JP2015036045A - 骨質改善のための超音波音響システム及び超音波音響機器の作動方法 - Google Patents
骨質改善のための超音波音響システム及び超音波音響機器の作動方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
薬物療法以外の手段では、「運動」、「栄養」などの重要性が指摘されているが、単独での介入では、ある程度の転倒予防効果や骨密度増大効果は認められているものの、その効果が大きくなく、また骨折予防に充分な効果を発揮しているとは言い難い面もある。
この様な高齢化社会においては、快適な日常生活を満喫して、人間本来の自力で行動できる基礎体力維持が重要な要因である。
また、非特許文献1,2にも見られる様な基礎的な研究成果は存在するが、実用性については未知数であった。そこで、日常生活の中に導入して「運動」、「栄養」の効果を高めるための側面支援装置として簡易に使用できる骨質改善のための方法や装置が求められていた。
しかし、これら従来の方法では、該当患部に施術者が適格に装着して治療にあたる専門的な技術が必要であるという問題があった。
また、一般に超音波エネルギー信号の照射・検出の際には超音波振動子プローブの放射面と体表の間にゼリーを塗布して超音波振動子と体表皮膚との中間にできる空隙による音響インピーダンスの整合をとり有効に超音波エネルギー・信号のスムーズな伝搬をもたらすようにして利用している。
しかしながら、日常の使用に際してゼリーの塗布、事後の拭取り等が大変面倒であるという問題があった。
(1)骨に対して超音波刺激を与えるシステムであって、対応する位置に超音波振動子を配設したケースと、前記超音波振動子に所定の周波数の信号を所定の繰り返し周期で印加するトーンバースト信号を発生するトーンバースト発信器と、前記トーンバースト信号を増幅して前記超音波振動子を駆動する増幅器とを少なくとも備え、前記超音波振動子から発生する超音波エネルギーを足の踵の骨、大腿部又は臀部から印加して腰骨まで骨伝搬させることを特徴とする超音波音響システム。ここで、「対応する位置」とは、超音波を照射する対象に接する位置を意味する。例えば、踵、大腿部、臀部等に対応する位置という意味である。踵に照射する場合は踵の接する位置、大腿部であれば、例えば、便座の大腿部が接する位置、臀部であれば、臀部が接する位置である。実際にはケースがあるので、ケースの壁面を介して踵、大腿部、臀部等に接する位置に超音波振動子を配設する。「所定の周波数」及び「所定の繰り返し周期」は、(6)に記載の周波数及びパルス間隔と同様である。
(3)大腿部又は臀部から印加する超音波音響システムがトイレ装置に設置されたものである(1)又は(2)の超音波音響システム。
(4)さらに超音波受信装置を有し、反射波の形状により使用者を識別する手段を有する(3)の超音波音響システム
(6)5kg以上の加重を検知した場合に、パルス幅1μsec〜100msec、パルス間隔10μsec〜1000msec、周波数20kHz〜10MHzのトーンバースト波超音波を照射開始し、2分〜10分間照射する超音波音響機器の作動方法。ここで、パルス幅は、より好ましくは、3μsec〜100msec、さらに好ましくは10μsec〜10msec、特に好ましくは、100μsec〜1msecである。パルス間隔については、より好ましくは、50μsec〜1000msec、さらに好ましくは、100μsec〜300msec、特に好ましくは1msec〜100msecである。周波数については、照射部位が超音波発信器から遠い場合には、20kHz〜1MHz,より好ましくは50kHz〜500kHz、照射部位が超音波発信器に近い場合にはより高周波を用いることが好ましく、好ましい範囲は100kHz〜10MHzである。
なお、(1)の超音波音響システムも上述のそれぞれの範囲のトーンバースト信号(トーンバースト波超音波)を発生させることができるものであることが好ましい。
(7)超音波の反射波により個人を特定し、トーンバースト波超音波を照射する時間を記録することにより、トーンバースト波超音波を照射する時間を1日累計10分以内に制御することを特徴とする(6)の超音波音響機器の作動方法。
