JP2015039066A - 立体視映像表示システム、立体視映像表示装置および出力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体視眼鏡装置が画面を向いているか否かによって、映像や音声の出力を制御することが可能な立体視映像表示システムを提供する。【解決手段】実施形態の立体視映像表示システムは、映像出力部と、音声出力部と、立体視眼鏡装置と、検出部と、出力制御部と、を備える。前記映像出力部は、左眼用映像と右眼用映像とが交互に切り替わる立体視用映像を画面に出力する。前記音声出力部は、音声を出力する。前記立体視眼鏡装置は、前記立体視用映像用である。前記検出部は、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いているか否かを検出する。前記出力制御手段は、前記検出部の検出結果に応じて、前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方を制御する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、立体視映像表示システム、立体視映像表示装置および出力制御方法に関する。
従来、両眼の間隔に対応した視差を有する2種類の映像を用いることで、立体感のある映像をユーザに提供可能なテレビジョン放送受信装置等の立体視映像表示装置が存在している。係る立体視映像表示装置では、例えば、右眼用映像と左眼用映像とを交互に表示させ、この表示タイミングに基づいて、立体視眼鏡装置に設けられた左眼のシャッタ及び右眼のシャッタの開閉を制御することで、立体視眼鏡装置を装着したユーザに立体視映像を認識させている。
ところで、従来、平面視映像だけを出力する平面映像表示装置として、顔認識や瞼開閉検出手段が、ユーザが画面を見ていないと判定した場合に、画像や音声の出力を停止させることで、省エネルギーの実現を図るようにしたものが知られている。
上記の立体視眼鏡装置および立体視映像表示装置を備えた立体視映像表示システムにおいても、人が画面を見ているかいないかによって、映像や音声の出力を制御できるようにすることが望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、立体視眼鏡装置が画面を向いているか否かによって、映像や音声の出力を制御することが可能な立体視映像表示システム、立体視映像表示装置および出力制御方法を提供することである。
実施形態の立体視映像表示システムは、映像出力部と、音声出力部と、立体視眼鏡装置と、検出部と、出力制御部と、を備える。前記映像出力部は、左眼用映像と右眼用映像とが交互に切り替わる立体視用映像を画面に出力する。前記音声出力部は、音声を出力する。前記立体視眼鏡装置は、前記立体視用映像用である。前記検出部は、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いているか否かを検出する。前記出力制御手段は、前記検出部の検出結果に応じて、前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方を制御する。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る立体視映像表示システムを示す図であって、ユーザが画面を見ている状態を示す図である。立体視映像表示システム1は、立体視映像表示装置としてのデジタルテレビジョン放送受信装置10と、立体視眼鏡装置30と、を有している。この立体視映像表示システム1では、ユーザは、デジタルテレビジョン放送受信装置10の画面に出力された立体視用映像を、立体視眼鏡装置30を装着した状態で見ることで、立体視を体感することができる。
図1は、本実施形態に係る立体視映像表示システムを示す図であって、ユーザが画面を見ている状態を示す図である。立体視映像表示システム1は、立体視映像表示装置としてのデジタルテレビジョン放送受信装置10と、立体視眼鏡装置30と、を有している。この立体視映像表示システム1では、ユーザは、デジタルテレビジョン放送受信装置10の画面に出力された立体視用映像を、立体視眼鏡装置30を装着した状態で見ることで、立体視を体感することができる。
図2は、本実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置の構成を示す図である。デジタルテレビジョン放送受信装置10は、通常の平面視(二次元)表示用の映像信号に基づく映像表示、及び、立体視(三次元)表示用の映像信号に基づく映像表示を行うことが可能な映像表示装置である。
アンテナ11で受信したデジタルテレビジョン放送信号は、入力端子10aを介してチューナ部12に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ部12で選局された放送信号は、復調復号部13に供給されてデジタルの映像信号及び音声信号等に復元された後、信号処理部14に出力される。
信号処理部14は、復調復号部13から供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、それぞれ所定のデジタル信号処理を施している。この信号処理部14が行う所定のデジタル信号処理には、通常の平面視表示用の映像信号を立体視表示用の映像信号に変換する処理や、立体視表示用の映像信号を平面視表示用の映像信号に変換する処理等も含まれている。そして、信号処理部14は、デジタルの映像信号を合成処理部15に出力し、デジタルの音声信号を音声処理部16に出力している。
