JP2015035685A - 画像処理装置およびマーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリブレーション用マーカを設置できる範囲が制限される場合でも、カメラキャリブレーションの精度を確保できる画像処理装置を提供する。【解決手段】画像処理装置10は、キャリブレーション用のマーカが撮影された画像を取得する画像取得部1と、画像においてマーカのエッジを検出するエッジ検出部2と、エッジに基づいて複数の直線を推定し、複数の直線に囲まれた仮想の多角形領域を、画像においてマーカが設置されている領域以外の領域を含む領域に生成する多角形生成部3と、仮想の多角形領域の前記画像上の特徴量と、仮想の多角形領域の実空間上の特徴量とに基づいて、カメラパラメータを算出するカメラパラメータ算出部4と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、カメラパラメータを算出する画像処理装置およびマーカに関する。
車両に設置されたカメラを用いた近年のカメラシステムでは、車両の予想到達位置を示すガイド線をカメラで撮影した画像(以下、「カメラ画像」という)に重畳表示する機能、または、カメラ画像の幾何的な変換により仮想的な視点からの画像を生成する機能などが実装されている。これらの機能はいずれも、実空間の3次元位置とカメラ画像上に投影された2次元位置の対応付けを利用したものである。このような対応付けを実現するためには、カメラの設置角もしくは設置位置などのパラメータ、または、射影変換パラメータ等のいわゆるカメラパラメータの算出(以下、適宜「キャリブレーション」という)が必要となる。
カメラ画像に基づくキャリブレーションでは、通常、形状・大きさ・設置位置などが既知であるキャリブレーション用マーカを利用する。その一つの形態として、路面上に設置された、特定のパターンを含むマーカを撮影し、そのカメラ画像に対する投影位置を利用する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、マーカの形状を多角形とする方法例としては、路面上に設置された正方形のマーカをカメラで撮影し、そのカメラ画像を射影変換して俯瞰画像を生成し、俯瞰画像における正方形の形状・存在位置を基に、カメラパラメータの一例である射影変換パラメータを算出する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−047725号公報 特開2010−244326号公報
特許文献1、2の技術では、マーカを路面上に設置する必要があるが、マーカを設置できる範囲が制限される場合がある。この例について、図1を用いて説明する。
図1は、車両と路面を上方から見た例を示す図である。図1において、領域aは、車両が通過する領域であるため、マーカを設置できない。また、領域cは、車両の側方から一定距離以上の領域であるため、マーカを設置できない。これらに対し、領域bは、車両の側方から一定距離未満の領域であるため、マーカを設置できる。
このようにマーカを設置できる範囲が制限されている場合、キャリブレーションに必要なサイズのマーカを適切な位置に設置することができず、その結果、キャリブレーションの精度が低下するという課題がある。
本発明の目的は、キャリブレーション用マーカを設置できる範囲が制限される場合でも、キャリブレーションの精度を確保できる画像処理装置およびマーカを提供することである。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、キャリブレーション用のマーカが撮影された画像を取得する画像取得部と、前記画像において前記マーカのエッジまたは特徴点を検出するエッジ検出部と、前記エッジまたは特徴点に基づいて複数の直線を推定し、前記複数の直線に囲まれ、かつ、前記画像において前記マーカが設置されている領域以外の領域を含む仮想の多角形領域を生成する多角形生成部と、前記仮想の多角形領域の前記画像上の特徴量と、前記仮想の多角形領域の実空間上の特徴量とに基づいて、カメラパラメータを算出するカメラパラメータ算出部と、を備える、構成を採る。
本発明の一態様に係るマーカは、キャリブレーションに用いられるマーカであって、前記マーカが撮影された画像において前記マーカのエッジまたは特徴点が検出され、前記エッジまたは特徴点を基に複数の直線が推定され、前記複数の直線に囲まれた仮想の多角形領域を、前記画像において前記マーカが設置されている領域以外の領域を含む領域に生成するために用いられる構成を採る。
