JP2015048985A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Shinya Nagahata
真也 永幡
道雄 福田
Michio Fukuda
道雄 福田
理 上野
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理 上野
雅英 中島
Masahide Nakajima
雅英 中島
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Akira Kawako
朗 川勾
真梨子 中尾
Mariko Nakao
真梨子 中尾
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Abstract

【課題】基板支持体と扉外装板との間の寸法を精度よく出すことができて操作不良の懸念を払拭した冷蔵庫の提供。
【解決手段】冷蔵庫本体内の貯蔵室を開閉する断熱扉10に操作表示部32を設け、この操作表示部は、断熱扉を構成する扉外装板25と内フレームとの間の下面を覆う横枠24の長手方向に設けた上向きの基板支持体挿入凹部37と、この基板支持体挿入凹部に挿入し取付けた基板支持体31とで構成し、前記基板支持体は操作部33と表示部35,36を扉下端縁に沿うように横設した構成としてある。これにより、扉成型時の発泡ウレタンの発泡圧による基板支持体挿入凹部及びこの基板支持体挿入凹部に挿入固定した基板支持体の変形を抑制することができ、基板支持体に搭載されている操作部に扉外装板の表面側からタッチ操作しても操作不良を起こすようなことを解消することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に扉に操作部や表示部等を設けた冷蔵庫に関するものである。
一般に冷蔵庫は冷却温度を設定する操作部やその設定を表示する操作部を備えており、その操作部や表示部を扉の表面に臨むように設けて使い勝手を向上させたものがみられるようになってきた(例えば、特許文献1参照)。
図12(a)〜(c)は特許文献1に記載された冷蔵庫を示し、この冷蔵庫は扉101の一つに操作表示部102が設けてあり、この操作表示部102は同図(c)の矢印に示す様に扉101の側面開口より基板支持体103を挿入した後、当該扉側面開口に蓋板104を装着して構成してある。
そして、この冷蔵庫によれば、その操作表示部102の基板支持体103が扉101の表面を構成するガラス板105の内側にあって、ガラス板105を通して操作できるとともに表示も見えるので、使い勝手が向上するというものである。
特開2011−38712号公報
しかしながら上記従来の構成は、基板支持体103を扉101の側面開口から挿入しているため、基板支持体103の左右両端間の中央部分Xはガラス板105内面との間の寸法精度が出しにくく、場合によっては操作不良を招くという懸念があった。すなわち、基板支持体103を取り付ける操作表示基板ケース106は扉成型時の発泡断熱材の発泡圧により押圧されて比較的強度の弱い基板支持体103の左右両端間中央部分Xと対向する部分Yが押圧されて寸法精度が出しにくく、その結果この操作表示基板ケース106に弾発支持されている基板支持体103の中央部分Xのガラス板105に対する位置寸法がばらつき、ガラス板105との間の寸法精度が出しにくくなるという課題があった。
また、上記基板支持体103は扉101の側面開口から挿入されていて当該側面開口を蓋板104で覆った構成となっているため、長期間使用しているうちに台所作業につきものの水が扉側面にかかって基板支持体103設置部分に侵入するという懸念もあった。しかも、上記扉側面の開口は基板支持体103とは別体の蓋板104によって覆っているため、基板支持体103の取り付けと蓋板104の取り付けを別々に要し、組立性が悪い、という課題もあった。
本発明はこのような従来構造の課題に鑑みてなしたもので、基板支持体と扉外装板との間の寸法を精度よく出すことができて操作不良等の懸念を払拭した冷蔵庫を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するため、冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体内に設けた複数の貯蔵室と、前記貯蔵室の開口部をそれぞれ開閉する複数の断熱扉とを備え、前記各断熱扉は
