JP2015041991A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させること。【解決手段】取得手段102は、コンテンツデータに対して外部装置が行う加工処理の内容を取得する。選択手段103は、コンテンツデータに情報を埋め込む複数の埋込方法から、取得手段102により取得された内容で加工処理が行われた場合におけるそのコンテンツデータに埋め込まれた埋込情報の正確な伝達に対する影響(第1の影響)に基づいて、少なくとも1つの埋込方法を選択する。処理手段104は、選択手段103により選択された埋込方法で情報が埋め込まれたコンテンツデータを取得手段102が取得した内容で外部装置に加工処理を行わせるための処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、コピー禁止等の制限事項が埋め込まれている原稿を読み取って電子化されたデータに対し、埋め込まれた制限事項の情報を欠落させるような画像処理を制限する技術が記載されている。
特開2009−206928号公報
本発明は、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、コンテンツデータに情報を埋め込む複数の埋込方法から、当該コンテンツデータに埋め込まれた前記情報の正確な伝達に対する第1の影響に基づいて、埋込方法を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された埋込方法で前記情報を埋め込んだ前記コンテンツデータに加工処理を行わせるための処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記コンテンツデータが表すコンテンツを特定する第1特定手段を備え、前記選択手段は、前記コンテンツデータに埋め込まれた前記情報が前記第1特定手段により特定されたコンテンツの価値に与える第2の影響にも基づいて、前記埋込方法を選択する
ことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項1または2に記載の構成において、前記コンテンツデータに埋め込まれる前記情報の用途を特定する第2特定手段を備え、前記選択手段は、前記コンテンツデータに埋め込まれた前記情報が前記第2特定手段により特定された用途で利用される場合に生じる第3の影響にも基づいて、前記埋込方法を選択することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1から3までのいずれか1項に記載の構成において、前記選択手段は、前記処理手段によりテキストの加工処理を行わせるための処理が行われる場合には、前記第1の影響に基づく埋込方法として、画像で表された前記情報を埋め込む前記埋込方法を優先して選択することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項1から4までのいずれか1項に記載の構成において、前記選択手段は、前記処理手段により特定の文字を変換させない加工処理を行わせるための処理が行われる場合には、前記第1の影響に基づく埋込方法として、当該特定の文字で表された前記情報を埋め込む前記埋込方法を選択することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る情報処理装置は、請求項1から5までのいずれか1項に記載の構成において、前記選択手段は、前記処理手段により前記処理が行われる加工処理がコンテンツ内の特定の箇所での加工処理を伴わないものである場合には、前記第1の影響に基づく埋込方法として、当該箇所に前記情報を埋め込む前記埋込方法を優先して選択することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る情報処理装置は、請求項1から6までのいずれか1項に記載の構成において、前記選択手段は、前記処理手段により画像の加工処理を行わせるための処理が行われる場合には、前記第1の影響に基づく埋込方法として、テキストで表された前記情報を埋め込む前記埋込方法を優先して選択することを特徴とする。
本発明の請求項8に係るプログラムは、コンピュータを、コンテンツデータに情報を埋め込む複数の埋込方法から、当該コンテンツデータに埋め込まれた前記情報の正確な伝達に対する第1の影響に基づいて、埋込方法を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された埋込方法で前記情報を埋め込んだ前記コンテンツデータに加工処理を行わせるための処理を行う処理手段として機能させることを特徴とする。
請求項1、8に係る発明によれば、第1の影響に関係なく埋込方法を選択する場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることができる。
請求項2に係る発明によれば、第2の影響に関係なく埋込方法を選択する場合に比べて、コンテンツの価値を下げにくくすることができる。
請求項3に係る発明によれば、第3の影響に関係なく埋込方法を選択する場合に比べて、埋め込まれた情報をその用途に沿って利用しやすくすることができる。
請求項4に係る発明によれば、テキストの加工処理を表す内容が取得されたときに画像で表された情報を埋め込まない場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることができる。
請求項5に係る発明によれば、特定の文字を表す内容が取得されたときにその特定の文字で表した情報を埋め込まない場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることができる。
請求項6に係る発明によれば、特定の箇所を表す内容が取得されたときにその箇所に情報を埋め込まない場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることができる。
請求項7に係る発明によれば、画像の加工処理を表す内容が取得されたときにテキストで表された情報を埋め込まない場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることができる。
第1実施形態の情報処理システムの全体構成の一例を示す図。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。 情報処理装置の機能構成の一例を示す図。 メニューサイトの一例を示す図。 第1の影響について説明するための図。 第1の影響テーブルの一例を示す図。 埋込処理における情報処理装置の動作の一例を示すフロー図。 第2実施形態の情報処理装置の機能構成の一例を示す図。 第2の影響テーブルの一例を示す図。 第3実施形態の情報処理装置の機能構成の一例を示す図。 第3の影響テーブルの一例を示す図。
[1]第1実施形態
