JP2015048015A - 識別子登録システム、識別子登録装置、コンピュータプログラム及び識別子登録方法 - Google Patents

識別子登録システム、識別子登録装置、コンピュータプログラム及び識別子登録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯器識別子を容易に登録することができ、セキュリティを高めることができる識別子登録システム、識別子登録装置、コンピュータプログラム及び識別子登録方法を提供する。
【解決手段】識別子登録装置は、車両識別子と携帯器識別子とを対応付けて記憶する装置記憶部と、車載器が送信した暗号信号を受信する装置受信部と、受信した暗号信号から車両識別子を復号する装置復号部と、復号した車両識別子に対応する携帯器識別子及び当該車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する装置暗号化部と、生成した暗号信号を車載器へ送信する装置送信部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定の携帯器を識別する携帯器識別子を車載器に登録する識別子登録システム、該識別子登録システムを構成する識別子登録装置、該識別子登録装置を実現するためのコンピュータプログラム及び識別子登録方法に関する。
近年では、車両のドアの施錠、解錠を離れた場所から操作することができるキーレスエントリーシステムは多くの車両に搭載されるようになった。このようなシステムでは、例えば、携帯器(キー)の解錠ボタンをユーザが操作すると、車載器は携帯器が送信した携帯器ID(キーID、携帯器識別子)を受信し、受信した携帯器IDを照合しドアを解錠する。また、携帯器の施錠ボタンをユーザが操作すると、車載器はドアを施錠する。
このようなシステムでは、車載器(車両)の工場出荷段階では、車載器と携帯器との間で対応付け(いわゆるペアリング)がなされていないので、携帯器IDを車載器に登録するには、専用の外部機器を車載器に接続する必要がある。また、車載器と携帯器との間の対応付け作業は、車載器の工場出荷後に通常ディラーが行うので、携帯器IDを車載器の不揮発性メモリに登録する場合には、ROMではなくEEPROM(登録商標)に記憶しなければならないという制限がある。このため、携帯器IDを車載器のEEPROMに登録する場合に、携帯器IDを暗号化して格納することで、仮にEEPROMからデータが読み取られても携帯器IDが解読されないようにする技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−137718号公報
しかし、特許文献1のような技術では、専用の外部機器を車載器に接続して携帯器IDを車載器に登録しなければならないので、携帯器IDの登録に手間がかかるという問題がある。また、携帯器IDをEEPROMのような比較的容量の小さい不揮発性メモリに記録するので、携帯器IDが記録されている箇所を容易に特定することができ、セキュリティの観点で問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、携帯器識別子を容易に登録することができ、セキュリティを高めることができる識別子登録システム、該識別子登録システムを構成する識別子登録装置、該識別子登録装置を実現するためのコンピュータプログラム及び識別子登録方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る識別子登録システムは、車両に搭載される車載器と、所定の携帯器を識別する携帯器識別子を前記車載器に登録する識別子登録装置とを備える識別子登録システムであって、前記車載器は、前記車両を識別する車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する車載器暗号化部と、該車載器暗号化部で生成した暗号信号を前記識別子登録装置へ送信する車載器送信部とを備え、前記識別子登録装置は、車両識別子と携帯器識別子とを対応付けて記憶する装置記憶部と、前記車載器送信部が送信した暗号信号を受信する装置受信部と、該装置受信部で受信した暗号信号から車両識別子を復号する装置復号部と、該装置復号部で復号した車両識別子に対応する携帯器識別子及び該車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する装置暗号化部と、該装置暗号化部で生成した暗号信号を前記車載器へ送信する装置送信部とを備え、前記車載器は、前記装置送信部が送信した暗号信号を受信する車載器受信部と、該車載器受信部で受信した暗号信号から車両識別子及び携帯器識別子を復号する車載器復号部と、該車載器復号で復号した携帯器識別子を記憶する車載器記憶部とをさらに備える。
本発明によれば、携帯器識別子を容易に登録することができ、セキュリティを高めることができる。
