JP2015048622A - 遮水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】防潮板が浮上する際、ゴムパッキンが損傷して防潮板の上昇が妨げられたりしない遮水壁を提供する。
【解決手段】遮水装置は、遮水壁14と、支持部18に設けられ、遮水壁14をその最下位置と最上位置との間で上下方向に案内するガイド部24と、上昇する遮水壁14から上方向の力を受けて、最上位置に位置する遮水壁14を所定方向に押圧する押圧力を生じさせる押圧機構26とを備え、ガイド部24は、遮水壁14が最下位置から上方に移動するときに、遮水壁14が所定方向に移動することを抑制することにより、第1面58aおよび第2面62の少なくとも他方が第1止水部20に当接することを抑制する当接抑制部76と、遮水壁14が最上位置に到達するときに、遮水壁14が所定方向に移動することを許容することにより、第1面58aおよび第2面62の少なくとも他方が第1止水部20に当接することを許容する当接許容部78とを有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、津波や洪水の際に住宅地等へ向かう水の流れを遮断する、遮水装置に関する。
従来の遮水装置の一例が特許文献1に記載されている。この遮水装置は、地表面下に形成された地中ピットと、地中ピットの内部に収容された浮きおよび防潮板(すなわち遮水壁)とを有している。防潮板の側端部は、上下方向に延びるレールの互いに対向する2つの壁面の間に配置されている。2つの壁面のうち一方は、2つの壁面の間隔が上方に向かうにつれて狭くなるようにテーパ面に形成されている。2つの壁面のうち他方には、その上下方向の全長に亘ってゴムパッキン(すなわち止水部)が取付けられている。地中ピットに水が流入すると、水の浮力で浮きおよび防潮板が浮上し、防潮板がレールに沿って上昇する。このとき、防潮板がテーパ面に押されてゴムパッキンに圧接される。
特開平7−197751号公報
特許文献1に記載された遮水装置では、防潮板が浮上するときに、防潮板がゴムパッキンに接触するため、ゴムパッキンが損傷したり、防潮板の上昇が妨げられたりするおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、止水部が損傷したり、遮水壁の上昇が妨げられたりすることを防止できる、遮水装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る遮水装置は、路面より下方に配置された貯水槽と、前記路面から出没可能なように前記貯水槽の内部に収容され、前記路面を所定方向に流れる水の流れを前記路面から突出した状態で遮断する遮水壁と、前記貯水槽に貯留された水から浮力を受けて上昇することにより、前記遮水壁を前記路面から突出させる浮き部と、前記路面から突出した前記遮水壁の側端部を支持する支持部と、前記遮水壁における前記所定方向の下流側の第1面およびそれに対向する前記支持部の第2面の少なくとも一方に上下方向に延びて設けられた第1止水部と、前記支持部に設けられ、前記遮水壁をその最下位置と最上位置との間で上下方向に案内するガイド部と、上昇する前記遮水壁から上方向の力を受けて、前記最上位置に位置する前記遮水壁を前記所定方向に押圧する押圧力を生じさせる押圧機構とを備え、前記ガイド部は、前記遮水壁が前記最下位置から上方に移動するときに、前記遮水壁が前記所定方向に移動することを抑制することにより、前記第1面および前記第2面の少なくとも他方が前記第1止水部に当接することを抑制する当接抑制部と、前記遮水壁が前記最上位置に到達するときに、前記遮水壁が前記所定方向に移動することを許容することにより、前記第1面および前記第2面の少なくとも他方が前記第1止水部に当接することを許容する当接許容部とを有している。
この構成では、遮水壁が最下位置から上方に移動するときに、第1面および第2面の少なくとも他方が第1止水部に当接することが当接抑制部により抑制される。遮水壁が最上位置に位置するときは、押圧機構が生じさせた押圧力によって遮水壁が所定方向に押圧され、第1面および第2面の少なくとも他方が第1止水部に当接される。
本発明に係る遮水装置によれば、遮水壁が上昇するときに、止水部が損傷したり、遮水壁の上昇が妨げられたりすることを防止できる。
