JP2015032575A - Led電球 - Google Patents

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萱沼 安昭
Yasuaki Kayanuma
安昭 萱沼
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Abstract

【課題】出射効率の低下及び部品点数の増加を抑えながら大幅に配光を調整できるLED電球を提供する。
【解決手段】LED電球10に備えられたグローブ1の内側では一体形成された円筒部22,23が垂れ下がるように固定されている。この円筒部22,23は2重の円筒であり、側面が斜面となっていても良い。LED25から出射する光のうち多くの成分が、まず円筒部22,23に入射する。この光は円筒部22,23で屈折直後に拡散されながら円筒部22,23を出射し、その後グローブ1を透過する。この結果、口金4方向に出射する光が増加する。
【選択図】図2

Description

本発明は、LEDを光源とするLED電球に関し、さらに詳しくはLED電球に備えられたグローブの内部構造に関する。
LEDを光源とし、グローブ、ケース及び口金を備えたLED電球が知られている。このLED電球はLED光源を半球状のグローブで覆うことが多い。このグローブは、ほぼ一定の厚みの外殻を有し透明又は半透明である。とくに半透明のグローブは、その散乱性により指向性の強いLED光源の配光分布を広げるよう機能している。
この様子を図1と図15により説明する。図1は従来のLED電球150の外観を説明するための側面図である。なお図1は後述する実施形態の説明でも使うため、本従来例の説明ではLED電球及びグローブを示す符号として括弧内のものを使用する。また図15はLED電球150に備えられたグローブ151内の構造を示すための断面図である。
図1に示すように従来のLED電球150はケース2の上部にグローブ151が取り付けられている。ケース2の下部にはソケット3が挿し込まれており、ソケット3の下部に口金4が取り付けられている。ソケット3には駆動回路(図示せず)が取り付けられ、駆動回路からグローブ151内のLED154(図15参照)に電力が供給される。
LED電球150は図15に示すようにグローブ151の下部にヒートシンク152がある。ヒートシンク152上にはモジュール基板153が搭載され、モジュール基板153上にはLED154が実装されている。
LED154から発した光線L5は、グローブ151の外殻部(図15ではグローブ151について外殻部以外の部分について図示していない。以下同様。)に達すると、外殻部内に混入された拡散材で拡散し、複数の光線L6に分かれて広がる。しかしながらグローブ151が高い透過率をも確保しなければならいため拡散材の濃度を制限せざるを得ないこと、及びLED154が図の上方向に強い指向性を有することなどから、LED電球150も上方向に強い指向性をもち、例えば口金4(図1参照)方向が暗くなるという不具合があった。
このような現象に対しフィラメント型電球と同様に口金方向にも光を出したい場合、LED電球では、グローブの拡散度を上げたり、LEDの前にレンズやリフレクタ−などの光学部材を配置したりすることがあった(例えば特許文献1の図3)。しかしながら、拡散度を上げる手法は前述のように発光効率を低下させ、グローブ内に光学部材を配置する手法は光ムラや見栄え低下をひき起こしたりすることがある。また上述のような光学部材を追加すれば、製造費用や工程の増加など様々な負担が生じる。
これに対し発光効率の低下及び部品点数の増加を抑えながら拡散性を向上させる手法として、グローブの内側にプリズムや凹凸形状を設けることがある。この一例として特許文献2の図1を図16に再掲示しその様子を説明する。図16は従来のLED照明装置1a(LED電球)の一部断面を含む側面図である。なお図16では特許文献2の図1に対し符号を変えている。
図16に示されたLED装置1aでは、口金2a上に放熱フレーム4aが取り付けられ、放熱フレーム4aの内部に電源回路5aを備えている。また放熱フレーム4aの上部に
は、放熱板6を介して基板7が設けられ、基板7の上面7aにLED素子8(LED)が実装されている。さらに放熱フレーム4aの上部に取り付けられたカバー10a(グローブ)の内側には所定の方向に線状に延びる溝11,12と、溝11,12により形成された凸部20aとが存在する。
