JP2015048854A - 流路開閉弁 - Google Patents

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Takenori Sumitani
武則 住谷
裕弥 山嵜
Yuya Yamazaki
裕弥 山嵜
隆次 沼邊
Takaji Numabe
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Abstract

【課題】流路開閉弁において、製造コスト及び製造工数の増加を防止しつつバルブをバルブシートに対して円滑に着座・離脱させる。【解決手段】流路開閉弁10では、シャフト28の軸線と直交する断面において、バルブ14の曲率中心B1を通りバルブシート16の軸線Lと直交する第1仮想線L1と、前記バルブ14と前記バルブシート16との着座点D1と前記曲率中心B1とを結ぶ第2仮想線L2との間となる領域にシャフト28を配置することで、前記バルブ14が弁閉状態から開き始める際にバルブシート16との干渉が防止され、かじりを回避し、バルブ・バルブシート間の発生応力を低減することで円滑に作動させることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、流体の流通する流路を開閉することにより該流体の流通状態を切り換える流路開閉弁に関する。
従来から、例えば、流体の流通する流路に接続され、該流路の連通状態を切り換えることによって前記流体の流通状態を制御する流路開閉弁が知られている。
このような流路開閉弁は、例えば、特許文献1に開示されているように、半球面状の着座面を有した弁体と、該弁体を回動させる弁棒とを備え、前記弁棒と前記着座面の曲率中心とが偏心した状態で連結されている。そして、弁体の着座面が弁箱に固定されたインサートのシートリングに着座することで前記弁箱の流入通路、流出通路を通じた流体の流通が遮断される。また、シートリングの表面に潤滑被膜を設けることで、弁体が回動する際のシートリングとの間の摺動抵抗を低減して該弁体を円滑に作動させている。
特開平10−325472号公報
上述した特許文献1に係る流路開閉弁では、シートリングの表面に潤滑被膜を設けることで、弁体が回動する際の摺動抵抗を低減しているが、前記潤滑被膜を前記シートリングにコーティングするために製造工数が増加してしまうと共に、製造コストが増加してしまうこととなる。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、製造コスト及び製造工数の増加を防止しつつ、バルブをバルブシートに対して円滑に着座・離脱させることが可能な流路開閉弁を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ボディと、一部が球面状であり前記ボディの内部においてシャフトを介して回動自在に設けられるバルブと、前記ボディに固定され前記バルブの着座するシート部を有したバルブシートとを有し、前記シャフトが前記バルブの曲率中心に対して偏心して連結された流路開閉弁であって、
前記シャフトの軸線と直交し前記曲率中心を含む断面では、前記バルブシートの軸線と直交して前記バルブの曲率中心を通る第1の線分に対して、弁閉時における前記シート部に対する前記バルブの着座点と前記曲率中心とを結ぶ第2の線分とがなす角度をシート角度とした際、前記シャフトの中心が、前記軸線に対して前記バルブの回動方向と反対側で、且つ、前記第1の線分に対して前記シート角度の範囲内に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、一部が球面状であるバルブと、バルブの曲率中心から偏心して連結されたシャフトとを有した流路開閉弁において、シャフトの軸線と直交し曲率中心を含む断面では、バルブシートの軸線と直交してバルブの曲率中心を通る第1の線分に対して、弁閉時におけるバルブとシート部との着座点と曲率中心とを結ぶ第2の線分とがなす角度をシート角度とした際、シャフトの中心を、軸線に対してバルブの回動方向と反対側で、且つ、第1の線分に対してシート角度の範囲内に配置している。
