JP2015048853A - バルブ装置 - Google Patents

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武則 住谷
裕弥 山嵜
Yuya Yamazaki
裕弥 山嵜
隆次 沼邊
Takaji Numabe
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Abstract

【課題】バルブ装置において、弁体の全閉時におけるガスの漏出を低減させる。
【解決手段】バルブ装置10には、ボディ本体12におけるガス流入口20にバルブ14の着座するバルブシート16が設けられ、前記バルブシート16のフランジ部42には、その外周面から半径内方向に延在し、且つ、周方向に沿って互いに等間隔離間した複数の切欠部46が形成されている。そして、バルブシート16は、切欠部46に締結ボルト48の軸部50が挿通された状態で、該バルブシート16のシート部36がバルブ14の着座面34に対して位置決めされ、位置決めのなされた状態で前記締結ボルト48を締め付けることでボディ本体12に固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体の流通する流路を開閉することにより該流体の流通状態を切り換えるバルブ装置に関する。
従来から、例えば、流体の流通する流路に接続され、該流路の連通状態を切り換えることによって前記流体の流通状態を制御するバルブ装置が知られている。
このようなバルブ装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、半球面状の着座面を有した弁体と、該弁体を回動させる弁棒とを備え、前記弁棒と前記着座面の曲率中心とが偏心して連結されている。そして、弁体の着座面が弁箱に固定されたインサートのシートリングに着座することで前記弁箱の流入通路、流出通路を通じた流体の流通が遮断される。
特開平10−325472号公報
しかしながら、上述したようなインサートが弁箱に固定されたバルブ装置では、弁体やインサート等の製造ばらつきにより、前記弁体の着座面とインサートのシートリングとの間に隙間が生じ、弁閉時における流体の漏出が生じるという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、弁体の全閉時における流体の漏出を低減可能なバルブ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、流体の流通する入口ポート及び出口ポート、入口ポートと出口ポートとを連通する流路を有したボディと、一部が球状でありシャフトが回転することで流体の流通状態を切り換えるバルブと、ボディに固定されバルブの着座するシート部を有したバルブシートとを備え、ボディの収納部にバルブシートを収納するバルブ装置において、
バルブシートは、流路と連通することで流体の流通する流路形成部と、
流路形成部における前記流路に沿った端部に、流路の外側に拡がって形成され、ボディに固定されるフランジ部と、
を備え、
収納部は、バルブシートより大きく形成され、
フランジ部には、少なくとも1つ以上の切欠部を有し、切欠部に挿通された締結部材によってバルブシートがボディに固定されると共に、切欠部における切欠断面積が該切欠部に挿通される締結部材における挿通部位の断面積より大きく設定されることを特徴とする。
本発明によれば、バルブ装置のボディには、バルブの着座するバルブシートが収納部に収納され、収納部がバルブシートより大きく形成されると共に、バルブシートが、流路と連通することで流体の流通する流路形成部と、流路形成部における流路に沿った端部に形成され、流路の外側に拡がって形成されたフランジ部とを有し、フランジ部に少なくとも1つ以上の切欠部を備えている。そして、切欠部に挿通された締結部材によってバルブシートがボディに固定されると共に、切欠部の切欠断面積が切欠部に挿通される締結部材の挿通部位の断面積より大きく設定されている。
従って、バルブシートは、収納部において切欠部に挿通された締結部材に対してフランジ部を径方向及び周方向に移動自在とすることで、締結部材をボディに対して締め付けバルブシートのシート部をバルブの表面に対して当接させながら移動させることで、シート部とバルブとの位置関係が所定位置となるようにバルブシートを径方向及び周方向に調整することができる。その結果、例えば、ボディ、バルブシート及びバルブ等に製造ばらつきが生じている場合でも、バルブシートのシート部を締結部材の締結作用下に容易且つ確実にバルブに対して当接させた状態で位置決めして固定できるため、バルブがシート部に着座した弁閉状態における流体の漏出をより一層確実に低減させることができる。