このうち、合成処理部15は、信号処理部14から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部17で生成されるOSD信号を重畳して出力している。この場合、合成処理部15は、信号処理部14から供給される映像信号が通常の平面視表示用の映像信号であれば、その映像信号にOSD信号生成部17から供給されたOSD信号をそのまま重畳して出力している。
また、この合成処理部15は、信号処理部14から供給される映像信号が立体視表示用の映像信号である場合、詳細は後述するが、OSD信号生成部17から供給されたOSD信号に対して、入力された立体視表示用の映像信号に対応した立体視表示用の信号処理を施した後、そのOSD信号を入力映像信号に重畳して出力している。
そして、合成処理部15から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部18に供給される。映像処理部18は、入力されたデジタルの映像信号を、後段の、例えば液晶表示パネル等を有する平面型の映像出力部19で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換している。そして、この映像処理部18から出力されたアナログ映像信号が、映像出力部19に供給されて、映像出力部19が映像を画面19aに出力する。映像出力部19は、平面視用映像と立体視用映像とを選択的に出力(表示)可能である。
本体側通信部20は、合成処理部15に接続され、後述する眼鏡制御部159から出力された左眼用及び右眼用のシャッタ制御信号を各立体視眼鏡装置30に送信する。なお、本体側通信部20の通信方式は、特に問わず、例えば、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信方式、DLP−LINK(登録商標)方式等を用いることができる。
ここで、図3は、合成処理部15の構成を示す図である。信号処理部14から出力されるデジタルの映像信号は、入力端子15aを介して映像変換部151に供給される。映像変換部151は、入力された映像信号が立体視(三次元)表示用の映像信号である場合、その映像信号を特定の映像フォーマットに変換して、画質制御部152及び視差量抽出部153に出力している。
立体視表示用の映像信号には、1フレーム同期期間内で左眼用映像フレーム後に右眼用映像フレームを送出するフレームパッキング方式や、1水平期間内で左眼用映像ライン後に右眼用映像ラインを送出するサイドバイサイド方式等、様々な映像フォーマットが存在する。さらに、各映像フォーマットの中でも、映像のサイズや走査方式(インタレース/プログレッシブ)等が種々存在する。
このため、本実施形態では、映像変換部151が、入力された立体視表示用の映像信号に対して、スケーリング処理やIP(Interlace/Progressive)変換処理等の処理を施すことにより、所定の映像サイズ(例えば、水平方向1920画素×垂直方向1080ライン)のフレームパッキング方式の映像フォーマットに変換し、垂直同期信号に同期させて画質制御部152及び視差量抽出部153に出力するものとする。
このうち、画質制御部152は、入力された映像信号に対して、制御部22の制御に基づいた明るさ調整、コントラスト調整及び色相調整等の画質調整処理を施し、垂直同期信号に同期させて合成部154に出力している。
また、上記視差量抽出部153は、映像変換部151により、フレームパッキング方式の映像フォーマットに変換された立体視表示用の映像信号に対して、その左眼用映像フレームと右眼用映像フレームとの間の映像の比較を行ない、視差量を抽出している。
この視差量抽出部153による視差量の抽出処理は、左眼用映像フレームに表示されている物体の位置を基準として、右眼用映像フレームに表示されている同じ物体の左右方向の位置ずれを、画素数で示すことによって行なわれる。この視差量抽出処理は、連続するフレームで表示される同じ物体の動き位置を検出するための動きベクトルの技術を利用することで容易に実現することができる。具体的には、画面上で水平方向に配列された画素に、左側から右側に向けて番号を振り、左眼用映像フレームに表示されている或る物体の所定位置の画素の番号から、右眼用映像フレームに表示されているその物体の同じ所定位置の画素の番号を減算することにより、視差量を画素数で示すことができる。
この場合、視差量が負値のときは、左眼用映像より右眼用映像が右側に存在することになり、その物体は画面よりも奥側で結像される映像となる。また、視差量が正値のときは、左眼用映像より右眼用映像が左側に存在することになり、その物体は画面よりも手前で結像される映像となる。
また、視差量抽出部153は、入力端子15bを介して入力される制御部22からの制御信号に応じて、上述した視差量の値をゼロ値に切り替える。ここで、視差量がゼロ値の状態は、左眼用映像及び右眼用映像はともに同位置となり、画面上に結像される映像、即ち平面視(二次元)映像となる。
そして、視差量抽出部153によって抽出された視差量は、OSD位置算出部155に供給される。このOSD位置算出部155は、入力された視差量に基づいて、OSDを立体視表示させる際の表示位置を補正する計算を行ない、その計算結果を示す視差制御信号を出力している。
具体的に、OSD位置算出部155は、視差量抽出部153で抽出された視差量が時間軸方向の変動がない状態、または、視差量が時間軸方向に緩やかに変動している映像表示状態のときに、OSDを立体視表示させる際の表示位置を補正する計算を実行する。すなわち、視差量が時間軸方向に激しく変動している場合は、映像が奥行き方向に激しく動いている状態であり、この状態ではユーザは映像に意識が向いているため、重畳するOSDも奥行き方向に激しく動くと見苦しくなるからである。このため、OSD位置算出部155は、視差量が激しく変動している状態では、視差量の変動がすくないときに算出した結果を示す視差制御信号を出力している。なお、視差量がゼロ値の状態では、表示位置の補正は行わないものとする。
