JP2015041973A - 光伝送システム、加入者終端装置、及び光信号伝送装置 - Google Patents

光伝送システム、加入者終端装置、及び光信号伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】PON区間のデータのセキュリティーを確保している場合に、PONプロテクションでのOSU切替時に切替先OSUとONU間でリプレイプロテクションによるフレーム破棄を回避することができる光伝送システム、加入者終端装置、及び光信号伝送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る光伝送システム、加入者終端装置、及び光信号伝送装置は、1の前記OSUから他の前記OSUへ前記経路を切り替える際、他の前記OSUと前記ONUは、下り通信及び上り通信の開始前に自身の前記カウンタをリセットする。
【選択図】図5

Description

本発明は、光信号伝送装置(OSU:Optical Subscriber Unit)を冗長化した光伝送システム(PON:Passive Optical Network)、これが備える加入者終端装置(ONU:Optical Network Unit)及びOSUに関する。
(PONの説明)
図1は、現在のアクセスネットワークの代表的な構成であるPassive Optical Network(PON)11とLayer2 switch(L2SW)12からなる構成を示すものである。PON11は、複数のOptical Subscriber Unit(OSU)13を収容するOptical Line Terminal(OLT、局側終端装置)14と光スプリッタ17とOptical Network Unit(ONU、加入者終端装置)15で構成され、1台のOSU13に複数(例えば32)のONU15が接続される。PON11ではOSU13およびOSU13−光スプリッタ17間のファイバを複数のONU15で共有するため、低コストにサービスを提供できる。PON11は、例えば、EPON(Ethernet(登録商標) PON)である。
L2SW12は上位から下りデータを受信すると、そのデータに付けられた識別子(例えばVirtual LAN Identifier(VID))を読む。L2SW12には予め、VID番号とONU番号の紐付けおよび各ONU15の接続先OSU番号の対応情報が登録されているので、その対応情報と受信したVID番号から、該当のVID番号に紐づけられたONU15の接続先OSU番号が分かり、接続先OSUが接続されているポートに対して下りデータを送信する。
(ONUリンク断、データロスなしのOSU切替の説明)
このようなアクセスネットワーク構成の下で運用中の装置において、機能拡充や不具合修正などの必要性が生じた場合、対策の一手法として、オペレーション操作を通して該当装置のファームウェア(FW)を更新することが行われる。しかしながら、OSUのFW更新をする際にOSUの再起動、言い換えるとONUのリンク断が生じ、該当OSU配下のONUの通信断が生じる問題がある。この問題に対して、データロスなく、かつONUリンク断なくオペレーション契機のOSU切替を行うPONプロテクションの適用は有効である。PONプロテクションは、冗長方法に様々な方式がある。例えば正常系装置N台に対して予備系装置を1台備えるというように、正常系と予備系の対応がN:1の方式をN:1プロテクションと呼ぶ。
図2にOSUを冗長化するN:1プロテクションの構成例を示す。本構成は、N=2の場合であり、OLT14における3台のOSU13のうち、2台を正常系 OSU(OSU13#1,OSU13#2),1台を予備系OSU(OSU13#3)とする。各正常系OSUが正常の際は、それぞれ2×3光スイッチ16を介して32台のONU15を収容し、予備系OSUは2×3光スイッチ16を介してどのONU15にも未接続な状態となる。本構成において、オペレーション契機のONUリンク断、データロスなしのOSU切替は例えば下記の方法により可能となる。(例えば、特許文献1を参照。)
正常時、正常系OSUは、配下のONUとの間で通信を行っており、2×3光スイッチ16のONU側ポート1の接続先はOLT側ポート1、ONU側ポート2の接続先はONU側ポート2となる。ここで、オペレーション操作により正常系OSU(OSU13#1)から予備系OSU(OSU13#3)へOSU切替を行う場合について述べる。オペレーション操作によりOSU切替コマンドがコントローラ31へ投入されると、コントローラ31は直ちに、切替元OSU(OSU13#1)配下のONUに紐付けられていたVID番号の収容先OSUが切替元OSUから切替先OSU(OUS13#3)へ変更した旨のVID収容先変更指示を、L2SWへ送信するとともに、切替元OSU配下の全ONUに対し上り帯域割当停止指示を切替元OSUへ送信する。
上り帯域割当停止指示を受けた切替元OSUは配下の全ONUに対し、上り帯域割当を停止するので、それまでの上り帯域割当に対応する上りデータを除いて、切替元OSUは新規に上りデータを受信しなくなる。また、VID収容先変更指示を受信したL2SWは、切替元OSU配下のONU宛下りデータの蓄積先バッファを、切替元OSUに対応付けられている下りバッファ(切替元下りバッファとする)から切替先OSUに対応付けられている下りバッファ(切替先下りバッファとする)へ変更し、切替先下りバッファにて該当ONU宛下りデータの蓄積を開始するので、VID収容先変更指示の受信前までに溜まっていた下りデータのみ、L2SWから切替元OSUへ送信されることになる。したがって、切替元OSUはそれらの下りデータを除いて、新規に下りデータを受信しなくなる。このように、切替中に新規の上り/下りデータが切替元OSUに到着することはないので、切替元OSUの上り/下りバッファに蓄積したデータの処理を行うことよって、切替元OSUにおけるデータロスは生じない。ここで、切替先OSUは切替元OSUが有する情報(配下のONU情報など)を取得し、その内容の通りに設定しておく。
その後、切替元OSU配下のONUの接続先OSUを切替先OSUにするために、光スイッチの入出力の接続を該当経路へ切り替えるよう、光スイッチへ経路切替指示を出す。光スイッチはその指示を受けて、光スイッチのONU側ポート1の接続先をOLT側ポート1からOLT側ポート3へ経路切替を行う。切替元OSU配下のONUは、光スイッチの経路切替時に、下り光信号断を検出するが、下り光信号断を検出してもリンク維持するようにしておく。光スイッチの経路切替後、切替先OSUは、切替元OSUが有する情報(新たに配下となったONU情報など)が設定されており、リンク確立処理なくONUとリンク確立状態となる。
コントローラ31は光スイッチに対する経路切替指示を送信後、経路切替が終わる頃を見計らって、上り帯域割当開始指示を切替先OSUへ通知する。その指示を受けた切替先OSUは、経路切替により新たに自配下に組み込まれたONUに対して、上り帯域割当を開始し、新たに切替先OSU配下となったONUは上りデータを切替先OSUへデータ送信を行う。また、コントローラ31は、L2SWへ切替完了通知を送信し、それを受信したL2SWは、切替先下りバッファにて蓄積していた該当ONU宛下りデータを開放する。
