JP2015040098A - 管理装置、管理システム及び管理方法 - Google Patents

管理装置、管理システム及び管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】格納された機器の位置を効率よく特定できるようにすることを目的とする。
【解決手段】複数の端末の位置情報を管理する管理装置であって、前記端末の位置情報を格納する第一格納部と、前記端末の配置される領域の情報を表す領域情報を格納する第二格納部と、一以上の端末の指定を受け付ける受付部と、前記第一格納部に格納された前記位置情報及び前記第二格納部に格納された前記領域情報を用いて、前記指定に係る前記端末の属する領域を特定する特定部と、前記指定に係る端末を励起させる励起信号を前記特定部が特定した領域に送信するよう指示する第一指示部と、前記励起信号を受信した、前記指定に係る端末から応答を受信したことに応じて、アラートを再生するよう該端末に指示する第二指示部と、を有する、管理装置を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、管理装置、管理システム及び管理方法に関する。
倉庫やオフィス等に配置又は格納された機器を、効率的に管理する方法が知られている。例えば、MFP(Multifunction Peripheral)やプリンタ等の、機器のレンタル事業において、レンタル先から返却された機器を、倉庫内の所定の領域に格納する。このとき、作業者は、機器の性能や整備状況を記したバーコードを、機器に添付する。そして、作業者は、出庫指示に応じて、特許文献1に示されるようなバーコードリーダを用いて、機器のバーコードを一つずつ読み込み、指示された機器を探索する。
また、近年では、RFID(Radio Frequency IDentification)に代表される無線タグを用いて、機器等の管理が行われている。例えば、特許文献2は、バーコードリーダを用いる代わりに、無線タグを用いて、機器の位置情報を管理する方法を開示している。
一方、特許文献3は、位置情報が書き込まれ、機器に取り付けられた電子タグが、携帯情報端末から発せられた電波に応じて、その位置情報を送信する技術を開示している。また、特許文献4及び非特許文献1は、GPS衛星から送信される測位信号と互換性のある信号を用いることにより、GPS衛星からの測位信号が受信できない屋内においても、測位を可能とする技術を開示している。
しかしながら、従来の方法では、作業者が機器を探索するとき、各機器に付されたバーコードを逐一読み取るか、あるいは、各機器に付された無線タグに電波を照射することにより、機器の情報を確認する必要があり、大変な労力を必要としていた。特に、機器が移動された場合、又は、密集して配置されているような場合には、探索のために多大な労力が必要となっていた。一方で、屋内で位置情報を取得する技術を用いて、倉庫等に格納された機器の位置を効率的に探索する技術が存在しなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、格納された機器の位置を効率よく特定できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明の一実施形態における管理装置は、
複数の端末の位置情報を管理する管理装置であって、
前記端末の位置情報を格納する第一格納部と、
前記端末の配置される領域の情報を表す領域情報を格納する第二格納部と、
一以上の端末の指定を受け付ける受付部と、
前記第一格納部に格納された前記位置情報及び前記第二格納部に格納された前記領域情報を用いて、前記指定に係る前記端末の属する領域を特定する特定部と、
前記指定に係る端末を励起させる励起信号を前記特定部が特定した領域に送信するよう指示する第一指示部と、
前記励起信号を受信した、前記指定に係る端末から応答を受信したことに応じて、アラートを再生するよう該端末に指示する第二指示部と、
を有する。
本発明によれば、格納された機器の位置を効率よく特定できる。
本発明の一実施形態における管理システムの概略図。 本発明の一実施形態における管理装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における無線端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における配信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における管理システムの機能ブロック図。 位置管理情報を格納するテーブルの例を表す図。 装置情報を格納するテーブルの例を表す図。 領域情報を格納するテーブルの例を表す図。 位置情報を取得する処理の例を表すシーケンス図。 本発明の一実施形態における管理装置の処理を表すフローチャート。 本発明の一実施形態における無線端末の処理を表すフローチャート。 無線端末にアラートを再生させる処理の例を表すシーケンス図。 無線端末にアラートを再生させる処理の例を表すシーケンス図。 無線端末のアラートを再生させる処理の例を表すシーケンス図。 装置情報を出力する画面の表示例を表す図。 装置情報を出力する画面の表示例を表す図。 位置情報を出力する画面の表示例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における配信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における管理システムの機能ブロック図。 位置情報を取得する処理の例を表すシーケンス図。 無線端末にアラートを再生させる処理の例を表すシーケンス図。 無線端末にアラートを再生させる処理の例を表すシーケンス図。 無線端末のアラートを再生させる処理の例を表すシーケンス図。 位置情報を出力する画面の表示例を表す図。 本発明の一実施形態における管理システムの概略図。 本発明の一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.システムの概要
2.ハードウェア構成
2.1 管理装置
2.2 無線端末
2.3 配信装置
3.機能
3.1 管理装置
3.2 無線端末
3.3 配信装置
4.動作例
4.1 位置情報取得処理
4.2 現在位置通知処理
5.変形例1
5.1 ハードウェア構成
5.2 機能
5.3 動作例
6.変形例2
(1.システムの概要)
図1は、本発明の一実施形態における管理システム1の概略図である。図1には、倉庫のような空間に格納された、例えばMFPのような情報処理装置が示されている。各情報処理装置には、例えば天井に設置された配信装置300と通信可能な無線端末200が付されている。各配信装置300は、配信装置が設置された位置を表す位置情報を格納しており、無線端末200から受け取った識別情報に、当該位置情報を付加し、管理装置100に送信する。管理装置100は、配信装置300から送信された識別情報と位置情報とを格納することにより、無線端末の位置情報を管理する。また、管理装置100は、情報処理装置の装置情報(例えば、機種、機番等)、格納日時、整備日時、機能情報(例えば、カラー対応可否、印刷速度、オプション機能の有無等)を、その情報処理装置に付された無線端末200と関連付けて管理する。なお、無線端末200は、配信装置300に識別情報を送信した後は、電力消費を抑制するために、スリープ状態となる。
無線端末200と、配信装置300と、ゲートウェイ400は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等の、任意方式の無線ネットワークにより、互いに接続される。ただし、無線端末200は、通信の中継機能(例えば、無線LANであれば基地局の機能、ZigBeeであればZigBeeルータの機能)を有する配信装置300を介して、無線ネットワークにアクセスすることが好ましい。
また、ゲートウェイ400及び管理装置100は、インターネットのようなネットワークを介して、互いに接続される。すなわち、ゲートウェイ400は、管理装置100の接続されたネットワークと、無線端末200及び配信装置300が接続された無線ネットワークとを、相互に接続する役割を有する。
