JP2015042480A - シャープペンシル - Google Patents

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Abstract

【課題】筆記圧により芯を回転させるようにした芯回転式シャープペンシルにおいて、シャープペンシル本体を回転させる歯車機構が破損されないようにする。【解決手段】筒状の本体カバー1に前歯車35と後歯車36を設け、前方固定歯車38と後方固定歯車39を有するシャープペンシル本体2を、前後動可能、かつ回転可能に本体カバー内に設ける。筆圧の有無に応じてシャープペンシル本体は前後動し、後方固定歯車と後歯車、前方固定歯車と前歯車が交互に係合する。前方固定歯車及び前歯車の歯の位相と、後方固定歯車及び後歯車の歯の位相はずれているので、前後動に伴いシャープペンシル本体が回転し、芯が回転する。本体カバーから突出するシャープペンシル本体は回転自在な保護カラー55で覆われている。【選択図】図1

Description

本発明は、筆記によって摩耗した芯の先端を回転できるようにした芯回転可能なシャープペンシルに関するものである。
筆記に伴って芯の先端が摩耗すると、線が太くなるので、芯を回転することにより鋭利な芯の状態に回復できるようにした芯回転機構を有するシャープペンシルが用いられている。芯回転機構としては種々提案されているが、筆圧を利用して自動的に芯を回転させるようにした機構(例えば特許文献1参照)が知られている。特許文献1に記載の機構は、芯の解除と把持を行うチャックユニットを回転可能に軸筒内に保持し、筆圧によるチャックユニットの後退動に伴い回転子を回転駆動する回転駆動機構を設け、この回転子の回転運動をチャックユニットを介して芯に伝達して芯を回転するよう構成されている。この機構を組み込んだシャープペンシルは、従来広く用いられているノック式シャープペンシルのチャックユニット機構そのものを変更しなければならないから、構成が複雑になり、製作が面倒で、経済的に得にくい。
芯の把持、解除を行うチャックユニット機構を変更せずに、シャープペンシル本体の全体を回転させて芯を回転できるようにした機構が本願出願人により提案されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2に記載のシャープペンシルは、ノック式シャープペンシルや回転式シャープペンシル等の通常の芯繰出し機構を有するシャープペンシル本体を本体カバー内に回転可能に収納し、筆圧によりシャープペンシル本体が本体カバー内で前後動することによりシャープペンシル本体を回転させて芯を回転するように構成されている。特許文献2に記載のシャープペンシルによれば、通常の芯繰出し機構を有するシャープペンシル本体を使用することができるので、構成が簡単になり、経済的に得られる。このシャープペンシル本体を回転させる基本的な構成は、本体カバー内に設けられた前歯車及び後歯車と、シャープペンシル本体の外周に設けられた前方固定歯車と後方固定歯車を具備している。本体カバーとシャープペンシル本体は、筆圧が作用していないとき前進して後歯車と後方固定歯車が噛み合い、筆圧が作用したときシャープペンシル本体が後退して前歯車と前方固定歯車が噛み合うよう筆圧スプリングで付勢されている。そして、上記前歯車及び前方固定歯車の歯の位相と後歯車及び後方固定歯車の歯の位相は、ずらして設けられ、この構成によりシャープペンシル本体は、前後動した際に回転する。上記のようにこのシャープペンシルでは、筆記していない状態では、上記後歯車と後方固定歯車が噛み合っているから、本体カバーと、本体カバーから露出しているシャープペンシル本体を持ってシャープペンシル本体を無理やり回転させようとすると、歯車機構部分に外力が作用して損傷するおそれがあった。
また、上記シャープペンシル本体を付勢する筆圧スプリングは、シャープペンシル本体に設けた前方固定歯車と本体カバー間に装着されている。すなわち、筆圧スプリングの一端は回転部分であるシャープペンシル本体の前方固定歯車に当接し、他端は固定部分である本体カバーに当接している。そのため、シャープペンシル本体が回転するとき、筆圧スプリングを前方固定歯車とともに回転させようとすると、筆圧スプリングの一端と本体カバー間で摩擦抵抗を生じるから、シャープペンシル本体が円滑に回転せず、芯を確実に回転させることができなくなるおそれがある。
