JP2015033755A - 圧延ロールの加工装置 - Google Patents

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忠広 長瀬
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Abstract

【課題】要求される加工精度に応じて圧延ロールを効率的に切削加工し得る圧延ロールの加工装置を提供する。
【解決手段】複数の圧延ロールが配設されたロールスタンド12をクランプするクランプ装置14を備える。クランプ装置14でクランプされたロールスタンド12の各圧延ロールの外周面を切削する固定バイトおよび切削工具を備える刃物台18が、XYZ軸三次元座標系で移動可能に構成される。切削工具は、検出センサ70と交換自在に構成される。複数の圧延ロール間に形成されるカリバの圧延位置での各圧延ロールの外周面の形状を、検出センサ70を用いて求める。求めたカリバ溝の測定形状と、目標形状との差を演算により求め、その演算結果に基づいて、検出センサ70と交換した切削工具の切削部を、カリバの圧延位置で移動して圧延ロールの外周面を切削する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カリバ溝が形成された圧延ロールの外周面を切削加工する圧延ロールの加工装置に関するものである。
棒鋼、線材、鋼管等を圧延する圧延ラインに設けられる圧延機は、外周面に略円弧状のカリバ溝が形成された複数の圧延ロールを、材料のパスラインを中心として周方向に所定角度間隔でロールスタンドに回転自在に配置し、これら複数の圧延ロール間に形成されたロール孔型(カリバ)に材料を通過させることにより所要の圧延を施すようになっている。
前記圧延機では、圧延ロールの外周面が摩耗した場合は、ロール孔型が変形して圧延される製品品質の低下に繋がるため、該圧延ロールの外周面を切削してロール孔型を修正する作業が必要となり、そのためのロール加工装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示のロール加工装置では、ロールスタンドに配置した複数の圧延ロールを回転させたもとで、各圧延ロールに対して回転中心の正面側から切削工具を臨ませてカリバ溝を切削加工している。
特開昭63−77639号公報
特許文献1のロール加工装置のように圧延ロールに対して回転中心の正面側から切削工具を臨ませてカリバ溝を切削加工するものでは、圧延ロールに対して切削工具を圧延ロールの回転軸線に対して直交方向から押し付けて効率的な切削加工を行うことができる。しかしながら、圧延ロールによる実際の圧延位置であるロール孔型の中心においてカリバ溝を切削するものではないため、ロールスタンドに対する各圧延ロールの組み付け誤差等に起因して圧延位置でのロール孔型の形状精度の低下が予想される。
すなわち本発明は、前記従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、要求される加工精度に応じて圧延ロールを効率的に切削加工し得る圧延ロールの加工装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る圧延ロールの加工装置は、
外周面にカリバ溝を形成した複数の圧延ロールを、これら複数の圧延ロールのカリバ溝で形成されるロール孔型を中心として周方向に離間して回転自在に配置し、各圧延ロールの外周面を切削加工する圧延ロールの加工装置において、
前記ロール孔型の中心を通るパスライン方向をX軸方向として、互いに直交するXYZ軸三次元座標系で移動自在で、かつX軸方向と平行なθ軸回りに回転自在な刃物台と、
前記刃物台に配設され、該刃物台を移動制御することで前記各圧延ロールの外周面をロール孔型の外側において切削可能な第1切削工具と、
前記刃物台に配設され、該刃物台を移動制御することで前記各圧延ロールの外周面をロール孔型の中心位置で切削可能な第2切削工具とを備えたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、圧延ロールをロール孔型の外側で切削可能な第1切削工具と、該圧延ロールをロール孔型の中心位置で切削可能な第2切削工具とを刃物台が備えているので、要求される加工精度に応じて切削工具を使い分けることで圧延ロールの効率的な切削加工を達成し得る。すなわち、要求される加工精度が低い場合は、第1切削工具によって圧延ロールを効率的に切削加工することができ、要求される加工精度が高い場合は、第2切削工具によって圧延ロールを精度よく切削加工することができる。また、第1切削工具によって圧延ロールをロール孔型の外側で粗切削加工した後に、第2切削工具によって圧延ロールをロール孔型の中心位置で仕上げ切削加工することで、効率的かつ高精度で圧延ロールを切削加工することが可能となる。