例えば出庫指示等に基づき、特定の情報処理装置の持ち出しを行う作業者は、情報端末500を用いて、ネットワークを介して管理装置100にアクセスする。詳しくは後述するが、図15、図16は、管理装置100からの出力画面の例である。作業者は、表示された情報処理装置の情報を閲覧しながら、目的の情報処理装置を指定し、その情報処理装置の最新の位置を問合せることができる。
管理装置100は、情報端末500からの問い合わせを受信すると、指定された情報処理装置と関連付けられた無線端末200の位置を特定する。次に、管理装置100は、特定した位置に設置された配信装置200に対して、無線端末200のスリープ状態を解除させる励起信号を送信するよう指示する。
スリープ状態が解除された無線端末200は、励起信号に対する応答を、無線ネットワークを介して、管理装置100に送信する。管理装置100は、応答を受信したことに応じて、アラーム再生指示を無線端末200に送信する。また、作業者の情報端末500に、指定された情報処理端末の位置を、屋内の地図とともに表示する。例えば、図17は、管理装置100による出力画面の例である。
作業者は、情報端末500に表示された位置を把握すると共に、音又は光によるアラームを確認することにより、所望の情報処理装置を効率的に発見することができる。
(2.ハードウェア構成)
次に、図2−図4を用いて、本発明の一実施形態における管理装置100と、無線端末200と、配信装置300のハードウェア構成を説明する。
(2.1 管理装置)
図2は、本発明の一実施形態における管理装置100のハードウェア構成例を表す。管理装置100は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、HDD14と、NIC(Network Interface Card)15と、キーボード16と、マウス17と、ディスプレイ18とを有する。
CPU11は、管理装置100の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM12は、CPU11のワークエリアを構成する。ROM13は、管理装置100のシステムプログラム等を記憶する。HDD14は、管理装置100で実行されるOS、アプリケーション及びユーザデータ等に加えて、管理対象となる無線端末の位置情報及び情報処理装置の装置情報等を記憶する。NIC15は、LANに接続するためのNIC(Network Interface Card)である。キーボード16及びマウス17は、管理装置100の管理者等から入力を受け付ける装置である。ディスプレイ18は、管理装置100の管理者等に対して情報を提示する装置である。バス19は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における管理装置100は、無線端末の位置情報を取得し、管理することができる。また、管理装置100は、情報端末500からの問い合わせに応じて、無線端末200の最新の位置情報を出力し、かつ、無線端末200に対してアラーム再生指示を送信することができる。
(2.2 無線端末)
図3は、本発明の一実施形態における無線端末200のハードウェア構成例を表す。無線端末200は、CPU21と、RAM22と、ROM23と、無線通信装置24と、無線タグ25と、スピーカ26と、電池27とを有する。
CPU21は、無線端末200の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM22は、CPU21のワークエリアを構成する。ROM23は、無線端末200のシステムプログラムや、当該無線端末200の識別情報や、再生するアラームの音や点灯パターンを示す情報等を記憶する。無線通信装置24は、例えば、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又は、WiFi(登録商標)等により、配信装置300と通信するための装置である。なお、任意の種類の無線通信装置24が、複数設けられてもよい。無線タグ25は、例えばRFIDのパッシブタグ又はアクティブタグであり、配信装置300から送信された励起信号を受信し、動作することが可能な回路である。スピーカ26は、音によるアラームを再生する装置である。電池27は、無線端末200を駆動するための電力を供給する。バス28は、電池27を除く他の装置又は回路を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における無線端末200は、配信装置300及びゲートウェイ400を介して、管理装置100と通信できる。また、無線端末200は、配信装置300から送信された励起信号を受信して、スリープ状態から復帰することができる。さらに、無線端末200は、管理装置100からの指示に応じて、アラーム音を再生することができる。
なお、無線端末200は、スピーカ26の代わりに、モータや、LEDや液晶ディスプレイを備え、振動又は視覚によるアラームを再生しても良い。
(2.3 配信装置)
図4は、本発明の一実施形態における配信装置300のハードウェア構成例を表す。配信装置300は、CPU31と、RAM32と、ROM33と、無線通信装置34と、無線タグリーダライタ35を有する。
CPU31は、配信装置300の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM32は、CPU31のワークエリア等を構成する。ROM33は、CPU31が実行するプログラム及びプログラムの実行に必要なデータに加えて、当該配信装置300が設置された位置を表す位置情報を記憶する。無線通信装置34は、例えば、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又は、WiFi(登録商標)等により、無線端末200及びゲートウェイ400と通信するための装置である。無線タグリーダライタ35は、無線端末200の無線タグ25が受信可能な電波信号を送信する。バス36は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における配信装置300は、無線端末200及びゲートウェイ400と無線により通信することができる。また、配信装置300は、管理装置100からの指示に応じて、無線端末200に励起信号を送信し、スリープ状態から復帰させることができる。
(3.機能)
次に、図5を用いて、本発明の一実施形態における管理装置100と、無線端末200と、配信装置300の機能ブロックの構成を説明する。図5には、これらの装置が備える様々な要素のうち、本実施形態の説明に特に関連する要素が示されている。
(3.1 管理装置)
本発明の一実施形態における管理装置100は、通信部101と、位置管理情報格納部102と、装置情報格納部103と、装置情報出力部104と、受付部105と、領域情報格納部106と、領域特定部107と、励起信号送信指示部108と、アラート再生指示部109と、位置情報出力部110とを有する。
このうち、位置管理情報格納部102と、装置情報格納部103と、領域情報格納部106は、図2のHDD14によって実現される。
位置管理情報格納部102は、無線端末200の位置管理情報を格納する。図6は、位置管理情報を格納するテーブルの例を表している。図6に示されるテーブルは、以下の項目を含む。
−無線端末識別情報 :無線端末200を一意に識別する識別情報
(例えば、無線端末のMACアドレス)
−緯度、経度、フロア:無線端末200の位置を特定するための位置情報
−受信日時 :位置情報を受信した日時を表す情報
位置管理情報に含まれる位置情報(緯度、経度、フロア)及び受信日時は、適宜更新される。なお、上述した位置情報は、緯度、経度及びフロアの情報を含むが、緯度及び経度の情報のみを含んでも良いし、他の情報(例えば、「棟」等)を含んでもよい。
装置情報格納部103は、無線端末200と関連付けられた、例えばMFPのような情報処理装置の装置情報を格納する。図7は、装置情報を格納するテーブルの例を表している。図7に示されるテーブルは、以下の項目を含む。
−無線端末識別情報:情報処理装置と関連付けられた無線端末200を一意に識別する
識別情報。情報処理装置と無線端末200との関連付けは、予め
作業者等によってなされる。当該関連付けにより、情報処理装置の
位置が、無線端末の位置によって特定可能となる
−機種 :情報処理装置の機種名
−機番 :情報処理装置の機番(シリアル番号)
−格納日時 :情報処理装置が所定の領域に格納された日時