従って、シャフトの中心を第1の線分に対するシート角度の範囲内に配置することで、バルブがバルブシートに着座・離脱する際におけるシート部との干渉が回避されるため、該シート部に潤滑被膜等を設けることなくバルブを円滑に開閉動作させることができる。その結果、弁体の着座部位に潤滑被膜を設けていた従来技術に係る流路開閉弁と比較し、流路開閉弁における製造コスト及び製造工数の増加を防止しつつ、バルブをバルブシートに対して円滑に着座・離脱させることが可能となる。
また、シャフトの中心を、第1の線分に対してバルブシート側となる範囲内に配置することにより、バルブシートに対して着座・離脱する際にバルブからシート部へ付与される押圧力を低減できるため、より一層円滑に開閉動作させることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、一部が球面状であるバルブと、該バルブの曲率中心から偏心して連結されたシャフトとを有した流路開閉弁では、シャフトの軸線と直交し曲率中心を含む断面において、バルブシートの軸線と直交してバルブの曲率中心を通る第1の線分に対して、弁閉時におけるバルブとシート部との着座点と曲率中心とを結ぶ第2の線分とがなす角度をシート角度とした際、シャフトの中心を、軸線に対して前記バルブの回動方向と反対側となり、且つ、第1の線分に対してシート角度の範囲内に配置することにより、バルブがバルブシートに着座・離脱する際にシート部との干渉が回避され、該シート部に潤滑被膜等を設けることなくバルブを円滑に開閉動作させることができるため、流路開閉弁における製造コスト及び製造工数の増加を防止しつつ、バルブを円滑に作動させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る流路開閉弁の一部省略断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図3Aは、バルブの曲率中心に対してシャフトが領域S1に配置された場合を示す模式図であり、図3Bは、前記シャフトが領域S2に配置された場合を示す模式図であり、図3Cは、前記シャフトが領域S3に配置された場合を示す模式図であり、図3Dは、前記シャフトが領域S4に配置された場合を示す模式図である。 バルブが弁閉状態から開き始める際にバルブシートに付与される圧力と、第1仮想線に対してバルブの曲率中心とシャフトの中心とを結ぶ線分がなす偏心角度との関係を示す特性線図である。
本発明に係る流路開閉弁について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る流路開閉弁を示す。
なお、以下の説明では、内燃機関から排出される排気ガス(流体)を吸気系に再循環させる際に、前記排気ガスの流通状態を切り換える排気ガス再循環バルブとして流路開閉弁10が用いられる場合について説明する。
この流路開閉弁10は、図1に示されるように、ボディ本体(ボディ)12と、該ボディ本体12の内部に回動自在に設けられるバルブ14と、前記バルブ14の外縁部が当接するバルブシート16と、前記ボディ本体12の内部及び上部に設けられ、前記バルブ14に対して回転駆動力を付与する駆動力伝達機構18とを含む。
このボディ本体12は、例えば、金属製材料から形成され、その下側には、排気ガスの供給されるガス流入口20と、その反対側に設けられ前記排気ガスを導出して内燃機関(図示せず)へと循環させるガス流出口22とが設けられている。なお、ボディ本体12において、ガス流入口20とガス流出口22とは略一直線上に設けられる。また、ボディ本体12には、ガス流入口20とガス流出口22との間に連通室24が形成され、この連通室24の内部に略円盤状のバルブ14が回動自在に配設される。
一方、ボディ本体12の略中央部には、連通室24から鉛直上方に向かって貫通したシャフト孔26が形成され、後述する駆動力伝達機構18のシャフト28が挿通される。
また、連通室24とガス流入口20との間には、ガス流入口20に対して縮径した挿入孔30が形成され、該挿入孔30には、バルブ14の外周面に摺接するバルブシート16が設けられると共に、前記ガス流入口20と前記連通室24との境界部には、該ガス流入口20の軸方向(矢印A方向)と直交した内壁面32が形成される。
