JP2015040218A - 粘着シート及びスピーカー - Google Patents
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Abstract
Description
前記アクリル系重合体粒子の平均粒子径は、特に制限されるものではないが、100nm〜1000nmであることが好ましく、150nm〜500nmであることが、長期保管した場合であっても凝集や沈降を生じにくく分散安定性に優れるため好ましい。なお、前記平均粒子径は、エマルジョン粒子の体積基準での50%メジアン径をいい、数値は動的光散乱法により測定して得られる値に基づくものである。
い。前記粘着シートが不織布基材(A)の両面に粘着剤層(B)を有するものである場合には、前記両面の粘着剤層(B)の合計の厚さが前記範囲内であることが、その遮光性と粘着性能とをバランスよく両立できるため好ましい。
不織布基材を長さ50mm×幅50mm(面積25cm2)の正方形に裁断して試験片を作製し、反射・透過率計HR−100型[(株)村上色彩技術研究所製]を用い、JIS K 7136に従い、全光線透過率を測定した。
不織布基材を長さ100cm×幅100cm(面積1m2)の正方形に裁断して試験片を作製し、電子天秤[(株)島津製作所製、型番:AEL−40SM]を用いて、単位面積あたりの質量を測定した。下記式に従い、坪量を算出した。
調製例で得た水分散型アクリル系粘着剤を、離型ライナーに塗布し、100℃の環境下で乾燥させ、水分を除去することによって、厚さ65μmの粘着剤層を作製した。
実施例及び比較例で得た両面粘着シートを、面積25cm2の正方形に裁断したものを試験片とした。前記試験片の全光線透過率を反射・透過率計HR−100型[(株)村上色彩技術研究所製]を用い、JIS K 7136に従い測定した。
実施例及び比較例で得た両面粘着シートを、長さ50mm×幅40mmの大きさ(面積20cm2)に切断したものを試験片とした。なお、前記両面粘着シートの製造する前に、その製造に使用した不織布基材の質量(G0)を予め測定した。
実施例及び比較例で得た両面粘着シートの離型ライナーを剥がし、室内照明500ルクスの環境下で、前記両面粘着シートの粘着剤層の表面を目視で観察した。前記観察は、5名の評価者によって行われた。5名の評価者による評価のうち、最も多い評価結果を、その両面粘着シートの意匠性の評価とした。
180°ピール粘着力は、JIS Z 0237に従い測定した。
実施例及び比較例で得た両面粘着シートの片面の粘着剤層に、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを貼付することで裏打ちし、長さ100mm、幅10mmの大きさに切断したものを試験片とした。
上記保持力は、JIS Z 0237に従い測定した。
<乳化液の調製>
容器にイオン交換水75gと、界面活性剤としてアクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gとラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gとを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート237.5g、2−エチルヘキシルアクリレート237.5g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、イオン交換水333.5gを入れ、窒素を吹き込みながら60℃まで昇温した。攪拌下、前記で調製した乳化液の一部[7.59g]、過硫酸アンモニウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]、亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]を添加し、60℃を保ちながら1時間で重合させた。引き続き、残りの乳化液625.11gと、過硫酸アンモニウム水溶液50g[有効成分1質量%]を別々の漏斗を使用して、反応容器を60℃に保ちながら6時間かけて滴下した。滴下終了後は、反応容器を60℃に保ちながら1時間攪拌した。次に、エリソルビン酸ナトリウム水溶液5g[有効成分2質量%]を別の漏斗を用いて1時間かけて滴下重合した後、反応容器を60℃に保ちながら1時間撹拌した。そして、内容物を冷却し、pHが7.5になるようにアンモニア水(有効成分10質量%)で調整した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)[固形分濃度50質量%]を得た。前記アクリル系共重合体の平均粒子径は339nm、重量平均分子量は67万であった。
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルE−865NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点160℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。
着色剤であるPSMブラックCの配合量を、10gから6gに変更した以外は、調製例1と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を得た。なお、水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を用いて調製した、厚さ65μmの粘着剤層の全光線透過率は、19.5%であった。また、厚さ55μmの粘着剤層の全光線透過率は、28.8%であり、厚さ70μmの粘着剤層の全光線透過率は、19.0%であった。
着色剤であるPSMブラックCの配合量を、10gから4gに変更した以外は、調製例1と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を得た。なお、水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を用いて調製した、厚さ65μmの粘着剤層の全光線透過率は、29.2%であった。
着色剤であるPSMブラックCの配合量を、10gから2gに変更した以外は、調製例1と同様の方法で水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を得た。なお、水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を用いて調製した、厚さ65μmの粘着剤層の全光線透過率は、51.6%であった。
水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルE−865NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点160℃、固形分濃度50質量%]100g、タマノルE−200NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型ロジンフェノール系粘着付与樹脂、軟化点150℃、固形分濃度53質量%]94.34g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。