−整備日時 :情報処理装置の最近の整備日時
−カラー/モノクロ:情報処理装置(主に画像形成装置)のカラー印刷機能対応の可否
−印刷速度 :情報処理装置(主に画像形成装置)の印刷性能
−オプション機能 :情報処理装置(主に画像形成装置)のオプション機能の一覧
また、上述した項目のほかに、情報処理装置の製造日や、所有者や、整備回数や、使用年数や、価格等の情報が含まれても良い。また、情報処理装置の種別に応じて、さらなる項目(例えば、情報処理能力や描画能力等)が含まれても良い。
領域情報格納部106は、情報処理装置が格納される空間を構成する複数の領域情報を格納する。図8は、領域情報を格納するテーブルの例を表している。図8に示されるテーブルは、以下の項目を含む。
−領域名 :情報処理装置が格納される領域に付された名前
−配信装置識別情報 :領域と対応付けられて設置された配信装置を一意に識別する
識別情報(例えば、配信装置のMACアドレス)
−緯度、経度、フロア:配信装置の設置位置を表す位置情報
無線端末の識別情報との組み合わせにより無線端末の位置を表す
通信部101は、図2のNIC15により主に実現され、他の装置との通信インターフェースを提供する。
装置情報出力部104は、図2のCPU11の処理によって主に実現され、装置情報格納部103に格納された装置情報を、作業者の所持する情報端末500に、ネットワーク経由で出力する。図15は、装置情報出力部104が、情報端末500のディスプレイに情報を出力させた例を表す。図15では、スマートフォンに代表される情報端末500のディスプレイに、無線端末の識別情報及び情報処理装置の装置情報の一覧が表示されている。装置情報出力部104は、例えば、情報端末500に搭載されたWebブラウザ又はアプリケーションにより、無線端末の識別情報及び情報処理装置の装置情報の一覧を出力することができる。
また、装置情報出力部104は、位置管理情報格納部102に格納された位置情報を用いて、情報処理装置の位置を地図とともに出力してもよい。図16は、装置情報出力部104が、作業者の所持する情報端末500のディスプレイに情報を出力した例を表す。図16では、情報端末500のディスプレイに、情報処理装置(すなわち、関連付けられた無線端末200)の位置とともに、装置情報が表示されている。情報処理装置の位置は、現時点で、位置管理情報格納部102に格納されている位置情報に基づくものであり、必ずしも最新の位置を反映していない可能性がある。
作業者は、図15、図16で示される画面上で、探索対象の情報処理装置を選択する。管理装置100は、選択された情報処理装置と関連付けられた、無線端末の識別情報を特定することにより、作業者が探索しようとする情報処理装置が何れであるかを特定することができる。
なお、装置情報出力部104は、情報処理装置の位置及び装置情報の他に、「絞り込み条件」のような項目を出力し、作業者から指定された条件に適合する項目のみを出力させても良い(図15、図16の下部参照)。
受付部105は、図2のCPU11の処理によって主に実現され、装置情報出力部104の出力した画面を通じて、作業者から、一以上の情報処理装置の指定を受け付ける。ここで、受付部105は、作業者によって指定された情報処理装置と関連付けられた、無線端末の識別情報を受け付ける。受付部105は、受け付けた無線端末(以下、「探索対象端末」と呼ぶ)の識別情報を、領域特定部107に渡す。
領域特定部107は、図2のCPU11の処理によって主に実現され、受付部105から受け取った、探索対象端末の識別情報をキーとして、位置管理情報格納部102の位置管理情報を探索し、探索対象端末の位置情報(緯度、経度、フロア)を特定する。次に、領域特定部107は、特定した位置情報をキーとして、領域情報格納部106の領域情報を参照し、その位置と対応する領域の領域名及び配信装置300の識別情報を特定する。そして、領域特定部107は、特定した配信装置300の識別情報と、探索対象端末の識別情報を、励起信号送信指示部108に渡す。
励起信号送信指示部108は、図2のCPU11の処理によって主に実現され、領域特定部107から受け取った、配信装置300の識別情報によって特定される配信装置300に対して、励起信号送信指示信号を送信する。ここで、励起信号送信指示部108は、励起信号送信指示信号に、領域特定部107から受け取った、探索対象端末の識別情報を含める。あるいは、励起信号送信指示部108は、励起信号送信指示信号とともに、探索対象端末の識別情報を送信しても良い。励起信号送信指示信号(探索対象端末の識別情報を含む)は、まず、通信部101を介してゲートウェイ400に送信され、次に、無線ネットワークを介して、配信装置300に伝送される。
また、励起信号送信指示部108は、励起信号送信指示信号を送信した後、一定時間内に、探索対象端末から応答を受信しなかった場合には、領域情報格納部106の領域情報で識別情報が定義されている全ての配信装置に対して、上記と同様の励起信号送信指示信号を送信する。ここで、励起信号送信指示部108は、探索対象端末からの応答に位置情報(緯度、経度、フロア)が含まれる場合には、位置管理情報格納部102に格納される位置情報を更新する。
励起信号送信指示部108は、探索対象端末から応答が得られたことに応じて、探索対象端末の識別情報を、アラート再生指示部109及び位置情報出力部110に通知する。
アラート再生指示部109は、図2のCPU11の処理によって主に実現され、励起信号送信指示部108からの通知を受けて、探索対象端末に、アラート再生指示信号を送信する。アラート再生指示信号は、まず、通信部101を介してゲートウェイ400に送信され、その後、無線ネットワークに接続された配信装置300を介して、探索対象端末に伝送される。
なお、アラート再生指示部109は、作業者からの指示に応じて、アラート再生を停止させるための、アラート再生停止指示信号を、探索対象の無線端末に送信してもよい。作業者は、例えば、図17に示される画面上から、アラート再生を停止される指示を行ってもよい。
位置情報出力部110は、図2のCPU11の処理によって主に実現され、励起信号送信指示部108から受け取った、探索対象端末の識別情報をキーとして、位置管理情報格納部102の位置管理情報を探索する。そして、位置情報出力部110は、探索対象端末の位置情報を、作業者の情報端末500等に出力する。図17は、位置情報出力部110が、作業者の所持する情報端末500のディスプレイに情報を出力させた例を表す。図17では、情報端末500のディスプレイに、探索対象端末と関連付けられた情報処理装置の位置が、装置情報とともに、地図上に表示されている。この位置は、情報処理装置の現時点での最新の位置を表している。
(3.2 無線端末)
本発明の一実施形態における無線端末200は、通信部201と、識別情報格納部202と、識別情報送信部203と、励起信号受信部204と、比較部205と、アラート再生部206と、状態管理部207とを有する。
通信部201は、図3の無線通信装置24により主に実現され、他の装置との通信インターフェースを提供する。
識別情報格納部202は、図3のROM23により主に実現され、当該無線端末200の識別情報(例えば、MACアドレス)を格納する。
識別情報送信部203は、図3のCPU21の処理により主に実現される。識別情報送信部203は、当該無線端末200がスリープ状態でないとき、一定間隔で、あるいは、決まった時刻に、識別情報格納部202に格納された識別情報を、通信部201を介して、管理装置100に送信する。この識別情報は、まず、最寄りの配信装置300に伝送され、その配信装置300よって位置情報が付加され、後に、ゲートウェイ400を介して、管理装置100に伝送される。
励起信号受信部204は、図3の無線タグ25により主に実現され、当該無線端末200がスリープ状態であるとき、配信装置300から励起信号を受信する。励起信号受信部204は、励起信号を受信すると、その旨を状態管理部207に通知する。また、励起信号受信部204は、励起信号に含まれる識別情報を読み取り、識別情報を比較部205に渡す。
比較部205は、図3のCPU21の処理により主に実現され、励起信号受信部204から受け取った識別情報と、識別情報格納部202に格納された識別情報とを比較する。そして、比較部205は、二つの識別情報が一致する場合に、その旨を識別情報送信部203に通知する。また、比較部205は、二つの識別情報が一致しなかった場合には、その旨を状態管理部207に通知する。