実施形態に係る遮水装置の構成を示す断面図である。 実施形態に係る遮水装置の構成を示す斜視図である。 支持部、ガイド部および押圧機構を示す斜視図である。 遮水壁、浮き部および止水部を水の流れの下流側から見た斜視図である。 遮水壁および浮き部を水の流れの上流側から見た斜視図である。 支持部、ガイド部および押圧機構を示す側面図である。 支持部、ガイド部および遮水壁を示す平面図である。 遮水壁が最上位置に位置したときの遮水壁と支持部との位置関係を示す断面図である。 遮水壁が最上位置に位置したときの遮水壁と支持部との位置関係を示す平面図である。 他の実施形態における押圧機構の構成を示す側面図である。 他の実施形態における遮水壁が中間領域を上昇するときの押圧機構の状態を示す断面図である。 他の実施形態における遮水壁が最上位置に位置したときの押圧機構の状態を示す断面図である。 当接位置調整機構の構成を示す斜視図である。 他の傾斜面構成部材の構成を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る遮水装置の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1および図2に示す遮水装置10は、津波や洪水の際に、路面Gを流れる水の流れを遮断するものである。本実施形態の路面Gは地表面である。ただし、建物の床面等を路面Gとしてもよい。以下の説明では、路面Gを水が流れる方向を「第1方向」とし、水平面内で第1方向に直交する方向を「第2方向」とする。また、第1方向に流れる水の流れの上流側を「前」、下流側を「後」、遮水装置10を前から見たときの右側を「右」、左側を「左」とする。「前後方向」は「第1方向」と一致し、「左右方向」は「第2方向」と一致する。「第1方向」および「第2方向」は予め決まっている「所定方向」である。
図1に示すように、遮水装置10は、路面Gより下方に配置された貯水槽12と、貯水槽12の内部に収容された遮水壁14と、遮水壁14と一体的に設けられた浮き部16とを備えている。また、図2に示すように、遮水装置10は、遮水壁14が路面Gから突出したときにこれを支持する左右一対の支持部18と、遮水壁14と支持部18との隙間を封止する第1止水部20と、遮水壁14と貯水槽12(図1)との隙間を封止する第2止水部22と、遮水壁14を上下方向に案内するガイド部24と、押圧機構26とを備えている。
以下の説明では、遮水壁14が最も降下したときの遮水壁14の位置を「最下位置」とし、遮水壁14が最も上昇したときの遮水壁14の位置を「最上位置」とする。また、最下位置よりも上方かつ最上位置よりも下方の領域を「中間領域」とする。図1および図2は、遮水壁14が最下位置にある状態を示しており、図6および図7は、遮水壁14が中間領域にある状態を示しており、図8および図9は、遮水壁14が最上位置にある状態を示している。
図1に示す貯水槽12は、津波や洪水の際に海や川から流れてきた水を貯留する筐体状の部材である。本実施形態の貯水槽12は、左右方向に延びる直方体状に形成されており、人や車両が通行する通路Rを横断するように通路Rの下に埋設されている。図1に示すように、貯水槽12の上端部には、路面Gにおいて開口Qを構成する開口部12aが形成されている。開口部12aは、平面視で左右方向に延びる長方形に形成されており、開口部12aの前部には、開口Qの一部を塞ぐ蓋体28が取付けられている。
図1に示すように、貯水槽12の前側の側壁12bの上部には、取水口30が形成されており、前側の側壁12bの下部には、排水口32が形成されている。また、貯水槽12の前方には、海や川等の水源Xから流れてきた水を取水口30に導く導水路34と、排水口32から排出された水を水源Xまたは下水管等に導く排水路36とが設けられている。導水路34は、路面Gに形成された溝部34aを有しており、溝部34aには、蓋体34bが装着されている。排水路36は、排水口32の前方に設けられた排水室38と、排水室38から路面Gに向けて設けられた第1管路40aと、路面Gに沿って設けられた第2管路40bとを有している。排水室38には、排水ポンプ42が配置されており、排水ポンプ42の吐出口42aが第1管路40aに接続されている。
図2に示す各支持部18は、路面Gから突出した遮水壁14の側端部を支持する部材である。各支持部18は、貯水槽12の左右方向の側端部よりも外側において路面Gから上方に突出するように設けられた四角柱状の支持部本体44を有している。図3に示すように、支持部本体44における貯水槽12(図1)側の側面44aには、左右方向に突出する第1壁部46および第2壁部48が、前後方向(第1方向)に間隔を隔てて上下方向に延びて形成されている。第1壁部46と第2壁部48との間に構成された空間が、遮水壁14(図1)の側端部を収容する収容空間S1である。図1に示すように、支持部本体44の上面44bには、収容空間S1を覆う蓋体50が着脱可能に取付けられている。収容空間S1は、その下端部において貯水槽12(図1)の内部空間S2と連通している。支持部18から蓋体50を取外した状態において、収容空間S1は、その上端部において外部空間S3と連通している。遮水壁14(図1)の側端部は、蓋体50を取外した状態において、収容空間S1に上方から収容される。
