JP2015041159A - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2015041159A
JP2015041159A JP2013170782A JP2013170782A JP2015041159A JP 2015041159 A JP2015041159 A JP 2015041159A JP 2013170782 A JP2013170782 A JP 2013170782A JP 2013170782 A JP2013170782 A JP 2013170782A JP 2015041159 A JP2015041159 A JP 2015041159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrodes
touch panel
axis direction
operation surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013170782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6148933B2 (ja
Inventor
裕次 渡津
Yuji Totsu
裕次 渡津
柴田 淳一
Junichi Shibata
淳一 柴田
啓佑 尾▲崎▼
Keisuke Ozaki
啓佑 尾▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP2013170782A priority Critical patent/JP6148933B2/ja
Publication of JP2015041159A publication Critical patent/JP2015041159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6148933B2 publication Critical patent/JP6148933B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】感圧機能を有するとともに安価かつ薄型のタッチパネルを実現する。【解決手段】本発明は、タッチパネル5に関する。タッチパネル5は、弾性変形可能なパネル部材10と、X軸方向に並ぶように配置され、姿勢変化に応じて電気抵抗が変化する第一電極22と、Y軸方向に並ぶように配置され、姿勢変化に応じて電気抵抗が変化する第二電極32と、各電極22,32の電気抵抗を検出する抵抗検出部と、抵抗検出部による検出結果に基づいて押圧位置及び押圧力を決定する入力決定部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ユーザーが指又はスタイラス等で操作面をタッチしたときに、操作面上の押圧位置に加えて、押圧力をも検出することができるタッチパネル(感圧機能付きタッチパネル)に関する。
上記のようなタッチパネルとして、特開平5−61592号公報(特許文献1)に記載された機器が知られている。特許文献1の機器は、ストライプ状に形成された電極2c,2dを有する一対のポリエステルフイルム基板2a,2bがドット状のスペーサを介して対向配置された構成のタッチパネル2を備えている(特許文献1の図2を参照)。そして、この可撓性を有するタッチパネル2が、平面状の感圧センサ1上に密着するように重ねて配置されている(特許文献1の図1を参照)。
特許文献1の機器では、タッチパネル2の操作面をユーザーが指等でタッチすると、当該タッチ部分に位置する電極2c,2dどうしが接触して導通する。これを利用して、電極2c,2dの交点位置が、操作面上の押圧位置として検出される。また、その際、可撓性を有するタッチパネル2は、押圧位置のみにおいて部分的に変形して感圧センサ1を押圧するので、感圧センサ1からの出力値に応じて操作面に対する押圧力が検出される。これにより、操作面上での位置情報と押圧力情報とを同時に入力することが可能となっている。
しかし、特許文献1の機器では、操作面上の押圧位置を検出するためのタッチパネル2と操作面に対する押圧力を検出するための感圧センサ1とが別部材として構成され、さらにこれらは厚み方向に直列的に積層されている。このため、部品点数が多く高コストであるとともに、機器全体としての厚みが大きいという課題があった。
特開平5−61592号公報
そこで、感圧機能を有するとともに従来に比べて安価かつ薄型のタッチパネルの実現が望まれる。
本発明に係るタッチパネルの特徴構成は、
操作面を有するとともに弾性変形可能なパネル部材と、
前記パネル部材における前記操作面とは反対側にX軸方向に並ぶように互いに平行に配置され、姿勢変化に応じて電気抵抗が変化する複数の第一電極と、
複数の前記第一電極と対向し、かつ、前記X軸方向に交差するY軸方向に並ぶように互いに平行に配置され、姿勢変化に応じて電気抵抗が変化する複数の第二電極と、
複数の前記第一電極及び複数の前記第二電極の電気抵抗を検出する抵抗検出部と、
前記抵抗検出部による検出結果に基づいて、前記操作面におけるX−Y座標系での押圧位置及び前記操作面に対する押圧力を決定する入力決定部と、
を備える点にある。
この特徴構成によれば、パネル部材の操作面をユーザーが指等でタッチすると、当該パネル部材は弾性変形し、それに伴って1つ以上の第一電極と1つ以上の第二電極も変形する。変形した第一電極及び第二電極は、その変形(姿勢変化)に応じて電気抵抗が変化するので、抵抗変化が検出された第一電極を特定することで、操作面上でのX軸方向に沿った押圧位置を判定することができる。同様に、抵抗変化が検出された第二電極を特定することで、操作面上でのY軸方向に沿った押圧位置を判定することができる。よって、操作面におけるX−Y座標系での押圧位置を適切に決定することができる。また、検出される電気抵抗の変化量に応じて、操作面に対する押圧力の大きさをも適切に決定することができる。
さらに、上記の特徴構成によれば、複数の第一電極及び複数の第二電極が、操作面上の押圧位置を検出するためのハードウェア構成と操作面に対する押圧力を検出するためのハードウェア構成とを兼用する。このため、感圧センサを別途設ける必要がなく、感圧機能を有するタッチパネルを、従来に比べて大幅に薄型化することができる。また、少ない部品点数で感圧機能を有するタッチパネルを実現することができ、従来に比べて低コスト化することができる。つまり、感圧機能を有するとともに従来に比べて安価かつ薄型のタッチパネルを実現することができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。
1つの態様として、前記パネル部材を、前記第一電極及び前記第二電極が設けられた側から支持する枠状の支持部材をさらに備えると好適である。
この構成によれば、第一電極及び第二電極が配置されたパネル部材が、枠状の支持部材によって操作面とは反対側(反操作面側)から支持される。よって、パネル部材の操作面をユーザーが指等でタッチした際のパネル部材の適切な弾性変形を担保することができる。
1つの態様として、前記支持部材が、前記パネル部材を構成する材料よりも柔らかい材料で構成されていると好適である。
この構成によれば、パネル部材の操作面をユーザーが指等でタッチしたとき、枠状の支持部材における内周側の部分が変形しながら、パネル部材はその全体が反操作面側に向かって凸となるように弾性変形する。よって、パネル部材の一部のみが局所的に変形して第一電極及び第二電極に縮み変形が生じるのを抑制することができる。つまり、第一電極及び第二電極の変形(姿勢変化)を実質的に伸び変形のみとすることができる。従って、操作面に対する押圧力の検出精度を高めることができる。
1つの態様として、前記支持部材の各辺の平面視における幅が、0.4mm〜2mmであると好適である。
