JP2015041027A - 像振れ補正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力が小さく部品点数が少なく信頼性の高い振れ補正装置を提供すること。【解決手段】移動して像振れを補正する可動部と、固定部と、固定部に対する可動部の光軸方向の移動を規制する少なくとも3つの支持部を有する支持手段と、固定部または可動部に保持された駆動マグネットと、固定部または可動部のうち駆動マグネットとは異なる方に保持された駆動コイルと、固定部または可動部に保持された付勢マグネットと、固定部または可動部のうち付勢マグネットとは異なる方に保持された磁性体と、固定部または可動部のうち付勢マグネットとは異なる方に保持された磁気検出手段と、を有し、駆動コイルへの通電により駆動マグネットとの間に電磁気力を発生させて可動部を駆動可能であり、付勢マグネットと磁性体との間の磁気的吸引力の合力が、支持部を結んだ多角形の内側にあり、磁気検出手段が検出する付勢マグネットの磁気によって、固定部に対する可動部の位置を検出可能である構成とした。【選択図】 図2

Description

本発明は、手振れなどの振れを補正する像振れ補正装置に関し、特に光学系の一部を駆動して振れを補正する像振れ補正装置を有するレンズ鏡筒に関するものである。
従来から、手振れなどのカメラの振れによる撮影画像の劣化を防止するため、カメラの振れに応じて補正レンズを光軸に直交する方向に駆動させる構成の像振れ補正装置が知られている。このような像振れ補正装置の中には、付勢部材によって補正レンズを固定部材に押し付けることにより、補正レンズを光軸方向に支持しているものがある。
特許文献1では、固定部材とシフト部材との間に転動可能なボールを配置し、ばね付勢力によってシフト部材を固定部材に押し付ける振れ補正装置が開示されている。
特許文献2では、シフト部材にヨークを保持するとともに固定部材に駆動用磁石を保持し、駆動用磁石とヨークとの間の磁気的吸引作用によってシフト部材を固定部材に押し付ける振れ補正装置が開示されている。
特開平10−319465号公報 特開2002−196382号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、シフト部材を光軸直交方向に駆動したときに、ばね力によって光軸中心に戻そうとする分力が発生するため、駆動負荷が大きくなり、振れ補正時の消費電力が大きくなる恐れがある。また、シフト駆動時の消費電力を低減するためにばねの長さを大きくして分力を小さくしようとすると、装置の大型化を招く恐れがある。
上述の特許文献2に開示された従来技術では、強力な駆動用磁石によってシフト部材と固定部材との間に大きな付勢力が発生するため、負荷が増大し、装置の駆動特性が低下する恐れがある。あるいは、ボールと転動面の表面の耐久性が低下し、装置の信頼性を損ねる恐れがある。また、駆動用磁石による付勢力の合力が3つのボールの配置中心に対し偏るため、外部からの衝撃などで駆動用磁石とヨークが吸着して駆動不可能になり、装置の信頼性を損ねる恐れがある。あるいは、特定のボールと転動面のみに大きな圧力が発生し、表面の耐久性が低下し、装置の信頼性を損ねる恐れがある。あるいは、特定のボールと転動面のみについて負荷が増大し、装置の駆動特性が低下する恐れがある。
上記の特許文献2に開示された従来技術では、ホール素子によってシフト部材の位置を検出しているため、検出用磁石を設ける必要があり、部品点数が多く、装置の大型化または高コスト化を招く恐れがある。部品点数の削減のために、シフト部材に固定された駆動用磁石とホール素子によってシフト部材の位置を検出することも可能であるが、駆動時のコイル電流による磁気を偽信号として検出して、検出精度が低下する恐れがある。偽信号の影響を受けないために、IRED(赤外発光ダイオード)とPSD(光位置センサ)によって光学的にシフト部材の位置を検出することも可能であるが、2つの素子を設ける必要があり、部品点数が多く、装置の大型化または高コスト化を招く恐れがある。
そこで、本発明の目的は、消費電力が小さく部品点数が少なく信頼性の高い振れ補正装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、移動して像振れを補正する可動部(102)と、固定部(101)と、前記固定部に対する前記可動部の光軸方向の移動を規制する少なくとも3つの支持部を有する支持手段(111a,111b,111c)と、前記固定部または前記可動部に保持された駆動マグネット(105,106)と、前記固定部または前記可動部のうち前記駆動マグネットとは異なる方に保持された駆動コイル(103,104)と、前記固定部または前記可動部に保持された付勢マグネット(117a,117b,117c)と、前記固定部または前記可動部のうち前記付勢マグネットとは異なる方に保持された磁性体(107d,107e,107f)と、前記固定部または前記可動部のうち前記付勢マグネットとは異なる方に保持された磁気検出手段(14,15)と、を有し、前記駆動コイルへの通電により前記駆動マグネットとの間に電磁気力を発生させて前記可動部を駆動可能であり、前記付勢マグネットと前記磁性体との間の磁気的吸引力の合力が、前記支持部を結んだ多角形の内側にあり、前記磁気検出手段が検出する前記付勢マグネットの磁気によって、前記固定部に対する前記可動部の位置を検出可能であることを特徴とする。