以上のようなOSU切替シーケンスにより、ONUリンクを維持したまま、データロスなく、OSU切替を行うことができる。
(Macsecの説明)
一方、PONでは、データ伝送の安全性を確保することが求められる。なぜなら、PONにおける下りデータは、OSU配下の全てのONUに対してブロードキャストされるため、あるONUにより、他のONU宛の下りデータを盗み読みすることが考えられる。また上りデータにおいても、盗聴者(たとえば不正ONU)は、パケットを偽造して、別のONUになりすますことが考えられる。それ故に、PONシステムにおいて、PON区間に流れるデータのセキュリティーを確保することは重要である。Macsec(Media Access Control Security)はイーサネット(登録商標)通信で流れるフレームを暗号化するものであり、EPON(Ehernet(登録商標) PON)システムではPON区間に流れるフレームをMacsecにより暗号化して、セキュリティーを確保する(例えば、非特許文献1を参照。)。
国際公開WO2013/058179
IEEE 802.1ae Media Access Control (MAC) Security
上記のように、PONシステムに対するOSUを冗長化したPONプロテクションの適用により、ONUリンク断なしでのオペレーション契機によるOSU切替えが可能となる。しかし、EPONシステムにおいて、PON区間の通信をMacsecによる暗号化を維持しつつ、リンク断なしのOSU切替を行うためには、切替元OSUから切替先OSUへ暗号情報を引き継ぐ必要がある。
ここで、PON区間の通信がMacsecで暗号化されているとき、OSUからONUへ送信される下りフレームには、PN(Packet Number)が挿入されている。このPNはフレームを送信する毎に更新(インクリメント)される。一方、ONUには、下りフレームを受信するたびに更新される受信可能なPNが設定されており、受信した下りフレームのPNが受信可能範囲外の場合は悪意を持った者のリプレイ攻撃とみなして、リプレイプロテクションが働きONUはその下りフレームを破棄する。
したがって、リンク断なしのOSU切替を行う際、切替元OSUから切替先OSUへ暗号情報としてPNを引き継ぐ必要があるが、PNはONUとOSU間でデータが送受信されるたびに更新されるため、引き継ぐことが困難である。PNの引き継ぎができない場合、上記のPONプロテクション動作でOSU切替後、リプレイプロテクションにより下りフレームの破棄が生じることがある。上りフレームについても同様である。
このように、OSUを冗長化した構成のPONプロテクションでMacsecによる暗号化を維持して、ONUリンク断なしのOSU切替を行う場合、切替先OSUとONUの間でフレーム破棄が生じるという課題があった。そこで、前記課題を解決するために、本発明は、PON区間のデータのセキュリティーを確保している場合に、PONプロテクションでのOSU切替時に切替先OSUとONU間でリプレイプロテクションによるフレーム破棄を回避することができる光伝送システム、加入者終端装置、及び光信号伝送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光伝送システムは、PONプロテクションでOSU切替を行う際に、暗号化に用いるカウンタをリセットすることとした。
具体的には、本発明に係る光伝送システムは、
複数の光信号伝送装置(OSU:Optical Subscriber Unit)と、
経路を切り替えることで前記OSUのいずれかと接続可能である少なくとも1の加入者終端装置(ONU:Optical Network Unit)と、
前記OSUから前記ONUへの下り通信と前記ONUから前記OSUへの上り通信の少なくとも一方を、前記OSUと前記ONUとで同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
を備える光伝送システム(PON:Passive Optical Network)であって、
1の前記OSUから他の前記OSUへ前記経路を切り替える際、他の前記OSUと前記ONUは、下り通信及び上り通信の開始前に自身の前記カウンタをリセットすることを特徴とする。
本発明に係る加入者終端装置は、複数の光信号伝送装置(OSU:Optical Subscriber Unit)のいずれかと経路を切り替えることで接続可能である加入者終端装置(ONU:Optical Network Unit)であって、
前記OSUからの下り通信と前記OSUへの上り通信の少なくとも一方を、前記OSUと同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
1の前記OSUから他の前記OSUへ前記経路を切り替える際、下り通信及び上り通信の開始前に自身の前記カウンタをリセットするカウンタリセット処理部と、
を有することを特徴とする。
本発明に係る光信号伝送装置は、少なくとも1の加入者終端装置(ONU:Optical Network Unit)と接続可能である光信号伝送装置(OSU:Optical Subscriber Unit)であって、
前記ONUへの下り通信と前記ONUからの上り通信の少なくとも一方を、前記ONUと同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
1の前記OSUの配下の前記ONUを引き継いだとき、下り通信及び上り通信の開始前に自身の前記カウンタをリセットするカウンタリセット処理部と、
を有することを特徴とする。
本発明は、PON区間の通信がカウンタを用いて暗号化されており、切替元OSUから切替先OSUにPNが引き継げない場合にOSUを切り替える際、切替先OSUとONU間で通信開始時にお互いのカウンタをリセットする。このため、本発明は、切替先OSUとONU間の通信でリプレイプロテクションによるデータ破棄が生じないようすることが可能となる。
従って、本発明は、PON区間のデータのセキュリティーを確保している場合に、PONプロテクションでのOSU切替時に切替先OSUとONU間でリプレイプロテクションによるフレーム破棄を回避することができる光伝送システム、加入者終端装置、及び光信号伝送装置を提供することができる。
本発明に係る光通信システムの前記暗号化手段は、前記カウンタがPN(PacketNumber)であるMacsecを採用することを特徴とする。
ONUのカウンタをリセットするタイミングは次の通りである。
本発明に係る光通信システムの前記ONUは、前記OSUからの光を検出する光検出部を備えており、前記光検出部が前記OSUからの光が途絶する光断を検出したとき、又は光断状態から再度光を検出したとき、自身の前記カウンタをリセットすることを特徴とする。
本発明に係る光通信システムの前記ONUは、1の前記OSUから前記カウンタをリセットするリセットメッセージを受信したとき、又は、他の前記OSUから前記カウンタをリセットするリセットメッセージを受信したとき、自身の前記カウンタをリセットすることを特徴とする。
