JP2015048110A - パレット固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】積重ねられたパレット同士を互いに固定できるパレット固定具を提供する。【解決手段】パレット固定具2は、嵌合パレット10aと上段パレット10bとが積重なるパレット群に適用され、載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とを相互に固定する。パレット固定具2は、嵌合パレット10aから上段パレット10bまで延びる本体部23と、本体部23から嵌合パレット10aのフォーク差込口13内に向かって延び、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着される嵌合挟持部25と、本体部23から上段パレット10bのフォーク差込口13内に向かって延び、接地デッキ部分15を載置デッキ部分14に向けて押圧して、嵌合挟持部25との間で載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とを挟持する上段挟持部30aと、を備える。【選択図】図3

Description

本開示の技術は、積重ねられたパレット同士を固定するパレット固定具に関する。
種々の物品の運搬や保管を行うための合成樹脂製のパレットが知られている。物品の運搬や保管に使用される前の複数のパレットは、通常、複数のパレットが1つの方向に沿って並ぶ状態で、屋内あるいは屋外に保管されている。
複数のパレットの保管に際し、パレットの並ぶ方向は、例えば、特許文献1に記載のように、水平方向であり、この際に、複数のパレットの各々は、立てられた状態で保管されている。また、特許文献1に記載の技術は、立てられた状態のパレットが倒れることを抑えるために、複数のパレットの各々を連結部材によって相互に連結している。
一方で、パレットの構造やパレットを運搬するパレットトラックやフォークリフトは、通常、パレットの積載面に沿ってパレットを運搬することを前提として設計されている。そのため、立てられた状態でパレットを保管する保管の形式では、パレットを立てること、立てられたパレットを並べること、および、立てられたパレットを再度寝かせることなどに、大きな手間を要してしまう。結局のところ、複数のパレットの保管に際しては、こうした不都合を解消するために、複数のパレットの並ぶ方向が、鉛直方向に設定されることが少なくない。
特開2010−47259号公報
ところで、鉛直方向に沿って積重ねられた複数のパレットに外力が作用するとき、例えば、複数のパレットが屋外に保管され、その複数のパレットが強い風を受けるとき、上段に位置するパレットは、それの位置を保てず、最後には、下段に位置するパレットから落下することもある。それゆえに、複数のパレットを保管する技術では、積重ねられた複数のパレットにおいてパレットの位置がずれないように固定することが望まれている。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、積重ねられたパレット同士を互いに固定できるパレット固定具を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決するパレット固定具は、第1パレットのフォーク差込口と第2パレットのフォーク差込口とが同じ方向に開口する状態で、前記第1パレットと前記第2パレットとが積重なるパレット群に取付られ、前記第1パレットは、前記第1パレットのフォーク差込口を区画して前記第2パレットと面する第1デッキ部分を有し、前記第2パレットは、前記第2パレットのフォーク差込口を区画して前記第1パレットと面する第2デッキ部分を有し、前記第1デッキ部分と前記第2デッキ部分とを相互に固定するパレット固定具であって、前記パレット群に取付られた状態にて、前記第1パレットのフォーク差込口と前記第2パレットのフォーク差込口とに面し、前記第1パレットから前記第2パレットまで延びる本体部と、前記本体部から前記第1パレットのフォーク差込口内に向かって延び、前記第1パレットのフォーク差込口に嵌着される第1挟持部と、前記本体部から前記第2パレットのフォーク差込口内に向かって延び、前記第2デッキ部分を前記第1デッキ部分に向けて押圧して、前記第1挟持部との間で前記第1デッキ部分と前記第2デッキ部分とを挟持する第2挟持部と、を備えることをその要旨としている。
この構成によれば、第1挟持部と第2挟持部とは、別々のパレットのフォーク差込口に差込まれて、第2デッキ部分を第1デッキ部分に向けて押圧する。よって、パレット固定具は、積重ねられたパレット同士を固定できる。
上記パレット固定具について、前記第1挟持部には、前記第1挟持部の延びる方向に沿って延びる長孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1挟持部が長孔の内側に向けて弾性変形しやすいため、第1挟持部の嵌着に必要な力が抑えられる。
上記パレット固定具について、前記第1挟持部は、前記パレット群に取付られた状態にて、前記本体部から前記第1パレットのフォーク差込口内に向かって延び、前記第1パレットと前記第2パレットとが積重なる方向に沿って拡がる板形状を有する支持壁と、前記支持壁の縁のうち前記第1デッキ部分と面する縁に設けられ、前記支持壁の縁から前記支持壁と略直交する方向に沿って拡がる板形状を有して、前記第1デッキ部分と接触する部分である第1挟持壁と、を備え、前記長孔は、前記支持壁のうち前記支持壁と前記第1挟持壁との境界の近傍に形成され、前記第1挟持部が延びる方向において前記長孔の近傍に、前記支持壁と前記第1挟持壁とを連結する補強リブをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、支持壁や第1挟持壁において、弾性変形しやすい長孔の近傍が、補強リブによって補強されるため、第1挟持部の嵌着に必要な力が抑えられる。
上記パレット固定具について、前記補強リブは、前記支持壁と前記挟持壁とから構成される角部にて、前記角部に2辺を有する三角板状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1挟持部の機械的な強度、特に、長孔の近傍に位置する第1挟持壁の部分で機械的な強度が補強される。
上記パレット固定具について、前記第2挟持部は、前記パレット群に取付られた状態にて、前記第2デッキ部分と面する第2挟持壁を備え、前記第2挟持壁には、前記パレット群に取付られた状態にて、前記第2デッキ部分から離れる方向に向かって窪み、前記第2挟持部の延びる方向に沿って延びる凹部が設けられていることが好ましい。
第2挟持部は、例えば、フォーク差込方向に沿って第2パレットのフォーク差込口に差込まれてもよいし、フォーク差込方向と交差する方向に沿って第2パレットのフォーク差込口に差込まれてもよい。この際に、上記構成によれば、第2挟持壁が第2デッキ部分から離れる方向に向かって窪みを有するため、第2挟持壁と第2デッキ部分との間の距離は、第2挟持壁の有する凹部において他の部分よりも大きい。それゆえに、水平方向と交差する方向に沿って第2パレットのフォーク差込口に第2挟持部が差込まれる際には、第2挟持壁と第2デッキ部分との間の距離が、第2挟持壁の一部分で大きいことによって、第2挟持部とフォーク差込口との干渉が抑えられる。
上記パレット固定具について、前記第1挟持部の延びる方向から見て、パレット固定具の有する水平方向の幅は、前記第1パレットのフォーク差込口が有する水平方向の幅の半分以下であり、かつ前記第2パレットのフォーク差込口が有する水平方向の幅の半分以下であることが好ましい。
この構成によれば、第1パレットのフォーク差込口に他のパレット固定具の第2挟持部を差込むことが可能であり、また、第2パレットのフォーク差込口に他のパレット固定具の第1挟持部を差込むことが可能でもある。それゆえに、例えば、連続するn段(nは2以上の整数)のパレットを(n−1)個のパレット固定具によって固定することが可能である。
上記パレット固定具において、前記第1挟持部の延びる方向において前記第1挟持部の有する長さと、前記第2挟持部の延びる方向において前記第2挟持部の有する長さとは、互いに異なることが好ましい。
この構成によれば、第1挟持部、および、第2挟持部が、フォークの差込まれる方向と交差する方向に沿って、互いに異なるフォーク差込口に差込まれる際に、その差込みが容易である。
上記パレット固定具において、前記パレットの積重なる方向において前記第1挟持部と前記第2挟持部との間の距離は、前記パレットの積重なる方向において前記第1デッキ部分の有する厚さと前記第2デッキ部分の有する厚さとの総和よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、第1デッキ部分と第2デッキ部分とを第1挟持部と第2挟持部とによって挟持する力が高められる。