、その扉前面を構成する扉外装板と、扉外装板の内側に位置する内フレームと、前記扉外装板と内フレームとの間の外周面を構成する縁枠と、前記扉外装板と内フレームと縁枠との間の空間に充填発泡させた発泡ウレタンとで構成し、かつ前記一つの扉の扉外装板に操作表示部を設けた冷蔵庫であって、前記操作表示部は、前記縁枠の前記扉外装板と内フレームとの間の下面を覆う横枠の長手方向に一体形成した上向きの基板支持体挿入凹部と、この基板支持体挿入凹部に挿入し取付けた基板支持体とで構成し、前記基板支持体は操作部と表示部を扉下端縁に沿わせて横設した構成としてある。
これにより、基板支持体を挿入固定した基板支持体挿入凹部は凹形状であることと、横枠の長手方向に一体形成されていて扉下端からの凹寸法が大きくないところから、その強度が高く変形しにくいものとなっている。その結果、扉成型時の発泡ウレタンの発泡による発泡圧が加わっても基板支持体挿入凹部及びこの基板支持体挿入凹部に挿入固定した基板支持体の変形を抑制することができ、基板支持体と断熱扉の扉外装板との間の寸法は設計通りの正確なものとすることができる。したがって、基板支持体に搭載されている操作部に扉外装板の表面側から操作したときに操作不良を起こすようなことを解消することができるとともに、基板支持体を扉下面に取り付けていることによって扉にかかる水の操作部への侵入懸念も解消することができる。
本発明は、操作不良の懸念を払拭できるとともに水侵入の懸念も解消でき、信頼性の高い冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図 同冷蔵庫の正面図 同冷蔵庫の模式断面図 同図2のA−A断面図 同冷蔵庫の扉の一つを示す斜視図 同冷蔵庫の扉の分解斜視図 同冷蔵庫の扉の下端部構成を示す分解斜視図 同冷蔵庫の基板支持体と操作ブロック及び表示ブロックを示す分解斜視図 同冷蔵庫の扉要部の断面図 同図5のB−B断面図 同図5のC−C断面図 従来の冷蔵庫を示し、(a)正面図、(b)操作表示部の縦断面図、(c)操作表示部の横断面図
第1の発明は、冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体内に設けた複数の貯蔵室と、前記貯蔵室の開口部をそれぞれ開閉する複数の断熱扉とを備え、前記各断熱扉は、その扉前面を構成する扉外装板と、扉外装板の内側に位置する内フレームと、前記扉外装板と内フレームとの間の外周面を構成する縁枠と、前記扉外装板と内フレームと縁枠との間の空間に充填発泡させた発泡ウレタンとで構成し、かつ前記一つの扉の扉外装板に操作表示部を設けた冷蔵庫であって、前記操作表示部は、前記縁枠の前記扉外装板と内フレームとの間の下面を覆う横枠の長手方向に一体形成した上向きの基板支持体挿入凹部と、この基板支持体挿入凹部に挿入し取付けた基板支持体とで構成し、前記基板支持体は操作部と表示部を扉下端縁に沿わせて横設した構成としてある。
これにより、基板支持体を挿入固定した基板支持体挿入凹部は凹形状であることと、横枠の長手方向に一体形成されていて扉下端からの凹寸法が大きくないところから、その強
度が高く変形しにくいものとなっている。その結果、扉成型時の発泡ウレタンの発泡による発泡圧が加わっても基板支持体挿入凹部及びこの基板支持体挿入凹部に挿入固定した基板支持体の変形を抑制することができ、基板支持体と断熱扉の扉外装板との間の寸法は設計通りの正確なものとすることができる。したがって、基板支持体に搭載されている操作部に扉外装板の表面側から操作したときに操作不良を起こすようなことを解消することができるとともに、基板支持体を扉下面に取り付けていることによって扉にかかる水の操作部への侵入懸念も解消することができる。
第2の発明は、第1の発明において、基板支持体に基板支持体挿入凹部の開口を覆う蓋板部を一体形成した構成としてある。
これにより、基板支持体を操作基板挿入凹部へ挿入してその蓋板部を取り付けるだけの一工程で取り付けが完了し、組立性が向上する。
第3の発明は、第1または第2の発明において、基板支持体には基板支持体挿入凹部への挿入によって前後方向の位置決めを行う位置決め部を設けた構成としてある。
これにより、基板支持体を基板支持体挿入凹部に挿入するだけで当該基板支持体の前後方向の位置決めができて扉外装板との間の寸法を精度よく出すことができ、操作不良のより確実な解消が可能となってその信頼性をさらに高めることができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、基板支持体の操作部として携帯端末をタッチさせて通信する無線通信部を組み込むとともに、無線通信部を組み込んだ断熱扉下方の断熱扉の上端部は上方に行くほど後方に傾斜する傾斜面とした構成としてある。
