JP2015039669A - 移動式排水処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、浄化性能の安定性と経済性に優れた、移動式の排水処理設備を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、流量調整槽11を有した排水処理槽1と、排水処理槽1に酸素を供給するためのブロワ2とを、輸送用コンテナ3の内部に備えた、移動可能な排水処理ユニットであって、排水処理槽1は、嫌気槽と好気槽を備え、輸送用コンテナ3は、排水処理槽1のメンテナンスを行うための点検口33を備えた移動式排水処理システム。流量調整槽11は、別の外郭で構成されてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、輸送用コンテナに排水処理槽とブロワを備えた移動可能な排水処理システムに関する。
排水処理設備が無い場所において、イベントや災害等の緊急対応のために短期間のみ使用されたり、キャンプ等の目的により季節限定で使用される構成であって、コンテナ内に排水処理槽(浄化槽)を組み込んだ移動可能な簡易式のトイレシステムが提供されている。(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−21972号公報 特開平11−90465号公報
特許文献1の構造では、水洗トイレと、該水洗トイレからの屎尿を貯留する屎尿槽と、該屎尿槽からの屎尿を貯留する浄化槽と、前記水洗トイレに該浄化槽で処理された処理水を洗浄水として移送する循環ポンプとを車両に備えた移動式トイレが開示されている。
また、特許文献2には、水洗トイレユニットの手洗い台、洋式便器、シャワーユニット、洗濯ユニット、炊事ユニットなどにおいて発生した生活排水を各ユニット毎の汚水槽に収容し、各汚水槽に設けたカッタポンプと合併浄化槽とを汚水圧送輸送管によって汚水圧送可能に連結した構成が開示されている。この構成では、各ユニットや合併浄化槽をコンテナに収容して車両で輸送可能とされている。
しかし、前記特許文献1、2に記載の技術では、コンテナ内の排水処理槽への排水の供給がポンプの圧送によるものであり、排水処理槽の受け入れ能力に比べ、ポンプの圧送による供給能力の方が圧倒的に大きいため、排水処理槽が所定の浄化機能を発揮できず、十分な処理ができないうちに処理水を押し流してしまう恐れがある。
本発明は、前記の従来の問題点を鑑みてなされたものであって、適切な浄化処理ができる移動式の排水処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決する手段として、以下の構成を有する。
(1)本発明は、流量調整槽を有した排水処理槽と、前記排水処理槽に酸素を供給するためのブロワとを、輸送用コンテナの内部に備えた、移動可能な排水処理ユニットであって、前記排水処理槽は、嫌気槽と好気槽を備え、前記輸送用コンテナは、前記排水処理槽のメンテナンスを行うための点検口を備えた移動式排水処理システムに関する。
(2)本発明において、前記流量調整槽は、前記排水処理槽を構成する外郭とは、別の外郭で構成されたことが好ましい。
(3)本発明において、前記排水処理槽は合成樹脂の外郭で構成され、前記外郭は上下2つの外郭が互いにフランジ接合され、前記フランジ接合部分と輸送用コンテナの底面が締結具により締結されたことが好ましい。
(4)本発明において、前記ブロワと排水処理槽を繋ぐ空気配管の一部または全部が、前記排水処理槽の水面よりも上方に備えられたことが好ましい。
本発明によれば、コンテナ内の排水処理槽は、ポンプの圧送があっても、流量調整槽によって流量調整された排水が適量供給されて排水処理槽が処理するべき所定の浄化機能を発揮でき、十分な浄化処理を行うことができるため、移動後極めて短期間で、性能の安定した移動式排水処理システムを提供できる。
特に、前回使用した後、ある程度排水処理槽の中に排水を浄化するための菌を残した状態で、次の現場に移動し、再度流量調節した排水を排水処理槽に供給することによって、次の現場でも嫌気槽と好気槽における早期の菌の増殖が見込め、移動後極めて短期間で、排水処理性能が安定する。