特許第4240417号公報(特許請求の範囲、図面) 特許第5193176号公報(特許請求の範囲、図面)
本発明の解決課題は、筆圧によりシャープペンシル本体を本体カバー内で回転させて芯を回転できるようにしたシャープペンシルにおいて、不使用時にシャープペンシル本体が無理に回転されて歯車機構が破損されないようにし、かつシャープペンシル本体が前後動した際円滑に回転するようにしたシャープペンシルを提供することである。
本発明によれば、筒状の本体カバーと、該本体カバー内に前後動可能かつ回転可能に収納され軸筒の先端から芯を繰り出すように構成されたシャープペンシル本体を具備し、本体カバーの内面に前向きの歯を有する前歯車と後向きの歯を有する後歯車を形成し、シャープペンシル本体の軸筒の外周に上記前歯車に係合する歯を有する前方固定歯車及び後歯車に係合する歯を有する後方固定歯車を設け、筆圧が作用したとき上記シャープペンシル本体が後退することを許容し筆圧が消失したときシャープペンシル本体を前進させて上記後歯車と後方固定歯車を噛み合わせるようシャープペンシル本体を付勢する筆圧スプリングを設け、このシャープペンシル本体が前後動するときシャープペンシル本体が回転するよう上記前歯車及び前方固定歯車の歯の位相と後歯車及び後方固定歯車の歯の位相をずらして設けたシャープペンシルにおいて、上記本体カバーから露出するシャープペンシル本体の外周に回転自在に保護カラーを設けたことを特徴とするシャープペンシルが提供され、上記課題が解決される。
また、本発明によれば、上記保護カラーは、好ましくはシャープペンシル本体の先端側に設けられたテーパーカラー及び又はシャープペンシル本体の後端側に設けられた本体カラーを含む上記シャープペンシルが提供される。さらに、上記筆圧スプリングは、本体カバーと前方固定歯車間に設けられ、筆圧スプリングの一端は回転可能な滑りリングを介して上記本体カバー若しくは前方固定歯車に支持されている上記シャープペンシルが提供される。また、上記本体カバーに、上記シャープペンシル本体の回転状態を外部から見ることができる窓が設けられている上記シャープペンシルが提供される。
本発明は上記のように構成され、筒状の本体カバーと、該本体カバー内に前後動可能かつ回転可能に収納され軸筒の先端から芯を繰り出すように構成されたシャープペンシル本体を具備し、本体カバーの内面に前向きの歯を有する前歯車と後向きの歯を有する後歯車を形成し、シャープペンシル本体の軸筒の外周に上記前歯車に係合する歯を有する前方固定歯車及び後歯車に係合する歯を有する後方固定歯車を設け、筆圧が作用したとき上記シャープペンシル本体が後退することを許容し筆圧が消失したときシャープペンシル本体を前進させて上記後歯車と後方固定歯車を噛み合わせるようシャープペンシル本体を付勢する筆圧スプリングを設け、このシャープペンシル本体が前後動するときシャープペンシル本体が回転するよう上記前歯車及び前方固定歯車の歯の位相と後歯車及び後方固定歯車の歯の位相をずらして設けたシャープペンシルにおいて、上記本体カバーから露出するシャープペンシル本体の外周に回転自在に保護カラーを設けたので、使用に際して筆圧が作用すると本体カバー内でシャープペンシル本体が後退し、筆記を止めると筆圧が消失して上記シャープペンシル本体は前進し、この前後動に伴ってシャープペンシル本体は回転し、芯を回転させることができる。また、本体カバーから露出するシャープペンシル本体を摘まんで回転させようとしても、露出部分は回転自在な保護カラーで覆われているから、保護カラーが空転してシャープペンシル本体を回転させることができない。したがって、不使用時に噛み合っている後歯車と後方固定歯車が損傷しないようにすることができる。