本発明に係る光通信システムの前記ONUは、前記OSUとの通信異常時においても前記OSUとのリンクを一定期間保持するリンク保持モードを有効もしくは無効に設定することができ、前記リンク保持モードが有効の状態のみ自身の前記カウンタをリセットすることを特徴とする。
本発明は、次のPONプロテクションに適用できる。
本発明に係る光通信システムは、B(1≦B)分岐側と2分岐側を持つB:2光カプラをさらに備え、前記B:2光カプラのB分岐側のそれぞれに前記ONUを接続し、2分岐側のそれぞれに1の前記OSU及び他の前記OSUを接続したType BのPONプロテクションシステムが構成されることを特徴とする。
本発明に係る光通信システムは、前記OSUが接続されるOSU側ポート及び前記ONUが接続されるONU側ポートを有し、任意の前記OSU側ポートと任意の前記ONU側ポートとを1:1で結合する光経路切替手段をさらに備え、前記光経路切替手段は、他の前記OSU及び前記ONUで前記カウンタをリセットする前又は後に、所望の前記OSU側ポートと前記ONU側ポートとを結合し、前記経路を切り替えることを特徴とする。
本発明に係る光通信システムは、前記OSUが正常系OSUと1台の予備系OSUであり、
C(1≦C)分岐側と2分岐側を持ち、C分岐側に前記ONUが接続され、2分岐側の一方に前記正常系OSUが接続される、前記正常系OSUの数と等しい数のC:2光カプラと、
前記予備系OSUが接続されるOSU側ポート及び前記C:2光カプラの2分岐側の他方が接続されるONU側ポートを有し、前記OSU側ポートと前記ONU側ポートの任意の1つとを結合する光経路切替手段と、
をさらに備え、
前記光経路切替手段は、他の前記OSU及び前記ONUで前記カウンタをリセットする前又は後に、所望の前記OSU側ポートと前記ONU側ポートとを結合し、前記経路を切り替えることを特徴とする。
本発明は、PON区間のデータのセキュリティーを確保している場合に、PONプロテクションでのOSU切替時に切替先OSUとONU間でリプレイプロテクションによるフレーム破棄を回避することができる光伝送システム、加入者終端装置、及び光信号伝送装置を提供することができる。
アクセスネットワークを説明する図である。 OSUを冗長化するN:1プロテクションの構成を説明する図である。 本発明に係る光伝送システムが有するOLTを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムが有するONUを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムにおけるOSU切替シーケンスを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムが有するOLTを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムにおけるOSU切替シーケンスを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムが有するOLTを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムにおけるOSU切替シーケンスを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムが有するOLTを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムにおけるOSU切替シーケンスを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムにおけるOSU切替シーケンスを説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図3は、本実施形態のEPONシステムのOLT14の構成を説明する図である。OLT14は、(N+1)台のOSU13とOLTを制御するコントローラ32を備える。図3において、OSU13#1〜#Nは正常系OSUであり、OSU13#N+1は予備系OSUである。なお、予備系OSUは複数台あってもよい。
各OSU13は、少なくとも1のONUと接続可能であるOSUであって、
ONUへの下り通信とONUからの上り通信の少なくとも一方を、ONUと同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
1のOSUの配下のONUを引き継いだとき、下り通信及び上り通信の開始前に自身のカウンタをリセットするカウンタリセット処理部と、
を有する。
そして、各OSU13は、PONインターフェース(PON−IF)41、OSU処理制御部42をそれぞれ備える。OSU処理制御部42はMacsec暗号/復号処理部43を備える。Macsec暗号/復号処理部43はPNリセット処理部44を備える。
本実施形態及び以下の実施形態では、前記暗号化手段が、前記カウンタがPN(PacketNumber)であるMacsecを採用する場合で説明する。すなわち、Macsec暗号/復号処理部43が前記暗号化手段に相当し、PNリセット処理部44が前記カウンタリセット処理部に相当する。なお、本実施形態の説明に不要なその他の構成の説明は省略する。また、本実施形態及び以下の実施形態の説明ではOLT14がコントローラ32を含む構成となっているが、コントローラ32はOLT14の外部にあり通信路で接続されていてもよい。
図4は、本実施形態のEPONシステムのONU15の構成を説明する図である。ONU15は、複数のOSUのいずれかと経路を切り替えることで接続可能であるONUであって、
OSUからの下り通信とOSUへの上り通信の少なくとも一方を、OSUと同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
1のOSUから他のOSUへ経路を切り替える際、下り通信及び上り通信の開始前に自身のカウンタをリセットするカウンタリセット処理部と、
を有する。
そして、ONU15は、ONUインターフェース(ONU−IF51)51、ONU処理制御部52を備える。ONUインターフェース51は光検出部50を備える。ONU処理制御部52はMacsec暗号/復号処理部53を備える。Macsec暗号/復号処理部53はPNリセット処理部54を備える。前記暗号化手段が、前記カウンタがPN(PacketNumber)であるMacsecを採用するから、Macsec暗号/復号処理部53が前記暗号化手段に相当し、PNリセット処理部54が前記カウンタリセット処理部に相当する。なお、本実施形態の説明に不要なその他の構成の説明は省略する。
以上のような動作の機能ブロックからなるOLT14とONU15を、OSU13を冗長化したPONプロテクションのPONシステムに適用した上で、PON区間通信のMacsec暗号化を維持しつつ、正常系OSU13#1〜#Nのいずれか配下のONU15の接続先OSUを、ONUリンク断なしに予備系OSU13#N+1へオペレーション操作により切り替えることを目的とする。また、本実施形態は、切替先OSUは、後述するPN以外の切替元OSUが有する情報(配下のONU情報など)をOSU切替前に予め取得しているとするが、コントローラがオペレーション操作によるOSU切替コマンド受信直後に、切替先OSUが取得するとしてもよい。
