JP2015045378A - 配管工事における仮結び用継手具 - Google Patents
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Abstract
【課題】新旧管入れ取り替え工事などの配管工事における仮結びの接続作業を簡略化する。【解決手段】配管工事における仮結び用継手具1は、接続対象管P1,P2の端部に気密に接続される接続部材10と、接続部材10の内部に端部が挿入される連結管部材11と、接続部材10の内面と連結管部材11の外周面との間をシールするシール部材12と、連結管部材11の端部を接続部材10に取り付ける取り付け部材13とを備え、連結管部材11はその外周にシール部材12を押圧する押圧凸部11Bを備え、取り付け部材13は、押圧凸部11Bを押しながら接続部材10の外周に結合する結合部(ネジ部13A)を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、新旧管入れ取り替え工事などの配管工事における仮結び用継手具に関するものである。
ねずみ鋳鉄管の旧管とポリエチレン管の新管を入れ取り替えする工事では、長距離に亘って埋設されている旧管を一度に新管に入れ替えることができないため、一回の工事で十数メートルの旧管を新管に入れ取り替えし、一回の工事が終わる度に、新たに延長された新管の端部と未工事の旧管の端部を仮結びして、新旧両管のガス流通を確保している。また、ある区間の管路にライニングなどの補修工事を行う場合には、工事対象区間の管路両端を開放すると共に、この工事対象区間の管路が分断された上流側の管路と下流側の管路とのガス流通を確保するために、仮結び用のバイパス管が設置される。
このような仮結びにおいて、従来は図1に示すようなメカニカル継手が用いられている。この継手は、接続対象管J1の端部に接続される継手部材J2が、フランジ締結部J21を有するメカニカル継手部J20を備えている。接続対象管J1の端部内には必要に応じて補強部材J10が打ち込まれて端部の剛性が高められており、その端部外周には、抜け止めリングJ11(ロックリングJ11a,カラーリングJ11b)が装着されている。このような接続対象管J1の端部に押輪J15を通した状態で、この端部をメカニカル継手部J20内に挿入する。メカニカル継手部J20の内面と接続対象管J1の外周面との間にバックアップリングJ22,ゴム輪J23(丸ゴム輪J23a,角ゴム輪J23b),座金J24などの封止部材を挿入し、押輪J15のリブ部で座金J24を押すように、フランジ締結部J21のボルト締結孔J21aと押輪J15のボルト締結孔J15aにボルトJ25を通してナットJ26で締め付ける(下記特許文献1参照)。
仮結びに前述したメカニカル継手を用いる場合には、接続対象となる一対の管路間に介在する継手部材J2の両側にメカニカル継手部J20が設けられる。このため、一時的な接続で工事終了後には取り外されるものであるにも拘わらず、抜け止めリングJ11,バックアップリングJ22,ゴム輪J23,ボルトJ25,ナットJ26などの多くの部品が継手部材J2の両側に必要になり、接続作業が繁雑で施工時間が長期化されると共に、施工費用が高くなる問題があった。
また、新旧管の接続では、新管と旧管の埋設深さが異なるため、その深さの違いに対応するための連結管が必要になる。このような連結管は、埋設深さの違いが様々であることから、長さの異なる連結管を用意する必要があり、このことが更に接続作業を繁雑にする原因になっていた。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、新旧管入れ取り替え工事などの配管工事における仮結びの接続作業を簡略化し、施工時間の短縮、材料費の低減などを可能にすること、埋設深さが異なる管の仮結びに対しても、同様に接続作業を簡略化できること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
配管工事における仮結びに用いられる継手具であって、接続対象管の端部に気密に接続される接続部材と、前記接続部材の内部に端部が挿入される連結管部材と、前記接続部材の内面と前記連結管部材の外周面との間をシールするシール部材と、前記連結管部材の端部を前記接続部材に取り付ける取り付け部材とを備え、前記連結管部材はその外周に前記シール部材を押圧する押圧凸部を備え、前記取り付け部材は、前記押圧凸部を押しながら前記接続部材の外周に結合する結合部を備えることを特徴とする配管工事における仮結び用継手具。
このような特徴を有する本発明に係る仮結び用継手具は、再利用可能な接続部材と連結管部材とシール部材と取り付け部材からなり、仮結びの接続作業を安価且つ簡易に行うことができる。また、連結管部材の中間を可撓管にすることで、埋設深さが異なる管の仮結びに対しても、1種類の部材で対応することができる。これによって、仮結びの接続作業を簡略化し、施工時間の短縮、材料費の低減などを可能にすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図2は、本発明の実施形態に係る仮結び用継手具の全体構成を示した説明図であり、図3が、本発明の実施形態に係る仮結び用継手具の要部を示した断面図である。
