JP2015031962A - 読取装置および情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の文字認識対象がある面を特定できない場合の,文字認識にかかる処理負荷を低減する技術を提供すること。【解決手段】MFP100は,OCR処理等の文字認識を行うことが可能であって,先ず,原稿の一方の面(第1面)の読取データに基づいて文字認識を行う。そして,その文字認識の結果に基づいて差出人情報を解析する。そして,差出人情報の有無を判断し,差出人の記載が無い場合に,反対の面(第2面)の読取データに基づいて文字認識を行う。そして,その文字認識の結果に基づいて差出人情報を抽出する。【選択図】 図5

Description

本発明は,原稿の画像を読み取って読み取った原稿の文字認識を行う読取装置および読取データに基づいて文字認識を行う情報処理装置に関する。
従来から,原稿の画像を読み取る読取装置であって,特定の原稿を読み取った画像データに対して文字認識処理を行う技術が知られている。例えば,郵便はがきを読み取り,宛名を文字認識によって取得する技術が知られている。
前述した郵便はがきを読み取る技術としては,例えば,特許文献1に開示されている技術がある。具体的に特許文献1では,郵便はがきの宛名面全体の画像データから宛名が記載されている領域を検出し,検出された領域について文字認識処理を行って宛名を取得する技術が開示されている。
特開平9−75858号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,郵便はがきの差出人の記載は,宛名面にある場合もあればその反対面である通信面にある場合もある。このように文字認識対象がある面を特定できない場合,両面を毎回読み取り,両面に対して文字認識を行うと,文字認識にかかる処理負荷が大きくなる。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,原稿の文字認識対象がある面を特定できない場合の,文字認識にかかる処理負荷を低減する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた読取装置は,原稿の画像を読み取る読取部と,制御部とを備え,前記制御部は,前記読取部で読取対象となった前記原稿の一方の面である第1面の読取データに基づいて文字認識を行う第1面文字認識処理と,前記第1面文字認識処理の結果に基づいて前記第1面の読取データに差出人の記載が有るか否かを判断する判断処理と,前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断したことを条件として,前記原稿の前記第1面と反対の面である第2面の読取データに基づいて文字認識を行う第2面文字認識処理とを実行することを特徴としている。
本明細書に開示される読取装置は,文字認識を行うことが可能な読取装置であって,先ず,原稿となる郵便はがきの一方の面(第1面)の読取データに基づいて文字認識を行う。そして,その文字認識の結果に基づいて差出人の記載の有無を判断し,差出人の記載が無い場合に,反対の面(第2面)の読取データに基づいて文字認識を行う。
すなわち,本明細書に開示される読取装置は,始めに文字認識を行った第1面について差出人の記載が無いと判断したことを条件として,反対の面である第2面の文字認識を行う。このことから,第1面について差出人の記載が有れば,第2面の文字認識を行わない。そのため,第2面について文字認識を行う機会が減り,文字認識についての処理負荷
を軽減できる。
なお,第2面の読み取りについては,第1面に差出人の記載が無いと判断したことを条件としてもよいし,判断前に読み取りを開始してもよい。つまり,原稿の読み取りは,第1面が先であっても第2面が先であってもよい。第1面の差出人の判断前に第2面の読み取りを行う場合には,第2面の文字認識についてはその判断結果を待ってから行う。
また,前記制御部は,前記判断処理にて,前記第1面の読取データの特定領域に文字が有れば,前記読取データに差出人の記載が有ると判断するとよい。差出人の記載は,例えば,差出人の郵便番号欄,切手,年賀マークから特定される領域に文字があれば,その読取データに記載されている可能性が高い。そのため,そのような特定の領域に文字の記載あれば,差出人の記載があると判断する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記判断処理にて,前記第1面文字認識処理によって,差出人の郵便番号欄に相当する前記特定領域に数字が有れば,前記読取データに差出人の記載が有ると判断するとよい。差出人の郵便番号欄が存在し,その差出人の郵便番号欄に数字が記載されている場合には,差出人の情報が記載されている可能性が高い。
また,前記制御部は,前記第1面文字認識処理の結果に基づいて文字が縦書きか文字が横書きかを判断する文字列方向判断処理を実行し,前記文字列方向判断処理にて文字が縦書きと判断された場合には,前記第1面の読取データのうち縦書きで差出人の情報が記載される領域である縦書差出人領域に差出人の記載が有るか否かを判断し,前記文字列方向判断処理にて文字が横書きと判断された場合には,前記第1面の読取データのうち横書きで差出人の情報が記載される領域である横書差出人領域に差出人の記載が有るか否かを判断するとよい。縦書きか横書きかによって,差出人の情報が記載される領域が異なる傾向にある。そのため,縦書きと横書きとでそれぞれ別の差出人領域を設けることで,差出人の記載の有無を判断できる。なお,縦書差出人領域としては,例えば,差出人郵便番号欄の右端よりも左側であって切手や年賀マークの下端よりも下側の領域が該当し,横書差出人領域としては,例えば,切手や年賀マークの下端よりも下側の領域のうちのさらに下半分の領域が該当する。縦書き横書きの判断は,例えば,黒色領域の分布で,縦方向が長い領域が多ければ縦書きと判断し,横方向が長い領域が多ければ横書きと判断する。