最初に、OLT各部について説明する。PON−IF41は、ONUがOSU13に向けて送信した光信号の上りフレームを受信し、電気信号に変換してOSU処理制御部42へ出力する。また、PON−IF41は、OSU処理制御部42からの電気信号の下りフレームを受信し、光信号に変換して光伝送路に向かって出力する。また、PON−IF41は、OSU処理制御部42からの発光ON/OFF指示を受信し、その指示に従って発光状態から発光の停止、及び発光停止状態から発光開始する。
OSU処理制御部42は、PON−IF41からの信号の上りフレームを受信し、暗号フレームはMacsec暗号/復号処理部43で復号化した後、それがユーザデータの場合、L2SWへ出力し、ユーザデータ以外のPON制御データの場合、その内容に従って、OSU配下のONUの登録管理や上り帯域割当など、PON区間通信の制御を行う。また、L2SWからの下りデータフレームを受信しMacsec暗号/復号処理部43で復号化した後PON−IF41へ出力する。Macsec暗号/復号処理部43のPNリセット処理部44は、OSU切替時に切替先OSUとONU間でMacsecによる暗号通信を開始する際、Macsec暗号通信に使われるOSU13のPNをリセットする処理を行う。
コントローラ32は、オペレーション操作によるOSU切替コマンドを受けて、切替元OSUから切替先OSUへの切替処理を後述する切替シーケンスにしたがって管理する。コントローラ32は、切替元OSU配下のONUに紐づけられたVIDの収容先OSUが変更することをL2SWに通知するVID収容先変更通知、L2SWに対するOSU切替完了通知、OSUに対する発光開始/停止指示とOSUに対する上り帯域割当開始/停止指示を行う。
L2SWは、コントローラ32からのVID収容先変更通知を受信すると、該当のVID番号に紐づけられたONUの接続先OSU番号が変更されたことを認識及び登録し、それ以降に受信する切替元OSU配下のONU宛下りフレームを切替先OSU宛てに変更し、切替先OSUにデータが送信されないようにポート閉塞する。ここで、本実施形態の説明ではL2SWがOLT14に含まれない構成となっているが、OLT14に含まれる構成となっていてもよい。
次に、ONU15の各部について説明する。ONU15は、OSUからの光を検出する光検出部50を備えており、光検出部50がOSUからの光が途絶する光断を検出したとき、又は光断状態から再度光を検出したとき、自身の前記カウンタをリセットする。
ONUインターフェース(ONU−IF51)51は、OSU14がONU15に向けて送信した光信号の下りフレームを受信し、電気信号に変換してONU処理制御部52へ出力する。また、ONU−IF51は、ONU処理制御部52からの電気信号の上りフレームを受信し、光信号に変換してOSUに向かって出力する。ONU−IF51の光検出部50はOSU13からの光信号が消光状態から受光状態に変化したことを検知し、ONU処理制御部52に対して受光通知する。
ONU処理制御部52は、ONU−IF51からの電気信号の下りフレームを受信し、暗号フレームはMacsec暗号/復号処理部53で復号化した後、それがユーザデータの場合、UNIへ出力し、ユーザデータ以外のPON制御データを受信した場合は、その内容にしたがってPON区間通信の制御を行う。また、UNIからの電気信号の上りフレームを受信し、Macsec暗号/復号処理部53で暗号化しONU−IF51へ出力する。PNリセット処理部54は、ONU−IF51の光検出部50からの受光通知を受けたとき、Macsec暗号通信に使われるONUのPNをリセットする。
図5は、本実施形態のOSUを冗長化したPONシステムにおける、OSU切替シーケンスである。この図では、L2SW、コントローラ、切替先OSU、ONU、及び切替元OSUのそれぞれの要素の時間軸をベースとして、時間軸上のポイントはイベントの発生や終了(切替コマンド投入、発光停止など)を示し、要素間を結ぶ矢印はメッセージや情報のやり取りを示している。なお、切替先OSUからの上り光信号がOSU切替前の段階で切替元OSUからの出力光と衝突することのないように、OSU切替前は、切替先OSUは切替元OSU配下のONUとの間で伝送路を確立していない、あるいは切替先OSUの送信部が発光停止状態になっているとする。本シーケンス図は後者の場合を想定しており、以降の実施形態においても特に断りのない限りは同様とする。
OSU切替前は、PON区間の通信はMacsecにより暗号化されており、ONUからの上りフレームは、OSUによるONUへの上り帯域割当に基づきOSUへ送信される。例えばEPONシステムにおけるDBA(Dynamic Bandwidth Allocation)では、上りデータの送信許可をOSUに求めるREPORTフレームと、ONUへの送信時刻・送信データ量を指示したGATEフレームのやり取りをOSU−ONU間で行うことを通して、各ONUからの上りフレームはOSUで衝突することないよう送信される。
このようなPON区間の通信の下、コントローラに対し、OSU切替コマンドが投入されると、コントローラは、L2SWへVID収容先変更通知を送信するとともに、切替元OSUに対して、上りデータを送信しないよう上り帯域割当を停止するように指示する。その後、上り帯域割当停止前に割り当てた上りフレームがすべて切替元OSUへ到着するのを見計らい、切替元OSUに対して発光停止指示する。
一方、VID収容先変更通知を受けたL2SWは、その内容に従って、自身の有する、VID番号−接続先OSU番号の対応情報を変更し、さらに切替先OSUからフレームを送信されないよう切替先OSUが接続するポート閉塞する。上り帯域割当通知指示を受けた切替元OSUは配下の全ONUに対して上り帯域割当を停止する。切替元OSU配下の全ONUは、OSUからの上り帯域割当がなくなり、UNIから到着したデータを自身のバッファに蓄積し、発光停止指示を受信した切替元OSUは、自身の発光を停止する。
このとき、切替元OSU配下の全ONUのONU−IF51の光検出部50はOSUからの上り光信号消失を検知し、ONU処理制御部52に対し消光通知する。消光通知を受けたONU処理制御部52は、自身のPNをリセットする。
その後、コントーラは切替先OSUに対し発光開始指示を行い、発光開始指示を受けた切替先OSUは、発光を開始する。その後、コントローラはL2SWに対して切替完了通知を出力するとともに、切替先OSUに対して上り帯域割当開始指示を出力し、切替完了通知を受けたL2SWは切替先OSUが接続されたポートを開放し、バッファされていた下りフレームは切替先OSUに対して送信される。また、上り帯域割当開始指示を受けた切替先OSUは配下の全ONUに対して上り帯域割当を再開する。ここで、切替先OSUは、OSU処理制御部42のPNリセット部44でPNをリセットしてから、受信した下りフレームをMacsec暗号/復号処理部43で暗号化して配下のONUに対して送信する。一方、上り帯域割当を受けたONUは、既にPNがリセットされた状態になっており、バッファに蓄積されたフレームをMacsec暗号/復号処理部53で暗号化してOSUに対して送信する。