アラート再生部206は、図3のスピーカ26により主に実現され、通信部201を介して、管理装置100からアラート再生指示信号を受信すると、所定のアラートを再生する。所定のアラートとは、例えば、予めROM23に格納された音声データである。また、アラート再生部206は、モータ、LED又は液晶ディスプレイにより、振動、発光又は画面表示によるアラートを再生しても良い。アラート再生部206によるアラートの再生により、作業者は、当該無線端末200の所在を確認することができる。
また、アラート再生部206は、管理装置100から送信された、アラート再生停止指示信号を受信すると、アラートの再生を停止する。また、アラート再生部206は、作業者による、当該無線端末上に設けられたボタン等の操作に応じて、アラートを停止してもよい。また、アラート再生部206は、予め定められた時間アラートを再生した後に、自動的にアラートを再生停止してもよい。
状態管理部207は、図3のCPU21の処理により主に実現され、当該無線端末200の電源状態を管理する。状態管理部207は、識別情報送信部203が識別情報を送信した後、当該無線端末の電源状態を、スリープ状態とする。スリープ状態では、励起信号受信部204及び状態管理部207のみが動作し、その他の機能はオフとされる。従って、スリープ状態では、少なくとも図3の無線通信装置24やスピーカ26への給電が停止される。なお、無線タグ25がパッシブタグである場合には、パッシブタグへの電力供給が不要であるため、スリープ状態における電力消費はより低いものとなる。
状態管理部207は、スリープ状態において、励起信号受信部204から、励起信号を受信した旨の通知を受けとると、当該無線端末200のスリープ状態を解除する。そして、状態管理部207は、比較部205から、識別情報が一致しなかった旨の通知を受け取ると、再度、当該無線端末200を再びスリープ状態に移行させる。
また、状態管理部207は、一定間隔、あるいは、所定の時刻に、識別情報送信部203が識別情報を送信するため、スリープ状態を解除してもよい。
(3.3 配信装置)
本発明の一実施形態における配信装置300は、通信部301と、位置情報格納部302と、位置情報送信部303と、励起信号送信部304とを有する。
通信部301は、図4の無線通信装置34により主に実現され、他の装置との通信インターフェースを提供する。
位置情報格納部302は、図4のROM33により主に実現され、配信装置300が設置された位置を表す位置情報を格納する。屋内に設置される配信装置300の位置情報は、例えば、緯度、経度、フロアの情報を含む。
位置情報送信部303は、図4のCPU31の処理により主に実現され、無線端末200から識別情報を受信すると、当該識別情報を、位置情報格納部302に格納された位置情報とともに、通信部301を介して、管理装置100へと送信する。
励起信号送信部304は、図4の無線タグリーダライタにより主に実現され、管理装置100の励起信号送信指示部108からの励起信号送信指示信号の受信に応じて、励起信号を所定の範囲内に送信する。このとき、励起信号送信部304は、励起信号に、励起信号送信指示信号とともに送信された、探索対象端末の識別情報を含めて、励起信号を送信する。なお、図1に示される、各配信装置の下部の破線は、励起信号の到達範囲を表している。このように、励起信号送信部304は、他の配信装置による励起信号の到達範囲と重複しないように、励起信号を送信する。
(4.動作例)
次に、図9−図14を用いて、本発明の一実施形態における管理システム1の動作例を説明する。以下では、管理システム1における無線端末の「位置情報取得処理」と、「現在位置通知処理」とに分けて説明する。
(4.1 位置情報取得処理)
まず、図9を用いて、管理装置100が、無線ネットワークを介して、無線端末200の位置情報を取得する処理を説明する。ここでは、識別情報「0123456789a0」を有する無線端末200が、自らの識別情報を、管理装置100に送信する処理を説明する。
まず、無線端末200の識別情報送信部203は、識別情報格納部202から識別情報「0123456789a0」を読み取る(ステップS101)。次に、識別情報送信部203は、通信部201に、読み取った識別情報を渡す(ステップS102)。そして、通信部201は、配信装置300に、受け取った識別情報を送信する(ステップS103)。
無線端末200から識別情報を受け取った、配信装置300の通信部301は、識別情報を位置情報送信部303に渡す(ステップS104)。次に、位置情報送信部303は、位置情報格納部302から、以下の位置情報を読み込む(ステップS105)。
−緯度「35.46100」、経度「139.38090」、フロア「1」
次に、位置情報送信部303は、ステップS104で受け取った識別情報と、ステップS105で読み込んだ位置情報とを、通信部301に渡す(ステップS106)。そして、通信部301は、受け取った識別情報及び位置情報を、管理装置100に送信する(ステップS107)。
管理装置100の位置管理情報格納部102は、ステップS107で受け取った識別情報及び位置情報を格納する(ステップS108)。このとき、合わせて、受信日時の情報が記録される。
以上の位置情報取得処理は、無線端末200の識別情報送信部203による、識別情報の読み込みをトリガとして実行されるが、識別情報の読み込みは、例えば、一定の間隔おきに、あるいは、所定の時刻に、実行されてもよい。また、上記の処理が実行された後、無線端末200は、スリープ状態となってもよい。
(4.2 現在位置通知処理)
(管理装置の処理フロー)
次に、図10を用いて、管理装置100による現在位置通知処理の詳細を説明する。
まず、装置情報出力部110は、装置情報格納部103に格納された装置情報及び/又は位置情報を、作業者の所持する情報端末500に、ネットワーク経由で出力する(ステップS201)。装置情報出力部110が出力する画面の表示例は、図15、図16に示されている。次に、受付部105が、作業者からの情報処理装置の指定によって、無線端末の識別情報を受け付けた場合には(ステップS202のYES)、領域特定部107は、その無線端末の位置情報(緯度、経度、フロア)を特定する(ステップS203)。そして、領域特定部107は、ステップS203で特定した位置情報をキーとして、領域情報格納部106を探索し、その位置を含む領域の領域名及び配信装置300の識別情報を特定する(ステップS204)。
一方、受付部105が、作業者からの情報処理装置の指定によって、無線端末の識別情報を受け付けていない場合には(ステップS202のNO)、ステップS201に戻る。
次に、励起信号送信指示部108は、ステップS204で特定された配信装置300に対して、励起信号送信指示信号を送信する(ステップS205)。ここで、励起信号送信指示部108は、励起信号送信指示信号に、ステップS202で受付部105が受け付けた、探索対象端末の識別情報を含める。そして、励起信号送信指示部108が、一定時間内に、探索対象端末から応答を受信した場合には(ステップS206のYES)、アラート再生指示部109は、探索対象端末に、アラート再生指示信号を送信する(ステップS207)。さらに、位置情報出力部110は、探索対象端末の位置情報を、作業者の情報端末500に出力する(ステップS208)。
一方、励起信号送信指示部108は、一定時間内に、探索対象端末から応答を受信しなかった場合には(ステップS206のNO)、領域情報格納部106の領域情報で識別情報が定義されている全ての配信装置に対して、励起信号送信指示信号を送信する(ステップS209)。次に、励起信号送信指示部108は、探索対象端末から応答を受信した場合には(ステップS210のYES)、応答に含まれる位置情報を用いて、位置管理情報格納部102に格納された位置情報を更新する(ステップS211)。そして、アラート再生指示部109は、探索対象端末に、アラート再生指示信号を送信する(ステップS207)。さらに、位置情報出力部110は、探索対象端末の位置情報を、作業者の情報端末500に出力する(ステップS208)。
なお、励起信号送信指示部108が、全ての配信装置に対して、励起信号送信指示信号を送信した後も、無線端末から応答がなかった場合には(ステップS210のNO)、励起信号送信指示部108は、位置情報出力部110に、エラーを出力するよう指示してもよい(ステップS212)。