水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点125℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。
水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルNS−100H[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点100℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。
水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョンAM−1000NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型石油樹脂系粘着付与樹脂、軟化点100℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。
<乳化液の調製>
容器にイオン交換水75gと、界面活性剤としてアクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gとラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gとを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート235g、2−エチルヘキシルアクリレート235g、メチルメタクリレート15g、N−ビニルピロリドン5g、アクリル酸10g、ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、イオン交換水333.5gを入れ、窒素を吹き込みながら60℃まで昇温した。攪拌下、前記で調製した乳化液の一部[7.59g]、過硫酸アンモニウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]、亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]を添加し、60℃を保ちながら1時間で重合させた。引き続き、残りの乳化液625.11gと、過硫酸アンモニウム水溶液50g[有効成分1質量%]を別々の漏斗を使用して、反応容器を60℃に保ちながら6時間かけて滴下した。滴下終了後は、反応容器を60℃に保ちながら1時間攪拌した。次に、エリソルビン酸ナトリウム水溶液5g[有効成分2質量%]を別の漏斗を用いて1時間かけて滴下重合した後、反応容器を60℃に保ちながら1時間撹拌した。そして、内容物を冷却し、pHが7.5になるようにアンモニア水(有効成分10質量%)で調整した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)[固形分濃度50質量%]を得た。前記アクリル系共重合体の平均粒子径は338nm、重量平均分子量は67万であった。
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルE−865NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点160℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。
<乳化液の調製>
容器にイオン交換水75gと、界面活性剤としてアクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gとラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gとを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート229g、2−エチルヘキシルアクリレート229g、メチルメタクリレート25g、N−ビニルピロリドン5g、アクリル酸2g、メタクリル酸10g、ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、イオン交換水333.5gを入れ、窒素を吹き込みながら60℃まで昇温した。攪拌下、前記で調製した乳化液の一部[7.59g]、過硫酸アンモニウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]、亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]を添加し、60℃を保ちながら1時間で重合させた。引き続き、残りの乳化液625.11gと、過硫酸アンモニウム水溶液50g[有効成分1質量%]を別々の漏斗を使用して、反応容器を60℃に保ちながら6時間かけて滴下した。滴下終了後は、反応容器を60℃に保ちながら1時間攪拌した。次に、エリソルビン酸ナトリウム水溶液5g[有効成分2質量%]を別の漏斗を用いて1時間かけて滴下重合した後、反応容器を60℃に保ちながら1時間撹拌した。そして、内容物を冷却し、pHが7.5になるようにアンモニア水(有効成分10質量%)で調整した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系共重合体の水分散液(3)[固形分濃度50質量%]を得た。前記アクリル系共重合体の平均粒子径は300nm、重量平均分子量は63万であった。
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(3)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルE−865NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点160℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。
架橋剤として、テトラッドCの10質量%エタノール溶液1.5gの代わりに、Z−6040[東レ・ダウコーニング(株)製、シラン系架橋剤、有効成分100質量%]1.25gを添加した以外は、調製例10と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(11)を得た。なお、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(11)を用いて調製した、厚さ65μmの粘着剤層の全光線透過率は、19.1%であった。
<乳化液の調製>