請求項2に係る発明では、前記第2切削工具は、前記刃物台に対して工具交換手段によって自動交換可能に構成されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、刃物台に対して第2切削工具を自動交換可能に構成することで、ロール孔型の形状やサイズに応じた種類の第2切削工具に自動で交換して圧延ロールを適正に切削加工することができる。
請求項3に係る発明では、前記刃物台に対して前記第1切削工具は、前記第2切削工具による圧延ロールの切削加工に際して圧延ロールに干渉しない位置に設けられていることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、第2切削工具による圧延ロールの切削加工を支障なく行うことができる。
請求項4に係る発明では、用途の異なる複数種類の前記第1切削工具が、前記刃物台に対して第2切削工具の周りに配設されていることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、第1切削工具を交換することなく、粗切削加工や仕上げ切削加工等の各種の用途に対応することができる。
請求項5に係る発明では、前記第2切削工具の切削部を回転しつつ圧延ロールの外周面を切削するよう構成されたことを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、圧延ロールにおけるロール孔型による実際の圧延位置を確実に切削することができる。
請求項6に係る発明では、前記第2切削工具の切削部を軸方向に振動しつつ圧延ロールの外周面を切削するよう構成されたことを要旨とする。
請求項6に係る発明によれば、圧延ロールにおけるロール孔型による実際の圧延位置を確実に切削することができる。
本発明に係る圧延ロールの加工装置によれば、要求される加工精度に応じて圧延ロールを効率的に切削加工し得る。
実施例に係る圧延ロールの加工装置の概略平面図である。 実施例に係る加工装置の概略側面図である。 実施例に係る加工装置におけるクランプ装置の概略正面図である。 実施例に係る加工装置における刃物台の概略正面図である。 実施例に係る切削工具、検出センサおよび刃物台の工具装着部を示す概略図である。 実施例に係る加工装置の制御ブロック図である。 圧延ロールの外周面を切削工具で切削する状態を示す説明図である。 別実施例1に係る切削工具の要部を示す説明図である。 別実施例2に係る加工装置を示す説明図であって、(a)は刃物台の中央に装着した切削工具を用いて刃物台を揺動しつつ圧延ロールを切削加工する構成を示し、(b)は刃物台の外周側に装着した丸駒バイトを用いて刃物台を揺動しつつ圧延ロールを切削加工する構成を示している。
次に、本発明に係る圧延ロールの加工装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。本実施例では、ロールスタンドに、周方向に120°間隔で3つの圧延ロールを配置した構成において、各圧延ロールの外周面を切削加工する場合で説明する。
実施例に係る圧延ロールの加工装置は、図1〜図3に示す如く、外周面にカリバ溝が形成された3つの圧延ロール10が、3つのカリバ溝によって形成されるロール孔型(以後、カリバと指称する場合もある)を中心として周方向に120°間隔で配置されたロールスタンド12をクランプするクランプ装置14と、該クランプ装置14でクランプされたロールスタンド12の各圧延ロール10を回転駆動する回転装置16と、クランプ装置14でクランプされたロールスタンド12と対向可能な刃物台18を備えた刃物台装置20とを備え、これら各装置14,16,20がベッド22の上面に設置されている。ここで、ロールスタンド12は、3つの圧延ロール10をハウジング13に回転自在に支持して構成されたものであって、3つの圧延ロール10間に形成されたカリバの中心を通るパスライン方向をX軸方向として、クランプ装置14でクランプされたロールスタンド12に対して刃物台18はX軸方向で対向し得るよう構成される。そして、実施例では、X軸方向と直交する鉛直方向をZ軸方向、X軸方向およびZ軸方向と直交する方向をY軸方向として、刃物台18がXYZ軸三次元座標系で移動し得るよう構成される。更に、刃物台装置20は、X軸方向と平行なθ軸回りに刃物台18を回転し得るよう構成されている。なお、カリバの中心とは、ロールスタンド12を圧延機に装着した状態で、該カリバによって材料が実際に圧延される位置の中心であって、以後実際の圧延位置についてカリバの中心位置と指称する場合がある。実施例で、X軸がカリバ中心軸となっている。