上記パレット固定具について、前記パレット群は、第3パレットを有し、前記第3パレットと前記第2パレットとの間に前記第1パレットが位置し、前記第3パレットのフォーク差込口は、前記第1パレットのフォーク差込口、および、前記第2パレットのフォーク差込口が同じ方向に開口し、前記第3パレットは、前記第3パレットのフォーク差込口を区画して前記第1パレットと面する第3デッキ部分を有し、前記本体部は、前記第2パレットから前記第3パレットまで延びる形状を有し、前記パレット固定具は、前記本体部から前記第3パレットのフォーク差込口内に向かって延び、前記第3デッキ部分を前記第1パレットに向けて押圧して、前記第1挟持部との間で前記第1パレットと前記第3デッキ部分とを挟持する第3挟持部をさらに備えることが好ましい。
上記パレット固定具において、前記第1挟持部は、前記パレットの積重なる方向において前記第1挟持部の有する幅が前記第1挟持部の延びる方向に向けて小さくなるテーパ状を有することが好ましい。
この構成によれば、フォーク差込口に第1挟持部を差込むことが容易である。
上記パレット固定具において、パレット固定具は弾性体であることが好ましい。
この構成によれば、パレット固定具が弾性変形できるため、フォーク差込口に第1挟持部を差込むことやフォーク差込口に第2挟持部を差込むことが容易であり、フォーク差込口に対する第1挟持部の寸法公差の範囲を広くすることも可能である。
本開示におけるパレット固定具は、積重ねられたパレット同士を互いに固定できる。
第1の実施形態におけるパレット固定具の斜視構造を示す斜視図であって、積重ねられた複数のパレットに2つのパレット固定具が取付られた状態を示す図である。 第1の実施形態におけるパレット固定具の正面構造を示す正面図であって、パレット固定具がパレットに取付けられた状態を示す図である。 第1の実施形態におけるパレット固定具の備える第1挟持部、および、第2挟持部の斜視構造を示す斜視図であって、パレット固定具がパレットに取付られた状態を示す図である。 第1の実施形態におけるパレット固定具の斜視構造を示す斜視図であって、水平方向の一側から見た図である。 第1の実施形態におけるパレット固定具の斜視構造を示す斜視図であって、水平方向の他側から見た図である。 第1の実施形態におけるパレット固定具の側面構造を示す側面面図である。 第1の実施形態におけるパレット固定具の作用を示す作用図であって、水平方向に沿ってフォーク差込口に差込まれる直前のパレット固定具をパレットの一部と共に示す図である。 第1の実施形態におけるパレット固定具の作用を示す作用図であって、パレットに取付けられたパレット固定具をパレットの一部と共に示す図である。 第1の実施形態におけるパレット固定具の作用を示す作用図であって、水平方向とは異なる方向に沿ってフォーク差込口に差込まれる直前のパレット固定具をパレットの一部と共に示す図である。 第2の実施形態におけるパレット固定具の斜視構造を示す斜視図である。 第2の実施形態におけるパレット固定具の側面構造を示す側面図である。 第2の実施形態におけるパレット固定具の作用を示す作用図であって、水平方向に沿ってフォーク差込口に差込まれる直前のパレット固定具をパレットの一部と共に示す図である。 第2の実施形態におけるパレット固定具の作用を示す作用図であって、パレットに取付けられたパレット固定具をパレットの一部と共に示す図である。
(第1の実施形態)
図1〜図7を参照して、第1の実施形態のパレット固定具を説明する。なお、第1の実施形態では、パレット固定具の取付けられるパレットの一例として、合成樹脂製の二方差し片面使用のパレットが用いられ、複数のパレットに2つのパレット固定具が取付けられる例について説明する。また、図1において、パレットにおける接地デッキボードの構成を説明する便宜上、最下段のパレットがその載置デッキボードを切り欠かれた状態で示されている。
図1に示されるように、複数のパレット10の各々は、互いに対向する2つのデッキである載置デッキボード11と接地デッキボード12とを備えている。載置デッキボード11と接地デッキボード12とは、3つの桁10Bによって互いに連結されている。3つの桁10Bの各々は、図1において左下から右上に向かう方向であるフォーク差込方向に沿って延びる形状を有し、かつ、フォーク差込方向と直交する方向である水平方向に沿って並んでいる。
複数のパレット10の各々において、載置デッキボード11と接地デッキボード12との間の隙間には、互いに隣り合う2つの桁10Bによって挟まれた空間である2つのフォーク差込口13が並んでいる。2つのフォーク差込口13の各々は、水平方向に沿って延びる矩形開口を有した孔であり、桁10Bと同様に、水平方向に沿って並んでいる。
載置デッキボード11は、矩形板形状を有している一方で、接地デッキボード12は、格子形状を有している。接地デッキボード12は、フォーク差込方向に沿って並ぶ3つの桟12Cを備え、3つの桟12Cの各々は、水平方向に沿って延びて3つの桁10Bに跨る板形状を有している。互いに隣り合う2つの桁10Bは、桁間の隙間を接地デッキボード12において区画し、3つの桁10Bは、接地デッキボード12において合計で2つの桁間の隙間を区画している。3つの桟12Cは、1つの桁間の隙間をフォーク差込方向において2つに区画し、これら3つの桁10Bと、3つの桟12Cとは、接地デッキボード12において合計で4つの車輪配置孔12Hを区画している。
フォーク差込口13は、フォークリフトのフォークやパレットトラックのフォークが差込まれる孔である。一方で、接地デッキボード12に区画された4つの車輪配置孔12Hは、パレットトラックのフォークが2つのフォーク差込口13に差込まれる際に、パレットトラックに取り付けられた車輪が落ち込むための孔である。
複数のパレット10の各々は、パレット10に形成されたフォーク差込口13が互いに同じ方向に向けて開口する状態で積重ねられている。複数のパレット10の各々の載置デッキボード11は、載置面を上面として有し、複数のパレット10の各々の接地デッキボード12は、接地面を下面として有している。複数のパレット10から構成されるパレット群において、上段のパレット10が有する接地デッキボード12は、下段のパレット10が有する載置デッキボード11に積重なっている。
2つのパレット固定具2のうち第1パレット固定具2aは、パレット群において最上段のパレット10である1段目のパレット10、2段目のパレット10、および、3段目のパレット10に取付けられている。
2つのパレット固定具2のうち第2パレット固定具2bは、パレット群において3段目のパレット10、4段目のパレット10、および、5段目のパレット10に取付けられている。
第1パレット固定具2aと、第2パレット固定具2bとは、積重ねられたパレット10に対して、水平方向、および、パレット10の積重なる方向において、互いに異なる位置に取付けられている。すなわち、第1パレット固定具2aは、3段目のパレット10のフォーク差込口13において、水平方向の奥側に位置し、第2パレット固定具2bは、3段目のパレット10のフォーク差込口13において、水平方向の手前側に位置している。第1パレット固定具2aは、パレット10の積重なる方向において、第2パレット固定具2bよりもほぼ3つのパレット10分だけ上方に位置している。
図2、および、図3を参照してパレット固定具2の構造を説明する。
図2に示されるように、パレット10が有する載置デッキボード11は、載置デッキ部分14を有し、載置デッキ部分14は、載置デッキボード11において、フォーク差込口13の上縁を構成する部分である。パレット10が有する接地デッキボード12は、接地デッキ部分15を有し、接地デッキ部分15は、接地デッキボード12において、フォーク差込口13の下縁を構成する部分である。
第1パレット固定具2a、および、第2パレット固定具2bの各々は、それの取付られる3つのパレット10を、上段パレット10b、嵌合パレット10a、および、下段パレット10cのいずれかに対応付けている。
例えば、第1パレット固定具2aは、上から2段目のパレット10を第1パレットの一例である嵌合パレット10aに対応付けている。また、第1パレット固定具2aは、上から1段目のパレット10を第2パレットの一例である上段パレット10bに対応付けている。そして、第1パレット固定具2aは、上から3段目のパレット10を第3パレットの一例である下段パレット10cに対応付けている。なお、上から1段目のパレット10が、第3パレットの一例であり、上から3段目のパレット10が、第1パレットの一例であってもよい。また、上から1段目のパレット10と、上から3段目のパレット10とが、それぞれ第1パレットの一例であってもよい。
例えば、第2パレット固定具2bは、上から4段目のパレット10を第1パレットの一例である嵌合パレット10aに対応付けている。第2パレット固定具2bは、上から3段目のパレット10を第2パレットの一例である上段パレット10bに対応付けている。そして、第2パレット固定具2bは、上から5段目のパレット10を第3パレットの一例である下段パレット10cに対応付けている。なお、上から3段目のパレット10が、第3パレットの一例であり、上から5段目のパレット10が、第1パレットの一例であってもよい。また、上から3段目のパレット10と、上から5段目のパレット10とが、それぞれ第1パレットの一例であってもよい。
