JP2015040121A - 自動ピッキング設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】設備の簡素化を図りながら、保管部に保管された物品支持体に支持された物品のピッキング作業を極力継続して、設備の可用性を向上できる自動ピッキング設備を提供する。
【解決手段】ピッキングコンベヤとして第1ピッキング用コンベヤ31と第2ピッキング用コンベヤ32とが設けられ、ピッキング箇所として第1ピッキング用コンベヤ31の搬送経路に第1ピッキング箇所31Pが設定されかつ第2ピッキング用コンベヤ32の搬送経路に第2ピッキング箇所32Pが設定され、第1ピッキング箇所31Pに位置する物品支持体Cからの物品Bの取り出し及び第2ピッキング箇所32Pに位置する物品支持体Cからの物品Bの取り出しを行う単一のピッキング装置50が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品を支持自在な物品支持体を保管部から搬送する出庫コンベヤと、前記物品支持体を前記保管部に向けて搬送する入庫コンベヤと、前記出庫コンベヤと前記入庫コンベヤとの間に配設されて搬送経路途中にピッキング箇所が設定されたピッキングコンベヤと、前記ピッキング箇所に位置する前記物品支持体から前記物品を取り出すピッキング作業を行うピッキング装置と、前記ピッキング装置の作動を制御するピッキング制御部と、が設けられ、前記ピッキング制御部が、前記ピッキング箇所に位置する前記物品支持体から前記物品を取り出すべく前記ピッキング装置の作動を制御するように構成された自動ピッキング設備に関する。
このような自動ピッキング設備として、従来、出庫コンベヤと入庫コンベヤとの間を接続する単一のピッキング用コンベヤが設けられ、その単一のピッキング用コンベヤの搬送経路途中にピッキング箇所が設定されたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特願2004−10289号公報
上記特許文献1の自動ピッキング設備では、ピッキング用コンベヤが故障した場合に、ピッキング作業の対象となる物品支持体を保管部からピッキング箇所に搬送できなくなり、ピッキング作業を継続できなくなる虞がある。
そこで、設備の簡素化を図りながら、保管部に保管された物品支持体に支持された物品のピッキング作業を極力継続して、設備の可用性を向上できる自動ピッキング設備を提供することが望まれる。
上記課題を解決するための本発明にかかる自動ピッキング設備は、物品を支持自在な物品支持体を保管部から搬送する出庫コンベヤと、前記物品支持体を前記保管部に向けて搬送する入庫コンベヤと、前記出庫コンベヤと前記入庫コンベヤとの間に配設されて搬送経路途中にピッキング箇所が設定されたピッキングコンベヤと、前記ピッキング箇所に位置する前記物品支持体から前記物品を取り出すピッキング作業を行うピッキング装置と、前記ピッキング装置の作動を制御するピッキング制御部と、が設けられ、前記ピッキング制御部が、前記ピッキング箇所に位置する前記物品支持体から前記物品を取り出すべく前記ピッキング装置の作動を制御するように構成されたものであって、
前記ピッキングコンベヤとして、前記出庫コンベヤにおける第1出庫側接続箇所と前記入庫コンベヤにおける第1入庫側接続箇所とを接続する第1ピッキング用コンベヤと、
前記出庫コンベヤにおいて前記出庫コンベヤの搬送方向で前記第1出庫側接続箇所の上流側に隣接する第2出庫側接続箇所と、前記入庫コンベヤにおいて前記入庫コンベヤの搬送方向で前記第1入庫側接続箇所の下流側に隣接する第2入庫側接続箇所とを接続する第2ピッキング用コンベヤと、が設けられ、
前記ピッキング箇所として、前記第1ピッキング用コンベヤの搬送経路に第1ピッキング箇所が設定され、かつ、前記第2ピッキング用コンベヤの搬送経路に第2ピッキング箇所が設定され、
前記第1ピッキング箇所に位置する前記物品支持体からの物品の取り出し及び前記第2ピッキング箇所に位置する前記物品支持体からの物品の取り出しを行う前記ピッキング装置として、単一のピッキング装置が設けられている点を特徴とする。
すなわち、保管部から出庫された物品支持体を、第1ピッキング用コンベヤの搬送経路に設定された第1ピッキング箇所、又は、第2ピッキング用コンベヤの搬送経路に設定された第2ピッキング箇所に搬送し、単一のピッキング装置にて、第1ピッキング箇所又は第2ピッキング箇所に位置する物品支持体から物品をピッキングすることができる。
このため、第1ピッキング用コンベヤ又は第2ピッキング用コンベヤの一方が故障等によって使用できない状態となっても、故障していない他方のピッキング用コンベヤを使用して物品支持体をピッキング箇所に搬送し、また、その物品支持体を保管部に搬送することができる。
したがって、故障していないピッキング用コンベヤの搬送経路途中に設定されたピッキング箇所にてピッキング作業を行うことができ、設備の可用性を向上することができる。
また、第1ピッキング用コンベヤ及び第2ピッキング用コンベヤに対して、出庫コンベヤと入庫コンベヤとピッキング装置とを単一のものとすることができるため、設備の簡素化を図ることができる。
このように、設備の簡素化を図りながら、保管設備に保管された物品支持体に支持された物品のピッキング作業を極力継続して、設備の可用性を向上できる自動ピッキング設備を提供することができる。
本発明に係る自動ピッキング設備の実施形態においては、前記第1ピッキング用コンベヤと前記第2ピッキング用コンベヤとが、搬送方向が平行となる状態で隣接して配設されていることが好ましい。