また,前記制御部は,文字が集合する領域である文字領域を複数抽出する抽出処理と,前記抽出処理にて抽出された各文字領域の文字認識率を算出する算出処理とを実行し,前記判断処理では,前記算出処理により算出された文字認識率が他の文字領域と比較して低い文字領域があれば前記読取データに差出人の記載が有ると判断するとよい。文字認識率は,文字として認識できればよく,差出人の情報としての正当性は問わなくてよい。差出人の情報は,宛名の情報よりも小文字で記載される傾向にある。そのため,小文字の領域,すなわち文字認識率が低い文字領域があれば,当該文字領域に差出人の情報が有ると推測できる。
また,本明細書に開示される読取装置は,原稿を前記読取部に搬送する搬送機構と,前記読取部に読み取られた原稿を,読み取り面を反転させて再度前記読取部の読取位置に搬送する反転機構とを備え,前記制御部は,前記第1面文字認識処理にて,前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断したことを条件として,前記反転機構を介して前記第1面が読み取られた後の原稿を反転させ,前記読取部に再度当該原稿の第2面を読み取らせ,前記第2面の読取結果となる読取データに基づいて文字認識を行うとよい。第1面に差出人の記載が無いことを条件に第2面の読み取りを行うことから,反転読み取りにかかる負荷も軽減できる。
また,本明細書に開示される読取装置は,原稿を前記読取部に搬送する搬送機構を備え,前記読取部は,前記搬送機構による搬送路上に,原稿の第1面を読み取る第1読取部および当該原稿の第2面を読み取る第2読取部を備え,前記制御部は,前記第1読取部により原稿の第1面を読み取らせた後,前記第1面文字認識処理を実行し,前記第1面文字認識処理にて,前記判断処理にて前記第1面の読取データに差出人の記載が無いと判断したことを条件として,前記第2読取部により読み取った前記第2面の読取データに基づいて文字認識を行うとよい。両面読み取りを行う場合に,第1読取部および第2読取部によって原稿の搬送向きを変えることなく1回の搬送で原稿の両面の画像を読み取る読取装置について,第1面に差出人の記載が無いことを条件に第2面の文字認識を行うことから,上記構成の装置であっても文字認識についての処理負荷を軽減できる。
また,前記制御部は,前記判断処理にて差出人の記載が有ると判断した場合には,前記第1面文字認識処理で認識した差出人の情報を出力し,前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断した場合には,前記第2面文字認識処理で認識した差出人の情報を出力する出力処理を実行するとよい。出力方法は,例えば,操作パネル等の表示部での表示,特定のデバイスへのファイル送信が該当する。差出人の情報を出力することで,ユーザが差出人の情報を認識できる。
また,本明細書では,原稿の一方の面である第1面の読取データである第1読取データと,前記原稿の他方の面の読取データである第2読取データとを取得する取得部と,制御部とを備え,前記制御部は,前記第1読取データに基づいて文字認識を行う第1面文字認識処理と,前記第1面文字認識処理の結果に基づいて前記第1読取データに差出人の記載が有るか否かを判断する判断処理と,前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断したことを条件として,前記第2読取データに基づいて文字認識を行う第2面文字認識処理とを実行することを特徴とする情報処理装置が開示されている。
また,前記制御部は,前記判断処理にて差出人の記載が有ると判断した場合には,前記第1面文字認識処理で認識した差出人の情報を出力し,前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断した場合には,前記第2面文字認識処理で認識した差出人の情報を出力する出力処理を実行するとよい。
本発明によれば,原稿の文字認識対象がある面を特定できない場合の,文字認識にかかる処理負荷を低減する技術が実現される。
実施の形態にかかる複合機の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態にかかる複合機の,画像読取部の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかる複合機の電気的構成を示すブロック図である。 郵便はがきの宛名面の構成を示す図である。 複合機が実行する差出人取得処理の手順を示すフローチャートである。 複合機が実行する差出人解析処理の手順を示すフローチャートである。 郵便はがきの宛名面の,縦書きの記載例を示す図である。 郵便はがきの宛名面の,横書きの記載例を示す図である。 郵便はがきの通信面の構成を示す図である。 アプリケーションプログラムが実行する差出人取得処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる印刷装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,原稿の画像を読み取る読取機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
