JP2015038091A - ペプチド担持ナノ粒子 - Google Patents
ペプチド担持ナノ粒子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015038091A JP2015038091A JP2014187422A JP2014187422A JP2015038091A JP 2015038091 A JP2015038091 A JP 2015038091A JP 2014187422 A JP2014187422 A JP 2014187422A JP 2014187422 A JP2014187422 A JP 2014187422A JP 2015038091 A JP2015038091 A JP 2015038091A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nanoparticle
- core
- nanoparticles
- peptide
- ligand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/50—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates
- A61K47/69—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the conjugate being characterised by physical or galenical forms, e.g. emulsion, particle, inclusion complex, stent or kit
- A61K47/6921—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the conjugate being characterised by physical or galenical forms, e.g. emulsion, particle, inclusion complex, stent or kit the form being a particulate, a powder, an adsorbate, a bead or a sphere
- A61K47/6923—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the conjugate being characterised by physical or galenical forms, e.g. emulsion, particle, inclusion complex, stent or kit the form being a particulate, a powder, an adsorbate, a bead or a sphere the form being an inorganic particle, e.g. ceramic particles, silica particles, ferrite or synsorb
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
- A61P3/10—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
Abstract
Description
(i)金属を含むコアと、
(ii)コアに共有結合により連結した複数のリガンドを含むコロナであって、前記リガンドの少なくとも1つが、炭水化物部分を含む、コロナと
を含み、
(iii)少なくとも1つのペプチドがコロナに非共有結合により結合している、ナノ粒子が提供される。ペプチドは、いくつかの場合において、可逆的におよび/または非共有結合によりコロナに結合していてもよい。
(a)前記第1のリガンドは、2'-チオエチル-α-D-ガラクトピラノシドを含み、前記第2のリガンドは、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含むか、
(b)前記第1のリガンドは、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドまたは2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドは、5'-チオペンタニル-2-デオキシ-2-イミダゾールアセトアミド-α,β-D-グルコピラノシドを含むか、
(c)前記第1のリガンドは、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドまたは2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドは、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含むか、または、
(d)前記第1のリガンドは、2'-チオエチル-2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドは、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含み、
前記第1および第2のリガンドは、そのそれぞれの硫黄原子を介してコアに共有結合により連結している。
(i)金属を含むコアと、
(ii)コアに共有結合により連結した複数のリガンドを含むコロナであって、複数のリガンドが、少なくとも第1のリガンドおよび第2のリガンドを含む、コロナと
を含むナノ粒子であって、
(a)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-α-D-ガラクトピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含むか、
(b)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドまたは2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、5'-チオペンタニル-2-デオキシ-2-イミダゾールアセトアミド-α,β-D-グルコピラノシドを含むか、
(c)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドまたは2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含むか、または、
(d)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含み、
前記第1および第2のリガンドが、そのそれぞれの硫黄原子を介してコアに共有結合により連結している、ナノ粒子を提供する。
少なくとも1つの本発明のナノ粒子と、
少なくとも1つのナノ粒子を収容するための容器と、
添付文書および/またはラベルと
を備える製造品を提供する。
(i)金属を含むコアと、
(ii)コアに共有結合により連結した複数のリガンドを含むコロナであって、前記リガンドの少なくとも1つが、炭水化物部分を含む、コロナと、
(iii)コロナに結合した少なくとも1つのペプチドと
を含むナノ粒子を提供する。
(実施例1)
リガンドの調製
2-チオ-エチル-α-D-ガラクトシド(α-ガラクトースC2SH)の調製
混合金ナノ粒子の調製
β-グルコースC2誘導体1、N-アセチルグルコサミンC2誘導体2、α-ガラクトースC2誘導体3、α-グルコースC2誘導体4、グルコサミンC5誘導体5およびヘキサエチレングリコールアミン連結基6は、Midatech Bioguneストックからのものを使用した。N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N'-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl)、HAuCl4、NaBH4は、Sigma-Aldrich Chemical Companyから購入した。イミダゾール-4-酢酸一塩酸塩は、Alfa Aesar Companyから購入した。高品質MeOHおよびNanopure水(18.1mΩ)を、全ての実験および溶液に使用した。
GlcC2
GlcNHAcC2
GlcNH2-IAA-C5
α-GalC2(α)
α-GlcC2(α)
EG6NH2