コンテナ内に排水処理槽を収容することにより、コンテナ無しの場合に比べ、排水処理槽の保温性能が向上し、安定した生物処理(浄化処理)を行うことができる。
夏場に設置場所が高温となる可能性の高い場合、あるいは、冬場に設置場所が低温となる可能性の高い場合であっても、嫌気槽と好気槽を備えた排水処理ユニットを用いて安定した生物処理(浄化処理)可能な温度に維持することができ、排水処理ユニット本来の性能を発揮させることができる。
更に、コンテナ上面にメンテナンス用の点検口を設けたため、広いメンテナンススペースを確保することができ、メンテナンスの作業性が向上する。
流量調整槽を上下2分割構造として分割部分に設けたフランジ部をコンテナ床面に締結具で締結するならば、輸送用コンテナの内部において流量調整槽を安定支持することができ、輸送用コンテナの移動時や据え付け時に流量調整槽の転倒や位置ズレなどを防止できる。
ブロアと排水処理槽を繋ぐ空気配管の一部または全部を排水処理槽の水面よりも上方に設けることにより、ブロアに対する水の浸入(逆流)を防止することができる。
本発明に係る移動式排水システムの第1実施例の概略水平方向断面図。 本発明に係る移動式排水システムの第1実施例の概略鉛直長手方向断面図。 本発明に係る移動式排水システムの第1実施例の概略鉛直短手方向断面図。 本発明に係る移動式排水システムの第2実施例の概略水平方向断面図。 本発明に係る移動式排水システムの第2実施例の概略鉛直長手方向断面図。
以下、本発明に係る移動式排水処理システムの第一実施形態について説明する。
第一実施形態の移動式排水処理システムは、流量調整槽を有した排水処理槽と、前記排水処理槽に酸素を供給するためのブロワとを、輸送用コンテナの内部に備えた、移動可能な排水処理ユニットであって、前記排水処理槽は、嫌気槽と好気槽を備え、前記輸送用コンテナは、前記排水処理槽のメンテナンスを行うための点検口を備えている。
本実施形態の流量調整槽とは、少なくとも流入した排水を一時的に貯水しておく貯水空間と貯水した排水を次工程に定量送水するための送水調整装置からなる。
送水調整装置は調整マスが好適に使われる。調整マスには調整セキが備わり、調整マスに送られてきた水のうち、次工程に送る水量を調整セキで計測し、それ以外は余剰水として貯水空間に戻す。
調整マスに代えて、間欠定量ポンプを送水調整装置として使ってもよい。
本実施形態の排水処理槽は、嫌気槽と好気槽も備え、嫌気槽では嫌気生物処理、好気槽ではブロワから供給された酸素で好気生物処理が行われる。その他、嫌気槽は排水中に含まれる夾雑物やスカム・汚泥を除去し貯留する。
このように嫌気槽は様々な物質を除去・貯留・嫌気生物処理することにより、次工程への負荷を軽減しているが、流入ピークが大きいと、貯留していた物質が次工程へ押し流されてしまう。そこで、流入ピークを緩和するために、前述の流量調整槽を備えている。
更に、前記流量調整槽は個別に独立槽として、別外郭で構成されてもよい。つまり、排水処理槽は流量調整槽と、嫌気槽と好気槽からなる他の処理槽と、2つ以上で構成された外郭となる。なお、この場合、流量調整槽と他の処理槽を個別に収容する輸送用コンテナも2個以上で構成されてもよい。外郭は合成樹脂製であることが好ましい。
一般的な排水処理槽の流量調整槽は、嫌気槽と一体で構成される場合が多いが、更にピーク流入が大きい場合には、流量調整槽を独立外郭として構成した方が、嫌気槽内部を攪拌されないため、浄化性能が安定する。
流量調整槽が独立外郭として構成されるピーク流入の目安は、排水処理槽に送水される時間最大水量が、排水処理槽の計画処理水量の(24時間で除した)時間当たりの平均水量の2.5倍を超える場合とする。
