JP2015041688A - 半導体レーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来よりも光取り出し効率の高い半導体レーザ装置を提供する。
【解決手段】 半導体レーザ装置は、半導体基板と、半導体基板の基板面のうちの第1面の上層に形成された第1反射鏡と、第1反射鏡の上層に形成された発光部と、発光部の上層に形成された第2反射鏡と、少なくとも底面の一部が第2反射鏡の外縁部の上面に接触すると共に、前記外縁部の内側には接触しないように形成されたコンタクト層と、基板面のうちの第1面とは反対側の第2面に接触して形成された第1電極と、コンタクト層の上層に形成された第2電極を備える。半導体基板は、第2面側に、基板面に直交する方向の厚みの異なる第1凹凸部を有し、第1電極は、第1凹凸部に嵌合する形状の第2凹凸部を有し、第2反射鏡の外縁部の内側領域から、半導体基板の配置位置と反対側の方向へ光が取り出される。
【選択図】 図1
【解決手段】 半導体レーザ装置は、半導体基板と、半導体基板の基板面のうちの第1面の上層に形成された第1反射鏡と、第1反射鏡の上層に形成された発光部と、発光部の上層に形成された第2反射鏡と、少なくとも底面の一部が第2反射鏡の外縁部の上面に接触すると共に、前記外縁部の内側には接触しないように形成されたコンタクト層と、基板面のうちの第1面とは反対側の第2面に接触して形成された第1電極と、コンタクト層の上層に形成された第2電極を備える。半導体基板は、第2面側に、基板面に直交する方向の厚みの異なる第1凹凸部を有し、第1電極は、第1凹凸部に嵌合する形状の第2凹凸部を有し、第2反射鏡の外縁部の内側領域から、半導体基板の配置位置と反対側の方向へ光が取り出される。
【選択図】 図1
Description
本発明は半導体レーザ装置に関する。
半導体レーザ装置として、近年、基板面に垂直な方向に光を取り出す構成の垂直外部共振器面発光レーザ(Vertical External Cavity Surface Emitting Lasers:以下、「VECSEL」と略記する。)の開発が進められている(例えば、下記特許文献1、非特許文献1参照)。
図5は、特許文献1や非特許文献1に開示された従来のVECSEL構造のレーザ装置の模式的断面図である。従来のレーザ装置90は、半導体基板40の上面に、n側多層膜反射鏡11、発光部13、及びp側多層膜反射鏡15を備え、発光部13を一対の反射鏡11及び15が半導体基板40の面に垂直な方向に挟み込む構成である。
また、p側多層膜反射鏡15の上層には、高濃度のp型コンタクト層17を介してp側電極21が形成されている。一方、発光部13や一対の反射鏡11及び15が形成されていない側において、半導体基板40の面上にはn側電極19が形成されている。
n側多層膜反射鏡11、発光部13、p側多層膜反射鏡15及びp型コンタクト層17の多層構造体の外側には絶縁層25が形成されている。この絶縁層25は、p側電極21とn側電極19の間にバイアス電圧が印加された際、発光効率を高めるべく発光部13を含む上記多層構造体の領域に電流を集中させ、その外側の領域に電流を流さないようにするための高抵抗層(電流狭窄層)を構成する。そして、この絶縁層25の周囲をパッシベーション層27が覆っている。
半導体基板40に対して、光取り出し方向d1の向きに離間した位置には、外部出力ミラー3が備えられている。
p側電極21とn側電極19の間にバイアス電圧を印加することにより、発光部13に電流が流れて当該領域が発光する。この光は、外部出力ミラー3、n側多層膜反射鏡11、及びp側多層膜反射鏡15によって形成される共振器で共振され、励起された光がレーザ光5として外部出力ミラー3から放出される。
なお、図5に示すレーザ装置90は、n側電極19の形成側がレーザ光5の取り出し面となっているため(取り出し方向d1)、n側電極19は、光の通路を遮らないような形状となっている。図5のレーザ装置90は、n側電極19がドーナツ形状を構成しており、その内側の位置において、半導体基板40のn側電極19が形成されている側の面上に誘電体層29が形成されている。誘電体層29は、共振中の光の損失を抑制するために設けられている。
p型コンタクト層17は、高濃度(例えば、1×1018/cm3以上)の不純物(キャリア)がドープされており、p側電極21との間のコンタクト抵抗値を下げる役割を果たしている。
ここで、同様に、n側電極19と半導体基板40の間の抵抗値を下げるべく、例えば半導体基板40を高濃度にドープする方法が考えられる。
しかし、一般的に高濃度にドープされた半導体層は、光を多く吸収することが知られている。図5の構成によれば、発光部13で生成された光は、外部出力ミラー3との間で半導体基板40内を通過しながら反射を繰り返した後、外部へと取り出される構成である。従って、半導体基板40を高濃度でドープした場合、発光部13で生成された光が半導体基板40内で吸収されてしまい、取り出し効率が低下するという問題がある。