なお、第1パレット固定具2a、および、第2パレット固定具2bの各々に対し、嵌合パレット10aの載置デッキ部分14は、第1デッキ部分の一例であり、上段パレット10bの接地デッキ部分15は、第2デッキ部分の一例である。嵌合パレット10aの接地デッキ部分15は、第1デッキ部分の一例であり、下段パレット10cの載置デッキ部分14は、第2デッキ部分の一例である。
また、第1パレット固定具2a、および、第2パレット固定具2bの各々に対して、嵌合パレット10aの載置デッキ部分14は、第1デッキ部分の一例であり、下段パレット10cの載置デッキ部分14、および、上段パレット10bの接地デッキ部分15のいずれか一方は、第2デッキ部分の一例であり、他方は第3デッキ部分の一例でもある。
パレット固定具2は、上段パレット10bのフォーク差込口、嵌合パレット10aのフォーク差込口、および、下段パレット10cのフォーク差込口に面し、上段パレット10bから下段パレット10cまで延びる本体部23を有している。2つのパレット固定具2の各々において水平方向の幅W2は、本体部23を含め、フォーク差込口13の水平方向の幅Wp2の半分以下である。このように、1つのパレット固定具2は、水平方向において、1つのフォーク差込口13に2つ以上のパレット固定具2が差込まれることを可能な形状を有している。
図3に示されるように、パレット固定具2の本体部23は、本体部23の延びる方向において中央となる部位に、本体部23から突出する第1挟持部の一例である嵌合挟持部25を有している。パレット固定具2の本体部23は、本体部23の延びる方向において、上端となる部位に、第2挟持部の一例である上段挟持部30aを有している。また、パレット固定具2の本体部23は、本体部23の延びる方向において、下端となる部位に、これもまた第2挟持部の一例である下段挟持部30bを有している。上段挟持部30aと下段挟持部30bとは、本体部23から嵌合挟持部25の突出する方向と同じ方向に向けて、本体部23から突出している。なお、上段挟持部30aと下段挟持部30bのいずれか一方は、第3挟持部の一例である。
パレット固定具2の本体部23は、持ち手部35を有し、持ち手部35と嵌合挟持部25とは、本体部23を挟んで互いに対向している。
パレット固定具2がパレット10に取付られた状態にて、嵌合挟持部25は、本体部23から嵌合パレット10aのフォーク差込口13の内方に向かって延びている。嵌合挟持部25は、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に対する嵌入、および、嵌脱を可能な大きさ、および、形状を有している。
パレット固定具2がパレット10に取付られた状態にて、上段挟持部30aは、本体部23から上段パレット10bのフォーク差込口13の内方に向かって延びている。上段挟持部30aは、上段パレット10bのフォーク差込口13に対する差込、および、抜出を可能な大きさ、および、形状を有している。
パレット固定具2がパレット10に取付られた状態にて、下段挟持部30bは、本体部23から下段パレット10cのフォーク差込口13の内方に向かって延びている。下段挟持部30bは、下段パレット10cのフォーク差込口13に対する差込、および、抜出を可能な大きさ、および、形状を有している。
パレット固定具2がパレット10に取付られていない状態にて、上段挟持部30aと嵌合挟持部25との間の距離は、上段パレット10bの接地デッキ部分15の厚さ、および、嵌合パレット10aの載置デッキ部分14の厚さの総和よりも小さく設定されている。
パレット固定具2がパレット10に取付られていない状態にて、下段挟持部30bと嵌合挟持部25との間の距離は、下段パレット10cの載置デッキ部分14の厚さ、および、嵌合パレット10aの接地デッキ部分15の厚さの総和よりも小さく設定されている。
なお、こうした上段挟持部30aと嵌合挟持部25との間の距離、および、下段挟持部30bと嵌合挟持部25との間の距離は、載置デッキ部分14の厚さ、および、接地デッキ部分15の厚さによって異なるが、例えば、55cm以上65cm以下である。
そして、パレット固定具2がパレット群に取付られる際に、嵌合挟持部25は、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着される。嵌合挟持部25がフォーク差込口13に嵌着されることによって、嵌合パレット10aに対する上段挟持部30aの位置が定められる。また、嵌合挟持部25がフォーク差込口13に嵌着されることによって、嵌合パレット10aに対する下段挟持部30bの位置が定められる。
また、嵌合挟持部25がフォーク差込口13に嵌着される際に、上段挟持部30aは、上段パレット10bのフォーク差込口に差込まれる。そして、上段挟持部30aと嵌合パレット10aとの相対的な位置が定まることによって、上段挟持部30aは、上段パレット10bの接地デッキ部分15を嵌合パレット10aに向けて押圧する。これによって、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとによって、上段パレット10bの接地デッキ部分15、および、嵌合パレット10aの載置デッキ部分14とが挟持される。すなわち、嵌合パレット10aと、上段パレット10bとが、パレット固定具2の挟持を通じて互いに固定される。
また、パレット固定具2がパレット群に取付られる際に、下段挟持部30bは、下段パレット10cのフォーク差込口に差込まれる。そして、下段挟持部30bと嵌合パレット10aとの相対的な位置が定まることによって、下段挟持部30bは、下段パレット10cの載置デッキ部分14を嵌合パレット10aに向けて押圧する。これによって、嵌合挟持部25と下段挟持部30bとによって、下段パレット10cの載置デッキ部分14、および、嵌合パレット10aの接地デッキ部分15とが挟持される。すなわち、嵌合パレット10aと、下段パレット10cとが、パレット固定具2の挟持を通じて互いに固定される。
なお、パレット固定具2が有する色は、パレット10が有する色と互いに異なることが望ましい。例えば、パレット10の有する色が黒色である場合には、パレット固定具2の有する色が黒色以外の色である例えば白色であることが好ましい。このような色の関係であれば、パレット固定具2がパレット10に装着されていることが、利用者によって容易に視認できる。
また、パレット固定具2は、弾性体であってもよいし、剛体であってもよい。なお、パレット固定具2は、一方のパレット10が有する載置デッキ部分14と、他方のパレット10が有する接地デッキ部分15とが、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとの間を押し広げられる程度に弾性変形することが好ましい。また、パレット固定具2の形成材料は、一方のパレット10が有する載置デッキ部分14と、他方のパレット10が有する接地デッキ部分15とが、嵌合挟持部25と下段挟持部30bとの間を押し広げられる程度に弾性変形することが好ましい。こうしたパレット固定具2の形成材料には、例えば、曲げ弾性率として600MPa以上、かつ、1800MPa以下を有するポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂が適している。このように弾性変形することの可能なパレット固定具2であれば、載置デッキ部分14の厚さの公差、および、接地デッキ部分15の厚さの公差の許容される範囲が広がり、例えば、目標寸法に対して20%程度の公差が許容される。
次に、図4、および、図5を参照して、パレット固定具2の構造の一例を説明する。
図4は、水平方向の一側からパレット固定具2を見たパレット固定具2の側面構造を示す図であり、図5は、水平方向の他側からパレット固定具2を見たパレット固定具2の側面構造を示す図である。図4、および、図5が示すように、パレット固定具2は、鉛直面に対して対象となる構造を有する。そのため、以下では、図4を参照して、水平方向の一側からパレット固定具2を見たパレット固定具2の側面構造の一例を説明する。
図4に示されるように、パレット固定具2は、1つの平板壁21を有し、この1つの平板壁21は、本体部23、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bに共通している。平板壁21は、パレット10の積重なる方向に沿って拡がる平板形状を有し、かつ、水平方向から見てE字状を呈している。平板壁21は、本体部23を構成する部分と、嵌合挟持部25を構成する中段支持壁21cと、上段挟持部30aを構成する部分であって支持壁の一例である上段支持壁21aと、下段挟持部30bを構成する部分であって支持壁の一例である下段支持壁21bとから構成されている。
平板壁21のうち本体部23を構成する部分は、本体部23と同じく、上段パレット10bのフォーク差込口13から下段パレット10cのフォーク差込口13まで延びる形状を有し、水平方向から見て、本体部23と相似形状を有している。平板壁21のうち嵌合挟持部25を構成する部分は、嵌合挟持部25と同じく、本体部23から嵌合パレット10aのフォーク差込口に向けて延びる形状を有し、水平方向から見て、嵌合挟持部25と相似形状を有している。