図4および図5に示すように、遮水壁14は、筐体状の遮水壁本体52と、板状の蓋体54と、複数(本実施形態では6個)の被ガイド部56とを有している。遮水壁本体52の内部には、発泡樹脂等のような充填材(図示省略)が充填されている。図4に示すように、遮水壁本体52における第1方向(図1)の下流側(後側)の第1面58aは、鉛直方向に延びる平坦面である。図5に示すように、遮水壁本体52における第1方向(図1)の上流側(前側)の第3面58bは、上端に向かうにつれて第1面58aに近づくように鉛直線に対して傾斜する第1傾斜面60を有している。第3面58bは、第1方向(図1)に流れる水の流れを遮断する遮水面である。遮水壁本体52の左側面58cおよび右側面58dは、左右方向に対して直交するように形成されている。遮水壁本体52の下面58eおよび上面58fは、水平方向に延びるように形成されている。遮水壁本体52の上下方向寸法は、貯水槽12の内部空間S2(図1)の上下方向寸法よりも短く設計されている。
図4および図5に示すように、浮き部16は、貯水槽12(図1)に貯留された水から浮力を受けて上昇することにより、遮水壁14を路面G(図1)から突出させる部分であり、遮水壁14の下端部に一体的に形成されている。図5に示すように、遮水壁14の下端部には、左右方向に延びる直方体状の容積拡大部16aが一対的に形成されており、遮水壁14の下端部と容積拡大部16aとが一体となって浮き部16が構成されている。遮水壁14の左右方向の側端部には容積拡大部16aが形成されておらず、この側端部が収容空間S1(図3)に配置される。
図4および図5に示すように、遮水壁14の上面58fには、遮水壁14および浮き部16の昇降動作に応じて開口Q(図1)を開閉する蓋体54が設けられている。蓋体54は、平面視で左右方向に延びる長方形の板状部材であり、貯水槽12(図1)の内部空間S2で遮水壁14および浮き部16を吊下げる機能を有している。蓋体54の左右方向寸法は、2つの支持部18(図2)間の寸法よりも短く設計されている。図1に示すように、蓋体54の前後方向寸法は、開口部12aに蓋体28が取付けられた状態における開口Qの前後方向寸法よりも長く設計されている。
図4および図5に示すように、被ガイド部56は、ガイド部24で上下方向にガイドされる部分であり、遮水壁本体52の側端部に第2方向(左右方向)に突出して形成されている。本実施形態では、遮水壁本体52の左側面58cおよび右側面58dのそれぞれに、3つの被ガイド部56が上下方向に一例に並んで設けられている。図7に示すように、各被ガイド部56は、遮水壁本体52の側面58c,58d(図4、図5)から第2方向(左右方向)に延びる軸56aと、軸56aの先端部に回転可能に取付けられたローラ56bとを有している。ローラ56bが、ガイド部24を構成する一対の壁部72,74間に構成された収容空間S4に配置されている。遮水壁14が上昇または降下するとき、ローラ56bの前後方向の動きが一対の壁部72,74で規制される。
図1に示すように、遮水壁14は、路面Gから上下方向に出没可能なように貯水槽12の内部空間S2に収容されており、浮き部16は、遮水壁14の下端部と共に貯水槽12の内部空間S2に収容されている。遮水壁14が貯水槽12の内部空間S2に完全に収容された状態、すなわち遮水壁14が最下位置にある状態では、蓋体54の後端部が貯水槽12の後部上面に当接されるとともに、蓋体54の前端部が貯水槽12の前部上面に当接される。この状態において、遮水壁14および浮き部16は、蓋体54によって内部空間S2で吊下げられ、遮水壁14の下方には、排水室38に連通する排水空間S5が構成される。図1に示す排水口32は、排水空間S5に対応するように設けられている。
図4に示すように、第1止水部20と第2止水部22とは、ゴム等の弾性材料からなるシール材である。左側の第1止水部20は、第1面58aの左端部に上下方向に延びて線状に設けられている。右側の第1止水部20は、第1面58aの右端部に上下方向に延びて線状に設けられている。第2止水部22は、左右両側の第1止水部20の下端部どうしを連結するように、第1面58aに水平方向(左右方向)に延びて線状に設けられている。また、左右両側の第1止水部20および第2止水部22の前後方向の寸法(高さ)は、全て同じに設計されている。
図6および図7に示すように、遮水壁14の側端部が収容空間S1に配置された状態において、支持部18における第1壁部46の前側面が、第1止水部20を介して遮水壁14の第1面58aに対向する第2面62となる。また、図1に示すように、貯水槽12における後側の側壁12cの内側面が、第2止水部22を介して遮水壁14の第1面58aに対向する第4面64となる。図1に示すように、本実施形態では、第2面62と第4面64とが面一に連続するように形成されており、これにより第1面58aと第2面62との間隔および第1面58aと第4面64との間隔がほぼ同じになっている。
