JP2015045231A - ポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーとフランジ部との溶接部の強度耐久性を向上できるポンプ装置を提供する。
【解決手段】このポンプ装置1では、フランジ部122は、締結用孔122cとカバー21の中心O1との間の部分(領域R)での厚さd1がそれ以外の部分(主面122eのうち領域R以外の領域)での厚さd2よりも薄く形成されると共に、フランジ部122の厚さd1は、カバー21の周方向に対し、締結用孔122cの中心O2とカバー21の中心O1とを結ぶ線L2を中心に所定角度(±α)の範囲内で、線L2上で最も薄く形成され、線L2から前記周方向に離れるほど厚く形成される。
【選択図】図1
【解決手段】このポンプ装置1では、フランジ部122は、締結用孔122cとカバー21の中心O1との間の部分(領域R)での厚さd1がそれ以外の部分(主面122eのうち領域R以外の領域)での厚さd2よりも薄く形成されると共に、フランジ部122の厚さd1は、カバー21の周方向に対し、締結用孔122cの中心O2とカバー21の中心O1とを結ぶ線L2を中心に所定角度(±α)の範囲内で、線L2上で最も薄く形成され、線L2から前記周方向に離れるほど厚く形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ポンプ装置に関し、特に、カバーとフランジ部との溶接部に作用する力の分布を最適化する技術に関する。
特許文献1の高圧ポンプは、シリンダ用のカバーと、カバー固定用のフランジ部とを備えている。前記フランジ部は、シリンダの周囲に設けられている。前記フランジ部は、高圧ポンプをエンジンに固定するための締結ネジを挿通する挿通孔を有しており、前記締結ネジにより前記エンジンに締結されている。前記カバーの開口の周端部は、前記フランジ部に溶接されている。
しかしながら、前記高圧ポンプでは、図7に示すように、カバー100内の燃料圧が上がると、その燃料圧によりカバー100を押し広げる力(矢印F)が発生する。この力Fは、応力としてカバー100とフランジ部200との溶接部300に作用するが、特に、溶接部300のうち締結ネジ400周辺の部分300aに集中して、溶接部300の部分300aにおけるカバー100の内部側の周縁300bが口開きする。
より詳細には、溶接部300の部分300aでは、フランジ部200は、カバー100の応力変形に対して追従変形し難い。このため、図7に示すように、カバー100が力Fにより押し広げられたときに、カバー100だけが応力変形してフランジ部200は追従変形しないので、カバー100の開口の周端部100aの内側周縁100bがフランジ部200に対して持ち上がり、溶接部300の周縁300bが口開きする。この口開きにより、溶接部300の強度耐久性が低下するという問題が起こる。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、カバーとフランジ部との溶接部の強度耐久性を向上できるポンプ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のポンプ装置は、シリンダと、前記シリンダの周囲に配置され、締結用孔を有するフランジ部と、開口を有し、前記締結用孔が前記開口の外側に配置するように前記開口の周端部と前記フランジ部とが溶接されるシリンダ用のカバーと、を備えたポンプ装置において、前記フランジ部は、前記締結用孔と前記カバーの中心との間の部分での第1の厚さがそれ以外の部分での第2の厚さよりも薄く形成され、前記第1の厚さは、前記カバーの周方向に対し、前記締結用孔の中心と前記カバーの中心とを結ぶ線を中心に所定角度の範囲内で、前記線上で最も薄く、前記線から前記周方向へ離れるほど厚く形成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記フランジ部は、前記締結用孔と前記カバーの中心との間の部分での第1の厚さがそれ以外の部分での第2の厚さよりも薄く形成され、前記第1の厚さは、前記カバーの周方向に対し、前記締結用孔の中心と前記カバーの中心とを結ぶ線を中心に所定角度の範囲内で、前記線上で最も薄く形成され、前記線から前記周方向に離れるほど厚く形成されるので、カバーとフランジ部との溶接部の締結用孔(即ち締結ボルト)周辺部分の周辺では、フランジ部の厚さ(第1の厚さ)は、前記溶接部の締結用孔周辺部分の周辺以外での厚さ(第2の厚さ)よりも薄くなり、フランジ部は、カバーの応力変形に対して追従変形し易くなる。そのため、前記溶接部の締結用孔周辺部分では、応力が集中し難くなる。これにより、カバーを押し広げる力がカバーとフランジ部との溶接部に作用したときに、前記力が前記溶接部全体に渡って同じように掛かるので、前記溶接部の強度耐久性を向上できる。