本実施形態の輸送用コンテナは、海上コンテナや鉄道コンテナが好適に使われる。輸送用コンテナには様々な種類があるが、なかでも、20フィート或いは40フィートのドライ・コンテナが一般的に経済的にも入手し易く、好適に使われる。この輸送用コンテナに排水処理槽のメンテナンスを行うための点検口を、排水処理槽自体の点検口の位置に合わせて、加工追加する。更に、ブロワへの酸素供給用に、外気を取り入れるための換気口を設けてもよい。ドライ・コンテナの一般的な構造は、床板と側壁と天井壁とを有する細長い箱型のコンテナであり、側壁の1つに開閉自在の扉体が取り付けられた構造である。なお、本実施形態で用いる輸送用コンテナは扉体が無い構造であって、4つの側壁が固定壁とされた構造であっても良く、上述の点検口や換気口が設けられた構造であれば良い。
本実施形態の排水処理槽は、FRP(繊維強化プラスチック)やDCPD(ジシクロペンタジエン)などの合成樹脂製の外郭で構成されている。この外郭は上下2つの外郭が互いにフランジ接合されていることが好ましい。このフランジ接合部分と輸送用コンテナの底面が締結金具により締結された構造になると、輸送中などにおいて排水処理槽の転倒防止を図ることができる。
本実施形態のブロワは、輸送用コンテナの内部に設けられている架台や棚などに設置されていることが好ましい。
ブロアは、停電時やメンテナンス時などに停止する場合がある。この時、一時的にブロワと排水処理槽を繋ぐ空気配管内が負圧となり、排水処理槽側からブロア側に水を吸い上げる事がある。この現象が続くと、ブロア内に水が溜まり故障の原因になる。これを防止するため、ブロアの設置位置を、排水処理槽の水面よりも上方に設定することが好ましい。例えば、コンテナの内部に設けられている架台や棚の位置を排水処理槽の水面よりも上方にしておけばよい。
また、ブロアを排水処理槽の水面より上方に備えることができない場合は、ブロアと排水処理槽を繋ぐ空気配管の一部を上方に凸状に、排水処理槽の水面よりも上方になるように一旦持ち上げて配置する。この様に空気配管を配置することで、ブロアに対する水の浸入(逆流)を防止することができる。
電気機器類が故障した場合、コンテナ内部に電気機器類が設置してあるため、コンテナの外で使用者は電気機器類の故障に気付かない。このため、制御盤で電気機器類を制御している場合には、コンテナの外面に、故障を知らせる警報装置を設置することが好ましい。警報装置として、パトライト(登録商標)、LEDランプ、ブザー等が好適に使われる。
本実施形態の移動式排水処理システムは、短期間の使用を前提にしているため、地中埋設とは違って、地上設置になる。従って、本実施形態の排水処理システムは、気温の影響を受けやすく、夏場の直射日光下や冬場の積雪下のコンテナ内部の温度は排水処理槽の生物処理には適温とは言えない。そこで、コンテナの外面には遮熱塗装、コンテナの内面には断熱材を貼って、気温に対する保護を行うとよい。
更に、静かな場所に本実施形態の移動式排水処理システムを設置する場合には、排水処理槽の水流音やばっ気音、ブロワの稼動音等が気になる場合があるので、吸音材をコンテナ内部の内壁面等の必要位置に更に付加するとよい。
以下、本発明の第1の実施例を図1〜図3に基づき説明する。
図1〜図3に示す実施例の排水処理槽1は流量調整槽11と、嫌気槽と好気槽を備えた浄化用処理槽10を備え、2つの外郭で構成されている。前記流量調整槽11はそれを取り囲む外郭11Aにより単独の槽として構成されている。浄化用処理槽10は、嫌気槽と好気槽と沈殿槽15と消毒槽16をまとめて取り囲む外郭10Aにより1つの槽として構成され、前記嫌気槽は嫌気ろ槽第1室12と嫌気ろ槽第2室13から構成され、前記好気槽は担体流動槽14から構成されている。
排水処理槽1は担体流動槽14に酸素を供給するブロワ2と共に、コンテナ3の内部に設置されている。流量調整槽11は単独の槽として外郭11Aにより囲まれて構成されていて、外郭11Aの頂部に開口部を設けることにより点検口17が形成されている。浄化用処理槽10は複数の槽を組み合わせた槽になるように外郭10Aにより区画されているので、内部に設けられている嫌気ろ槽第1室12と嫌気ろ槽第2室13と担体流動槽14の上部側に対応するように外郭10Aの天井部に各点検口17が形成されている。