すなわち、第1ピッキング用コンベヤの搬送経路に設定される第1ピッキング箇所と第2ピッキング用コンベヤの搬送経路に設定される第2ピッキング箇所とを、極力近づけて配置することができる。このため、第1ピッキング箇所に位置する物品支持体からの物品の取り出し、及び、第2ピッキング箇所用に位置する物品支持体からの物品の取り出しを、単一のピッキング装置にて行うにしても、その単一のピッキング装置の動作領域を極力小さくすることができ、ピッキング装置の大型化を抑制することができる。
本発明に係る自動ピッキング設備の実施形態においては、前記出庫コンベヤ、前記入庫コンベヤ、前記第1ピッキング用コンベヤ、及び、前記第2ピッキング用コンベヤの作動を制御するコンベヤ制御部が設けられ、前記コンベヤ制御部が、前記物品支持体を前記保管部から前記第1ピッキング箇所に搬送すべく前記出庫コンベヤ及び前記第1ピッキング用コンベヤを作動させる第1出庫用搬送制御、前記物品支持体を前記第1ピッキング箇所から前記保管部に向けて搬送すべく前記第1ピッキング用コンベヤ及び前記入庫コンベヤを作動させる第1入庫用搬送制御、前記物品支持体を前記保管部から前記第2ピッキング箇所に搬送すべく前記出庫コンベヤ及び前記第2ピッキング用コンベヤを作動させる第2出庫用搬送制御、及び、前記物品支持体を前記第2ピッキング箇所から前記保管部に向けて搬送すべく前記第2ピッキング用コンベヤ及び前記入庫コンベヤを作動させる第2入庫用搬送制御、を実行自在に構成され、前記ピッキング制御部が、前記第1ピッキング箇所に位置する前記物品支持体からの必要数の物品の取り出しである第1ピッキング作業、及び、前記第2ピッキング箇所に位置する前記物品支持体からの必要数の物品の取り出しである第2ピッキング作業を交互に行うように前記単一のピッキング装置の作動を制御することが好ましい。
すなわち、第1出庫用搬送制御によって第1ピッキング箇所に搬送された物品支持体について第1ピッキング作業を実行しているときに、第2出庫用搬送制御によって第2ピッキング箇所に物品支持体を搬送しておくことができる。また、第2出庫用搬送制御によって第2ピッキング箇所に搬送された物品支持体について第2ピッキング作業を実行しているときに、第1出庫用搬送制御によって第1ピッキング箇所に物品支持体を搬送しておくことができる。したがって、第1ピッキング箇所に位置する物品支持体についての第1ピッキング作業が完了すると、タイムラグのない状態で第2ピッキング箇所に位置する物品支持体についての第2ピッキング作業に取り掛かることができ、第2ピッキング箇所に位置する物品支持体についての第2ピッキング作業が完了すると、タイムラグのない状態で第1ピッキング箇所に位置する物品支持体についての第1ピッキング作業に取り掛かることができる。
このため、物品支持体をピッキング箇所に供給するための時間を無駄にすることなく、保管部から出庫された物品支持体からのピッキング作業を行える自動ピッキング設備を提供することができる。
本発明に係る自動ピッキング設備の実施形態においては、作業者が前記物品支持体に支持されている物品を処理する作業者処理モードへの切換えを指令する作業者モード指令部が設けられ、前記ピッキング制御部は、前記作業者モード指令部から前記作業者処理モードへの切換えが指令されると、前記ピッキング装置を休止状態とし、前記コンベヤ制御部は、前記作業者モード指令部から前記作業者処理モードへの切換えが指令されると、前記第1出庫用搬送制御及び前記第1入庫用搬送制御を実行するように構成されていることが好ましい。
例えば、作業者が物品支持体に支持されている物品を処理する場合として、ピッキング装置が故障したために作業者がピッキング作業を行う場合や、作業者が目視にて保管部に保管されている物品支持体に支持されている物品の確認作業(棚卸作業)を行う場合が考えられる。このような場合には、作業者の作業に適した領域である作業領域に近接するピッキング箇所に物品支持体を位置させることが好ましい。
ピッキング作業によって取り出した物品を集品する箇所は、出庫コンベヤの搬送方向下流側の端部、又は、入庫コンベヤの搬送方向上流側の端部に対して、保管部の存在側とは逆側に離間する位置に設定されることが多い。このため、作業者がピッキング作業を行うのに適した作業領域は、第1ピッキング用コンベヤと第2ピッキング用コンベヤとの並び方向において、第1ピッキング用コンベヤ側の外方となる。
また、出庫コンベヤと第1ピッキング用コンベヤ及び第2ピッキング用コンベヤと入庫コンベヤとは、コの字状に配置されることになるが、これらのコンベヤで包囲される内方側、つまり、第2ピッキングコンベヤ側には、作業者が作業のために進入することが難しい。
上記実施形態では、作業者処理モードへの切換えが指令されると、ピッキング装置を休止状態として、ピッキング処理を行わない状態とし、第1出庫用搬送制御によって物品支持体を第1ピッキング箇所に搬送し、第1入庫用搬送制御によって第1ピッキング箇所に位置する物品支持体を保管部に向けて搬送することになる。
このため、作業者が作業し易い第1ピッキング用コンベヤ側のみに物品支持体を順次搬送して、作業者が物品支持体に支持されている物品を処理し易い状態とすることができる。
本発明に係る自動ピッキング設備の実施形態においては、前記ピッキング箇所において前記ピッキング作業により全ての物品が取り出された前記物品支持体を前記保管部とは異なる排出先に搬送する排出用コンベヤが、前記入庫コンベヤにおける第2入庫側接続箇所より搬送方向で下流側に接続され、