本発明のポンプ装置によれば、カバーとフランジ部との溶接部の強度耐久性を向上できる
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
この実施形態に係るポンプ装置は、例えば車両などに搭載されて使用され、燃料タンク(図示省略)から供給される燃料を加圧して吐出することが可能なポンプ装置である。このポンプ装置1は、図1および図2に示すように、本体部10と、燃料供給部20と、燃料吸入部30と、燃料吐出部40とを備える。
この実施形態に係るポンプ装置は、例えば車両などに搭載されて使用され、燃料タンク(図示省略)から供給される燃料を加圧して吐出することが可能なポンプ装置である。このポンプ装置1は、図1および図2に示すように、本体部10と、燃料供給部20と、燃料吸入部30と、燃料吐出部40とを備える。
本体部10は、図2に示すように、シリンダ11と支持部材12と通路形成部13とから構成される。
シリンダ11は、有底筒状に形成されている。シリンダ11の内部には、シリンダ11の中心軸線L1方向に沿ってプランジャ14が摺動可能に配置される。シリンダ11の内面11aとプランジャ14の先端面14aとで囲まれた空間は、燃料を加圧する加圧室15を区画形成する。シリンダ11の周壁11bには、シリンダ11の底部11c側において、燃料を加圧室15に吸入する吸入孔(図示省略)と、加圧室15から燃料を吐出する吐出孔11eとが形成されている。前記吸入孔は、例えば吐出孔11eに対向配置している。シリンダ11の外周面11fには、シリンダ11の開口11g側において、支持部材12が係合する第1係合突起11hが周設されている。
支持部材12は、シリンダ11の周囲に配設される支持部材本体121と、支持部材本体121の周囲において支持部材本体121の径方向外側に張り出すように配設されるフランジ部122とから構成される。
支持部材本体121は、有底筒状に形成されている。支持部材本体121の底部121aには、シリンダ11が嵌挿可能な第1嵌挿孔121bが形成されている。支持部材本体121の底部121aの外側主面121cには、第1嵌挿孔121bの周縁において、シリンダ11が嵌挿可能な第1筒状部121dが突出形成されている。シリンダ11は、その底部11cを第1嵌挿孔121bから突出させると共にその第1係合突起11hが支持部材本体121の内部側から第1嵌挿孔121bの周縁に係合するように、第1嵌挿孔121bに嵌挿されている。
フランジ部122は、板状に形成されている。フランジ部122には、例えばその中央に支持部材本体121が嵌挿可能な第2嵌挿孔122bが形成されると共に、例えば第2嵌挿孔122bの両側において締結ボルト16a,16bが挿通可能な締結用孔122c,122dが形成されている。フランジ部122の一方側(第1筒状部121dの突出側)の主面122eには、第2嵌挿孔122bの周縁において、支持部材本体121が嵌挿可能な第2筒状部122fが突出形成されている。
第2筒状部122fの内周面には、第2筒状部122fの突出側の開口付近において、第2係合突起122gが突出形成されている。第2係合突起122gは、フランジ部122の第2嵌挿孔122bに支持部材本体121が嵌挿した状態で、支持部材本体121の底部121aの外側主面121cの外側周縁に係合する。フランジ部122は、支持部材本体121を介してシリンダ11の周囲に配置されている。
なお、締結用孔122c,122dにはそれぞれ締結ボルト16a,16bが挿通され、締結ボルト16a,16bはエンジンなどの所定箇所に締結される。これにより、フランジ部122は当該所定箇所に固定される。
通路形成部13は、例えば直方体状に形成されている。通路形成部13には、その長手方向に直交するように、シリンダ11が嵌挿可能な第3嵌挿孔13aが形成されている。第3嵌挿孔13aには、シリンダ11の前記吸入孔および吐出孔11eが第3嵌挿孔13a内に隠れるように、シリンダ11が嵌挿されている。
通路形成部13には、第3嵌挿孔13aの内周面と通路形成部13の長手方向の一方の端面とを貫通してシリンダ11の前記吸入孔に連通する吸入通路(図示省略)が形成されると共に、第3嵌挿孔13aの内周面と通路形成部13の長手方向の他方の端面とを貫通してシリンダ11の吐出孔11eに連通する吐出通路(図示省略)が形成されている。
第3嵌挿孔13aの内周面には、第3嵌挿孔13aの一方の開口側において、支持部材本体121の第1筒状部121dが嵌合する段差部13bが形成されている。支持部材本体121は、シリンダ11の第1係合突起11hと通路形成部13の段差部13bとによりシリンダ11の周囲に固定されている。