本実施例の浄化用処理槽10において、流量調整槽11に近い上流側から順に嫌気ろ槽第1室12と嫌気ろ槽第2室13と担体流動槽14が隣接配置され、担体流動槽14より下流側に沈殿槽15と消毒槽16が配置されている。
コンテナ3は、例えば、海上輸送用の12フィート・コンテナである。高さは8フィート6インチであるが、排水処理槽1の高さによっては、9フィート6インチの背高コンテナを使ってもよい。コンテナ3は、平面視長方形状の底壁3Aと、この底壁3Aの各辺に立設された側壁3B、3C、3D、3Eと、これら側壁3B、3C、3D、3Eの上部を接続して設けられた天井壁3Fからなる箱型に形成されている。
なお、コンテナ3を示す図1〜図5では、コンテナ3の輪郭を実線として描き、コンテナ3の内部に収容されている流量調整槽11、浄化用処理槽10などを見やすく表示するため側壁3B〜3Eと天井壁3Fを部分的に透過して流量調整槽11、浄化用処理槽10などを実線で示すように透過表示した。また、これらの図に表示した流量調整槽11、浄化用処理槽10なども部分的に見やすくするために一部断面として描いている。
本実施例の流量調整槽11は、縦長の槽を囲む上面開口型の外郭11Aからなる単独槽として構成され、その内底部に揚水ポンプ111が設けられ、内上部に送水調整装置112が設けられている。前記揚水ポンプ111から上方に延在するように送水管113が設けられ、該送水管113の上端部が送水調整装置112に接続されている。前記揚水ポンプ111の作用により流量調整槽11内の底部側に収容されている排水を送水管113を介し送水調整装置112に送ることができる。送水調整装置112は、移送管115を介し嫌気ろ槽第1室12の上部に接続されていて、送水調整装置112を介し嫌気ろ槽第1室12の上部側に流量調整槽11から目的量の排水を供給できるようになっている。
流量調整槽11を区画する外郭11Aは、合成樹脂製であり、上下に2分割された構造とされ、分割部分には外郭11Aの外側に延出するフランジ部11aが流量調整槽11の全周にわたり形成されている。外郭11Aを2分割した位置に形成されているフランジ部11aは流量調整槽11の全周に形成されているが、そのフランジ部11aにおいて複数位置(例えば、流量調整槽11の周り4箇所)にリング状の金具31が取り付けられている。
前記フランジ部11aに取り付けられた各金具31に対応する床面位置にもリング状の金具31が取り付けられ、これらの金具31、31をターンバックル(締結具)32で接続して締め込みすることで流量調整槽11がコンテナ3の床面上に安定支持されている。即ち、流量調整槽11の周方向複数位置の金具31をそれぞれターンバックル32を介し床面に接続して固定することで、流量調整槽11の転倒防止および安定保持がなされている。
また、浄化用処理槽10を区画する外郭10Aについても、合成樹脂製であり、上下に2分割された構造とされ、分割部分には外郭10Aの外側に延出するフランジ部10aが浄化用処理槽10の全周にわたり形成されている。外郭10Aを2分割した位置に形成されているフランジ部10aは浄化用処理槽10の全周に形成されているが、そのフランジ部10aにおいて複数位置(例えば、浄化用処理槽10の周囲に4箇所)にリング状の金具31が取り付けられている。
前記フランジ部10aに取り付けられた各金具31に対応する床面位置にもリング状の金具31が取り付けられ、これらの金具31、31をターンバックル32で接続して締め込みすることで浄化用処理槽10がコンテナ3の床面上に安定支持されている。
コンテナ3の天井壁3Fには、排水処理槽1とブロワ2をメンテナンスするための複数の点検口33が設けられ、各点検口33は、排水処理槽1に形成されている各点検口17の各々の位置に合わせて配置される。この実施例では、流量調整槽11の上部側の点検口17と、嫌気ろ槽第1室12の上部側の点検口17と、嫌気ろ槽第2室13の上部側の点検口17と、担体流動槽14の上部側の点検口17に、それぞれ対応するように点検口33が設けられている。
コンテナ3内において、流量調整槽11の側方上部側に側壁3Eに支持されて棚36が設置されており、この棚36の上にブロワ2が据え付けられている。