特開2013−134966号公報 (図3) 特開2012−221625号公報 (図1)
しかしながら図16に示したLED電球(LED照明装置1a)は、凸部20aの屈折により配光分布を改善しているだけである。このためLED電球(LED照明装置1a)は、図15で示したLED電球150よりも拡散性が向上するとはいっても、口金方向の配光成分が充分ではない。すなわち、部品点数が増加しないといってもグローブにプリズムや凹凸形状を設けただけのLED電球では、配光分布の改善が限定的であった。
そこで本発明は、以上の課題に鑑みて為されたものであり、出射効率の低下及び部品点数の増加を抑えながら大幅に配光を調整できるLED電球を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため本発明のLED電球は、グローブを備えたLED電球において、前記グローブの内側に形成され前記グローブと一体化した立体構造体を備え、前記立体構造体が前記グローブの頂部から垂設されていることを特徴とする。
LEDから出射する光のうち、グローブの頂点を通る中心軸に対しやや傾いた方向に出射する成分の光は、まず立体構造体に入射する。この光は、立体構造体に入射したら口金方向に屈折してから拡散され、その後立体構造体を出射し、さらにグローブの外殻部を透過して外部に出射する。なお、この光はグローブの外殻部でも屈折及び拡散する。
光源となるLEDの上面を基準として、前記立体構造体の底面の高さが前記グローブの頂点の高さに対し1/2以下であっても良い。
前記立体構造体の側面に対しテーパーが付けられていても良い。
前記立体構造体は円筒状であっても良い。
前記円筒状の立体構造体が多重であっても良い。
前記立体構造体はメッシュ状であっても良い。
前記立体構造体は円柱、角柱、円錐又は角錐であっても良い。
前記立体構造体の一部を支えるように設けられた台座部を備えていても良い。
以上のように本発明のLED電球は、グローブと一体化し、グローブ部内で垂れ下がるようにして固定された立体構造体を備えている。すなわちグローブと立体構造体は一体化しているので部品点数の増加はない。またLEDを発した光の多くの成分は、立体構造体
に入射し、屈折直後に拡散され、その後立体構造体から出射し、グローブの外殻部を経て外部に出射する。このとき立体構造体の形状を調整すれば配光を調整できるようになるので、例えば口金方向に向かう光を増加させることができる。さらに屈折とその直後の拡散を組合せることにより、拡散材を過度に含有させなくても配光を調整できるようになるので、吸収損失が低く抑えてられる。この結果、本発明のLED電球は出射効率の低下及び部品点数の増加を抑えながら大幅に配光を調整できる。
本発明の第1実施形態として示すLED電球の側面図。 図1のLED電球に備えられたグローブとその底部の断面図。 図1のLED電球に備えられたグローブとその底部について、グローブの半分を除去した斜視図。 図1のLED電球に備えられたグローブの一部について、底面側から眺めた斜視図。 図1のLED電球に備えられたグローブと光線の関係を示す説明図。 本発明の第2実施形態として示すLED電球のグローブとその底部の断面図。 図6のLED電球に備えられたグローブとその底部について、グローブの半分を除去した斜視図。 図6のLED電球に備えられたグローブの一部について、底面側から眺めた斜視図。 本発明の第3実施形態として示すLED電球のグローブとその底部の断面図。 図9のLED電球に備えられたグローブとその底部について、グローブの半分を除去した斜視図。 図9のLED電球に備えられたグローブの一部について、底面側から眺めた斜視図。 本発明の第4実施形態として示すLED電球のグローブとその底部の断面図。 本発明の実施例として使用したLED電球のグローブを底面側から眺めた斜視図。 本発明の実施例による配光分布を示すグラフ。 従来例として示すLED電球のグローブとその底部の断面図。 他の従来例として示すLED電球の断面図。
以下、添付図1〜12を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また説明のため部材の縮尺は適宜変更している。さらに特許請求の範囲に記載した発明特定事項との関係をカッコ内に記載している。
(第1実施形態)
図1〜5により本発明の第1実施形態として示すLED電球10について説明する。