また、上記筆圧スプリングの一端を、回転自在な滑りリングを介して本体カバー若しくは前方固定歯車に支持させると、滑りリングが回転することにより筆圧スプリングの端部に生じる摩擦抵抗が少なくなり、シャープペンシル本体は円滑に回転し、芯を確実に回転させることができる。
本発明の一実施例を示す断面図。 シャープペンシル本体の軸筒を示し(A)は正面図、(B)は断面図、(C)はC−C線断面図、(D)はD−D線断面図、(E)はE−E線断面図。 テーパー部材を示し(A)は平面図、(B)は断面図。 本体カバーを示し、(A)は平面図、(B)は断面図。 前方固定歯車を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は係合孔に沿った断面図、(E)は回転止めリブに沿った断面図。 後方固定歯車を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は断面図。 滑りリングを示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は断面図。 テーパーカラーを示し、(A)は平面図、(B)は断面図。 本体カラーを示し、(A)は平面図、(B)は断面図。 筆圧が作用していない状態の歯車部分の説明図。 筆圧が作用した状態の歯車部分の説明図。 窓の他の実施例を示し、(A)は平面図、(B)は正面図。 他の実施例を示し、一部を断面した正面図。 さらに他の実施例を示し、一部を断面した正面図
図1は本発明の一実施例を示し、本発明のシャープペンシルは、筒状の本体カバー1と、該本体カバー1内に前後動及び回転可能に収納されたシャープペンシル本体2で構成されている。シャープペンシル本体2は、軸筒の先端から芯を繰り出すようにした各種のシャープペンシル本体を用いることができ、例えば回転繰出式シャープペンシルを採用することもできるが、図に示す実施例では、いわゆるノック式シャープペンシルを採用している。
実施例に示すシャープペンシル本体は、公知のノック式シャープペンシルの構成と基本的に同じである。簡単に説明すると、軸筒3内に、芯4を収納する芯タンク5、芯タンクの先端に接続され芯を握持するチャック6、該チャックの開閉を制御するようチャックの外周に嵌着したチャックリング7、芯タンクを後方に付勢するメカスプリング8が設けられ、芯タンク5の後端には消しゴム9及び消しゴムカバー10が取り付けられている。軸筒の先端には、テーパー部材11がねじ着されている。このテーパー部材11内には、芯タンクをノックしたとき上記チャックリングが当たる内方段部12が形成され、芯保護パイプ13を有するスライダー14が前後動可能に設けられている。このスライダー14には、ノック操作で繰り出されてきた芯を仮保持する芯保持部15が設けられている。
図2を参照し、上記軸筒3の前部外周には、上記テーパー部材11をねじ着するための雄ねじ16と、軸方向に延びる前部溝17と環状小突起18が形成された小径部19が設けられ、小径部に続いて小径部19より径大の中間径部20には軸方向に延びる中間突条21と環状小突起22が形成され、中間径部より後方に大径部23が形成されている。大径部の外周の一部には、軸筒が回転したときの変化を看取できるよう多角形面や彫刻、印刷、転写等を設けた識別面24が形成され、後端側には本体カバー1に内接する案内リブ25や本体カバー1の後端に当接する内方フランジ26が形成され、該内方フランジ26と間隔をあけて後端フランジ27が設けられている。
上記テーパー部材11には、図3に示すように、内面に上記軸筒3の雄ねじ16に螺合する雌ねじ28と、チャックリング7が当接する上記内方段部12が形成されている。外周は内方端側から先端側に先細となったテーパー状に形成され、内方端側には上記本体カバー1の先部にほぼ内接する内方フランジ29が設けられ、内方フランジ29よりも先端側には間隔をあけてリブ状の係止突起30が設けられている。