そして、このOSD位置算出部155から出力される視差制御信号は、OSD立体変換部156に供給される。このOSD立体変換部156には、上記OSD信号生成部17から出力されるOSD信号が、入力端子15cを介して供給されている。このOSD立体変換部156は、視差制御信号に基づいて、入力されたOSD信号から、左眼用映像フレームに重畳する左眼用OSD信号と、右眼用映像フレームに重畳する右眼用OSD信号とを生成し、OSDバッファ157に出力し記憶させている。
そして、合成部154で合成された映像信号は、フレーム変換部158に供給され、垂直同期周波数が2倍に変換されて、つまり、フレーム周波数が倍速化された後、出力端子15dから上記映像処理部18を介して映像出力部19に出力される。これにより、映像出力部19が、左眼用映像と右眼用映像とが交互に切り替わる立体視用映像を画面19aに出力する。
また、上記フレーム変換部158で生成されるフレーム同期信号は、眼鏡制御部159に供給される。眼鏡制御部159は、フレーム変換部158から供給されたフレーム同期信号に同期して左眼用及び右眼用のシャッタ制御信号を生成し、出力端子15eから本体側通信部20を介して立体視眼鏡装置30に出力する。
図2に戻り、音声処理部16は、信号処理部14から入力されたデジタルの音声信号を、後段のスピーカ(音声出力部)21で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換する。そして、この音声処理部16から出力されたアナログ音声信号が、スピーカ21に供給されることにより、スピーカ21が音声を再生出力する。
また、図1および図2に示すように、デジタルテレビジョン放送受信装置10には、発光部としての赤外線発光装置61が設けられている。赤外線発光装置61は、デジタルテレビジョン放送受信装置10の筐体10aに固定されている。赤外線発光装置61は、デジタルテレビジョン放送受信装置10の上端部であって、当該装置10の左右方向での中央部に配置され、映像出力部19の画面19aの上方に位置している。この赤外線発光装置61は、映像出力部19における画面19aの前方に向けて赤外線(光)を発する。この赤外線発光装置61は、後述する立体視眼鏡装置30の赤外線センサ62および判定部63とによって、検出部60を構成している。検出部60は、立体視眼鏡装置30がデジタルテレビジョン放送受信装置10の映像出力部19の画面19aに向いているか否かを検出するものである。
ここで、デジタルテレビジョン放送受信装置10では、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作が制御部22によって統括的に制御されている。この制御部22は、CPU(Central Processing Unit)22aを内蔵しており、デジタルテレビジョン放送受信装置10の本体に設置された操作部23からの操作情報を受けて、または、リモートコントローラ40から送出され受信部24で受信した操作情報を受けて、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。また、この制御部22は、検出部60の検出結果に応じて、映像出力部19とスピーカ21とのうちの少なくとも一方を制御する。
この場合、制御部22は、メモリ部22bを利用している。このメモリ部22bは、主として、CPU22aが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、該CPU22aに作業エリアを提供するためのRAM(Random Access Memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを有している。
また、制御部22には、ディスクドライブ部25が接続されている。このディスクドライブ部25は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクMを着脱自在とするもので、装着された光ディスクMに対してデジタルデータの記録再生を行なう機能を有している。
そして、制御部22は、ユーザによる操作部23やリモートコントローラ40の操作に基づいて、上記復調復号部13から得られるデジタルの映像信号及び音声信号を、記録再生処理部26によって暗号化し所定の記録フォーマットに変換した後、ディスクドライブ部25に供給して光ディスクMに記録させるように制御することができる。
また、制御部22は、ユーザによる操作部23やリモートコントローラ40の操作に基づいて、ディスクドライブ部25により光ディスクMからデジタルの映像信号及び音声信号を読み出させ、上記記録再生処理部26によって復号化した後、信号処理部14に供給することによって、以後、上記した映像表示及び音声再生に供させるように制御することができる。
さらに、制御部22には、HDD(Hard Disk Drive)27が接続されている。制御部22は、ユーザによる操作部23やリモートコントローラ40の操作に基づいて、上記復調復号部13から得られるデジタルの映像信号及び音声信号を、記録再生処理部26によって暗号化し所定の記録フォーマットに変換した後、HDD27に記録させるように制御することができる。
また、制御部22は、ユーザによる操作部23やリモートコントローラ40の操作に基づいて、HDD27からデジタルの映像信号及び音声信号を読み出させ、上記記録再生処理部26によって復号化した後、信号処理部14に供給することによって、以後、上記した映像表示及び音声再生に供させるように制御することができる。