図1に示すガイド部24は、遮水壁14をその最下位置と最上位置との間で上下方向に案内する部分である。図7に示すように、ガイド部24は、支持部18における支持部本体44の側面44aおよびこの側面44aに面一に連続する貯水槽12の側面66(図1)に、上下方向に延びて形成された溝70と、溝70の内面に設けられた一対の壁部72,74とを有している。また、図6に示すように、ガイド部24は、第1当接抑制部76と、当接許容部78と、近接許容部80と、離間許容部82とを有している。
図7に示すように、溝70は、前後方向において互いに対向する一対の側面70a,70bを有しており、後側に位置する第1側面70aに第1壁部72が設けられており、前側に位置する第2側面70bに第2壁部74が設けられている。第1壁部72と第2壁部74とは、第1方向(前後方向)において互いに対向している。溝70は、支持部本体44の側面44aの上端から貯水槽12の側面66(図1)の下端に亘って連続的に形成されている。第1壁部72は、第1側面70aの全長に亘って設けられており、第2壁部74は、第2側面70bの全長に亘って設けられている。
図7に示すように、第1壁部72は、上下方向に延びる板状の第1壁部本体72aと、上下方向に延びる板状の第1係止部72bとを有しており、これらは、平面視でL字形状となるように一体的に形成されている。そして、第1壁部本体72aが第1側面70aに配置されており、第1係止部72bが溝70の開口Pに配置されている。また、第1壁部72は、第1壁部72の前側の壁面Wを構成する壁面構成部材84を有しており、第1壁部本体72aの前側面に壁面構成部材84が接合されている。
図6に示すように、第1当接抑制部76、当接許容部78、近接許容部80および離間許容部82は、第1壁部72の壁面Wの各部分で構成されている。本実施形態では、壁面構成部材84の第1方向の寸法(厚さ)を上下方向において変えることで、第1当接抑制部76、当接許容部78、近接許容部80および離間許容部82のそれぞれを構成する各部分が形成されている。
図6に示す第1当接抑制部76は、遮水壁14が最上位置の下方の中間領域を上下方向に移動する際に、遮水壁14が第1方向に移動することを抑制することにより、第2面62が第1止水部20に当接することを抑制する部分である。第1当接抑制部76は、壁面構成部材84における前後方向(第1方向)の寸法(厚さ)が最も大きい部分(第1部分)で構成されている。本実施形態では、3つの第1当接抑制部76のそれぞれが、上下方向に延びて互いに間隔を隔てて形成されている。遮水壁14の各被ガイド部56が第1当接抑制部76に当接することによって、第1面58aが第2面62および第4面64(図1)に近接することが抑制される。これにより、第2面62が第1止水部20に当接することが抑制されるとともに、第4面64(図1)が第2止水部22(図1)に当接することが抑制される。
図6に示す当接許容部78は、遮水壁14が最上位置に到達するときに、遮水壁14が第1方向に移動することを許容することにより、第2面62が第1止水部20に当接し、かつ、第4面64(図1)が第2止水部22(図1)に当接することを許容する部分である(図8参照)。当接許容部78は、壁面構成部材84における前後方向(第1方向)の寸法(厚さ)が最も小さい部分(第2部分)で構成されている。第1壁部72の壁面Wの当接許容部78を構成する第2部分は、当該壁面Wの第1当接抑制部76を構成する第1部分に対して、上下方向にずれて第1方向の下流側に配置されている。本実施形態では、3つの第1当接抑制部76に案内されて上昇してきた3つの被ガイド部56のそれぞれを3つの当接許容部78に配置できるように、3つの第1当接抑制部76のそれぞれの上方に当接許容部78が設けられている。
図6に示す近接許容部80は、遮水壁14が中間領域を上昇する際に、第1面58aが第2面62および第4面64(図1)に徐々に近づくことを許容する部分である。本実施形態では、各第1当接抑制部76の上方、かつ、各当接許容部78の下方に、近接許容部80が形成されている。各近接許容部80は、壁面構成部材84の前側面(壁面W)を上方に向うにつれて第2面62に近づくように傾斜させることによって形成されている。近接許容部80の傾斜面の鉛直面に対する傾斜角度は、遮水壁14の第1傾斜面60および押圧機構26の第2傾斜面90,92のそれぞれと平行になるように設計されている。各近接許容部80の始点(下端)の高さ(上下方向位置)は、遮水壁14の第1傾斜面60が押圧機構26の第2傾斜面90,92に下方から当接したときに、遮水壁14の各被ガイド部56が当該始点に位置するように設計されている。
図6に示す離間許容部82は、遮水壁14が中間領域を上昇する際に、第1面58aが第2面62および第4面64(図1)から徐々に離間することを許容する部分である。本実施形態では、各第1当接抑制部76の下方であって、かつ、当接許容部78の上方に、離間許容部82が形成されている。各離間許容部82は、壁面構成部材84の前側面(壁面W)を上方に向うにつれて第2面62から離間するように傾斜させることによって形成されている。
