JP2015032065A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い角度で使用形態を調整可能な回動機構を備える情報処理装置を提供する。【解決手段】第1の部材と第2の部材とが回動機構によって連結されており、回動機構は、回動の中心となる回動軸の軸方向に沿って伸縮する圧縮ばねと、圧縮ばねによって回動され、第1の部材および第2の部材を回動させるトルクを発生させるカムと、回動軸の回動速度に応じて、カムによって発生するトルクに対する負荷を発生させるダンパーと、を備え、カムの圧力角は、圧縮ばねが圧縮されるにつれて圧縮ばねの戻り力がカムを回動させる力に変換される割合が低減するように設定される、情報処理装置が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、2つの部材を回動可能に接続する回動機構を備える情報処理装置に関する。
近年、一体型情報端末に対して、複数のユーザが本体を囲んで同時に使用できる、いわば大画面タブレットのように使用可能な情報処理装置としての期待が高まっている。複数のユーザで使用する際、ユーザは一体型情報端末を挟んで両側から画面を覗き込む姿勢で使用する。このような複数人でのレイフラットスタイルと従来型のデスクトップスタイルとを、ユーザが本体角度を操作するだけで容易に変更できるようにすることが要求されている。
一体型情報端末においては、ボードPCと呼ばれる基板やデバイスとLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部とが一体となったシステムが一枚板のシャーシ構造の中にレイアウトされている。一体型情報端末では、転倒を防ぐ本体背面のスタンド足がバランスを確保するフォトフレーム型と呼ばれるスタイルが近年多く採用されている。フォトフレーム型の情報端末は、シンプルなスタンド構造でありながら自由な角度調整が可能である(例えば、特許文献1等)。
特開2007−281345号公報
フォトフレーム型の情報端末の角度調整機能は、ヒンジ部の回転中心部にトーションバネと皿ばねとを用いて発生させたトルクの反力と摩擦力とをバランスさせることで、本体を所望の角度に静止させているものが一般的である。トーションバネは、本体のチルト角が深くなるとばねの性質によりその反力が強くなる。皿ばねは、スタンドに対して本体がどのような姿勢でも一定の摩擦を生じさせる。このようなトーションバネと皿ばねとの力の合算によりヒンジ部の総摩擦は決定する。
ヒンジ部に必要な摩擦はヒンジ部の総摩擦とユーザの操作力との和により算出され、静摩擦に近い値に設定することで本体の静止時と角度変更時とにおけるユーザの操作力を適切な設定することができる。しかしながら、トーションバネは、変形可能範囲は小さく、ばね定数も大きい傾向があり、デスクトップスタイルからレイフラットスタイルまでの広い角度で変化する一体型情報端末への適用には適していない。そこで、広い角度で使用形態を調整可能な回動機構が求められている。
本開示によれば、第1の部材と第2の部材とが回動機構によって連結されており、回動機構は、回動の中心となる回動軸の軸方向に沿って伸縮する圧縮ばねと、圧縮ばねによって回動され、第1の部材および第2の部材を回動させるトルクを発生させるカムと、回動軸の回動速度に応じて、カムによって発生するトルクに対する負荷を発生させるダンパーと、を備え、カムの圧力角は、圧縮ばねが圧縮されるにつれて圧縮ばねの戻り力がカムを回動させる力に変換される割合が低減するように設定される、情報処理装置が提供される。
本開示によれば、情報処理装置の2つの部材を連結する回動機構を、圧縮ばねと、圧縮ばねの自然長からの戻り力を用いてトルクを発生するカムと、カムの発生するトルクを低減させる負荷を発生するオイルダンパーとにより構成する。圧縮ばねを用いることで、ばね定数を小さくしても大きな戻り力を発生できるように容易に調整できる。したがって、2つの部材を広い角度範囲で回動可能に構成する場合にも回動機構は安定したトルクを発生することが可能となり、広い角度で使用形態の調整が可能となる。また、カムの圧力角を、圧縮ばねが圧縮されるにつれて圧縮ばねの戻り力がカムを回動させる力に変換される割合が低減するように設定することで、情報処理装置の2つの部材が略水平となったときに発生する圧縮ばねの反力の発生を低減することができる。
以上説明したように本開示によれば、広い角度で使用形態を調整可能な回動機構を備える情報処理装置を実現できる。
本開示の第1の実施形態に係る情報端末の概略構成を示す斜視図であって、本体12の背面側から見た状態を示す。 同実施形態に係る情報端末をデスクトップスタイルとしたときの状態を示す側面図である。 同実施形態に係る情報端末をレイフラットスタイルとしたときの状態を示す側面図である。 鉛直方向に対する本体の傾斜角度と同実施形態に係る回動機構で発生するトルクとの関係を示すグラフである。 同実施形態に係る回動機構の構成を示す概略平面図である。 同実施形態に係る回動機構の構成を示す斜視図である。 同実施形態に係る回動機構のカムの構成を示す分解平面図および側面図である。 同実施形態に係るカムの嵌合状態を示す斜視図である。 本開示の第2の実施形態に係る情報端末における支点の切替えを説明する説明図である。 同実施形態に係る回動機構のカムの形状を示す平面図および側面図である。 同実施形態に係るカムの嵌合状態を示す斜視図である。 鉛直方向に対する本体の傾斜角度と同実施形態に係る回動機構で発生するトルクとの関係を示すグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態(広い角度調整機能を有する回動機構を備える情報端末)
