JP2015045780A - レンズシステム及びそれを有する撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影者が意図しない機能が作動してしまうことのないレンズシステムを提供すること。
【解決手段】 レンズシステムは、可動光学部材を備えカメラに接続されるレンズ装置と、レンズ装置と接続され、可動光学部材を駆動する駆動手段と、カメラへリターン信号を出力するリターン機能、録画開始指令する録画指令機能、可動光学部材に駆動指令する駆動指令機能、可動光学部材の電動駆動/手動操作を切替る駆動切替機能の内の1以上の機能を有する制御手段と、制御手段の機能が初期設定として割当てられる操作手段と、操作手段に割り当てる機能の設定を変更する機能設定手段と、第1と第2モードとを切替えるモード切替手段と、を有し、機能設定手段は、第1のモードでは操作手段に対して制御手段の機能の割当ての設定変更が可能であり、第2のモードでは操作手段に対して制御手段の機能の割当ての設定変更ができない。
【選択図】 図5

Description

本発明は、レンズシステムに関し、特に可動光学部材を駆動操作手段の操作部への機能の割付け設定が変更可能な駆動操作手段を備えるレンズシステム、及びそれを備える撮影装置に関するものである。
従来、テレビジョン撮影に用いられる撮影装置は、TVカメラ本体とTVレンズで構成され、TVレンズをTVカメラに装着して使用する。このうちTVレンズはレンズ本体部とドライブユニットに大別され、レンズ本体部には撮影光学系とそれをマニュアル操作するためのマニュアルリングがある。またドライブユニットには、これらマニュアルリングを電動駆動するための、モータや制御基板、CPUが内部に格納され、外装面には電動制御を指示する各種スイッチや、操作部材が設けられている。TVレンズは、以前はマニュアルによるズームやアイリス操作が撮影の大半を占めていたが、最近では電動サーボによる撮影も頻繁に行われるようになり、ドライブユニットにも様々な機能が付加されている(特許文献1参照)。例えば、任意のズーム位置を一度記憶すると、スイッチを押すことで記憶したズーム位置までモータ駆動するプリセット機能。また、このプリセット機能をドライブユニット上の複数あるスイッチの中で、ユーザが自分の好きな位置のスイッチに自由に割当てる設定ができる機能などがある。こうした様々な機能を割当て設定する手段は、レンズの撮影に関わる機能を設定する機能設定手段と、それに用いる表示パネルと、TVレンズの撮影に関わる各機能の設定情報を複数記憶できる記憶手段を設けることにより、状況を容易かつ瞬時に把握できる。さらに操作性に優れた機能の設定手段を併せ持つ、使い勝手の良い光学装置を提供されている。このように使用者の嗜好に応じて設定変更できるこれらの機能は、カメラマンの撮影の幅を広げ、様々な撮影状況に応じて最適なカメラワークを実現することを可能にしている。
特開2001−124979号公報
しかしながら、テレビジョン撮影に用いられるTVカメラ本体とTVレンズで構成される光学装置は、放送局やプロダクションなどで所有しているものが多く、個人が所有するものではないため、光学装置を使用するカメラマンが定まっていないケースが多い。このため、カメラマンごとに様々な設定がなされ、設定を行ったカメラマンとは別のカメラマンが光学装置を使用する際に、例えば、ドライブユニット上のあるスイッチを操作した場合に、自分が意図した機能とは異なる機能が作動するという問題が発生する。テレビジョン撮影においては、撮影機会を逃さないという観点からも、咄嗟に撮影を開始するケースも多く、この場合上記のような問題が発生すると撮影機会を逃してしまう、或いは、カメラマンの意図しない映像が撮影されてしまう可能性も大きい。
そこで、本発明の目的は、可動光学部材を駆動操作手段の操作部への機能の割付け設定が変更可能な構成を備えながら、撮影者が意図しない機能が作動してしまうことのないレンズシステムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のレンズシステムは、可動光学部材を備え、カメラ装置に接続されるレンズ装置と、レンズ装置と接続され、可動光学部材を駆動する駆動手段と、カメラ装置へリターン信号を出力するリターン機能、カメラ装置へ録画開始を指令する録画指令機能、可動光学部材の駆動を指令する駆動指令機能、可動光学部材の電動駆動又は手動操作を切り替える駆動切替機能の少なくともいずれかの機能を有する制御手段と、制御手段の機能が初期設定として割当てられるユーザにより操作される操作手段と、操作手段に割り当てる機能の設定を変更する機能設定手段と、第1モードと第2モードとを切替えるモード切替手段と、を含み、機能設定手段は、第1のモードでは、操作手段に対して制御手段の機能の割当ての設定変更が可能であり、第2のモードでは、操作手段に対して制御手段の機能の割当ての設定変更ができない、ことを特徴とする。