(無線端末の処理フロー)
次に、図11を用いて、無線端末200による現在位置通知処理の詳細を説明する。なお、無線端末200は、図10のシーケンスに従って既に識別情報を送信し、現在はスリープ状態であるものとする。
まず、励起信号受信部204が、配信装置300から励起信号を受信した場合には(ステップS301のYES)、状態管理部207は、スリープ状態を解除する(ステップS302)。一方、励起信号受信部204が、配信装置300から励起信号を受信しない場合には(ステップS301のNO)、スリープ状態のまま待機し、ステップS301に戻る。
スリープ状態が解除されると、比較部205は、ステップS301で受信した励起信号に含まれる識別情報と、識別情報格納部202に格納された識別情報とを比較する(ステップS303)。そして、両者が一致した場合には(ステップS304のYES)、識別情報送信部203は、励起信号に対する応答を、配信装置300を介して、管理装置100に送信する(ステップS306)。この応答には、無線装置200の識別情報が含まれる。一方、両者が一致しなかった場合には(ステップS304のNO)、状態管理部207は、無線端末200をスリープ状態に遷移させる(S305)。
次に、アラート再生部206が、管理装置100からアラート再生指示信号を受信した場合には(ステップS307のYES)、所定のアラートを再生する(ステップS308)。そうでない場合には、アラート再生指示信号を受信するまで待機する。なお、アラートは、作業者からの指示に応じて停止する。
(管理システムの動作シーケンス−無線端末の位置が変化していない場合)
次に、図12を用いて、本発明の一実施形態における管理システム1の動作シーケンスを説明する。図12は、作業者が情報端末500を通じて管理装置100にアクセスし、探索対象の情報処理装置と関連付けられた無線端末にアラートを再生させ、その位置情報を情報端末500に出力させる動作を表している。以下では、作業者が、図7に例示された、機種「C5000」という情報処理装置を探索しようとした場合の例を用いて、具体的に説明する。
まず、管理装置100の受付部105は、装置情報出力部104の出力した画面(図15又は図16)を通じて、作業者により指定された情報処理装置と対応する、無線端末200の識別情報を受け付ける(ステップS401)。ここでは、作業者は、機種が「C5000」である情報処理装置を指定したものとする。すなわち、受付部105は、その情報処理装置と関連付けられた無線端末(探索対象端末)の識別情報「0123456789a0」を受け付ける。受付部105は、探索対象端末の識別情報を、領域特定部107に渡す(ステップS402)。
次に、管理装置100の領域特定部107は、ステップS402で受け取った、探索対象端末の識別情報をキーとして、位置管理情報格納部102の位置管理情報(図6)を探索し、探索対象端末の位置情報(緯度、経度、フロア)を特定する(ステップS403)。ここでは、識別情報「0123456789a0」の無線端末の位置情報である、緯度「35.46100」、経度「139.38090」、フロア「1」が特定される。
次に、管理装置100の領域特定部107は、特定した位置情報をキーとして、領域情報格納部106の領域情報(図8)を参照し、特定した位置情報と対応する領域の領域名及び配信装置300の識別情報を特定する(ステップS404)。ここでは、緯度「35.46100」、経度「139.38090」、フロア「1」という位置情報に対応する領域の領域名「ゾーンA」と、配信装置の識別情報「1123456789a0」が特定される。
次に、管理装置100の領域特定部107は、ステップS402で受け取った探索対象端末の識別情報と、ステップS404で特定した配信装置の識別情報を、励起信号送信指示部108に渡す(ステップS405)。ここでは、探索対象端末の識別情報「0123456789a0」と、配信装置の識別情報「1123456789a0」が渡される。
次に、管理装置100の励起信号送信指示部108は、通信部101を介して、ステップS405で受け取った識別情報を有する配信装置(「1123456789a0」)に、励起信号送信指示信号を送信する(ステップS406、S407)。ここで、励起信号送信指示信号には、ステップS405で受け取った、探索対象端末の識別情報「0123456789a0」が含まれる。
配信装置300の励起信号送信部304は、管理装置100の励起信号送信指示部108から送信された、励起信号送信指示信号を、通信部301を介して受け取る(ステップS408)。そして、励起信号送信部304は、励起信号送信指示信号に含まれる、探索対象端末の識別情報「0123456789a0」を含む励起信号を、所定の範囲に送信する(ステップS409)。
探索対象端末である無線端末200の励起信号受信部204が、配信装置300の励起信号送信部304から送信された励起信号を受信すると(ステップS409)、無線端末200の状態管理部207は、スリープ状態を解除する。次に、無線端末200の励起信号受信部204は、励起信号に含まれていた識別情報を、比較部205に通知する(ステップS410)。ここでは、励起信号には、識別情報「0123456789a0」が含まれる。
無線端末200の比較部205は、ステップS410で受け取った識別情報(0123456789a0)と、識別情報格納部202に格納される識別情報(0123456789a0)とを比較する(ステップS411)。ここで、当該無線端末が、探索対象端末そのものであるため、両者は一致することとなる。その結果を受けて、無線端末200の比較部205は、両者が一致した旨を、識別情報送信部203に通知する(ステップS412)。
無線端末200の識別情報送信部203は、ステップS412の通知を受け、励起信号に対する応答を、通信部201を介して、配信装置300に送信する(ステップS413、S414)。ここで、応答には、当該無線端末の識別情報「0123456789a0」が含まれる。
配信装置300の通信部301は、無線端末200からの応答を受信すると、その応答を、管理装置100に中継する(ステップS415)。
管理装置100の励起信号送信指示部108は、配信装置300の通信部301から転送された応答を、通信部101を介して受信し(ステップS416)、その旨をアラート再生指示部109に通知する(ステップS417)。アラート再生指示部109は、通知を受け取ると、ステップS416で受信した応答に含まれる識別情報を有する無線端末200に対し、通信部101を介して、アラート再生指示信号を送信する(ステップS418、S419)。配信装置300の通信部301は、管理装置100から送信されたアラート再生指示信号を、無線端末200に中継する(ステップS420)。
無線端末200のアラート再生部206は、管理装置100から送信されたアラート再生指示信号を、通信部201を介して受信すると(ステップS421)、所定のアラートを再生する(ステップS422)。
一方、管理装置100の励起信号送信指示部108は、ステップS416において、配信装置300の通信部301から応答を受信した後、応答に含まれる無線端末の識別情報を、位置情報出力部104に通知する(ステップS423)。そして、位置情報出力部104は、ステップS423で受け取った識別情報をキーとして、位置管理情報格納部102の位置管理情報を探索し、位置情報を取得する(ステップS424)。また、位置情報出力部104は、ステップS423で受け取った識別情報をキーとして、装置情報格納部103の装置情報を探索し、機種や基盤、整備日時等の情報を取得しても良い(図示しない)。そして、特定された位置情報と機種等の装置情報とを、作業者の情報端末500に出力する(ステップS425)(図17)。
以上の処理によって、管理装置100は、作業者から情報端末500を通じて指定された情報処理装置に付された無線端末のアラートを再生させ、かつ、作業者の情報端末500に無線端末の位置を表示させることができる。その結果、作業者は、容易に、目的の情報処理装置の所在を突き止めることができる。
(管理システムの動作シーケンス−無線端末の位置が変化した場合)