平板壁21のうち上段挟持部30aを構成する部分は、上段挟持部30aと同じく、本体部23から上段パレット10bのフォーク差込口に向けて延びる形状を有し、水平方向から見て、上段挟持部30aと相似形状を有している。平板壁21のうち下段挟持部30bを構成する部分は、下段挟持部30bと同じく、本体部23から下段パレット10cのフォーク差込口に向けて延びる形状を有し、水平方向から見て、下段挟持部30bと相似形状を有している。
ここで、上述したように、パレット固定具2は、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとの間に挟持対象を挟み込み、また、嵌合挟持部25と下段挟持部30bとの間にも挟持対象を挟み込む。そして、パレット固定具2がパレット10に取付られた状態において、パレット固定具2の各部は、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとの間の距離が広がる方向に、また、嵌合挟持部25と下段挟持部30bとの間の距離が広がる方向に、応力を受ける。一方で、パレット固定具2の取扱いやパレット固定具2の製造に際しては、パレット固定具2の製造に必要な材料の使用量が少ない方が好ましい。これらの点で、上述した構造を有する平板壁21であれば、パレット固定具2の製造に必要な材料の使用量が抑えられ、かつ、その材料の使用量の範囲内において、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとの間の距離が広がる方向、および、嵌合挟持部25と下段挟持部30bとの間の距離が広がる方向に沿って、耐荷重性が高められる。
平板壁21の縁の全体には、平板壁21の縁から水平方向に沿って延びる板形状を有し、平板壁21の縁の全体を囲う周囲壁22が形成されている。周囲壁22は、水平方向から見て平板壁21の縁の全体を縁取るほぼ中抜きのE字形状を有している。
周囲壁22のうち嵌合挟持部25を構成する部分は、第1挟持壁の一例である中段上側挟持壁22c1を有している。中段上側挟持壁22c1は、ほぼフォーク差込方向に沿って延びる帯形状を有して、上段挟持部30aと対向している。
周囲壁22のうち嵌合挟持部25を構成する部分は、これもまた第1挟持壁の一例である中段下側挟持壁22c2を有している。中段下側挟持壁22c2は、これもまたほぼフォーク差込方向に沿って延びる帯形状を有して、下段挟持部30bと対向している。
周囲壁22のうち嵌合挟持部25を構成する部分おいて、中段上側挟持壁22c1と中段下側挟持壁22c2とを連結する部分は、パレット10の積重なる方向に沿って延びる帯形状を有した中段連結壁22c3である。中段上側挟持壁22c1と中段連結壁22c3とによって形成される角部は、面取りされた形状を有し、また、中段下側挟持壁22c2と中段連結壁22c3とによって形成される角部も、面取りされた形状を有している。こうした構造であれば、嵌合挟持部25が嵌合パレット10aのフォーク差込口13に差込まれる際に、嵌合挟持部25と載置デッキ部分14との当接、あるいは、嵌合挟持部25と接地デッキ部分15との当接によって、差込が妨げられることが抑えられる。
周囲壁22のうち上段挟持部30aを構成する部分は、第2挟持壁の一例である上段挟持壁22aを有している。上段挟持壁22aは、ほぼフォーク差込方向に沿って延びる帯形状を有して、中段上側挟持壁22c1と対向している。
周囲壁22のうち下段挟持部30bを構成する部分は、第2挟持壁の一例である下段挟持壁22bを有している。下段挟持壁22bは、ほぼフォーク差込方向に沿って延びる帯形状を有して、中段下側挟持壁22c2と対向している。
ここで、パレット固定具2では、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとが挟持対象を押圧することによって、これらの間に載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とが挟持される。また、嵌合挟持部25と下段挟持部30bとが挟持対象を押圧することによって、これらの間に載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とが挟持される。それゆえに、パレット10同士の固定の状態を安定させるうえでは、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bの各々において、挟持対象との接する面積が大きいことが好ましい。一方で、パレット固定具2では、それの材料の使用量の抑制と耐荷重性の担保とを目的として、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bのほとんどが上述の平板壁21によって構成されている。そして、平板壁21は、パレット10の積重なる方向に沿って広がる平板形状を有するから、挟持対象を押圧する方向に対する断面積が自ずと小さくなる。この点で、上述した構造を有する周囲壁22であれば、載置デッキ部分14や接地デッキ部分15の広がる方向に沿って、中段上側挟持壁22c1、中段下側挟持壁22c2、上段挟持壁22a、および、下段挟持壁22bが広がる。それゆえに、パレット固定具2の材料の使用量の抑制と耐荷重性の担保とを目的として上記平板壁21を採用するとしても、パレット10同士の固定の状態を安定させることが可能である。
上段挟持壁22aは、嵌合挟持部25から離れる方向に窪む凹部34を有し、下段挟持壁22bもまた、嵌合挟持部25から離れる方向に窪む凹部34を有している。上段挟持壁22aにおいて、凹部34は、嵌合挟持部25の先端と対向する部位から上段挟持部30aの先端に向けて延びている。また、下段挟持壁22bにおいて、凹部34は、これもまた嵌合挟持部25の先端と対向する部位から下段挟持部30bの先端に向けて延びている。
ここで、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bの各々は、例えば、フォーク差込方向に沿ってフォーク差込口13に差込まれてもよいし、フォーク差込方向と交差する方向に沿ってフォーク差込口13に差込まれてもよい。この際に、上段挟持壁22aが凹部34を有する構成であれば、上段挟持壁22aと中段上側挟持壁22c1との間の距離は、凹部34の形成された範囲において、他の部位よりも広がる。また、下段挟持壁22bが凹部34を有する構成であれば、下段挟持壁22bと中段下側挟持壁22c2との間の距離もまた、凹部34の形成された範囲において、他の部位よりも広がる。結果として、フォーク差込方向と交差する方向に沿って、上段挟持部30aがフォーク差込口13に差込まれる際に、上段挟持部30aと接地デッキ部分15との相対位置の取り得る範囲が凹部34の分だけ広がる。また、フォーク差込方向と交差する方向に沿って、下段挟持部30bがフォーク差込口13に差込まれる際にも、下段挟持部30bと載置デッキ部分14との相対位置の取り得る範囲が凹部34の分だけ広がる。それゆえに、凹部34が形成されていない構成と比べて、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bの各々を、フォーク差込方向と交差する方向に沿ってフォーク差込口13に差込むことが容易となる。
嵌合挟持部25において、本体部23の長手方向に沿った幅のうち、本体部23に最も近い部位の幅は、中段基端幅H1aである。中段基端幅H1aは、嵌合パレット10aのフォーク差込口13において、本体部23の長手方向に沿った幅と同等である。
嵌合挟持部25において、本体部23の長手方向に沿った幅のうち、本体部23から最も離れた部位の幅は、中段先端幅H1bである。中段先端幅H1bは、中段基端幅H1aよりも若干小さい。
嵌合挟持部25において、本体部23の長手方向に沿った幅は、本体部23から離れるほど小さく、中段基端幅H1aから中段先端幅H1bまで徐々に増えている。すなわち、嵌合挟持部25は、嵌合挟持部25の基端から嵌合挟持部25の先端に向けて、本体部23の長手方向において細くなるテーパ状を有している。嵌合挟持部25を構成する中段上側挟持壁22c1は、中段上側挟持壁22c1の延びる方向と、水平方向とのなす角度として、1°以上8°以下を有していることが好ましい。また、嵌合挟持部25を構成する中段下側挟持壁22c2は、中段下側挟持壁22c2の延びる方向と、水平方向とのなす角度として、1°以上8°以下を有していることが好ましい。こうした構造であれば、嵌合挟持部25が嵌合パレット10aのフォーク差込口13に差込まれる際に、嵌合挟持部25がテーパ状を有していることによって、嵌合挟持部25の差込が円滑に進み、嵌合挟持部25の基端がフォーク差込口13に嵌着されやすくなる。
上段挟持部30aの本体部23から突出する量は、嵌合挟持部25の本体部23から突出する量よりも大きい。また、下段挟持部30bの本体部23から突出する量は、嵌合挟持部25の本体部23から突出する量よりも大きい。上段挟持部30aの本体部23から突出する量は、下段挟持部30bの本体部23から突出する量とほぼ等しい。例えば、上段挟持部30aの長手方向に沿った長さD2、および、下段挟持部30bの長手方向に沿った長さD2は、嵌合挟持部25の長手方向に沿った長さD1よりも大きく、長さD2は長さD1のほぼ2倍である。