本発明によれば、キャリブレーション用マーカを設置できる範囲が制限される場合でも、キャリブレーションの精度を確保できる。
一般的なマーカの設置可能範囲の例を示す図 本発明の実施の形態1に係る画像処理装置のキャリブレーションの実施環境の例を示す図 本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る歪補正・視点変換の前後の画像の例を示す図 本発明の実施の形態2に係るエッジ検出部の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るマーカ領域特定後の画像およびフィルタリング後の画像の例を示す図 本発明の実施の形態2に係る候補点抽出の前後の画像の例を示す図 本発明の実施の形態2に係る多角形生成部の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る直線推定後の画像および頂点特定後の画像の例を示す図 本発明の実施の形態2に係るカメラパラメータ算出部の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る正方形らしさの説明図 本発明の実施の形態2に係るロール角・ピッチ角算出の処理例を示す図 本発明の実施の形態2に係る高さ算出の処理例を示す図 従来技術のマーカの設置と本発明の実施形態2のマーカの設置との比較例を示す図 本発明の実施の形態3に係る画像処理装置のキャリブレーションの実施環境の例を示す図 本発明の実施の形態3に係る仮想多角形の生成位置の例を示す図 本発明の実施の形態3に係る仮想多角形の生成位置の別の例を示す図 本発明の各実施の形態に係るマーカおよび仮想多角形の別の例を示す図 本発明の各実施の形態に係るマーカおよび仮想多角形の別の例を示す図 本発明の各実施の形態に係るマーカおよび仮想多角形の別の例を示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について説明する。
図2は、本実施の形態に係るキャリブレーションの実施環境を示す図である。図2Aは、路面上の車両と路面に設置されたマーカとを横から見た図である。図2Bは、図2Aに示す車両およびマーカを上方から見た図である。
図2Aに示すように、車両100は、後方にカメラ20を搭載しており、内部に画像処理装置10(本発明の画像処理装置の一例)を搭載している。カメラ20は、路面Rに設置されたマーカ60を撮影する。このカメラ画像は、画像処理装置10に入力され、キャリブレーションに使用される。
図2Bに示すように、マーカ60は、マーカを設置できる範囲(以下、「マーカ設置可能範囲」という)bの片側一方に設置されている。また、図2Bにおいて、マーカ60は、例として、直角二等辺三角形を2つ並べた形状としている。
図3は、本実施の形態に係る画像処理装置10の構成例を示すブロック図である。
図3において、画像処理装置10は、画像取得部1、エッジ検出部2、多角形生成部3、およびカメラパラメータ算出部4を有する。
画像取得部1は、カメラ20で撮影されたカメラ画像を取得する。このカメラ画像は、マーカ60が撮影された画像である。
エッジ検出部2は、画像取得部1で取得されたカメラ画像に対して画像処理を実施し、カメラ画像からマーカ60のエッジを複数検出する。
多角形生成部3は、エッジ検出部2で検出された複数のエッジに基づいて複数の直線を推定する。例えば、多角形生成部3は、公知の方式であるハフ変換または最小二乗法を使用して、エッジを構成する点群をより多く通過する直線を推定する。そして、多角形生成部3は、カメラ画像において、それら直線で囲まれた仮想の多角形領域を、マーカ設置可能範囲外の領域を含む領域(マーカ設置可能範囲とマーカ設置可能範囲外の両方を含む領域、または、マーカ設置可能範囲外のみの領域)に生成する。
カメラパラメータ算出部4は、多角形生成部3で生成された仮想の多角形領域の画像上の特徴量と、仮想の多角形領域の実空間上の特徴量とに基づいて、カメラパラメータを算出する。算出されるカメラパラメータは、例えば、車両100に設置されたカメラ20についての、ロール角、ピッチ角、高さなどである。
上記「多角形領域の画像上の特徴量」とは、多角形の画像上における形状に関する情報であり、例えばロール角・ピッチ角算出において辺長を使用する場合は、画像上における多角形の各辺の長さとなる。例えば、仮想の多角形領域が五角形であり、その頂点をA、B、C、D、Eとした場合、辺AB、BC、CD、DE、EAの画像上での長さである。なお、各辺の長さの算出は、後述する頂点特定部32で特定された頂点A〜Eの座標値に基づいて行われる。