1.1.情報端末の概略構成
1.2.回動機構
1.2.1.設計思想
1.2.2.構成
1.2.3.動作
1.3.まとめ
2.第2の実施形態(スプリングバック現象の発生を回避した情報端末)
2.1.情報端末の支点の切替え
2.2.カムの圧力角の調整
2.3.本体の傾斜角度と回動機構の発生するトルクとの関係
2.4.まとめ
<1.第1の実施形態>
[1.1.情報端末の概略構成]
まず、図1〜図3を参照して、本開示の第1の実施形態に係る情報端末の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報端末10の概略構成を示す斜視図であって、本体12の背面側から見た状態を示す。図2は、本実施形態に係る情報端末10をデスクトップスタイルとしたときの状態を示す側面図である。図3は、本実施形態に係る情報端末10をレイフラットスタイルとしたときの状態を示す側面図である。以下において、情報端末10を載置面Sに載置したときに鉛直方向となる方向を高さ方向(z方向)とする。また、載置面Sに平行であって本体12の奥行き方向(y方向)に対して直交する方向を幅方向(x方向)とする。
本実施形態に係る情報端末10は、図1〜図3に示すように、本体12と、本体12の背面12aに設けられたスタンド14とからなる。本体12は、正面12aに情報を表示する表示部(図示せず。)を備え、内部に基板やデバイス等を備えている。スタンド14は、本体12を載置面Sに載置した際に正面12aが鉛直方向に対して所定の傾斜角度θを有した姿勢を保持するように支持する部材である。本体12とスタンド14との2つの部材は、2つの回動機構100A、100Bによって接続されている。
回動機構100A、100Bは、スタンド14を本体12に対して回動可能とする機構であり、回動機構100A、100Bを設けることにより容易に本体12を任意の姿勢に変更させて維持させることが可能となる。回動機構100A、100Bは、本体12の幅方向に並んで設けられ、固定部材142、152によって本体12の背面12bに固定されている。
回動機構100A、100Bは、同一構成であり、本体12の幅方向中心に対して対称となるように設けられている。回動機構100A、100Bは、それぞれ、回動軸110と、カム120と、圧縮ばね130と、固定部材140と、オイルダンパー150とを有して構成される。なお、回動機構100A、100Bの詳細な構成とその作用については後述する。
情報端末10は、図2に示すように、本体12を載置面Sに立ててデスクトップスタイルとして使用したり、図3に示すように、本体12を載置面Sに寝かせるようにしてレイフラットスタイルとして使用したりできる。デスクトップスタイル時の本体12の傾斜角度θは約15°であり、レイフラットスタイル時の本体12の傾斜角度θは約90°である。このように、本実施形態に係る情報端末10は、本体12の載置面Sとの接する部分に設けられた底面支持部13を支点として、本体12を広い角度範囲で傾斜させることができる。
ユーザは、例えば図2のデスクトップスタイルの状態にある情報端末10の正面12aの上部を奥側に押して倒すことで、情報端末10を図3のレイフラットスタイルとすることができる。また、ユーザは、例えば図3のレイフラットスタイルの状態にある情報端末10のスタンド14を載置面Sに抑えながら正面12aの上部を手前に引き上げることで、情報端末10を図2のデスクトップスタイルとすることができる。本体12の上部を奥側に押して倒すとき、また、本体12の上部を手前に引き上げて起こすとき、それぞれの動作時で回動機構100A、100Bは連動して可動する。
[1.2.回動機構]
(1.2.1.設計思想)
本実施形態に係る情報端末10は、使用形態に応じて、本体12を鉛直方向に対して広い角度範囲でその傾きを変化させることができ、その姿勢を保持できる。本体12の姿勢は、回動機構100にて発生されるトルクの反力と摩擦力とのバランスを取ることで保持できる。従来の回動機構として、トーションバネと皿ばねとを用いて構成されたヒンジが一般的に用いられている。しかし、上述したように、変形可能範囲が小さくばね定数は大きいといったトーションバネの特性上、本体12を回動させる際のユーザの操作力を適切に設定することが困難である。
図4に、鉛直方向に対する本体12の傾斜角度θと回動機構で発生するトルクTとの関係を示す。図4では、本実施形態に係る回動機構100を用いた場合と、従来のトーションバネと皿ばねとを用いて構成されたヒンジを用いた場合とについて、本体の傾斜角度θの変化に伴うトルクTの変化を示している。また、図4の一点鎖線は、本体12の傾斜角度θと、摩擦力とバランスが取れて本体12の姿勢が保持される平衡点でのトルクTとの関係を示している。