また、締結部材は、ねじ部を有したボルトであり、切欠部の切欠面積をねじ部の最大断面積に対して大きく設定することにより、切欠部に挿通されたねじ部をボディに螺合させていく過程で、バルブシートがバルブと同軸状となるように調整される。そのため、バルブに対するバルブシートの調整作業が不要となり、組付性の向上、並びに、組付工数の削減を図ることができる。
さらに、バルブは、少なくとも外周面の一部が球状であり、外周面の曲率中心に対して偏心させてシャフトに連結したバルブ装置では、製造ばらつきに起因して弁閉状態からバルブが開き始めた低開度領域における流体の流量ばらつきが生じるが、製造ばらつきによるバルブとバルブシートの位置ずれを抑制することで、低開度領域における流体の流量ばらつきを抑制でき、該低開度領域における流量特性を向上させることができる。
さらにまた、バルブ装置を、内燃機関の吸気系へ排気ガスを再循環させる際、該排気ガスの流通状態を切り換える排気ガス再循環バルブとするとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、バルブ装置において、バルブシートが切欠部に挿通された締結部材に対してフランジ部が径方向及び周方向に移動自在に設けられ、締結部材をボディに対して締め付けてバルブシートをバルブ側に向かって移動させ、シート部をバルブの表面に対して当接させながら固定していくことで、互いの位置関係が所定位置となるように調整することができる。その結果、例えば、ボディ、バルブシート及びバルブ等に製造ばらつきが生じている場合でも、バルブシートのシート部を容易且つ確実にバルブに対して所定位置へと調整して当接させた状態で固定できるため、バルブがシート部に着座した弁閉状態における流体の漏出をより一層確実に低減させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るバルブ装置の一部省略断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のバルブ装置をガス流入口側から見たバルブ近傍の正面図である。 図4Aは、図1のIV−IV線に沿った一部断面正面図であり、図4Bは、図4Aにおけるバルブシートを若干だけ回転させた状態を示す一部断面正面図である。
本発明に係るバルブ装置10について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るバルブ装置を示す。
なお、以下の説明では、内燃機関から排出される排気ガスを吸気系に再循環させる際に、前記排気ガスの流通状態を切り換える排気ガス再循環バルブとしてバルブ装置が用いられる場合について説明する。
このバルブ装置10は、図1に示されるように、ボディ本体(ボディ)12と、該ボディ本体12の内部に回動自在に設けられるバルブ14と、前記バルブ14の外縁部が当接するバルブシート16と、前記ボディ本体12の内部及び上部に設けられ、前記バルブ14に対して回転駆動力を付与する駆動力伝達機構18とを含む。
このボディ本体12は、例えば、金属製材料から形成され、その下側には、排気ガスの供給されるガス流入口20と、その反対側に設けられ前記排気ガスを導出して内燃機関(図示せず)へと循環させるガス流出口22とが設けられている。なお、ボディ本体12において、ガス流入口20とガス流出口22とは略一直線上に設けられる。また、ボディ本体12には、ガス流入口20とガス流出口22との間に連通室24が形成され、この連通室24の内部に略円盤状のバルブ14が回動自在に配設される。
一方、ボディ本体12の略中央部には、連通室24から鉛直上方に向かって貫通したシャフト孔26が形成され、後述する駆動力伝達機構18のシャフト56が挿通される。
また、連通室24とガス流入口20との間には、ガス流入口20に対して縮径した挿入孔28が形成され、該挿入孔28には、バルブ14の外周面に摺接するバルブシート16が設けられると共に、前記ガス流入口20と前記連通室24との境界部には、該ガス流入口20の軸方向と直交した内壁面30が形成される。なお、内壁面30は、ガス流入口20に臨むように形成されている。
バルブ14は、例えば、略半球面状の着座面34を有した略円盤状に形成され、その中心には軸方向(矢印A方向)に沿って貫通したボルト孔32が形成されると共に、その一端部側(矢印A1方向)に形成された着座面34がバルブシート16のシート部36に対して着座自在に形成される。そして、バルブ14の他端部が、後述するシャフト56の凹部62に挿入された状態でボルト孔32に挿通された固定ボルト38をシャフト56に螺合させることで、前記バルブ14がシャフト56に対して固定される。
バルブシート16は、図1〜図3に示されるように、例えば、金属製材料から形成され、円筒状に形成された本体部(流路形成部)40と、該本体部40の一端部に形成され半径外方向に拡径した略円盤状のフランジ部42と、前記本体部40の他端部に形成されバルブ14の着座するシート部36とを有し、前記本体部40及びフランジ部42の中心を貫通するように連通孔44が形成される。