上記本体カバー1は、図4に示すように、上記シャープペンシル本体を前後動かつ回転可能に挿入できる大きさの円筒状に形成され、後部にはクリップ31を設けてあり、クリップの下方には内部に収納されているシャープペンシル本体2の識別面24をみることができるよう窓32が設けられている。この窓は、上記識別面を設けた部位に対応した適宜位置に形成される。また、該窓32は、図に示す実施例では本体カバー1の一部を切欠いて形成してあるが、透明性のある材料で本体カバーの全体若しくは窓の部分を構成すれば切り欠きを設けなくてもよい。この本体カバー1の内面にはシャープペンシル本体2の軸筒3を挿通されることができる挿通孔33を有する隔壁34が形成されている。この隔壁34の前面には前向きの歯35aを有する前歯車35が形成され、後面には後向きの歯36aを有する後歯車36が形成されている。なお、前歯車35側の隔壁34の側面には、少し凹んだ受け部37が設けられている。上記前歯車35と後歯車36の歯は、軸筒の軸方向に延びる直線面と斜め方向に延びる斜面を有する略山形状に形成され、これらの歯の位相はずれて設けられている。
上記シャープペンシル本体2の軸筒3の外周には、上記本体カバー1の前歯車35に係合する歯38aを有する前方固定歯車38と、後歯車36に係合する歯39aを有する後方固定歯車39が設けられている。前方固定歯車38は、図5に示すように上記軸筒3の小径部19に挿入される内径の筒状に形成され、内部には上記軸筒の前部溝17に挿入される案内突起40と、上記環状小突起18に嵌合する環状凹部41と、上記小径部19と中間径部20間の段部に当接し筆圧スプリング42の一端を保持する内方段部43と、軸方向に延びる回転止めリブ44が設けられ、後端には上記前歯車35に係合する歯38aが設けられている。また、先端部の外周には本体カバー1に内接する環状リブ45が形成され、外周の後方には軸方向に延びる係合孔46が設けられている。
上記後方固定歯車39は、図6に示すように、上記軸筒3の中間径部20に挿入できる内径の筒状に形成され、内部には上記軸筒の中間突条21に係合する案内溝47と上記環状小突起22に嵌合して位置決めする環状凹部48が設けられている。前端面には上記後歯車36に係合する歯39aが形成され、後部外周には本体カバー1に内接する環状リブ49が形成されている。上記前方固定歯車38及び後方固定歯車39は、軸筒3と一体的に形成することもできる。実施例に示すように前方固定歯車38と後方固定歯車39を、軸筒3と別部品で構成すると、これらの固定歯車38、39を軸筒3よりも強度のあるプラスチック材料で構成することができ、耐久性のあるシャープペンシルが得られる。上述したように、上記前方固定歯車と後方固定歯車の各歯の形状は、前歯車及び後歯車の歯と噛み合うよう略山形状に形成されている。また、シャープペンシル本体が前後動して上記前方固定歯車、後方固定歯車が交互に前歯車、後歯車に噛み合うことによりシャープペンシル本体が回転するよう歯の位相がずれて設けられている。
上記前方固定歯車38に挿入された筆圧スプリング42は、前方固定歯車とともに回転するよう組み込まれ、その後端は、滑りリング50を介して上記本体カバー1の隔壁34に設けた受け部37で保持されている。滑りリング50は、図7に示すように、上記前方固定歯車38内に挿入される筒状に形成され、外周には前方固定歯車38に設けた上記回転止めリブ44に係合可能な回転止め溝51と、前方固定歯車38の上記係合孔46に係合可能な傾斜した係止突起52が形成されている。そして、前方固定歯車38に挿入する前方側には筆圧スプリング42を受支するスプリング受け部53が形成され、後方側には、本体カバー1の隔壁34の受け部37にほぼ点状に接する3か所の摺接突起54が設けられている。なお、筆圧スプリングが回転しないように組み込むこともできる。この場合には、滑りリングを、前方固定歯車と筆圧スプリング間に設け、筆圧スプリングをこの滑りリングを本体カバーの隔壁間に位置させ、前方固定歯車が回転するとき、前方固定歯車と滑りリングの間で滑りを生じるようにすればよい。