先ず図1によりLED電球10の外観を説明する。図1はLED電球10の側面図である。図1において、LED電球10はケース2の上部にグローブ1が取り付けられている。ケース2の下部にはソケット3が挿し込まれており、ソケット3の下部に口金4が取り付けられている。ソケット3には駆動回路(図示せず)が取り付けられ、駆動回路からグローブ1内のLED25(図2参照)に電力が供給される。なお以下、他の実施形態も含めグローブ(第1実施形態ではグローブ1)を上部側、口金4を下部側として説明する。
次に図2によりLED電球10に備えられたグローブ1及びグローブ1の底部に備えられた光源部等を説明する。図2はLED電球10においてグローブ1とその底部の構造を示す断面図である。図2に示すようにLED電球10にはグローブ1の下部にヒートシンク27がある。ヒートシンク27上にモジュール基板26が搭載され、モジュール基板26上に複数のLED25が実装されている。なおモジュール基板26が前述の光源部に相当する。グローブ1は、LED25、モジュール基板26及びヒートシンク27を覆っている。
グローブ1の頂部には図の下方向に垂れ下がるように固定された(垂設された)円筒部22(立体構造体)がある。なお本明細書において頂部とは、グローブ内で立体構造体を垂接できる部分をいう。図2では円筒部22の断面22aと内側の側面22bが観察される。さらに円筒部22を囲むようにして円筒部23(立体構造体)がグローブ1に垂設されており、図2ではその断面23aと内側の側面23bが観察される。円筒部22,23はグローブ1と一体化しており、円筒部23の底面は、円筒部22の底面のより低い位置にあり、その高さはLED25の上面からグローブ1の頂点までの高さの半分以下である。なお円筒部22,23の縦方向の長さは、グローブ1の外殻部の厚さに比べ充分に大きい必要があり、円筒部23の底面をLED25に近づければLED電球10の口金4(図1参照)方向の配光が大きくなる(図5参照)。このときLED25から円筒部23の底面の高さを、LED25から頂点までの高さの1/2以下すると良い。
グローブ1は図中のAA線により分割される2個の部品を貼り合わせたものである。このように2部品とした理由は、射出成形で製造するときにグローブ1を1部品とすると、グローブ1の下部がすぼまっているため金型から取り外せなくなるからである。AA線の上部にあたる部品に形成される円筒部22,23の側面22b,22c(図3参照),23b,23c(図3参照)は、貼り付け面(AA線に相当)に対し垂直になっている。なお後述するように光学特性を改善するため、円筒部22,23の断面22a,23aにおいて底面側の幅を狭くするように、円筒部22,23の側面22b,22c,23b,23cにテーパーをつけても良い。またグローブ1の材料は拡散材入りのポリカーボネイトであり、その厚さは約1.5mmである。円筒部22,23の材料はグローブ1と同一であり、その厚さもグローブ1と同程度であるが配光分布の仕様により調整する。
次に図3によりLED電球10に備えられたグローブ1とその底部についてさらに詳しく説明する。図3はグローブ1とその底部について、グローブ1の半分を除去した状態の斜視図である。円板状のヒートシンク27上に搭載されたモジュール基板26、及びモジュール基板26上に実装されたLED25が観察される。このLED25は円環状に配置されている。グローブ1に垂設された円筒部22,23については、その断面22a,23a及び内側の側面22b、23bに加え、その外側の側面22c、23cも観察される。
次に図4によりグローブ1の内側の構造をさらに詳しく説明する。図4はグローブ1の上側の部品(図2においてAA線より上側の部分)について、底面側から眺めた斜視図である。グローブ1の内側には2重の円筒(円筒部22,23)が観察される。
次に図5により配光が広がる様子を説明する。図5はグローブ1とLED25から出射した光線との関係を示す説明図である。LED25から円筒部23方向に出射した光線L1は、まず円筒部23の入射面で外側(出射角が大きくなる方向)に屈折する。光線L1は、その直後に拡散され一部が光線L2となる。光線L2は円筒部23から出射し、グローブ1の外殻部を透過して外部に出射する。なお説明を簡単にするため、光線L1は円筒部23で一回だけ散乱され、光線L2はグローブ1の外殻で散乱されないものとした。な
お前述のように円筒部23の底面をLED25に近づければLED電球10の口金4(図1参照)方向の配光が大きくなる。
