JP2015041022A - 表示装置、表示装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

表示装置、表示装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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直寛 大杉
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Abstract

【課題】明るいモノクロ映像を表示することができるようにする。【解決手段】表示装置1は、表示素子15と、表示素子15に向けて複数原色の光を発する光源装置30と、光源装置20の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択手段(メインコントローラ16:ステップS16,S36)と、同時モードが選択された場合に、光源装置30に複数原色の光を同時に発せさせ、順次モードが選択された場合に、光源装置30に複数原色の光を順次発せさせる光源制御手段(メインコントローラ16:ステップS18,S20,S38,S40)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、表示装置の制御方法及びプログラムに関する。
投影型表示装置として、いわゆるフィールドシーケンシャル方式(時分割方式)で動作する投影型表示装置がある(特許文献1参照)。フィールドシーケンシャル方式の投影型表示装置は表示素子と、その表示素子に向けて光を発する赤色光源、緑色光源及び青色光源とを備えるものである。表示素子によって赤色映像、緑色映像及び青色映像が高速で順次時分割に生成され、赤色光源、緑色光源及び青色光源が高速で順次時分割に点灯し、赤色光源、緑色光源及び青色光源の点灯タイミングが同じ色の映像の生成タイミングに同期する。
特開2011−113874号公報
ところで、フィールドシーケンシャル方式の投影型表示装置では、投影される映像がモノクロ映像の場合でも、赤色光源、緑色光源及び青色光源が順次時分割に点灯されるため、モノクロ映像を明るくするのに限度がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、明るいモノクロ映像を表示することができるようにすることである。
以上の課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、表示素子と、前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置と、前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択手段と、前記選択手段によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択手段によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御手段と、を備える。
本発明に係る表示装置の制御方法は、表示素子と、前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置とを有する表示装置を制御する方法において、前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択ステップと、前記選択手段によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択手段によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御ステップと、を備える。
本発明に係るプログラムは、表示素子と、前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置と、を備える表示装置のコンピュータに、前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択機能と、前記選択機能によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択機能によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御機能と、を実現させるためのものである。
本発明によれば、光源装置が複数原色の光を同時に表示素子に向けて発するので、明るいモノクロ映像を表示することができる。
本発明の第1実施形態に係る表示装置のブロック図である。 (a)は表示装置の光源装置を順次モードで動作させるために表示コントローラが駆動回路に出力する調光信号のタイミングチャートを示したものであり、(b)は光源装置を同時モードで動作させるために表示コントローラが駆動回路に出力する調光信号のタイミングチャートを示したものである。 手動設定モードにおいてメインコントローラが行う処理の流れを示したフローチャートである。 自動設定モードにおいてメインコントローラが行う処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る投影型表示装置の光学ユニットを示した平面図である。 本発明の第3実施形態に係る直視型表示装置の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る直視型表示装置の側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る表示装置1を示したブロック図である。
表示装置1は映像入力端子11、映像信号変換部12、映像信号処理部13、表示コントローラ14、表示素子15、メインコントローラ16、操作部17、駆動回路20及び光源装置30等を備える。
この表示装置1は投影型表示装置(投影装置)又は直視型表示装置である。投影型表示装置とは、表示素子15に生成された映像を投影レンズでスクリーンに投影するものであり、ユーザーがそのスクリーンの映像を見る。直視型表示装置とは、ユーザーが表示素子15に生成された映像を直視することができるものをいう。この表示装置1は、フィールドシーケンシャル方式(面順次方式)でカラーの映像を表示するものである。フィールドシーケンシャル方式とは、1フレーム(1コマ)のカラー映像を時間で複数の原色映像(赤色映像、緑色映像及び青色映像)に分割して、それら原色映像を順次繰り返し表示することによって複数コマのカラー映像を生成するものである。
表示素子15は空間光変調素子であり、より具体的にはDMD、透過型LCDパネル又は反射型LCDパネルである。表示素子15は二次元アレイ状に配列された複数の画素などを有する。表示素子15がDMDである場合には、表示素子15の画素が可動マイクロミラーであり、表示素子15が透過型LCDパネル又は反射型LCDパネルである場合には、表示素子15の画素が液晶素子である。
メインコントローラ16はCPU及び記憶装置等を有する演算処理装置(コンピュータ)である。メインコントローラ16の記憶装置は半導体メモリー又は磁気記憶装置であり、その記憶装置にはメインコントローラ16にとって読み取り可能・実行可能なプログラム16aが格納されている。メインコントローラ16は、そのプログラム16aを読み取って、そのプログラム16aに従った処理を行う。これによりメインコントローラ16が表示装置1全体を統合的に制御する。