これにより、使用者が基板支持体の操作ブロックに携帯端末をタッチさせる際、携帯端末を持っている指が操作ブロック下方の断熱扉の上端前面に当たってタッチ操作しにくくなったり、タッチ不足によって通信不良を引き起こすようなことを防止することができ、使い勝手と信頼性をより一段と向上させることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、断熱扉の外装板は透明前板で構成するとともに、縁枠は透明前板挿入部のない形状として前記透明前板の外周部は透明前板挿入部で覆うことなくそのまま露出状態とした構成としてある。
これにより、透明前板を用いて断熱扉の質感を向上させることができるとともに、扉前面を突出部のない全面フラット感なすっきりとしたものとすることができ、しかも扉下端縁に設けた操作ブロックへの携帯端末のタッチ操作も透明板挿入部等による突出物がないので、これが邪魔になったり、これが原因の通信不良を引き起こすなどの事態も解消することができ、意匠性と信頼性を同時に工事用させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態では、扉の外装板としてガラス板等の透明前板を用いるとともに、透明前板の外周部を保持する透明前板挿入部を廃止して意匠性を向上させた冷蔵庫を例にして説明するが、これによって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図、図2は同冷蔵庫の正面図、図3は同冷蔵庫の模式断面図、図4は同図2のA−A断面図、図5は同冷蔵庫の扉の一つを示す斜視図、図6は同冷蔵庫の扉の分解斜視図、図7は同冷蔵庫の扉の下端部構成を示す分解斜視図、図8は同冷蔵庫の基板支持体と操作ブロック及び表示ブロックを示す分解
斜視図、図9は同冷蔵庫の扉要部の断面図、図10は同図5のB−B断面図、図11は同図5のC−C断面図である。
図1〜図3において、冷蔵庫本体1は、前方に開口する金属製(例えば鉄板)の外箱2と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱3と、これら外箱2と内箱3との間に発泡充填した硬質の発泡ウレタン4からなる。上記冷蔵庫本体1はその内部に複数の貯蔵室を仕切形成してある。この貯蔵室は、冷蔵庫本体1の上部から、冷蔵室5、冷蔵室5の下に位置する切替室6及び切替室6に並設した製氷室7、切替室6及び製氷室7の下部に位置する冷凍室8と、冷凍室8の下部に位置する野菜室9となっている。また、前記冷蔵室5の前面は、観音開き式の断熱扉10,10(以下、観音式扉と称す)により開閉自由に閉塞し、切替室6及び製氷室7と冷凍室8と野菜室9の前面部は引き出し式の断熱扉11,12,13,14(以下、引き出し式扉と称す)によって開閉自由に閉塞してある。
冷蔵庫本体1の背面には冷却室16があり、冷気を生成する冷却器17と、冷気を各室に供給する送風ファン18とが設けてある。また、上記冷蔵庫本体1の本体天面奥部には圧縮機19が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ20と、キャピラリーチューブ21と、前記した冷却器17とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルに冷媒を封入し、冷却運転を行うように構成してある。
ここで、上記各断熱扉10〜14は冷蔵庫本体1と同様硬質のウレタンを発泡充填して断熱性を持たせてあり、更に意匠性を向上させるべくその前面をガラス板等の透明前板で構成してある。
以下、扉10を例にしてその構成について図4〜図11を用いて説明する。なお、扉10以外の扉11〜14も同様の構成である。
まず図5、図6において、23は冷蔵庫本体1の内側に位置することになる内フレームで、例えばABS樹脂で形成してある。24はこの内フレーム23の周端面に結合固定した縁枠で、ABS樹脂で形成してある。25は前記内フレーム23を覆うようにその縁枠24に積層配置したガラス板等の透明前板からなる扉外装板(以下、ガラス板と称す)で、この実施の形態では光沢のある強化ガラス板で形成してある。
このガラス板25は図10、図11に示すようにその内面に接着剤26を介して樹脂フィルム27を貼り付け、この樹脂フィルム27に絵模様、例えばヘアーラインのような金属調模様からなる着色層28が形成してある。これによって、前記ガラス板25は、あたかも着色層付きのガラス板となる。前記樹脂フィルム27はこの実施の形態では透明性が高く機械的強度の高いポリエチレンテレフタレートを用い、着色層28はホワイト系ではガラス板25とは反対側面に形成し、グレー系ではガラス板25側に形成してある。図面ではガラス板25とは反対側面に形成した場合を示している。