本実施の形態の識別子登録システムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の車載器の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の識別子登録装置としてのサーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の車載器の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のサーバの処理手順の一例を示すフローチャートである。
[本願発明の実施形態の説明]
本発明の実施の形態に係る識別子登録システムは、車両に搭載される車載器と、所定の携帯器を識別する携帯器識別子を前記車載器に登録する識別子登録装置とを備える識別子登録システムであって、前記車載器は、前記車両を識別する車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する車載器暗号化部と、該車載器暗号化部で生成した暗号信号を前記識別子登録装置へ送信する車載器送信部とを備え、前記識別子登録装置は、車両識別子と携帯器識別子とを対応付けて記憶する装置記憶部と、前記車載器送信部が送信した暗号信号を受信する装置受信部と、該装置受信部で受信した暗号信号から車両識別子を復号する装置復号部と、該装置復号部で復号した車両識別子に対応する携帯器識別子及び該車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する装置暗号化部と、該装置暗号化部で生成した暗号信号を前記車載器へ送信する装置送信部とを備え、前記車載器は、前記装置送信部が送信した暗号信号を受信する車載器受信部と、該車載器受信部で受信した暗号信号から車両識別子及び携帯器識別子を復号する車載器復号部と、該車載器復号で復号した携帯器識別子を記憶する車載器記憶部とをさらに備える。
また、本発明の実施の形態に係る識別子登録装置は、車両を識別する車両識別子と所定の携帯器を識別する携帯器識別子とを対応付けて記憶する装置記憶部と、外部から暗号信号を受信する装置受信部と、該装置受信部で受信した暗号信号から車両識別子を復号する装置復号部と、該装置復号部で復号した車両識別子に対応する携帯器識別子及び該車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する装置暗号化部と、該装置暗号化部で生成した暗号信号を外部へ送信する装置送信部とを備える。
また、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、暗号信号から車両を識別する車両識別子を復号するステップと、復号した車両識別子により識別される車両に対して使用する携帯器を識別する携帯器識別子及び前記車両識別子を暗号化して暗号信号を生成するステップとを実行させる。
また、本発明の実施の形態に係る識別子登録方法は、車両に搭載される車載器と、所定の携帯器を識別する携帯器識別子を前記車載器に登録する識別子登録装置とを備える識別子登録システムが行う識別子登録方法であって、前記車載器は、前記車両を識別する車両識別子を暗号化して暗号信号を生成するステップと、生成された暗号信号を前記識別子登録装置へ送信するステップとを含み、前記識別子登録装置は、車両識別子と携帯器識別子とを対応付けて装置記憶部に記憶しておき、前記車載器送信部が送信した暗号信号を受信するステップと、受信された暗号信号から車両識別子を復号するステップと、復号された車両識別子に対応する携帯器識別子及び該車両識別子を暗号化して暗号信号を生成するステップと、生成された暗号信号を前記車載器へ送信するステップとを含み、前記車載器は、送信された暗号信号を受信するステップと、受信された暗号信号から車両識別子及び携帯器識別子を復号するステップと、復号された携帯器識別子を車載器記憶部に記憶するステップとをさらに含む。
車載器暗号化部は、車両を識別する車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する。車両識別子は、恒久的な車両ID(例えば、車両の製造番号など)でもよく、あるいは車両識別子を使用する都度変わり得る暫定的な番号若しくは符号又はこれらの組み合わせなどでもよい。車載器送信部は、生成した暗号信号を識別子登録装置へ送信する。
識別子登録装置の装置記憶部は、車両識別子と携帯器識別子とを対応付けて記憶する。携帯器識別子は、所定の携帯器を識別するものである。所定の携帯器は、例えば、キーレスエントリーシステムのキーであり、携帯器識別子は、キーIDである。装置受信部は、車載器送信部が送信した暗号信号を受信する。装置復号部は、受信した暗号信号から車両識別子を復号する。装置記憶部を参照することにより、復号した車両識別子に対応する携帯器識別子を特定し、装置暗号化部は、特定された携帯器識別子及び復号して得られた車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する。装置送信部は、生成した暗号信号を車載器へ送信する。
車載器受信部は、装置送信部が送信した暗号信号を受信し、車載器復号部は、受信した暗号信号から車両識別子及び携帯器識別子を復号する。車載器は、復号した携帯器識別子を車載器記憶部に記憶する。車載器記憶部は、例えば、EEPROMのような比較的容量の小さい不揮発性メモリではなく、比較的容量が大きいROMのような不揮発性メモリとすることができる。