ユーザがある姿勢を保持している情報端末10の本体12の傾斜角度θを変化させるためには、その傾斜角度θにおける平衡点でのトルクTよりも大きな力を本体12に加える必要がある。本体12を移動させる操作力をアシストするために、本実施形態に係る回動機構100には圧縮ばね130が設けられており、従来のヒンジにはトーションバネが設けられている。圧縮ばね130およびトーションバネは、本体12の傾斜角度θが小さくなると自然長に近づいていき、本体12の傾斜角度θが大きくなるにつれて圧縮されていく。
このとき、トーションバネはばね定数が大きいため、図4の実線で示すように、本体12の傾斜角度θの大きさによってトルクTが大きく変化する。本体12の傾斜角度θが小さい15°付近ではトーションバネにより発生されるトルクTはとても小さくなり、平衡点でのトルクより小さくなる。このため、本体12の自立が不安定となってくる。一方、本体12の傾斜角度θが約70°より大きくなるとトーションバネにより発生されるトルクTは大きくなり、平衡点でのトルクより大きくなる。この大きなトルクTによって本体12の姿勢が急激に変化されてしまわないように、ユーザは大きな操作力で本体12の傾斜角度θを調整することになる。
このように、トーションバネを用いたヒンジは、情報端末10の姿勢を安定して保持できる本体12の傾斜角度θの範囲が小さい。そこで、本実施形態に係る回動機構100では、図4の破線で示すように、本体12の傾斜角度θの変化に伴う平衡点でのトルクの変化と同じように変化するトルクTを発生させるようにする。これにより、本体12の傾斜角度θが小さくなっても情報端末10の姿勢を安定して保持することができ、本体12の傾斜角度θが大きくなっても情報端末10の急激な姿勢の変化を回避することができる。
また、平衡点となるトルクと回動機構100が発生させるトルクとの差が、ユーザが本体12を動かす際に必要な操作力となる。したがって、ユーザが操作しやすい操作力となるように回動機構100にトルクを発生させるように設定することで、ユーザは情報端末10の姿勢の変更を快適に行うことができるようになる。
(1.2.2.構成)
図5〜図8に基づいて、本実施形態に係る回動機構100の構成を詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る回動機構100の構成を示す概略平面図である。図6は、本実施形態に係る回動機構100の構成を示す斜視図である。図7は、本実施形態に係る回動機構100のカム120の構成を示す分解平面図および側面図である。図8は、本実施形態に係るカム120の嵌合状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る回動機構100は、図5に示すように、回動軸110と、カム120と、圧縮ばね130と、固定部材140と、オイルダンパー150を有して構成される。
回動軸110は、回動機構100によって連結される本体12とスタンド14との回動中心となる軸である。回動軸110の一端はスタンド14に固定されており、スタンド14とともに回動する。また、回動軸110の他端は、オイルダンパー150の羽軸に固定されている。
カム120は、圧縮ばね130が自然長より圧縮された状態から伸長しようとする戻り力によって回転される要素である。カム120は、回動軸110に固定される第1カム122と、第1カム122と嵌合可能に構成された第2カム124とからなる。
第1カム122は、図7に示すように、中心に貫通孔122cが形成され、一端が二股に分かれている円筒形状の部材である。二股に分かれた円筒部分の一端側は第1肢部1221と第2肢部1222とからなり、これらは回動軸110に対して略対称の形状に形成されている。第1肢部1221および第2肢部1222は、先端に向かって曲面を有するような形状となっている。貫通孔122cには回動軸110が挿通され、挿通された回動軸110は第1カム122に固定される。
第2カム124は、図7に示すように、第1カム122と同様、中心に貫通孔124cが形成され、一端が二股に分かれている円筒形状の部材である。二股に分かれた円筒部分の一端側は第1肢部1241と第2肢部1242とからなり、これらは回動軸110に対して略対称の形状に形成されている。円筒部分の他端側には回動軸110の軸方向に突出する突出部124dが設けられている。突出部124dの端面124eは圧縮ばね130と接触している。このとき、圧縮ばね130の第2カム124側の端部を第2カム124と固定させてもよい。貫通孔142cは円筒部分および突出部124dを貫通するように形成されており、貫通孔142cには回動軸110が挿通される。
第1カム122と第2カム124とは、図8に示すように、それぞれの肢部1221、1222、1241、1242が嵌合するように形成される。第2カム124は圧縮ばね130の戻り力によって回転される。このとき第2カム124は、第1カム122の肢部1221、1222の先端部122a、122bの曲面に沿って移動し、第1カム122に嵌合されたり第1カム122から離隔されたりする。