支持部材の幅が0.4mm未満であると、支持強度が低下してパネル部材の適切な支持の確実性が担保されない可能性がある。一方、支持部材の幅が2mmを超えると、パネル部材の一部のみが局所的に変形して第一電極及び第二電極に縮み変形が生じる可能性が生じる。そこで、上記のように支持部材の幅を0.4mm〜2mmとすることで、上述した押圧力の検出精度の向上効果を適切に担保することができる。
1つの態様として、前記第一電極及び前記第二電極のうちの少なくとも一方のそれぞれは、その延在方向における中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成されていると好適である。
言い換えれば、複数の前記第一電極のそれぞれは、前記X軸方向に直交する方向における中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成され、及び/又は、複数の前記第二電極のそれぞれは、前記Y軸方向に直交する方向における中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成されていると好適である。
操作面に対する押圧力が同じであっても、パネル部材の周縁部を押した場合はその中央部を押した場合に比べて弾性変形の程度が小さい。このため、第一電極及び第二電極の変形(姿勢変化)の程度も、それぞれの延在方向における中央部に比べて両端部では小さくなる。そこで、上記のように複数の第一電極のそれぞれを中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成することで、その延在方向(X軸方向に直交する方向)の全体に亘って、押圧力の検出感度のばらつきを抑制できる。同様に、複数の第二電極のそれぞれを中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成することで、その延在方向(Y軸方向に直交する方向)の全体に亘って、押圧力の検出感度のばらつきを抑制できる。よって、押圧力の検出精度をさらに高めることができる。
1つの態様として、前記第一電極及び前記第二電極のうちの少なくとも一方が、互いに隣接して配置される電極どうしがそれらの延在方向の一方側端部と他方側端部とで交互に接続され、全体として平面視でジグザグ状に形成されていると好適である。
言い換えれば、複数の前記第一電極が、互いに隣接して配置される前記第一電極どうしが前記X軸方向に直交する方向の一方側端部と他方側端部とで交互に接続され、全体として平面視でジグザグ状に形成され、及び/又は、複数の前記第二電極が、互いに隣接して配置される前記第二電極どうしが前記Y軸方向に直交する方向の一方側端部と他方側端部とで交互に接続され、全体として平面視でジグザグ状に形成されていると好適である。
この構成によれば、複数の第一電極及び/又は複数の第二電極がそれぞれ互いに接続されて全体として1本につながるので、それぞれの全体を検知対象とすることで、操作面に対する押圧操作の有無を容易に判定することができる。そして、例えば押圧操作があったことが判定されるまでは各電極のスキャニングを休止させることができ、消費電力の低減を図ることができる。
1つの態様として、前記入力決定部は、非押圧状態での電気抵抗を基準として、前記操作面に対する押圧操作時に複数の前記第一電極の中で極大となる抵抗変化を与える第一電極の前記X軸方向の位置と、複数の前記第二電極の中で極大となる抵抗変化を与える第二電極の前記Y軸方向の位置との組み合わせとして、前記押圧位置を特定すると好適である。
この構成によれば、比較的単純な演算処理によって、X−Y座標系における押圧位置を適切に決定することができる。つまり、押圧位置を簡易かつ適切に決定することができる。
1つの態様として、前記入力決定部は、複数の前記第一電極の前記X軸方向の位置と押圧操作時に実際に検出される抵抗値との関係から前記X軸方向の各位置における推定抵抗値を求めるとともに、複数の前記第二電極の前記Y軸方向の位置と押圧操作時に実際に検出される抵抗値との関係から前記Y軸方向の各位置における推定抵抗値を求め、各推定抵抗値のピーク値を与える前記X軸方向の位置と前記Y軸方向の位置との組み合わせとして、前記押圧位置を特定すると好適である。
この構成によれば、X−Y座標系における押圧位置をより詳細に決定することができる。つまり、押圧位置を高精度に決定することができる。
1つの態様として、前記操作面に対する押圧力と前記非押圧状態からの電気抵抗変化量との相関関係を規定した関係情報を予め記憶した記憶部をさらに備え、前記入力決定部は、前記関係情報と実際の電気抵抗変化量とに基づいて、実際の電気抵抗変化量に応じた押圧力を決定すると好適である。
この構成によれば、予め整備された関係情報に基づいて、操作面に対する押圧力を簡易かつ適切に決定することができる。
感圧機能付きタッチパネルを搭載した電子機器の斜視図 図1におけるII−II断面図 タッチパネルの分解斜視図 各電極と制御部との接続関係を示す模式図 制御部の構成を示すブロック図 押圧操作に伴うタッチパネルの変形を示す模式図 押圧操作に伴って各電極で検知される抵抗値の一例を示す模式図 押圧操作に伴って各電極で検知される抵抗値の一例を示す模式図 抵抗値の変化量と押圧力との関係を示す関係マップ 電極の形状の別態様を示す模式図 複数の電極の接続形態の別態様を示す模式図 押圧位置及び押圧力の検出処理の流れを示すフローチャート
本発明に係るタッチパネルの実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係るタッチパネル5は、携帯電話や携帯ゲーム機等の電子機器1に備えられ、タッチ入力デバイスとして機能する。本実施形態では、電子機器1の一種としての多機能携帯電話(スマートフォン)に搭載されたタッチパネル5を例として説明する。なお、以下の説明では、タッチ入力デバイスとしてのタッチパネル5の入力面(後述する操作面10a)が位置している側を「正面側」と称する。この「正面側」は、電子機器1を操作するユーザーに対して正対する側でもある。これとは反対に、電子機器1を操作するユーザーから見た場合における奥側を「背面側」と称する。
図1及び図2に示すように、電子機器1は、略直方体状の筐体3と、この筐体3に内蔵された表示装置4と、表示装置4に対して正面側に重ねて配置されたタッチパネル5とを備えている。筐体3は、合成樹脂で構成されている。筐体3は、正面側に向かって矩形状に開口する凹部3aを備えている。凹部3aは段差を有するように形成されており、この段差部分は、タッチパネル5を背面側から支持する支持部3bとして機能する。支持部3bは、凹部3aの形状に対応して、矩形枠状(額縁状)に形成されている。支持部3b(段差部分)よりも背面側の領域(第一収納凹部)には表示装置4が収納され、正面側の領域(第二収納凹部)には、支持部3bによって支持された状態でタッチパネル5が収納されている。なお、表示装置4は、例えば液晶表示パネルや有機EL表示パネルにより構成される。
凹部3a(第一収納凹部及び第二収納凹部)の形状及び寸法は、表示装置4やタッチパネル5の形状及び寸法に応じて適宜設定することができる。本実施形態では、一例として、表示装置4及びタッチパネル5はいずれも略直方体状の形状を有しており、平面視(正面側から見た状態)での寸法は表示装置4よりもタッチパネル5の方が大きい。そして、凹部3aは、第一収納凹部の側面と表示装置4の側面とが接するとともに第二収納凹部の側面とタッチパネル5の側面とが接し、かつ、表示装置4の表面と支持部3bの表面とが略同じ高さとなるともに筐体3の表面とタッチパネル5の表面とが略同じ高さとなるように形成されている。
本実施形態では、タッチパネル5は、ユーザーが指又はスタイラス等で操作面10aをタッチしたときに、操作面10a上の押圧位置に加えて、操作面10aに対する押圧力の大きさをも同時に検出するように構成されている。すなわち、本実施形態に係るタッチパネル5は、感圧機能付きタッチパネルとして構成されている。