図7に示すように、第2面62および第4面64(図1)から第1壁部72の壁面Wまでの前後方向(第1方向)の距離をM1とし、第1面58aから被ガイド部56(ローラ56b)までの前後方向の距離をM2とし、第1止水部20および第2止水部22(図4)の自然状態(圧縮されていない状態)における前後方向の寸法(高さ)をM3とすると、「M1>M2+M3」を満たすように壁面構成部材84の前後方向の寸法(厚さ)を定めることにより第1当接抑制部76(図6)が形成されている。また、「M1<M2+M3」を満たすように壁面構成部材84の前後方向の寸法(厚さ)を定めることにより当接許容部78(図6)が形成されている。そして、第1当接抑制部76と当接許容部78との間で壁面構成部材84の前後方向の寸法(厚さ)を徐々に変化させることにより近接許容部80および離間許容部82(図6)が形成されている。壁面構成部材84における第1当接抑制部76を構成する部分(第1部分)の前後方向の寸法(厚さ)は、第1止水部20および第2止水部22(図4)の高さM3よりも大きく設定されている。
図7に示すように、第2壁部74は、上下方向に延びる板状の第2壁部本体74aと、上下方向に延びる板状の第2係止部74bとを有しており、これらは、平面視でL字形状となるように一体的に形成されている。そして、第2壁部本体74aが第2側面70bに配置されており、第2係止部74bが溝70の開口Pに配置されている。本実施形態では、第2壁部本体74aが、遮水壁14が最上位置の下方の中間領域を上下方向に移動する際に、遮水壁14が押圧機構26に接触することを抑制する「第2当接抑制部」として機能する。つまり、ガイド部24の第2壁部74は「第2当接抑制部」を有している。
図7に示すように、第1係止部72bと第2係止部74bとの間隔は、被ガイド部56における軸56aの直径よりも長く、かつ、ローラ56bの直径よりも短くなるように設計されている。支持部18から蓋体50を取外した状態において、一対の壁部72,74の間に構成された収容空間S4は、その上端部において外部空間S3(図3)と連通する。被ガイド部56は、ガイド部24の上方から収容空間S4に収容される。
図1に示す押圧機構26は、遮水壁14が路面Gから突出する際に、最上位置の下方の中間領域を上昇する遮水壁14から上方向の力を受けて、最上位置に位置する遮水壁14を第1方向に押圧する押圧力を生じさせる部分である。図3に示すように、本実施形態の押圧機構26は、支持部18における第2壁部48の後側面に上下方向に間隔を隔てて設けられた2つの傾斜面構成部材86,88を有している。
図3に示すように、下側の傾斜面構成部材86は、ステンレス等のような金属からなる複数の板状部86aによって枠状に形成されている。傾斜面構成部材86の後面を構成する板状部86aには、遮水壁14が中間領域を上昇する際に、第1傾斜面60(図5)の下部が下方から面接触する「当接部」としての第2傾斜面90が形成されている。傾斜面構成部材86の前面を構成する板状部86aには、ボルト等の取付け部材94が挿通される貫通孔86bが形成されている。そして、傾斜面構成部材86が取付け部材94によって第2壁部48に着脱可能に取付けられている。
図3に示すように、上側の傾斜面構成部材88は、ステンレス等のような金属からなる複数の板状部88aによって枠状に形成されている。傾斜面構成部材88の後面を構成する板状部88aには、遮水壁14が中間領域を上昇する際に、第1傾斜面60(図5)の上部が下方から面接触する「当接部」としての第2傾斜面92が形成されている。傾斜面構成部材88の前面を構成する板状部88aには、ボルト等の取付け部材96が挿通される貫通孔88bが形成されている。そして、傾斜面構成部材88が取付け部材96によって第2壁部48に着脱可能に取付けられている。
なお、図13に示すように、貫通孔88bは、上下方向に延びる長孔であってもよい。この場合には、貫通孔88bに挿通された取付け部材96に対して、傾斜面構成部材88を上下方向に位置調整することができる。この場合、貫通孔88bおよび取付け部材96は、「当接部」としての第2傾斜面92の位置を調整することによって、第2傾斜面92と第1傾斜面60(図5)とが互いに当接する位置を調整するための「当接位置調整機構」として機能する。同様に、貫通孔86bは、上下方向に延びる長孔であってもよい。
図1に示すように、貯水槽12に水が貯留されていない状態では、遮水壁14および浮き部16が貯水槽12の内部に完全に収容されるとともに、蓋体54が貯水槽12の上端面に当接される。したがって、この状態では、人や車両が通路Rを自由に通行することができる。また、この状態では、蓋体54によって遮水壁14および浮き部16が貯水槽12の内部空間S2で吊下げられるので、人や車両から蓋体54に衝撃が加えられた場合でも、当該衝撃によって遮水壁14および浮き部16が損傷し難い。