圧縮ばね130は、回動機構100を回動させるトルクを発生させる弾性部材である。圧縮ばね130は、金属線等をコイル状に巻回して形成されており、圧縮方向に加えられた力に対して伸長しようとする。圧縮ばね130は、回動軸110に挿通され、自然長より縮んだ状態でカム120と固定部材140との間に設けられる。このとき、圧縮ばね130の一端は第2カム124に固定されていてもよく、他端は固定部材140に固定されていてもよい。圧縮ばね130の端部を第2カム124、固定部材140に固定することで、回動機構100の作動時に各要素の接触音が発生するのを防止することができる。
圧縮ばね130は、自然長を長くとることでそのばね定数を小さく設定することができる低荷重ばねとして用いられる。このため、圧縮ばね130は、本実施形態に係る回動機構100のよう広い角度調整範囲でアシストトルクを発生させる機構に適用するのに適している。また、圧縮ばね130は回動軸120に挿通させてカム120を押し込むように設ければよいため、回動機構130の製造も容易であり、製造時におけるトルク管理も簡単である。
固定部材140は、回動機構100を本体12に固定し、圧縮ばね130の他端の軸方向への移動を規制するための部材である。固定部材140は、図6に示すように、プレート部142と、ばね固定部144とからなる。
プレート部142は、回動機構100を本体12に固定する部材である。プレート部142は、回動機構100の回動軸110を跨ぐように設けられる。これにより、プレート部142と本体12の背面12bとの接触面積を大きくすることができ、回動機構100を確実に本体12に固定できる。また、プレート部142の回動軸110の軸方向の長さも大きくすることで、回動機構100と本体12とをより安定して固定することができる。例えば図6に示すように、スタンド14が接続される回動軸110の一端からカム120、圧縮ばね130、ばね固定部144が設置される部分まで、軸方向にプレート部142を設けてもよい。
ばね固定部144は、回動軸110に挿通され、回動可能に設けられた略円筒形状の部材であって、側面の一部がプレート部142に固定されている。ばね固定部144は、回動軸110に挿通されたときに圧縮ばね130の他端と対向される側の面に、軸方向に突出する突出部144aが形成されている。圧縮ばね130の他端は、突出部144aの端面144bと接触するように設けられる。
オイルダンパー150は、オイルの粘性を利用して衝撃を吸収する部材である。本実施形態の回動機構100に設けられるオイルダンパー150は、回動機構100が発生するトルクが非常に大きくなった際に急激に本体12が回動しないように、回動軸110の回転速度が大きくなったときにその回転を妨げる。
本実施形態に係るオイルダンパー150としては、例えばロータリー方式の搖動オイルダンパーを用いることができる。オイルダンパー150は、オイルが注入されたハウジング内部に、回動軸110と連結された羽軸が設けられた構成となっている。オイルダンパー150のハウジングはダンパー固定部152a、152bによって本体12の背面12bに固定される。オイルダンパー150は、回動軸110の回転に伴って羽軸が回転する際に、オイルの粘性抵抗によって制動力を発生させる。
本実施形態に係る回動機構100は、回動軸110に、カム120、圧縮ばね130、ばね固定部144が順に挿通され、ばね固定部144側の端部に羽軸が回動軸110と接続されたオイルダンパー150が設けられている。また、カム120が設けられている側の回動軸110の端部にはスタンド14が固定されている。回動軸110とともにスタンド14は回動する。
(1.2.3.動作)
回動機構100は、自然長から縮んだ状態で設けられた圧縮ばね130の戻り力を用いてカム120を回転させるトルクを発生させる。すなわち、圧縮ばね130は、縮んだ状態で設けられているために自然長に戻ろうとして常にその両端で接触する部材を押圧している。圧縮ばね130の一端が接触しているばね固定部144は、回動軸110に固定されている。一方、圧縮ばね130の他端が接触している第2カム124は、回動軸110に対して軸方向に移動可能である。したがって、圧縮ばね130の戻り力によって第2カム124が移動する。
第2カム124は、圧縮ばね130に押されることにより第1カム122側へ移動される。このとき、第2カム124は、肢部1241、1242の先端部124a、124bの曲面が、第1カム122の肢部1221、1222の先端部122a、122bの曲面に沿って移動し、第1カム122に嵌合されたり第1カム122から離隔されたりする。
情報端末10において、回動機構100は、本体12の傾斜角度θが大きくなり、図3に示すようなレイフラットスタイルでの使用状態に近づくにつれて、大きなトルクが発生されるように設けられる。すなわち、本体12の傾斜角度θが大きくなるにつれて圧縮ばね130は大きく圧縮されるようになり、第2カム124を回動させる戻り力が大きくなる。したがって、本体12の傾斜角度θを大きくすると、カム120により発生される、本体12の傾斜角度θが小さくなる方向に働くトルクが大きくなる。一方で、回動軸110の回転速度も大きくなるため、オイルダンパー150の制動力も大きくなり、結果として、本体12の傾斜角度θを小さくする方向へのトルクは小さくなり、本体12が急激に移動されるのを防止できる。