図3に示すように、タッチパネル5は、パネル部材10と、第一電極形成部材20と、第二電極形成部材30と、支持部材50とを備えている。これらは、正面側から背面側に向かって記載の順に積層されている。筐体3の支持部3bに支持部材50が配置され、支持部材50の上に第二電極形成部材30が配置され、第二電極形成部材30の上に第一電極形成部材20が配置され、第一電極形成部材20の上にパネル部材10が配置されている(図2も参照)。これらは、例えば感圧接着剤(Pressure Sensitive Adhesive;PSA)等によって互いに貼り合わされている。
また、本実施形態では、パネル部材10、第一電極形成部材20、及び第二電極形成部材30は、平面視で矩形状に形成されて重ね合わされる。そして、当該矩形状を形成する4辺のうちの1辺に沿った方向を、本実施形態では「X軸方向」と定義し、その1辺に交差(本例では直交)する他の1辺に沿った方向を、本実施形態では「Y軸方向」と定義する。本実施形態では、互いに直交するX軸方向とY軸方向とに基づいて、X−Y座標系(X−Y直交座標系)が構成されている。なお、非直角に互いに交差するX軸方向とY軸方向とに基づいて、X−Y座標系が構成されても良い。
パネル部材10は、タッチパネル5における最正面側に配置される板状部材である。パネル部材10は、その正面側の表面に操作面10aを有する。この操作面10aは、ユーザーが電子機器1に対して所定操作を入力する際に、ユーザーの指等によってタッチされる(操作対象となる)面である。本実施形態では、パネル部材10は、第一電極形成部材20及び第二電極形成部材30を保護する保護パネルとして機能する。パネル部材10は、透明性、耐傷性、及び防汚性等を具備していることが好ましい。このようなパネル部材10は、例えばソーダガラスや強化ガラス等を用いたガラス板により構成することができ、本実施形態ではガラス薄板としている。これ以外にも、ポリメチルメタクリレートやポリカーボネート等の樹脂材料や、有機無機ハイブリッド材料等を用いてパネル部材10を構成しても良い。強度に優れた材料を用いることで、パネル部材10の薄型化を図ることができる。パネル部材10の厚みは、例えば、0.4mm〜1.5mmとすることができる。また、パネル部材10は、元来的に弾性変形可能ではあるが、薄型化することで弾性変形しやすくなるという利点もある。
第一電極形成部材20は、第一基板21と、この第一基板21上に形成された複数(本例では8本)の第一電極22とを有する。第一基板21は、透明性、柔軟性、及び絶縁性等に優れた材料を用いて構成されていることが好ましい。このような要求を満足する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレートやアクリル系樹脂等の汎用樹脂、ポリアセタール系樹脂やポリカーボネート系樹脂等の汎用エンジニアリング樹脂、ポリスルホン系樹脂やポリフェニレンサルファイド系樹脂等のスーパーエンジニアリング樹脂等が例示される。第一基板21の厚みは、例えば、25μm〜100μmとすることができる。本実施形態では、ポリエチレンテレフタレートフィルムにより第一基板21が構成されている。
第一電極22は、本実施形態では、第一基板21における正面側(パネル部材10側)の面に形成されている。複数の第一電極22は、X軸方向に所定間隔を隔てて並ぶように互いに平行に配置されている。本実施形態では、第一電極22は、ストライプ状(一定幅を有する直線状)に形成されている。なお、第一電極22は、例えば波状やジグザグ状に形成されても良い。いずれにしても、第一電極22のそれぞれは、全体として、Y軸方向に沿って延在するように形成されている。第一電極22は、姿勢変化に応じて電気抵抗が変化する材料を用いて構成されている。また、第一電極22は、透明性に優れた材料を用いて構成されていることが好ましい。このような要求を満足する材料としては、例えば酸化スズ、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、及びITO(Indium Tin Oxide)等の金属酸化物、銀ナノワイヤー、カーボンナノチューブ、導電性ポリマー等が例示される。第一電極22は、これらの材料を用いて構成された透明導電膜であり、その厚みは、例えば5nm〜10000nmとすることができる。本実施形態では、ITO薄膜により第一電極22が構成されている。
第一電極22の形成方法としては、例えば第一基板21に全面的に透明導電膜を形成してから不要部分をエッチング除去する方法が例示される。透明導電膜の全面的な形成は、例えば真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVD法、及びロールコーター法等によって行うことができる。エッチングは、電極として残したい部分にフォトリソグラフィ法又はスクリーン印刷法等によりレジストを形成した後、塩酸等のエッチング液に浸漬することによって行うことができる。また、エッチングは、レジストの形成後、エッチング液を噴射してレジストが形成されていない部分の透明導電膜を除去し、その後、溶剤に浸漬することによりレジストを膨潤又は溶解させて除去することにより行うこともできる。また、エッチングは、レーザーにより行うこともできる。
第二電極形成部材30は、第二基板31と、この第二基板31上に形成された複数(本例では8本)の第二電極32とを有する。第二基板31も、透明性、柔軟性、及び絶縁性等に優れた材料を用いて構成されていることが好ましい。第二基板31を構成する材料や第二基板31の厚みに関しては、第一基板21と同様に考えることができる。
第二電極32は、本実施形態では、第二基板31における正面側(パネル部材10及び第一電極形成部材20側)の面に形成されている。複数の第二電極32は、複数の第一電極22と厚み方向に所定間隔を隔てて対向するように配置されている。また、複数の第二電極32は、Y軸方向に所定間隔を隔てて並ぶように互いに平行に配置されている。本実施形態では、第二電極32は、ストライプ状(一定幅を有する直線状)に形成されている。なお、第二電極32は、例えば波状やジグザグ状に形成されても良い。いずれにしても、第二電極32のそれぞれは、全体として、X軸方向に沿って延在するように形成されている。これにより、第一電極22と第二電極32とは、平面視で互いに交差(本例では直交)するように配置されている。第二電極32は、第一電極22と同様、姿勢変化に応じて電気抵抗が変化する材料を用いて構成されている。また、第二電極32は、透明性に優れた材料を用いて構成されていることが好ましい。第二電極32を構成する材料や第二電極32の厚みに関しては、第一電極22と同様に考えることができる。また、第二電極32の形成方法に関しても、第一電極22と同様に考えることができる。
本実施形態では、複数の第一電極22のそれぞれは、第一基板21上において、互いに接続されることなく離間して島状に配置されている。同様に、複数の第二電極32のそれぞれも、第二基板31上において、互いに接続されることなく離間して島状に配置されている。そして、これら複数の第一電極22及び複数の第二電極32は、全体として平面視で格子状をなすように配置されている(図4を参照)。なお、第一電極22と第二電極32との間には第一基板21が存在しており、第一電極22と第二電極32とは厚み方向に第一基板21を介して配置されている。本実施形態では、第一電極22と第二電極32との間にはエアギャップが存在しないので、光学特性を向上させることができる。つまり、光の反射を抑えて、透過率の低下を抑えることができる。