上記「多角形領域の実空間上の特徴量」とは、多角形の実際の形状に関する情報であり、例えばロール角・ピッチ角算出において辺長を使用する場合は、実際の多角形の各辺の長さとなる。例えば、仮想の多角形領域は五角形であり、その頂点をA、B、C、D、Eとした場合、辺AB、BC、CD、DE、EAの実際の長さである。または、例えば、仮想の多角形領域が正方形である場合、各辺長が等しいという事実、および、1辺の実際の長さである。
上記「カメラパラメータの算出」としては、例えば、以下の2つの方法がある。1つは、画像上の特徴量と実空間上の特徴量に基づく幾何的な関係から線形の連立方程式または非線形の1対1の対応テーブルを利用して一意に算出する方法である。もう1つは、画像上の特徴量と実空間上の特徴量から、画像上の多角形と実空間上の多角形の形状の一致度合いを示す評価値を求め、その評価値に基づいた最適化により算出する方法である。例えばロール角・ピッチ角算出は後者の方法であり、例えば実空間上の多角形の各辺の長さの比率と、対応する画像上の多角形の各辺の長さの比率から評価値を算出し、評価値が最小となるロール角、ピッチ角の組合せを求める。
以上のように、本実施の形態の画像処理装置10は、キャリブレーション用マーカを撮影した画像から検出したマーカのエッジに基づいて、少なくともマーカ設置可能範囲外の領域を含む領域に仮想の多角形領域を生成し、その多角形領域に基づいてカメラパラメータを算出することを特徴とする。この特徴により、画像処理装置10は、マーカ設置可能範囲が制限される場合でも、キャリブレーションの精度を確保できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。
本実施の形態におけるキャリブレーションの実施環境は、図2に示す実施の形態1の実施環境と同様である。
図4は、本実施の形態に係る画像処理装置10の構成例を示すブロック図である。
図4において、画像処理装置10は、画像取得部1、エッジ検出部2、多角形生成部3、カメラパラメータ算出部4、および画像歪補正・視点変換部5を有する。
画像取得部1は、カメラ20で撮影されたカメラ画像を取得する。このカメラ画像は、マーカ60が撮影された画像である。
画像歪補正・視点変換部5は、画像取得部1で取得されたカメラ画像に対して、そのカメラ画像に含まれる歪みを補正して中心射影の状態に変換し、かつ、予め設定された外部パラメータ(エクストリンシックパラメータ(Extrinsic Parameters)ともいう。カメラパラメータの一例)を用いて路面Rを上空から俯瞰した視点に変換する。なお、ここで用いられる外部パラメータは、画像歪補正・視点変換部5に始めから設定された初期の仮パラメータ、後述する仮パラメータ設定部44で設定された仮パラメータ、及び、後述する角度特定部45で特定されたパラメータのいずれかである。初期の仮パラメータには例えば、車両に対するカメラの設置角の設計値を設定する。
歪補正および視点変換の前後の画像の例を図5に示す。画像歪補正・視点変換部5は、図5Aに示すカメラ画像に対して、歪み補正および視点変換を行うことで、図5Bに示す画像を生成する。
ここで、上述した歪補正および視点変換における座標の対応付けについて、それぞれ説明する。
まず、歪補正前の画像の座標と歪補正後の画像の座標は、光軸中心座標、焦点距離、レンズ歪み係数等からなる内部パラメータ(イントリンシックパラメータ(Intrinsic Parameters)ともいう。カメラパラメータの一例)を介して対応付けられる。内部パラメータは、予め算出された固定値として、画像歪補正・視点変換部5が記憶している。内部パラメータの算出方法は公知の方法でよい。この公知の方法としては、例えば、マス目サイズが既知のチェッカーボードを撮影し、その撮影画像からチェッカーボードのパターンの交点位置を検出し、交点の間隔ができるだけ均等になるように最適化することで、内部パラメータを算出する方法が挙げられる。なお、カメラのレンズが魚眼レンズである場合には、いわゆる等距離射影、立体射影といった、魚眼レンズに対応した射影変換に関する内部パラメータの算出を行えばよい。