前記コンベヤ制御部が、前記排出用コンベヤを作動させて前記物品支持体を前記排出先に搬送する排出用搬送制御を実行自在に構成され、
前記保管部に保管されている前記物品支持体を、前記排出先に搬送する排出指令を指令する排出指令部が設けられ、
前記コンベヤ制御部は、前記排出指令部から前記排出指令が指令されると、前記第2出庫用搬送制御、前記第2入庫用搬送制御、及び、前記排出用搬送制御を順次実行して前記物品支持体を前記排出先に搬送するように構成され、かつ、ピッキング作業の対象である前記物品支持体については前記第1出庫用搬送制御及び前記第1入庫用搬送制御を実行するように構成され、
前記ピッキング制御部は、前記排出指令部から前記排出指令が指令されると、前記第1ピッキング箇所に位置する前記物品支持体に対して前記第1ピッキング作業を実行するように構成されていることが好ましい。
ピッキング箇所におけるピッキング作業により全ての物品が取り出された物品支持体を保管部とは異なる排出先(例えば空の物品支持体の回収箇所)に搬送する排出用コンベヤが、入庫コンベヤにおける第2入庫側接続箇所より搬送方向で下流側に接続されることがある。
本実施形態では、排出指令が指令されると、第2出庫用搬送制御、第2入庫用搬送制御、及び、排出用搬送制御を順次実行して、物品支持体を上記排出先に搬送することができる。また、同時に、ピッキング作業の対象である物品支持体については第1出庫用搬送制御によって第1ピッキング箇所に搬送し、第1ピッキング箇所に位置する物品支持体に対して第1ピッキング作業を実行し、第1入庫用搬送制御によって第1ピッキング作業を完了した物品支持体を保管部へ搬送することができる。
第2ピッキング用コンベヤは、出庫コンベヤの搬送方向で第1ピッキング用コンベヤよりも上流側で出庫コンベヤに接続され、入庫コンベヤの搬送方向で第1ピッキング用コンベヤよりも下流側で入庫コンベヤに接続されているため、第1ピッキング用コンベヤを経由して搬送するよりも短い搬送経路で物品支持体を搬送することができる。この為、ピッキング非対象支持体について、迅速に排出先に搬送することができる。
したがって、保管部に保管されている物品支持体(ピッキング非対象支持体と称する)を、ピッキング作業を行わずに保管部以外の排出先に搬送したい場合、ピッキング作業の対象である物品支持体についてのピッキング作業については継続させながら、ピッキング非対象支持体を迅速に排出先に搬送することができる。
自動ピッキング設備の要部平面図 自動ピッキング設備の制御ブロック図 通常ピッキングモードのフローチャート 通常ピッキングモードの動作を説明する図 作業者処理モードのフローチャート 作業者処理モードの動作を説明する図 排出モードのフローチャート 排出モードの動作を説明する図
本発明の自動ピッキング設備の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、複数の物品Bを収容した物品支持体としてのケースCを複数収納した保管部としての自動倉庫1が備えられ、自動ピッキング設備は、自動倉庫1から出庫したケースCをピッキング箇所に搬送し、ピッキング装置としてのピッキングロボット50によってそのケースCから必要な物品Bを取り出すように構成されている。
ケースCは、上方が開口した箱状に形成され、同種の物品が1つ又は複数収容されている。1つの自動倉庫1は、収容する物品Bの種別が異なるケースCを複数収容可能に構成されている。
自動倉庫1は、ケースCを横並びに収納可能な棚板10aを上下方向に複数備えた収納棚1Aと、同様に棚板10bを上下方向に複数備えた収納棚1Bとを、前面を対向させる形態で一対備えて構成されている。
収納棚1Aにおける棚板10aと収納棚1Bにおける棚板10bとは、同じ段に属するもの同士が同じ高さに位置するように構成され、夫々の段に搬送車用の走行レール12Rが取り付けられている。搬送車12は、棚板10a及び棚板10bの夫々の段に対応して1台ずつ設けられ、走行レール12Rに案内されて、棚板10a、10bの長手方向に沿って走行自在に構成されている。また、搬送車12には移載装置12Mが備えられており、棚板10a又は棚板10bと自己との間でケースCを移載自在に構成されている。
収納棚1Aの端部に隣接して、ケースCを上下方向に搬送自在な出庫用のリフタ14が設けられている。また、収納棚1Bの端部に隣接して、ケースCを上下方向に搬送自在な入庫用のリフタ15が設けられている。リフタ14及びリフタ15は、収納棚1A及び収納棚1Bの各段の搬送車12の移載装置12Mとの間でケースCを授受自在に構成されている。
リフタ14における収納棚1Aとは逆側に、ケースCをピッキングエリアに向けて搬送する出庫コンベヤ21が設けられている。出庫コンベヤ21は、上下方向で1層のみ設けられており、リフタ14は、ケースCを出庫コンベヤ21に移載自在に構成されている。
また、リフタ15における収納棚1Bとは逆側に、ピッキングエリアからケースCを収納棚1Bに向けて搬送する入庫コンベヤ22が設けられている。入庫コンベヤ22は、上下方向で1層のみ設けられており、リフタ15は、ケースCを入庫コンベヤ22から受取自在に構成されている。