なお、本体12の傾斜角度θが大きくなるほど回動軸110の回転は大きくなり、オイルダンパー150による制動力は大きくなる。したがって、本体12の傾斜角度θが小さい間はオイルダンパー150による制動力も小さく、本体12を動かす際のアシストトルクを抑制し過ぎることはない。
このような回動機構100は、本実施形態に係る一体型情報端末10のように、径方向のサイズはなるべく小さくしたいが幅方向にスペースを確保しやすい、大画面の情報処理装置においても安定したアシストトルクを発生させることができる。また、回動機構100を小径にすることができるので、図3に示すようなレイフラットスタイルにおける端末全体の高さを小さくすることができ、載置面Sに近い面での操作が可能になる。
なお、オイルダンパー150の羽軸は、正方向および逆方向の2方向に回転可能であるが、いずれの方向に回転したときにも制動力を発生する双方向性のオイルダンパーを用いるのがよい。双方向性のオイルダンパーは、いずれか一方に回転したときのみ制動力を発生する一方向性のオイルダンパーと比較して、短時間で十分な制動力を発生できる。
例えば、情報端末10の本体12の正面12aを載置面Sに載置すると、スタンド14に掛かる負荷はなくなる。このようにスタンド14が無負荷状態であるとき、スタンド14と本体12とを接触させた状態から接触を解除すると、カム120の発生するトルクでスタンド14が高速で回動する可能性がある。このとき、オイルダンパー150の制動力を短時間で発生させることで、カム120の発生するトルクを抑制でき、スタンド14の回動速度を減速させることが可能となる。
[1.3.まとめ]
以上、第1の実施形態に係る情報端末10とこれに用いる回動機構100とについて、構成および動作を説明した。本実施形態に係る情報端末10は、圧縮ばね130と、圧縮ばね130の自然長からの戻り力を用いてトルクを発生するカム120と、カム120の発生するトルクを低減させる負荷を発生するオイルダンパー150とにより構成される回動機構100を備える。圧縮ばね130を用いることで、ばね定数を小さくしても大きな戻り力を発生できるように容易に調整できる。これにより、本体12の傾斜角度θが小さい場合にも情報端末10の姿勢を安定して保持することができ、本体12の傾斜角度θが大きい場合にも情報端末10の急激な姿勢の変化を回避することができる。
<2.第2の実施形態>
次に、本開示の第2の実施形態に係る情報端末について説明する。本実施形態に係る情報端末は、第1の実施形態に係る情報端末10に対して、さらにレイフラットスタイルでの使用時に発生するスプリングバック現象を回避するための対応を行っている。
レイフラットスタイルでは、本体12の正面12aを載置面Sに対して水平となることが要求される。このとき、僅かな回動機構の圧縮ばねの反力が情報端末10を操作する際の使用感を低下させる。この圧縮ばねの反力による僅かな搖動をスプリングバック現象という。本体12の正面12aが完全に載置面Sに対して水平となった状態からの本体12の搖動角度が1°以内であれば使用感への影響はほとんどない。そこで、本実施形態に係る情報端末は、本体12の水平状態からの搖動角度を1°以内としスプリングバック現象を回避するため、情報端末の支点の切替えと、回動機構のカムの圧力角の調整とを行っている。
以下、図9〜図12に基づいて、本開示の第2の実施形態に係る情報端末20の構成について説明する。なお、図9は、本実施形態に係る情報端末20における支点の切替えを説明する説明図である。図10は、本実施形態に係る回動機構200のカム220の形状を示す平面図および側面図である。図11は、本実施形態に係るカム220の嵌合状態を示す斜視図である。図12は、鉛直方向に対する本体12の傾斜角度θと回動機構200で発生するトルクTとの関係を示すグラフである。
[2.1.情報端末の支点の切替え]
本実施形態に係る情報端末20は、図9に示すように、第1の実施形態に係る情報端末10と同様、本体12とスタンド14とから構成される。本実施形態に係る情報端末20は、第1の実施形態に係る情報端末10と比較して、情報端末20が載置面Sに載置された際にスタンド14の載置面Sに接する部分に脚部15および支持部16が設けられている点で相違する。その他の構成は情報端末10と同一であるため、同一構成の部材には第1の実施形態と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
情報端末20の本体12の傾斜角度θが大きくなり、レイフラットスタイルに近づくと、回動機構200に要求されるアシストトルクが大きくなり、相対的に情報端末20の摩擦が小さくなる。このため、アシストトルクと情報端末20の摩擦とのバランスに僅かな際が生じやすくなり、本体12の正面12aに対して操作を行う際に圧縮ばね130による振動を発生させる場合がある。そこで、本実施形態に係る情報端末20では、情報端末20の本体12の傾斜角度θが大きくなり正面12aが水平に近くなったときに、情報端末20の支点を、本体12の底面支持部13から脚部15に切り替わるようにする。