[MFPの全体構成]
実施の形態のMFP100は,図1に示すように,シートに画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る画像読取部20とを備えている。また,画像読取部20の前面側には,液晶ディスプレイからなる表示部41と,スタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群42とを備えた操作パネル40が設けられ,この操作パネル40により動作状況の表示やユーザによる入力操作が可能になっている。
[画像読取部の構成]
画像読取部20は,図2に示すように,原稿の画像を読み取るスキャナ部21と,原稿の自動搬送を行うADF(Auto Document Feeder:自動原稿供給装置)22とを備えている。スキャナ部21は,その上面に位置する透明なプラテンガラス23,24と,その内部に位置する第1イメージセンサ251とを備えている。第1イメージセンサ251は,読取部あるいは第1読取部の一例である。
ADF22は,読み取り前の原稿を収容する原稿トレイ221と,読み取り後の原稿を収容する排出トレイ222と,第1イメージセンサ251が読み取る面とは反対側の面を読み取る第2イメージセンサ252と,原稿を搬送する各種の搬送ローラとを備えている。第2イメージセンサ252は,第2読取部の一例である。具体的に,原稿トレイ221は,排出トレイ222の上方に設けられている。そして,ADF22は,原稿トレイ221に載置された原稿を搬入ローラ271によって1枚ずつ取り出し,その原稿の読み取りが行われた後,その原稿を排紙ローラ272によって排出トレイ222上に排出する。また,ADF22は,スキャナ部21の上方を開閉可能に覆い,プラテンガラス24上に載置された原稿に対する原稿押さえカバーとしての機能も兼ねる。
原稿の読取方式としては,フラットベッド(原稿固定走査)方式と,ADF(原稿移動走査)方式とがある。フラットベッド方式の場合,原稿を1枚ずつプラテンガラス24(以下,「FBガラス24」とする)上に載置する。その状態で,第1イメージセンサ251が副走査方向(主走査方向に直交方向,図2の矢印A方向)に移動し,その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。
一方,ADF方式の場合,原稿を纏めて原稿トレイ221に載置する。そして,第1イメージセンサ251がプラテンガラス23(以下,「ADFガラス23」とする)に対向する位置に移動し,固定される。その状態で,原稿が第1イメージセンサ251の読取位置に搬送され,その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。なお,ADF22内の第2イメージセンサ252は,主に両面読み取りを行う際に利用される。
続いて,ADF22について詳説する。ADF22の内部には,各種のローラよって原稿トレイ221と排出トレイ222とを連結する略U字形状の搬送路27が設けられている。具体的に,ADF22の搬送路27は,搬入ローラ271によって原稿トレイ221からADF22内に取り込まれた原稿が,幾つものローラを経由してUターンし,ADFガラス23上を通って排紙ローラ272によって排出トレイ222に送り出される経路を構成している。そして,ADFガラス23上の通過時に,第1イメージセンサ251によって原稿の一方の面の画像が読み取られる。搬送路27は,搬送機構の一例である。
また,ADF22は,原稿の両面の画像の読み取りを行うための両面読取機構を備える。具体的に,ADF22は,両面読取の読取方式として,原稿の一方の面を読み取った後,原稿を反転させて他方の面を読み取る反転読取方式と,原稿を反転させることなく1
回の搬送で両面を読み取る非反転読取方式とがある。
図2中の搬送路28は,一方の面の画像読み取りが行われた原稿の,他方の面にも画像読み取りが行われるように,第1イメージセンサ251上を通過した原稿を再度第1イメージセンサ251上に搬送する,反転読取方式用の搬送経路である。具体的に,ADF22の内部には,第1案内フラップ282と,第2案内フラップ283とが設けられている。搬送路28は,搬送路27の第1イメージセンサ251よりも下流の位置から分岐し,第1案内フラップ282から第2案内フラップ283を経由して,搬送路27の第1イメージセンサ251よりも上流の位置に合流する経路になる。搬送路28は,反転機構の一例である。
反転読取方式の両面読み取りでは,原稿トレイ221から原稿が搬送路27に送り出される。そして,送り出された原稿が第1イメージセンサ251の読取位置を通過する際,第1イメージセンサ251によって原稿の第1面の画像が読み取られる。
その後,その原稿を,排紙ローラ272まで案内し,排紙ローラ272がその原稿を挟持した状態で搬送を停止させる。そして,排紙ローラ272の回転方向を逆転させ,原稿の搬送向きを反転させ,第1案内フラップ282および第2案内フラップ283の向きを切り換える。そして,反転搬送を開始した原稿を,第1案内フラップ282によって搬送路28に案内し,搬送路28を経由して,第2案内フラップ283によって搬送路27に案内する。原稿を搬送路27に戻した後は,第1案内フラップ282および第2案内フラップ283の向きを元に戻す。