NP-GlcC2(9)GlcNAc(1)
1(21.6mg、90μmmol)および2(2.8mg、10μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を7mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.8mg/mL。
1(19.2mg、80μmmol)および2(5.6mg、20μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を7mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.8mg/mL。
1(12mg、50μmmol)および2(14mg、50μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を7mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.9mg/mL。
1(2.4mg、10μmmol)および2(25.3mg、90μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を7mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.8mg/mL。
1(12mg、50μmmol)および3(12mg、50μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を7mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.7mg/mL。
1(12mg、50μmmol)および6(14.85mg、50μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を7mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.9mg/mL。
2(14mg、50μmmol)および6(14.85mg、50μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を6mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.6mg/mL。
4(12mg、50μmmol)および6(14.85mg、50μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を4mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.8mg/mL。
4(24mg、100μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を5mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=1.0mg/mL。
1(12mg、50μmmol)および5(12mg、50μmmol)のMeOH(8.3mL)中の溶液に、HAuCl4の0.025M水溶液(1.33mL、33μmmol)を添加した。溶液を30秒間振盪し、次いで、NaBH4の1N水溶液(0.67mL、0.67mmol)を、数回に分けて添加した(134μL×5)。暗色懸濁液を100分間振盪した。メタノール層を除去し、ペレットを10mLの水に溶解し、遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を8mLの100mM MESに溶解し、EDC(153mg、0.8mmol)およびイミダゾール-4-酢酸一塩酸塩(81mg、0.5mmol)で14時間処理した。混合物を遠心濾過(10KDa AMICON 4mL、4500g、15分、15℃)により精製した。このプロセスを3回繰り返し、2mLの水で洗浄した。残渣を4mLの水に溶解した。定量のために一定分量を凍結乾燥した。[NP]=0.9mg/mL。
アミンα-gal金ナノ粒子Batch MI-NP-10-AMINE-GALの調製:1:1(0.58mmol、3当量)の比のアミン-メルカプトヘキサエチレングリコール連結基6およびα-ガラクトースリガンド3のMeOH(49mL)中の混合物に、金塩の水溶液(7.86mL、0.19mmol、0.025M)を添加した。反応物を30秒間撹拌し、次いで、NaBH4(1N)の水溶液を、数回に分けて添加した(4.32mL、4.32mmol)。反応物を、900rpmで100分間振盪した。この時間後、懸濁液を14000rpmで1分間遠心分離した。上清を除去し、沈殿物を2mLの水に溶解した。次いで、2mLの懸濁液を2つのフィルタ(AMICON、10KDa、4mL)に導入し、4500gで5分間遠心分離した。フィルタ内の残渣をさらに2回水で洗浄した。最終残渣を80mLの水に溶解した。
ナノ粒子へのインスリン結合
以下の方法は、αGal(1)EG6NH2(1)NPに対するインスリンの結合がいかにして行われたかを詳細に示すものである。方法は、一定インスリンおよび様々なNPレベルを使用し、試験された他のNP試料に対してはより低い/異なるレベルのNPが使用されたが、これ以外は方法は試験された全てのNPに対して同じであった。
Glc=2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドであり、
GlcNAc=2'-チオエチル-2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコピラノシドであり、
GlcamineIAA=5'-チオペンタニル-2-デオキシ-2-イミダゾールアセトアミド-α,β-D-グルコピラノシド(α、β異性体混合物)であり、
AGal=2'-チオエチル-α-D-ガラクトピラノシドであり、
EG6NH2=1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールであり、
AGlc=2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドであり、
凡例中の数字は、リガンドの化学量を指す。
AGal:EG6NH2 1:1(トレース11、図12)
Glc:GlcamineIAA 1:1(トレース10、図12)
AGlc:EG6NH2 1:1(トレース8、図12)
BGlc:EG6NH2 1:1(トレース6、図12)
GlcNAc:EG6NH2 1:1(トレース7、図12)。
ナノ粒子の特性決定
I)インスリン金ナノ粒子バッチMI-NP-10-Ins(NP-α-Gal(1)EG6NH2(1))の特性決定
a)金含量:エトプロパジンと、Au(III)への完全酸化後の金との間の着色錯体の形成に基づく方法を使用して、金含量を測定した。513nmにおいて試料の吸光度を測定し、既知量の金を有する同様の溶液と定量的に比較する。
カウント=783
平均(直径)=2.323nm±0.716nm
最小=1.002nm
最大=4.859nm
最頻値=2.104nm
ピーク1 4.875nm
ピーク1 5.289nm
金ナノ粒子MI-NP-10(13.041mg金)の溶液を、水で49.68mLとした。最終溶液に酢酸を添加し、pH=4.6を得た。次いで、27.85mLのトリスHCl pH7.5中の55.7mgのヒトインスリンを添加した。懸濁液を24時間放置し、この時間後に、4500gで1分間遠心分離した。上清を除去し、さらなるインスリンおよび金含量の分析のために保存した。沈殿物を3.220mLの水に再懸濁させ、500単位インスリン/mLの最終インスリン濃度を得た。
a)MI-NP-10-INS(アミン-gal-INSULINナノ粒子)の数および体積による動的光散乱での粒径分布を、それぞれ図15AおよびBに示す。
ピーク1 68.46nm
ピーク1 88.38nm
ナノ粒子へのインスリン結合の%を、以下の式により決定した。
インスリン:55.7mgインスリン
金:13.041mgの金
全体積:3.23mL水
最終インスリン濃度:17.25mgインスリン/mL=500単位/mL
最終金濃度:4.037mgAu/mL。
4.037mg=2.049e-5モル=1.234e19原子=1.21e17ナノ粒子
17.25mg=2.97e-6モル=1.789e18分子