バルブ14は、例えば、略半球面状の着座面34を有した略円盤状に形成され、その略中央部には軸方向(矢印A方向)に沿って貫通したボルト孔36が形成されると共に、その一端部側(矢印A1方向)に形成された着座面34がバルブシート16のシート部38に対して着座自在に形成される。そして、バルブ14の他端部が、後述するシャフト28の凹部に挿入された状態でボルト孔36に挿通された固定ボルト40をシャフト28に螺合させることで、前記バルブ14がシャフト28に対して固定される。
バルブシート16は、図1及び図2に示されるように、例えば、金属製材料から形成され、円筒状に形成された本体部42と、該本体部42の一端部に形成され半径外方向に拡径した略円盤状のフランジ部44とを含み、前記本体部42及びフランジ部44の中心を貫通するように連通孔46が軸方向(矢印A方向)に沿って貫通している。
そして、バルブシート16は、本体部42が挿入孔30に挿入され、フランジ部44がガス流入口20に収納された状態で複数の締結ボルト48によってボディ本体12に固定される。
このシート部38は、連通室24内に突出するように設けられ、本体部42の他端部において、連通孔46の端部から徐々に拡径する略半球面状若しくは断面略テーパ状に形成される。そして、バルブシート16の連通孔46を通じてガス流入口20と連通室24とが連通し、一方、シート部38に対してバルブ14が当接することによって連通孔46を通じたガス流入口20と連通室24との連通が遮断された弁閉状態となる(図1及び図2参照)。
また、バルブシート16における連通孔46の中心を通る軸線L上にバルブ14における着座面34の曲率中心B1が配置される(図2参照)。
駆動力伝達機構18は、図1に示されるように、バルブ14の連結されるシャフト28と、前記シャフト28の上端部に連結されるバルブギア50と、ボディ本体12の上部に連結され前記バルブギア50を介して前記シャフト28を回転駆動させる駆動源(図示せず)と、前記バルブギア50を所定方向に付勢するリターンスプリング52とを含む。なお、駆動源は、例えば、通電作用下に回転駆動するステッピングモータ、ロータリーアクチュエータ、若しくはDCモータからなる。また、リターンスプリング52は、例えば、コイルスプリングからなり、その一端部がボディ本体12に、他端部がバルブギア50に係合され、該バルブギア50に対して回転方向の弾発力を付勢する。
シャフト28は、その上端部がバルブギア50の略中央部に挿通されてナット(図示せず)を締め付けることによって固定されると共に、ボディ本体12においてバルブ14の上方及び下方にそれぞれ装着された軸受54a、54bによって回転自在に支持されている。そして、シャフト28には、連通室24に臨む位置に軸線と直交方向に窪んだ凹部を有し、前記凹部にバルブ14の他端部が挿入された状態で固定ボルト40によって固定される。これにより、バルブ14がシャフト28と共に一体的に回動することとなる。
また、図2に示されるように、シャフト28の軸線と直交する断面において、バルブ14における着座面34の曲率中心B1を通りバルブシート16の軸線Lと直交する仮想線を第1仮想線(第1の線分)L1とし、前記バルブ14がバルブシート16のシート部38に着座した際の着座点D1と前記曲率中心B1とを結ぶ仮想線を第2仮想線(第2の線分)L2とした際、シャフト28の中心B2は、バルブシート16の軸線Lに対して前記バルブ14が弁開する際の回動方向(矢印C方向)とは反対側(矢印E方向)となり、且つ、前記第1仮想線L1と第2仮想線L2とがなすシート角度θの範囲内(領域)となるように配置される。
すなわち、シャフト28は、その中心B2がバルブ14の曲率中心B1に対してバルブシート16側(矢印A1方向)に所定間隔離間し、且つ、前記バルブシート16の軸線Lに対して弁開状態にあるバルブ14が開く際の回動方向(図2中、矢印C方向)とは反対側(矢印E方向)となる位置に偏心するように設けられる。