そして、バルブシート16は、本体部40が挿入孔28に挿入され、フランジ部42がガス流入口20に収納された状態でボディ本体12に固定される。換言すれば、ボディ本体12においてガス流入口20及び挿入孔28がバルブシート16の収納される収納部として機能する。
また、図2に示されるように、本体部40の外周面と挿入孔28との間には、径方向に所定間隔の隙間S1が設けられ、フランジ部42の外周面とガス流入口20との間には、径方向に所定間隔の隙間S2が設けられている。すなわち、ガス流入口20及び挿入孔28とからなる収納部は、バルブシート16の外形より大きく形成されている。
このシート部36は、連通室24内に突出するように設けられ、本体部40の他端部において、連通孔44の端部から徐々に拡径する略半球面状若しくは断面略テーパ状に形成される。そして、バルブシート16の連通孔44を通じてガス流入口20と連通室24とが連通し、一方、シート部36に対してバルブ14が当接することによって連通孔44を通じたガス流入口20と連通室24との連通が遮断された弁閉状態となる(図1及び図2参照)。
フランジ部42には、図2〜図4Bに示されるように、その外周面から半径内方向に向かって切り欠かれた複数(例えば、6本)の切欠部46が形成され、該切欠部46は所定の幅寸法を有し、最もフランジ部42の内周側となる部位が断面円弧状に形成される。また、切欠部46は、フランジ部42の周方向に沿って互いに等間隔離間するように配置される。
そして、切欠部46には、複数(例えば、3本)の締結ボルト(締結部材)48が挿通され、フランジ部42がボディ本体12の内壁面30に当接した状態で、ねじの刻設された前記締結ボルト48の軸部(ねじ部)50を前記ボディ本体12のねじ穴52に螺合させ締め付けることで、前記締結ボルト48の頭部54と前記内壁面30との間に前記フランジ部42が挟持され固定される。なお、この場合、締結ボルト48は、複数の切欠部46に対して1つおきに挿通されている。
また、図4Aに示されるように、締結ボルト48における軸部50の直径D(断面積)は、切欠部46の幅寸法H(切欠断面積)に対して小さく形成されている(D<H)。すなわち、フランジ部42は、締結ボルト48の軸部50に対して各切欠部46との間にクリアランスTを有しているため、前記締結ボルト48によって前記フランジ部42が固定されていない状態では、前記クリアランスTの分だけ径方向(矢印C方向)及び周方向(矢印E方向)に移動自在となる。
駆動力伝達機構18は、図1に示されるように、バルブ14の連結されるシャフト56と、前記シャフト56の上端部に連結されるバルブギア58と、ボディ本体12の上部に連結され前記バルブギア58を介して前記シャフト56を回転駆動させる駆動源(図示せず)とを含む。なお、駆動源は、例えば、通電作用下に回転駆動するステッピングモータ、ロータリーアクチュエータやDCモータからなる。
シャフト56は、その上端部がバルブギア58の略中央部に挿通されてナットを締め付けることによって固定されると共に、ボディ本体12においてバルブ14の上方及び下方にそれぞれ装着された軸受60a、60bによって回転自在に支持されている。そして、シャフト56には、連通室24に臨む位置に軸線と直交方向に窪んだ凹部62を有し、前記凹部62にバルブ14の他端部が挿入された状態で固定ボルト38で固定される。これにより、バルブ14がシャフト56と共に一体的に回動することとなる。
また、シャフト56は、図2に示されるように、その軸線B1がバルブ14における着座面34の曲率中心を通る軸線B2に対して偏心した位置となるように連結されている。すなわち、シャフト56の軸線B1は、バルブ14の軸線B2に対して所定距離だけ離間して平行となるように設定されている。このため、バルブ14は、軸線B2から偏心した位置に設定された軸線B1を中心として回動(揺動)するように連通室24内に設置されている。
そして、図示しないコントローラからの制御信号に基づき、駆動源が回動することで、その回転駆動力がバルブギア58を介してシャフト56へと伝達され、前記シャフト56に連結されたバルブ14が軸線を中心として回動動作することで、バルブシート16に対して開閉動作する。
本発明の実施の形態に係るバルブ装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にバルブシート16をボディ本体12に対して組み付ける場合について説明する。なお、シャフト56及びバルブ14が予めボディ本体12の内部に組み付けられている状態を初期状態として説明する。
先ず、この初期状態において、バルブ14の一端部をボディ本体12の挿入孔28及びガス流入口20側に臨むように回動させた状態(すなわち、弁閉位置)とした後、バルブシート16の本体部40を挿入孔28に挿入すると共に、ボディ本体12の内壁面30に対してフランジ部42を略平行な状態とした後、3本の締結ボルト48をそれぞれ切欠部46に挿通させねじ穴52に螺合させる。この場合、図3に示されるように、締結ボルト48は6つの切欠部46のうち、1つおきに挿通させる。