[1−1]全体構成
図1は、第1実施形態の情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図1では、ネットワーク2と、情報処理装置10と、サービスサーバ装置20A、20B及び20C(以下、これらを特に区別しない場合は「サービスサーバ装置20」という)と、ユーザ端末30とを備える情報処理システム1が示されている。ネットワーク2は、インターネット等を含んで通信を行うシステムであり、自システムに接続された装置同士のデータのやり取りを仲介する。図1の例では、ネットワーク2には、情報処理装置10、サービスサーバ装置20及びユーザ端末30がそれぞれ接続されている。
サービスサーバ装置20は、コンテンツデータに対して加工処理(コンテンツデータを加工する処理)を行うサービス(以下「加工処理サービス」という)をそれぞれ提供する装置である。コンテンツデータとは、テキスト、画像、動画及びプログラム等のコンテンツを表すデータである。加工処理サービスには、例えば、画像処理(2値化、細線化、収縮及び反転等)やテキスト処理(翻訳及び特定の文字列の変換等)、データや画像のフォーマット変換などを行うサービスがある。本実施形態では、サービスサーバ装置20A、20B及び20Cがそれぞれ画像処理、テキスト処理及びフォーマット変換を行う加工処理サービスを提供する。これらの加工処理サービスは、いわゆるクラウドサービスと呼ばれる形態で提供されている。そのため、コンテンツデータに対する加工処理は、特定の1台の装置で行われているとは限らないが、説明を分かりやすくするため、図1の例では、図示した1台のサービスサーバ装置20が行うものとして説明する。
サービスサーバ装置20は、例えば、加工処理サービスを利用したユーザに対応する宛先(そのユーザの電子メールアドレスなど)に自装置を示すURL(Uniform Resource Locator)を送信する。サービスサーバ装置20は、そのURLにアクセスしてきた装置に対して、加工処理を行ったコンテンツデータを送信する。
ユーザ端末30は、ユーザが加工処理の行われたコンテンツデータを取得するときに用いる装置である。ユーザ端末30は、パーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレット端末等であり、例えばメールソフトを実行して前述したURLを受信し、ブラウザを実行してそのURLにアクセスする。ユーザがこのようにユーザ端末30を操作することで、加工処理の行われたコンテンツデータがユーザに提供される。
情報処理装置10は、ユーザが加工処理サービスを要求するときに操作する装置である。情報処理装置10は、コンテンツデータの入力を受け付ける受付機能を有している。受付機能とは、例えば、ネットワーク2を介してコンテンツデータを受信する機能やインターフェースを介してUSB(Universal Serial Bus)デバイス等から供給されるコンテンツデータを受信する機能、媒体に形成されている画像を読み取る機能などである。なお、情報処理装置10は、コンテンツデータを予め記憶しておき、加工処理を行うコンテンツデータをユーザに選ばせるようにしてもよい。
情報処理装置10は、加工処理サービスにおいて加工処理が行われるコンテンツデータに対して情報を埋め込む埋込処理を行う。埋込処理によりコンテンツデータに埋め込まれた情報を以下では「埋込情報」という。埋込情報は、例えば、ユーザに告知することを目的とした情報(以下「告知情報」という。閲覧させたいサイトのURLなど)やコンテンツデータが表すコンテンツに関する情報(以下「コンテンツ情報」という。コンテンツを作成した日時、作成者及びコンテンツの内容等)、コンテンツの著作権に関する情報(以下「著作権情報」という。複製の可否、使用時の連絡先及び利用料金等)などである。
埋込情報は、コンテンツデータにおいてテキストや画像によって表される。具体的には、例えば埋込情報を決められたルールに基づき変換して表した符号(テキストの一例)やバーコード(画像の一例)などによって表される。コンテンツデータにおいて、埋込情報を表すテキストや画像が埋め込まれている部分のことを、以下では「埋込部」という。情報処理装置10は、ユーザによる加工処理サービスを依頼する操作を受け付けると、これらの埋込情報を埋め込んだコンテンツデータとユーザが依頼した加工処理サービスの内容を示す依頼内容データとをサービスサーバ装置20に送信する。サービスサーバ装置20は、受信したコンテンツデータ及び依頼内容データに基づいて加工処理サービスを提供する。
[1−2]ハードウェア構成
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、UI(User Interface)部14と、インターフェース15と、画像読取部16とを備えるコンピュータである。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びリアルタイムクロックを備え、CPUが、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部12に記憶されたプログラムを実行することによって各部の動作を制御する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出してCPUに通知する。記憶部12は、ハードディスク等を備え、制御部11が制御に用いるデータやプログラム、画像データなどを記憶する。
通信部13は、通信を行うための通信回路を備え、ネットワーク2を介してサービスサーバ装置20とデータの送信及び受信を行う。通信部13は、受信した受信データを制御部11に供給する。UI部14は、表示面と表示面に重ねられたタッチパネルとを備え、ユーザからの操作を受け付けるとともに画像を表示する。UI部14は、受け付けたユーザの操作に応じた操作データを制御部11に供給し、制御部11は、この操作データに応じた処理を行う。インターフェース15は、USBデバイスを差し込むポート等を備えたインターフェースであり、ポートに差し込まれたUSBデバイスから供給された供給データを制御部11に供給する。画像読取部16は、例えばスキャナであり、用紙等の媒体に形成されたコンテンツの画像を光学的に読み取って、読み取った画像を表す画像データを制御部11に供給する。
[1−3]機能構成
情報処理装置10は、以上のハードウェア構成に基づいて上述した埋込処理を行う。制御部11が記憶部12に記憶されている埋込処理を行うためのプログラムを実行して各部を制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図3は、情報処理装置10の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、受付手段101と、取得手段102と、選択手段103と、処理手段104とを備える。
[1−3−1]受付手段101