津波や洪水の際に、水源X(図1)の水が導水路34および取水口30を通して貯水槽12の内部空間S2に流入すると、浮き部16が貯水槽12に貯留された水から浮力を受けて上昇し、遮水壁14を路面Gから突出させる。そして、内部空間S2に水が溜まっていくと、その水の水位に応じて遮水壁14が上昇する。図6に示すように、遮水壁14が上昇していく際には、被ガイド部56が第1当接抑制部76および「第2当接抑制部」としての第2壁部本体74aに沿って移動する。したがって、第2面62が第1止水部20に当接することが抑制されるとともに、第4面64(図1)が第2止水部22(図1)に当接することが抑制される。また、第1傾斜面60が第2傾斜面90,92に当接することが抑制される。
水の水位が上昇して、遮水壁14がさらに上昇すると、遮水壁14の第1傾斜面60(図6)が押圧機構26の第2傾斜面90,92(図6)に当接し、押圧機構26が、遮水壁14から上方向の力を受けて遮水壁14を第1方向に押圧する押圧力を生じさせる。すると、水から受ける浮力と押圧機構26から受ける押圧力とによって、遮水壁14が第2傾斜面90,92(図6)に沿って斜めに上昇し、遮水壁14の被ガイド部56が近接許容部80に沿って斜めに上昇する。これにより、第1面58aが第2面62および第4面64(図1)に徐々に近づいていく。
貯水槽12の内部空間S2(図1)に水が完全に満たされる直前には、図8に示すように、遮水壁14が最上位置に到達し、各被ガイド部56が当接許容部78に配置される。上述のように、当接許容部78では、「M1<M2+M3」(図7)の関係が満たされている。したがって、各被ガイド部56が当接許容部78に配置された状態では、第1面58aと第2面62との間で第1止水部20が圧縮されるとともに、第1面58aと第4面64(図1)との間で第2止水部22(図4)が圧縮される。
津波や洪水の発生から時間が経過して路面Gよりも上方に水が存在しなくなると、図1の排水ポンプ42が駆動され、貯水槽12の内部空間S2に溜まった水が排水される。内部空間S2の水の水位が低下していくと、遮水壁14および浮き部16が重力により降下し、これらが内部空間S2に収容される。遮水壁14が降下する際には、図6に示す被ガイド部56が、まず、当接許容部78から離間許容部82に沿って斜めに移動し、その後、第1当接抑制部76および「第2当接抑制部」としての第2壁部本体74a(図7)に沿って下方に移動する。
本実施形態では、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図6および図7に示すように、遮水壁14が上昇していく際に、第2面62が第1止水部20に当接したり、第1傾斜面60が第2傾斜面90,92に当接したりすることを抑制できる。また、第4面64(図1)が第2止水部22(図1)に当接することを抑制できる。したがって、遮水壁14を円滑に上昇させることができるとともに、遮水壁14や止水部20,22の損傷を防止できる。
図8および図9に示すように、遮水壁14が最上位置に位置するときは、押圧機構26が生じさせた押圧力によって第1止水部20を第2面62に当接させることができる。また、その押圧力によって第2止水部22(図1)を第4面64(図1)に当接させることができる。これにより、遮水壁14と支持部18との隙間や、遮水壁14と貯水槽12との隙間から第1方向の下流側に水が漏れることを抑制できる。
図6に示すように、近接許容部80が第2傾斜面90,92と平行な傾斜面を有するため、第1面58aを第2面62および第4面64(図1)に徐々に近づけていくことができる。したがって、第1止水部20および第2止水部22が、第2面62および第4面64に急激に接触することを抑制でき、第1止水部20および第2止水部22の損傷を防止できる。
図3に示すように、押圧機構26が、第2傾斜面90,92を有する簡単な構造であるとともに、2つの傾斜面構成部材86,88に分割して構成されているので、押圧機構26の材料費を削減でき、遮水装置10の製造コストを低減できる。
図6に示すように、第1当接抑制部76、当接許容部78、近接許容部80および離間許容部82を、第1壁部72の壁面W(壁面構成部材84)を用いて簡単に形成することができる。
図3に示すように、押圧機構26が取外し可能であるとともに、収容空間S1,S4が上方に向けて開放可能であるため、遮水壁14(図1)の側端部を支持部18の上方から収容空間S1に収容できるとともに、被ガイド部56をガイド部24の上方から収容空間S4に収容でき、遮水装置10を簡単に組み立てることができる。