上述のように、車載器は、車両識別子を暗号化した暗号信号を識別子登録装置へ送信することにより、携帯器識別子の登録要求を識別子登録装置へ送信する。識別子登録装置は、車載器に登録すべき携帯器識別子及び車載器が送信した車両識別子を暗号化して暗号信号を生成し、生成した暗号信号を車載器へ送信する。このように、車載器は、登録すべき携帯器識別子を識別子登録装置から受信するので、従来のような専用の外部機器を車載器に接続して携帯器識別子を登録する必要が無く、携帯器識別子の登録を容易に行うことができる。また、車載器と識別子登録装置との間は、暗号化された暗号信号を用いるのでセキュリティの向上を図ることができる。さらに、携帯器識別子を比較的容量が大きいROMのような不揮発性メモリに記憶することにより、EEPROMに記憶した場合のように容易にデータが抽出されるおそれもなく、セキュリティをさらに高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係る識別子登録システムは、前記車載器暗号化部は、前記車両のナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成するようにしてあり、前記装置復号部は、前記暗号信号からナンバープレート情報を復号するようにしてある。
車載器暗号化部は、車両のナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成する。ナンバープレート情報は、例えば、陸運支局、分類番号、一連番号の全部又は一部の情報である。陸運支局は、例えば、「大阪」の如く地名であり、分類番号は、陸運支局(地名)の右側に記載され、自動車の大きさ(例えば、小型、普通又は大型など)及び用途(例えば、乗用、貨物、特種用途又は大型特殊など)を分類する1〜3桁の数字である。また、一連番号は、陸運支局・分類番号の下方に記載される車番であり、1〜4桁の数字である。装置復号部は、暗号信号からナンバープレート情報を復号する。車載器から識別子登録装置へ送信される暗号信号は、車両識別子及びナンバープレート情報の両方を使用して暗号化されるので、さらにセキュリティを高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係る識別子登録システムは、前記装置暗号化部は、前記装置復号部で復号したナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成するようにしてあり、前記車載器復号部は、前記暗号信号からナンバープレート情報を復号するようにしてある。
装置暗号化部は、装置復号部で復号したナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成する。車載器復号部は、生成された暗号信号からナンバープレート情報を復号する。識別子登録装置から車載器へ送信される暗号信号は、車両識別子、携帯器識別子及びナンバープレート情報を使用して暗号化されるので、さらにセキュリティを高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係る識別子登録システムは、前記識別子登録装置は、前記装置復号部で復号した車両識別子又はナンバープレート情報が予め登録した車両識別子又はナンバープレート情報に一致するか否かを判定する装置判定部を備え、前記装置暗号化部は、前記装置判定部で車両識別子又はナンバープレート情報が一致すると判定した場合、暗号信号を生成するようにしてある。
装置判定部は、装置復号部で復号した車両識別子又はナンバープレート情報が予め登録した車両識別子又はナンバープレート情報に一致するか否かを判定する。装置暗号化部は、装置判定部で車両識別子又はナンバープレート情報が一致すると判定した場合、暗号信号を生成する。識別子登録装置は、車載器が送信した車両識別子又はナンバープレート情報を認証(一致、不一致を判定)するので、セキュリティを高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係る識別子登録システムは、前記車載器は、前記車載器復号部で復号した車両識別子又はナンバープレート情報が前記車載器を搭載する車両の車両識別子又はナンバープレート情報に一致するか否かを判定する車載器判定部を備え、前記車載器記憶部は、前記車載器判定部で車両識別子又はナンバープレート情報が一致すると判定した場合、前記携帯器識別子を記憶するようにしてある。
車載器判定部は、車載器復号部で復号した車両識別子又はナンバープレート情報が当該車載器を搭載する車両の車両識別子又はナンバープレート情報に一致するか否かを判定する。車載器は、車載器判定部で車両識別子又はナンバープレート情報が一致すると判定した場合、携帯器識別子を車載器記憶部に記憶する。車載器は、識別子登録装置が送信した車両識別子又はナンバープレート情報を認証(一致、不一致を判定)するので、セキュリティを高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係る識別子登録システムは、前記装置記憶部は、前記車両の車両識別子と該車両の少なくともドア又はトランクを遠隔から解錠又は施錠するための携帯器を識別する携帯器識別子とを対応付けて記憶するようにしてある。