いかなる理論にも束縛されることを望まないが、本発明者らは、インスリン-NPに関して、乾燥重量が500ugであり、そのうち410ugが分解していると考える。したがって、有機物パーセントは82%である。1個のα-ガラクトース-EG6NH2-Auナノ粒子中に102原子の金を考えると、金重量は、20091(18%)であり、有機物コロナは12122である。したがって、82有機物%である粒子を有するには、111616の重量、すなわち91525の有機物を有さなければならない。有機物の12122はコロナであるため、有機物の約79403がインスリンとなる。インスリンはMW5808を有するため、粒子1個当たり14モルインスリンとなるはずである。
インスリン結合のZn最適化
金ナノ粒子(NP)、αGal(1)EG6NH2(1)NPを、上記実施例2に記載のように調製した。NPへのインスリン結合に対するZnの影響を評価するために、Znの非存在下でNPの第1のバッチを合成した。NPの第2のバッチは、1.33当量のZnの存在下で合成した。NPの第3のバッチは、Znの非存在下で合成したが、合成後に1.33当量のZnCl2をNPに添加した。次いで、3つのバッチの金NPに対するヒトインスリンの結合を測定した。
金ナノ粒子へのGLP-1結合
金ナノ粒子(NP)、αGal(1)EG6NH2(1)NPを、上記実施例2に記載のように調製した。インスリンを添加するのではなく、GLP-1を添加した。GLP-1がNPに結合することが判明した。様々な金NP濃度に対し、一定の29.8ナノモルのGLP-1が結合することが、図18に示されている。これらの結果は、インスリン以外のペプチドが本発明のナノ粒子に結合することを示している。
2種以上のタンパク質が共結合したナノ粒子:混合インスリン/GLP-1ナノ粒子
金ナノ粒子(NP)、αGal(1)EG6NH2(1)NPを、上記実施例2に記載のように調製した。インスリンおよびGLP-1の両方をNPに添加した。GLP-1/インスリンNPの水溶液を、MALDIによる分析に供したが、その結果を図19に示す。GLP-1/インスリンNPをHPLCに供したが、そのトレースを図20に示す。HPLCデータは、19.8mgのインスリンおよび1.33mgのGLP-1が測定されたことを示している。
Claims (98)
- (i)金属を含むコアと、
(ii)コアに共有結合により連結した複数のリガンドを含むコロナであって、前記リガンドの少なくとも1つが、炭水化物部分を含む、コロナと、
(iii)コロナに結合した少なくとも1つのペプチドと
を含むナノ粒子。 - ペプチドが、可逆的におよび/または非共有結合によりコロナに結合している、請求項1に記載のナノ粒子。
- ペプチドが、ナノ粒子を生理溶液に接触させると、結合したペプチドの少なくとも一部がナノ粒子から放出されるように、コロナに結合している、請求項1または請求項2に記載のナノ粒子。
- ペプチドが、哺乳動物対象における生理学的反応を刺激することができる、請求項1から3のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- ペプチドが、インスリン、GLP-1、IGF1、IGF2、リラキシン、INSL5、INSL6、INSL7、膵臓ポリペプチド(PP)、ペプチドチロシンチロシン(PTT)、神経ペプチドY、オキシトシン、バソプレッシン、GnRH、TRH、CRH、GHRH/ソマトスタチン、FSH、LH、TSH、CGA、プロラクチン、ClIP、ACTH、MSH、エンドルフィン、リポトロピン、GH、カルシトニン、PTH、インヒビン、リラキシン、hCG、HPL、グルカゴン、インスリン、ソマトスタチン、メラトニン、チモシン、チムリン、ガストリン、グレリン、チモポエチン、CCK、GIPセクレチン、モチンVIP、エンテログルカゴン、IGF-1、IGF-2、レプチン、アディポネクチン、レジスチン、オステオカルシン、レニン、EPO、カリシトロール、ANP、BNP、ケモカイン、サイトカイン、アディポカインおよびそれらの生物活性類似体からなる群から選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- ペプチドが、哺乳動物対象における血中グルコースレベルの低減を刺激することができる、請求項4または請求項5に記載のナノ粒子。
- ペプチドが、単量体および/または二量体ヒトインスリンである、請求項5または請求項6に記載のナノ粒子。
- 炭水化物部分が、単糖および/または二糖を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 炭水化物部分が、ガラクトース、グルコース、グルコサミン、N-アセチルグルコサミン、マンノース、フコースおよび/またはラクトースの配糖体を含む、請求項8に記載のナノ粒子。
- 炭水化物部分が、ガラクトピラノシドおよび/またはグルコピラノシドを含む、請求項9に記載のナノ粒子。
- 炭水化物部分が、硫黄含有連結基、アミノ含有連結基、リン酸含有連結基および酸素含有連結基からなる群から選択される連結基を介してコアに共有結合により連結している、請求項1から10のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 連結基が、少なくとも2つの炭素のアルキル鎖を含む、請求項11に記載のナノ粒子。
- 炭水化物部分を含む前記少なくとも1つのリガンドが、2'-チオエチル-α-D-ガラクトピラノシド、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシド、2'-チオエチル-2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコピラノシド、5'-チオペンタニル-2-デオキシ-2-イミダゾールアセトアミド-α,β-D-グルコピラノシドおよび2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドからなる群から選択され、炭水化物部分を含む前記少なくとも1つのリガンドが、その硫黄原子を介してコアに共有結合により連結している、請求項1から12のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コアに共有結合により連結した前記複数のリガンドが、少なくとも第1のリガンドおよび第2のリガンドを含み、第1および第2のリガンドが異なる、請求項1から13のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- (a)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-α-D-ガラクトピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含むか、
(b)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドまたは2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、5'-チオペンタニル-2-デオキシ-2-イミダゾールアセトアミド-α,β-D-グルコピラノシドを含むか、
(c)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドまたは2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含むか、または、
(d)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含み、
前記第1および第2のリガンドが、そのそれぞれの硫黄原子を介してコアに共有結合により連結している、請求項14に記載のナノ粒子。 - 前記第1のリガンドが、炭水化物部分を含み、前記第2のリガンドが、非炭水化物リガンドである、請求項14に記載のナノ粒子。
- 前記第2のリガンドが、アミン基を含む、請求項16に記載のナノ粒子。
- 前記第2のリガンドが、その硫黄原子を介してコアに共有結合により連結した1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含む、請求項17に記載のナノ粒子。
- 前記第1のリガンドおよび前記第2のリガンドが、1:40から40:1の比でナノ粒子上に存在する、請求項14から18のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記比が、1:10から10:1である、請求項19に記載のナノ粒子。