前記クランプ装置14は、図3に示す如く、3つのクランプユニット24,26,28から構成される。すなわち、クランプ装置14は、ベッド22に一体的に設けられた固定クランプユニット24と、該固定クランプユニット24を挟んでY軸方向の両側に位置するスライドクランプユニット26および回動クランプユニット28とから構成される。スライドクランプユニット26は、前記ベッド22に配設されてY軸方向に延在するレール30,30に載架された架台32にクランプ部26aを備え、ベッド22に配設した油圧シリンダ(図示せず)の作動によって架台32をY軸方向に進退移動することで、クランプ部26aがクランプ位置とクランプ解除位置との間を移動するよう構成される。また、回動クランプユニット28は、ベッド22に対してYZ軸面内で回動し得るように枢支されたクランプ部28aを、ベッド22に配設した油圧シリンダ34の作動によってクランプ位置とクランプ解除位置との間を回動するよう構成される。そして、両クランプ部26a,28aをクランプ解除位置に位置させた状態で、圧延機から分離したロールスタンド12を固定クランプユニット24に載置した後、両クランプ部26a,28aをクランプ位置に移動することで、該ロールスタンド12は、カリバのパスライン方向がX軸方向に延在するように位置決め保持される。
前記回転装置16は、前記スラインドクランプユニット26を挟んで固定クランプユニット24とは反対側のベッド22に設置された回転用駆動モータ36を備え、該回転用駆動モータ36は、クランプ装置14にクランプされたロールスタンド12に設けられて各圧延ロール10に連繋するギヤ(図示せず)に連繋可能に構成される。そして、回転用駆動モータ36を回転駆動することで、ロールスタンド12に配設された3つの圧延ロール10を同期回転し得るよう構成される。なお、回転用駆動モータ36は、制御手段76(図6参照)に電気的に接続されて駆動制御されるようになっている。
前記固定クランプユニット24を挟んで刃物台装置20とは反対側のベッド22に、前記クランプ装置14でクランプされたロールスタンド12の各圧延ロール10の外周面(カリバ溝の表面)を切削する際に、各圧延ロール10に作用する加工圧を受け止める加工圧受止め装置38が配置されている。
前記刃物台装置20は、圧延ロール10の外周面を切削する固定バイト(第1切削工具)40を備えた刃物台18を、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動し得ると共に、θ軸回りに刃物台18を回転し得るよう構成される。すなわち、図1に示す如く、ベッド22の上面に、Y軸方向に延在する一対の第1ガイドレール42,42がX軸方向に離間して平行に配設され、この第1ガイドレール42,42に可動台44が摺動走行可能に載架されている。この可動台44の上面に、X軸方向に延在する一対の第2ガイドレール46,46がY軸方向に離間して平行に配設され、この第2ガイドレール46,46に支持台48が摺動走行可能に載架されている。更に、支持台48におけるY軸方向の一側面(図1の左側面)に、Z軸方向に延在する一対の第3ガイドレール50,50がX軸方向に離間して平行に配設され(図2参照)、この第3ガイドレール50,50に、前記刃物台18を備えた支持フレーム52が摺動走行可能に載架されている。更にまた、刃物台18は、支持フレーム52に対してX軸と平行なθ軸回りに回転自在に支持されている。
前記可動台44は、図1に示す如く、ベッド22に配設した第1駆動モータ54に、第1ボールネジ機構56によって連繋されており、該第1駆動モータ54を駆動することによって可動台44がY軸方向に移動するよう構成される。また、前記支持台48は、可動台44に配設した第2駆動モータ58に、第2ボールネジ機構60によって連繋されており、該第2駆動モータ58を駆動することによって支持台48がX軸方向に移動するよう構成される。更に、前記支持フレーム52は、図2に示す如く、支持台48に配設した第3駆動モータ62に、第3ボールネジ機構64によって連繋されており、該第3駆動モータ62を駆動することによって支持フレーム52がZ軸方向に移動するよう構成される。更にまた、前記刃物台18は、支持フレーム52に配設した回転用駆動モータ66に連繋されており、該回転用駆動モータ66を駆動することによって刃物台18がθ軸回りに回転するよう構成される。4つの駆動モータ54,58,62,66は、制御手段76に電気的に接続されており、該制御手段76によって4つの駆動モータ54,58,62,66が駆動制御されるようになっている。また、前記支持フレーム52における前記クランプ装置14でクランプされたロールスタンド12と対向する面に、前記刃物台18が配設されている。すなわち、3つの駆動モータ54,58,62を制御手段76で駆動制御することによって、刃物台18を、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の各方向に移動し得ると共に、これら3つの軸方向の動きを合成した任意の軌跡で後述する固定バイト40、切削工具72および検出センサ70を移動させ得るようになっている。また、回転用駆動モータ66を制御手段76で駆動制御することによって、刃物台18をθ軸回りに回転したり、後述する固定バイト40を所定位置に位置決めし得るよう構成されている。なお、各駆動モータ54,58,62,66には、前記制御手段76に接続するエンコーダ等の回転検出手段(図示せず)が配設され、刃物台18のXYZ軸三次元座標系で予め設定された基準座標位置に対する移動量から現在位置を監視すると共に、θ軸回りにおける基準角度位置(後述)からの回転角度位置を監視し得るよう構成される。