PON区間の通信がMacsecにより暗号化されている状態で、切替元OSUから切替先OSUにPNが引き継げない場合にOSUを切り替える際に上記OSU切替シーケンスを採用すれば、次の効果を得ることができる。ONUはOSU切替の際に発生する下り光信号消失(光断)を検知してPNをリセットし、切替先OSUはONUとの通信を開始する際にPNをリセットする。このことで、切替先OSUとONU間で通信開始時に、お互いのPNがリセット状態にあり、切替先OSUとONU間の通信でリプレイプロテクションによるデータ破棄を回避することができる。
本実施形態においては、OSU切替の際に発生する下り光信号消失を検知して、ONUのPNをリセットしたが、OSU切替の際に発生する下り光信号検出の検知、つまりONUが切替元OSUの消光の後の切替先OSUの発光を検知して、ONUのPNをリセットしてもよい。また、オペレーションによるコントローラに対するOSU切替コマンド投入を契機としたOSU切替を行う形態を示したが、OSU故障を契機として同様のOSU切替シーケンスでOSU切替を行ってもよい。また、コントローラからのOSUとL2SWの指示に対する応答がない形態を示したが、OSUとL2SWはコントローラに対して応答してもよい。また、OSU切替期間中の下りデータが切替先OSUから送信されないようL2SWでポート閉塞する形態を示したが、切替先OSUにてバッファリングしてもよい。
(実施形態2)
実施形態1のOSU切替シーケンスは、ONUにおけるPNリセットを、ONUにおけるOSU切替の際に生じるOSUの下り光信号検出、又は消失を利用して実施する例を示したが、OSUからONUへ送るPNリセットメッセージを利用して実施する方法も考えられる。すなわち、本実施形態のONUは、1のOSUからカウンタをリセットするリセットメッセージを受信したとき、又は、他のOSUからカウンタをリセットするリセットメッセージを受信したとき、自身の前記カウンタをリセットする。
図6は、図3で説明したOLT14の構成に、コントローラ32がOSU13に対してONUリセット指示を出力する機能を追加した構成となる。図6に記載されているその他の機能ブロックおよびメッセージの動作等は、図3と同様である。
本実施形態において、PON区間の通信がMacsecにより暗号化されている状態で、OSUを切替えてもMacsecによる暗号化を維持したまま切替先OSU−ONU間の通信を継続するためのOSU切替シーケンスは図7のようになる。ここでは図5との差異部分のみ以下に説明する。
コントローラに対し、OSU切替コマンドが投入されると、コントローラは、L2SWへVID収容先変更通知を送信するとともに、切替元OSUに対して、上りデータを送信しないよう上り帯域割当を停止するように指示する。その後、上り帯域割当停止前に割り当てた上りフレームがすべて切替元OSUへ到着するのを見計らい、切替元OSUに対してONUのPNリセット指示を行う。ONUリセット指示を受けた切替元OSUは配下の全ONUに対してPNリセットメッセージを送信し、PNリセットメッセージを受信したONUはPNをリセットする。なお、Macsecにおいては、ユーザデータのみ暗号化されるため、ユーザデータでないOAM(Operations Administration Maintenance)フレームで送信されるPNリセットメッセージは暗号化されない。その後に切替元OSUに対して発光停止指示する。以降は図5と同じOSU切替シーケンスとなる。
以上のOSUシーケンスにより、PON区間がMacsecにより暗号化されている状態で、切替元OSUから切替先OSUにPNが引き継げない場合にOSUを切り替える際に上記OSU切替シーケンスを採用すれば、次の効果を得ることができる。切替元OSU配下の全ONUは、切替元OSUからPNリセットメッセージを受信して、PNをリセットする。また、切替先OSUは実施形態1と同様にPNをリセットして、ONUとのMacsec暗号通信を開始する。このことで、切替先OSUとONU間で通信時に、お互いのPNがリセット状態にあり、リプレイプロテクションによるデータ破棄を回避することができる。
本実施形態においては、切替元OSUからのPNリセットメッセージを利用して、ONUのPNをリセットしたが、切替先OSUからのPNリセットメッセージを利用して、ONUのPNをリセットすることも可能である。この場合は、コントローラは切替先OSUに対する発光開始指示後に、切替先OSUに対しONUリセット指示を行い、ONUリセット指示を受けた切替先OSUは配下の全ONUに対してPNリセットメッセージを送信し、PNリセットメッセージを受信したONUはPNをリセットすることになる。なお、先に述べたようにMacsecはユーザデータのみ暗号化する。したがって、切替先OSUから送られるユーザデータでないPNリセットメッセージは、暗号化されないため、OSU切替後、ONUにてPNをリセットしなくてもONUで受信できる。
以降の実施形態では説明の簡略化のため、ONUのPN値のリセットを、ONUがOSU切替時に発生するOSUの下り光信号検出を利用して実施する方法を前提として記述するが、ONUがOSUの下り光暗号消失を利用する方法、切替元OSUからのPNリセットメッセージを利用する方法、切替先OSUからのPNリセットメッセージを利用する方法も各実施形態に適用可能である。
(実施形態3)
実施形態1において、ONUはOSUからの下り光信号の検出、または消失を利用して、自身のPNをリセットした。ここで、PONプロテクションにおいては、OSU切替をONUリンク断なしで実施するために、ONUはOSU切替の際に生じるOSUからの下り光信号消失を検出してもONUリンク断しないようにする機能がある。その機能は、ONUが有しており、例えば、OSUとの通信異常時においてもOSUとのリンクを一定期間保持するリンク保持モードを有効もしくは無効に設定することができる。ONUは、リンク保持モードを有効とすることで、OSUからの下り光信号が一定期間消失してもONUリンクを維持することができる。
ONUがリンク保持モードを有効としている場合、OSU切替ではなく、ONUに接続している光ファイバの挿抜により、ONUがOSUからの下り光信号消失を検出したときもONUリンク断を生じない。この場合、実施形態1のシーケンスではOSUのPNはリセットされないが、光断となるONUのPNはリセットされることになる。このため、光ファイバ挿抜後、PN不一致となり、Macsecのリプレイプロテクションによるデータ破棄が生ずることがある。
そこで、OSUからの指示で配下のONUに対するリンク保持モードを有効/無効にする機能がある場合、ONUは、リンク保持モードが有効の状態のみ自身のカウンタ(PN)をリセットする。
図8は、本実施形態のPONシステムのOLT14の構成を説明する図である。ここでは図3との差分のみ説明する。また、図9は、本構成のOLTを用いてOSUを冗長化したPONシステムにおける、オペレーション契機の切替シーケンスであり、本シーケンスについて、図4との差分のみ以下に説明する。