図7に示すように、ガイド部24における開口Pに係止部72b,74bが配置されており、係止部72b,74b間の間隔がローラ56bの直径よりも短くなっているので、被ガイド部56がガイド部24から第2方向へ離脱しようとしたときには、係止部72b,74bでローラ56bを係止することができる。これにより、2つの支持部18の間から遮水壁14が離脱することを防止できる。
なお、本実施形態の遮水装置10に対して、以下のような設計変更が可能である。すなわち、図6に示す壁面構成部材84を省略し、第1壁部72における第1壁部本体72aの前後方向(第1方向)の寸法を上下方向において変化させることで、第1当接抑制部76、当接許容部78、近接許容部80および離間許容部82が形成されてもよい。また、当接許容部78は、ガイド部24に壁面構成部材84が存在しない部分を設けることによって形成されてもよい。
図4に示す第1止水部20と第2止水部22とは、切れ目なく連続して1本に形成されてもよい。また、第1止水部20は、図6に示す第2面62に設けられてもよいし、第1面58aおよび第2面62の両方に設けられてもよい。第2止水部22は、図1に示す第4面64に設けられてもよいし、第1面58aおよび第4面64の両方に設けられてもよい。
図4に示すように、本実施形態の第1止水部20および第2止水部22は、弾性材料によって形成されているが、第1止水部20は、図1に示す第1面58aおよび第2面62のそれぞれに形成された互いに密接可能な平坦面(図示省略)であってもよい。また、第2止水部22は、図1に示す第1面58aおよび第4面64のそれぞれに形成された互いに密接可能な平坦面(図示省略)であってもよい。これらの場合には、平坦面どうしが密接することで水漏れを防止できる。
図7に示す被ガイド部56のローラ56bに代えて、壁部72,74の壁面に沿って摺動する摺動部(図示省略)が用いられてもよい。この場合は、2つの支持部18の間から遮水壁14が離脱することを防止するために、第1係止部72bと第2係止部74bとの間隔が、摺動部(図示省略)の前後方向の幅よりも短くなるように設計される。
図6に示す押圧機構26を構成する傾斜面構成部材の数は、特に限定されるものではなく、1つまたは3つ以上であってもよい。図3に示す支持部18には、傾斜面構成部材86,88を有する押圧機構26に代えて、遮水壁14の第1傾斜面60(図6)が下方から点接触または線接触する「当接部」を有する押圧機構が取付けられてもよい。また、図6に示す遮水壁14の第1傾斜面60に代えて、押圧機構26の第2傾斜面90,92に下方から点接触または線接触する部分(図示省略)が形成されてもよい。
図10は、他の実施形態における押圧機構98の構成を示す側面図である。図10に示す押圧機構98は、収容空間S1を覆う蓋部98aと、傾斜面構成部98bとを有している。蓋部98aと傾斜面構成部98bとは、一体的に形成されており、傾斜面構成部98bの後側面が、遮水壁14の第1傾斜面60(図5)が下方から面接触する第2傾斜面100となっている。そして、蓋部98aおよび傾斜面構成部98bの少なくとも一方(図10では蓋部98a)が、ボルト等の取付け部材102を用いて支持部18に着脱可能に取付けられている。この実施形態では、蓋部98aと傾斜面構成部98bとが一体的に形成されているので、部品点数が少なくなり、遮水装置の組立作業性を向上できる。
図11は、他の実施形態における遮水壁104が中間領域を上昇するときの押圧機構106の状態を示す断面図である。図12は、他の実施形態における遮水壁104が最上位置に位置したときの押圧機構106の状態を示す断面図である。図11および図12に示す押圧機構106は、気体(空気またはガス)が充填された第1袋体106aおよび第2袋体106bを有しており、第1袋体106aと第2袋体106bとが連通路106cを介して連通している。そして、第1袋体106aが収容空間S1の上部に配置されており、第2袋体106bが収容空間S1の前部に配置されている。
図11に示すように、自然状態(圧縮されていない状態)の第1袋体106aには、所定量の気体が充填されている。図12に示すように、上昇する遮水壁104の上端部が第1袋体106aに下方から当接し、第1袋体106aを圧縮すると、第1袋体106aの気体が連通路106cを通して第2袋体106bに流入し、第2袋体106bが膨張する。この膨張時の圧力(押圧力)によって遮水壁104が第1方向に押圧され、遮水壁104の第1面108と支持部18の第2面62との間で第1止水部20が圧縮される。また、遮水壁104の第1面108と貯水槽12の第4面64(図1)との間で第2止水部22(図1)が圧縮される。この実施形態では、遮水壁104に傾斜面を形成する必要がないので、遮水装置の製造コストを低減できる。