即ち、コンテナ3の側壁3Eの一部であってブロア2の設置位置の側方に換気口34が形成され、前記ブロワ2の吸気用に外気を取り入れる換気口34に、雨等が進入しないように、ガラリ34Aが図3に示すように設けられている。
また、コンテナ3の内面側には、内面ほぼ全体を覆うように断熱材35が貼り付けられており、コンテナ3の内部温度をコンテナ3の外部気温の変動に対してできるだけ保護できるように構成されている。断熱材35を内面側に貼り付けておくことで、夏場等においてコンテナ3の内部温度が過剰に上昇しないように、冬場等においてコンテナ3の内部温度が過度に低下しないように保護することができる。コンテナ3の内部温度を高くし過ぎないことと、低くし過ぎないことにより嫌気槽と好気槽における安定した生物処理を図ることができる。
前記ブロワ2と、排水処理槽1の流量調整槽11内と担体流動槽14内に各々設置された散気装置とが空気配管21で接続されている。この空気配管21は前記ブロア2と流量調整槽11との間において、前記ブロア2と浄化用処理槽10との間において上方に凸形状を描くように配置されており、空気配管21のいずれの位置も、排水処理槽1の水面よりも上方になるように設置されている。即ち、ブロワ2に空気配管21が接続された位置よりも上方に突出するように凸部21Aが形成され、この凸部21Aの下端部が横向きに分岐延出されて流量調整槽11の上部側に設けられている配管11Bと担体流動槽14の上部側に設けられている配管14Aにそれぞれ接続されている。
担体流動槽14の上部に設けられている配管14Aは、担体流動槽14の側部に沿って下方に延在され、担体流動槽14の底部側に配置された散気部材14Bに接続されている。よってブロア2から送り出した空気を空気配管21を介し散気部材14Bに送り、担体流動槽14の底部から噴出させることができる。
流量調整槽11に設けられた配管11Bは流量調整槽11の内側面に沿って下方に延在され、流量調整槽11の下部に設けられた散気部材11Cに接続されている。
また、流量調整槽11の上部側の配管11Bにブロア2から空気配管21を介し送られた空気を流量調整槽11の下部の散気部材11Cから噴出させることができる。
送水調整装置112は、ボックス型の調整マス112Aとこの調整マス112Aの底部から流量調整槽11の底部に達するように延在された戻管112Bが設けられている。また、調整マス112Aにおいて前記嫌気ろ槽第1室12に対面する側に移送管115が接続されている。
調整マス112Aの内部は、調整セキ112aと交互に互い違いに上下にずらして配置された複数の板状の整流板112b、112cにより構成され、整流板112bにより、複数の調整室と複数の整流室に分割されている。複数の調整室のうち第1番目の調整室に戻管112Bが接続され、第2番目の調整室に揚水ポンプ111の送水管113が接続され、揚水ポンプ111から排水が供給される。
揚水ポンプ111から供給される排水は勢いが強いため、水面が波打ってしまう。これを整流し下流側に供給するため、整流板が設けられる。第2番目の調整室と第1番目の整流室を仕切る整流板112bは調整マス112Aの底部側にのみ連通孔を形成するように設けられている。第1番目の整流室と第2番目の整流室を仕切る整流板112cは調整マス112Aの上部側にのみ連通孔を形成し、整流室間を仕切るように設置されている。このように整流板112b、112cと配置することにより、水面が整流される。
調整マス112Aに送水管113から揚水すると、上下方向に調整可能な調整セキ112aにより、一定水量のみ移送管115を介し嫌気ろ槽第1室12に排水を送ることができ、一定水量を超える排水は戻管112Bを介し流量調整槽11の底部側に戻るようになっている。
なお、本実施例の調整マス112Aにおいては、調整マス112Aの平面視左右両側に対応するように揚水ポンプ111が設けられ、各揚水ポンプ111に接続された送水管113から調整せき112Aの左右両側に形成されている第1番目の調整室に汚水が供給される。供給された汚水の一定量が整流板112b、112cの上下の連通孔を介し移送管115側に送られるとともに、一定量以上の汚水は戻管112Bを介し流量調整槽11の底部側に戻るようになっている。なお、各揚水ポンプ111は自動交互運転を行い、想定量以上の流入があった場合にのみ2台同時運転を行う。