操作部17は、ユーザーにより入力を受け付ける入力装置であり、例えば複数のスイッチ(押しボタン)若しくはダイヤル等からなる。ユーザーが操作部17を操作すると、操作部17が操作内容に応じた信号を無線又は有線によりメインコントローラ16に出力する。
映像入力端子11は、表示装置1の筐体に設けられている。外部機器(例えば、パソコン、携帯電話機、多機能携帯電話機、再生装置)の映像出力端子が映像信号ケーブルを介して映像入力端子11に接続されて、外部機器によって出力された映像信号が映像入力端子11に入力される。
映像入力端子11に入力される信号がアナログ映像信号の場合、映像信号変換部12がその入力アナログ映像信号を所定のフォーマットのデジタル映像信号に変換する。映像入力端子11に入力される信号がデジタル映像信号である場合、映像信号変換部12がその入力デジタル映像信号を所定のフォーマットに変換する。
映像信号処理部13は、映像信号変換部12によって出力された映像信号に対して各種の信号処理を行う。例えば、映像信号処理部13は、映像信号変換部12から入力した映像信号のスケーリングを行って、映像信号の画素数(解像度)を増減する。また、映像信号処理部13は、スケーリングされた映像信号に基づく映像の座標変換(例えば、射影変換)を行うことによって、キーストーン補正若しくはフィッティング補正又はこれらの両方を行う。
更に、映像信号処理部13は、映像信号変換部12によって出力された映像信号の映像をカラーからモノクロ(グレースケール)に変換する機能を有する。
映像信号処理部13は、信号処理した映像信号を表示コントローラ14に出力する。
また、映像信号処理部13は、映像信号変換部12によって出力された映像信号を解析することによってその映像信号の映像がカラーとモノクロの何れであるかを判断する。そして、映像信号処理部13は、その判別結果をメインコントローラ16に出力する。例えば、映像信号処理部13は、映像信号変換部12によって出力された映像信号の画素の値を所定の判別式に代入して、それにより得られた値を所定の閾値と比較し、その比較結果をメインコントローラ16に出力する。判別式によって得られた値が所定の閾値を超えれば、映像信号処理部13に入力される映像信号の映像がカラーであり、判別式によって得られた値が所定の閾値以下であれば、映像信号処理部13に入力される映像信号の映像がモノクロである。
表示コントローラ14は、映像信号処理部13から入力した映像信号に基づき表示素子15を制御・駆動する。つまり、表示コントローラ14が映像信号処理部13から入力した映像信号に従って表示素子15の画素毎にPWM制御又はPNM制御等をすることで、表示素子15に照射される光が画素によって画素毎に変調される。これにより、表示素子15によって映像が形成される。より具体的には、表示素子15が赤色映像、緑色映像及び青色映像を順次繰り返し生成し、その繰り返しの1周期が表示素子15によって1フレームの映像が生成される期間に相当する。赤色映像、緑色映像及び青色映像といってもこれらの映像の色は表示素子15によって定まるのではなく、光源装置30から表示素子15に照射される光の色によって定まる。なお、表示素子15によって1フレームの期間中に生成される赤色映像、緑色映像及び青色映像の同一画素の階調(輝度)が等しければ、その映像がモノクロ映像である。
また、表示コントローラ14が調光信号を駆動回路20に出力し、駆動回路20が調光信号に従ったタイミングでその調光信号のレベルに従った強度で光源装置30を点灯させる。
光源装置30は、表示素子15に向けて可視光を照射するものである。光源装置30の動作モードが二つあり、第一の動作モードが順次モード(時分割モード)であり、第二の動作モードが同時モードである。
光源装置30が順次モードで動作する場合には、光源装置30が複数原色(赤、緑、青)の光を順次繰り返して表示素子15に向けて照射する。より具体的には、光源装置30は、表示素子15によって生成される赤色映像、緑色映像及び青色映像と同じ色の光をそれらの映像に同期させて出射する。複数原色の光が表示素子15を順次透過又は反射することによって順次生成された赤色映像、緑色映像及び青色映像が時間軸上で合成され、その合成映像がカラー映像として認識される。
光源装置30が順次モードで動作する場合には、映像信号処理部13によってカラー・モノクロ変換処理が行われない。
光源装置30が同時モードで動作する場合には、光源装置30が複数原色の光を同時に出射し、その加法混色された光(例えば、白色光)が表示素子15に照射される。そして、光源装置30が同時モードで動作する場合には、映像信号処理部13によってカラー・モノクロ変換処理が行われる。そのため、赤色映像、緑色映像及び青色映像はそれぞれ同一の階調として、1フレームの期間で、同時に階調表現される。そのため、赤色映像、緑色映像及び青色映像の合成映像はモノクロ映像として認識される。
なお、同時モードでは、1フレームの期間に1回階調表現されれば済むが、カラーモードの場合と同様に、同じ階調が3回階調表現されるようにしてもよい。
光源装置30は赤色光源(例えば、赤色LED)31、緑色光源(例えば、緑色LED)32及び青色光源(例えば、青色LED)33を備える。赤色光源31は赤色光を発するものであり、緑色光源32は緑色光を発するものであり、青色光源33は青色光を発するものである。光源装置30が面発光型の光源装置である場合、表示素子15が透過型の表示素子であり、この光源装置30が表示素子15に対向配置される。光源装置30が面発光型の光源装置でない場合、光源装置30は更に光学系(例えば、複数枚のレンズ、ダイクロイックミラー、反射鏡、インテグレータ光学素子(ライトトンネル或いはライトロッド)等からなる)を備え、この光学系は赤色光源31によって発せられた赤色光、緑色光源32によって発せられた緑色光及び青色光源33によって発せられた青色光を一つの光軸にまとめて、これらの赤色光、緑色光及び青色光を表示素子15に投射する。
なお、緑色光源32が蛍光体を用いたものでもよい。つまり、緑色光源32が蛍光体及び励起光光源(例えば紫外線光源又は青色光源)を有し、励起光光源によって発せられた励起光が蛍光体に照射されることによって、緑色の光源が発せられる。赤色光源31及び青色光源33についても同様である。
駆動回路20は赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23を備える。これらドライバ21,22,23は定電流型のDCDCコンバータ(スイッチングレギュレータ)等を有する。
図2は、表示コントローラ14によって出力される調光信号のタイミングチャートである。赤色の調光信号は赤色光源用ドライバ21に出力される信号であり、緑色の調光信号は緑色光源用ドライバ22に出力される信号であり、青色の調光信号は青色光源用ドライバ23に出力される信号である。赤色の調光信号が立ち上がっている期間が赤色光源31の点灯期間であり、緑色の調光信号が立ち上がっている期間が緑色光源32の点灯期間であり、青色の調光信号が立ち上がっている期間が青色光源33の点灯期間である。赤色の調光信号のレベルが赤色光源31の発光強度を表し、緑色の調光信号のレベルが緑色光源32の発光強度を表し、青色の調光信号のレベルが青色光源33の発光強度を表す。