(8)超音波音響機器が(1)乃至(5)のいずれか1に記載の超音波音響システムに含まれるものである請求項6又は請求項7の超音波音響機器の作動方法。ここで超音波音響機器は(1)乃至(5)のいずれか1に記載の超音波音響システムの一部に含まれるが、完全に一致してもよい。
この時、素足で本装置の盤面上の指定位置に乗ることにより踵と盤面が体重によりほぼ密着状態となり空隙による音響インピーダンスの不整合をなくし、容易かつ簡便に所望の超音波エネルギー・信号を体内に取り入れられる。
使用者が便座に座り、体重がかかると自動的に超音波が照射されるようにしてもよく、使用者がスイッチを入れるか、音声で指示した際に超音波が照射されるようにしてもよい。
図5のように、9の位置に超音波発信器を設置し、18の位置で受波したところ、図6の下段の波形が得られ、効率よく超音波が伝搬していることがわかる。
使用者認識手段として、超音波の反射によるパターン認識以外に、音声認識手段により使用者を特定してもよい。つまり、トイレの内部に音声認識手段を備え、使用者が発した声を分析して使用者を認識することもできる。これにより、使用者に最適な強度、時間で超音波を照射できる。
使用が終わり、便座から体重による圧力が無くなると、待機状態に戻る。
被験者30名を対象とした照射方式は台座を設け、台座の上に素足で乗り両足の踵の部分に、台座内に設置した超音波振動子より超音波を照射する方式とした。
被験者30名を任意にA:15名、B:15名の2グループに分けて、2分間/回とした。原則として1回/日を毎日続けたのち、骨密度を計測した。
2 増幅器
3 電源回路
4 電池
5 体重の圧力を検知して作動するスイッチ
6 超音波振動子
7 ケース
8 人体の立位状態の足
9 超音波発信器
10 トイレ機器
11 蓋
12 便座装置
13 センサ
14 便器内部
15 ノズル
16 便座
17 超音波発生部位
18 検出受波器
21 圧力検知装置
22 超音波発信装置
23 超音波増幅器
24 超音波受信器
25 超音波増幅器
26 個人識別装置
27 本体制御装置
28 表示装置
29 記憶装置
30 制御装置
31 受波位置踵
32 受波位置膝上
33 受波位置膝下
34 受波位置股関節上
Claims (8)
- 骨に対して超音波刺激を与えるシステムであって、
対応する位置に超音波振動子を配設したケースと、
前記超音波振動子に所定の周波数の信号を所定の繰り返し周期で印加するトーンバースト信号を発生するトーンバースト発信器と、
前記トーンバースト信号を増幅して前記超音波振動子を駆動する増幅器とを少なくとも備え、
前記超音波振動子から発生する超音波エネルギーを対象に印加して骨まで伝搬させることを特徴とする超音波音響システム。 - 重量を感知するセンサーを有し、加重することで自動的に作動する請求項1の超音波音響システム。
- 大腿部又は臀部から印加する超音波音響システムがトイレ装置に設置されたものである請求項1又は2の超音波音響システム。
- さらに超音波受信装置を有し、反射波の形状により使用者を識別する手段を有する請求項3の超音波音響システム。
- 使用者を識別する手段により使用者の1日の累計超音波刺激時間を記録し、刺激時間を調整する手段を備えた請求項1乃至4のいずれか1に記載の超音波音響システム。
- 5kg以上の加重を検知した場合に、パルス幅1μsec〜100msec、パルス間隔10μsec〜1000msec、周波数20kHz〜10MHzのトーンバースト波超音波を照射開始し、2分〜10分間照射する超音波音響機器の作動方法。
- 超音波の反射波により個人を特定し、トーンバースト波超音波を照射する時間を1日累計10分以内に制御することを特徴とする請求項6の超音波音響機器の作動方法。
- 超音波音響機器が請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の超音波音響システムに含まれるものである請求項6又は請求項7の超音波音響機器の作動方法。
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