また、締結ボルト48は、その頭部54とボディ本体12の内壁面30との間において、フランジ部42が軸方向(矢印A方向)に移動可能な位置まで螺合された仮留め状態としておく。すなわち、フランジ部42は径方向及び周方向にも移動可能な状態となる。
次に、締結ボルト48をさらに回転させ締め付けていくことで、その頭部54がバルブ14側(図1及び図2中、矢印A2方向)に向かって移動してフランジ部42に当接することで、該フランジ部42が徐々に前記頭部54によってバルブ14側(矢印A2方向)へと押圧される。そして、バルブシート16のシート部36がバルブ14に当接し、該バルブ14側(矢印A2方向)に向かって押圧されることで、前記シート部36が前記バルブ14の着座面34に当接するように径方向(矢印C方向)及び周方向(矢印E方向)に移動し、前記シート部36が前記着座面34に当接することで前記バルブ14に対してバルブシート16が同軸状となるように調整され位置決めされた状態となる。
最後に、さらに締結ボルト48を回転させることで、その頭部54によってバルブシート16のフランジ部42がバルブ14側(矢印A2方向)へと押圧され、前記バルブ14と前記バルブシート16とが同軸上に配置された状態で、前記フランジ部42がボディ本体12の内壁面30と前記頭部54によって挟持され、該ボディ本体12におけるガス流入口20の内部に固定される。
このように、バルブシート16は、ボディ本体12のガス流入口20及び挿入孔28の内周面に対して隙間S1、S2を有して設けられ、前記バルブシート16のフランジ部42に半径内方向に切り欠かれた複数の切欠部46を設け、該切欠部46に締結ボルト48の軸部50を挿通させた際、前記切欠部46の断面積(幅寸法H)が前記軸部50の断面積(直径D)より大きく形成されているため(D<H)、前記フランジ部42が、前記締結ボルト48に対して径方向及び周方向に移動自在となる。
そのため、締結ボルト48を締め付けることでバルブシート16をバルブ14側(矢印A2方向)に向かって移動させ、シート部36がバルブ14の表面に当接することで、略半球面状の着座面34によって該シート部36が同軸状となるように移動する。その結果、バルブシート16を複数の締結ボルト48を介して径方向及び周方向に移動可能な状態とし、締結ボルト48を締め付けることで前記バルブシート16がバルブ14と同軸状となるように所定位置に位置決めがなされた状態でボディ本体12に対して固定することができる。
これにより、ボディ本体12、バルブシート16及びバルブ14等に製造ばらつきが生じている場合でも、締結ボルト48によって締結することで前記バルブシート16のシート部36が容易且つ確実にバルブ14の着座面34に対して所定位置で位置決めされた状態で固定されるため、前記バルブ14が前記シート部36に着座した弁閉状態における排気ガスの漏出をより一層抑制することができる。
次に、上述したようにバルブシート16の組み付けられたバルブ装置10の動作並びに作用効果について簡単に説明する。なお、ここでは、図1及び図2に示されるように、バルブ14の着座面34がガス流入口20に臨むように配置され、バルブシート16のシート部36に着座することで前記ガス流入口20とガス流出口22との連通が遮断された弁閉状態を初期位置として説明する。
このような弁閉状態にある初期位置から、駆動力伝達機構18の駆動源が駆動することで、該駆動源の回転駆動力がバルブギア58を介してシャフト56へと伝達され、図2に示される前記シャフト56に連結されたバルブ14が軸線B2から偏心した位置に設定された軸線B1を中心として所定角度だけ反時計回りに回転する。これにより、バルブ14はバルブシート16から徐々に離間する方向に変位する。
そして、バルブ14の着座面34が、バルブシート16のシート部36から離間することによって、弁開状態となり該着座面34と前記シート部36との間の間隙を通じてガス流入口20に供給された排気ガスが連通室24内へと導入される。駆動源の駆動作用下にさらにバルブ14を回転させることにより、該バルブ14がシート部36から徐々に離間し、前記バルブ14が初期位置から、例えば、約90°回転した状態で完全な弁開状態となる。このような弁開状態において、ガス流入口20に供給された排気ガスが、バルブシート16の連通孔44、連通室24を通じてガス流出口22へと流通し、図示しない内燃機関へと供給される。