このような点に鑑み、特許文献1や非特許文献1の構成では、半導体基板40として、不純物濃度の低いGaAs基板(例えば、5×1016/cm3以上、5×1017/cm3以下程度)を採用している。
Gregory T. Niven, et.al. "Laser lighting revolution - Coming soon to a theater near you- ", December 2010, Optik & Photonik No.4, p34〜p37
しかし、半導体基板40として、このような低濃度のGaAs基板を用いると、半導体基板40とn側電極19の間のコンタクト抵抗や、半導体基板40内の抵抗が大きくなる。このため、駆動時にp側電極21とn側電極19の間にバイアス電圧を印加すると高いジュール熱が発生し、これに起因してレーザ装置90が大きく昇温する。温度が上昇するとレーザ光5の波長が長波長側にシフトするため、所望の発光波長の光の取り出し効率は低下してしまう。
なお、n側電極19と半導体基板40の間の抵抗値を下げるべく、n側電極19と半導体基板40の間に高濃度のn型コンタクト層を形成する方法も考えられる。しかし、この方法を採用した場合、n側電極19と半導体基板40の間のコンタクト抵抗値は低下させられるものの、低濃度の半導体基板40内を電流が通過することには変わりがないため、素子全体の抵抗を低下させることはできない。よって、高いジュール熱が発生してレーザ光5の波長が長波長側にシフトする点において、上記従来構成と同様の課題を有している。
かかる課題を解決する目的で、図6に示すレーザ装置91のように、半導体基板40と反対側から光を取り出す構成も考えられる。このレーザ装置91は、図5に示すレーザ装置90と同様に、半導体基板40の一方の面上には、n側多層膜反射鏡11、発光部13及びp側多層膜反射鏡15を下からこの順に積層し、他方の面上にはn側電極19を形成している。そして、一部の底面がp側多層膜反射鏡15の外縁部の上面に接触するようにp型コンタクト層17を形成し、その上層にp側電極21を形成する。また、p側多層膜反射鏡15の上面のうち、p型コンタクト層17が形成されていない領域、すなわち中央部の領域には誘電体層29が形成されている。
図6に示すレーザ装置91においては、p側電極21の形成側がレーザ光5の取り出し面となっているため(取り出し方向d2)、p型コンタクト層17及びp側電極21が光の通路を遮らないよう、いずれもドーナツ形状を構成している。
このような構成としたとき、光の取り出し方向が半導体基板40とは反対側となるため、レーザ光が半導体基板40内を通過することがない。このため、半導体基板40の不純物濃度を高く設定することができ、これによってn側電極19と半導体基板40の間の抵抗値を下げながらも高い取り出し効率を実現することができるとも思える。
ところで、半導体レーザ装置においては、要求される光出力によっては発光部13において極めて高い熱が発生することがある。ここで、半導体基板40の厚みは約100〜200μmであるのに対し、半導体基板40上に形成された半導体層(11,13,15,17)及びp側電極21の積層体の厚みは高々約10〜10数μm程度である。そして、半導体基板40を構成する材料の熱伝導率は、p側電極21を構成する材料の熱伝導率に比べてはるかに小さい。このため、高出力レーザを形成する場合においては、p側電極21側の上面にサブマウント(不図示)を介して排熱する冷却部材が形成されることが通常である。
しかし、図6に示すレーザ装置91においては、p側電極21側から光を取り出す構成であるため、p側電極21側にサブマウントを介して冷却部材を配置すると、光の通過を遮るおそれがある。従って、排熱を行うためには、n側電極19側にサブマウントを介した冷却部材を配置する必要が生じる。
しかしながら、上述したように、半導体基板40は半導体層よりも厚みが十分に厚い上に、電極材料よりも熱伝導率が極めて低い。このため、n側電極19側にサブマウントを設置しても、発光部13で生じた熱を、厚く形成され、且つ熱伝導率の低い半導体基板40を通じて排熱しなければならないため、結果的に十分に排熱することができず、駆動時のレーザ装置91の温度上昇を十分に抑制することができない。この結果、発光波長が長波長側にシフトしてしまい、所望の発光波長の光に関して取り出し効率が低下してしまうという問題が生じる。かかる点から、図6に示すようなレーザ装置91の構成は、発熱が高い高出力レーザには適用できない。
本発明は、上記の点に鑑み、特に駆動時の発熱が高い高出力レーザに関し、従来よりも光取り出し効率の高い半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