次に、視点変換前の画像の座標と視点変換後の画像の座標は、路面に対するカメラの設置角、設置位置からなるカメラの外部パラメータを介して対応付けられる。カメラの設置角は、ロール角、ピッチ角、ヨー角で表現され、カメラの設置位置は、X座標、Y座標、Z座標で表現される。路面と車両の進行方向を基準とした3次元座標系において、例えば、Y座標は路面に垂直な方向、Z座標は車両進行方向に沿った方向、X座標はY座標およびZ座標に垂直な方向と定義される。
歪補正および視点変換を行った後の座標を得るためには、座標に対して歪補正、視点変換の順に処理を実施する。歪補正および視点変換を行った後の画像を得るためには、例えば、ルックアップテーブルを用いて画像変換を行う。このルックアップテーブルは、歪補正および視点変換を行った後の座標を起点として、視点変換の逆変換、歪補正の逆変換を順に実施して対応する座標を求め、その対応関係を記載したものである。
図4に戻り、エッジ検出部2について説明する。
エッジ検出部2は、画像歪補正・視点変換部5で生成された画像に対して画像処理を実施することで、マーカ60のエッジを検出する。
エッジ検出部2は、図6に示すように、マーカ領域特定部21、フィルタリング部22、および候補点抽出部23を有する。
マーカ領域特定部21は、画像歪補正・視点変換部5で生成された画像(例えば、図5Bの画像)から、マーカ60の領域(以下、「マーカ領域」という)を特定する。マーカ領域特定後の画像の例を図7Aに示す。図7Aに示すように、マーカ60の領域が特定されている。
マーカ領域の特定の方法としては、例えば、輝度情報を用いる方法、特徴点を検出する方法などを用いることができる。輝度情報を用いる方法では、路面の輝度とマーカの輝度の差異を利用してマーカを検出する。例えばキャリブレーションの実施環境における路面の輝度が低い場合には、輝度の高いマーカを路面上に設置し、カメラでマーカを撮影した後で、カメラ画像から輝度が一定値以上の部分を検出することにより、マーカ領域を特定する。一方、特徴点を検出する方法では、例えば一般的なHarrisのコーナ検出手法を使用することで、カメラ画像における輝度の変化量に基づいて、マーカの端点を複数検出する。
フィルタリング部22は、マーカ領域特定後の画像(例えば、図7Aの画像)に対して、特定のオペレータ(例えば、ラプラシアンオペレータ等)を用いて、フィルタリングを行う。フィルタリング後の画像の例を図7Bに示す。図7Bに示すように、マーカ60の外周が特定されている。
候補点抽出部23は、フィルタリング後の画像(例えば、図7Bの画像)に対して、一定の方向から輝度の変化を探索することで、候補点の集合からエッジを特定する。例えば、図8Aに示すように、候補点抽出部23は、マーカ60の外周において、エッジ11〜14を特定する。図8Aの例では、マーカ60を構成する2つの三角形の斜辺が、それぞれ、エッジ11〜14として特定されている。図8Bは、エッジ11を示す画像である。図8Cは、エッジ12を示す画像である。図8Dは、エッジ13を示す画像である。図8Eは、エッジ14を示す画像である。
図4に戻り、多角形生成部3について説明する。
多角形生成部3は、エッジ検出部2で検出された複数のエッジに基づいて複数の直線を推定する。そして、多角形生成部3は、カメラ画像において、推定した複数の直線で囲まれた仮想の多角形領域を生成する。この仮想の多角形領域は、マーカ設置可能範囲外の領域を含む領域、すなわち、マーカ設置可能範囲とマーカ設置可能範囲外の両方を含む領域、または、マーカ設置可能範囲外のみの領域において生成される。
多角形生成部3は、図9に示すように、直線推定部31および頂点特定部32を有する。
直線推定部31は、エッジ検出部2で検出された複数のエッジ(例えば、エッジ11〜14)に基づいて複数の直線を推定する。具体的には、直線推定部31は、エッジの2次元座標列の情報に基づいて、一般的なパラメータ推定手法であるハフ変換を使用することで、直線のパラメータを推定する。推定された各直線の例を図10A〜Dに示す。図10Aは、エッジ11を基に推定された直線11’の画像である。図10Bは、エッジ12を基に推定された直線12’の画像である。図10Cは、エッジ13を基に推定された直線13’の画像である。図10Dは、エッジ14を基に推定された直線14’の画像である。このように、直線11’〜14’は、それぞれ、エッジ11〜14を延長した線となる。