本実施形態のOLT14のコントローラ32は、オペレーション操作により、OSU切替コマンドを投入されると、切替元OSU配下の全ONUに対してリンク保持モードを有効とするように切替元OSUに対して指示する。この指示受けた切替元OSUは配下のONUに対してリンク保持モード有効指示を発する。また、コントローラ32は、OSU切替終了後、切替先OSU配下の全ONUに対してリンク保持モードを無効とするように切替先OSUに対して指示する。この指示受けた切替先OSUは配下の全ONUに対してリンク保持モード無効指示を発する。
本切替シーケンスでは、通常時ではリンク保持モードが無効であり、光ファイバの挿抜があったとしてもONUはPNをリセットしない。しかし、OSU切替コマンドを投入した後は、ONUがリンク保持モードが有効になるので、ONUは実施形態1で説明したようにPNをリセットする。すなわち、本実施形態のPONシステムは、切替先OSUとONU間で通信開始時に、お互いのPNがリセット状態にあり、切替先OSUとONU間の通信でリプレイプロテクションによるデータ破棄を回避することができる。
図8に記載されている、その他の機能ブロックおよびメッセージの動作等は、図3と同様である。また、図9に記載のその他のメッセージの動作は、図4と同様である。また、以降の実施形態では簡単化のため、実施形態1におけるONUのリンク保持モード有効/無効にかかわらず、PNのリセットを実施できる場合を前提として記述するが、ONUのリンク保持モードを有効としたときのみONUのPNのリセットする方法も各実施形態に適用可能である。
(実施形態4)
実施形態1〜3で説明したPONシステムは、複数のOSUと、経路を切り替えることで前記OSUのいずれかと接続可能である少なくとも1のONUと、前記OSUから前記ONUへの下り通信と前記ONUから前記OSUへの上り通信の少なくとも一方を、前記OSUと前記ONUとで同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
を備え、1の前記OSUから他の前記OSUへ前記経路を切り替える際、他の前記OSUと前記ONUは、下り通信及び上り通信の開始前に自身の前記カウンタをリセットすることを特徴としていた。本実施形態のPONシステムは、B(1≦B)分岐側と2分岐側を持つB:2光カプラをさらに備え、前記B:2光カプラのB分岐側のそれぞれに前記ONUを接続し、2分岐側のそれぞれに1の前記OSU及び他の前記OSUを接続したType BのPONプロテクションシステムが構成されることを特徴とする。
図10は、図3で説明したOLT14と図4で説明したONU15を適用したPONプロテクションシステムを示す図である。OSU−光スプリッタ間を二重化した構成である。本実施形態では、予備系OSU13#2とONU15との伝送路が常に確立されており、正常時(切替前)、予備系OSU13#2は発光OFFの状態でなければならない。
本実施形態のPONシステムは、PON回線20の通信がMacsecにより暗号化されている状態である。OSUを切替えてもMacsecによる暗号化を保ったまま切替先OSU−ONU間の通信を継続するためには、図5で説明した切替シーケンスの通りにOSU切替を行えばよい。
(実施形態5)
実施形態4では、光スイッチを用いないPONプロテクションシステムにおけるOSU切替を説明した。本実施形態は、図11に示す構成のOLT14で光スイッチ16を駆動するPONプロテクションシステムである(図2)。本実施形態でも、ONUリンク断なしにOSU切替を行うことが可能である。本実施形態でのOLT14と、図3で説明したOLT14との差分を、以下に説明する。
コントローラ32は、OSU切替コマンドが投入されると、切替元OSU配下のONU15と切替先OSUの伝送路が確立されるよう、光スイッチ16へ経路切替指示を出力する機能を持つ。光スイッチ16は、経路切替指示を受信すると、該当の経路を切り替え、その結果、切替元OSU配下のONUの接続先が切替先OSUになる。図11のコントローラ32以外の機能ブロックおよびメッセージの動作等は、図3の説明と同様である。
図2は、図11で説明したOLT構成を適用したPONプロテクションシステムを示す図である。本実施形態のPONシステムは、前記OSUが接続されるOSU側ポート及び前記ONUが接続されるONU側ポートを有し、任意の前記OSU側ポートと任意の前記ONU側ポートとを1:1で結合する光スイッチ16をさらに備える。
本実施形態は、N:1プロテクションをベースとした、N=2の場合の系であり、OLTが有する3台のOSU13のうち、2台を正常系OSU(OSU13#1,OSU13#2)、1台を予備系OSU(OSU13#3)とする。OSU13の1台当たり収容できるONU15の数Aは32とする。各正常系OSUは、正常時、それぞれ2×3光スイッチ16を介して32台のONUを収容する。一方、予備系OSUは2×3光スイッチ16を介してどのONUとも未接続な状態であるとする。
本実施形態においてPON区間20の通信がMacsecにより暗号化されている状態で、OSUを切替える際、図12の切替シーケンスを採用すれば、次の効果を得ることができる。図12の切替シーケンスと図5の切替シーケンスとの違いは、光スイッチ16が、他のOSU(13#3)及びONU15でカウンタ(PN)をリセットする前又は後に、所望のOSU側ポートとONU側ポートとを結合し、経路を切り替えることである。本実施形態は、Macsecによる暗号化を保ったまま切替先OSU−ONU間の通信を継続することができ、切替先OSUとONU間の通信でリプレイプロテクションによるデータ破棄を回避することができる。
なお本実施形態の系では、切替元OSUの出力光と切替先OSUの出力光とが衝突することはないので、切替先OSU(OSU13#3)の初期状態では発光ONでも問題なく、コントローラは切替元OSUに対する発光停止指示、及び切替先OSUに対する発光開始指示を送信しなくてもよい。この場合は、ONUは、光スイッチの切替によって、OSUからの上り光信号の受光と消光を検出する。
以上のように、N×(N+1)の光スイッチを用いたPONプロテクションに、図11で説明したOLT14及び図12のシーケンスを適用しても、ONUリンク断なしにOSU切替ができ、切替元OSUのFW更新が可能となる。そして、切替元OSUのFW更新後に、同様のオペレーション操作により予備系OSU(OSU13#3)からOSU13#2へ切り替える(切り戻す)ことで、ONU33−64はFW更新されたOSU13#2との通信をリンク断なしに開始できる。
(実施形態6)
図13は、本実施形態のPONシステムを説明する図である。本実施形態のPONシステムは、OSU13が正常系OSU(13#1〜13#N)と1台の予備系OSU(13#N+1)であり、
C(1≦C)分岐側と2分岐側を持ち、C分岐側にONU15が接続され、2分岐側の一方に正常系OSU(13#1〜13#N)が接続される、正常系OSU(13#1〜13#N)の数と等しい数のC:2光カプラ17aと、
予備系OSU(13#N+1)が接続されるOSU側ポート及びC:2光カプラ17aの2分岐側の他方が接続されるONU側ポートを有し、OSU側ポートとONU側ポートの任意の1つとを結合する光スイッチ16aと、
をさらに備える。
