求めた比率を掛け、使用電力予定量を求める。さらに工場が立地している国の「CO2排出係数(国別)」14のCO2換算係数を掛けることでSCOPE1-2(直接排出)範囲でのCO2排出量を算出する(S1007)。
APサーバ105は、DBサーバ102を介して、調達予定22で得られた品目ごとのCO2換算原単位データ(各種原単位)16を抽出する(S1008)。この調達品ごとのCO2換算原単位データ16は事前にサプライヤより情報を入手し、環境負荷情報121として環境パフォーマンスDB121に格納しておく。APサーバ105は、調達品入庫予定数量22と抽出した原単位データを掛け、SCOPE3(上流調達品排出量)範囲でのCO2排出量を算出する(S1009)。
APサーバ105は、DBサーバ102を介して、環境負荷情報121に含まれる搬送手段ごとのCO2換算原単位データ17を抽出する(S1010)。搬送手段ごとのCO2換算原単位データは事前に環境負荷情報121として環境パフォーマンスDB121に格納しておく。APサーバ105は、半製品の(工場間)入出庫予定数量21に対して、「供給リードタイム」11から該当する供給元−使用先ショップ間の距離、及び、「BOM」8より該当品目の重量を抽出する。APサーバ105は入出庫予定数量と距離と重量、および該当する搬送手段のCO2換算原単位データを掛け、SCOPE3(上流物流排出量)範囲でのCO2排出量を算出する(S1011)。
APサーバ105は、DBサーバ102を介して、環境負荷情報121に含まれる製品ごとの消費電力データ「製品毎性能値」15を抽出する(S1012)。APサーバ105は、製品出荷予定数量21と抽出した消費電力データ15を掛け、エネルギー消費予定を求める。さらに製品出荷先地域の「CO2排出係数(国別)」14を掛けることでSCOPE3(下流販売製品)範囲でのCO2排出量を算出する(S1013)。
ここまでに求めたSCOPE1-2(直接排出)、SCOPE3(上流調達品排出量)、SCOPE3(上流物流排出量)、及びSCOPE3(下流販売製品)の総和を年月ごとに集計する(S1014)。年月ごとに求めるにあたり、SCOPE3(下流販売製品)については、製品寿命に対する集計期間の割合で算出する。
図9に示す画面例は、CO2排出量シミュレーションシステムでシミュレーションする販売計画情報を設定する場合(図3のS305)に、ユーザ端末100に表示される画面である。本画面に設定した情報が「販売計画」7として販売計画情報218に格納される。
図10に示す画面例は、CO2排出量シミュレーションシステムでシミュレーションした結果を参照する場合のユーザ端末100に表示される画面である(図3のS310)。
以上説明した実施例によれば、販売計画に対して生産スケジューリングを行った段階でそのスケジュールに沿って生産を行った際のCO2排出量を把握することができる。つまり、CO2排出量計画値に対するCO2排出量実績値の推移を早期に把握可能であり、それに伴う対処(対策)も早期に着手可能である。
具体的な対策には、毎日稼働させる工程を連続稼働させることにより、毎日の稼働開始に伴う立ち上がりのエネルギーの削減、一つの生産工程を複数製品の生産で時間を分けて連続的に共用し、加工工程や組立工程が遊んでいる時間(加工機械や組立機械がアイドリング状態の時間)の削減、輸送手段に製品や部品を混載することによるエネルギーの削減などである。また、エネルギーの削減目標やCO2排出量の削減目標を達成できない場合、または達成できることを確認する場合、対策に応じて、説明したCO2排出量シミュレーションシステムでシミュレーションを繰り返すことで、CO2排出量の削減目標を達成できるようになる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
100:ユーザ端末、101:Webサーバ、102:DBサーバ、103:ネットワーク、105:APサーバ、108:基幹システムDB、109:生販在情報、110:環境パフォーマンスDB、111:環境負荷情報。

Claims (4)

  1. 販売計画を入力するユーザ端末、生販在情報を格納する基幹システムDB、環境負荷情報を格納する環境パフォーマンスDB、並びに、
    前記ユーザ端末、前記基幹システムDB、および、前記環境パフォーマンスDBに接続し、前記ユーザ端末から入力された前記販売計画に対応して、前記生販在情報を参照して生産計画を立案し、立案した前記生産計画に基づくジョブスケジューリングを実行し、前記ジョブスケジューリングの結果に応じて、CO2排出量を算出するAPサーバを有することを特徴とするCO2排出量シミュレーションシステム。
  2. 請求項1記載のCO2排出量シミュレーションシステムにおいて、前記ジョブスケジューリングの結果は、前記販売計画に対応した工場稼働率、調達品・半製品入出庫予定、および製品出荷予定を含むことを特徴とするCO2排出量シミュレーションシステム。
  3. 販売計画を入力するユーザ端末、生販在情報を格納する基幹システムDB、環境負荷情報を格納する環境パフォーマンスDB、および、APサーバを有するCO2排出量シミュレーションシステムにおけるCO2排出量シミュレーション方法であって、前記APサーバが、
    前記ユーザ端末から入力された前記販売計画に対応して、前記生販在情報を参照して生産計画を立案し、
    立案した前記生産計画に基づくジョブスケジューリングを実行し、
    前記ジョブスケジューリングの結果に応じて、CO2排出量を算出することを特徴とするCO2排出量シミュレーション方法。
  4. 請求項3記載のCO2排出量シミュレーション方法において、前記ジョブスケジューリングの結果は、前記販売計画に対応した工場稼働率、調達品・半製品入出庫予定、および製品出荷予定を含むことを特徴とするCO2排出量シミュレーション方法。
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