出庫コンベヤ21と入庫コンベヤ22との間には、出庫コンベヤ21の搬送方向下流側端部である第1出庫側接続箇所21aと入庫コンベヤ22の搬送方向上流側端部である第1入庫側接続箇所22aとを接続するピッキング用コンベヤとしての第1ピッキング用コンベヤ31と、出庫コンベヤ21において当該出庫コンベヤ21の搬送方向で第1出庫側接続箇所21aの上流側に隣接する第2出庫側接続箇所21bと入庫コンベヤ22において当該入庫コンベヤ22の搬送方向で第1入庫側接続箇所22aの下流側に隣接する第2入庫側接続箇所22bとを接続するピッキング用コンベヤとしての第2ピッキング用コンベヤ32とが設けられている。
第1ピッキング用コンベヤ31と第2ピッキング用コンベヤ32とは、搬送方向が平行となる状態で隣接して配設されている。
第1ピッキング用コンベヤ31の搬送経路途中には、ピッキング箇所としての第1ピッキング箇所31Pが設定され、第2ピッキング用コンベヤ32の搬送経路途中には、ピッキング箇所としての第2ピッキング箇所32Pが設定されている。第1ピッキング箇所31Pと第2ピッキング箇所32Pとは、第1ピッキング用コンベヤ31及び第2ピッキング用コンベヤ32の搬送方向において、第1ピッキング箇所31Pの方が第2ピッキング箇所32Pよりも上流側に位置するように設定されている。なお、第1ピッキング箇所31P及び第2ピッキング箇所32Pには、図示は省略するがケースCがその位置に位置するときにON状態となるリミットスイッチが備えられており、ケースCが第1ピッキング箇所31P又は第2ピッキング箇所32Pに到達したことを検出できるようになっている。
入庫コンベヤ22の第2入庫側接続箇所より搬送方向で下流側に、通過するケースCに付されたケース識別情報としてのバーコード情報を読み取るバーコードリーダRが設けられている。
また、バーコードリーダRよりも入庫コンベヤ22の搬送方向で下流側に、ケースCを自動倉庫1とは異なる排出先に搬送する排出用コンベヤ23が接続されている。
排出用コンベヤ23は、第1ピッキング箇所31P又は第2ピッキング箇所32Pにおいてピッキングロボット50のピッキング作業により全ての物品が取り出されたケースC(空ケースと称する)を、自動倉庫1とは異なる空ケース集積箇所に搬送するために用いられる。また、排出用コンベヤ23の搬送途中に、自動倉庫1から出庫したケースC(実ケースと称する)を、ピッキング作業を行わずに直送出庫先に搬送する直送出庫コンベヤとの分岐装置が設けられ、実ケースを直送出庫先に搬送することができるようになっている。
ピッキングエリアにおける出庫コンベヤ21の下流側端部から離間する状態で、集品コンベヤ40が設置されている。集品コンベヤ40は、独立に搬送作動自在な3つの搬送面40a、40b、40cを、平面視で搬送方向に直交する方向に並べて備えている。
また、ピッキングエリアにおける入庫コンベヤ22の上流側端部から離間する状態で、ケースCに収容された物品Bをピッキングする1台のピッキングロボット50が設置されている。
図示は省略するが、ピッキングロボット50は、旋回作動自在な台座部と、台座部に支持されて屈伸作動自在なアーム部と、アーム部の先端に取り付けられた吸着パッドと、を備えている。吸着パッドは、真空吸着式のノズルを複数備えて構成され、物品Bの表面に対して吸着作用する吸着状態と、物品Bの表面に対して吸着作用しない非吸着状態とを切換えることができるようになっている。
ピッキングロボット50は、台座部の旋回作動とアーム部の屈伸作動とによって、第1ピッキング箇所31P、第2ピッキング箇所32P、及び、集品コンベヤ40の3つの搬送面40a、40b、40cの上流側端部とに亘って吸着パッドを移動させることができるようになっている。上記第1ピッキング用コンベヤ31及び第2ピッキング用コンベヤ31における第1ピッキング箇所31Pと第2ピッキング箇所32Pとの位置関係は、ピッキングロボット50の台座部の旋回時におけるアーム部の移動軌跡に沿うように配置したことによるものである。
すなわち、第1ピッキング箇所31Pに位置するケースCからの物品Bの取り出し、及び、第2ピッキング箇所32Pに位置するケースCからの物品Bの取り出しを行うピッキングロボット50として、単一のピッキングロボット50が設けられている。また、ピッキングロボット50は、後述するピッキング制御部としてのロボットコントローラC4(図2参照)によって作動を制御されるように構成され、第1ピッキング箇所31P又は第2ピッキング箇所32Pに位置するケースCから物品Bを取り出すピッキング作業を行うようになっている。
また、物品Bを支持自在なケースCを自動倉庫1から搬送する出庫コンベヤ21と、ケースCを自動倉庫1に向けて搬送する入庫コンベヤ22と、出庫コンベヤ21と入庫コンベヤ22との間に配設されて、搬送経路途中に第1ピッキング箇所31Pが設定された第1ピッキング用コンベヤ31、及び、出庫コンベヤ21と入庫コンベヤ22との間に配設されて、搬送経路途中に第2ピッキング箇所32Pが設定された第2ピッキング用コンベヤ32が設けられ、第1ピッキング箇所31P又は第2ピッキング箇所32Pに位置するケースCから物品Bを取り出すピッキング作業を行うピッキングロボット50と、ピッキング装置の作動を制御するロボットコントローラC4と、が設けられ、ロボットコントローラC4が、第1ピッキング箇所31P又は第2ピッキング箇所32Pに位置するケースCから物品Bを取り出すべくピッキングロボット50の作動を制御するように構成されている。
図2に示すように、当該自動ピッキング設備の作動を管理する制御部Hが設けられている。制御部Hは、例えば中央処理装置とハードディスク等の記憶装置とを備えたパーソナルコンピュータやPCサーバ等の汎用コンピュータにて構成されている。