受付手段101は、外部装置へのコンテンツデータに対する加工処理の依頼を受け付ける手段の一例である。外部装置とは、本実施形態ではサービスサーバ装置20のことである。受付手段101は、例えば、ブラウザ等のプログラムを実行してサービスサーバ装置20が提供する加工処理サービスのメニューを表したメニューサイトをUI部14に表示する。メニューサイトは、サービスサーバ装置20毎に提供されてもよいし、複数のサービスサーバ装置20が提供する加工処理サービスをまとめて依頼するためのポータルサイトが提供されていてもよい。
図4は、メニューサイトの一例を示す図である。この例では、図1に示す各サービスサーバ装置20が提供する加工処理サービスのメニューをまとめたポータルサイトが表示されている。UI部14に、「画像の2値化」、「顔図の細線化」、「画像の収縮」、「画像の反転」、「翻訳」、「文字列変換」、「データフォーマット変換」及び「画像フォーマット変換」という加工処理と、加工処理が選択されたことを示す選択欄A1と、コンテンツデータを添付する添付欄A2と、依頼を確定させるための操作子画像A3とが表示されている。
ユーザは、UI部14を操作して、選択欄A1から依頼する加工処理を選択し、加工処理を行うコンテンツデータを添付欄A2に添付する。この例では、選択欄A1において選択された順番に数字が表示され、その数字がコンテンツデータに加工処理を行う順番を表す。ユーザは、コンテンツデータを、画像読取部16に画像を読み取らせて生成されたり、USBデバイスに保存してインターフェース15を介して供給したり、予め記憶部12に記憶されているものから選んだりすることで添付する。
受付手段101は、これらの選択及び添付がされた状態でユーザが操作子画像A3を押す操作を行うと、添付されたコンテンツデータを選択された加工処理を行うという依頼を受け付ける。なお、この例では各加工処理の内容を簡単に示したが、それぞれさらに詳細な内容を表すパラメータ(例えば画像の2値化であれば2値化する輝度や彩度の閾値など)が設定されるようになっていてもよい。受付手段101は、こうして依頼を受け付けると、コンテンツデータ及び依頼の内容を示す依頼内容データを取得手段102及び処理手段104に供給する。依頼の内容には、選択された加工処理の名称、パラメータ、加工処理が行われる順番、コンテンツデータのファイル名及び保存先等が含まれる。
[1−3−2]取得手段102
取得手段102は、コンテンツデータに対して外部装置が行う加工処理の内容を取得する手段の一例である。取得手段102は、本実施形態では、受付手段101から供給される依頼内容データが示す依頼の内容のうち、後述する選択手段103が必要とするものを、加工処理の内容として取得する。具体的には、取得手段102は、加工処理の名称、パラメータ及び加工処理が行われる順番を含む加工処理の内容を取得する。取得手段102は、以上のとおり取得した加工処理の内容を示す加工内容データを、コンテンツデータとともに選択手段103に供給する。
[1−3−3]選択手段103
選択手段103は、コンテンツデータに情報を埋め込む複数の埋込方法から、取得手段102により取得された内容で加工処理が行われた場合におけるそのコンテンツデータに埋め込まれた埋込情報の正確な伝達に対する影響(以下「第1の影響」という)に基づいて、少なくとも1つの埋込方法を選択する手段の一例である。埋込方法とは、例えば、電子透かしやウォーターマーク、バーコード等の一次元シンボル、QR(Quick Response)コード(登録商標)等の二次元シンボル、ステガノグラフィーなどの技術で情報をコンテンツデータに埋め込む方法である。埋込情報は、上述した告知情報、コンテンツ情報及び著作権情報など様々な内容の情報である。埋込情報は、平文(暗号化されていないデータ)で埋め込まれたり、暗号文(暗号化されているデータ)で埋め込まれたりする。
埋込情報は、発信者が受信者に情報を伝達するために埋め込まれる。埋込情報は、受信者が埋込部(コンテンツデータにおいて埋込情報が埋め込まれている部分)を目で見て認識したり、埋込方法に対応した読み取り手段(バーコードリーダーなど)を用いて埋込部から埋込情報を読み取ったりすることで、受信者に伝達される。埋込情報は、受信者が読み取り方を知っていて、且つ、他に何の影響も受けなければ、その内容が全て正確に受信者に伝達する。全て正確に伝達するとは、例えば、100文字の埋込情報が100文字とも埋め込んだ文字のとおりに認識されるということである。しかし、例えば加工処理により埋込部が変化すると、埋込情報の一部が誤って伝わったり(例えば100文字中の何文字かが異なる文字で認識されたり)、埋込情報の内容が完全に失われたり(例えば意味不明な言葉になったり)、埋込情報の存在も伝わらなかったり(例えば文字が埋め込まれていること自体が分からなかったり)するという影響の生じる場合がある。これらの影響が生じるということは、埋込情報の正確な伝達が行われなくなるということである。つまり、これらの影響は、埋込情報の正確な伝達に対する影響(第1の影響)である。第1の影響について、図5を参照してより具体的に説明する。
図5は、第1の影響について説明するための図である。図5(a)では、埋込情報をバーコードで表した埋込部B1が示されている。この埋込部B1を含むコンテンツデータに、例えば画像の細線化(画像を1画素の幅の線に変換する画像処理)という加工処理が行われると、バーコードを構成するワイドバー及びナローバーがいずれも同じ太さになってこれらのバーの区別がつかなくなり、埋込情報がバーコードリーダー等で読み取れなくなるという第1の影響が生じる。図5(b)では、埋込情報をQRコードで表した埋込部B2が示されている。埋込部B2は、切り出しシンボルと呼ばれる3つのパターンB21、B22及びB23の配置によって埋込情報が読み取られるようになっている。この埋込部B2を含むコンテンツデータに、例えば画像の左右反転という加工処理が行われると、パターンB21、B22及びB23の配置が規格から外れ、埋込情報が読み取れなくなるという第1の影響が生じる。
選択手段103は、このような第1の影響と、埋込方法及び加工方法とをそれぞれ対応付けた第1の影響テーブルを記憶している。
図6は、第1の影響テーブルの一例を示す図である。この例では、第1の影響の大きさが、「10」、「7」、「4」、「2」、「1」及び「0」という6つの数値で示されている。これらの数値は、大きいほど第1の影響も大きいことを表している。本実施形態では、例えば、埋込情報が文章で表されるものであれば、そのうちの誤った内容の割合(以下「誤り割合」という)が大きいほうから「10」、「7」、「4」、「2」、「1」及び「0」と第1の影響が定められている。「0」の場合は、埋込情報が全く誤り無く伝達されることを表している。また、埋込部の読み取りができないなど埋込情報が全く伝達されない場合は、第1の影響が「10」と定められる。