搬送路27に戻った原稿は,再び第1イメージセンサ251の読取位置まで導かれる。これにより,第1イメージセンサ251によって第1面の反対側の面である第2面の画像が読み取られる。すなわち,反転読取方式では,第1イメージセンサ251によって原稿の両面の画像が読み取られる。その後,原稿は,排紙ローラ272によって排出トレイ222に排出される。
一方,非反転読取方式の両面読み取りでは,原稿トレイ221から原稿が1枚ずつ送り出され,第1イメージセンサ251の読取位置で原稿の第1面が読み取られ,第2イメージセンサの読取位置で原稿の第2面が読み取られる。すなわち,2つのイメージセンサ251,252によって,1回の搬送で原稿の両面が読み取られる。その後,原稿は,反転搬送されることなく,排紙ローラ272から排出トレイ222に排出される。
MFP100は,両面読み取りの読取設定として,反転読取方式と非反転読取方式との一方を操作パネル40を介して選択することができ,その選択に従って両面読み取り時の読取方式を決定する。
[画像処理システムの構成]
続いて,画像処理システム900について説明する。本形態の画像処理システム900は,前述したMFP100と,MFP100と通信可能に接続するパーソナルコンピュータ(PC)200とを備えている。以下,画像処理システム900を構成するMFP100およびPC200の電気的構成について説明する。
MFP100は,図3に示すように,各種処理を実行するCPU31と,プリンタ200の起動時にCPU31が行う起動処理のプログラム(BIOS)等を記憶したROM32と,CPU31が各種処理を行う際に一時的な記憶領域として利用されるRAM33と,各種のプログラムやデータを記憶したNVRAM(Non Volatile RAM)34とを有するコントローラ30を備えている。なお,コントローラ30は,CPU31等,MF
P100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアと表すとは限らない。CPU31は,印刷装置の制御部の一例である。なお,コントローラ30が印刷装置の制御部であってもよい。
また,MFP100のROM32には,BIOSの他,文字を認識する文字認識(OCR:Optical Character Reader)プログラムが記憶されている。OCRプログラムは,画像読取部20で読み取った画像データである読取データと,前もって記憶したパターンとの照合によって文字を認識する。
また,MFP100は,画像形成部10と,画像読取部20と,操作パネル40と,ネットワークインターフェース37とを有し,これらがCPU31によって制御される。ネットワークインターフェース37は他装置とLANケーブルを介して通信を行うためのハードウェアである。
また,MFP100は,ネットワークインターフェース37を介して,パーソナルコンピュータ(PC)200と接続し,MFP100とPC200とで画像処理システム900を構成している。画像処理システム900を構成する画像処理装置,PCはそれぞれ何台接続されていてもよい。また,画像処理システム900には,その他の情報処理装置や画像処理装置を接続してもよい。
PC200は,各種処理を実行するCPU51と,当該PC200の起動時にCPU51が行う起動処理のプログラム(BIOS)等を記憶したROM52と,CPU51が各種処理を行う際に一時的な記憶領域として利用されるRAM53と,各種のプログラムやデータを記憶したハードディスクドライブ(HDD)54とを備え,これらを含むコントローラ50によってPC200の各構成要素が制御される。なお,コントローラ50は,CPU51等,PC200の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にPC200に存在する単一のハードウェアと表すとは限らない。CPU51は,情報処理装置の制御部の一例である。なお,コントローラ50が情報処理装置の制御部であってもよい。
また,PC200は,キーボードやマウス等からなる入力部61と,液晶ディスプレイ等からなる表示部62と,ネットワークインターフェース57とを備え,これらがCPU51と電気的に接続され,これらがCPU51によって制御される。ネットワークインターフェース57はLANケーブルを介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。
HDD54には,オペレーティングシステム(OS)と,アプリケーションプログラム(文書作成ソフト,作図ソフト,表計算ソフト,写真データ編集ソフト等)と,MFP100を制御するデバイスドライバとが記憶されている。
PC200は,MFP100に対して印刷ジョブや読取ジョブを送信する。例えば,読取ジョブを送信した場合,MFP100が原稿の読み取りを開始し,原稿の画像データである読取データがMFP100からPC200に送信される。PC200は,読取データを受信すると,所定のフォルダに当該読取データを記憶する。
[郵便はがきの読み取り]
続いて,MFP100による,郵便はがきに記載されている差出人情報の取得について説明する。郵便はがきは,一方の面に宛名となる氏名および住所が記載される。本明細書では,宛名が記載される面を「宛名面」とする。