支持部材50は、パネル部材10を背面側(第一電極22及び第二電極32が設けられた側)から支持する。支持部材50は、第一電極22が形成された第一電極形成部材20及び第二電極32が形成された第二電極形成部材30を介して、パネル部材10を背面側から支持する。支持部材50は、枠状に形成されている。支持部材50は、筐体3の支持部3bの形状に対応するように、平面視で矩形枠状に形成されている。支持部材50は、矩形状に形成されたパネル部材10及び各電極形成部材20,30の周縁部(各辺の近傍)を支持するように設けられている。支持部材50は、弾性又は柔軟性と、パネル部材10等を適切に支持し得る程度の定形性とを兼ね備えた材料を用いて構成されていることが好ましい。ここでは特に、支持部材50はパネル部材10を構成する材料よりも柔らかい材料で構成されていると好ましい。なお、“柔らかさ”とは、応力に対する変形量の大きさを表す尺度であり、本願においてはヤング率に基づいて評価するものとする。つまり、支持部材50は、パネル部材10を構成する材料よりもヤング率が小さい材料で構成されていると好ましい。例えば、ヤング率が1M・Pa以下、好ましくは0.5M・Pa〜1M・Paの材料が好ましい。
このような要求を満足する材料としては、例えばウレタンフォームやアクリルフォーム、シリコンゴム、スポンジ、ゲル等が例示される。両面に粘着層を有する両面テープ等であっても良い。矩形枠状の支持部材50を構成する各辺の平面視における幅寸法は、パネル部材10等を適切に支持し得る範囲内で、極力狭く設定されていることが好ましい。支持部材50の幅は、例えば0.4mm〜2mmとすることができる。また、支持部材50の厚みは、パネル部材10及び各電極形成部材20,30の弾性変形による変位幅を吸収し得るように比較的厚く設定されていることが好ましい。支持部材50の厚みは、例えば0.1mm〜0.4mmとすることが好ましい。
このような柔らかくかつ比較的厚みのある枠状の支持部材50を介して、第一電極22及び第二電極32が配置されたパネル部材10が、筐体3の支持部3bに支持される。このとき、パネル部材10の操作面10aをユーザーが指等でタッチしたとき、枠状の支持部材50における内周側の部分が変形しながら、パネル部材10はその全体が反操作面側に向かって凸となるように弾性変形する(図6を参照)。つまり、支持部材50によるパネル部材10の支持形態は単純支持型となる。よって、パネル部材10の一部(具体的には、支持部材50によって支持される被支持部の付近)のみが局所的に変形して第一電極22及び第二電極32に縮み変形が生じるのを抑制することができる。すなわち、第一電極22及び第二電極32の変形(姿勢変化)を実質的に伸び変形のみとすることができる。
図4に示すように、複数の第一電極22のそれぞれは、引き回し配線23を介して制御部60に接続されている。複数の第一電極22から延びるそれぞれの引き回し配線23には、スイッチ24が設けられている。スイッチ24は、本実施形態ではスイッチング素子を用いて構成されている。複数の第二電極32のそれぞれは、引き回し配線33を介して制御部60に接続されている。複数の第二電極32から延びるそれぞれの引き回し配線33には、スイッチ34が設けられている。スイッチ34は、本実施形態ではスイッチング素子を用いて構成されている。スイッチング素子としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、GTO(Gate Turn-Off thyristor)等が例示される。
なお、引き回し配線23,33は、金、銀、銅、及びニッケル等の金属、又はカーボン等の導電ペーストを用いて構成される。また、図4では簡略化のため図示が省略されているが、各電極22,32の他端側も、それぞれ引き回し配線を介して制御部60に接続されている。また、スイッチ24,34を構成する各スイッチング素子は、制御信号線を介して制御部60に接続されている。
制御部60は、CPU等の演算処理装置を中核部材として備え、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部として、ハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方により構成されている。図5に示すように、制御部60は、切替制御部61、抵抗検出部63、及び入力決定部65を備えている。入力決定部65は、位置決定部66及び押圧力決定部67を含んでいる。また、制御部60は、記憶部70と情報通信可能に接続されている。記憶部70は、RAM(Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等のメモリにより構成されている。記憶部70には、関係データ71及び基準データ72が記憶されている。
切替制御部61は、スイッチ24,34を構成するスイッチング素子のオン/オフを制御する。切替制御部61は、例えばスイッチ24,34がIGBTで構成される場合には、各IGBTに対するゲート駆動信号を個別に生成することで、各IGBTのオン/オフを制御する。他のスイッチング素子を用いる場合も同様に考えることができる。切替制御部61は、例えば第一電極22aに対応するスイッチ24aを構成するIGBTをオン状態とすることで、第一電極22aを選択的に抵抗検出部63に接続させる。また、切替制御部61は、例えば第一電極22bに対応するスイッチ24bを構成するIGBTをオン状態とすることで、第一電極22bを選択的に抵抗検出部63に接続させる。他の第一電極22c〜22h(スイッチ24c〜24h)に関しても、同様に考えることができる。また、第二電極32c〜32h(スイッチ34c〜34h)に関しても、同様に考えることができる。
本実施形態では、切替制御部61は、スイッチ24a〜24hのうちのいずれか1つが順次オン状態となるように、各スイッチ24a〜24hを制御する。そしてそれを逐次繰り返して実行する。これにより、各第一電極22a〜22hが、順次、選択的に抵抗検出部63に接続される。また、切替制御部61は、スイッチ34a〜34hのうちのいずれか1つが順次オン状態となるように、各スイッチ34a〜34hを制御する。そしてそれを逐次繰り返して実行する。これにより、各第二電極32a〜32hが、順次、選択的に抵抗検出部63に接続される。
抵抗検出部63は、複数の第一電極22及び複数の第二電極32の電気抵抗を検出する。このため、抵抗検出部63は、抵抗検出回路を含んで構成されている。この抵抗検出回路は、公知のブリッジ回路(ホイートストンブリッジ回路)により構成されている。抵抗検出部63は、切替制御部61により選択的に接続された電極22,32の両端間の電圧に基づいて、その電気抵抗(抵抗値)を検出する。抵抗検出部63は、各第一電極22a〜22hの抵抗値を順次検出する。また、抵抗検出部63は、各第二電極32a〜32hの抵抗値を順次検出する。各第一電極22のスキャニングと各第二電極32のスキャニングとは、同期して行われても良いし、交互に行われても良い。抵抗検出部63による検出値の情報は、入力決定部65に伝達される。
入力決定部65に含まれる位置決定部66は、抵抗検出部63による検出結果に基づいて、操作面10aにおけるX−Y座標系での押圧位置を決定する。ここで、図6は、ユーザーの指が操作面10aに次第に近づき、その後、操作面10aを次第に大きな力で押し込む様子を模式的に示している。図7は、図6の中段の状態における、押圧位置(「X」で表される位置)と抵抗検出部63で検出される各電極22a〜22h,32a〜32hの抵抗値変化との関係を模式的に示している。この図から容易に理解できるように、X軸方向における押圧位置により近く、変形(姿勢変化)の程度が大きい第一電極22ではその抵抗値変化が大きく、押圧位置からより遠い第一電極22ではその抵抗値変化が小さい。そして、押圧位置からX軸方向に沿って所定距離以上離れた第一電極22の抵抗値変化は、略ゼロに収束している。なお、第一電極22の抵抗値変化とは、操作面10aが全く押圧されていない状態(非押圧状態)での各第一電極22の抵抗値(第一基準抵抗値)と、操作面10aの一部が押圧されている状態(押圧状態)で実測される各第一電極22の抵抗値との差である。すなわち、抵抗値変化とは、押圧力が加わったときの第一電極22の抵抗値の絶対量変化を表し、その値は正であっても良いし、負であっても良い。本実施形態では、位置決定部66は、第一基準抵抗値を基準として、操作面10aに対する押圧操作時に複数の第一電極22の中で最大(複数の位置が押圧操作される場合は極大)となる抵抗変化を与える第一電極22を特定することで、押圧位置のX座標を決定する。