装置記憶部は、車両の車両識別子と当該車両の少なくともドア又はトランクを遠隔から解錠又は施錠するための携帯器を識別する携帯器識別子とを対応付けて記憶する。これにより、車載器が車両識別子を識別子登録装置へ送信するだけで、車載器に登録すべき携帯器識別子を特定することができ、携帯器識別子を記憶した専用の外部機器が不要となる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本発明に係る識別子登録システムの実施の形態を示す図面に基づいて説明する。なお、以下に記載する実施の形態の一部同士を任意に組み合わせてもよい。図1は本実施の形態の識別子登録システムの構成の一例を示すブロック図である。識別子登録システムは、車両1に搭載される車載器200、所定の携帯器300を識別する携帯器識別子を車載器200に登録する識別子登録装置としてのサーバ100などを備える。サーバ100と車載器200とは、インターネット又は通信回線網などのネットワークを介して信号(又は情報)の送受信を行うことができる。
後述するように、サーバ100が携帯器識別子を車載器200へ送信し、車載器200が受信した携帯器識別子を登録した状態では、ユーザが携帯器300(キーとも称する)を携帯して車両1に近づくと車両1のドア、トランクが解錠され、あるいは電源をオン又はエンジンを起動させることができる。また、ユーザが携帯器300を携帯して車両1から離れると車両1のドア、トランクが施錠される。携帯器識別子は、携帯器300を識別する識別番号又は識別符号であり、いわゆるキーIDである。
図1に示すように、本実施の形態の識別子登録システムは、車載器200が、携帯器識別子の登録要求をサーバ100へ送信すると、サーバ100は、車載器200に登録すべき携帯器識別子を特定し、特定した携帯器識別子を車載器200へ送信する。車載器200は、サーバ100が送信した携帯器識別子を所定の記憶部に記憶することにより、携帯器識別子を登録する。以下、詳細について説明する。
図2は本実施の形態の車載器200の構成の一例を示すブロック図である。車載器200は、車載器200全体を制御する車載制御部20、携帯器通信部21、車両制御部22、車両識別子記憶部23、暗号化部24、サーバ通信部25、復号部26、判定部27、携帯器識別子記憶部28などを備える。
図3は本実施の形態の識別子登録装置としてのサーバ100の構成の一例を示すブロック図である。サーバ100は、サーバ100全体を制御する制御部10、通信部11、復号部12、判定部13、暗号化部14、記憶部15などを備える。
車両識別子記憶部23は、車載器200が搭載される車両1を識別する車両識別子を記憶する。車両識別子は、恒久的な車両ID(例えば、車両の製造番号など)でもよく、あるいは車両識別子を使用する都度変わり得る暫定的な番号若しくは符号又はこれらの組み合わせなどでもよい。
車載制御部20は、携帯器識別子の登録タイミングであるか否かを判定する。携帯器識別子の登録タイミングは、例えば、ディラー又はユーザが不図示の操作部を操作して登録を要求したとき、車載器200をリセットしたときなどである。また、ユーザが携帯器300を携帯して車両1に近づく都度、携帯器識別子を登録する場合には、その都度が登録タイミングとなる。以下、携帯器識別子の登録タイミングになった場合について説明する。
暗号化部24は、車載器暗号化部としての機能を有し、車両1を識別する車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する。
サーバ通信部25は、車載器送信部としての機能を有し、暗号化部24で生成した暗号信号をサーバ100へ送信する。
サーバ100の記憶部15は、装置記憶部としての機能を有し、車両識別子と携帯器識別子とを対応付けて記憶する。携帯器識別子は、所定の携帯器を識別するものである。所定の携帯器は、例えば、キーレスエントリーシステムのキー(携帯キー)であり、携帯器識別子は、キーIDである。例えば、携帯器は、車両1の少なくともドア又はトランクを遠隔から解錠又は施錠するためのものである。
すなわち、ユーザが携帯器300(キーとも称する)を携帯して車両1に近づくと、車載器200は、携帯器300の携帯器識別子が一致するか否かの認証を行い、携帯器識別子が一致する場合、車両制御部22を制御して、車両1のドア、トランクを解錠し、あるいは電源をオン又はエンジンを起動させる。また、ユーザが携帯器300を携帯して車両1から離れると、車載器200は、車両制御部22を制御して、車両1のドア、トランクを施錠する。
通信部11は、装置受信部としての機能を有し、車載器200が送信した暗号信号を受信する。
復号部12は、装置復号部としての機能を有し、受信した暗号信号から車両識別子を復号する。復号部12は、記憶部15に記憶した車両識別子と携帯器識別子との対応付けを参照することにより、復号した車両識別子に対応する携帯器識別子を特定することができる。