仮結び用継手具1は、例えば、ポリエチレン管の新管である接続対象管P1とねずみ鋳鉄管の旧管である接続対象管P2の端部間に接続する配管工事において、接続対象管P1,P2間の仮結びに用いられるものである。この仮結び用継手具1は、接続部材10、連結管部材11、シール部材12、取り付け部材13を備えている。
接続部材10は、接続対象管P1,P2の端部に気密に接続されるものであり、接続対象管P1,P2との接続は従来周知のメカニカル継手部10Aによって接続される。メカニカル継手部10Aの構造については、図1に示すような構造を採用することができるので、ここでは詳細説明を省略する。なお、メカニカル継手部10Aの構成は図1の構成に限らず、その他の周知構造を採用することができる。また、接続部材10は、連結管部材11と接続するための連結部10Bを備えている。連結部10Bはやや小口径の連結端部10B1を備えており、ここでは、連結端部10B1の外周に接合部としてネジ部10B2が形成されている。
連結管部材11は、接続部材10(連結端部10B1)の内部に端部11Aが挿入され、その外周にシール部材12を押圧する押圧凸部11Bを備えている。押圧凸部11Bは連結管部材11の外周にリング状に一体形成した凸部であり、連結管部材11の外周に溶接などでリング状部材を固着させることで形成することができる。図1に示した例では、連結管部材11は、押圧凸部11Bの間が可撓管(蛇腹管)11Cによって構成されている。
シール部材12は、接続部材10の内面と連結管部材11の外周面との間をシールするものであり、弾性リング,ゴムリングなどで構成することができる。取り付け部材13は、連結管部材11の端部11Aを接続部材10に取り付けるものであり、接続部材10の連結端部10B1の外周に形成されたネジ部10B2に螺合する結合部としてのネジ部13Aを備えている。取り付け部材13のネジ部(結合部)13Aと接続部材10のネジ部(結合部)10B2とを螺合してねじ込むことで、取り付け部材13が連結管部材11の押圧凸部11Bを押して、シール部材12が接続部材10の内面と連結管部材11の外周面の間に押し込められる。
このような構造を備えた仮結び用継手具1は、予め連結管部材11と接続部材10とを接続しておけば、接続部材10を接続対象管P1,P2に接続するだけで、簡易に新旧管の仮結びをおこなうことができる。また、接続部材10と連結管部材11との接続も、接続部材10の内面と連結管部材11の外周面との間にシール部材12を介在させ、取り付け部材13をねじ込むだけでよく、簡易に両者を接続することができる。また、この仮結び用継手具1は、次の工事が始まると取り外して再利用することが可能であるから、資材を無駄にすることがない。
このような特徴を有する仮結び用継手具1は、再利用可能な接続部材10と連結管部材11とシール部材12と取り付け部材13からなり、仮結びの接続作業を安価且つ簡易に行うことができる。また、連結管部材11の中間を可撓管11Cにすることで、埋設深さが異なる管の仮結びに対しても、1種類の部材で対応することができる。これによって、仮結びの接続作業を簡略化し、施工時間の短縮、材料費の低減などを可能にすることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:仮結び用継手具,10:接続部材,11:連結管部材,12:シール部材,
13:取り付け部材,10A:メカニカル継手部,10B:連結部,
10B1:連結端部,10B2:ネジ部,11A:端部,11B:押圧凸部,11C:可撓管(蛇腹管)
13:取り付け部材,10A:メカニカル継手部,10B:連結部,
10B1:連結端部,10B2:ネジ部,11A:端部,11B:押圧凸部,11C:可撓管(蛇腹管)
Claims (3)
- 配管工事における仮結びに用いられる継手具であって、
接続対象管の端部に気密に接続される接続部材と、
前記接続部材の内部に端部が挿入される連結管部材と、
前記接続部材の内面と前記連結管部材の外周面との間をシールするシール部材と、
前記連結管部材の端部を前記接続部材に取り付ける取り付け部材とを備え、
前記連結管部材はその外周に前記シール部材を押圧する押圧凸部を備え、
前記取り付け部材は、前記押圧凸部を押しながら前記接続部材の外周に結合する結合部を備えることを特徴とする配管工事における仮結び用継手具。 - 前記取り付け部材は前記接続部材の外周に螺合するネジ部を有することを特徴とする請求項1に記載された配管工事における仮結び用継手具。
- 前記連結管部材は、両端部に設けられる前記押圧凸部の間が可撓管によって構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載された配管工事における仮結び用継手具。
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2013
- 2013-08-28 JP JP2013177367A patent/JP2015045378A/ja active Pending
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