前記刃物台18には、図4に示す如く、圧延ロール10の外周面を切削するための複数(実施例では3つ)の固定バイト40がθ軸を中心として周方向に120°の間隔で取り付けられている。各バイト40は、異なる使用用途で用いることが可能であって、実施例では、1つが粗切削加工に用いられる粗加工用の固定バイト40が取り付けられると共に、他の2つが仕上げ切削加工に用いられる仕上げ加工用の固定バイト40,40が取り付けられている。また、固定バイト40は、ロールスタンド12に配設されている各圧延ロール10を、前記カリバの外側で該カリバの中心位置に対して周方向に90°変位した位置(図3において符号Aで示す切削位置)で切削するために用いられる。刃物台18は、支持フレーム52に対して前述したようにθ軸回りに回転自在に支持されて、前記回転用駆動モータ66によって基準角度位置から120°毎に回転した位置で位置決め可能に構成されている。すなわち、前記クランプ装置14でクランプされているロールスタンド12の3つの圧延ロール10の夫々の切削位置Aに対して、各固定バイト40を位置決めし得るよう構成される。なお、1つの固定バイト40による圧延ロール10の切削加工に際し、他の固定バイト40が圧延ロール10と干渉しないように刃物台18が回転位置決めされるようになっている。実施例では、予め設定された基準の固定バイト40がθ軸の鉛直上方に位置する姿勢(図4に示す姿勢)を基準角度位置として設定されている。
前記刃物台18の中央に、工具装着部(装着部)68が設けられており、該工具装着部68に、前記ロールスタンド12に配設されている各圧延ロール10のカリバ溝の位置を検出可能なタッチセンサ等の検出センサ(検出手段)70と、カリバの中心位置(圧延位置)において各圧延ロール10の外周面(カリバ溝の表面)を切削する切削工具(第2切削工具)72とを着脱交換可能に装着し得るよう構成される。検出センサ70および切削工具72は、図5に示す如く、工具装着部68に対する着脱可能な同一構成の被装着部74を備える。この被装着部74は、工具装着部68に形成されたテーパ穴68aに挿脱可能なテーパシャンク74aと、該テーパシャンク74aの端部に設けたスタッドボルト74bとを備え、テーパ穴68aにテーパシャンク74aを挿入した状態で、工具装着部68に設けた図示しないコレットチャックがスタッドボルト74bに係合することで、検出センサ70や切削工具72が工具装着部68に位置決め状態で装着されるよう構成される。そして、コレットチャックによるスタッドボルト74bの係合を解除することで、検出センサ70や切削工具72を工具装着部68から抜き外し得るようになっている。
前記検出センサ70は、図5に示す如く、前記被装着部74が一端に設けられたセンサ本体70aの他端側から延出するプローブ70bを備え、該プローブ70bを圧延ロール10の外周面に接触することで、該圧延ロール10の外周面の位置を検出可能に構成される。また、検出センサ70は、被装着部74を工具装着部68に装着することで、前記制御手段76に電気的に接続されて、該検出センサ70の検出信号を制御手段76に出力し得るようになっている。制御手段76では、検出センサ70からの検出信号が入力されたときに、前記駆動モータ54,58,62,66に設けた回転検出手段から得られるX軸、Y軸およびZ軸の座標およびθ軸回りの回転角度を取り込むよう構成される。そして、プローブ70bを圧延ロール10の外周面の複数箇所に接触することで、制御手段76は、カリバ溝の実際の形状(測定形状)を演算で求め得るようになっている。また、制御手段76は、演算により求めたカリバ溝の測定形状と、切削加工して得ようとする目標形状との差に基づいて、固定バイト40および切削工具72により圧延ロール10の外周面を切削する際の切削軌跡を演算により求めるよう構成される。なお、粗加工用の固定バイト40を用いる場合の切削軌跡は、目標形状に対して若干の余肉を持って各圧延ロール10を切削するように設定される。これに対し、仕上げ加工用の固定バイト40や切削工具72を用いる場合の切削軌跡は、カリバ溝を目標形状に切削するように設定される。なお、前記検出センサ70としては、被装着部74を工具装着部68に装着することでプローブ70bが制御手段76に電気的に接続される構成に限らず、プローブ70bが予め有線により制御手段76に接続された検出センサ70であってもよい。