29は前記ガラス板25の樹脂フィルム27側の面と内フレーム23と縁枠24との間の空間に充填発泡させた硬質のウレタンで、発泡によって内フレーム23及び縁枠24とともに前記ガラス板25内面の樹脂フィルム27に接着し、当該樹脂フィルム27を介してガラス板25を接着保持している。
ここで、前記内フレーム23の縁枠24は図6に示す様に前記ガラス板25と内フレーム23との間の周囲の上下面を覆う横枠24−1と、同ガラス板25と内フレーム23との間の周囲の左右側面を覆う縦枠24−2とで構成してある。そして、この縁枠24を構成する横枠24−1と縦枠24−2はいずれも前記ガラス板25の外周部を挿入保持するガラス板挿入部を有しておらず、前記ガラス板25はその外周部をそのまま露出させた構
成としてある。更に上記ガラス板25はその外周縁を図11に示すように縁枠24の端面24cより若干内側に位置させた構成としてある。
また、図4に示すように観音式の扉10,10はその把手部10a,10aが横枠24−1の下端面に上向きの凹部を形成して構成してある。また観音式の扉10,10直下の引き出し式の扉11,12の把手部11a,12aは、引き出し式の扉11,12の下側の横枠24−1の下端面に上向きの凹部を形成して構成してある。更にその下方の冷凍室8及び野菜室9の把手部13a,14aは、それぞれの引き出し式の扉13,14の上側の横枠24−1の上端面に下向きの凹部を形成して構成してある。そして、上記各把手部10a,10a,11a,12a,13a,14aを形成した横枠24−1はすでに述べた通り着色ガラス板挿入部を有しておらず、ガラス板25の前面から突出することはない構成としてある。
以上のように構成された扉10,10の一方の下端部には図7に示す様に扉外装板となるガラス板25の下端部内面側に基板支持体31を組み込んで操作表示部32が設けてある。この実施の形態では上記操作表示部32の操作部としてアンテナ等の無線通信部33が設けてある。
上記無線通信部33はスマートフォン、PDC等の携帯端末34を接近(タッチ)させることによって携帯端末34と無線通信し、携帯端末34に冷蔵庫の使用状況、例えば扉開閉回数や消費電力量等の情報を送信するとともに、携帯端末34から送信される冷蔵庫の冷却設定温度等の制御信号等を受信するようになっており、温度設定ボタン等の操作部としての機能を有するものである。この携帯端末34を利用した冷蔵庫の無線通信構成については本願発明の要旨ではないので、その具体構成は省略するが、出願人の出願である特願2012−55559号に記載されているものと同様である。
また、表示部としては冷蔵庫の動作状況を表示するものであり、例えばこの実施の形態では野菜等を新鮮な状態で保持する霧化装置(図示せずの)の動作状態を示すLED等の発光体35(図示8参照)や節電運転を行っていることを示す省エネ運転のLED等からなる発光体36(図8参照)であり、いずれも前記操作部となる無線通信部33横の扉下端縁に沿って横設してある。なお、この各発光体35,36はカバー35a,36aで覆ってあり、前記無線通信部33も含めリード線35b(図6参照)によって冷蔵庫制御部(図示せず)に接続してある。
さて、このような操作表示部32は、扉10の下端面を覆う横枠24−1に基板支持体挿入凹部37(図6、図9参照)を一体形成し、この基板支持体挿入凹部37に前記基板支持体31を挿入固定して構成してある。
上記基板支持体31は、図7、図8に示す様に基板取付部38,39と蓋板部40とが一体成型してあり、基板支持体挿入凹部37への挿入取り付けによってその基板取付部38,39がガラス板25の下端部に設けてある操作及び表示イラスト32aに向き合うとともに、蓋板部40が基板支持体挿入凹部37の開口を閉塞している。
また、上記基板支持体31の基板取付部38,39は扉下端縁に沿う如く横方向に一体形成されており、一方の基板取付部38には前記したアンテナ等の無線通信部33を装着した基板等からなる操作ブロック41が、他方の基板取付部39にはLED等の表示体35,36を装着した基板等からなる表示ブロック42がビス止め固定してある。そして、上記無線通信部33がガラス板25の操作部イラスト32a−1と対向し、表示体35,36が表示イラスト32a−2と対向している。
また、上記基板支持体31にはその一方の基板取付部39の上端部と蓋板部40の左右両端部にそれぞれ前後方向の位置決めを行う位置決め部43が一体形成してあり、基板支持体挿入凹部37内に設けた凹部(図示せず)にそれぞれ嵌り込んで前後方向の位置が規制されている。