- 前記比が、1:2から2:1である、請求項20に記載のナノ粒子。
- コロナが、コア1個当たり少なくとも5個のリガンドを含む、請求項1から21のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コロナが、コア1個当たり約10個から約1000個の間のリガンドを含む、請求項22に記載のナノ粒子。
- コロナが、コア1個当たり44〜106個のリガンドを含む、請求項23に記載のナノ粒子。
- コア1個当たり少なくとも5個以上のペプチド分子が結合している、請求項1から24のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コアが、Au、Ag、Cu、Pt、Pd、Fe、Co、Gd、Znまたはそれらの任意の組合せからなる群から選択される金属を含む、請求項1から25のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コアが、Au、Ag、Pt、PdおよびCu、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択される不動態化金属を含む、請求項26に記載のナノ粒子。
- コアが、Au/Fe、Au/Ag、Au/Cu、Au/Ag/Cu、Au/Pt、Au/Pd、Au/Ag/Cu/Pd、Au/Gd、Au/Fe/Cu、Au/Fe/Gd、Au/Fe/Cu/Gdからなる群から選択される金属の組合せを含む、請求項26に記載のナノ粒子。
- コアが、磁性である、請求項1から28のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コアが、Mn2+、Gd3+、Eu2+、Cu2+、V2+、Co2+、Ni2+、Fe2+、Fe3+およびランタニド3+からなる群から選択されるNMR活性原子をさらに含む、請求項1から29のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コアが、半導体をさらに含む、請求項1から30のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 半導体が、セレン化カドミウム、硫化カドミウム、テルル化カドミウムおよび硫化亜鉛からなる群から選択される、請求項31に記載のナノ粒子。
- コアが、Au、Ag、Cu、Pt、PdおよびZn、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択される金属でコーティングされた金属酸化物を含む、請求項1から32のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記金属酸化物が、式XFe2O4(式中、Xは、Fe、MnおよびCoからなる群から選択される金属である)の金属酸化物である、請求項33に記載のナノ粒子。
- ナノ粒子コアが、約0.5nmから約50nmの範囲内の直径を有する、請求項1から34のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記直径が、約1nmから約10nmの範囲内、任意選択で約1.5nmから約2nmの範囲内である、請求項35に記載のナノ粒子。
- 二価成分を含む、請求項1から36のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、ナノ粒子のコロナ内に存在する、請求項37に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、二価金属、二価金属化合物または二価状態を有する他の成分からなる群から選択される、請求項37または38に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、亜鉛、マグネシウム、銅、ニッケル、コバルト、カドミウム、またはカルシウム、ならびにそれらの酸化物および塩からなる群から選択される、請求項37から39のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、安定化効果を生成するのに十分な量、および/または、二価成分の非存在下でのコロナに対するペプチドの結合レベルに対して、コロナに対するペプチドの結合を向上させるのに十分な量で存在する、請求項37から40のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、前記コア内の前記金属の約0.5当量から約2.0当量の量で存在する、請求項41に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、前記コア内の前記金属の約0.75当量から約1.5当量の量で存在する、請求項41に記載のナノ粒子。
- 前記亜鉛が、Zn2+およびZnOから選択される、請求項40に記載のナノ粒子。
- 亜鉛が、ZnCl2を含む、請求項44に記載のナノ粒子。
- 少なくとも1つのペプチドが、GLP-1を含む、請求項1から45のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コロナに結合した少なくとも2つの異なる種のペプチドを含む、請求項1から46のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記少なくとも2つの異なる種のペプチドが、インスリンおよびGLP-1を含む、請求項47に記載のナノ粒子。
- 複数の、請求項1から48のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- ナノ粒子コアが、約0.5nmから約50nmの範囲内の平均直径を有する、請求項49に記載の複数のナノ粒子。
- 前記平均直径が、約1nmから約10nmの範囲内、任意選択で約1.5nmから約2nmの範囲内である、請求項50に記載の複数のナノ粒子。
- (i)金属を含むコアと、
(ii)コアに共有結合により連結した複数のリガンドを含むコロナであって、複数のリガンドが、少なくとも第1のリガンドおよび第2のリガンドを含む、コロナと
を含むナノ粒子であって、
(a)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-α-D-ガラクトピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含むか、
(b)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドまたは2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、5'-チオペンタニル-2-デオキシ-2-イミダゾールアセトアミド-α,β-D-グルコピラノシドを含むか、
(c)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-β-D-グルコピラノシドまたは2'-チオエチル-α-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含むか、または、
(d)前記第1のリガンドが、2'-チオエチル-2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコピラノシドを含み、前記第2のリガンドが、1-アミノ-17-メルカプト-3,6,9,12,15-ペンタオキサ-ヘプタデカノールを含み、
前記第1および第2のリガンドが、そのそれぞれの硫黄原子を介してコアに共有結合により連結している、ナノ粒子。 - 前記第1のリガンドおよび前記第2のリガンドが、1:40から40:1の比でナノ粒子上に存在する、請求項52に記載のナノ粒子。
- 前記比が、1:10から10:1である、請求項53に記載のナノ粒子。
- 前記比が、1:2から2:1である、請求項54に記載のナノ粒子。
- コロナが、コア1個当たり少なくとも5個のリガンドを含む、請求項52から55のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コロナが、コア1個当たり約10個から約1000個の間のリガンドを含む、請求項56に記載のナノ粒子。
- コロナが、コア1個当たり44〜106個のリガンドを含む、請求項57に記載のナノ粒子。