本発明は、
半導体基板と、
前記半導体基板の基板面のうちの第1面の上層に形成された第1反射鏡と、
前記第1反射鏡の上層に形成された発光部と、
前記発光部の上層に形成された第2反射鏡と、
少なくとも底面の一部が前記第2反射鏡の外縁部の上面に接触すると共に、前記外縁部の内側領域には接触しないように形成されたコンタクト層と、
前記基板面のうちの前記第1面とは反対側の第2面に接触して形成された第1電極と、
前記コンタクト層の上層に形成された第2電極を備え、
前記半導体基板は、前記第2面側に、前記基板面に直交する方向の厚みの異なる第1凹凸部を有し、
前記第1電極は、前記第1凹凸部に嵌合する形状の第2凹凸部を有し、
前記第2反射鏡の前記外縁部の内側領域から、前記半導体基板の配置位置と反対側の方向へ光が取り出されることを特徴とする。
半導体基板と、
前記半導体基板の基板面のうちの第1面の上層に形成された第1反射鏡と、
前記第1反射鏡の上層に形成された発光部と、
前記発光部の上層に形成された第2反射鏡と、
少なくとも底面の一部が前記第2反射鏡の外縁部の上面に接触すると共に、前記外縁部の内側領域には接触しないように形成されたコンタクト層と、
前記基板面のうちの前記第1面とは反対側の第2面に接触して形成された第1電極と、
前記コンタクト層の上層に形成された第2電極を備え、
前記半導体基板は、前記第2面側に、前記基板面に直交する方向の厚みの異なる第1凹凸部を有し、
前記第1電極は、前記第1凹凸部に嵌合する形状の第2凹凸部を有し、
前記第2反射鏡の前記外縁部の内側領域から、前記半導体基板の配置位置と反対側の方向へ光が取り出されることを特徴とする。
上記構成によれば、半導体基板の第1面側に形成されている第2反射鏡の内側領域から半導体基板の配置位置と反対側の方向へ光が取り出される。よって、半導体基板内を光が通過することがないため、半導体基板の不純物濃度を高濃度にしても、半導体基板内で光が吸収されるという問題は生じない。このため、半導体基板と第1電極のコンタクト抵抗を低抵抗化できる。
また、第1電極と第2電極の間にバイアス電圧を印加した際、第2電極、コンタクト層、第2反射鏡、発光部、第1反射鏡、半導体基板、及び第1電極からなる電流経路が形成されるが、この間に低濃度領域を介さない構成とすることができるので、素子全体の抵抗が大きくなることもない。この結果、高いジュール熱が発生して発光波長がシフトすることにより所望の発光波長の光の取り出し効率が低下するという問題は解消する。
そして、半導体基板は、第2面側において、基板面に直交する方向の厚みの異なる第1凹凸部を有し、半導体基板とこの第2面側において接触する第1電極についても、第1凹凸部に嵌合する形状の第2凹凸部を有する構成としている。この結果、半導体基板と第1電極の接触面積を増大させると共に、半導体基板の厚みが部分的に薄く形成される。半導体基板に比べて第1電極を形成する電極材料の方が熱伝導率が高いため、かかる構成とすることで、発光部からの発熱を第1電極を通じて高効率で排熱することができる。これにより、駆動時における高い排熱性が確保されるため、発光波長がシフトすることにより所望の発光波長の光の取り出し効率が低下するという問題も解消する。
つまり、上記の構成によれば、素子の低抵抗化と所望波長の光の取り出し効率の向上という両者を同時に実現することができる。
ここで、第1凹凸部及び第2凹凸部の各凹凸の組み合わせ数は少なくとも1以上存在すればよく、その形成数には限定されない。ただし、凹凸の組み合わせ数が増えるほど、半導体基板と第1電極との接触面積が増大するため、排熱性を向上させることができる。
また、上記構成においては、第1反射鏡をn型半導体層とし、コンタクト層及び第2反射鏡をp型半導体層としても構わないし、逆に、第1反射鏡をp型半導体層とし、コンタクト層及び第2反射鏡をn型半導体層としても構わない。
具体的な構成例として、前記第1電極によって形成される前記第2凹凸部を、凹部と、前記凹部に隣接して形成され、前記凹部よりも前記基板面に直交する方向の厚みが厚く、前記基板面に垂直な方向に突出した凸部とで構成することができる。
このとき、前記凸部を、前記基板面に垂直な方向に延伸する円柱状で構成することができる。なお、円柱状の他、楕円柱状、角柱状、円錐台状、角錐台状、楕円錐台状等の形状も採用可能である。
また、別の具体的な構成例として、前記第1電極によって形成される前記第2凹凸部を、凹部と、前記凹部に隣接して形成され、前記凹部よりも前記基板面に直交する方向の厚みが厚い凸部とが、それぞれ前記基板面に平行な方向に延伸して形成することができる。
このとき、前記凸部を、前記基板面に平行な方向に延伸する角柱状で構成することができる。なお、角柱状の他、円柱状、楕円柱状、角錐台状、円錐台状、楕円錐台状等の形状も採用可能である。
本発明によれば、コンタクト抵抗及び素子抵抗を低抵抗にしながらも、光の通過経路上に高濃度領域を有さない構成とすることができる上、高い排熱性を確保できるので、従来よりも所望波長の光の取り出し効率の向上した半導体レーザ装置が実現できる。
本発明の半導体レーザ装置(以下、適宜「レーザ装置」と略記する。)につき、図面を参照して説明する。なお、各図において図面の寸法比と実際の寸法比は必ずしも一致しない。
図1は、本発明の一実施形態のレーザ装置の模式的断面図である。なお、図5と同一の要素に対しては、同一の符号を付している。
〈構造〉
レーザ装置1は、半導体基板10、n側多層膜反射鏡11(「第1反射鏡」に対応)、発光部13、p側多層膜反射鏡15(「第2反射鏡」に対応)、コンタクト層17、n側電極19(「第1電極」に対応)、p側電極21(「第2電極」に対応)を有する。なお、以下の図面においては、半導体基板10の基板面に平行な平面をXY平面とし、このXY平面に垂直な方向、すなわち半導体基板10の厚み方向をZ軸と規定する。
レーザ装置1は、半導体基板10、n側多層膜反射鏡11(「第1反射鏡」に対応)、発光部13、p側多層膜反射鏡15(「第2反射鏡」に対応)、コンタクト層17、n側電極19(「第1電極」に対応)、p側電極21(「第2電極」に対応)を有する。なお、以下の図面においては、半導体基板10の基板面に平行な平面をXY平面とし、このXY平面に垂直な方向、すなわち半導体基板10の厚み方向をZ軸と規定する。
半導体基板10の基板面のうち、発光部13が形成されている側の面(「第1面」に対応)の上層の一部箇所にはn側多層膜反射鏡11が形成されており、n側多層膜反射鏡11の上層に発光部13が形成され、発光部13の上層にp側多層膜反射鏡15が形成される。
コンタクト層17は、例えばGaAsで構成され、コンタクト抵抗を小さくするためにCなどのp型不純物が1×1018/cm3以上の高濃度でドープされている。
図1に示すレーザ装置1では、図5に示すレーザ装置90とは異なり、p側多層膜反射鏡15側からレーザ光5が取り出される構成である(光取り出し方向d2)。このため、p側多層膜反射鏡15の上層に形成されるコンタクト層17は、レーザ光の通路を遮らないよう、例えばドーナツ形状を構成している。すなわち、p側多層膜反射鏡15の外縁部の上面がコンタクト層17の底面と接触し、p側多層膜反射鏡15の外縁部よりも内側領域は、コンタクト層17とは接触しない構成を採用している。これは、もしコンタクト層17がレーザ光の経路上に存在すると、不純物濃度の高いコンタクト層17内をレーザ光が通過することで、この光が一部コンタクト層17内において吸収されて光取り出し効率が低下してしまうのを防止するためである。
そして、このコンタクト層17の上層に形成されたp側電極21も、レーザ光の通路を遮らないよう、例えばドーナツ形状を構成している。これは、もしp側電極21がレーザ光の経路上に存在すると、p側電極21においてレーザ光が吸収されてしまい、光取り出し効率が低下してしまうのを防止するためである。p側電極21は、例えばAu/Zn/AuやTi/Pt/Auなどで構成される。
つまり、レーザ装置1においては、p側多層膜反射鏡15の上面のうち、コンタクト層17と接触していない内側領域が、光取り出し面を形成する。そして、この光取り出し面から光取り出し方向d2に離間した位置には外部出力ミラー3が形成される。なお、図1に示すレーザ装置1では、図5に示すレーザ装置90と同様に、光取り出し面に誘電体層29が形成されている。また、図5に示すレーザ装置90と同様に、電流狭窄用の絶縁層25及びパッシベーション層27を備えている。
発光部13は、取り出すレーザ光5の波長に応じた材料で構成される。例えば、発光波長が0.8μm〜1μmの場合はGaInAs又はAlGaAsなどが用いられる。
n側多層膜反射鏡11及びp側多層膜反射鏡15は、所望の波長に対して吸収が少なく、且つ屈折率の異なる2種類の材料が積層されたもの、例えば、GaAs/AlGaAs又はGaAs/AlAsなどが用いられる。また、各反射鏡11,15を構成する各層の厚さは、材料及び波長に応じた厚さとされる。なお、n側多層膜反射鏡11の反射率を99%以上、p側多層膜反射鏡15の反射率を20%以上90%以下の範囲とするのが好ましい。p側多層膜反射鏡15の反射率をn側多層膜反射鏡11よりも低くしているのは、発光部13からの光が、n側多層膜反射鏡11とp側多層膜反射鏡15の間で反射を繰り返すことで励起された後、p側多層膜反射鏡15を通過して外部へと取り出す必要があるためである。
半導体基板10は、例えばGaAs基板で構成され、Siなどのn型不純物が1×1018/cm3以上の高濃度でドープされる。上述したように、図1に示すレーザ装置1においては、発光部13で発光した光は、n側多層膜反射鏡11とp側多層膜反射鏡15の間で反射を繰り返すことで励起された後、p側多層膜反射鏡15を通過して外部へと取り出される。つまり、レーザ光が半導体基板10内を通過することがない。従って、n側電極19との間のコンタクト抵抗を低下させるべく半導体基板10の不純物濃度を高濃度としても、レーザ光が吸収されることで光取り出し効率が低下するということはない。
また、図1に示すレーザ装置1においては、n側電極19は、p側電極21とは異なり、半導体基板10の基板面のうち、発光部13が形成されていない側の面、すなわち第1面とは反対側の面(「第2面」に対応)に形成されている。n側電極19の材料としては、例えばNi/Ge/Au/Ni/AuやAu/Ge/Ni/Auなどが利用可能である。なお、n側電極19とp側電極21は同一の材料で構成しても構わない。
そして、半導体基板10とn側電極19とは、基板面に平行なXY平面に関して接触すると共に、このXY平面に垂直な面に関しても一部箇所で接触する構成である。この点に関し、図2も参照して説明する。
図2は、図1のA1−A1線で半導体基板10を切断して、半導体基板10の第2面側(n側電極19側)から見たときの模式的平面図である。なお、図2では、半導体基板10上にレーザ装置1が複数配列されている状態を示しており、レーザ装置1からの光取り出し方向は紙面の奥行き側である。
レーザ装置1は、半導体基板10の第2面側において、基板面に直交する方向(Z方向)に厚みの異なる第1凹凸部30を有する構成であり、第1電極19は、この半導体基板10の第1凹凸部30に嵌合するように、Z方向に厚みの異なる第2凹凸部33を有する構成である。
より詳細には、図1においては、半導体基板10のうち、厚みの厚い領域を凸部31、厚みの薄い領域を凹部32とし、この凸部31と凹部32が繰り返し形成されることで第1凹凸部30が形成されている。また、第1電極19のうち、厚みの薄い領域を凹部34、厚みの厚い領域を凸部35とし、この凹部34と凸部35が繰り返し形成されることで第2凹凸部33が形成されている。そして、半導体基板10の凸部31と第1電極19の凹部34、半導体基板10の凹部32と第1電極19の凸部35がそれぞれ嵌合している。
本実施形態では、図2に示すように、第1電極19の凸部35は、Z方向に延伸する円柱形状を示している。
このような構成としたとき、半導体基板10と第1電極19は、基板面に平行な面(XY平面)に沿って接触するのみならず、基板面に垂直な面を構成する半導体基板10の凸部31の側面と第1電極19の凸部35の側面も接触する。これにより、半導体基板10及び第1電極19の双方の接触面をXY平面に沿って平坦な構成とした場合に比べて、接触面積を増大することができる。
第1電極19を構成する材料は、半導体基板10を構成する材料よりも熱伝導率が高い。このため、半導体基板10と第1電極19の接触面積を増大させることで、発光部13から生じる熱を第1電極19を介して効率的に排熱することができる。また、半導体基板10の凹部32と第1電極の凸部35が基板面に平行な面で接触する箇所においては、半導体基板10の厚みが薄くなっているため、熱伝導率の低い半導体基板10内を通過する距離を短くすることができ、排熱性が高められる。
レーザ装置1において、半導体基板10の第1凹凸部30、及び第1電極19の第2凹凸部33の形成数は、少なくとも1箇所存在すれば接触面積を増大する効果が得られる。しかし、排熱能力を高めるためには、半導体基板10の第1凹凸部30、及び第1電極19の第2凹凸部33の形成数を多くするのが好ましい。
なお、第1電極19の凸部35の形状は、基板面に垂直な方向に延伸する円柱状に限られず、楕円柱状、角柱状、円錐台状、角錐台状、楕円錐台状等の形状も採用可能である。また、半導体基板10の凸部31の形状は、第1電極19の隣接する凸部35間の形状、すなわち凹部34の形状に応じて適宜選択される。
図3は、半導体基板10の第1凹凸部30、及び第1電極19の第2凹凸部33の別形態を説明するための図であり、図2と同様に、図1のA1−A1線で半導体基板10を切断して、半導体基板10の第2面側(n側電極19側)から見たときの模式的平面図である。図3においても、図2と同様に、半導体基板10上にレーザ装置1が複数配列されている状態を示しており、レーザ装置1からの光取り出し方向は紙面の奥行き側である。
本実施形態では、図3に示すように、第1電極19の凸部35は、Y方向に延伸する矩形形状を示している。また、第1電極19の凹部34、すなわち半導体基板10の凸部31も、同様にY方向に延伸する矩形形状を示している。つまり、半導体基板10及び第1電極19の双方共に、波板形状を示す構成である。
このような構成においても、図2に示す構成と同様、半導体基板10と第1電極19の接触面積が増大すると共に、半導体基板10の凹部32と第1電極の凸部35が基板面に平行な面で接触する箇所における半導体基板10の厚みが薄いため、排熱性を向上させることができる。
なお、第1電極19の凸部35の形状は、Y方向に延伸する矩形形状に限られず、円柱状、楕円柱状、角錐台状、円錐台状、楕円錐台状等の形状も採用可能である。また、半導体基板10の凸部31の形状は、第1電極19の隣接する凸部35間の形状、すなわち凹部34の形状に応じて適宜選択される。
また、図3では、第1電極19の凸部35及び半導体基板10の凸部32が、半導体基板10の短手方向(Y方向)に沿って延伸する構成としたが、半導体基板10の長手方向(X方向)に沿って延伸する構成を採用しても構わないし、X軸及びY軸に非平行で、XY平面に平行な別の方向に沿って延伸する構成を採用しても構わない。また、場所に応じて延伸する向きが異なっていても構わない。更に、第1電極19の凸部35及び半導体基板10の凸部32は、必ずしも半導体基板10の対向する2辺間を端から端まで延伸する必要はなく、一部の箇所において延伸する構成であっても構わない。
〈別構造〉
図1の構成において、誘電体層29を備えない構成としても構わないし、電流狭窄用の絶縁層25を備えない構成としても構わない。また、上記実施形態では、半導体基板10の光取り出し方向d2側をp側、反対側をn側として説明したが、p側とn側の位置を反転させても構わない。
図1の構成において、誘電体層29を備えない構成としても構わないし、電流狭窄用の絶縁層25を備えない構成としても構わない。また、上記実施形態では、半導体基板10の光取り出し方向d2側をp側、反対側をn側として説明したが、p側とn側の位置を反転させても構わない。
〈製造方法〉
以下、図1に示すレーザ装置1の製造方法の一例につき、図4A〜図4Jの各工程断面図を参照して説明する。
以下、図1に示すレーザ装置1の製造方法の一例につき、図4A〜図4Jの各工程断面図を参照して説明する。
(ステップS1)
図4Aに示すように、半導体基板10を準備する。半導体基板10としては、上述したように、不純物濃度が1×1018/cm3以上の高濃度のGaAs基板を採用することができる。
図4Aに示すように、半導体基板10を準備する。半導体基板10としては、上述したように、不純物濃度が1×1018/cm3以上の高濃度のGaAs基板を採用することができる。
(ステップS2)
図4Bに示すように、半導体基板10上に、n側多層膜反射鏡11、発光部13、p側多層膜反射鏡15を下からこの順に結晶成長させる。
図4Bに示すように、半導体基板10上に、n側多層膜反射鏡11、発光部13、p側多層膜反射鏡15を下からこの順に結晶成長させる。
n側多層膜反射鏡11としては、GaAs/AlGaAs又はGaAs/AlAsなどが用いられ、反射率が99%以上となるように積層数が設定される。発光部13としては、GaInAs又はAlGaAsなどが用いられ、発光波長に応じて採用される材料や組成比が設定される。p側多層膜反射鏡15としては、GaAs/AlGaAs又はGaAs/AlAsなどが用いられ、反射率が20%以上90%以下となるように積層数が設定される。なお、積層される膜厚の例としては、n側多層膜反射鏡11が1000nm〜5000nm程度、発光部13が50nm〜2000nm程度、p側多層膜反射鏡15が100nm〜2000nm程度である。
(ステップS3)
ステップS2で成膜された多層構造体を、ウェットエッチング法又はドライエッチング法によりメサ形状に加工する(図4C参照)。これにより、半導体基板10の一部上面が露出される。
ステップS2で成膜された多層構造体を、ウェットエッチング法又はドライエッチング法によりメサ形状に加工する(図4C参照)。これにより、半導体基板10の一部上面が露出される。
(ステップS4)
ステップS2で成膜された多層構造体のうち、例えば中央付近の領域をマスクしてイオン注入を行うことにより、電流狭窄層としての絶縁層25(高抵抗層)を形成する(図4D参照)。なお、当該箇所を酸化することで絶縁層25を形成してもよい。
ステップS2で成膜された多層構造体のうち、例えば中央付近の領域をマスクしてイオン注入を行うことにより、電流狭窄層としての絶縁層25(高抵抗層)を形成する(図4D参照)。なお、当該箇所を酸化することで絶縁層25を形成してもよい。
(ステップS5)
図4Eに示すようにコンタクト層17を結晶成長させる。コンタクト層17としては、例えばCなどのp型不純物が1×1018/cm3以上の高濃度でドープされたGaAsが膜厚10nm〜1000nm程度で成膜される。
図4Eに示すようにコンタクト層17を結晶成長させる。コンタクト層17としては、例えばCなどのp型不純物が1×1018/cm3以上の高濃度でドープされたGaAsが膜厚10nm〜1000nm程度で成膜される。
(ステップS6)
p側多層膜反射鏡15の外縁部の内側領域の上方に係る位置以外をマスクして、ウェットエッチング法又はドライエッチング法により非マスク領域、すなわちp側多層膜反射鏡15の外縁部の内側領域の上方位置に形成されたコンタクト層17を除去する。これにより、p側多層膜反射鏡15の内側領域の上面が露出する。その後、SiO2,Ta2O5,SiNOなどで構成される光学薄膜を、露出されているp側多層膜反射鏡15の上面にスパッタ法又は真空蒸着法によって膜厚10nm〜1000nm程度成膜し、誘電体層29を形成する(図4F参照)。
p側多層膜反射鏡15の外縁部の内側領域の上方に係る位置以外をマスクして、ウェットエッチング法又はドライエッチング法により非マスク領域、すなわちp側多層膜反射鏡15の外縁部の内側領域の上方位置に形成されたコンタクト層17を除去する。これにより、p側多層膜反射鏡15の内側領域の上面が露出する。その後、SiO2,Ta2O5,SiNOなどで構成される光学薄膜を、露出されているp側多層膜反射鏡15の上面にスパッタ法又は真空蒸着法によって膜厚10nm〜1000nm程度成膜し、誘電体層29を形成する(図4F参照)。
(ステップS7)
図4Gに示すように、コンタクト層17及び誘電体層29の上方に係る位置以外をマスクして、スパッタ法又はPVD(Physical Vapor Deposition:物理気相成長)法にて、例えばSiNやSiO2などの絶縁材料を膜厚10nm〜2000nm程度成膜し、パッシベーション層27を形成する。
図4Gに示すように、コンタクト層17及び誘電体層29の上方に係る位置以外をマスクして、スパッタ法又はPVD(Physical Vapor Deposition:物理気相成長)法にて、例えばSiNやSiO2などの絶縁材料を膜厚10nm〜2000nm程度成膜し、パッシベーション層27を形成する。
(ステップS8)
図4Hに示すように、コンタクト層17の上層にスパッタ法又は真空蒸着法によって例えばAu/Zn/AuやTi/Pt/Auなどの電極材料を膜厚100nm〜3000nm程度成膜して、p側電極21を形成する。
図4Hに示すように、コンタクト層17の上層にスパッタ法又は真空蒸着法によって例えばAu/Zn/AuやTi/Pt/Auなどの電極材料を膜厚100nm〜3000nm程度成膜して、p側電極21を形成する。
(ステップS9)
半導体基板10の発光部13が形成されている側と反対側の面(第2面)に対し、ウェットエッチング法又はドライエッチング法により、基板面に直交する方向(Z方向)に厚みを異ならせた第1凹凸部30を形成するように、円筒状の凹部32を形成する(図4I参照)。この凹部32は、半導体基板10の第2面側から見たときに円形状を示す。
半導体基板10の発光部13が形成されている側と反対側の面(第2面)に対し、ウェットエッチング法又はドライエッチング法により、基板面に直交する方向(Z方向)に厚みを異ならせた第1凹凸部30を形成するように、円筒状の凹部32を形成する(図4I参照)。この凹部32は、半導体基板10の第2面側から見たときに円形状を示す。
なお、半導体基板10の第2面側から見たときに、凹部32を同心円状に複数形成することで、円状及び円環状の凹部32を形成しても構わない。また、上述したように、円形に限られず、矩形等の他の形状でも構わない。
(ステップS10)
半導体基板10の基板面に、第2面側から、スパッタ法又は真空蒸着法によって例えばNi/Ge/Au/Ni/AuやAu/Ge/Ni/Auなどの電極材料を膜厚100nm〜3000nm程度成膜して、n側電極19を形成する。このとき、ステップS9で形成された凹部32内には電極材料が完全に充填されるように成膜する。これにより、半導体基板10の凹部32内に充填されることで形成された凸部35、半導体基板10の凸部31上に形成されることで凸部35よりも膜厚の薄い凹部34を含む第2凹凸部33を有したn側電極19が形成される(図1参照)。
半導体基板10の基板面に、第2面側から、スパッタ法又は真空蒸着法によって例えばNi/Ge/Au/Ni/AuやAu/Ge/Ni/Auなどの電極材料を膜厚100nm〜3000nm程度成膜して、n側電極19を形成する。このとき、ステップS9で形成された凹部32内には電極材料が完全に充填されるように成膜する。これにより、半導体基板10の凹部32内に充填されることで形成された凸部35、半導体基板10の凸部31上に形成されることで凸部35よりも膜厚の薄い凹部34を含む第2凹凸部33を有したn側電極19が形成される(図1参照)。
上記ステップS1〜S10を経てレーザ装置1を製造する方法は、あくまで一例であり、この方法に限定されるものではない。また、成膜する膜厚の条件や用いられる材料も一例であり、上述した内容に限定されるものではない。
なお、図3に示した構成のレーザ装置1を形成するに際しては、ステップS9におけるエッチング時に、半導体基板10の凹部32がY方向に延伸する形状となるように、エッチング条件を設定すればよい。
1 : 半導体レーザ装置
3 : 外部出力ミラー
5 : レーザ光
10 : 半導体基板
11 : n側多層膜反射鏡(第1反射鏡)
13 : 発光部
15 : p側多層膜反射鏡(第2反射鏡)
17 : コンタクト層
19 : n側電極(第1電極)
21 : p側電極(第2電極)
25 : 電流狭窄層としての絶縁層
27 : パッシベーション層
29 : 誘電体層
30 : 第1凹凸部
31 : 第1凹凸部を形成する凸部
32 : 第1凹凸部を形成する凹部
33 : 第2凹凸部
34 : 第2凹凸部を形成する凹部
35 : 第2凹凸部を形成する凸部
40 : 半導体基板
90 : 従来のVECSEL構造のレーザ装置
91 : 従来の構成に対し、光の取り出し方向を反転させたレーザ装置
d1,d2 : レーザ光の取り出し方向
3 : 外部出力ミラー
5 : レーザ光
10 : 半導体基板
11 : n側多層膜反射鏡(第1反射鏡)
13 : 発光部
15 : p側多層膜反射鏡(第2反射鏡)
17 : コンタクト層
19 : n側電極(第1電極)
21 : p側電極(第2電極)
25 : 電流狭窄層としての絶縁層
27 : パッシベーション層
29 : 誘電体層
30 : 第1凹凸部
31 : 第1凹凸部を形成する凸部
32 : 第1凹凸部を形成する凹部
33 : 第2凹凸部
34 : 第2凹凸部を形成する凹部
35 : 第2凹凸部を形成する凸部
40 : 半導体基板
90 : 従来のVECSEL構造のレーザ装置
91 : 従来の構成に対し、光の取り出し方向を反転させたレーザ装置
d1,d2 : レーザ光の取り出し方向
Claims (5)
- 半導体基板と、
前記半導体基板の基板面のうちの第1面の上層に形成された第1反射鏡と、
前記第1反射鏡の上層に形成された発光部と、
前記発光部の上層に形成された第2反射鏡と、
少なくとも底面の一部が前記第2反射鏡の外縁部の上面に接触すると共に、前記外縁部の内側領域には接触しないように形成されたコンタクト層と、
前記基板面のうちの前記第1面とは反対側の第2面に接触して形成された第1電極と、
前記コンタクト層の上層に形成された第2電極を備え、
前記半導体基板は、前記第2面側に、前記基板面に直交する方向の厚みの異なる第1凹凸部を有し、
前記第1電極は、前記第1凹凸部に嵌合する形状の第2凹凸部を有し、
前記第2反射鏡の前記外縁部の内側領域から、前記半導体基板の配置位置と反対側の方向へ光が取り出されることを特徴とする半導体レーザ装置。 - 前記第2凹凸部は、凹部と、前記凹部に隣接して形成され、前記凹部よりも前記基板面に直交する方向の厚みが厚く、前記基板面に垂直な方向に突出した凸部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
- 前記凸部が、前記基板面に垂直な方向に延伸する円柱状で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザ装置。
- 前記第2凹凸部は、凹部と、前記凹部に隣接して形成され、前記凹部よりも前記基板面に直交する方向の厚みが厚い凸部が、それぞれ前記基板面に平行な方向に延伸して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
- 前記凸部が、前記基板面に平行な方向に延伸する角柱状で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体レーザ装置。
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CN111355123A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-06-30 | 北京金太光芯科技有限公司 | 垂直腔表面发射激光器及其负电极的制作方法 |
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WO2021193375A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 面発光レーザ |
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-
2013
- 2013-08-21 JP JP2013171695A patent/JP2015041688A/ja active Pending
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