図1に示す実施例においては、上記シャープペンシル本体2を上記本体カバー1に挿入した際、シャープペンシル本体のテーパー部材と軸筒の後端が本体カバーから露出している。この露出部は、回転自在な保護カラー55で覆われている。実施例において保護カラー55は、テーパー部材11に回転自在に取り付けられるテーパーカラー56と、軸筒3の後端に回転自在に取り付けられる本体カラー57で構成されている。テーパーカラー56は、図8に示すように、基端がテーパー部材の内方フランジ29に接触し、本体カバー1の先端部の内径とほぼ同じ内径に形成され、先端は基端よりも小径の筒状に形成されている。内部には、上記テーパー部材11の係止突起30に回転自在に係合する係合溝58が設けられている。本体カラー57は、図9に示すように、後端側が前端側より小径で上記軸筒の内方フランジ26と後端フランジ27間に挟まれる長さの略筒状に形成され、前端側には上記内方フランジ26に回転自在に嵌合する凹部59が形成されている。
上記シャープペンシル本体2を本体カバー1に組み込むには、軸筒3に後方固定歯車39を装着した後、本体カバー1の後方からシャープペンシル本体2を差し込んで、本体カバー1の隔壁34の挿通孔33に貫通させ、筆圧スプリング42と滑りリング50を組み込んだ前方固定歯車38を本体カバー1の前方から軸筒3の先部に装着し、テーパー部材11を軸筒3にねじ着して前方固定歯車38を固定する。最後に、テーパー部材11の外周にテーパーカラー56を装着し、軸筒3の後端に本体カラー57を装着する。
上記の構成により、筆圧が作用していないときには、図10に示すように、シャープペンシル本体2は筆圧スプリング42により前方に付勢されているので、上記後方固定歯車39と後歯車36が係合している。筆圧が作用すると、筆圧スプリング42に抗してシャープペンシル本体2が後退し、図11に示すように、後方固定歯車39は後歯車36から外れ、前方固定歯車38が前歯車35に係合する。筆圧がなくなると、筆圧スプリング42によりシャープペンシル本体2は前進するから、前方固定歯車38は前歯車35から外れ、後方固定歯車39は後歯車36に係合する。この歯車の係合離脱の際、前方固定歯車38及び前歯車35の歯の位相と後方固定歯車39及び後歯車36の歯の位相がずれているので、前方固定歯車38と後方固定歯車39を固定したシャープペンシル本体2は回転し、結果として芯4が回転する。シャープペンシル本体2が回転するとき、本体カバー1は回転しないから、筆圧スプリング42の一端を支持する滑りリング50の摺接突起54が本体カバー1の受け部37の表面上を摺動する。この際生じる摩擦抵抗は、筆圧スプリング42を本体カバー1の受け部37に直接支持させた場合に比べて小さいので、シャープペンシル本体2の前後動に伴ってシャープペンシル本体2は円滑に回転し、芯4を確実に回転させることができる。シャープペンシル本体の回転は、図1、図4に示すようにクリップの下方に設けた窓32や、図12に示すように本体カバーの中間部に設けた窓32aから見ることができる。
上記のように本発明のシャープペンシルは、本体カバー1から突出するシャープペンシル本体2の外面は回転自在に保護カラー55、上記実施例ではテーパーカラー56と本体カラー57で覆われている。そのため、保護カラーを摘まんでシャープペンシル本体2を回転させようとしても、これらのカラーが空転し、シャープペンシル本体は回転しないから、上記歯車機構が破損されないようにできる。なお、上記本体カバー1とシャープペンシル本体2の軸筒3は適宜の長さ、大きさ、形状等に構成することができるので、本体カバーから露出するシャープペンシル本体の部分は種々に変化する。したがって、この露出部分に応じて、保護カラーの数、形状を適宜に構成することができる。
例えば、図13に示す実施例では、本体カバー1の先端から突出するテーパー部材11の大部分を覆うよう先端カバー60を形成し、この先端カバー60を本体カバー1にねじ着若しくは凹凸嵌合部による嵌合により固定してある。このようにすれば、テーパー部材11を簡単に外部からつまむことができなくなるので、外部から強制的にシャープペンシル本体2が回転されるおそれが少なくなり、上記テーパーカラー56を省略することができる。