制御部10は、受信した車両識別子に対応付けられた携帯器識別子を車載器200に登録すべく車載器200へ送信するよう制御するが、その際に暗号化部14を制御して暗号化する。
暗号化部14は、装置暗号化部としての機能を有し、復号部12で特定された携帯器識別子及び復号して得られた車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する。
通信部11は、装置送信部としての機能を有し、暗号化部14で生成した暗号信号を車載器200へ送信する。
車載器200のサーバ通信部25は、車載器受信部としての機能を有し、サーバ100が送信した暗号信号を受信する。
復号部26は、車載器復号部としての機能を有し、サーバ通信部25で受信した暗号信号から車両識別子及び携帯器識別子を復号する。
車載制御部20は、復号された携帯器識別子を携帯器識別子記憶部28に記憶する。携帯器識別子記憶部28は、例えば、EEPROMのような比較的容量の小さい不揮発性メモリではなく、比較的容量が大きいROMのような不揮発性メモリとすることができる。
上述のように、車載器200は、車両識別子を暗号化した暗号信号をサーバ100へ送信することにより、携帯器識別子の登録要求をサーバ100へ送信する。サーバ100は、車載器200に登録すべき携帯器識別子及び車載器200が送信した車両識別子を暗号化して暗号信号を生成し、生成した暗号信号を車載器200へ送信する。このように、車載器200は、登録すべき携帯器識別子をサーバ100から受信するので、従来のような専用の外部機器を車載器に接続して携帯器識別子を登録する必要が無く、携帯器識別子の登録を容易に行うことができる。また、車載器200とサーバ100との間は、暗号化された暗号信号を用いるのでセキュリティの向上を図ることができる。さらに、携帯器識別子を比較的容量が大きいROMのような不揮発性メモリに記憶することにより、EEPROMに記憶した場合のように容易にデータが抽出されるおそれもなく、セキュリティをさらに高めることができる。また、車載器200が車両識別子をサーバ100へ送信するだけで、車載器200に登録すべき携帯器識別子を特定することができ、携帯器識別子を記憶した専用の外部機器が不要となる。
また、車載器200の暗号化部24は、車両1のナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成することもできる。ナンバープレート情報は、例えば、陸運支局、分類番号、一連番号の全部又は一部の情報である。陸運支局は、例えば、「大阪」の如く地名であり、分類番号は、陸運支局(地名)の右側に記載され、自動車の大きさ(例えば、小型、普通又は大型など)及び用途(例えば、乗用、貨物、特種用途又は大型特殊など)を分類する1〜3桁の数字である。また、一連番号は、陸運支局・分類番号の下方に記載される車番であり、1〜4桁の数字である。
サーバ通信部25は、車両識別子及びナンバープレート情報を暗号化して生成された暗号信号をサーバ100へ送信する。サーバ100の通信部11は、車載器200が送信した暗号信号を受信する。
復号部12は、暗号信号からナンバープレート情報を復号する。これにより、車載器200からサーバ100へ送信される暗号信号は、車両識別子及びナンバープレート情報の両方を使用して暗号化されるので、さらにセキュリティを高めることができる。
また、車載器200が車両1のナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成し、生成した暗号信号をサーバ100へ送信する場合、さらに以下の処理を行うことができる。すなわち、サーバ100の暗号化部14は、復号部12で復号したナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成する。すなわち、復号部12は、車両識別子、携帯器識別子及びナンバープレート情報を暗号化して暗号信号を生成する。通信部11は、生成された暗号信号を車載器200へ送信する。
車載器200のサーバ通信部25は、車両識別子、携帯器識別子及びナンバープレート情報を暗号化して生成された暗号信号を受信する。復号部26は、生成された暗号信号からナンバープレート情報を復号する。これにより、サーバ100から車載器200へ送信される暗号信号は、車両識別子、携帯器識別子及びナンバープレート情報を使用して暗号化されるので、さらにセキュリティを高めることができる。
また、認証を行うようにしてもよい。例えば、判定部13は、装置判定部としての機能を有し、復号部12で復号した車両識別子又はナンバープレート情報のいずれか一方又は両方が予め登録した車両識別子又はナンバープレート情報に一致するか否かを判定するようにしてもよい。
暗号化部14は、判定部13で車両識別子又はナンバープレート情報が一致すると判定した場合に、暗号信号を生成するようにしてもよい。サーバ100は、車載器200が送信した車両識別子又はナンバープレート情報を認証(一致、不一致を判定)するので、セキュリティを高めることができる。