本発明によれば、可動光学部材を駆動操作手段の操作部への機能の割付け設定が変更可能な構成を備えながら、撮影者が意図しない機能が作動してしまうことのないレンズシステムを提供することができる。
本発明の実施例1におけるレンズシステムの上面図。 実施例1におけるレンズシステムの背面図。 実施例1における機能設定スイッチの構成図。 実施例1におけるレンズシステムの機能構成図。 実施例1におけるドライブユニットのメニュー画面の表示例。 実施例2におけるズームデマンドの上面図。 実施例2におけるズームデマンドの側面図。 実施例2におけるレンズシステムの機能構成図。 実施例2におけるドライブユニットのメニュー画面の表示例。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、図1〜5を参照して、本発明の第1の実施例によるレンズシステムについて説明する。
図1及び図2はレンズ装置の上面図および背面図である。
101はレンズ装置で、内部には可動光学部材であるフォーカスレンズ、ズームレンズ、アイリス等を含む撮影光学系を含み、外側には、フォーカスレンズ、ズームレンズ、アイリスを手動で操作するためのマニュアルリングを有する。
102はレンズ本体101に着脱自在に取付けられるドライブユニット(駆動制御装置)で、内部にはレンズ本体101のマニュアルリングを電動駆動するためのモータや、制御基板、CPU等が格納されている。103はズームを電動駆動する時に操作するシーソースイッチ(操作手段)で、図中Tの方向あるいはWの方向にスイッチを押し込むと、押し込み量に応じたスピードで、ズームレンズを望遠方向、あるいは広角方向へ移動させる駆動指令機能が割当てられている。104はスイッチ操作に応じてカメラへリターン信号を送り返すリターン機能が割当てられたリターンスイッチ(操作手段)である。一般的に、リターンスイッチ104は、複数のカメラで映像を撮影するときに、他のカメラで撮影され実際に放送に使用されている映像を手元で確認するためのスイッチである。105は録画開始を指令するVTRスイッチ(操作手段)であり録画指令機能が割当てられている。また、106はアイリスをマニュアルリングによる手動操作とするか、モータによる電動駆動とするかを切り替える駆動切替機能が割当てられたアイリス駆動切替スイッチ(操作手段)である。これらシーソースイッチ103、リターンスイッチ104、VTRスイッチ105、アイリス駆動切替スイッチ106は、テレビ撮影に関わる最も基本的なスイッチ(操作手段)である。また、TVレンズの操作性を継承する観点から、TVレンズの長い歴史の中でも昔から変わらずに図示した位置に配置される。
107は機能スイッチ(機能操作手段)Aで、レンズを用いた撮影に関わる様々な機能の中から任意の機能をこの機能スイッチA107に割り当てて使用されることが前提のスイッチである。例えば、プリセット機能をこのスイッチに割り当てると、カメラマンは後述するメモリースイッチ109と同時に機能スイッチA107を押すことで現在のズーム位置が記憶できる。その後ズームがいかなる位置にある場合でも、この機能スイッチA107を押すことで、ズームを記憶した位置に戻すことができる。また、108は機能スイッチ(機能操作手段)Bで、レンズの撮影に関わる様々な機能の中から任意の機能をこの機能スイッチB108に割り当てて使用されることが前提のスイッチである。例えば、スイッチを押すことでズームが往復動作する機能をこのスイッチに割り当てる。すると、カメラマンは機能スイッチBを押し続けるとレンズは望遠端までズーミングし、深度の浅い望遠端でフォーカス合わせをした後で機能スイッチBから手を離すと元のズーム位置に戻すことができ、ピントの合わせのアシスト機能として利用することができる。これらの機能スイッチは、カメラマンがレンズをマニュアル操作する際に、スイッチを誤操作して突然ズームが動き出すことのないように、機能スイッチAあるいは機能スイッチBを押しても、機能することにないように設定することも可能である。109は現在のズーム位置、速度、方向などを記憶する際に使用するメモリースイッチである。