また、Y軸方向に関しても同様に、Y軸方向における押圧位置により近く、変形(姿勢変化)の程度が大きい第二電極32ではその抵抗値変化が大きく、押圧位置からより遠い第二電極32ではその抵抗値変化が小さい。そして、押圧位置からY軸方向に沿って所定距離以上離れた第二電極32の抵抗値変化は、略ゼロに収束している。なお、第二電極32の抵抗値変化とは、非押圧状態における各第二電極32の抵抗値(第二基準抵抗値)と、押圧状態で実測される各第二電極32の抵抗値との差である。すなわち、抵抗値変化とは、押圧力が加わったときの第二電極32の抵抗値の絶対量変化を表し、その値は正であっても良いし、負であっても良い。本実施形態では、位置決定部66は、第二基準抵抗値を基準として、操作面10aに対する押圧操作時に複数の第二電極32の中で最大(又は極大)となる抵抗変化を与える第二電極32を特定することで、押圧位置のY座標を決定する。
このように、位置決定部66は、非押圧状態で検出される抵抗値を基準として、操作面10aに対する押圧操作時に複数の第一電極22の中で最大(又は極大)となる抵抗変化を与える第一電極22のX軸方向の位置と、複数の第二電極32の中で最大(又は極大)となる抵抗変化を与える第二電極32のY軸方向の位置との組み合わせとして、押圧位置を特定する。このように構成することで、比較的単純な演算処理によってX−Y座標系における押圧位置を決定することができる。
但し、上記の態様では、押圧位置検出の分解能が各電極22,32のピッチ幅に制限される。そこで、位置決定部66は、抵抗検出部63により実際に検出された抵抗値を用いて補間演算を行い、その演算結果に基づいて押圧位置を特定するように構成されても好適である。例えば、位置決定部66は、離散的に得られる各第一電極22a〜22hのX軸方向の位置と実際の抵抗値との関係から、X軸方向の各位置における推定抵抗値を連続的に求める。そして、位置決定部66は、推定抵抗値のピーク値を与えるX軸方向の位置を特定することで、押圧位置のX座標を決定する。押圧位置のY座標も、同様にして決定される。
つまり、位置決定部66は、複数の第一電極22のX軸方向の位置と操作面10aに対する押圧操作時の抵抗値との関係からX軸方向の各位置における推定抵抗値を求めるとともに、複数の第二電極32のY軸方向の位置と押圧操作時の抵抗値との関係からY軸方向の各位置における推定抵抗値を求め、各推定抵抗値のピーク値を与えるX軸方向の位置とY軸方向の位置との組み合わせとして、押圧位置を特定しても良い。このようにすれば、操作面10aにおけるX−Y座標系での押圧位置をより詳細に決定することができる。
入力決定部65に含まれる押圧力決定部67は、抵抗検出部63による検出結果に基づいて、操作面10aに対する押圧力を決定する。ここで、図8は、図6の下段の状態における、押圧位置と抵抗検出部63で検出される各電極22a〜22h,32a〜32hの抵抗値との関係を模式的に示している。この図と先に示した図7との比較から容易に理解できるように、操作面10aを押し込む力が大きくなってタッチパネル5の変形(姿勢変化)の程度が大きくなるに従い、各電極22,32における抵抗値の変化量が大きくなる。そこで、操作面10aに対する押圧力と抵抗値の変化量との関係を予め求めておくことで、実際の抵抗値の変化量から操作面10aに対する押圧力を定量的に評価することができる。
本実施形態では、操作面10aに対する押圧力と非押圧状態からの抵抗値の変化量との相関関係を規定した関係データ71が、記憶部70に予め記憶して備えられている。関係データ71としては、例えば図9に示されるような関係マップの形態であっても良いし、所定の関係式の形態であっても良い。また、記憶部70には、非押圧状態における各第一電極22及び各第二電極32の抵抗値(第一基準抵抗値及び第二基準抵抗値)を予め測定して得られた基準データ72が、記憶して備えられている。押圧力決定部67は、関係データ71と実際に検出される抵抗値変化(実抵抗値と各基準抵抗値との差)とに基づいて、実抵抗値の変化量に応じた押圧力を決定する。なお、「実抵抗値の変化量」は、複数の位置が押圧操作される場合には、それぞれの位置における変化量である。これにより、それぞれの押圧位置における押圧力を個別に決定することができる。つまり、マルチフォース対応が可能となる。
また、「実抵抗値の変化量」は、位置決定部66によるX−Y座標系における押圧位置の決定手法に応じた値とすることができる。つまり、位置決定部66が補間演算の演算結果に基づいて押圧位置を特定するか否かに応じて、押圧力決定部67による押圧力の決定手法を異ならせることができる。例えば位置決定部66が補間演算を行わない場合には、押圧力決定部67も補間演算を行わないように構成することができる。この場合、押圧力決定部67は、非押圧状態で検出される電気抵抗を基準として、操作面10aに対する押圧操作時に複数の第一電極22又は複数の第二電極32の中でそれぞれ最大(又は極大)となる抵抗変化を与える電極22,32の抵抗変化量に応じた押圧力を決定する。このように構成することで、比較的単純な演算処理によって操作面10aに対する押圧力を決定することができる。
一方、位置決定部66が補間演算を行う場合には、押圧力決定部67も補間演算を行うように構成することができる。この場合、押圧力決定部67は、複数の第一電極22のX軸方向の位置と押圧操作時に実際に検出される抵抗値との関係からX軸方向の各位置における推定抵抗値を求め、及び/又は、複数の第二電極32のY軸方向の位置と押圧操作時に実際に検出される抵抗値との関係からY軸方向の各位置における推定抵抗値を求め、それぞれの推定抵抗値のピーク値に応じた押圧力を決定する。このようにすれば、操作面10aに対する押圧力をより詳細に決定することができる。
なお、押圧力決定部67は、第一電極22及び第二電極32のうち、少なくともパネル部材10とは反対側に配置される方の電極である第二電極32の抵抗値に基づいて操作面10aに対する押圧力を決定すると好適である。第二電極32は、第一電極22に比べて、パネル部材10、第一電極形成部材20、及び第二電極形成部材30からなるタッチパネル本体部の中立軸(図6の下段において太い一点鎖線で表示)からより離れた位置に配置されている。このため、操作面10aに対して押圧力が加わってタッチパネル本体部が一体的に弾性変形した際の変形(姿勢変化)の程度は、第一電極22に比べて第二電極32の方が大きくなる。よって、第二電極32の抵抗値に基づいて押圧力を決定するように構成することで、その検出感度を高めることができる。その結果、押圧力の検出精度を高めることができる。もちろん、第一電極22及び第二電極32の双方の抵抗値に基づいて押圧力を決定するように構成しても良い。
また、上述したように本実施形態では、第一電極22及び第二電極32が配置されたパネル部材10が、柔らかく厚みのある枠状の支持部材50を介して支持される。よって、支持部材50によるパネル部材10の支持形態は単純支持型となり、第一電極22及び第二電極32の変形(姿勢変化)を実質的に伸び変形のみとすることができる。これにより、押圧力の検出精度をさらに高めることができる。