図5において光線L1を延長するように描いた点線の矢印は、比較例として描いた光線L3であり、円筒部23がないと仮定した場合のものである。光線L3もグローブ1の外殻部で一回拡散されてはいるものの、口金4方向(図1参照)に向かう光線が発生しにくいことが分かる。以上のように円筒部23がない場合は配光分布が広がりにくいのに対し、本実施形態のように円筒部23があると光線L1から光線L2が生じ口金側に向かう光が増えるように配光分布が広がる。
なお同様の過程により内側の円筒部22(図2〜4参照)に入射した光線からも口金4方向に向かう光線が発生する。この場合、円筒部22を出射した光は、円筒部23を透過するため、光線L1より拡散される度合いが高い。また前述したように円筒部22,23の内側の側面22b,23b又は外側の側面22c,23cが斜面(テーパー)になっていても良い。この場合、金型からの取り出しに係る制約があるため円筒部22,23の断面の幅を底部側が細くなるようにしなければならず、側面が垂直な場合よりテーパーつけた場合のほうが口金4方向の光量が減る。しかしながら口金4方向の光量が充分であれば、この性質を利用して所望の配光を得ようとするときにテーパーが利用できる。
(第2実施形態)
第1実施形態のLED電球10はグローブ1に垂設された立体構造体が2重の円筒(円筒部22,23)であった。しかしながら立体構造体は円筒に限られない。そこで図6から図8により第2実施形態として立体構造体をメッシュ状にしたLED電球20について説明する。なおLED電球20の外観はLED電球10と同じである(図1参照)。
まず図6によりLED電球20に備えられたグローブ21及びグローブ21の底部に備えられた光源部等を説明する。図6はLED電球20においてグローブ21とその底部の構造を示す断面図である。図2に示すLED電球10と同様に、図6ではグローブ21が、LED25、モジュール基板26(光源部)及びヒートシンク27を覆っている。
図6に示すようにグローブ21の頂部には図の下方向に垂れ下がるように固定された(垂設された)8枚の平板61,62,63,64,65,66,67,68(立体構造体)がある。なお図6では平板67,68は図示していない。図6では、平板65,66の側面が観察される一方、平板61〜64は紙面に垂直に延在しているためその断面が観察される。なお平板66は平板65よりも奥にあるため、一部分が平板65により観察できない。また平板61〜68はグローブ21と一体化している。なお、平板61,62,66,68(図8参照)の底面は、平板63,64,65,67(図8参照)の底面のより低い位置にあり、その高さはLED25の上面からグローブ21の頂点までの高さの半分以下である。
グローブ21は、図2に示したグローブ1と同様に2個の部品を貼り合わせたものである。また各平板61〜68の側面にテーパーを設けても良い。グローブ21及び平板61〜68の材料及び厚さについてもグローブ1と同様である。また配光分布が広がるメカニズムもグローブ1と同様である。
次に図7によりLED電球20に備えられたグローブ21とその底部についてさらに詳しく説明する。図7はグローブ21とその底部について、グローブ21の半分を除去した状態の斜視図である。円板状のヒートシンク27上に搭載されたモジュール基板26、及びモジュール基板26上に実装されたLED25が観察される。このLED25は円環状に配置されている。図7ではグローブ21に垂設された平板61〜65が観察され、その
うち平板61〜64は断面とともに側面も観察される。
次に図8によりグローブ21の内側の構造をさらに詳しく説明する。図8はグローブ21の上側の部品(図2の説明を参照)について、底面側から眺めた斜視図である。図8に示されるようにグローブ21の内側には2重の井桁(メッシュ状)に組まれた平板61〜68が観察される。
(第3実施形態)
第1及び第2実施形態のLED電球10,20はグローブ1,21に垂設された立体構造体が2重の円筒(円筒部22,23、図2〜4参照)又は平板61〜68で組んだ2重の井桁(メッシュ、図6〜8参照)あった。本発明のLED電球では、立体構造体が円柱、角柱、円錐、角柱であっても良い。そこで図9から図11により第3実施形態として立体構造体を円柱としたLED電球30について説明する。なおLED電球30の外観はLED電球10と同じである(図1参照)。