前記切削工具72は、図5に示す如く、前記被装着部74が一端に設けられた工具本体72aの他端側から延出する切削部72bを備え、該切削部72bは、工具本体72aに内蔵の駆動モータ(図示せず)によって回動駆動されるよう構成される。駆動モータとしては、エアモータや電動モータが用いられ、切削工具72の被装着部74を工具装着部68に装着することで、駆動モータは、動力源(エア供給源や電源)に接続されると共に前記制御手段76に電気的に接続されて、該制御手段76によって駆動制御されるようになっている。前記切削部72bは、X軸方向に所定長さで延在する刃部を備えた円柱状カッタであって、圧延ロール10の外周面をX軸方向に所定長さ範囲で切削し得るよう構成される。また、切削部72bの直径は、加工装置により修正可能な最小のカリバより小径に設定されて、該切削工具72によってサイズの異なる多種類のカリバの修正を行い得るよう構成される。更に、前記刃物台18の中央に設けた工具装着部68に検出センサ70や切削工具72を装着した状態で、後述するように検出センサ70によりカリバ溝の位置を検出する際および切削工具72によりカリバの中心位置で圧延ロール10の外周面を切削加工する際に、工具装置部68(検出センサ70または切削工具72)の周りに配設されている複数の固定バイト40の夫々が圧延ロール10に接触干渉しないように、該固定バイト40の配設位置が設定されている。
前記ベッド22には、前記検出センサ70および切削工具72を着脱自在に保持可能な工具ホルダ78が設けられている。この工具ホルダ78は、工具保持部78aを2つ以上備え、各工具保持部78bに、検出センサ70や切削工具72が着脱自在に保持されるよう構成される。実施例では、工具ホルダ78は水平面内で180°回転可能に構成されて、X軸方向の両面に工具保持部78bが夫々設けられて、該工具保持部78bには被装着部74を外側に突出した状態で検出センサ70や切削工具72が保持可能に構成される。そして、前記刃物台18をY軸方向およびZ軸方向に移動して、該刃物台18が工具ホルダ78に接近する工具交換位置に移動した状態で、工具ホルダ78に保持されている検出センサ70または切削工具72と、刃物台18に装着されている切削工具72または検出センサ70とを交換し得るようになっている。すなわち、制御手段76によって前記4つの駆動モータ54,58,62,66を駆動制御して刃物台18を移動制御することで、工具ホルダ78との間での検出センサ70または切削工具72の自動交換が可能に構成されている。本実施例では、3つの駆動モータ54,58,62によってXYZ軸三次元座標系で移動可能で、かつ1つの駆動モータ66によってθ軸回りに回転可能な刃物台18と、前記工具ホルダ78とから工具交換手段が構成される。
〔実施例の作用〕
次に、前述のように構成された実施例の加工装置の作用について説明する。なお、前記刃物台18の工具装着部68には、前記検出センサ70が装着されているものとする。また、粗加工用の固定バイト40を用いて圧延ロール10をカリバの外側で粗切削加工した後に、切削工具72を用いて圧延ロール10をカリバの中心位置で仕上げ切削加工する場合で説明する。
前記圧延機から取り外したロールスタンド12を、前記クランプ装置14でクランプする(図3参照)。前記刃物台18をXYZ軸三次元座標系で移動し、前記検出センサ70のプローブ70bを、ロールスタンド12における3つの圧延ロール10間に形成されるカリバ内に挿入し、該カリバの圧延位置における各圧延ロール10のカリバ溝の複数箇所に該プローブ70bを接触することで、前記制御手段76によって実際のカリバ溝の形状を演算により求める。そして、制御手段76は、演算により求められた測定形状と目標形状との差から、前記固定バイト40で圧延ロール10の外周面を切削する際に該固定バイト40を移動させる切削軌跡を演算により求める。
そして、前記回転用駆動モータ36によってロールスタンド12の3つの圧延ロール10を同期回転したもとで、前記刃物台18に配設した粗加工用の固定バイト40を用いて、前記切削位置Aにおいて該固定バイト40が前記切削軌跡を描くように刃物台18をXYZ軸三次元座標系で移動するよう、前記制御手段76が3つの駆動モータ54,58,62を駆動制御する。これにより、圧延ロール10の外周面(ガイド溝の表面)は、目標形状に対して若干の余肉を持って粗加工される。なお、1つ目の圧延ロール10の外周面を切削加工した後は、前記回転用駆動モータ66によって刃物台18を120°回転することで、粗加工用の固定バイト40を次の圧延ロール10の切削位置Aに対向させて、該圧延ロール10の外周面を同様に切削する。このようにして、3つの圧延ロール10の外周面を、各切削位置Aで切削する。