110はドライブユニット102の背面に設けた液晶による表示パネル、111は表示パネルの表示/非表示を切換える表示スイッチで、必要な時だけ表示パネル110を点灯する構成にすることで消費電力を低減している。112はレンズの撮影に関わる様々な機能を設定するための機能設定スイッチである。
図3は機能設定スイッチ112を拡大して表したものである。図3に示した機能設定スイッチ112は、図中202から205の4つの矢印キーとひとつの選択キー201で構成される。そして、表示パネル110に表示される画面メニューに沿って、202から205の4つの矢印キーでカーソルを移動して、複数ある機能の中から一つを選択し、選択キー201で確定する。
次にレンズ装置の内部構成を図4に示す。
図4において、301は焦点調整を行うフォーカスレンズ光学系、302はフォーカスレンズ光学系301を駆動するフォーカスモータ、303はフォーカスレンズ光学系301の位置に応じた位置信号を出力するフォーカス位置検出部、304はフォーカスレンズ光学系301を制御するフォーカス制御部である。305は変倍調節を行うズームレンズ光学系、306はズームレンズ光学系305を駆動するズームモータ、307はズームレンズ光学系305の位置に応じた位置信号を出力するズーム位置検出部、308はズームレンズ光学系305を制御するズーム制御部である。309は絞り調節を行うアイリス羽根、310はアイリス羽根309を駆動するアイリスモータ、311はアイリス羽根309の位置に応じた位置信号を出力するアイリス位置検出部、312はアイリス羽根309を制御するアイリス制御部である。313は焦点距離を1.5倍や2.0倍などに変更するエクステンダー光学系、314はエクステンダー光学系313を駆動するエクステンダーモータ、315はエクステンダー光学系313の位置に応じた位置信号を出力するエクステンダー位置検出部、316はエクステンダー光学系313を制御するエクステンダー制御部である。317は本実施例の制御部分を司るCPU(制御手段)、110はドライブユニット102の背面に設けた液晶による表示パネル、112はレンズの撮影に関わる様々な機能を設定するための機能設定スイッチである。318はレンズの撮影に関わる様々な機能及び特性を記憶させる記憶部、319はドライブユニット102に取付けられた各種スイッチ通信部、320はレンズ外部とのデータ通信部、321は各種デマンドとの通信部、322はカメラ装置との通信部である。
本実施例では、表示パネル110と機能設定スイッチ112で構成される機能設定手段は、上述したスイッチ等(操作手段)に様々な機能の割付けの設定をする手段であり、機能の割付け可能な範囲が異なる2つのモードで、機能の割付けが設定される。2つのモードは、使用するユーザが固定されている場合などに効果的な固定ユーザモードと、複数のカメラマンで使用する場合に効果的な任意ユーザモードである。各モードの詳細は後述する。
図5は、表示パネル110に表示される、レンズ機能を設定するためのメニュー画面の例である。(a)は固定ユーザモード時のメニュー画面、(b)は任意ユーザモード時のメニュー画面である。
メニュー画面における設定項目の変更操作について説明する。
矢印キー202〜205によりメニュー画面内の401〜409の項目のいずれかにカーソルを合わせ、選択キー201を押すことで該カーソル項目の設定が変更可能な状態となる。カーソル項目が変更可能状態の場合は、カーソル位置は固定され、矢印キーの204、205を押すことで設定値を変更することができる。設定値が決定したら、選択キー201を押すことで、変更した設定値を記憶部318に記憶し、再度カーソル移動が可能となる。
以下にメニュー画面の設定項目について説明する。
401は、モードの切替えメニューであり、矢印キーの204、205を押して、設定値としてのモードを変更するたびに、固定ユーザモード(第1のモード)と任意ユーザモード(第2のモード)が切り替わる。すなわち、表示パネル110と機能設定スイッチ112とは、固定ユーザモードと任意ユーザモードとを切替えるモード切替手段を構成している。固定ユーザモードが選択されると、メニュー画面は図5(a)となり、任意ユーザモードが選択されると、メニュー画面は図5(b)となる。