本発明によれば消費電力が小さく部品点数が少なく信頼性の高い振れ補正装置を提供することができる。
レンズ鏡筒10の斜視図 振れ補正装置100の分解斜視図(表側) 振れ補正装置100の分解斜視図(裏側) 振れ補正装置100の正面図と断面図 振れ補正装置100の側面図と断面図 付勢マグネット117にはたらく磁気吸引力の説明図 シフト鏡筒102の移動量と磁気吸引力の関係を示すグラフ 実施例2の振れ補正装置200の断面図 実施例2の付勢マグネット117aにはたらく磁気吸引力の説明図 ギャップと磁気吸引力の関係を示すグラフ ホール素子118の外形図 シフト鏡筒102の移動量とホール素子出力の関係を示すグラフ 実施例3の振れ補正装置300の断面図 実施例4の振れ補正装置400の断面図 実施例4のホール素子118の外形図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
本発明の第1の実施例によるレンズ鏡筒10について説明する。図1はレンズ鏡筒10の斜視図である。11,12は振れ検出センサであり、レンズ鏡筒10に与えられた振れを検出する。11は縦振れ(ピッチ振れ)を検出し、12は横振れ(ヨー振れ)を検出する。13は補正レンズであり、光軸に垂直な方向に変位して光軸を偏心させることが可能である。100は振れ補正装置であり、補正レンズ13を光軸直交面内で変位させることが可能である。14,15は位置センサであり、補正レンズ13の変位を検出する。位置センサ14はヨー方向に対応する変位を検出し、位置センサ15はピッチ方向に対応する変位を検出する。
16は振れ補正回路であり、振れ検出センサ11,12の出力と位置センサ14,15の出力をもとに補正レンズ13の位置を閉ループ制御している。位置センサ14,15の出力が基準となる値に近づく方向に制御すると、補正レンズ13はほぼ光軸中心の位置で安定する。この状態で、例えば振れ検出センサ11,12の出力に対し所定のゲインを与えた値を目標値として入力値に加算することで、振れに応じて補正レンズ13が変位し、振れ補正制御が可能となる。
図2は像振れ補正装置100を表側から見たときの分解斜視図、図3は裏側から見たときの分解斜視図、図4は像振れ補正装置100の光軸に垂直な方向の断面図、図5は像振れ補正装置100の光軸方向の断面図である。図中のX方向とY方向は、いずれも光軸に直交する方向であり、互いに直交している。また、X方向は振れ検出センサ12が検出する横振れ(ヨー振れ)の方向と対応しており、Y方向は振れ検出センサ11が検出する縦振れ(ピッチ振れ)の方向と対応している。特に記載がない場合は、補正レンズ13およびシフト鏡筒102が基準位置に位置しているとする。
101はポリカーボネート樹脂などにより形成される地板であり、不図示のコロを介してレンズ鏡筒10に対して固定されている。地板101は、光軸方向に突出した円筒状の突起部101a、ガイドバー摺動部101b,101cを有している。102はシフト鏡筒であり、補正レンズ13を保持する。サブプレート固定部102a,102b,102c、円形の開口部102d、ガイドバー摺動部101e,101f、ピッチスリット102g、ヨースリット102hを有している。
図5を用いてシフト鏡筒102の駆動範囲について説明する。図5(c)は図5(a)の点線部分Cの拡大図である。R1は突起部101aの外周半径、R2は開口部102dの内周半径を示す。地板101の突起部101aの外周とシフト鏡筒102の開口部102dの内周は、光軸直交方向に所定のクリアランスを持つように構成されている。すなわち、R2はR1より大きい。また、突起部101aの外周の中心と開口部102dの内周の中心は一致している。このとき、シフト鏡筒102が光軸直交面内を基準位置からR2−R1だけ移動したときに、突起部101aの外周と開口部102dの内周が当接し、シフト鏡筒102の移動範囲が制限される。突起部101aの外周と開口部102dの内周はそれぞれ円形なので、シフト鏡筒102の光軸直交面内の移動範囲は半径R2−R1の円となる。
なお、本実施例ではシフト鏡筒102の移動範囲を円形としているが、長方形など他の形状の範囲でも構わないし、突起部101aの外周の中心と開口部102dの内周の中心は一致していなくても構わない。また、本実施例ではシフト鏡筒102の移動範囲を突起部101aの外周の中心と開口部102dの内周が当接することで制限しているが、例えば制御上の移動可能範囲を設定するなど、他の方法で制限しても構わない。