上述したように、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bは、フォーク差込方向と交差する方向に沿ってフォーク差込口13に差込まれる場合が少なくない。この際に、上記長さD2と上記長さD1とが互いに異なる構成であれば、これらの長さが同じでる構成と比べて、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bの各々を、フォーク差込方向と交差する方向に沿ってフォーク差込口13に差込むことが容易である。
なお、フォーク差込口13に嵌着された嵌合挟持部25は、嵌合パレット10aに対する上段挟持部30aの位置を定め、かつ、嵌合パレット10aに対する下段挟持部30bの位置を定める機能を有する。それゆえに、フォーク差込口13に嵌着された嵌合挟持部25は、フォーク差込口13に対して相対的に変位しないことが好ましい。そして、上記長さD2と上記長さD1とが互いに異なる構成において、パレット固定具2の取付の容易性を高めるうえでは、上段挟持部30aや下段挟持部30bなどの第2挟持部の差込が嵌合挟持部25の嵌着よりも先行するように、上記長さD1が上記長さD2よりも短いことが好ましい。
また、上記長さD2と上記長さD1との差が大きいほど、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bの差込方向と、フォーク差込方向とのなす角度の許容範囲も広く、これら嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bをフォーク差込方向に対して傾けて差込むことが可能となる。一方で、嵌合挟持部25の長手方向に沿った長さD1が短いほど、嵌合挟持部25とフォーク差込口13との嵌合の強さも弱い。また、上段挟持部30aの長手方向に沿った長さD2や下段挟持部30bの長手方向に沿った長さD2は、載置デッキ部分14や接地デッキ部分15を押圧することのできる範囲に限られる。それゆえに、上段挟持部30aの長手方向に沿った長さD2、および、下段挟持部30bの長手方向に沿った長さD2は、嵌合挟持部25の長手方向に沿った長さD1の1.5倍以上2.5倍以下であることが好ましい。
本体部23の長手方向において、上段挟持部30aの幅H2は、パレット10が有するフォーク差込口13の高さよりも低く、また、下段挟持部30bの幅H2も、パレット10が有するフォーク差込口13の高さよりも低い。こうした幅H2、および、中段先端幅H1bの差も、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bをフォーク差込方向に対して傾けて差込むことを可能とする構成である。すなわち、幅H2と中段先端幅H1bとの差が大きいほど、嵌合挟持部25、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bの差込方向と、フォーク差込方向とのなす角度の許容範囲も広い。一方で、上段挟持部30aの幅H2や下段挟持部30bの幅H2が低いほど、上段挟持部30aの加える押圧力や下段挟持部30bの加える押圧力も弱い。また、嵌合挟持部25の中段先端幅H1bは、嵌合挟持部25とフォーク差込口とが嵌合する範囲に限られる。それゆえに、上段挟持部30aの幅H2や下段挟持部30bの幅H2は、嵌合挟持部25の中段先端幅H1bの1.5倍以上2.5倍以下であることが好ましい。
上段挟持部30aの先端部33は、先端に向かって細くなるテーパ形状に形成されている。このため、上段挟持部30aがパレット10のフォーク差込口13に差込まれる際に、上段挟持部30aが接地デッキ部分15に引っ掛かることが抑えられる。また、下段挟持部30bの先端部も、上段挟持部30aと同様に、先端に向かって細くなるテーパ形状に形成されている。このため、下段挟持部30bがパレット10のフォーク差込口13に差込まれる際に、下段挟持部30bが載置デッキ部分14に引っ掛かることが抑えられる。
図6に示されるように、中段支持壁21cにおいて、中段上側挟持壁22c1と連結する部位、および、中段下側挟持壁22c2と連結する部位には、中段上側挟持壁22c1、および、中段下側挟持壁22c2の延びる方向に沿って延びる長孔26が形成されている。2つの長孔26は、水抜き用であるとともに、中段上側挟持壁22c1、および、中段下側挟持壁22c2の逃げ孔であって、中段上側挟持壁22c1、および、中段下側挟持壁22c2の互いに近づく方向への弾性変形を促す。上段支持壁21aには、上段支持壁21aの突出する方向に沿って間隔をおいて4つの水抜き孔31が形成され、下段支持壁21bには、下段支持壁21bの突出する方向に沿って間隔をおいて4つの水抜き孔31が形成されている。また、平板壁21のうち持ち手部35を構成する部分には、3つの水抜き孔36が形成されている。
嵌合挟持部25は、中段支持壁21cと中段上側挟持壁22c1とを連結する2つの補強リブ27を有し、また、中段支持壁21cと中段下側挟持壁22c2とを連結する2つの補強リブ27を有している。補強リブ27は、中段支持壁21cと中段上側挟持壁22c1とに斜辺を有する三角形状を有するリブであって、中段支持壁21cと中段上側挟持壁22c1との形成する角部の機械的な強度を補っている。また、補強リブ27は、中段支持壁21cと中段下側挟持壁22c2とに斜辺を有する三角形状を有するリブであって、中段支持壁21cと中段下側挟持壁22c2との形成する角部の機械的な強度を補っている。こうした角部における機械的な強度を補ううえで、水平方向において、補強リブ27の有する幅は、中段上側挟持壁22c1の有する幅の2/3であることが好ましい。
フォーク差込方向に沿って並ぶ2個の補強リブ27は、1つの長孔26の近傍であって、かつ、フォーク差込方向において長孔26を挟むように位置している。2つの補強リブ27がこうした位置に設けられる構成であれば、嵌合挟持部25をパレット10のフォーク差込口13に差込む際に、中段上側挟持壁22c1、および、中段下側挟持壁22c2が、長孔26の近傍にて互いに近づく方向に弾性変形しやすく、かつ、その弾性変形に必要とされる機械的な強度が補強リブ27によって確保される。
上段挟持部30aにおいて、互いに対向する周囲壁22を連結する4つの斜めリブ32が、互いに隣り合う水抜き孔31の間に位置している。4つの斜めリブ32の各々において、上段挟持部30aの先端側となる部位は、上段挟持部30aの基端側となる部位よりも嵌合挟持部25の近くに位置する。
下段挟持部30bにおいても、互いに対向する周囲壁22を連結する4つの斜めリブ32が、互いに隣り合う水抜き孔31の間に位置している。4つの斜めリブ32の各々において、下段挟持部30bの先端側となる部位は、下段挟持部30bの基端側となる部位よりも嵌合挟持部25の近くに位置する。
こうした斜めリブ32を有する構成であれば、上段挟持部30aがパレット10のフォーク差込口13に差込まれる際に、上段挟持部30aの先端が嵌合挟持部25から離れる方向へ変形したとしても、周囲壁22に加わる応力が緩和される。また、下段挟持部30bがパレット10のフォーク差込口13に差込まれる際に、下段挟持部30bの先端が嵌合挟持部25から離れる方向へ変形したとしても、周囲壁22に加わる応力が緩和される。なお、上段挟持部30aの有する斜めリブ32の数、および、下段挟持部30bの有する斜めリブ32の数は、4つに限らず、1つ以上3以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
持ち手部35においても、互いに対向する周囲壁22を連結する2つのリブ37が、互いに隣り合う水抜き孔36の間に位置している。こうしたリブを有する構成であれば、持ち手部35を使用者が把持して使用する際に、リブ37によって周囲壁22を支持することができる。
図7〜図9を参照してパレット固定具2の取付方法をパレット固定具2の作用と共に説明する。まず、パレット固定具2の取付方法のうち、パレット固定具2をフォーク差込方向に沿ってパレット10に差込む方法を説明する。
図7に示されるように、パレット固定具2がパレット10を固定する際に、まず、パレット10の積重なる方向に沿って並ぶ3段のパレット10に、フォーク差込方向に沿って、第1パレット固定具2aは差込まれる。また、パレット10の積重なる方向に沿って並ぶ3段のパレット10に、これもまたフォーク差込方向に沿って、第2パレット固定具2bは差込まれる。
この際に、パレット10の積重なる方向において、嵌合挟持部25の中段先端幅H1bと、フォーク差込口13の幅Hpとは、ほぼ同じである。また、パレット10の積重なる方向において、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとの隙間の幅W1は、載置デッキ部分14の幅と接地デッキ部分15の幅との総和である幅Wp1とほぼ同じである。また、嵌合挟持部25と下段挟持部30bとの隙間の幅W1もまた、パレット10の積重なる方向において、載置デッキ部分14の幅と接地デッキ部分15の幅との総和である幅Wp1とほぼ同じである。