図4に示すように,一般的な郵便はがき80の宛名面には,上方右側に位置し,宛先の郵便番号を記載するための四角形が並置された領域である宛先郵便番号欄81や,上方左側に位置し,郵便切手が貼付もしくは印刷された領域である切手欄82や,下側左側に位置し,差出人の郵便番号を記載するための四角形が並置された領域である差出人郵便番号欄84がある。そのため,これらの欄の有無に基づいて,宛名面か,その反対側の面である「通信面」かを判断できる。なお,郵便はがきのうち,図4に示した年賀はがきのような特定種類のはがきの場合であれば,そのはがき特有の領域(年賀はがきであれば,抽選番号欄88や年賀マーク欄89)の有無を宛名面であるか否かの判断に利用してもよい。
宛名面には,宛名が記載される。そのため,読取データから宛名の情報を取得する場合には,例えば,宛名面を読み取った読取データに対してOCR処理を行い,宛先郵便番号欄81の下端よりも下方に位置する所定の領域83に記載されている文字を認識することで取得できる。
一方で,差出人の記載については,必ずしも宛名面に記載されるとは限らない。すなわち,宛名面に記載されている場合もあれば通信面に記載される場合もある。そこで,MFP100では,始めに宛名面に対してOCR処理を行い,その結果に基づいて差出人の記載の有無を判断する。そして,差出人の記載が無いと判断した場合に,通信面に対してOCR処理を行い。その結果から差出人情報を取得する。
[差出人取得処理]
[第1の形態]
続いて,MFP100にて,前述した差出人情報の取得動作を実現する差出人取得処理について,図5のフローチャートに基づいて説明する。MFP100は,操作パネル40にて,差出人情報の取得を指示するボタンの入力を受け付ける。本形態の差出人取得処理は,MFP100がそのボタンの入力を受け付けたことを契機に,CPU31によって実行される。
なお,第1の形態の差出人取得処理では,宛名面が上向きにセットされた郵便はがきを読み取ることを前提としている。そのため,MFP100は,差出人情報の取得指示を入力するに際し,宛名面を上向きにして,読取対象の郵便はがきを原稿トレイ221にセットするように,操作パネル40に報知する。
第1の形態の差出人取得処理では,先ず,郵便はがきの両面を読み取る際の読取設定として,反転読取方式が選択されたか否かを判断する(S101)。読取設定は,読取指示を入力する前にユーザ操作によって設定される。
反転読取方式が選択されていた場合には(S101:YES),ADF22によって原稿トレイ221から読取対象の原稿となる郵便はがきを搬入し,反転読取方式による郵便はがきの搬送を開始する(S102)。
郵便はがきの搬送を開始した後は,その郵便はがきの一方の面である第1面を第1イメージセンサ251に読み取らせる(S103)。なお,ユーザが正しく郵便はがきをセットしていれば第1面は宛名面となるが,必ずしもユーザが宛名面を上向きにセットしているとは限らない。そのため,S103で読み取られる面を「第1面」とする。その後,その郵便はがきを排紙ローラ272まで搬送し,その郵便はがきを排紙ローラ272で挟持した状態で郵便はがきの搬送を停止させる(S104)。
その後,第1イメージセンサ251で読み取った第1面の読取データに対してOCR処理を行う(S105)。S105は,第1面文字認識処理の一例である。そして,そのOCR処理の結果に基づいて差出人情報を取得する差出人解析処理を実行する(S106)。
ここで,S106の差出人解析処理について,図6のフローチャートを参照しつつ説明する。差出人解析処理では,先ず,差出人の郵便番号を取得する(S161)。具体的には,読取データから差出人郵便番号欄84(図4参照)を抽出し,差出人郵便番号欄84に記載されている文字,より具体的には数値を取得する。
次に,差出人の郵便番号となる数字を取得できたか否かを判断する(S162)。差出人の郵便番号となる数字を取得できた場合には(S162:YES),差出人郵便番号欄84の右端よりも左側であって,差出人郵便番号欄84の上端よりも上方かつ切手欄82(あるいは年賀マーク欄89)の下端よりも下方の領域85には,差出人の住所,氏名等の差出人情報が記載されている可能性が高いと判断できる。そこで,領域85に記載されている文字列を差出人情報として取得する(S181)。
一方,差出人の郵便番号となる数字を取得できなかった場合(S162:NO),例えば,差出人郵便番号欄84に郵便番号が記載されていない場合や,差出人郵便番号欄84が特定できなかった場合には,縦書きか横書きかを判断する(S163)。S163は,文字列方向判断処理の一例である。
S163の判断は,例えば,OCR処理によって読み取られた文字列の配置に基づいて行う。縦書きの場合,図7に示すように,文字列が記載されている領域を抽出すると,各領域(図7中のハッチングされた各領域)が縦長になる傾向にある。一方,横書きの場合,図8に示すように,文字列が記載されている領域を抽出すると,各領域(図8中のハッチングされた各領域)が横長になる傾向にある。そのため,文字列が記載されている領域の形状を解析することで,縦書きか横書きかを判断できる。この他,縦書きか横書きかをユーザに問い合わせてもよい。
さらには,縦書きと横書きとで,それぞれ差出人情報が記載される特定領域が異なる傾向にある。例えば,縦書きであれば,図4に示したように,前述した領域85が,縦書き用の特定領域に該当する。一方,横書きであれば,図8に示すように,切手欄82(あるいは年賀マーク欄89)の下端よりも下方であって差出人郵便番号欄84の上端よりも上側にある領域90のうち,さらに領域90の下半分に位置する領域91が横書き用の特定領域に該当する。そこで,縦書きと判断した場合には(S163:YES),縦書き用の特定領域から文字列を取得する(S164)。横書きと判断した場合には(S163:NO),横書き用の特定領域から文字列を取得する(S171)。