- コアが、Au、Ag、Cu、Pt、Pd、Fe、Co、Gd、Znまたはそれらの任意の組合せからなる群から選択される金属を含む、請求項52から58のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コアが、Au、Ag、Pt、PdおよびCu、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択される不動態化金属を含む、請求項59に記載のナノ粒子。
- コアが、Au/Fe、Au/Ag、Au/Cu、Au/Ag/Cu、Au/Pt、Au/Pd、Au/Ag/Cu/Pd、Au/Gd、Au/Fe/Cu、Au/Fe/Gd、Au/Fe/Cu/Gdからなる群から選択される金属の組合せを含む、請求項59に記載のナノ粒子。
- コアが、磁性である、請求項52から61のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コアが、Mn2+、Gd3+、Eu2+、Cu2+、V2+、Co2+、Ni2+、Fe2+、Fe3+およびランタニド3+からなる群から選択されるNMR活性原子をさらに含む、請求項52から62のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- コアが、半導体をさらに含む、請求項52から63のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 半導体が、セレン化カドミウム、硫化カドミウム、テルル化カドミウムおよび硫化亜鉛からなる群から選択される、請求項64に記載のナノ粒子。
- コアが、Au、Ag、Cu、Pt、PdおよびZn、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択される金属でコーティングされた金属酸化物を含む、請求項52から65のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記金属酸化物が、式XFe2O4(式中、Xは、Fe、MnおよびCoからなる群から選択される金属である)の金属酸化物である、請求項66に記載のナノ粒子。
- ナノ粒子コアが、約0.5nmから約50nmの範囲内の直径を有する、請求項52から67のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記直径が、約1nmから約10nmの範囲内、任意選択で約1.5nmから約2nmの範囲内である、請求項68に記載のナノ粒子。
- 二価成分を含む、請求項52から69のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、ナノ粒子のコロナ内に存在する、請求項70に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、二価金属、二価金属化合物または二価状態を有する他の成分からなる群から選択される、請求項70または請求項71に記載のナノ粒子。
- 前記二価成分が、亜鉛、マグネシウム、銅、ニッケル、コバルト、カドミウム、またはカルシウム、ならびにそれらの酸化物および塩からなる群から選択される、請求項70から72のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 前記亜鉛が、Zn2+およびZnOから選択される、請求項73に記載のナノ粒子。
- 亜鉛が、ZnCl2を含む、請求項74に記載のナノ粒子。
- 複数の、請求項52から75のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- ナノ粒子コアが、約0.5nmから約50nmの範囲内の平均直径を有する、請求項76に記載の複数のナノ粒子。
- 前記平均直径が、約1nmから約10nmの範囲内、任意選択で約1.5nmから約2nmの範囲内である、請求項77に記載の複数のナノ粒子。
- 複数の、請求項1から78のいずれか一項に記載のナノ粒子と、1種または複数の薬学的に許容される担体または賦形剤とを含む、医薬組成物。
- 静脈内(i.v.)、筋肉内(i.m.)、皮内(i.d.)または皮下(s.c.)経路による哺乳動物対象への投与用に製剤化される、請求項79に記載の医薬組成物。
- 少なくとも1つのペプチドを安定化させる方法であって、少なくとも1つのペプチドがナノ粒子のコロナに結合するのを可能にする条件下で、少なくとも1つのペプチドを請求項1から75のいずれか一項に記載のナノ粒子に接触させるステップを含む方法。
- 少なくとも1つのペプチドが、インスリン、GLP-1、IGF1、IGF2、リラキシン、INSL5、INSL6、INSL7、膵臓ポリペプチド(PP)、ペプチドチロシンチロシン(PTT)、神経ペプチドY、オキシトシン、バソプレッシン、GnRH、TRH、CRH、GHRH/ソマトスタチン、FSH、LH、TSH、CGA、プロラクチン、ClIP、ACTH、MSH、エンドルフィン、リポトロピン、GH、カルシトニン、PTH、インヒビン、リラキシン、hCG、HPL、グルカゴン、インスリン、ソマトスタチン、メラトニン、チモシン、チムリン、ガストリン、グレリン、チモポエチン、CCK、GIPセクレチン、モチンVIP、エンテログルカゴン、IGF-1、IGF-2、レプチン、アディポネクチン、レジスチン、オステオカルシン、レニン、EPO、カリシトロール、ANP、BNP、ケモカイン、サイトカイン、アディポカインおよびそれらの生物活性類似体からなる群から選択される、請求項81に記載の方法。
- ペプチドが、単量体および/または二量体ヒトインスリンである、請求項82に記載の方法。
- ペプチドが、GLP-1またはその類似体である、請求項82に記載の方法。
- 少なくとも1つのペプチドが、少なくとも2つの異なる種のペプチドである、請求項81から84のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも2つの異なる種のペプチドが、インスリンおよびGLP-1を含む、請求項85に記載の方法。
- それを必要とする哺乳動物対象における血中グルコースを低下させる方法であって、治療上有効な量の請求項1から48のいずれか一項に記載のナノ粒子を投与するステップを含む方法。
- それを必要とする哺乳動物対象における糖尿病を治療する方法であって、治療上有効な量の請求項1から48のいずれか一項に記載のナノ粒子を投与するステップを含む方法。
- 前記投与するステップが、静脈内(i.v.)、筋肉内(i.m.)、皮内(i.d.)または皮下(s.c.)投与するステップを含む、請求項87または請求項88に記載の方法。
- 医学的治療方法における使用のための、請求項1から48のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- ペプチドが、請求項6、7、46、47または48のいずれか一項に記載の通りであり、方法が、請求項87から89のいずれか一項に記載の通りである、医学的治療方法における使用のための、請求項1から48のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 請求項87から89のいずれか一項に記載の方法における使用のための医薬の調製における、ペプチドが、請求項6、7、46、47または48のいずれか一項に記載の通りである、請求項1から43のいずれか一項に記載のナノ粒子の使用。
- 少なくとも1つの請求項1から48のいずれか一項に記載のナノ粒子と、
少なくとも1つのナノ粒子を収容するための容器と、
添付文書および/またはラベルと
を備える製造品。 - メゾスコピックなペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質クラスターを形成するための方法であって、前記クラスターが、その中に埋め込まれた1つまたは複数の請求項1から78のいずれか一項に記載のナノ粒子を有し、前記方法が、前記ペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を、前記1つまたは複数のナノ粒子に周囲温度で接触させるステップを含む、方法。
- 周囲温度が、15℃から30℃の間、または20℃から25℃の間である、請求項94に記載の方法。