容器にイオン交換水75gと、界面活性剤としてアクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gとラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gとを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート229g、2−エチルヘキシルアクリレート229g、メチルメタクリレート25g、N−ビニルピロリドン5g、アクリル酸2g、メタクリル酸10g、KBE−503 0.3g[信越化学(株)製、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン]、ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液633gを得た。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、イオン交換水333.5gを入れ、窒素を吹き込みながら60℃まで昇温した。攪拌下、前記で調製した乳化液の一部[7.6g]、過硫酸アンモニウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]、亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]を添加し、60℃を保ちながら1時間で重合させた。引き続き、残りの乳化液625.4gと、過硫酸アンモニウム水溶液50g[有効成分1質量%]を別々の漏斗を使用して、反応容器を60℃に保ちながら6時間かけて滴下した。滴下終了後は、反応容器を60℃に保ちながら1時間攪拌した。次に、エリソルビン酸ナトリウム水溶液5g[有効成分2質量%]を別の漏斗を用いて1時間かけて滴下重合した後、反応容器を60℃に保ちながら1時間撹拌した。そして、内容物を冷却し、pHが7.5になるようにアンモニア水(有効成分10質量%)で調整した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系共重合体の水分散液(4)[固形分濃度50質量%]を得た。前記アクリル系共重合体の平均粒子径は360nmであった。
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(4)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルE−865NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点160℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。
水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルE−865NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点160℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。それらを均一に撹拌した後、架橋剤として、テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製、エポキシ化合物]の10質量%エタノール溶液1.5gを添加し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過することによって、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)を得た。なお、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)を用いて調製した、厚さ65μmの粘着剤層の全光線透過率は、88.6%であった。
水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてスーパーエステルE−865NT[荒川化学工業(株)製;エマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂、軟化点160℃、固形分濃度50質量%]200g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。それらを均一に撹拌した後、架橋剤として、テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製、エポキシ化合物]の10質量%エタノール溶液1.5gを添加し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過した後、着色剤として、PSMブラックC[御国色素(株)製、カーボンブラック含有量:25質量%、固形分濃度31質量%]30gを添加し、1時間撹拌することによって水分散型アクリル系粘着剤組成物(H2)を得た。なお、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H2)を用いて調製した、厚さ65μmの粘着剤層の全光線透過率は、0.2%であった。
水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。それらを均一に撹拌した後、架橋剤として、テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製、エポキシ化合物]の10質量%エタノール溶液1gを添加し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過した後、着色剤として、PSMブラックC[御国色素(株)製、カーボンブラック含有量:25質量%、固形分濃度31質量%]30gを添加し、1時間撹拌することによって水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)を得た。なお、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)を用いて調製した、厚さ65μmの粘着剤層の全光線透過率は、0.2%であった。
水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。それらを均一に撹拌した後、架橋剤として、テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製、エポキシ化合物]の10質量%エタノール溶液1gを添加し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過した後、着色剤として、PSMブラックC[御国色素(株)製、カーボンブラック含有量:25質量%、固形分濃度31質量%]60gを添加し、1時間撹拌することによって水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)を得た。なお、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H4)を用いて調製した、厚さ65μmの粘着剤層の全光線透過率は、0.0%であった。
調製例1で得た水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、シリコーン系剥離剤を用いて形成された剥離処理層を有する離型ライナー[住化加工紙(株)製、商品名DLS−78WTL]の剥離処理層表面に、乾燥後の厚さが65μmになるように塗工し、100℃で5分間乾燥することによって、離型ライナーの表面に粘着剤層を備えた粘着シート2枚を得た。
前記不織布基材(1)の代わりに、黒色顔料で染色した不織布基材(2)[白川製紙(株)製、商品名:薄葉紙トップカラー、パルプ抄紙]を用いた以外は、実施例1と同様の方法で、両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、0.1%であった。また、前記不織布基材(2)の全光線透過率を前記した方法で測定したところ20.3%であり、その坪量を前記した方法で測定したところ14g/m2であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着テープを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.1%であった。