燃料供給部20は、図1に示すように、シリンダ11を覆うカバー21と、外部からカバー21内に燃料を流入させる燃料インレット22とから構成される。
カバー21は、例えばプレス板カバーであり、図2に示すように、有底筒状に形成されている。カバー21の開口の周端部21aは、カバー21の径方向外側に張り出すように延設されている。カバー21は、その開口の周端部21aが、フランジ部122の第2筒状部122fの外側に嵌合した状態でフランジ部122の一方側の主面122e上に配置されている。この配置状態で、カバー21の開口の周端部21aとフランジ部122の主面122eとは溶接されている。なお、カバー21はシリンダ11と同心円状に配置されている。また、図1の平面視図で、カバー21の中心O1とフランジ部122の2つの締結用孔122c,122dとは同一直線上に配置している。
燃料インレット22は、筒状に形成されており、カバー21の外周面21bにおいてカバー21の内部に連通するように配設されている。
燃料吸入部30は、例えば電磁弁を用いて、燃料インレット22からカバー21内に流入した燃料を通路形成部13の前記吸入通路を介してシリンダ11内に吸入させるものである。燃料吸入部30は、カバー21の内部と通路形成部13の前記吸入通路とを連通する第1連通路(図示省略)と、前記第1連通路を開閉する電磁弁(図示省略)と、前記電磁弁を開閉駆動する駆動部(図示省略)とを備える。
燃料吐出部40は、例えばリリーフ弁を用いて、シリンダ11で加圧された燃料が所定圧力に達すると当該燃料を通路形成部13の前記吐出通路からカバー21の外側に吐出させるものである。燃料吐出部40は、通路形成部13の前記吐出通路とカバー21の外側とを連通する筒状部である第2連通路41と、第2連通路41を開閉するリリーフ弁(図示省略)とを備える。前記リリーフ弁は、シリンダ11の加圧室15内の燃料が、所定圧力未満の場合はバネ(図示省略)により閉弁され、所定圧力以上になると当該燃料の圧力により開弁される。なお、筒状部である第2連通路41は、カバー21の外側に突出するように設けられている。
このポンプ装置1では、図1〜図3に示すように、フランジ部122は、締結用孔122cとカバー21の中心O1との間の部分(即ち後述の領域R)の厚さd1がそれ以外の部分(即ちフランジ部122の主面122eのうち領域R以外の領域)の厚さd2よりも薄く形成されている(即ち、フランジ部122における締結ボルト16a(即ち締結用孔122c)付近の厚さd1が他の部分の厚さd2と比べて薄くされている。ここでは、フランジ部122は、他方の主面122h側から薄く形成されている)。
具体的には、フランジ部122における図1の各点O1,Q1,P1,P2,Q2,O1を結ぶ線で囲まれる領域Rがそれ以外の領域と比べて薄く形成されている。この領域Rは、締結用孔122cの内周面からフランジ部122の第2嵌挿孔122bの内周面まで広がっている。なお、図3の符号122jは、フランジ部122の厚さd1を薄くする前のフランジ部122の形(従来技術でのフランジ部の形)を示す。
なお、図1中、点O1は、カバー21の中心であり、点O2は、締結用孔122cの中心である。線L2は、各点O1,O2を結ぶ線であり、各線L3,L4はそれぞれ、線L2に対して点O1回りに角度±α傾いた線である。点Q1,Q2はそれぞれ、カバー21の輪郭(カバー21の外周面21bの輪郭)と各線L3,L4との交点である。各点P1,P2は、点O2を通過し線L2と直交する線L5と、締結用孔122cの輪郭(締結用孔122cの内周面の輪郭)との交点である。
また、フランジ部122の厚さd1は、カバー21の周方向(即ち点O1回りの回転方向)に対し、締結用孔122cの中心O2とカバー21の中心O1とを結ぶ線L2を中心に±αの角度範囲内で、線L2上で最も薄く、線L2から周方向へ離れるほど厚く形成されている。
角度αは、カバー21内の燃料の圧力が上がった時に、カバー21の開口の周端部21aとフランジ部122との間の溶接部(図示省略)に発生する応力の分布(図4)に基づいて、設定される。図4は、縦軸が当該応力を示し、横軸が図1の点O1回りの角度(図1で点O1と締結用孔122cの中心O3とを結ぶ線L6を0°とし、左回りを正方向とする)を示す。図4の横軸の0°,90°,180°,270°,360°はそれぞれ、図1の0°,90°,180°,270°,360°(=0°)の各方向に対応している。
図4のG1は、従来技術のフランジ部(本発明のフランジ部122のように部分的に薄くされていないフランジ部)を用いた場合の当該応力を示し、図4のG2は、本発明のフランジ部122(上述のように領域Rを他の領域と比べて薄くしたフランジ部)を用いた場合の当該応力を示す。図4より、従来技術のフランジ部を用いた場合では、0°および180°の各方向の近辺の前記溶接部には、許容範囲よりも高い応力が発生することが分かる。