このように、入力決定部65は、抵抗検出部63による検出結果に基づいて、操作面10aにおけるX−Y座標系での押圧位置及び操作面10aに対する押圧力の両方を決定する。これにより、通常の位置検出機能に加えて、感圧機能をも有するタッチパネル5が実現される。なお、対象となる押圧操作が同じであれば、第一電極22の抵抗値に基づいて決定される押圧力と第二電極32の抵抗値に基づいて決定される押圧力との間には相関がある(理論的には同じとなる)。このため、両電極22,32の双方の抵抗値に基づいて押圧力を決定する構成とすれば、操作面10a上の複数の位置が押圧された場合にも、押圧力の対応関係に基づいて、それぞれの押圧位置を適切に決定することができる。つまり、所謂ゴースト検出の問題が回避され、マルチタッチ対応が可能となる。
このとき、本実施形態では、ガラス薄板からなるパネル部材10に2つの電極22,32を形成するOGS(One Glass Solution)技術を採用したことにより、薄型のタッチパネル5を実現している。さらに、本実施形態では、複数の第一電極22及び複数の第二電極32が、位置検出機能を実現するためのハードウェア構成と感圧機能を実現するためのハードウェア構成とを兼用する。このため、感圧センサを別途設ける必要がなく、感圧機能を有するタッチパネル5を、従来に比べて大幅に薄型化することができる。また、少ない部品点数で感圧機能を有するタッチパネル5を実現することができ、従来に比べて低コスト化することができる。つまり、感圧機能を有するとともに従来に比べて安価かつ薄型のタッチパネル5を実現することができる。
入力決定部65により決定された押圧位置及び押圧力の情報は、位置情報及び押圧力情報として、電子機器1に提供される。電子機器1では、当該位置情報及び押圧力情報に基づいて、アプリケーションに応じた各種の処理が実行される。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係るタッチパネルの、その他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、第一電極22や第二電極32が一定幅のストライプ状に形成された構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。第一電極22及び第二電極32のうちの少なくとも一方のそれぞれは、延在方向の位置に応じてその太さが変化するように構成されても良い。つまり、第一電極22及び第二電極32のうちの少なくとも一方のそれぞれは、その延在方向における中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成されても良い。具体的には、例えば第二電極32に関しては、図10に示すように、複数の第二電極32のそれぞれが、X軸方向(Y軸方向に直交する方向)における中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成されていると好適である。同様に、例えば第一電極22に関しては、複数の第一電極22のそれぞれが、Y軸方向(X軸方向に直交する方向)における中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成されていると好適である(図示せず)。なお、各電極22,32は、図10に示すように次第に(連続的に)幅狭となるように形成されても良いし、段階的に幅狭となるように形成されても良い(図示せず)。
操作面10aに対する押圧力が同じであっても、パネル部材10の周縁部を押す場合はその中央部を押す場合に比べて弾性変形の程度が小さい。このため、第一電極22及び第二電極32の変形(姿勢変化)の程度も、それぞれの延在方向における中央部に比べて両端部では小さくなる。そこで、上記のように構成すれば、その延在方向の全体に亘って、押圧力検出の感度のばらつきを抑制でき、押圧力の検出精度をさらに高めることができる。なお、タッチパネル本体部の中立軸からより離れた位置に配置される第二電極32は、感圧機能の中核をなす電極として用いられる場合がある。そこで、少なくとも第二電極32を、その延在方向(本例ではX軸方向)における中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成すると好適である。
(2)上記の実施形態では、第一電極22や第二電極32のそれぞれが、各基板21,31上において、互いに接続されることなく離間して島状に配置されている構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。第一電極22及び第二電極32のうちの少なくとも一方のそれぞれは、互いに隣接して配置される電極どうしがそれらの延在方向の一方側端部と他方側端部とで交互に接続され、全体として平面視でジグザグ状に形成されていても良い。具体的には、図11に示すように、複数の第一電極22が、互いに隣接して配置される第一電極22どうしが接続配線25を介してY軸方向の一方側端部と他方側端部とで交互に接続され、全体として平面視でジグザグ状に形成されていても良い。また、複数の第二電極32が、互いに隣接して配置される第二電極32どうしが接続配線35を介してX軸方向の一方側端部と他方側端部とで交互に接続され、全体として平面視でジグザグ状に形成されていても良い。なお、接続配線25,35は、金、銀、銅、及びニッケル等の金属、又はカーボン等の導電ペーストを用いて構成される。
このような構成では、複数の第一電極22が互いに接続されて全体として1本につながる。この場合、当該全体として1本の第一電極22の両端部と、一対の第一電極22間をそれぞれ接続する各接続配線25とのそれぞれを、スイッチ24a〜24iが介在された引き回し配線を介して制御部60に接続する。なお、それらの一部のみを制御部60に接続しても良い。複数の第二電極32に関しても同様である。そして、これらのスイッチ24a〜24i,34a〜34iの状態を適切に制御することで、上記の実施形態と同様の機能を実現することができる。このような構成では、実際に押圧操作がなされるまでは、スイッチ24a,24i(34a,34i)をオン状態とするとともに他のスイッチ24b〜24h(34b〜34h)をオフ状態として待機することで、消費電力の低減を図ることができる。
この場合における押圧位置及び押圧力の検出処理の流れを、図12のフローチャートに示す。まず、スイッチ24a,24i(34a,34i)をオン状態として、全体として1本の第一電極22(第二電極32)の両端間の抵抗値が検出される(ステップ#01)。抵抗値変化が検出されるまで待機され(ステップ#02:No)、抵抗値変化が検出されると(ステップ#02:Yes)、各第一電極22(各第二電極32)の両端間の抵抗値が順次検出される(ステップ#03)。各電極22,32の抵抗値に基づいて、操作面10aにおける押圧位置及び操作面10aに対する押圧力の両方が決定される(ステップ#04)。このようにして導出された位置情報及び押圧力情報は、電子機器1に出力される(ステップ#05)。
(3)上記の実施形態では、第一電極22及び第二電極32が、それぞれ第一基板21及び第二基板31における正面側の面に形成されている構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば第一電極22及び第二電極32が、それぞれ第一基板21及び第二基板31における背面側の面に形成されても良い。また、例えば第一電極22及び第二電極32が、第一基板21及び第二基板31における相互に対向する面にそれぞれ形成されても良い。但し、この場合であっても、第一電極22と第二電極32とが短絡しないように、両電極22,23間には絶縁層が設けられる。この絶縁層は、例えばドット状のスペーサを含む空気層(エアギャップ)であっても良いし、接着層を兼用するものであっても良い。