頂点特定部32は、直線推定部31で推定された直線同士の交点を特定する。直線同士の交点は、各直線を表現する方程式から導かれる連立方程式を解いて求められる。なお、どの直線とどの直線の交点を求めるかは予め定められているとする。特定された各交点の例を図10Eに示す。図10Eにおいて、直線11’と直線12’との交点A、直線12’と直線13’との交点B、直線13’と直線14’との交点C、直線14’と直線11’との交点Dが、それぞれ特定されている。このようにして特定された交点A、B、C、Dは、仮想の多角形領域を構成する頂点となる。よって、以下では、交点A、B、C、Dを、それぞれ、頂点A、B、C、Dという。なお、本実施の形態において、生成される仮想の多角形領域は、例として正方形とする。
このようにして、直線推定部31により直線が推定され、頂点特定部32により頂点が特定されることで、その直線と頂点で囲まれた多角形領域が、仮想の多角形領域として生成される。なお、この仮想の多角形領域が生成される範囲の具体例については、図14を用いて後述する。
図4に戻り、カメラパラメータ算出部4について説明する。
カメラパラメータ算出部4は、多角形生成部3で生成された仮想の多角形領域の画像上の特徴量と、仮想の多角形領域の実空間上の特徴量とに基づいて、カメラパラメータ(例えば、カメラ20についての、ロール角、ピッチ角、および高さ)を算出する。ここでいう「画像上の特徴量」と「空間上の特徴量」の定義、および「カメラパラメータの算出」の例については、実施の形態1で説明した通りである。
カメラパラメータ算出部4は、図11に示すように、ロール角およびピッチ角を算出するロール・ピッチ算出部41、および、高さを算出する高さ算出部42を有する。
ロール・ピッチ算出部41は、図11に示すように、評価値算出部43、仮パラメータ設定部44、および角度特定部45を有する。
評価値算出部43は、多角形生成部3で生成された仮想の多角形領域の4辺の長さを示す情報に基づいて、画像上の多角形と実空間上の多角形の形状の一致度合いを示す評価値を算出する。仮想の多角形領域が正方形である場合、評価値は、画像上の多角形の正方形らしさを示す値とする。本実施の形態では、評価値として多角形の4辺の長さの標準偏差を用いるものとする。具体的には、多角形の4辺の長さをそれぞれL1からL4、4辺の長さの平均値をLとしたとき、評価値Eは以下の式(1)で算出される。
仮想の多角形領域が正方形に近いほど、評価値、すなわち多角形の4辺の長さの標準偏差は小さな値となる。図12は正方形らしさの違いの例を示すものである。図12Aと図12Bのそれぞれにおいて、画像上の多角形70と正確な正方形80を比較すると、図12Aの方がより正方形に近い形状となっており、多角形の4辺の長さの標準偏差である評価値の値も図12Aの方が小さな値となる。
なお、上記では、評価値として多角形を成す辺の長さの標準偏差を使用したが、多角形の各頂点における角度の標準偏差を使用してもよく、また、辺の長さと角度の大きさの両方を使用して、それぞれに重み付けをして評価値を決定してもよい。
仮パラメータ設定部44は、ロール角およびピッチ角の仮パラメータを設定し、その仮パラメータを画像歪補正・視点変換部5へ出力する。その後、画像歪補正・視点変換部5は、上述した通り、仮パラメータに基づいて、歪補正および視点変換を実行する。
また、仮パラメータ設定部44は、評価値算出部43で算出された評価値と、その評価値を算出するために用いた仮パラメータとのペアを、評価値リストに記載する。そして仮パラメータ設定部44は、画像歪補正・視点変換部5における、ロール角およびピッチ角の仮パラメータの値を更新する。仮パラメータの値の更新は、予め定められた値の組合せを総当りするようにしても良いし、今回算出された評価値とこれまでに算出された評価値との傾向に基づいて、次のロール角およびピッチ角の仮パラメータを設定するようにしても良い。仮パラメータ設定部44は、評価値リストの内容がロール角とピッチ角を特定するために十分であると判断した場合、角度特定部45に処理を依頼する。
角度特定部45は、仮パラメータ設定部44で記憶されている評価値リストに基づいて、ロール角およびピッチ角を特定する。角度の特定方法としては、例えば図13Aに示すように、評価値が最小(例えば、0.96)となったケースに対応するロール角(例えば、10度)およびピッチ角(例えば、80度)を解として特定してもよい。または、より高精度な値を特定する必要がある場合、例えば図13Bに示すように、ピッチ角(例えば、80度)と評価値の関係から直線をフィッティングすることで、より厳密なロール角(例えば、9.96度)を特定してもよい。
また、角度特定部45は、画像歪補正・視点変換部5に対して、特定したカメラパラメータであるロール角およびピッチ角を出力するとともに、それらを使用した歪補正および視点変換を依頼する。その後、画像歪補正・視点変換部5は、カメラパラメータに基づいて、歪補正および視点変換を実行する。