さらに、上記デジタルテレビジョン放送受信装置10には、入力端子10bが接続されている。この入力端子10bは、デジタルテレビジョン放送受信装置10の外部からデジタルの映像信号及び音声信号を直接入力するためのものである。この入力端子10bを介して入力されたデジタルの映像信号及び音声信号は、制御部22の制御に基づいて、記録再生処理部26を介した後、信号処理部14に供給されて、以後、上記した映像表示及び音声再生に供される。
また、この入力端子10bを介して入力されたデジタルの映像信号及び音声信号は、制御部22の制御に基づいて、記録再生処理部26を介した後、ディスクドライブ部25による光ディスクMに対しての記録再生や、HDD27に対しての記録再生に供される。
なお、制御部22は、ユーザによる操作部23やリモートコントローラ40の操作に基づいて、ディスクドライブ部25とHDD27との間で、光ディスクMに記録されているデジタルの映像信号及び音声信号をHDD27に記録したり、HDD27に記録されているデジタルの映像信号及び音声信号を光ディスクMに記録したりすることも制御している。
また、制御部22には、ネットワークインタフェース28が接続されている。このネットワークインタフェース28は、外部のネットワークNに接続されている。そして、ネットワークインタフェース28はネットワークNを介し、図示しない外部装置との間で通信を行う。このため、制御部22は、ネットワークインタフェース28を介し、ネットワークNに接続された外部装置にアクセスして情報通信を行なうことにより、そこで提供しているサービスを利用することができるようになっている。
次に、図4を参照して、立体視眼鏡装置30について説明する。図4は、本実施形態に係る立体視眼鏡装置30の構成を示す図である。
立体視眼鏡装置30は、デジタルテレビジョン放送受信装置10の映像出力部19が出力する立体視用映像用である。詳細には、立体視眼鏡装置30は、左眼用映像の出力及び非出力に同期して左眼の視界を解放及び遮蔽するとともに、右目用映像の出力及び非出力に同期して右眼の視界を解放及び遮蔽する。図4に示すように、立体視眼鏡装置30は、液晶シャッタ眼鏡31と、眼鏡側通信部32と、シャッタ駆動部34と、受光部としての赤外線センサ62と、判定部(判定手段)63と、備えている。この立体視眼鏡装置30は、電池などの電源37を搭載しており、この電源37から供給される電力によって動作する。
液晶シャッタ眼鏡31は、左眼の視界を開放又は遮蔽するための左眼液晶シャッタ(Lシャッタ)311と、右眼の視界を開放又は遮蔽するための右眼液晶シャッタ(Rシャッタ)312とを有している。ユーザは、この液晶シャッタ眼鏡31(立体視眼鏡装置30)を装着して、交互に表示される左眼用の画像と右眼用の画像とを左眼と右眼とで交互に鑑賞することにより、立体視を体感する。
眼鏡側通信部32は、本体側通信部20の送信方式に対応した受信装置であって、デジタルテレビジョン放送受信装置10の本体側通信部20から送信された左眼用及び右眼用のシャッタ制御信号を受信する。
シャッタ駆動部34は、制御部35から入力される制御信号に従い、Lシャッタ311及びRシャッタ312を開閉することで、デジタルテレビジョン放送受信装置10に表示される映像(光)の透過状態と不透過状態を実現する。
赤外線センサ62は、本実施形態では2つ設けられている。これらの赤外線センサ62は、図1に示すように、立体視眼鏡装置30の左右方向で相互に離間して配置されている。各赤外線センサ62は、液晶シャッタ眼鏡31のフレーム31aに固定されている。各赤外線センサ62は、立体視眼鏡装置30の前後方向での前方から届く赤外線(光)を受ける。この赤外線センサ62は、赤外線の受光結果を判定部63に入力する。
図4に戻って、判定部63は、受光部である赤外線センサ62の受光結果を用いて、立体視眼鏡装置30がデジタルテレビジョン放送受信装置10における映像出力部19の画面19aに向いているか否かを判定する。判定部63は、例えば、各赤外線センサ62が受光する赤外線の強度(光の強さ)が規定値以上の場合には、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていると判定し、各赤外線センサ62が受光する赤外線の強度が規定値を下回った場合には、立体視眼鏡装置30は画面19aに向いていないと判定する。なお、判定部63による立体視眼鏡装置30がデジタルテレビジョン放送受信装置10における映像出力部19の画面19aに向いているか否かの判定方法は、上記のものに限るものではなく、例えば、三角測量法の原理を用いた方法を適用してもよい。また、この判定部63は、ハードウェア(回路)だけで構成してもよいし、プログラムに従って動作するCPUなどを用いて構成してもよい。
制御部35は、上記各部の動作を統括的に制御している。この制御部35は、CPU35aやメモリ部35bを内蔵している。メモリ部35bは、主として、CPU35aが実行する制御プログラムを格納したROMと、CPU35aに作業エリアを提供するためのRAMと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを有している。
制御部35は、眼鏡側通信部32から入力される左眼用及び右眼用のシャッタ制御信号に基づいて、Lシャッタ311及びRシャッタ312の開閉を制御する。具体的には、制御部35は、シャッタ制御信号に基づき、左眼用映像の出力及び非出力に同期して、Lシャッタ311に、左眼の視界を解放及び遮蔽させるとともに、右目用映像の出力及び非出力に同期して、Rシャッタ312に、右眼の視界を解放及び遮蔽させる。また、制御部35は、判定部63から入力された判定部63の判定結果を、眼鏡側通信部32を用いて、デジタルテレビジョン放送受信装置10の本体側通信部20に送信する。