(4)上記の実施形態では、パネル部材10と第一電極形成部材20と第二電極形成部材30とが貼り合わされた構成を例として説明した。つまり、パネル部材10と、第一電極22が形成された第一基板21と、第二電極32が形成された第二基板31とが貼り合わされた構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば少なくとも第一基板21を省略し、パネル部材10と第一電極22と第二電極32とが貼り合わされただけの構成(その背面側に第二基板31が存在しても良い)であっても良い。但し、その場合であっても、第一電極22と第二電極32とが短絡しないように、両電極22,23間には絶縁層が設けられる。この絶縁層は、接着層を兼用するものであっても良い。
(5)上記の実施形態では、パネル部材10が第一電極形成部材20(第一電極22)及び第二電極形成部材30(第二電極32)を保護する保護パネルである構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、パネル部材10として公知のタッチパネルを用いても良く、この場合、パネル部材10はタッチパネル5に組み込まれた内部タッチパネルとして機能する。内部タッチパネルとしては、抵抗膜方式や静電容量方式のものを使用することができる。このような内部タッチパネルを備える構成とすれば、当該内部タッチパネルによっても位置検出機能が発揮され、操作面10aにおけるX−Y座標系での押圧位置をより高精度に決定することができる。
(6)上記の実施形態では、位置決定部66及び押圧力決定部67が、抵抗検出部63による検出結果をそのまま用いて、押圧位置及び押圧力をそれぞれ決定する構成を念頭に置いて説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば位置決定部66や押圧力決定部67が、抵抗検出部63による検出値のうち予め定められた閾値を超えた値のみを用いて、押圧位置及び押圧力をそれぞれ決定しても良い。このようにすれば、操作面10aに対するユーザーの意図しない接触等に基づく誤入力の発生を抑制することができる。
(7)上記の実施形態では、本発明に係るタッチパネルを電子機器1の一種としての多機能携帯電話に適用した例について説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。電子機器1としては、多機能携帯電話以外にも、例えば従来型携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯音楽プレイヤー、車載用ナビゲーション装置、PND(Portable Navigation Device)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯ゲーム機、及びタブレット等が挙げられる。これらの電子機器1にも、本発明に係るタッチパネルを好適に適用することが可能である。
(8)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、例えば多機能携帯電話に搭載されたタッチパネルに利用することができる。
5 :タッチパネル
10 :パネル部材
10a :操作面
20 :第一電極形成部材
21 :第一基板
22 :第一電極
30 :第二電極形成部材
31 :第二基板
32 :第二電極
50 :支持部材
60 :制御部
63 :抵抗検出部
65 :入力決定部
66 :位置決定部
67 :押圧力決定部

Claims (4)

  1. 操作面を有するとともに弾性変形可能なパネル部材と、
    前記パネル部材における前記操作面とは反対側にX軸方向に並ぶように互いに平行に配置され、姿勢変化に応じて電気抵抗が変化する複数の第一電極と、
    複数の前記第一電極と対向し、かつ、前記X軸方向に交差するY軸方向に並ぶように互いに平行に配置され、姿勢変化に応じて電気抵抗が変化する複数の第二電極と、
    複数の前記第一電極及び複数の前記第二電極の電気抵抗を検出する抵抗検出部と、
    前記抵抗検出部による検出結果に基づいて、前記操作面におけるX−Y座標系での押圧位置及び前記操作面に対する押圧力を決定する入力決定部と、
    を備えるタッチパネル。
  2. 前記パネル部材を、前記第一電極及び前記第二電極が設けられた側から支持する枠状の支持部材をさらに備える請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記支持部材が、前記パネル部材を構成する材料よりも柔らかい材料で構成されている請求項2に記載のタッチパネル。
  4. 前記第一電極及び前記第二電極のうちの少なくとも一方のそれぞれは、その延在方向における中央部から両端部に向かうに従って幅狭となるように形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載のタッチパネル。
JP2013170782A 2013-08-20 2013-08-20 タッチパネル Active JP6148933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013170782A JP6148933B2 (ja) 2013-08-20 2013-08-20 タッチパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013170782A JP6148933B2 (ja) 2013-08-20 2013-08-20 タッチパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015041159A true JP2015041159A (ja) 2015-03-02
JP6148933B2 JP6148933B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=52695307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013170782A Active JP6148933B2 (ja) 2013-08-20 2013-08-20 タッチパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6148933B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170054301A (ko) * 2015-11-04 2017-05-17 티피케이 터치 솔루션즈 (씨아먼) 인코포레이티드 압력 감지 신호를 처리하기 위한 방법 및 시스템
KR20190049809A (ko) 2016-10-21 2019-05-09 후지쯔 콤포넌트 가부시끼가이샤 터치 패널 장치
JP2019220166A (ja) * 2018-06-06 2019-12-26 ケンブリッジ タッチ テクノロジーズ リミテッドCambridge Touch Technologies Limited 圧力信号処理
CN110703935A (zh) * 2018-07-10 2020-01-17 Smk株式会社 触控面板
JP2020013505A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 ミネベアミツミ株式会社 入力装置
JP2020074238A (ja) * 2020-02-07 2020-05-14 ミネベアミツミ株式会社 入力装置
US10788932B2 (en) 2016-02-19 2020-09-29 Japan Display Inc. Touch detection device, display device with touch detection function, and control method thereof