そして、図示しないコントローラからの制御信号に基づき、駆動源が回動することで、その回転駆動力がバルブギア50を介してシャフト28へと伝達され、前記シャフト28に連結されたバルブ14が軸線を中心として回動動作することで、バルブシート16に対して離間した弁開状態とする。
一方、上述したコントローラからの制御信号が滅勢された場合には、駆動源からの駆動力がなくなるため、リターンスプリング52の弾発力によってバルブギア50が押圧され、該バルブギア50と共にシャフト28が回動することでバルブ14が閉動作してバルブシート16に着座した弁閉状態となる。
本発明の実施の形態に係る流路開閉弁10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に図3A〜図3Dを参照しながらバルブ14の曲率中心B1に対するシャフト28の位置関係について説明する。なお、図3A〜図3Dは、図2に示す流路開閉弁10の弁閉状態におけるバルブ14、バルブシート16及びシャフト28の配置を示す模式図であり、前記バルブシート16に着座して弁閉状態にあるバルブ14は、シャフト28を中心として反時計回り(矢印C方向)に回動することで弁開状態となる。
先ず、図3Aに示される流路開閉弁10では、バルブ14の曲率中心B1を通りバルブシート16の軸線Lと直交した第1仮想線L1に対して第2仮想線L2がガス流出口22側(矢印A2方向)、且つ、前記バルブ14の回動方向(矢印C方向)とは反対側(矢印E方向)で、前記軸線Lに対してシート角度θの範囲内となる領域S1にシャフト28の中心B2が配置されている。
換言すれば、シャフト28は、バルブ14の曲率中心B1に対してバルブシート16とは反対側(矢印A2方向)に所定間隔離間し、且つ、前記バルブシート16の軸線Lに対して弁閉状態にあるバルブ14が開く際の回動方向(矢印C方向)とは反対側(矢印E方向)となるシート角度θの範囲内となる位置に偏心して設けられる。
このようにバルブ14に対してシャフト28を領域S1に配置した場合には、バルブ14がバルブシート16に着座した弁閉状態から開き始める際、バルブ14の曲率中心B1とシャフト28の中心B2とを結ぶ線分Tと直交し曲率中心B1に働く推力(ベクトルV)が、バルブシート16のシート部38に着座したバルブ14の着座面34との間の着座点D1、D2にもそれぞれ同じ向きに働く。この場合、シャフト28から遠い側のバルブシート16のシート部38(着座点D2)に対してバルブ14の軌道が重なり干渉してしまうこととなる。一方、シャフト28に近い側のバルブシート16のシート部38(着座点D1)では、バルブ14の軌道は前記シート部38から離間する方向となるためかじりが生じることはない。すなわち、シャフト28の中心B2を領域S1に配置した場合、バルブ14を開き始める際に、前記シャフト28から離れた側の着座点D2においてかじりが発生することとなる。
次に、図3Bに示される流路開閉弁10では、図3Aに示される領域S1に対してバルブシート16及び第1仮想線L1側(矢印A1方向)となる領域S2にシャフト28の中心B2が配置されている。具体的には、領域S2は、第1仮想線L1上のバルブ14の曲率中心B1から前記第1仮想線L1に対してバルブシート16から離間する方向(矢印A2方向)にシート角度θだけ傾斜した第2仮想線L2との間の範囲内となる。
このようにバルブ14に対してシャフト28を領域S2に配置した場合には、バルブ14がバルブシート16に着座した弁閉状態から開き始める際、バルブシート16のシート部38に着座したバルブ14の着座面34との間の2つの着座点D1、D2において、バルブ14の軌道がそれぞれ前記シート部38から離間する方向となるため該バルブ14とシート部38との干渉が生じることはない。
すなわち、シャフト28の中心B2を領域S2に配置した場合、バルブ14を開き始める際に、該バルブ14のバルブシートに16に対するかじりの発生が回避される。
また次に、図3Cに示される流路開閉弁10では、図3Bに示される領域S2に対して第1仮想線L1よりバルブシート16側(矢印A1方向)となる領域S3にシャフト28の中心B2が配置されている。具体的には、領域S3は、バルブ14の曲率中心B1からバルブシート16の着座点D1まで延在する第2仮想線L2と第1仮想線L1との間となるシート角度θの範囲内となる。