402は、VTRスイッチ105の機能割り当ての設定項目である。VTRスイッチ105は、初期設定では、録画の開始を指示する機能であるが、402の設定項目を変更することにより、他の機能を割り当てることができる。例えば、リターン機能やプリセット機能、シャトル機能などに設定変更可能である。
403は、リターンスイッチ104の機能割り当ての設定項目である。リターンスイッチ104は、初期設定では、カメラへ信号を送り返す機能であるが、403の設定項目を変更することにより、他の機能を割り当てることができる。例えば、VTR機能やプリセット機能、シャトル機能などに設定変更可能である。
404は、アイリス駆動切替スイッチ106の切替状態の設定項目である。アイリス駆動切替スイッチ106は、初期設定では、アイリスを手動操作か電動操作かを切り替える機能であるが、404の設定項目を変更することにより、切替状態を変更することができる。例えば、アイリス駆動切替スイッチ106の状態に関わらずアイリスを手動操作に設定したり、アイリス駆動切替スイッチ106の状態に関わらずアイリスを電動操作に設定する、などに設定変更可能である。
405は、シーソースイッチ103の駆動対象の設定項目である。シーソースイッチ103は、初期設定では、ズームの電動駆動を指令するためのスイッチであるが、405の設定項目を変更することにより、駆動対象を変更することができる。例えば、シーソースイッチ103をアイリスの電動駆動を指令するためのスイッチとするなどに設定変更可能である。
406は、機能スイッチA107の機能割り当ての設定項目である。406の設定項目を変更することにより、任意の機能を割り当てることができる。例えば、VTR機能やリターン機能、プリセット機能、シャトル機能、または機能なしなどを設定することが可能である。
407は、機能スイッチB108の機能割り当ての設定項目である。407の設定項目を変更することにより、任意の機能を割り当てることができる。例えば、VTR機能やリターン機能、プリセット機能、シャトル機能、または機能なしなどを設定することが可能である。
408は、アイリストルクの設定項目である。408の設定項目を変更することで、アイリスのマニュアルリングを手動操作する際のリングの重さ(駆動特性の設定値)を変更することができる。リングの重さを変更することにより、ユーザの好みの操作感でアイリスリングを操作することができる。
409は、ズームトラッキング機能の有効/無効を切り替える設定項目である。ズームトラッキング機能とは、メモリースイッチ109により記憶された任意のズーム位置により、ズームの駆動領域を限定する機能である。ズームトラッキング機能を使用することにより所望の画角範囲内でレンズ装置を使用することができ、撮影状況に応じて必要以上にズームしてしまうといった操作を防ぐことができる。409の設定を変更することで、ズームトラッキング機能を有効とするか無効とするかを変更することができる。
上記の402〜407の項目がスイッチ(操作手段)に割り当てる「機能」の変更/設定ということに対応するのに対し、アイリストルクの設定項目408と、ズームトラッキング機能の有効/無効を切り替える設定項目409については、割当てられている機能に対する「設定値」の変更ということになる。前者の場合は、前述のように、表示パネル110と機能設定スイッチ112は、機能設定手段を構成することになるが、後者の場合は、設定値変更手段を構成することになる。
固定ユーザモードでは、メニュー画面の設定項目は402〜409となり、使用するユーザの好みに合わせてレンズ機能をカスタマイズできる。例えば、レンズ装置の配置によるスイッチの押し易さやレンズ機能の使用頻度に合わせて、VTRスイッチ105にプリセット機能を割り付けたり、シーソースイッチ103の駆動対象をアイリスとしたりするなど変更できる。よって、使用するユーザに合わせて設定変更することにより、ユーザに合った使い勝手を実現することができる。
しかしながら、複数のユーザによりレンズ装置が共同で使用される場合は、レンズ装置に備えられたスイッチにより作動する機能が初期設定の機能から変更されていると、自分が意図しない機能が作動してしまい、誤操作につながってしまう。