これに対し、本発明のフランジ部122を用いた場合は、角度αを適宜角度に設定することで、例えば180°の方向の近辺の前記溶接部に発生する応力が許容範囲内に収まっている。即ち、角度αは、例えば180°の方向の近辺の前記溶接部に発生する応力が許容範囲内に収まるように設定される。例えば、角度αは、例えば0≦α≦30°の範囲で設定される。
以上のように構成されたポンプ装置1によれば、フランジ部122は、締結用孔122cとカバー21の中心O1との間の部分(領域R)での厚さ(第1の厚さ)d1がそれ以外の部分(主面122eのうち領域R以外の領域)での厚さ(第2の厚さ)d2よりも薄く形成されると共に、フランジ部122の厚さd1は、カバー21の周方向に対し、締結用孔122cの中心O2とカバー21の中心O1とを結ぶ線L2を中心に所定角度(±α)の範囲内で、線L2上で最も薄く形成され、線L2から前記周方向に離れるほど厚く形成されるので、カバー21とフランジ部122との溶接部の締結用孔122c(即ち締結ボルト16a)周辺部分の周辺(即ち領域R)では、フランジ部122の厚さd1は、前記溶接部の締結用孔122c周辺部分の周辺(領域R)以外での厚さd2よりも薄くなり、フランジ部122は、カバー21の応力変形に対して追従変形し易くなる。そのため、前記溶接部の締結用孔122c周辺部分では、応力が集中し難くなる(よって、前記溶接部の締結用孔122c周辺部分では、カバー21の内部側の周縁において、口開きが発生し難くなる)。
これにより、カバー21を押し広げる力がカバー21とフランジ部122との溶接部に作用したときに、前記力が前記溶接部全体に渡って同じように作用するので、前記溶接部の強度耐久性を向上できる。これにより、カバー21の厚さを増加したり他の部品を追加することなく、前記溶接部の強度耐久性を向上できる。
この実施形態において、筒状部である第2連通路41においてカバー21の外側に突出する突出部分が、当該突出部分の開口の周端部がカバー21の外周面21bに溶接されることで、カバー21の外周面21bに配設される場合は、カバー21の厚さを、フランジ部122の厚さd1のように部分的に薄く形成してもよい。これにより、当該突出部分とカバー21との溶接部の強度耐久性を向上できる。
同様に、燃料吸入部30においてカバー21の外側に突出する突出部分が、当該突出部分の開口の周端部がカバー21の外周面21bに溶接されることで、カバー21の外周面21bに配設される場合は、カバー21の厚さを、フランジ部122の厚さd1のように部分的に薄く形成してもよい。これにより、当該突出部分とカバー21との溶接部の強度耐久性を向上できる。
≪第2実施形態≫
この実施形態では、フランジ部122は、図5に示すように、締結用孔122cとカバー21の中心O1との間の部分(ここでは領域R1)での厚さd3がそれ以外の部分(主面122eのうち領域R1以外の領域)での厚さd4よりも薄く形成されている。領域R1は、図1の領域Rから、締結用孔122cの周囲の領域R2およびフランジ部122の第2嵌挿孔122bの周囲の領域R3を除いた領域である。フランジ部122の各領域R2,3での厚さd4は、従来通りの厚さに形成される。この実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。この実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
この実施形態では、フランジ部122は、図5に示すように、締結用孔122cとカバー21の中心O1との間の部分(ここでは領域R1)での厚さd3がそれ以外の部分(主面122eのうち領域R1以外の領域)での厚さd4よりも薄く形成されている。領域R1は、図1の領域Rから、締結用孔122cの周囲の領域R2およびフランジ部122の第2嵌挿孔122bの周囲の領域R3を除いた領域である。フランジ部122の各領域R2,3での厚さd4は、従来通りの厚さに形成される。この実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。この実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図5の符号122kは、フランジ部122の厚さd3を薄くする前のフランジ部122の形(従来技術でのフランジ部の形)を示す。
なお、この実施形態において、フランジ部122の厚さd3を調整することで、角度α(図1参照)の範囲を調整してもよい。
≪第3実施形態≫