S164あるいはS171の後,S164あるいはS171によって文字列を取得できたか否かを判断する(S165)。文字列が取得できた場合には(S165:YES),取得した文字列を差出人情報として取得する(S181)。
一方,文字列が取得できなかった場合には(S165:NO),所定数以上の文字が連続して記載されている領域である文字領域を複数抽出する(S166)。S166は,抽出処理の一例である。そして,各文字領域の文字の認識率を算出する(S167)。S167は,算出処理の一例である。すなわち,差出人の記載は,宛名の記載と比較して文字サイズが小さく,文字の認識率が宛名と比較して低い傾向にある。そこで,文字の認識率が所定値より低い文字領域が有るか否かを判断する(S168)。なお,文字認識率は,文字として認識できればよく,差出人の情報としての正当性は問わない。
文字の認識率が所定値より低い文字領域が有る場合には(S168:YES),該当する文字領域から文字列を取得し,取得した文字列を差出人情報として取得する(S181)。一方,文字の認識率が所定値より低い文字領域が無い場合には(S168:NO),差出人情報は取得されず,差出人不明のまま差出人解析処理を終了する。S181の後は,差出人情報を取得した状態で,差出人解析処理を終了する。
図5の差出人取得処理の説明に戻り,S106の差出人解析処理の後は,その差出人解析処理によって差出人情報が取得できたか否かを判断する(S111)。S111は,判断処理の一例である。差出人情報が取得できた場合には(S111:YES),排紙ローラ272で挟持した状態で搬送を停止していた郵便はがきの搬送を再開し,当該郵便はがきを排紙222に排紙する(S116)。すなわち,第2面を読み取らずに排紙する。
S116の後は,S181において取得した差出人情報を出力する(S141)。出力方法としては,例えば,指定されたフォルダへのファイル保存,操作パネル40への表示,指定されたデバイスやクラウドサーバへのファイル送信が該当する。取得した差出人情報は,例えば,返信用はがきを作成する際に,宛名情報として利用できる。なお,通信面でも差出人情報が取得できなかった場合には,エラーを報知する。S141の後は,差出人取得処理を終了する。
一方,差出人情報が取得できなかった場合には(S111:NO),排紙ローラ272を逆回転させて郵便はがきの搬送を再開し,搬送路28への反転搬送を開始する(S112)。
郵便はがきが搬送路27に戻った後は,その郵便はがきの他方の面である第2面を第1イメージセンサ251に読み取らせる(S113)。なお,ユーザが操作パネル40の表示に従って郵便はがきをセットしていれば第2面は通信面となる。その後,第1イメージセンサ251で読み取った第2面の読取データに対してOCR処理を行う(S114)。S114は,第2面文字認識処理の一例である。
S114の後,S114でのOCR処理の結果に基づいて差出人情報を抽出する(S115)。通信面における差出人情報は,通信面の左端付近や下端付近に記載されている傾向にある。そのため,例えば,図9に示すように,通信面の左下に位置する特定領域95に記載されている文字列を差出人情報として取得する。また,例えば,郵便マーク「〒」から始まる文字列を差出人情報として取得してもよい。S115を開始した後は,郵便はがきを排紙222に排紙する(S116)。そして,S115において抽出した差出人情報を出力する(S141)。すなわち,S141では,S181にて第1面の読取データから差出人情報が取得できればその差出人情報を出力し,第1面の読取データから差出人情報が取得できなければS115にて第2面の読取データから抽出した差出人情報を出力する。S141は,出力処理の一例である。
また,反転読取方式が選択されていない場合には(S101:NO),ADF22によって原稿トレイ221から読取対象の原稿となる郵便はがきを搬入し,非反転読取方式による郵便はがきの搬送を開始する(S121)。
郵便はがきの搬送を開始した後は,その郵便はがきの他方の面である第2面を第2イメージセンサ252に読み取らせ(S122),一方の面である第1面を第1イメージセンサ251に読み取らせる(S123)。なお,本形態のMFP100では,第2イメージセンサ252が第1イメージセンサ251よりも上流に配置されているため,第2イメージセンサ252での読み取りを第1イメージセンサ251での読み取りよりも先に開始しているが,逆順であっても同時であってもよい。両面とも読み取り終えた後は,当該郵便はがきを排紙トレイに排紙する(S124)。
その後,S123で読み取った第1面の読取データに対してOCR処理を行う(S125)。そして,そのOCR処理の結果に基づいて差出人情報を取得する差出人解析処理を実行する(S126)。S126での差出人解析処理は,S106と同様である。
S126の後は,差出人情報が取得できたか否かを判断する(S131)。差出人情報が取得できなかった場合には(S131:NO),S122で読み取った第2面の読取データに対してOCR処理を行う(S132)。その後,S132でのOCR処理の結果に基づいて差出人情報を抽出する(S133)。S133での差出人情報の抽出は,S115と同様である。S133の後,あるいは差出人情報が取得できた場合には(S131:YES),差出人情報を出力する(S141)。S141の後,差出人取得処理を終了する。