一方、任意ユーザモードでは、メニュー画面の設定項目は406〜409となる。任意ユーザモードにおいては、設定項目402〜405は、レンズ装置に備えられたスイッチにより作動する初期設定の機能を別の機能に変更可能な設定項目から除外されているため、メニュー画面にはその項目は表示されない。ゆえに、特に撮影画像に影響を与える操作に関する機能、或いは、放送される画像に影響を与える可能性のある機能についての、初期設定のスイッチ機能が変更されることがないため、自分の意図しない機能が作動するといった誤操作を防ぐことができる。また、その他のレンズ機能の設定変更は可能であるため、好適なカメラワークの実現も維持することができる。
よって、複数のユーザにより共同で使用する運用形態をとる場合は、任意ユーザモードとすることにより、撮影画像に影響を与えるような、又は、放送される画像に影響を与えるような誤操作を防ぐこと可能となる。
また、本実施例においては、固定ユーザモードと任意ユーザモードの切り替えをメニュー画面から機能設定スイッチの操作により行う例について述べたが、これに限られるわけではない。例えば、変更する際に、パスワードを入力することにより変更可能にする構成とするようにしたり、その他のスイッチと組合せて特別な操作をすることによってのみ変更可能にする構成とすることにより、意図せずに固定ユーザモードで使用されることがないようにしても良い。
また、本実施例においては、設定項目を変更した場合、記憶部318に設定値を記憶する例について述べたが、本発明はこれに限られるわけではない。任意ユーザモードの場合は、記憶部318には、設定値を記憶しない構成としても良い。すなわち、任意ユーザモードの場合は、設定項目の機能の変更は可能だが記憶はされないため、一度電源を落とすと設定値は初期設定値に戻り、ユーザは電源立ち上げ時に常に同じ設定状態(初期設定の状態)で使用することができる。さらには、任意ユーザモードの場合は、レンズの駆動に関係する設定項目のみ、設定値を記憶しないとしても良い。すなわち、任意ユーザモードの場合は、例えば、トラッキング機能の有効/無効の切替設定の設定値を記憶しないとすれば、電源立ち上げ時にズームの駆動範囲が制限されているなどの撮影操作に影響を及ぼす状態を防ぐことができるため、より望ましい。
本実施例においては、機能設定スイッチに十字キーを用いた例について述べたが、ジョグシャトルスイッチ等、表示パネルの表示フローに沿って機能が設定できるものであれば如何なる設定スイッチでも構うものではない。
さらに、本実施例においては、表示パネルと機能設定スイッチをドライブユニットに設けたが、レンズシステムにおけるどの部位に配置しても構うものではない。
以下、図6〜9を参照して、本発明の第2の実施例によるレンズシステムについて説明する。
第1の実施例では、レンズ装置に接続されるドライブユニットが機能設定手段を備える例について説明したが、本実施例では、ドライブユニットに接続されて指令操作する操作装置であるデマンドが機能設定手段を備える例について説明する。
図6及び図7はズームデマンドの上面図および側面図である。図中601はズームデマンド本体で、レンズ装置に接続される操作装置である。602はズームをサーボ駆動する時に操作するシーソースイッチ(操作手段)で、図中Tの方向あるいはWの方向にスイッチを押し込むと、押し込み量に応じたスピードで、ズームレンズが望遠方向、あるいは広角方向へ移動する。603はスイッチ操作に応じてカメラへ信号を送り返すリターンスイッチ(操作手段)で、604は録画のトリガーとなるVTRスイッチ(操作手段)である。
605は機能スイッチ(機能操作手段)Aで、レンズを用いた撮影に関わる様々な機能の中から任意の機能この機能スイッチA605に割り当てて使用されることが前提のスイッチである。
606は現在のズーム位置、速度、方向などを記憶する際に使用するメモリースイッチである。
607はズームデマンド601の上面に設けた液晶による表示パネル、608は表示パネルの表示/非表示を切換える表示スイッチで、必要な時だけ表示パネル607を点灯する構成にすることで消費電力を低減している。609はレンズの撮影に関わる様々な機能を設定するための機能設定スイッチである。
機能設定スイッチ609の詳細は、実施例1の図3と同様のため説明を省略する。
次にレンズ装置とズームデマンドの内部構成を図8に示す。
実施例1の図4と同一符号で示した要素は、同一のため説明を省略する。