次に、本実施形態の立体視映像表示システムにおいて、デジタルテレビジョン放送受信装置10のCPU22aが実行する出力制御処理について説明する。
この出力制御処理では、CPU22aは、プログラムに従うことにより、出力制御部(出力制御手段)22cとして動作する。出力制御部22cは、検出部60の検出結果に応じて、映像出力部19と音声出力部であるスピーカ21とのうちの少なくとも一方を制御するものである。出力制御部22cは、以下に説明する制御のうちの1以上を行う。なお、本実施形態では、以下の制御のうちのどの制御を行うかは、予め設定されている。
出力制御部22cは、制御の一例として、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、映像出力部19とスピーカ21とのうちの少なくとも一方の出力を停止させ、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出部60が検出した場合、前記停止させた出力を停止前の状態に戻す。
例えば、出力制御部22cは、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、映像出力部19の映像出力(表示)を停止させ、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出部60が検出した場合、映像出力部19の映像出力を元に戻す。また、出力制御部22cは、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、スピーカ21の音声出力を停止させ、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出部60が検出した場合、スピーカ21の音声出力を元に戻す。
また、出力制御部22cは、制御の一例として、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、当該検出時に対して映像出力部19とスピーカ21とのうちの少なくとも一方の出力を低下させ、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出した場合、低下させた出力を、低下させる前の状態に戻す。
例えば、出力制御部22cは、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、当該検出時に対して映像出力部19の出力を低下させ、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出した場合、映像出力部19の出力を元に戻す。ここで、例えば、映像出力部19の出力の低下は、立体視用映像の輝度の低下を含む。また、出力制御部22cは、立体視眼鏡装置30が画面に向いていないことを検出部60が検出した場合、スピーカ21の音声出力(音量)を低下させ、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出部60が検出した場合、スピーカ21の音声出力(音量)を元に戻す。なお、このような処理の際、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、当該検出時に対して映像出力部19とスピーカ21とのうちの少なくとも一方の出力を規定時間だけ低下させた後に、当該出力を停止させるようにして良い。つまり、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出してから、しばらくして映像出力部19やスピーカ21の出力を停止させても良い。さらには、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した後、瞬時に映像出力部19やスピーカ21の出力の制御(停止や低下)を開始しても良いし、規定時間後にそれらの制御を開始してもよい。
また、出力制御部22cは、制御の一例として、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、映像出力部19に平面視用映像を出力させ、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出部60が検出した場合、映像出力部19に立体視用映像を表示させる。即ち、出力制御部22cは、検出部60の検出結果に応じて、立体視用映像および平面視用映像の出力の切り替えを行う。
次に、出力制御処理の流れを説明する。本実施形態の立体視眼鏡装置30の動作について説明する。ここで、図5は、本実施形態に係る立体視映像表示システムを示す模式図であって、図5(a)は立体視眼鏡装置を装着したユーザが画面を見ている状態を示す図であり、図5(b)は画面の前方からユーザが居なくなった状態を示す図、図6は、本実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置の制御部が実行する出力制御処理の流れを示すフローチャートである。
本処理の前提として、デジタルテレビジョン放送受信装置10の映像出力部19には立体視映像が表示されているものとする。また、以下では、図5に示すように、立体視眼鏡装置30を装着したユーザが画面19aを見ている状態から画面19a前からいなくなった場合を、図6のフローチャートに沿って説明する。