図6の例では、「バーコード」、「QRコード」及び「ウォーターマーク」という埋込方法に、「画像の2値化」、「画像の細線化」、「画像の収縮」及び「画像の反転」という加工処理の内容と、それぞれの第1の影響とが対応付けられている。なお、図6では、説明を簡単にするために画像処理に関する加工処理の内容だけを示しているが、第1の影響テーブルでは、他にもテキスト処理やフォーマット変換などの加工処理の内容も対応付けられている。また、これらの加工処理の内容は、加工処理の名称を示しているが、それに加え、加工処理に用いられるパラメータや加工処理が行われる順番などが加工処理の内容として対応付けられていてもよい。
例えば「バーコード」であれば、上記加工処理の内容に対して、「1」、「10」、「2」及び「7」という第1の影響が対応付けられている。例えば画像の細線化が行われると、図5で述べたように埋込情報の読み取り自体が行えなくなる。この場合、誤り割合自体が求められなくなるほどの影響が生じるため、「10」という最も大きい第1の影響を対応付けるようにしている。また、画像の反転が行われると、読み取られる埋込情報が全く異なるものになるため、「7」という第1の影響が対応付けられている。また、画像の収縮が行われると、ワイドバー及びナローバーの幅の比率が規格から外れてしまって収縮が行われる前に比べて誤り割合が大きくなりやすいため、「2」という第1の影響が対応付けられている。一方、画像の2値化であれば、これらの幅の比率が規格から外れることは生じにくく、誤り割合も大きくなりにくいため、「1」という第1の影響が対応付けられている。
他にも、上記加工処理の内容に対して、「QRコード」であれば「1」、「2」、「1」及び「7」という第1の影響が対応付けられており、「ウォーターマーク」であれば「4」、「2」、「1」及び「2」という第1の影響が対応付けられている。ウォーターマークの場合、コンテンツデータが表すコンテンツに比べて、透かしのように濃度が薄い画像である場合が多いため、2値化されると消えてしまうことが多い。反対に、ウォーターマークが残るように閾値を定めると、周囲の画像も残ってしまい、結局ウォーターマークが認識されないということになりやすい。このため、ウォーターマークの場合、「画像の2値化」に対して「4」という第1の影響が対応付けられている。以上で述べなかった第1の影響も、各加工処理が行われた場合の誤り割合に基づいて定められている。
選択手段103は、取得手段102から供給される加工内容データが示す加工処理の内容に第1の影響テーブルで対応付けられている埋込方法及び第1の影響を用いて、埋込方法を選択する。例えば、選択手段103は、「画像の反転」であれば、各埋込方法、すなわち、バーコード、QRコード及びウォーターマークとその加工処理の内容に対応付けられた第1の影響(この例ではそれぞれ「7」、「7」及び「2」)を比較して、最も値が小さいウォーターマークという埋込方法を選択する。また、選択手段103は、加工処理の内容が「画像の2値化」及び「画像の収縮」である場合、上記の各埋込方法とそれらの加工処理の内容に対応付けられた第1の影響の合計として、それぞれ、1+2=3、1+1=2及び4+1=5を算出する。選択手段103は、算出した合計が最も小さいQRコードという埋込方法を選択する。選択手段103は、以上のとおり選択した埋込方法を処理手段104に通知する。
以上のとおり、図6の例では、埋め込まれている情報が全く読み出せなくなる処理(バーコードにおける画像の細線化)と、埋め込まれている情報が全く読み出せなくなることがある処理(ウォーターマークにおける画像の2値化)と、情報は読み出せるが埋め込まれた情報とは全く異なったものになる処理(バーコードにおける画像の反転)と、情報が劣化する(誤りが生じる)ものの利用に耐えられる処理(バーコードにおける画像の2値化や収縮)とで、第1の影響の大きさを異ならせている。なお、図6に示す各第1の影響の値はあくまで一例であり、これらの処理に対して定める値の差をこの例よりも小さくしてもよいし、或る処理同士(例えば情報が全く読み出せなくなる処理と情報が全く異なったものになる処理)に対して共通の値を定めてもよい。
[1−3−4]処理手段104
処理手段104は、選択手段103により選択された埋込方法で情報が埋め込まれたコンテンツデータを取得手段102が取得した内容で外部装置に加工処理を行わせるための処理を行う手段の一例である。処理手段104は、本実施形態では、選択された埋込方法でコンテンツデータに情報を埋め込む埋込処理と、受付手段101により受け付けられたコンテンツデータの加工処理を依頼する外部装置に対してそのコンテンツデータ及び上記の依頼内容データ(依頼の内容を示すデータ)を送信する送信処理とを行う。
処理手段104は、加工処理サービスを依頼するユーザによって入力された埋込情報や加工処理サービスやコンテンツデータの内容に対応付けて予め記憶している埋込情報を取得する。処理手段104は、取得した埋込情報を、選択手段103により選択された埋込方法でコンテンツデータに埋め込む。埋込方法としては、例えば埋込情報を表す電子透かしやバーコード、QRコードなどを生成する周知の技術が用いられればよい。処理手段104は、受け付けられた依頼の内容に応じた宛先に上記データを送信する。
処理手段104は、本実施形態であれば、依頼の内容が画像処理、テキスト処理及びフォーマット変換を行うものである場合には、それぞれ、サービスサーバ装置20A、20B及び20Cに対して上記データを送信する。各サービスサーバ装置20は、依頼内容データを受信すると、そのデータが示す依頼の内容に基づいて、ともに受信したコンテンツデータに対して加工処理を行う。このように、処理手段104が埋込処理及び送信処理を行うことで、取得手段102が取得した内容に基づいて外部装置がコンテンツデータに対して加工処理を行うことになる。
[1−4]動作
情報処理装置10は、以上の構成に基づき、上述した埋込処理を行う。
図7は、埋込処理における情報処理装置10の動作の一例を示すフロー図である。情報処理装置10は、まず、ユーザによって操作されて、加工依頼(外部装置へのコンテンツデータに対する加工処理の依頼)を受け付ける(ステップS11)。ステップS11は受付手段101が行う動作である。次に、情報処理装置10は、コンテンツデータに対して外部装置が行う加工処理の内容を取得する(ステップS12)。ステップS12は取得手段102が行う動作である。
続いて、情報処理装置10は、複数の埋込方法から、上記の第1の影響に基づいて少なくとも1つの埋込方法を選択する(ステップS13)。ステップS13は選択手段103が行う動作である。そして、情報処理装置10は、上述した埋込処理(選択された埋込方法でコンテンツデータに情報を埋め込む処理)を行い(ステップS14)、送信処理(外部装置にコンテンツデータ及び依頼内容データを送信する処理)を行う(ステップS15)。ステップS14及びS15は処理手段104が行う動作である。
[1−5]第1実施形態による効果