次に、圧延ロール10の回転を停止した状態で、再び検出センサ70を用いて各圧延ロール10のカリバ溝の測定形状を演算で求め、目標形状との差から、前記切削工具72で圧延ロール10の外周面を切削する際に該切削工具72(切削部72b)を移動させる切削軌跡を演算により求める。なお、検出センサ70によるカリバ溝の再測定を行うことなく、先に求めた測定形状から求めた目標形状に対する切削軌跡を用いることができる。
前記検出センサ70によるカリバ溝の形状測定が完了した後、前記刃物台18に装着されている検出センサ70を、前記工具ホルダ78に保持されている切削工具72と交換する。すなわち、前記刃物台18をXYZ軸三次元座標系で移動すると共にθ軸回りで回転し、該刃物台18を前記工具ホルダ78に接近した工具交換位置において、刃物台18の工具装着部68に装着されている検出センサ70を工具ホルダ78の空の工具保持部78aに対向した状態で、刃物台18をX軸方向に移動して検出センサ70を空の工具保持部78aに挿入する。そして、刃物台18の工具装着部68に対する検出センサ70の係合を解除すると共に、工具ホルダ78の工具保持部78aに検出センサ70を保持したもとで、工具ホルダ78から刃物台18を離間するようにX軸方向に移動することで、工具装着部68から検出センサ70が抜き外される。次に、工具ホルダ78を180°回転し、切削工具72が保持されている工具保持部78aを刃物台18と対向すると共に、該刃物台18を工具ホルダ78に近接するようにX軸方向に移動して工具装着部68に切削工具72の被装着部74を挿入する。そして、工具ホルダ78の工具保持部78aに対する切削工具72の保持を解除すると共に、刃物台18の工具装着部58に対して切削工具72を係合したもとで、工具ホルダ78から刃物台18を離間するようにX軸方向に移動することで切削工具72の交換作業が完了する。
前記回転用駆動モータ36によってロールスタンド12の3つの圧延ロール10を同期回転したもとで、前記切削工具72が装着された刃物台18を、XYZ軸三次元座標系で移動して、該切削工具72の切削部72bをカリバ内に挿入する。そして、該切削部72bを回転駆動したもとで、該切削部72bが前記切削軌跡(略弧状の軌跡)を描くように刃物台18をYZ軸二次元座標系で移動するように(図7参照)、前記制御手段76が2つの駆動モータ54,62を駆動制御する。これにより、各圧延ロール10の外周面が目標形状となるように切削される。
実施例の加工装置では、カリバの中心位置(圧延位置)において各圧延ロール10の外周面を切削するので、精度よくカリバを修正することができる。また、切削工具72の切削部72bで各圧延ロール10毎に外周面を個別に切削するので、カリバのサイズ変更に際して切削工具72を交換する必要はなく、サイズ変更に際しての段取り時間を短縮し得る。更に、切削部72bとして、圧延ロール10の外周面をX軸方向に所定幅で切削可能な円柱状カッタを用いているので、クランプされているロールスタンド12の位置と刃物台18との位置が僅かにずれている場合であっても、各圧延ロール10の外周面(カリバ溝)が、カリバの圧延位置で目標形状となるように確実に切削することができる。
前記刃物台18の中央に装着した切削工具72による圧延ロール10の切削加工に際し、該刃物台18に配設されている複数の固定バイト40の夫々は圧延ロール10に接触干渉しないように構成されているので、切削工具72による圧延ロール10の切削加工を支障なく行うことができる。また、切削工具72による圧延ロール10の切削加工に際し、固定バイト40を刃物台18から取り外す必要もなく、加工能率を低下させることもない。更に、刃物台18には、粗加工用や仕上げ加工用の異なる用途に用いられる複数種類の固定バイト40が配設されているので、圧延ロール10を粗切削加工する場合と仕上げ切削加工する場合とで、固定バイト40を交換することなく対応することができる。
実施例の加工装置では、圧延ロール10をカリバの外側で切削加工する固定バイト40を備えると共に、圧延ロール10をカリバの中心位置で切削加工する切削工具72を装着可能に構成されているので、例えば粗圧延に用いられる圧延ロール10のように高い加工精度が要求されていない場合は、固定バイト40を用いることで圧延ロール10を効率的に切削加工することができる。なお、この場合においても、粗加工用の固定バイト40を用いて粗切削加工した後に、仕上げ加工用の固定バイト40を用いて仕上げ切削加工を行うことで、求められる精度での加工は達成される。これに対し、例えば仕上げ圧延に用いられる圧延ロール10のように高い加工精度が要求される場合は、前述したように、先ず固定バイト40を用いて圧延ロール10を粗切削加工した後、前記切削工具72を用いてカリバの中心位置で圧延ロール10を仕上げ切削加工することで、求められる高精度での加工が達成される。また、固定バイト40を用いて予め圧延ロール10を粗切削加工することで、切削工具72による削り代は少なくなるので、圧延ロール10を効率的かつ高精度で加工することができる。