脚部15は、図9に示すように、本体12とスタンド14との回動中心である回動軸110の近傍に設けられる。また、スタンド14の回動軸110から離れた端部には、脚部15と略同一高さの支持部16が設けられている。脚部15および支持部16は、底面支持部13と同一材質で形成してもよく、例えばゴム等のように摩擦係数の大きい材質から形成してもよい。
情報端末20は、図9上側に示すように、本体12の傾斜角度θが所定の角度θthとなるまでは、少なくとも底面支持部13と支持部16とが載置面Sに接触して、底面支持部13と載置面Sとの接触部分が支点となって本体12が回動される。そして、本体12の傾斜角度θが所定の角度θth以上となると、本体12の底面支持部13は載置面Sから離れ、情報端末20の支点がスタンド14の脚部15に切り替わる。このとき、情報端末12は脚部15と支持部16とに支持される。
このように、本体12の傾斜角度が所定の角度θth以上となったときに回動軸110に近い位置に情報端末20の支点を移動させることで、本体12を回動させるために必要なトルクを低減することができる。なお、所定の角度θthは、例えばユーザが本体12の正面12aに設けられた表示面を上方から操作するような状態となる角度、例えば約65°〜85°に設定することができる。この角度θthは、好ましくは68°〜72°程度、より好ましくは約70°に設定される。
[2.2.カムの圧力角の調整]
本実施形態に係る情報端末10では、本体12の傾斜角度が所定の角度θth以上となったときに回動軸110に近い位置に情報端末20の支点を移動させ、本体12を回動させるために必要なトルクを低減させる。これにより、回動機構200に要求されるアシストトルクも小さくすることが可能となる。そこで、本実施形態に係る回動機構200は、本体12の傾斜角度が大きくなったときに、回動機構200によって発生するトルクを小さくすることで、スプリングバック現象の発生を回避する。
回動機構200によって発生するトルクの大きさは、カム220に伝達される圧縮ばね130の戻り力の大きさにより決定される。カム220に伝達される圧縮ばね130の戻り力の大きさは、カム220の圧力角を調整することで変更可能である。カム220の圧力角とは、回動軸110に固定された第1カム222の曲面の法線と、第1カム222の曲面に沿って従動する第2カム224の運動方向とのなす角度をいう。搖動運動をするカムの場合、一般に最大圧力角は45°以下に設定される。カム220の圧力角を小さくすることでカム220に伝達される圧縮ばね130の戻り力を小さくすることができる。
本実施形態に係るカム220は、本体12が載置面Sに対して略水平となったときに圧縮ばね130から伝達される戻り力が小さくなるように、圧力角が調整されている。図10および図11に示すように、第1カム222の第1肢部2221の先端部222aの形状が、第2肢部2222の先端部222bの形状よりも丸みを帯びた形状となっている。すなわち、第1肢部2221の先端部222aの曲率は、第2肢部2222の先端部222bの曲率より大きくなっている。
また、第2カム224も、第1カム222と同様、第1肢部2241の先端部224aの形状が、第2肢部2242の先端部224bの形状よりも丸みを帯びた形状となっている。すなわち、第1肢部2241の先端部224aの曲率は、第2肢部2242の先端部224bの曲率より大きくなっている。第1カム222および第2カム224をこのような形状とすることにより、本体12の傾斜角度θが90°に近くなったときに発生するトルクを減少させている。
[2.3.本体の傾斜角度と回動機構の発生するトルクとの関係]
情報端末20の支点の切替えおよび回動機構200のカム220の圧力角調整を行うことにより、本実施形態に係る情報端末20の、本体12の傾斜角度θと回動機構200が発生するトルクTとの関係は、図12に示すようになる。図12の一点鎖線は、本体12の傾斜角度θと、摩擦力とバランスが取れて本体12の姿勢が保持される平衡点でのトルクTとの関係を示している。
図12の破線で示すように、本実施形態に係る回動機構200では、本体12の傾斜角度θが所定の角度θthとなるまでは、傾斜角度θの変化に伴う平衡点でのトルクの変化と同じように変化するトルクTを発生させるようにする。本体12の傾斜角度θが所定の角度θthとなると、情報端末20の支点が底面支持部13から脚部15に切り替わる。これにより、情報端末20の支点が回動機構200の回動軸110に近くなり、回動機構200に要求されるトルクが小さくなり、結果として平衡点でのトルクTも小さくなる。
本体12の傾斜角度θが所定の角度θthを超えて大きくされていくと、平衡点でのトルクTはまた増加する。このとき、第1カム222と第2カム224とが、圧力角が小さくなるように先端部の曲率が変更された部分で接するようになる。カム220に伝達される圧縮ばね130の戻り力の増加割合は小さくなり、本体12の正面12aが略水平となったときに回動機構200が発生するトルクは第1の実施形態の回動機構100のときよりも小さくなる。