[第2の形態]
続いて,差出人取得処理の別形態について,図10のフローチャートに基づいて説明する。本形態では,PC200にOCR処理を実行するプログラムがインストールされている。そして,MFP100で読み取った読取データについて,PC200でOCR処理を行い,PC200が差出人情報を取得する。この点,MFP100がOCR処理を行い,MFP100が差出人情報を取得する第1の形態と異なる。本形態の差出人取得処理は,PC200にインストールされているアプリケーションプログラムにより,読取データの差出人情報の取得指示を受け付けたことを契機に,CPU51によって実行される。
第2の形態の差出人取得処理では,先ず,郵便はがきの読取データを取得する(S201)。本形態の差出人取得処理では,あらかじめMFP100が郵便はがきの両面を読み取っており,2面分の読取データがあることを前提としている。そのため,宛名面および通信面の各々の読取データの保存先をユーザに選択させ,選択された保存先から各々読取データを読み出す。
次に,S201で取得した読取データのうち,宛名面の読取データに対してOCR処理を行う(S202)。そして,そのOCR処理の結果に基づいて差出人情報を取得する差出人解析処理を実行する(S203)。S203での差出人解析処理は,図5のS106と同様である。
S203の後は,差出人情報が取得できたか否かを判断する(S211)。差出人情報が取得できなかった場合には(S211:NO),S201で取得した読取データのうち,通信面の読取データに対してOCR処理を行う(S212)。その後,S212でのOCR処理の結果に基づいて差出人情報を抽出する(S213)。S213での差出人情報の抽出は,図5のS115と同様である。S213の後,あるいは差出人情報が取得できた場合には(S211:YES),差出人情報を出力する(S214)。S214の後,差出人取得処理を終了する。
以上詳細に説明したようにMFP100あるいはPC200での差出人取得処理では,始めに第1面の文字認識(OCR処理)を行い,その第1面について差出人の記載が無いと判断したことを条件として,反対の面である第2面の文字認識(OCR処理)を行う。このことから,第1面について差出人の記載が有れば,第2面の文字認識を行わない。そのため,第2面について文字認識を行う機会が減り,文字認識についての処理負荷を軽減できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,スキャナ,ファクシミリ装置等,読み取り機能を備えるものであれば適用可能である。
また,実施の形態では,反転読取方式として,反転読取方式と非反転読取方式との2つの読取方式が可能であるが,いずれか一方のみであってもよい。また,自動両面搬送機構を備えていなくてもよい。例えば,フラットベッド方式で宛名面(第1面)を読み取って差出人情報を解析し,その読取データに差出人情報が無ければ,再度フラットベッド方式で通信面を読み取って差出人情報を抽出してもよい。
また,実施の形態では,図6の差出人解析処理として,差出人郵便番号,縦書き横書きごとの特定領域内の文字列,文字認識率,の3つの解析を行っているが,必ずしも全てを解析する必要はない。それらのうち2つを解析するとしてもよいし,1つを解析するとしてもよい。
また,実施の形態では,宛名情報を取得してないが,差出人取得処理において宛名情報も取得してもよい。すなわち,差出人取得処理では宛名面に対してOCR処理を行うため,例えば,宛先郵便番号欄81の下方の所定の領域83(図4参照)に記載されている文字を認識することで宛名情報を取得できる。宛名情報を取得することで,例えば,宛名ごとに差出人情報の出力先を変えることができ,差出人情報の整理が容易になる。
また,実施の形態では,差出人取得処理を実行する際には,ユーザが宛名面を上向きにセットすることを前提としているが,セットする面を問わない構成であってもよい。この場合,例えば反転読取方式であれば,第1面を読み取った後であって第1面のOCR処理を開始する前に,宛先郵便番号欄81や切手欄82を抽出する画像解析処理を行い,宛名面か否かを判断する。そして,第1面が宛名面であればS106の差出人解析処理を行い,通信面であればS115の差出人情報の抽出を行う。そして,差出人情報が取得できなければ,第2面のOCR処理を行い,第2面が宛名面であればS106の差出人解析処理を行い,通信面であればS115の差出人情報の抽出を行う。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
10 画像形成部
20 画像読取部
100 MFP
200 PC
251 第1イメージセンサ
252 第2イメージセンサ

Claims (10)

  1. 原稿の画像を読み取る読取部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記読取部で読取対象となった前記原稿の一方の面である第1面の読取データに基づいて文字認識を行う第1面文字認識処理と,
    前記第1面文字認識処理の結果に基づいて前記第1面の読取データに差出人の記載が有るか否かを判断する判断処理と,
    前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断したことを条件として,前記原稿の前記第1面と反対の面である第2面の読取データに基づいて文字認識を行う第2面文字認識処理と,