また、この実施の形態では特に上記操作表示部32を組み込んだ観音式の扉10の直下に位置する引き出し式の扉11,12の上端部は、図9に示す様に上方に行くほど後方に傾斜する傾斜面11b,12bとしてあり、これによって操作表示部32の下方に窪み空間が形成されるように構成してある。
一方、この実施の形態では扉外装板を重量の重いガラス板25とし、なおかつこのガラス体25の外周部を保持するガラス板挿入部を廃止したことにより懸念されるガラス板25の接着保持を確実化する構成を備えており、以下その構成を説明する。
まず、前記ガラス板25の樹脂フィルム27側の面と内フレーム23と縁枠24との間の空間に充填発泡させた発泡ウレタン29は、その発泡密度をガラス板25の中央部分より外周部分の方を高く設定してある。
また、前記内フレーム23の縁枠24とガラス板25の外周部とは両面テープ30を介して接着してある。
これによって、前記ガラス板25は発泡ウレタン29に接着保持されるとともに両面テープ30によって縁枠24にも接着保持されることになる。
更にこの実施の形態では、図10に示すように前記内フレーム23の縁枠24のうち、ガラス板25の下端面に位置する横枠24−1には、当該ガラス板25の前面から前方に飛び出すことのない程度の寸法でガラス板下端面に重合する透明前板支持片(以下、ガラス板支持片と称す)24dを設け、ガラス板25の重量を支えるように構成してある。
以上のように構成した冷蔵庫において、以下その効果を説明すると、この冷蔵庫の操作表示部32は、扉10の下端面に凹設した基板支持体挿入凹部37に基板支持体31を挿入するとともに、前記基板支持体31は断熱扉下端縁に沿った形の横長に形成して操作ブロック41及び表示ブロック42を扉下端部に沿った形で設けてあるから、基板支持体31とガラス板25との間の隙間は設計値通りの正確なものとすることができる。すなわち、この基板支持体31を設けた扉10下端の基板支持体挿入凹部37は、凹形状であって、かつ、扉下端縁に沿った横長形状で扉下端縁からの凹寸法(図面上は上向き寸法)がそれほど大きくないものとなっているから、その強度は高く変形しにくいものとなっている。したがって、扉成型時に発泡ウレタンの発泡圧が加わっても基板支持体挿入凹部37の変形はほとんど発生しない。そして、基板支持体31はその蓋板部40を基板支持体挿入凹部37の開口に取り付けることによって基板支持体挿入凹部37に装着保持されているので、凹部壁からガラス板25に向かって弾発される場合のような凹部壁変形による位置ずれの恐れもない。したがって、これらの各作用によって扉10のガラス板25と基板支持体31に搭載されている操作ブロック41との間の寸法は設計通りのものとなり、操作ブロック41の無線通信部33に携帯端末34をタッチさせた時の操作不良(通信不良)を解消することができる。しかも、基板支持体31を扉下面に取り付けていることによって扉10にかかる水の操作ブロック部分への侵入懸念も解消することができる。
また、この実施の形態では前記基板支持体31には基板支持体挿入凹部37の開口を覆う蓋板部40を一体形成してあるから、基板支持体31を基板支持体挿入凹部37へ挿入してその蓋板部40を取り付ける一工程で基板支持体31の取り付けが完了し、組立性が
向上する。
さらに、前記基板支持体31には基板支持体挿入凹部37への挿入によって前後方向の位置決めを行う位置決め部43が設けてあるから、基板支持体31を基板支持体挿入凹部37に挿入するだけで当該基板支持体31の前後方向の位置決めができてガラス板25と操作ブロック41の無線通信部33との間の寸法を精度よく出すことができ、携帯端末34のタッチ操作による操作不良の恐れをより少なくできてその信頼性をさらに高めることができる。
また、前記基板支持体31を組み込んだ扉10の下方の扉11,12の上端部は上方に行くほど後方に傾斜する傾斜面11b,12bとして窪みを持たせてあるから、使用者が基板支持体31に設けた無線通信部33に携帯端末34をタッチさせる際、携帯端末34を持っている指の逃げができて当該指が操作ブロック41下方の扉12の上端前面に当たって操作しにくくなったり、タッチ不足によって通信不良を引き起こしたりするなどのことを防止でき、使い勝手と信頼性のより高いものとすることができる。