制御部Hとには、ラックコントローラC1とリフタコントローラC2とコンベヤコントローラC3とロボットコントローラC4とが、相互に通信自在に接続されている。
ラックコントローラC1は、自動倉庫1における搬送車12の走行作動及び移載装置12Mの移載作動を制御するように構成されている。リフタコントローラC2は、リフタ14及び15の昇降作動及びケースCの授受作動を制御するように構成されている。コンベヤ制御部としてのコンベヤコントローラC3は、出庫コンベヤ21、入庫コンベヤ、排出用コンベヤ23、第1ピッキング用コンベヤ31、及び、第2ピッキング用コンベヤ32の作動を制御するように構成されている。さらに、ロボットコントローラC4は、後述のカメラMの撮像画像に基づいてケースC内の物品Bの位置を認識し、その位置に基づいてピッキングロボット50の作動を制御するように構成されている。
コンベヤコントローラC3は、ケースCを自動倉庫1から第1ピッキング箇所31Pに搬送すべく出庫コンベヤ21及び第1ピッキング用コンベヤ31を作動させる第1出庫用搬送制御(図4の矢印T1aで示す)、ケースCを第1ピッキング箇所31Pから自動倉庫1に向けて搬送すべく第1ピッキング用コンベヤ31及び入庫コンベヤ22を作動させる第1入庫用搬送制御(図4の矢印T1bで示す)、ケースCを自動倉庫1から第2ピッキング箇所32Pに搬送すべく出庫コンベヤ21及び第2ピッキング用コンベヤ32を作動させる第2出庫用搬送制御(図4の矢印T2aで示す)、及び、ケースCを第2ピッキング箇所32Pから自動倉庫1に向けて搬送すべく第2ピッキング用コンベヤ32及び入庫コンベヤ22を作動させる第2入庫用搬送制御(図4の矢印T2bで示す)、及び、排出用コンベヤ23を作動させてケースCを排出先に搬送する排出用搬送制御(図8の矢印T4で示す)を実行自在に構成されている。
なお、図1には図示していないが、第1ピッキング箇所31P、及び、第2ピッキング箇所32Pの上方には、夫々、下方を撮像方向とするカメラMが設置されている。カメラMは、ケースCが第1ピッキング箇所31P、又は、第2ピッキング箇所32Pに位置するときに、ケースCの内部を撮像可能に構成されている。ロボットコントローラC4は、第1ピッキング箇所31Pの上方に位置するカメラMの撮像画像に基づいて、物品Bの位置を認識し、認識した物品Bの位置に基づいてピッキングロボット50を作動させて、第1ピッキング箇所31Pに位置するケースCからの必要数の物品Bの取り出しを行う第1ピッキング作業、又は、第2ピッキング箇所32Pの上方に位置するカメラMの撮像画像に基づいて、物品Bの位置を認識し、認識した物品Bの位置に基づいてピッキングロボット50を作動させて、第2ピッキング箇所32Pに位置するケースCからの必要数の物品Bの取り出しを行う第2ピッキング作業の何れかをピッキングロボット50に指令するようになっている。
また、制御部Hには、作業者がケースCに支持されている物品Bを処理する作業者処理モードへの切換えを指令する作業者モード指令部としての手動ボタンN1、及び、その作業者処理モードの終了を指令する復旧ボタンN2が接続されている。さらに、制御部Hには、前述のバーコードリーダRが接続されており、バーコードリーダRが読みとったバーコード情報が制御部Hに入力されるようになっている。
制御部Hは、手動ボタンN1、及び、復旧ボタンN2の入力情報を、コンベヤコントローラC3に送信するように構成されている。
制御部Hは、自動倉庫1に収納されているケースC、及び、ケースCの夫々に収納されている物品Bの種別及び個数等の情報を管理している。そして、ピッキング計画に従って、自動倉庫1から、必要な物品Bが収容されたケースCの搬送を行うべく、ラックコントローラC1のケースCの出庫を指令し、かつ、リフタコントローラC2、及びコンベヤコントローラC3にケースCの搬送を指令する。そして、所定のピッキング箇所(第1ピッキング箇所31P又は第2ピッキング箇所32P)にケースCが到達したことをリミットスイッチが検出すると、引き続き、ロボットコントローラC4に必要数の物品Bの取り出しを指令する。
本実施形態の自動ピッキング設備は、通常ピッキングモード、作業者処理モード、排出モードの3つの動作モードを備えている。これら3つの動作モードについて、フローチャートに基づいて説明する。なお、以下で説明するフローチャートにおいては、コンベヤコントローラC3が実行する処理とロボットコントローラC4が実行する処理とを、処理順に1つのフローチャートに記載する。
図3及び図4に示す通常ピッキングモードは、上記制御部Hによって、ピッキング作業が連続して指令され、指令されたピッキング作業のみを実行する場合である。
図3に示すように、通常ピッキングモードでは、コンベヤコントローラC3が第1出庫用搬送制御(図4の矢印T1aで示されるケースCの搬送)を実行し(ステップ#101)、ケースCが第1ピッキング箇所31Pに到達すると、ロボットコントローラC4は、ピッキングロボット50を作動させて第1ピッキング作業を実行する(ステップ#102)。ロボットコントローラC4は、引き続き制御部Hからのピッキング指令があるか否かを確認し(ステップ#103)、引き続き制御部Hからのピッキング指令がない場合(ステップ#103:No)には、第1ピッキング作業が完了するのを待つ(ステップ#112)。そして、第1ピッキング作業が完了すると(ステップ#112:Yes)、コンベヤコントローラC3は第1入庫用搬送制御(図4の矢印T1bで示されるケースCの搬送)を実行して(ステップ#113)処理を終了する。