以上のように、本実施の形態では、バルブ装置10において、ボディ本体12におけるガス流入口20及び挿入孔28の内部にバルブシート16を収納し、該バルブシート16における本体部40及びフランジ部42の外周側に隙間S1、S2を設けると共に、前記フランジ部42には、半径内方向に切り欠かれた複数の切欠部46を設け、ボディ本体12に螺合された締結ボルト48の軸部50を切欠部46へ挿通させた際、前記切欠部46の切欠断面積(幅寸法H)が前記軸部50の断面積(直径D)より大きく形成している。
これにより、フランジ部42が締結ボルト48に対して径方向及び周方向に移動自在となるため、前記締結ボルト48を締め付けることでバルブシート16をバルブ14側(矢印A2方向)に向かって移動させる際、シート部36がバルブ14の表面に当接することで、略半球面状の着座面34によって同軸状となるように移動させることができる。その結果、バルブシート16を切欠部46を介して複数の締結ボルト48に対して移動可能な状態とし、締結ボルト48を締め付けることで前記バルブシート16がバルブ14と同軸状となるように調整した状態で前記バルブシート16をボディ本体12に固定できる。そのため、例えば、ボディ本体12、バルブシート16及びバルブ14等に製造ばらつきが生じている場合でも、前記バルブシート16のシート部36を容易且つ確実にバルブ14の着座面34に対して当接させた状態で位置決めして固定できるため、前記バルブ14が前記シート部36に着座した弁閉状態における排気ガスの漏出をより一層確実に低減させることができる。
また、バルブシート16は、そのフランジ部42の切欠部46に挿通された複数の締結ボルト48をボディ本体12のねじ穴52に螺合させることで固定され、前記切欠部46の断面積が前記締結ボルト48における軸部50の断面積に対して大きく設定されているため、前記締結ボルト48を前記ボディ本体12に螺合させていく過程で、前記バルブシート16が前記バルブ14と同軸状となるように調整される。そのため、バルブ14に対するバルブシート16の調整作業が不要となり、組付性の向上、並びに、組付工数の削減を図ることができる。
さらに、外周面の一部が半球面状に形成された着座面34を有し、前記着座面34の曲率中心に対して偏心してシャフト56と連結されたバルブ14を備えたバルブ装置10では、弁閉状態からバルブ14が開き始めた低開度領域において、製造ばらつきによる流量ばらつきが発生するが、本実施の形態のようにバルブ14とバルブシート16とを高精度に同軸状に調整して位置決めすることで、前記低開度領域における排気ガスの流量ばらつきを抑制することができ、該低開度領域における流量特性を向上させることが可能となる。
なお、本発明に係るバルブ装置10は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…バルブ装置 12…ボディ本体
14…バルブ 16…バルブシート
18…駆動力伝達機構 20…ガス流入口
22…ガス流出口 24…連通室
28…挿入孔 30…内壁面
34…着座面 36…シート部
40…本体部 42…フランジ部
46…切欠部 48…締結ボルト
50…軸部 54…頭部
56…シャフト

Claims (4)

  1. 流体の流通する入口ポート及び出口ポート、前記入口ポートと前記出口ポートとを連通する流路を有したボディと、一部が球状でありシャフトが回転することで前記流体の流通状態を切り換えるバルブと、前記ボディに固定され前記バルブの着座するシート部を有したバルブシートとを備え、前記ボディの収納部に前記バルブシートを収納するバルブ装置において、
    前記バルブシートは、前記流路と連通することで前記流体の流通する流路形成部と、
    前記流路形成部における前記流路に沿った端部に、該流路の外側に拡がって形成され、前記ボディに固定されるフランジ部と、
    を備え、
    前記収納部は、前記バルブシートより大きく形成され、
    前記フランジ部には、少なくとも1つ以上の切欠部を有し、前記切欠部に挿通された締結部材によって前記バルブシートが前記ボディに固定されると共に、前記切欠部における切欠断面積が該切欠部に挿通される前記締結部材における挿通部位の断面積より大きく設定されることを特徴とするバルブ装置。
  2. 請求項1記載のバルブ装置において、
    前記締結部材は、ねじ部を有したボルトであり、前記切欠部の切欠面積が前記ねじ部の最大断面積に対して大きく設定されることを特徴とするバルブ装置。
  3. 請求項1又は2記載のバルブ装置において、
    前記バルブは、少なくとも外周面の一部が球状であり、該外周面の曲率中心に対して偏心して前記シャフトに連結されることを特徴とするバルブ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルブ装置において、
    前記バルブ装置は、内燃機関の吸気系へ排気ガスを再循環させる際、該排気ガスの流通状態を切り換える排気ガス再循環バルブであることを特徴とするバルブ装置。
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