第1の影響、すなわち外部装置によるコンテンツデータへの加工処理が行われた場合におけるそのコンテンツデータに埋め込まれた埋込情報の正確な伝達に対する影響が大きいということは、埋込情報のうち受信者に正確に伝達する割合が小さくなりやすいということであり、言い換えると、受信者に伝達される埋込情報が不正確になりやすい。本実施形態では、第1の影響に基づいて埋込方法を選択する。具体的には、例えば図6の説明で述べたように誤り割合(受信者に伝達される埋込情報のうち誤った内容の割合)で表された第1の影響が他に比べて小さい埋込方法を選択する。これにより、本実施形態では、他の埋込方法に比べて埋込情報の正確な内容を伝達しやすい埋込方法が選択される。このような本実施形態によれば、第1の影響に関係なく埋込方法を選択するときに比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることになる。
[1−6]他の選択方法
選択手段103は、上記の他にも、画像処理、テキスト処理及びフォーマット変換等の処理の種類の違いや加工処理に用いられるパラメータなどを利用して、以下に述べる4つの方法(それぞれ第1〜第4の選択方法という)で埋込方法を選択する。
[1−6−1]第1の選択方法
選択手段103は、取得手段102により取得された内容がテキストの加工処理を表す場合には、第1の影響に基づく埋込方法として、画像で表された情報を埋め込む埋込方法(以下「第1埋込方法」という)を優先して選択する。テキストの加工処理とは、例えば、上述したテキスト処理、すなわち、翻訳や特定の文字列の変換などである。また、第1埋込方法とは、例えばバーコードやQRコード、ウォーターマークなどの画像で埋込情報を表す方法である。この場合、選択手段103は、第1埋込方法及びテキスト処理という組み合わせに対して「0」や「1」といった小さい値の第1の影響を対応付け、他の埋込方法及び加工処理の内容の組み合わせには「2」以上の値の第1の影響を対応付けた第1の影響テーブルを記憶しておくことで、他の埋込方法よりも第1埋込方法を優先して選択する。
コンテンツデータに対してテキストの加工処理が行われるのは、コンテンツに画像が含まれていない場合か、含まれていたとしてもテキストに比べて少ない場合に多い。そのため、テキストの加工処理が行われない場合に比べると、画像処理自体が行われにくいし、行われたとしても、テキストに影響しないように画像が表されている領域に限定して行われやすい。このような第1の選択方法によれば、テキストの加工処理を表す内容が取得されたときに画像で表された情報を埋め込まない場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることになる。
[1−6−2]第2の選択方法
選択手段103は、取得手段102により取得された内容が特定の文字を変換させない加工処理を表す場合には、第1の影響に基づく埋込方法として、その特定の文字で表された情報を埋め込む埋込方法(以下「第2埋込方法」という)を選択する。特定の文字を変換させない加工処理の内容とは、例えば、日本語から英語または英語から日本語への翻訳である。これらの翻訳では、アラビア数字(1、2、3など)やローマ数字(I、V、Xなど)という特定の文字が、翻訳の前後で、全角から半角に変換されることはあっても、他の文字に変換されることはない。なお、これらの数字が全角だと他の文字に変換されてしまうような場合には、半角で表したこれらの数字を特定の文字とすればよい。他にも、例えば、日本語から中国語または中国語から日本語への翻訳においても、特定の熟語(四字熟語を含む)は翻訳の前後で他の文字に変換されない。
選択手段103は、特定の文字を変換させない加工処理の内容と第2埋込方法とに対して、第1の影響の値を「0」や「1」といった小さな値の第1の影響を対応付けた第1の影響テーブルを記憶しておくことで、他の埋込方法よりも第2埋込方法を優先して選択する。処理手段104が特定の文字を用いて埋込情報を表す場合、それらの特定の文字は、各文字が持つ意味(例えばローマ数字の「V」であれば「5」という数値)を表すのではなく、情報処理システム1において決められたルールに応じた意味を表す。
例えば、ローマ数字で「I」から「XXVI」まで(つまり1から26まで)の数値とアルファベットのAからZまでとがそれぞれ対応するというルールが決められていれば、「I II III」は「A B C」を表すことになる。本実施形態では、処理手段104がこのルールに基づいて埋込情報を特定の文字で表したものをコンテンツデータに埋め込む。例えば「I II III」が埋め込まれた場合、外部装置により日本語から英語への翻訳が行われても、埋込情報は「I II III」のままとなり、埋め込まれた情報をそのまま表すことになる。なお、埋め込まれた特定の文字は、上記のルールに応じた意味を表すだけでなく、それらの文字自体の意味を表していてももちろんよい(例えば「1」であれば単に数字の1を表すということ)。このような第2の選択方法によれば、上記の特定の文字を表す内容が取得されたときにその特定の文字で表した情報を埋め込まない場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることになる。
[1−6−3]第3の選択方法
選択手段103は、取得手段102により取得された内容がコンテンツ内の特定の箇所での加工処理を伴わないものである場合には、第1の影響に基づく埋込方法として、その箇所(以下「非加工箇所」という)に情報を埋め込む埋込方法(以下「第3埋込方法」という)を優先して選択する。例えば加工処理の内容がコンテンツの上半分や特定の枠の中だけを対象とする画像処理である場合には、コンテンツの下半分やその枠の外が非加工箇所となる。また、加工処理の内容が決められた段落や決められた単語だけを対象とするテキスト処理であれば、それら以外の段落や単語が記載された箇所が非加工箇所となる。他にも、加工処理の内容がデータフォーマットを変換しないものであれば、コンテンツデータのヘッダー領域(データに関する情報が付加されるそのデータ内の領域)が非加工箇所となる。
これらの非加工箇所は、例えば加工処理の内容に含まれるパラメータ(画像処理を行う領域のパラメータ、変換する段落や単語を表すパラメータ及び変換前後のデータフォーマットを表すパラメータ等)によって表される。選択手段103は、これらのパラメータを用いて、非加工箇所に情報を埋め込む。非加工箇所では、埋込情報がテキスト及び画像のどちらで表されていても加工処理が行われずに元の内容が維持される。このような第3の選択方法によれば、上記の特定の箇所を表す内容が取得されたときにその箇所に情報を埋め込まない場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることになる。
[1−6−4]第4の選択方法