高さ算出部42は、多角形生成部3で生成された仮想の多角形領域の4辺の長さを示す情報に基づいて、高さを算出する。例えば、多角形領域が正方形である場合、高さ算出部42は、正方形の4辺の長さの平均値から、その正方形の辺の長さの代表値を算出する。そして、高さ算出部42は、図14に示す辺の長さと高さの関係を示すテーブルに基づいて、辺の長さの代表値を入力して対応する高さを算出する。例えば、カメラ画像における正方形の辺の長さが125画素である場合、図14のテーブルを参照することにより、カメラの高さ120cmを得られる。なお、図14に示すテーブルは、例えば、高さ算出部42が予め記憶しているとする。
以上のようにして、カメラパラメータ算出部4は、カメラ20のカメラパラメータとして、ロール角、ピッチ角、および高さを算出する。
以下、本実施の形態における効果について説明する。
まず、マーカとキャリブレーション精度との関係について説明する。キャリブレーションの精度を向上させるためには、多角形を構成する直線を、精度良く推定する必要がある。上述した通り、直線推定部31による直線推定の精度は、直線を構成する点の候補である候補点の集合に依存する。よって、候補点の集合がカメラ画像において幅広い範囲にわたって存在する(換言すれば、エッジの長さが長い)ほど、その候補点の集合に基づいて行われる直線推定の精度も良くなる。
従来技術(例えば、特許文献2の技術)と本実施の形態とで一致する点は、いずれもキャリブレーションに多角形を使用し、その多角形に基づいてカメラパラメータを算出する点である。
一方、従来技術と本実施の形態とで異なる点は、従来技術ではマーカ自体を多角形として検出する必要があるが、本実施の形態ではその必要がない点である。すなわち、従来技術では、設置されるマーカの大きさおよび形状は、検出される大きさおよび形状と同一でなくてはならない。よって、従来技術では、例えば図15Aに示すように、マーカ設置可能範囲が領域bだけに制限されている場合、その領域bから多角形(例えば、正方形)がはみ出さないようにマーカ61を設置する必要がある。そのため、マーカ61のサイズも制限され、正方形の1辺の長さL1も短くなる。
これに対して本実施の形態の場合、マーカから検出したエッジを基に直線を推定し、その直線から仮想の多角形を生成することを特徴とする。すなわち、本実施の形態では、設置されるマーカの大きさおよび形状は、検出されるマーカの大きさおよび形状と同一でなくてよい。よって、マーカの形状および設置位置を工夫することにより、マーカの設置可能範囲からはみ出して、仮想の多角形領域を生成することができる。例えば図15Bにおいて、図15Aと同様にマーカ設置可能範囲が領域bだけに制限されている場合でも、三角形2個を隣り合うように並べた形状であるマーカ60を領域bに設置することで、2つの三角形の各斜辺の延長線で定義される仮想の多角形領域70を、領域b以外の位置に生成することができる。この仮想の多角形領域70の形状は正方形であるが、その1辺の長さL1は、図15Aに示す正方形のマーカ61における1辺の長さL1と比較して、2倍の長さである。このように、本実施の形態では、マーカ設置可能範囲が制限されていても、従来技術で得られる多角形領域よりも大きな多角形領域を仮想的に得ることができるので、キャリブレーション精度を確保できる。
なお、本発明の実施の形態1、2では、マーカのエッジを検出し、それを基に直線を推定する例について説明したが、マーカの特徴点を検出し、それを基に直線を推定してもよい。
また、本発明の実施の形態1、2において、マーカおよび仮想の多角形領域については、上述したものに限られず、種々の変形が可能である。以下、その変形例について説明する。
例えば、上記実施の形態1、2では、図2に示すように、車両100の側面側にある領域b(マーカ設置可能範囲)のうちの一方に1つだけ、マーカ60を設置する例について説明したが、設置数および設置位置はこれに限定されない。例えば、図16に示すように、車両100の側面側にある領域bの一方にマーカ60a、60bを、もう一方にマーカ60c、60dを設置してもよい。なお、マーカ60a、60b、60c、60dは、それぞれ、図2、図15Bに示すマーカ60と同じものである。