図8において、817はズームデマンド601の制御部分を司るCPU(制御手段)、607はズームデマンド601の上面に設けた液晶による表示パネル、609はレンズの撮影に関わる様々な機能を設定するための機能設定スイッチである。818はレンズの撮影に関わる様々な機能及び特性を記憶させる記憶部、819はズームデマンド601に取付けられた各種スイッチ通信部、821はレンズ装置との通信部である。
記憶部818は、固定ユーザモードの場合は、機能及び特性の設定を記憶するが、任意ユーザモードの場合は、設定値を記憶しない。
ズームデマンド601は、通信部821と通信部321を介してレンズ装置と接続される。
本実施例では、ズームデマンドに機能設定手段を有する際の固定ユーザモードと任意ユーザモードの例について述べる。
図9は、表示パネル607に表示させるレンズ機能を設定するためのメニュー画面の例である。(a)は固定ユーザモード時のメニュー画面、(b)は任意ユーザモード時のメニュー画面である。
設定項目の変更操作については実施例1と同様である。
901は、モードの切替えメニューであり、機能設定スイッチ609を操作して設定値としてのモードを変更するたびに、固定ユーザモードと任意ユーザモードが切り替わる。すなわち、表示パネル607と機能設定スイッチ609は、固定ユーザモードと任意ユーザモードとを切替えるモード切替手段を構成している。固定ユーザモードが選択されると、メニュー画面は図9(a)となり、任意ユーザモードが選択されると、メニュー画面は図9(b)となる。
902は、VTRスイッチ604の機能割り当ての設定項目である。VTRスイッチ604は、初期設定では、録画の開始を指示する機能であるが、902の設定項目を変更することにより、他の機能を割り当てることができる。例えば、リターン機能やプリセット機能、シャトル機能などに設定変更可能である。
903は、リターンスイッチ603の機能割り当ての設定項目である。リターンスイッチ603は、初期設定では、カメラへ信号を送り返す機能であるが、903の設定項目を変更することにより、他の機能を割り当てることができる。例えば、VTR機能やプリセット機能、シャトル機能などに設定変更可能である。
904は、機能スイッチA605の機能割り当ての設定項目である。904の設定項目を変更することにより、任意の機能を割り当てることができる。例えば、VTR機能やリターン機能、プリセット機能、シャトル機能、または機能なしなどを設定することが可能である。
905は、ズームトラッキング機能の有効/無効を切り替える設定項目である。905の設定項目を変更することで、ズームトラッキング機能を有効とするか無効とするかを変更することができる。
上記の902〜904の項目がスイッチ(操作手段)に割り当てる「機能」の変更/設定ということに対応するのに対し、ズームトラッキング機能の有効/無効を切り替える設定項目905については、割当てられている機能に対する「設定値」の変更ということになる。前者の場合は、前述のように、表示パネル607と機能設定スイッチ609は、機能設定手段を構成することになるが、後者の場合は、設定値変更手段を構成することになる。
固定ユーザモードでは、メニュー画面の設定項目は902〜905となり、使用するユーザの好みのスイッチ位置に好みのレンズ機能を設定できる。よって、使用するユーザにとって、使い勝手のよい操作性を実現することができる。
しかしながら、複数のユーザによりズームデマンドが共同で使用される場合は、ズームデマンドに備えられたスイッチにより作動する機能が初期設定の機能から変更されていると、自分が意図しない機能が作動してしまい、誤操作につながってしまう。
一方、任意ユーザモードでは、メニュー画面の設定項目は904〜905と限定される。任意ユーザモードにおいては、設定項目902、903は、ズームデマンドに備えられるスイッチにより作動する初期設定の機能を別の機能に変更可能な設定項目から除外されているため、メニュー画面にはその項目は表示されない。ゆえに、特に撮影画像に影響を与える操作に関する機能、或いは、放送される画像に影響を与える可能性のある機能についての、初期設定のスイッチ機能が変更されることがないため、自分の意図しない機能が作動するといった誤操作を防ぐことができる。
よって、複数のユーザにより共同で使用する運用形態をとる場合は、任意ユーザモードとすることにより、撮影画像に影響を与えるような、又は、放送される画像に影響を与えるような誤操作を防ぐことが可能となる。