また、車載器200の判定部27は、車載器判定部としての機能を有し、復号部26で復号した車両識別子又はナンバープレート情報が車載器200を搭載する車両1の車両識別子又はナンバープレート情報に一致するか否かを判定するようにしてもよい。
車載制御部20は、判定部27で車両識別子又はナンバープレート情報が一致すると判定した場合に、携帯器識別子を携帯器識別子記憶部28に記憶するよう制御する。
これにより、車載器200は、サーバ100が送信した車両識別子又はナンバープレート情報を認証(一致、不一致を判定)するので、セキュリティを高めることができる。
図4は本実施の形態の車載器200の処理手順の一例を示すフローチャートである。車載制御部20は、携帯器識別子の登録タイミングであるか否かを判定する(S11)。携帯器識別子の登録タイミングは、例えば、ディラー又はユーザが不図示の操作部を操作して登録を要求したとき、車載器200をリセットしたときなどである。また、ユーザが携帯器300を携帯して車両1に近づく都度、携帯器識別子を登録する場合には、その都度が登録タイミングとなる。
登録タイミングでない場合(S11でNO)、車載制御部20は、ステップS11の処理を続ける。登録タイミングである場合(S11でYES)、車載制御部20は、車載器200が搭載される車両1の車両識別子を暗号化して暗号信号を生成し(S12)、生成した暗号信号をサーバ100へ送信する(S13)。
車載制御部20は、サーバ100から暗号信号を受信したか否かを判定し(S14)、暗号信号を受信していない場合(S14でNO)、ステップS14の処理を繰り返す。暗号信号を受信した場合(S14でYES)、車載制御部20は、受信した暗号信号から車両識別子及び携帯器識別子を復号する(S15)。
車載制御部20は、復号した車両識別子が自身(車載器200が搭載される車両1)の車両識別子に一致するか否かを判定し(S16)、一致する場合(S16でYES)、携帯器識別子を記憶することにより(S17)、携帯器識別子を登録し、処理を終了する。車両識別子が一致しない場合(S16でNO)、車載制御部20は、ステップS17の処理を行うことなく、処理を終了する。
図5は本実施の形態のサーバ100の処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部10は、車載器200から暗号信号を受信したか否かを判定し(S31)、暗号信号を受信していない場合(S31でNO)、ステップS31の処理を続ける。
暗号信号を受信した場合(S31でYES)、制御部10は、受信した暗号信号から車両識別子を復号し(S32)、復号した車両識別子が予め登録された車両識別子に一致するか否かを判定する(S33)。
車両識別子が一致する場合(S33でYES)、制御部10は、車両識別子及び当該車両識別子に対応する携帯器識別子を暗号化して暗号信号を生成し(S34)、生成した暗号信号を車載器200へ送信し(S35)、処理を終了する。一方、車両識別子が一致しない場合(S33でNO)、制御部10は、ステップS34、ステップS35の処理を行うことなく処理を終了する。
本実施の形態の識別子登録装置は、CPU、RAMなどを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図5に示すような各処理手順を定めたコンピュータプログラムを記録した記録媒体を、コンピュータに備えられた記録媒体読取装置で読み取ることにより、当該コンピュータプログラムをRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPUで実行することにより、コンピュータ上で識別子登録装置を実現することができる。
上述の実施の形態において、暗号信号を生成する場合に、さらに乱数で暗号化することもできる。乱数を用いることにより、さらにセキュリティを高めることができる。
また、携帯器識別子を登録する場合、携帯電話機、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォンなどを用いるようにしてもよい。
開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両
100 サーバ
10 制御部
11 通信部
12 復号部
13 判定部
14 暗号化部
15 記憶部
200 車載器
20 車載制御部
21 携帯器通信部
22 車両制御部
23 車両識別子記憶部
24 暗号化部
25 サーバ通信部
26 復号部
27 判定部
28 携帯器識別子記憶部
300 携帯器

Claims (9)

  1. 車両に搭載される車載器と、所定の携帯器を識別する携帯器識別子を前記車載器に登録する識別子登録装置とを備える識別子登録システムであって、
    前記車載器は、
    前記車両を識別する車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する車載器暗号化部と、
    該車載器暗号化部で生成した暗号信号を前記識別子登録装置へ送信する車載器送信部と
    を備え、
    前記識別子登録装置は、
    車両識別子と携帯器識別子とを対応付けて記憶する装置記憶部と、