図8に示されるように、第1パレット固定具2aがフォーク差込口13に差込まれると、第1パレット固定具2aの嵌合挟持部25は、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着される。また、第2パレット固定具2bがフォーク差込口に差込まれると、第2パレット固定具2bの嵌合挟持部25は、他の嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着される。
また、第1パレット固定具2aがフォーク差込口13に差込まれると、第1パレット固定具2aの上段挟持部30aは、上段パレット10bの接地デッキ部分15に当接する。また、第2パレット固定具2bがフォーク差込口13に差込まれると、第2パレット固定具2bの上段挟持部30aは、他の上段パレット10bの接地デッキ部分15に当接する。
ここで、接地デッキ部分15は、フォーク差込口13からパレット10の内側に向けて傾いた形状を有する傾斜面12sを有している。こうした傾斜面12sは、パレットトラックの車輪の乗り上げる経路であるから、通常、フォーク差込口13からパレット10の内側に車輪が円滑に進むように、フォーク差込方向に沿って徐々に高くなる勾配を有している。それゆえに、パレット固定具2がフォーク差込口13に差込まれると、パレット固定具2の上段挟持部30aは、接地デッキ部分15の有する傾斜面12sに当接する。
この際に、フォーク差込方向に沿って徐々に高くなる勾配を傾斜面12sが有しているため、傾斜面12sに当接する上段挟持部30aは、傾斜面12sに沿って徐々に上方に変位しながらフォーク差込口13を通る。これに伴って、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとの間の隙間は、載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とによって徐々に押し広げられる。そして、上段パレット10bのフォーク差込口13を通る上段挟持部30aが、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着される嵌合挟持部25に向けて、接地デッキ部分15を徐々に押圧する。結果として、載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とが、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとによって挟持され、こうした挟持が、傾斜面12sの勾配によって円滑に進む。
なお、載置デッキ部分14を構成する複数のリブが、フォーク差込方向に沿って徐々に高くなる形状を有しているため、こうしたリブに当接する下段挟持部30bもまた、リブの高さの変化に追従し、徐々に下方に変位しながらフォーク差込口13を通る。これに伴って、嵌合挟持部25と下段挟持部30bとの間の隙間は、載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とによって徐々に押し広げられる。そして、上段パレット10bのフォーク差込口13を通る上段挟持部30aが、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着される嵌合挟持部25に向けて、接地デッキ部分15を徐々に押圧する。結果として、載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とが、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとに挟持され、こうした挟持が、複数のリブの高さの違いによって円滑に進む。
次に、パレット固定具2の取付方法のうち、パレット固定具2をフォーク差込方向と交差する方向に沿ってパレット10に差込む方法を説明する。
図9に示されるように、パレット10を固定する際には、まず、パレット10の積重なる方向に沿って並ぶ3段のパレット10に、フォーク差込方向と交差する方向、例えば、斜め上方に向けて、第1パレット固定具2aが差込まれる。また、パレット10の積重なる方向に沿って並ぶ3段のパレット10に、これもまたフォーク差込方向と交差する方向に沿って、第2パレット固定具2bが差込まれる。
第1パレット固定具2aがフォーク差込口13に差込まれると、第1パレット固定具2aの嵌合挟持部25は、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着され、第1パレット固定具2aの上段挟持部30aは、上段パレット10bの接地デッキ部分15に当接する。
また、第2パレット固定具2bがフォーク差込口に差込まれると、第2パレット固定具2bの嵌合挟持部25は、他の嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着され、第2パレット固定具2bの上段挟持部30aは、他の上段パレット10bの接地デッキ部分15に当接する。
この際に、パレット固定具2がフォーク差込方向に対して傾いて差込まれるため、パレット固定具2が差込まれるほど、上段挟持部30aと載置デッキ部分14との間の距離は短くなる。この点で、上述した構成であれば、上段挟持壁22aが凹部34を有するため、上段挟持部30aと載置デッキ部分14との間の距離は、凹部34の深さの分だけ長くなる。結果として、パレット固定具2の差込に際して、上段挟持壁22aと載置デッキ部分14との機械的な干渉が抑えられ、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとによる挟持が円滑に進む。
そして、例えば、積重ねられたパレット10に強風が吹き付けられる場合、パレット固定具2によって固定された複数のパレット10は、1つの集合として風を受ける。結果として、例えば、1個のパレット10が風によって吹き飛ばされる場合でも、こうしたパレット固定具2によって固定されたパレット10は、吹き飛ばされなくなる。特に、木製パレットに比べて軽量化が図られた合成樹脂製パレットでは、1つのパレットの変位に必要な力が小さいため、上述したパレット固定具2による効果が顕著である。さらに、片面使用の合成樹脂製パレットのように、接地デッキボード12にパレットトラック用の車輪配置孔12Hが形成されている場合には、1つのパレットの変位に必要な力がさらに小さいため、上述したパレット固定具2による効果が一層に顕著である。そして、片面使用の合成樹脂製パレットには、パレットトラックの車輪の通る傾斜面12sが形成されているため、上段挟持部30aの差込、および、嵌合挟持部25と上段挟持部30aとの挟持が、他の形式のパレットと比べて円滑に進む。
以上、上記第1の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)1つのパレット固定具2の取付によって、互いに隣接する3枚のパレット10がパレット10の積重なる方向において固定される。
(2)嵌合挟持部25に形成された長孔26が周囲壁22の逃げ孔として機能するため、嵌合挟持部25をフォーク差込口13に差込むことに要する負荷、ひいては、嵌合挟持部25の嵌着に必要な力が抑えられる。
(3)周囲壁22のうち弾性変形しやすい長孔26の近傍の部位は、補強リブ27によって機械的に補強される。そのため、嵌合挟持部25の嵌着に必要な力が抑えられ、かつ、嵌合挟持部25の機械的な強度が補われる。
(4)平板壁21のうち弾性変形しやすい長孔26の近傍の部位は、補強リブ27によって機械的に補強される。そのため、嵌合挟持部25の嵌着に必要な力が抑えられ、かつ、嵌合挟持部25の機械的な強度が補われる。
(5)フォーク差込方向と交差する方向に沿ってパレット固定具2がフォーク差込口13に差込まれる際に、凹部34を有する上段挟持壁22aが接地デッキ部分15に沿って差込まれることによって、パレット固定具2と他の部材との機械的な干渉が抑えられる。
(6)第1パレット固定具2aが有する下段挟持部30bと、第2パレット固定具2bが有する上段挟持部30aとが、互いに共通するパレット10のフォーク差込口13に差込まれる。それゆえに、例えば、連続するn段(nは2以上の整数)のパレット10を(n−1)個のパレット固定具2によって固定することが可能である。
(7)1つのパレット固定具2は、3個のパレット10を固定できる。
(第2の実施形態)
図10〜図13を参照して、第2の実施形態のパレット固定具を説明する。なお、第2の実施形態のパレット固定具は、パレット固定具の有する第2挟持部の数が1つである点が第1の実施形態と主に異なっている。そのため、以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態で説明された構成と同様の機能を有する構成について同じ符号を付してその説明を省略する。
図10に示されるように、パレット固定具3は、本体部23と、嵌合挟持部25と、1つの第2挟持部30と、持ち手部35とを有している。嵌合挟持部25と第2挟持部30とは、本体部23から同一方向に突出し、本体部23にそれぞれ1個ずつ設けられている。本体部23は、嵌合挟持部25の付け根部分よりも、本体部23の長手方向に沿って突出している。