一方、引き続き制御部Hからのピッキング指令がある場合(ステップ#103:Yes)には、コンベヤコントローラC3が第2出庫用搬送制御(図4の矢印T2aで示されるケースCの搬送)を実行する(ステップ#104)。ロボットコントローラC4は、第1ピッキング作業が完了するのを待ち(ステップ#105)、第1ピッキング作業が完了すると(ステップ#105:Yes)、コンベヤコントローラC3が第1入庫用搬送制御(図4の矢印T1bで示されるケースCの搬送)を実行し(ステップ#106)、続いて、ロボットコントローラC4が、第2ピッキング箇所32Pに位置するケースCに対して第2ピッキング作業を実行するようにピッキングロボット50を作動させる(ステップ#107)。
ロボットコントローラC4は、引き続き制御部Hからのピッキング指令があるか否かを確認し(ステップ#108)、引き続き制御部Hからのピッキング指令がない場合(ステップ#108:No)には、第2ピッキング作業が完了するのを待つ(ステップ#114)。そして、第2ピッキング作業が完了すると(ステップ#114:Yes)、コンベヤコントローラC3は第2入庫用搬送制御(図4の矢印T2bで示されるケースCの搬送)を実行して(ステップ#115)処理を終了する。
一方、引き続き制御部Hからのピッキング指令がある場合(ステップ#108:Yes)には、コンベヤコントローラC3が第1出庫用搬送制御(図4の矢印T1aで示されるケースCの搬送)を実行する(ステップ#109)。ロボットコントローラC4は、第2ピッキング作業が完了するのを待ち(ステップ#110)、第2ピッキング作業が完了すると(ステップ#110:Yes)、コンベヤコントローラC3が、第2入庫用搬送制御(図4の矢印T2bで示されるケースCの搬送)を実行する(ステップ#111)。その後、ステップ#102の処理に戻る。
このようにして、ロボットコントローラC4が、第1ピッキング箇所31Pに位置するケースCからの必要数の物品Bの取り出しである第1ピッキング作業、及び、第2ピッキング箇所32Pに位置するケースCからの必要数の物品Bの取り出しである第2ピッキング作業を交互に行うように、単一のピッキングロボット50の作動を制御することとなる。
これにより、第1ピッキング作業が完了したときには第2ピッキング箇所32Pに第2ピッキング作業の対象となるケースCが用意されていることになり、第2ピッキング作業が完了したときには第1ピッキング箇所31Pに第1ピッキング作業の対象となるケースCが用意されていることになるため、ピッキングロボット50にタイムラグなくピッキング作業を行わせることができるものとなる。
図5及び図6に示す作業者処理モードは、例えば、ピッキングロボット50が故障したために作業者SがケースCからの必要数の物品Bの取り出しを行う場合や、作業者Sが目視にて自動倉庫1に保管されているケースCに支持されている物品Bの確認作業(棚卸作業)を行う場合に指令されるモードであり、手動ボタンN1によって作業者処理モードへの切換えが指令されたときに開始される。
図5に示すように、作業者処理モードが開始されると、まず、ロボットコントローラC4がピッキングロボット50に休止を指令する(ステップ#201)。なお、ピッキングロボット50が故障した場合には、ピッキングロボット50が当該休止指令を受信できない場合もあるが、ピッキングロボット50が作動して作業者Sと異常に接近するような事態を避けるため、確認的に休止を指令する。
引き続き、コンベヤコントローラC3は、第1出庫用搬送制御を実行し、自動倉庫1からケースCを第1ピッキング箇所31Pに搬送する(ステップ#202。図6の矢印T3aを参照)。コンベヤコントローラC3は、作業完了ボタンN3の入力を待ち(ステップ#203)、作業完了ボタンにより作業完了が入力されると(ステップ#203:Yes)、第1入庫用搬送制御を実行し、ケースCを第1ピッキング箇所31Pから自動倉庫1からに搬送する(ステップ#204。図6の矢印T3bを参照)。
コンベヤコントローラC3は、次の作業があるか否かを確認し(ステップ#205)、次の作業がある場合(ステップ#205:Yes)には、ステップ#202の処理に戻る。また、次の作業がない場合(ステップ#205:No)には、復旧ボタンN2による復旧指令の入力を待ち(ステップ#206)、復旧ボタンN2によって復旧指令が入力されると(ステップ#206:Yes)、ロボットコントローラC4が休止させていたピッキングロボット50を起動させる(ステップ#207)。
すなわち、ロボットコントローラC4は、手動ボタンN1から作業者処理モードへの切換えが指令されると、ピッキングロボット50を休止状態とし、コンベヤコントローラC3は、手動ボタンN1から作業者処理モードへの切換えが指令されると、第1出庫用搬送制御及び第1入庫用搬送制御を実行するように構成されている。
このように、作業者Sによる作業を行う場合には、作業者Sが作業し易い第1ピッキング用コンベヤ31側のみにケースCを順次搬送して、作業者SがケースCに支持されている物品Bを処理し易い状態とすることができる。
図7及び図8に示す排出モードは、例えば、自動倉庫1に保管されているケースCを、ピッキング作業を行わずに自動倉庫以外の排出先に搬送したい場合に指令されるモードであり、制御部Hにより直送指令が指令された場合に開始される。
本実施形態では、制御部Hが、自動倉庫1に保管されているケース4を、排出先に搬送する排出指令を指令する排出指令部に相当する。