    前記車載器送信部が送信した暗号信号を受信する装置受信部と、
    該装置受信部で受信した暗号信号から車両識別子を復号する装置復号部と、
    該装置復号部で復号した車両識別子に対応する携帯器識別子及び該車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する装置暗号化部と、
    該装置暗号化部で生成した暗号信号を前記車載器へ送信する装置送信部と
    を備え、
    前記車載器は、
    前記装置送信部が送信した暗号信号を受信する車載器受信部と、
    該車載器受信部で受信した暗号信号から車両識別子及び携帯器識別子を復号する車載器復号部と、
    該車載器復号で復号した携帯器識別子を記憶する車載器記憶部と
    をさらに備える識別子登録システム。
  2. 前記車載器暗号化部は、
    前記車両のナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成するようにしてあり、
    前記装置復号部は、
    前記暗号信号からナンバープレート情報を復号するようにしてある請求項1に記載の識別子登録システム。
  3. 前記装置暗号化部は、
    前記装置復号部で復号したナンバープレート情報をさらに暗号化して暗号信号を生成するようにしてあり、
    前記車載器復号部は、
    前記暗号信号からナンバープレート情報を復号するようにしてある請求項2に記載の識別子登録システム。
  4. 前記識別子登録装置は、
    前記装置復号部で復号した車両識別子又はナンバープレート情報が予め登録した車両識別子又はナンバープレート情報に一致するか否かを判定する装置判定部を備え、
    前記装置暗号化部は、
    前記装置判定部で車両識別子又はナンバープレート情報が一致すると判定した場合、暗号信号を生成するようにしてある請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の識別子登録システム。
  5. 前記車載器は、
    前記車載器復号部で復号した車両識別子又はナンバープレート情報が前記車載器を搭載する車両の車両識別子又はナンバープレート情報に一致するか否かを判定する車載器判定部を備え、
    前記車載器記憶部は、
    前記車載器判定部で車両識別子又はナンバープレート情報が一致すると判定した場合、前記携帯器識別子を記憶するようにしてある請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の識別子登録システム。
  6. 前記装置記憶部は、
    前記車両の車両識別子と該車両の少なくともドア又はトランクを遠隔から解錠又は施錠するための携帯器を識別する携帯器識別子とを対応付けて記憶するようにしてある請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の識別子登録システム。
  7. 車両を識別する車両識別子と所定の携帯器を識別する携帯器識別子とを対応付けて記憶する装置記憶部と、
    外部から暗号信号を受信する装置受信部と、
    該装置受信部で受信した暗号信号から車両識別子を復号する装置復号部と、
    該装置復号部で復号した車両識別子に対応する携帯器識別子及び該車両識別子を暗号化して暗号信号を生成する装置暗号化部と、
    該装置暗号化部で生成した暗号信号を外部へ送信する装置送信部と
    を備える識別子登録装置。
  8. コンピュータに、
    暗号信号から車両を識別する車両識別子を復号するステップと、
    復号した車両識別子により識別される車両に対して使用する携帯器を識別する携帯器識別子及び前記車両識別子を暗号化して暗号信号を生成するステップと
    を実行させるコンピュータプログラム。
  9. 車両に搭載される車載器と、所定の携帯器を識別する携帯器識別子を前記車載器に登録する識別子登録装置とを備える識別子登録システムが行う識別子登録方法であって、
    前記車載器は、
    前記車両を識別する車両識別子を暗号化して暗号信号を生成するステップと、
    生成された暗号信号を前記識別子登録装置へ送信するステップと
    を含み、
    前記識別子登録装置は、
    車両識別子と携帯器識別子とを対応付けて装置記憶部に記憶しておき、
    前記車載器送信部が送信した暗号信号を受信するステップと、
    受信された暗号信号から車両識別子を復号するステップと、
    復号された車両識別子に対応する携帯器識別子及び該車両識別子を暗号化して暗号信号を生成するステップと、
    生成された暗号信号を前記車載器へ送信するステップと
    を含み、
    前記車載器は、
    送信された暗号信号を受信するステップと、
    受信された暗号信号から車両識別子及び携帯器識別子を復号するステップと、
    復号された携帯器識別子を車載器記憶部に記憶するステップと
    をさらに含む識別子登録方法。
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