前記不織布基材(1)の代わりに、不織布基材(2)を用いた以外は、実施例3と同様の方法で両面粘着テープを得た。また、得られた両面粘着テープの全光線透過率は、1.0%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、2.6%であった。
前記不織布基材(1)の代わりに、不織布基材(2)を用いた以外は、実施例5と同様の方法で両面粘着テープを得た。また、得られた両面粘着テープの全光線透過率は、2.5%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、8.1%であった。
前記不織布基材(1)の代わりに、不織布基材(2)を用いた以外は、実施例7と同様の方法で両面粘着テープを得た。また、得られた両面粘着テープの全光線透過率は、7.1%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(5)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.4%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.1%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.3%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(8)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.4%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(9)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.3%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(10)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.5%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(11)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.5%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(12)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、1.5%であった。
前記粘着剤層の厚さを65μmから、55μmに変更した以外は、実施例3と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、2.0%であった。
前記粘着剤層の厚さを65μmから、70μmに変更した以外は、実施例3と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、0.3%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)を用い、前記不織布基材(1)の代わりに、前記不織布基材(3)[大福製紙(株)製、パルプ/レーヨン混抄紙]を用いた以外は、実施例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。前記養生後の両面粘着シートを構成する粘着剤層のゲル分率は30.3質量%であった。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、82.5%であった。また、前記不織布基材(3)の全光線透過率を前記した方法で測定したところ73.3%であり、その坪量を前記した方法で測定したところ14g/m2であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H2)を用いた以外は、比較例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、0.0%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)を用いた以外は、比較例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、0.0%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H4)を用いた以外は、比較例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、0.0%であった。
前記水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)の代わりに、水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を用いた以外は、比較例1と同様の方法で両面粘着シートを得た。また、得られた両面粘着シートの全光線透過率は、25.1%であった。
Claims (9)
- JIS K7136にしたがって測定される全光線透過率が5%〜70%である不織布基材(A)の片面または両面に、粘着剤層(B)を有する粘着シートであって、前記粘着剤層(B)が、重合体(b1)と、顔料及び染料からなる群より選ばれる1種以上の着色剤(b2)とを含有する粘着剤を用いて形成される層であって、前記着色剤(b2)が前記粘着剤層(B)全体に対して0.1質量%〜1質量%の範囲で含まれることを特徴とする粘着シート。
- 前記不織布基材(A)が着色されたものである請求項1に記載の粘着シート。
- 総厚さが200μm以下である請求項1または2に記載の粘着シート。
- JIS K7136にしたがって測定される全光線透過率が0.1%〜50%の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着シート。
- 前記粘着剤層(B)がエマルジョン型アクリル粘着剤を用いて形成されるものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の粘着シート。
- 前記粘着剤層(B)が、炭素原子数4〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリレートと、カルボキシル基を有するビニル単量体と、窒素原子を有するビニル単量体とを含有する単量体成分を重合して得られるアクリル系共重合体、顔料、及び、軟化点が140℃以上の粘着付与樹脂を含有するエマルジョン型アクリル粘着剤を用いて形成される粘着剤層である請求項1〜5のいずれか1項に記載の粘着シート。
- 化粧部材の固定に使用する請求項1〜6のいずれか1項に記載の粘着シート。
- パンチングシートの固定に使用する請求項1〜7のいずれか1項に記載の粘着シート。
- パンチングシートを、請求項8に記載の粘着シートを用いて筐体に固定して得られるスピーカー。
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