図12では、管理装置100の管理する探索対象端末の位置情報が、実際の探索対象端末の位置情報と一致していた場合の動作例を用いて説明した。以下では、図13を用いて、管理装置100の管理する探索対象端末の位置情報が、実際の探索対象端末の位置情報と異なっている場合の動作例を説明する。図13において、作業者が、図7に例示された、機種「C5000」という情報処理装置を探索する点は、図12と同様である。
まず、管理装置100が、作業者からの入力を受け付け、探索対象端末の属する領域に設置された配信装置300に、励起信号送信指示信号を送信するステップS501−S507は、図12のステップS401−S407と同様である。ここでは、特定した領域に探索対象端末が存在しなかったため、探索対象端末から、励起信号送信指示信号に対する応答が受信されない。
管理装置100の励起信号送信指示部108は、一定時間待機しても、探索対象端末から応答が得られないと(ステップS508)、領域情報格納部106の領域情報で定義された全ての配信装置に、励起信号送信指示信号を送信する(ステップS509、S510)。ここで、励起信号送信指示信号には、探索対象端末の識別情報「0123456789a0」が含まれる。
次に、全ての配信装置300の励起信号送信部304は、励起信号送信指示信号に含まれる、探索対象端末の識別情報「0123456789a0」を含む励起信号を、所定の範囲に送信する(ステップS511)。なお、図13では、探索対象端末の属する領域の配信装置のみが例示されている。
その後、探索対象端末である無線端末200が、励起信号を受信し、励起信号に含まれる識別情報と、無線端末200自身が格納する識別情報とを比較して、応答を送信するステップS512−S517は、図12のステップS409−S414と同様である。
配信装置300の通信部301が応答を受け取ると、配信装置300の位置情報送信部303は、応答に含まれる無線端末の識別情報を読み取る(ステップS518)。そして、位置情報送信部303は、位置情報格納部302に格納された位置情報を付加して、応答を管理装置100に送信する(ステップS519、S520)。
管理装置100の励起信号送信指示部108は、配信装置300から送信された応答を、通信部101を介して受信する(ステップS521)。次に、励起信号送信指示部108は、応答に含まれる無線端末の識別情報及び位置情報を用いて、位置管理情報格納部102に格納される位置管理情報を更新する(ステップS522)。その後、アラート再生指示部109に通知し、無線端末200のアラートを再生させるステップS523−S528は、図12のステップS417−S422と同様である。
また、管理装置100の位置情報出力部104が、探索対象端末の位置情報を、作業者の情報端末500に出力するステップS529−S531は、図12のステップS423−S425と同様である。
以上の処理によって、管理装置100は、自らが格納する無線端末の位置が移動している場合であっても、その無線端末の現在位置を特定して、その位置を作業者に提示することができる。
(管理システムの動作シーケンス−探索対象端末以外の無線端末の動作)
図12、図13では、探索対象となる無線端末が、励起信号を受信して、アラートを再生する動作を説明した。図14では、励起信号を受信した、探索対象端末以外の無線端末(識別情報「0123456789a1」)の動作例を説明する。この無線端末200は、探索対象端末(識別情報「0123456789a0」)と同一の領域に属しているものとする。
まず、管理装置100が、作業者からの入力により、探索対象端末の属する領域に設置された配信装置300に励起信号送信指示信号を送信するステップS601−S607は、図12のステップS401−S407と同様である。
また、配信装置300が、管理装置100から送信された励起信号送信指示信号を受信し、所定の領域の無線端末に対して励起信号を送信するステップS608、S609は、図12のステップS408、409と同様である。
また、無線端末200が、励起信号を受信したことにより、スリープ状態を解除し、励起信号に含まれる識別情報を比較部205に通知するステップS610は、図12のステップS410と同様である。
無線端末200の比較部205は、ステップS610で受け取った識別情報「0123456789a0」と、識別情報格納部202に格納された識別情報「0123456789a1」とを比較し、両者が一致しないと判断する(ステップS611)。これを受けて、無線端末200の状態管理部207は、当該無線端末をスリープ状態に遷移させる。
以上の処理によって、探索対象となっていない無線端末は、励起されてもすぐにスリープ状態へと遷移することができ、電力消費を最低限に抑えることができる。
なお、図14を用いて説明した、探索対象でない無線端末の動作は、図13のステップS509において、全配信装置に対して励起信号送信指示信号が送信された場合にも適用される。これにより、励起された全ての無線端末の電力消費を最低限に抑えることができる。
(5.変形例1)
次に、図18−図25を用いて、本発明の、上述した実施形態と異なる実施形態における管理システム1Aを説明する。
既に説明した管理システム1では、無線端末200が識別情報を配信装置300に送信し、配信装置300が、識別情報と位置情報とを合わせて管理装置100に送信することにより、管理装置100が、無線端末200の位置を取得することができる。一方、以下で説明する管理システム1Aでは、配信装置300Aが、例えばIMES(Indoor Messaging System)のような、屋内向けの測位信号を、所定の領域(例えば、図1において円錐形で示される領域)に送信し続ける。そして、その測位信号を受信した無線端末200Aが、測位によって位置情報を取得し、自らの識別情報と位置情報とを、無線ネットワークを介して、配信装置300Aに送信する。そして、配信装置300Aが、受信した識別情報と位置情報とを、管理装置100に転送することにより、管理装置100は、無線端末の位置を取得することができる。
また、本実施形態においては、作業者の所持する情報端末500は、配信装置300Aから配信される測位信号を用いて、位置情報を取得することが可能である。従って、作業者は、自らの現在位置と、所望の情報処理装置の位置とを参照しながら、より効率的に、情報処理装置を探索することができる。以下、本実施形態における管理システム1Aの詳細を説明する。
(5.1 ハードウェア構成)
本実施形態における管理装置100のハードウェア構成は、図2と同様である。
図18は、本実施形態における無線端末200Aのハードウェア構成を表す。無線端末200Aは、図3に示した無線端末200のハードウェア構成と異なり、測位信号受信装置29を有する。測位信号受信装置29は、例えばGPS衛星又はIMES送信機等から送信された測位信号を受信する装置である。これにより、無線端末200Aは、測位信号を受信し、自らの位置を表す位置情報を取得することができる。
図19は、本実施形態における配信装置300Aのハードウェア構成を表す。配信装置300Aは、図4に示した配信装置300のハードウェア構成と異なり、測位信号配信装置36を有する。測位信号配信装置36は、例えばIMESのような規格に従って、測位信号を送信する送信機である。これにより、配信装置300Aは、測位信号を所定の範囲に送信し、範囲内にある無線端末200A及び情報端末500が、位置情報を取得できるようにする。なお、配信装置300Aからの測位信号の到達範囲は、例えば図1に破線で示される。図1で示されるように、一の配信装置300Aからの測位信号の到達範囲は、他の配信装置による測位信号と重複しないよう、制御されることが好ましい。なお、測位信号の到達範囲が重複する場合には、無線端末200A側で、何れの測位信号を用いて測位するべきか、判定する手段が必要となる。
(5.2 機能)
図20は、本実施形態における管理システム1Aの機能ブロック図である。図20に示される装置のうち、管理装置100の構成は、図5に示した管理装置100の構成と同様である。
本実施形態における無線端末200Aは、図5に示される無線端末200の構成に加えて、新たに位置情報取得部208を有する。位置情報取得部208は、図18の測位信号受信装置29及びCPU21の処理により主に実現され、配信装置300Aから送信された測位信号を受信して、位置情報(例えば、緯度、経度、及びフロアの情報を含む)を取得する。位置情報取得部208は、取得した位置情報を、識別情報送信部203Aに渡す。