また、実施例の加工装置では、前記刃物台18に対する検出センサ70と切削工具72との交換を自動で行い得るよう構成したので、交換作業に人手を要することはなく、省力化を達成し得る。なお、刃物台18の中央に設けた工具装着部68に切削工具72を装着した状態では、前記固定バイト40による切削位置Aでの圧延ロール10の切削作業に際して該切削工具72がロールスタンド12等に干渉するおそれがあるが、実施例では必要時にのみ切削工具72を工具装着部68に装着するので、固定バイト40による切削作業に際して支障を来すことはない。
ここで、前記切削工具72としては、カリバの目標形状に一致する形状に形成された切削部72bを備えたものを用いることができる。この場合に、カリバのサイズに同じた複数種類の切削工具72を使い分ける必要があるが、実施例では刃物台18に対して切削工具72を自動交換可能に構成しているので、カリバのサイズ変更に際しての段取り替え時間を短縮することができる。すなわち、工具ホルダ78に複数種類の切削工具72を保持するよう構成しておけば、カリバのサイズ変更に際して対応する種類の切削工具72に自動交換することができ、加工能率を向上し得る。
〔別実施例1〕
前記実施例では、切削工具72の切削部72bを回転しつつ求めた切削軌跡で移動させて圧延ロール10の外周面を切削するようにしたが、別実施例1では切削部を回転しない状態で切削加工を行うよう構成される。すなわち、別実施例1では、図8に示す如く、切削工具(第2切削工具)80の工具本体80aに設けられる切削部80bとして、X軸方向に離間する両端に切削面80cが形成されたものが用いられると共に、該切削部80bがX軸方向に所定ストロークで振動するよう構成される。すなわち、別実施例1の加工装置においても、切削部80bをX軸方向に振動させつつ刃物台18をYZ軸二次元座標系で移動することで、圧延ロール10の外周面をX軸方向に所定幅で切削することができる。これにより、各圧延ロール10の外周面が、カリバの圧延位置で目標形状となるように確実に切削し得る。また、カリバの目標形状に一致する形状に形成された切削部72bを備えた切削工具72を用いる場合は、刃物台18をX軸方向に往復移動するだけでカリバの圧延位置で目標形状となるように切削し得る。
〔別実施例2〕
前記実施例では、前記刃物台18を回転することなく圧延ロール10の外周面を切削加工するよう構成したが、別実施例2では、刃物台18を回転(揺動)して圧延ロール10の外周面を切削加工するよう構成されている。すなわち、別実施例2では、圧延ロール10の切削加工に際し、前記刃物台18をθ軸回りに所定角度範囲で揺動するように、前記回転用駆動モータ66が制御手段76で駆動制御されるよう構成される。また、図9(a)に示す如く、刃物台18の中央に設けた工具装着部68に、刃先を円盤状に形成した丸駒バイト81aを周方向に120°の間隔で3つ備えた切削工具81が装着されるようになっている。なお、丸駒バイト81aの数は、切削する対象となる圧延ロール10の数(ロールスタンド12に配設される数)と同であればよい。
別実施例2の加工装置では、刃物台18の回転中心であるθ軸とカリバ中心軸であるX軸とを整列すると共に、各丸駒バイト81aが各圧延ロール10の外周面に対向する位置となるように刃物台18を位置決めする。そして、刃物台18を圧延ロール10に近接するよう移動すると共に、該刃物台18をθ軸回りに所定角度範囲で揺動するよう回転用駆動モータ66を制御することで、各丸駒バイト81aによって対応する圧延ロール10の外周面が切削される。すなわち、刃物台18をθ軸(X軸)回りに揺動することで、3つの圧延ロール10の外周面を同時に切削加工することができ、加工能率が向上する。なお、カリバのサイズが大型である場合は、切削加工する圧延ロール10の数と同じ丸駒バイト81aを備えた切削工具81を用いることで効率的な加工を行い得るが、カリバのサイズが中型や小型の場合は、前述したようにカリバの目標形状に一致する形状に形成された切削部を備えた切削工具を用いて、刃物台18を揺動しつつ切削加工することができる。
また、別実施例2の加工装置では、図9(b)に示す如く、前記刃物台18に配設した固定バイト40に代えて、刃先を円盤状に形成した丸駒バイト82を刃物台18に装着することで、圧延ロール10の外周面を前記切削位置Aで切削加工することができる。すなわち、3つの丸駒バイト82を装着した刃物台18の回転中心であるθ軸とカリバ中心軸であるX軸とを整列すると共に、各丸駒バイト81aが各圧延ロール10の外周面(切削位置A)に対向する位置となるように刃物台18を位置決めする。そして、刃物台18を圧延ロール10に近接するよう移動すると共に、該刃物台18をθ軸回りに所定角度範囲で揺動することで、各丸駒バイト82によって対応する圧延ロール10の外周面が切削される。この構成においても、刃物台18をθ軸(X軸)回りに揺動することで、3つの圧延ロール10の外周面を同時に切削加工することができ、加工能率が向上する。