このようにバルブ14に対してシャフト28の中心B2を領域S3に配置した場合には、バルブ14がバルブシート16に着座した弁閉状態から開き始める際、2つの着座点D1、D2において、バルブ14の軌道がそれぞれ前記シート部38から離間する方向となるため該バルブ14とシート部38との干渉が生じることはない。
すなわち、シャフト28の中心B2を領域S3に配置した場合には、領域S2にシャフト28を配置した場合と同様に、バルブ14を開き始める際にバルブシート16に対するかじりの発生が回避される。
さらに次に、図3Dに示される流路開閉弁10では、図3Cに示される領域S3に対してバルブシート16の軸線L側となる領域S4にシャフト28の中心B2が配置されている。具体的には、領域S4は、バルブ14の曲率中心B1からバルブシート16の着座点D1まで延在する第2仮想線L2とバルブ14の曲率中心B1を通る軸線Lとなるシート角度θの範囲内となる。
このようにバルブ14に対してシャフト28の中心B2を領域S4に配置した場合、バルブ14がバルブシート16に着座した弁閉状態から開き始める際に、シャフト28から遠い側のバルブシート16のシート部38(着座点D2)では、バルブ14の軌道は前記シート部38から離間する方向となるためかじりが生じることはない。一方、シャフト28に近い側のバルブシート16のシート部38(着座点D1)では、バルブ14の軌道がシート部38に重なることで干渉してしまうこととなる。すなわち、シャフト28を領域S4に配置した場合、バルブ14を開き始める際に、前記シャフト28に近い側の着座点D1においてかじりが発生することとなる。
すなわち、図3B及び図3Cに示されるように、バルブ14の曲率中心B1に対して領域S2、S3となる範囲にシャフト28(中心B2)を配置することで、前記バルブ14がバルブシート16に着座した弁閉状態から開き始める際にバルブシート16のシート部38に干渉することなく円滑に作動させることができ、しかも、前記シート部38に対するバルブ14のかじりも防止できる。
なお、上述した図3A〜図3Dに示される説明では、バルブ14がバルブシート16に着座した弁閉状態から開き始める際の動作について説明したが、前記バルブ14が弁開状態から前記バルブシート16に着座する場合にも、シャフト28の中心B2を領域S2、S3に配置することで、バルブシート16に対するバルブ14の干渉が回避され、円滑にシート部38へと着座させ弁閉状態とすることができる。
次に、図3B及び図3Cに示されるシャフト28が領域S2、S3に配置された際において、バルブ14が回動する際にバルブシート16のシート部38に付与される圧力と前記バルブ14の曲率中心B1とシャフト28の中心B2とを結ぶ線分Tと第1仮想線L1とのなす偏心角度との関係について、図4の特性線図を参照しながら説明する。なお、この特性線図では、バルブ14の曲率中心B1を通る第1仮想線L1に対して偏心角度がバルブシート16側(図2中、矢印A1方向)となる場合を正、バルブシート16から離間する方向(図2中、矢印A2方向)となる場合を負とし、前記偏心角度が0°である場合を中心として左側を領域S2、右側を領域S3としている。
この図4からも諒解されるように、領域S2においては偏心(絶対)角度が小さくなるほどバルブ14からバルブシート16に付与される圧力が小さくなり、領域S3においては前記領域S2より圧力が小さく、しかも、偏心(絶対)角度が大きくなるほどバルブ14からバルブシート16に付与される圧力が小さくなる。
すなわち、シャフト28を領域S2に配置した場合と比較し、領域S3に配置した場合の方がバルブ14が回動する際にバルブシート16に付与される圧力が小さく、しかも、バルブ14の曲率中心B1を通る第1仮想線L1に対するシャフト28の中心B2の偏心(絶対)角度を大きくすることでより前記圧力を小さくすることができる。