103,104はコイルであり、シフト鏡筒102に対してUV接着剤などで固着されている。103はヨーコイル、104はピッチコイルである。
105a〜105d,106a〜106dはネオジウムマグネットなどからなるマグネットであり、マグネット105a〜105dを第1のマグネット群105、マグネット106a〜106dを第2のマグネット群106とする。107は磁性体からなる第1のヨークであり、地板101に固定されている。また、第1のマグネット群105が磁気的に吸着され固定されている。また、光軸方向に直交した円形の平面からなるボール転動部107a,107b、107cと、光軸方向に直交した円形の平面からなるマグネット吸着部107d,107e、107fを有している。108は磁性体からなる第2のヨークであり、地板101に固定されている。また、第2のヨーク108に第2のマグネット群106が磁気的に吸着され固定されている。
図4(a)の断面図を用いてシフト鏡筒102の駆動原理について説明する。マグネット105c,105d,106c,106dは光軸方向にN極とS極に着磁されており、第1のヨーク107、第2のヨーク108と合わせて磁路が形成されている。ピッチコイル104の一方の面は、光軸方向に所定のギャップを有してマグネット105c,105dに対向するように配置されている。また、ピッチコイル104の他方の面は、光軸方向に所定のギャップを有してマグネット106c,106dに対向するように配置されている。
ピッチコイル104へ通電すると、マグネット105c,105d,106c,106dとの間の電磁力によりピッチコイル104にY方向の力がはたらき、シフト鏡筒102がY方向に駆動される。ピッチコイル104への通電方向によってシフト鏡筒102の駆動方向は逆転する。振れ補正回路15は、ピッチコイル104に流す電流を制御することにより、シフト鏡筒102と一体に固定された補正レンズ13をY方向に自在に駆動させ、振れ補正制御を行っている。X方向の駆動についても同様である。
本実施例ではコイル103,104をシフト鏡筒102(可動側)に固定し、マグネット105a〜105d,106a〜106dを地板101(固定側)に固定した、いわゆるムービングコイル型のアクチュエータとしている。しかし、コイルを固定側に固定し、マグネットを可動側に固定した、いわゆるムービングマグネット型のアクチュエータであっても構わない。
109a,109b、109cは円盤形状のサブプレートであり、シフト鏡筒102のサブプレート固定部102a,102b,102cに挿入され、表面が光軸方向に直交するように固定されている。111a,111b,111cは非磁性材料からなるボールである。
図4(b)の断面図に示すように、ボール111aは第1のヨーク107のボール転動部107aとサブプレート109aに狭持されている。同様に、ボール111bはボール転動部107bとサブプレート109bに、ボール111cはボール転動部107cとサブプレート109cに狭持されている。ボール111a,111b,111cは、ボール転動部107a,107b,107cとサブプレート109a,109b,109cとの間でそれぞれ転動するため、シフト鏡筒102は光軸直交面内を低負荷で滑らかに移動することが可能になる。
シフト鏡筒102のサブプレート固定部102a,102b,102cの内周は、ボール111a,111b,111cの光軸直交面内の移動を規制している。シフト鏡筒102が基準位置に位置しているときに、ボール111a,111b,111cがサブプレート固定部102a,102b,102cの中心に位置しているとする。その際、シフト鏡筒102が移動可能範囲のどこに移動しても、ボール111a,111b,111cがサブプレート固定部102a,102b,102cの内周に当接しないように、サブプレート固定部102a,102b,102cの内周径が設定されている。
また、シフト鏡筒102が基準位置に位置しているときに、ボール111a,111b,111cがサブプレート固定部102a,102b,102cの端で内周に当接しているとする。その際、シフト鏡筒102が移動可能範囲のどこに位置していても、ボール111a,111b,111cが脱落しないように、第1のヨーク107のボール転動部107a,107b、107cの径が設定されている。
112はガイドバーであり、X方向への延出部112aとY方向への延出部112bを有する。X方向への延出部112aは、地板101のガイドバー摺動部101b,101cと嵌合し、ガイドバー112は地板101に対してX方向移動と光軸回りの回転を規制されるとともにY方向には移動可能に支持されている。また、Y方向への延出部112bは、シフト鏡筒102のガイドバー摺動部102e,102fと嵌合し、シフト鏡筒102はガイドバー112に対してY方向移動と光軸回りの回転を規制されるとともにX方向には移動可能に支持されている。従って、光軸直交面内の移動を考えると、シフト鏡筒102はガイドバー112を介して地板101に対しXY方向のみに移動し、回転方向の移動は規制される。