光源装置30を順次モードで動作させる場合には、表示コントローラ14が図2(a)に示すような態様の調光信号を赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23にそれぞれ出力する。何れの色の調光信号も周期一定であり、これらの調光信号の立ち上がり期間が時間的にずれている。つまり、表示コントローラ14は、赤色の調光信号を立ち上げる時に青色の調光信号を立ち下げ、緑色の調光信号を立ち上げる時に赤色の調光信号を立ち下げ、青色の調光信号を立ち上げる時に緑色の調光信号を立ち下げる。これら調光信号の立ち上がり時のレベルは等しくてもよいし、異なっていてもよい。
光源装置30を同時モードで動作させる場合には、表示コントローラ14が図2(b)に示すような態様の調光信号を赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23にそれぞれ出力する。表示コントローラ14は何れの調光信号も立ち上げた状態に保ち、何れの色の調光信号も常に立ち上がっている。これら調光信号の立ち上がり時のレベルは等しくてもよいし、異なっていてもよい。
光源装置30を順次モードで動作させる場合であっても同時モードで動作させる場合であっても、赤色光源用ドライバ21は、赤色の調光信号を増幅して、その増幅信号(信号のレベルは電流で表すものである)を赤色光源31に出力する。つまり、赤色光源用ドライバ21は、赤色の調光信号のレベルに応じた電流を赤色光源31に出力する。同様に、緑色光源用ドライバ22は緑色の調光信号のレベルに応じた電流を緑色光源32に出力し、青色光源用ドライバ23は青色の調光信号のレベルに応じた電流を青色光源33に出力する。
光源装置30を順次モードで動作させる場合、赤色、緑色及び青色の調光信号が順次繰り返し立ち上がるため、赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33が順次繰り返し点灯する。表示コントローラ14はこれら調光信号のレベルを個別に調整することができるものであり、これら調光信号のレベルが個別に調整されることによって、赤色光、緑色光及び青色光を時間で合成した光のホワイトバランスが調整される。
なお、赤色の映像期間の長さ、緑色の映像期間の長さ及び青色の映像期間の長さがそれぞれ調整されてホワイトバランスが調整されるようにしてもよい。
光源装置30を同時モードで動作させる場合、赤色、緑色及び青色の調光信号が常に立ち上がっているので、赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33が常に点灯する。表示コントローラ14はこれら調光信号のレベルを個別に調整することができるものであり、これら調光信号のレベルが個別に調整されることによって、赤色光、緑色光及び青色光を加法混色した光のホワイトバランスが調整される。
同時モードにおける赤色の調光信号のレベルは、順次モードにおける赤色の調光信号のレベルに等しいか、或いは順次モードにおける赤色の調光信号のレベルよりも低い。緑色の調光信号及び青色の調光信号についても同様である。
同時モードにおける調光信号のレベルが順次モードにおける調光信号のレベルに等しければ、同時モードにおいて時間で合成されたモノクロ映像の明るさは、順次モードにおいて時間で合成されたカラー映像の明るさの約三倍となる。一方、同時モードにおける調光信号のレベルが順次モードにおける調光信号のレベルより低くても、同時モードにおける調光信号のレベルが順次モードにおける調光信号のレベルの三分の一以下でなければ、同時モードにおいて時間で合成されたモノクロ映像は順次モードにおいて時間で合成されたカラー映像よりも明るい。
以上のような調光信号を出力する表示コントローラ14はマイコンからなるか、所定の論理回路からなる。この表示コントローラ14はメインコントローラ16の指令に従って動作し、メインコントローラ16が表示コントローラ14を制御する。つまり、メインコントローラ16が順次モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力すると、表示コントローラ14が上述のように図2(a)に示すような態様の調光信号を赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23にそれぞれ出力し、光源装置30が順次モードで動作する。一方、メインコントローラ16が同時モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力すると、表示コントローラ14が上述のように図2(b)に示すような態様の調光信号を赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23にそれぞれ出力し、光源装置30が同時モードで動作する。
また、調光信号のレベルは、メインコントローラ16によって決定される。つまり、表示コントローラ14は、メインコントローラ16の指令に従って調光信号のレベルを調整する。
また、メインコントローラ16は映像信号処理部13の制御も行う。つまり、メインコントローラ16が補正パラメーターを設定するべく映像信号処理部13を制御し、映像信号処理部13がその補正パラメーターに従ったキーストーン補正もしくはフィッティング補正又はこれらの両方を行う。
また、メインコントローラ16は、同時モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力する場合に、カラー・モノクロ変換の有効(enable)の指令を映像信号処理部13に出力する。これにより、映像信号処理部13が映像信号変換部12によって出力された映像信号をカラーからモノクロ(グレースケール)に変換する。一方、メインコントローラ16は、順次モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力する場合に、カラー・モノクロ変換の無効(disable)の指令を映像信号処理部13に出力する。これにより映像信号処理部13が映像信号変換部12によって出力された映像信号をモノクロに変換しない。
メインコントローラ16の動作モードとして手動設定モードと自動設定モードがある。つまり、ユーザーが操作部17を操作することによって手動設定モードが選択されると、メインコントローラ16が手動設定モードの旨を記憶し、メインコントローラ16の動作モードが手動設定モードに設定される。一方、ユーザーが操作部17を操作することによって自動設定モードが選択されると、メインコントローラ16が自動設定モードの旨を記憶し、メインコントローラ16の動作モードが自動設定モードに設定される。
手動設定モードでは、ユーザーが操作部17を操作することによって同時モード(カラー・モノクロ変換の有効モード)と順次モード(カラー・モノクロ変換の無効モード)の中から選択することができる。
ユーザーが操作部17を操作して同時モードを選択した場合には、その旨の信号が操作部17からメインコントローラ16に転送され、メインコントローラ16が同時モードである旨を記憶する。そして、メインコントローラ16が上述のように同時モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力するとともに、カラー・モノクロ変換の有効(enable)の指令を映像信号処理部13に出力する。