図7に示すように、排出モードが開始されると、まず、コンベヤコントローラC3が、搬送すべきケースCが排出対象であるか否かを判別する(ステップ#301)。
ケースCが排出対象であると判別すると(ステップ#301:Yes)、コンベヤコントローラC3は、第2出庫用搬送制御(ステップ#302)、第2入庫用搬送制御(ステップ#303)を行う。第2入庫用搬送制御における入庫コンベヤ22での搬送途中に、バーコードリーダRにてケースCのバーコード情報を読み取り、ケースCが当該バーコードリーダRの設置個所を通過したことを認識すると、引き続き、コンベヤコントローラC3が排出用搬送制御を実行する(ステップ#304)。これにより、図8の矢印T4に示すように、自動倉庫1から出庫したケースCをピッキング作業の対象とせずに排出先に搬送することができる。
最後に、コンベヤコントローラC3が、搬送すべき他のケースCが存在するか否かを確認し(ステップ#305)、搬送すべき他のケースCが存在する場合(ステップ#305:Yes)にはステップ#301の処理に戻る。
一方、ケースCが排出対象でないと判別すると(ステップ#301:No)、コンベヤコントローラC3が第1出庫用搬送制御を実行し(ステップ#306)、ロボットコントローラC4が第1ピッキング箇所31Pに位置するケースCに対して第1ピッキング作業を実行し(ステップ#307)、第1ピッキング作業が完了すると、コンベヤコントローラC3が第1入庫用搬送制御を実行する(ステップ#308)。ステップ#308の処理が完了すると、引き続きステップ#301の処理に戻る。
このようにして、自動倉庫1に保管されているケースCを、ピッキング作業を行わずに自動倉庫1以外の排出先に搬送したい場合、ピッキング作業の対象であるケースCについてのピッキング作業については継続させながら、ピッキング対象でないケースCを極力早く排出先に搬送することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、自動倉庫1を、棚板10a、10bを上下方向に多段に備え、その各段に走行車12を備え、棚板10a、10bの各段と、出庫コンベヤ21又は入庫コンベヤ22との間でケースCを搬送するリフタ14、15を備える構成としたが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、収納部を上下及び左右に複数備える収納棚を前面を対向させて一対備え、その間に設けられた走行経路に、走行台車と昇降マストと昇降台とを備えたスタッカークレーンが走行自在に設けられ、ケースCが、スタッカークレーンによって各収納部と出庫コンベヤ21又は入庫コンベヤ22の移載箇所との間で搬送されるような構成でもよい。
(2)上記実施形態では、ピッキングコンベヤとして、第1ピッキングコンベヤ31及び第2ピッキングコンベヤ32の2つを備える構成としたが、ピッキングコンベヤを3つ又はそれ以上備える構成としてもよい。なお、この場合においても、上記作業者処理モードにおいては、ケースCを作業者Sの作業領域に最も近接したピッキングコンベヤを使用して搬送することが好ましい。
(3)上記実施形態では、第1ピッキング用コンベヤ31と前記第2ピッキング用コンベヤ32とが、搬送方向が平行となる状態で隣接して配設されている形態を説明したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、第1ピッキング用コンベヤ31と前記第2ピッキング用コンベヤ32とを平面視で傾斜する姿勢で配置してもよい。また、第1ピッキング用コンベヤ31と前記第2ピッキング用コンベヤ32とを、搬送方向において部分的に平行でない部分(例えば湾曲部等)を有して構成してもよい。
(4)上記実施形態では、排出用コンベヤ23が、入庫コンベヤ22における第2入庫側接続箇所22bより搬送方向で下流側の位置に接続される形態を示したが、排出用コンベヤ23をリフタ15における入庫コンベヤ22と別の高さに接続してもよい。
(5)上記実施形態では、排出指令が指令されたときに、コンベヤコントローラC3が第2出庫用搬送制御、第2入庫用搬送制御、及び、排出用搬送制御を順次実行してケースCを排出先に搬送する構成としたが、このような構成に限定されるものではなく、排出指令が指令されたときに、第1出庫用搬送制御、第1入庫用搬送制御、及び、排出用搬送制御を順次実行するように構成してもよい。この場合には、ピッキング作業の対象であるケースCについては第2出庫用搬送制御及び第2入庫用搬送制御を実行し、ロボットコントローラC4が、第2ピッキング箇所32Pに位置するケースC対して第2ピッキング作業を実行するように構成する。
(6)上記実施形態では、ロボットコントローラC4が、第1ピッキング箇所31Pに位置するケースCからの必要数の物品Bの取り出しである第1ピッキング作業、及び、第2ピッキング箇所32Pに位置するケースCからの必要数の物品Bの取り出しである第2ピッキング作業を交互に行うように、単一のピッキングロボット50の作動を制御する形態を説明したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、第1ピッキング箇所31Pに優先的にケースCを搬送して第1ピッキング作業を連続的に実行する構成とし、第1ピッキング箇所31Pでの作業が積滞しているときのみ、第2ピッキング箇所32PにケースCを搬送して第2ピッキング作業を実行するように構成してもよい。
1 保管部
21 搬出コンベヤ
21a 第1出庫側接続箇所
21b 第2出庫側接続箇所
22 搬入コンベヤ