まず、立体視眼鏡装置30のCPU22aは、立体視眼鏡装置30の状態(向き)を監視する(ステップS1)。この監視は、検出部60の判定部63から送信された検出結果を確認することでなされる。CPU22aは、検出部60の判定部63の検出結果に変化が有るまで監視を続ける(ステップS2のNo)。
CPU22aは、検出部60の判定部63の検出結果に変化が有り(ステップS2のYes)、その変化が、ユーザが画面19aを見なくなったことを示すものである場合、即ち、検出部60の検出結果が、立体視眼鏡装置30は画面19aを見ていないという検出結果であった場合(ステップS3のYes)、ステップS4に進み、上述したように映像出力部19の出力やスピーカ21の出力を停止や低下させる。なお、この際の制御は、映像出力部19の立体視用映像から平面視用映像出力への出力の切り替えであってもよい。
そして、CPU22aは、検出部60の判定部63の検出結果に変化が有った場合(ステップ2のYes)であって、その変化が、ユーザが画面19aを見るようになったことを示すものである場合、即ち、検出部60の検出結果が、立体視眼鏡装置30が画面19aを見ているという検出結果であった場合(ステップS3のNo)、ステップS5に進み、上述したように映像出力部19の出力やスピーカ21の出力を元に戻す。
以上説明したように、本実施形態によれば、出力制御部22cが、検出部60の検出結果に応じて、映像出力部19とスピーカ21とのうちの少なくとも一方を制御する。したがって、立体視眼鏡装置30が画面19aを向いているか否かによって、映像や音声の出力を制御することが可能である。これにより、ユーザの視聴状態にリアルタイムに追従しての高度な省エネルギー効果を得ることができる。また、このように、映像出力部19やスピーカ21の出力の切替が自動で行われるので、ユーザは、画面19aから離れる際等に、それらの出力の切替操作を行う必要がない。よって、ユーザの操作負担を低減させることができる。
また、本実施形態では、出力制御部22cは、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、映像出力部19に平面視用映像を出力させ、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出部60が検出した場合、映像出力部19に立体視用映像を表示させることが可能である。したがって、ユーザが立体視眼鏡装置30を装着して立体視用映像の視聴準備ができている場合には、映像出力部19に立体視用映像が出力され、ユーザが立体視眼鏡装置30を装着していない状態で立体視用映像の視聴準備ができていない場合には、映像出力部19に平面視用映像が出力させることが可能である。つまり、ユーザの状態に応じて、立体視用映像と平面視用映像との切替が自動で行われるので、ユーザが立体視用映像と平面視用映像との切替操作を行う必要がない。よって、ユーザの操作負担を低減させることができる。
また、本実施形態では、出力制御部22cは、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、映像出力部19の出力を停止または低下させ、スピーカ21の出力を変更させないことが可能である。したがって、画面19aを凝視せずに料理等をしながら音声だけを聞くというユーザに対して、音声を届けながら、映像出力部19の出力を停止や低下させることによる省エネルギー効果を得ることができる。
次に、本実施形態の変形例にかかる立体視映像表示システムを図7を参照して説明する。ここで、図7は、本実施形態の変形例に係る立体視映像表示システムを示す図であって、ユーザが画面を見ている状態を示す図である。
本変形例では、検出部60の赤外線発光装置61は、立体視眼鏡装置30に設けられて、立体視眼鏡装置30の前方に向けて赤外線を発する。一方、赤外線センサ62は、デジタルテレビジョン放送受信装置10に設けられて、映像出力部19の前方から届く赤外線を受ける。
[第2の実施形態]
次に、本実施形態について図説明する。ここで、図8は、本実施形態にかかるデジタルテレビジョン放送受信装置の機能構成を示す図、図9は、本実施形態にかかるデジタルテレビジョン放送受信装置の表示画面に表示されるモード設定画面の一例を示す図である。
次に、本実施形態について図説明する。ここで、図8は、本実施形態にかかるデジタルテレビジョン放送受信装置の機能構成を示す図、図9は、本実施形態にかかるデジタルテレビジョン放送受信装置の表示画面に表示されるモード設定画面の一例を示す図である。
本実施形態では、デジタルテレビジョン放送受信装置10のCPU22aが行う出力制御処理のモードとして、複数の制御モードがあり、ユーザの操作によって、複数の制御モードのうちの一つを選択的に設定可能となっている。
制御モードとしては、例えば、お休みモード(第1のモード)や食事準備モード(第2のモード)、ユーザ設定モード(第3のモード)等がある。お休みモードは、例えば、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、映像出力部19とスピーカ21との出力を段階的に低下させ、規定時間後に、映像出力部19とスピーカ21との出力を停止させるモードである。また、食事準備モードは、例えば、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合、映像出力部19の出力を停止または低下させる一方、スピーカ21の出力は変化させないモードである。ユーザ設定モードは、ユーザの操作に応じて制御の内容を設定したモードである。なお、CPU22aは、各モードとも、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いたことを検出部60が検出した場合、停止や低下させた出力を停止前の状態に戻す。