一方、ユーザーが操作部17を操作して順次モードを選択した場合には、その旨の信号が操作部17からメインコントローラ16に転送され、メインコントローラ16が順次モードである旨を記憶する。そして、メインコントローラ16が上述のように順次モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力するとともに、カラー・モノクロ変換の無効(disable)の指令を映像信号処理部13に出力する。
自動設定モードでは、メインコントローラ16が映像信号処理部13に判別を行わせ、上述のようにメインコントローラ16がその判別結果に基づいて同時モードと順次モードの何れかを選択する。
映像信号処理部13の判別結果がモノクロ映像である旨の場合、メインコントローラ16が上述のように同時モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力するとともに、カラー・モノクロ変換の有効(enable)の指令を映像信号処理部13に出力する。
映像信号処理部13の判別結果がカラー映像である旨の場合、メインコントローラ16が上述のように順次モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力するとともに、カラー・モノクロ変換の無効(disable)の指令を映像信号処理部13に出力する。
続いて、図3,図4を参照して、メインコントローラ16がプログラム16aに従って行う処理の流れについて説明する。
図3,図4に示す処理が行われる前(表示装置1がシャットダウンされる前)にユーザーが操作部17を操作することによって手動設定モードが選択されると、メインコントローラ16が図3に示す処理を実行し、ユーザーが操作部17を操作することによって自動設定モードが選択されると、メインコントローラ16が図4に示す処理を実行する。図3,図4に示す処理が実行される前は、表示装置1の電源がオフとなって、映像信号変換部12、映像信号処理部13、表示コントローラ14、駆動回路20及び光源装置30に電力が供給されていないが、メインコントローラ16及び操作部17に待機電力が供給されている状態である。
まず、図3に示す処理について説明する。
ユーザーが操作部17の電源スイッチをオンにすると、メインコントローラ16がその旨の信号に基づいて映像信号変換部12、映像信号処理部13、表示コントローラ14、駆動回路20及び光源装置30の電源を投入して、映像信号変換部12、映像信号処理部13、表示コントローラ14、駆動回路20及び光源装置30を起動させる(ステップS12)。
次に、メインコントローラ16が同時モード及び順次モードのうちデフォルトの動作モードを選択する(ステップS13)。ここで、デフォルトの動作モードは、予め初期設定されたものであるか、前回の図3に示す処理が終了する前にその前回の図3に示す処理(特に、ステップS16〜S20)で設定されたものである。
デフォルトの動作モードが同時モードである場合には、メインコントローラ16が図3に示すステップS17,S18と同様の処理を実行し、デフォルトの動作モードが順次モードである場合には、メインコントローラ16が図3に示すステップS19,S20と同様の処理を実行する。これらの処理については後述する。
次に、メインコントローラ16は、操作部17の操作信号が入力されるまで処理を待機する(ステップS14:NO)。そして、ユーザーが操作部17を操作して、操作部17からメインコントローラ16へ操作信号が入力されると(ステップS14:YES)、メインコントローラ16がその操作信号の内容を判別する(ステップS15,ステップS16及びステップS21)。ここで、ステップS16においては、メインコントローラ16がプログラム16aに基づき選択手段として機能する。つまり、ステップS16におけるメインコントローラ16の処理ステップは、メインコントローラ16が光源装置30の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを操作部17の操作信号に基づいて選択する選択ステップに相当する。
操作部17からメインコントローラ16に入力される操作信号の内容が電源オフの旨である場合には(ステップS15:NO、ステップS21:YES)、メインコントローラ16が映像信号変換部12、映像信号処理部13、表示コントローラ14、駆動回路20及び光源装置30の電源を遮断して、映像信号変換部12、映像信号処理部13、表示コントローラ14、駆動回路20及び光源装置30を停止させる(ステップS22)。これにより、メインコントローラ16が図3に示す処理を一旦終了した後に再実行し、再度ユーザーが操作部17の電源スイッチをオンにするまでメインコントローラ16が処理を待機する(再度の図3に示す処理のステップS11:NO)。
操作部17からメインコントローラ16に入力される操作信号の内容がその他の対応処理に関するものである場合(ステップS15:NO、ステップS21:NO)、メインコントローラ16が操作信号の内容に応じた対応処理を実行する(ステップS23)。その後、メインコントローラ16の処理がステップS14に移行する。
操作部17からメインコントローラ16に入力される操作信号の内容が順次モードの旨である場合には、メインコントローラ16が順次モードを選択する(ステップS15:YES、ステップS16:順次モード)。そして、メインコントローラ16がカラー・モノクロ変換の無効の指令を映像信号処理部13に出力するとともに(ステップS19)、順次モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力する(ステップS20)。そうすると、映像信号処理部13が映像信号変換部12によって出力された映像信号の映像をモノクロに変換せず、表示コントローラ14が図2(a)に示すような態様の調光信号を赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23にそれぞれ出力する。そのため、赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33が順次時分割に点灯し、赤色映像、緑色映像及び青色映像が表示素子15によって順次時分割に生成され、赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33の点灯タイミングと赤色映像、緑色映像及び青色映像の生成タイミングがそれぞれ同期する。これらの赤色映像、緑色映像及び青色映像が1フレームを分割した時間で各色の階調が表現され、時間軸で合成されて、その合成映像がカラー映像として認識される。メインコントローラ16の処理はステップS20の後にステップS14に移行する。