次に、上述の構成の排水処理槽1における水の流れを説明する。
排水は、コンテナ外よりポンプ等によって送水され、コンテナ3内の流量調整槽11に矢印41に示すように導入される。なお、図1、図2では流量調整槽11に排水を導入する位置に配管の記載を略しているが、実際の矢印41の位置にはコンテナ3の側壁3Bを貫通するように排水用の導入管が設けられている。この導入管はコンテナ3の外部に設けられているトイレ等からの屎尿排水が導入されるか、コンテナ3の外部に設けられている浴槽ユニット、シャワーユニット、洗濯ユニット、炊事場ユニット等からの排水が導入される。
流量調整槽11内に貯水された排水は、揚水ポンプ111により、送水調整装置112に揚水され、適正水量を嫌気ろ槽第1室12に移流し、それ以外の余剰水量は戻管112Bを介し流量調整槽11内に落水される。
嫌気ろ槽第1室12に移流した排水は、固液分離・嫌気処理され、嫌気ろ槽第2室13に移流し、同様に嫌気ろ槽第2室13でも固液分離・嫌気処理され、担体流動槽14に移流する。
嫌気ろ槽第1室12では、固形分がスカムとして、またはろ床に捕捉汚泥として、または、堆積汚泥として貯留されるが、送水調整装置112によって適正水量を流入させるため、これらの固形物が嫌気ろ槽第2室13に流出することはない。また、嫌気ろ槽第2室13内においても同様で、固形物が担体流動槽14に流出することはない。
担体流動槽14では、ブロワ2から散気部材14Bを介して供給された酸素によって好気処理され、処理後の排水が沈殿槽15に移流する。沈殿槽15で固液分離された後、上澄水が消毒槽16に移流し、消毒されて矢印42に示すように外部に放流される。
以上説明のように排水を浄化処理して消毒済みの排水を矢印42に示すように排出できる。本実施例の排水処理システムは、流量調整槽11と浄化処理槽10とブロア2をコンテナ3の内部に設けてコンテナ3の内部で排水の浄化消毒を行うことができるので、災害地やイベント会場、工事現場等において、浄化設備を簡単には構築できない場所において、コンテナ3を設置可能な場所であれば、排水浄化処理を行うことができる。
また、コンテナ3内の浄化処理槽10は、ポンプからの排水の圧送があっても、流量調整槽11によって流量調整された排水が供給されて所定の浄化機能を発揮でき、十分な浄化処理を行うことができる。このため、設置場所に移動後極めて短期間で、性能の安定した移動式排水処理システムを提供できる。
特に、前回特定の場所で使用した後、ある程度排水処理槽1の中に排水を浄化するための菌を残した状態で、次の現場に移動し、流量調節した排水を浄化処理槽10に供給することによって、次の現場でも浄化処理槽10において嫌気槽と好気槽における早期の菌の増殖を見込むことができ、現場に移動後、極めて短期間で、排水処理性能を安定化することができる。
また、コンテナ3内に排水処理槽1を設置することにより、コンテナ無しの場合に比べ、浄化処理槽10の保温性能が向上し、安定した生物処理(浄化処理)を行うことができる。
更に、コンテナ3の天井壁3Fにメンテナンス用の点検口33を設けたため、コンテナ3の上方空間も利用して広いメンテナンススペースを確保することができ、メンテナンスの作業性が向上する。
本発明の第2実施例について図4、図5を基に以下に説明する。
第2実施例の排水処理槽1は、図4、図5に示すように流量調整槽11と、嫌気槽および好気槽を備えた浄化処理槽10とが、別外郭で構成されている。更に、流量調整槽11は、その貯水容量を増すため、2つの外郭で構成されており、底部で連通しており、コンテナ3の内部にまとめて設置されている。
その他の構造において先の第1実施例の構造と同等の構造には同一符号を付し、同一部分の説明は省略する。