22a 第1入庫側接続箇所
22b 第2入庫側接続箇所
23 排出用コンベヤ
31 第1ピッキング用コンベヤ
32 第2ピッキング用コンベヤ
31P 第1ピッキング箇所
32P 第2ピッキング箇所
50 ピッキング装置
C 物品支持体
B 物品
C3 コンベヤ制御部
C4 ピッキング制御部
N1 作業者モード指令部
S 作業者

Claims (5)

  1. 物品を支持自在な物品支持体を保管部から搬送する出庫コンベヤと、前記物品支持体を前記保管部に向けて搬送する入庫コンベヤと、前記出庫コンベヤと前記入庫コンベヤとの間に配設されて搬送経路途中にピッキング箇所が設定されたピッキングコンベヤと、前記ピッキング箇所に位置する前記物品支持体から前記物品を取り出すピッキング作業を行うピッキング装置と、前記ピッキング装置の作動を制御するピッキング制御部と、が設けられ、
    前記ピッキング制御部が、前記ピッキング箇所に位置する前記物品支持体から前記物品を取り出すべく前記ピッキング装置の作動を制御するように構成された自動ピッキング設備であって、
    前記ピッキングコンベヤとして、前記出庫コンベヤにおける第1出庫側接続箇所と前記入庫コンベヤにおける第1入庫側接続箇所とを接続する第1ピッキング用コンベヤと、
    前記出庫コンベヤにおいて前記出庫コンベヤの搬送方向で前記第1出庫側接続箇所の上流側に隣接する第2出庫側接続箇所と、前記入庫コンベヤにおいて前記入庫コンベヤの搬送方向で前記第1入庫側接続箇所の下流側に隣接する第2入庫側接続箇所とを接続する第2ピッキング用コンベヤと、が設けられ、
    前記ピッキング箇所として、前記第1ピッキング用コンベヤの搬送経路に第1ピッキング箇所が設定され、かつ、前記第2ピッキング用コンベヤの搬送経路に第2ピッキング箇所が設定され、
    前記第1ピッキング箇所に位置する前記物品支持体からの物品の取り出し及び前記第2ピッキング箇所に位置する前記物品支持体からの物品の取り出しを行う前記ピッキング装置として、単一のピッキング装置が設けられている自動ピッキング設備。
  2. 前記第1ピッキング用コンベヤと前記第2ピッキング用コンベヤとが、搬送方向が平行となる状態で隣接して配設されている請求項1に記載の自動ピッキング設備。
  3. 前記出庫コンベヤ、前記入庫コンベヤ、前記第1ピッキング用コンベヤ、及び、前記第2ピッキング用コンベヤの作動を制御するコンベヤ制御部が設けられ、
    前記コンベヤ制御部が、
    前記物品支持体を前記保管部から前記第1ピッキング箇所に搬送すべく前記出庫コンベヤ及び前記第1ピッキング用コンベヤを作動させる第1出庫用搬送制御、
    前記物品支持体を前記第1ピッキング箇所から前記保管部に向けて搬送すべく前記第1ピッキング用コンベヤ及び前記入庫コンベヤを作動させる第1入庫用搬送制御、
    前記物品支持体を前記保管部から前記第2ピッキング箇所に搬送すべく前記出庫コンベヤ及び前記第2ピッキング用コンベヤを作動させる第2出庫用搬送制御、及び、
    前記物品支持体を前記第2ピッキング箇所から前記保管部に向けて搬送すべく前記第2ピッキング用コンベヤ及び前記入庫コンベヤを作動させる第2入庫用搬送制御、
    を実行自在に構成され、
    前記ピッキング制御部が、前記第1ピッキング箇所に位置する前記物品支持体からの必要数の物品の取り出しである第1ピッキング作業、及び、前記第2ピッキング箇所に位置する前記物品支持体からの必要数の物品の取り出しである第2ピッキング作業を交互に行うように前記単一のピッキング装置の作動を制御する請求項1又は2に記載の自動ピッキング設備。
  4. 作業者が前記物品支持体に支持されている物品を処理する作業者処理モードへの切換えを指令する作業者モード指令部が設けられ、
    前記ピッキング制御部は、前記作業者モード指令部から前記作業者処理モードへの切換えが指令されると、前記ピッキング装置を休止状態とし、
    前記コンベヤ制御部は、前記作業者モード指令部から前記作業者処理モードへの切換えが指令されると、前記第1出庫用搬送制御及び前記第1入庫用搬送制御を実行するように構成されている請求項3に記載の自動ピッキング設備。
  5. 前記ピッキング箇所において前記ピッキング作業により全ての物品が取り出された前記物品支持体を前記保管部とは異なる排出先に搬送する排出用コンベヤが、前記入庫コンベヤにおける第2入庫側接続箇所より搬送方向で下流側に接続され、
    前記コンベヤ制御部が、前記排出用コンベヤを作動させて前記物品支持体を前記排出先に搬送する排出用搬送制御を実行自在に構成され、
    前記保管部に保管されている前記物品支持体を、前記排出先に搬送する排出指令を指令する排出指令部が設けられ、
    前記コンベヤ制御部は、前記排出指令部から前記排出指令が指令されると、前記第2出庫用搬送制御、前記第2入庫用搬送制御、及び、前記排出用搬送制御を順次実行して前記物品支持体を前記排出先に搬送するように構成され、かつ、ピッキング作業の対象である前記物品支持体については前記第1出庫用搬送制御及び前記第1入庫用搬送制御を実行するように構成され、
    前記ピッキング制御部は、前記排出指令部から前記排出指令が指令されると、前記第1ピッキング箇所に位置する前記物品支持体に対して前記第1ピッキング作業を実行するように構成されている請求項3又は4に記載の自動ピッキング設備。
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