ここで、平衡点でのトルクと回動機構200が発生するトルクとの差ΔTが静止摩擦力以下であれば、本体12の正面12aが略水平となったときの搖動角度は1°以内となり、スプリングバック現象は発生しない。したがって、本体12の正面12aが略水平となったときのトルクの差ΔTが静止摩擦力以下となるように、カム220の圧力角は調整される。
[2.4.まとめ]
以上、本実施形態に係る情報端末20および回動機構200のカム220の構成とその動作について説明した。情報端末20は、圧縮ばね130、カム220、オイルダンパー150から構成される回動機構200を備えることで、第1の実施形態と同様、本体12の傾斜角度θが小さい場合にも情報端末20の姿勢を安定して保持することができ、本体12の傾斜角度θが大きい場合にも情報端末20の急激な姿勢の変化を回避することができる。
また、カム220の圧力角は、圧縮ばね130が圧縮されるにつれてその戻り力がカム220を回動させる力に変換される割合が低減するように設定される。これにより、本体12とスタンド14とが略水平となったときに発生する圧縮ばね130の反力の発生を低減することができるので、スプリングバック現象の発生を防止でき、軽快で快適な角度調整を実現することができる。この際、本体12の傾斜角度θに応じて情報端末20の支点を切り替えることで、本体12の正面12aが水平に近い状態となったときに平衡点でのトルクを小さくすることができ、回動機構200のトルク調整を容易に行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、回動機構100、200を適用した情報処理装置は、表示部や基板等を備える本体12をスタンド14によって支持する情報端末10、20であったが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、情報処理装置は、ノートブック型パソコンや折り畳み式の移動通信端末、ゲーム機器のように、2つの部材を回動可能に連結して構成される装置であってもよい。本開示の回動機構100、200は、上記情報端末10、20のように回動可能に連結される2つの部材の重量が大きく異なる場合であっても、2つの部材の重量が略同一である場合であっても適用可能である。
また、上記第2の実施形態では、本体12の傾斜角度θに応じて底面支持部13と支点が切り替わる脚部15はスタンド14に設けられたが本技術はかかる例に限定されない。脚部15は、本体12の傾斜角度θが所定の角度θth以上となったときに載置面Sに接触するように回動軸110の近傍に設けられていればよく、本体12の背面12bに設けてもよい。
さらに、上記実施形態では、情報端末10、20には2つの部材の連結部分に2つの回動機構100、200が設けられていたが、本技術はかかる例に限定されない。2つの部材の1つの連結部分に設けられる回動機構は1つであってもよい。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)第1の部材と第2の部材とが回動機構によって連結されており、
前記回動機構は、
回動の中心となる回動軸の軸方向に沿って伸縮する圧縮ばねと、
前記圧縮ばねによって回動され、前記第1の部材および前記第2の部材を回動させるトルクを発生させるカムと、
前記回動軸の回動速度に応じて、前記カムによって発生するトルクに対する負荷を発生させるダンパーと、
を備え、
前記カムの圧力角は、前記圧縮ばねが圧縮されるにつれて前記圧縮ばねの戻り力が前記カムを回動させる力に変換される割合が低減するように設定される、情報処理装置。
(2)前記カムの圧力角は、前記第1の部材と前記第2の部材とが略平行となる位置で、前記圧縮ばねの戻り力が前記カムを回動させる力に変換される割合が低減するように設定される、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記カムの圧力角は、前記第1の部材と前記第2の部材とが略平行となる位置において、前記カムによって発生するトルクと前記回動機構の摩擦力との差が静止摩擦力以下となるように設定される、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記圧縮ばねは、前記カムと前記ダンパーとの間に自然長より圧縮された状態で設けられる、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(5)前記ダンパーは、ロータリー式ダンパーであり、前記回動軸が回動する正方向および逆方向の双方向に作用する、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(6)前記第1の部材に対する前記第2の部材の可動範囲は15°〜90°である、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)前記第2の部材が載置面されているとき、前記載置面に対する前記第1の部材の傾斜角度が所定の傾斜角度となるまでの間と、前記第1の部材の傾斜角度が所定の傾斜角度以上であるときとにおいて、前記載置面に接触する前記情報処理装置の回動の支点が切り替わる、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)前記情報処理装置の回動の支点が切り替わる所定の傾斜角度は65°〜85°である、前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)前記第1の部材と前記第2の部材とが重ね合わせられる場合、前記第1の部材と前記第2の部材とが離隔される場合、それぞれにおいて前記回動機構が連動して作動する、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(10)前記第1の部材は前記情報処理装置の本体であり、