また、本実施形態では、デジタルテレビジョン放送受信装置10のCPU22aは、プログラムに従うことにより、出力制御部22cの他に、設定部(設定手段)22d、および受付部(受付手段)22eとして機能する。
設定部22dは、出力制御部22cが実行する制御の内容を設定するものである。ここで、本実施形態では、リモートコントローラ40に、ユーザモード設定ボタンが設けられている。そして、このユーザ設定ボタンが押下操作されると、設定部22dは、図9に示すモード設定画面400を映像出力部19に表示させる。
モード設定画面400は、ユーザ設定モードの内容を入力を受け付ける画面であり、「映像」という項目に「停止」のチェックボックス400a、「輝度」という項目に「低下」、「停止」のチェックボックス400a、「音声」という項目に「低下」、「停止」というチェックボックス400a、「3D→2D」という項目に「変更」のチェックボックス400aが設けられている。また、「切替タイミング」という項目に「直ぐ」、「1分後」、「5分後」等のチェックボックス400aが設けられている。これらのチェックボックス400aがリモートコントローラ40のボタン操作によって選択されることで、ユーザ設定モードの内容が、その選択された内容に設定される。詳細には、選択された「停止」や「低下」のチェックボックス400aに対応する出力部(映像出力部19やスピーカ21)の出力が、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合に、「停止」や「低下」されるようになる。また、「切替タイミング」に対して設けられた「直ぐ」、「1分後」、「5分後」等のチェックボックス400aは、リモートコントローラ40のボタン操作によっていずれか一つが選択可能となっており、立体視眼鏡装置30が画面19aに向いていないことを検出部60が検出した場合に、その選択されたタイミングで、出力部(映像出力部19やスピーカ21)の出力が、「停止」や「低下」されるようになる。
受付部22eは、出力制御部22cが実行する制御の内容を規定した複数の制御モード(お休みモードや食事準備モード、ユーザ設定モード)から一つの選択を受け付けるものである。ここで、本実施形態では、例えば、リモートコントローラ40に、お休みモード、食事準備モード、ユーザ設定モードに対するボタンが設けられている。そして、受付部22eは、それらのボタンのうちの一つがユーザに押下操作されることで、その押下操作されたボタンに対応する制御モードを受け付ける。このようにして、受付部22eが受け付けた制御モードに応じて、出力制御部22cが、制御を実行するようになっている。
以上、第1及び第2の実施形態を説明したが、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態では、本発明を液晶シャッタ方式の立体視映像表示装置及び立体視眼鏡装置に適用した例について説明したが、これに限らず、ユーザの左眼及び右眼の視界を、個別に開放又は遮蔽することが可能な方式であれば、他の方式の立体視映像表示装置及び立体視眼鏡装置に適用してもよい。
また、上記実施形態では、検出部の例として、赤外線発光装置、赤外線センサおよび判定部を備えるものを説明したが、これに限るものはない。検出部は、例えば、立体視映像表示装置または立体視眼鏡装置に設けられたCCDカメラと、CCDカメラの映像を解析して立体視眼鏡装置が立体視映像表示装置の映像出力部の画面に向いているか否かを検出する検出部と、を備えるものであってもよい。
また、出力制御部は、立体視眼鏡装置が画面に向いていることを検出部が検出している場合であっても、立体視眼鏡装置が規定時間の間変位しない場合には、映像出力部とスピーカとのうちの少なくとも一方の出力を停止させたり低下させたりするようにしてもよい。この場合、立体視眼鏡装置が変位しているか否かの判定は、検出部の判定部が行う。
以上説明したとおり、上記各実施形態によれば、立体視眼鏡装置が画面を向いているか否かによって、映像や音声の出力を制御することが可能である。
1…立体視映像表示システム
10…デジタルテレビジョン放送受信装置(立体視映像表示装置)
19a…画面
19…映像出力部
21…スピーカ(音声出力部)
22c…出力制御部(出力制御手段)
22d…設定部
22e…受付部(受付部)
30…立体視眼鏡装置
33…判定部
60…検出部
61…赤外線発光装置(発光部)
62…赤外線センサ(受光部)
63…判定部(判定手段)
10…デジタルテレビジョン放送受信装置(立体視映像表示装置)
19a…画面
19…映像出力部
21…スピーカ(音声出力部)
22c…出力制御部(出力制御手段)
22d…設定部
22e…受付部(受付部)
30…立体視眼鏡装置
33…判定部
60…検出部
61…赤外線発光装置(発光部)
62…赤外線センサ(受光部)
63…判定部(判定手段)
Claims (13)
- 左眼用映像と右眼用映像とが交互に切り替わる立体視用映像を画面に出力する映像出力部と、
音声を出力する音声出力部と、
前記立体視用映像用の立体視眼鏡装置と、
前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いているか否かを検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に応じて、前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方を制御する出力制御手段と、