選択手段103は、取得手段102により取得された加工処理の内容が画像の加工処理を表す場合には、第1の影響に基づく埋込方法として、テキストで表された情報を埋め込む埋込方法(以下「第4埋込方法」という)を優先して選択する。画像の加工処理とは、例えば、上述した画像処理、すなわち、画像の2値化、画像の細線化、画像の収縮及び画像の反転等である。また、第4埋込方法とは、例えば、コンテンツデータが文書を表すものであり、その文書のテキスト領域(文章が記載された領域)が編集可能となっている場合に、テキスト領域以外の領域(ページ内のヘッダーやフッタなど)にテキストで表された情報を埋め込む方法である。他にも、埋込情報を表すテキストを画像としてコンテンツデータに埋め込んでもよい。この場合、選択手段103は、第4埋込方法及び画像処理という組み合わせに対して「0」や「1」といった小さい値の第1の影響を対応付け、他の埋込方法及び加工処理の内容の組み合わせには「2」以上の値の第1の影響を対応付けた第1の影響テーブルを記憶しておくことで、他の埋込方法よりも第4埋込方法を優先して選択する。
コンテンツデータに対して画像の加工処理が行われるのは、コンテンツにテキストが含まれていない場合か、含まれていたとしても画像に比べて少ない場合に多い。そのため、画像の加工処理が行われない場合に比べると、テキスト処理自体が行われにくいし、行われたとしても、画像は加工の対象にならないことが多い。このような第4の選択方法によれば、画像の加工処理を表す内容が取得されたときにテキストで表された情報を埋め込まない場合に比べて、外部装置で加工処理が行われるコンテンツデータに埋め込まれた情報を正確に伝達させることになる。
[2]第2実施形態
本発明の第2実施形態について、以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態では、加工処理の内容に基づいて埋込方法の選択が行われたが、第2実施形態では、それに加え、コンテンツデータの内容にも基づいて埋込方法の選択が行われる。
[2−1]機能構成
図8は、第2実施形態の情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。この例では、図3に示す各手段に加え、第1特定手段105を備える情報処理装置10aが示されている。第1特定手段105は、コンテンツデータが表すコンテンツを特定する手段の一例である。第1特定手段105には、受付手段101からコンテンツデータが供給される。第1特定手段105は、供給されたコンテンツデータが表すコンテンツを解析し、そのコンテンツの内容が画像、テキスト、動画及びプログラムのいずれであるかということや、例えば画像であれば人物、風景、乗り物及び動植物のいずれを表しているかということなどを、コンテンツとして特定する。これらのコンテンツの解析には、周知の技術が用いられればよい。第1特定手段105は、特定したコンテンツを示す特定データを選択手段103に通知する。
選択手段103は、第1特定手段105により特定されたコンテンツの価値に埋込情報(コンテンツデータに埋め込まれた情報)が与える影響(以下「第2の影響」という)に基づいて、埋込方法を選択する。例えば、コンテンツが人物の写真である場合に、埋め込まれたバーコードやウォーターマークがその人物に重なって美観を損ねることがある。また、コンテンツが小説や論文のような一連の流れのある文章である場合に、テキストで表された情報が埋め込まれると、文章全体の流れとは関係のない言葉や記号(すなわちテキスト)が登場することで読み手に混乱を生じさせることがある。これらの場合には、コンテンツの価値を下げるという第2の影響を埋込情報が与えることになる。
選択手段103は、上記のような第2の影響と、埋込方法及びコンテンツ内容とをそれぞれ対応付けた第2の影響テーブルを記憶している。
図9は、第2の影響テーブルの一例を示す図である。この例では、第2の影響の大きさが「3」、「2」、「1」及び「0」という4つの数値で示されている。図9の例では、「ヘッダー領域」、「テキスト」及び「ウォーターマーク」という埋込方法に、「人物画像」、「風景画像」、「テキスト」及び「動画」というコンテンツ内容と、それぞれの第2の影響とが対応付けられている。「ヘッダー領域」は、上述したコンテンツデータのヘッダー領域にテキストや画像で表した情報を埋め込む方法であり、「テキスト」は、テキストで表した情報をコンテンツデータが表すコンテンツに埋め込む方法である。
例えば「ヘッダー領域」であれば、いずれのコンテンツ内容にも「0」という第2の影響が対応付けられている。この埋込方法では、コンテンツデータが表すコンテンツではない箇所、すなわちヘッダー領域に情報を埋め込むため、埋込部がコンテンツの美観に影響しないからである。また、上記の各コンテンツ内容に対して、「テキスト」であれば「2」、「2」、「1」及び「3」という第2の影響が対応付けられ、「ウォーターマーク」であれば「2」、「1」、「2」及び「1」という第2の影響が対応付けられている。この例では、テキスト<画像<動画の順番に埋め込んだテキストが美観を損ねる度合いが大きくなり、風景画像=動画<人物画像=テキストの順番に埋め込んだウォーターマークが美観を損ねる度合いが大きくなるものとして、第2の影響が定められている。
選択手段103は、本実施形態では、取得手段102から供給される加工内容データが示す加工処理の内容に第1の影響テーブルで対応付けられている埋込方法及び第1の影響と、第1特定手段105から通知される特定データが示すコンテンツ内容に第2の影響テーブルで対応付けられている埋込方法及び第2の影響とを用いて、埋込方法を選択する。例えば、選択手段103は、「画像の2値化」が「風景画像」を示すコンテンツデータに対して行われる場合、ウォーターマークという埋込方法については、第1の影響テーブルで対応付けられている第1の影響(「3」)と第2の影響テーブルで対応付けられている第2の影響(「1」)とを合計した「4」を算出する。選択手段103は、こうして各埋込方法について第1及び第2の影響の合計を算出し、算出した合計が最も小さい埋込方法を選択する。
[2−2]第2実施形態による効果
コンテンツデータが情報を埋め込まれることによってそのコンテンツデータにより表されるコンテンツが受ける影響(すなわち第2の影響)が大きいほど、コンテンツが画像であればその美観が損なわれたり、コンテンツが文章であればその文章が読みにくくなったりする。言い換えると、第2の影響が大きいほど、コンテンツの価値が下がりやすくなる。本実施形態では、上記のとおり、第2の影響の大きさも用いて埋込方法を選択するから、第2の影響に関係なく埋込方法を選択する場合に比べて、第2の影響が比較的小さい埋込方法が選択されやすく、コンテンツの価値が下がりにくくなる。
[3]第3実施形態
本発明の第3実施形態について、以下、第1及び第2実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態では加工処理の内容に基づいて、第2実施形態ではコンテンツ内容にも基づいて埋込方法の選択が行われたが、第3実施形態では、それらに加え、埋込情報の用途にも基づいて埋込方法の選択が行われる。