流量調整槽11を設けたコンテナ3の内部に外郭50Aに囲まれて形成され、前記流量調整槽11よりも体積の大きな予備調整槽50が設けられている。この予備調整槽50において流量調整槽11に近い側の底部に流量調整槽11の底部と連結された送水管51が接続され、予備調整槽50の底部と流量調整槽11の底部は連結されて互いの間で排水が移動できるようになっている。予備調整槽50の外郭50Aは流量調整槽11の外郭11Aと同様に合成樹脂製であり、上下2分割構造とされ、外郭50Aの上下分割部分にフランジ部50aが形成され、このフランジ部50aに金具31が取り付けられている。
予備調整槽50と流量調整槽11はいずれも金具31とターンバックル32によりコンテナ3の床面上に個々に安定支持されている。
流量調整槽11を収容したコンテナ3の近傍には、それぞれ浄化処理槽10を収容したコンテナ3が3基設置され、流量調整槽11に設けられている送水調整装置112内で3つに分岐され、これら3つのコンテナ3の各浄化処理槽10に送水管115によって、それぞれ接続されている。
浄化処理槽10は複数(この実施例では3つ)の外郭10Aで構成され、各々に嫌気槽と好気槽が備けられており、ブロワ2と共に、同数(この実施例では3つ)のコンテナ3にそれぞれ設置されている。各コンテナ3に浄化処理槽10が設けられており、各浄化処理槽10の内部にそれぞれ嫌気ろ槽第1室12と嫌気ろ槽第2室13と担体流動槽14と沈殿室15と消毒室16とが設けられ、各コンテナ3にブロア2が設けられている。
流量調整槽11に備えられた送水調整装置112には、分配装置(図示略)が設けられており、送水先に合わせて水量が調整分配できるようになっている。そのため、流量調整槽11以降の浄化処理槽10では、各々で安定した浄化処理ができる。
また、予備調整槽50と流量調整槽11はそれらの底部を接続した送水管115により接続されているので、矢印41に示すように排水が供給された場合、予備調整槽50の水位と流量調整槽11の水位は同等となる。
このため、例えば、仮に、排水が矢印41に示すように予備調整槽50に大量に流入した場合であっても、予備調整槽50と流量調整槽11に蓄えられる水量が大きいので、各コンテナ3の嫌気ろ槽第1室12に適量の排水を供給でき、各々で安定した浄化処理ができる。
その他の作用効果については先に説明した第1実施例の汚水浄化システムと同等の作用効果を得ることができる。
1…排水処理槽、2…ブロワ、3…コンテナ、10…浄化処理槽、10A…外郭、10a…フランジ部、11…流量調整槽、11A…外郭、11a…フランジ部、12…嫌気ろ槽第1室、13…嫌気ろ槽第2室、14…担体流動槽、15…沈殿槽、16…消毒槽、17…点検口、111…揚水ポンプ、112…送水調整装置、112A…調整マス、112a、112b、112c…調整セキ、115…送水管、21…空気配管、21A…凸部、31…金具、32…ターンバックル(締結具)、33…点検口、34…換気口、35…断熱材、50…予備調整槽、50A…外郭、50a…フランジ部、51…送水管。

Claims (4)

  1. 流量調整槽を有した排水処理槽と、前記排水処理槽に酸素を供給するためのブロワとを、
    輸送用コンテナの内部に備えた、移動可能な排水処理ユニットであって、
    前記排水処理槽は、嫌気槽と好気槽を備え、前記輸送用コンテナは、前記排水処理槽のメンテナンスを行うための点検口を備えた移動式排水処理システム。
  2. 前記流量調整槽は、前記排水処理槽を構成する外郭と別の外郭で構成された請求項1記載の移動式排水処理システム。
  3. 前記排水処理槽は合成樹脂の外郭で構成され、前記外郭は上下2つの外郭が互いにフランジ接合され、前記フランジ接合部分と輸送用コンテナの底面が締結具により締結された請求項1または請求項2に記載の移動式排水処理システム。
  4. 前記ブロワと排水処理槽を繋ぐ空気配管の一部または全部が、前記排水処理槽の水面よりも上方に備えられた請求項1から請求項3のいずれかに記載の移動式排水処理システム。
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