図14は、図1に示す押圧機構26に用いられる他の傾斜面構成部材110の構成を示す斜視図である。図14に示す傾斜面構成部材110は、前後方向において分割された前側部分112および後側部分114を有している。前側部分112は、水平方向に延びる複数の板状部112aを有している。後側部分114は、複数の板状部112aのそれぞれに重なるように配置された複数の板状部114aを有している。板状部112aと板状部114aとが重なった部分には、前後方向に延びる長孔116が形成されており、各長孔116には、ボルト等の取付け部材118が設けられている。取付け部材118を緩めたときに、前側部分112に対して後側部分114を前後方向に移動させることができる。これにより、第1傾斜面60(図5)が接触する第2傾斜面120の位置を調整することができる。つまり、傾斜面構成部材110では、前側部分112、後側部分114、長孔116および取付け部材118が、第2傾斜面120と第1傾斜面60(図5)とが互いに当接する位置を調整するための「当接位置調整機構」として機能する。
なお、押圧機構は、上述の各実施形態のものの他、梃やカムを利用して押圧力を生じさせるものであってもよい。
G… 路面
12… 貯水槽
14… 遮水壁
16… 浮き部
18… 支持部
20… 第1止水部
24… ガイド部
26… 押圧機構
58a… 第1面
62… 第2面
76… 第1当接抑制部

Claims (7)

  1. 路面より下方に配置された貯水槽と、
    前記路面から出没可能なように前記貯水槽の内部に収容され、前記路面を所定方向に流れる水の流れを前記路面から突出した状態で遮断する遮水壁と、
    前記貯水槽に貯留された水から浮力を受けて上昇することにより、前記遮水壁を前記路面から突出させる浮き部と、
    前記路面から突出した前記遮水壁の側端部を支持する支持部と、
    前記遮水壁における前記所定方向の下流側の第1面およびそれに対向する前記支持部の第2面の少なくとも一方に上下方向に延びて設けられた第1止水部と、
    前記支持部に設けられ、前記遮水壁をその最下位置と最上位置との間で上下方向に案内するガイド部と、
    上昇する前記遮水壁から上方向の力を受けて、前記最上位置に位置する前記遮水壁を前記所定方向に押圧する押圧力を生じさせる押圧機構とを備え、
    前記ガイド部は、
    前記遮水壁が前記最下位置から上方に移動するときに、前記遮水壁が前記所定方向に移動することを抑制することにより、前記第1面および前記第2面の少なくとも他方が前記第1止水部に当接することを抑制する当接抑制部と、
    前記遮水壁が前記最上位置に到達するときに、前記遮水壁が前記所定方向に移動することを許容することにより、前記第1面および前記第2面の少なくとも他方が前記第1止水部に当接することを許容する当接許容部とを有している、遮水装置。
  2. 前記ガイド部は、上下方向に延びて形成された第1壁部と、前記所定方向における前記第1壁部の上流側において、前記第1壁部と対向するように上下方向に延びて形成された第2壁部とを有しており、
    前記遮水壁は、前記第1面を有する遮水壁本体と、前記遮水壁本体に設けられ、前記第1壁部と前記第2壁部との間を上下方向へ移動可能なように構成された被ガイド部とを有しており、
    前記当接抑制部は、前記第1壁部の壁面の第1部分で構成されており、
    前記当接許容部は、前記第1壁部の壁面の第2部分で構成されており、
    前記第2部分は、前記第1部分に対して上下方向にずれて前記所定方向の下流側に配置されている、請求項1に記載の遮水装置。
  3. 前記第1壁部は、壁部本体と、前記第1壁部の壁面を構成するように前記壁部本体に接合された壁面構成部材とを有しており、
    前記壁面構成部材の前記所定方向の寸法を上下方向において変えることで、前記第1部分および前記第2部分が形成されている、請求項2に記載の遮水装置。
  4. 前記遮水壁本体における前記所定方向の上流側の第3面は、上端に向かうにつれて前記第1面に近づくように鉛直線に対して傾斜する第1傾斜面を有しており、
    前記押圧機構は、前記遮水壁が上昇する際に、前記第1傾斜面が下方から当接する当接部を有している、請求項2または3に記載の遮水装置。
  5. 前記押圧機構は、前記当接部の位置を調整することによって、前記当接部と前記第1傾斜面とが互いに当接する位置を調整するための当接位置調整機構を有している、請求項4に記載の遮水装置。
  6. 前記押圧機構は、前記支持部に対して着脱可能に取付けられている、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の遮水装置。
  7. 前記第1面およびそれに対向する前記貯水槽の第4面の少なくとも一方に水平方向に延びて設けられた第2止水部を備え、
    前記第2面と前記第4面とは、面一に連続するように形成されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の遮水装置。
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