操作部17からメインコントローラ16に入力される操作信号の内容が同時モードの旨である場合には、メインコントローラ16が同時モードを選択する(ステップS15:YES、ステップS16:同時モード)。そして、メインコントローラ16がカラー・モノクロ変換の有効の指令を映像信号処理部13に出力するとともに(ステップS17)、同時モードの旨の指令を表示コントローラ14に出力する(ステップS18)。そうすると、映像信号処理部13が映像信号変換部12によって出力された映像信号の映像をカラーからモノクロに変換し、表示コントローラ14が図2(b)に示すような態様の調光信号を赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23にそれぞれ出力する。そのため、赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33が同時に点灯し、各画素の画素値(階調値)が等しい赤色映像、緑色映像及び青色映像が表示素子15によって1フレームの期間で、同時に階調表現される。赤色映像、緑色映像及び青色映像の合成映像がモノクロ映像として認識される。メインコントローラ16の処理はステップS18の後にステップS14に移行する。
ここで、ステップS17,S19においては、メインコントローラ16がプログラム16aに基づき映像制御手段として機能する。つまり、ステップS17,S19におけるメインコントローラ16の処理ステップは、ステップS16において同時モードが選択された場合にメインコントローラ16が映像信号処理部13による映像のカラーからモノクロへの変換を有効にし(ステップS17)、ステップS16において順次モードが選択された場合にメインコントローラ16が映像信号処理部13による映像のカラーからモノクロへの変換を無効にする(ステップS19)映像制御ステップに相当する。
また、ステップS18,S20においては、メインコントローラ16がプログラム16aに基づき光源制御手段として機能する。つまり、ステップS18,S20におけるメインコントローラ16の処理ステップは、ステップS16において同時モードが選択された場合にメインコントローラ16が表示コントローラ14を通じて光源装置30に複数原色の光を同時に発せさせ(ステップS18)、ステップS16において順次モードが選択された場合にメインコントローラ16が表示コントローラ14を通じて光源装置30に複数原色の光を順次繰り返し発せさせる(ステップS20)光源制御ステップに相当する。
続いて、図4に示す処理について説明する。
図4に示すステップS31,S32,S33の処理はそれぞれ図3に示すステップS11,S12,S13の処理と同様であるので、ステップS31,S32,S33の処理の説明を省略する。
ステップS33の処理の後、メインコントローラ16は、操作部17の操作信号が入力されたか否かを判断する(ステップS34)。そして、ユーザーが操作部17を操作して、操作部17からメインコントローラ16へ操作信号が入力されると(ステップS34:YES)、メインコントローラ16がその操作信号の内容を判別する(ステップS41)。操作部17からメインコントローラ16に入力される操作信号の内容が電源オフの旨である場合には(ステップS31:YES)、メインコントローラ16の処理がステップS42に移行し、操作部17からメインコントローラ16に入力される操作信号の内容がその他の対応処理に関するものである場合(ステップS41:NO)、メインコントローラ16の処理がステップS43に移行する。ステップS42,S43の処理はそれぞれ図3に示すステップS22,S23の処理と同様であるので、ステップS42,S43の処理の説明を省略する。
ステップS42の処理後にメインコントローラ16が図4に示す処理を一旦終了した後に再実行し、再度ユーザーが操作部17の電源スイッチをオンにするまでメインコントローラ16が処理を待機する(ステップS31:NO)。ステップS43の処理後は、メインコントローラ16の処理がステップS34に移行する。
一方、ユーザーが操作部17を操作せず、操作部17からメインコントローラ16へ操作信号が入力されないと(ステップS34:NO)、メインコントローラ16が映像信号処理部13に判別を行わせる(ステップS35)。つまり、映像信号処理部13が判別手段に相当する。これにより、映像信号処理部13が映像信号の映像のカラー・モノクロの判別を行い、その判別結果が映像信号処理部13からメインコントローラ16に出力される。なお、映像信号処理部13が判別を行うのではなく、メインコントローラ16が映像信号処理部13に入力される映像信号の映像のカラー・モノクロの判別を行ってもよい。この場合、メインコントローラ16が判別手段に相当する。
そして、メインコントローラ16は、その判別結果がモノクロ映像の旨であるか、カラー映像の旨であるかを判定する(ステップS36)。ここで、ステップS36においては、プログラム16aがメインコントローラ16を選択手段として機能させる。つまり、ステップS36におけるメインコントローラ16の処理ステップは、光源装置30の動作モードとして同時モード(モノクロ映像の旨)と順次モード(カラー映像の旨)の何れかを判別結果に基づいて選択する選択ステップに相当する。
映像信号処理部13に入力される映像信号の映像がモノクロである場合(ステップS36:YES)、メインコントローラ16がステップS37,S38の処理を実行する。ステップS37,S38の処理はそれぞれ図3に示すステップS17,S18の処理と同様であるので、ステップS37,S38の処理の説明を省略する。ステップS37,S38の処理後にメインコントローラ16の処理がステップS34に移行する。なお、ステップS37の処理を省略してもよい(特に、映像信号変換部12から映像信号処理部13に入力される映像信号の映像が完全なモノクロ映像である場合。完全なモノクロ映像とは全ての画素の赤の階調値と緑の階調値と青の階調値が等しいことをいう)。
映像信号処理部13に入力される映像信号の映像がカラーである場合(ステップS36:NO)、メインコントローラ16がステップS39,S40の処理を実行する。ステップS39,S40の処理はそれぞれ図3に示すステップS19,S20の処理と同様であるので、ステップS19,S20の処理の説明を省略する。ステップS39,S40の処理後にメインコントローラ16の処理がステップS34に移行する。
本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を奏する。
(1) 同時モードでは複数原色の光が表示素子15に同時に照射されるので、明るいモノクロ映像が表示される。特に、同時モード(ステップS18,S38)における調光信号のレベルが順次モード(ステップS20,S40)における調光信号のレベルの三分の一を超えていれば、同時モードにおいて表示されるモノクロ映像を順次モードにおいて表示されるカラー映像よりも明るくすることができる。
(2) 同時モードの際には表示装置1に入力される映像信号の映像がモノクロに変換されるため(ステップS17,S37)、表示される映像が適切なモノクロ映像になる。特に自動設定モード(図4参照)では、表示装置1に入力される映像信号の映像がモノクロと判別された場合でも(ステップS36:YES)、その映像が完全なモノクロ映像でないこともあるが、そのような場合でも表示される映像が適切なモノクロ映像になる。
(3) 自動設定モードでは、表示装置1に入力される映像信号の映像がモノクロと判別された場合(ステップS36:YES)、光源装置30が自動的に同時モードで動作するので(ステップS38)、ユーザーが特別な操作をすることなく明るいモノクロ映像が表示される。