前記第2の部材は前記本体の背面に回動自在に設けられ、前記本体を支持するスタンドであり、
前記情報処理装置が載置される載置面と接する前記本体の下部には、前記載置面に対する前記本体の傾斜角度が所定の傾斜角度となるまでの間、前記本体の回動の支点となる第1の支持部が設けられ、
前記本体の背面または前記スタンドには、前記本体の傾斜角度が所定の傾斜角度以上となったときに前記本体の回動の支点となる第2の支持部が設けられる、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
10、20 情報端末
12 本体
13 底面支持部
14 スタンド
15 脚部
16 支持部
100、200 回動機構
110 回動軸
120、220 カム
122、222 第1カム
124、224 第2カム
130 圧縮ばね
140 固定部材
142 プレート部
144 ばね固定部
150 オイルダンパー
S 載置面

Claims (10)

  1. 第1の部材と第2の部材とが回動機構によって連結されており、
    前記回動機構は、
    回動の中心となる回動軸の軸方向に沿って伸縮する圧縮ばねと、
    前記圧縮ばねによって回動され、前記第1の部材および前記第2の部材を回動させるトルクを発生させるカムと、
    前記回動軸の回動速度に応じて、前記カムによって発生するトルクに対する負荷を発生させるダンパーと、
    を備え、
    前記カムの圧力角は、前記圧縮ばねが圧縮されるにつれて前記圧縮ばねの戻り力が前記カムを回動させる力に変換される割合が低減するように設定される、情報処理装置。
  2. 前記カムの圧力角は、前記第1の部材と前記第2の部材とが略平行となる位置で、前記圧縮ばねの戻り力が前記カムを回動させる力に変換される割合が低減するように設定される、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記カムの圧力角は、前記第1の部材と前記第2の部材とが略平行となる位置において、前記カムによって発生するトルクと前記回動機構の摩擦力との差が静止摩擦力以下となるように設定される、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記圧縮ばねは、前記カムと前記ダンパーとの間に自然長より圧縮された状態で設けられる、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記ダンパーは、ロータリー式ダンパーであり、前記回動軸が回動する正方向および逆方向の双方向に作用する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の部材に対する前記第2の部材の可動範囲は15°〜90°である、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2の部材が載置面されているとき、前記載置面に対する前記第1の部材の傾斜角度が所定の傾斜角度となるまでの間と、前記第1の部材の傾斜角度が所定の傾斜角度以上であるときとにおいて、前記載置面に接触する前記情報処理装置の回動の支点が切り替わる、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置の回動の支点が切り替わる所定の傾斜角度は65°〜85°である、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の部材と前記第2の部材とが重ね合わせられる場合、前記第1の部材と前記第2の部材とが離隔される場合、それぞれにおいて前記回動機構が連動して作動する、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1の部材は前記情報処理装置の本体であり、
    前記第2の部材は前記本体の背面に回動自在に設けられ、前記本体を支持するスタンドであり、
    前記情報処理装置が載置される載置面と接する前記本体の下部には、前記載置面に対する前記本体の傾斜角度が所定の傾斜角度となるまでの間、前記本体の回動の支点となる第1の支持部が設けられ、
    前記本体の背面または前記スタンドには、前記本体の傾斜角度が所定の傾斜角度以上となったときに前記本体の回動の支点となる第2の支持部が設けられる、請求項1に記載の情報処理装置。
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