    を実行することを特徴とする読取装置。
  2. 請求項1に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記判断処理にて,前記第1面の読取データの特定領域に文字が有れば,前記読取データに差出人の記載が有ると判断することを特徴とする読取装置。
  3. 請求項2に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記判断処理にて,前記第1面文字認識処理によって,差出人の郵便番号欄に相当する前記特定領域に数字が有れば,前記読取データに差出人の記載が有ると判断することを特徴とする読取装置。
  4. 請求項1に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記第1面文字認識処理の結果に基づいて文字が縦書きか文字が横書きかを判断する文字列方向判断処理を実行し,
    前記文字列方向判断処理にて文字が縦書きと判断された場合には,前記第1面の読取データのうち縦書きで差出人の情報が記載される領域である縦書差出人領域に差出人の記載が有るか否かを判断し,前記文字列方向判断処理にて文字が横書きと判断された場合には,前記第1面の読取データのうち横書きで差出人の情報が記載される領域である横書差出人領域に差出人の記載が有るか否かを判断することを特徴とする読取装置。
  5. 請求項1に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    文字が集合する領域である文字領域を複数抽出する抽出処理と,
    前記抽出処理にて抽出された各文字領域の文字認識率を算出する算出処理と,
    を実行し,
    前記判断処理では,前記算出処理により算出された文字認識率が他の文字領域と比較して低い文字領域があれば前記読取データに差出人の記載が有ると判断することを特徴とする読取装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する読取装置において,
    原稿を前記読取部に搬送する搬送機構と,
    前記読取部に読み取られた原稿を,読み取り面を反転させて再度前記読取部の読取位置に搬送する反転機構と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記第1面文字認識処理にて,前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断したことを条件として,前記反転機構を介して前記第1面が読み取られた後の原稿を反転させ,前記読取部に再度当該原稿の第2面を読み取らせ,前記第2面の読取結果となる読取データに基づいて文字認識を行うことを特徴とする読取装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する読取装置において,
    原稿を前記読取部に搬送する搬送機構を備え,
    前記読取部は,
    前記搬送機構による搬送路上に,原稿の第1面を読み取る第1読取部および当該原稿の第2面を読み取る第2読取部を備え,
    前記制御部は,
    前記第1読取部により原稿の第1面を読み取らせた後,前記第1面文字認識処理を実行し,
    前記第1面文字認識処理にて,前記判断処理にて前記第1面の読取データに差出人の記載が無いと判断したことを条件として,前記第2読取部により読み取った前記第2面の読取データに基づいて文字認識を行うことを特徴とする読取装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記判断処理にて差出人の記載が有ると判断した場合には,前記第1面文字認識処理で認識した差出人の情報を出力し,前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断した場合には,前記第2面文字認識処理で認識した差出人の情報を出力する出力処理を実行することを特徴とする読取装置。
  9. 原稿の一方の面である第1面の読取データである第1読取データと,前記原稿の他方の面の読取データである第2読取データとを取得する取得部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記第1読取データに基づいて文字認識を行う第1面文字認識処理と,
    前記第1面文字認識処理の結果に基づいて前記第1読取データに差出人の記載が有るか否かを判断する判断処理と,
    前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断したことを条件として,前記第2読取データに基づいて文字認識を行う第2面文字認識処理と,
    を実行することを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9に記載する情報処理装置において,
    前記制御部は,
    前記判断処理にて差出人の記載が有ると判断した場合には,前記第1面文字認識処理で認識した差出人の情報を出力し,前記判断処理にて差出人の記載が無いと判断した場合には,前記第2面文字認識処理で認識した差出人の情報を出力する出力処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
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