また、本実施形態における無線端末200Aの識別情報送信部203Aは、位置情報取得部208から受け取った位置情報と、識別情報格納部202に格納された識別情報とを、配信装置300Aを介して、管理装置100に送信する。
本実施形態における配信装置300Aは、図5に示される配信装置300の位置情報送信部303に代えて、位置情報配信部305を有する。位置情報配信部305は、図19の測位信号配信装置36により主に実現され、位置情報格納部302に予め格納された位置情報を、例えばIMES規格に従って構成したフレームに格納して、測位信号として所定の範囲に配信する。
上記機能により、本実施形態における管理システム1Aでは、配信装置300Aが、無線端末200Aから送信された位置情報及び識別情報を中継するだけで済み、構成が単純化される。
(5.3 動作例)
次に、図21−図24を用いて、本実施形態における管理システム1Aの動作例を説明する。
(位置情報取得処理)
図21は、本実施形態における管理装置100が、無線ネットワークを介して、無線端末200Aの位置情報を取得する処理のシーケンスを表す。ここでは、配信装置300Aが配信する位置情報は、緯度「35.46100」、経度「139.38090」、フロア「1」であり、無線端末200Aの識別情報が「0123456789a0」であるものとして、説明する。
まず、配信装置300Aの位置情報配信部305は、位置情報格納部302に格納された位置情報(緯度「35.46100」、経度「139.38090」、フロア「1」)を読み込む(ステップS701)。次に、位置情報配信部305は、ステップS701で読み込んだ位置情報を含む測位信号を、所定の範囲内の無線端末に配信する(ステップS702)。
次に、測位信号の到達範囲内にある無線端末200Aの位置情報取得部208は、受信した測位信号から位置情報を取得し、その位置情報を、識別情報送信部203に渡す(ステップS703)。次に、識別情報送信部203は、識別情報格納部202に格納された識別情報「0123456789a0」を読み込む(ステップS704)。そして、一情報送信部203は、ステップS703で受け取った位置情報と、ステップS704で読み込んだ識別情報とを、通信部201を介して、配信装置300Aに送信する(ステップS705、S706)。
無線端末200Aから位置情報及び識別情報を受信した、配信装置300Aの通信部301は、当該位置情報及び識別情報を、管理装置100に中継する(ステップS707)。位置情報及び識別情報は、途中、ゲートウェイ500を介して、管理装置100へと伝送される。そして、配信装置100の位置管理情報格納部102は、通信部101が受け取った位置情報及び識別情報を格納する(ステップS708)。
(管理システムの動作シーケンス−無線端末の位置が変化していない場合)
図22は、本実施形態における管理システム1Aの動作シーケンスを表す。図22は、図12で示した動作シーケンスと同様に、作業者が情報端末500を通じて管理装置100にアクセスし、所望の情報処理装置を指定したことに応じて、管理装置100が、その情報処理装置と関連付けられた無線端末を励起させ、アラートを再生させる動作を表す。
まず、管理装置100が、作業者からの入力を受け付け、探索対象端末の属する領域に設置された配信装置300Aに、励起信号送信指示信号を送信させるステップS801−S808は、図12のステップS401−S408と同様である。
また、配信装置300Aから励起信号を受信した無線端末200Aが、スリープ状態から復帰し、識別情報を比較するステップS809−S812は、図12のステップS409−S412と同様である。
本実施形態における無線端末200Aは、スリープ状態が解除されると、配信装置300Aの位置情報配信部305から配信される測位信号を受信し、位置情報(緯度「35.46100」、経度「139.38090」、フロア「1」)を取得する(ステップS813)。なお、ステップS813は、スリープ状態解除となった後、励起信号に対する応答が送信されるまでの間に、任意のタイミングで実行され得る。
次に、無線端末200Aは、図12のステップS413−S416と同様に、無線端末の識別情報を含む応答を、配信装置300A経由で,管理装置100に送信する(ステップS815−S817)。ここで、ステップS813で取得された位置情報が、無線端末とともに、応答に含まれても良い(位置情報を含む例は図23で説明する)。
その後、管理装置100が、アラート再生指示信号により、無線端末200Aにアラートを再生させ、作業者の情報端末500に、無線端末200Aの位置情報を出力させるステップS818−S826は、図12のステップS417−S425と同様である。
図25は、上記の動作によって出力される、作業者が指定した情報処理装置の位置情報の例を表している。この例では、既に説明した図17の例と異なり、情報処理装置の位置とともに、作業者の現在位置も、地図上に表示される。これは、作業者の情報端末500が、無線端末200Aと同様に、例えばGPS受信機のような、測位信号受信装置を備えており、配信装置300Aから送信される測位信号を用いて、位置情報を取得可能であるためである。このように、本実施形態において、配信装置300Aが、作業者の使用する情報端末500が読み取り可能な測位信号を送信することにより、探索対照の情報処理装置までのナビゲーションが可能となる。その結果、作業者は、より効率よく、探索対象の情報処理装置を発見することができる。
(管理システムの動作シーケンス−無線端末の位置が変化した場合)
図23は、管理装置100の管理する探索対象端末の位置情報が、実際の探索対象端末の位置情報と異なっている場合の、管理システム1Aの動作シーケンスを表す。
管理装置100が、格納された位置管理情報に基づき探索対象端末と同じ位置にある配信装置に励起信号を送信させた後、全配信装置に対して励起信号送信指示を送信させるステップS901−S912は、図13のステップS501−S512と同様である。
また、配信装置300Aから励起信号を受信した無線端末200Aが、スリープ状態から復帰し、識別情報を比較するステップS913−S915は、図13のステップS513−S515と同様である。
次に、本実施形態における無線端末200Aは、スリープ状態が解除されると、配信装置300Aの位置情報配信部305から配信される測位信号を受信し、位置情報(緯度「35.46100」、経度「139.38090」、フロア「1」)を取得する(ステップS916)。なお、ステップS916は、スリープ状態解除となった後、励起信号に対する応答が送信されるまでの間に、任意のタイミングで実行され得る。
次に、無線端末200Aの識別情報送信部203Aは、ステップS916で取得された位置情報を受け取る(ステップS917)。そして、識別情報送信部203Aは、ステップS917で受け取った位置情報と、識別情報格納部202に格納された識別情報(「0123456789a0」)とを含む応答を、配信装置300Aに送信する(ステップS918)。配信装置300Aの通信部301は、無線端末200Aから受け取った応答を、管理装置100に中継する(ステップS919−S920)。
管理装置100の励起信号送信指示部108は、図13のステップS522と同様に、応答に含まれる無線端末の識別情報及び位置情報を用いて、位置管理情報格納部102に格納される位置管理情報(図6)を更新する(ステップS922)。そして、管理装置100は、図13のステップS523−S531と同様に,探索対象端末のアラートを再生させ、探索対象端末の位置情報を作業者の情報端末500に出力させる(ステップS923−S931)。
(管理システムの動作シーケンス−探索対象端末以外の無線端末の動作)
図24は、励起信号を受信した、探索対象端末以外の無線端末(識別情報「0123456789a1」)の動作例を示す。
まず、管理装置100が、作業者からの入力により、探索対象端末の属する領域に設置された配信装置300Aに励起信号(識別情報「0123456789a0」を含む)を送信させるステップS1001−S1009は、図14のステップS601−S609と同様である。
また、配信装置300Aから励起信号を受信した無線端末200A(「0123456789a1」)が、スリープ状態から復帰し、受け取った識別情報(「0123456789a0」)と比較するステップS1010−S1011は、図14のステップS610−S611と同様である。ここでは、二つの識別情報が一致しないことから、応答は送信されない。