117a,117b、117cはネオジウムマグネットなどからなる光軸方向に着磁された円筒状の付勢マグネットである。付勢マグネット117a,117b、117cはシフト鏡筒102に固定されている。
118,119は磁界を電気信号に変換して出力するホール素子であり、地板101と一体となるように固定されている。ホール素子118,119は、1つのパッケージ内に2つの検出部を持ったホール素子である。図11はホール素子118の外形図である。2つの検出部118a,118bは所定の間隔Xhを持って配置されており、2つの検出部118a,118bを結ぶ直線と平行な検出方向(矢印A方向)の磁界の変化を精度よく検出することが可能である。本実施例では、ホール素子118の検出方向はX方向と一致しており、ホール素子119の検出方向はY方向と一致するように地板101と一体となるように固定されている。前述の位置センサ14はホール素子118に、位置センサ15はホール素子119に対応している。
図4(b)の断面図に示すように、付勢マグネット117aは第1のヨーク107のマグネット吸着部107dに対し光軸方向に所定のギャップを持って対向し、両者には光軸方向の磁気吸引力が発生している。同様に、付勢マグネット117bとマグネット吸着部107eとの間、付勢マグネット117cとマグネット吸着部107fとの間にも光軸方向の磁気吸引力が発生する。上記磁気吸引力の合力によって、シフト鏡筒102は光軸方向に付勢され、ボール111a,111b,111cを介して、地板101に対する光軸方向位置が規制されている。
図4(c)の断面図に示すように、ホール素子119は付勢マグネット117bに対し光軸方向に所定のギャップを持って対向している。付勢マグネット117bの対向面はマグネット吸着部107eとの対向面とは光軸方向の反対側である。ホール素子119は検出方向がY方向と一致するように配置されているため、付勢マグネット117bが発生する磁場の変化によってシフト鏡筒102のY方向の位置を検出可能である。
同様に、ホール素子118は付勢マグネット117cに対し光軸方向に所定のギャップを持って対向している。付勢マグネット117cの対向面はマグネット吸着部107fとの対向面とは光軸方向の反対側である。ホール素子118は検出方向がX方向と一致するように配置されているため、付勢マグネット117cが発生する磁場の変化によってシフト鏡筒102のX方向の位置を検出可能である。
シフト鏡筒102を光軸方向に付勢するための付勢マグネット117b,117cを、シフト鏡筒102の位置検出にも利用するため、部品点数が少なく、振れ補正装置100を小型に構成可能である。
本実施例では、付勢マグネット117a,117b、117cをシフト鏡筒102(可動側)に固定し、マグネット吸着部107d,107e,107fを地板101(固定側)に固定している。しかし、付勢マグネットを固定側に固定し、マグネット吸着部を可動側に固定しても構わない。この場合、ホール素子118,119はシフト鏡筒102(可動側)に固定されることになる。
本実施例では、付勢マグネット117a,117b、117cは同一形状であり、マグネット吸着部107d,107e,107fとのギャップがそれぞれ同じ距離になるように各部材が取り付けられているので、発生する磁気吸引力も同じである。しかし、付勢マグネット117a,117b、117cの形状や、マグネット吸着部107d,107e,107fとのギャップを異なるものにしても構わない。
本実施例では、ホール素子118,119にはバックヨークを設けていない。しかし、検出感度向上のために、付勢マグネット対向面との反対側に磁性体からなるバックヨークを設けてもよい。また、第2のヨーク108の一部をバックヨークとして使用してもよい。その際は、付勢マグネットとマグネット吸着部との間の磁気吸引力への影響を低減するため、付勢マグネットとバックヨークとの間のギャップを付勢マグネットとマグネット吸着部との間のギャップより大きくすることが望ましい。
図6と図7を用いて第1のヨーク107の形状について説明する。以下の説明では付勢マグネット117aとマグネット吸着部107dについて述べるが、付勢マグネット117bとマグネット吸着部107e、付勢マグネット117cとマグネット吸着部107fについても同様である。R3は付勢マグネット117aの半径、R4はマグネット吸着部107dの半径、Ygは付勢マグネット117aとマグネット吸着部107dとの間の光軸方向クリアランスを示す。
X0,X1,X2,X3はシフト鏡筒102の移動量であり順に大きい、F0〜F3は付勢マグネット117aにはたらく磁気的吸引力を示す。光軸方向をY方向、光軸に直交する方向をX方向とする。