本実施形態は、図11で説明したOLT14と、図4で説明したONU15を適用したPONプロテクションシステムである。本実施形態は、1台のOLT14と、1台のN×1光スイッチ16aと、N個のC:2光スプリッタ17aと、A×N台以下のONU15とが用いられる。なお、C:2光スプリッタ17aとONU15間にさらに光スプリッタを1以上挿入してもよい。AとCとの関係は1≦C≦Aであることが望ましい。コストを考慮しない場合、C>Aでもよい。
OLTにおけるN+1台のOSUは、N台を正常系OSU(13#1〜#N)、残り1台を予備系OSU(13#N+1)とみなす。N台の正常系OSUは、N個のC:2光スプリッタ17aの2側における片方のポートにそれぞれ接続され、1台の予備系OSUはN×1光スイッチ16aの1側のポートに接続される。N個のC:2光スプリッタ17aの2側における他方のポートは、N×1光スイッチ16aのN側のポートにそれぞれ接続され、C:2光スプリッタのC側は、ONU15にそれぞれ接続される。なお、C:2光スプリッタ17aとONU15間にさらに光スプリッタを1以上挿入する場合は、C:2光スプリッタ17aのC側は挿入した光スプリッタに接続される。
予備系OSUとONU間で通信が行われていない時は、予備系OSUからの出力光が、N×1光スイッチ16aを介してC:2光スプリッタ17aで正常系OSUからの出力光と衝突しないように、予備系OSUは発光停止状態になっているとする。
本実施形態においてPON区間20の通信がMacsecにより暗号化されている状態で、OSUを切替える際、図14の切替シーケンスを採用すれば、次の効果を得ることができる。図14の切替シーケンスと図5の切替シーケンスとの違いは、光スイッチ16aが、他のOSU(13#N+1)及びONU15でカウンタ(PN)をリセットする前又は後に、所望のOSU側ポートとONU側ポートとを結合し、経路を切り替えることである。本実施形態は、Macsecによる暗号化を保ったまま切替先OSU−ONU間の通信を継続することができ、切替先OSUとONU間の通信でリプレイプロテクションによるデータ破棄を回避することができる。
ここでは図5との差異部分のみ以下に説明する。本実施形態の構成では、切替元OSU(正常系OSU)とその配下のONUとの伝送路が、N×1光スイッチ17aの経路切替に関係なく常に確立されている。コントローラに対して、OSU切替コマンドが投入されると、コントローラは切替先OSU(予備系OSU)と切替元OSU配下のONUとの伝送路を確立するようにN×1光スイッチ17aに対し、切替指示を出力する。N×1光スイッチ17aは、切替指示を受けると、その指示にしたがい経路切替えを行う。この状態は、実施形態4の状態と同じ状態となるため、以降のシーケンスは図5の説明と同じとなる。
(実施形態7)
ここまで示してきたOSU切替シーケンスは、正常系OSUから予備系OSUへの切替の場合として説明してきた。一方、正常系OSUから予備系OSUへの切替後の予備系OSUから正常系OSUへの切り戻しの場合にも、上記の各OSU切替シーケンスはそのまま適用できる。ただし、図13の系における切り戻しの場合、OSU切替前の状態は、切替先OSUである正常系OSUとその配下ONUの伝送路は既に確立しており、実施形態4の状態と同じ状態となるため、図5で説明した切替シーケンスの通りにOSU切替を行い、OSU切替が終了した後にN×1光スイッチの経路切替を行えばよい。
[付記]
以下は、本実施形態のPONシステムを説明したものである。
(1):
複数のOSUと、
経路を切り替えることで前記OSUのいずれかと接続可能である少なくとも1のONUと、
を備えるPONシステムであり、
前記OSUと前記ONUの上り通信、または下り通信のどちらか一方または双方が前記OSUと前記ONUで同期したカウンタを暗号化・復号時に用いる方法により暗号化され、
前記OSUと前記ONUに前記カウンタのリセット部を備え、
1の前記OSUから他の前記OSUへ前記経路を切り替える際、
他の前記OSUと前記ONUは前記カウンタをリセットすることを特徴とする、
PONシステム。
(2):暗号化方式がMacsec(カウンタ:PNリセット)の場合。
前記OSUと前記ONUの通信がMacsecにより暗号化されたシステムで、前記暗号化・復号化に利用する前記カウンタとしてPN(PacketNumber)を用い、
前記OSUと前記ONUにPN(PacketNumber)リセット部を備え、
1の前記OSUから他の前記OSUへ前記経路を切り替える際、
他の前記OSUと前記ONUはPNをリセットすることを特徴とする、
上記(1)記載のPONシステム。
(3):ONUは光断を検出したときPNをリセットする。
前記ONUに、前記OSUからの光を検出する光検出部を備え、前記ONUは光断を検出した際、前記ONUのPNをリセットすることを特徴とする、上記(2)記載のPONシステム。
(4):ONUは光を検出したときPNをリセットする。
前記ONUに、前記OSUからの光を検出する光検出部を備え、前記ONUは光断状態から光を検出した際、前記ONUのPNをリセットすることを特徴とする、上記(2)記載のPONシステム。
(5):ONUは切替元OSUからの指示によりPNをリセットする。
1の前記OSUは、前記ONUに対してPNリセットメッセージ送信し、前記ONUは、前記PNリセットメッセージを受信した際、PNをリセットすることを特徴とする、上記(2)記載のPONシステム。
(6):ONUは切替先OSUからの指示によりPNをリセットする。
他の前記OSUは、前記ONUに対してPNリセットメッセージ送信を送信し、前記ONUは、PNリセットメッセージを受信した際、PNをリセットすることを特徴とする、上記(2)記載のPONシステム。
(7):ONUはリンク保持モード有効のときのみPNリセットする。
前記ONUは、前記OSUとの通信異常時においても前記OSUとのリンクを一定期間保持するリンク保持モードを備え、前記リンク保持モードの有効、もしくは無効を設定することができ、
前記ONUは、前記リンク保持モードが有効の状態のみ前記ONUのPNをリセットすることを特徴とする上記(2)から(6)のいずれかに記載のPONシステム。
(8):TypeB構成への適用。
B(1≦B)分岐側と2分岐側を持つB:2光カプラをさらに備え、前記B:2光カプラでB分岐側の前記ONUと2分岐側の前記OSUとを接続したType BのPONプロテクションシステムが構成されることを特徴とする上記(2)から(7)のいずれかに記載のPONシステム。
(9):N+1構成への適用。
前記OSUが接続されるOSU側ポート及び前記ONUが接続されるONU側ポートを有し、前記OSU側ポートの任意の1つと前記ONU側ポートの任意の1つとを結合する光経路切替手段を備え、
他の前記OSUと前記ONUにおいて、PNをリセットする前又は後に、前記光経路切替手段に対し、所望の前記OSU側ポートと前記ONU側ポートとを結合させ前記経路を切り替えることを特徴とする上記(2)から(7)のいずれかに記載のPONシステム。
(10):N:1構成への適用。
前記OSUが正常系OSUと1台の予備系OSUであり、
C(1≦C)分岐側と2分岐側を持ち、C分岐側に前記ONUが接続され、2分岐側の一方に前記正常系OSUが接続される、前記正常系OSUの数と等しい数のC:2光カプラと、