さらに、前記扉10の外装板はガラス板25で構成するとともに、縁枠24はガラス板挿入部のない形状として前記ガラス板25の外周部はガラス板挿入部で覆うことなくそのまま露出状態としてあるから、扉外装板をガラス板25としたことによる質感の向上効果を得つつ、突出部のない全面フラットなすっきりとしたデザインとすることができる。しかもガラス板下端周縁部にガラス板挿入部等による突出物がないので、扉下端縁に設けた操作ブロック41の無線通信部33への携帯端末34のタッチ操作時に突出部が存在していてこれが邪魔になるようなこともなくなり、携帯端末34のタッチ操作が容易かつ確実に行うことができるとともに、扉下端部に存在する突出部に邪魔されて携帯端末34のタッチ不足を引き起こし、通信不良が発生するなどの事態も解消することができ、意匠性と信頼性を同時に向上させることができる。
また、この冷蔵庫は前記した如く、ガラス板25を保持するガラス板挿入部がなく、かつ、把手部10a〜14aも扉端部に凹設して形成してあるから、その各断熱扉10〜14の前面を構成するガラス板25の表面部はガラス板挿入部や把手部10a〜14aによる出っ張り感の無いものとなって、複数の扉を備えているのにもかかわらずフラット感のあるスッキリとしたものとすることができる。
また、操作表示部を組み込んだ扉10,10直下にある引き出し式扉12,13に設けた傾斜面11b,12bは操作表示部の横に凹設してある扉10,10の把手部10a,10aへの手挿入を容易なものとする作用を果たし、使い勝手も向上させることができる。
その結果、この冷蔵庫では上記観音式扉10,10とその直下にある引き出し式扉11,12との間の隙間を狭くすることができる。この観音式扉10,10とその直下にある引き出し式扉11,12との間の隙間は、比較的高いところに位置しているため使用者の目につきやすいところであるが、上記隙間が狭いために観音式扉10,10と引き出し式扉11,12との一体感やフラット感を良好に維持できる。
また、前記観音式扉10,10の左右扉同士間の隙間も、把手部10a,10aを扉下端面に凹設したことによって、左右扉間に把手部を設ける必要がなくなって狭くすることができ、観音式扉10,10の左右扉の一体感やフラット感も良好なものとすることができる。
またこの冷蔵庫の扉は、発泡ウレタンによる接着力でガラス板を接着保持しているが、
上記発泡ウレタン29はその発泡密度をガラス板25の中央部分より外周部分の方が高くなるようにしてあるから、発泡ウレタン29の接着力はガラス板25の外周部分のほうが強くなる。これにより、ガラス板25の樹脂フィルム27と発泡ウレタン29との接着力を長期間に亘って確実に維持保障することができる。
すなわち、発泡ウレタン29の外周部はその発泡密度が高い、換言すると、ごく微細に発泡したスキン層となっているため、その接着面積が大きく、その結果、発泡ウレタン29とガラス板25の樹脂フィルム27との接着密度は高く強固なものとなっているのである。よって、ガラス板挿入部を廃止してもガラス板25を長期間に亘って確実に発泡ウレタン29に接着保持することができる。
更に上記扉は、ガラス板25を発泡ウレタン29で接着保持すると同時に、ガラス板25の外周部は両面テープ30によって内フレーム23の縁枠24に接着してあるから、ガラス板25は発泡ウレタン29との接着に加え両面テープ30を介して縁枠24にも接着されることになる。よって、樹脂フィルム27を貼り付けた着色層付きのガラス板25は発泡ウレタン29と縁枠24の両方に強力に接着保持されることになり、長期間に亘ってガラス板25の接着強度を維持保障することができる。
加えて、上記両面テープ30はガラス板25の外周部を内フレーム23の縁枠24に接着しているから、扉に掛かる水が扉端部から扉内方へ侵入し、この水侵入による発泡ウレタン29とガラス板25との接着剥がれを確実に防止することができ、ガラス板25の接着保持を長期間に亘って保障することができる。
なお、上記ガラス板25と発泡ウレタン29との接着力は寿命加速試験を行った結果、その接着力は1.0g/cm2以上、好ましくは2.6g/cm2以上とするのが好ましく、これにより、発泡ウレタン29の熱収縮等の経年変化による多少の接着力劣化があっても確実に樹脂フィルム27と発泡ウレタン29との接着強度を保障することができ、ひいてはガラス板25の接着強度を長期間に亘って維持保障することができて、信頼性の高いものとすることができた。
上記接着力の測定方法は、接着剤の重ね合わせせん断接着強さの標準的な測定方法である「JIS K 6850(接着剤−剛性被着材の引張せん断 接着強さ試験方法)」に基づく。