を備える立体視映像表示システム。 - 前記出力制御手段は、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いていないことを前記検出部が検出した場合、前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方の出力を停止させ、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いたことを前記検出部が検出した場合、前記停止させた出力を停止前の状態に戻す請求項1に記載の立体視映像表示システム。
- 前記出力制御手段は、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いていないことを前記検出部が検出した場合、当該検出時に対して前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方の出力を低下させた後に、当該出力を停止させる請求項2に記載の立体視映像表示システム。
- 前記出力制御手段は、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いていないことを前記検出部が検出した場合、当該検出時に対して前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方の出力を低下させ、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いたことを前記検出部が検出した場合、前記低下させた出力を、低下させる前の状態に戻す請求項1に記載の立体視映像表示システム。
- 前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方の出力は、前記映像出力部の出力を含み、
前記映像出力部の出力の低下は、前記立体視用映像の輝度の低下を含む請求項3または4に記載の立体視映像表示システム。 - 前記映像出力部は、平面視用映像と前記立体視用映像とを選択的に出力可能であり、
前記出力制御手段は、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いていないことを前記検出部が検出した場合、前記映像出力部に前記平面視用映像を出力させ、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いたことを前記検出部が検出した場合、前記映像出力部に前記立体視用映像を表示させる請求項1に記載の立体視映像表示システム。 - 前記映像出力部を有する立体視映像表示装置を備え、
前記検出部は、
前記立体視映像表示装置と前記立体視眼鏡装置とのうちの一方に設けられ、光を発する発光部と、
前記立体視映像表示装置と前記立体視眼鏡装置とのうちの他方に設けられ、前記発光部が発した光を受ける受光部と、
前記受光部の受光結果を用いて、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いているか否かを判定する判定手段と、
を有する請求項1ないし6のいずれか一項に記載の立体視映像表示システム。 - 前記発光部は、前記立体視映像表示装置に設けられて、前記映像出力部の前方に向けて光り発し、
前記受光部は、前記立体視眼鏡装置に設けられて、前記立体視眼鏡装置の前方から届く光を受ける請求項7に記載の立体視映像表示システム。 - 前記発光部は、前記立体視眼鏡装置に設けられて、前記立体視眼鏡装置の前方に向けて光を発し、
前記受光部は、前記立体視映像表示装置に設けられて、前記映像出力部の前方から届く光を受ける請求項7に記載の立体視映像表示システム。 - 前記出力制御手段が実行する前記制御の内容を設定する設定手段を備える請求項1ないし9のいずれか一項に記載の立体視映像表示システム。
- 前記制御の内容を規定した複数の制御モードから一つの選択を受け付ける受付手段を備え、
前記出力制御手段は、前記受付手段が受け付けた前記制御モードに応じて制御を実行する請求項1なしい10のいずれか一項に記載の立体視映像表示システム。 - 左眼用映像と右眼用映像とが交互に切り替わる立体視用映像を画面に出力する映像出力部と、
音声を出力する音声出力部と、
前記立体視用映像用の立体視眼鏡装置が前記画面に向いているか否かを検出する検出部の検出結果に応じて、前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方を制御する出力制御手段と、
を備える立体視映像表示装置。 - 左眼用映像と右眼用映像とが交互に切り替わる立体視用映像を画面に出力する映像出力部と、音声を出力する音声出力部と、前記立体視用映像用の立体視眼鏡装置と、を備える立体視映像表示システムで実行される出力制御方法であって、
検出部が、前記立体視眼鏡装置が前記画面に向いているか否かを検出するステップと、
出力制御手段が、前記検出部の検出結果に応じて、前記映像出力部と前記音声出力部とのうちの少なくとも一方を制御するステップと、
を含む出力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010288168A JP2015039066A (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | 立体視映像表示システム、立体視映像表示装置および出力制御方法 |
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-
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- 2010-12-24 JP JP2010288168A patent/JP2015039066A/ja active Pending
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