まず図9によりLED電球30に備えられたグローブ31及びグローブ31の底部に備えられた光源部等を説明する。図9はLED電球30においてグローブ31とその底部の構造を示す断面図である。図2に示すLED電球10と同様に、図9ではグローブ31が、LED25、モジュール基板26(光源部)及びヒートシンク27を覆っている。
図9に示すようにグローブ31の頂部には図の下方向に垂れ下がるように固定された(垂設された)多数の円柱91(立体構造体)が観察される。なお図9ではグローブ31の断面付近の円柱91のみを描いており、奥に設けられた円柱91は描いていない(図10,11参照)。円柱91はグローブ31と一体化しており、その底面の高さはLED25の上面からグローブ31の頂点までの高さの半分以下である。
グローブ31は、図2に示したグローブ1と同様に2個の部品を貼り合わせたものである。また円柱91の側面にテーパーを設けても良い。なおグローブ31及び円柱91の材料はグローブ1と同一であり、円柱91の太さはグローブ31の外殻の厚さ程度である。また配光分布が広がるメカニズムもグローブ1と同様である。
次に図10によりLED電球30に備えられたグローブ31とその底部についてさらに詳しく説明する。図10はグローブ31とその底部について、グローブ31の半分を除去した状態の斜視図である。円板状のヒートシンク27上に搭載されたモジュール基板26、及びモジュール基板26上に実装されたLED25が観察される。このLED25は円環状に配置されている。図10ではグローブ31に垂設された多数の円柱91が観察される。
次に図11によりグローブ31の内側の構造をさらに詳しく説明する。図11はグローブ31の上側の部品(図2の説明を参照)について、底面側から眺めた斜視図である。図11に示すようにグローブ31の内側には多数の円柱91が観察される。
(第4実施形態)
第1実施形態のLED電球10はグローブ1に垂設された立体構造体が2重の円筒(円筒部22,23)だけであった。しかしながら立体構造体はグローブ1に垂設されたものに限られない。そこで図12により第4実施形態として円筒部23の台座となるような立体構造体を備えるLED電球40について説明する。なおLED電球40の外観はLED電球10と同じである(図1参照)。
図12によりLED電球40に備えられたグローブ21及びグローブ41の底部に備え
られた光源部等を説明する。図12はLED電球40においてグローブ41とその底部の構造を示す断面図である。図2に示すLED電球10と同様に、図12でもグローブ41が、LED25、モジュール基板26(光源部)及びヒートシンク27を覆っている。
図12に示すようにグローブ41の頂部には図の下方向に垂れ下がるように固定された(垂設された)円筒部22,23(立体構造体)がある。またグローブ41の底部には円筒部23の台座となる台座部42がある。台座部42は円環状であり、円筒部22,23とともにグローブ41と一体化している。なお円筒部22,23は図2〜4で示した円筒部22,23と同一形状である。また台座部42はグローブ41の下側の部品(図2の説明参照)の一部分である。
台座部42は、断面が上部の狭い台形であるため、屈折だけに着目してもLED25から横方向に出射した光線を口金4(図1参照)方向に屈折させる。これに拡散が加わるので配光分布を効果的に広げることが可能となる。また所望とする配光分布によっては円筒部22,23を除去し台座部42だけを残しても良い。
(実施例)
最後に立体構造が配光分布に与える影響について図14により実測値を示す。なお本発明を適用したLED電球50と本発明を適用していないLED電球53を比較した。ここでLED電球50の立体構造は第1〜4実施形態の立体構造体(円筒部22,23等)よりも簡略化している。なおLED電球50,53の符号は図示していない。
まず図13によりLED電球50の立体構造を説明する。図13は、立体構造体の効果を検証するために本発明を適用したLED電球50について、LED電球50に備えられたグローブ51を底面側から眺めた斜視図である。グローブ51は上側の部品51a(図2の説明を参照)と下側の部品51b(図2の説明を参照)からなる。なお図13では上側の部品51aと下側の部品51bを区別しやすいようにハッチングを変えている。図13に示すようにLED電球50ではグローブ51内に十字形の立体構造体52が形成されている。比較例であるLED電球53ではグローブ内に立体構造体がない(図示せず)。