図6(a)はシフト鏡筒102が基準位置にある場合を示す。X1はゼロである。付勢マグネット117aのS極面の全体がマグネット吸着部107dに対向し、付勢マグネット117aにY方向成分のみの磁気的吸引力F0がはたらく。
図6(b)はシフト鏡筒102が基準位置からX1だけ駆動された場合を示す。付勢マグネット117aのS極面の全体がマグネット吸着部107dに対向し、付勢マグネット117aにY方向成分のみの磁気的吸引力F1がはたらく。光軸方向のクリアランスYgは変わらず、X方向成分の磁気的吸引力が発生しないため、磁気的吸引力F1は以下の関係を満たす。
F1=F0
特に図6(b)は、上記の関係を満たしながら最もシフト鏡筒102の移動量が大きい場合を示すとして、その際の移動量をX1、付勢マグネット117aの端部からマグネット吸着部107dの端部までのX方向の距離をαとする。X1は以下の式を満たす。
X1=R4−R3−α
シフト鏡筒102の移動量Xが以下の関係を満たすとき、シフト鏡筒102の駆動負荷となるX方向成分の磁気的吸引力が発生せず、振れ補正装置100の消費電力が低減できる。
0<X<X1
図6(c)はシフト鏡筒102が基準位置からX2だけ駆動された場合を示す。付勢マグネット117aにはたらく磁気的吸引力はF2であり、磁気吸引力F2はX方向成分Fx2とY方向成分Fy2からなる。磁気吸引力Fy2は、設計上必要な付勢マグネット117aにはたらくY方向の磁気的吸引力をFdとして、以下の関係を満たす。
Fd≦Fy2<F1=F0
なお、Fdの値は、衝撃などで吸引力と反対方向の力を受けたとき、シフト鏡筒102が浮いてボール111a,111b,111cが脱落しないような値である。例えば外部から4Gの加速度を受けてもシフト鏡筒102が浮かない条件とすれば、シフト鏡筒102を含む可動部の重量をM、重力加速度をGとして、以下の式を満たす。
3×Fd=4×M×G
特に図6(c)は、上記の関係を満たしながら最もシフト鏡筒102の移動量が大きい場合を示すとして、その際の移動量をX2とする。シフト鏡筒102の移動量Xが以下の関係を満たすとき、設計上必要なシフト鏡筒102の光軸方向の付勢力が確保され、振れ補正装置100の信頼性が高い。
0<X≦X2
図6(d)はシフト鏡筒102が基準位置からX3だけ駆動された場合を示す。付勢マグネット117aにはたらく磁気的吸引力はF3であり、磁気吸引力F3はX方向成分Fx3とY方向成分Fy3からなる。磁気吸引力Fy3は、設計上必要な付勢マグネット117aにはたらくY方向の磁気的吸引力をFdとして、以下の関係を満たす。
Fy3<Fd
この場合、衝撃などで吸引力と反対方向の力を受けたとき、シフト鏡筒102が浮いてボール111a,111b,111cが脱落するおそれがあり、振れ補正装置100の信頼性が低い。
前述したように、シフト鏡筒102の光軸直交面内の移動範囲は制限されており、その範囲は基準位置を中心とした半径R2−R1の円である。シフト鏡筒102が移動したとき、付勢マグネット117aも一体となって移動し、移動量の最大値はR2−R1で表される。突起部101aの外周半径R1,開口部102dの内周半径R2,付勢マグネット117aの半径R3,マグネット吸着部107dの半径R4は以下の関係を満たす。
R2−R1<X1
このとき、シフト鏡筒102が移動範囲内の任意の位置に駆動されても、シフト鏡筒102の駆動負荷となるX方向成分の磁気的吸引力が発生せず、振れ補正装置100の消費電力が低減できる。
また、突起部101aの外周半径R1,開口部102dの内周半径R2,付勢マグネット117aの半径R3,マグネット吸着部107dの半径R4は以下の関係を満たしてもよい。
R2−R1<X2
このとき、シフト鏡筒102が移動範囲内の任意の位置に駆動されても、設計上必要なシフト鏡筒102の光軸方向の付勢力が確保され、振れ補正装置100の信頼性が高い。また、シフト鏡筒102の移動量Xが下記の範囲内のとき、シフト鏡筒102の駆動負荷となるX方向成分の磁気的吸引力が発生せず、振れ補正装置100の消費電力が低減できる。
0<X<X1
図6と図12を用いてホール素子の出力について説明する。以下の説明ではシフト鏡筒102がX方向に移動したときの付勢マグネット117cとホール素子118の関係について述べる。しかし、シフト鏡筒102がY方向に移動したときの付勢マグネット117bとホール素子119の関係についても同様である。
図6のH1,H2は、ホール素子118内の2つの検出部118a,118bを示しており、Xhは2つの検出部の間隔である。シフト鏡筒102がX方向に移動した場合、各検出部H1,H2の出力は、2つの出力のピーク間隔は検出部の間隔Xhと一致する図12(a)のような出力となる。また、検出部H1の出力と検出部H2の出力の差分出力は、移動量ゼロ周辺において移動量とほぼ比例する図12(b)のような出力となる。この差分出力に所定のゲインをかけた出力信号によってシフト鏡筒102の位置が検出可能である。