なお、別実施例2の加工装置においても、刃物台18の中央に装着される切削工具81や外周側に配設される丸駒バイト82について、用途や切削加工するカリバのサイズ等の条件に応じたものと自動交換可能に構成されている。
〔変更例〕
本願は、前述した実施例や別実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、3つの圧延ロールを配置したロールスタンドを加工装置に位置決めして各圧延ロールを切削加工する場合で説明したが、ロールスタンドに配置される圧延ロールの数は、2つあるいは4つ以上であってもよい。なお、別実施例2のように複数の圧延ロールの外周面を同時に切削する場合は、刃物台の中央に装着される切削工具における丸駒バイトの数や刃物台の外周側に装着される丸駒バイトの数を、圧延ロールの数に合わせると共に、複数の丸駒バイトのθ軸を中心とする周方向の配設位置を、ロールスタンドにおけるロール孔型を中心とする圧延ロールの周方向の配置間隔と一致させるようにすればよい。
(2) 実施例では、検出センサと切削工具とを交換するよう構成したが、刃物台に配設されている固定バイトと切削工具とを交換する構成を採用し得る。すなわち、刃物台に対する固定バイトの装着構造を、実施例のように工具装着部に対する切削工具の装着構造と同一とすればよい。また、切削工具の専用の工具装着部を刃物台に設け、必要時に切削工具を装着する構成を採用し得る。
(3) 実施例では、刃物台に配設した固定バイトを用いて圧延ロールの外周面を切削位置Aで粗切削加工した後に、切削工具を用いてカリバの中心位置(圧延位置)で圧延ロールの外周面を仕上げ切削加工するよう構成したが、固定バイトによる粗切削加工を省略して、切削工具による切削加工のみでカリバの形状を修正することができる。
(4) 実施例では、刃物台に用途の異なる複数種類の固定バイト(第1切削工具)を配設した場合で説明したが、全ての固定バイト(第1切削工具)を同じ用途に用いる種類としてもよい。
(5) 実施例では、工具ホルダに対して刃物台を移動して検出センサと切削工具との交換を行うよう構成したが、両端に把持部が設けられたダブルアームを用い、刃物台に装着されている工具と工具ホルダに保持されている工具とを交換する公知の自動工具交換装置を採用することができる。
(6) 実施例では、検出センサとして接触式のセンサを用いたが、レーザー等を用いた非接触式のセンサを用いることができる。
10 圧延ロール
18 刃物台(工具交換手段)
40 固定バイト(第1切削工具)
72 切削工具(第2切削工具)
72b 切削部
78 工具ホルダ(工具交換手段)
80 切削工具(第2切削工具)
80b 切削部

Claims (6)

  1. 外周面にカリバ溝を形成した複数の圧延ロール(10)を、これら複数の圧延ロール(10)のカリバ溝で形成されるロール孔型を中心として周方向に離間して回転自在に配置し、各圧延ロール(10)の外周面を切削加工する圧延ロールの加工装置において、
    前記ロール孔型の中心を通るパスライン方向をX軸方向として、互いに直交するXYZ軸三次元座標系で移動自在で、かつX軸方向と平行なθ軸回りに回転自在な刃物台(18)と、
    前記刃物台(18)に配設され、該刃物台(18)を移動制御することで前記各圧延ロール(10)の外周面をロール孔型の外側において切削可能な第1切削工具(40)と、
    前記刃物台(18)に配設され、該刃物台(18)を移動制御することで前記各圧延ロール(10)の外周面をロール孔型の中心位置で切削可能な第2切削工具(72,80)とを備えた
    ことを特徴とする圧延ロールの加工装置。
  2. 前記第2切削工具(72,80)は、前記刃物台(18)に対して工具交換手段(18,78)によって自動交換可能に構成された請求項1記載の圧延ロールの加工装置。
  3. 前記刃物台(18)に対して前記第1切削工具(40)は、前記第2切削工具(72,80)による圧延ロール(10)の切削加工に際して圧延ロール(10)に干渉しない位置に設けられている請求項1または2記載の圧延ロールの加工装置。
  4. 用途の異なる複数種類の前記第1切削工具(40)が、前記刃物台(18)に対して第2切削工具(72,80)の周りに配設されている請求項1〜3の何れか一項に記載の圧延ロールの加工装置。
  5. 前記第2切削工具(72)の切削部(72b)を回転しつつ圧延ロール(10)の外周面を切削するよう構成された請求項1〜4の何れか一項に記載の圧延ロールの加工装置。
  6. 前記第2切削工具(80)の切削部(80b)を軸方向に振動しつつ圧延ロール(10)の外周面を切削するよう構成された請求項1〜4の何れか一項に記載の圧延ロールの加工装置。
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