前記予備系OSUが接続されるOSU側ポート及び前記C:2光カプラの2分岐側の他方が接続されるONU側ポートを有し、前記OSU側ポートと前記ONU側ポートの任意の1つとを結合する光経路切替手段と、
をさらに備え、
他の前記OSUと前記ONUにおいて、PNをリセットする前又は後に、前記光経路切替手段に対し、所望の前記OSU側ポートと前記ONU側ポートとを結合させ前記経路を切り替えることを特徴とする上記(2)から(7)のいずれかに記載のPONシステム。
(11):上記(1)から(10)のいずれかに記載のPONシステムが備えるONU。
(12):上記(1)、(2)、(5)、(6)、(8)、(9)、(10)のいずれかに記載のPONシステムが備えるOSU。
[効果]
EPONシステムにおいて、PON区間の通信がMacsecによる暗号化がされている状態で、リンク断なしOSU切替えを行う際、切替元OSUと切替先OSU間でPNが引き継げない場合においても、Macsecのリプレイプロテクションによるフレーム破棄を回避して切替先OSUとONUの通信開始することができ、OSU切替後も切替先OSUとONU間でMacsecによる暗号通信が継続して可能となる。
12:L2SW
13、13#1〜13#N、13#N+1:OSU
14:OLT
15:ONU
16、16a:光スイッチ
17、17a:光スプリッタ
20:PON区間
31,32:コントローラ
41:PON−IF
42:OSU処理制御部
43:Macsec暗号/復号処理部
44:PNリセット処理部
50:光検出部
51:ONU−IF
52:ONU処理制御部
53:Macsec暗号/復号処理部
54:PNリセット処理部

Claims (10)

  1. 複数の光信号伝送装置(OSU:Optical Subscriber Unit)と、
    経路を切り替えることで前記OSUのいずれかと接続可能である少なくとも1の加入者終端装置(ONU:Optical Network Unit)と、
    前記OSUから前記ONUへの下り通信と前記ONUから前記OSUへの上り通信の少なくとも一方を、前記OSUと前記ONUとで同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
    を備える光伝送システム(PON:Passive Optical Network)であって、
    1の前記OSUから他の前記OSUへ前記経路を切り替える際、他の前記OSUと前記ONUは、下り通信及び上り通信の開始前に自身の前記カウンタをリセットすることを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記暗号化手段は、前記カウンタがPN(PacketNumber)であるMacsecを採用することを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記ONUは、
    前記OSUからの光を検出する光検出部を備えており、
    前記光検出部が前記OSUからの光が途絶する光断を検出したとき、又は光断状態から再度光を検出したとき、自身の前記カウンタをリセットすることを特徴とする請求項1又は2記載の光伝送システム。
  4. 前記ONUは、
    1の前記OSUから前記カウンタをリセットするリセットメッセージを受信したとき、又は、他の前記OSUから前記カウンタをリセットするリセットメッセージを受信したとき、自身の前記カウンタをリセットすることを特徴とする請求項1又は2記載の光伝送システム。
  5. 前記ONUは、
    前記OSUとの通信異常時においても前記OSUとのリンクを一定期間保持するリンク保持モードを有効もしくは無効に設定することができ、前記リンク保持モードが有効の状態のみ自身の前記カウンタをリセットすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光伝送システム。
  6. B(1≦B)分岐側と2分岐側を持つB:2光カプラをさらに備え、
    前記B:2光カプラのB分岐側のそれぞれに前記ONUを接続し、2分岐側のそれぞれに1の前記OSU及び他の前記OSUを接続したType BのPONプロテクションシステムが構成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光伝送システム。
  7. 前記OSUが接続されるOSU側ポート及び前記ONUが接続されるONU側ポートを有し、任意の前記OSU側ポートと任意の前記ONU側ポートとを1:1で結合する光経路切替手段をさらに備え、
    前記光経路切替手段は、他の前記OSU及び前記ONUで前記カウンタをリセットする前又は後に、所望の前記OSU側ポートと前記ONU側ポートとを結合し、前記経路を切り替えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光伝送システム。
  8. 前記OSUが正常系OSUと1台の予備系OSUであり、
    C(1≦C)分岐側と2分岐側を持ち、C分岐側に前記ONUが接続され、2分岐側の一方に前記正常系OSUが接続される、前記正常系OSUの数と等しい数のC:2光カプラと、
    前記予備系OSUが接続されるOSU側ポート及び前記C:2光カプラの2分岐側の他方が接続されるONU側ポートを有し、前記OSU側ポートと前記ONU側ポートの任意の1つとを結合する光経路切替手段と、
    をさらに備え、
    前記光経路切替手段は、他の前記OSU及び前記ONUで前記カウンタをリセットする前又は後に、所望の前記OSU側ポートと前記ONU側ポートとを結合し、前記経路を切り替えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光伝送システム。
  9. 複数の光信号伝送装置(OSU:Optical Subscriber Unit)のいずれかと経路を切り替えることで接続可能である加入者終端装置(ONU:Optical Network Unit)であって、
    前記OSUからの下り通信と前記OSUへの上り通信の少なくとも一方を、前記OSUと同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
    1の前記OSUから他の前記OSUへ前記経路を切り替える際、下り通信及び上り通信の開始前に自身の前記カウンタをリセットするカウンタリセット処理部と、
    を有することを特徴とする加入者終端装置。
  10. 少なくとも1の加入者終端装置(ONU:Optical Network Unit)と接続可能である光信号伝送装置(OSU:Optical Subscriber Unit)であって、
    前記ONUへの下り通信と前記ONUからの上り通信の少なくとも一方を、前記ONUと同期したカウンタを用いて暗号化及び復号化する暗号化手段と、
    1の前記OSUの配下の前記ONUを引き継いだとき、下り通信及び上り通信の開始前に自身の前記カウンタをリセットするカウンタリセット処理部と、
    を有することを特徴とする光信号伝送装置。
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