[3−1]機能構成
図10は、第3実施形態の情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。この例では、図8に示す各手段に加え、第2特定手段106を備える情報処理装置10bが示されている。本実施形態では、受付手段101は、外部装置へのコンテンツデータの加工処理の依頼を受け付けるのに加え、コンテンツデータに埋め込みたい情報または埋込情報の用途の選択を受け付ける。埋込情報の用途には、情報の告知、コンテンツに関する情報(コンテンツ情報)の保持及び著作権の保護などがある。受付手段101は、受け付けた選択の結果を示す結果データを第2特定手段106に供給する。
第2特定手段106は、コンテンツデータに埋め込まれた情報(すなわち埋込情報)の用途を特定する手段の一例である。第2特定手段106は、受付手段101から供給された結果データが示す選択の結果に基づいて埋込情報の用途を特定する。例えば、第2特定手段106は、選択の結果が埋込情報の用途そのものであれば、それを特定する。また、第2特定手段106は、選択の結果がコンテンツデータに埋め込みたい情報を示す場合には、その情報の種類から、埋込情報の用途を推定する。
例えば、第2特定手段106は、その情報がURLや電話番号、メールアドレスなどのアクセス先を示すものである場合には、情報の告知を埋込情報の用途として推定する。また、第2特定手段106は、埋め込みたい情報がコンテンツデータの作成または更新日時や作成者名であれば、コンテンツ情報の保持を埋込情報の用途として推定し、「複製」や「料金」、「許諾」などの文字列が含まれていれば著作権の保護を埋込情報の用途として推定する。第2特定手段106は、こうして推定した埋込情報の用途を特定する。第2特定手段106は、特定した用途を示す用途データを選択手段103に供給する。
選択手段103は、コンテンツデータに埋め込まれた埋込情報が第2特定手段106により特定された用途で利用される場合に生じる影響(以下「第3の影響」という)にも基づいて、埋込方法を選択する。例えば、ヘッダー領域に埋込情報を埋め込んだ場合、受信者がコンテンツデータのヘッダー領域を見なければ埋込情報が伝達されない。その場合に、「情報の告知」という用途で情報が埋め込まれていると、埋込情報はその用途では利用されないことになる。このように、埋込方法によっては、用途に沿った利用がされないまたはされにくくなるような影響を第3の影響として生じさせることがある。選択手段103は、埋込方法と、埋込情報の用途と、第3の影響とをそれぞれ対応付けた第3の影響テーブルを記憶している。
図11は、第3の影響テーブルの一例を示す図である。この例でも、上述した第1及び第2の影響のように、第3の影響が、その影響が大きいほど大きな数値で示されている。図11の例では、「ヘッダー領域」という埋込方法には、「情報の告知」、「コンテンツ情報の保持」及び「著作権の保護」という埋込情報の用途と、「3」、「2」及び「1」という第3の影響の大きさを表す数値が対応付けられている。また、それらの埋込情報の用途に、「テキスト」という埋込方法と「2」、「2」及び「2」という第3の影響とが対応付けられ、「バーコード」という埋込方法と「1」、「2」及び「2」という第3の影響とが対応付けられている。
選択手段103は、本実施形態では、第1及び第2実施形態で述べた第1及び第2の影響と、第2特定手段106から供給される用途データが示す埋込情報の用途及び各埋込方法に第3の影響テーブルで対応付けられている埋込方法及び第2の影響とを用いて、埋込方法を選択する。例えば、選択手段103は、埋込情報の用途が「情報の告知」であり、「ヘッダー領域」、「テキスト」及び「バーコード」という埋込方法について第1及び第2の影響の合計がそれぞれ「1」、「3」及び「2」と算出されている場合に、第3の影響テーブルで各埋込方法に対応付けられている第3の影響の値「3」、「2」及び「1」を合計して1+3=「4」、3+2=「5」及び2+1=「3」を算出する。選択手段103は、こうして各埋込方法について算出した合計が最も小さい埋込方法(この例では合計が「3」の「バーコード」)を選択する。
[3−2]第3実施形態による効果
本実施形態では、上述したように、埋込情報の用途に沿った利用がされないまたはされにくくなるような影響が第3の影響として生じる場合がある。そのような場合に、本実施形態では、第3の影響の大きさに基づいて埋込方法を選択するから、第3の影響が他に比べて小さい埋込方法が選択されるようにすることで、第3の影響に関係なく埋込方法を選択する場合に比べて、埋込情報をその用途に沿って利用しやすくなる。
[4]変形例
上述した各実施形態は、それぞれ本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[4−1]処理手段
処理手段104は、上記の各実施形態では、埋込処理及び送信処理を行ったが、これに限らない。処理手段104は、埋込処理及び送信処理のいずれかだけを行い、または、どちらも行わない代わりに、自装置内の別の手段または外部装置にこれらの処理を行わせてもよい。その場合、処理手段104は、例えば、選択手段103により選択された埋込方法を通知してその埋込方法での埋込処理を行わせ、加工処理を依頼する外部装置の宛先を通知して、埋込情報が埋め込まれたコンテンツデータと依頼の内容を示す依頼内容データとをその宛先に対して送信させる。要するに、処理手段104がどのような処理を行ったとしても、選択手段103により選択された埋込方法で情報が埋め込まれたコンテンツデータを取得手段102が取得した内容で外部装置が加工処理を行うようになっていればよい。
[4−2]影響の表し方
第1、第2及び第3の影響は、上記の例では0から3までの4つの数値で表されたが、これに限らず、例えば、より大きな数値やマイナスの数値、小数などで表されてもよい。また、これらの影響は、数値ではなく、例えば「A」、「B」、「C」や「大」、「中」、「小」などの記号や文字で表されてもよい。要するに、これらの影響は、その大きさの度合いが区別されるように表されていればよい。
[4−3]複数の影響を合わせた比較
選択手段103は、上記の各実施形態では、第1、第2及び第3の影響の合計を比較して埋込方法を選択したが、これに限らず、例えば、各影響にそれぞれ重みを付けたものを合計してもよい。また、選択手段103は、各影響を乗算、除算及び減算等をした結果を比較してもよい。要するに、選択手段103は、第1、第2及び第3の影響に基づいて埋込方法を選択すればよい。
[4−4]複数の方法で選択