ここで、必要とされる位置検出精度を満たす移動量の範囲をXlとすると、Xlは付勢マグネットの磁力やホール素子との間のギャップ、ホール素子の検出感度や検出部の間隔などによって決まる。シフト鏡筒102の移動量の最大値R2−R1と必要とされる位置検出精度を満たす移動量の範囲Xlは以下の式を満たしており、シフト鏡筒102の移動範囲全域で必要とされる位置検出精度を得ることが可能となる。
2×(R2−R1)≦Xl
図5(a)を用いて各部材の光軸方向におけるレイアウトについて説明する。付勢マグネット117a,117b、117c、ボール111a,111b,111c、マグネット105a,105b,105c,105d、ガイドバー112、ホール素子118,119は、地板101上で補正レンズ13を除いたドーナツ状の領域に配置されている。
付勢マグネット117a,117b、117cは、光軸を中心とする円Bと、周方向に等分された直線L1,L2,L3との交点に配置される。そのため、付勢マグネット117a,117b、117cによる各磁気吸引力の合力すなわちシフト鏡筒102の付勢力の位置は光軸と一致し、ボール111a,111b,111cを結んだ3角形の内側に位置する。また、シフト鏡筒102を支持するボール111a,111b,111cは、光軸を中心とする円Aと、周方向に等分された直線L1,L2,L3との交点に配置されている。そのため、ボール111a,111b,111cの接触点を結んだ三角形の重心は光軸すなわちシフト鏡筒102の付勢力の位置と一致する。従って、外部からの衝撃などによりシフト鏡筒がバランスを崩して傾き、付勢マグネット117a,117b、117cとマグネット吸着部107d,107e,107fが吸着する可能性が低く、振れ補正装置100の信頼性が高い。
また、シフト鏡筒102の付勢力は、ボール111a,111b,111cに対して均等にはたらく。すなわち、ボール111a,111b,111cと第1のヨーク107のボール転動部107a,107b,107cとの間の圧力はそれぞれ同じとなる。同様に、ボール111a,111b,111cとサブプレート109a,109b,109cとの間の圧力はそれぞれ同じとなる。従って、特定のボールとボール接触面のみに大きな圧力が発生して表面の耐久性が低下する可能性が低く、振れ補正装置100の信頼性が高い。あるいは、特定のボールと接触面のみについてシフト鏡筒102の駆動負荷が増大する可能性が低く、振れ補正装置100の駆動特性が良好である。
マグネット105a,105bは、直線L1とL2で挟まれた領域に配置されており、付勢マグネット117a,117b、117c、および、ボール111a,111b,111cと光軸直交面内で重なることが無い。また、マグネット105c,105dは、直線L1とL3で挟まれた領域に配置されており、付勢マグネット117a,117b、117c、および、ボール111a,111b,111cと光軸直交面内で重なることが無い。従って、振れ補正装置100の光軸方向厚さを小さくすることができ、振れ補正装置100を小型に構成可能である。
ガイドバー112のX方向への延出部112aは、ボール111bと付勢マグネット117bの間に配置されており、Y方向への延出部112bは、ボール111cと付勢マグネット117cの間に配置されている。また、ボール111bと付勢マグネット117bはシフト鏡筒102のガイドバー摺動部101e,101fの間に配置されており、ボール111cと付勢マグネット117cは、地板101のガイドバー摺動部101b,101cの間に配置されている。ガイドバー112、ガイドバー摺動部101e,101f、ガイドバー摺動部101b,101cは付勢マグネット117a,117b、117c、および、ボール111a,111b,111cと光軸直交面内で重なることが無い。従って、振れ補正装置100の光軸方向厚さを小さくすることができ、振れ補正装置100を小型に構成可能である。
直線L1はマグネット105aとマグネット105cの中間およびマグネット105bとマグネット105dの中間を通っており、付勢マグネット117aは駆動マグネット105a〜105dからの距離を大きく取ることができる。そのため、付勢マグネット117aの磁界に対するマグネット105a〜105dの磁界の影響が少なく、付勢マグネット117a,117b、117cがシフト鏡筒102を均等に付勢することが可能である。従って、特定のボールとボール接触面のみに大きな圧力が発生して表面の耐久性が低下する可能性が低く、振れ補正装置100の信頼性が高い。あるいは、特定のボールと接触面のみについてシフト鏡筒102の駆動負荷が増大する可能性が低く、振れ補正装置100の駆動特性が良好である。
ホール素子118,119は、光軸を中心とする円Bと、周方向に等分された直線L1,L2,L3との交点のうち、マグネット105a〜105dから遠い直線L2,L3との交点に配置されている。従って、マグネット105a〜105dの磁界によるホール素子118,119の出力へのノイズ(偽信号)が少なく、振れ補正装置100を高精度に駆動可能である。
本実施例では、付勢マグネット117a,117b、117cとボール111a,111b,111cは光軸を中心として周方向に均等に配置したが、周方向に不等分に配置しても構わない。また、付勢マグネット117a,117b、117cのそれぞれの光軸からの距離を異ならせてもよいし、ボール111a,111b,111cのそれぞれの光軸からの距離を異ならせてもよい。
本実施例では、付勢マグネット117a,117b、117cとボール111a,111b,111cとは、それぞれ周方向に同位相に配置したが、位相を異ならせて、例えば周方向に互い違いに均等配置してもよい。
[実施例2]
本発明の第2の実施例による振れ補正装置200について説明する。第1の実施例に対して、構成部材は同一で光軸方向から見たレイアウトのみが変わるため、構成部材の説明は省略する。
図8を用いて振れ補正装置200の各部材の光軸方向から見たレイアウトについて説明する。付勢マグネット117a,117b、117cは、光軸を中心とする円Bと、周方向に等分された直線L1,L2,L3との交点に配置される。そのため、付勢マグネット117a,117b、117cによる各磁気吸引力の合力すなわちシフト鏡筒102の付勢力の位置は光軸と一致し、ボール111a,111b,111cを結んだ3角形の内側に位置する。また、シフト鏡筒102を支持するボール111a,111b,111cは、光軸を中心とする円Aと、周方向に等分された直線L1,L2,L3との交点に配置されている。そのため、ボール111a,111b,111cの接触点を結んだ三角形の重心は光軸すなわちシフト鏡筒102の付勢力の位置と一致する。第1の実施例とは異なり、円Bの直径より円Aの直径の方が大きく、ボール111a,111b,111cは、付勢マグネット117a,117b、117cに対して外径側に配置されている。
図9はL1と光軸方向を通る面による断面を模式的に示した説明図である。Raは円Aの半径で、ボール111a,111b,111cの光軸からの距離となり、Rbは円Bの半径で、付勢マグネット117a,117b、117cの光軸からの距離となる。Fa,Fb,Fcはそれぞれ付勢マグネット117a,117b、117cにはたらく磁気吸引力を示す。
付勢マグネット117a,117b、117cとマグネット吸着部107d,107e,107fとのギャップはそれぞれ同じ距離になるように各部材が取り付けられている。このとき磁気吸引力Fa,Fb,Fcはそれぞれ等しく、光軸中心を中心としたシフト鏡筒102の回転モーメントI0は以下の式のように示される。
I0=Fa×Rb−Fb×Rb/2−Fc×Rb/2=0
すなわち、シフト鏡筒102には光軸中心を中心とした回転力が発生しない。図10はギャップと磁気付勢力の関係を示すグラフである。ギャップが小さくなると磁気吸引力が指数関数的に上昇することが分かる。
磁気付勢力のギャップ敏感度すなわちギャップによる磁気付勢力の変化の大きさは、付勢マグネットを大きくする、あるいは磁力の大きい材質に変更してギャップを大きくすることによって小さくできる。しかしながら、前者は装置の大型化を招くし、後者の材質変更には限界があるため、磁気吸引力のギャップ敏感度は大きくならざるを得ない。
従って、外部からの衝撃、部品の寸法誤差や取り付け誤差などによって特定のギャップのみが小さくなると、磁気吸引力のバランスが崩れる。その結果、特定の付勢マグネットとマグネット吸着部が吸着し、シフト鏡筒102が傾いて駆動不能となる可能性が考えられる。
ここで、例えば付勢マグネット117aとマグネット吸着部107dとのギャップのみが外部からの衝撃、部品の寸法誤差や取り付け誤差などによって小さくなった場合を考える。ギャップが小さくなるので磁気付勢力FaはFb,Fcに対して大きくなり、付勢マグネット117aによる回転モーメントが発生する。光軸中心を中心としたシフト鏡筒102の回転モーメントI1は以下の式のように示される。
I1=Fa×Rb−Fb×Rb/2−Fc×Rb/2>0
すなわち、シフト鏡筒102には図中Aで表される回転力が発生することになる。しかしながら、本実施例ではシフト鏡筒102を光軸方向に支持しているボール111a,111b,111cは、付勢マグネット117a,117b、117cに対して外径側に配置されている。そのため、ボール111aが回転力に抗して付勢マグネット117aとマグネット吸着部107dとのギャップはそれ以上小さくならず、付勢マグネット117aとマグネット吸着部107dとが吸着することはない。従って、シフト鏡筒102が傾いて駆動不能となるおそれが無く、振れ補正装置200の信頼性が高い。
[実施例3]
本発明の第3の実施例による振れ補正装置300について説明する。第2の実施例と同一の説明は省略する。図13は実施例3の振れ補正装置300の断面図である。実施例2の振れ補正装置200に対して、付勢マグネット117の数とレイアウト、マグネット吸着部107の数とレイアウト、ホール素子118,119のレイアウトが異なる。
付勢マグネット117a,117bは、光軸を中心とする円Bと、光軸と直交する直線L4との交点に配置される。マグネット吸着部107d,eも、付勢マグネット117a,117bと同様に光軸を中心とする円Bと、光軸と直交する直線L4との交点に配置される。そのため、付勢マグネット117a,117bによる各磁気吸引力の合力すなわちシフト鏡筒102の付勢力の位置は光軸と一致し、ボール111a,111b,111cを結んだ3角形の内側に位置する。また、ホール素子118,119はそれぞれ付勢マグネット117a,117bと光軸方向に所定のギャップを持って対向している。
本実施例では、2個の付勢マグネットと2個のホール素子を用いるため、部品点数が少なく、小型または低コストの振れ補正装置を提供することが可能である。
[実施例4]
本発明の第4の実施例による振れ補正装置400について説明する。第3の実施例と同一の説明は省略する。
図14は実施例4の振れ補正装置400の断面図である。実施例3の振れ補正装置300に対して、ホール素子119が無く、ホール素子118の種類が異なる。
図15は実施例4のホール素子118の外形図である。ホール素子118は1つのパッケージ内に4つの検出部を持ったホール素子である。
2つの検出部118a,118bは所定の間隔Xhaを持って配置されており、2つの検出部118a,118bを結ぶ直線と平行な検出方向(矢印A方向)の磁界の変化を精度よく検出することが可能である。また、2つの検出部118c,118dは所定の間隔Xhbを持って配置されており、2つの検出部118c,118dを結ぶ直線と平行な検出方向(矢印B方向)の磁界の変化を精度よく検出することが可能である。
本実施例ではA方向とB方向は直交しており、それぞれX方向とY方向に一致するように振れ補正装置400に取り付けられており、付勢マグネット117aが発生する磁場の変化によってシフト鏡筒102のX方向とY方向の位置を検出可能である。
本実施例では、2個の付勢マグネットと1個のホール素子を用いるため、部品点数が少なく、小型または低コストの振れ補正装置を提供することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 レンズ鏡筒
11,12 振れ検出センサ
13 補正レンズ
14,15 位置センサ
16 振れ補正回路
100 振れ補正装置
101 地板
102 シフト鏡筒
103,104 コイル
105,106 マグネット
107 第1のヨーク
108 第2のヨーク
109 サブプレート
111 ボール
112 ガイドバー
117 付勢マグネット
118,119 ホール素子

Claims (2)

  1. 移動して像振れを補正する可動部(102)と、
    固定部(101)と、
    前記固定部に対する前記可動部の光軸方向の移動を規制する少なくとも3つの支持部を有する支持手段(111a,111b,111c)と、
    前記固定部または前記可動部に保持された駆動マグネット(105,106)と、
    前記固定部または前記可動部のうち前記駆動マグネットとは異なる方に保持された駆動コイル(103,104)と、
    前記固定部または前記可動部に保持された付勢マグネット(117a,117b,117c)と、
    前記固定部または前記可動部のうち前記付勢マグネットとは異なる方に保持された磁性体(107d,107e,107f)と、
    前記固定部または前記可動部のうち前記付勢マグネットとは異なる方に保持された磁気検出手段(14,15)と、
    を有し、
    前記駆動コイルへの通電により前記駆動マグネットとの間に電磁気力を発生させて前記可動部を駆動可能であり、
    前記付勢マグネットと前記磁性体との間の磁気的吸引力の合力が、前記支持部を結んだ多角形の内側にあり、
    前記磁気検出手段が検出する前記付勢マグネットの磁気によって、前記固定部に対する前記可動部の位置を検出可能である
    ことを特徴とする振れ補正装置。
  2. 前記付勢マグネットは、少なくとも第1付勢マグネットと第2付勢マグネットからなり、
    前記磁気検出手段は、少なくとも第1磁気センサと第2磁気センサからなり、前記第1磁気センサが検出する前記第1付勢マグネットの磁気によって、前記固定部に対する前記可動部の光軸直行面内における第1の方向の位置を検出可能であり、前記第2磁気センサが検出する前記第2付勢マグネットの磁気によって、前記固定部に対する前記可動部の光軸直行面内における第1方向とは異なる第2方向の位置を検出可能であることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正装置。
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