また、本実施例においては、任意ユーザモードの場合は、機能の設定を記憶しない構成としたが、これに限られるわけではない。任意ユーザモードの場合は、一部の設定項目のみ、設定値を記憶しないとしても良い。
また、本実施例においては、ズームの電動駆動を指示するズームデマンドに機能設定手段が構成される例について述べたが、これに限られるわけではない。フォーカスの電動駆動を指示するフォーカスデマンドであっても良い。
また、本実施例においては、デマンドに備えられた機能設定手段により、デマンドが有するスイッチに対して設定変更を行う構成について説明したが、これに限られるわけではない。例えば、レンズ装置に備えられた機能設定手段により、デマンドが有するスイッチの設定変更を行う構成にするなどしても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 レンズ装置
102 駆動制御装置
103、602 シーソースイッチ(操作手段)
104、603 リターンスイッチ(操作手段)
105、604 VTRスイッチ(操作手段)
106 アイリス駆動切替スイッチ(操作手段)
110、607 表示パネル(機能設定手段)
112、609 機能設定スイッチ(機能設定手段)

Claims (8)

  1. 可動光学部材を備え、カメラ装置に接続されるレンズ装置と、
    該レンズ装置と接続され、該可動光学部材を駆動する駆動手段と、
    前記カメラ装置へリターン信号を出力するリターン機能、前記カメラ装置へ録画開始を指令する録画指令機能、前記可動光学部材の駆動を指令する駆動指令機能、前記可動光学部材の電動駆動又は手動操作を切り替える駆動切替機能の少なくともいずれかの機能を有する制御手段と、
    該制御手段の前記機能が初期設定として割当てられるユーザにより操作される操作手段と、
    該操作手段に割り当てる機能の設定を変更する機能設定手段と、
    第1モードと第2モードとを切替えるモード切替手段と、
    を含み、
    前記機能設定手段は、前記第1のモードでは、前記操作手段に対して前記制御手段の機能の割当ての設定変更が可能であり、前記第2のモードでは、前記操作手段に対して前記制御手段の機能の割当ての設定変更ができない、
    ことを特徴とするレンズシステム。
  2. 前記制御手段が有する任意の機能に割当てられることを前提とした、ユーザにより操作される機能操作手段を有し、
    前記機能設定手段は、前記第1のモードでは、前記操作手段及び前記機能操作手段に対して前記制御手段の機能の割当ての設定変更が可能であり、前記第2のモードでは、前記機能操作手段に対してのみ前記制御手段の機能の割当ての変更が可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズシステム。
  3. 該操作手段それぞれに割り当てられた機能を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズシステム。
  4. 前記第2モードである場合、前記記憶手段は前記機能操作手段に対し割当てられた機能を記憶しないことを特徴とする請求項3に記載のレンズシステム。
  5. 前記可動光学部材の駆動に関係する設定値を変更する設定値変更手段を有し、
    前記記憶手段は、前記可動光学部材の駆動に関係する設定値を記憶し、
    前記第2モードである場合、前記記憶手段は、前記設定値変更手段で変更された前記可動光学部材の駆動に関係する設定値を記憶しない、
    ことを特徴とする請求項3に記載のレンズシステム。
  6. 前記設定値変更手段が変更する設定値は、前記可動光学部材の駆動範囲、及び、前記可動光学部材の駆動特性の設定値の少なくとも一方を含む、ことを特徴とする請求項5に記載のレンズシステム。
  7. 前記レンズシステムと接続され、前記可動光学部材の駆動を指令操作する操作装置を有し、
    前記操作装置は、前記操作手段、前記制御手段、前記機能設定手段、前記モード切替手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレンズシステム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレンズシステムと、該レンズシステムの前記レンズ装置に接続されたカメラ装置と、を備える撮影装置。
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