- 1つまたは複数のクラスターを解離させるための方法であって、前記1つまたは複数のクラスターが、その中に埋め込まれた1つまたは複数の請求項1から78のいずれか一項に記載のナノ粒子を有するメゾスコピックなペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質のクラスターを含み、前記方法が、前記クラスターを、35℃から前記ペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質の融点(Tm)までの温度に供し、それにより、前記1つまたは複数のクラスターを、個々のナノ粒子-ペプチド凝集体、ナノ粒子-ポリペプチド凝集体またはナノ粒子-タンパク質凝集体に解離させるステップを含む、方法。
- 溶液中の1つまたは複数のナノ粒子-ペプチド凝集体から単量体ペプチドを放出させるための方法であって、溶媒のイオン強度を増加させるステップを含み、前記ナノ粒子-ペプチド凝集体が、1つまたは複数の請求項1から78のいずれか一項に記載のナノ粒子を含む、方法。
- 前記1つまたは複数のナノ粒子-ペプチド凝集体の、血漿、間質液または唾液への溶解を含む、請求項97に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US35338010P | 2010-06-10 | 2010-06-10 | |
US61/353,380 | 2010-06-10 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013513749A Division JP5755732B2 (ja) | 2010-06-10 | 2011-06-10 | ペプチド担持ナノ粒子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015038091A true JP2015038091A (ja) | 2015-02-26 |
JP5933659B2 JP5933659B2 (ja) | 2016-06-15 |
Family
ID=44627635
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013513749A Expired - Fee Related JP5755732B2 (ja) | 2010-06-10 | 2011-06-10 | ペプチド担持ナノ粒子 |
JP2014187422A Expired - Fee Related JP5933659B2 (ja) | 2010-06-10 | 2014-09-16 | ペプチド担持ナノ粒子 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013513749A Expired - Fee Related JP5755732B2 (ja) | 2010-06-10 | 2011-06-10 | ペプチド担持ナノ粒子 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8568781B2 (ja) |
EP (1) | EP2579898B1 (ja) |
JP (2) | JP5755732B2 (ja) |
CN (1) | CN103002922B (ja) |
AU (1) | AU2011263546B2 (ja) |
CA (1) | CA2802031C (ja) |
ES (1) | ES2718303T3 (ja) |
WO (1) | WO2011154711A1 (ja) |
Families Citing this family (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITRM20030376A1 (it) | 2003-07-31 | 2005-02-01 | Univ Roma | Procedimento per l'isolamento e l'espansione di cellule staminali cardiache da biopsia. |
US11660317B2 (en) | 2004-11-08 | 2023-05-30 | The Johns Hopkins University | Compositions comprising cardiosphere-derived cells for use in cell therapy |
US9845457B2 (en) | 2010-04-30 | 2017-12-19 | Cedars-Sinai Medical Center | Maintenance of genomic stability in cultured stem cells |
US9249392B2 (en) | 2010-04-30 | 2016-02-02 | Cedars-Sinai Medical Center | Methods and compositions for maintaining genomic stability in cultured stem cells |
AU2011265294B2 (en) * | 2010-06-10 | 2015-01-22 | Aquestive Therapeutics, Inc. | Nanoparticle film delivery systems |
US8790704B2 (en) * | 2010-06-10 | 2014-07-29 | Monosol Rx, Llc | Combination peptide-nanoparticles and delivery systems incorporating same |
WO2013130881A1 (en) * | 2012-02-28 | 2013-09-06 | Loma Linda University | Methods for the production, modification and use of metallic nanoparticles |
WO2013184527A1 (en) | 2012-06-05 | 2013-12-12 | Capricor, Inc. | Optimized methods for generation of cardiac stem cells from cardiac tissue and their use in cardiac therapy |
AU2013302799B2 (en) | 2012-08-13 | 2018-03-01 | Cedars-Sinai Medical Center | Exosomes and micro-ribonucleic acids for tissue regeneration |
GB201301991D0 (en) | 2013-02-05 | 2013-03-20 | Midatech Ltd | Permeation enhanced active-carrying nanoparticles |
GB201302427D0 (en) | 2013-02-12 | 2013-03-27 | Midatech Ltd | Nanoparticle delivery compositions |
GB201303787D0 (en) * | 2013-03-04 | 2013-04-17 | Midatech Ltd | Nanoparticle peptide compositions |
GB201303771D0 (en) * | 2013-03-04 | 2013-04-17 | Midatech Ltd | Nanoparticles peptide compositions |
CA3123075C (en) | 2013-03-14 | 2023-09-19 | The Regents Of The University Of California | Thiosaccharide mucolytic agents |
CN103289985A (zh) * | 2013-05-10 | 2013-09-11 | 福州大学 | 一种蛋白质掺杂的有机-无机杂化花状纳米材料 |
CN103275965A (zh) * | 2013-05-22 | 2013-09-04 | 武汉理工大学 | 一种自恢复多功能软包埋细胞固载体系及其制备方法 |
GB201401706D0 (en) | 2014-01-31 | 2014-03-19 | Midatech Ltd | Nanoparticle-insulin and insulin analogue compositions |