(4) 同時モード(ステップS17,S38)における調光信号のレベルが順次モード(ステップS20,S40)における調光信号のレベルよりも低くすることによって、光源装置30等の消費電力が表示装置1の定格電力(最大消費電力)を超えないようにすることができるとともに、表示されるモノクロ映像が適度な明るさ(明るすぎず、暗すぎず)になって省電力も実現することができる。
(5) 赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23が赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33にそれぞれ接続され、赤色光源用ドライバ21、緑色光源用ドライバ22及び青色光源用ドライバ23に出力される調光信号が表示コントローラ14によって個別に調整されるため、赤色光、緑色光及び青色光を加法混色した光のホワイトバランスを調整することができる。
〔第1の実施の形態の変形例〕
上記の実施の形態では、同時モードと順次モードの何れの場合でも、1フレームの周期中に表示素子15が赤色映像、緑色映像及び青色映像を一回ずつ生成した。それに対して、同時モードと順次モードの何れの場合でも、1フレームの周期中に表示素子15が赤色映像、緑色映像及び青色映像のうち少なくとも何れか一つの映像を複数回生成してもよい。その場合、順次モードでは、光源装置30は、表示素子15によって生成される赤色映像、緑色映像及び青色映像と同じ色の光をそれらの映像に同期させて出射する。
〔第2の実施の形態〕
図5を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は、投影型表示装置1Aの光学ユニットを示した平面図である。この投影型表示装置1Aは、図1に示す表示装置1を適用した投影装置である。つまり、この投影型表示装置1Aは、図1に示す映像入力端子11、映像信号変換部12、映像信号処理部13、表示コントローラ14、表示素子15、メインコントローラ16、操作部17、駆動回路20及び光源装置30等を備えるとともに、投影レンズユニット40を備える。
ここで、光源装置30は赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33を備えるとともに、光学系34を更に備える。赤色光源31は赤色発光ダイオードであり、青色光源33は青色発光ダイオードである。
赤色光源31と青色光源33はこれらの光軸が直交するように配置されている。
緑色光源32は蛍光体を用いたものである。つまり、緑色光源32は、励起光を発して、その励起光を緑色光に変換する。緑色光源32は、複数の励起光光源32a、複数のコリメータレンズ32b、レンズ群32c、レンズ群32d、蛍光体ホイール32e及びスピンドルモーター32fを有する。
複数の励起光光源32aは、二次元アレイ状に配列されている。これら励起光光源32aは、レーザー励起光を発するレーザーダイオードである。励起光光源32aから発するレーザー励起光の波長帯域は、青色帯域又は紫外線帯域であるが、特に限定するものではない。これらの励起光光源32aの光軸が青色光源33の光軸と直交する。また、これら励起光光源32aは図1に示すドライバ22によって駆動され、ドライバ22が緑色の調光信号を増幅して、その増幅信号を励起光光源32aに赤色光源31に出力する。
コリメータレンズ32bが励起光光源32aにそれぞれ対向配置され、各励起光光源32aから発したレーザー励起光がコリメータレンズ32bによってコリメートされる。レンズ群32c及びレンズ群32dは、同一光軸上に配置されている。レンズ群32c及びレンズ群32dは、コリメータレンズ32bによってコリメートされたレーザー励起光の光束群を一つに纏めて、集光させる。
蛍光体ホイール32eは、複数の励起光光源32aが二次元アレイ状に配列された面に対向配置されている。レンズ群32c及びレンズ群32dが蛍光体ホイール32eと励起光光源32aとの間に配置されており、レンズ群32c及びレンズ群32dの光軸が蛍光体ホイール32eに直交する。また、レンズ群32c,32dの光軸は、赤色光源31の光軸と平行であり、かつ、赤色光源31の光軸に直交する。
レンズ群32c及びレンズ群32dによって集光されたレーザー励起光は蛍光体ホイール32eに照射される。蛍光体ホイール32eは、レーザー励起光によって励起されて緑色光を発する緑色蛍光体を鏡面ホイールに形成したものである。そのため、レーザー励起光が蛍光体ホイール32eの緑色蛍光体に照射されることによって、その緑色蛍光体から緑色光が発する。蛍光体ホイール32eがスピンドルモーター32fに連結され、蛍光体ホイール32eがスピンドルモーター32fによって回転される。
なお、緑色光源32を上述の構成から緑色発光ダイオードに変更してもよい。その場合、蛍光体ホイール32eとレンズ群32dの光軸が交差する個所に緑色発光ダイオードを設ける。
続いて、光学系34について詳細に説明する。光学系34は、赤色光源31によって発せられた赤色光の光軸、緑色光源32によって発せられた緑色光の光軸及び青色光源33によって発せられた青色光の光軸を一つに重ねて、これらの赤色光、緑色光及び青色光を表示素子15に照射するものである。この光学系34は、レンズ群34a、レンズ34b、レンズ群34c、第一ダイクロイックミラー34d、第二ダイクロイックミラー34e、レンズ34f、反射ミラー34g、レンズ34h、インテグレータ光学素子34i、レンズ34j、光軸変換ミラー34k、集光レンズ群34m、照射ミラー34p及び照射レンズ34qを有する。
レンズ群34aは、青色光源33に対向する。レンズ群34a及びレンズ34bは、これらの光軸が一直線状になるように配列されている。レンズ群34a及びレンズ34bは、それらの光軸がレンズ群32cとレンズ群32dの間でレンズ群32c及びレンズ群32dの光軸に対して直交するように配置されている。
第一ダイクロイックミラー34dは、レンズ群34aとレンズ34bとの間に配置されているとともに、レンズ群32cとレンズ群32dとの間に配置されている。第一ダイクロイックミラー34dは、レンズ群32c,34dの光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ群34a及びレンズ34bの光軸に対して45°で斜交する。第一ダイクロイックミラー34dは、励起光光源32aによって発せられた波長帯域の励起光(例えば、青色の励起光)を蛍光体ホイール32eに向けて透過させるととともに、青色光源33によって発せされた青色波長帯域の光を第二ダイクロイックミラー34eに向けて透過させる。また、第一ダイクロイックミラー34dは、蛍光体ホイール32eによって発せられた緑色波長帯域の光を第二ダイクロイックミラー34eに向けて反射させる。
レンズ群34cは、赤色光源31に対向する。レンズ群34cは、その光軸がレンズ34bに関して青色光源33及び第一ダイクロイックミラー34dの反対側でレンズ群34a及びレンズ34bの光軸に対して直交するように配置されている。
第二ダイクロイックミラー34eは、レンズ群34cに関して赤色光源31の反対側に配置されているとともに、レンズ34bに関して第一ダイクロイックミラー34dの反対側に配置されている。第二ダイクロイックミラー34eは、レンズ群34cの光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ群34a及びレンズ34bの光軸に対して45°で斜交する。第二ダイクロイックミラー34eは、第一ダイクロイックミラー34dからの青色及び緑色の波長帯域の光をレンズ34fに向けて透過させるとともに、赤色光源31によって発せられた赤色の波長帯域の光をレンズ34fに向けて反射させる。