その結果、シャフト28の中心B2を領域S3に配置することで、バルブシート16に着座したバルブ14が回動する際、シート部38に対して付与される圧力を低減させることができ、該シート部38との摺動抵抗が低減することで前記バルブ14を円滑に回動させることが可能となる。換言すれば、上述したようなシャフト28の配置とすることにより、バルブシート16のシート部38に潤滑被膜等を設けることなく円滑にバルブ14を回動動作させることができるため、該潤滑被膜を設けている従来の流路開閉弁と比較し、その製造工数及び製造コストの削減を図ることができる。
次に、上述したようにバルブ14の曲率中心B1に対してシャフト28の中心B2が偏心した位置に配置され、該バルブ14が前記シャフト28に対して連結された流路開閉弁10の動作並びに作用効果について説明する。なお、ここでは、図1及び図2に示されるように、バルブ14の着座面34がガス流入口20に臨むように配置され、バルブシート16のシート部38に着座することで前記ガス流入口20とガス流出口22との連通が遮断された弁閉状態を初期位置として説明する。
このような弁閉状態にある初期位置から、駆動力伝達機構18の駆動源が駆動することで、該駆動源の回転駆動力がバルブギア50を介してシャフト28へと伝達され、図2に示される前記シャフト28に連結されたバルブ14が曲率中心B1から偏心したシャフト28を中心として所定角度だけ反時計回り(図2中、矢印C方向)に回転する。これにより、バルブ14はバルブシート16から徐々に離間する方向に変位する。この際、シャフト28が、領域S3に配置されているため、バルブ14がバルブシート16に干渉することなく円滑に離脱させることができる。
そして、バルブ14の着座面34が、バルブシート16のシート部38から離脱することによって、弁開状態となり該着座面34と前記シート部38との間の間隙を通じてガス流入口20に供給された排気ガスが連通室24内へと導入される。駆動源の駆動作用下にさらにバルブ14を回転させることにより、該バルブ14がシート部38から徐々に離間し、前記バルブ14が初期位置から、例えば、約90°回転した状態で完全な弁開状態となる。このような弁開状態において、ガス流入口20に供給された排気ガスが、バルブシート16の連通孔46、連通室24を通じてガス流出口22へと流通し、図示しない内燃機関へと供給される。
なお、本発明に係る流路開閉弁は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…流路開閉弁 12…ボディ本体
14…バルブ 16…バルブシート
18…駆動力伝達機構 28…シャフト
34…着座面 38…シート部
B1…曲率中心 B2…中心
L…軸線 L1…第1仮想線
L2…第2仮想線 S1〜S4…領域

Claims (2)

  1. ボディと、一部が球面状であり前記ボディの内部においてシャフトを介して回動自在に設けられるバルブと、前記ボディに固定され前記バルブの着座するシート部を有したバルブシートとを有し、前記シャフトが前記バルブの曲率中心に対して偏心して連結された流路開閉弁であって、
    前記シャフトの軸線と直交し前記曲率中心を含む断面では、前記バルブシートの軸線と直交して前記バルブの曲率中心を通る第1の線分に対して、弁閉時における前記シート部に対する前記バルブの着座点と前記曲率中心とを結ぶ第2の線分とがなす角度をシート角度とした際、前記シャフトの中心が、前記軸線に対して前記バルブの回動方向と反対側で、且つ、前記第1の線分に対して前記シート角度の範囲内に配置されることを特徴とする流路開閉弁。
  2. 請求項1記載の流路開閉弁において、
    前記シャフトの中心は、前記第1の線分に対して前記バルブシート側となる範囲内に配置されることを特徴とする流路開閉弁。
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JPS5028026A (ja) * 1973-06-15 1975-03-22
JPH0221075A (ja) * 1987-08-24 1990-01-24 Rockford Controls Corp ボール弁

Patent Citations (2)

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