図11に示されるように、本体部23が嵌合挟持部25の付け根部分から突出する量は、嵌合挟持部25と第2挟持部30との隙間の幅W1の半分以下であることが好ましい。こうした本体部23の構成であれば、パレット固定具3がパレット10のフォーク差込口13に差込まれた際に、1つのパレット10の側面に本体部23の2箇所が当接し、かつ、本体部23が不要に長くなることが抑えられる。
パレット固定具3は、それの取付られる2つのパレット10の各々を、嵌合パレット10a、および、上段パレット10bのいずれかに設定する。例えば、パレット固定具3は、1段目のパレット10を第2パレットの一例である上段パレット10bに設定する。また、パレット固定具3は、2段目のパレット10を第1パレットの一例である嵌合パレット10aに設定する。なお、パレット固定具3に対し、嵌合パレット10aの載置デッキ部分14は、第1デッキ部分の一例であり、上段パレット10bの接地デッキ部分15は、第2デッキ部分の一例である。
図12、および、図13を参照して、パレット固定具3の取付方法をパレット固定具3の作用と共に説明する。
図12に示されるように、パレット固定具3がパレット10を固定する際に、まず、パレット10の積重なる方向に沿って並ぶ2段のパレット10に、フォーク差込方向に沿って、パレット固定具3は差込まれる。
図13に示されるように、パレット固定具3がフォーク差込口13に差込まれると、パレット固定具3の嵌合挟持部25は、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着される。また、パレット固定具3の第2挟持部30は、上段パレット10bのフォーク差込口13内において接地デッキ部分15に当接する。そして、上段パレット10bのフォーク差込口13を通る第2挟持部30が、嵌合パレット10aのフォーク差込口13に嵌着される嵌合挟持部25に向けて、接地デッキ部分15を徐々に押圧する。結果として、載置デッキ部分14と接地デッキ部分15とが、嵌合挟持部25と第2挟持部30とによって挟持される。
結果として、積重ねられた2つのパレット10同士をパレット固定具3が固定することができる。そして、例えば、積重ねられたパレット10に強風が吹き付けられる場合、パレット固定具3によって固定された複数のパレット10は、1つの集合として風を受ける。それゆえに、例えば、1個のパレット10が風によって吹き飛ばされる場合でも、こうしたパレット固定具2によって固定されたパレット10は、吹き飛ばされなくなる。
以上、上記第2の実施形態によれば、上記(1)〜(7)に準じた効果に加え、以下の効果が得られる。
(8)パレット固定具3は、嵌合挟持部25と第2挟持部30とを1つずつ有するため、第1の実施形態のパレット固定具2と比べて、パレット固定具のサイズを小型化することができる。
(9)パレット固定具3は、嵌合挟持部25と第2挟持部30とを1つずつ有するため、複数のパレットを固定することに際し、最小の単位である2つのパレットが固定される。それゆえに、積重なる複数のパレットに対してそれの固定される部位の選択に際し、自由度が高められる。また、第1の実施形態のパレット固定具2と比べて、フォーク差込口13に対してパレット固定具3を差込やすくできる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・パレット固定具2がパレット10に取付られていない状態にて、上段挟持部30aと嵌合挟持部25との間の距離は、上段パレット10bの接地デッキ部分15の厚さ、および、嵌合パレット10aの載置デッキ部分14の厚さの総和以上であってもよい。この際に、上段挟持部30aは接地デッキ部分15を嵌合パレット10aに向けて押圧できる形状であればよい。例えば、上段挟持部30aは、嵌合挟持部25よりもフォーク差込方向に突出する先端部を有し、上段挟持部30aの先端部以外の部分では、接地デッキ部分15との間に隙間が形成され、上段挟持部30aの先端部のみが、接地デッキ部分15を押圧する形状であってもよい。
なお、片面使用のパレットが固有に有する接地デッキ部分15は、パレットトラックの車輪がフォーク差込口13に入りやすくするために、フォーク差込方向において手前側に傾斜面12sを有している。こうした接地デッキ部分15は、パレットトラックの車輪が車輪配置孔12Hに入りやすくするために、通常、フォーク差込方向において奥側にも、フォーク差込方向の奥側に向けて高さが徐々に低くなる勾配を有した奥側傾斜面を有している。この際に、上段挟持部30aの先端部は、その先端に近い部位ほど高さが低くなるフック形状を有していることが好ましい。こうした構造を有する上段挟持部30aは、フォーク差込口13に差込まれた上段挟持部30aと奥側傾斜面との接触を通じて、接地デッキ部分15を嵌合パレット10aに押圧することが可能である。しかも、こうした構成であれば、上段挟持部30aの先端部と接地デッキ部分15の奥側傾斜面との係合によって、フォーク差込口13に差込まれた上段挟持部30aが、フォーク差込口13から抜けることも抑えられる。
・パレット固定具2がパレット10に取付られていない状態にて、下段挟持部30bと嵌合挟持部25との間の距離は、下段パレット10cの載置デッキ部分14の厚さ、および、嵌合パレット10aの接地デッキ部分15の厚さの総和以上であってもよい。この際に、下段挟持部30bは載置デッキ部分14を嵌合パレット10aに向けて押圧できる形状であればよい。例えば、下段挟持部30bは、嵌合挟持部25よりもフォーク差込方向に突出する先端部を有し、下段挟持部30bの先端部以外の部分は、接地デッキ部分15との間に隙間を有し、下段挟持部30bの先端部のみが、接地デッキ部分15を押圧する形状であってもよい。
なお、載置デッキ部分14は、接地デッキ部分15と同じく、フォーク差込方向において奥側に、フォーク差込方向の奥側に向けて高さが徐々に高くなる勾配を有した奥側傾斜面を有してもよい。この際に、上述した上段挟持部30aの先端部と同様に、下段挟持部30bの先端部は、その先端に近い部位ほど高さが高くなるフック形状を有していることが好ましい。こうした構造を有する下段挟持部30bであれば、フォーク差込口13に差込まれた下段挟持部30bと奥側傾斜面との接触を通じて、載置デッキ部分14を嵌合パレット10aに押圧することが可能である。しかも、こうした構成であれば、下段挟持部30bの先端部と載置デッキ部分14の奥側傾斜面との係合によって、フォーク差込口13に差込まれた下段挟持部30bが、フォーク差込口13から抜けることも抑えられる。
・凹部34は、フォーク差込方向に沿って一定の深さを有した形状に限らず、フォーク差込方向に沿って異なる深さを有した形状であってもよく、要は、第2デッキ部分から離れる方向に向かって窪む形状であればよい。そして、1つの第2挟持部が有する凹部34の数は、2つ以上であってもよい。なお、上段挟持部30a、および、下段挟持部30bの少なくとも1つにおいて、凹部34は割愛されてもよい。
・上段挟持部30aや下段挟持部30bなどの第2挟持部の先端部の有する形状は、先端に向けて細くなる形状に限らず、例えば、先端に向けて一定の幅を有する形状であってもよいし、先端に向けて太くなる形状であってもよい。要は、第2挟持部の先端部の有する形状は、フォーク差込口13に差込まれることの可能な形状であって、かつ、嵌合挟持部25がフォーク差込口13に嵌着された状態で、第2デッキ部分を押圧する形状であればよい。
・嵌合挟持部25の有する形状は、先端に向けて細くなる形状に限らず、例えば、先端に向けて一定の幅を有する形状であってもよいし、先端に向けて太くなる形状であってもよい。要は、嵌合挟持部25の有する形状は、フォーク差込口13に嵌着される形状であればよい。また、嵌合挟持部25の先端部が有する形状は、面取りされた角部を有する形状に限らず、面取りされていない角部を有する形状であってもよい。
・第2挟持部を構成する周囲壁22を支持するリブは、周囲壁22の延びる方向に対して直交する方向に延びる形状を有してもよいし、複数のリブが設けられる構成であれば、互いに異なる形状を有していてもよい。なお、第2挟持部の形成に必要とされる材料の使用量を抑えることや第2挟持部の構造の複雑化を抑えることなどを目的として、こうしたリブは省略されてもよい。
・嵌合挟持部25に設けられる補強リブ27の形状は、三角形状に限らず、例えば、矩形板状や線状などの他の形状でもよいし、嵌合挟持部25において互いに対向する周囲壁22を連結する形状であってもよい。
・嵌合挟持部25に設けられる補強リブ27の位置は、長孔26を挟む位置に限らず、長孔26の延びる方向において長孔26に対する一方のみであってもよいし、長孔26の位置に関わらず、フォーク差込方向において嵌合挟持部25の中央や先端であってもよい。要は、嵌合挟持部25の嵌着に際して、嵌合挟持部25の機械的な強度が高められる位置であればよい。
・嵌合挟持部25に設けられる補強リブ27は、嵌合挟持部25の形成に必要とされる材料の使用量を抑えることや嵌合挟持部25の構造の複雑化を抑えることなどを目的として省略されてもよい。