AU2015327812B2 (en) | 2014-10-03 | 2021-04-15 | Cedars-Sinai Medical Center | Cardiosphere-derived cells and exosomes secreted by such cells in the treatment of muscular dystrophy |
GB201420080D0 (en) * | 2014-11-11 | 2014-12-24 | Midatech Ltd And Q Chip Ltd | Sustained release encapsulated nanoparticles |
WO2016102613A1 (en) * | 2014-12-23 | 2016-06-30 | Midatech Ltd | Nanoparticles and their use in cancer therapy |
GB2541166A (en) | 2015-07-24 | 2017-02-15 | Midatech Ltd | Nanoparticle-based liver-targeting therapy and imaging |
EP3349736A4 (en) | 2015-09-16 | 2019-10-16 | La Jolla Nanomedical | NANOPARTICLE SYSTEM FACED ON CELL ACTIVITY AND METHOD FOR PRODUCING THE NANOPARTICLE SYSTEM |
WO2017123662A1 (en) | 2016-01-11 | 2017-07-20 | Cedars-Sinai Medical Center | Cardiosphere-derived cells and exosomes secreted by such cells in the treatment of heart failure with preserved ejection fraction |
GB2548084A (en) * | 2016-02-26 | 2017-09-13 | Midatech Ltd | Nanoparticle production |
US11351200B2 (en) | 2016-06-03 | 2022-06-07 | Cedars-Sinai Medical Center | CDC-derived exosomes for treatment of ventricular tachyarrythmias |
US11541078B2 (en) | 2016-09-20 | 2023-01-03 | Cedars-Sinai Medical Center | Cardiosphere-derived cells and their extracellular vesicles to retard or reverse aging and age-related disorders |
US20210072255A1 (en) | 2016-12-16 | 2021-03-11 | The Brigham And Women's Hospital, Inc. | System and method for protein corona sensor array for early detection of diseases |
GB201701745D0 (en) * | 2017-02-02 | 2017-03-22 | Midatech Ltd | Nanoparticle-based liver-targeting therapy and imaging |
AU2018255346B2 (en) | 2017-04-19 | 2024-05-02 | Capricor Inc | Methods and compositions for treating skeletal muscular dystrophy |
EP3727351A4 (en) | 2017-12-20 | 2021-10-06 | Cedars-Sinai Medical Center | MODIFIED EXTRACELLULAR VESICLES FOR IMPROVED TISSUE DELIVERY |
CN111565746A (zh) * | 2018-01-06 | 2020-08-21 | 埃默杰克斯疫苗控股有限公司 | 用于预防和治疗多种黄病毒的mhc i类相关肽 |
CN113412274A (zh) | 2018-11-07 | 2021-09-17 | 禧尔公司 | 用于蛋白质冠分析的组合物、方法和系统及其用途 |
GB201820471D0 (en) | 2018-12-14 | 2019-01-30 | Midatech Ltd | Nanoparticle-based therapy of inflammatory disorders |
GB201820470D0 (en) | 2018-12-14 | 2019-01-30 | Midatech Ltd | Antifolate-carrying nanoparticles and their use in medicine |
WO2021087407A1 (en) * | 2019-11-02 | 2021-05-06 | Seer, Inc. | Systems for protein corona analysis |
EP3909612A1 (en) | 2020-05-12 | 2021-11-17 | Life Science Inkubator Betriebs GmbH & Co. KG | Composition of nanoparticles |
CN113289014B (zh) * | 2021-05-10 | 2022-05-17 | 上海交通大学 | 超小粒径的两性离子聚肽/没食子酸/铁配位纳米粒子及其制备方法与应用 |
CN113358800A (zh) * | 2021-05-26 | 2021-09-07 | 吉林化工学院 | 一种磁性氮掺杂碳材料及其对塑料瓶装水中邻苯二甲酸酯萃取及分析的方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007015105A2 (en) * | 2005-08-04 | 2007-02-08 | Thomas William Rademacher | Nanoparticles comprising antibacterial ligands |
JP2008514683A (ja) * | 2004-10-01 | 2008-05-08 | アバンテイス・フアルマ・エス・アー | 新規ビス−アザインドール誘導体、調製及びキナーゼ阻害剤としての薬学的使用 |
JP2013528227A (ja) * | 2010-06-10 | 2013-07-08 | ミダテック リミテッド | ナノ粒子フィルム送達システム |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0025414D0 (en) | 2000-10-16 | 2000-11-29 | Consejo Superior Investigacion | Nanoparticles |
GB0313259D0 (en) | 2003-06-09 | 2003-07-16 | Consejo Superior Investigacion | Magnetic nanoparticles |
ES2242528B1 (es) | 2004-03-25 | 2006-12-01 | Consejo Sup. Investig. Cientificas | Nanoparticulas magneticas de metales nobles. |
US20080213177A1 (en) | 2004-05-24 | 2008-09-04 | Thomas William Rademacher | Nanoparticles Comprising Rna Ligands |
CN101123990A (zh) * | 2004-10-01 | 2008-02-13 | Mida科技有限公司 | 包含抗原和佐剂的纳米颗粒,和免疫原性结构 |