レンズ34fは、第二ダイクロイックミラー34eに関してレンズ34bの反対側に配置されている。レンズ34fは、その光軸がレンズ34b及びレンズ群34aの光軸と重なるように配置されている。
レンズ34h、インテグレータ光学素子34i及びレンズ34jは、これらの光軸が一直線状になるように配置されている。レンズ34h、インテグレータ光学素子34i及びレンズ34jの光軸はレンズ34f、レンズ34b及びレンズ群34aの光軸に直交する。
反射ミラー34gは、レンズ34hの光軸とレンズ34fの光軸が交差する個所に配置されている。反射ミラー34gは、レンズ34f,34b及びレンズ群34aの光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ34h、インテグレータ光学素子34i及びレンズ34jの光軸に対して45°で斜交する。赤色光、緑色光及び青色光はレンズ34f及びレンズ34hによって集光されつつ、反射ミラー34gによってインテグレータ光学素子34iに向けて反射される。
インテグレータ光学素子34iは、ライトトンネル又はライトロッドである。インテグレータ光学素子34iのレンズ34h側の入射面に入射した光はインテグレータ光学素子34i内を導光され、反対側の端面から出射する。インテグレータ光学素子34iは、出射光の光軸に直交する面に沿った出射光の照度分布を均一にするものである。
レンズ34jは、インテグレータ光学素子34iによって導光された赤色光、緑色光及び青色光を光軸変換ミラー34kに向けて投射するとともに、集光する。光軸変換ミラー34kは、レンズ34jによって投射された赤色光、緑色光及び青色光を集光レンズ群34mに向けて反射させる。集光レンズ群34mは、光軸変換ミラー34kによって反射された赤色光、緑色光及び青色光を照射ミラー34pに向けて投射するとともに、集光する。照射ミラー34pは、集光レンズ群34mによって投射された光を表示素子15に向けて反射させる。照射レンズ34qは、照射ミラー34pによって反射された光を表示素子15へ投射する。
表示素子15は反射型の空間光変調器であり、より具体的にはデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)である。なお、表示素子15が反射型の空間光変調器ではなく、透過型の空間光変調器(例えば、液晶シャッターアレイパネル:いわゆる液晶表示器)であってもよい。表示素子15が透過型の空間光変調器である場合、光学系34の光学設計を変更し、投影レンズユニット(投影光学系)40の反対側から表示素子15に光を照射するようにする。
投影レンズユニット40は表示素子15に対向するように設けられ、投影レンズユニット40の光軸が前後に延びて表示素子15に交差(具体的には、直交)する。投影レンズユニット40は、表示素子15によって反射された光を前方に投射することによって、表示素子15によって形成された画像をスクリーンに投影する。この投影レンズユニット40は、可動レンズ群41及び固定レンズ群42等を備える。投影レンズユニット40は、可動レンズ群41の移動によって、焦点距離が変更可能であるとともに、フォーカシングが可能である。
なお、図5に示す投影型表示装置1Aをリアプロジェクション表示装置に適用してもよい。リアプロジェクション表示装置は、透過型スクリーンと、この透過型スクリーンの裏側に設けられ、その透過型スクリーンの裏側からその透過型スクリーンに投影する投影型表示装置1Aとを備えるものである。透過型スクリーンの形状は矩形状に限らず、人物、動物その他のキャラクタの外形であってもよい。
〔第3の実施の形態〕
図6及び図7を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は直視型表示装置1Bの平面図であり、図7は直視型表示装置1Bの側面図である。この直視型表示装置1Bは、図1に示す表示装置1を適用したディスプレイである。つまり、この直視型表示装置1Bは、図1に示す映像入力端子11、映像信号変換部12、映像信号処理部13、表示コントローラ14、表示素子15、メインコントローラ16、操作部17、駆動回路20及び光源装置30等を備える。
光源装置30は面発光型の光源装置である。つまり、この光源装置30は複数の赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33を備えるとともに、導光板38を備える。
導光板38は矩形板状の透明板であり、導光板38の表面が表示素子15の裏面に対向配置され、表示素子15の表面が表示面である。導光板38の各側面には、赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33が対向配置されている。赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33は蛍光管、冷陰極管その他の放電管であるか、発光ダイオード、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機発光ダイオード)その他の半導体発光素子である。
赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33が点灯することで、赤色光源31、緑色光源32及び青色光源33によって発せられた光が導光板38の側面から導光板38の内部に取り込まれる。一方、導光板38の裏面には複数の拡散反射部(例えば、凸部、凹部、不透明部等のドット)が形成された上で、更に反射膜が成膜されている。導光板38の側面から内部に取り込まれた光は導光板38の内部を反対側の側面へ導光され、その光が拡散反射部によって拡散反射されることによって導光板38の表面から表示素子15の裏面に向けて光が出射される。
表示素子15は、カラーフィルターが設けられていない透過型の液晶ディスプレイパネルである。
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載に基づいて定められる。更に、特許請求の範囲に記載から本発明の本質とは関係のない変更を加えた均等な範囲も本発明の技術的範囲に含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
表示素子と、
前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置と、
前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択手段と、
前記選択手段によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択手段によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御手段と、を備える、
ことを特徴とする表示装置。
<請求項2>
入力される映像信号の映像をカラーからモノクロに変換することを有効及び無効にすることが可能な映像信号処理部と、
前記映像信号処理部によって出力された映像信号に基づき前記表示素子を駆動する表示コントローラと、
前記選択手段によって同時モードが選択された場合に、前記映像信号処理部による映像のカラーからモノクロへの変換を有効にし、前記選択手段によって順次モードが選択された場合に、前記映像信号処理部による映像のカラーからモノクロへの変換を無効にする映像制御手段と、を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
<請求項3>
入力される映像信号の映像がカラーとモノクロの何れかであるかを判別する判別手段を更に備え、
前記判別手段によってカラーである旨の判別がされた場合に、前記選択手段が順次モードを選択し、前記判別手段によってモノクロである旨の判別がされた場合に、前記選択手段が順次モードを選択する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
<請求項4>
前記光源制御手段は、前記選択手段によって同時モードが選択された場合における前記光源装置による複数原色の光の発光強度を、前記選択手段によって順次モードが選択された場合における前記光源装置による複数原色の光の発光強度よりも低くする、
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項5>
前記光源装置による複数原色の光の発光強度を個別に調整する駆動回路を更に備える、
ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項6>
前記表示素子によって生成された映像を投影する投影光学系を更に備える、
ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項7>
表示素子と、前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置とを有する表示装置を制御する方法において、
前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択ステップと、
前記選択手段によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択手段によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御ステップと、を備える、
ことを特徴とする表示装置の制御方法。
<請求項8>
表示素子と、前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置と、を備える表示装置のコンピュータに、
前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択機能と、
前記選択機能によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択機能によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御機能と、を実現させるためのプログラム。
1 表示装置
1A 投影型表示装置
1B 直視型表示装置
13 映像信号処理部(判別手段)
14 表示コントローラ
15 表示素子
16 メインコントローラ(コンピュータ、選択手段、光源制御手段、映像制御手段、判別手段)
16a プログラム
20 駆動回路
30 光源装置
40 投影レンズユニット(投影光学系)

Claims (8)

  1. 表示素子と、
    前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置と、
    前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択手段によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 入力される映像信号の映像をカラーからモノクロに変換することを有効及び無効にすることが可能な映像信号処理部と、
    前記映像信号処理部によって出力された映像信号に基づき前記表示素子を駆動する表示コントローラと、
    前記選択手段によって同時モードが選択された場合に、前記映像信号処理部による映像のカラーからモノクロへの変換を有効にし、前記選択手段によって順次モードが選択された場合に、前記映像信号処理部による映像のカラーからモノクロへの変換を無効にする映像制御手段と、を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 入力される映像信号の映像がカラーとモノクロの何れかであるかを判別する判別手段を更に備え、
    前記判別手段によってカラーである旨の判別がされた場合に、前記選択手段が順次モードを選択し、前記判別手段によってモノクロである旨の判別がされた場合に、前記選択手段が順次モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記光源制御手段は、前記選択手段によって同時モードが選択された場合における前記光源装置による複数原色の光の発光強度を、前記選択手段によって順次モードが選択された場合における前記光源装置による複数原色の光の発光強度よりも低くする、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の表示装置。
  5. 前記光源装置による複数原色の光の発光強度を個別に調整する駆動回路を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の表示装置。
  6. 前記表示素子によって生成された映像を投影する投影光学系を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の表示装置。
  7. 表示素子と、前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置とを有する表示装置を制御する方法において、
    前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択ステップと、
    前記選択手段によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択手段によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御ステップと、を備える、
    ことを特徴とする表示装置の制御方法。
  8. 表示素子と、前記表示素子に向けて複数原色の光を発する光源装置と、を備える表示装置のコンピュータに、
    前記光源装置の動作モードとして同時モードと順次モードの何れかを選択する選択機能と、
    前記選択機能によって同時モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を同時に発せさせ、前記選択機能によって順次モードが選択された場合に、前記光源装置に複数原色の光を順次発せさせる光源制御機能と、を実現させるためのプログラム。
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