図16に示すマーカの設置の場合において生成される仮想の多角形領域70は、図17に示すように、マーカ60aとマーカ60cに基づいて推定された2つの直線と、マーカ60bとマーカ60dに基づいて推定された2つの直線とによって定義され、かつ、マーカ設置可能範囲外である領域aに配置される。仮想の多角形領域70は、正方形である。
図16、図17に示す例の場合、離れた位置に設置された2つのマーカ(例えば、マーカ60aとマーカ60c)を用いて同じ直線を推定しているので、図2、図15Bの場合と比べて、直線の推定精度が向上する。その結果、キャリブレーションの精度も向上する。なお、同じ直線を推定するために用いる2つのマーカは、そのマーカから検出されるエッジの傾きが同じである必要がある。
図18は、平行四辺形のマーカ62a〜62dを設置した場合を示す図である。図18において、車両100の側面側にある領域bの一方にマーカ62a、62bが、もう一方にマーカ62c、62dが設置されている。この場合、図17と同様に、マーカ62aとマーカ62cにより直線が2本推定され、マーカ62bとマーカ62dにより直線が2本推定される。そして、推定された各直線によってマーカ設置可能範囲外である領域aに仮想の多角形領域70が生成される。仮想の多角形領域70は、正方形である。
図18に示す平行四辺形のマーカ62a〜62dを設置する場合、三角形を横並びに並べたマーカ60を設置した場合と比較して、三角形同士の位置関係のずれの影響が軽減でき、よりキャリブレーションの精度が向上する。
図19Aは、直線形状(細長い平行四辺形)のマーカ63a〜63jを設置した場合を示す図である。図19Aにおいて、車両100の側面側にある領域bの一方にマーカ63a〜63eが、もう一方にマーカ63f〜63jが設置されている。この場合、マーカ63aとマーカ63hにより直線が1本推定され、マーカ63bとマーカ63jにより直線が1本推定される。また、マーカ63cとマーカ63fにより直線が1本推定され、マーカ63dとマーカ63iにより直線が1本推定され、マーカ63eとマーカ63gにより直線が1本推定される。そして、推定された各直線によって仮想の多角形領域71がマーカ設置可能範囲外である領域aに生成される。仮想の多角形領域71は、五角形である。
図19Aの場合において、どのマーカのエッジ同士を接続すればよいのかを明確にするため、マーカに対して彩色してもよい。例えば、マーカ63aおよびマーカ63hを黄色、マーカ63bおよびマーカ63jを青色のように、エッジを接続するマーカの組ごとに異なる色で彩色されたマーカを用いる。これにより、仮想の多角形の辺の特定も可能となる。例えば、マーカ63a、63hにより推定された直線に含まれる辺L11、マーカ63b、63jにより推定された直線に含まれる辺L12を特定できる。
車両の設置位置が常に同じ場合、カメラ画像上のマーカ位置は常に同じ位置になる。そのため、カメラ画像上のマーカのエッジをもとに特定された直線によって生成される仮想の多角形も、カメラ画像において常に同じ位置になる。しかし、仮想の多角形に対して大きく傾けて車両を設置した場合、カメラ画像における仮想の多角形は大きく回転する。そして、車両設置の傾き具合が不明確な場合には、仮想の多角形の辺と実空間における多角形の辺の対応も不明確になる。上述したように、エッジを接続するマーカの組ごとに異なる色で彩色されたマーカを用いることで、仮想の多角形の辺と実空間における多角形の辺の対応付けが容易となる。
仮想の多角形領域として五角形が生成された場合、カメラパラメータ算出部4は、仮想の多角形の特定の一辺の画像上での長さと実空間での長さ、または辺の長さの比を用いることにより、実施の形態2に記載したような評価値を求める手法によってカメラパラメータを算出できる。
図19Bは、直線(細長い平行四辺形)のマーカ63a〜63jの代わりに台形のマーカ64a〜64fを設置し、図19Aと同じ五角形を形成した場合を示す図である。図19Bにおいて、例えば、マーカ64aは、図19Aに示すマーカ63aおよびマーカ63bのエッジと同じエッジを検出可能な台形である。マーカ64aから検出される2つのエッジは、マーカ64eから検出されるエッジの1つおよびマーカ64fから検出されるエッジと接続される。これにより、L11、L12の2つの直線が推定される。他の直線も、図19Aと同様に推定される。そして、各直線によって仮想の多角形領域71として五角形が生成され、マーカ設置可能範囲外である領域aに配置される。
図20は、図19Bと同様に、台形のマーカ65a〜65dを設置した場合を示す図である。図20においても、台形のマーカ65a〜65dのエッジを基に図19と同様複数の直線が推定されるが、領域aに形成される仮想の多角形領域72は三角形である。