KR102366284B1 (ko) * 2020-12-28 2022-02-23 현대제철 주식회사 핫 스탬핑 부품 및 그 제조방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5915285A (en) * 1993-01-21 1999-06-22 Optical Coating Laboratory, Inc. Transparent strain sensitive devices and method
WO2007091600A1 (ja) * 2006-02-09 2007-08-16 Nissha Printing Co., Ltd. 保護パネル付きの電子機器
WO2011013588A1 (ja) * 2009-07-29 2011-02-03 アルプス電気株式会社 操作装置
WO2012158902A2 (en) * 2011-05-19 2012-11-22 Microsoft Corporation Pressure-sensitive multi-touch device

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5915285A (en) * 1993-01-21 1999-06-22 Optical Coating Laboratory, Inc. Transparent strain sensitive devices and method
WO2007091600A1 (ja) * 2006-02-09 2007-08-16 Nissha Printing Co., Ltd. 保護パネル付きの電子機器
WO2011013588A1 (ja) * 2009-07-29 2011-02-03 アルプス電気株式会社 操作装置
WO2012158902A2 (en) * 2011-05-19 2012-11-22 Microsoft Corporation Pressure-sensitive multi-touch device

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170054301A (ko) * 2015-11-04 2017-05-17 티피케이 터치 솔루션즈 (씨아먼) 인코포레이티드 압력 감지 신호를 처리하기 위한 방법 및 시스템
KR102520922B1 (ko) * 2015-11-04 2023-04-11 티피케이 터치 솔루션즈 (씨아먼) 인코포레이티드 압력 감지 신호를 처리하기 위한 방법 및 시스템
US10788932B2 (en) 2016-02-19 2020-09-29 Japan Display Inc. Touch detection device, display device with touch detection function, and control method thereof
KR20190049809A (ko) 2016-10-21 2019-05-09 후지쯔 콤포넌트 가부시끼가이샤 터치 패널 장치
US10838567B2 (en) 2016-10-21 2020-11-17 Fujitsu Component Limited Touch panel device
JP2019220166A (ja) * 2018-06-06 2019-12-26 ケンブリッジ タッチ テクノロジーズ リミテッドCambridge Touch Technologies Limited 圧力信号処理
JP7320379B2 (ja) 2018-06-06 2023-08-03 ケンブリッジ タッチ テクノロジーズ リミテッド 圧力信号処理
CN110703935A (zh) * 2018-07-10 2020-01-17 Smk株式会社 触控面板
CN110703935B (zh) * 2018-07-10 2024-04-05 Smk株式会社 触控面板
US11106323B1 (en) 2018-07-20 2021-08-31 Minebea Mitsumi Inc. Input device
WO2020017322A1 (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 ミネベアミツミ株式会社 入力装置
JP2020013505A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 ミネベアミツミ株式会社 入力装置
JP2020074238A (ja) * 2020-02-07 2020-05-14 ミネベアミツミ株式会社 入力装置
KR102366284B1 (ko) * 2020-12-28 2022-02-23 현대제철 주식회사 핫 스탬핑 부품 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6148933B2 (ja) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6148934B2 (ja) タッチパネル
JP5897055B2 (ja) 感圧センサ及びタッチパネル
JP6148933B2 (ja) タッチパネル
US10234987B2 (en) Electrode sheet and touch input device
JP5689523B1 (ja) 圧力検出器を備えたタッチパネル
JP5403815B2 (ja) 入力装置、およびそれを備えた表示装置
JP4545168B2 (ja) 力イメージング入力のデバイスとシステム
CN102707831B (zh) 触摸板和具有该触摸板的触摸屏
JP6245257B2 (ja) 入力装置及び電子機器
JP2011511357A (ja) 分割電極構造を有する接触感知パネル及びこれを備えた接触感知装置
TW201106242A (en) Input device and display device having the same
JP2014081910A (ja) タッチパネル及びその製造方法
TWI630517B (zh) 觸控視窗以及包含其之觸控裝置
KR101103535B1 (ko) 커버층에 직접 증착한 투명도전막을 갖는 정전용량방식 터치패널 및 그 제조방법
US20100039407A1 (en) Sensory structure of capacitive touch panel with predetermined sensing areas
JP6431610B2 (ja) 静電容量式入力装置
JP2014170334A (ja) 静電容量式タッチパネルおよびそれを用いた手持ち式電子機器
US20170060333A1 (en) Capacitive type touch panel
JP6877861B2 (ja) タッチパネル
US9342171B2 (en) Touch panel with first and second electrodes extending in the same direction but on opposite surfaces of a substrate
KR101191145B1 (ko) 정전용량식 터치스크린용 터치 필름, 이를 적용한 터치스크린 및 휴대 단말기
US11762517B2 (en) Touch panel
JP6887549B1 (ja) タッチパネル
CN114935982A (zh) 显示器组件及电子设备
KR101865301B1 (ko) 터치 입력 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160520

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6148933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250