・嵌合挟持部25は、単なる中実の直方体形状であってもよいし、箱体形状であってもよく、支持壁と挟持壁とを備える形状に限らず、要は、フォーク差込口13に嵌着される構造であればよい。なお、嵌合挟持部25の主たる構造が、支持壁と挟持壁とからなる構成であれば、上述したように、嵌合挟持部25の形成に必要とされる材料の使用量を抑えることやパレット固定具2の軽量化を図ることが可能である。
・嵌合挟持部25に設けられる長孔26は、嵌合挟持部25がフォーク差込口13に差込まれた際に、嵌合挟持部25の弾性変形を促す形状であればよく、例えば、円形孔や楕円形孔であってもよい。また、嵌合挟持部25の機械的な強度を高めることなどを目的として、長孔26は省略されてもよい。なお、嵌合挟持部25に設けられる長孔26が、フォーク差込方向に沿って延びる形状であれば、嵌合挟持部25の弾性変形がフォーク差込方向において広い範囲にわたり促され、かつ、その変形量が過大になることも抑えられる。それゆえに、嵌合挟持部25の弾性変形の促進と、嵌合挟持部25の機械的な強度の確保との両立を図るうえで、長孔26の形状はフォーク差込方向に沿って延びる形状であることが好ましい。
・パレット固定具3がパレット10に取付けられた状態において、嵌合挟持部25は第2挟持部30の下側に位置してもよいし、嵌合挟持部25は第2挟持部30の上側に位置してもよいし、複数のパレット固定具3が用いられる形態であれば、これらの組合わせであってもよい。
・持ち手部35は割愛されてもよく、こうした構成では、本体部23が把持の対象となる。
・パレット固定具2,3の取付られるパレットは、フォーク差込口とそのフォーク差込口を区画するデッキ部分とを有するパレットであればよい。例えば、本開示のパレット固定具が取付けられるパレットは、使用面が片面である片面使用形のパレットであってもよいし、使用面が両面である両面使用形のパレットであってもよい。また、本開示のパレット固定具が取付けられるパレットは、互いに対向する1組のフォーク差込口を有する二方差しパレットであってもよいし、互いに対向する2組のフォーク差込口を有する四方差しパレットであってもよい。さらに、本開示のパレット固定具が取付けられるパレットは、合成樹脂製パレットであってもよいし、木製パレットであってもよい。なお、接地デッキ部分の有する傾斜面との協働によって、パレット固定具の取付が容易になり、また、パレット固定具の取付られた状態が安定する観点から、パレット固定具の取付けられるパレットは、片面使用の合成樹脂製パレットであることが好ましい。
2,3…パレット固定具、10…パレット、11…載置デッキボード、12…接地デッキボード、13…フォーク差込口、14…載置デッキ部分、15…接地デッキ部分、21…平板壁、22…周囲壁、23…本体部、25…嵌合挟持部、26…長孔、27…補強リブ、28…角部、30a…上段挟持部、30b…下段挟持部、30…第2挟持部、31…水抜き孔、32…斜めリブ、33…先端部、34…凹部、35…持ち手部、36…水抜き孔、37…リブ、D1,D2…長さ、H1,H2,Hp,W1,W2,Wp1,Wp2…幅。

Claims (11)

  1. 第1パレットのフォーク差込口と第2パレットのフォーク差込口とが同じ方向に開口する状態で、前記第1パレットと前記第2パレットとが積重なるパレット群に取付られ、前記第1パレットは、前記第1パレットのフォーク差込口を区画して前記第2パレットと面する第1デッキ部分を有し、前記第2パレットは、前記第2パレットのフォーク差込口を区画して前記第1パレットと面する第2デッキ部分を有し、前記第1デッキ部分と前記第2デッキ部分とを相互に固定するパレット固定具であって、
    前記パレット群に取付られた状態にて、
    前記第1パレットのフォーク差込口と前記第2パレットのフォーク差込口とに面し、前記第1パレットから前記第2パレットまで延びる本体部と、
    前記本体部から前記第1パレットのフォーク差込口内に向かって延び、前記第1パレットのフォーク差込口に嵌着される第1挟持部と、
    前記本体部から前記第2パレットのフォーク差込口内に向かって延び、前記第2デッキ部分を前記第1デッキ部分に向けて押圧して、前記第1挟持部との間で前記第1デッキ部分と前記第2デッキ部分とを挟持する第2挟持部と、を備える
    ことを特徴とするパレット固定具。
  2. 請求項1に記載のパレット固定具において、
    前記第1挟持部には、前記第1挟持部の延びる方向に沿って延びる長孔が形成されている
    ことを特徴とするパレット固定具。
  3. 請求項2に記載のパレット固定具において、
    前記第1挟持部は、
    前記パレット群に取付られた状態にて、
    前記本体部から前記第1パレットのフォーク差込口内に向かって延び、前記第1パレットと前記第2パレットとが積重なる方向に沿って拡がる板形状を有する支持壁と、
    前記支持壁の縁のうち前記第1デッキ部分と面する縁に設けられ、前記支持壁の縁から前記支持壁と略直交する方向に沿って拡がる板形状を有して、前記第1デッキ部分と接触する部分である第1挟持壁と、
    を備え、
    前記長孔は、前記支持壁のうち前記支持壁と前記第1挟持壁との境界の近傍に形成され、
    前記第1挟持部が延びる方向において前記長孔の近傍に、前記支持壁と前記第1挟持壁とを連結する補強リブをさらに備える
    ことを特徴とするパレット固定具。
  4. 請求項3に記載のパレット固定具において、
    前記補強リブは、前記支持壁と前記挟持壁とから構成される角部にて、前記角部に2辺を有する三角板状に形成されている
    ことを特徴とするパレット固定具。
  5. 請求項3又は4に記載のパレット固定具において、
    前記第2挟持部は、前記パレット群に取付られた状態にて、前記第2デッキ部分と面する第2挟持壁を備え、
    前記第2挟持壁には、前記パレット群に取付られた状態にて、前記第2デッキ部分から離れる方向に向かって窪み、前記第2挟持部の延びる方向に沿って延びる凹部が設けられている
    ことを特徴とするパレット固定具。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のパレット固定具において、
    前記第1挟持部の延びる方向から見て、
    パレット固定具の有する水平方向の幅は、
    前記第1パレットのフォーク差込口が有する水平方向の幅の半分以下であり、かつ、前記第2パレットのフォーク差込口が有する水平方向の幅の半分以下である
    ことを特徴とするパレット固定具。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のパレット固定具において、
    前記第1挟持部の延びる方向において前記第1挟持部の有する長さと、
    前記第2挟持部の延びる方向において前記第2挟持部の有する長さとは、互いに異なる
    ことを特徴とするパレット固定具。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のパレット固定具において、
    前記パレットの積重なる方向において前記第1挟持部と前記第2挟持部との間の距離は、前記パレットの積重なる方向において前記第1デッキ部分の有する厚さと前記第2デッキ部分の有する厚さとの総和よりも小さい
    ことを特徴とするパレット固定具。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のパレット固定具において、
    前記パレット群は、第3パレットを有し、前記第3パレットと前記第2パレットとの間に前記第1パレットが位置し、
    前記第3パレットのフォーク差込口は、前記第1パレットのフォーク差込口、および、前記第2パレットのフォーク差込口が同じ方向に開口し、
    前記第3パレットは、前記第3パレットのフォーク差込口を区画して前記第1パレットと面する第3デッキ部分を有し、
    前記本体部は、前記第2パレットから前記第3パレットまで延びる形状を有し、
    前記パレット固定具は、前記本体部から前記第3パレットのフォーク差込口内に向かって延び、前記第3デッキ部分を前記第1パレットに向けて押圧して、前記第1挟持部との間で前記第1パレットと前記第3デッキ部分とを挟持する第3挟持部をさらに備える
    ことを特徴とするパレット固定具。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のパレット固定具において、
    前記第1挟持部は、前記パレットの積重なる方向において前記第1挟持部の有する幅が前記第1挟持部の延びる方向に向けて小さくなるテーパ状を有する
    ことを特徴とするパレット固定具。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のパレット固定具において、
    前記パレット固定具は弾性体である
    ことを特徴とするパレット固定具。
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