選択手段103は、第1、第2及び第3の影響のいずれかだけに基づいて埋込方法を選択してもよいし、いずれか2つの組み合わせ(例えば第1及び第2、第1及び第3、第2及び第3のいずれか)に基づいて埋込方法を選択してもよい。また、選択手段103は、第1実施形態で述べた4つの選択方法(第1〜第4埋込方法)も加えて、それらのいずれかまたはそれらを組み合わせた埋込方法を選択してもよい。
[4−5]複数の埋込方法を選択
選択手段103は、上記の各実施形態では、1つの埋込方法を選択したが、これに限らず、複数の埋込方法を選択してもよい。例えば、選択手段103は、第1、第2及び第3の影響の合計が小さいものから2つまたは3つなど、決められた個数の埋込方法を選択する。この場合、埋込情報は、選択された複数の埋込方法でそれぞれ埋め込まれる。他にも、選択された埋込方法毎に異なる埋込情報がそれぞれ埋め込まれてもよい。要するに、選択手段103は、複数の埋込方法から少なくとも1つ以上の埋込方法を選択するものであればよい。
[4−6]サービスサーバ装置20
サービスサーバ装置20は、上記の各実施形態では、コンテンツデータに対して加工処理を行うサービスを提供したが、これ以外に、コンテンツデータを加工しないサービスも提供してもよい。コンテンツデータを加工しないサービスとは、例えば、コンテンツデータに含まれる特定の文字列を抽出するサービスやコンテンツデータの複製を生成するサービスなどである。これらのサービスでは、元のコンテンツデータを加工しないため、コンテンツデータに埋め込まれた埋込情報も加工されず、元の内容が維持されることになる。
[4−7]加工処理の内容を取得しない場合
情報処理装置は、取得手段を備えていなくてもよい。例えば、サービスサーバ装置20により行われる加工処理の内容が予め決まっている場合である。それらの場合、選択手段103は、コンテンツデータに情報を埋め込む複数の埋込方法から、そのコンテンツデータに埋め込まれた埋込情報の正確な伝達に対する第1の影響に基づいて埋込方法を選択する。また、処理手段104は、選択手段103により選択された埋込方法で情報を埋め込んだコンテンツデータに加工処理を行わせるための処理を行う。選択手段103及び処理手段104は、いずれも、加工処理の内容が分かっていることを前提にこれらの動作を行う。また、例えば上述した第1、第2及び第4の選択方法においては、選択手段103が、処理手段104によりテキストの加工処理、特定の文字を変換させない加工処理及び画像の加工処理をそれぞれ行わせるための処理が行われる場合に、上述した選択を行う。また、第3の選択方法においては、選択手段103が、処理手段104により処理が行われる加工処理がコンテンツ内の特定の箇所での加工処理を伴わないものである場合に、上述した選択を行う。
[4−8]発明のカテゴリ
本発明は、情報処理装置及び情報処理装置を備える情報処理システムの他にも、情報処理装置等の装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるものである。ここでいう処理とは、例えば、図7に示す埋込処理である。また、本発明は、情報処理装置のようなコンピュータを、図3等に示す手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
1…情報処理システム、2…ネットワーク、10…情報処理装置、20…サービスサーバ装置、30…ユーザ端末、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、14…UI部、15…インターフェース、16…画像読取部、101…受付手段、102…取得手段、103…選択手段、104…処理手段、105…第1特定手段、106…第2特定手段

Claims (8)

  1. コンテンツデータに情報を埋め込む複数の埋込方法から、当該コンテンツデータに埋め込まれた前記情報の正確な伝達に対する第1の影響に基づいて、埋込方法を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された埋込方法で前記情報を埋め込んだ前記コンテンツデータに加工処理を行わせるための処理を行う処理手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記コンテンツデータが表すコンテンツを特定する第1特定手段を備え、
    前記選択手段は、前記コンテンツデータに埋め込まれた前記情報が前記第1特定手段により特定されたコンテンツの価値に与える第2の影響にも基づいて、前記埋込方法を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記コンテンツデータに埋め込まれる前記情報の用途を特定する第2特定手段を備え、
    前記選択手段は、前記コンテンツデータに埋め込まれた前記情報が前記第2特定手段により特定された用途で利用される場合に生じる第3の影響にも基づいて、前記埋込方法を選択する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記選択手段は、前記処理手段によりテキストの加工処理を行わせるための処理が行われる場合には、前記第1の影響に基づく埋込方法として、画像で表された前記情報を埋め込む前記埋込方法を優先して選択する
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記選択手段は、前記処理手段により特定の文字を変換させない加工処理を行わせるための処理が行われる場合には、前記第1の影響に基づく埋込方法として、当該特定の文字で表された前記情報を埋め込む前記埋込方法を選択する
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記選択手段は、前記処理手段により前記処理が行われる加工処理がコンテンツ内の特定の箇所での加工処理を伴わないものである場合には、前記第1の影響に基づく埋込方法として、当該箇所に前記情報を埋め込む前記埋込方法を優先して選択する
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記選択手段は、前記処理手段により画像の加工処理を行わせるための処理が行われる場合には、前記第1の影響に基づく埋込方法として、テキストで表された前記情報を埋め込む前記埋込方法を優先して選択する
    ことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータを、
    コンテンツデータに情報を埋め込む複数の埋込方法から、当該コンテンツデータに埋め込まれた前記情報の正確な伝達に対する第1の影響に基づいて、埋込方法を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された埋込方法で前記情報を埋め込んだ前記コンテンツデータに加工処理を行わせるための処理を行う処理手段
    として機能させるためのプログラム。
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