図21Aは、円のマーカ66a〜66hを設置した場合を示す図である。この例では、直線推定部31は、検出された2つのマーカのカメラ画像における重心位置を接続することにより、直線を特定する。例えば、マーカ66aとマーカ66gにより直線が1本推定され、マーカ66bとマーカ66hにより直線が1本推定される。また、マーカ66cとマーカ66eにより直線が1本推定され、マーカ66dとマーカ66fにより直線が1本推定される。そして、推定された各直線によって仮想の多角形領域70がマーカ設置可能範囲外である領域aに生成される。仮想の多角形領域70は、正方形である。
図21Bは、平行四辺形のマーカ67a、67d、67eおよび台形のマーカ67b、67c、67fを設置した場合を示す図である。この場合では、多角形生成部3が、仮想の多角形領域の頂点c1に加えて、辺上の特定の点c2を抽出する。例えば、多角形生成部3は、エッジ検出部2が検出したエッジに基づいて直線を推定し、直線の交点、すなわち頂点c1と点c2を抽出する。カメラパラメータ算出部4は、頂点c1と点c2のカメラ画像上の位置と、実空間上での位置とに基づいて、カメラパラメータを算出する。
なお、上記図17〜図21において、各マーカは、車両100の側面側にある領域bの両方に設置される例としたが、図2B、図15Bの場合のように、一方の領域bだけに設置するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態1、2およびその変形例について説明したが、本発明は、上記説明に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲においての変形を可能とする。
本発明は、カメラパラメータを算出する技術(例えば、装置、システム、方法、プログラムなど)に有用である。
10 画像処理装置
1 画像取得部
2 エッジ検出部
3 多角形生成部
4 カメラパラメータ算出部
5 画像歪補正・視点変換部
20 カメラ
21 マーカ領域特定部
22 フィルタリング部
23 候補点抽出部
31 直線推定部
32 頂点特定部
41 ロール・ピッチ算出部
42 高さ算出部
43 評価値算出部
44 仮パラメータ設定部
45 角度特定部

Claims (6)

  1. キャリブレーション用のマーカが撮影された画像を取得する画像取得部と、
    前記画像において前記マーカのエッジまたは特徴点を検出するエッジ検出部と、
    前記エッジまたは特徴点に基づいて複数の直線を推定し、前記複数の直線に囲まれ、かつ、前記画像において前記マーカが設置されている領域以外の領域を含む仮想の多角形領域を生成する多角形生成部と、
    前記仮想の多角形領域の前記画像上の特徴量と、前記仮想の多角形領域の実空間上の特徴量とに基づいて、カメラパラメータを算出するカメラパラメータ算出部と、を備える、
    画像処理装置。
  2. 前記多角形生成部は、
    前記画像において離れて存在するマーカの、複数のエッジまたは特徴点に基づいて同一の直線を推定する、
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記カメラパラメータ算出部は、
    前記仮想の多角形領域の実空間上の特徴量を、前記仮想の多角形領域を構成する各辺の長さまたは各頂点における角度とする、
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. キャリブレーションに用いられるマーカであって、
    前記マーカが撮影された画像において前記マーカのエッジまたは特徴点が検出され、前記エッジまたは特徴点を基に複数の直線が推定され、前記複数の直線に囲まれた仮想の多角形領域を、前記画像において前記マーカが設置されている領域以外の領域を含む領域に生成するために用いられる、
    マーカ。
  5. 前記マーカのエッジまたは特徴点は、前記画像において離れて存在する別のマーカのエッジまたは特徴点と同一の直線の推定に使用される、
    請求項4記載のマーカ。
  6. 直角二等辺三角形を並べた形状であり、前記直角二等辺三角形の斜辺が前記マーカのエッジとして検出され、または、前記直角二等辺三角形の頂点が前記マーカの特徴点として検出される、
    請求項4または5記載のマーカ。
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