更にこの実施の形態では、前記内フレーム23の縁枠24のうち、ガラス板25の下端面に位置する横枠24−1には当該ガラス板25の前面から前方に飛び出すことなくガラス板下端面に重合するガラス板支持片24dが位置しているから、ガラス板25はその重量を内フレーム23の横枠24−1のガラス板支持片24dによって支持されることになる。よって、万が一、発泡ウレタン29によるガラス板25の接着力の劣化によってガラス板25の剥がれが部分的に生じるようなことがあったとしても、ガラス板25が落下する等の異常事態は確実に防止でき安心感が大きく向上する。また、前記縁枠24のガラス板支持片24dはガラス板前面より飛び出すことがないので、ガラス板挿入部のように扉前面から見えることもなく、意匠性及び全面フラット感は良好なまま維持できる。
以上、本発明の主な実施形態を説明したが、上記実施の形態は本発明を実施するうえでの一例として示したものであり、本発明の目的を達成する範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、操作表示部の操作部として無線通信部を例示したが、これは静電スイッチ等にして使用者が指で直接操作するタイプのものであってもよく、操作部として機能するもの
であればどのようなものであってもよいものである。
また、扉外装板としてガラス板を例示したが、これは金属板であってもよく、また、ガラス板は透明樹脂板に置き換えても良く、これによって軽量化による接着強度の更なる保障が可能となり、しかも低コスト化を図ることができることになる。
以上のように本発明は、操作表示部の基板支持体と扉外装板との間の寸法を精度よく出すことができて操作不良の懸念を払拭した冷蔵庫を提供でき、一般用はもちろん業務用の冷蔵庫やワインクーラーにも幅広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱
4 発泡ウレタン
5 冷蔵室
6 切替室
7 製氷室
8 冷凍室
9 野菜室
10 断熱扉(扉)
11,12,13,14 断熱扉(引き出し式扉)
10a,11a,12a,13a,14a 把手部
11b,12b 傾斜面
16 冷却室
17 冷却器
18 送風ファン
19 圧縮機
20 放熱パイプ
21 キャピラリーチューブ
23 内フレーム
24 縁枠
24−1 横枠
24−2 縦枠
24c 端面
24d 透明前板支持片(ガラス板支持片)
25 扉外装板(ガラス板)
26 接着剤
27 樹脂フィルム
28 着色層
29 発泡ウレタン
30 両面テープ
31 基板支持体
32 操作表示部
33 無線通信部(操作部)
34 携帯端末
35,36 表示体(表示部)
37 基板支持体挿入凹部
38,39 基板取付部
40 蓋板部
41 操作ブロック
42 表示ブロック
43 位置決め部

Claims (5)

  1. 冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体内に設けた複数の貯蔵室と、前記貯蔵室の開口部をそれぞれ開閉する複数の断熱扉とを備え、前記各断熱扉は、その扉前面を構成する扉外装板と、扉外装板の内側に位置する内フレームと、前記扉外装板と内フレームとの間の外周面を構成する縁枠と、前記扉外装板と内フレームと縁枠との間の空間に充填発泡させた発泡ウレタンとで構成し、かつ前記一つの扉の扉外装板に操作表示部を設けた冷蔵庫であって、前記操作表示部は、前記縁枠の前記扉外装板と内フレームとの間の下面を覆う横枠の長手方向に一体形成した上向きの基板支持体挿入凹部と、この基板支持体挿入凹部に挿入し取付けた基板支持体とで構成し、前記基板支持体は操作部と表示部を扉下端縁に沿わせて横設したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 基板支持体に基板支持体挿入凹部の開口を覆う蓋板部を一体形成したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 基板支持体には基板支持体挿入凹部への挿入によって前後方向の位置決めを行う位置決め部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 基板支持体の操作部として携帯端末をタッチさせて通信する無線通信部を組み込むとともに、無線通信部を組み込んだ断熱扉下方の貯蔵室の断熱扉の上端部は上方に行くほど後方に傾斜する傾斜面としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  5. 断熱扉の外装板は透明前板で構成するとともに、発泡ウレタンは透明前板外周部分の発泡密度を中央部分の発泡密度より高くした請求項1〜4のいずれか1項記載の冷蔵庫。
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