また、図14に示すように、本体カバー1の後端に、公知の脱着式の繰り出し式消しゴムユニット61や消しゴム、キャラクターその他の付加物(図示略)を設けることもできる。この場合、シャープペンシル本体62の後端は本体カバー1内に隠され、軸筒63の後方に芯タンク64の後端が突出し、繰り出し消しゴムユニット61の内方端65に対向している。したがって、シャープペンシル本体62の後端は、外部に露出しないから、上記のような本体カラー57が不要となる。なお、繰り出し式消しゴムユニット61の構成は広く知られているので、詳細な説明は省略するが、簡単に説明すると、回転スリーブ66を回転させることにより消しゴム67を後端から出没させることができる。ノックカバー68をリターンスプリング69に抗してノックすると全体が前進し、上記内方端65が芯タンク64に当たって芯タンク64を前進させ、芯を繰り出すことができる。
1 本体カバー
2 シャープペンシル本体
3 軸筒
11 テーパー部材
34 隔壁
35 前歯車
36 後歯車
38 前方固定歯車
39 後方固定歯車
42 筆圧スプリング
50 滑りリング
54 摺接突起
55 保護カラー
56 テーパーカラー
57 本体カラー

Claims (11)

  1. 筒状の本体カバーと、該本体カバー内に前後動可能かつ回転可能に収納され軸筒の先端から芯を繰り出すように構成されたシャープペンシル本体を具備し、本体カバーの内面に前向きの歯を有する前歯車と後向きの歯を有する後歯車を形成し、シャープペンシル本体の軸筒の外周に上記前歯車に係合する歯を有する前方固定歯車及び後歯車に係合する歯を有する後方固定歯車を設け、筆圧が作用したとき上記シャープペンシル本体が後退することを許容し筆圧が消失したときシャープペンシル本体を前進させて上記後歯車と後方固定歯車を噛み合わせるようシャープペンシル本体を付勢する筆圧スプリングを設け、このシャープペンシル本体が前後動するときシャープペンシル本体が回転するよう上記前歯車及び前方固定歯車の歯の位相と後歯車及び後方固定歯車の歯の位相をずらして設けたシャープペンにおいて、上記本体カバーから露出するシャープペンシル本体の外周に回転自在に保護カラーを設けたことを特徴とするシャープペンシル。
  2. 上記保護カラーはシャープペンシル本体の先端側に設けられたテーパーカラーとシャープペンシル本体の後端側に設けられた本体カラーを含む請求項1に記載のシャープペンシル。
  3. シャープペンシル本体の先端は本体カバーに固定した先端カバーで覆われ、本体カバーの後端から突出するシャープペンシル本体の露出部に、保護カラーとして回転自在に本体カラーを設けた請求項1に記載のシャープペンシル。
  4. 本体カバーの後部には、付加物が設けられ、シャープペンシル本体の後端は本体カバー内に収納され、本体カバーの先端から露出するシャープペンシル本体の先端に、保護カラーとしてテーパーカラーを回転自在に設けた請求項1に記載のシャープペンシル。
  5. 上記付加物は繰り出し式消しゴムユニットである請求項4に記載のシャープペンシル。
  6. 上記筆圧スプリングは、上記本体カバーと前方固定歯車間に設けられ、該筆圧スプリングの一端は回転可能な滑りリングを介して上記本体カバー若しくは前方固定歯車に支持されている請求項1から5のいずれかに記載のシャープペンシル。
  7. 上記滑りリングの側面には複数の摺接突起が設けられている請求項6に記載のシャープペンシル。
  8. 上記滑りリングは本体カバーの受け部に摺接し、筆圧スプリングは滑りリングと前方固定歯車の間に設けられている請求項6または7に記載のシャープペンシル。
  9. 上記滑りリングは前方固定歯車に嵌合し、前方固定歯車に設けた係合孔に前後動可能に係合する係止突起を具備している請求項6に記載のシャープペンシル。
  10. 上記滑りリングは、前方固定歯車に摺接し、筆圧スプリングは滑りリングと本体カバー間に設けられている請求項6または7に記載のシャープペンシル。
  11. 上記本体カバーに、上記シャープペンシル本体の回転状態を外部から見ることができる窓が設けられている請求項1〜10のいずれかに記載のシャープペンシル。
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