図14はLED電球50,53を側面から眺めた時の配光分布を示すグラフであり、中心にそれぞれのグローブを配置し、遠方からその強度を測定したものである。なおLED電球50,53の強度50a,53aは相対値であり、比較例のLED電球53の上方の強度を概ね100%としている。図14から分かるように比較例のLED電球53は上方の強度が最大であるのに対し、立体構造体52を備えたLED電球50の最大強度は60°方向にある。またLED電球50では下方も強度も増している。すなわちLED電球50の配光分布が立体構造体52により調整されたことが分かる。
第1〜4実施形態では、グローブ1,21,31,41から垂設されていた立体構造体(円筒部22,23等)は、底面がLED25の上面から一定程度の距離をもっていた。しかしながらグローブから垂設される立体構造体の底面をさらにLED25に近接させてもよい。また、第1〜4実施形態では、グローブ1,21,31,41とそこから垂設されていた立体構造体(円筒部22,23等)は金型成形により一体化していた。しかしながらグローブと立体構造体を別々に製造し、接着等により一体化しても良い。この場合は金型成形に係る形態上の制限が緩和されるため、例えば立体構造体の側面に逆テーパー(上方に向かって細くなる)をつけても良く、配光分布の設計自由度が広がる。
1,21,31,41,51…グローブ、
2…ケース、
3…ソケット、
4…口金、
10,20,30,40,50,53…LED電球、
22,23…円筒部(立体構造体)、
22a,23a…円筒部の断面、
22b,23b…円筒部の内側の側面、
22c,23c…円筒部の外側の側面、
25…LED、
26…モジュール基板、
27…ヒートシンク、
50a,53a…強度、
51a…グローブの上側の部品、
51b…グローブの下側の部品、
52…立体構造体、
61,62,63,64,65,66,67,68…平板(立体構造体)、
91…円柱(立体構造体)、
L1,L2,L3…光線。

Claims (8)

  1. グローブを備えたLED電球において、前記グローブの内側に形成され前記グローブと一体化した立体構造体を備え、前記立体構造体が前記グローブの頂部から垂設されていることを特徴とするLED電球。
  2. 光源となるLEDの上面を基準として、前記立体構造体の底面の高さが前記グローブの頂点の高さに対し1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載のLED電球。
  3. 前記立体構造体の側面に対しテーパーが付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のLED電球。
  4. 前記立体構造体は円筒状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のLED電球。
  5. 前記円筒状の立体構造体が多重であることを特徴とする請求項4に記載のLED電球。
  6. 前記立体構造体はメッシュ状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のLED電球。
  7. 前記立体構造体は円柱、角柱、円錐又は角錐であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のLED電球。
  8. 前記立体構造体の一部を支えるように設けられた台座部を備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のLED電球。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2233780A (en) * 1939-09-06 1941-03-04 Miller Co Indirect lighting lamp and shade therefor
JP2012074149A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Toshiba Lighting & Technology Corp 発光装置及び照明装置
WO2012124637A1 (ja) * 2011-03-11 2012-09-20 株式会社 東芝 照明装置

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