この実施形態では、フランジ部122は、図6に示すように、締結用孔122cとカバー21の中心O1との間の部分(ここでは領域R4)での厚さd5がそれ以外の部分(主面122eのうち領域R4以外の領域)での厚さd6よりも薄く形成されている。領域R4は、カバー21の開口の周端部21aよりも外側の領域で、且つ、締結用孔122cの周囲の領域R5よりも外側の領域である。領域R4での厚さd5は、フランジ部122の主面122e側から薄く形成されている。この実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。この実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
この実施形態では、フランジ部122は、図6に示すように、締結用孔122cとカバー21の中心O1との間の部分(ここでは領域R4)での厚さd5がそれ以外の部分(主面122eのうち領域R4以外の領域)での厚さd6よりも薄く形成されている。領域R4は、カバー21の開口の周端部21aよりも外側の領域で、且つ、締結用孔122cの周囲の領域R5よりも外側の領域である。領域R4での厚さd5は、フランジ部122の主面122e側から薄く形成されている。この実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。この実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、車両などに搭載されて燃料を高圧化して吐出するポンプ装置に適用可能である。
1 ポンプ装置
11 シリンダ
122 フランジ部
122c,122d 締結用孔
21 カバー
21a 開口の周端部
O1 カバーの中心
d1,d3,d5 第1の厚さ
d2,d4,d6 第2の厚さ
R,R1,R4 締結用孔とカバーの中心との間の部分
α 所定角度
L1 締結用孔の中心とカバーの中心とを結ぶ線
11 シリンダ
122 フランジ部
122c,122d 締結用孔
21 カバー
21a 開口の周端部
O1 カバーの中心
d1,d3,d5 第1の厚さ
d2,d4,d6 第2の厚さ
R,R1,R4 締結用孔とカバーの中心との間の部分
α 所定角度
L1 締結用孔の中心とカバーの中心とを結ぶ線
Claims (1)
- シリンダと
前記シリンダの周囲に配置され、締結用孔を有するフランジ部と、
開口を有し、前記締結用孔が前記開口の外側に配置するように前記開口の周端部と前記フランジ部とが溶接されるシリンダ用のカバーと、
を備えたポンプ装置において、
前記フランジ部は、前記締結用孔と前記カバーの中心との間の部分での第1の厚さがそれ以外の部分での第2の厚さよりも薄く形成され、前記第1の厚さは、前記カバーの周方向に対し、前記締結用孔の中心と前記カバーの中心とを結ぶ線を中心に所定角度の範囲内で、前記線上で最も薄く、前記線から前記周方向へ離れるほど厚く形成されることを特徴とするポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013175586A JP2015045231A (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2013175586A JP2015045231A (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | ポンプ装置 |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019065973A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 株式会社デンソー | 高圧ポンプ |
JP2019065854A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社デンソー | 高圧ポンプ |
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2013
- 2013-08-27 JP JP2013175586A patent/JP2015045231A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019065973A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 株式会社デンソー | 高圧ポンプ |
JP2019065854A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社デンソー | 高圧ポンプ |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150825 |
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