次に、本実施形態における無線端末200Aは、スリープ状態が解除されると、配信装置300Aの位置情報配信部305から配信される測位信号を受信し、位置情報(緯度「35.46100」、経度「139.38090」、フロア「1」)を取得する(ステップS1012)。
ここでは、無線端末200Aからの励起信号に対する応答は送信されないため、ステップS1012で取得された位置情報は、管理装置100に送信されない。しかしながら、無線端末200Aは、例えば図21に示した手順に沿って、自らの識別情報及び取得した位置情報を、管理装置100に送信しても良い。なお、ステップS1012は、スリープ状態解除となった後、励起信号に対する応答が送信されるまでの間に、任意のタイミングで実行され得る。
以上の処理を終えた後に、無線端末200Aは、再びスリープ状態へと遷移する。
(6.変形例2)
次に、図26、図27を用いて、本発明のさらなる実施形態における管理システム1Bを説明する。本実施形態における管理システム1Bは、既に説明した無線端末200又は200Aの代わりに、無線端末200又は200Aの機能を内蔵した、情報処理装置200Bを含む。図26は、管理システム1Bの概略を表しており、作業者が探索対象とする情報処理装置200Bそのものが、管理装置100及び配信装置300又は300Aと通信する。
図27は、本実施形態における情報処理装置200Bのハードウェア構成図である。情報処理装置200Bは、図18の無線端末200、200Aのハードウェア構成に加えて、さらに、アプリケーションやユーザデータを格納するHDD41と、有線LANによる通信インターフェースとなるNIC42を有する。また、情報処理装置200Bが、例えばMFPのような画像形成装置である場合、スキャナやプロッタ等の、画像形成処理に必要なハードウェアをさらに備えてもよい。また、情報処理装置200Bが、例えばプロジェクタのような画像投影装置である場合、画像投影部等の、画像投影処理に必要なハードウェアをさらに備えても良い。情報処理装置200Bは、任意の情報処理を実行可能な装置であり、その情報処理に必要なハードウェアを適宜備えることができる。なお、図27に記載された測位信号受信装置29は、任意の構成要素である。
情報処理装置200Bは、無線端末200又は200Aと同様に、配信装置300又は300Aと通信し,その位置情報を、管理装置100に送信する。また、情報処理装置200Bは、管理装置100からの指示により送信された励起信号を受け取り、スリープ状態から復帰し、受け取った識別情報と自らの識別情報とが一致すると、応答を送信する。そして、管理装置100からの指示に応じて、アラートを再生する。これらの一連の動作は、既に説明した図9、図12−図14(無線端末200としての動作例)又は図21−図24(無線端末200Aとしての動作例)と同様である。
本実施形態における管理システム1Bにより、作業者は、探索対象となる情報処理装置に無線端末をそれぞれ取り付け、これらの対応付けを管理する手間が省ける利点がある。また、何らかの要因により、一度対応付けられた無線端末が、情報処理装置から取り外されることにより、情報処理装置が探索不能となる問題を回避することができる。
1、1A、1B 管理システム
100 管理装置
101 通信部
102 位置管理情報格納部
103 装置情報格納部
104 装置情報出力部
105 受付部
106 領域情報格納部
107 領域特定部
108 励起信号送信指示部
109 アラート再生指示部
110 位置情報出力部
200、200A 無線端末
201 通信部
202 識別情報格納部
203、203A 識別情報送信部
204 励起信号受信部
205 比較部
206 アラート再生部
207 状態管理部
208 位置情報取得部
200B 情報処理装置
300、300A 配信装置
301 通信部
302 位置情報格納部
303 位置情報送信部
304 励起信号送信部
305 位置情報配信部
400 ゲートウェイ
500 情報端末
特開平11−184960号公報 特開2006−268184号公報 特開2005−32155号公報 特許第4296302号公報
"準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書"、IS−QZSS1.4版、宇宙航空研究開発機構

Claims (9)

  1. 複数の端末の位置情報を管理する管理装置であって、
    前記端末の位置情報を格納する第一格納部と、
    前記端末の配置される領域の情報を表す領域情報を格納する第二格納部と、
    一以上の端末の指定を受け付ける受付部と、
    前記第一格納部に格納された前記位置情報及び前記第二格納部に格納された前記領域情報を用いて、前記指定に係る前記端末の属する領域を特定する特定部と、
    前記指定に係る端末を励起させる励起信号を前記特定部が特定した領域に送信するよう指示する第一指示部と、
    前記励起信号を受信した、前記指定に係る端末から応答を受信したことに応じて、アラートを再生するよう該端末に指示する第二指示部と、
    を有する、管理装置。
  2. 前記励起信号を受信した、前記指定に係る端末から応答を受信したことに応じて、前記端末の位置情報を出力する出力部
    をさらに有する、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記第一指示部は、前記励起信号を送信するよう指示した後、所定時間内に応答が受信されない場合に、前記領域情報の示す全ての領域へ前記励起信号を送信するよう指示する、
    請求項1又は2に一項に記載の管理装置。
  4. 前記出力部は、前記領域情報の示す全ての領域へ送信された前記励起信号に対する応答を、前記指定に係る前記端末から受信した場合に、該応答とともに送信された位置情報を、前記指定に係る前記端末の位置情報として出力する、
    請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記第一指示部は、前記端末に対して無線信号を送信可能な配信装置に対して、前記励起信号を送信するよう指示する、
    請求項1乃至4何れか一項に記載の管理装置。
  6. 前記端末は、画像形成装置に付された無線端末である、
    請求項1乃至5何れか一項に記載の管理装置。
  7. 前記端末は、画像形成装置である、
    請求項1乃至6何れか一項に記載の管理装置。
  8. 複数の端末の位置情報を管理する管理装置と、該端末と無線で通信可能な配信装置とを有する管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記端末の位置情報を格納する第一格納部と、
    前記端末の配置される領域の情報を表す領域情報を格納する第二格納部と、
    一以上の端末の指定を受け付ける受付部と、
    前記第一格納部に格納された前記位置情報及び前記第二格納部に格納された前記領域情報を用いて、前記指定に係る前記端末の属する領域を特定する特定部と、
    前記指定に係る端末を励起させる励起信号を前記特定部が特定した領域に送信するよう前記配信装置に指示する第一指示部と、
    前記励起信号を受信した、前記指定に係る端末から応答を受信したことに応じて、アラートを再生するよう該端末に指示する第二指示部と、
    を有し、
    前記配信装置は、
    前記第一指示部からの指示を受け取ったことに応じて、前記励起信号を前記指定に係る端末に送信する送信部
    を有する、管理システム。
  9. 複数の端末の位置情報を管理する管理装置が実行する管理方法であって、
    一以上の端末の指定を受け付ける受付段階と、
    第一格納部に格納された前記位置情報及び第二格納部に格納された、前記端末の配置される領域の情報を表す領域情報を用いて、前記指定に係る前記端末の属する領域を特定する特定段階と、
    前記指定に係る端末を励起させる励起信号を、前記特定段階において特定された領域に送信するよう指示する第一指示段階と、
    前記励起信号を受信した、前記指定に係る端末から応答を受信したことに応じて、アラートを再生するよう該端末に指示する第二指示段階と、
    を有する、管理方法。
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