AU2005291058B2 (en) * | 2004-10-01 | 2011-09-29 | Midatech Limited | Nanoparticles comprising antigens and adjuvants and immunogenic structure |
AU2007242572B2 (en) * | 2006-04-13 | 2011-11-24 | Midatech Limited | Nanoparticles containing three various ligands for providing immune responses against infectious agents |
WO2009136763A2 (en) * | 2008-05-09 | 2009-11-12 | Industry-Academic Cooperation Foundation, Yonsei University | Nanoparticles for penetration of blood-brain barrier |
GB0820309D0 (en) * | 2008-11-06 | 2008-12-17 | Middlesex University Higher Ed | Detection of cancer |
EP2305310A1 (en) * | 2009-09-25 | 2011-04-06 | Asociación Centro de Investigación Cooperativa en Biomateriales - CIC biomaGUNE | Gold -coated magnetic glyconanoparticles functionalised with proteins for use as diagnostic and therapeutic agents |
-
2011
- 2011-06-10 WO PCT/GB2011/000882 patent/WO2011154711A1/en active Application Filing
- 2011-06-10 JP JP2013513749A patent/JP5755732B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-06-10 CN CN201180035108.9A patent/CN103002922B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2011-06-10 US US13/157,783 patent/US8568781B2/en active Active
- 2011-06-10 EP EP11728365.5A patent/EP2579898B1/en not_active Not-in-force
- 2011-06-10 CA CA2802031A patent/CA2802031C/en not_active Expired - Fee Related
- 2011-06-10 AU AU2011263546A patent/AU2011263546B2/en not_active Ceased
- 2011-06-10 ES ES11728365T patent/ES2718303T3/es active Active
-
2014
- 2014-09-16 JP JP2014187422A patent/JP5933659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008514683A (ja) * | 2004-10-01 | 2008-05-08 | アバンテイス・フアルマ・エス・アー | 新規ビス−アザインドール誘導体、調製及びキナーゼ阻害剤としての薬学的使用 |
WO2007015105A2 (en) * | 2005-08-04 | 2007-02-08 | Thomas William Rademacher | Nanoparticles comprising antibacterial ligands |
JP2013528227A (ja) * | 2010-06-10 | 2013-07-08 | ミダテック リミテッド | ナノ粒子フィルム送達システム |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
JPN6014011508; D. R. Bhumkar et al.: Pharmaceutical Research vol.24, No.8, 2007, p.1415-1426 * |
JPN6014011509; R. Ojeda et al.: Carbohydrate Research vol.342, 2007, p.448-459 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013528202A (ja) | 2013-07-08 |
US20120171291A1 (en) | 2012-07-05 |
CA2802031A1 (en) | 2011-12-15 |
AU2011263546B2 (en) | 2015-01-22 |
WO2011154711A8 (en) | 2012-07-26 |
CN103002922A (zh) | 2013-03-27 |
US8568781B2 (en) | 2013-10-29 |
JP5755732B2 (ja) | 2015-07-29 |
WO2011154711A1 (en) | 2011-12-15 |
EP2579898B1 (en) | 2019-01-09 |
EP2579898A1 (en) | 2013-04-17 |
CA2802031C (en) | 2015-05-12 |
JP5933659B2 (ja) | 2016-06-15 |
ES2718303T3 (es) | 2019-07-01 |
AU2011263546A1 (en) | 2013-01-31 |
CN103002922B (zh) | 2015-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5933659B2 (ja) | ペプチド担持ナノ粒子 | |
JP5818681B2 (ja) | インスリンアルブミンコンジュゲート | |
EP1971372B1 (en) | Hydrophobic core carrier compositions for delivery of therapeutic agents, methods of making and using the same | |
EP3217958B1 (en) | Sustained release encapsulated nanoparticles | |
US20140220135A1 (en) | Permeation enhanced active-carrying nanoparticles | |
US9474687B2 (en) | Combination peptide-nanoparticles and delivery systems incorporating same | |
AU2012267605C1 (en) | Combination peptide-nanoparticles and delivery systems incorporating same | |
US20090214670A1 (en) | Rhcc peptide and uses thereof | |
US9114082B2 (en) | Nanoparticle peptide compositions | |
US9352026B2 (en) | Nanoparticle-insulin and insulin analogue compositions | |
EP2964262A1 (en) | Nanoparticle peptide compositions |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150907 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160502 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5933659 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |